JP2000113589A - 光ディスク装置、情報記録方法、情報再生方法及び光ディスク - Google Patents

光ディスク装置、情報記録方法、情報再生方法及び光ディスク

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JP2000113589A JP10288346A JP28834698A JP2000113589A JP 2000113589 A JP2000113589 A JP 2000113589A JP 10288346 A JP10288346 A JP 10288346A JP 28834698 A JP28834698 A JP 28834698A JP 2000113589 A JP2000113589 A JP 2000113589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスク装置、情報記録方法、
情報再生方法及び光ディスクに関し、例えば相変化型光
ディスクに所望のデータを記録する光ディスク装置、こ
の光ディスク装置によりデータを記録した光ディスクに
適用して発見、解析困難に、暗号化のキーデータ等を記
録することができるようにする。 【解決手段】 各ブロックのブロック識別情報又は光デ
ィスクのディスク識別情報を所定ブロックの同期情報の
領域に割り当てて記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置、
情報記録方法、情報再生方法及び光ディスクに関し、例
えば相変化型光ディスクに所望のデータを記録する光デ
ィスク装置、この光ディスク装置によりデータを記録し
た光ディスクに適用することができる。本発明は、各ブ
ロックのブロック識別情報又は光ディスクのディスク識
別情報を所定ブロックの同期情報の領域に割り当てて記
録することにより、発見、解析困難に、暗号化のキーデ
ータ等を記録することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置においては、再生
専用型ディスク(以下ROMディスクと呼ぶ)と、追記
型ディスク、書換え型ディスク(以下RAMディスクと
呼ぶ)とでデータ処理単位を共通化することにより、記
録再生のデータ処理回路をこれらの光ディスクで共通に
使用できるようになされている。
【0003】すなわち図7(A)及び(B)は、DVD
(Digital Video Disk)のROMディスクとRAMディ
スクとのデータフォーマットを示す略線図である。これ
らの光ディスクにおいては、26フレームのユーザーデ
ータにより1セクタが構成され、さらに16セクタによ
り1つのECCデータブロックが構成される。なおここ
でECCデータブロックは、誤り訂正処理単位のデータ
ブロックであり、種々の記録再生装置においては、この
1のECCデータブロックにより例えば積符号形式の誤
り訂正符号が付加される。
【0004】各ECCデータブロックは、フレーム同
期、セクタ同期等のための各種同期情報が割り当てられ
る。すなわちECCデータブロックは、各フレームの先
頭にフレーム同期信号SY0〜SY7が割り当てられ、
再生時、このフレーム同期信号SY0〜SY7によりフ
レーム同期できるようになされ、また連続するフレーム
同期信号SY0〜SY7の比較によりセクタ内における
フレームアドレスを検出することができるようになされ
ている。またECCデータブロックは、各セクタの先頭
に、セクタアドレスS.ADが割り当てられ、再生時、
このセクタアドレスS.ADによりセクタ同期できるよ
うになされている。
【0005】ROMディスクは(図7(A))、このよ
うなECCデータブロックの繰り返しによるデータ列に
対応して、情報記録面にピット列が形成され、再生時、
これらピット列よりクロックを再生すると共に、このク
ロックを用いてセクタアドレス、フレーム同期信号SY
0〜SY7を検出してデータを再生できるようになされ
ている。
【0006】これに対してRAMディスクは(図7
(B))、各セクタに、さらに同期情報が割り当てられ
る。すなわちRAMディスクは、プリアドレス領域によ
るVFO信号VFO、セクタアドレスSSがさらに割り
当てられ、このVFO信号VFOによりクロックを再生
できるようになされ、またセクタアドレスSSによりセ
クタ同期できるようになされている。
【0007】RAMディスクは、情報記録面に、プリピ
ットによる物理アドレスが割り当てられていることによ
り、このようなデータ構造によるデータ列については、
このプリアドレスを基準にして記録するようになされ、
また再生時おいては、このプリアドレス、フレーム同期
信号SY0〜SY7を基準にして再生できるようになさ
れている。
【0008】すなわち図8は、この種の光ディスクをア
クセスする光ディスク装置を示すブロック図である。こ
の光ディスク装置1において、スピンドルモータ2は、
図示しないスピンドルサーボ回路の制御により、光ディ
スク3を所定の回転速度により回転駆動する。
【0009】光ピックアップ4は、内蔵の半導体レーザ
ーよりレーザービームを射出し、図示しない対物レンズ
を介してこのレーザービームを光ディスク3の情報記録
面に照射する。さらに光ピックアップ4は、この光ディ
スク3で反射されるレーザービームの戻り光を所定の受
光素子で受光し、その受光結果を出力する。光ディスク
装置1は、この受光結果より光ピックアップ4をトラッ
キング制御、フォーカス制御する。また光ピックアップ
4は、受光結果より光ディスク3に形成されたピット及
びランドに応じて信号レベルが変化する再生信号RFを
出力し、これにより光ディスク装置1では、この再生信
号RFを処理して光ディスク3に記録された情報を再生
できるようになされている。
【0010】さらに光ピックアップ4は、データ記録
時、駆動信号S1に応じて再生時の光量より間欠的にレ
ーザービームの光量を立ち上げ、これにより駆動信号S
1に応じてピット列を形成して対応するデータを光ディ
スク3に記録できるようになされている。さらに光ピッ
クアップ4は、所定の送り機構により光ディスク3の半
径方向に可動するように構成置され、これにより光ディ
スク3を種々にアクセスできるようになされている。
【0011】レーザードライバ5は、記録時、変調復調
回路7より出力されるチャンネルデータDRにより光ピ
ックアップ4の半導体レーザーを駆動し、これによりチ
ャンネルデータDRに応じたピット列を光ディスク3に
形成する。
【0012】信号検出回路6は、記録時及び再生時、光
ピックアップ4より出力される再生信号RFよりクロッ
クを再生し、このクロックを基準にして再生信号RFを
順次処理することにより、再生信号RFを2値識別して
なる再生データDPを出力する。
【0013】変調復調回路7は、記録時、メモリ8より
ECCデータブロック単位で記録に供するデータを読み
出し、これらデータを所定フォーマットにより変調して
チャンネルデータDRを生成する。このとき変調復調回
路7は、図7について上述した同期信号SY0〜SY
7、セクタアドレス、VFO信号VFO等を付加してチ
ャンネルデータDRを出力する。
【0014】これに対して再生時、変調復調回路7は、
信号検出回路6より出力される再生データDPに対し
て、フレーム同期信号を用いたフレーム同期、セクタア
ドレスを用いたセクタ同期が図られ、これらフレーム同
期、セクタ同期のタイミングを基準にして順次入力され
る再生データDPを復号してメモリ8に出力する。
【0015】メモリ8は、記録時、インターフェース1
0より入力されるユーザーデータD1を一時保持してデ
ータ処理回路9に送出する。またメモリ8は、このデー
タ処理回路9より入力される誤り訂正符号(ECC:Er
ror Correcting Code)、誤り検出符号(EDC:Error
Detecting Code) 等が付加されて、さらにスクランブル
処理されてなるユーザーデータD1を一時保持し、所定
順序により変調復調回路7に出力する。
【0016】これに対して再生時、メモリ8は、変調復
調回路7より入力される再生データDPを保持し、この
再生データDPをデータ処理回路9に出力する。さらに
メモリ8は、その結果得られる誤り訂正処理、デスクラ
ンブル処理されてなるユーザーデータD1を一時保持
し、インターフェース10に所定順序で出力する。
【0017】メモリ8においては、これら記録時及び再
