JPH11258101A - 自動車のリーク検査装置 - Google Patents

自動車のリーク検査装置

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JPH11258101A
JPH11258101A JP6296198A JP6296198A JPH11258101A JP H11258101 A JPH11258101 A JP H11258101A JP 6296198 A JP6296198 A JP 6296198A JP 6296198 A JP6296198 A JP 6296198A JP H11258101 A JPH11258101 A JP H11258101A
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JP
Japan
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ultrasonic
ultrasonic wave
receiver
automobile
car
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6296198A
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English (en)
Inventor
Takao Shibayama
孝男 柴山
Yoshihiro Noshiro
良弘 野城
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のリーク検査を超音波を利用して行う
装置において、車内に配置する機器の数及び重量を少な
くして、作業者の負荷を軽減する。 【解決手段】 自動車Wの一側のリーク検査区域をロボ
ット11の動きで走査する超音波発音器21と、自動車W
の他側のリーク検査区域をロボット12の動きで走査す
る超音波発音器22とを設け、一側の超音波発音器21
ら放射する超音波の周波数f1と、他側の超音波発音器
2から放射する超音波の周波数f2とを異ならせる。自
動車Wの内側に、共通1個の超音波受音器5と、受音し
た超音波のデータを車外の解析装置7に無線送信するデ
ータ送信器6とを配置する。超音波受音器5で受音した
超音波の放射源たる超音波発音器を解析装置7に組込ん
だf1用とf2用のバンドパスフィルタ711,712によ
り超音波の周波数を弁別して特定し、特定された超音波
受音器の超音波受音器5による超音波受音時点での位置
からリーク箇所を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の水洩れの
原因となるリーク箇所の有無や位置を超音波を利用して
検出する自動車のリーク検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリーク検査装置として、
特開昭63−88424号公報により、自動車の内側に
超音波発音器を配置すると共に、自動車の外側に複数の
超音波受音器を各別の移動機構に取付けて配置し、各超
音波受音器で自動車の各所定のリーク検査区域を走査す
るようにしたものが知られている。これによれば、超音
波受音器がリーク箇所に合致する位置に移動したとき、
リーク箇所を透過した超音波発音器からの超音波を超音
波受音器が受音し、受音時点での超音波受音器の位置か
らリーク箇所が特定される。
【0003】また、上記公報には、自動車の外側に、互
に周波数の異なる超音波を自動車に向けて放射する複数
の超音波発音器を、夫々自動車の各所定のリーク検査区
域を走査するように、各別の移動機構に取付けて配置す
ると共に、自動車の内側に、前記複数の超音波発音器の
夫々の周波数に合わせてチューニングされた複数の超音
波受音器を配置し、超音波受音器による超音波受音時点
での対応する超音波発音器の位置からリーク箇所を特定
するようにしたものも記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の従来例で
は、自動車外側の超音波受音器が工場騒音に含まれる超
音波も受音するため、リーク箇所を透過した超音波をそ
の音圧レベルに基づいて工場騒音に含まれる超音波と峻
別できるよう、超音波発音器の出力を高くする必要があ
る。その結果、超音波発音器が大型化して重くなり、超
音波発音器を自動車の内側に出し入れする作業者に負担
がかかる。
【0005】また、上記後者の従来例では、各超音波受
音器で受音した超音波データを外部機器に無線送信する
個別のデータ送信器が必要となり、自動車の内側にこれ
ら複数の超音波受音器とデータ送信器とを出し入れせざ
るを得なくなり、作業者にかかる負担はむしろ重くな
る。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、作業者の負担
を軽減し得るようにしたリーク検査装置を提供すること
を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、超音波発振器と、自動車のリーク箇所を透過
した超音波発音器からの超音波を受音する超音波受音器
とを備える自動車のリーク検査装置であって、自動車の
外側に、互に周波数の異なる超音波を自動車に向けて放
射する複数の超音波発音器を、夫々自動車の各所定のリ
ーク検査区域を走査するように、各別の移動機構に取付
けて配置するものにおいて、自動車の内側に、共通1個
の超音波受音器と、該超音波受音器で受音した超音波デ
ータを自動車の外側に設けた解析装置に無線送信するデ
ータ送信器とを配置し、解析装置により、超音波受音器
で受音した超音波の放射源たる超音波発音器を超音波の
周波数を弁別して特定し、特定された超音波発音器の超
音波受音器による超音波受音時点での位置からリーク箇
所を特定するようにしている。
【0008】本発明によれば、自動車の内側に出し入れ
するのは共通1個の超音波受音器とデータ送信器だけで
あり、作業者の負担が軽くなる。また、解析装置により
超音波の周波数を弁別して超音波発音器を特定するた
め、誤検知を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は自動車Wのリーク検査ステ
ーションを示しており、該ステーションの自動車搬入位
置の左右両外側に、移動機構たる2台のロボット11
2を配置し、各ロボット11,12の動作端に、自動車
Wに向けて外側から超音波を放射する超音波発音器
1,22と、自動車Wの外表面との間の距離を計測する
レーザー測距器31,32とを取付けている。
【0010】一側のロボット11に取付けた超音波発振
