JPH11257892A - 自動逆洗ストレーナ - Google Patents

自動逆洗ストレーナ

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JPH11257892A
JPH11257892A JP6302298A JP6302298A JPH11257892A JP H11257892 A JPH11257892 A JP H11257892A JP 6302298 A JP6302298 A JP 6302298A JP 6302298 A JP6302298 A JP 6302298A JP H11257892 A JPH11257892 A JP H11257892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter screen
porous plate
nozzle
backwash
back washing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6302298A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nohara
博 野原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体流路内に配置されたフィルタースクリー
ン多孔板と、同多孔板に捕集された異物を逆洗して除去
する逆洗ノズルとを有する自動逆洗ストレーナにおい
て、フィルタースクリーン多孔板にからみついた異物を
除去可能な構成とした自動逆洗ストレーナを提供する。 【解決手段】 円錐状のフィルタースクリーン多孔板3
の内側に、フィルタースクリーン多孔板3に沿って回転
される逆洗ノズル4が設けられ、この逆洗ノズル4には
カッテングスクレーパ12がヒンジ継手18によって枢
着されている。カッテングスクレーパ12はばね14の
縮み力によってその刃先12−aがフィルタースクリー
ン多孔板3の内面に押圧されるようになっている。この
カッテングスクレーパ12は、フィルタースクリーン多
孔板3にからみついた繊維状異物15を切断し、逆洗ノ
ズル14に流入させて除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、復水器に冷却媒体
として導かれる海水等の液体流路内に配置されたフィル
タースクリーン多孔板と、同フィルタースクリーン多孔
板に捕集された異物を逆洗して除去する逆洗ノズルとを
有する自動逆洗ストレーナに関する。
【0002】
【従来の技術】発電プラントの復水器は、蒸気タービン
で仕事をした蒸気排気を冷水等の媒体で冷却して凝縮さ
せ、復水として回収しボイラなどの給水として供給す
る。この復水器には、シェル&チューブ方式が一般的に
採用され、チューブ内を冷却媒体が、チューブ外を蒸気
が通過し、チューブの管壁を介して蒸気と冷却媒体を熱
交換させる。熱交換性能を上げる目的でチューブ本数を
増し、伝熱面積を増加するのであるが、復水器をコンパ
クトにするため、チューブを小口径にする必要が生じ
る。
【0003】用いられる冷却媒体は淡水、海水など発電
プラントの立地条件によって様々あるが、特に海水の場
合、海水にはゴミや海藻など復水器を構成しているチュ
ーブを閉塞させる異物が混入しており、これを除去する
必要がある。従来は、復水器の入口配管に自動逆洗式の
フィルターをもつストレーナを取り付けこの異物を取り
除いていた。
【0004】従来の自動逆洗式のストレーナの例を図4
に示してある。図4において、3は3角錐形のフィルタ
ースクリーン多孔板でフィルターケーシング8内に配設
されている。なお、このフィルタースクリーン多孔板3
は3角錐形として示してあるが、半球状などでもよい。
フィルタースクリーン多孔板3の内側には、中心軸まわ
りに回転可能でフィルタースクリーン多孔板3の内面に
沿って回転方向Aに移動する逆洗ノズル4が配設されて
いる。9は逆洗ノズル回転装置、10はその駆動モータ
である。
【0005】6は、フィルター入口配管で、フィルター
入口へ海水流れ1を導く。7はフィルター出口配管でフ
ィルター出口から図示していない復水器に海水流れ2を
導く。13はフィルタースクリーン逆洗海水管で、スク
リーン逆洗海水流れ5を系外に排出するためのものであ
る。
【0006】このような構成をもつ従来の自動逆洗式の
ストレーナにおいて、図示していない海水ポンプの働き
によってフィルター入口配管6、フィルターケーシング
8、フィルター出口配管7の内部を海水が流れ、図示し
ていない復水器に導かれる。海水流れ中には、海藻など
の異物11があり、それらはフィルタースクリーン多孔
板3に捕集される。
【0007】フィルタースクリーン多孔板3の上流面に
捕集された海藻などの異物11は、逆洗ノズル回転装置
9と駆動モータ10によりA方向に回転する逆洗ノズル
4によって海水の一部とともに吸われ5で示すようにス
クリーン逆洗海水流れとして系外に排出される。逆洗ノ
ズル4が通過したフィルタースクリーン多孔板3の表面