生時におけるデータの入出力によりECCデータブロッ
ク単位でインターリーブ処理、デインターリーブ処理を
実行するようになされている。
【0018】データ処理回路9は、記録時、誤り検出回
路(EDC)9Aにおいて、メモリ8より入力されるユ
ーザーデータD1より誤り検出用符号を生成し、続く暗
号化回路(SCR)9Bは、この誤り検出回路9Aより
入力されるユーザーデータD1及び誤り検出用符号をス
クランブル処理して出力する。またデータ処理回路9
は、この暗号化回路9Bの出力データに誤り訂正回路
(ECC)9Cにより誤り訂正符号を付加し、メモリ8
に出力する。これにより光ディスク装置1においては、
ECCデータブロックを単位にしてスクランブル処理、
誤り訂正処理できるようになされている。
【0019】これに対して再生時、データ処理回路9
は、誤り訂正回路(ECC)9Cにおいて、メモリ8よ
り入力される再生データに付加された誤り訂正符号によ
りユーザーデータD1を誤り訂正処理し、続く暗号化回
路9Bによりデスクランブル処理する。さらにデータ処
理回路9は、続く誤り検出回路9Aにおいて、ユーザー
データD1に付加された誤り検出符号により暗号化回路
9Bから出力されるユーザーデータD1の誤りを検出
し、その誤り検出結果をユーザーデータD1と共にメモ
リ8に出力する。
【0020】インターフェース(I/F)10は、記録
時、外部機器より入力されるユーザーデータD1をメモ
リ8に出力し、また再生時、メモリ8より出力されるユ
ーザーデータD1を外部機器に出力する。さらにインタ
ーフェース10は、この記録再生の動作を指示する制御
コマンド、制御コマンドに対応するステータースデータ
等を外部機器との間で入出力し、光ディスク装置1にお
いては、これによりこの外部機器のアプリケーションプ
ログラムの制御に従って、光ディスク3にユーザーデー
タD1を記録し、また光ディスク3よりユーザーデータ
D1を再生して出力する。
【0021】このようにして光ディスク3をアクセスす
る光ディスク装置1においては、RAMディスクをアク
セスする場合、RAMディスクに形成されたプリピット
による物理アドレスを変調復調回路7で検出し、この物
理アドレスのタイミングを基準にして図7(B)につい
て上述したECCデータブロックを順次記録する。
【0022】また再生時においては、同様に、変調復調
回路7において、物理アドレスのタイミングを基準にし
て、フレーム同期信号、セクタアドレスによりフレーム
同期、セクタ同期が図られ、さらにVFO信号VFOを
基準にしてクロックの再同期が図られ、これにより記録
時とほぼ同様のタイミング制御によりECCデータブロ
ック単位で再生データDPを処理できるようになされて
いる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て暗号化されて所望のユーザーデータが記録される光デ
ィスクにおいて、この暗号化を解除するキーデータを通
常のユーザーデータの記録領域に記録したのでは、簡易
にこの種のキーデータを発見、解析されると考えられ
る。
【0024】また外部機器で使用する通常のアプリケー
ションソフトからのアクセスコマンドによりアクセスで
きるような箇所にこの種のキーデータを記録して、同様
に発見、解析される恐れがあることにより、避けること
が望まれる。さらにこのようなアプリケーションソフト
のみならず、インターフェースを介して入力されるオエ
ペレーションシステムレベルのアクセスによっても、こ
の種のキーデータをアクセス困難にすることが望まれ
る。
【0025】因みに、この種のキーデータが発見、解析
されれば、このキーデータを用いて簡易に暗号化が解除
され、この種の暗号化による違法コピーを排除する試み
が何ら意味を成さなくなる。
【0026】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、発見、解析困難に、暗号化のキーデータ等を記録す
ることができる光ディスク装置及び情報記録方法、これ
らに対応する情報再生方法及び光ディスクを提案しよう
とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光ディスク装置又は情報記録方法
において、光ディスクにおける物理アドレス及び論理ア
ドレスと無関係で、かつ各ブロックに固有のブロック識
別情報を生成し、このブロック識別情報を、各ブロック
の同期情報の領域に割り当てて記録する。
【0028】また、光ディスク装置又は情報記録方法に
おいて、光ディスクに固有のディスク識別情報を生成
し、このディスク識別情報を、各ブロックの同期情報の
領域に割り当てて記録する。
【0029】また光ディスク装置又は情報再生方法にお
いて、各ブロックの同期情報の領域より、各ブロックに
固有のブロック識別情報を再生し、このブロック識別情
報を基準にして再生したユーザーデータを処理して出力
する。
【0030】また光ディスク装置又は情報再生方法にお
いて、各ブロックの同期情報の領域より、光ディスクに
固有のディスク識別情報を再生し、このディスク識別情
報を基準にして再生したユーザーデータを処理して出力
する。
【0031】また光ディスクにおいて、光ディスクにお
ける物理アドレス及び論理アドレスと無関係で、かつ各
ブロックに固有のブロック識別情報が、各ブロックの同
期情報の領域に割り当てられて記録されてなるようにす
る。
【0032】また光ディスクにおいて、光ディスクに固
有のディスク識別情報が、各ブロックの同期情報の領域
に割り当てられて記録されてなるようにする。
【0033】ブロック識別情報を各ブロックの同期情報
の領域に割り当てて記録すれば、アプリケーションソフ
トのみならず、通常のインターフェースを介して入力さ
れるオペレーションシステムレベルのアクセスによって
も、この種のキーデータをアクセス困難にすることがで
きる。これによりこのブロック識別情報が、光ディスク
における物理アドレス及び論理アドレスと無関係で、か
つ各ブロックに固有の情報である場合に、このブロック
識別情報を利用して暗号化の処理等を実行すると共に、
暗号化の解除に必要なブロック識別情報を発見、解析困
難に記録することができる。
【0034】また、光ディスク装置又は情報記録方法に
おいて、光ディスクに固有のディスク識別情報を生成
し、このディスク識別情報を、各ブロックの同期情報の
領域に割り当てて記録しても、同様に、このディスク識
別情報により暗号化の処理等を実行すると共に、暗号化
の解除に必要なディスク識別情報を発見、解析困難に記
録することができる。
【0035】また光ディスク装置又は情報再生方法にお
いて、各ブロックの同期情報の領域より、各ブロックに
固有のブロック識別情報を再生し、又は光ディスクに固
有のディスク識別情報を再生し、このブロック識別情報
又はディスク識別情報を基準にして再生したユーザーデ
ータを処理して出力すれば、このように発見、解析困難
に記録したブロック識別情報又はディスク識別情報によ
り暗号化して記録したユーザーデータの暗号化を解除す
ることができる。
【0036】また光ディスクにおいて、光ディスクにお
ける物理アドレス及び論理アドレスと無関係で、かつ各
ブロックに固有のブロック識別情報が、各ブロックの同
期情報の領域に割り当てられて記録されていれば、又は
光ディスクに固有のディスク識別情報が、各ブロックの
同期情報に割り当てられて記録されていれば、この光デ
ィスクにおいては、暗号化の解除に必要なこれらブロッ
ク識別情報又はディスク識別情報が発見、解析困難に記
録されて保持されることになる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0038】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置を示すブロック図である。この光ディスク装置21
は、図7について上述したRAMディスクにユーザーデ
ータD1を記録し、またRAMディスクに記録されたユ
ーザーデータD1を再生して出力する。なお光ディスク
装置21において、図8について上述した光ディスク装
置1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複
した説明は省略する。
【0039】この光ディスク装置21において、光ディ
スク22は、図7について上述したRAMディスクであ
り、例えば最内周のリードインエリアに隣接した1つの
