JPH11251444A - 半導体素子 - Google Patents

半導体素子

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JPH11251444A
JPH11251444A JP10047884A JP4788498A JPH11251444A JP H11251444 A JPH11251444 A JP H11251444A JP 10047884 A JP10047884 A JP 10047884A JP 4788498 A JP4788498 A JP 4788498A JP H11251444 A JPH11251444 A JP H11251444A
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JP
Japan
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semiconductor
semiconductor region
source
mosfet
drain
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JP10047884A
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English (en)
Inventor
Goro Nakaya
吾郎 仲谷
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの素子で多入力1出力を実現できる半導
体素子や、一つの素子で1入力多出力を実現できる半導
体素子を提供する。 【解決手段】 フィールド酸化膜16により区画された
略正三角形状のアクティブ領域18に、ソースS、ドレ
インD1、D2、D3が形成されている。ソースSと、
ドレインD1、D2、D3との間には、それぞれチャネ
ル形成領域CH1、CH2、CH3が形成されている。
各チャネル形成領域CH1、CH2、CH3の上にゲー
ト酸化膜を介して形成されたゲートGは、フィールド酸
化膜16の上で相互に連結されている。ドレイン電極D
E1、DE2、DE3を入力端子とし、ソース電極SE
を出力端子とすることで、多入力1出力の半導体素子と
して用いることができる。また、ソース電極SEを入力
端子とし、ドレイン電極DE1、DE2、DE3を出力
端子とすることにより、1入力多出力の半導体素子とし
て用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体素子に関
し、特に、制御半導体領域の電気的状態を変化させるこ
とにより、電気信号の伝達を制御する半導体素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の一つとしてMOSFET
( Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transist
or)が知られている。従来のMOSFET2の断面構成
を図11Aに示す。従来のMOSFET2は、シリコン
半導体で構成されたP型の基板4の上部に形成されたN
+型のソースSおよびドレインDを備えている。ソース
S、ドレインDには、それぞれ、アルミニウムで構成さ
れたソース電極6、ドレイン電極8が接続されている。
【0003】ソースSとドレインDとに挟まれた基板4
の表面近傍がチャネル形成領域CHである。チャネル形
成領域CHの上には、シリコン酸化物で構成されたゲー
ト酸化膜GMを介して、ポリシリコンで構成されたゲー
トGが形成されている。
【0004】図11Bは、MOSFET2の平面構成を
概念的に表わした図面である。ゲートGに印加する電圧
を調整することで、ソースSとドレインDとの間に流れ
る電流を調整することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のMOSFET2には、次のような問題があ
った。MOSFET2は、ゲートGに印加する電圧を調
整することによってソース電極6とドレイン電極8とを
電気的に接続したり切り離したりするスイッチの役割を
果す。
【0006】しかし、たとえば、ドレイン電極8を入力
側としソース電極6を出力側とした場合、1入力1出力
のスイッチとして機能するに過ぎない。これでは、多入
力1出力や1入力多出力のスイッチとして使用すること
はできない。多入力1出力のスイッチや1入力多出力の
スイッチを得るには、複数のMOSFETを接続しなけ
ればならず、装置が大きくなってしまう。
【0007】この発明は、このような問題点を解決し、
一つの素子で多入力1出力を実現できる半導体素子や、
一つの素子で1入力多出力を実現できる半導体素子を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
請求項1の半導体素子においては、半導体基板に設けら
