JPH11250572A - 光ディスク及びその記録方法 - Google Patents

光ディスク及びその記録方法

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JPH11250572A
JPH11250572A JP24640698A JP24640698A JPH11250572A JP H11250572 A JPH11250572 A JP H11250572A JP 24640698 A JP24640698 A JP 24640698A JP 24640698 A JP24640698 A JP 24640698A JP H11250572 A JPH11250572 A JP H11250572A
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optical disk
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昭栄 小林
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    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/0021Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving encryption or decryption of contents recorded on or reproduced from a record carrier
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクに記録されているデータが不正コ
ピーされても、そのデータの再生を不可能にすることが
できる光ディスク及びその記録方法を提供する。 【解決手段】 ヘッダ領域と記録領域とからなる複数の
セクタを有し、上記セクタ毎の記録領域内に所定量のデ
ータの記録位置が識別情報(固有のメディアID)を示
す光ディスク1の上記識別情報を用いて、第1の暗号化
回路12により、AVデータ全体を暗号化するためのデ
ィスク・キーに第1の暗号化処理を行い、第2の暗号化
回路13により、暗号化されたディスク・キーを用い
て、上記AVデータの各プログラム毎に暗号化処理を行
うためのセクタ・キーに第2の暗号化処理を行い、第3
の暗号化回路14により、暗号化されたセクタ・キーを
用いて、上記AVデータに第3の暗号化処理を行い、少
なくとも上記第1乃至第3の暗号化処理の行われたデー
タを上記光ディスク1の記録領域に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの不正コピ
ーを防止するようにした光ディスク及びその記録方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるDVD−RAMディスク等の記
録可能な相変化型の光ディスクの記録再生装置は、映像
信号や音声信号等からなるAVデータを暗号化して光デ
ィスクに記録する。再生時では、光ディスクから読み出
したAVデータを復号することによって、元の映像信号
や音声信号を得ることができる。
【0003】上記記録再生装置は、例えば図14に示す
ように、光ディスクに記録するAVデータ全体を暗号化
(encryption)するためのディスク・キーを用いて、A
Vデータを各プログラム毎に暗号化するためのセクタ・
キーを暗号化する。そして、暗号化されたディスク・キ
ーを用いて各プログラム毎にAVデータを暗号化して光
ディスクに記録するとともに、ディスク・キー及び暗号
化されたセクタ・キーも光ディスクに記録する。
【0004】上記記録再生装置は、再生時においては、
ディスク・キー及び暗号化されたセクタ・キーを用いて
セクタ・キーを復号し(decryption)、このセクタ・キ
ーを用いて暗号化されたAVデータを復号する。
【0005】このような、暗号化処理及び復号処理の具
体的内容は、不正コピー防止の観点から一般に公開され
ていない。したがって、上記記録再生装置の暗号化処理
等を行うIC(Integrated Circuit)の構成が分からな
い限り、一般ユーザはAVデータの不正コピーを行うこ
とができない。
【0006】また、上記相変化型の光ディスクは、同じ
場所に同じデータが繰り返して記録されると、記録マー
ク及びその周辺が熱的ストレス等によって劣化する。こ
れにより、上記光ディスクは、繰り返しデータを記録す
ることができる特性が制限されることがあった。そこ
で、同一の信号パターンを有する同期信号部分の位置
が、同一の場所に記録されることがないように、その記
録位置をランダムに変える手法、すなわちSPS(Star
t Position Shift method )記録が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記記録再生
装置の暗号化処理等を行うICの構成が分かってしまう
と、その暗号を解く復号処理の手法が分かってしまい、
これにより、オリジナルの光ディスクに記録されている
AVデータが他の光ディスクにコピーされるおそれがあ
る。
【0008】さらに、コピー防止等のセキュリティに対
する関心が高まるに連れて、光ディスクの内容を暗号化
するだけでなく、光ディスクに個別の識別情報を入れる
ことによって不正コピーの防止の要求が高まっている。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであり、SPS記録を用いて光ディスクに識別
番号を記録することによって、光ディスクのデータが不
正コピーされても、そのデータの再生を不可能にするこ
とができる光ディスク及びその記録方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る光ディスクは、ヘッダ領域と記録領
域とからなる複数のセクタを有し、セクタ毎の記録領域
内に記録される所定量のデータの記録位置が識別情報を
示すことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る光ディスクは、ヘッダ
領域と記録領域とからなる複数のセグメントを有し、セ
グメント毎の記録領域内に記録される所定量のデータの
記録位置が識別情報を示すことを特徴とする。
【0012】本発明に係る光ディスクの記録方法は、ヘ
ッダ領域と記録領域とからなる複数のセクタを有し、セ
クタ毎の記録領域内に所定量のデータの記録位置が記録
されている光ディスクの識別情報を用いて、所定量のデ
ータの内ユーザデータに暗号化処理を行うためのディス
ク・キーに第1の暗号化処理を行い、第1の暗号化処理
が行われたディスク・キーを用いて、ユーザデータの各
プログラム毎に暗号化処理を行うためのセクタ・キーに
第2の暗号化処理を行い、第2の暗号化処理が行われた
セクタ・キーを用いて、ユーザデータに第3の暗号化処
理を行い、暗号化処理の行われたユーザデータを光ディ
スクの記録領域に記録することを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る光ディスクの記録方法
は、ヘッダ領域と記録領域とからなる複数のセグメント
を有し、セグメント毎の記録領域内に所定量のデータの
記録位置が記録されている光ディスクの識別情報を用い
て、所定量のデータの内ユーザデータに暗号化処理を行
うためのディスク・キーに第1の暗号化処理を行い、第
1の暗号化処理が行われたディスク・キーを用いて、ユ
ーザデータの各プログラム毎に暗号化処理を行うための
セクタ・キーに第2の暗号化処理を行い、第2の暗号化
処理が行われたセクタ・キーを用いて、ユーザデータに
第3の暗号化処理を行い、暗号化処理の行われたユーザ
データを光ディスクの記録領域に記録することを特徴と
する。
【0014】本発明に係る光ディスクの記録方法では、
光ディスクの識別情報を用いて、所定量のデータの内ユ
ーザデータに暗号化処理を行うためのディスク・キーに
第1の暗号化処理を行い、第1の暗号化処理が行われた
ディスク・キーを用いて、ユーザデータの各プログラム
毎に暗号化処理を行うためのセクタ・キーに第2の暗号
化処理を行い、第2の暗号化処理が行われたセクタ・キ
ーを用いて、ユーザデータに第3の暗号化処理を行うこ
とによって、光ディスク毎に異なる暗号化処理を施す。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】本発明は、たとえば図1に示すような構成
の光ディスク1に適用される。
【0017】上記光ディスク1は、データ記録面を放射
状の領域に分割してセクタ構造を形成するとともに、デ
ータ記録面を同心円上に分割して複数のゾーンZ0〜Z
nを形成する。
【0018】各セクタは、先頭がアドレスが書き込まれ
るヘッダエリアAR1と、続く残りの領域がデータが書
き込まれるレコーディングエリアAR2とに割り当てら
れる。レコーディングエリアAR2では、グルーブGR
が蛇行して形成される。また、最内周のゾーンZ0のト
ラックでは、グルーブGRが所定の周期にわたって蛇行
するように形成され、外周側のゾーンに移るにしたがっ
て、順次グルーブGRの蛇行数が増加するように形成さ
れる。ヘッダエリアAR1は、光ディスク上に離散的に
配され、セクタ単位のアドレス情報が記録される。ヘッ
ダエリアAR1においては、グルーブGRの一定周期に
相当する長さが割り当てられている。
【0019】ここで、ヘッダエリアAR1の前半部分で
は、グルーブGRによるトラックセンタ上に、グルーブ
ヘッダGRHのエンボスピット列が形成されている。ま
た、ヘッダエリアAR1の後半部分では、ランドによる
トラックセンタ上に、ランドヘッダLHのエンボスピッ
ト列が形成されている。
【0020】また、上記光ディスク1のヘッダエリアA
R1は、図2の(A)に示すように、「Header
1」,「Gap」,「Header2」,「Gap」か
ら構成される。「Header1」はグルーブヘッダG
RHエンボスピット列による情報が対応し、「Head
er2」はランドヘッダLHのエンボスピット列による
情報が対応する。「Header1」及び「Heade
r2」は、セクタマークを示す「SM」,同期用のタイ
ミングデータを示す「VFO1」,「VFO2」、アド
レスマークを示す「AM1」,「AM2」、IDを示す
「ID1」,「ID2」、ポストアンブルを示す「PA
1」とから構成されている。
【0021】また、上記光ディスク1のレコーディング
エリアAR2は、記録開始のガードエリアである「Gu
ard1」,同期用のタイミングデータである「VF
O」,データの開始位置を示す「SYNC」,主として
記録されるデータである「DATA」,ポストアンブル
「PA」,記録終了のガードエリアである「Guard
2」,「Buffer」とから構成される。
【0022】レコーディングエリアAR2において、
「VFO」,「SYNC」,「DATA」,「PA」か
らなるデータ(以下、「記録データ」という。)は、映
像信号,音声信号のAVデータ,その他同期情報等のデ
ータからなり、頻繁に書き換えられるものである。上記
記録データは、一定量のデータ量を有し、図2に斜線を
施して示すように、ひとまとまりとなって記録される。
各光ディスク1は、固有の識別情報(以下、「メディア
ID」という。)を備えている。このメディアIDは、
セクタ毎のレコーディングエリアAR2における上記記
録データの記録位置によって特定される。記録データが
書き換えられるときは、上記記録データ自体が書き換え
られるだけで、その記録位置は変化しない。これによ
り、記録データが書き換えられてもメディアIDは変化
しないようになっている。なお、メディアIDを変更す
る場合は、あらためて記録位置を変化させる。
【0023】なお、このようにAVデータの記録位置を
ずらすことによってメディアIDを記録することを、以
下の説明ではSPS(Start Position Shift method )
記録という。
【0024】SPS記録では、例えば1セクタ(8kバ
イト)で1ビット分のメディアIDが記録される。例え