ECCデータブロック分の領域が制御領域に割り当てら
れる。光ディスク22は、この制御領域にディスクID
が記録され、このディスクIDにより暗号化されたユー
ザーデータが他の領域に記録されるようになされてい
る。
【0040】すなわち図3に示すように、光ディスク2
2は、この制御領域において、同期信号であるセクタア
ドレスの領域(図3においてハッチングにより示す)に
ディスクIDが誤り訂正符号と共に記録される。ここで
このRAMディスクにおいては、このセクタアドレスと
しての各セクタのヘッダに、4バイトの識別データ、2
バイトの誤り検出符号、6バイトのコピー禁止データが
割り当てられ、これにより1のセクタアドレスに12バ
イトのセクタアドレスが割り当てられる。これにより光
ディスク22は、16セクタにより1つのECCデータ
ブロックが構成されることにより、1つのECCデータ
ブロック当たり192バイトをディスクIDの記録に割
り当てることが可能となる。因みに、ディスクIDの記
録にコピー禁止データの領域を割り当てないようにして
も、1つのECCデータブロック当たり96バイトをデ
ィスクIDの記録に割り当てることが可能となる。
【0041】これにより光ディスク22は、リードソロ
モンコード(96,80,17)により80バイトのデ
ィスクIDに誤り訂正符号を付加し、4バイトの識別デ
ータ、2バイトの誤り検出符号に代えて各セクタアドレ
スの記録領域にディスクIDが記録されるようになされ
ている。
【0042】さらに光ディスク22は、この制御領域の
ユーザーデータについては、外周側領域における、光デ
ィスク22のエンボスピットによる物理アドレスと論理
アドレスとの対応を示すテーブルデータ等の、外周側領
域の記録再生に必要な各種データが制御データとして記
録されるようになされている。
【0043】この光ディスク装置21においては(図
2)、インターフェース10から変調復調回路23まで
の回路ブロックが一体に集積回路化されて記録再生回路
24が構成され、これにより内部の各回路ブロック間に
おけるデータ転送を解析困難として、キーデータ等を発
見困難とするようになされている。
【0044】ここで変調復調回路23は、再生データD
Pより、光ディスク3の物理アドレスを基準にしてクロ
ック、各種タイミング信号を生成することにより、記録
時、メモリ8より記録に供するデータを順次読み出し、
これらデータを所定フォーマットにより変調してチャン
ネルデータDRを生成する。このとき変調復調回路23
は、フレーム同期信号SY0〜SY7、セクタアドレス
SS、S.AD、VFO信号VFOを付加してチャンネ
ルデータDRを出力する。
【0045】このような記録の処理において、変調復調
回路23は、光ディスク22に制御領域を形成する場合
(後述する初期化処理である)、レジスタ25より供給
されるディスクIDに、誤り訂正符号、コピー禁止デー
タをセクタアドレスS.ADに代えて出力する。さらに
変調復調回路23は、この場合メモリ8より出力される
ユーザーデータに代えて、レジスタ25より供給される
制御データをユーザーデータの領域に割り当ててECC
データブロックを構成する。
【0046】これに対して再生時、変調復調回路23
は、光ディスク3の物理アドレスのピット列を基準にし
てクロックを生成し、このクロックにより光ディスク3
の物理アドレスを取得する。さらにこの物理アドレス取
得のタイミングを基準にしてVFO信号VFOによりク
ロックを再同期させ、セクタアドレスSS、フレーム同
期信号SY0〜SY7を取得する。このとき変調復調回
路23は、物理アドレス検出のタイミングを基準にして
所定のカウンタによりクロックをカウントする。さらに
変調復調回路23は、このカウンタによるカウント結果
を、再生データDPより得られるセクタアドレスSS、
フレーム同期信号SY0〜SY7の検出結果とを比較
し、この比較結果によりカウント結果を補正すると共に
最終的にセクタアドレス、フレームアドレスを判定し、
さらにはカウント結果よりフレーム同期、セクタ同期す
る。
【0047】変調復調回路23は、制御領域について
は、このフレーム同期、セクタ同期によりセクタアドレ
スS.ADに代えて記録したディスクID、制御データ
を検出し、このディスクID、制御データをレジスタ2
5に出力する。また通常のユーザーデータについては、
このフレーム同期、セクタ同期によりECCデータブロ
ック単位で再生データDPをメモリ8に出力する。
【0048】データ処理回路26は、記録時、誤り検出
回路(EDC)26Aにおいて、メモリ8より入力され
るユーザーデータD1より誤り検出用符号を生成し、続
く暗号化回路(SCR)26Bは、この誤り検出回路2
6Aより入力されるユーザーデータD1及び誤り検出用
符号をスクランブル処理して出力する。またデータ処理
回路26は、この暗号化回路26Bの出力データに誤り
訂正回路(ECC)26Cにより誤り訂正符号を付加
し、メモリ8に出力する。これにより光ディスク装置1
においては、ECCデータブロックを単位にしてスクラ
ンブル処理、誤り訂正処理できるようになされている。
【0049】これに対して再生時、データ処理回路26
は、誤り訂正回路(ECC)26Cにおいて、メモリ8
より入力される再生データに付加された誤り訂正符号に
よりユーザーデータD1を誤り訂正処理し、続く暗号化
回路26Bによりデスクランブル処理する。さらにデー
タ処理回路26は、続く誤り検出回路26Aにおいて、
ユーザーデータD1に付加された誤り検出符号により暗
号化回路26Bから出力されるユーザーデータD1の誤
りを検出し、その誤り検出結果をユーザーデータD1と
共にメモリ8に出力する。
【0050】データ処理回路26は、ディスクIDレジ
スタ27より出力されるディスクIDを基準にして、こ
れらユーザーデータD1を暗号化処理し、また再生時に
おいいては暗号化を解除する。
【0051】これに対して初期化の処理においては、レ
ジスタ25より出力されるディスクIDのデータ、制御
データを誤り検出回路26Aに入力し、ここで誤り検出
符号を付加する。さらにデータ処理回路26は、暗号化
回路26Bにおいて、事前に設定された各種の光ディス
ク22で共通するキーデータにより誤り検出回路26A
の出力データを暗号化処理し、続く誤り訂正回路26C
において、誤り訂正符号を付加する。データ処理回路2
6は、このようにして処理したディスクID、制御デー
タをレジスタ25に再格納し、これにより光ディスク装
置1においては、このレジスタ25に再格納されたディ
スクID、制御データが変調復調回路23によりチャン
ネルデータDRに変換されて、ディスクIDについては
セクタアドレスS.ADの領域に、制御データについて
はユーザーデータの領域に記録されるようになされてい
る。
【0052】これに対して制御領域をアクセスする場
合、データ処理回路26においては、レジスタ25より
再生されたディスクIDのデータ、制御データを受け、
誤り訂正回路26CによりこのディスクID、制御デー
タを誤り訂正処理する。さらに続く暗号化回路26Bに
よりこのディスクID、制御データの暗号化を解除した
後、続く誤り検出回路26Aにより誤り検出処理する。
データ処理回路26は、この誤り検出回路26Aより出
力されるディスクID、制御データをレジスタ25に再
格納する。
【0053】ディスクIDレジスタ27は、初期化の処
理においては、所定の乱数発生回路により発生した乱数
をディスクIDとして保持し、この保持したディスクI
Dをレジスタ25に出力する。またディスクIDレジス
タ27は、ユーザーデータD1の記録再生時、このよう
にして保持したディスクIDをデータ処理回路26の暗
号化回路26Bにセットする。
【0054】これに対してディスクIDレジスタ27
は、光ディスク22よりディスクIDが再生されてレジ
スタ25に保持されると、このレジスタ25に保持され
たディスクIDを入力して保持し、同様に暗号化回路2
6Bにセットする。
【0055】光ディスク装置1においては、図示しない
システム制御回路により全体の動作が制御され、このシ
ステム制御回路の制御により光ディスク22について制
御領域の有無が判定され、この判定結果より光ディスク
22に制御領域を形成してディスクIDを記録し、また
光ディスク22の制御領域よりディスクIDを再生す
る。さらにシステム制御回路は、このようにして光ディ
スク22に記録したディスクIDにより、又は光ディス
