JPH11253478A - 保温器 - Google Patents

保温器

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Publication number
JPH11253478A
JPH11253478A JP6087398A JP6087398A JPH11253478A JP H11253478 A JPH11253478 A JP H11253478A JP 6087398 A JP6087398 A JP 6087398A JP 6087398 A JP6087398 A JP 6087398A JP H11253478 A JPH11253478 A JP H11253478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat source
combustion
human body
fuel
Prior art date
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Pending
Application number
JP6087398A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
Takaaki Kusaka
貴晶 日下
Toru Hanada
徹 花田
Kiyonobu Yoshida
清信 吉田
Atsuhito Nakai
厚仁 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6087398A priority Critical patent/JPH11253478A/ja
Publication of JPH11253478A publication Critical patent/JPH11253478A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱量の大きな燃焼器を人体に装着しても、
体の広範囲にわたって暖房が行えるとともに、使用中に
熱源部が移動したりせずに、装着した使用者の体型に合
わせた適切な装着位置で保温を行うことのできる保温器
を提供する。 【解決手段】 本発明は、燃焼熱を熱源とする熱源部1
と、この熱源部1へ供給する燃料を蓄えた燃料タンク部
2と、熱源部1の燃焼を制御する制御部3と、前記熱源
部1を収納する収納部を有する収納ケース5と、前記収
納部から両側に延設したベルト部と、前記収納部を人体
と背部の間に支持する肩紐21とを備えたものであり、
これにより、発熱量の大きな燃焼器を人体に装着して
も、体の広範囲にわたって暖房が行えるとともに、使用
中に熱源部が移動したりせずに、装着した使用者の体型
に合わせた適切な装着位置で保温を行うことを可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料を搭載し、燃
焼で発生する熱を利用して人体の暖房や保温を行なう携
帯用の保温器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯用の暖房に用いる熱源と
して、ベンジン等の石油系燃料の燃焼熱を用いた懐炉が
よく知られている。また、使い捨て懐炉として鉄などの
金属と酸化剤の化学反応を利用するものも広く普及して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の懐炉は
発熱量が小さく局部的な加熱しかできないため、身体全
体を暖めることは不可能であり多数個を分散して身に着
けなければ十分な暖房効果が得られないという欠点があ
った。また、この種の懐炉は発熱温度を任意に調節する
ことが困難であるから、使用目的や場所に応じて所望す
る温度で採暖することができなかった。
【0004】このような問題に対して、発熱量が大きく
発熱温度が調節可能な燃焼器を用いることが考えられる
が、発熱量の増大にともない、熱を身体の広範囲に分布
させるための熱拡散と、種々の使用条件においても燃焼
に必要な空気を十分に確保するための給気と排気の処理
が課題となる。
【0005】そこで本発明は、発熱量の大きな燃焼器を
人体に装着しても、体の広範囲にわたって暖房が行える
とともに、使用中に熱源部が移動したりせずに、装着し
た使用者の体型に合わせた適切な装着位置で保温を行う
ことのできる保温器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃焼熱を熱源
とする熱源部と、この熱源部へ供給する燃料を蓄えた燃
料タンク部と、熱源部の燃焼を制御する制御部と、前記
熱源部を収納する収納部を有する収納ケースと、前記収
納部から両側に延設したベルト部と、前記収納部を人体
と背部の間に支持する肩紐とを備えたものであり、これ
により、発熱量の大きな燃焼器を人体に装着しても、体
の広範囲にわたって暖房が行えるとともに、使用中に熱
源部が移動したりせずに、装着した使用者の体型に合わ
せた適切な装着位置で保温を行うことを可能とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、 燃焼熱を熱源とする熱源部と、この熱源部へ供給
