JPH11257546A - 複合管とその製造方法 - Google Patents

複合管とその製造方法

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JPH11257546A
JPH11257546A JP10060782A JP6078298A JPH11257546A JP H11257546 A JPH11257546 A JP H11257546A JP 10060782 A JP10060782 A JP 10060782A JP 6078298 A JP6078298 A JP 6078298A JP H11257546 A JPH11257546 A JP H11257546A
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JP
Japan
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pipe
composite
composite pipe
steel pipe
pipes
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JP10060782A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Hishida
博俊 菱田
Eiji Tsuru
英司 津留
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複雑な製造プロセスや大幅なコス
ト負担増を伴わずに、前記の要請に応えられる、区分さ
れた複数空間を有する複合管と、その製造方法を提供す
るものである。 【解決手段】 一方の管が、接合により他方の管の一部
と共有してまたは他方の管を一部として一体に形成さ
れ、区分された複数の空間が形成されたことを特徴とす
る複合管であり、この複合管は、例えば、溶接管を製造
する場合、管状成形体を形成する際に両側端面間に隙間
を形成し、この隙間に、予め製管した一以上の管の外周
面を当接し、この当接部を接合して一以上の管の一部を
共有させ、または一以上の管を一部として一体形成する
ことによって製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば下水道を利
用した通信ケーブルまたは複数配管システム等に代表さ
れるマルチメディア用配管または高機能配管として用い
られる複合管と、その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、世界的な通信網の整備が進んでお
り、通信網の増設の要請が高まってきている。この通信
網を形成するための通信ケーブルは、気候環境に晒され
ずに比較的保存状態の良い地下や海底などに敷設された
配管内に布設されており、その通信網を増設する場合に
は、既存の敷設配管を利用するメリットが大きくなって
きている。
【0003】しかしながら、この既存の敷設配管は、一
般的には断面が複数に分割されていないので、例えば通
信ケーブルを追加布設したり、物質の輸送機能を追加す
る場合には、基本的には配管を追加敷設するか、配管の
内部に新たに仕切りを設けなければならず、配管コスト
や仕切り付与コストの大幅な負担増になる。また、既存
の配管の内部に、仕切りを付与をする場合には、コスト
の大幅負担増に加えて、配管の強度を劣化させる危険性
もあることから、例えば通信ケーブルを追加布設した
り、物質の輸送機能を容易に追加できる構造の配管が要
請されている。他方、ライフラインとして重要な地下配
管においては、水道、下水道、送電配線、通信配線等の
各種機能を統合できるより耐震性に優れた配管が要請さ
れている。しかし、従来、このような要請に十分に応え
られる配管が用いられた例は見られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複雑な製造
プロセスや大幅なコスト負担増を伴わずに、前記の要請
に応えられる、複数空間に断面が分割された複合管と、
その製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、製管に際し
て、予め製管した一以上の管を一部として、または一部
を共有して一体形成して得られる複合管と、その製造方
法であり、管の製造工程の一貫として、二以上の管状断
面を有する複合管を、容易にかつ効率的に得ることがで
きる。本発明は、下記(1)〜(16)から構成される
ものである。(1)〜(11)は複合管であり、(1
2)〜(16)は(1)〜(11)の複合管の製造方法
例として位置付けられるものである。
【0006】(1) 一方の管が、接合により他方の管
の一部を共有して該他方の管と一体に形成され、区分さ
れた複数の空間が形成されたことを特徴とする複合管。 (2) 一方の管が、接合により一以上の他方の管を一
部として該他方の管と一体に形成され、区分された複数
の空間が形成されたことを特徴とする複合管。 (3) (1)または(2)において、一方の管の内側
に、接合により他方の管が一体形成され、区分された複
数の空間が形成されたことを特徴とする複合管。 (4) (1)または(2)において、一方の管の外側
に、接合により他方の管が一体形成され、区分された複