は海藻などの異物11が取り除かれきれいになってい
る。逆洗ノズル4によるフィルタースクリーン多孔板3
の逆洗の模様を図5及び図6に示してある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】海水流れ1の中に含ま
れる海藻などの異物11は、繊維状の物質が多く、フィ
ルタースクリーン多孔板3の穴にからみつき、逆洗ノズ
ル4が接近して来てもその中に流れ込まずに次第にフィ
ルタースクリーン多孔板3の穴を塞ぐ結果となってフィ
ルタースクリーン多孔板3が最終的に目詰りし、海水流
れ2を復水器に供給できず発電プラントを停止するとい
う事態を引き起こす。特に海藻などの海洋生物は互いに
増殖し結束を強固にしてゆくのでこのからみつきは強固
なものとなる。
【0009】本発明は、液体流路内に配置されたフィル
タースクリーン多孔板と、同多孔板に捕集された異物を
逆洗して除去する逆洗ノズルとを有する自動逆洗ストレ
ーナにおいて、フィルタースクリーン多孔板にからみつ
いた異物を除去可能な構成をもつ自動逆洗ストレーナを
提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、液体流路内に配置されたフィルタースクリ
ーン多孔板の上流側の面を摺動しながら逆洗ノズルと共
に移動される刃をもったスクレーパを設けた自動逆洗ス
トレーナを提供する。
【0011】本発明の自動逆洗ストレーナによれば、フ
ィルタースクリーン多孔板の穴に貫通し、近くの繊維と
からまりとれにくくなった繊維状異物は、逆洗ノズルと
共に移動される鋭利な刃を有したスクレーパとフィルタ
ースクリーン多孔板とに挟まれ切断される。スクレーパ
によって切断された繊維状異物はフィルタースクリーン
多孔板へのからみつきを解き、逆洗ノズルに吸引されて
排出される。
【0012】本発明による自動逆洗ストレーナにおいて
採用するスクレーパは、フィルタースクリーン多孔板の
上流側の面に対しすくい角となる形状を有するとともに
バネによって前記上流側の面に押圧されている構成とす
るのが好ましい。
【0013】このように構成されたスクレーパを採用す
ることによりスクレーパはフィルタースクリーン多孔板
の内面に対し弾力的に摺動し、からみついた異物を良好
に切断し、かつ、そのすくい角によって逆洗ノズルに吸
い込まれるよう海水の流れを変えることができ、異物を
良好に排出することができる。
【0014】また、本発明による自動逆洗ストレーナに
おいては、逆洗ノズルを複数回に分割して構成すると、
異物の排出を良好に行うことのできる逆洗ノズルを容易
に製作できて好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動逆洗スト
レーナを図1〜図3に示した実施の一形態に基づいて具
体的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図
4〜図6に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明
を簡単にするため同じ符号を付してある。
【0016】図1には、先に説明した図4の装置におけ
る逆洗ノズル4に対応する部分のみが示してあり、その
他の構成は図4に示したものと実質同じなので図示を省
略してある。図1及び図2において、12はカッテング
スクレーパ、18はヒンジ継手、14はばねをそれぞれ
示している。
【0017】カッテングスクレーパ12は鋭利な刃を有
していて、フィルタースクリーン多孔板3の上流面側の
斜面と平行となるように逆洗ノズル4の入口側にヒンジ
継手18によって取付けられている。カッテングスクレ
ーパ12の刃先12−aは、ばね14の縮み力によって
ヒンジ継手18を支点としてフィルタースクリーン多孔
板3の上流面側に押圧され、逆洗ノズル4の回転と伴に
回転方向Aにフィルタースクリーン多孔板3の斜面を摺
動する。
【0018】また、カッテングスクレーパ12は、刃先
12−aからヒンジ継手18までの面を、フィルタース
クリーン多孔板3の上流面に対してすくい角となるよう
な取付け形状としていて、フィルタースクリーン多孔板
3にからみついた異物の切断を容易にするとともに、す
くい角により海水の流れは、逆洗ノズル4の入口部へ流
れ込まされるようにして、切断された異物を逆洗ノズル
4の入口へ導く役目を成している。
【0019】図1の装置は以上のように構成されてお
り、繊維状の異物がフィルタースクリーン多孔板3に捕
集されると、図3に示すように多孔板3の穴に繊維が貫
通し近くの繊維とからまり、からみついた繊維状異物1
5となって取れなくなる。特に海藻などの海洋生物は互
いに増殖し結束を強固にしてゆくので早い時期にこのか
らみつきを切断する必要がある。
【0020】前記構成により、フィルタースクリーン多
孔板3の上流面を逆洗ノズル4の回転と共に摺動しなが
ら移動する鋭利な刃12−aを有するカッテングスクレ
ーパ12によって、フィルタースクリーン多孔板3にか
らみついた繊維状異物15は、図3に示すように16と
