JP2001176191A - データ記録再生方法及びデータ記録再生装置 - Google Patents

データ記録再生方法及びデータ記録再生装置

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JP2001176191A
JP2001176191A JP35939899A JP35939899A JP2001176191A JP 2001176191 A JP2001176191 A JP 2001176191A JP 35939899 A JP35939899 A JP 35939899A JP 35939899 A JP35939899 A JP 35939899A JP 2001176191 A JP2001176191 A JP 2001176191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記録媒体に記録されているデータ
の解読やディスクコピーを困難とする。 【解決手段】 データ記録再生装置10は、ディスク状
記録媒体30に対して記録すべきデータを暗号化すると
ともに、ディスク状記録媒体30に記録されている再生
すべきデータを復号化する暗号化部19を少なくとも有
してデータ処理を行うデータ処理手段を備える。暗号化
部19は、ディスク状記録媒体30の初期化時に、ディ
スク状記録媒体30に固有のディスクIDディスク状記
録媒体30のコントロール領域におけるフレーム同期信
号中に記録し、ディスク状記録媒体30に対するユーザ
データの記録時に、ディスクIDを用いてユーザデータ
を暗号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体に対するデータの記録及び/又は再生を行うデータ記
録再生方法及びデータ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば高画質のディジタルビデオ信号等
のディジタルデータを光学的に記録したディスク状記録
媒体として、再生専用であるDVD(Digital Versatil
e Disc又は Digital Video Disc)が広く知られてい
る。また最近では、このDVDフォーマットを用いて、
追記や書き換えを可能としたディスク状記録媒体とし
て、DVD−R(DVD-Recordable)、DVD−RW(DV
D-ReWritable)、DVD−RAM(DVD-Random Access
Memory)の商品化や開発が進められている。
【0003】このようなディスク状記録媒体において
は、ユーザデータ、制御情報及びID情報等が1つのブ
ロックとして誤り訂正符号化され、この誤り訂正符号化
されたデータが変調され、さらに同期信号が付加されて
記録される。
【0004】例えばDVDのフォーマットは、図16に
示すように、ユーザデータ、制御情報及びID情報等か
らなる172バイト×192バイト=33024バイト
のECC(Error Correcting Code)ブロックに対して
同図中斜線部に示すパリティが付加されたいわゆる積符
号の構成となる。DVDにおいては、誤り訂正符号とし
てRS(Read Solomon Code)が用いられる。DVDに
おいては、行方向をC1、列方向をC2とすると、C1
は、RS(182,172,11)、C2は、RS(2
08,192,17)である。
【0005】この1ブロック分のデータは、ディスク状
記録媒体上の16セクタ分に相当する。ディスク状記録
媒体の1セクタは、26フレームから構成され、1フレ
ームは、91バイトのデータから構成される。また、各
フレームには、フレーム同期信号が付加される。すなわ
ち、ディスク状記録媒体上に並べられるパリティ以外の
データは、図17に示すように、91バイト×416フ
レーム(16セクタ×26フレーム)から構成される。
【0006】ディスク状記録媒体においては、データの
再生時には、フレーム同期信号(Frame Sync;以下、F
Sと記す。)により同期をとった後、ID情報によりセ
クタ同期をとることによって、1ブロック上のデータの
位置が判別できることから、ID情報は、ディスク状記
録媒体上でのデータ方向に配置されている必要がある。
また、ID情報は、各物理セクタ内で同じ位置に配置さ
れている必要がある。そのため、ディスク状記録媒体上
に並べられるパリティ以外のデータにおいては、例えば
DVDの場合には同図に示すように、FSを記録するた
めのFS領域が各物理セクタの先頭に位置している。
【0007】このようなディスク状記録媒体に対するデ
ィジタルデータの記録及び/又は再生を行うデータ記録
再生装置は、例えば図18に示すような各部を備える。
すなわち、データ記録再生装置100は、ディスク状記
録媒体150を回転駆動するスピンドルモータ101
と、ディスク状記録媒体150に対してレーザ光を照射
するとともにその戻り光を受光する光学ピックアップ1
02と、この光学ピックアップ102におけるレーザダ
イオードを駆動するレーザドライバ103と、光学ピッ
クアップ102から出力された信号を電流−電圧変換
(IV変換)して得られたRF(Radio Frequency)信
号からデータを検出する信号検出部104と、後述する
バッファメモリ106から読み出したデータを変調する
とともに、信号検出部104から供給されるデータを復
調する変復調部105と、データに各種処理を施すため
にデータを一時記憶するバッファメモリ106と、この
バッファメモリ106と、変復調部105、後述するE
CC部108又は後述する入出力部109との間で行わ
れるデータの入出力を調停する調停部107と、データ
に対する誤り訂正及び/又は誤り検出を行うECC部1
08と、外部とのデータの入出力を行うためのインター
フェースである入出力部109とを備える。
【0008】スピンドルモータ101は、図示しないサ
ーボ回路の制御の下に、ディスク状記録媒体150を所
定の回転速度により回転駆動する。
【0009】光学ピックアップ102は、ディスク状記
録媒体150に対するデータの記録時には、後段のレー
ザドライバ103により駆動された図示しないレーザダ
イオードからのレーザ光を図示しない対物レンズにより
集光してディスク状記録媒体150上に照射し、記録す
べきデータをピット列としてディスク状記録媒体150
に記録する。
【0010】また、光学ピックアップ102は、ディス
ク状記録媒体150に記録されているデータの再生時に
は、図示しないレーザダイオードからのレーザ光を図示
しない対物レンズにより集光してディスク状記録媒体1
50上に照射するとともに、ディスク状記録媒体150
の表面で反射回折された戻り光を図示しないフォトダイ
オードにより受光して電気信号に変換することによっ
て、ディスク状記録媒体150に記録されているデータ
を読み出す。
【0011】このような光学ピックアップ102は、デ
ィスク状記録媒体150に対してデータを記録時及び再
生時には、受光した戻り光に基づいて、トラッキング制
御やフォーカス制御がされ、ディスク状記録媒体150
に対してアクセスする。
【0012】レーザドライバ103は、変復調部105
から供給されるデータに基づいて、光学ピックアップ1
02におけるレーザダイオードを駆動する。
【0013】信号検出部104は、光学ピックアップ1
02から出力された信号を電流−電圧変換して得られた
RF信号からクロックを再生し、このクロックを基準と
してRF信号を順次処理することによって、データを検
出する。信号検出部104は、検出したデータを変復調
部105に供給する。
【0014】変復調部105は、ディスク状記録媒体1
50に対するデータの記録時には、調停部107を介し
てバッファメモリ106からECCブロック単位で記録
すべきデータを読み出し、これらのデータを所定のフォ
ーマットにより変調する。変復調部105は、同期信号
やその他の情報をデータに付加し、変調して得られたデ
ータをレーザドライバ103に供給する。
【0015】また、変復調部105は、ディスク状記録
媒体150に記録されているデータの再生時には、信号
検出部104から供給されるデータに対して、FSによ
るフレーム同期及びブロックアドレスによるブロック同
期をとり、これらのフレーム同期及びブロック同期のタ
イミングを基準にして順次供給されるデータを復調し、
調停部107を介してバッファメモリ106に供給す
る。
【0016】バッファメモリ106は、ディスク状記録
媒体150に対するデータの記録時には、入出力部10
9により外部のアプリケーション側から入力されたデー
タが調停部107を介して供給され、このデータを一時
記憶する。バッファメモリ106により一時記憶された
データは、調停部107を介してECC部108により
読み出される。そして、バッファメモリ106は、EC
C部108により誤り訂正符号化されたデータが調停部
107を介して供給され、このデータを一時記憶する。
バッファメモリ106により一時記憶されたデータは、
調停部107を介して変復調部105により所定順序で
読み出される。
【0017】また、バッファメモリ106は、ディスク
状記録媒体150に記録されているデータの再生時に
は、変復調部105により復調されたデータが調停部1
07を介して供給され、このデータを一時記憶する。バ
ッファメモリ106により一時記憶されたデータは、調
停部107を介してECC部108により読み出され
る。そして、バッファメモリ106は、ECC部108
により誤り検出処理されたデータが調停部107を介し
て供給され、このデータを一時記憶する。バッファメモ
リ106により一時記憶されたデータは、調停部107
を介して入出力部109により所定順次で読み出され
る。
【0018】調停部107は、変復調部105、ECC
部108又は入出力部109のそれぞれに対してバッフ
ァメモリ106を使用する占有権を割り当て、バッファ
メモリ106と、変復調部105、ECC部108又は
入出力部109との間で行われるデータの入出力を調停
する。
【0019】ECC部108は、ディスク状記録媒体1
50に対するデータの記録時には、入出力部109によ
り外部のアプリケーション側から入力されてバッファメ
モリ106により一時記憶されたデータを調停部107
を介して読み出し、このデータを誤り訂正符号化する。
ECC部108は、誤り訂正符号化したデータを調停部
107を介してバッファメモリ106に供給する。
【0020】また、ECC部108は、ディスク状記録
媒体150に記録されているデータの再生時には、変復
調部105により復調されてバッファメモリ106によ
り一時記憶されたデータを調停部107を介して読み出
し、このデータの誤り検出を行う。ECC部108は、
誤り検出を行ったデータを調停部107を介してバッフ
ァメモリ106に供給する。
【0021】入出力部109は、ディスク状記録媒体1
50に対するデータの記録時には、外部のアプリケーシ
ョン側から入力されたデータを調停部107を介してバ
ッファメモリ106に供給する。
【0022】また、入出力部109は、ディスク状記録
媒体150に記録されているデータの再生時には、EC
C部108により誤り検出が行われてバッファメモリ1
06に一時記憶されているデータを調停部107を介し
て読み出し、外部のアプリケーション側へと出力する。
【0023】このようなデータ記録再生装置100は、
ディスク状記録媒体150に対するデータの記録時に
は、ディスク状記録媒体150に予め形成されているプ
リピットによる物理アドレスを光学ピックアップ102
を介して読み出し、変復調部105により検出する。デ
ータ記録再生装置100は、この物理アドレスのタイミ
ングを基準にしてディスク状記録媒体150に対してE
CCブロック単位で順次記録する。
【0024】また、データ記録再生装置100は、ディ
スク状記録媒体150に記録されているデータの再生時
には、変復調部105により物理アドレスを検出し、そ
のタイミングを基準にしてディスク状記録媒体150か
らECCブロック単位で順次再生する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなディスク状記録媒体において、当該ディスク状記録
媒体に記録されているデータの解読や当該ディスク状記
録媒体自体の複製、すなわち、ディスクコピー等に対す
る措置が考慮されていない方式やフォーマットにより構