数の空間が形成されたことを特徴とする複合管。 (5) (1)または(4)のいずれかにおいて、一方
の管がスパイラル管で、接合により他方の管がスパイラ
ル状に一体形成されたことを特徴とする複合管。 (6) (1)〜(5)のいずれかにおいて、接合によ
り一体形成された、一方の管と他方の管いずれか一方ま
たは双方が、複数の管を一体形成したものであり、区分
された3以上の空間が形成されことを特徴とする。 (7) (1)〜(6)のいずれかにおいて、複合管を
形成する各管がすべて同じ断面形状になっていることを
特徴とする複合管。 (8) (1)〜(6)のいずれかにおいて、複合管を
形成する各管の一部またはすべて異なる断面形状になっ
ていることを特徴とする複合管。 (9) (1)〜(8)のいずれかにおいて、複合管を
形成する各管がすべて同じ材料で形成されていることを
特徴とする複合管。 (10) (1)〜(8)のいずれかにおいて、複合管
を形成する各管の一部またはすべてが異なる材料で形成
されていることを特徴とする複合管。 (11) (1)〜(10)のいずれかにおいて、複合
管を形成する一以上の管に窓を形成したことを特徴とす
る複合管。
【0007】(12) 一方の管を製造する場合、管を
形成する成形体の両側端面間に隙間を形成し、この隙間
に、予め製管した一以上の他方の管の外周面を当接し、
この当接部を接合して他方の管の一部を共有、または他
方の管を一部とする管を一体形成し、区分された複数の
空間を有する複合管を形成することを特徴とする複合管
の製造方法。 (13) (12)において、一以上の他方の管とし
て、複数の管を一体形成したものを用い、区分された3
以上の空間を有する複合管を形成することを特徴とする
複合管の製造方法。 (14) 予め製管した管を所定の間隔をおいて並置
し、この並置した管の外周面に対し、相対する方向から
跨ぐように管の一部を形成する成形体の両側端部を当接
し、この当接部を接合して前記並置した管の一部を共
有、または前記並置した管を一部とする管を形成し、区
分された3以上の空間を有する複合管を形成することを
特徴とする複合管の製造方法。 (15) (14)において、所定の間隔をおいて並置
する管として、複数の管を一体形成したものを用い、区
分された4以上の空間を有する複合管を形成することを
特徴とする複合管の製造方法。 (16) (12)〜(15)のいずれかにおいて、複
合管を形成する管の接合方法および接合材を、管の材料
および接合部の状態に応じて選択することを特徴とする
複合管の製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の複合管は、接合して一体
形成する一方の管が、他方の管を一部としてまたは一部
を共有して他方の管と一体形成された、二以上の管状断
面(以下「空間」という。)を有する複合管である。よ
り具体的には、例えば電縫溶接管、UOE管、スパイラ
ル管、その他の溶接管(以下これら溶接によって得られ
る管を総称して「溶接管」という。)において、例えば
各種の製管機による製管を行うに際して、予め製管した
一以上の管を一部として、または一部を共有して一体形
成して得られる複合管であり、区分された複数の閉鎖断
面(以下「空間」という。)を形成したものである。
【0009】この複合管は、複数の相似の断面形状を有
する管を同心に固定して形成した従来公知の二重管や三
重管などとは区別されるものである。例えば、相似形の
管同士の場合では、少なくとも接合される管同士間では
偏心して一体形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】ただし、一方の管または他方の管または双
方の管が、内側にその他の管を一体形成している場合に
は、一方の管または他方の管または双方の管とその他の
管との間では、上記の一体形成条件(一方の管が、他方
の管を一部としてまたは一部を共有して一体形成)を満
足させることは不可欠ではない。
【0011】本発明の複合管を形成する管は、断面形状
が円形、楕円形、方形、三角形およびこれらの形状を基
調とする類似形状、その他の形状のものであり、鋼、チ
タン、アルミニウムやその他の金属(合金を含む)等の
金属材料、あるいは樹脂材等によって形成したものであ
り、複合管の用途に応じた所望(形状、数)の空間を有
する複合管を形成するに適した組み合わせが選択され
る。
【0012】この複合管は、一体形成する管を独立に製
造して接合する場合に比較して、材料コストを節減しな
がら、比較的容易に、区分された2つ以上の独立空間を
有利に形成することができものであり、例えば、容量の
異なる通信ケーブルを別々に布設したり、異なる物質ま
たは異なる量の物質の輸送路を形成する場合、メンテナ
ンス空間の形成が有効な場合などに適用して顕著な効果
を奏するものである。
【0013】この場合、独立空間を形成する管壁に通孔
をあけたり、点検・補修用の窓を設けることも有効であ
り、また、例えば雨水集水管として用いる場合には、管
壁に通水孔を設けることも有効である。このような孔を
開けることは、空間が独立しているので、敷設前、敷設
後のいずれの場合も比較的容易にできる。この複合管
は、所定の長さで製造され、その先端部を連結して用い
られるものであり、この連結には、管の材料、接合部の
状態に応じて、各種の接合(溶接、圧接、拡散接合、接
着など)や継ぎ手を選択的に用いることができる。
