JPH11252820A - 車両用発電装置 - Google Patents

車両用発電装置

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JPH11252820A
JPH11252820A JP5335498A JP5335498A JPH11252820A JP H11252820 A JPH11252820 A JP H11252820A JP 5335498 A JP5335498 A JP 5335498A JP 5335498 A JP5335498 A JP 5335498A JP H11252820 A JPH11252820 A JP H11252820A
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JP
Japan
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voltage
phase
transistor
potential
winding
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JP5335498A
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Yoshihiro Ito
伊藤  嘉浩
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成の簡略化が可能な車両用発電装置を
提供すること。 【解決手段】 オルタネータ1は、主巻線10−x1等
と補助巻線10−x2等を含む三相のステータコイル1
0と、スイッチング素子としてトランジスタ20a等が
用いられた三相全波整流回路2とを備える。主巻線10
−x1等の反中性点側の端部が三相全波整流回路2に接
続されており、トランジスタ20a等をトランジスタ駆
動信号Ga等でオンオフ制御することにより整流動作が
行われる。補助巻線10−x2等には、主巻線10−x
1等よりも高い電圧が誘起され、レギュレータ3は、こ
の高い電圧を用いてトランジスタ駆動信号Ga等を生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用交流発電機
による発電によって得られる交流電圧を、スイッチング
素子を用いた整流回路によって直流電圧に変換する車両
用発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用発電装置は、車両走行中にバッテ
リの補充電を行うとともに、エンジンの点火、照明、そ
の他の各種電装品の電力を賄うものであり、発電によっ
て得られた交流電圧を直流電圧に変換するために整流回
路を備えている。特に最近では、車両の電気負荷の増加
に伴い、車両用発電装置の高出力化が要求されており、
上述した整流回路においても高出力化による発熱量の増
加を抑える必要が生じている。
【0003】例えば、特開平4−138030号公報に
開示された充電回路は、シリコンダイオードに比べて損
失の少ないパワーMOS型FETを用いて整流ブリッジ
回路を構成することにより、整流回路における低電力損
失化を図っており、これに伴って放熱部材の小型化が可
能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平4−138030号公報に開示された充電装置で
は、整流回路に含まれるスイッチング素子としてトラン
ジスタ(パワーMOS型FET)を用いているため、こ
のスイッチング素子をオン状態にするには、ステータに
誘起される電圧よりも高い電圧のゲート駆動信号を用意
して、パワーMOS型FETのゲート端子に入力する必
要があり、このゲート駆動信号を生成するために別電源
あるいは特別な電源回路が必要になるため、構成が複雑
になるという問題があった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、回路構成の簡略化が可能な
車両用発電装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の車両用発電装置は、車両用交流発電機
の電機子巻線として、出力電圧を取り出す主巻線の他に
この主巻線よりも高い電圧(電位)を取り出す補助巻線
を有し、発電制御装置によって交直電力変換手段のスイ
ッチング素子の駆動信号をこの補助巻線に誘起された高
い電圧に基づいて生成している。このように、電機子巻
線の主巻線よりも高い電圧が誘起される補助巻線を用い
ることにより、車両用交流発電機の出力電圧として取り