ば図2の(B)に示すように、レコーディングエリアA
R2において、「Guard1」の領域が小さく「Gu
ard2」の領域が大きくなることによって、上記「V
FO」等からなる記録データがレコーディングエリアA
R2の前方に偏位して記録されている。このとき、1ビ
ット分のメディアIDは例えば「0」を示す。
【0025】また、図2の(C)に示すように、「Gu
ard1」の領域が大きく「Guard2」の領域が小
さくなることによって、上記「VFO」等からなる記録
データがレコーディングエリアAR2の後方に偏位して
記録されている。このとき、1ビット分のメディアID
は例えば「1」を示す。そして、メディアIDは、セク
タ毎のこれらの1ビットの情報が集合することによって
特定される。
【0026】なお、メディアIDの全ての情報をSPS
記録してもよいし、メディアIDの一部の情報をSPS
記録してもよい。また、以下の説明では、メディアID
は128ビットからなるものとする。
【0027】例えばメディアIDの128ビットの全て
の情報は、以下のようにSPS記録されている。例えば
図3の(A)に示すように、1セクタには1ビット分の
メディアIDが記録される。1ECCブロックは8セク
タから構成されるので、図3の(B)に示すように、1
ECCブロックには8ビットのメディアIDが記録され
る。よって、図3の(C)に示すように、16ECCブ
ロックに128ビットのメディアIDが記録されること
になる。
【0028】また、メディアIDの一部の情報をSPS
記録し、メディアIDの他の情報をレコーディングエリ
アAR2に記録してもよい。例えば図4の(A)及び図
4の(B)に示すように、128ビットのメディアID
の内、8ビット分をSPS記録して、残りの120ビッ
ト分をレコーディングエリアAR2に記録してもよい。
【0029】なお、メディアIDとしては、例えば光デ
ィスク固有の番号,暗号鍵,光ディスク1の製造者,コ
ンテンツ作製者,署名,日付等の情報が該当する。
【0030】つぎに、上記光ディスク1に暗号化処理を
行ってAVデータを記録し、また、上記光ディスク1に
記録されたデータに復号処理を行ってAVデータを再生
する記録再生装置10の概略的な構成について、図5を
用いて説明する。
【0031】上記記録再生装置10は、AVデータの暗
号化処理を行って光ディスク1に記録する記録部11
と、光ディスク1から再生したAVデータに復号処理を
行う再生部15とを備える。
【0032】記録部11において、第1の暗号化回路1
2は、光ディスク1に固有のメディアIDを用いて、A
Vデータ全体を暗号化するためのディスク・キーを暗号
化する。第2の暗号化回路13は、この暗号化されたデ
ィスク・キーを用いて、AVデータを各プログラム毎に
暗号化するためのセクタ・キーに対して暗号化処理をす
る。第3の暗号化回路14は、暗号化されたセクタ・キ
ーを用いて各プログラム毎にAVデータを暗号化する。
そして、暗号化されたAVデータは、光ディスク1に記
録されるとともに、ディスク・キー及び暗号化されたセ
クタ・キーも光ディスク1に記録される。
【0033】このように、記録再生装置10は、光ディ
スク1に固有のメディアIDを用いてAVデータの暗号
化処理を行うことによって、1枚1枚の光ディスク1に
対して異なる暗号化処理を行うことができる。
【0034】一方、再生部15においては、第1の復号
回路16は、光ディスク1のメディアIDを用いて暗号
化されたディスク・キーを復号する。第2の復号回路1
7は、このディスク・キーを用いて暗号化されたセクタ
・キーを復号する。第3の復号回路18は、このセクタ
・キーを用いて暗号化されたAVデータを復号する。こ
のように、記録再生装置10は、光ディスク1のメディ
アIDを用いてAVデータを復号することにより、例え
ば他の光ディスクからそのまま不正コピーされた場合で
あっても、オリジナルの光ディスクのメディアIDと不
正コピーされたAVデータが記録されている光ディスク
のメディアIDとが異なるので、不正コピーされたAV
データが復号されるのを防止することができる。
【0035】つぎに、図6を用いて、上記光ディスク1
にAVデータを記録し、又は上記光ディスク1のAVデ
ータを再生する記録再生装置20の具体的な回路構成に
ついて説明する。
【0036】上記記録再生装置20は、レーザビームを
介してデータの記録/再生を行う光学ヘッド21と、A
Vデータに所定の変調/復調処理等を行う記録/再生回
路22と、光ディスク1から読み出しているAVデータ
のアドレスを検出するアドレス検出回路23と、ウォブ
ル信号を検出するウォブル信号検出回路26と、上記ウ
ォブル信号の周期を検出するウォブリング周期検出回路
27と、上記ウォブル信号に基づいて所定のクロックを
生成するPLL(Phase Locked Loop)回路28と、ア
ドレスの位置をカウントするクラスタカウンタ29と、
各回路を制御するシステム制御回路30と、所定のデー
タが記憶されているROM31とを備える。
【0037】光学ヘッド21は、システム制御回路3
0,記録/再生回路22を介して供給されるAVデータ
を光ディスク1に記録する。ここで、システム制御回路
30は、入力されるAVデータに後述する暗号化処理を
施して記録/再生回路22に供給する。記録/再生回路
22は、システム制御回路30から供給されるデータに
誤り訂正符号処理,変調処理等を行ってから光学ヘッド
21に供給する。
【0038】また、上述した光学ヘッド21は、レーザ
ビームの光ディスク1からの反射光の検出出力を記録/
再生回路22,アドレス検出回路23,ウォブル信号検
出回路26に供給する。
【0039】記録/再生回路22は、光学ヘッド21か
ら供給されるAVデータに誤り訂正処理,復調処理等を
行ってシステム制御回路30に供給する。システム制御
回路30は、記録/再生回路22からのAVデータに対
して後述する復号処理を施して出力する。
【0040】また、アドレス検出回路23は、光学ヘッ
ド21の検出出力からアドレスデータをデコードし、エ