【0014】以下に、本発明の複合管の構造例につい
て、図に基づいて説明する。ここでは、鋼製の複合管を
例として説明する。なお、以下の例で「大径」、「中径
の」、「小径の」、「極小径の」等、管の大きさを示す
用語があるが、これは、用いる管間の相対的な大きさを
表すために用いたものであって、JIS規格や業界の慣
行上の絶対径を表す用語ではない。
【0015】図1(a)は、例えば大径の溶接鋼管1と
1本の小径の鋼管2を、一部2dを共有して溶接wによ
り一体形成して得られた、区分された大きさ、形状の異
なる2つの空間1pと2pを有する複合管3の例を示
す。この例では、例えば、複合管3内の空間1pと2p
に、容量の異なる2種の通信ケーブルを別々に布設した
り、2種の異なる物質または異なる量の物質の輸送路を
形成する場合などに用いることができる。また、別の観
点で言うと、外側の大径の溶接鋼管1の外周面全体に、
ネジ加工が可能であり、ネジ継手を形成して、現場にお
いて連結して用いることが可能であり、高周波拡散接
合、溶接や接着などによっても連結することができる。
【0016】図1(b)の例は、大径の溶接鋼管1と2
本の小径の鋼管2a、2bを、一部2dを共有して溶接
wにより一体形成して、区分された3つの空間1pと2
p×2を有する複合管4の例を示す。この例では、区分
された空間数を3つにして、利用の範囲をさらに拡大で
きるようにしている。
【0017】図1(a)、(b)の例では、例えば小径
の鋼管2(2a、2b)の空間2pをメンテナンス空間
として用いることもできる。この場合、共有部2dに外
側から孔を開けたり、小径の鋼管2の管壁に孔を開ける
ことが比較的容易である。
【0018】図2(a)は、例えば大径の溶接鋼管5
を、小径の鋼管2を一部として溶接wにより一体形成し
た、大きさの異なる2つの空間5pと2pを有する複合
管6の例を示す。なお、鋼管同士の連結は、例えば高周
波拡散接合、溶接や接着などによっても容易に行うこと
ができる。
【0019】図2(b)、(d)の例は、大径の溶接鋼
管7を、連結された2本の小径の鋼管2a、2bを一部
として溶接wにより一体形成して、区分された3つの空
間7pと2p×2を有する複合管8の例を示す。この例
では、図1(b)の複合管と同様、区分された空間数3
つにして、利用の範囲をさらに拡大できるようにしてい
る。
【0020】図2(c)例は、大径の溶接鋼管9を、連
結された2本の小径の鋼管2a、2bを一部として溶接
wにより一体形成して、区分された3つの空間9pと2
p×2を有する複合管10の例を示す。この例では、図
2(b)、(d)の複合管と同様、区分された空間数3
つにして、利用の範囲をさらに拡大できるようにしてい
る。
【0021】図2(a)〜(d)の例では、例えば小径
の鋼管2a(2b)の空間2pをメンテナンス空間とし
て用いることもできる。この場合、小径の鋼管2(2
a、2b)の外側から孔を開けたり、小径の鋼管2(2
a、2b)の管壁に孔を開けることが比較的容易であ
る。
【0022】図3は、大径のスパイラル溶接鋼管11
を、スパイラル状の小径の鋼管12を一部として溶接w
により一体形成した、区分された2つの空間11pと1
2pを有する複合管13の例を示す。この例では、例え
ば、小径の鋼管12に媒体を流通させ、冷却や熱交換な
どを行う複合管として用いる場合などに用いて効果を奏
するものである。例えば高周波拡散接合、溶接や接着な
どによっても容易に行うことができる。
【0023】図4は、大径の溶接鋼管14の内側に、小
径の鋼管2とこの小径の鋼管を一部として一体形成し
た、例えば図2(a)に示すような中径の鋼管5からな
る複合管6の小径の鋼管2の一部2dを共有させて一体
形成した、区分された大きさの異なる3つの空間2p、
5p、14pを有する複合管15の例を示す。この例で
は、前記図1(b)、図2(b)、図2(c)、図2
(d)の複合管と同様、区分された大きさの異なる空間
数3つにして、利用の範囲をさらに拡大できるようにし
ている。
【0024】図5は、大径の溶接鋼管16の内側に、例
えば小径の鋼管2とこの小径の鋼管と一部1dを共有さ
せて溶接wにより一体形成した、例えば図1(a)に示
すような、中径の鋼管1と小径の鋼管2とからなる複合
管3の中径の鋼管1の一部を共有させて溶接wにより一
体形成した、区分された大きさの異なる3つの空間12
p、1p、16pを有する複合管17の例を示す。この
例では、前記図4の複合管15と、区分された空間数3
つにして、利用の範囲を拡大できるようにしている。
【0025】図6は、大径の溶接管18の内側に、中径
の鋼管19と小径の鋼管20と極小径の鋼管21からな
る複合管22における中径の鋼管19の一部19dを共
有させて溶接wにより一体形成した、区分された大きさ
の異なる4つの空間21p、20p、19p、18pを
有する複合管17の例を示す。なお、ここでは、中径の
鋼管19は小径の鋼管20の一部20dを共有させて溶
接wにより一体形成され、小径の鋼管20は極小径の鋼
管21の一部21dを共有させて溶接wにより一体形成
されている。この例では、区分された空間数を4つにし
て、利用の範囲を大幅に拡大できるようにしている。
【0026】図7は、大径の溶接鋼管24の外側に、小
径の鋼管25の一部25dを共有させて溶接wにより一
体形成した、区分された大きさの異なる2つの空間25