出される主巻線の電圧よりも高い電圧の駆動信号を容易
に生成することができ、この駆動信号生成のための別電
源や特別な電源回路が不要であって、回路構成の簡略化
が可能となる。
【0007】また、電機子巻線の各相に接続された高電
位側の複数のスイッチング素子と低電位側の複数のスイ
ッチング素子とを含むブリッジ回路によって上述した交
直電力変換手段を構成したときに、補助巻線に誘起され
た高い電圧を用いて生成された駆動信号を高電位側のス
イッチング手段用に用いることが好ましい。特にスイッ
チング素子としてトランジスタを考えた場合には、高電
位側のスイッチング素子をオンオフ制御するためには、
スイッチング素子に接続された電機子巻線の電位よりも
高い電位をスイッチング端子の制御端子(トランジスタ
のベースやゲートがこれに相当する)に印加する必要が
ある。したがって、少なくとも高電位側のスイッチング
素子用に上述した駆動信号を用いることにより、この駆
動信号生成のための別電源等が不要となって回路構成の
簡略化が可能となる。
【0008】また、電機子巻線の主巻線に誘起される電
圧が高くなったときにこの主巻線に誘起された電圧が出
力電圧として取り出されるが、主巻線に誘起される電圧
が高くなると同時に補助巻線に誘起される電圧も高くな
るため、この補助巻線に誘起された電圧を直接駆動信号
として用いることもできる。この場合には、駆動信号を
生成するための特別な構成が不要になるため、さらに回
路構成を簡略化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を適用した一実施形態の車
両用発電装置は、出力電力を取り出すための主巻線とは
別に補助巻線を備え、この補助巻線に誘起された電圧を
利用して整流回路に含まれるトランジスタの駆動信号を
生成することに特徴がある。以下、本発明を適用した一
の実施形態の車両用発電装置について、図面を参照しな
がら具体的に説明する。
【0010】図1は、本発明を適用した一実施形態の車
両用発電装置の詳細構成を示す図である。同図に示す車
両用発電装置は、三相交流電圧を発生するとともにこれ
を整流して直流電流を出力する車両用交流発電機(以
後、「オルタネータ」と称する)1と、このオルタネー
タ1の界磁電流を制御するとともにオルタネータ1に含
まれる交直電力変換手段としての三相全波整流回路2に
おける整流動作のタイミングを制御する発電制御装置
(以後、「レギュレータ」と称する)3とを含んで構成
される。
【0011】オルタネータ1は、固定子であるステータ
に含まれるX相、Y相、Z相からなる三相の電機子巻線
としてのステータコイル10と、回転子であるロータに
含まれる界磁巻線であるフィールドコイル12と、ステ
ータコイル10に誘起される三相交流電圧を全波整流す
る三相全波整流回路2とを備えている。ステータコイル
10は、X相に対応した主巻線10−x1および補助巻
線10−x2と、Y相に対応した主巻線10−y1およ
び補助巻線10−y2と、Z相に対応した主巻線10−
z1および補助巻線10−z2とによって構成されてい
る。各主巻線10−x1、10−y1、10−z1の一
方端同士が共通に接続されてY結線が成されており、主
巻線10−x1の他方端が補助巻線10−x2の一方端
に、主巻線10−y1の他方端が補助巻線10−y2の
一方端に、主巻線10−z1の他方端が補助巻線10−
z2の一方端にそれぞれ接続されている。
【0012】主巻線10−x1、10−y1、10−z
1の共通接点(中性点)を基準としたときに、主巻線1
0−x1等の他方端の電位よりも補助巻線10−x2等
の他方端の電位の方が高くなるような向きに各補助巻線
10−x2等がステータコア(図示せず)に各主巻線1
0−x1等とともに巻装されている。三相全波整流回路
2は、スイッチング手段およびスイッチング素子として
の6個のトランジスタ20a〜20fを備えており、こ
れらを三相ブリッジ接続した構成を有している。具体的
には、高電位側(正極側)の3個のトランジスタ20
a、20b、20cのそれぞれのエミッタがバッテリ5
の正極側端子に接続されている。バッテリ5の正極側端
子は、イグニッションスイッチ4を介して電気負荷6の
一方端に接続されている。トランジスタ20a、20
b、20cのそれぞれのコレクタがステータコイル10
のX相、Y相、Z相の主巻線10−x1、10−y1、
10−z1の反中性点側の端部に接続されている。ま
た、低電位側(負極側)の3個のトランジスタ20d、
20e、20fのそれぞれのコレクタがバッテリ5の負
極側端子および電気負荷6の他方端に共通に接続され、
トランジスタ20d、20e、20fのそれぞれのエミ
