JPH11257118A - 車両のエンジン停止制御装置 - Google Patents

車両のエンジン停止制御装置

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JPH11257118A
JPH11257118A JP6716598A JP6716598A JPH11257118A JP H11257118 A JPH11257118 A JP H11257118A JP 6716598 A JP6716598 A JP 6716598A JP 6716598 A JP6716598 A JP 6716598A JP H11257118 A JPH11257118 A JP H11257118A
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Yoshitaka Kuroda
恵隆 黒田
Kenji Nakano
賢至 中野
Yoichi Iwata
洋一 岩田
Teruo Wakashiro
輝男 若城
Hideyuki Takahashi
秀幸 高橋
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/10Safety devices
    • F02N11/101Safety devices for preventing engine starter actuation or engagement
    • F02N11/103Safety devices for preventing engine starter actuation or engagement according to the vehicle transmission or clutch status

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マニュアルトランスミッションを備えてエン
ジンの停止および始動を自動的に行う車両において、エ
ンジン始動手段に過剰な負荷が作用するのを回避する。 【解決手段】 クラッチが接続状態にあるときに、電子
制御ユニット1からの指令で燃料カットに続く燃料供給
の再開を禁止してエンジンEを停止させるものにおい
て、スタータモータ7の電源であるキャパシタ3の残容
量が所定容量以下になると、該スタータモータ7が自動
的に作動してエンジンEを始動する。このとき、クラッ
チが接続状態にあり且つシフトポジションが走行ポジシ
ョンにある場合には、電子制御ユニット1によりスター
タモータ7の作動が禁止され、該スタータモータ7に過
剰な負荷が作用するのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイドル運転時に
所定の条件が成立するとエンジンを停止させて燃料消費
量を節減する車両のエンジン停止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを走行用駆動源とする従来の車
両は、一旦始動したエンジンはドライバーがイグニッシ
ョンスイッチをOFFしない限り停止しないので、例え
ば信号待ちの間エンジンが無駄なアイドル運転を続行し
て燃料を無駄に消費する問題があった。これを回避する
には、車両が停止する度にドライバーがイグニッション
スイッチをOFFしてエンジンを停止させれば良いが、
このようにするとドライバーはエンジンの始動および停
止を繰り返し行わなければならないために、その操作が
極めて面倒である。
【0003】そこで、マニュアルトランスミッションを
備えた車両において、車両がクラッチ接状態で停止して
いるときには信号待ち等の状態にあると判断し、エンジ
ンに供給される燃料供給量をアイドル運転を維持不能な
量に設定してエンジンを自動的に停止させ、またクラッ
チが断状態になってシフトポジションが走行ポジション
になったときにはドライバーが車両を走行させる意思を
持ったと判断し、エンジンを自動的に始動するようにす
れば、面倒なエンジンの停止操作および始動操作を不要
にしながら燃料消費量の節減を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
エンジンを自動的に停止および始動するものでは、エン
ジン始動用電源の容量を常に確認し、エンジンの停止中
に前記容量が再始動に必要な容量を下回る可能性がある
場合には、速やかにエンジンを始動してエンジン始動用
電源の充電を図る必要がある。しかしながら、単にエン
ジン始動用電源の残容量を確認してエンジンを始動する
ものでは、仮にクラッチが接状態にあり且つシフトポジ
ションが走行ポジションにある状態でスタータモータが
作動すると、スタータモータに過剰な負荷が作用したり
乗員に体感されるショックが発生したりする問題があ
る。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、マニュアルトランスミッションを備えてエンジンの
停止および始動を自動的に行う車両において、エンジン
始動手段に過剰な負荷が作用するのを回避することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、エンジンと、エンジ
ンの駆動力を駆動輪に伝達するマニュアルトランスミッ
ションと、マニュアルトランスミッションのシフトポジ
ションを検出するシフトポジション検出手段と、エンジ
ンおよびマニュアルトランスミッション間の駆動力の遮
断/接続を行うクラッチペダルの断/接操作を検出する
クラッチ操作検出手段と、エンジンへの燃料供給を制御