ラーの検出等を行ってから、デコードされたアドレスを
クラスタカウンタ29及びシステム制御回路30に供給
する。
【0041】ウォブル信号検出回路26は、ウォブル信
号からノイズ成分を除去するためのバンド・パス・フィ
ルタ(BPF)26aと、二値化処理を行うコンパレー
タ26bとを備える。BPF26aには、光学ヘッド2
1を介して、光ディスク1に記録されているグルーブ及
び/又はランドのウォブリングの検出出力(ウォブル信
号)が供給される。BPF26aは、上記ウォブル信号
のノイズを除去してコンパレータ26bに供給する。コ
ンパレータ26bは、BPF26aからのウォブル信号
に二値化処理を行ってウォブリング検出パルスを得て、
このウォブリング検出パルスをウォブリング周期検出回
路27に供給する。
【0042】ウォブリング周期検出回路27は、上記ウ
ォブリング検出パルスの周期性を判定し、これが一定の
周期性を有するものであれば、PLL回路28に供給す
る。なお、一定の周期性を有していないときはサーボの
引き込み動作中である。
【0043】PLL回路28は、位相比較器28aと、
高周波のノイズ成分を除去するロー・パス・フィルタ
(LPF)28bと、電圧制御発振器(VCO)28c
と、分周器28dとを有する。
【0044】位相比較器28aは、ウォブリング周期検
出回路27からのウォブリング検出パルスと分周器28
dからのパルスとの位相を比較して、その位相の誤差を
示す位相比較エラー信号をLPF28bを介してVCO
28cに供給する。VCO28cは、上記位相比較エラ
ー信号に基づいてチャンネルクロック(以下、「R/W
クロック」という。)を発生し、これを分周器28d及
びクラスタカウンタ29に供給する。分周器28dは、
システム制御回路30によって分周比が制御され、VC
O28cからのR/Wクロックを分周し、ウォブル信号
の周波数と同じ周波数のパルスを生成して位相比較器2
8aに供給する。かかる処理によって、上記ウォブル信
号に基づいて、一定のR/Wクロックが生成される。
【0045】このように、PLL回路28は、光ディス
ク1から得られたウォブル信号に基づいて、精度の良い
R/Wクロックを生成することができ、これにより、冗
長なく高密度にデータの記録/再生が可能になる。
【0046】クラスタカウンタ29は、アドレス検出回
路23からのアドレスとVCO28cからのR/Wクロ
ックとに基づいて、アドレス周期に同期した同期信号処
理を行い、次のアドレスの位置をカウントする。また、
クラスタカウンタ29は、次のアドレスの位置を検出す
ることができないときは、このカウンタより次のアドレ
スの位置を決定し、アドレスをカウントアップする。
【0047】システム制御回路30は、クラスタカウン
タ29によって検出されたアドレスをもとに、図示しな
いスレッドモータの回転を制御して、光学ヘッド21を
光ディスク上の所定の位置にアクセスし、クラスタ記録
再生タイミングに合わせてデータの記録及び/又は再生
処理を行う。また、ROM31にはアドレスに対応する
分周器28dの分周比のデータが記憶され、システム制
御回路30は、ROM31のデータに基づいて分周器2
8dの分周比を制御している。
【0048】また、システム制御回路30は、上述した
暗号化処理を行うために図7に示す暗号化処理部40
と、復号処理を行うために図8に示す復号処理部50と
を有する。
【0049】暗号化処理部40は、メディアIDと、さ
らに暗号化キーとしてのディスク・キー,セクタ・キー
とを用いて、入力されるAVデータに暗号化処理を行
う。なお、ディスク・キーは光ディスクに記録するAV
データ全体を暗号化するためのものであり、セクタ・キ
ーはAVデータを各プログラム毎に暗号化するための暗
号化鍵である。
【0050】ここで、暗号化処理部40は、メディアI
Dを分離する分離回路41と、SPS記録用のSPSタ
イミング信号を発生するタイミング信号発生回路42
と、ディスク・キーの暗号化処理を行う第1の暗号化回
路43と、セクタ・キーの暗号化処理を行う第2の暗号
化回路44と、AVデータの暗号化処理を行う第3の暗
号化回路45とを有する。
【0051】メディアIDは、分離回路41及び第1の
暗号化回路43に供給される。ここでは、上記メディア
IDは例えば128ビットからなり、その8ビット分
(以下、「メディアID1」という。)はSPS記録に
よって光ディスク1に記録されるものであり、他の12
0ビット分(以下、「メディアID2」という。)はレ
コーディングエリアAR2に記録されるものとする。
【0052】分離回路41は、メディアIDを8ビット
と120ビットに分けることによって、上記メディアI
Dを8ビットのSPS記録用のメディアID1と120
ビットのレコーディングエリアAR2記録用のメディア
ID2とに分離する。そして、分離回路41は、メディ
アID1をタイミング信号発生回路42に供給し、メデ
ィアID2を図6に示す記録/再生回路22に供給す
る。
【0053】タイミング信号発生回路42は、光ディス
ク1から読み出されるアドレス等の所定のデータ及び分
離回路41からのメディアID1に基づいて、レコーデ
ィングエリアAR2における記録データの記録位置を変
えるためのSPSタイミング信号を発生して出力し、こ
のSPSタイミング信号を記録/再生回路22に供給す
る。
【0054】一方、第1の暗号化回路43は、上記メデ
ィアIDを用いてディスク・キーの暗号化を行い、暗号
化されたディスク・キーを第2の暗号化回路44に供給
するとともに、記録/再生回路22に供給する。
【0055】第2の暗号化回路44は、暗号化されたデ
ィスク・キーを用いて、セクタ・キーを暗号化し、暗号
化されたセクタ・キーを第3の暗号化回路45及び記録
/再生回路22に供給する。
【0056】第3の暗号化回路45は、暗号化されたセ
クタ・キーを用いて映像信号及び音声信号等からなるA
Vデータを暗号化し、暗号化されたAVデータを記録/
再生回路22に供給する。
【0057】そして、記録/再生回路22は、システム
制御回路30から供給されるSPSタイミング信号に基