ッタがステータコイル10のX相、Y相、Z相の主巻線
10−x1、10−y1、10−z1の反中性点側の端
部に接続されている。
【0013】レギュレータ3は、オルタネータ1に含ま
れるフィールドコイル12に並列接続されるフライホイ
ールダイオード30と、フィールドコイル12に流れる
界磁電流を断続するスイッチングトランジスタ32と、
このスイッチングトランジスタ32のオンオフ状態(開
閉状態)と上述した三相全波整流回路2に含まれる6個
のトランジスタ20a〜20fのそれぞれのスイッチン
グのタイミングを制御するコントローラ34とを備えて
いる。
【0014】図2は、レギュレータ3に含まれるコント
ローラ34の詳細な構成を示す図である。同図に示すよ
うに、コントローラ34は、タイミング処理部40、低
電位側トランジスタ駆動部42、高電位側トランジスタ
駆動部44、発電制御部46を含んで構成されている。
タイミング処理部40は、オルタネータ1に含まれるス
テータコイル10のX相、Y相、Z相の主巻線10−x
1、10−y1、10−z1に現れるそれぞれの相電圧
Vx、Vy、Vzに基づいて、三相全波整流回路2に含
まれる低電位側の3個のトランジスタ20d、20e、
20fのそれぞれのオンオフ状態の切り替えタイミング
を設定する。低電位側トランジスタ駆動部42は、タイ
ミング処理部40によって設定された切り替えタイミン
グに応じて、低電位側トランジスタ20d、20e、2
0fのそれぞれに送るトランジスタ駆動信号Gd、G
e、Gfを生成する。高電位側トランジスタ駆動部44
は、ステータコイル10のX相、Y相、Z相の補助巻線
10−x2、10−y2、10−z2に誘起される電圧
に応じて、高電位側トランジスタ20a、20b、20
cのそれぞれに送るトランジスタ駆動信号Ga、Gb、
Gcを生成する。発電制御部46は、スイッチングトラ
ンジスタ32のオンオフ状態を制御することにより、オ
ルタネータ1の出力電圧(+B端子に現れる電圧)が所
定値となるように制御する。
【0015】図3は、オルタネータ1のステータコイル
10に誘起される各相の電圧と、これに対応するトラン
ジスタ20a〜20fのそれぞれの断続タイミングとの
関係を示す図である。図3に示すように、オルタネータ
1が発電状態にあるときに、ステータコイル10のX相
の主巻線10−x1の反中性点側の端部には、オルタネ
ータ1の回転数に応じた所定周波数の正弦波交流電圧で
ある相電圧Vxが発生する。また、ステータコイル10
のX相の補助巻線10−x2の反中性点側の端部には、
この相電圧Vxと同相であってこの相電圧Vxよりも振
幅が大きな交流電圧Vx′が発生する。
【0016】同様に、ステータ10のY相の主巻線10
−y1の反中性点側の端部には、上述した相電圧Vxと
同じ振幅、同じ周波数を有し、位相が120°ずれた相
電圧Vyが発生する。また、ステータコイル10のY相
の補助巻線10−y2の反中性点側の端部には、この相
電圧Vyと同相であってこの相電圧Vyよりも振幅が大
きな交流電圧Vy′が発生する。
【0017】ステータ10のZ相の主巻線10−z1の
反中性点側の端部には、上述した相電圧Vyと同じ振
幅、同じ周波数を有し、位相が120°ずれた相電圧V
zが発生する。また、ステータコイル10のZ相の補助
巻線10−z2の反中性点側の端部には、この相電圧V
zと同相であってこの相電圧Vzよりも振幅が大きな交
流電圧Vz′が発生する。
【0018】高電位側トランジスタ駆動部44は、ステ
ータコイル10のX相の主巻線10−x1に現れる相電
圧Vxが所定の電圧VT 以上であるときに、トランジス
タ20aのエミッタ・コレクタ間をオン状態とするため
のトランジスタ駆動信号Gaを生成して、トランジスタ
20aのベースに入力する。同様に、高電位側トランジ
スタ駆動部44は、ステータコイル10のY相の主巻線
10−y1に現れる相電圧Vyが所定の電圧VT 以上で
あるときに、トランジスタ20bのエミッタ・コレクタ
間をオン状態とするためのトランジスタ駆動信号Gbを
生成して、トランジスタ20bのベースに入力するとと
もに、ステータコイル10のZ相の主巻線10−z1に
現れる相電圧Vzが所定の電圧VT 以上であるときに、
トランジスタ20cのエミッタ・コレクタ間をオン状態
とするためのトランジスタ駆動信号Gcを生成して、ト
ランジスタ20cのベースに入力する。
【0019】ところで、トランジスタ20aのエミッタ
・コレクタ間をオン状態にするには、ベースの電位をコ
レクタの電位よりも高くする必要がある。通常、このト
ラジスタ20aのエミッタ・コレクタ間をオン状態にす
る場合とは、ステータコイル10のX相の相電圧Vxが