する燃料供給制御手段と、エンジンを始動するエンジン
始動手段と、車両の減速状態を検出する減速状態検出手
段と、減速状態検出手段により車両の減速状態を検出し
たときに燃料供給制御手段によるエンジンへの燃料供給
を遮断する手段を含むエンジン出力制御手段と、前記減
速時の燃料供給制御手段による燃料供給の遮断後にエン
ジンの駆動不要を判別するエンジン駆動判別手段とを備
えてなり、前記エンジン駆動判別手段がエンジンの駆動
不要を判別したときに、前記エンジン出力制御手段はエ
ンジンを停止させるとともに、エンジンの停止後にクラ
ッチ操作検出手段によりクラッチ断状態が検出された場
合、あるいはエンジンの停止後にクラッチ操作検出手段
によりクラッチ断状態が検出されておらず且つシフトポ
ジション検出手段で検出されたシフトポジションが非走
行ポジションである場合に、前記エンジン出力制御手段
はエンジン始動手段によるエンジンの始動を許可するこ
とを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、エンジン駆動判別手段
がエンジンの駆動不要を判別してエンジン出力制御手段
がエンジンを停止させた後に、クラッチ断状態が検出さ
れた場合、あるいはクラッチ断状態が検出されておらず
且つシフトポジションが非走行ポジションである場合に
エンジンの始動が許可されるので、クラッチが接続して
おり且つシフトポジションが走行ポジションのままエン
ジン始動手段が作動するのが防止され、該エンジン始動
手段に過剰な負荷が作用することが確実に回避される。
【0008】ここで非走行ポジションは実施例のニュー
トラルポジションに対応する。
【0009】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記エンジン駆動判別手段は、クラ
ッチ操作検出手段によりクラッチ断状態が検出されてい
ない場合、あるいはクラッチ操作検出手段によりクラッ
チ断状態が検出され且つシフトポジション検出手段で検
出したシフトポジションが非走行ポジションにある場合
に、エンジンの駆動不要を判別することを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、車両の減速に伴う燃料
供給の遮断後に、クラッチ断状態が検出されていない場
合、あるいはクラッチ断状態が検出され且つシフトポジ
ションが非走行ポジションにある場合にエンジンの駆動
不要が判別されるので、エンジンの無駄な運転を最小限
に抑えて燃料消費量を節減することができる。
【0011】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記エンジン出力制御手段は、前記
シフトポジション検出手段で検出したシフトポジション
が所定時間以上非走行ポジションにあることを条件に、
前記エンジン始動手段によるエンジンの始動を許可する
ことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、シフトレバーを確実に
非走行ポジションに操作した場合にのみエンジン始動手
段の作動が許可されるので、シフト操作を行う過程でシ
フトレバーが一時的に非走行ポジションを通過してもエ
ンジン始動手段が誤作動する虞がない。
【0013】前記所定時間は実施例では2秒に設定され
ているが、その値は適宜設定可能な設計上の事項であ
る。
【0014】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、エンジン始動用電源の残容量を検出
する始動用電源残容量検出手段を備えてなり、前記エン
ジン出力制御手段は、始動用電源残容量検出手段で検出
したエンジン始動用電源の残容量が所定値以下になった
ときにエンジンの停止を禁止することを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、エンジン始動用電源の
残容量が所定値以下になるとエンジンの停止が禁止され
るので、エンジン始動用電源の残容量の不足によってエ
ンジンの再始動が困難になるのを防止することができ
る。
【0016】尚、前記所定値はエンジンの再始動に充分
なエンジン始動用電源の残容量に相当する。
【0017】また請求項5に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、エンジン始動用電源の残容量を検出
する始動用電源残容量検出手段を備えてなり、前記エン
ジン出力制御手段は、始動用電源残容量検出手段で検出
したエンジン始動用電源の残容量が所定値以下になった
ときにエンジン始動手段によるエンジンの始動を許可す
ることを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、エンジン始動用電源の
残容量が所定値以下になるとエンジンの始動が許可され
るので、エンジン始動用電源の残容量の不足によってエ
ンジンの再始動が困難になるのを防止することができ
る。
【0019】尚、前記所定値はエンジンの再始動に充分
なエンジン始動用電源の残容量に相当する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0021】図1〜図10は本発明の一実施例を示すも
ので、図1はマニュアルトランスミッションを備えたハ
イブリッド車両の全体構成図、図2はクルーズ/アイド
ルモードの説明図、図3は加速モードの説明図、図4は
減速モードの説明図、図5はモータのアシスト力による
エンジンの負荷軽減を説明するグラフ、図6はクレーム
対応図、図7はメインルーチンのフローチャートの第1