れた一つの第1半導体領域と、第1半導体領域に隣接し
て設けられた制御半導体領域と、制御半導体領域に隣接
して設けられた半導体領域であって電気的に相互に独立
した複数の第2半導体領域とを備え、制御半導体領域の
電気的状態を変化させることにより、各第2半導体領域
に与えられた電気信号を合成して第1半導体領域に伝達
するよう制御することを特徴とする。
【0009】したがって、多入力1出力の半導体素子を
実現することができる。たとえば、各第2半導体領域に
それぞれ2値の電気信号が入力された場合に、第1半導
体領域からは、これら各電気信号を合成した多値の電気
信号を得ることが可能となる。
【0010】請求項2の半導体素子においては、半導体
基板に設けられた一つの第1半導体領域と、第1半導体
領域に隣接して設けられた制御半導体領域と、制御半導
体領域に隣接して設けられた半導体領域であって電気的
に相互に独立した複数の第2半導体領域とを備え、制御
半導体領域の電気的状態を変化させることにより、第1
半導体領域に与えられた電気信号を分配して各第2半導
体領域に伝達するよう制御することを特徴とする。
【0011】したがって、1入力多出力の半導体素子を
実現することができる。たとえば、第1半導体領域から
入力された電気信号を、各第2半導体領域に分配する分
配器を実現することができる。
【0012】なお、請求項において、「半導体基板に第
1半導体領域を設ける」とは、半導体基板に接して第1
半導体領域を形成する場合、半導体基板の上に形成した
一層以上の別の層の上に第1半導体領域を形成する場
合、および、半導体基板自体が第1半導体領域である場
合を含む概念である。 〔発明の詳細な説明〕
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
よる半導体素子であるMOSFET( MetalOxide Semi
conductor Field Effect Transistor)12の概念的な
平面構成を示す。図1における断面IIを図2に示す。
【0014】図2に示すように、MOSFET12は、
シリコン半導体で構成されたP型の基板14(半導体基
板)の上部に形成されている。図1に示すように、MO
SFET12は、フィールド酸化膜16により区画され
た略正三角形状のアクティブ領域18に形成されたN+
型のソースS(第1半導体領域)、ドレインD1、D
2、D3(複数の第2半導体領域)を備えている。
【0015】ソースSとドレインD1との間に挟まれた
基板14(図1参照)の表面近傍がチャネル形成領域C
H1を構成している。同様に、ソースSとドレインD2
との間に挟まれた基板14の表面近傍がチャネル形成領
域CH2を構成している。ソースSとドレインD3との
間に挟まれた基板14の表面近傍がチャネル形成領域C
H3を構成している。
【0016】図2に示すように、各チャネル形成領域C
H1、CH2、CH3の上には、シリコン酸化物で構成
されたゲート酸化膜GMを介して、ポリシリコンで構成
されたゲートGが形成されている。ゲートGの上は絶縁
物により構成された層間膜20で覆われている。ソース
S、ドレインD1、D2、D3には、それぞれ、層間膜
20に形成されたコンタクトホールを介して、アルミニ
ウムで構成されたソース電極SE、ドレイン電極DE
1、DE2、DE3が接続されている。
【0017】図1に示すように、各チャネル形成領域C
H1、CH2、CH3の上に形成されたゲートGは、フ
ィールド酸化膜16の上で相互に連結され(すなわち電
気的に相互に接続され)、略正3角形状に形成されてい
る。なお、ソース電極SE、ドレイン電極DE1、DE
2、DE3の上は、パッシベーション膜(図示せず)に
より覆われている。
【0018】このようなMOSFET12を用いた回路
の一例を図3に示す。この例では、一つのMOSFET
12に、3つのセンサ部S1、S2、S3およびセンス
アンプSAが接続されている。すなわち、MOSFET
12のドレイン電極DE1、DE2、DE3に、それぞ
れ、センサ部S1、S2、S3が接続され、ソース電極
SEに、センスアンプ部SAが接続されている。
【0019】MOSFET12のゲートGをONにする
ことにより、各チャネル形成領域CH1、CH2、CH
3は、実質的に同じ電気的状態となる。すなわち、各チ
ャネル形成領域CH1、CH2、CH3のいずれにも、
N型のチャネルが形成される。この結果、センサ部S
1、S2、S3からの電気信号が合成されて、センスア
ンプ部SAに伝達される。このように構成すれば、ON
状態になっているセンサ部に対応した電流がセンスアン
プ部SAに流れることになる。
【0020】たとえば、センサ部S1、S2、S3が、
それぞれ、温度T1以上、T2以上、T3以上でON状
態になるような温度センサで構成されていれば、センス
アンプ部SAに流れる電流を知ることによって、どのセ
ンサ部がON状態になっているかを知ることができ、こ