成されているものは、いかなるデータ記録再生装置であ
っても記録及び/又は再生され得る。
【0026】このような現状に鑑みて、近年では、この
ようなディスク状記録媒体に記録されているデータの解
読やディスクコピー等に対する措置が考えられている。
【0027】例えば、ディスク状記録媒体から正当なデ
ータ記録再生装置のみがデータを再生できるようにする
ため、上述したECC部や変復調部等のデータ処理部と
外部のアプリケーション側との間に暗号化部を備えるデ
ータ記録再生装置がある。
【0028】このデータ記録再生装置は、ディスク状記
録媒体の初期化時に、ランダムデータを発生し、このラ
ンダムデータをディスク状記録媒体に固有のディスクI
Dとして、ディスク状記録媒体のコントロール領域のデ
ータ中に記録する。そして、このデータ記録再生装置
は、ユーザデータの記録時には、ディスクIDを用いて
ユーザデータを暗号化してディスク状記録媒体に記録
し、ユーザデータの再生時には、再生したデータをディ
スクIDを用いて復号化する。
【0029】このようにすることによって、暗号化部を
備えないデータ記録再生装置は、ディスク状記録媒体か
ら再生したデータを復号化することができない。また、
このような方法をとることによって、ディスク状記録媒
体のユーザ領域のデータの再生時に復号化せず、又は、
暗号化部を通さずに、このデータを、他のディスク状記
録媒体に暗号化することなく、又は、暗号化部を通さず
に記録した場合でも、ディスクIDが異なることから、
復号化することができない。
【0030】しかしながら、このような方法では、初期
化したディスク状記録媒体に暗号化したデータを記録
し、この暗号化されたデータを復号化せず、又は、暗号
化部を通さずに再生するといった手順を繰り返すことに
よって、不当な第三者は、ディスクIDを知ることがで
きる。そのため、不当な第三者は、ディスクIDを知る
ことによって、上述したECC部や変復調部等のデータ
処理部からの出力に対して復号化できるようになってし
まうといった問題があった。
【0031】また、暗号化部を備えるデータ記録再生装
置であっても、ファームウェア等を改変したものでは、
再生したデータを復号化できてしまうことが考えられ
る。ディスクIDがわかれば、暗号化部を備えない不当
なデータ記録再生装置であっても、そのディスクIDを
用いて暗号化したデータを生成し、他のディスク状記録
媒体に記録することができてしまう。
【0032】さらに、ディスク状記録媒体のコントロー
ル領域を含む全ての領域のデータを再生する際に、デー
タの復号化を行わず、又は、暗号化部を通さずに、この
データを、他のディスク状記録媒体に暗号化することな
く、又は、暗号化部を通さずに記録した場合には、ディ
スクIDも他のディスク状記録媒体にコピーされること
となり、不当なデータ記録再生装置であっても、データ
を復号化することができてしまう。
【0033】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、ディスク状記録媒体に対する従来の記録
及び/又は再生の方式における問題を解決し、ディスク
状記録媒体に記録されているデータの解読やディスクコ
ピーを困難とするデータ記録再生方法及びデータ記録再
生装置を提供することを目的とするものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかるデータ記録再生方法は、ディスク状記録
媒体に対するブロック単位でのデータの記録及び/又は
再生を行うデータ記録再生方法であって、ディスク状記
録媒体の初期化時に、ディスク状記録媒体に固有の記録
媒体識別情報をディスク状記録媒体のコントロール領域
における所定領域に記録し、ディスク状記録媒体に対す
るユーザデータの記録時に、記録媒体識別情報を用いて
ユーザデータを暗号化することを特徴としている。
【0035】このような本発明にかかるデータ記録再生
方法は、ディスク状記録媒体のコントロール領域におけ
る所定領域に記録されているディスク状記録媒体に固有
の記録媒体識別情報を用いてユーザデータを暗号化す
る。
【0036】また、上述した目的を達成する本発明にか
かるデータ記録再生装置は、ディスク状記録媒体に対す
るブロック単位でのデータの記録及び/又は再生を行う
データ記録再生装置であって、ディスク状記録媒体に対
して記録すべきデータを暗号化するとともに、ディスク
状記録媒体に記録されている再生すべきデータを復号化
する暗号化手段を少なくとも有してデータ処理を行うデ
ータ処理手段を備え、暗号化手段は、ディスク状記録媒
体の初期化時に、ディスク状記録媒体に固有の記録媒体
識別情報をディスク状記録媒体のコントロール領域にお
ける所定領域に記録し、ディスク状記録媒体に対するユ
ーザデータの記録時に、記録媒体識別情報を用いてユー
ザデータを暗号化することを特徴としている。
【0037】このような本発明にかかるデータ記録再生
装置は、暗号化手段によって、ディスク状記録媒体のコ
ントロール領域における所定領域に記録されているディ
スク状記録媒体に固有の記録媒体識別情報を用いてユー
ザデータを暗号化する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0039】本発明を適用した実施の形態は、いわゆる
光ディスクのようなディスク状記録媒体に対するデータ
の記録及び/又は再生を行うデータ記録再生装置であ
る。
【0040】実施の形態として示すデータ記録再生装置
に適用されるディスク状記録媒体におけるフォーマット
は、図1に示すように、フレーム同期信号(Frame Syn
c;以下、FSと記す。)を記録するためのフレーム同
期信号記録領域であるFS領域と、例えばアドレス情報
等のデータ以外の付加情報であるIDSを記録するため
の付加情報記録領域であるIDS領域と、データである
UDSを記録するためのデータ記録領域であるUDS領
域とにより1ブロックのデータが構成されるものであ
る。UDS領域の情報ワードは、データ記録再生装置に
対する外部のアプリケーション側との間で入出力される
通常のデータ部であり、IDS領域の情報ワードは、デ
ータ記録再生装置に対する外部のアプリケーション側と
の間でそのままの形式では入出力されないものである。
なお、ディスク状記録媒体においては、このように、U
DS領域とIDS領域とに対して、それぞれ、データの
入出力等の制御が可能であれば、必ずしも符号ブロック
として区別しなくてもよい。
【0041】この1ブロックのデータは、同図中斜線部
に示すように、例えばRS(Read Solomon Code)によ
り誤り訂正符号化される。例えば、同図に示すように、
UDSは、RS(248,216,33)×304符号
により構成され、符号の情報ワードは、304バイト×
216バイト=65664バイト≒約64Kバイトであ
る。また、例えば、同図に示すように、IDSは、RS
(62,30,33)×24符号により構成され、符号
の情報ワードは、24バイト×30バイト=720バイ
トである。
【0042】さらに、ディスク状記録媒体には、当該デ
ィスク状記録媒体に固有の記録媒体識別情報であるディ
スクID(disk_id)やブロックに固有のブロック識別
情報であるブロックID(blk_id)といったデータを暗
号化する際に用いる暗号鍵のID情報が誤り訂正符号化
されて例えばFS領域といった秘匿性のある情報中に記
録される。このID情報は、例えば、RS(62,21
6,33)×1符号により構成され、符号の情報ワード
は、1バイト×30バイト=30バイトである。
【0043】ディスク状記録媒体においては、一般に、
UDSは、数百バイト乃至数十Kバイトで構成され、I
DSは、数十バイト乃至数百バイトで構成され、ID情
報は、数十バイトで構成される。
【0044】この1ブロック分のデータは、496フレ
ームから構成され、1フレームは、155バイトのデー
タから構成される。また、各フレームには、FSが付加
される。すなわち、ディスク状記録媒体上に並べられる
パリティ以外のデータは、図2に示すように、155バ
イト×496フレームから構成される。
【0045】なお、先に図1に示したUDS及びIDS
の情報は、フレーム内のデータであり、ID情報は、1
ビットずつFS領域に記録されるものである。
【0046】このようなディスク状記録媒体に対するデ
ィジタルデータの記録及び/又は再生を行うデータ記録
再生装置は、図3に示すような各部を備える。すなわ
ち、データ記録再生装置10は、ディスク状記録媒体3
0を回転駆動するスピンドルモータ11と、ディスク状
記録媒体30に対してレーザ光を照射するとともにその
戻り光を受光する光学ピックアップ手段である光学ピッ
クアップ12と、この光学ピックアップ12におけるレ
ーザダイオードを駆動するレーザドライバ13と、光学
ピックアップ12から出力された信号を電流−電圧変換
(IV変換)して得られたRF(Radio Frequency)信
号からデータを検出する信号検出手段である信号検出部
14と、後述するバッファメモリ16から読み出したデ
ータを変調するとともに、信号検出部14から供給され
るデータを復調する変復調手段である変復調部15と、
データに各種処理を施すためにデータを一時記憶する一
時記憶手段であるバッファメモリ16と、このバッファ
メモリ16と、変復調部15、後述するECC部18、
後述する暗号化部19又は後述する入出力部20との間
で行われるデータの入出力を調停する調停手段である調
停部17と、データに対する誤り訂正及び/又は誤り検
出を行う誤り訂正及び/又は誤り検出手段であるECC
部18と、バッファメモリ16から読み出した記録すべ
きデータを暗号化するとともに、バッファメモリ16か
ら読み出した再生すべきデータを復号化する暗号化手段
である暗号化部19と、外部とのデータの入出力を行う
ためのインターフェースとなる入出力手段である入出力
部20と、データに対する暗号化及び復号化に必要とな
る後述する各種情報を保持する記憶手段であるレジスタ
21,22とを備える。
【0047】スピンドルモータ11は、図示しないサー
ボ回路の制御の下に、ディスク状記録媒体30を所定の
回転速度により回転駆動する。
【0048】光学ピックアップ12は、ディスク状記録
媒体30に対するデータの記録時には、後段のレーザド
ライバ13により駆動された図示しないレーザダイオー
ドからのレーザ光を図示しない対物レンズにより集光し
てディスク状記録媒体30上に照射し、記録すべきデー
タをピット列としてディスク状記録媒体30に記録す
る。
【0049】また、光学ピックアップ12は、ディスク
状記録媒体30に記録されているデータの再生時には、
図示しないレーザダイオードからのレーザ光を図示しな
い対物レンズにより集光してディスク状記録媒体30上
に照射するとともに、ディスク状記録媒体30の表面で
反射回折された戻り光を図示しないフォトダイオードに
より受光して電気信号に変換することによって、ディス
ク状記録媒体30に記録されているデータを読み出す。
【0050】このような光学ピックアップ12は、ディ
スク状記録媒体30に対してデータを記録時及び再生時
には、受光した戻り光に基づいて、トラッキング制御や
フォーカス制御がされ、ディスク状記録媒体30に対し
てアクセスする。
【0051】レーザドライバ13は、変復調部15から
供給されるデータに基づいて、光学ピックアップ12に
おけるレーザダイオードを駆動する。
【0052】信号検出部14は、光学ピックアップ12
から出力された信号を電流−電圧変換して得られたRF
信号からクロックを再生し、このクロックを基準として
RF信号を順次処理することによって、データを検出す
る。信号検出部14は、検出したデータを変復調部15
に供給する。
【0053】変復調部15は、ディスク状記録媒体30
に対するデータの記録時には、調停部17を介してバッ
ファメモリ16からブロック単位で記録すべきデータを
読み出し、これらのデータを所定のフォーマットにより
変調する。変復調部15は、同期信号やバッファメモリ
16から調停部17を介して読み出したその他の情報を
データに付加し、変調して得られたデータをレーザドラ
イバ13に供給する。この際、変復調部15は、暗号化
部19により生成されてレジスタ21に保持されている
上述したID情報を読み出す。このID情報は、レーザ
ドライバ13に供給するデータに付加される。