バッテリ5の端子間電圧よりも高く、トランジスタ20
aを介してステータコイル10のX相からバッテリ5の
正極側端子に電流が流れる場合である。したがって、ト
ランジスタ20aのコレクタ電位より高い電位のトラン
ジスタ駆動信号Gaを生成するには、オルタネータ1の
出力電圧を昇圧する特別の電源回路が必要になる。とこ
ろが、本実施形態のオルタネータ1のステータコイル1
0は、X相の主巻線10−x1の他に補助巻線10−x
2を有しており、この補助巻線10−x2の反中性点側
の端部の電位が主巻線10−x1の反中性点側の端部の
電位よりも高くなるため、主巻線10−x1に接続され
たトランジスタ20aのコレクタの電位よりも高い電位
を有するトランジスタ駆動信号Gaを容易に生成するこ
とができる。
【0020】例えば、高電位側トランジスタ駆動部44
の構成としては、ステータコイル10のX相の補助巻線
10−x2の反中性点側の端部から印加された電圧をそ
のままトランジスタ駆動信号Gaとして用いて、トラン
ジスタ20aのベースに入力する場合が考えられる。こ
の場合には、トランジスタ20aをオン状態に切り替え
たいタイミング(図3に示すt=0)において、補助巻
線10−x2に現れる電圧Vx′と主巻線10−x1に
現れる電圧Vxとの差ΔVx(=Vx′−Vx)が、ト
ランジスタ20aをオン状態にするために必要なベース
・コレクタ間の電圧に一致するように、補助巻線10−
x2の巻数を調整することが好ましい。このように、補
助巻線10−x2の電圧Vx′をトランジスタ駆動信号
Gaとして用いる場合には、高電位側トランジスタ駆動
部44の構成を最も簡略化することができる。
【0021】また、高電位側トランジスタ駆動部44の
他の構成としては、ツェナーダイオード等を用いること
により、主巻線10−x1に現れる電圧Vxよりも所定
値だけ高い電圧を生成し、これをトランジスタ駆動信号
Ga用の電源として用いる場合が考えられる。この場合
には、別にトランジスタ20aの断続状態を設定するタ
イミング信号を生成する必要があり、このタイミング信
号に同期させて、高電位側トランジスタ駆動部44で生
成した高電位のトランジスタ駆動信号Gaがトランジス
タ20aに送られる。
【0022】なお、他の高電位側のトランジスタ20
b、20cに対応したトランジスタ駆動信号Gb、Gc
についても同様であり、高電位側トランジスタ駆動部4
4を備えることにより、ステータコイル10のY相、Z
相の補助巻線10−y2、10−z2に現れる電圧V
y、Vzに基づいて、それぞれのコレクタ電位よりも高
電位を有するトランジスタ駆動信号Gb、Gcを簡単に
生成することができる。
【0023】このように、本実施形態の発電制御装置
は、オルタネータ1のステータコイル10として主巻線
10−x1、10−y1、10−z1の他に補助巻線1
0−x2、10−y2、10−z2を有しており、三相
全波整流回路2が接続された主巻線10−x1等の相電
圧Vx、Vy、Vzよりも高い電圧(電位)Vx′、V
y′、Vz′が発生されるため、レギュレータ3内の高
電位側トランジスタ駆動部44では、これらの電圧を用
いて高電位側のトランジスタ20a、20b、20cの
コレクタよりも高電位のトランジスタ駆動信号Ga、G
b、Gcを容易に生成することができる。したがって、
オルタネータ1の出力電圧を昇圧するような特別な電源
回路等が不要になり、レギュレータ3やその他の外部装
置の回路構成の簡略化が可能になる。
【0024】ところで、上述した実施形態では、三相全
波整流回路2内のスイッチング素子としてバイポーラ型
のトランジスタ20a等を用いたが、三相全波整流回路
2における低消費電力化を図るためには、トランジスタ
20a等を消費電力が少ないスイッチング素子に置き換
えることが好ましい。図4は、図1に示した本実施形態
の車両用発電装置の変形例の構成を示す図である。図4
に示す車両用発電装置は、図1に示した三相全波整流回
路2を三相全波整流回路7に置き換えた構成を有してい
る。この三相全波整流回路7は、スイッチング素子とし
てSiCで形成されたMOSFET70a〜70fを備
えており、これらを三相ブリッジ接続した構成を有して
いる。例えば、各MOSFET70a〜70fはNチャ
ネルタイプであり、ソースからドレインに向かって電流
が流れる方向に寄生ダイオードが形成されている。高電
位側のMOSFET70a、70b、70cのソース・
ドレイン間をオン状態に制御するには、それぞれのゲー
トに入力するトランジスタ駆動信号Ga、Gb、Gcの
電位をソースの電位より高くする必要がある。このソー
ス電位とゲート電位の関係は、図1に示した高電位側の