する燃料を蓄えた燃料タンク部と、熱源部の燃焼を制御
する制御部と、前記熱源部を収納する収納部を有する収
納ケースと、前記収納部から両側に延設したベルト部
と、前記収納部を人体と背部の間に支持する肩紐とを備
えたものであり、これにより、人体と保温器との間に暖
気を発生させることができるとともに、ベルト部及び肩
紐により熱源部が移動することなく、適切な位置に保持
されることとなる。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明に加え、肩紐を収納ケースに着脱自在に設け
たものであり、使用状態によって、保持するのに必要だ
けで装着できるものである。
【0009】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の発明に加え、肩紐の長さを調節可能とし
たものであり、これにより、使用者の体型に合わせて、
熱源部の保持位置を変更することができ、確実に適切な
保温位置に保温器を保持することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について図1及び図2を
用いて説明する。
【0011】図1は本実施例の保温器の熱源部1と、燃
料タンク部2と、制御部3とで構成した熱源ユニット4
の平面方向から見た断面図である。本実施例の保温器の
熱源ユニット4は、暖房に必要な熱を発生する燃焼室6
と、この燃焼室6を固定する取り付け板7とからなる熱
源8と、この熱源8を収容する熱源部1と、燃焼室6へ
供給する燃焼を蓄えた燃焼タンク部2と、燃焼室1の燃
焼熱を制御する制御部3と、燃焼室6の燃焼を制御する
ための指示、例えば温度設定などを制御部3に伝達する
リモコン9と、制御部3の出力により放電着火をおこな
うための着火回路10を備えている。
【0012】本実施例では熱源8を収容する熱源部1
を、燃料タンク部2、制御部3、リモコン9とそれぞれ
分離している。燃料タンク部2には、燃料を貯蔵する燃
料カートリッジ11が着脱自在に設けられており、この
燃料カートリッジ11と燃焼室6とは可撓性のある燃料
通路12を介して連絡されている。
【0013】また燃焼室6は、熱源部1に設けた燃焼に
必要な空気を取り入れるための給気口13及び燃焼時に
発生するガスを排出するための排気口14に連通してい
る。給気口13には給気通路26の一端が連絡させてお
り、その他端には給気中の塵埃を除去するための27を
設けている。
【0014】燃料カートリッジ11から燃料通路12を
介して送られる燃料は、燃料ノズル15から噴出され
る。この噴出された燃料が、給気口13から導入される
燃焼用空気を吸引し、混合気となり、燃焼部16で燃焼
する。燃焼部16内に突出し、着火回路10に着火電線
17を介して接続された点火電極18は混合気を燃焼部
16で着火させるものである。
【0015】また、燃焼部16で燃焼した後の排気は排
気口14から排出される。19は本実施例の暖房・保温
器を起動するための起動スイッチであり、この起動スイ
ッチ19を作動させると、燃料カートリッジ11と燃料
通路12との間に設けた開閉弁20を開くとともに、制
御部3の電源を起動する。
【0016】図2に前記熱源ユニット4を収納ケース5
内に収容した保温器の全体構成図を示す。
【0017】収納ケース5は肩紐21を備えており、連
結部21’により肩紐21の着脱となり、長さも調節が
できるようになっている。人体への装着時にはこれを両
肩上に通すとともに、収納ケース5のベルト部の先端付
近に設けられた面ファスナー22を腹部で合わせて人体
腰部に固定するようになっている。
【0018】このように、肩紐21を有することによ
り、装着時に熱源ユニット4の重量を両肩で支えること
ができるため装着時の違和感がなく重さを感じないもの
である。
【0019】この収納ケース5は熱源部1で発生した熱
を和らげ、腰部を快適な温度に保つため適度な断熱性を
有するフェルト状の材料で構成されている。収納ケース
5の上部には、熱源部1で発生した暖気を対流により排
出するための開口部23を設けている。また、フレキシ
ブルパイプ等からなる給気通路26は収納ケース5のベ
ルト部内に収容され、27は人体装着時に人体の脇腹付
近に位置するようになっている。
【0020】起動スイッチ19を作動して、開閉弁20
を開き燃焼カートリッジ11から燃料を供給すると、燃
料は燃料通路12を通って燃焼室6に供給される。燃料
はブタンまたはプロパンもしくはこれらの混合であり、
燃料カートリッジ11に液状で貯蔵される。燃焼室6に
供給された燃料は気体状態であり、燃料ノズル15から
噴出した燃料が燃焼用空気を吸引して混合気となる。こ
の燃焼用空気は、収納ケース5のベルト部からフィルタ
ー27、給気通路26を経て吸気口13から吸引され
る。起動スイッチ19は作動と同時に制御部3の電源を
起動し、この制御部3の出力により着火回路10が動作
し、点火電極18で火花が発生して燃焼部16内の混合
気に点火され燃焼熱が発生する。このとき発生した熱は
燃焼室6の外壁24で熱交換され、二酸化炭素と水蒸気
とからなる燃焼ガスは排気口14から排出される。
【0021】燃焼部16の外壁24で熱交換した熱は、