ク22より取得したディスクIDにより、ユーザーデー
タD1を暗号化し、さらに光ディスク22より再生した
ユーザーデータD1の暗号化を解除するように全体の動
作を制御する。
【0056】図1は、このシステム制御回路の処理手順
を示すフローチャートである。システム制御回路は、電
源が投入されると、ステップSP1からステップSP2
に移る。ここでシステム制御回路は、光ディスク22の
装填を待機し、光ディスク22が装填されると、ステッ
プSP3に移る。
【0057】ここでシステム制御回路は、光ディスク装
置に一般的な処理である光ディスク22の内周側リード
インエリアをアクセスするように全体の動作を制御し、
このリードインエリアより種々の情報を取得する。さら
にシステム制御回路は、このリードインエリアに隣接す
る内周側領域をアクセスするように全体の動作を制御
し、ここでこの変調復調回路23における再生データD
Pの処理結果よりこの内周側領域に制御領域が形成され
ているか否か判断する。これによりシステム制御回路
は、このステップSP3において、光ディスク22が初
期化されていない未使用のRAMディスクか否か判断す
る。システム制御回路は、制御領域が形成されていない
場合、この光ディスク22は未使用の光ディスクと判断
し、ステップSP4に移る。
【0058】システム制御回路は、このステップSP4
において、ディスクIDレジスタ27に制御データをセ
ットすると共に、ディスクIDレジスタ27にディスク
IDをセットし、これによりディスクID及び制御デー
タをデータ処理回路26により暗号化し、また誤り訂正
符号を付加する。さらにシステム制御回路は、制御領域
をアクセスするように、光ピックアップ4の送り機構等
を制御し、リードインエリアに続いてディスクID、制
御データを記録して制御領域を形成した後、ステップS
P5に移る。
【0059】システム制御回路は、これに対して制御領
域が既に形成されている場合、ステップSP3において
未使用ディスクではないと判断してステップSP6に移
る。ここでシステム制御回路は、この制御領域より得ら
れる再生データDPをレジスタ25に取り込んだ後、こ
の取り込んだ再生データDPをデータ処理回路26によ
り処理し、これによりディスクID、制御データを再生
する。システム制御回路は、この制御データを内蔵のメ
モリに取り込んで保持すると共に、ディスクIDについ
てはディスクIDレジスタ27に保持する。
【0060】これによりシステム制御回路は、未使用デ
ィスクについては、ディスクIDを制御データと共に光
ディスク22に記録し、このディスクID及び制御デー
タによりユーザーデータD1を記録再生できるようにな
され、既に制御領域が形成された光ディスク22につい
ては、この制御領域より再生したディスクID及び制御
データによりユーザーデータを記録再生できるようにな
されている。
【0061】すなわちシステム制御回路は、ステップS
P5において、操作が終了したか否か判断し、ここで否
定結果が得られると、ステップSP7に移る。ここでシ
ステム制御回路は、ユーザー領域へのユーザーデータの
記録が指示されたか、ユーザーデータの再生が指示され
たか判断し、ここでユーザーデータの記録が指示された
場合、ステップSP8に移る。ここでシステム制御回路
は、暗号化回路26BにディスクIDをセットし、順次
入力されるユーザーデータを暗号化処理してECCデー
タブロックを構成し、このECCデータブロックを順次
光ディスクに記録した後、ステップSP5に戻る。
【0062】これに対してユーザーデータの再生が指示
された場合、システム制御回路は、ステップSP7から
ステップSP9に移り、同様に暗号化回路26Bにディ
スクIDをセットし、順次再生されるユーザーデータの
暗号化を解除して出力した後、ステップSP5に戻る。
【0063】これに対してユーザーによる操作が完了す
ると、ステップSP5において肯定結果が得られること
により、システム制御回路は、ステップSP10に移
り、ここで光ディスク22を排出した後、ステップSP
2に戻る。
【0064】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、光ディスク装置21は(図1及び
図2)、光ディスク22が装填されると、リードインエ
リアに隣接する内周側領域がアクセスされ、ここに制御
領域が形成されているか否か判断され、ここで制御領域
が形成されていない場合、初期化の処理により制御領域
が形成される。また制御領域が形成されている場合、こ
の制御領域に割り当てられた各種データが取得される。
【0065】ここでこの制御領域においては(図3)、
光ディスク22に形成されたエンボスピットによる物理
アドレスを基準にして1ECCデータブロックによるデ
ータ構成にVFO信号VFO、セクタアドレスSSが付
加されて形成される。さらに、このECCデータブロッ
クにおいて、フレーム同期信号SY0〜SY7を基準に
した26フレーム単位の各セクタに、同期信号であるセ
クタアドレスS.ADに代えてディスクIDが割り当て
られ、さらにユーザーデータの領域に制御データが割り
当てられて形成される。
【0066】ここでこのセクタアドレスS.ADにおい
ては、外部機器によるアプリケーションソフトによって
はアクセス困難で、さらにインターフェース10を介し
て実行されるアクセスによっても外部機器により取得困
難な特徴がある。これによりこの実施の形態では、暗号
化の処理に必要なディスクIDを検出、解析困難に光デ
ィスク22に記録することが可能となる。
【0067】さらに光ディスク装置1においては、この
制御データ、ディスクIDを暗号化して記録することに
より、さらに検出、解析困難にディスクIDを光ディス
ク22に記録する。さらに誤り訂正符号を付加して記録
することにより、確実に再生できるようにディスクID
を記録する。
【0068】かくするにつきこのようにしてセクタアド
レスS.ADに代えてディスクIDを記録する場合にあ
っては、本来、この領域に記録されるはずの同期信号で
あるセクタアドレスS.ADが記録されていないことに
より、この制御領域をアクセスする際に何らかの問題が
発生することが考えられる。
【0069】しかしながらRAMディスクにおいては、
エンボスピットによるディスク上の物理位置を示すプリ
アドレスが存在し、このプリアドレスを基準にしてデー
タ列が記録、再生される。このとき同期信号にあって
は、何れかの同期信号が1種類あれば、すなわち例えば
フレーム同期信号については、ECCデータブロックで
1つ検出されれば、プリアドレスの位置から、データの
位置を特定することができる。なおこの場合に、同期は
ずれから復帰する再同期の場合を考慮しても、同期信号
は最低1種類あれば、プリアドレスからの予測位置をも
とに再同期をかけることが可能となる。
【0070】実際には必要なデータ群の前に同期がかけ
られる必要があるため、プリアドレスで分断される各デ
ータ群の先頭(前部)にVFO領域、セクタ領域信号
(フレームアドレス)を設ける必要があるが、これらの
同期信号も1種類で良く、また、セクタアドレス情報は
必ずしも必要とされるわけではない。
【0071】これによりこの実施の形態に係る光ディス
ク装置21のように、物理アドレスを基準にしたカウン
タによるカウント結果を基準にしてセクタアドレス、フ
レームアドレスを判定し、さらにはカウント結果よりフ
レーム同期、セクタ同期することにより、このようにセ
クタアドレスS.ADに代えてディスクIDを記録する
ようにしても、正しくフレーム同期、セクタ同期してユ
ーザーデータに割り当てた制御データを再生でき、さら
にはディスクIDを取得することが可能となる。
【0072】かくするにつき、未使用ディスクについて
は、このようにしてディスクIDを記録し、さらには制
御領域が形成されたディスクについては、この制御領域
よりディスクIDを取得した後、光ディスク装置21に
おいては、外部機器より入力されるユーザーデータD1
がこのディスクIDにより暗号化されて光ディスク22
に記録され、またこの光ディスク22より再生されたユ
ーザーデータD1の暗号化がこのディスクIDを用いて
解除されて、外部機器に出力される。
【0073】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、セクタ同期信号であるセクタアド
レスに、暗号化のキーデータであるディスクIDを割り
当てて記録することにより、発見、解析困難に、暗号化