トランジスタ20a等のコレクタ電位とベース電位の関
係と同じである。
【0025】上述したように、ステータコイル10は、
主巻線10−x1、10−y1、10−z1の他に補助
巻線10−x2、10−y2、10−z2を有してお
り、三相全波整流回路7が接続された主巻線10−x1
等の相電圧Vx、Vy、Vzよりも高い電圧(電位)V
x′、Vy′、Vz′が発生されるため、レギュレータ
3内の高電位側トランジスタ駆動部44では、これらの
電圧を用いて高電位側のトランジスタ70a、70b、
70cのソースよりも高電位のトランジスタ駆動信号G
a、Gb、Gcを容易に生成することができる。
【0026】また、三相全波整流回路7を構成するMO
SFET70a〜70fとして、超低オン抵抗のMOS
FETを用いた場合には、三相全波整流回路7における
消費電力、すなわち整流損を低減することができる。例
えば、出力電流が50Aのオルタネータを考えると、順
方向電圧が0.7Vのダイオードを用いた従来の三相全
波整流回路では、約70W(=0.7×2×50)の整
流損が生じる。これに対し、オン抵抗が7mΩの超低オ
ン抵抗MOSFETを用いた三相全波整流回路7では、
整流損が約35W(=0.007×2×502 )となっ
て、半分程度に低減される。このため、三相全波整流回
路7の放熱フィン(図示せず)の小型・軽量化等の2次
的な効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の車両用発電装置
の詳細構成を示す図である。
【図2】レギュレータに含まれるコントローラの詳細な
構成を示す図である。
【図3】オルタネータのステータコイルに誘起される各
相の電圧と、これに対応するトランジスタのそれぞれの
断続タイミングとの関係を示す図である。
【図4】図1に示した本実施形態の車両用発電装置の変
形例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 オルタネータ(車両用交流発電機) 2 三相全波整流回路 3 レギュレータ(発電制御装置) 10 ステータコイル 10−x1、10−y1、10−z1 主巻線 10−x2、10−y2、10−z2 補助巻線 12 フィールドコイル 20a、20b、20c、20d、20e、20f ト
ランジスタ 34 コントローラ 44 高電位側トランジスタ駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力電圧が誘起される主巻線とこの主巻
    線よりも高い電圧が誘起される補助巻線とを有する電機
    子巻線と、スイッチング手段を所定のタイミングで開閉
    することにより前記主巻線に誘起される交流電圧を整流
    して直流電圧に変換する交直電力変換手段とを有する車
    両用交流発電機と、 前記補助巻線に誘起された電圧に基づいて、前記スイッ
    チング手段の開閉状態を設定する駆動信号を生成する発
    電制御装置と、 を備えることを特徴とする車両用発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記交直電力変換手段は、前記電機子巻線の各相に接続
    された高電位側の複数の前記スイッチング手段と低電位
    側の複数の前記スイッチング手段とを含むブリッジ回路
    であり、 前記発電制御装置は、前記高電位側のスイッチング手段
    に対して、前記補助巻線に誘起された電圧に基づいて生
    成される前記駆動信号を送ることを特徴とする車両用発
    電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記発電制御装置は、前記補助巻線に誘起された電圧を
    前記高電位側のスイッチング手段に対応した前記駆動信
    号として用いることを特徴とする車両用発電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記スイッチング手段は、トランジスタによって構成さ
    れるスイッチング素子であり、前記スイッチング素子の
    一方端の電位よりも高い電位の前記駆動信号が入力され
    たときにオン状態になることを特徴とする車両用発電装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2941337A1 (fr) * 2009-01-20 2010-07-23 Peugeot Citroen Automobiles Sa Alternateur.

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