JPH11255290A - 浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根 - Google Patents

浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根

Info

Publication number
JPH11255290A
JPH11255290A JP10056994A JP5699498A JPH11255290A JP H11255290 A JPH11255290 A JP H11255290A JP 10056994 A JP10056994 A JP 10056994A JP 5699498 A JP5699498 A JP 5699498A JP H11255290 A JPH11255290 A JP H11255290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating roof
floating
gas block
outer rim
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10056994A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Fujita
春男 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP10056994A priority Critical patent/JPH11255290A/ja
Publication of JPH11255290A publication Critical patent/JPH11255290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性能の復旧、補修や交換が容易で、組
み立時の作業性が容易なシール構造を有する浮屋根式貯
蔵タンクの浮屋根を提供する。 【解決手段】 従来のガス冷却装置に替えて、浮屋根上
部デッキ71と浮屋根外リム70と浮屋根下部デッキ7
2とを有する浮屋根本体7と、浮屋根外リムの外周に沿
って取り付けられた気密中空形状の可撓性材料製のシー
ル装置5とを備え、そのシール装置が浮屋根外リムと側
板2との間を塞いでいるものとし、さらに、シール装置
が気密中空形状のガスブロック50とそのガスブロック
の周囲を覆うエンベロープ51で構成されているものと
し、さらにガスブロックが浮屋根外リムの外周に並んだ
複数の小型ガスブロックで構成されているものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原油、重油等の危
険物および水等を貯蔵する浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根
に係り、更に詳しくは、シール性能の復旧、シール装置
の補修や交換が容易で、組み立時の作業性が容易なシー
ル構造を有する浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】原油、重油、水その他の液体を貯蔵する
ためには、それらの液体の容量の増減に応じて浮屋根が
上下する様になった浮屋根式貯蔵タンクが利用される。
以下に、浮屋根式貯蔵タンクを図面を参照しつつ説明す
る。図3は浮屋根式貯蔵タンク9の断面図である。浮屋
根式貯蔵タンク9は、床板3と側板2と浮屋根1とを備
える。側板2の下端が床板3と水密に接合し、浮屋根1
が側板2の内側に落とし込まれている。浮屋根1は、浮
屋根本体7とシール装置8とウエザーシールド6とを備
える。浮屋根本体7は、浮屋根上部デッキ71と浮屋根
下部デッキ72と浮屋根外リム70とを有している。浮
屋根下部デッキ72は浮屋根の下部を覆う板である。浮
屋根外リム70は浮屋根の外周を囲う板である。浮屋根
下部デッキ72と浮屋根外リム70は外周で水密に接合
され、浮体構造となっている。浮屋根上部デッキ71は
浮屋根の上部を覆う床板であり、浮屋根に雨水等が浸入
しないようにする浮屋根本体7の上蓋となっている。シ
ール装置8は、浮屋根本体7と側板2の間をシールする
シール構造をしている。ウエザーシールド6は、浮屋根
本体7の外周上部と側板2との間をシールするシール構
造をしている。浮屋根1は、それらが一体となって貯蔵
された液体4に浮くようになっている。
【0003】貯蔵タンク9に液体4を貯蔵すると、浮屋
根1は貯蔵タンク9に貯蔵される液体4の上に浮かぶ。
浮屋根1は、貯蔵された液体4の容量が増加するに従っ
