JPH1125289A - 3次元画像処理装置 - Google Patents

3次元画像処理装置

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JPH1125289A
JPH1125289A JP9181023A JP18102397A JPH1125289A JP H1125289 A JPH1125289 A JP H1125289A JP 9181023 A JP9181023 A JP 9181023A JP 18102397 A JP18102397 A JP 18102397A JP H1125289 A JPH1125289 A JP H1125289A
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buffer
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unit
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background
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Application number
JP9181023A
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English (en)
Inventor
Osamu Okamoto
理 岡本
Yoshiteru Mino
吉輝 三野
Hiroshi Kadota
浩 廉田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隠面処理をする際の1枚のフレーム更新時にお
けるzバッファおよびフレームバッファの初期化処理を
高速化する3次元画像処理装置を提供する。 【解決手段】奥行き情報を格納するzバッファ320お
よび画像の画素情報を格納するフレームバッファ310
を有するメモリ部130に、各画素に対応するバリッド
フラグバッファ300と、背景情報の各画素を格納する
背景バッファ330と、最大の奥行きを示すz値を送り
出す最大値設定部360と、バリッドフラグバッファ3
00の画素に対するビットを設定するとともに、バリッ
ドフラグバッファ300の情報からフレームバッファ3
10か背景バッファ330のいずれかのデータを選択す
るDA変換部用選択部370を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータ等
で画像を生成し、これを表示する際に行なう画面変更に
おいて、隠面消去に用いるZバッファおよびフレームバ
ッファの初期化を高速に行なう3次元画像処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等で画像を生成する3次元
コンピュータグラフィックスにおいて、これを生成する
一つの方法としてzバッファを用いた陰面消去法があ
る。従来の3次元画像処理装置を図11に示す。100
は、主に3次元の物体を表現するポリゴン情報を格納す
るメモリ、110は、メモリ100に格納されたポリゴ
ン情報をもとに、主にジオメトリ計算を行なうCPU、
120はCPU110でジオメトリ処理を行なったデー
タをもとに、主にレンダリング処理を行なうレンダリン
グ部、130はレンダリング部120で処理を行なうた
めのデータを格納するメモリ部、140はメモリ部13
0に格納された画像データを処理するDA変換部、15
0はDA変換部140で処理された画像データを映し出
すコンソールである。
【0003】また180,182はデータ線、184は
アドレスバス、186はデータバス、188は画像デー
タ線、190はコンソール線である。隠面消去法は、
「並列図形処理 鷺島他著 コロナ社 1991年」の38
〜39ページに記載されているように、座標変換後の3
次元ポリゴンデータの頂点列(画素の色RGBおよび奥
行きZ値)からポリゴン内部の画素での値を補間し、ポ
リゴン内部の面を形成し、メモリ部130内の奥行き情
報を格納するZバッファ170のZ値と今回作成したポ
リゴンの画素が持つZ値を比較して、今回の画素のZ値
が小さい(視点から見て、より手前にある)時に、メモ
リ部130内にあるフレームバッファ160の対応する
画素値を更新する方法(Zバッファ法)が一般的であ
る。
【0004】図12に3次元画像処理装置での処理イメ
ージを、図13に動作タイミングを示す。図12のよう
に、背景画像データ200があり、この上にポリゴンA
212,ポリゴンB214を重ねた画像を作成する場
合、ポリゴンAの一部はポリゴンBの後方にあるため
に、最終的には220のような画像がコンソール150
に表示される。
【0005】このためには、図13に示すように、3次
元物体を表現するポリゴン処理192の他に、通常1秒
間に30フレーム作成する画面を1フレーム更新する度
に、例えば、メモリ部130のフレームバッファ160
にレンダリング部120等が背景データを書き込み、さ
らにメモリ部130のZバッファ170はもっとも大き
い奥行き値を書き込むようなフレームバッファ160お
よびZバッファ170の初期化処理191が必要とな
る。
【0006】このような初期化処理は、例えば、画面デ
ータがハイビジョンクラスの2000×1000 の画素サイズ
を処理する場合、RGBを各8ビットおよびZ値を16
ビットとし、かつ1秒あたり30フレームの画像を生成
する場合には、レンダリング部120とメモリ部130
間のバス184,186を初期化のために1000×2000×
30×(8×3+16)ビット/秒= 2400Mビット/秒=
300M バイト/秒使用する。
【0007】よって、このような初期化処理に必要なバ
ス転送スピードは、レンダリング部120とメモリ部1
30間のバス184,186のスピードが600Mバイト/
秒とした場合、半分を占め、つまり今後より詳細な画面
サイズが必要とするような3次元画像処理では、画面の
初期化のみでメモリ100のバンド幅の大半を消費する
ことが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これを緩和するZバッ
ファ170の初期化を行なう方法として、特開平5-1282
73号において、メモリ100に対して、1ビットの負荷
ビットを設けZバッファ170の初期化のみを行なう構
成がある。しかし、この構成では、Zバッファ170の
みしか、初期化が可能ではない。
【0009】また、背景の初期化を省略するための方法
として、特開平6-83977 号において、あらかじめ背景の
ためのフレームバッファデータを用意しておき、これを
画面作成時にマージすることにより、画面データの初期
化を省略する構成がある。しかし、この構成では、画面
データの初期化を行なうことが可能であるが、逆にZバ
ッファ170の初期化を何らかの方法で行なうことが必
要である。
【0010】したがって、この発明の目的は、隠面消去
に用いるZバッファおよびフレームバッファの初期化を
高速に行なうことができる3次元画像処理装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の3次元画
像処理装置は、3次元画像生成時において陰面処理を行
なう際に、3次元物体に関する主にポリゴン情報を格納
するメモリと、このメモリに格納された3次元物体に関
するポリゴン情報をもとに、主にジオメトリ計算を行な
い基本的な画像情報を生成しこれを送り出すジオメトリ
部と、ジオメトリ部から送られてきた基本的な画像情報
をもとに3次元物体に関する画素および奥行き情報等を
含む最終的な画像を生成するレンダリング部と、このレ
ンダリング部が生成した最終的な画像の画素情報を格納
するフレームバッファを有し、このフレームバッファの
各画素に対応し、レンダリング部からの奥行き情報を格
納するZバッファを有するメモリ部と、このメモリ部の
前記フレームバッファからの画像情報をコンソール画面
に出力するDA変換部とを備えた3次元画像処理装置で
あって、メモリ部は、背景情報の各画素を格納する背景
バッファと、フレームバッファとZバッファとに対応し
て、各画素に対して書き込みが生じたかどうかを示すと
ともに、レンダリング部が画素および奥行き情報等の画
像生成時において、レンダリング部がフレームバッファ
とZバッファに画面データを書き込んだ際に、これに対
応する画素を示すビットをセットするものであって、全
てのビットを一括リセットする一括リセット線を有する
バリッドフラグバッファと、レンダリング部の画素およ