のキーデータを記録することができる。
【0074】またこのディスクIDを暗号化して記録す
ることにより、一段と発見、解析困難にキーデータを記
録することができる。
【0075】さらに誤り訂正符号を付加して記録するこ
とにより、確実にキーデータを再生することができる。
【0076】(2)第2の実施の形態 図4は、図3との対比により本発明の第2の実施の形態
に係る光ディスクの記録フォーマットを示す図表であ
る。この実施の形態においては、セクタアドレスS.A
Dに代えてフレーム同期信号SY0〜SY7にディスク
IDを割り当てて記録する。
【0077】これに対応してこの実施の形態に係る光デ
ィスク装置においては、第1の実施の形態と同様にして
光ディスクをアクセスして未使用ディスクか否か判断
し、必要に応じて初期化の処理を実行する。さらに初期
化の処理において、第1の実施の形態と同様にして制御
データ、ディスクIDによりECCデータブロックを構
成し、このECCデータブロックを光ディスクに記録す
る。このとき光ディスク装置においては、セクタアドレ
スS.ADに代えてフレーム同期信号SY0〜SY7の
一部にディスクIDを割り当ててECCデータブロック
を構成し、このECCデータブロックを光ディスクに記
録する。
【0078】これに対応して光ディスク装置において
は、制御領域が形成されている場合には、第1の実施の
形態に係る光ディスクと同様にしてこの制御領域をアク
セスして制御データを取得する。このとき光ディスク装
置は、制御データと共にフレーム同期信号SY0〜SY
7をレジスタ25に格納し、所定の判定回路によりこの
レジスタ25に格納したフレーム同期信号SY0〜SY
7を判定してディスクIDを取得する。
【0079】このとき光ディスク装置においては、第1
の実施の形態に係る光ディスク装置と同様に、物理アド
レスに基づくクロックのカウント結果を基準にしてフレ
ーム同期、セクタ同期し、さらにVFO信号VFOによ
りクロックを再同期させると共に、正しく再生されるフ
レーム同期信号SY0〜SY7、セクタアドレスSSに
よりこのカウント結果を補正し、これによりフレーム同
期信号SY0〜SY7の一部にディスクIDを割り当て
て記録しても、正しくフレーム同期、セクタ同期してデ
ィスクIDを再生し、また制御データを再生できるよう
になされている。なおこの実施の形態においても、光デ
ィスク装置は、ディスクID、制御データを暗号化して
記録する。
【0080】光ディスク装置においては、このようにし
て光ディスクに記録したディスクIDにより、また光デ
ィスクより再生したディスクIDにより第1の実施の形
態と同様にしてユーザーデータを処理する。
【0081】すなわちフレーム同期信号SY0〜SY7
においても、第1の実施の形態について上述したよう
に、物理アドレスが設定されているRAMディスクにお
いては、必ずしも必要ではない。
【0082】ここで1つのECCデータブロックは、1
6セクタで構成され、さらに26フレームで1セクタが
構成されていることにより、フレーム同期信号(フレー
ムアドレス情報)SY0〜SY7のうち符号距離の遠
い、判別し易い2種類を用いて、1ビットのデータをア
サインすると、1セクタに26ビット/セクタの情報を
割り当てることができる。すなわち1セクタ中に少なく
とも3バイトの情報を割り当てることができる。これに
よりECCデータブロック全体として、48バイトの情
報を割り当てることができる。
【0083】これにより光ディスク装置においては、初
期化の処理においては、フレーム同期信号SY0〜SY
7のうち符号距離の遠い2種類を用いて、1ビットのデ
ータをアサインし、誤り訂正符号を含めて、全体として
48バイトによりディスクIDを形成し、このディスク
IDを光ディスクに記録する。さらに再生時において
は、レジスタ25に保持したフレーム同期信号SY0〜
SY7の判定結果よりディスクIDを再生する。
【0084】図4に示す構成によれば、ECCデータブ
ロックの同期信号であるフレーム同期信号に割り当てて
ディスクIDを記録するようにしても、第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。
【0085】(3)第3の実施の形態 図5は、図3との対比により本発明の第3の実施の形態
に係る光ディスクの記録フォーマットを示す図表であ
る。この実施の形態においては、セクタアドレスS.A
Dに代えてVFO信号VFOの領域にディスクIDを割
り当てて記録する。
【0086】これに対応してこの実施の形態に係る光デ
ィスク装置においては、第1の実施の形態と同様にして
光ディスクをアクセスして未使用ディスクか否か判断
し、必要に応じて初期化の処理を実行する。さらに初期
化の処理において、第1の実施の形態と同様にして制御
データ、ディスクIDによりECCデータブロックを構
成し、このECCデータブロックを光ディスクに記録す
る。このとき光ディスク装置においては、第1の実施の
形態に比して短い期間の間、VFO信号VFOを割り当
てた後、ディスクIDのデータを割り当て、これらのV
FO信号VFO及びディスクIDのデータを割り当てた
期間が、図7について上述したVFO信号VFOの期間
に相当するようにする。
【0087】これに対応して光ディスク装置において
は、制御領域が形成されている場合には、第1の実施の
形態に係る光ディスクと同様にしてこの制御領域をアク
セスして制御データを取得する。このとき光ディスク装
置は、VFO信号VFOより連続する再生データDPを
レジスタ25に格納し、フレーム同期信号SY0が検出
されたタイミング又はセクタアドレスSSが検出された
タイミングを基準にしてこのレジスタ25に保持したデ
ータを選択的に処理することによりディスクIDを検出
する。なおこの実施の形態においても、光ディスク装置
は、ディスクID、制御データを暗号化して記録する。
【0088】光ディスク装置においては、このようにし
て光ディスクに記録したディスクIDより、また光ディ
スクより再生したディスクIDにより第1の実施の形態
と同様にしてユーザーデータを処理処理する。
【0089】図5に示す構成によれば、ECCデータブ
ロックの同期信号であるVFO信号の一部領域にディス
クIDを割り当てて記録するようにしても、第1の実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
【0090】(4)第4の実施の形態 図6は、図1との対比により本発明の第4の実施の形態
に係る光ディスク装置におけるシステム制御回路の処理
手順を示すフローチャートである。この光ディスク装置
においては、第1の実施の形態と同様にしてリードイン
エリアに近接する領域に制御領域を形成し、この制御領
域にディスクIDを記録する。さらに各ECCデータブ
ロック毎に、各ECCデータブロックに固有のブロック
IDを生成し、このブロックIDとディスクIDにより
ユーザーデータを暗号化する。さらに光ディスク装置
は、各ブロックIDについては、対応するECCデータ
ブロックを記録する際に光ディスクに記録する。
【0091】この処理に対応するように光ディスク装置
においては、上述した初期化の場合と同様にしてECC
データブロックを構成してブロックIDを光ディスクに
記録する。また光ディスクよりディスクIDを取得し、
このディスクIDを取得する処理と同様にして各ECC
データブロックよりブロックIDを取得し、この取得し
たディスクID及びブロックIDによりユーザーデータ
の暗号化を解除する。なおこの実施の形態にかかる光デ
ィスク装置においては、図2について上述した光ディス
ク装置1と各部の構成が共通することにより、以下のシ
ステム制御回路の説明においては、この図2に示す構成
を利用して説明する。
【0092】すなわちシステム制御回路においては、ス
テップSP21からステップSP22に移り、光ディス
ク22の装填を待機し、光ディスク22が装填される
と、ステップSP23に移る。
【0093】ここでシステム制御回路は、リードインエ
リアをアクセスするように全体の動作を制御し、このリ
ードインエリアより種々の情報を取得し、続いてこのリ
ードインエリアに隣接する内周側領域をアクセスするよ
うに全体の動作を制御する。システム制御回路は、変調
復調回路23における処理結果よりこの内周側領域に制
御領域が形成されているか否か判断し、制御領域が形成
されいない場合には、光ディスクが初期化されていない