て上昇し、貯蔵された液体4の容量が減少するに従って
下降する。シール装置8は、浮屋根7と側板2のすき間
から貯蔵された液体や気化した気体が漏れてくるのを防
止する。ウエザーシールド6は、雨、その他の雑物が浮
屋根1と側板2の間に入り込むのを防止し、さらにシー
ル装置8に太陽光線(特に、紫外線)が直接当たるのを
防いでいる。
【0004】従来のシール装置8を図面を参照しつつ説
明する。図4は従来のシール装置8を備えた貯蔵タンク
9のシール部の断面図である。従来のシール装置8は、
ウレタンフォーム部材82と、ウレタンフォーム部材8
2を取り付けるためのウレタンフォーム取付金具81
と、そのウレタンフォーム部材82を包むゴムシート8
0(以下、エンベロープという)とを備える。ウレタン
フォーム部材82は、ウレタンフォームでできており、
接着剤でウレタンフォーム取付金具81に接合される。
ウレタンフォーム取付金具81の上部は、浮屋根外リム
70の外周の上端にボルト付けされる。1つのウレタン
フォーム部材81と1つのウレタンフォーム取付金具8
1との円周方向の幅寸法は、それぞれ浮屋根本体7の外
周寸法をN等分した寸法と概略等しい寸法をしている。
N個のウレタンフォーム取付金具81は、ウレタンフォ
ーム部材82をそれぞれ支持し、浮屋根本体7の外周を
取り囲むように配置され、浮屋根外リム70の上端にボ
ルト付けされる。ウレタンフォーム部材82は、組み立
て前の半径方向の厚さ(例えば400mm)が圧縮さ
れ、浮屋根本体7と側板2のすき間(例えば200m
m)に押し込まれている。エンベロープ80は、その一
端を浮屋根外リム70の外周上端にボルト付けされ、浮
屋根外リム70とウレタンフォーム部材82との間を下
方に垂れ、ウレタンフォーム部材82の下方でU字状に
折れ曲がり、ウレタンフォーム部材82と側板2との間
を上方に持ち上げられ、その他端を再度浮屋根外リム7
0の上端にボルト付けられる。
【0005】従来のシール装置8のシール作用を説明す
る。ウレタンフォーム部材82は、圧縮されて浮屋根本
体7と側板2の隙間に押し込まれているので、シール装
置8を半径方向に広げようとする。従って、浮屋根本体
7と側板2の間のすき間を常に最小にすることができ、
貯蔵液体4やその気化ガスがそのすき間を伝って外部へ
漏れだすのを防ぐことができる。ウレタンフォーム取付
金具81は、ウレタンフォーム部材82をしっかりと支
持しているので、ウレタンフォーム部材82が半径方向
や垂直方向にづれるのを防いでいる。エンベロープ80
は、ウレタンフォーム部材82を包み込むのでウレタン
フォーム部材82に雨水が滲み込むことがなく、雨水の
浸透により性能劣化しやすいウレタンフォーム部材82
の反発力が低下するのを防止する。従って、シール装置
8は長期間シール性能を維持し、貯蔵液体4やその気化
ガスが外部に漏れだすことを防ぐことができ、さらに異
物が貯蔵タンク9の内部へ侵入することを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の貯蔵タンク9の
シール装置8は上述のとおり、エンベロープ80で囲う
ことによりウレタンフォーム部材82が性能劣化するの
を防止し長時間そのシール性能を維持しようとしてい
る。しかし、そのエンベロープ80が経年劣化すると、
ゴムシート表面にヘアークラックが入ったり、亀裂が生
じる。エンベロープ80に亀裂が生じると、雨水や貯蔵
液体4がシール装置8の内部に浸入する。ウレタンフォ
ーム部材82がそれらの雨水や貯蔵液体4を吸収する
と、ウレタンフォーム部材82の反発力が低下し、シー
ル装置8のシール性能が低下するという問題があった。
さらに大量の雨水や貯蔵液体4がシール装置8の内部に
侵入すると、エンベロープ80の下部のU字形の折れ曲
がり部にその雨水や貯蔵液体4が溜まり、その重さでシ
ール装置8が下方に引っ張られるため、シール装置8と
側板2の間にすき間が生じるという問題があった。
【0007】また、ウレタンフォーム部材82自体の経
年劣化によってもシール性能が低下する問題があった。
そこで、一定の期間(例えば10年乃至15年)毎に、
エンベロープ80やウレタンフォーム部材82を交換す
る必要がある。しかし、上述の様にウレタンフォーム部
材82は一定の厚みのものを圧縮して浮屋根外リム70
と側板2の間に押し込まなければならないので、エンベ
ロープ80を傷つけずに、ウレタンフォーム部材82を
交換するに非常に手間がかかるとい問題があった。
【0008】またさらに、貯蔵タンク9を新設する時に
もウレタンフォーム部材80をシール装置8にセットす