び奥行き情報等の画像生成時において、Zバッファの奥
行き値を読み出す際に、読み出す奥行き値に対応する前
記バリッドフラグビットがリセットされている状態であ
るとき最大の奥行きとして設定しレンダリング部へ出力
する最大値設定部と、DA変換部が前記コンソールに画
面データを出力する際に、出力する画素に対応するバリ
ッドフラグバッファのビットを参照し、これが設定され
ているかどうかでフレームバッファもしくは背景バッフ
ァの画素のいずれかを出力するDA変換部用選択部を有
することを特徴とするものである。
【0012】請求項1記載の3次元画像処理装置によれ
ば、メモリ部に対して、バリッドフラグバッファおよび
背景バッファ等を設けて、疑似的な初期化を行なうこと
により、フレームバッファおよびZバッファを格納する
メモリ部をアクセスするバスバンド幅の軽減を図ること
ができ、陰面処理をする際の1枚のフレーム更新時にお
けるZバッファおよびフレームバッファの初期化処理を
軽減できるので、背景に当る画像データが切り替わらな
い限りは背景データの変更なしで、フレームバッファと
Zバッファの初期化が短時間で行なえる。
【0013】請求項2記載の3次元画像処理装置は、請
求項1において、メモリ部が、バリッドフラグバッファ
およびフレームバッファを複数有するものである。請求
項2記載の3次元画像処理装置によれば、請求項1と同
様な効果がある。請求項3記載の3次元画像処理装置
は、請求項1または請求項2において、メモリ部のDA
変換部用選択部が、フレームバッファと背景バッファの
データを選択して出力するものである。
【0014】請求項3記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。請求
項4記載の3次元画像処理装置は、請求項1または請求
項2において、請求項1の背景バッファに代えて、ジオ
メトリ部より設定された単一の色情報を格納する背景レ
ジスタを設けたものである。
【0015】請求項4記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。請求
項5記載の3次元画像処理装置は、3次元画像生成時に
おいて陰面処理を行なう際に、3次元物体に関する主に
ポリゴン情報を格納するメモリと、このメモリに格納さ
れた3次元物体に関するポリゴン情報をもとに、主にジ
オメトリ計算を行ない基本的な画像情報を生成しこれを
送り出すジオメトリ部と、ジオメトリ部から送られてき
た基本的な画像情報をもとに3次元物体に関する画素お
よび奥行き情報等を含む最終的な画像を生成するレンダ
リング部と、このレンダリング部が生成した最終的な画
像の画素情報を格納するフレームバッファを有し、この
フレームバッファの各画素に対応し、レンダリング部か
らの奥行き情報を格納するZバッファを有するメモリ部
と、このメモリ部のフレームバッファからの画像情報を
コンソール画面に出力するDA変換部とを備えた3次元
画像処理装置であって、メモリ部は、Zバッファに対し
て全てのワードを最大の奥行きZ値に設定する一括初期
化回路と、DA変換部からコンソールにフレームバッフ
ァの画像データを出力する際にZバッファの対応するビ
ットを参照してこれが最大の奥行き値かどうかを比較す
る比較器と、この比較部からの結果で前記フレームバッ
ファまたは前記背景バッファの画素のいずれかを選択し
出力するDA変換部用選択部を有することを特徴とする
ものである。
【0016】請求項5記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項1と同様な効果がある。請求項6記載の3次
元画像処理装置は、請求項5において、メモリ部が、フ
レームバッファを複数有するものである。請求項6記載
の3次元画像処理装置によれば、請求項5と同様な効果
がある。請求項7記載の3次元画像処理装置は、請求項
5または請求項6において、DA変換部用選択部は、フ
レームバッファと背景バッファのデータを選択して出力
するものである。
【0017】請求項7記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項5または請求項6と同様な効果がある。請求
項8記載の3次元画像処理装置は、請求項5または請求
項6において、請求項5の背景バッファの代えて、ジオ
メトリ部により設定された単一の色情報を格納する背景
レジスタ部を設けたものである。
【0018】請求項8記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項5または請求項6と同様な効果がある。請求
項9記載の3次元画像処理装置は、3次元画像生成時に
おいて陰面処理を行なう際に、3次元物体に関する主に
ポリゴン情報を格納するメモリと、このメモリに格納さ
れた3次元物体に関するポリゴン情報をもとに、主にジ
オメトリ計算を行ない基本的な画像情報を生成しこれを
送り出すジオメトリ部と、ジオメトリ部から送られてき
た基本的な画像情報をもとに3次元物体に関する画素お
よび奥行き情報等を含む最終的な画像を生成するレンダ
リング部と、このレンダリング部が生成した最終的な画
像の画素情報を格納するフレームバッファを有し、この
フレームバッファの各画素に対応し、レンダリング部か
らの奥行き情報を格納するZバッファを有するメモリ部
と、このメモリ部のフレームバッファからの画像情報を
コンソール画面に出力するDA変換部とを備えた3次元
画像処理装置であって、メモリ部はフレームバッファと
Zバッファとに対応する背景バッファを有し、DA変換
部は、フレームバッファとZバッファの各画素に対応し
て書き込みが生じたかどうかを示し、レンダリング部の
画素および奥行き情報等の画像生成時において、レンダ
リング部がフレームバッファとZバッファに画面データ
を書き込んだ際にこれに対応するビットをセットするも
のであって、全てのビットを一括リセットする一括リセ
ット線を有する設定フラグバッファと、コンソールに画
面データを出力する際に、出力する画素に対応する設定
フラグバッファの対応するビットを参照し、これが設定
されているかどうかで、ビットに対応するフレームバッ
ファもしくは背景バッファの画素のいずれかを出力する
セレクタを有するものである。
【0019】請求項9記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項1と同様な効果がある。請求項10記載の3
次元画像処理装置は、請求項9において、メモリ部が、
フレームバッファを複数有するものである。請求項10
記載の3次元画像処理装置によれば、請求項9と同様な
効果がある。
【0020】請求項11記載の3次元画像処理装置は、
請求項9または請求項10において、請求項9の背景バ
ッファに代えて、ジオメトリ部により設定された単一の
色情報を格納する背景レジスタ部を設けたものである。
請求項11記載の3次元画像処理装置によれば、請求項
9または請求項10と同様な効果かある。
【0021】請求項12記載の3次元画像処理装置は、
3次元画像生成時において陰面処理を行なう際に、3次
元物体に関する主にポリゴン情報を格納するメモリと、
このメモリに格納された3次元物体に関するポリゴン情
報をもとに、主にジオメトリ計算を行ない基本的な画像
情報を生成しこれを送り出すジオメトリ部と、ジオメト
リ部から送られてきた基本的な画像情報をもとに3次元
物体に関する画素および奥行き情報等を含む最終的な画
像を生成するレンダリング部と、このレンダリング部が
生成した最終的な画像の画素情報を格納するフレームバ
ッファを有し、このフレームバッファの各画素に対応
し、レンダリング部からの奥行き情報を格納するZバッ
ファを有するメモリ部と、このメモリ部のフレームバッ
ファからの画像情報をコンソール画面に出力するDA変
換部とを備えた3次元画像処理装置であって、メモリ部
は、フレームバッファとZバッファとに対応する背景バ
ッファを有し、DA変換部は、フレームバッファとZバ
ッファの各画素に対応して書き込みが生じたかどうかを
示すとともに、レンダリング部の画素および奥行き情報
等の画像生成時において、レンダリング部がフレームバ
ッファとZバッファに画面データを書き込んだ際にこれ
に対応するデータをカウントアップするものであって、
全てのデータを0に一括リセットする一括リセット線を
設けたアクセス回数バッファと、コンソールに画面デー
タを出力する際に、アクセス回数バッファの対応するデ
ータを参照し、これが設定されているデータで、そのビ
ットに対応するフレームバッファと背景バッファをミッ
クスして出力するミックス回路を有することを特徴とす
るものである。
【0022】請求項12記載の3次元画像処理装置によ