p、24pを有する複合管26の例を示す。この例で
は、区分された大きさの異なる空間数を2つにしてい
る。
【0027】図8(a)は、溶接角鋼管30の内側に、
矩形鋼管31の一部31dを共有させて溶接wにより一
体形成した、区分された3つの空間30p×2、31p
を有する角形の複合管32の例を示す。この例では、角
形の複合管とし区分された空間数を3つ形成しており、
特に構造物の柱や梁部材として兼用する場合に好適であ
る。
【0028】図8(b)は、溶接角鋼管33の内側に、
区分された2つの空間を有する矩形鋼管34の一部34
dを共有させて溶接wにより一体形成した、区分された
4つの空間33p×2、34p×2を有する角形の複合
管35の例を示す。この例では、角形の複合管とし、区
分された空間数を4つ形成して、利用の範囲をさらに拡
大できるようにしており、特に構造物の柱や梁部材とし
て兼用する場合に好適である。
【0029】図8(c)は、矩形鋼管31を一部とし
て、その外側に溶接角鋼管36を溶接wにより一体形成
した、区分された3つの空間36p×2、31pを有す
る角形の複合管37の例を示す。この例では、角形の複
合管とし区分された空間数を3つ形成しており、図9
(a)の角形の複合管より強度があり、特に構造物の柱
や梁部材として兼用する場合に好適である。ただし、製
造コスト面では不利になる。
【0030】図9は、その他の複合管例を示す。図9
(a)は、溶接角鋼管38の内側に、小径の鋼管39の
一部39dを共有させて溶接wにより一体形成した、区
分された異なる2つの空間38p、39pを有する角形
の複合管40の例を示す。この例では、角形の複合管と
し区分された空間数を2つ形成しており、特に構造物の
柱や梁部材として兼用する場合に、小径の鋼管は圧力配
管や液配管として好適である。
【0031】図9(b)は、溶接角鋼管を、外周面に極
小径の鋼管42を接着bjによりスパイラル状に形成し
た小径の鋼管43を一部として一体形成した、区分され
た異なる3つの空間42p、43p、41pを有する角
形の複合管32の例を示す。この例では、角形の複合管
とし区分された空間数を3つ形成しており、特に軽量構
造物の柱や梁部材として兼用する場合に好適である。
【0032】図9(c)は、溶接鋼管45の内側に、三
角形の鋼管46の一部(一頂部)46dを共有させて溶
接wにより一体形成し、三角形の鋼管46の他の頂部
は、溶接鋼管1の内面に接触させて、区分された大きさ
の4つの空間45p×3、46pを形成した複合管47
の例を示す。
【0033】図9(d)は、溶接角鋼管48の一辺に、
溶接鋼管49の一部49dを共有させて溶接wにより一
体形成し、溶接鋼管49の外周面を溶接角鋼管48の他
の辺の内面に接触させて、区分された5つの空間48p
×4、49pを形成した複合管50の例を示す。
【0034】図9(e)は、溶接鋼管51の内側に、楕
円形の鋼管52の一方の側で一部52dを共有させて溶
接wにより一体形成し、楕円形の鋼管52の他方の側の
外周面を溶接鋼管51の内面に接触させて、区分された
3つの空間51p×2、52pを形成した複合管53の
例を示す。
【0035】図9(f)は、溶接角鋼管54の一辺に、
楕円形の鋼管55の一方の側で一部55dを共有させて
溶接wにより一体形成し、楕円形の鋼管55の他方の側
の外周面を溶接角鋼管54の内面に接触させて、区分さ
れた3つの空間54p×2、55pを形成した複合管5
6の例を示す。
【0036】上記の図1(a)、図2(a)、(b)、
(d)、図3〜図7、図9(c)、(e)に示すような
複合管は、基本的には、つぎのような方法で製造するこ
とができる。以下に、図1(a)に示す複合管3を製造
する場合を代表例として説明する。
【0037】例えば、図10に示すような、ケージロー
ルkとフィンパスロールfと溶接装置wdを備えた周知
のケージロール方式の製管機を用いて、鋼板sをケージ
ロールkとフィンパスロールfで管状に成形し、成形さ
れ当接された鋼板sの両側端部を溶接装置wdで溶接し
て大径の溶接鋼管を製造する場合に、図11(a)に示
すように、鋼板を曲げて大径の溶接鋼管1を成形する
際、成形鋼板scの両側端面間に所定の隙間aを形成し
た状態で成形を終了し、この隙間aに、この大径の溶接
鋼管1の内側で支持装置ssで昇降自在に支持した小径
の鋼管2の外周面を、図11(b)に示すように、内側
から大径の溶接鋼管1の仮想外周面1sに到達するよう
に当接し、小径の鋼管2の外周面と大径の溶接鋼管1を
形成する成形鋼板の両側端面との当接部を溶接装置wd
により溶接して一体形成することにより小径の鋼管2の
一部12を共有した複合管3を製造することができる。
【0038】本発明の複合管を形成する場合には、与え
る強度にもよるが、通常の場合、二箇所以上の接合が必
要であるが、この複数箇所の溶接は同一のラインで可能
であり、複数箇所(含む内側、外側)の接合を同時的に
行うこともできるので、設備コストの大幅な負担増や生
産性の大幅低下の問題はない。(もともと、UOE鋼管
およびスパイラル鋼管の場合には表裏2箇所の接合が必
要)内側と外側を同時的に接合する場合は、接合の熱効
率を向上するのためにも有効である。
【0039】上記の製造方法において、大径の溶接鋼管
に一体形成する小径の鋼管または中径の鋼管が、既に二
つまたはそれ以上の空間を有する複合鋼管として製造さ