るのが非常に手間であるという問題があった。
【0009】本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出さ
れたもので、貯蔵液体や雨水に対して耐性の高い材料を
使用することができ、経年劣化によってもシール性能が
劣化ぜす、またシール性能が劣化してもその回復が容易
なシール装置を有する浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根を提
供しようとする。さらに、貯蔵タンクの新設時におい
て、設置の容易なシール構造を有する浮屋根式貯蔵タン
クの浮屋根を提供しようとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根は、浮屋根式
貯蔵タンクの側板の内面に沿って上下に摺動できる浮屋
根式貯蔵タンクの浮屋根であって、浮屋根上部デッキと
浮屋根外リムと浮屋根下部デッキとを有する浮屋根本体
と、浮屋根外リムの外周に沿って取り付けられた気密中
空形状の可撓性材料製のガスブロックを有するシール装
置とを備え、そのシール装置が浮屋根外リムと側板との
間を塞いでいるようにした。
【0011】上記本発明の構成により、浮屋根本体は、
浮屋根上部デッキと浮屋根外リムと浮屋根下部デッキと
を有し、浮体構造を構成するので貯蔵液体の上に浮くこ
とができる。シール装置は、浮屋根外リムの外周に沿っ
て取り付けられた気密中空形状の可撓性材料製であるの
で、内部にガスを封入して膨らむことができる。そのシ
ール装置が浮屋根外リムと側板との間を塞いでいるの
で、貯蔵液体やその気化ガスが浮屋根外リムと側板との
すき間から漏れだすことを防ぐ。
【0012】更に望ましくは、本発明にかかる浮屋根式
貯蔵タンクの浮屋根は、前記シール装置がさらにそのガ
スブロックの周囲を覆うエンベロープを有するようにし
た。
【0013】上記本発明の構成により、前記シール装置
がそのガスブロックの周囲を覆うエンベロープを有して
いるので、ガスブロックが直接雨水や貯蔵液体やその気
化ガスに接触せず、エンベロープの内部をガスブロック
にとって理想的な環境に維持することができ、ガスブロ
ックの材質の経年劣化を少なくすることができる。
【0014】更に望ましくは、本発明にかかる浮屋根式
貯蔵タンクの浮屋根は、前記ガスブロックが浮屋根外リ
ムの外囲に並んだ複数の小型ガスブロックで構成されて
いるようにした。
【0015】上記本発明の構成により、前記ガスブロッ
クが浮屋根外リムの外囲に並んだ複数の小型ガスブロッ
クで構成されているので、取り扱いと組み立てとが容易
である。
【0016】
【発明の実施の態様】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略す
る。
【0017】図1は本発明の浮屋根式タンク9の浮屋根
1のシール装置5の実施形態を示す断面図である。図2
は図1のA−A断面図である。本実施例のシール装置5
は、ガスブロック50と、そのガスブロック50を包む
シート51(以下、エンベロープ51という。)とを備
える。ガスブロック50は、可撓性材料でできており、
ガスブロック本体52とガスブロック取付部54とガス
供給部53を有する。ガスブロック本体52は、中空形
状をし、大気圧以上のガスを封入し、気密を維持できる
様になっている。ガスブロック本体52には、一般に窒
素等のガスが大気圧以上の圧力で封入されている。ガス
ブロック取付部54は、浮屋根外リム70の外周の上端
にボルト付けされる。ガス供給部53は、ガスブロック
52の中空内部と導通した管と逆止弁を有しており、ガ
スをガスブロック52内部に注入するのに用いられる。
【0018】1つのガスブロック52の円周方向の幅寸
法は、それぞれ浮屋根本体7の外周寸法をN等分した寸
法と概略等しい寸法をしている。N個のガスブロック5
0が浮屋根外リム70の外周を取り囲むように配置さ
れ、ガスブロック取付部54がそれぞれ浮屋根外リム7
0の上端にボルト付けされる。ガスブロック50は、浮
屋根外リム70と側板2のすき間(例えば200mm)
に押し込まれている。エンベロープ51は、その一端を
浮屋根外リム70の外周上端にボルト付けされ、浮屋根
外リム70とガスブロック50との間を下方に垂れ、ガ
スブロック50の下方でU字状に折れ曲がり、ガスブロ
ック50と側板2との間を上方に持ち上げられ、その他
端を再度浮屋根外リム70の上端にボルト付けられる。
ガスブロック50の可撓性材料、またはエンベロープ5
1の可撓性材料としては、雨水と貯蔵する液体とに対し
耐性の高い材料を選ぶのが好ましい。また、ガスブロッ