【0054】また、変復調部15は、ディスク状記録媒
体30に記録されているデータの再生時には、信号検出
部14から供給されるデータに対して、FSによるフレ
ーム同期及びブロックアドレスによるブロック同期をと
り、これらのフレーム同期及びブロック同期のタイミン
グを基準にして順次供給されるデータを復調し、得られ
たデータやその他の情報を調停部17を介してバッファ
メモリ16に供給する。
【0055】バッファメモリ16は、ディスク状記録媒
体30に対するデータの記録時には、入出力部20によ
り外部のアプリケーション側から入力されたデータが調
停部17を介して供給され、このデータを一時記憶す
る。バッファメモリ16により一時記憶されたデータ
は、調停部17を介して暗号化部19により読み出され
る。そして、バッファメモリ16は、暗号化部19によ
り暗号化されたデータが調停部17を介して供給され、
このデータを一時記憶する。バッファメモリ16により
一時記憶されたデータは、調停部17を介してECC部
18により読み出される。そして、バッファメモリ16
は、ECC部18により誤り訂正符号化されたデータが
調停部17を介して供給され、このデータを一時記憶す
る。バッファメモリ16により一時記憶されたデータ
は、調停部17を介して変復調部15により所定順序で
読み出される。
【0056】また、バッファメモリ16は、ディスク状
記録媒体30に記録されているデータの再生時には、変
復調部15により復調されたデータが調停部17を介し
て供給され、このデータを一時記憶する。バッファメモ
リ16により一時記憶されたデータは、調停部17を介
してECC部18により読み出される。そして、バッフ
ァメモリ16は、ECC部18により誤り検出処理され
たデータが調停部17を介して供給され、このデータを
一時記憶する。バッファメモリ16により一時記憶され
たデータは、調停部17を介して暗号化部19により読
み出される。そして、バッファメモリ16は、暗号化部
19により復号化されたデータが調停部17を介して供
給され、このデータを一時記憶する。バッファメモリ1
6により一時記憶されたデータは、調停部17を介して
入出力部20により所定順次で読み出される。
【0057】調停部17は、変復調部15、ECC部1
8、暗号化部19又は入出力部20のそれぞれに対して
バッファメモリ16を使用する占有権を割り当て、バッ
ファメモリ16と、変復調部15、ECC部18、暗号
化部19又は入出力部20との間で行われるデータの入
出力を調停する。
【0058】ECC部18は、ディスク状記録媒体30
に対するデータの記録時には、暗号化部19により暗号
化されてバッファメモリ16により一時記憶されたデー
タを調停部17を介して読み出し、このデータを誤り訂
正符号化する。ECC部18は、誤り訂正符号化したデ
ータを調停部17を介してバッファメモリ16に供給す
る。
【0059】また、ECC部18は、ディスク状記録媒
体30に記録されているデータの再生時には、変復調部
15により復調されてバッファメモリ16により一時記
憶されたデータを調停部17を介して読み出し、このデ
ータの誤り検出を行う。ECC部18は、誤り検出を行
ったデータを調停部17を介してバッファメモリ16に
供給する。
【0060】暗号化部19は、例えば、上述したディス
ク状記録媒体30に固有のディスクID(disk_id)と
なるランダムデータの発生、データを暗号化する際に用
いる鍵情報の生成・分割、データの暗号化・復号化とい
った処理に関わる演算を行う。
【0061】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するデータの記録時には、入出力部20により外部
のアプリケーション側から入力されてバッファメモリ1
6により一時記憶されたデータを調停部17を介して読
み出し、このデータを暗号化する。暗号化部19は、暗
号化したデータを調停部17を介してバッファメモリ1
6に供給する。
【0062】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に記録されているデータの再生時には、ECC部
18により誤り検出されてバッファメモリ16により一
時記憶されたデータを調停部17を介して読み出し、こ
のデータを復号化する。暗号化部19は、復号化したデ
ータを調停部17を介してバッファメモリ16に供給す
る。
【0063】入出力部20は、ディスク状記録媒体30
に対するデータの記録時には、外部のアプリケーション
側から入力されたデータを調停部17を介してバッファ
メモリ16に供給する。
【0064】また、入出力部20は、ディスク状記録媒
体30に記録されているデータの再生時には、暗号化部
19により復号化されてバッファメモリ16に一時記憶
されているデータを調停部17を介して読み出し、後述
するように、暗号化部19の制御の下に、外部のアプリ
ケーション側へと出力する。
【0065】レジスタ21は、暗号化部19により生成
された上述したID情報を保持する。
【0066】レジスタ22は、暗号化部19により生成
された暗号化の際に用いる鍵情報を保持する。
【0067】このようなデータ記録再生装置10は、上
述したID情報が外部との間で入出力されることは好ま
しくないことから、これらの各部のうち、少なくとも、
変復調部15、調停部17、ECC部18、暗号化部1
9、入出力部20及びレジスタ21,22がチップ化さ
れ、データ処理を行うデータ処理手段であるデータ処理
部として構成される。このように暗号化部19をデータ
処理部内に構成することによって、データ記録再生装置
10は、図1及び図2に示したようなフォーマットのデ
ィスク状記録媒体30に対するデータの記録及び/又は
再生を行うことができる。なお、同図において、data
は、後述するcont_data,controll_data,user_data,blk_
dataのうちのいずれか、すなわち、各種データを総称す
るものであり、infoは、後述するdisk_info,blk_infoの
うちのいずれか、すなわち、各種情報を総称するもので
あり、idは、後述するdisk_id,blk_idのうちのいずれ
か、すなわち、ID情報を総称するものであり、key
は、後述するdisk_key,blk_keyのうちのいずれか、すな
わち、鍵情報を総称するものである。
【0068】以下、データ記録再生装置10における基
本的な動作について説明する。
【0069】まず、データ記録再生装置10がディスク
状記録媒体30を初期化する場合について説明する。
【0070】データ記録再生装置10は、図4に示すよ
うに、ステップS1において、暗号化部19によりラン
ダムデータを発生し、このランダムデータをディスク状
記録媒体30に固有のディスクID(disk_id)とす
る。データ記録再生装置10は、このdisk_idをレジス
タ21に供給して保持させる。
【0071】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS2において、図示しないCPU(Central Proces
sing Unit)及び図示しないインターフェースにより設
定されてバッファメモリ16に保持されているディスク
状記録媒体30に関する情報(disk_info)を調停部1
7を介して暗号化部19に供給し、暗号化部19によっ
て、disk_idとdisk_infoとを用いてディスク状記録媒体
30に記録するデータを暗号化するための鍵情報(disk
_key)を生成する。データ記録再生装置10は、このdi
sk_keyをレジスタ22に供給して保持させる。
【0072】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS3において、入出力部20により外部のアプリケ
ーション側から入力されてバッファメモリ16に保持さ
れている制御データ(controll_data)、すなわち、デ
ィスク状記録媒体30のコントロール領域に記録すべき
データを調停部17を介して暗号化部19に供給し、暗
号化部19によって、controll_dataをdisk_keyを用い
て暗号化する。データ記録再生装置10は、この暗号化
して得られた暗号化制御データ(cont_data)を調停部
17を介してバッファメモリ16に供給して保持させ
る。なお、コントロール領域は、例えばディスク状記録
媒体30の最内周側及び/又は最外周側に設けられる領
域である。
【0073】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS4において、ECC部18によって、レジスタ2
1に保持されているdisk_idと、バッファメモリ16に
保持されているdisk_info,cont_dataとを読み出し、こ
れらのdisk_id,disk_info,cont_dataに対して誤り訂正
符号化を行う。データ記録再生装置10は、誤り訂正符
号化したdisk_idをレジスタ21に供給して保持させる
とともに、誤り訂正符号化したdisk_info,cont_dataを
調停部17を介してバッファメモリ16に供給して保持
させる。
【0074】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS5において、変復調部15によって、レジスタ2
1に保持されているdisk_idと、バッファメモリ16に
保持されているdisk_info,cont_dataとを読み出し、dis
k_info,cont_dataを所定のフォーマットにより変調する
とともに、disk_idをFS中に挿入する。
【0075】そして、データ記録再生装置10は、ステ
ップS6において、ディスク状記録媒体30のフォーマ
ットにしたがうブロック構成となったこれらのdisk_id,
disk_info,cont_dataをレーザドライバ13に供給し、
光学ピックアップ12によりブロック単位でディスク状
記録媒体30のコントロール領域に記録する。なお、in
foは、ディスク状記録媒体30における例えばIDSと
いった通常ユーザがアクセスできないデータ上に記録さ
れる。
【0076】このようにして、データ記録再生装置10
は、ディスク状記録媒体30を初期化する。
【0077】つぎに、データ記録再生装置10がディス
ク状記録媒体30に対してユーザデータ(user_data)
を記録する場合について説明する。
【0078】データ記録再生装置10は、ディスク状記
録媒体30の初期化後に当該ディスク状記録媒体30を
交換していない場合には、レジスタ22に保持されてい
るdisk_keyを用いて記録すべきデータを暗号化する。
【0079】一方、データ記録再生装置10は、ディス
ク状記録媒体30の初期化後に当該ディスク状記録媒体
30と異なるディスク状記録媒体に交換した場合には、
レジスタ22に保持されているdisk_keyを用いることは
できない。
【0080】そこでまず、データ記録再生装置10は、
図5に示すように、ステップS11において、交換され
て図示しない装着部に装着されたディスク状記録媒体3
0のコントロール領域中のブロックを再生する。
【0081】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS12において、変復調部15によりディスク状記
録媒体30から読み出したdisk_info,cont_dataを復調
し、調停部17を介してバッファメモリ16に供給して
保持させるとともに、変復調部15によりFS領域から
抽出したdisk_idをレジスタ21に供給して保持させ
る。
【0082】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS13において、ECC部18によって、レジスタ
21からdisk_idを読み出すとともに、バッファメモリ
16から調停部17を介してdisk_info,cont_dataを読
み出し、これらのdisk_id,disk_info,cont_dataの誤り
検出を行う。データ記録再生装置10は、誤り検出した
disk_idをレジスタ21に供給して保持させるととも
に、誤り検出したdisk_info,cont_dataを調停部17を
介してバッファメモリ16に供給して保持させる。
【0083】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS14において、暗号化部19によって、レジスタ