れたものを用いることも有効である。この場合には、一
般的には二重工程となるが、これには同一ラインをサイ
クリックに通過させれば良いので、基本的には製造ライ
ンとしては、鋼管の移動機構を付設することによって容
易に対応することができる。
【0040】この様に、三以上の空間を有する複合管で
も、必ずしも二以上の製管工程を経なくとも、形状によ
っては一工程で製造することができる場合もある。工程
の効率化の観点から考えると、複合管を形成する例えば
小径の鋼管や中径の鋼管は、同一の工場内で並行して製
造し、最終的な複合管を形成する場合に、小径の鋼管や
中径の鋼管を当接して接合することが望ましい。
【0041】図1(b)、図2(c)に示すような複合
管は、基本的には、つぎのような方法で製造することが
できる。以下に、図1(b)に示す複合管4を製造する
場合を代表例として説明する。例えば、大径の溶接鋼管
1の一部を形成する2本の小径の鋼管2aと2bと大径
溶接鋼管1を形成する2枚の曲面鋼板(成形体)1a、
1bを用意する。この2枚の曲面鋼板1a、1bは、例
えば、図13に示すような、固定ロールrと複数のベン
ディングロールbrを備えた、周知のベンディングロー
ル方式のベンダーbdを用い、鋼板を曲げ成形して得ら
れるものである。
【0042】例えば、図12(b)に示すように、前記
小径の鋼管2a、2bを所定の間隔をおいて2本並置し
て支持装置eで支持し、この2本の小径の鋼管の外周面
に、相対する方向(ここでは上下)から、2本の小径の
鋼管を跨ぐように曲面鋼板1aと1bを支持装置eeで
支持しながら、曲面鋼板1aと1bの両側端部を当接
し、この当接部を溶接装置wdにより接合して2本の小
径の鋼管2a、2bの一部を共有させて大径の溶接鋼管
1を一体形成することにより複合管を製造することがで
きる。
【0043】図8(a)、(b)、図9(a)、
(b)、(d)、(f)の複合管は、基本的には、つぎ
のような方法で製造することができる。以下に、図8
(a)に示す複合管32を製造する場合を代表例として
説明する。例えば、角形鋼管30を製造する際に、図1
4(a)に示すように、一辺(ここでは上辺)に所定の
隙間aを形成しておき、この隙間aに、図14(b)に
示すような、予め製管した矩形鋼管31を挿入し、図1
4(c)に示すように矩形鋼管31上部外周面を、角形
鋼管30の隙間aの端面に、上面31fが角形鋼管30
の上辺の仮想外表面30fに到達するように当接し、こ
の当接部を溶接装置wdにより溶接wすることにより角
形鋼管30の上辺の一部を矩形鋼管31の上辺と共有さ
せて一体形成することにより角鋼管柱形の複合管32を
製造することができる。
【0044】図8(c)に示すような角形の複合管は、
いずれも、つぎのような方法で製造することができる。
例えば、大径の溶接鋼管36を形成する2枚の溝形鋼板
36a、36bと、大径の溶接角鋼管36の一部を形成
する図14(b)に示すような、矩形鋼管31を用意す
る。
【0045】2枚の溝形鋼板36a、36bは、例え
ば、プレス成形や圧延などによって容易に得られるもの
である。例えば、図15(c)に示すように、前記矩形
鋼管31の外周面に、相対する方向(ここでは左右)か
ら、溝形鋼板36a、36bの両側端部を当接し、この
当接部を溶接装置wdにより接合して矩形鋼管31を一
部として大径の溶接鋼管36を一体形成することにより
角形の複合管37を製造することができる。
【0046】上記は、いずれも鋼製の複合管の例を示し
ているが、構成する鋼管の一部または全部が、鋼管では
なく鋼以外の別の材料の管である場合もあり、この場
合、同一接合手段が用いられない場合もある。この場
合、材料の異なる製管工程が同一工場にあることが望ま
しいが、それは支配条件ではない。鋼管のみによる複合
管以外の複合管としては、例えば押出成形によって幅広
い断面形状の形成が容易なアルミニウムやその他の材料
で形成した管を単独または鋼管と併用した複合管とする
ことも可能である。このように異なる材料を組み合わせ
た複合管を形成する場合には、異なる接合法により接合
することが必要であり、この接合方法は、用いる材料に
応じて選択する。
【0047】
【実施例】本発明の複合管の用途に関連させた実施例を
図に基づいて説明する。 (実施例1)図16は、下水道の支管にマルチメディア
用通信ケーブルを敷設し、各家庭に末端を配する為の下
水道兼通信ケーブル用複合管で、基本的には、前記図2
の複合管6と同様のものであり、外径300mmの下水道
57用の大径の電縫鋼管5(51 、52 )と、この大径
の電縫鋼管の一部を形成する外径100mmの通信ケーブ
ル58収容用の小径の鍛接鋼管2とから形成された、区
分された2つの異なる空間5p、2pを有するものであ
る、この複合管6は、基本的には、前記図10、図11
に示すような製造方法によって得られたものである。す
なわち、まず、小径の鍛接鋼管2を製管し、それを大径
の電縫鋼管5の製造ラインに移動し、小径の鍛接鋼管2
を大径の電縫鋼管5の形成過程で、内側から小径の鍛接
鋼管2を当接して、この小径の鍛接鋼管の外周面とこれ
に当接した大径の電縫鋼管5を形成する成形板の両側端
とを溶接により接合して一体形成することにより製造し
たものである。
【0048】この複合管6は所定の長さで形成され、こ
こでは複数本の複合管61 と62 を、その端部で溶接w