未使用のRAMディスクと判断してステップSP24に
移る。
【0094】システム制御回路は、このステップSP2
4において、レジスタ25に制御データをセットすると
共に、ディスクIDレジスタ27にディスクIDをセッ
トし、これによりディスクID及び制御データをデータ
処理回路26により暗号化し、また誤り訂正符号を付加
する。さらにシステム制御回路は、制御領域をアクセス
するように、光ピックアップ4の送り機構等を制御し、
リードインエリアに続いてディスクID、制御データを
記録して制御領域を形成した後、ステップSP25に移
る。
【0095】システム制御回路は、これに対して制御領
域が既に形成されている場合、ステップSP23におい
て未使用ディスクではないと判断してステップSP26
に移る。ここでシステム制御回路は、この制御領域より
得られる再生データDPをレジスタ25に取り込んだ
後、この取り込んだ再生データDPをデータ処理回路2
6により処理し、これによりディスクID、制御データ
を再生する。システム制御回路は、この制御データを内
蔵のメモリに取り込んで保持すると共に、ディスクID
についてはレジスタ27に保持する。
【0096】これによりシステム制御回路は、未使用デ
ィスクについては、ディスクIDを制御データと共に光
ディスク22に記録し、このディスクID及び制御デー
タによりユーザーデータD1を記録再生できるようにな
され、既に制御領域が形成された光ディスク22につい
ては、この制御領域より再生したディスクID及び制御
データによりユーザーデータを記録再生できるようにな
されている。
【0097】続いてシステム制御回路は、ステップSP
25において、操作が終了したか否か判断し、ここで否
定結果が得られると、ステップSP27に移る。ここで
システム制御回路は、ユーザー領域へのユーザーデータ
の記録が指示されたか、ユーザーデータの再生が指示さ
れたか判断し、ここでユーザーデータの記録が指示され
た場合、ステップSP28に移る。
【0098】このステップSP28において、システム
制御回路は、ECCデータブロック毎にブロックIDの
生成を指示し、この生成したブロックIDをディスクI
Dと共に暗号化回路26Bにセットし、順次入力される
ユーザーデータをこれらブロックID及びディスクID
により暗号化処理してECCデータブロックを構成す
る。さらにシステム制御回路は、このブロックIDを暗
号化処理すると共に誤り訂正符号を付加し、ECCデー
タブロックのセクタアドレスS.ADに設定する。シス
テム制御回路は、このようにして順次ブロックIDを生
成すると共に、この生成したブロックIDを各ECCデ
ータブロックに割り当てて順次記録した後、ステップS
P25に戻る。
【0099】これに対してユーザーデータの再生が指示
された場合、システム制御回路は、ステップSP27か
らステップSP29に移り、再生データDPよりブロッ
クIDを再生し、このブロックIDと保持したディスク
IDとを暗号化回路26Bにセットする。さらにシステ
ム制御回路は、順次再生されるユーザーデータの暗号化
をこれらブロックID及びディスクIDにより解除して
出力した後、ステップSP25に戻る。
【0100】これにより光ディスク装置においては、各
ECCデータブロック毎に設定したブロックIDと光デ
ィスクに設定したディスクIDとによりユーザーデータ
を暗号化して記録し、またこのようにして暗号化して記
録したユーザーデータを再生する。
【0101】これに対してユーザーによる操作が完了す
ると、ステップSP25において肯定結果が得られるこ
とにより、システム制御回路は、ステップSP30に移
り、ここで光ディスク22を排出した後、ステップSP
22に戻る。
【0102】図6に示すように、各ECCデータブロッ
ク毎に設定したブロックIDと光ディスクに設定したデ
ィスクIDとによりユーザーデータを暗号化して記録
し、またこのようにして暗号化して記録したユーザーデ
ータを再生するようにし、これらディスクID及びブロ
ックIDをECCデータブロックの同期信号であるセク
タアドレスの領域に記録することにより、第1の実施の
形態に比してさらに一段とこの種のキーデータの発見、
解析を困難にして、安全性を向上することができる。
【0103】(5)他の実施の形態 なお上述の第4の実施の形態においては、ブロックID
をセクタアドレスの領域に記録する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、第2及び第3の実施の形態
のように、フレーム同期信号等に割り当てて記録するよ
うにしてもよい。
【0104】また上述の実施の形態においては、各種同
期信号の何れかにキー情報を記録する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばキー情報をセクタ
アドレス及びフレーム同期信号に分割して割り当てる場
合等、これらキーデータを複数種類の同期信号に割り当
てるようにしてもよい。
【0105】さらに上述の実施の形態においては、ディ
スクID、ブロックIDを記録する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、各コンテンツに固有のコン
テンツID、各光ディスク装置に固有のドライブID、
ブロックアドレス番号、ディスク番号等を併せて記録す
るようにし、またこれらを加えてキーデータをさらに複
雑に作成するようにしてもよい。
【0106】また上述の実施の形態においては、制御デ
ータを暗号化して記録する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、制御データについては暗号化しない
ようにしてもよい。
【0107】さらに上述の実施の形態においては、ディ
スクID、ブロックIDを暗号化して記録する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて暗
号化しないで記録してもよく、さらには単一のキーデー
タによる暗号化に代えてディスクID、ブロックIDを
種々に加工して暗号化してもよい。
【0108】また上述の実施の形態においては、光ディ
スクに記録するディスクID、ブロックIDによりユー
ザーデータを暗号化して記録する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、これらディスクID、ブロ
ックIDを種々に加工、処理してキーデータを生成し、
このキーデータによりユーザーデータを暗号化するよう
にしてもよい。
【0109】また上述の実施の形態においては、再生し
たディスクID等をレジスタ25に一時保持して処理す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要
に応じてユーザーデータを処理するメモリ8でレジスタ
25と共用してもよく、また誤り訂正回路等に内蔵のメ
モリをレジスタ25に代えて用いてもよい。
【0110】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ブロック
毎のブロック識別情報又は光ディスクのディスク識別情
報を各ブロックの同期情報の領域に割り当てて記録する
ことにより、発見、解析困難に、暗号化のキーデータ等
を記録することができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置のシステム制御回路の処理手順を示すフローチャート
である。
【図2】図1のシステム制御回路が適用される光ディス
ク装置を示すブロック図である。
【図3】図2の光ディスク装置による光ディスクのフォ
ーマットを示す図表である。
【図4】第2の実施の形態に係る光ディスク装置による
光ディスクのフォーマットを示す図表である。
【図5】第3の実施の形態に係る光ディスク装置による
光ディスクのフォーマットを示す図表である。
【図6】第4の実施の形態に係る光ディスク装置のシス
テム制御回路の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】従来の光ディスク装置による光ディスクのフォ
ーマットを示す図表である。
【図8】従来の光ディスク装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1、21……光ディスク装置、3、22……光ディス