れば、請求項1と同様な効果がある。請求項13記載の
3次元画像処理装置は、請求項12において、メモリ部
がフレームバッファを複数有するものである。請求項1
3記載の3次元画像処理装置によれば、請求項12と同
様な効果がある。
【0023】請求項14記載の3次元画像処理装置は、
請求項12または請求項13において、請求項12の背
景バッファに代えて、ジオメトリ部より設定された単一
の色情報を格納する背景レジスタ部を有するものであ
る。請求項14記載の3次元画像処理装置によれば、請
求項12または請求項13と同様な効果がある。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態にお
ける3次元画像処理装置を図1に示す。また、動作タイ
ミングを図2に示す。100は、主に3次元の物体を表
現するポリゴン情報を格納するメモリ、110は、メモ
リ100に格納されたポリゴン情報をもとに、主にジオ
メトリ計算を行なうジオメトリ部を構成するCPU、1
20はCPU110でジオメトリ処理を行なったデータ
をもとに、主にレンダリング処理を行ない、3次元物体
に関する画素および奥行き情報等を含む最終的な画像を
生成するレンダリング部、130は、レンダリング部で
処理を行なうためのデータを格納するためのメモリ部、
140は、メモリ部130に格納された画像データを処
理するDA変換部、150は、DA変換部140で処理
された画像データを映し出すコンソールである。18
0,182はデータ線、184はアドレスバス、186
はデータバス、188は画像データ線、190はコンソ
ール線である。
【0025】またメモリ部130において、310はフ
レームバッファであり、レンダリング部120が生成し
た最終的な画像の画素情報を格納する。320はZバッ
ファであり、フレームバッファ310の各画素に対応
し、レンダリング部120からの奥行き情報を格納す
る。330は背景バッファであり、背景情報の各画素を
格納する。300はバリッドフラグバッファであり、フ
レームバッファ310とZバッファ320とに対応し、
各画素に対して書き込みが生じたかどうかを示すととも
に、レンダリング部120が画素および奥行き情報等の
画像生成時において、レンダリング部120がフレーム
バッファ310とZバッファ320に画面データを書き
込んだ際に、これに対応する画素を示すビットをセット
し、さらに全てのビットを一括リセットする一括リセッ
ト線350を有する。360は最大値設定部であり、レ
ンダリング部120の画素および奥行き情報等の画像生
成時において、Zバッファ320の奥行き値を読み出す
際に、読み出す奥行き値に対応するバリッドフラグバッ
ファ300のビットがリセットされている状態であると
き最大の奥行きとして設定しレンダリング部120へ出
力するもので、背景Z値レジスタ362と、セレクタ3
66を有する。370はDA変換部用選択部であり、D
A変換部140がコンソール150に画面データを出力
する際に、出力する画素に対応するバリッドフラグバッ
ファ300のビットを参照し、これが設定されているか
どうかでフレームバッファ310もしくは背景バッファ
330の画素のいずれかを出力する。
【0026】以下に、この3次元画像処理装置で、3次
元画像を生成する手順を示す。 (ステップ0)3次元画像処理装置の初期化ステップと
して、メモリ100に関して3次元物体を表現するポリ
ゴン情報を格納する。この情報は、ユーザ等が作成した
3次元物体情報に基づくものである。
【0027】さらに、CPU110は、背景Z値レジス
タ362に奥行きの最大値である値、例えば奥行き情報
が16ビットで表現するのであれば、ffffの値を背景Z
値設定線364により設定する。 (ステップ1)CPU110から一括リセット線350
を介して、メモリ部130内におけるバリッドフラグバ
ッファ300の初期化を行なう。これが、図2では初期
化処理A194にあたる。例えば、このバリッドフラグ
バッファ300のみに対して、一括リセットを行なうよ
うな機構を設けておけば、すべてのワードに対してリセ
ット情報を書き込む場合と比較して、短時間で実行する
ことが可能である。
【0028】また、背景が変更になった場合は、レンダ
リング部120が背景バッファ330の内容を変更す
る。この背景バッファ330の変更は、各フレームごと
は生じず、例えば15から30フレームごとに1回程度
であると考えられる。 (ステップ2)CPU部110は、データ線180を介
して、メモリ100からの物体を表現するポリゴン情報
のうちの一つを受け取り、レンダリング処理に必要なジ
オメトリ計算を行ない、結果をレンダリング部120に
送る。 (ステップ3)レンダリング部120は、データ線18
2を介して、CPU110からのジオメトリ計算された
一つのポリゴンに関する情報を受け取り、ポリゴン内の
各画素に関する処理を行なう。各画素に関する処理は、
以下のようになる。
【0029】(ステップ3−1)レンダリング部120
は、ポリゴン内の一つの画素に対して、奥行き情報と画
素情報を生成する。一般的に、ここでいう奥行き情報と
は視点からの距離であり、画素情報とはフレームバッフ
ァ310およびZバッファ320の画素の座標位置やそ
の画素の色情報R,G,B等を含んでいる。
【0030】(ステップ3−2)レンダリング部120
は、ポリゴンの一つの画素に対応するZバッファ320
の値をアドレスバス184とデータバス186を介し
て、奥行きZ値を受け取る。この時の奥行き情報は以下
の手順でメモリ部130で生成される。すなわち、メモ
リ部130のバリッドフラグバッファ300は、アドレ
スバス184に示された画素に対応するフラグ情報を出
力し、Zバッファ310と同様にアドレスバス184に
示されたZバッファ値を出力する。さらに、セレクタ3
66はバリッドフラグバッファ300からの出力に従
い、フラグがリセットされている状態であれば、背景Z
値レジスタ362の値(ffff)を、フラグがリセットされ
ていない状態であれば、Zバッファ320からの値を奥
行き情報として出力する。
【0031】つまり、初期状態後に初めて、読み出す際
には常にもっとも奥であることを示すZ値(ffff)を読み
出すことになる。これは、図2における初期化処理B1
96にあたり、ポリゴンの各画素処理時に断続的に初期
化が行なわれる。例えば、図12において、ポリゴン2
12を処理後にポリゴン214が処理される場合では、
ポリゴン212とポリゴン214でのポリゴン212と
重なりのない部分の画素処理時では、Z値として背景Z
値レジスタ362の値がメモリ部130から読み出さ
れ、ポリゴン214のポリゴン212と重なりあった部
分の画素を処理する場合は、以前にZバッファ320内
に書き込まれているポリゴン212のZ値がメモリ部1
30から読み出される。344はZバッファ線、346
は背景Z値レジスタ線、348はセレクタ線、382は
バリッドフラグ線である。
【0032】(ステップ3−3)レンダリング部120
は、メモリ部130から受け取った奥行き情報をもと
に、計算を行なったポリゴン内の一つの画素の奥行き値
がメモリ部130から受け取ったZ値より小さい場合
は、フレームバッファ310にレンダリング部120で
計算を行なった画素を書き込み、さらにZバッファ32
0にはレンダリング部120で計算を行なったZ値を書
き込む。そうでない場合には、計算を行なった画素およ
びZ値はメモリ部130への書き込みは行なわない。
【0033】この時、メモリ部130はフレームバッフ
ァ310およびZバッファ320のデータを書き込むと
同時に、この画素およびZ値に対応するバリッドフラグ
バッファ300をセットする。つまり、この画素および
Z値に対応するバリッドフラグバッファ300をセット
することにより、レンダリング部120がフレームバッ
ファ310に書き込んだ画素を判別することが可能にな
る。
【0034】(ステップ3−4)以上、(ステップ3−
1)から(ステップ3−3)の処理を行なうことによ
り、ポリゴン内のおける一つの画素の処理が行なわれ
る。これまでの処理をポリゴン内の全ての画素につい
て、終了するまで行なう。さらに、各ポリゴンの処理
を、全てのポリゴンに対して繰り返すことにより、1フ
レームのポリゴン処理が終了する。 (ステップ4)メモリ部130は、DA変換部140に
メモリ部130からの処理画像を送り出す際に、背景バ
ッファ330とフレームバッファ310とバリッドフラ
グバッファ300のそれぞれ対応する画素のデータを読
みだし、DA変換部用選択部370では、バリッドフラ
グバッファ300がセットされている場合には、フレー
ムバッファ310のデータを、そうでない場合には、背