により接合して連結して所定の長さを確保した。ここで
は、複合管61 と62 を連結するに際しては、小径の鍛
接鋼管(21 と22 の連結部にはゴムのシール59を装
着して、小径の鍛接鋼管2内への水や土その他の異物の
侵入を防止できるようにしており、また、小径の鍛接鋼
管21 と22 には窓60が設けられ、通信ケーブル58
のメンテの際には、この窓を利用するようにしている。
【0049】(実施例2)図17は、水道管兼電気ケー
ブル用の複合管の例を示す。この複合管は、基本的に
は、前記図7の複合管26と同様のものであり、外径5
00mmの下水道61用の大径の電縫鋼管24と、この大
径の電縫鋼管の一部を共有して形成された外径200mm
の電気ケーブル62収容用の小径の電縫鋼管21 、22
とから形成された、区分された2つの空間24p、2p
を有するものである、この複合管は、基本的には、前記
実施例1の複合管と同様にして形成(製造)されが、こ
こでは、小径電縫鋼管241 の先端と大径電縫管242
の先端を一致させないで、約500mmずらして一体形成
している。これは、溶接wにより複合管261 と262
を容易に連結するための工夫である。
【0050】(実施例3)図18は、多目的複合管の例
を示す。この複合管63は、外径800mmの雨水64集
積用UOE鋼管65と、外径300mmの水道66用電縫
管67、外径100mmの送電配線68用アクリル管6
9、外径50mmの光ファイバー配線70用塩化ビニール
管71を一体形成して、区分された4つの空間65p、
67p、69p、71pを形成したものである。雨水集
積用UOE鋼管65には、雨水64を通すためスリット
65sが製管前の材料である厚板に予め開けられてい
る。
【0051】雨水集積用UOE鋼管65は、水道用電縫
管67の一部67dを共有して、水道用電縫管67と溶
接により一体形成され、水道用電縫管67と送電線用ア
クリル管69とは、電縫管製管時の熱による圧着によ
り、また、送電線用アクリル管69と塩化ビニル管71
は接着により一体形成されている。
【0052】この複合管では、防食製に優れたアクリル
管や塩化ビニール管を用いているので、これらの防食性
の高い管に収容する送電配線68や光ファイバー配線7
0の腐食が防止でき、また、これらの管は、強靭なUO
E鋼管の内部に形成されているので、送電配線や光ファ
イバー配線は極めて安全に保護される。
【0053】(実施例4)図19は、太陽熱発電機構を
備えた小型スチールハウスの主柱を構成する複合管の例
を示す。この複合管は、基本的には、図9(b)に示す
ようなものであり、一辺500mm四方の肉厚の角鋼管7
2の内側に、外径60mmの電縫管73を一部としてスパ
イラル状に一体形成したスパイラル鋼管74の一部74
dを角鋼管72の辺の一部と共有させて溶接wにより一
体形成したもので、角形鋼管72内にスパイラル鋼管7
4を配置する空間72pを形成し、このスパイラル鋼管
74内に送電配線75を敷設する空間74pを形成し、
電縫管73内に熱交換媒体76を流通させる空間73p
を形成したものである。
【0054】なお、本発明は、上記の各例において記載
された内容にのみに限定されるものではない。例えば、
複合管を形成する各管の、数、形状、大きさ、材質、各
管の製造方法、各管間の接合手段、複合管間の連結手段
などは、複合管の用途、規模、強度、各管の材質などを
考慮して選択するものである。
【0055】
【発明の効果】本発明の複合管は、例えば製管プロセス
の一部に管挿入・接合工程を組み入れることにより、複
雑な製造プロセスや大幅なコスト増を伴わずに容易に複
数の空間を形成できるものであり、マルチメディアを始
めとする様々な分野において、多くの場所で積極的に多
目的な複合管として有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合管の構造例を示す断面説明図で、
(a)図は、大径の鋼管の内側に一本の小径の鋼管を一
体形成した複合管の構造例を示す断面説明図、(b)図
は、大径の鋼管の内側に2本の小径の鋼管を一体形成し
た複合管の構造例を示す断面説明図。
【図2】本発明の複合管の他の構造例を示す断面説明図
で、(a)図は、大径の鋼管に一本の小径鋼管を一体形
成した複合管の構造例を示す断面説明図、(b)図は、
大径の鋼管に連結された2本の小径鋼管を一体形成した
複合管の構造例を示す断面説明図。(c)図は大径の鋼
管の両側にそれぞれ小径鋼管を一体形成した複合管の構
造例を示す断面説明図、(d)図は、、(b)図に示す
ように大径の鋼管に連結された2本の小径鋼管を一体形
成した複合管の構造例において、2本の小径の鋼管の他
の連結構造を示す断面説明図。
【図3】本発明の複合管の他の構造例を示し、大径のス
パイラル鋼管に小径の鋼管をスパイラル状に一体形成し
た複合管の構造例を示す断面説明図。
【図4】本発明の複合管の他の構造例を示し、大径の鋼
管の内側に、小径の鋼管を内側に一体形成したと中径の
管を一体形成した複合管の構造例を示す断面説明図。
【図5】本発明の複合管の他の構造例を示し、大径の鋼
管の内側に、中小径の鋼管を内外側に一体形成した小径
の鋼管を一体形成した複合管の構造例を示す断面説明
図。
【図6】本発明の複合管の他の構造例を示し、大径の鋼
管の内側に、外側に極小径の鋼管を一体形成した小径の
鋼管を内側に一体形成した中径の鋼管を一体形成した複