ク、8……メモリ、9、26……データ処理回路、25
……レジスタ、27……ディスクIDレジスタ

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のブロック単位でユーザーデータを光
    ディスクに記録する光ディスク装置において、 前記光ディスクにおける物理アドレス及び論理アドレス
    と無関係で、かつ前記各ブロックに固有のブロック識別
    情報を生成し、 前記ブロック識別情報を、前記各ブロックの同期情報の
    領域に割り当てて記録することを特徴とする光ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】所定のブロック単位でユーザーデータを光
    ディスクに記録する光ディスク装置において、 前記光ディスクに固有のディスク識別情報を生成し、 前記ディスク識別情報を、前記各ブロックの同期情報の
    領域に割り当てて記録することを特徴とする光ディスク
    装置。
  3. 【請求項3】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ブロック識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項1に記載の
    光ディスク装置。
  8. 【請求項8】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ディスク識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項2に記載の
    光ディスク装置。
  9. 【請求項9】前記ブロック識別情報を基準にした暗号化
    処理により前記ユーザーデータを暗号化して前記光ディ
    スクに記録することを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク装置。
  10. 【請求項10】前記ディスク識別情報を基準にした暗号
    化処理により前記ユーザーデータを暗号化して前記光デ
    ィスクに記録することを特徴とする請求項2に記載の光
    ディスク装置。
  11. 【請求項11】前記光ディスクに固有のディスク識別情
    報を生成し、 前記ディスク識別情報を基準にして前記ブロック識別情
    報を暗号化して記録することを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】前記ブロック識別情報に誤り訂正符号を
    付加して記録したことを特徴とする請求項1に記載の光
    ディスク装置。
  13. 【請求項13】前記ディスク識別情報に誤り訂正符号を
    付加して記録したことを特徴とする請求項2に記載の光
    ディスク装置。
  14. 【請求項14】所定のブロック単位でユーザーデータを
    光ディスクに記録する情報記録方法において、 前記光ディスクにおける物理アドレス及び論理アドレス
    と無関係で、かつ前記各ブロックに固有のブロック識別
    情報を生成し、 前記ブロック識別情報を、前記各ブロックの同期情報の
    領域に割り当てて記録することを特徴とする情報記録方
    法。
  15. 【請求項15】所定のブロック単位でユーザーデータを
    光ディスクに記録する情報記録方法において、 前記光ディスクに固有のディスク識別情報を生成し、 前記ディスク識別情報を、前記各ブロックの同期情報の
    領域に割り当てて記録することを特徴とする情報記録方
    法。
  16. 【請求項16】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項14に記載の情報記録方法。
  17. 【請求項17】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項15に記載の情報記録方法。
  18. 【請求項18】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報記録方法。
  19. 【請求項19】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項15に記載の情報記録方法。
  20. 【請求項20】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ブロック識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項14に記載
    の情報記録方法。
  21. 【請求項21】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ディスク識別情報を割り当てる領域の同期情報が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項15に記載
    の情報記録方法。
  22. 【請求項22】前記ブロック識別情報を基準にした暗号
    化処理により前記ユーザーデータを暗号化して前記光デ
    ィスクに記録することを特徴とする請求項14に記載の
    情報記録方法。
  23. 【請求項23】前記ディスク識別情報を基準にした暗号
    化処理により前記ユーザーデータを暗号化して前記光デ
    ィスクに記録することを特徴とする請求項15に記載の
    情報記録方法。
  24. 【請求項24】前記光ディスクに固有のディスク識別情
    報を生成し、 前記ディスク識別情報を基準にして前記ブロック識別情
    報を暗号化して記録することを特徴とする請求項14に
    記載の情報記録方法。
  25. 【請求項25】前記ブロック識別情報に誤り訂正符号を
    付加して記録したことを特徴とする請求項14に記載の
    情報記録方法。
  26. 【請求項26】前記ディスク識別情報に誤り訂正符号を
    付加して記録したことを特徴とする請求項15に記載の
    情報記録方法。
  27. 【請求項27】所定のブロック単位で光ディスクに記録
    されたユーザーデータを再生する光ディスク装置におい
    て、 前記各ブロックの同期情報の記録領域より、前記ブロッ
    クに固有のブロック識別情報を再生し、 前記ブロック識別情報を基準にして再生したユーザーデ
    ータを処理して出力することを特徴とする光ディスク装
    置。
  28. 【請求項28】所定のブロック単位で光ディスクに記録
    されたユーザーデータを再生する光ディスク装置におい
    て、 前記各ブロックの同期情報の記録領域より、前記光ディ
    スクに固有のディスク識別情報を再生し、 前記ディスク識別情報を基準にして再生したユーザーデ
    ータを処理して出力することを特徴とする光ディスク装
    置。
  29. 【請求項29】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項27に記載の光ディスク装置。
  30. 【請求項30】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項28に記載の光ディスク装置。
  31. 【請求項31】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項27に記載の光ディスク装置。
  32. 【請求項32】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項28に記載の光ディスク装置。
  33. 【請求項33】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ブロック識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項27に記載
    の光ディスク装置。
  34. 【請求項34】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ディスク識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項28に記載
    の光ディスク装置。
  35. 【請求項35】前記ブロック識別情報を基準にした処理
    により前記ユーザーデータの暗号化を解除することを特