21からdisk_idを読み出すとともに、バッファメモリ
16から調停部17を介してdisk_infoを読み出し、こ
れらのdisk_idとdisk_infoとを用いてdisk_keyを生成す
る。データ記録再生装置10は、生成したdisk_keyをレ
ジスタ22に供給して保持させる。
【0084】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS15において、暗号化部19によりランダムデー
タを発生し、このランダムデータをディスク状記録媒体
30のブロックに固有のブロックID(blk_id)とす
る。データ記録再生装置10は、このblk_idをレジスタ
21に供給して保持させる。
【0085】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS16において、図示しないCPU及び図示しない
インターフェースにより設定されてバッファメモリ16
に保持されているディスク状記録媒体30のブロックに
関する情報(blk_info)を調停部17を介して暗号化部
19に供給するとともに、disk_keyをレジスタ22から
暗号化部19に供給し、暗号化部19によって、disk_k
eyとblk_infoと、さらに必要に応じてblk_idとを用いて
ディスク状記録媒体30のブロックに記録するデータを
暗号化するための鍵情報(blk_key)を生成する。デー
タ記録再生装置10は、このblk_keyをレジスタ22に
供給して保持させる。
【0086】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS17において、暗号化部19によって、入出力部
20により外部のアプリケーション側から入力されてバ
ッファメモリ16により一時記憶されたuser_dataを調
停部17を介して読み出し、このuser_dataをblk_keyを
用いて暗号化する。データ記録再生装置10は、この暗
号化して得られた暗号化ユーザデータ(blk_data)を調
停部17を介してバッファメモリ16に供給して保持さ
せる。
【0087】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS18において、ECC部18によって、バッファ
メモリ16に保持されているblk_info,blk_dataと、必
要に応じてレジスタ21に保持されているblk_idとを読
み出し、これらのblk_info,blk_data,blk_idに対して誤
り訂正符号化を行う。データ記録再生装置10は、誤り
訂正符号化したblk_info,blk_dataを調停部17を介し
てバッファメモリ16に供給して保持させるとともに、
誤り訂正符号化したblk_idをレジスタ21に供給して保
持させる。
【0088】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS19において、変復調部15によって、バッファ
メモリ16に保持されているblk_info,blk_dataと、レ
ジスタ21に保持されているblk_idとを読み出し、blk_
info,blk_dataを所定のフォーマットにより変調すると
ともに、blk_idをFS中に挿入する。
【0089】そして、データ記録再生装置10は、ステ
ップS20において、ディスク状記録媒体30のフォー
マットにしたがうブロック構成となったこれらのblk_in
fo,blk_data,blk_idをレーザドライバ13に供給し、光
学ピックアップ12によりブロック単位でディスク状記
録媒体30のユーザ領域に記録する。なお、infoは、デ
ィスク状記録媒体30における例えばIDSといった通
常ユーザがアクセスできないデータ上に記録される。
【0090】このようにして、データ記録再生装置10
は、ディスク状記録媒体30に対してユーザデータを記
録する。
【0091】つぎに、データ記録再生装置10がディス
ク状記録媒体30に記録されているユーザデータを再生
する場合について説明する。
【0092】データ記録再生装置10は、ディスク状記
録媒体30に対するユーザデータの記録時と同様に、レ
ジスタ21にdisk_idを保持しているものとする。
【0093】そして、データ記録再生装置10は、図6
に示すように、ステップS21において、ディスク状記
録媒体30のユーザ領域の所望のブロックを再生する。
【0094】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS22において、変復調部15によりディスク状記
録媒体30から読み出したblk_info,blk_dataを復調
し、調停部17を介してバッファメモリ16に供給して
保持させる。また、データ記録再生装置10は、必要に
応じて、変復調部15によりblk_idをFS領域から抽出
し、抽出したblk_idをレジスタ21に供給して保持させ
る。
【0095】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS23において、ECC部18によって、バッファ
メモリ16から調停部17を介してblk_info,blk_data
を読み出すとともに、必要に応じて、レジスタ21から
blk_idを読み出し、これらのblk_info,blk_data,blk_id
の誤り検出を行う。データ記録再生装置10は、誤り検
出したblk_info,blk_dataを調停部17を介してバッフ
ァメモリ16に供給して保持させるとともに、blk_idを
レジスタ21に供給して保持させる。
【0096】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS24において、暗号化部19によって、バッファ
メモリ16から調停部17を介してblk_infoを読み出す
とともに、必要に応じて、レジスタ21からblk_idを読
み出し、さらにレジスタ22からdisk_keyを読み出し、
これらのblk_infoとdisk_keyと、さらに必要に応じてbl
k_idとを用いてblk_keyを生成する。データ記録再生装
置10は、生成したblk_keyをレジスタ22に供給して
保持させる。
【0097】続いて、データ記録再生装置10は、ステ
ップS25において、暗号化部19によって、バッファ
メモリ16により一時記憶されたblk_dataを調停部17
を介して読み出し、このblk_dataをblk_keyを用いて復
号化する。データ記録再生装置10は、この復号化して
得られたuser_dataを調停部17を介してバッファメモ
リ16に供給して保持させる。
【0098】そして、データ記録再生装置10は、ステ
ップS26において、入出力部20によって、バッファ
メモリ16により一時記憶されたuser_dataを調停部1
7を介して読み出し、暗号化部19の制御の下に、外部
のアプリケーション側へと出力する。
【0099】このようにして、データ記録再生装置10
は、ディスク状記録媒体30に記録されているユーザデ
ータを再生する。
【0100】なお、データ記録再生装置10において
は、infoは、入出力部20を介して入出力を行わず、図
示しないCPUにより設定された必要な情報のみが図示
しないインターフェースを介して入出力される。
【0101】以下、このようなデータ記録再生装置10
における暗号化部19の具体的な動作について図7乃至
図14を用いて説明する。
【0102】まず、データ記録再生装置10における第
1の実施の形態について図7を用いて説明する。この第
1の実施の形態は、データ記録再生装置10は、disk_i
dを用いてデータを暗号化するものである。同図には、
ユーザ領域及びコントロール領域のそれぞれにおける例
えば30バイト程度の任意のバイト数を有するFS、7
20バイトのIDS及び64KバイトのUDSにより構
成される1ブロックのデータを示すとともに、これらの
FS領域、IDS領域及びUDS領域に対して暗号化部
19における各部により入出力される各種情報を示して
いる。なお、1ブロックのデータには、パリティは含ま
れていない。
【0103】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()と、鍵情報を生成するコント
ロール領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成部f()
及びユーザ領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成部
f’()と、暗号化及び/又は復号化を行うコントロー
ル領域用暗号化及び/又は復号化手段である暗号化/復
号化部e()及びユーザ領域用暗号化及び/又は復号化
手段である暗号化/復号化部e’()とを有する。な
お、コントロール領域及びユーザ領域のそれぞれにおけ
る各部は、共通化されてもよく、例えば、鍵情報生成部
f(),f’()、暗号化/復号化部e(),e’()
は、それぞれ、共通化されてもよい。
【0104】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、ランダムデータ発生部
r()によりランダムデータを発生させ、このランダム
データを、上述したように、ディスク状記録媒体30に
固有のdisk_idとし、コントロール領域のブロック内の
データ部以外のFS領域に記録する。
【0105】また、暗号化部19は、初期化時における
ディスク状記録媒体30に関する各種情報(初期化時情
報)であるinfo_dの全部又は一部の情報(記録媒体情
報)を、図示しないCPUによりdisk_infoとして設定
され、コントロール領域のブロック内のIDS領域に記
録する。なお、初期化時におけるディスク状記録媒体3
0に関する各種情報とは、例えば、ディスク状記録媒体
30の利用者情報やパスワード、ディスク状記録媒体3
0の初期化に用いる装置やファームウェアや初期化ツー
ルのバージョン、ディスク状記録媒体30のプリマスタ
情報といったものである。
【0106】そして、暗号化部19は、鍵情報生成部f
()によって、disk_idとdisk_infoとを用いて記録媒体
鍵情報であるdisk_keyを生成する。
【0107】さらに、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0108】なお、暗号化部19は、一般に、コントロ
ール領域への各種情報の記録を複数ブロックにわたり行
う。ただし、データ記録再生装置10においては、disk
_idがディスク状記録媒体30に対して1つであるた
め、暗号化部19は、ランダムデータをランダムデータ
発生部r()により1回のみ発生する。
【0109】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。
【0110】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時には、予めコント
ロール領域のブロックを再生し、disk_idとdisk_infoと
を取り出して鍵情報生成部f()によりdisk_keyを生成
する。
【0111】そして、暗号化部19は、記録時における
ディスク状記録媒体30に関する各種情報(記録時情
報)であるinfo_bの全部又は一部の情報(ブロック情
報)を、図示しないCPUによりblk_infoとして設定さ
れ、ユーザ領域のブロック内のIDS領域に記録する。
なお、記録時におけるディスク状記録媒体30に関する
各種情報とは、例えば、コンテンツの著作権情報やコピ
ー世代管理情報、ユーザデータの記録時に用いる装置や
ファームウェアのバージョン、アプリケーション側から
の制御情報といったものである。
【0112】さらに、暗号化部19は、鍵情報生成部
f’()によって、disk_keyとblk_infoとを用いてブロ
ック鍵情報であるblk_keyを生成する。
【0113】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e’()によりblk_keyを用いてuser_
dataを暗号化し、blk_dataとしてユーザ領域のブロック
内のUDS領域に記録する。
【0114】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するユーザデータの記録時には、このように動作す