合管の構造例を示す断面説明図。
【図7】本発明の複合管の他の構造例を示し、大径の鋼
管の外側に小径の鋼管を一体形成した複合管の構造例を
示す断面説明図。
【図8】本発明の複合管の他の構造例を示し、(a)図
は、角鋼管の内側に矩形鋼管を一体形成した角形の複合
管の構造例を示す断面説明図、(b)図は、角鋼管の内
側に2区分された空間を有する矩形鋼管を一体形成した
角形の複合管の構造例を示す断面説明図、(c)図は、
矩形鋼管の両側に溝形板を接合して一体形成した角形の
複合管の構造例を示す断面説明図。
【図9】本発明の複合管の他の構造例を示し、(a)図
は、角鋼管の内側に小径の鋼管を一体形成した角形の複
合管の構造例を示す断面説明図、(b)図は、角鋼管の
内側に、極小径のスパイラル鋼管を一体形成した小径の
鋼管を一体形成した角形の複合管の構造例を示す断面説
明図、(c)図は、鋼管の内側に三角鋼管を一体に形成
した複合管の構造例を示す断面説明図、(d)図は、角
鋼管の内側に鋼管を一体に形成した複合管の構造例を示
す断面説明図、(e)図は、鋼管の内側に楕円鋼管を一
体に形成した複合管の構造例を示す断面説明図、(f)
図は、角鋼管の内側に楕円鋼管を一体に形成した角形の
複合管の構造例を示す断面説明図。
【図10】本発明の複合管を製造するためのケージロー
ル方式の造管機例を模式的に示す立体説図。
【図11】本発明の複合管の製造方法例を模式的に示す
断面説明図。
【図12】本発明の複合管の他の製造方法例を模式的に
示す断面説明図。
【図13】本発明の複合管を製造するためのベンディン
グ方式の造管機例を模式的に示す立体説図。
【図14】本発明の角形の複合管の製造方法例を模式的
に示す断面説明図。
【図15】本発明の他の角形の複合管の製造方法例を模
式的に示す断面説明図。
【図16】本発明の複合管の使用例を示し、(a)図
は、一部断面立体説明図、(b)図は、(a)図の複合
管の連結部構造例を示す一部切り欠き側面説明図。
【図17】本発明の複合管の他の使用例を示し、(a)
図は、一部断面立体説明図、(b)図は、(a)図の複
合管の連結部構造例を示す側面説明図。
【図18】本発明の複合管の他の使用例を示す一部断面
立体説明図。
【図19】本発明の角形の複合管の使用例を示す一部断
面立体説明図。
【符号の説明】
1 大径の鋼管 1d 大径の鋼管
の一部になる部分 1p 空間 2、2a、2b、
小径の鋼管 2d 大径の鋼管の一部になる部分 21 、22 複合
管の小径の鋼管 2p 空間 3 複合管(1
例) 4 複合管(2例) 5、51 、52
複合管の大径の鋼管 5p 空間 6、 複合管(3
例) 61 、62 複合管 7 大径の鋼管 7p 空間 8 複合管(4
例) 9 大径の鋼管 9p 空間 10 複合管(5例) 11 大径のスパ
イラル鋼管 11p 空間 12 小径のスパ
イラル鋼管 12p 空間 13 複合管(6
例) 14 大径の鋼管 14p 空間 15 複合管(7例) 16 大径の鋼管 16p 空間 17 複合管(8
例) 18 大径の鋼管 18p 空間 19 小径の鋼管 19d 中径の鋼
管の一部となる部分 19p 空間 20 極小径の鋼
管 20p 空間 21 中径の鋼管 21d 大径の鋼管の一部となる部分 21p 空間 22 複合管(9
例) 24 大径の鋼管 24p 空間 241 、242 25 小径の鋼管 25d 大径の鋼管の一部となる部分 25p 空間 26 複合管(1
0例) 261 、262 複合管(連結例) 30 角鋼管 30p 空間 30f 仮想上面 31 矩形鋼管 31d 角鋼管の一部となる部分 31p 空間 31f 仮想上面 32 複合管(1
2例) 33 角鋼管 34 矩形鋼管 34d 角鋼管の一部となる部分 34p 空間 35 複合管(13例) 36 角鋼管 36a、36b 角形板 36f 仮想上面 37 複合管(14例) 38 角鋼管 38p 空間 39 小径の鋼管 39d 角鋼管の一部となる部分 39p 空間 40 複合管(15例) 41 角鋼管 41p 空間 42 スパイラル
小径の鋼管 42p 空間 43 スパイラル
鋼管 43d 角鋼管の一部となる部分 44 複合管(1
6例) w 溶接 s 鋼板 ze 製管機 f フィンロール k ケージロー
ル wd 溶接装置 ss 支持装置 e 支持装置 ee 支持装置 r 固定ロール rr ベンディン
グロール 45 溶接鋼管 45p 空間 46 三角形の鋼管 46d 溶接鋼管
の一部となる部分 46p 空間 47 複合管(1
7例) 48 溶接角鋼管 48p 空間 49 鋼管 49d 溶接鋼管
の一部となる部分 49p 空間 50 複合管(1
8例) 51 溶接鋼管 51p 空間 52 楕円形の鋼管 52d 溶接鋼管
の一部となる部分 52p 空間 53 複合管(1
9例) 54 溶接角鋼管 54p 空間 55 楕円形の鋼管 55d 溶接鋼管
の一部となる部分 55p 空間 56 複合管(2
0例) 57 水道 58 通信配線 59 ゴムシール 60 メンテナン
ス窓 61 水道 62 送電配線 63 複合管(使用例) 64 雨水 65 UOE鋼管 65p 空間 65s スリット孔 66 水道 67 電縫鋼管 67p 空間 68 送電配線 69 アクリル管 69p 空間 70 光ファイバ