づいて、図2に示すレコーディングエリアAR2内の
「Guard1」のデータ量を大きくしたり小さくした
りすることによって、「VFO」,「DATA」等の記
録データの記録位置に変化を与える。このように、記録
データの記録位置に変化が与えられることによって、1
セクタに1ビット分のメディアIDが記録され、8セク
タ分に8ビットのメディアID1が記録される。また、
記録/再生回路22は、図2に示す「DATA」等の記
録データとして、メディアID2,暗号化されたディス
ク・キー,暗号化されたセクタ・キー,暗号化されたA
Vデータを記録する。
【0058】以上のように、上記記録再生装置20は、
光ディスク1に固有のメディアIDを用いてAVデータ
に暗号化処理を行って光ディスク1に記録することがで
きる。すなわち、上記記録再生装置20は、光ディスク
1枚1枚に対して、異なる暗号化処理の施したAVデー
タを記録することができる。なお、暗号化されたディス
ク・キー,セクタ・キーについては、上述のように記録
データとして記録してもよいし、SPS記録してもいい
のは勿論である。
【0059】なお、ここではメディアIDとAVデータ
とを同時に記録する場合について説明したが、光ディス
ク1に既にメディアIDが記録されている場合は、この
メディアIDを読み出してから、このメディアIDに基
づいて所定のキーやAVデータの暗号化処理を行うよう
にしてもよい。また、メディアIDを分離せずに、全て
のメディアIDをタイミング信号発生回路42を介して
SPS記録してもよい。
【0060】一方、復号処理部50には、光学ヘッド2
1,記録/再生回路22を介して、メディアID1,メ
ディアID2,暗号化されたディスク・キー,暗号化さ
れたセクタ・キー,暗号化されたAVデータが供給され
る。そして、復号処理部50は、メディアID1等を用
いて、暗号化されたAVデータを復号することができ
る。
【0061】復号処理部50は、図8に示すように、S
PSタイミング信号を発生するタイミング信号発生回路
51と、上記SPSタイミング信号からメディアID1
を分離するメディアID1分離回路52と、メディアI
D1とメディアID2とを合成する合成回路53と、デ
ィスク・キーを復号する第1の復号回路54と、セクタ
・キーを復号する第2の復号回路55と、AVデータを
復号する第3の復号回路56とを備える。
【0062】タイミング信号発生回路51は、図2に示
すレコーディングエリアAR2の「VFO」,「DAT
A」等の記録データの記録位置に基づいてSPSタイミ
ング信号を発生し、これをメディアID1分離回路52
に供給する。
【0063】メディアID1分離回路52は、SPSタ
イミング信号からメディアID1を分離し、これを合成
回路53に供給する。
【0064】合成回路53は、メディアID1分離回路
52からのメディアID1と光ディスク1から読み出さ
れたメディアID2とを合成してメディアIDを生成し
て、このメディアIDを第1の復号回路54に供給す
る。
【0065】第1の復号回路54は、上記メディアID
を用いて暗号化されたディスク・キーを復号し、復号さ
れたディスク・キーを第2の復号回路55に供給する。
第2の復号回路55は、復号されたディスク・キーを用
いて、暗号化されたセクタ・キーを復号し、復号された
セクタ・キーを第3の復号回路56に供給する。第3の
復号回路56は、復号されたセクタ・キーを用いて、暗
号化されたAVデータを復号し、復号されたAVデータ
を出力する。
【0066】以上のように、記録再生装置20は、光デ
ィスク1に固有のメディアID1及びメディアID2を
用いて暗号化されたAVデータの復号処理を行ってい
る。したがって、記録再生装置20は、AVデータが不
正にコピーされた光ディスク1からはAVデータを復号
することができない。これにより、一の光ディスクのA
Vデータが他の光ディスクにそのまま不正コピーされて
も、AVデータは復号されず、この結果、不正コピーを
防止することができる。
【0067】なお、本実施の形態では、上記記録再生装
置20において、メディアID1はSPS記録され、メ
ディアID2が記録データとして記録されるものとした
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
光ディスク1にメディアID(メディアID1及びメデ
ィアID2)がSPS記録されるようにしてもよい。こ
のとき、第1の復号回路54は、光ディスク1から読み
出されてタイミング信号発生回路51,メディアID1
分離回路52を介して供給されるメディアIDに基づい
て、暗号化されているディスク・キーの復号処理を行う
ようにすればよい。
【0068】また、上述した光ディスク1の実施の形態
では、1セクタに1ビット分のメディアIDが記録され
るものとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、図2に示すレコーディングエリアAR2に
記録される「VFO」,「DATA」等のAVデータの
記録位置を4段階に区別することによって、1セクタに
2ビットのメディアIDを記録することができる。ま
た、同様にして、1セクタに3ビット以上のメディアI
Dを記録することも可能である。
【0069】さらに、上述した光ディスク1の実施の形
態では、1セクタに1ビット分のメディアIDが記録さ
れるものとしたが、例えば図9に示すようにヘッダ領域
AR1と記録領域AR2とからなる複数のセグメントを
有する光ディスク100において、上記セグメント毎の
記録領域AR2内に記録される所定量のデータの記録位
置が識別情報すなわちメディアIDを示すようにしても
よい。
【0070】この光ディスク100の記録再生領域は同
心円状の複数のゾーンZ0〜Znに分割されている。同
一ゾーン内はCAV(Constant Angular Velocity )状
にレイアウトされており、同一ゾーンの最内周で記録密
度が最大になり、外側に向けて緩やかになっている。隣
接する外周のゾーンの最内周では、隣接する内周のゾー
ンの最内周の記録密度と同じになるように設定されてい
る。