れによって、測定対象の温度を知ることができる。
【0021】このように、MOSFET12は、多入力
1出力の半導体素子として用いることができる。すなわ
ち、各センサ部S1、S2、S3から、各ドレインD
1、D2、D3にそれぞれ2値の電気信号が入力された
場合に、ソースSからは、これら各電気信号を合成した
多値の電気信号を得ることが可能となる。
【0022】MOSFET12を用いた回路の他の例を
図4に示す。この例では、一つのMOSFET12に、
一つの信号供給部22および3つの信号被供給部24、
26、28が接続されている。すなわち、MOSFET
12のソース電極SEに、信号供給部22が接続され、
ドレイン電極DE1、DE2、DE3に、それぞれ、信
号被供給部24、26、28が接続されている。
【0023】すなわち、MOSFET12のゲートGを
ONにすることにより、各チャネル形成領域CH1、C
H2、CH3にN型のチャネルが形成される。この結
果、信号供給部22からの電気信号を分配して、3つの
信号被供給部24、26、28に与えることができる。
たとえば、信号被供給部24、26、28が、それぞ
れ、別の場所に配置されたLED(発光ダイオード)を
含む回路であれば、一つの信号供給部22により、3つ
のLEDを同時に点灯または消灯することができる。
【0024】このように、MOSFET12は、1入力
多出力の半導体素子として用いることができる。すなわ
ち、ソースSから入力された電気信号を、各ドレインD
1、D2、D3にそれぞれ分配する分配器として用いる
ことができる。
【0025】つぎに、図5に、この発明の他の実施形態
による半導体素子であるMOSFET32の概念的な平
面構成を示す。図5における断面VIを図6に示す。
【0026】図5に示すMOSFET32は、図1に示
すMOSFET12と類似の構成である。ただし、図6
に示すように、MOSFET32においては、アクティ
ブ領域18近傍にあるフィールド酸化膜16の上部に、
ポリシリコンにより構成されたダミーゲートDGを形成
している。
【0027】これは、SAC(自己整合コンタクト)法
と呼ばれる技術を用いて、ドレイン電極DE1、DE
2、DE3およびソース電極SEを形成するためであ
る。SAC法を用いてドレイン電極DE1、DE2、D
E3およびソース電極SEを形成する方法を、図6にし
たがって簡単に説明する。
【0028】まず、ゲートGを形成する工程において、
同時に、ダミーゲートDGを形成する。ダミーゲートD
Gは、アクティブ領域18を取り囲むように形成され
る。つぎに、ゲートGおよびダミーゲートDGの真上
に、オフセット用の絶縁層34を形成する。この上に、
絶縁物による層を堆積させる。この後、堆積した層をエ
ッチバックすることにより、ソースS、ドレインD1、
D2、D3の表面を露出させる。このようにして、コン
タクトホール38を形成する。
【0029】堆積した層をエッチバックしたとき、ゲー
トGおよびダミーゲートDGならびにこれらの真上に形
成された絶縁層34の側壁に、当該堆積した層の一部が
取り残される。これがサイドウォール36である。つぎ
に、ドレイン電極DE1、DE2、DE3およびソース
電極SEを形成する。
【0030】図6に示すように、ゲートGおよびダミー
ゲートDGは、絶縁層34とサイドウォール36とによ
って、ドレイン電極DE1、DE2、DE3およびソー
ス電極SEから絶縁されている。すなわち、ゲートGお
よびダミーゲートDGに対して自己整合的に、ドレイン
電極DE1、DE2、DE3およびソース電極SEが形
成される。
【0031】このように、SAC法を用いることによっ
て、ゲートGと、ドレイン電極DE1、DE2、DE3
またはソース電極SEとの距離を極めて小さくすること
ができる。このため、たとえば、ドレイン電極DE1、
DE2、DE3の大きさを最小寸法に設定すれば(図で
は、説明の便宜上、ドレイン電極DE1、DE2、DE
3を大きめに描いている)、ドレインD1、D2、D3
の投影面積をかなり小さくすることができる。したがっ
て、MOSFET32の大きさをより小さくすることが
可能となる。
【0032】なお、図1に示すMOSFET12におい
ては、たとえばドレイン電極DE1、DE2、DE3の
ためのコンタクトホールを形成する際、アライメントず
れを吸収するためのマージンをそれぞれ設けなければな
らないため、ドレインD1、D2、D3の投影面積を、
その分だけ広く設定しなければならない。
【0033】つぎに、図7に、この発明のさらに他の実
施形態による半導体素子であるMOSFET42の概念
的な平面構成を示す。図7における断面VIIIを図8に示
す。
【0034】図7に示すMOSFET42は、図1に示
すMOSFET12と類似の構成である。ただし、図7
に示すように、MOSFET42においては、アクティ
ブ領域18を矩形状に形成するとともに、アクティブ領
域18を矩形状に4分割するように、ゲートGを形成し