景バッファ330のデータを選択し、送り出す。340
はフレームバッファ線、342は背景バッファ線、38
0はバリッドフラグ線である。
【0035】この時、図12におけるポリゴン212,
214の領域では、バリッドフラグバッファ310が設
定されているので、フレームバッファ310のデータ
が、それ以外では、背景バッファ330のデータが選択
される。DA変換部140では、このDA変換部用選択
部370からのデータを受け取り、これをコンソール1
50に出力する。188は画像データ線、190はコン
ソール線である。
【0036】以上、(ステップ1)から(ステップ4)
のステップを繰り返すことにより、1フレームの画像が
コンソール上に表示される。つまり、メモリ部130で
各フレームの生成時の初期化処理でバリッドフラグバッ
ファ300をリセットし、レンダリング部120がZ値
を読みだす際には、このバリッドフラグバッファ300
の対応するフラグを参照して、選択的な初期化処理Bと
して背景Z値レジスタ362の設定もしくは以前にZバ
ッファ320に書き込まれたZ値に設定しレンダリング
部120に出力し、レンダリング部120がZバッファ
320およびフレームバッファ310の書き込み時に
は、これに対応するバリッドフラグバッファ300をセ
ットし、さらに、DA変換部140がコンソール150
に画像を出力する際には、DA変換部用選択部370で
バリッドフラグバッファ300により対応するフレーム
バッファ310もしくは背景バッファ330の画素のい
ずれかを選択して送り出すことにより、最終的な画面出
力する画像を生成することが可能になる。
【0037】よって、(ステップ1)において、背景に
当る画像データが切り替わらない限りは背景データの変
更なしで、図2に示すような小量の初期化時間でフレー
ムの切替えが行なえる。なお、今回の説明では、フレー
ムバッファ310およびバリッドフラグバッファ300
は、1つのフレーム分として説明したが、フレームバッ
ファA312,フレームバッファB314およびバリッ
ドフラグバッファA302,バリッドフラグバッファB
304のように、2ずつ持つような構成にすれば、今回
説明した(ステップ2)および(ステップ3)の処理は
オーバーラップすることが可能となり、処理時間の短縮
が可能である。
【0038】さらに、上記の説明でのDA変換部用選択
部370は、バリッドフラグバッファ300に従い、フ
レームバッファ310もしくは背景バッファ330のい
ずれかを選択していたが、例えば、フレームバッファ3
10の情報の中に画素データの透明度が含まれている場
合には、(ステップ4)において、メモリ部130は、
DA変換部140がメモリ部130からの処理画像を送
り出す際に、背景バッファ330とフレームバッファ3
10とバリッドフラグバッファ300のそれぞれ対応す
る画素のデータを読みだし、DA変換部用選択部370
では、バリッドフラグバッファ300がセットされてい
る場合には、フレームバッファ310の画素に関する色
情報のデータと背景バッファ330の色情報のデータを
透明度に従って、マージして出力することにより、半透
明処理を行なうことが可能になる。
【0039】この発明の第2の実施の形態における3次
元画像処理装置を図3に示す。この発明の第2の実施の
形態が、第1の実施の形態と異なる点は、背景バッファ
320の代わりにメモリ部130に、単色の背景色を格
納するための背景色レジスタ400を設け、さらにこれ
をCPU110から設定するための背景色レジスタ設定
線402を設けた点である。
【0040】この背景色レジスタ400への背景色は、
第1の実施の形態の(ステップ0)においてCPU11
0によって行なわれ、動作については、背景バッファ3
30から読み出されるデータが背景色レジスタ400か
ら読み出される点のみ違うので、動作説明については省
略する。この発明の第3の実施の形態における3次元画
像処理装置を図4に示す。この発明の第3の実施の形態
が、第1の実施の形態と異なる点は、バリッドフラグバ
ッファ300を設ける代わりに、Zバッファ320をZ
値の最大値(例えば、ffff)にリセット可能にする一括
初期化回路を設けるとともに、比較器420を設けた点
である。比較器420では、背景Z値レジスタ362に
設定されたffffとZバッファ320から読み出したデー
タを比較して、背景Z値レジスタ362の値とZバッフ
ァ320から読み出した値が同じであれば、第1の実施
の形態におけるバリッドフラグバッファ300がリセッ
トされた場合と同様であることを判断する。
【0041】以下に、この3次元画像処理装置で、3次
元画像を生成する手順を示す。 (ステップ0)3次元画像処理装置の初期化ステップと
して、メモリ100に関して3次元物体を表現するポリ
ゴン情報を格納する。この情報は、ユーザ等が作成した
3次元物体情報にもとづくものである。
【0042】さらに、CPU110は、背景Z値レジス
タ362に奥行きの最大値である値、例えば、奥行き情
報が16ビットであれば、ffffの値を背景Z値設定線3
64により設定する。 (ステップ1)CPU110から一括リセット線350
を介して、メモリ部130におけるZバッファ320の
初期化を行ない、全てのワードに対して、Z値の最大で
あるffffを書き込まれるようにしておく。これが、図2
では、初期化処理A194にあたる。よって、このZバ
ッファ320の部分のみに対して、一括リセットを行な
うような機構を設けておく。また、背景が変更になった
場合は、レンダリング部120が背景バッファ330の
内容を変更する。この背景バッファの変更は、各フレー
ムごとは生じず、例えば15から30フレームごとに1
回程度であると考えられる。 (ステップ2)CPU110は、データ線180を介し
て、メモリ100からの物体を表現するポリゴン情報の
うちの一つを受け取り、レンダリング処理に必要なジオ
メトリ計算を行ない、結果をレンダリング部120に送
る。 (ステップ3)レンダリング部120は、データ線18
2を介して、CPU110からのジオメトリ計算された
一つのポリゴンに関する情報を受け取り、ポリゴン内の
各画素に関する処理を行なう。各画素に関する処理は、
以下のようになる。
【0043】(ステップ3−1)レンダリング部120
は、ポリゴン内の一つの画素に対して、奥行き情報と画
素情報を生成する。一般的に、ここでいう奥行き情報と
は視点からの距離であり、画素情報とはフレームバッフ
ァ310およびZバッファ320の画素の座標位置やそ
の画素の色情報R,G,B等を含んでいる。
【0044】(ステップ3−2)レンダリング部120
は、ポリゴンの一つの画素に対応するZバッファ320
の値をアドレスバス184とデータバス186を介し
て、奥行きZ値を受け取る。この時、メモリ部130の
Zバッファ320は、アドレスバス184に示された画
素に対応するZ値を出力する。
【0045】例えば、図12において、ポリゴン212
を処理後にポリゴン214が処理される場合では、ポリ
ゴン212とポリゴン214でのポリゴン212と重な
りのない部分の画素処理時では、Z値として背景Z値レ
ジスタ362の値がメモリ部130から読み出され、ポ
リゴン214のポリゴン212と重なりあった部分の画
素を処理する場合は、以前にZバッファ320内に書き
込まれているポリゴン212のZ値がメモリ部130か
ら読み出される。
【0046】(ステップ3−3)レンダリング部120
は、メモリ部130から受け取った奥行き情報をもと
に、計算を行なったポリゴン内の一つの画素の奥行き値
がメモリ部130から受け取ったZ値より小さい場合
は、フレームバッファ310にレンダリング部120で
計算を行なった画素を書き込み、さらに、Zバッファ3
20にはレンダリング部120で計算を行なったZ値を
書き込む。そうでない場合には、計算を行なった画素お
よびZ値はメモリ部130への書き込みを行なわない。
また、レンダリング部120がZバッファ320に書き
込みを行なう際には、背景Z値レジスタ362に設定さ
れているffffを書き込まないようにプログラムもしくは
ハードウェア設計時にあらかじめ決めておく。
【0047】(ステップ3−4)以上、(ステップ3−
1)から(ステップ3−3)の処理を行なうことによ
り、ポリゴン内のおける一つの画素の処理が行なわれ
る。これまでの処理をポリゴン内の全ての画素につい
て、終了するまで行なう。さらに、各ポリゴンの処理
を、全てのポリゴンに対して繰り返すことにより、1フ
レームのポリゴン処理が終了する。
【0048】(ステップ4)メモリ部130は、DA変
換部140がメモリ部130からの処理画像を送り出す