【0071】この光ディスク100において、ヘッダ領
域AR1はCAV状にレイアウトされており、1つのヘ
ッダ領域からヘッダ領域までが1セグメントとされてい
る。ヘッダ領域AR1には、PLL引き込み用の「VF
O」、アドレスマーク、トラックアドレス、セグメント
アドレス、CRCなどから構成されている。
【0072】記録再生データは、誤り訂正(ECC:Error
Check and Correction)ブロックを1つの単位として記
録再生され、1ECCブロックのデータが複数のセグメ
ントに記録されるようになっている。
【0073】この光ディスク100では、例えば図10
に示すように、ECCブロックを構成する第1セグメン
トと第2セグメントの記録位置情報により1ビットの識
別情報を構成する。
【0074】例えば、SPS(Start Position Shift m
ethod )記録でシフトする領域のチャンネル数を128
チャンネルとし、128チャンネルのSPS領域を2つ
に分け、0チャンネルから64チャンネルまでを第1S
PS領域とし、65チャンネルから128チャンネルま
でを第2SPS領域としてある。
【0075】そして、第1セグメントと第2セグメント
の記録位置がともに同じSPS領域である場合は識別情
報は”0”とし、図10の(A)に示すように第1セグ
メントと第2セグメントの記録位置がともに第1SPS
領域である場合、又は、図10の(B)に示すように第
1セグメントと第2セグメントの記録位置がともに第2
SPS領域である場合に、識別情報は”0”とする。
【0076】また、第1セグメントと第2セグメントの
記録位置が異なるSPS領域である場合は、識別情報
は”1”とし、図10の(C)に示すように第1セグメ
ントの記録位置が第1SPS領域で第2セグメントの記
録位置が第2SPS領域である場合、又は、図10の
(D)に示すように第1セグメントの記録位置が第2S
PS領域で第2セグメントの記録位置が第1SPS領域
である場合は、識別情報は”1”とする。
【0077】SPSの記録位置はランダムに選択される
が、ECCブロック内の第1セグメントと第2セグメン
トの記録位置を上述のように設定することによって、1
ビットの識別情報を2つのセグメントで構成することが
できる。
【0078】このように、ヘッダ領域と記録領域とから
なる複数のセグメントを有し、上記セグメント毎の記録
領域内に所定量のデータの記録位置が識別情報を示す光
ディスク100は、本発明に係る記録方法に従い、上記
識別情報を用いて、上記所定量のデータの内ユーザデー
タに暗号化処理を行うためのディスク・キーに第1の暗
号化処理を行い、上記第1の暗号化処理が行われたディ
スク・キーを用いて、上記ユーザデータの各プログラム
毎に暗号化処理を行うためのセクタ・キーに第2の暗号
化処理を行い、第2の暗号化処理が行われたセクタ・キ
ーを用いて、上記ユーザデータに第3の暗号化処理を行
い、少なくとも上記第1乃至第3の暗号化処理の行われ
たユーザデータが記録される。
【0079】なお、図11に示すように、2つのECC
ブロックにより1ビットの識別情報を構成することもで
きる。
【0080】奇数ECCブロックと偶数ECCブロック
の記録位置がともに同じSPS領域である場合は識別情
報は”0”とし、図11の(A)に示すように奇数EC
Cブロックと偶数ECCブロックの記録位置がともに第
1SPS領域である場合、又は、図11の(B)に示す
ように奇数ECCブロックと偶数ECCブロックの記録
位置がともに第2SPS領域である場合に、識別情報
は”0”とする。
【0081】また、奇数ECCブロックと偶数ECCブ
ロックの記録位置が異なるSPS領域である場合は、識
別情報は”1”とし、図11の(C)に示すように奇数
ECCブロックの記録位置が第1SPS領域で偶数EC
Cブロックの記録位置が第2SPSである場合、又は、
図11の(D)に示すように奇数ECCブロックの記録
位置が第2SPS領域で偶数ECCブロックの記録位置
が第1SPS領域である場合は、識別情報は”1”とす
る。
【0082】すなわち、ECCブロック内のセグメント
の記録位置は同じにして、奇数ECCブロックと偶数E
CCブロックの記録位置により1ビットの識別情報を示
す。
【0083】ここで、記録位置の検出は、次のようにし
て行われる。
【0084】すなわち、図12にセグメントへの記録情
報を示すように、ヘッダ領域AR1は「GUARD」や
「VFO」からなり、データ領域AR2は「FRAME
SYNC」を含むユーザデータからなる。
【0085】「GUARD」はSPSを含む相変化記録
膜のデータ保護のための領域である。「VFO」はPL
L引き込みのための領域である。「FRAME SYN
C」は、同期をとるための同期信号である。
【0086】図13の(A),(B)に示すようにSP
Sの記録位置によって「FRAMESYNC」は記録位
置が変わり、図13の(A)に示すようにSPSの記録
位置が0チャンネルから64チャンネルまでのときは
「FRAME SYNC」の記録位置は第1SPSに対
応するのSYNCエリアとなり、図13の(B)に示す
ようにSPSの記録位置が65チャンネルから128チ
ャンネルまでのときは「FRAME SYNC」の記録
位置は第2SPSに対応するSYNCエリアとなる。従
って、「FRAME SYNC」が第1SPSに対応す
るSYANCエリアで検出された場合は、そのセグメン
トの記録位置は第1SPS領域であり、また、「FRA
ME SYNC」が第2SPSに対応するSYANCエ
リアで検出された場合は、そのセグメントの記録位置は
第2SPS領域である。
【0087】すなわち、記録データに同期信号を含む場
合は、その同期信号の記録位置が識別情報を示すので、
同期信号の記録位置を検出することにより識別情報を読
みとることができる。
【0088】なお、SPSでシフトするエリアのチャン
ネル数は、128チャンネルに限定されることなく、メ
ディアによっては64チャンネルや256チャンネルと
することもある。
