JPH112590A - 多連チップのラック - Google Patents

多連チップのラック

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JPH112590A
JPH112590A JP15340997A JP15340997A JPH112590A JP H112590 A JPH112590 A JP H112590A JP 15340997 A JP15340997 A JP 15340997A JP 15340997 A JP15340997 A JP 15340997A JP H112590 A JPH112590 A JP H112590A
Authority
JP
Japan
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rack
chips
chip
long storage
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP15340997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Busujima
弘樹 毒島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH112590A publication Critical patent/JPH112590A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ間隔が異なる複数の多連チップ10を
1つのラックで収納可能にする。 【解決手段】 ラック40の上面に,多連チップ10が
挿入される長収納穴41を形成し,当該長収納穴41の
側壁周辺に段差状の保持部42を形成する。そして,多
連チップ10を長収納穴41に挿入し,多連チップホル
ダ30を保持部42に挿嵌する。これにより,チップ2
0の間隔が異なる複数の多連チップ10であっても,1
つのラック40で収納可能になると共に,そのラック4
0に対するチップ20の位置を規定することが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,チップの保持間隔
がそれぞれ異なる多連チップであっても,1つのラック
に収納可能にした多連チップのラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,生化学,バイオ,医療,臨床検査
等の分野においては,試薬等の液体試料を数ミリリット
ルから1マイクロリットルのレベルで定量的に分注する
必要があり,このため高精度に定量分注が可能なピスト
ン式ピペッタ等の分注装置が用いられている。
【0003】また,分注作業の効率向上等の観点から,
同一液体試料を同時に多数分注する必要があり,例え
ば,液体試料を96穴マイクロプレートに分注する場合
には,当該96穴マイクロプレートの間隔に合わせて設
けられた複数のノズルを持つ多連式ピペッタが用いられ
ている。
【0004】図5は,このような多連式ピペッタの構成
を示す側面図である。なお,説明の都合から,プレート
6のみを断面図で示している。ピストン部1の先端に
は,多数のノズル3が設けられたチップ挿着部2が取付
けられ,当該ノズル3には,チップ20が挿着されてい
る。
【0005】チップ20は,図6に示すように,頭部2
1と液部22とにより構成され,頭部21の直径は非常
に小さく(約0.5cm程度),かつ,長さは数センチ
で,略円錐状の外観を有し,液部22の先端部分には液
体試料が出入りする穴23が設けられている。
【0006】そして,当該チップ20を図7に示すよう
なラック8の収納穴9に必要本数垂直に立ててセット
し,その後ラック8と共にチップ20の滅菌処理が行な
われる。
【0007】収納穴9の隣接間隔は,使用するノズル3
の間隔,即ちプレート6の凹所7の間隔に一致して形成
されている。従って,凹所7の間隔の種類に応じて形成
された収納穴9を持つラック8が必要になる。
【0008】滅菌処理は専用の処理装置に搬入して行う
ので,当該搬入により垂直に立ててセットしたチップ2
0が傾むいたりしないように注意して行う必要がある。
【0009】滅菌処理されたチップ20をノズル3に挿
着するには,チップ挿着部2を上方からチップ20の頭
部21に向けて動かし,ノズル3をチップ20に挿入す
ることにより行われる。
【0010】このようにしてチップ20が挿着された多
連式ピペッタを用い,そのピストン5を上動させて液体
試料をチップ20に吸引し,その後当該多連式ピペッタ
をプレート6上に移動させてピストン5を下動すること
により,液体試料をプレート6の凹所7に吐出して分注
処理が行われる。
【0011】なお,チップ20がラック8に傾いてセッ
トされたり,滅菌処理を行う際の搬送等による振動でチ
ップが傾いたりする場合がある。この場合には,図5に
示すチップ24のように傾いて挿着されるようになり,
所定の凹所7に試料を分注することができなくなる。
【0012】このためノズル3へのチップ20の挿着作
業を再度行う必要が生じる。無論,このときは既に挿着
したチップ20は使用できなくなる。
【0013】このような不便,不都合,不経済を改善す
べく,本願発明者は,特願平9−113652号におい
て,複数のチップ20を所定間隔で一体に保持する多連
チップホルダに関する出願をしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな多連チップホルダにより保持されたチップの間隔
は,当然のことながら分注する凹所7の間隔に一致して
いるので,図5に示すような,チップ20がそれぞれ独
自の収納穴9に収納される構成のラック8の場合には,
凹所7の間隔の種類と同じ数のラック8が必要になる問
題がある。
【0015】そこで,本発明は,チップ間隔がそれぞれ
異なる多連チップを1つのラックで収納可能にした多連
チップのラックを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明は,分注装置のノズルに挿着されて液体試料
の分注処理に用いられる複数のチップが保持部材により
所定間隔で一体に保持されてなる多連チップを収納する
ラックにおいて,当該ラックの上面に,長収納穴を形成
し,さらに当該長収納穴の側壁周辺に多連チップの保持
部材が挿嵌する保持部を形成する。そして,複数のチッ
プが一体に保持されてなる多連チップを長収納穴に挿入
し,保持部材を保持部に挿嵌することにより,各チップ
の間隔に関わらず1つのラックで収納可能にすると共
に,当該ラックにおけるチップの位置を規定するように
したことを特徴とする。
【0017】なお,多連チップは,保持部材により個々
のチップを一体に保持した場合のみならず,複数のチッ
プが一体成形された場合をも含み,一体に形成された場