ク50の可撓性材料は、特に可撓性を重視して選ばれ
る。エンベロープ51の可撓性材料は、特に機械的強度
を重視して選ばれる。
【0019】次に本実施態様のシール装置の作用を説明
する。ガスブロック50は浮屋根本体7と側板2の隙間
に押し込まれ、内部に大気圧以上の圧力のガスが封入さ
れているので、シール装置5には内圧がかかっており、
半径方向に広がろうとする。したがって、浮屋根7と側
板2の間のすき間を常に最小にすることができ、貯蔵液
体4やその気化ガスがそのすき間を伝って外部へ漏れだ
すのを防ぐことができる。ガスブロック50は、そのガ
スブロック取付部54が浮屋根外リム70にしっかりと
固定されているので、ガスブロック50が半径方向と垂
直方向とにずれるのを防いでいる。エンベロープ51が
ガスブロック50を包み込むので、ガスブロック50が
雨水に濡れたり、紫外線に曝されることがなく、ガスブ
ロック50の可撓性材料が性能劣化するのを防止する。
従って、シール装置5は長期間に渡ってシール性能を維
持しつつ、貯蔵液体4やその気化ガスが外部に漏れだす
ことを防ぎ、異物が貯蔵タンク9内部へ侵入することを
防止できる。
【0020】本実施形態によれば、ガスブロック52の
可撓性材料として、雨水や貯蔵液体に耐性のあるものを
選ぶことができるので、エンベロープ51が経年劣化に
より破れて内部に雨水や貯蔵液体が入ってもシール装置
5のシール性能が低下することがない。さらに大量の雨
水や貯蔵液体4がシール装置5の内部に侵入し、エンベ
ロープ51の下部のU字形の折れ曲がり部にその雨水や
貯蔵液体が溜まっても、ガスブロック50内部の圧力が
維持されるので、その重さでシール装置5が下方に引っ
張られても、シール装置5と側板2の間にすき間が生じ
るということがない。また、ガスブロック50が破損し
て内部のガスが漏れた場合は、ガスブロックの破損部を
補修した後、ガス供給部53からガスを供給して内圧力
を上昇させることで、容易にシール性能を回復すること
ができる。
【0021】また、一定の期間ごとに、ガスブロック5
0を交換する必要がある場合は、ガス供給部53の逆止
弁を開放にし内部のガスを抜くと、ガスブロック53が
収縮して小型化するので、容易に交換をすることができ
る。またさらに、貯蔵タンク9の新設時には、ガスを抜
いて小さくなったガスブロック50を浮屋根本体に取り
付け、その後でガスを供給するので、新設時の組み立て
が容易である。
【0022】また、ガスブロック50が円周方向に複数
個に分割された小型ガスブロックで構成されているの
で、上記の補修、交換作業がさらに容易になる。
【0023】本発明は以上に述べた実施形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。たとえは、ガスブロック50とエンベ
ロープ51の取り付け方法は、実施態様の方法に限定さ
れず、シール装置5のシール性能を損なわない方法であ
ればどのようなものでも良い。また、ガスブロック50
のガス供給部53は図示のようにエンベロープ51の内
部に設置方法に限定されるものでなく、浮屋根上部デッ
キに引き出して設置してもよい。また、ガスブロック5
0の材料とエンベロープ51の材料が異なってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の浮屋根式タ
ンクの浮屋根シール構造により、浮屋根が、浮屋根外リ
ムの外周に沿って取り付けられた気密中空形状の可撓性
材料製のシール装置とを備えており、貯蔵液体や雨水に
対して耐性の高い材料をシール装置の素材として選ぶこ
とができるので、シール装置が雨水や貯蔵液体により濡
れても、シール装置のシール性能が低下しない。
【0025】また、シール装置が破損したときは、破損
部の補修をしてガスを再充填することで容易にシール性
能を回復することができる。また、シール装置を交換す
る必要がある場合は、シール装置内部のガスを抜くと、
シール装置が縮小するので、容易に交換をすることがで
きる。また、貯蔵タンクの新設時には、ガスを抜いて小
さくなったシール装置を浮屋根本体に取り付け、その後
でガスを供給することができるので、新設時の組み立て
が容易である。さらにまた、シール装置を気密中空形状
のガスブロックとそのガスブロックの周囲を覆うエンベ
ロープで構成すると、ガスブロックが直接雨水や貯蔵液
体やその気化ガスに接触しないので、ガスブロックの材
質の劣化がさらに少なくて済む。
【0026】なお、エンベロープが破れて、大量の雨水
や貯蔵液体がシール装置の内部に侵入して、エンベロー
プの下部のU字形の折れ曲がり部にその雨水や貯蔵液体