分図、図8はメインルーチンのフローチャートの第2分
図、図9はメインルーチンのステップS37のサブルー
チンのフローチャート、図10はアイドルエンジン停止
制御の一例を示すタイムチャートである。
【0022】図1に示すように、ハイブリッド車両はエ
ンジンEおよびモータMを備えており、エンジンEの駆
動力および/またはモータMの駆動力はマニュアルトラ
ンスミッションTmを介して駆動輪たる前輪Wf,Wf
に伝達される。またハイブリッド車両の減速時に前輪W
f,Wf側からモータM側に駆動力が伝達されると、モ
ータMは発電機として機能して所謂回生制動力を発生
し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収
する。
【0023】モータMの駆動および回生の制御は、マイ
クロコンピュータよりなる電子制御ユニット1に接続さ
れたパワードライブユニット2により行われる。パワー
ドライブユニット2には電気二重層コンデンサよりなる
蓄電手段としてのキャパシタ3が接続される。キャパシ
タ3は、最大電圧が2.5ボルトのセルを12個直列に
接続したモジュールを、更に6個直列に接続したもの
で、その最大電圧は180ボルトである。ハイブリッド
車両には各種補機類を駆動するための12ボルトの補助
バッテリ4が搭載されており、この補助バッテリ4はキ
ャパシタ3にダウンバータ5を介して接続される。電子
制御ユニット1により制御されるダウンバータ5は、キ
ャパシタ3の電圧を12ボルトに降圧して補助バッテリ
4を充電する。
【0024】キャパシタ3の最大電圧は180ボルトで
あるが、過充電による劣化防止のために実際に使用され
る最大電圧は170ボルトに抑えられ、またダウンバー
タ5の作動確保のために実際に使用される最小電圧は8
0ボルトに抑えられる。
【0025】電子制御ユニット1は、前記パワードライ
ブユニット2および前記ダウンバータ5に加えて、エン
ジンEへの燃料供給量を制御する燃料供給制御手段6の
作動と、キャパシタ3に蓄電された電力により駆動され
るスタータモータ7の作動とを制御する。そのために、
電子制御ユニット1には、従動輪たる後輪Wr,Wrの
回転数に基づいて車速Vを検出する車速センサS1 から
の信号と、エンジン回転数Neを検出するエンジン回転
数センサS2 からの信号と、マニュアルトランスミッシ
ョンTmのシフトポジション(ニュートラルポジショ
ン、前進走行ポジションおよび後進走行ポジション)を
検出するシフトポジションセンサS3 からの信号と、ク
ラッチペダル9の操作を検出するクラッチスイッチS5
からの信号と、スロットルバルブ10の開度を検出する
スロットル開度センサS6 からの信号と、キャパシタ3
の残容量を検出するキャパシタ残容量センサS7 からの
信号と、補助バッテリ4から持ち出される消費電力を検
出する12ボルト系消費電力センサS8 からの信号とが
入力される。
【0026】図6に示すように、電子制御ユニット1は
減速状態検出手段M1と、エンジン出力制御手段M2
と、エンジン駆動判別手段M3とを備えており、減速状
態検出手段M1は車速センサS1 で検出した車速Vの変
化、スロットル開度センサS6で検出したスロットルバ
ルブ10の閉動作、吸気負圧等に基づいて車両が減速燃
料カット状態にあることを検出し、またエンジン出力制
御手段M2は燃料供給制御手段6によりエンジンEへの
燃料供給量を遮断してエンジンEを停止させ、またエン
ジン駆動判別手段M3はシフトポジションセンサS3
検出したシフトポジションおよびクラッチスイッチS5
で検出したクラッチペダル9の操作状態に基づいてエン
ジンEを駆動する必要の有無を判定する。
【0027】次に、各走行モードにおけるエンジンEお
よびモータMの制御の概略を説明する。 クルーズ/アイドルモード 図2に示すように、車両のクルーズ走行時あるいはエン
ジンEのアイドル運転時には、モータMはエンジンEに
より駆動される発電機として機能する。12ボルトの補
助バッテリ4から持ち出される消費電力をダウンバータ
5の上流の電力から推定し、前記12ボルト系消費電力
を補充し得る電力をモータMで発電して補助バッテリ4
側に供給する。 加速モード 図3に示すように、車両の加速走行時には、キャパシタ
3から持ち出される電力でモータMを駆動してエンジン
Eの出力をアシストするとともに、補助バッテリ4から
持ち出される12ボルト系消費電力を補充する。モータ
Mが発生するアシスト量は、キャパシタ3の残容量、シ
フトポジション、エンジン回転数、スロットル開度、吸
気負圧等に基づいてマップ検索により決定される。 減速モード 図4に示すように、車両の減速走行時には、駆動輪であ
る前輪Wf,WfからモータMに逆伝達される駆動力で
回生制動を行うとともに、モータMが発電した回生電力
でキャパシタ3を充電し、かつ補助バッテリ4から持ち
出される12ボルト系消費電力を補充する。モータMが
発生する回生制動量はシフトポジション、エンジン回転
数および吸気負圧に基づいてマップ検索により決定され
る。
【0028】図5(A)は車両が10・15モードで走
行する際の車速V(細線参照)およびモータMの駆動/
回生量(太線参照)を示すものである。車両の加速走行
時にはモータMが駆動力を発生してエンジンEの負荷を
軽減することにより燃料消費量を節減することができ、
また車両の減速走行時にはモータMが回生制動力を発生
し、本来は機械的制動により失われる運動エネルギーを
電気エネルギーとして効果的に回収することができる。
【0029】図5(B)はエンジンEの負荷に対応する
吸気負圧を示すもので、太線はモータMによるアシスト