る。
【0115】さらに、暗号化部19は、ディスク状記録
媒体30に記録されているユーザデータの再生時には、
予めコントロール領域のブロックを再生し、disk_idとd
isk_infoとを取り出して鍵情報生成部f()によりdisk
_keyを生成する。
【0116】そして、暗号化部19は、ユーザ領域のブ
ロックを再生し、再生されたユーザ領域のブロックから
blk_infoを取り出し、disk_keyとblk_infoとを用いて鍵
情報生成部f’()によりblk_keyを生成する。
【0117】また、暗号化部19は、再生されたユーザ
領域のブロックからのblk_dataを、必要に応じて、暗号
化/復号化部e’()によりblk_keyを用いて復号化
し、user_dataとして外部のアプリケーション側へと出
力する。
【0118】なお、ユーザ領域のブロックから取り出さ
れたblk_infoは、アプリケーション側に直接出力される
ことはない。blk_infoは、必要な場合に、必要な情報の
み、例えば図示しないCPUを介して、或いは、専用の
信号線を用いて出力され、例えば暗号化されたコンテン
ツの復号化のために用いられる。
【0119】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に記録されているユーザデータの再生時には、このよう
に動作する。
【0120】データ記録再生装置10は、このように暗
号化部19が動作することによって、disk_idに基づい
て生成されたdisk_key,blk_keyを用いてデータを暗号化
することができ、データの解読やディスクコピーを困難
とすることができる。
【0121】つぎに、データ記録再生装置10における
第2の実施の形態について図8を用いて説明する。この
第2の実施の形態は、データ記録再生装置10は、disk
_idの他にblk_idをも用いてデータを暗号化し、blk_key
を解読されにくいように各ブロック毎に変えられるよう
にするものである。すなわち、この第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態として示したように、disk_keyの
みでデータを暗号化するのではない。同図には、ユーザ
領域及びコントロール領域のそれぞれにおけるFS、7
20バイトのIDS及び64KバイトのUDSにより構
成される1ブロックのデータを示すとともに、これらの
FS領域、IDS領域及びUDS領域に対して暗号化部
19における各部により入出力される各種情報を示して
いる。なお、1ブロックのデータには、パリティは含ま
れていない。
【0122】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()及びユーザ領域用ランダムデ
ータ発生手段であるランダムデータ発生部r’()と、
鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段で
ある鍵情報生成部f()及びユーザ領域用鍵情報生成手
段である鍵情報生成部f’()と、暗号化及び/又は復
号化を行うコントロール領域用暗号化及び/又は復号化
手段である暗号化/復号化部e()及びユーザ領域用暗
号化及び/又は復号化手段である暗号化/復号化部e’
()とを有する。なお、コントロール領域及びユーザ領
域のそれぞれにおける各部は、共通化されてもよく、例
えば、ランダムデータ発生部r(),r’()、鍵情報
生成部f(),f’()、暗号化/復号化部e(),
e’()は、それぞれ、共通化されてもよい。
【0123】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、上述した第1の実施の形態
として説明したものと同様の動作を行う。すなわち、暗
号化部19は、ランダムデータ発生部r()によりラン
ダムデータを発生させ、このランダムデータを、上述し
たように、ディスク状記録媒体30に固有のdisk_idと
し、コントロール領域のブロック内のデータ部以外のF
S領域に記録する。
【0124】また、暗号化部19は、初期化時における
ディスク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo_d
の全部又は一部の情報を、図示しないCPUによりdisk
_infoとして設定され、コントロール領域のブロック内
のIDS領域に記録する。
【0125】そして、暗号化部19は、鍵情報生成部f
()によって、disk_idとdisk_infoとを用いてdisk_key
を生成する。
【0126】さらに、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0127】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。
【0128】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時には、予めコント
ロール領域のブロックを再生し、disk_idとdisk_infoと
を取り出して鍵情報生成部f()によりdisk_keyを生成
する。
【0129】そして、暗号化部19は、ランダムデータ
発生部r’()によりランダムデータを発生させ、この
ランダムデータを、ディスク状記録媒体30のブロック
に固有のblk_idとし、ユーザ領域のブロック内のデータ
部以外のFS領域に記録する。
【0130】さらに、暗号化部19は、記録時における
ディスク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo_b
の全部又は一部の情報を、図示しないCPUによりblk_
infoとして設定され、ユーザ領域のブロック内のIDS
領域に記録する。
【0131】また、暗号化部19は、鍵情報生成部f’
()によって、disk_keyとblk_idとblk_infoとを用いて
blk_keyを生成する。
【0132】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e’()によりblk_keyを用いてuser_
dataを暗号化し、blk_dataとしてユーザ領域のブロック
内のUDS領域に記録する。
【0133】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するユーザデータの記録時には、このように動作す
る。
【0134】さらに、暗号化部19は、ディスク状記録
媒体30に記録されているユーザデータの再生時には、
予めコントロール領域のブロックを再生し、disk_idとd
isk_infoとを取り出して鍵情報生成部f()によりdisk
_keyを生成する。
【0135】そして、暗号化部19は、ユーザ領域のブ
ロックを再生し、再生されたユーザ領域のブロックから
blk_idとblk_infoとを取り出し、disk_keyとblk_idとbl
k_infoとを用いて鍵情報生成部f’()によりblk_key
を生成する。
【0136】また、暗号化部19は、再生されたユーザ
領域のブロックからのblk_dataを、必要に応じて、暗号
化/復号化部e’()によりblk_keyを用いて復号化
し、user_dataとして外部のアプリケーション側へと出
力する。
【0137】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に記録されているユーザデータの再生時には、このよう
に動作する。
【0138】ディスク状記録媒体30においては、disk
_keyが固定であるとともに、blk_infoも一定となること
がある。すなわち、blk_infoのもととなるinfo_bは、上
述したように、コンテンツの著作権情報やコピー世代管
理情報といったコンテンツ単位の情報である場合があ
る。そのため、例えば動画データ等の多くのブロックに
記録されるコンテンツが記録されたブロックに関するin
fo_bは、ブロック間で一定となる。データ記録再生装置
10は、このような場合にも効果を奏するものであり、
図8に示したように暗号化部19が動作することによっ
て、blk_keyを解読されにくいように各ブロック毎に変
えることができることから、disk_id,blk_idに基づいて
生成されたdisk_key,blk_keyを用いてデータを暗号化す
ることができ、データの解読やディスクコピーを困難と
することができる。
【0139】つぎに、データ記録再生装置10における
第3の実施の形態について図9を用いて説明する。この
第3の実施の形態は、データ記録再生装置10は、disk
_info,blk_infoもそれぞれdisk_id,blk_idを用いて暗号
化するものである。すなわち、この第3の実施の形態
は、info_d,info_bが不当な第三者に知られることを防
止するものである。同図には、ユーザ領域及びコントロ
ール領域のそれぞれにおけるFS、720バイトのID
S及び64KバイトのUDSにより構成される1ブロッ
クのデータを示すとともに、これらのFS領域、IDS
領域及びUDS領域に対して暗号化部19における各部
により入出力される各種情報を示している。なお、1ブ
ロックのデータには、パリティは含まれていない。
【0140】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()及びユーザ領域用ランダムデ
ータ発生手段であるランダムデータ発生部r’()と、
鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段で
ある鍵情報生成部f()及びユーザ領域用鍵情報生成手
段である鍵情報生成部f’()と、暗号化及び/又は復
号化を行うコントロール領域用暗号化及び/又は復号化
手段である暗号化/復号化部e()及びユーザ領域用暗
号化及び/又は復号化手段である暗号化/復号化部e’
()とを有する。なお、コントロール領域及びユーザ領
域のそれぞれにおける各部は、共通化されてもよく、例
えば、ランダムデータ発生部r(),r’()、鍵情報
生成部f(),f’()、暗号化/復号化部e(),
e’()は、それぞれ、共通化されてもよい。
【0141】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、ランダムデータ発生部
r()によりランダムデータを発生させ、このランダム
データを、上述したように、ディスク状記録媒体30に
固有のdisk_idとし、コントロール領域のブロック内の
データ部以外のFS領域に記録する。
【0142】また、暗号化部19は、必要に応じて鍵情
報生成部f()によって、disk_idと、初期化時におけ
るディスク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo
_dの全部又は一部の情報とを用いてdisk_keyを生成す
る。暗号化部19は、生成したdisk_keyをdisk_infoと
してコントロール領域のブロック内のIDS領域に記録
する。
【0143】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0144】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。
【0145】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時には、予めコント
ロール領域のブロックを再生し、鍵情報生成部f()に
よりdisk_infoを取り出してdisk_keyを生成する。
【0146】そして、暗号化部19は、ランダムデータ
発生部r’()によりランダムデータを発生させ、この
ランダムデータを、ディスク状記録媒体30のブロック
に固有のblk_idとし、ユーザ領域のブロック内のデータ
部以外のFS領域に記録する。
【0147】さらに、暗号化部19は、必要に応じて鍵
情報生成部f’()によって、disk_keyと、blk_idと、
記録時におけるディスク状記録媒体30に関する各種情
報であるinfo_bの全部又は一部の情報とを用いてblk_ke
yを生成する。暗号化部19は、生成したblk_keyをblk_
infoとしてユーザ領域のブロック内のIDS領域に記録
する。