が溜まり、その重さでシール装置が下方に引っ張られて
も、ガスブロックのシール性能が低下しないのでシール
装置と側板の間にすき間が生じない。またさらに、ガス
ブロックが浮屋根外リムの外囲に並んだ複数の小型ガス
ブロックで構成すると、さらに取り扱いと組み立てとが
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の側面断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来の浮屋根式貯蔵タンクの断面図である。
【図4】従来の浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根シール部の
断面図である。
【符号の説明】
1 浮屋根 2 側板 3 底板 4 貯蔵液体 5 シール装置 6 ウエザーシールド 7 浮屋根本体 8 従来のシール装置 9 浮屋根式貯蔵タンク 50 ガスブロック 51 エンベロープ 52 ガスブロック本体 53 ガス供給部 54 ガスブロック取付部 70 浮屋根外リム 71 浮屋根上部デッキ 72 浮屋根下部デッキ 80 エンベロープ 81 ウレタンフォーム部材 82 ウレタンフォーム取付金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮屋根式貯蔵タンクの側板の内面に沿っ
    て上下に摺動できる浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根であっ
    て、 浮屋根上部デッキ(71)と浮屋根外リム(70)と浮
    屋根下部デッキ(72)とを有する浮屋根本体(7)
    と、 浮屋根外リムの外周に沿って取り付けられた気密中空形
    状の可撓性材料製のガスブロック(50)を有するシー
    ル装置(5)とを備え、 そのシール装置が浮屋根外リムと側板(2)との間を塞
    いでいることを特徴とする浮屋根式貯蔵タンクの浮屋
    根。
  2. 【請求項2】 前記シール装置がさらにそのガスブロッ
    クの周囲を覆うエンベロープ(51)を有する、ことを
    特徴とする請求項1記載の浮屋根式貯蔵タンクの浮屋
    根。
  3. 【請求項3】 前記ガスブロックが浮屋根外リムの外周
    に並んだ複数の小型ガスブロックで構成されている、こ
    とを特徴とする請求項1乃至2記載の浮屋根式貯蔵タン
    クの浮屋根。
JP10056994A 1998-03-09 1998-03-09 浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根 Pending JPH11255290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056994A JPH11255290A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056994A JPH11255290A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11255290A true JPH11255290A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13043054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10056994A Pending JPH11255290A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11255290A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104330286A (zh) * 2014-10-22 2015-02-04 中国石油化工股份有限公司 外浮顶储罐油气浓度采样检测装置及其采样检测方法
CN104482217A (zh) * 2014-11-04 2015-04-01 中国石油化工股份有限公司 具有远程控制功能的自补偿型充气软密封方法
CN104875986A (zh) * 2015-05-22 2015-09-02 中国石油化工股份有限公司 一种浮顶油罐通过软密封导出静电的装置
JP2016204008A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 横浜ゴム株式会社 浮き屋根式タンク用シール材