を行った場合のものであり、細線はモータMによるアシ
ストを行わない場合のものである。全般的に太線は細線
よりも下方に位置しており、モータMのアシスト力がエ
ンジンEの負荷軽減に寄与していることが分かる。
【0030】ところで、一般の車両は減速時に燃料カッ
トを行い、エンジン回転数がアイドル回転数まで低下す
ると、エンジンEが停止しないように燃料カットを中止
してアイドル運転を維持し得る量の燃料の供給を再開す
るようになっている。しかしながら本実施例では、所定
の運転条件が成立したときに燃料カットに続く燃料供給
の復帰を行わずにエンジンEを停止させ、前記所定の運
転条件が成立しなくなったときに燃料供給の復帰を行っ
てエンジンEを再始動することにより、アイドル運転時
にエンジンEを極力停止させて更なる燃料消費量の節減
を図るようになっている。
【0031】次に、クレーム対応図である図6に基づい
て、本実施例のアイドルエンジン停止制御装置の構成を
説明する。
【0032】燃料供給制御手段6は、マニュアルトラン
スミッションTmを介して前輪Wf,Wfを駆動するエ
ンジンEに対する燃料供給を、電子制御ユニット1から
の指令に基づいて制御する。電子制御ユニット1はシフ
トポジションセンサS3 から入力されるシフトポジショ
ンと、クラッチスイッチS5 から入力されるクラッチ操
作状態と、キャパシタ残容量センサS7 から入力される
キャパシタ3の残容量とに基づいて、アイドル運転を禁
止してエンジンEを停止させるか、あるいはスタータモ
ータ7を作動させてエンジンを始動するかを判断する。
アイドル運転を禁止する場合には、燃料供給制御手段6
が燃料カットからの燃料供給の再開を禁止してエンジン
Eを停止させる。またエンジンを始動する場合には、燃
料供給制御手段6が燃料供給を再開した状態でスタータ
モータ7を作動させる。
【0033】クラッチが接続状態にあり且つシフトポジ
ションが走行ポジションにある場合には、電子制御ユニ
ット1によりスタータモータ7の作動が禁止され、該ス
タータモータ7に過剰な負荷が作用するのが防止され
る。
【0034】次に、図7および図8のフローチャートに
基づいて、図1に示す車両のアイドルエンジン停止制御
の具体的内容を説明する。
【0035】先ず、ステップS21でスタータスイッチ
がOFFしているとき、即ちドライバーによるエンジン
始動操作が行われていないとき、ステップS22でスタ
ータスイッチOFF→ON判定フラグF FCMGST
の状態を判別する。イグニッションスイッチをONした
ときのスタータスイッチOFF→ON判定フラグF FC
MGSTの初期値は「0」であり、その後にステップS
21でドライバーによるエンジン始動操作が行われてス
タータスイッチがONしたときに、ステップS34でス
タータスイッチOFF→ON判定フラグF FCMGS
Tは「1」にセットされ、イグニッションスイッチをO
FFするまで「1」にセットした状態に維持される。
【0036】従って、ドライバーがイグニッションスイ
ッチをONしてからスタータスイッチをONするまでの
間、ステップS22の答えは「0」になってステップS
23を経てステップS33に移行するため、後述するス
テップS31でのエンジン始動は実行されることはな
い。つまり、この車両は後述するようにアイドル運転時
のエンジン停止と、それに続くエンジン始動とがドライ
バーによるスタータスイッチの操作に関わらず行われる
が、最初にドライバーがスタータスイッチをONして車
両を走行させる意思を示さない限り、エンジンEが自動
的に始動されることはなく、これにより無駄なエンジン
始動を回避して燃料消費量を節減することができる。
【0037】而して、ステップS21でドライバーがス
タータスイッチをONすると、ステップS34でスター
タスイッチOFF→ON判定フラグF FCMGSTが
「1」にセットされ、ステップS35で後述する車速判
定フラグF FCMGVが「0」にセットされた後に、
ステップS30に移行する。ステップS30では、エン
ジン回転数センサS2 で検出したエンジン回転数Neが
エンジンストール判定回転数NCRと比較され、Ne<
NCRであってエンジンEが停止状態にあれば、ステッ
プS31でスタータモータ7が自動的に作動してエンジ
ンEを始動する。その結果、エンジンEが始動してNe
≧NCRになると、前記ステップS31におけるエンジ
ン始動をパスしてステップS33に移行する。
【0038】続いて、ステップS33でアイドルエンジ
ン停止制御実行フラグF FCMGを「0」にセットす
る。アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMG
は、アイドル運転時にエンジンEを停止させるか否かを
識別するためのもので、それが「0」にセットされた状
態では、燃料カットに続く燃料供給の再開が実行され、
エンジン出力制御手段M2の指令によりアイドル運転を
維持可能な量の燃料が供給されてエンジンEがアイドル
運転状態に維持されるが、それが「1」にセットされた
状態では、エンジン出力制御手段M2の指令により燃料
カットに続く燃料供給の再開が禁止されて(あるいはア
イドル運転が維持不能な量の燃料だけが供給されて)ア
イドル運転を行わずにエンジンEが停止させられる。
尚、アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMG
は、後から詳述する所定の条件が成立したときに、エン
ジン駆動判別手段M3によりステップS42で「1」に
セットされる。
【0039】さて、ステップS21でドライバーがスタ