合には各チップを連結する連結部材が保持部材となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。なお,以下の説明においてはチップ20及
び分注装置に関しては従来構成と同じであるので,同一
符号を用いて説明を省略する。
【0019】また,保持部材である多連チップホルダに
より個々のチップ20を一体に保持した場合のみなら
ず,複数のチップ20が一体成形された場合をも含めて
多連チップと記載する。
【0020】そして,以下の説明では,本願発明者が先
に出願(特開平9−113652号)した発明に開示さ
れている多連チップホルダの1つを用いて説明する。し
かし,これは,当該出願にかかる多連チップホルダが,
本願発明の必須構成要件とするものではないことを付言
する。
【0021】先ず,多連チップの構成について説明す
る。図3は多連チップの構成を示したもので,当該多連
チップは,複数のチップ20とこれを保持する多連チッ
プホルダとにより構成されている。
【0022】図3(a)は,多連チップホルダ30によ
りチップ20を保持する際の上面図を示し,図3(b)
は保持したときの上面図,図3(c)はその時の側面図
を示している。
【0023】多連チップホルダ30は,半円状の収納部
38,連結部37及び係合爪33を備えた雄部材31と
半円状の収納部35,連結部36及び爪溝34を備えた
雌部材32とを有し,雄部材31と雌部材32との一方
の端部は,これらの部材により連結されて雄部材31と
雌部材32とが分離しないようになっている。
【0024】そして,所定本数のチップ20を挟むよう
に把持し,係合爪33を爪溝34に係合させて当該チッ
プ20の保持が行われて多連チップ10が構成されてい
る。
【0025】次に,この多連チップ10を収納する本発
明の本実施の形態にかかるラック40を図1及び図2に
基づき説明する。図1は,1つの多連チップ10をラッ
ク40に収納した際の斜視図であり,図2は図1の矢視
AA断面図である。
【0026】ラック40は,ポリプロピレン,ポリカー
ボネート又は耐熱性シリコンゴム等からなる箱状に形成
され,その表面に複数の長収納穴41が多数列設されて
いる。また,当該長収納穴41の側壁周囲には,段差状
に形成された保持部42が設けられている。
【0027】ラック40の内部は,空洞で多連チップ1
0を収納した際に,チップ20の先端部分がラック40
に接触して汚染されないようになっている。
【0028】そして,所望本数のチップ20を把持した
多連チップ10を長収納穴41に挿入し,多連チップホ
ルダ30を保持部42に挿嵌する。
【0029】当該挿嵌により多連チップホルダ30の位
置が規制されて,保持されているチップ20のラック4
0に対する位置が決る。従って,分注装置をラック40
に対して位置決めすればノズル3とチップ20の位置合
せが不要になる。
【0030】また,このように長収納穴41に一括して
多連チップ10が収納されるので,各チップ20の隣接
間隔は問題にならない。よって,1つのラック40で任
意のチップ間隔に設定された多連チップ10を収納する
ことが可能になる。
【0031】なお,上記説明では,多連チップホルダ3
0の長さは,長収納穴41における保持部42の長さに
一致する場合について説明したが,当該保持部42より
短くても良いことは付言するまでもない。
【0032】この場合には,多連チップホルダ30の長
手方向一端を,長収納穴41の長手方向一端に当接させ
ることにより,各チップ20のホルダ40に対する位置
決めが可能になる。
【0033】また,把持するチップ20の数は使用状況
に応じて選択されることは言うまでもない。
【0034】なお,特開平9−113652号において
は,上述した多連チップホルダ以外にも,図4に示すよ
うな構成の多連チップホルダ50(図4(a)参照)及
び多連チップ11(図4(b)参照)が開示されてい
る。
【0035】このような多連チップ11の端部形状は,
チップ20の形状に略等しい円形である。従って,当該
多連チップ11を収納するラックの構成としては,保持
部の端部形状を円形状にすることが好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
側壁周辺に保持部を有する長収納穴を形成して,多連チ
ップを収納した際に,保持部材が保持部に挿嵌するよう
にしたので,各チップの間隔に関わらず1つのラックで
収納可能になると共に,容易にラックにおけるチップの
位置を規定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用されるラック
の斜視図である。
【図2】図1の矢視AA断面図である。
【図3】実施の形態の説明に適用される多連チップの構
成を示す図である。
【図4】他の構成の多連チップホルダの斜視図である。
【図5】多連式ピペッタの構成を示す側面図である。
【図6】チップの構成を示す断面斜視図である。
【図7】従来のラックの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,11 多連チップ 20 チップ 30,50 多連チップホルダ 40 ラック 41 長収納穴 42 保持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分注装置のノズルに挿着されて液体試料
    の分注処理に用いられる複数のチップが保持部材により
    所定間隔で一体に保持されてなる多連チップを収納する
    ラックにおいて,当該ラックの上面に,前記多連チップ
    が挿入される長収納穴が複数列設され,かつ,当該長収
    納穴の側壁周辺に前記保持部材が挿嵌して当該多連チッ
    プの位置を規定,保持する保持部が形成されてなること
    を特徴とする多連チップのラック。
JP15340997A 1997-06-11 1997-06-11 多連チップのラック Pending JPH112590A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7906075B2 (en) 2004-11-02 2011-03-15 Sysmex Corporation Pipette tip rack and pipette tip assembly
CN110127173A (zh) * 2019-06-17 2019-08-16 江西应用技术职业学院 一种地质探勘用风化土取样后存放装置
CN114768908A (zh) * 2022-04-28 2022-07-22 康容生物科技(太仓)有限公司 一种自密封吸头、移液管组件及移液方法

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Effective date: 20040217