【0148】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e’()によりblk_keyを用いてuser_
dataを暗号化し、blk_dataとしてユーザ領域のブロック
内のUDS領域に記録する。
【0149】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するユーザデータの記録時には、このように動作す
る。
【0150】さらに、暗号化部19は、ディスク状記録
媒体30に記録されているユーザデータの再生時には、
予めコントロール領域のブロックを再生し、鍵情報生成
部f()によりdisk_infoを取り出してdisk_keyを生成
する。
【0151】そして、暗号化部19は、ユーザ領域のブ
ロックを再生し、再生されたユーザ領域のブロックから
blk_idとblk_infoとを取り出し、disk_keyとblk_idとbl
k_infoとを用いて鍵情報生成部f’()によりblk_key
を生成する。
【0152】また、暗号化部19は、再生されたユーザ
領域のブロックからのblk_dataを、必要に応じて、暗号
化/復号化部e’()によりblk_keyを用いて復号化
し、user_dataとして外部のアプリケーション側へと出
力する。
【0153】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に記録されているユーザデータの再生時には、このよう
に動作する。
【0154】データ記録再生装置10は、このように暗
号化部19が動作することによって、disk_info,blk_in
foもそれぞれdisk_id,blk_idを用いて暗号化することが
できる。そのため、データ記録再生装置10は、上述し
たデータ処理部とバッファメモリ16との間の信号をモ
ニタされることによって、disk_info及びblk_infoがそ
れぞれ不当な第三者によりコントロール領域及びユーザ
領域のブロック内のIDS領域から取り出され、info_d
及びinfo_bが不当な第三者に知られることを防止するこ
とができることから、disk_id,blk_idに基づいて生成さ
れたdisk_key,blk_keyを用いてデータを暗号化すること
ができ、データの解読やディスクコピーを困難とするこ
とができる。
【0155】つぎに、データ記録再生装置10における
第4の実施の形態について図10を用いて説明する。こ
の第4の実施の形態は、データ記録再生装置10は、第
3の実施の形態と同様に、disk_info,blk_infoもそれぞ
れdisk_id,blk_idを用いて暗号化するものである。同図
には、ユーザ領域及びコントロール領域のそれぞれにお
けるFS、720バイトのIDS及び64KバイトのU
DSにより構成される1ブロックのデータを示すととも
に、これらのFS領域、IDS領域及びUDS領域に対
して暗号化部19における各部により入出力される各種
情報を示している。なお、1ブロックのデータには、パ
リティは含まれていない。
【0156】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()及びユーザ領域用ランダムデ
ータ発生手段であるランダムデータ発生部r’()と、
鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段で
ある鍵情報生成部f()及びユーザ領域用鍵情報生成手
段である鍵情報生成部f’()と、暗号化及び/又は復
号化を行う第1及び第2のコントロール領域用暗号化及
び/又は復号化手段である暗号化/復号化部g(),e
()及び第1及び第2のユーザ領域用暗号化及び/又は
復号化手段である暗号化/復号化部g’(),e’()
とを有する。なお、コントロール領域及びユーザ領域の
それぞれにおける各部は、共通化されてもよく、例え
ば、ランダムデータ発生部r(),r’()、鍵情報生
成部f(),f’()、暗号化/復号化部g(),g’
()、暗号化/復号化部e(),e’()は、それぞ
れ、共通化されてもよい。
【0157】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、ランダムデータ発生部
r()によりランダムデータを発生させ、このランダム
データを、上述したように、ディスク状記録媒体30に
固有のdisk_idとし、コントロール領域のブロック内の
データ部以外のFS領域に記録する。
【0158】また、暗号化部19は、必要に応じて暗号
化/復号化部g()によって、disk_idを用いて、初期
化時におけるディスク状記録媒体30に関する各種情報
であるinfo_dの全部又は一部の情報を暗号化し、disk_i
nfoを生成する。暗号化部19は、生成したdisk_infoを
コントロール領域のブロック内のIDS領域に記録す
る。
【0159】さらに、暗号化部19は、鍵情報生成部f
()によって、disk_infoをdisk_keyとする。
【0160】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0161】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。
【0162】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時には、予めコント
ロール領域のブロックを再生し、disk_infoを取り出し
て鍵情報生成部f()によりdisk_keyを生成する。
【0163】そして、暗号化部19は、ランダムデータ
発生部r’()によりランダムデータを発生させ、この
ランダムデータを、ディスク状記録媒体30のブロック
に固有のblk_idとし、ユーザ領域のブロック内のデータ
部以外のFS領域に記録する。
【0164】さらに、暗号化部19は、必要に応じて暗
号化/復号化部g’()によって、disk_keyとblk_idと
を用いて、記録時におけるディスク状記録媒体30に関
する各種情報であるinfo_bの全部又は一部の情報を暗号
化し、blk_infoを生成する。暗号化部19は、生成した
blk_infoをユーザ領域のブロック内のIDS領域に記録
する。
【0165】また、暗号化部19は、鍵情報生成部f’
()によって、blk_infoをblk_keyとする。
【0166】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e’()によりblk_keyを用いてuser_
dataを暗号化し、blk_dataとしてユーザ領域のブロック
内のUDS領域に記録する。
【0167】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するユーザデータの記録時には、このように動作す
る。
【0168】さらに、暗号化部19は、ディスク状記録
媒体30に記録されているユーザデータの再生時には、
予めコントロール領域のブロックを再生し、disk_info
を取り出して鍵情報生成部f()によりdisk_keyを生成
する。
【0169】そして、暗号化部19は、ユーザ領域のブ
ロックを再生し、再生されたユーザ領域のブロックから
blk_infoを取り出し、disk_keyとblk_infoとを用いて鍵
情報生成部f’()によりblk_keyを生成する。
【0170】また、暗号化部19は、再生されたユーザ
領域のブロックからのblk_dataを、必要に応じて、暗号
化/復号化部e’()によりblk_keyを用いて復号化
し、user_dataとして外部のアプリケーション側へと出
力する。
【0171】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に記録されているユーザデータの再生時には、このよう
に動作する。
【0172】データ記録再生装置10は、このように暗
号化部19が動作することによって、disk_info,blk_in
foもそれぞれdisk_id,blk_idを用いて暗号化することが
できる。そのため、データ記録再生装置10は、上述し
たデータ処理部とバッファメモリ16との間の信号をモ
ニタされることによって、disk_info及びblk_infoがそ
れぞれ不当な第三者によりコントロール領域及びユーザ
領域のブロック内のIDS領域から取り出され、info_d
及びinfo_bが不当な第三者に知られることを防止するこ
とができることから、disk_id,blk_idに基づいて生成さ
れたdisk_key,blk_keyを用いてデータを暗号化すること
ができ、データの解読やディスクコピーを困難とするこ
とができる。
【0173】つぎに、データ記録再生装置10における
第5の実施の形態について図11を用いて説明する。こ
の第5の実施の形態では、データ記録再生装置10は、
仮にblk_infoが不当な第三者に知られてもuser_dataが
知られることがないものである。同図には、ユーザ領域
及びコントロール領域のそれぞれにおけるFS、720
バイトのIDS及び64KバイトのUDSにより構成さ
れる1ブロックのデータを示すとともに、これらのFS
領域、IDS領域及びUDS領域に対して暗号化部19
における各部により入出力される各種情報を示してい
る。なお、1ブロックのデータには、パリティは含まれ
ていない。
【0174】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()及びユーザ領域用ランダムデ
ータ発生手段であるランダムデータ発生部r’()と、
鍵情報を分割するコントロール領域用鍵情報分割手段で
ある鍵情報分割部d()及びユーザ領域用鍵情報分割手
段である鍵情報分割部d’()と、鍵情報を生成するコ
ントロール領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成部f
()及びユーザ領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成
部f’()と、暗号化及び/又は復号化を行う第1及び
第2のコントロール領域用暗号化及び/又は復号化手段
である暗号化/復号化部g(),e()及び第1及び第
2のユーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段である暗
号化/復号化部g’(),e’()とを有する。なお、
コントロール領域及びユーザ領域のそれぞれにおける各
部は、共通化されてもよく、例えば、ランダムデータ発
生部r(),r’()、鍵情報分割部d(),
d’()、鍵情報生成部f(),f’()、暗号化/復
号化部g(),g’()、暗号化/復号化部e(),
e’()は、それぞれ、共通化されてもよい。
【0175】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、ランダムデータ発生部
r()によりランダムデータを発生させ、このランダム
データを、上述したように、ディスク状記録媒体30に
固有のdisk_idとし、コントロール領域のブロック内の
データ部以外のFS領域に記録する。
【0176】また、暗号化部19は、必要に応じて鍵情
報分割部d()によって、ランダムデータ発生部r()
により発生されたランダムデータを分割する。
【0177】そして、暗号化部19は、暗号化/復号化
部g()によって、鍵情報分割部d()により分割され
た一方のランダムデータを用いて、初期化時におけるデ
ィスク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo_dの
全部又は一部の情報を暗号化し、disk_infoを生成す
る。暗号化部19は、生成したdisk_infoをコントロー
ル領域のブロック内のIDS領域に記録する。
【0178】さらに、暗号化部19は、鍵情報生成部f
()によって、鍵情報分割部d()により分割された他
方のランダムデータと、disk_infoとを用いてdisk_key
を生成する。
【0179】なお、暗号化部19においては、必ずしも
鍵情報分割部d()によりランダムデータ発生部r()
により発生されたランダムデータを分割する必要はな
く、ランダムデータ発生部r()によって、互いに異な
る2つのランダムデータを発生し、これら2つのランダ
ムデータをdisk_idとし、一方のランダムデータを用い