ータスイッチをONしてエンジンEを始動した後にスタ
ータスイッチをOFFすると、ステップS22では既に
スタータスイッチOFF→ON判定フラグF FCMG
STが「1」にセットされているために、ステップS2
4に移行して前記車速判定フラグF FCMGVの状態
を判別する。車速判定フラグF FCMGVは、車両が
発進した直後には「0」にセットされており、次のステ
ップS25において、車速センサS1 で検出した車速V
が所定車速(例えば、15km/h)以上になると、ス
テップS26で車速判定フラグF FCMGVが「1」
にセットされる。従って、ステップS25で車速Vが1
5km/h以上にならない限り、必ずステップS33に
移行してアイドルエンジン停止制御実行フラグF FC
MGが「0」にセットされ、アイドルエンジン停止制御
が中止されるので、アイドルエンジン停止制御が実行さ
れることはない。
【0040】その意味するところは以下の通りである。
渋滞時等に車両が低速走行および停止を短い時間間隔で
繰り返すとき、クラッチペダル9を踏んだ状態でシフト
レバーをニュートラルポジションおよび前進走行ポジシ
ョン間で操作する度に、エンジンEの停止および再始動
が繰り返し行われてしまうと仮定すると、スムーズな走
行ができなくなる可能性がある。しかしながら、車速V
が15km/h未満のときにアイドルエンジン停止制御
の実行を禁止することにより、上記問題を解決すること
ができる。
【0041】続くステップS43で、減速状態検出手段
M1により車両が減速状態にあることが検出されると、
ステップS27に移行し、ステップS27でクラッチペ
ダル9が踏まれておらずクラッチスイッチS5 がOFF
している場合、即ちクラッチが接続状態にある場合に
は、アイドルエンジン停止制御を実行すべくステップS
37に移行する。また前記ステップS27でクラッチペ
ダル9が踏まれてクラッチスイッチS5 がONしており
(クラッチ断状態)、且つステップS28でシフトポジ
ションセンサS3 により検出したシフトポジションがニ
ュートラルポジションにある場合にはステップS36に
移行し、そこでスロットル開度センサS6で検出したス
ロットル開度THがスロットル全閉開度THIDLE未
満であれば、アイドルエンジン停止制御を実行すべくス
テップS37に移行する。
【0042】一方、前記ステップS27でクラッチスイ
ッチS5 がONしていてクラッチ断状態にあっても、ス
テップS28でシフトポジションがインギア状態(前進
走行ポジションあるいは後進走行ポジション)であれ
ば、アイドルエンジン停止制御を実行することなくステ
ップS29に移行し、後述するエンジン再始動ディレー
タイマーtmFCMGをセットする。また前記ステップ
S27でクラッチスイッチS5 がONしていてクラッチ
断状態にあり、且つステップS28でシフトポジション
がニュートラルポジションにあり、更にステップS36
でスロットル開度THがスロットル全閉開度THIDL
E以上であれば、やはりアイドルエンジン停止制御を実
行することなくステップS29に移行する。
【0043】その意味するところは以下の通りである。
クラッチスイッチS5 がOFFしているクラッチ接状態
は、車両が停止中であれば信号待ち等の状態であるた
め、アイドル運転を行わずにエンジンEを停止させるこ
とにより、エンジンEの停止頻度を最大限に増加させて
燃料消費量の節減を図ることができる。またクラッチス
イッチS5 がONしているクラッチ断状態でもシフトポ
ジションがニュートラルであれば、やはりドライバーは
車両を走行させる意思を持たないと判断し、前述と同様
にしてエンジンEを停止させて燃料消費量の節減を図る
ことができる。
【0044】但し、前記ステップS36でスロットル開
度THがスロットル全閉開度THIDLE以上であれ
ば、即ちドライバーがアクセルペダルを踏み込んでいれ
ば、上述したアイドルエンジン停止制御は実行されな
い。なぜならば、マニュアルトランスミッションTmを
備えた車両でシフトダウンを行うとき、シフトダウン後
のクラッチの締結をスムーズに行うために、クラッチペ
ダル9を踏み込んだ状態でアクセルペダルを一時的に踏
み込んでエンジン回転数Neを増加させることがある。
このような場合、アイドルエンジン停止制御が実行され
ているためにアクセルペダルを踏み込んでもエンジン回
転数Neが増加しないと、シフトダウン操作をスムーズ
に行えなくなる可能性がある。しかしながら、本実施例
ではアクセルペダルを踏み込むとアイドルエンジン停止
制御が中止されるため、アクセルペダルを踏み込むこと
によりエンジン回転数Neを増加させてシフトダウン操
作をスムーズに行うことができる。
【0045】また、アイドルエンジン停止制御が実行さ
れている状態で停止している車両を発進させるとき、ク
ラッチペダル9を踏んでシフトレバーをインギアすると
エンジンEが自動的に始動するが、その操作に先立って
アクセルペダルを踏むことによりエンジンEを始動する
ことができるので、インギアの前にエンジンEを始動し
て車両の発進をスムーズに行うことができる。
【0046】前記ステップS27でクラッチスイッチ9
がOFFした場合、あるいは前記ステップS36でスロ
ットル開度THがスロットル全閉開度THIDLE未満
である場合、アイドルエンジン停止制御を実行する前
に、ステップS37でキャパシタ残容量判定フラグF
FCMGCAPの状態を判定する。
【0047】キャパシタ残容量判定フラグF FCMG
CAPは、キャパシタ3に蓄電された電力の残容量が停
止したエンジンEを再始動するのに充分であるか否かを
識別するもので、ステップS37でキャパシタ残容量判