際に、背景バッファ330とフレームバッファ310と
Zバッファ320のそれぞれ画素に対応するデータを読
みだし、DA変換部用選択部370では、比較器420
の比較結果を比較結果線422より受け取り、Zバッフ
ァ320から読み出したデータが背景Z値レジスタ36
2と等しい場合は、フレームバッファ310のデータ
を、そうでない場合には背景バッファ330のデータを
選択し送り出す。
【0049】この時、ポリゴン212,214の領域で
は、Zバッファ320にはffff以外の値が設定されてい
るので、フレームバッファ310のデータが、それ以外
では背景バッファ330のデータが選択される。DA変
換部140では、このDA変換部用選択部370からの
データを受け取り、これをコンソール150に出力す
る。
【0050】以上、(ステップ1)から(ステップ4)
のステップを繰り返すことにより、1フレームの画像が
コンソール150上に表示される。つまり、メモリ部1
30で各フレームの生成時の初期化処理でZバッファ3
20をリセットし、レンダリング部120がZ値を最初
に読みだし時には、初期化したZ値(ffff)を読みだし、
レンダリング部120がZバッファ320およびフレー
ムバッファ310の書き込み時には通常の書き込みを行
ない、さらにDA変換部140がコンソール150に画
像を出力する時には、DA変換部用選択部370で比較
部420の結果に従い、フレームバッファ310もしく
は背景バッファ330のデータを選択して送り出すこと
により、最終的な画面出力する画像を生成することが可
能になる。
【0051】よって、(ステップ1)において、背景に
当る画像データが切り替わらない限りは背景データの変
更なしで、図2に示すような小量の初期化時間でフレー
ムの切替えが行なえる。なお、今回の説明では、フレー
ムバッファ310は、1つのフレーム分として説明した
が、フレームバッファA312,およびフレームバッフ
ァB314のように、2つ持つような構成にすれば、今
回説明した(ステップ2)および(ステップ3)の処理
はオーバーラップすることが可能となり、処理時間の短
縮が可能である。
【0052】さらに、上記の説明でのDA変換部用選択
部370は、比較器420の比較結果に従い、フレーム
バッファ310もしくは背景バッファ330のいずれか
を選択していたが、例えばフレームバッファ310の情
報の中に画素データの透明度が含まれている場合には、
(ステップ4)において、メモリ部130は、DA変換
部140がメモリ部130からの処理画像を送り出す際
に、背景バッファ330とフレームバッファ310のそ
れぞれ対応する画素のデータを読みだし、DA変換部用
選択部370では、バリッドフラグバッファがセットさ
れている場合には、フレームバッファ310の画素に関
する色情報のデータと背景バッファ330の色情報のデ
ータを透明度に従って、マージして出力することによ
り、半透明処理を行なうことが可能になる。
【0053】この発明の第4の実施の形態における3次
元画像処理装置を図5に示す。この発明の第4の実施の
形態が、第3の実施の形態と異なる点は、背景バッファ
330の代わりに、メモリ部130に単色の背景色を格
納するための背景色レジスタ400を、さらにこれをC
PU110から設定するための背景色レジスタ設定線4
02を設けた点である。
【0054】この背景色レジスタ400への背景色は、
第3の実施の形態の(ステップ0)においてCPU11
0によって行なわれ、動作については、背景バッファ3
30から読み出されるデータが背景色レジスタ400か
ら読み出される点のみ違うので、動作説明については省
略する。この発明の第5の実施の形態における3次元画
像処理装置を図6に示す。第1の実施の形態および第3
の実施の形態での効果は、メモリ部130に対して回路
を追加し、Zバッファ320およびフレームバッファ3
10の初期化を行なう点であったが、この発明の第5の
実施の形態では、市販されている一般的なビデオメモリ
等を用いて、DA変換部140に対して回路を追加し、
フレームバッファ310の初期化を実現することを目的
としている。
【0055】100は、主に3次元の物体を表現するポ
リゴン情報を格納するメモリ、110は、メモリ100
に格納されたポリゴン情報をもとに、主にジオメトリ計
算を行なうCPU、120は、CPU110でジオメト
リ処理を行なったデータをもとに、主にレンダリング処
理を行なうレンダリング部、130は、レンダリング部
120で処理を行なうためのデータを格納するためのメ
モリ部、140は、メモリ部130に格納された画像デ
ータを処理するDA変換部、150は、DA変換部14
0で処理された画像データを映し出すコンソールであ
る。
【0056】さらに、第5の実施の形態ではDA変換部
140において、レンダリング部120およびフレーム
バッファ310間のアドレス線184を参照し、フレー
ムバッファ310への画素データの書き込みがあったか
どうかを監視するアドレスチェック線460と、このア
ドレスチェック線460に従い、フレームバッファ31
0がレンダリング部120から設定されたかどうかを示
し一括リセット機能を有する設定フラグバッファ470
と、この設定フラグバッファ470に従い、フレームバ
ッファ310もしくは背景バッファ330のデータのい
ずれかをビデオ出力回路520に出力するセレクタ45
0を設ける。484はMIX回路線である。
【0057】以下に、この3次元画像処理装置で、3次
元画像を生成する手順を示す。 (ステップ0)3次元画像処理装置の初期化ステップと
して、メモリ100に関して3次元物体を表現するポリ
ゴン情報を格納する。この情報は、ユーザ等が作成した
3次元物体情報にもとづくものである。 (ステップ1)CPU110から一括リセット線350
を介して、DA変換部140内における設定フラグバッ
ファ470のリセットを行なう。
【0058】また、Zバッファ320に対しては、市販
のビデオメモリであるので、その手順に従って、初期化
を実行し、全てのワードにffffを書き込んでおく。ま
た、背景が変更になった場合は、レンダリング部120
が背景バッファ330の内容を変更する。この背景バッフ
ァ330の変更は、各フレームごとには生じず、例えば
15から30フレームごとに1回程度であると考えられ
る。 (ステップ2)CPU110は、データ線180を介し
て、メモリ100からの物体を表現するポリゴン情報の
うちの一つを受け取り、レンダリング処理に必要なジオ
メトリ計算を行ない、結果をレンダリング部120に送
る。 (ステップ3)レンダリング部120は、データ線18
2を介して、CPU110からのジオメトリ計算された
一つのポリゴンに関する情報を受け取り、ポリゴン内の
各画素に関する処理を行なう。各画素に関する処理は、
以下のようになる。
【0059】(ステップ3−1)レンダリング部120
は、ポリゴン内の一つの画素に対して、奥行き情報と画
素情報を生成する。一般的に、ここでいう奥行き情報と
は視点からの距離であり、画素情報とはフレームバッフ
ァ310およびZバッファ320の画素の座標位置やそ
の画素の色情報R,G,B等を含んでいる。
【0060】(ステップ3−2)レンダリング部120
は、ポリゴンの一つの画素に対応するZバッファ320
の値をアドレスバス184とデータバス186を介し
て、奥行きZ値を受け取る。 (ステップ3−3)レンダリング部120は、メモリ部
130から受け取った奥行き情報をもとに、計算を行な
ったポリゴン内の一つの画素の奥行き値がメモリ部13
0から受け取ったZ値より小さい場合は、フレームバッ
ファ310にレンダリング部120で計算を行なった画
素を書き込む。この時、DA変換部140は、アドレス
チェック線460により、フレームバッファ310への
書き込みがあったことを判断し、フレームバッファ31
0のこの画素に対応する設定フラグバッファ470をビ
ットセットする。
【0061】(ステップ3−4)以上、(ステップ3−
1)から(ステップ3−3)の処理を行なうことによ
り、ポリゴン内における一つの画素の処理が行なわれ
る。これまでの処理をポリゴン内の全ての画素につい
て、終了するまで行なう。さらに、各ポリゴンの処理
を、全てのポリゴンに対して繰り返すことにより、1フ
レームのポリゴン処理が終了する。
【0062】(ステップ4)DA変換部140は、メモ
リ部130からの処理画像をコンソール150へ送り出
す際に、背景バッファ330とフレームバッファ310
とDA変換部140の設定フラグバッファ470のそれ
ぞれ画素に対応するデータを読みだし、DA変換部14
0のセレクタ450では、設定フラグバッファ470か
ら読み出したデータが設定されている場合は、フレーム