【0089】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る光ディスクによれば、ヘッダ領域と記録領域とからな
るセクタ毎に構成され、セクタ毎の記録領域内に記録さ
れる所定のデータの記録位置が識別情報を示すことによ
り、各光ディスクに固有の識別情報を記録することがで
きる。
【0090】また、本発明に係る光ディスクによれば、
ヘッダ領域と記録領域とからなるセグメント毎に構成さ
れ、セグメント毎の記録領域内に記録される所定のデー
タの記録位置が識別情報を示すことにより、各光ディス
クに固有の識別情報を記録することができる。
【0091】さらに、本発明に係る光ディスクの記録方
法によれば、光ディスクの識別情報を用いて、データ全
体に暗号化処理を行うためのディスク・キーに第1の暗
号化処理を行い、第1の暗号化処理が行われたディスク
・キーを用いて、データの各プログラム毎に暗号化処理
を行うためのセクタ・キーに第2の暗号化処理を行い、
第2の暗号化処理が行われたセクタ・キーを用いて、デ
ータに第3の暗号化処理を行い、暗号化処理の行われた
データを光ディスクの記録領域に記録することによっ
て、光ディスク毎に異なる暗号化処理が行われたデータ
を記録することができる。
【0092】相変化型の光ディスクでは、記録位置をラ
ンダムに変えるSPS(Start Position Shift method
)記録を採用することによって、媒体の寿命を含めた
信頼性を高めることができ、この記録位置を暗号情報と
することによって、安全に情報を記録することができ
る。そして、少なくとも2つの記録位置情報によりデー
タを識別することによって、記録位置を記録ごとに固定
化する必要がなく、本来の目的通り、記録位置を変える
ことによって、媒体の寿命を含めた信頼性を高めること
ができる。また、上記識別情報は、ECCブロックで情
報ビットを閉じることができ、ECCの記録単位でデー
タ情報とともに完結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスクを説明するための
図である。
【図2】上記光ディスクのフォーマットを説明するため
の図である。
【図3】上記光ディスクに記録されたメディアIDを説
明するための図である。
【図4】上記光ディスクに記録されたメディアIDを説
明するための図である。
【図5】本発明を適用した光ディスクの記録再生装置の
概略的な構成図である。
【図6】上記光ディスクの記録再生装置の具体的な回路
構成を示すブロック図である。
【図7】上記記録再生装置のシステム制御回路の暗号化
処理部の構成を示すブロック図である。
【図8】上記システム制御回路の復号処理部の構成を示
すブロック図である。
【図9】本発明を適用した光ディスクの他の例を説明す
るための図である。
【図10】図9に示した光ディスクにおけるECCブロ
ックを構成する2つのセグメントの記録位置で識別情報
を示す方法を説明するための図である。
【図11】図9に示した光ディスクにおける2つのEC
Cブロックの記録位置で識別情報を示す方法を説明する
ための図である。
【図12】図9に示した光ディスクにおけるセグメント
の記録内容を説明するための図である。
【図13】図9に示した光ディスクにおける識別情報を
示す記録位置を検出する方法を説明するための図であ
る。
【図14】従来の光ディスクの記録再生装置の概略的な
構成図である。
【符号の説明】
1,100 光ディスク、20 記録再生装置、30
システム制御回路、40 暗号化処理部、41 分離回
路、42 タイミング信号発生回路、43 第1の暗号
化回路、44 第2の暗号化回路、45 第3の暗号化
回路

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ領域と記録領域とからなる複数の
    セクタを有し、 上記セクタ毎の記録領域内に記録される所定量のデータ
    の記録位置が識別情報を示すことを特徴とする光ディス
    ク。
  2. 【請求項2】 上記識別情報の一部は、上記セクタ毎の
    記録領域内に記録される所定のデータの記録位置によっ
    て特定され、 上記識別情報の他の部分は、上記記録領域に記録されて
    いることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 上記所定のデータの記録位置は、上記記
    録領域の先頭側に偏位されているか又は上記記録領域の
    後方側に偏位されているかによって1ビット以上の識別
    情報を示すことを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク。
  4. 【請求項4】 上記セクタのヘッダは、ピットアドレス
    で構成されることを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク。
  5. 【請求項5】 上記セクタのアドレスは、グルーブ及び
    /又はランドのウォブリングで形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】 上記識別情報は、固有番号であることを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】 上記識別情報は、データに暗号化処理を
    施すための暗号鍵であることを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク。
  8. 【請求項8】 ヘッダ領域と記録領域とからなる複数の
    セクタを有し、上記セクタ毎の記録領域内に所定量のデ
    ータの記録位置が識別情報を示す光ディスクの上記識別
    情報を用いて、上記所定量のデータの内ユーザデータに
    暗号化処理を行うためのディスク・キーに第1の暗号化
    処理を行い、 上記第1の暗号化処理が行われたディスク・キーを用い
    て、上記ユーザデータの各プログラム毎に暗号化処理を
    行うためのセクタ・キーに第2の暗号化処理を行い、 第2の暗号化処理が行われたセクタ・キーを用いて、上