    徴とする請求項27に記載の光ディスク装置。
  36. 【請求項36】前記ディスク識別情報を基準にした処理
    により前記ユーザーデータの暗号化を解除することを特
    徴とする請求項28に記載の光ディスク装置。
  37. 【請求項37】前記光ディスクに固有のディスク識別情
    報を前記光ディスクより再生し、 前記ディスク識別情報を基準にして前記ブロック識別情
    報の暗号化を解除することを特徴とする請求項27に記
    載の光ディスク装置。
  38. 【請求項38】前記ブロック識別情報に付加された誤り
    訂正符号により、前記ブロック識別情報を誤り訂正処理
    することを特徴とする請求項27に記載の光ディスク装
    置。
  39. 【請求項39】前記ディスク識別情報に付加された誤り
    訂正符号により、前記ディスク識別情報を誤り訂正処理
    することを特徴とする請求項28に記載の光ディスク装
    置。
  40. 【請求項40】所定のブロック単位で光ディスクに記録
    されたユーザーデータを再生する情報再生方法におい
    て、 前記各ブロックの同期情報の記録領域より、前記ブロッ
    クに固有のブロック識別情報を再生し、 前記ブロック識別情報を基準にして再生したユーザーデ
    ータを処理して出力することを特徴とする情報再生方
    法。
  41. 【請求項41】所定のブロック単位で光ディスクに記録
    されたユーザーデータを再生する情報再生方法におい
    て、 前記各ブロックの同期情報の記録領域より、前記光ディ
    スクに固有のディスク識別情報を再生し、 前記ディスク識別情報を基準にして再生したユーザーデ
    ータを処理して出力することを特徴とする情報再生方
    法。
  42. 【請求項42】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項40に記載の情報再生方法。
  43. 【請求項43】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項41に記載の情報再生方法。
  44. 【請求項44】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ブロック識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項40に記載の情報再生方法。
  45. 【請求項45】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ディスク識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項41に記載の情報再生方法。
  46. 【請求項46】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ブロック識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項40に記載
    の情報再生方法。
  47. 【請求項47】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ディスク識別情報を再生する記録領域の同期情報
    が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項41に記載
    の情報再生方法。
  48. 【請求項48】前記ブロック識別情報を基準にした処理
    により前記ユーザーデータの暗号化を解除することを特
    徴とする請求項40に記載の情報再生方法。
  49. 【請求項49】前記ディスク識別情報を基準にした処理
    により前記ユーザーデータの暗号化を解除することを特
    徴とする請求項41に記載の情報再生方法。
  50. 【請求項50】前記光ディスクに固有のディスク識別情
    報を前記光ディスクより再生し、 前記ディスク識別情報を基準にして前記ブロック識別情
    報の暗号化を解除することを特徴とする請求項40に記
    載の情報再生方法。
  51. 【請求項51】前記ブロック識別情報に付加された誤り
    訂正符号により、前記ブロック識別情報を誤り訂正処理
    することを特徴とする請求項40に記載の情報再生方
    法。
  52. 【請求項52】前記ディスク識別情報に付加された誤り
    訂正符号により、前記ディスク識別情報を誤り訂正処理
    することを特徴とする請求項41に記載の情報再生方
    法。
  53. 【請求項53】所定のブロック単位でユーザーデータを
    記録した光ディスクにおいて、 前記光ディスクにおける物理アドレス及び論理アドレス
    と無関係で、かつ前記各ブロックに固有のブロック識別
    情報が、前記各ブロックの同期情報の領域に割り当てら
    れて記録されたことを特徴とする光ディスク。
  54. 【請求項54】所定のブロック単位でユーザーデータを
    記録した光ディスクにおいて、 該光ディスクに固有のディスク識別情報が、前記各ブロ
    ックの同期情報の領域に割り当てられて記録されたこと
    を特徴とする光ディスク。
  55. 【請求項55】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ブロック識別情報が割り当てられた領域の同期情報
    が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項53に記載の光ディスク。
  56. 【請求項56】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記ディスク識別情報が割り当てられた領域の同期情報
    が、 前記セクタのアドレスを示すセクタアドレスであること
    を特徴とする請求項54に記載の光ディスク。
  57. 【請求項57】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ブロック識別情報が割り当てられた領域の同期情報
    が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項53に記載の光ディスク。
  58. 【請求項58】前記ブロックは、 所定データ量のセクタが集合して形成され、 前記セクタは、 所定データ量のフレームが集合して形成され、 前記ディスク識別情報が割り当てられた領域の同期情報
    が、 前記フレームのアドレスを示すフレーム同期信号である
    ことを特徴とする請求項54に記載の光ディスク。
  59. 【請求項59】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ブロック識別情報が割り当てられた領域の同期情報
    が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項53に記載
    の光ディスク。
  60. 【請求項60】前記ブロックは、 クロック生成用の基準信号が付加されて記録され、 前記ディスク識別情報が割り当てられた領域の同期情報
    が、 前記基準信号であることを特徴とする請求項54に記載
    の光ディスク。
  61. 【請求項61】前記ブロック識別情報を基準にして前記
    ユーザーデータが暗号化されて記録されたことを特徴と
    する請求項53に記載の光ディスク。
  62. 【請求項62】前記ディスク識別情報を基準にして前記
    ユーザーデータが暗号化されて記録されたことを特徴と
    する請求項54に記載の光ディスク。
  63. 【請求項63】該光ディスクに固有のディスク識別情報
    を基準にして前記ブロック識別情報が暗号化されて記録
    されたことを特徴とする請求項53に記載の光ディス
    ク。
  64. 【請求項64】前記ブロック識別情報に誤り訂正符号が
    付加されて記録されたことを特徴とする請求項53に記
    載の光ディスク。
  65. 【請求項65】前記ディスク識別情報に誤り訂正符号が
    付加されて記録されたことを特徴とする請求項54に記
    載の光ディスク。
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