バッファ310のデータを、そうでない場合には、背景
バッファ330のデータを選択し、これをビデオ出力回
路520でビデオ信号に変換しコンソール150へ送り
出し、これをコンソール150の画面に出力する。
【0063】以上、(ステップ1)から(ステップ4)
のステップを繰り返すことにより、1フレームの画像が
コンソール150上に表示される。つまり、DA変換部
140において、画面切替え時に、設定フラグバッファ
470の全体をリセットし、3次元画像生成時に、レン
ダリング部120とフレームバッファ310間の書き込
み等の制御情報を含むアドレス線184を監視すること
で、フレームバッファ310に書き込みがあった画素に
対して、設定フラグバッファ470をセットし、コンソ
ール150への画像出力時には、この設定フラグバッフ
ァ470の情報により、フレームバッファ310もしく
は背景バッファ330を切替えることで、画面の初期化
と同等なことが行なうことが可能になる。
【0064】よって、(ステップ1)において、背景に
当る画像データが切り替わらない限りは背景データの変
更なしで、図2に示すような小量の初期化時間でフレー
ムの切替えが行なえる。なお、今回の説明では、フレー
ムバッファ310は、1つのフレーム分として説明した
が、フレームバッファA312,およびフレームバッフ
ァB314のように、2ずつ持つような構成にすれば、
今回説明した(ステップ2)および(ステップ3)の処
理はオーバーラップすることが可能となり、処理時間の
短縮が可能である。
【0065】さらに、上記の説明でのセレクタ450
は、設定フラグバッファ470に従い、フレームバッフ
ァ310もしくは背景バッファ330のいずれかを選択
していたが、例えば、フレームバッファ310の情報の
中に画素データの透明度が含まれている場合には、(ス
テップ4)において、DA変換部140がメモリ部13
0からの処理画像を送り出す際に、背景バッファ330
とフレームバッファ310のそれぞれ対応する画素のデ
ータを読みだし、フレームバッファ310の画素に関す
る色情報のデータと背景バッファ330の色情報のデー
タを透明度に従って、マージして出力することにより、
半透明処理を行なうことが可能になる。
【0066】この発明の第6の実施の形態における3次
元画像処理装置を図7に示す。この発明の第6の実施の
形態が、第5の実施の形態と異なる点は、背景バッファ
330の代わりに、単色の背景色を格納するための背景
色レジスタ400を、さらにこれをCPU110から設
定するための背景色レジスタ設定線402を設けた点で
ある。
【0067】この背景色レジスタ400への背景色は、
第5の実施の形態の(ステップ0)においてCPU11
0によって行なわれ、動作については、背景バッファか
ら読み出されるデータが背景色レジスタ400から読み
出される点のみ違うので、動作説明については省略す
る。この発明の第7の実施の形態における3次元画像処
理装置を図8に示す。この発明の第7の実施の形態は、
全てのポリゴンが一率な半透明状態を持ち、これを処理
することを目的としたものである。
【0068】このため、第5の実施の形態と異なる点
は、設定フラグバッファ470の代わりに、フレームバ
ッファ310の一つの画素に対して、何回の書き込みが
生じたかどうかを示すアクセス回数バッファ510を設
け、さらに、セレクタ450の代わりに、このアクセス
回数バッファ510の値の応じて、フレームバッファ3
10と背景バッファ330の色情報を混合するMIX回
路500を設けた点である。
【0069】具体的な変更点としては、設定フラグバッ
ファ470が各画素に対して、1ビットのデータで済む
のに対して、回数フラグバッファ510が複数のビット
(たとえば、3ビット程度、回数7回までサポート)、
またMIX回路500については回数フラグバッファの
値にしたがって、フレームバッファ310と背景バッフ
ァ330とマージするような乗算器と加算器の組合せ等
で構成される。
【0070】以下に、この3次元画像処理装置で、3次
元画像を生成する手順を示す。 (ステップ0)3次元画像処理装置の初期化ステップと
して、メモリ100に関して3次元物体を表現するポリ
ゴン情報を格納する。この情報は、ユーザ等が作成した
3次元物体情報にもとづくものである。 (ステップ1)CPU110から一括リセット線350
を介して、DA変換部140内におけるアクセス回数バ
ッファ510全体のワードの0へのリセットを行なう。
【0071】また、Zバッファ320に対しては、市販
のビデオメモリであるので、その手順に従って、初期化
を実行し、全てのワードにffffを書き込んでおく。ま
た、背景が変更になった場合は、レンダリング部120
が背景バッファ330の内容を変更する。この背景バッ
ファ230の変更は、各フレームごとは生じず、例えば
15から30フレームごとに1回程度であると考えられ
る。 (ステップ2)CPU110は、データ線180を介し
て、メモリ100からの物体を表現するポリゴン情報の
うちの一つを受け取り、レンダリング処理に必要なジオ
メトリ計算を行ない、結果をレンダリング部120に送
る。 (ステップ3)レンダリング部120は、データ線18
2を介して、CPU110からのジオメトリ計算された
一つのポリゴンに関する情報を受け取り、ポリゴン内の
各画素に関する処理を行なう。各画素に関する処理は、
以下のようになる。
【0072】(ステップ3−1)レンダリング部120
は、ポリゴン内の一つの画素に対して、奥行き情報と画
素情報を生成する。一般的に、ここでいう奥行き情報と
は視点からの距離であり、画素情報とはフレームバッフ
ァ310およびZバッファ320の画素の座標位置やそ
の画素の色情報R,G,B等を含んでいる。
【0073】(ステップ3−2)レンダリング部120
は、ポリゴンの一つの画素に対応するZバッファ320
の値をアドレスバス184とデータバス186を介し
て、奥行きZ値を受け取る。 (ステップ3−3)レンダリング部120は、メモリ部
130から受け取った奥行き情報をもとに、計算を行な
ったポリゴン内の一つの画素の奥行き値がメモリ部13
0から受け取ったZ値より小さい場合は、フレームバッ
ファ310にレンダリング部で計算を行なった画素を書
き込む。
【0074】この時、DA変換部140は、アドレスチ
ェック線460により、フレームバッファへの書き込み
があったことを判断し、フレームバッファのこの画素に
対応するアクセス回数バッファ510をカウントアップ
する。例えば、初期化後すぐの画素であれば、0から1
へのカウントアップが行なわれる。 (ステップ3−4)以上、(ステップ3−1)から(ス
テップ3−3)の処理を行なうことにより、ポリゴン内
のおける一つの画素の処理が行なわれる。これまでの処
理をポリゴン内の全ての画素について、終了するまで行
なう。
【0075】さらに、各ポリゴンの処理を、全てのポリ
ゴンに対して繰り返すことにより、1フレームのポリゴ
ン処理が終了する。 (ステップ4)DA変換部140は、メモリ部130か
らの処理画像をコンソール150へ送り出す際に、背景
バッファ330とフレームバッファ310とDA変換部
140のアクセス回数バッファ510のそれぞれ画素に
対応するデータを読み出し、DA変換部のMIX回路5
00では、アクセス回数バッファ510から読み出した
データに従い、フレームバッファ310のデータと背景
バッファ330のデータをミックスし、これをビデオ出
力回路520でビデオ信号に変換しコンソール150へ
送り出す。例えば、アクセス回数バッファが0であれば
背景バッファ230のみを、1であればフレームバッフ
ァ310と背景バッファ230の値を50%ずつミック
ス、2であればフレームバッファ310を75%と背景
バッファ230を25%のようなミックスの割合が考え
られる。つまり、図9において、ポリゴン212とポリ
ゴン214の重なっている場合は、フレームバッファ3
10の75%と背景バッファ230の25%がミックス
される画素であり、それ以外のポリゴン212とポリゴ
ン214の部分はフレームバッファ310と背景バッフ
ァ230がそれぞれ50%ずつミックスされる画素であ
る。
【0076】このDA変換部140のMIX回路500
からのミックスされたデータをコンソール150は、画
面に出力する。以上、(ステップ1)から(ステップ
4)のステップを繰り返すことにより、1フレームの画
像がコンソール150上に表示される。つまり、DA変
換部140において、画面切替え時に、アクセス回数バ
ッファを0にリセットし、3次元画像生成時に、レンダ
リング部120とフレームバッファ130間の書き込み