てdisk_infoを生成するとともに、他方のランダムデー
タを用いてdisk_keyを生成するようにしてもよい。
【0180】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0181】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。
【0182】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時には、予めコント
ロール領域のブロックを再生し、disk_idとdisk_infoと
を取り出して鍵情報生成部f()によりdisk_keyを生成
する。
【0183】そして、暗号化部19は、ランダムデータ
発生部r’()によりランダムデータを発生させ、この
ランダムデータを、ディスク状記録媒体30のブロック
に固有のblk_idとし、ユーザ領域のブロック内のデータ
部以外のFS領域に記録する。
【0184】また、暗号化部19は、必要に応じて鍵情
報分割部d’()によって、ランダムデータ発生部r’
()により発生されたランダムデータを分割する。
【0185】さらに、暗号化部19は、暗号化/復号化
部g’()によって、鍵情報分割部d’()により分割
された一方のランダムデータを用いて、記録時における
ディスク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo_b
の全部又は一部の情報を暗号化し、blk_infoを生成す
る。暗号化部19は、生成したblk_infoをユーザ領域の
ブロック内のIDS領域に記録する。
【0186】さらに、暗号化部19は、鍵情報生成部
f’()によって、鍵情報分割部d’()により分割さ
れた他方のランダムデータと、blk_infoと、disk_keyと
を用いてblk_keyを生成する。
【0187】なお、暗号化部19においては、必ずしも
鍵情報分割部d’()によりランダムデータ発生部r’
()により発生されたランダムデータを分割する必要は
なく、ランダムデータ発生部r’()によって、互いに
異なる2つのランダムデータを発生し、これら2つのラ
ンダムデータをblk_idとし、一方のランダムデータを用
いてblk_infoを生成するとともに、他方のランダムデー
タを用いてblk_keyを生成するようにしてもよい。
【0188】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e’()によりblk_keyを用いてuser_
dataを暗号化し、blk_dataとしてユーザ領域のブロック
内のUDS領域に記録する。
【0189】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するユーザデータの記録時には、このように動作す
る。
【0190】さらに、暗号化部19は、ディスク状記録
媒体30に記録されているユーザデータの再生時には、
予めコントロール領域のブロックを再生し、disk_idとd
isk_infoとを取り出して鍵情報生成部f()によりdisk
_keyを生成する。
【0191】そして、暗号化部19は、ユーザ領域のブ
ロックを再生し、再生されたユーザ領域のブロックから
blk_idとblk_infoとを取り出し、blk_idとblk_infoとdi
sk_keyとを用いて鍵情報生成部f’()によりblk_key
を生成する。
【0192】また、暗号化部19は、再生されたユーザ
領域のブロックからのblk_dataを、必要に応じて、暗号
化/復号化部e’()によりblk_keyを用いて復号化
し、user_dataとして外部のアプリケーション側へと出
力する。
【0193】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に記録されているユーザデータの再生時には、このよう
に動作する。
【0194】データ記録再生装置10は、このように暗
号化部19が動作することによって、仮にblk_infoが不
当な第三者に知られてもuser_dataが知られることがな
い。そのため、データ記録再生装置10は、上述したデ
ータ処理部とバッファメモリ16との間の信号をモニタ
されることによって、disk_info及びblk_infoがそれぞ
れ不当な第三者によりコントロール領域及びユーザ領域
のブロック内のIDS領域から取り出されてdisk_key及
びblk_keyが不当な第三者に知られた場合にも効果を奏
するものであり、disk_key,blk_keyを用いてデータを暗
号化することができ、データの解読やディスクコピーを
困難とすることができる。
【0195】つぎに、データ記録再生装置10における
第6の実施の形態について図12を用いて説明する。こ
の第6の実施の形態では、データ記録再生装置10は、
コントロール領域内の各ブロックにおいて互いに異なる
disk_idを用いるものである。同図には、ユーザ領域及
びコントロール領域のそれぞれにおけるFS、720バ
イトのIDS及び64KバイトのUDSにより構成され
る1ブロックのデータを示すとともに、これらのFS領
域、IDS領域及びUDS領域に対して暗号化部19に
おける各部により入出力される各種情報を示している。
なお、1ブロックのデータには、パリティは含まれてい
ない。
【0196】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()及びユーザ領域用ランダムデ
ータ発生手段であるランダムデータ発生部r’()と、
鍵情報を分割するコントロール領域用鍵情報分割手段で
ある鍵情報分割部d()及びユーザ領域用鍵情報分割手
段である鍵情報分割部d’()と、鍵情報を生成するコ
ントロール領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成部f
()及びユーザ領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成
部f’()と、暗号化及び/又は復号化を行う第1、第
2及び第3のコントロール領域用暗号化及び/又は復号
化手段である暗号化/復号化部b(),g(),e()
及び第1、第2及び第3のユーザ領域用暗号化及び/又
は復号化手段である暗号化/復号化部b’(),
g’(),e’()とを有する。なお、コントロール領
域及びユーザ領域のそれぞれにおける各部は、共通化さ
れてもよく、例えば、ランダムデータ発生部r(),
r’()、鍵情報分割部d(),d’()、鍵情報生成
部f(),f’()、暗号化/復号化部b(),
b’()、暗号化/復号化部g(),g’()、暗号化
/復号化部e(),e’()は、それぞれ、共通化され
てもよい。
【0197】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、ランダムデータ発生部
r()によりランダムデータを発生させ、このランダム
データを、図示しないCPUにより設定された物理ブロ
ック番号(blk_no)を用いて、暗号化/復号化部b()
により暗号化し、各ブロック毎に固有のdisk_idを生成
する。暗号化部19は、生成したdisk_idをコントロー
ル領域のブロック内のデータ部以外のFS領域に記録す
る。
【0198】また、暗号化部19は、必要に応じて鍵情
報分割部d()によって、ランダムデータ発生部r()
により発生されたランダムデータを分割する。
【0199】そして、暗号化部19は、暗号化/復号化
部g()によって、鍵情報分割部d()により分割され
た一方のランダムデータを用いて、初期化時におけるデ
ィスク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo_dの
全部又は一部の情報を暗号化し、disk_infoを生成す
る。暗号化部19は、生成したdisk_infoをコントロー
ル領域のブロック内のIDS領域に記録する。
【0200】さらに、暗号化部19は、鍵情報生成部f
()によって、鍵情報分割部d()により分割された他
方のランダムデータと、disk_infoとを用いてdisk_key
を生成する。
【0201】なお、暗号化部19においては、必ずしも
鍵情報分割部d()によりランダムデータ発生部r()
により発生されたランダムデータを分割する必要はな
く、ランダムデータ発生部r()によって、互いに異な
る2つのランダムデータを発生し、これら2つのランダ
ムデータをdisk_idとし、一方のランダムデータを用い
てdisk_infoを生成するとともに、他方のランダムデー
タを用いてdisk_keyを生成するようにしてもよい。
【0202】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0203】なお、暗号化部19は、info_dにblk_noが
含まれていない場合には、disk_infoやcont_dataをblk_
idを用いて暗号化するようにしてもよい。
【0204】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。
【0205】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時には、予めコント
ロール領域のブロックを再生し、disk_idとdisk_infoと
を取り出して鍵情報生成部f()によりdisk_keyを生成
する。
【0206】そして、暗号化部19は、ランダムデータ
発生部r’()によりランダムデータを発生させ、この
ランダムデータを、図示しないCPUにより設定された
blk_noを用いて、暗号化/復号化部b’()により暗号
化し、各ブロック毎に固有のblk_idを生成する。暗号化
部19は、生成したblk_idをユーザ領域のブロック内の
データ部以外のFS領域に記録する。
【0207】また、暗号化部19は、必要に応じて鍵情
報分割部d’()によって、ランダムデータ発生部r’
()により発生されたランダムデータを分割する。
【0208】さらに、暗号化部19は、暗号化/復号化
部g’()によって、鍵情報分割部d’()により分割
された一方のランダムデータを用いて、記録時における
ディスク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo_b
の全部又は一部の情報を暗号化し、blk_infoを生成す
る。暗号化部19は、生成したblk_infoをユーザ領域の
ブロック内のIDS領域に記録する。
【0209】さらに、暗号化部19は、鍵情報生成部
f’()によって、鍵情報分割部d’()により分割さ
れた他方のランダムデータと、blk_infoと、disk_keyと
を用いてblk_keyを生成する。
【0210】なお、暗号化部19においては、必ずしも
鍵情報分割部d’()によりランダムデータ発生部r’
()により発生されたランダムデータを分割する必要は
なく、ランダムデータ発生部r’()によって、互いに
異なる2つのランダムデータを発生し、これら2つのラ
ンダムデータをblk_idとし、一方のランダムデータを用
いてblk_infoを生成するとともに、他方のランダムデー
タを用いてblk_keyを生成するようにしてもよい。
【0211】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e’()によりblk_keyを用いてuser_
dataを暗号化し、blk_dataとしてユーザ領域のブロック
内のUDS領域に記録する。
【0212】なお、暗号化部19は、各部の共通化を図
り、blk_id,blk_info,blk_dataをblk_noを用いて暗号化
するようにしてもよい。
【0213】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するユーザデータの記録時には、このように動作す
る。
【0214】さらに、暗号化部19は、ディスク状記録
媒体30に記録されているユーザデータの再生時には、
予めコントロール領域のブロックを再生し、disk_idとd
isk_infoとを取り出して鍵情報生成部f()によりdisk
_keyを生成する。
【0215】そして、暗号化部19は、ユーザ領域のブ
ロックを再生し、再生されたユーザ領域のブロックから
blk_idとblk_infoとを取り出し、blk_idとblk_infoとdi