器21は、ロボットコントローラ41による一側のロボッ
ト11の動作で自動車Wの一側のドア周辺といったリー
ク検査区域を走査し、他側のロボット12に取付けた超
音波発振器22は、ロボットコントローラ42による他側
のロボット12の動作で自動車の他側のドア周辺といっ
たリーク検査区域を走査する。この際、各レーザー測距
器31,32の計測データに基づいて各超音波発音器
1,22と自動車Wの外表面との間の距離が一定に保た
れるように各ロボット11,12の位置補正を行う。
【0011】各超音波発音器21,22は、夫々、発振器
2aによりアンプ2bを介して駆動される指向性スピー
カーで構成されている。そして、一側の超音波発音器2
1の発振器2aの発振周波数と、他側の超音波発音器22
の発振器2aの発振周波数とを異ならせ、一側の超音波
発音器21と他側の超音波発音器22とから互に周波数の
異なる超音波が放射されるようにしている。例えば、一
側の超音波発音器21から放射される超音波の周波数f1
を65KHzに設定し、他側の超音波発音器22から放
射される超音波の周波数f2を70KHzに設定する。
【0012】自動車Wの内側には、無指向性マイクロフ
ォンから成る共通1個の超音波受音器5と、アンテナ6
aを有するデータ送信器6とが配置されており、超音波
受音器5で受音した超音波データをデータ送信器6から
自動車Wの外側に配置した解析装置7に無線で送信する
ようにしている。
【0013】解析装置7は、データ送信器6からの超音
波データを受信するアンテナ70aを有するデータ受信
器70と、超音波データに含まれる周波数成分のうち一
側の超音波発音器21の周波数f1の成分と他側の超音波
発音器22の周波数f2の成分とを夫々透過させる1対の
バントパスフィルタ711,712と、各バンドパスフィ
ルタ711,712を透過した周波数成分の音圧レベルを
判別する1対のレベルアナライザ721,722と、両レ
ベルアナライザ721,722からの判別信号を入力する
コンピュータ73とで構成されている。
【0014】各レベルアナライザ721,722は、f1
とf2の各周波数成分の音圧レベルがリーク判別の基準
となる所定の閾値以上になったときにリーク有りの判別
信号を出力するように構成されており、かくて、左右の
超音波発音器21,22のうち何れの超音波発音器からの
超音波がリーク箇所を透過して超音波受音器5で受音さ
れたかを両レベルアナライザ721,722の何れからリ
ーク有りの判別信号が出力されたかで特定することがで
きる。
【0015】コンピュータ73は、両レベルアナライザ
721,722の何れかからリーク有りの判別信号が入力
されたとき、両超音波発音器21,22のうち超音波受音
器5で受音した超音波の放射源として特定された超音波
発音器のその時点の位置を両ロボットコントローラ
1,42のうちの対応するロボットのロボットコントロ
ーラからのデータに基づいて演算し、リーク箇所の位置
を特定する。そして、リークの有無をモニタ画面等の表
示器74に表示すると共に、リーク有りのときはリーク
箇所の位置データをプリンタ75に出力する。
【0016】ここで、自動車Wの内側に配置する車内機
器は、作業者がリーク検査後に車内から取出して次の自
動車の車内に入れるが、本実施形態では、車内機器が単
一の超音波受音器5とデータ送信器6とから成る1つの
ユニットで済み、而も、このユニットは上記従来例で用
いる発振器やアンプを含む高出力の超音波発音ユニット
に比し遙かに軽量に構成できるから、車内機器を出し入
れする作業者の負担が軽減される。また、本実施形態で
は、左右の超音波発音器21,22のうち超音波受音器5
で受音した超音波の放射源たる超音波発音器をバンドパ
スフィルタ711,712による周波数の弁別で特定でき
るから、誤検知も防止できる。
【0017】尚、上記実施形態では、左右2個の超音波
発音器21,22を用いたが、3個以上の超音波発音体を
用いる場合にも同様に本発明を適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、自動車の内側に配置する機器の数及び重量を
少なくして、作業者の負担を軽減できると共に、誤検知
を防止してリーク検査の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一例を示す図
【符号の説明】
W 自動車 11,12 ロボット(移動
機構) 21,22 超音波発音器 5 超音波受音器 6 データ送信器 7 解析装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波発振器と、自動車のリーク箇所を
    透過した超音波発音器からの超音波を受音する超音波受
    音器とを備える自動車のリーク検査装置であって、 自動車の外側に、互に周波数の異なる超音波を自動車に
    向けて放射する複数の超音波発音器を、夫々自動車の各
    所定のリーク検査区域を走査するように、各別の移動機
    構に取付けて配置するものにおいて、 自動車の内側に、共通1個の超音波受音器と、該超音波
    受音器で受音した超音波データを自動車の外側に設けた
    解析装置に無線送信するデータ送信器とを配置し、 解析装置により、超音波受音器で受音した超音波の放射
    源たる超音波発音器を超音波の周波数を弁別して特定
    し、特定された超音波発音器の超音波受音器による超音
    波受音時点での位置からリーク箇所を特定する、 ことを特徴とする自動車のリーク検査装置。
JP6296198A 1998-03-13 1998-03-13 自動車のリーク検査装置 Withdrawn JPH11258101A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076660A1 (ja) * 2004-02-10 2005-08-18 Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha 超指向性スピーカ搭載型移動体
WO2005076661A1 (ja) * 2004-02-10 2005-08-18 Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha 超指向性スピーカ搭載型移動体
JP2006275643A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Bridgestone Corp タイヤの高速ユニフォミティ検査方法

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Effective date: 20050607