等の制御情報を含むアドレス線184を監視すること
で、フレームバッファ310に書き込みがあった画素に
対して、アクセス回数バッファ510をカウントアップ
し、コンソール150への画像出力時には、このアクセ
ス回数バッファ510の情報により、フレームバッファ
310もしくは背景バッファ330を切替えることで、
画面の初期化と同等なことが行なうことが可能になる。
【0077】よって、(ステップ1)において、背景に
当る画像データが切り替わらない限りは背景データの変
更なしで、フレームバッファ310の初期化と同等なこ
とを行なえる。なお、今回の説明では、フレームバッフ
ァ310は、1つのフレーム分として説明したが、フレ
ームバッファA312,フレームバッファB314のよ
うに、2ずつ持つような構成にすれば、今回説明した
(ステップ2)および(ステップ3)の処理はオーバー
ラップすることが可能となり、処理時間の短縮が可能で
ある。
【0078】この発明の第8の実施の形態における3次
元画像処理装置を図10に示す。この発明の第8の実施
の形態が、第7の実施の形態と異なる点は、背景バッフ
ァ330の代わりに、単色の背景色を格納するための背
景色レジスタ400を、さらにこれをCPU110から
設定するための背景色レジスタ設定線402を設けた点
である。
【0079】この背景色レジスタ400への背景色は、
第7の実施の形態の(ステップ0)においてCPU11
0によって行なわれ、動作については、背景バッファか
ら読み出されるデータが背景色レジスタ400から読み
出される点のみ違うので、動作説明については省略す
る。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の3次元画像処理装置によ
れば、メモリ部に対して、バリッドフラグバッファおよ
び背景バッファ等を設けて、疑似的な初期化を行なうこ
とにより、フレームバッファおよびZバッファを格納す
るメモリ部をアクセスするバスバンド幅の軽減を図るこ
とができ、陰面処理をする際の1枚のフレーム更新時に
おけるZバッファおよびフレームバッファの初期化処理
を軽減できるので、背景に当る画像データが切り替わら
ない限りは背景データの変更なしで、フレームバッファ
とZバッファの初期化が短時間で行なえる。
【0081】請求項2記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項1と同様な効果がある。請求項3記載の3次
元画像処理装置によれば、請求項1または請求項2と同
様な効果がある。請求項4記載の3次元画像処理装置に
よれば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。
【0082】請求項5記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項1と同様な効果がある。請求項6記載の3次
元画像処理装置によれば、請求項5と同様な効果があ
る。請求項7記載の3次元画像処理装置によれば、請求
項5または請求項6と同様な効果がある。請求項8記載
の3次元画像処理装置によれば、請求項5または請求項
6と同様な効果がある。
【0083】請求項9記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項1と同様な効果がある。請求項10記載の3
次元画像処理装置によれば、請求項9と同様な効果があ
る。請求項11記載の3次元画像処理装置によれば、請
求項9または請求項10と同様な効果かある。
【0084】請求項12記載の3次元画像処理装置によ
れば、請求項1と同様な効果がある。請求項13記載の
3次元画像処理装置によれば、請求項12と同様な効果
がある。請求項14記載の3次元画像処理装置によれ
ば、請求項12または請求項13と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における3次元画
像処理装置の説明図である。
【図2】その動作タイミングの説明図である。
【図3】第2の実施の形態における3次元画像処理装置
の説明図である。
【図4】第3の実施の形態における3次元画像処理装置
の説明図である。
【図5】第4の実施の形態における3次元画像処理装置
の説明図である。
【図6】第5の実施の形態における3次元画像処理装置
の説明図である。
【図7】第6の実施の形態における3次元画像処理装置
の説明図である。
【図8】第7の実施の形態における3次元画像処理装置
の説明図である。
【図9】その処理イメージ説明図である。
【図10】第8の実施の形態における3次元画像処理装
置の説明図である。
【図11】従来における3次元画像処理装置の説明図で
ある。
【図12】従来およびこの発明の第1、第2、第5の実
施の形態における3次元画像処理装置の処理イメージ説
明図である。
【図13】従来の3次元画像処理装置の動作タイミング
の説明図である。
【符号の説明】
100 プロセッサ 110 メモリ 120 レンダリング部 130 メモリ部 140 DA変換部 150 コンソール 160 フレームバッファ 170 Zバッファ 180,182,186,188,190 データ線 184 アドレス線 190 初期化処理 192 ポリゴン処理 194 初期化処理A 196 初期化処理B 200 背景画像データ 210 ポリゴン画像データ 212 ポリゴンA 214 ポリゴンB 220 最終画像データによるコンソールへの画面出
力イメージ 300 バリッドフラグバッファ 302 バリッドフラグバッファA 304 バリッドフラグバッファB 310 フレームバッファ 312 フレームバッファA 314 フレームバッファB 320 Zバッファ 322 ZバッファA 324 ZバッファB 330 背景バッファ 340,342,344,346,348 データ線 350 一括リセット線 360 最大値設定部 362 背景Z値レジスタ 364 背景Z値設定線 366 セレクタ 370 DA変換部用選択部 380 バリッドフラグ線A 382 バリッドフラグ線B 400 背景色レジスタ 402 背景色レジスタ設定線 420 比較器 422 比較結果線 450 セレクタ 460 アドレスチェック線 470 設定フラグバッファ 472 設定フラグバッファA 474 設定フラグバッファB 480,482,484 データ線 486 データ線 500 MIX回路 502 アクセス回数線 510 アクセス回数バッファ 512 アクセス回数バッファA 514 アクセス回数バッファB 520 ビデオ出力回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元画像生成時において陰面処理を行
    なう際に、3次元物体に関する主にポリゴン情報を格納
    するメモリと、 このメモリに格納された3次元物体に関するポリゴン情
    報をもとに、主にジオメトリ計算を行ない基本的な画像
    情報を生成しこれを送り出すジオメトリ部と、 ジオメトリ部から送られてきた基本的な画像情報をもと
    に3次元物体に関する画素および奥行き情報等を含む最
    終的な画像を生成するレンダリング部と、 このレンダリング部が生成した最終的な画像の画素情報
    を格納するフレームバッファを有し、このフレームバッ
    ファの各画素に対応し、前記レンダリング部からの奥行
    き情報を格納するZバッファを有するメモリ部と、 このメモリ部の前記フレームバッファからの画像情報を
    コンソール画面に出力するDA変換部とを備えた3次元
    画像処理装置であって、 前記メモリ部は、背景情報の各画素を格納する背景バッ
    ファと、 前記フレームバッファと前記Zバッファとに対応して、
    各画素に対して書き込みが生じたかどうかを示すととも
    に、前記レンダリング部が画素および奥行き情報等の画
    像生成時において、前記レンダリング部が前記フレーム
    バッファと前記Zバッファに画面データを書き込んだ際
    に、これに対応する画素を示すビットをセットするもの
    であって、全てのビットを一括リセットする一括リセッ
    ト線を有するバリッドフラグバッファと、 前記レンダリング部の画素および奥行き情報等の画像生
    成時において、前記Zバッファの奥行き値を読み出す際
    に、読み出す奥行き値に対応する前記バリッドフラグビ
    ットがリセットされている状態であるとき最大の奥行き
    として設定し前記レンダリング部へ出力する最大値設定
    部と、 前記DA変換部が前記コンソールに画面データを出力す
    る際に、出力する画素に対応する前記バリッドフラグバ