ー 71 塩化ビニール管 71p 空間 bj 接着 pj 圧着 72 主柱用角鋼管 72p 空間 73 スパイラル電縫鋼管 73p 空間 74 スパイラル鋼管 74p 空間 75 送電配線 76 熱交換媒体

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管が、接合により他方の管の一部
    を共有して該他方の管と一体に形成され、区分された複
    数の空間が形成されたことを特徴とする複合管。
  2. 【請求項2】 一方の管が、接合により一以上の他方の
    管を一部として該他方の管と一体に形成され、区分され
    た複数の空間が形成されたことを特徴とする複合管。
  3. 【請求項3】 一方の管の内側に、接合により他方の管
    が一体形成され、区分された複数の空間が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の複合管。
  4. 【請求項4】 一方の管の外側に、接合により他方の管
    が一体形成され、区分された複数の空間が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の複合管。
  5. 【請求項5】 一方の管がスパイラル管で、接合により
    他方の管がスパイラル状に一体形成されたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合管。
  6. 【請求項6】 接合により一体形成された、一方の管と
    他方の管いずれか一方または双方が、複数の管を一体形
    成したものであり、区分された3以上の空間が形成され
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    複合管。
  7. 【請求項7】 複合管を形成する各管がすべて同じ断面
    形状になっていることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の複合管。
  8. 【請求項8】 複合管を形成する各管の一部またはすべ
    て異なる断面形状になっていることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の複合管。
  9. 【請求項9】 複合管を形成する各管がすべて同じ材料
    で形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の複合管。
  10. 【請求項10】 複合管を形成する各管の一部またはす
    べてが異なる材料で形成されていることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の複合管。
  11. 【請求項11】 複合管を形成する一以上の管に窓を形
    成したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項
    に記載の複合管。
  12. 【請求項12】 一方の管を製造する場合、管を形成す
    る成形体の両側端面間に隙間を形成し、この隙間に、予
    め製管した一以上の他方の管の外周面を当接し、この当
    接部を接合して他方の管の一部を共有、または他方の管
    を一部とする管を一体形成し、区分された複数の空間を
    有する複合管を形成することを特徴とする複合管の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 一以上の他方の管として、複数の管を
    一体形成したものを用い、区分された3以上の空間を有
    する複合管を形成することを特徴とする請求項12記載
    の複合管の製造方法。
  14. 【請求項14】 予め製管した管を所定の間隔をおいて
    並置し、この並置した管の外周面に対し、相対する方向
    から跨ぐように管の一部を形成する成形体の両側端部を
    当接し、この当接部を接合して前記並置した管の一部を
    共有、または前記並置した管を一部とする管を形成し、
    区分された3以上の空間を有する複合管を形成すること
    を特徴とする複合管の製造方法。
  15. 【請求項15】 所定の間隔をおいて並置する管とし
    て、複数の管を一体形成したものを用い、区分された4
    以上の空間を有する複合管を形成することを特徴とする
    請求項14記載の複合管の製造方法。
  16. 【請求項16】 複合管を形成する管の接合方法および
    接合材を、管の材料および接合部の状態に応じて選択す
    ることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に
    記載の複合管の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171666A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Osaka Gas Co Ltd エネルギおよび情報の供給方法
CN104295808A (zh) * 2014-09-25 2015-01-21 西南铝业(集团)有限责任公司 一种铝锂合金铸造设备及其转移管道

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