一方では収納ケース5の断熱効果により緩和されながら
人体腰部に伝導し、他方では暖気となり熱源部1内を上
昇し熱源部1上部に設けた暖気口25を通過し、収納ケ
ース5上部に設けた開口部23から上方に排出され、自
然対流により人体の背中を腰部から上方に向かって上昇
する。従って、腰部のみならず上半身全体に快適な暖房
感が得られる。
【0022】このように本実施例では給気口13に給気
通路26を連絡させ、給気と排気をそれぞれ人体の腹部
と背部とに分離させ、後部で排出された排気は前部の給
気通路26先端まで回り込む間に拡散されるため、ショ
ートサーキットによる不完全燃焼を防止することがで
き、常に安定した熱量を発生させることができる。
【0023】なお、給気と排気とを隔離する手段として
は、排気口のみに排気通路を連絡させた構成や、給気口
と排気口のそれぞれに給気通路、排気通路を連絡させ先
端を分離した構成としても同様の効果が得られるが、本
実施例のように吸気口のみに給気通路を連絡させた構成
の方が、排気中の水蒸気が排気通路内で結露して水濡れ
になる心配がなく、構成もより簡単になる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明は、本発明の請求項1に記載の発明は、燃焼熱を熱
源とする熱源部と、この熱源部へ供給する燃料を蓄えた
燃料タンク部と、熱源部の燃焼を制御する制御部と、前
記熱源部を収納する収納部を有する収納ケースと、前記
収納部から両側に延設したベルト部と、前記収納部を人
体と背部の間に支持する肩紐とを備えたものであり、こ
れにより、人体と保温器との間に暖気を発生させること
ができるとともに、ベルト部及び肩紐により熱源部が移
動することなく、適切な位置に保持されることとなる。
【0025】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明に加え、肩紐を収納ケースに着脱自在に設け
たものであり、使用状態によって、保持するのに必要だ
けで装着できるものである。
【0026】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の発明に加え、肩紐の長さを調節可能とし
たものであり、これにより、使用者の体型に合わせて、
熱源部の保持位置を変更することができ、確実に適切な
保温位置に保温器を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保温器の熱源ユニットの平面方向から
見た断面図
【図2】同全体構成図
【図3】本発明の第二の実施例の保温器の全体構成図
【図4】本発明の第三の実施例の保温器の平面方向から
見た断面図
【符号の説明】
1 熱源部 2 燃料タンク部 3 制御部 5 収納ケース 13 給気口 14 排気口 21 肩紐 26 給気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 清信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中井 厚仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼熱を熱源とする熱源部と、この熱源
    部へ供給する燃料を蓄えた燃料タンク部と、熱源部の燃
    焼を制御する制御部と、前記熱源部を収納する収納部を
    有する収納ケースと、前記収納部から両側に延設したベ
    ルト部と、前記収納部を人体と背部の間に支持する肩紐
    とを備えた保温器。
  2. 【請求項2】 肩紐を収納ケースに着脱自在に設けた請
    求項1記載の保温器。
  3. 【請求項3】 肩紐の長さを調節可能とした請求項1ま
    たは2記載の保温器。
JP6087398A 1998-03-12 1998-03-12 保温器 Pending JPH11253478A (ja)

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JP6087398A JPH11253478A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 保温器

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JP6087398A JPH11253478A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 保温器

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JPH11253478A true JPH11253478A (ja) 1999-09-21

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JP6087398A Pending JPH11253478A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 保温器

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