ている。したがって、ゲートGは、十字形状なってい
る。なお、図1に示すMOSFET12と同様に、ゲー
トGの下には、ゲート酸化膜GMを介して、P型の半導
体領域(基板14の一部)が配置されている。
【0035】ソースSとドレインD1との間に挟まれた
基板14の表面近傍がチャネル形成領域CH1を構成し
ている。同様に、ソースSとドレインD3との間に挟ま
れた基板14の表面近傍がチャネル形成領域CH3を構
成している。
【0036】また、ソースSとドレインD2との間に挟
まれた基板14の表面近傍がチャネル形成領域CH2を
構成している。したがって、チャネル形成領域CH2
は、ゲートGの十字の交点近傍の直下部分のみであり、
他のチャネル形成領域CH1、CH3に比し、チャネル
幅が狭い。このため、後述するように、ドレインD1、
D2またはD3に一定電位が与えられた場合にドレイン
D2とソースSとの間に流れる電流は、ドレインD1と
ソースSとの間に流れる電流や、ドレインD3とソース
Sとの間に流れる電流に比し、小さい。
【0037】つぎに、ドレインD1、D2、D3を入力
とし、ソースSを出力とした場合のMOSFET42の
動作について説明する。チャネル形成領域CH1のチャ
ネル幅とチャネル形成領域CH3のチャネル幅とが実質
的に同じであると仮定すれば、ドレインD1がON状態
になったとき(ドレインD1に、たとえば電源電位が与
えられたとき)にソースSに流れる電流と、ドレインD
3がON状態になったときにソースSに流れる電流と
は、ほぼ同じである。
【0038】一方、上述のように、ドレインD2がON
状態になったときにソースSに流れる電流は、ドレイン
D1やドレインD3がON状態になったときにソースS
に流れる電流よりも、かなり小さい。
【0039】したがって、ドレインD1、D2、D3そ
れぞれのON状態およびOFF状態を組合せることによ
り、ソースSに流れる電流値を変えることができる。ゲ
ートGをONにしたとき各チャネル形成領域CH1、C
H2、CH3にN型のチャネルが形成される。この結
果、ソースSには、上記組合せにしたがって、図9A〜
図9Fに示す6通りの状態のうちいずれかの状態に対応
した電流が流れる。図9Aの状態における電流値が最も
小さく(0である)、図9B,C,D,Eの順に大きく
なる。図9Fの状態における電流値が最も大きい。
【0040】このように、ドレインD1、D2、D3そ
れぞれについての2値入力(ON状態またはOFF状
態)を組合せることにより、多値出力(この実施形態で
は、6値出力)を得ることができる。すなわち、MOS
FET42は、2値の電気信号を組合せて多値の電気信
号を得る半導体素子として用いることができる。これ
を、演算素子等に利用すれば、コンパクトな演算処理装
置を実現することが可能となる。
【0041】なお、上述の実施形態においては、チャネ
ル形成領域CH1のチャネル幅とチャネル形成領域CH
3のチャネル幅とが実質的に同じであると仮定して説明
したが、チャネル形成領域CH1のチャネル幅とチャネ
ル形成領域CH3のチャネル幅とが実質的に異なる場合
には、さらに多くの種類の電流値が得られる。すなわ
ち、より細かい多値化が可能となる。
【0042】この実施形態では、ソースSとの間で電流
の授受が可能なドレイン領域の数が3つの場合を例に説
明したが、ソースSとの間で電流の授受が可能なドレイ
ン領域の数を4つ以上にすることもできる。このように
すれば、さらに細かい多値化が可能となる。逆に、ソー
スSとの間で電流の授受が可能なドレイン領域の数を2
つにすることもできる。ただし、この場合には、あまり
細かい多値化はできない。
【0043】なお、上述のように、図1に示すMOSF
ET12や図5に示すMOSFET32も、2値の電気
信号を組合せて多値の電気信号を得る半導体素子として
用いることができる。
【0044】図10は、図7に示すMOSFET42
に、前述(図5参照)のSAC法を適用して形成したM
OSFET52の概念的な平面構成である。SAC法を
用いてドレイン電極DE1、DE2、DE3およびソー
ス電極SEを形成することで、さらにコンパクトな半導
体素子をえることができる。
【0045】なお、上述の各実施形態においては、各チ
ャネル形成領域CH1、CH2、CH3の上に形成され
たゲートGを、電気的に相互に接続するよう構成した
が、この発明はこれに限定されるものではない。たとえ
ば、各チャネル形成領域CH1、CH2、CH3の上に
形成されたゲートを、それぞれ電気的に相互に独立的に
構成することもできる。このように構成すれば、各ゲー
トを独立して制御することが可能となる。すなわち、各
チャネル形成領域CH1、CH2、CH3を、それぞれ
独立した所望の電気的状態にすることができる。
【0046】また、上述の各実施形態においては、ソー
スS(第1半導体領域)、ドレインD1、D2、D3
(第2半導体領域)、チャネル形成領域CH1、CH