    ッファの前記ビットを参照し、これが設定されているか
    どうかで前記フレームバッファもしくは前記背景バッフ
    ァの画素のいずれかを出力するDA変換部用選択部を有
    することを特徴とする3次元画像処理装置。
  2. 【請求項2】 メモリ部は、バリッドフラグバッファお
    よびフレームバッファを複数有する請求項1記載の3次
    元画像処理装置。
  3. 【請求項3】 メモリ部のDA変換部用選択部は、フレ
    ームバッファと背景バッファのデータを選択して出力す
    る請求項1または請求項2記載の3次元画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の背景バッファに代えて、ジオ
    メトリ部より設定された単一の色情報を格納する背景レ
    ジスタを設けた請求項1または請求項2記載の3次元画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 3次元画像生成時において陰面処理を行
    なう際に、3次元物体に関する主にポリゴン情報を格納
    するメモリと、 このメモリに格納された3次元物体に関するポリゴン情
    報をもとに、主にジオメトリ計算を行ない基本的な画像
    情報を生成しこれを送り出すジオメトリ部と、 ジオメトリ部から送られてきた基本的な画像情報をもと
    に3次元物体に関する画素および奥行き情報等を含む最
    終的な画像を生成するレンダリング部と、 このレンダリング部が生成した最終的な画像の画素情報
    を格納するフレームバッファを有し、このフレームバッ
    ファの各画素に対応し、前記レンダリング部からの奥行
    き情報を格納するZバッファを有するメモリ部と、 このメモリ部の前記フレームバッファからの画像情報を
    コンソール画面に出力するDA変換部とを備えた3次元
    画像処理装置であって、 前記メモリ部は、前記Zバッファに対して全てのワード
    を最大の奥行きZ値に設定する一括初期化回路と、前記
    DA変換部からコンソールに前記フレームバッファの画
    像データを出力する際に前記Zバッファの対応するビッ
    トを参照してこれが最大の奥行き値かどうかを比較する
    比較器と、この比較部からの結果で前記フレームバッフ
    ァまたは前記背景バッファの画素のいずれかを選択し出
    力するDA変換部用選択部を有することを特徴とする3
    次元画像処理装置。
  6. 【請求項6】 メモリ部は、フレームバッファを複数有
    する請求項5記載の3次元画像処理装置。
  7. 【請求項7】 DA変換部用選択部は、フレームバッフ
    ァと背景バッファのデータを選択して出力する請求項5
    または請求項6記載の3次元画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5の背景バッファの代えて、ジオ
    メトリ部により設定された単一の色情報を格納する背景
    レジスタ部を設けた請求項5または請求項6記載の3次
    元画像処理装置。
  9. 【請求項9】 3次元画像生成時において陰面処理を行
    なう際に、3次元物体に関する主にポリゴン情報を格納
    するメモリと、 このメモリに格納された3次元物体に関するポリゴン情
    報をもとに、主にジオメトリ計算を行ない基本的な画像
    情報を生成しこれを送り出すジオメトリ部と、 ジオメトリ部から送られてきた基本的な画像情報をもと
    に3次元物体に関する画素および奥行き情報等を含む最
    終的な画像を生成するレンダリング部と、 このレンダリング部が生成した最終的な画像の画素情報
    を格納するフレームバッファを有し、このフレームバッ
    ファの各画素に対応し、前記レンダリング部からの奥行
    き情報を格納するZバッファを有するメモリ部と、 このメモリ部の前記フレームバッファからの画像情報を
    コンソール画面に出力するDA変換部とを備えた3次元
    画像処理装置であって、 前記メモリ部は前記フレームバッファと前記Zバッファ
    とに対応する背景バッファを有し、 前記DA変換部は、前記フレームバッファと前記Zバッ
    ファの各画素に対応して書き込みが生じたかどうかを示
    すとともに、前記レンダリング部の画素および奥行き情
    報等の画像生成時において、前記レンダリング部が前記
    フレームバッファと前記Zバッファに画面データを書き
    込んだ際にこれに対応するビットをセットするものであ
    って、全てのビットを一括リセットする一括リセット線
    を有する設定フラグバッファと、 前記コンソールに画面データを出力する際に、出力する
    画素に対応する前記設定フラグバッファの対応するビッ
    トを参照し、これが設定されているかどうかで、前記ビ
    ットに対応する前記フレームバッファもしくは前記背景
    バッファの画素のいずれかを出力するセレクタを有する
    ことを特徴とする3次元画像処理装置。
  10. 【請求項10】 メモリ部は、フレームバッファを複数
    有する請求項9記載の3次元画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項9の背景バッファに代えて、ジ
    オメトリ部により設定された単一の色情報を格納する背
    景レジスタ部を設けた請求項9または請求項10記載の
    3次元画像処理装置。
  12. 【請求項12】 3次元画像生成時において陰面処理を
    行なう際に、3次元物体に関する主にポリゴン情報を格
    納するメモリと、 このメモリに格納された3次元物体に関するポリゴン情
    報をもとに、主にジオメトリ計算を行ない基本的な画像
    情報を生成しこれを送り出すジオメトリ部と、 ジオメトリ部から送られてきた基本的な画像情報をもと
    に3次元物体に関する画素および奥行き情報等を含む最
    終的な画像を生成するレンダリング部と、 このレンダリング部が生成した最終的な画像の画素情報
    を格納するフレームバッファを有し、このフレームバッ
    ファの各画素に対応し、前記レンダリング部からの奥行
    き情報を格納するZバッファを有するメモリ部と、 このメモリ部の前記フレームバッファからの画像情報を
    コンソール画面に出力するDA変換部とを備えた3次元
    画像処理装置であって、 前記メモリ部は、前記フレームバッファと前記Zバッフ
    ァとに対応する背景バッファを有し、 前記DA変換部は、前記フレームバッファと前記Zバッ
    ファの各画素に対応して書き込みが生じたかどうかを示
    すとともに、前記レンダリング部の画素および奥行き情
    報等の画像生成時において、前記レンダリング部が前記
    フレームバッファと前記Zバッファに画面データを書き
    込んだ際にこれに対応するデータをカウントアップする
    ものであって、全てのデータを0に一括リセットする一
    括リセット線を設けたアクセス回数バッファと、 前記コンソールに画面データを出力する際に、前記アク
    セス回数バッファの対応するデータを参照し、これが設
    定されているデータで、そのビットに対応する前記フレ
    ームバッファと前記背景バッファをミックスして出力す
    るミックス回路を有することを特徴とする3次元画像処
    理装置。
  13. 【請求項13】 メモリ部はフレームバッファを複数有
    する請求項12記載の3次元画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項12の背景バッファに代えて、
    ジオメトリ部より設定された単一の色情報を格納する背
    景レジスタ部を有する請求項12または請求項13記載
    の3次元画像処理装置。
JP9181023A 1997-07-07 1997-07-07 3次元画像処理装置 Pending JPH1125289A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8089506B2 (en) 2003-12-25 2012-01-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image display apparatus and signal processing apparatus

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