17に切断される。
【0021】切断された異物16は逆洗ノズル4で海水
の一部5と共に回収され、また、切断された異物17は
海水と伴に復水器等に流れてゆくが、フィルタースクリ
ーン多孔板の孔を通過できる小さい異物であるので、復
水器チューブ等を閉塞させることはない。このようにし
て、フィルタースクリーン多孔板にからみついた異物を
除去することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自動
逆洗ストレーナは、液体流路内に配置されたフィルター
スクリーン多孔板と、同フィルタースクリーン多孔板の
上流側の面に沿って移動され同フィルタースクリーン多
孔板に捕集された異物を逆洗して除去する逆洗ノズルと
を有する自動逆洗ストレーナにおいて、前記フィルター
スクリーン多孔板の上流側の面と摺動しながら前記逆洗
ノズルと共に移動される刃をもったスクレーパを設けた
ものである。
【0023】この自動逆洗ストレーナにおいては、スク
レーパを逆洗ノズルと共に移動させることによりフィル
タースクリーン多孔板にからみついた海藻など繊維状の
異物を切断してフィルタースクリーン多孔板から効率的
に除去できるので、フィルタースクリーン多孔板の目詰
りが無くなり、例えば発電プラントの重要機器の一つで
ある復水器を海水(淡水でもよい)中の繊維状の異物か
ら保護でき、さらに、復水器入口のフィルター差圧を小
さく保てるため、復水器の海水ポンプの水頭を小さく選
定でき省エネとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による自動逆洗ストレー
ナにおける逆洗ノズルとスクレーパを示した斜視図。
【図2】図1に示した逆洗ノズルとスクレーパのフィル
タースクリーン多孔板に対する配設状況を示す拡大断面
図。
【図3】図2に示した逆洗ノズルとスクレーパの作用を
示す説明図。
【図4】従来の自動逆洗フィルターの構造を示す斜視
図。
【図5】図4に示した自動逆洗フィルターにおけるフィ
ルタースクリーン多孔板と逆洗ノズルの配置関係を示す
拡大断面図。
【図6】図5に示した逆洗ノズルの作用を示す説明図。
【符号の説明】
1 海水流れ 2 海水流れ 3 フィルタースクリーン多孔板 4 逆洗ノズル 5 スクリーン逆洗海水流れ 6 フィルター入口配管 7 フィルター出口配管 8 フィルターケーシング 9 逆洗ノズル回転装置 10 逆洗ノズル回転装置の駆動モータ 11 海藻などの異物 12 カッテングスクレーパ 13 スクリーン逆洗海水管 A 逆洗ノズルの回転方向 14 ばね 15 からみついた繊維状異物 16 切断された異物 17 切断された異物 18 ヒンジ継手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体流路内に配置されたフィルタースク
    リーン多孔板と、同フィルタースクリーン多孔板の上流
    側の面に沿って移動され同フィルタースクリーン多孔板
    に捕集された異物を逆洗して除去する逆洗ノズルとを有
    する自動逆洗ストレーナにおいて、前記フィルタースク
    リーン多孔板の上流側の面と摺動しながら前記逆洗ノズ
    ルと共に移動される刃をもったスクレーパを設けたこと
    を特徴とする自動逆洗ストレーナ。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパが前記フィルタースクリ
    ーン多孔板の上流側の面に対しすくい角となる形状を有
    するとともにバネによって前記上流側の面に押圧されて
    いる請求項1記載の自動逆洗ストレーナ。
  3. 【請求項3】 前記逆洗ノズルが複数に分割されている
    請求項1又は2記載の自動逆洗ストレーナ。
JP6302298A 1998-03-13 1998-03-13 自動逆洗ストレーナ Withdrawn JPH11257892A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005098341A1 (en) * 2004-04-05 2005-10-20 Heco Filtration A/S A method and filter unit for filtering in heat exchangers
WO2014147644A2 (en) * 2013-03-19 2014-09-25 Ramachandran Puddukarai Srinivasan Ripbac back washable strainer for separating solids from low-viscosity liquids
US20220268537A1 (en) * 2019-08-01 2022-08-25 Zvi Livni Self cleaning filtering apparatus for plate heat exchangers

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607