定フラグF FCMGCAPが「1」にセットされてい
れば、キャパシタ3の残容量がエンジンEを再始動する
のに充分であると判定し、ステップS41で後述するエ
ンジン再始動ディレータイマーtmFCMGをセットし
た後に、ステップS42でアイドルエンジン停止制御実
行フラグF FCMGを「1」にセットする。
【0048】その結果、エンジン出力制御手段M2から
の指令により燃料供給制御手段6が燃料カットに続く燃
料供給の再開を禁止することにより、エンジン回転数N
eがアイドル回転数まで低下したときにエンジンEが停
止させられる。一方、ステップS37でキャパシタ残容
量判定フラグF FCMGCAPが「0」にセットされ
ていれば、キャパシタ3の残容量がエンジンEを再始動
するのに充分な余裕がないと判定し、ステップS33に
おいてアイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMG
が「0」にセットされる。その結果、燃料供給制御手段
6が燃料カットに続く燃料供給を通常通り再開すること
により、エンジン回転数Neがアイドル回転数まで低下
したときにアイドル運転が許容される。
【0049】以上のように、クラッチスイッチS5 がO
FF状態(クラッチ接状態)にあるときと、クラッチス
イッチS5 がON状態(クラッチ断状態)にあり、且つ
シフトポジションがニュートラル状態にあるときとに、
エンジンEをアイドル運転させずに停止させるので、エ
ンジンEの不要なアイドル運転を最小限に抑えて燃料消
費量を最大限に節減することができる。但し、前述した
ように、車速Vが15km/h未満の場合と、アクセル
ペダルが踏み込まれた場合と、キャパシタ3の残容量が
エンジンEを再始動するのに充分な余裕がない場合とに
は、アイドルエンジン停止制御の実行が禁止される。
【0050】ところで、前記ステップS37でキャパシ
タ3の残容量がエンジンEを再始動するのに充分な余裕
がなく、且つそのときにステップS30でエンジンEが
停止状態にあれば、ステップS31でスタータモータ7
が駆動されて、エンジンEが実際に再始動不能になる前
に再始動される。しかしながら、エンジンEを再始動す
る際にクラッチが接続状態にあり、且つシフトポジショ
ンがインギアの状態にあると、スタータモータ7に大き
な負荷が加わる問題がある。
【0051】そこで、ステップS38でシフトポジショ
ンがニュートラルであるかインギア状態あるかを判別
し、インギア状態にあればステップS40でエンジン再
始動ディレータイマーtmFCMGをセットした後にス
テップS33に移行する。これにより、ステップS31
におけるインギア状態でのエンジンEの再始動を回避
し、スタータモータ7に大きな負荷が加わるのを防止す
ることができる。また前記ステップS38でシフトポジ
ションがニュートラルであっても、ステップS39で、
前記エンジン再始動ディレータイマーtmFCMGで計
時される所定時間(例えば、2秒)が経過するまで前記
ニュートラル状態が継続した場合にのみ、ステップS3
1におけるエンジンEの再始動が許容される。これによ
り、シフトポジションが確実にニュートラルである場合
だけにエンジンEの再始動を行い、スタータモータ7に
過負荷が作用するのを防止することができる。
【0052】図10はアイドルエンジン停止制御の一例
を示すタイムチャートである。
【0053】車両のクルーズ走行中の時刻t1 にドライ
バーがアクセルペダルを離してブレーキペダルを踏む
と、燃料供給制御手段6による燃料カットが実行され、
車速Vが次第に減少する。時刻t2 おいてエンジン回転
数Neがアイドル回転数に近付いたとき、ドライバーが
クラッチペダル9を踏んでシフトポジションをニュート
ラルにすると、アイドルエンジン停止制御実行フラグF
FCMGが既に「1」にセットされていて燃料カット
からの燃料供給が再開されないために、エンジンEはア
イドル運転を行うことなく停止する。その後、時刻t3
においてドライバーが車両を発進させるべくクラッチペ
ダル9を踏んでシフトポジションをインギヤ状態にする
と、アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMG
が「0」にセットされると同時に、燃料供給制御手段6
による燃料カットが終了して燃料供給が再開され、エン
ジンEが始動する。而して、時刻t4 においてクラッチ
を接続すると車両は発進することができる。
【0054】次に、図9のフローチャートを参照しなが
ら、キャパシタ残容量判定フラグF FCMGCAPのセ
ット(図8のフローチャートのステップS37参照)に
ついて説明する。
【0055】先ずステップS61で、エンジン回転数セ
ンサS2 で検出したエンジン回転数Neをエンジンスト
ール判定回転数NCRと比較し、Ne≧NCRであって
エンジンEが運転状態にあれば、ステップS62で、キ
ャパシタ残容量センサS7 で検出したキャパシタ3の残
容量QCAPからエンジンEの始動に必要なキャパシタ
3の容量QCAPIDLを減算することにより、キャパ
シタ3の残容量の余裕分QCAPABLを算出する。そ
してステップS63で12ボルト系消費電力積算値DV
PSUMをゼロにセットする。
【0056】一方、前記テップS61でエンジンEが停
止状態にあれば、ステップS64で、12ボルト系消費
電力センサS8 で検出した12ボルト系電力消費量瞬時
値DVP(つまり補助バッテリ4から持ち出される電力
の瞬時値)を、12ボルト系消費電力積算値DVPSU
Mの前回値DVPSUM(n−1)に加算することによ
り、12ボルト系消費電力積算値DVPSUMの今回値