    記ユーザデータに第3の暗号化処理を行い、 少なくとも上記第1乃至第3の暗号化処理の行われたユ
    ーザデータを上記光ディスクの記録領域に記録すること
    を特徴とする光ディスクの記録方法。
  9. 【請求項9】 上記識別情報に基づいてタイミング信号
    を発生し、 上記所定量のデータを記録する際に、上記タイミング信
    号に基づいて光ディスクのセクタ毎の記録領域内に記録
    される上記所定量データの記録位置を変えることによっ
    て上記識別情報を記録することを特徴とする請求項8記
    載の光ディスクの記録方法。
  10. 【請求項10】 上記識別情報の一部に基づいてタイミ
    ング信号を発生し、 上記所定量のデータを記録する際に、上記タイミング信
    号に基づいて光ディスクのセクタ毎の記録領域内に記録
    される上記所定量のデータの記録位置を変えることによ
    って上記識別情報の一部を記録するとともに、上記識別
    情報の他の部分を上記ユーザデータとして上記記録領域
    に記録することを特徴とする請求項8記載の光ディスク
    の記録方法。
  11. 【請求項11】 上記光ディスクの上記セクタ毎の記録
    領域内に記録される所定のデータの記録位置に基づい
    て、上記識別情報を読み出し、 読み出した識別情報を用いて、上記第1の暗号化処理を
    行うことを特徴とする請求項8記載の光ディスクの記録
    方法。
  12. 【請求項12】 ヘッダ領域と記録領域とからなる複数
    のセグメントを有し、 上記セグメント毎の記録領域内に記録される所定量のデ
    ータの記録位置が識別情報を示すことを特徴とする光デ
    ィスク。
  13. 【請求項13】 2つ以上のセグメントにより1ビット
    の識別情報を構成することを特徴とする請求項12記載
    の光ディスク。
  14. 【請求項14】 複数のセグメントにより誤り訂正ブロ
    ックを構成し、誤り訂正ブロック内の2つのセグメント
    により1ビットの識別情報を構成することを特徴とする
    請求項13記載の光ディスク。
  15. 【請求項15】 2つの誤り訂正ブロックにより1ビッ
    トの識別情報を構成することを特徴とする請求項13記
    載の光ディスク。
  16. 【請求項16】 記録データに同期信号を含み、同期信
    号の記録位置が識別情報を示すことを特徴とする請求項
    12記載の光ディスク。
  17. 【請求項17】 ヘッダ領域と記録領域とからなる複数
    のセグメントを有し、 上記セグメント毎の記録領域内に所定量のデータの記録
    位置が識別情報を示す光ディスクの上記識別情報を用い
    て、上記所定量のデータの内ユーザデータに暗号化処理
    を行うためのディスク・キーに第1の暗号化処理を行
    い、 上記第1の暗号化処理が行われたディスク・キーを用い
    て、上記ユーザデータの各プログラム毎に暗号化処理を
    行うためのセクタ・キーに第2の暗号化処理を行い、 第2の暗号化処理が行われたセクタ・キーを用いて、上
    記ユーザデータに第3の暗号化処理を行い、 少なくとも上記第1乃至第3の暗号化処理の行われたユ
    ーザデータを上記光ディスクの記録領域に記録すること
    を特徴とする光ディスクの記録方法。
  18. 【請求項18】 上記識別情報に基づいてタイミング信
    号を発生し、 上記所定量のデータを記録する際に、上記タイミング信
    号に基づいて光ディスクのセグメント毎の記録領域内に
    記録される上記所定量データの記録位置を変えることに
    よって上記識別情報を記録することを特徴とする請求項
    17記載の光ディスクの記録方法。
  19. 【請求項19】 上記識別情報の一部に基づいてタイミ
    ング信号を発生し、 上記所定量のデータを記録する際に、上記タイミング信
    号に基づいて光ディスクのセグメント毎の記録領域内に
    記録される上記所定量のデータの記録位置を変えること
    によって上記識別情報の一部を記録するとともに、上記
    識別情報の他の部分を上記ユーザデータとして上記記録
    領域に記録することを特徴とする請求項17記載の光デ
    ィスクの記録方法。
  20. 【請求項20】 上記光ディスクの上記セグメント毎の
    記録領域内に記録される所定のデータの記録位置に基づ
    いて、上記識別情報を読み出し、 読み出した識別情報を用いて、上記第1の暗号化処理を
    行うことを特徴とする請求項17記載の光ディスクの記
    録方法。
  21. 【請求項21】 2つ以上のセグメントにより1ビット
    を構成した識別情報を上記光ディスクから読み出し、 読み出した識別情報を用いて、上記第1の暗号化処理を
    行うことを特徴とする請求項17記載の光ディスクの記
    録方法。
  22. 【請求項22】 複数のセグメントにより誤り訂正ブロ
    ックを構成し、誤り訂正ブロック内の2つのセグメント
    により1ビットを構成した識別情報を上記光ディスクか
    ら読み出し、 読み出した識別情報を用いて、上記第1の暗号化処理を
    行うことを特徴とする請求項17記載の光ディスクの記
    録方法。
  23. 【請求項23】 2つの誤り訂正ブロックにより1ビッ
    トを構成した識別情報を上記光ディスクから読み出し、 読み出した識別情報を用いて、上記第1の暗号化処理を
    行うことを特徴とする請求項17記載の光ディスクの記
    録方法。
  24. 【請求項24】 記録データに同期信号を含み、同期信
    号の記録位置により示される識別情報を上記光ディスク
    から同期信号の記録位置により検出し、 検出した識別情報を用いて、上記第1の暗号化処理を行
    うことを特徴とする請求項17記載の光ディスクの記録
    方法。
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