2、CH3(制御半導体領域)等の形状が図1や図7に
示される形状である場合を例に説明したが、第1半導体
領域、第2半導体領域、制御半導体領域等の形状はこれ
に限定されるものではない。
【0047】また、上述の各実施形態においては、第2
半導体領域の数が3つである場合を例に説明したが、前
述のように、第2半導体領域の数は、2つであってもよ
いし、4つ以上であってもよい。、また、上述の各実施
形態においては、Nチャネル型のMOSFETにこの発
明を適用した場合を例に説明したが、この発明はこれに
限定されるものではない。たとえば、Pチャネル型のM
OSFETにも、この発明を適用することができる。ま
た、MOSFET以外のFET(Field Effect Transis
tor)、バイポーラ型トランジスタにも、この発明を適
用することができる。さらに、この発明はトランジスタ
以外の半導体素子、たとえば、フローティングゲートを
有する積層ゲートを備えた記憶用の半導体素子(フラッ
シュメモリのメモリセル)等にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による半導体素子である
MOSFET12の概念的な平面構成を示す図面であ
る。
【図2】図1における断面IIを示す図面である。
【図3】MOSFET12を用いた回路の一例を示す図
面である。
【図4】MOSFET12を用いた回路の他の例を示す
図面である。
【図5】この発明の他の実施形態によるMOSFET3
2の概念的な平面構成を示す図面である。
【図6】図5における断面VIを示す図面である。
【図7】この発明のさらに他の実施形態によるMOSF
ET42の概念的な平面構成を示す図面である。
【図8】図7における断面VIIIを示す図面である。
【図9】図9Aないし図9Fは、ドレインD1、D2、
D3それぞれのON状態およびOFF状態の組合せ示す
図面である。
【図10】この発明のさらに他の実施形態によるMOS
FET52の概念的な平面構成を示す図面である。
【図11】図11Aは、従来のMOSFET2の断面構
成を示す図面である。図11Bは、MOSFET2の平
面構成を概念的に表わした図面である。
【符号の説明】
16・・・・・・・・・・・・フィールド酸化膜 18・・・・・・・・・・・・アクティブ領域 CH1、CH2、CH3・・・チャネル形成領域 D1、D2、D3・・・・・・ドレイン DE1、DE2、DE3・・・ドレイン電極 G・・・・・・・・・・・・・ゲート S・・・・・・・・・・・・・ソース SE・・・・・・・・・・・・ソース電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に設けられた一つの第1半導体
    領域と、 第1半導体領域に隣接して設けられた制御半導体領域
    と、 制御半導体領域に隣接して設けられた半導体領域であっ
    て電気的に相互に独立した複数の第2半導体領域とを備
    え、 制御半導体領域の電気的状態を変化させることにより、
    各第2半導体領域に与えられた電気信号を合成して第1
    半導体領域に伝達するよう制御することを特徴とする半
    導体素子。
  2. 【請求項2】半導体基板に設けられた一つの第1半導体
    領域と、 第1半導体領域に隣接して設けられた制御半導体領域
    と、 制御半導体領域に隣接して設けられた半導体領域であっ
    て電気的に相互に独立した複数の第2半導体領域とを備
    え、 制御半導体領域の電気的状態を変化させることにより、
    第1半導体領域に与えられた電気信号を分配して各第2
    半導体領域に伝達するよう制御することを特徴とする半
    導体素子。
JP10047884A 1998-02-27 1998-02-27 半導体素子 Pending JPH11251444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7816687B2 (en) 2004-11-17 2010-10-19 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Driving transistor and organic light emitting diode display having the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7816687B2 (en) 2004-11-17 2010-10-19 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Driving transistor and organic light emitting diode display having the same

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