DVPSUM(n)を算出する。そしてステップS65
で、前記ステップS64で算出した12ボルト系消費電
力積算値DVPSUM(n)に単位変換係数KDVPを
乗算することにより、12ボルト系消費電力積算値換算
結果QDVPを算出する。
【0057】続くステップS66で、前記ステップS6
2で算出したキャパシタ3の残容量の余裕分QCAPA
BLと、前記ステップS65で算出した12ボルト系消
費電力積算値換算結果QDVPとを比較する。エンジン
Eが停止するとキャパシタ3に対する充電は行われなく
なり、かつ12ボルト系の消費電力(つまり12ボルト
系消費電力積算値換算結果QDVP)はキャパシタ3か
ら持ち出されるため、キャパシタ3の残容量QCAPは
次第に減少する。
【0058】而して、ステップS66で12ボルト系消
費電力積算値換算結果QDVPがキャパシタ3の残容量
の余裕分QCAPABL未満であれば、即ち、キャパシ
タ3の残容量QCAPがエンジンEの始動に必要なキャ
パシタ3の容量QCAPIDLを越えていれば、キャパ
シタ3の電力でエンジンEが始動可能であると判断し、
ステップS67でキャパシタ残容量判定フラグF FC
MGCAPを「1」にセットしてアイドルエンジン停止
制御の実行を許可する。一方、ステップS66で12ボ
ルト系消費電力積算値換算結果QDVPがキャパシタ3
の残容量の余裕分QCAPABL以上であれば、即ち、
キャパシタ3の残容量QCAPがエンジンEの始動に必
要なキャパシタ3の容量QCAPIDL以下になれば、
キャパシタ3の電力でエンジンEが始動不能になる可能
性があると判断し、ステップS68でキャパシタ残容量
判定フラグF FCMGCAPを「0」にセットしてア
イドルエンジン停止制御の実行を禁止する。
【0059】このように、スタータモータ7を駆動する
キャパシタ3の残容量QCAPを監視しながらアイドル
エンジン停止制御の実行の許可および禁止を判定するの
で、キャパシタ3の残容量QCAPが不足してエンジン
Eが始動不能になるのを確実に回避しつつ、アイドルエ
ンジン停止制御を最大限に実行させて燃料消費量を節減
することができる。
【0060】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0061】例えば、実施例ではエンジンEおよびモー
タMを走行用駆動源とするバイブリッド車両を例示した
が、本発明はエンジンEだけを走行用駆動源とする車両
に対しても適用することができる。
【0062】また実施例では燃料カットに続く燃料供給
の復帰を行わずにエンジンEを停止させているが、目標
エンジン回転数をアイドル回転数よりも低い回転数に設
定してエンジンEを停止させることもでき、これら燃料
供給量の制御に加えて点火制御を併用することもでき
る。
【0063】またエンジンEを始動するための特別のス
タータモータ7を設けることなく、走行用のモータMを
スタータモータとして利用することが可能である。更
に、本発明のエンジン始動手段はスタータモータ7やモ
ータMに限定されず、走行中の車両の運動エネルギーを
用いてエンジンEを始動する、所謂「押し掛け」のよう
な場合を含むものとする。例えば、図7のフローチャー
トのステップS25で車速Vが15km/h未満のとき
に、図8のフローチャートのステップS31でエンジン
Eを始動する場合がこれに相当する。
【0064】また実施例ではエンジン始動用電源として
キャパシタ3を例示したが、キャパシタ3に代えて充電
可能なバッテリを用いることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、エンジン駆動判別手段がエンジンの駆動不要
を判別してエンジン出力制御手段がエンジンを停止させ
た後に、クラッチ断状態が検出された場合、あるいはク
ラッチ断状態が検出されておらず且つシフトポジション
が非走行ポジションである場合にエンジンの始動が許可
されるので、クラッチが接続しており且つシフトポジシ
ョンが走行ポジションのままエンジン始動手段が作動す
るのが防止され、該エンジン始動手段に過剰な負荷が作
用することが確実に回避される。
【0066】また請求項2に記載された発明によれば、
車両の減速に伴う燃料供給の遮断後に、クラッチ断状態
が検出されていない場合、あるいはクラッチ断状態が検
出され且つシフトポジションが非走行ポジションにある
場合にエンジンの駆動不要が判別されるので、エンジン
の無駄な運転を最小限に抑えて燃料消費量を節減するこ
とができる。
【0067】また請求項3に記載された発明によれば、
シフトレバーを確実に非走行ポジションに操作した場合
にのみエンジン始動手段の作動が許可されるので、シフ
ト操作を行う過程でシフトレバーが一時的に非走行ポジ
ションを通過してもエンジン始動手段が誤作動する虞が
ない。
【0068】また請求項4に記載された発明によれば、
エンジン始動用電源の残容量が所定値以下になるとエン
ジンの停止が禁止されるので、エンジン始動用電源の残
容量の不足によってエンジンの再始動が困難になるのを
防止することができる。
【0069】また請求項5に記載された発明によれば、
エンジン始動用電源の残容量が所定値以下になるとエン
ジンの始動が許可されるので、エンジン始動用電源の残
容量の不足によってエンジンの再始動が困難になるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マニュアルトランスミッションを備えたハイブ
リッド車両の全体構成図
【図2】クルーズ/アイドルモードの説明図
【図3】加速モードの説明図
【図4】減速モードの説明図