JP2016204009A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 横浜ゴム株式会社 浮き屋根式タンク用シール材
JP2016204007A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 横浜ゴム株式会社 浮き屋根式タンク用シール材
TWI642606B (zh) * 2017-10-06 2018-12-01 英商福泰豐股份有限公司 Oil tank floating roof sealing device

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104330286A (zh) * 2014-10-22 2015-02-04 中国石油化工股份有限公司 外浮顶储罐油气浓度采样检测装置及其采样检测方法
CN104482217A (zh) * 2014-11-04 2015-04-01 中国石油化工股份有限公司 具有远程控制功能的自补偿型充气软密封方法
JP2016204008A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 横浜ゴム株式会社 浮き屋根式タンク用シール材
JP2016204009A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 横浜ゴム株式会社 浮き屋根式タンク用シール材
JP2016204007A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 横浜ゴム株式会社 浮き屋根式タンク用シール材
CN104875986A (zh) * 2015-05-22 2015-09-02 中国石油化工股份有限公司 一种浮顶油罐通过软密封导出静电的装置
TWI642606B (zh) * 2017-10-06 2018-12-01 英商福泰豐股份有限公司 Oil tank floating roof sealing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4139117A (en) Floating cover assembly
US3002828A (en) Gasholder seal
KR20110069774A (ko) 오일 저장 및 수송 장치
US4243151A (en) Floating roof penetrations with reduced vapor space seal
JPH11255290A (ja) 浮屋根式貯蔵タンクの浮屋根
CN110980015B (zh) 一种钎焊蜂窝板内浮顶储罐
CA2415453C (en) Secondary seal for floating roof storage tank
CN110723425B (zh) 一种铝型材浮盘
US4208469A (en) Floating cover assembly
AU2001281376A1 (en) Secondary seal for floating roof storage tank
US2997200A (en) Weather hoods for floating roofs provided in storage tanks
US5667091A (en) Mounting system for floating roof seals
JP4178471B2 (ja) 貯蔵タンクの浮屋根の浮力維持方法及びそれを用いる浮屋根構造
US2981437A (en) Floating roof tank
CN108016762A (zh) 浮顶储罐用弹片式泡沫塑料一次密封装置及其安装方法
US4273250A (en) Sealing system for liquid storage tanks
CN114013847B (zh) 汽油内浮顶储罐
JP6561557B2 (ja) 浮き屋根式タンク用シール材
JP2006143291A (ja) 浮屋根式貯蔵タンク
US20020113379A1 (en) Sealing device
JP5041887B2 (ja) ポンツーン用袋体
US3269583A (en) Floating roof seal
RU2305654C2 (ru) Резервуар с плавающим покрытием для технологических операций с нефтью или нефтепродуктами
CN215567909U (zh) 浮顶原油储罐弹性一次密封装置
KR102669550B1 (ko) 동파방지장치