【図5】モータのアシスト力によるエンジンの負荷軽減
を説明するグラフ
【図6】クレーム対応図
【図7】メインルーチンのフローチャートの第1分図
【図8】メインルーチンのフローチャートの第2分図
【図9】メインルーチンのステップS37のサブルーチ
ンのフローチャート
【図10】アイドルエンジン停止制御の一例を示すタイ
ムチャート
【符号の説明】
E エンジン S3 シフトポジションセンサ(シフトポジショ
ン検出手段) S5 クラッチスイッチ(クラッチ操作検出手
段) S7 キャパシタ残容量センサ(始動用電源残容
量検出手段) Tm マニュアルトランスミッション Wf 前輪(駆動輪) M1 減速状態検出手段 M2 エンジン出力制御手段 M3 エンジン駆動判別手段 3 キャパシタ(エンジン始動用電源) 6 燃料供給制御手段 7 スタータモータ(エンジン始動手段) 9 クラッチペダル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02N 11/08 F02N 11/08 L 11/10 11/10 D 15/00 15/00 E (72)発明者 若城 輝男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高橋 秀幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)と、 エンジン(E)の駆動力を駆動輪(Wf)に伝達するマ
    ニュアルトランスミッション(Tm)と、 マニュアルトランスミッション(Tm)のシフトポジシ
    ョンを検出するシフトポジション検出手段(S3 )と、 エンジン(E)およびマニュアルトランスミッション
    (Tm)間の駆動力の遮断/接続を行うクラッチペダル
    (9)の断/接操作を検出するクラッチ操作検出手段
    (S5 )と、 エンジン(E)への燃料供給を制御する燃料供給制御手
    段(6)と、エンジン(E)を始動するエンジン始動手
    段(7)と、 車両の減速状態を検出する減速状態検出手段(M1)
    と、 減速状態検出手段(M1)により車両の減速状態を検出
    したときに燃料供給制御手段(6)によるエンジン
    (E)への燃料供給を遮断する手段を含むエンジン出力
    制御手段(M2)と、 前記減速時の燃料供給制御手段(6)による燃料供給の
    遮断後にエンジン(E)の駆動不要を判別するエンジン
    駆動判別手段(M3)と、を備えてなり、 前記エンジン駆動判別手段(M3)がエンジン(E)の
    駆動不要を判別したときに、前記エンジン出力制御手段
    (M2)はエンジン(E)を停止させるとともに、 エンジン(E)の停止後にクラッチ操作検出手段
    (S5 )によりクラッチ断状態が検出された場合、ある
    いはエンジン(E)の停止後にクラッチ操作検出手段
    (S5 )によりクラッチ断状態が検出されておらず且つ
    シフトポジション検出手段(S3 )で検出されたシフト
    ポジションが非走行ポジションである場合に、前記エン
    ジン出力制御手段(M2)はエンジン始動手段(7)に
    よるエンジン(E)の始動を許可することを特徴とする
    車両のエンジン停止制御装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジン駆動判別手段(M3)は、
    クラッチ操作検出手段(S5 )によりクラッチ断状態が
    検出されていない場合、あるいはクラッチ操作検出手段
    (S5 )によりクラッチ断状態が検出され且つシフトポ
    ジション検出手段(S3 )で検出したシフトポジション
    が非走行ポジションにある場合に、エンジン(E)の駆
    動不要を判別することを特徴とする、請求項1に記載の
    車両のエンジン停止制御装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジン出力制御手段(M2)は、
    前記シフトポジション検出手段(S3 )で検出したシフ
    トポジションが所定時間以上非走行ポジションにあるこ
    とを条件に、前記エンジン始動手段(7)によるエンジ
    ン(E)の始動を許可することを特徴とする、請求項1
    に記載の車両のエンジン停止制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジン始動用電源(3)の残容量を検
    出する始動用電源残容量検出手段(S7 )を備えてな
    り、前記エンジン出力制御手段(M2)は、始動用電源
    残容量検出手段(S7 )で検出したエンジン始動用電源
    (3)の残容量が所定値以下になったときにエンジン
    (E)の停止を禁止することを特徴とする、請求項1に
    記載の車両のエンジン停止制御装置。
  5. 【請求項5】 エンジン始動用電源(3)の残容量を検
    出する始動用電源残容量検出手段(S7 )を備えてな
    り、前記エンジン出力制御手段(M2)は、始動用電源
    残容量検出手段(S7 )で検出したエンジン始動用電源
    (3)の残容量が所定値以下になったときにエンジン始
    動手段(7)によるエンジン(E)の始動を許可するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の車両のエンジン停止
    制御装置。
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