sk_keyとを用いて鍵情報生成部f’()によりblk_key
を生成する。
【0216】また、暗号化部19は、再生されたユーザ
領域のブロックからのblk_dataを、必要に応じて、暗号
化/復号化部e’()によりblk_keyを用いて復号化
し、user_dataとして外部のアプリケーション側へと出
力する。
【0217】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に記録されているユーザデータの再生時には、このよう
に動作する。
【0218】ディスク状記録媒体30におけるコントロ
ール領域には、一般に、制御情報が複数ブロックにわた
って記録されるが、disk_keyは同一である必要がある。
そのため、blk_idやblk_infoが全てのブロック間で同一
となり、disk_keyが解読されやすいおそれがある。デー
タ記録再生装置10は、このような場合にも効果を奏す
るものであり、図12に示したように暗号化部19が動
作することによって、コントロール領域内の各ブロック
において互いに異なるdisk_idを用いることから、デー
タの解読やディスクコピーを困難とすることができる。
【0219】ところで、多数のブロックに記録されるべ
き暗号化される前のuser_dataと多数のブロックに記録
されている暗号化された後のblk_dataとが不当な第三者
に知られると、blk_keyが知られるおそれがある。blk_k
eyが第三者に知られると、user_dataの解読やディスク
コピーが可能となる。
【0220】そこで、以上のようなデータ記録再生装置
10は、暗号化されたデータを復号化しないで外部のア
プリケーション側又は図示しないCPUに出力すること
を禁止することもできる。この場合、データ記録再生装
置10は、ファームウェアで対処することもできるが、
改変される危険性を考慮して、ハードウェアでデータの
出力を禁止する。データ記録再生装置10は、暗号化部
19によって、再生されたdataやinfoが暗号化されてい
るか否かを判別し、入出力部20への出力を制御する。
【0221】具体的には、データ記録再生装置10は、
暗号化部19による判別の結果、controll_data又はuse
r_dataの再生時に、再生されたブロックからのdisk_id
若しくはblk_id又はcont_data若しくはblk_data又はdis
k_info若しくはblk_infoが暗号化されていることを示し
ていた場合には、暗号化部19によって、復号化して出
力すべき旨の正しいコマンドを受けた場合にのみ、cont
_data若しくはblk_dataを復号化して出力し、復号化し
ないでそのまま出力すべき旨のコマンドを受けた場合に
は、cont_data若しくはblk_dataを復号化して出力しな
い。
【0222】一方、データ記録再生装置10は、暗号化
部19による判別の結果、再生されたブロックからのdi
sk_id若しくはblk_id又はcont_data若しくはblk_data又
はdisk_info若しくはblk_infoが暗号化されていないこ
とを示していた場合には、暗号化部19によって、復号
化して出力すべき旨のコマンドを受けた場合には、cont
_data若しくはblk_dataを復号化して出力せず、復号化
しないでそのまま出力すべき旨のコマンドを受けた場合
には、cont_data若しくはblk_dataを復号化して出力す
る。
【0223】さらに、データ記録再生装置10は、図示
しないインターフェースを介してバッファメモリ16に
保持されている各種情報が図示しないCPUに出力され
るとともに、図示しないインターフェースを介して図示
しないCPUからの各種情報がバッファメモリ16に供
給される。そのため、データ記録再生装置10は、バッ
ファメモリ16に保持されているdisk_infoやblk_info
を図示しないCPUに出力することが可能であるが、co
nt_data若しくはblk_dataと同様に、暗号化部19によ
る判別に応じて、disk_infoやblk_infoの出力を制御す
る。
【0224】このようにすることによって、データ記録
再生装置10は、user_dataの解読やディスクコピーに
対するセキュリティを向上させることができる。
【0225】さらに、データ記録再生装置10において
は、上述したように、暗号化部19をデータ処理部内に
構成することによって、先に図1及び図2に示したフォ
ーマットのディスク状記録媒体30を適用することがで
き、上述した第1乃至第6の実施の形態として示した方
法を用いることができる。これらの場合において、デー
タ処理部とバッファメモリ16との間の信号をモニタさ
れる危険性があることを述べたが、この危険性に対処す
るために、データ記録再生装置10は、バッファメモリ
16をデータ処理部内にチップ化して構成することもで
きる。
【0226】このようにすることによって、データ記録
再生装置10は、データ処理部とバッファメモリ16と
の間の信号をモニタされる危険性がなくなり、安全性を
大幅に向上させることができる。
【0227】さらに、データ記録再生装置10は、必要
に応じて、信号検出部14もデータ処理部内にチップ化
して構成することによって、変調前のデータを不当な第
三者に知られることがなくなり、より安全なシステムを
構築することができる。
【0228】なお、バッファメモリ16をデータ処理部
内にチップ化して構成する場合、データ記録再生装置1
0においては、レジスタ21を調停部17を通してバッ
ファメモリ16と共通化してもよい。
【0229】このように、バッファメモリ16をデータ
処理部内にチップ化して構成することによって、ディス
ク状記録媒体30におけるブロック内のデータが外部に
漏洩する危険性が小さい場合には、データ記録再生装置
10は、disk_idやblk_idをコントロール領域又はユー
ザ領域のブロック内のデータ部以外のFS領域に記録す
る必要はなく、コントロール領域又はユーザ領域のブロ
ック内のIDS領域に記録するようにしてもよい。この
場合、データ記録再生装置10における暗号化部19の
具体的な動作は、図13又は図14に示すようになる。
【0230】まず、第7の実施の形態として図13に示
すデータ記録再生装置10について説明する。同図に
は、ユーザ領域及びコントロール領域のそれぞれにおけ
るFS、720バイトのIDS及び64KバイトのUD
Sにより構成される1ブロックのデータを示すととも
に、これらのFS領域、IDS領域及びUDS領域に対
して暗号化部19における各部により入出力される各種
情報を示している。なお、1ブロックのデータには、パ
リティは含まれていない。
【0231】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()と、鍵情報を生成するコント
ロール領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成部f()
及びユーザ領域用鍵情報生成手段である鍵情報生成部
f’()と、暗号化及び/又は復号化を行うコントロー
ル領域用暗号化及び/又は復号化手段である暗号化/復
号化部e()及びユーザ領域用暗号化及び/又は復号化
手段である暗号化/復号化部e’()とを有する。な
お、コントロール領域及びユーザ領域のそれぞれにおけ
る各部は、共通化されてもよく、例えば、鍵情報生成部
f(),f’()、暗号化/復号化部e(),e’()
は、それぞれ、共通化されてもよい。
【0232】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、ランダムデータ発生部
r()によりランダムデータを発生させ、このランダム
データを、ディスク状記録媒体30に固有のdisk_idと
するとともに、初期化時におけるディスク状記録媒体3
0に関する各種情報であるinfo_dの全部又は一部の情報
を、図示しないCPUによりdisk_infoとして設定さ
れ、これらのdisk_id及びdisk_infoをコントロール領域
のブロック内のIDS領域に記録する。
【0233】また、暗号化部19は、鍵情報生成部
f()によって、disk_idとdisk_infoとを用いてdisk_k
eyを生成する。
【0234】さらに、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0235】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。なお、暗号化部
19は、disk_id及びdisk_infoをコントロール領域のブ
ロック内のIDS領域に記録するのではなく、cont_dat
aとともにコントロール領域のブロック内のUDS領域
に記録するようにしてもよい。
【0236】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時及びディスク状記
録媒体30に記録されているユーザデータの再生時に
は、上述した第1の実施の形態と同様に動作する。
【0237】さらに、第8の実施の形態として図14に
示すデータ記録再生装置10について説明する。同図に
は、ユーザ領域及びコントロール領域のそれぞれにおけ
るFS、720バイトのIDS及び64KバイトのUD
Sにより構成される1ブロックのデータを示すととも
に、これらのFS領域、IDS領域及びUDS領域に対
して暗号化部19における各部により入出力される各種
情報を示している。なお、1ブロックのデータには、パ
リティは含まれていない。
【0238】データ記録再生装置10において、暗号化
部19は、同図に示すように、ランダムデータを発生す
るコントロール領域用ランダムデータ発生手段であるラ
ンダムデータ発生部r()及びユーザ領域用ランダムデ
ータ発生手段であるランダムデータ発生部r’()と、
鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段で
ある鍵情報生成部f()及びユーザ領域用鍵情報生成手
段である鍵情報生成部f’()と、暗号化及び/又は復
号化を行うコントロール領域用暗号化及び/又は復号化
手段である暗号化/復号化部e()及びユーザ領域用暗
号化及び/又は復号化手段である暗号化/復号化部e’
()とを有する。なお、コントロール領域及びユーザ領
域のそれぞれにおける各部は、共通化されてもよく、例
えば、ランダムデータ発生部r(),r’()、鍵情報
生成部f(),f’()、暗号化/復号化部e(),
e’()は、それぞれ、共通化されてもよい。
【0239】このような暗号化部19は、ディスク状記
録媒体30の初期化時には、ランダムデータ発生部
r()によりランダムデータを発生させ、このランダム
データを、ディスク状記録媒体30に固有のdisk_idと
するとともに、初期化時におけるディスク状記録媒体3
0に関する各種情報であるinfo_dの全部又は一部の情報
を、図示しないCPUによりdisk_infoとして設定さ
れ、これらのdisk_id及びdisk_infoをコントロール領域
のブロック内のIDS領域に記録する。
【0240】また、暗号化部19は、鍵情報生成部
f()によって、disk_idとdisk_infoとを用いてdisk_k
eyを生成する。
【0241】さらに、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e()によりdisk_keyを用いてcontro
ll_dataを暗号化し、cont_dataとしてコントロール領域
のブロック内のUDS領域に記録する。
【0242】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
の初期化時には、このように動作する。
【0243】また、暗号化部19は、ディスク状記録媒
体30に対するユーザデータの記録時には、予めコント
ロール領域のブロックを再生し、disk_idとdisk_infoと
を取り出して鍵情報生成部f()によりdisk_keyを生成
する。
【0244】そして、暗号化部19は、ランダムデータ
発生部r’()によりランダムデータを発生させ、この
ランダムデータを、ディスク状記録媒体30のブロック
に固有のblk_idとするとともに、記録時におけるディス
ク状記録媒体30に関する各種情報であるinfo_bの全部
又は一部の情報を、図示しないCPUによりblk_infoと
して設定され、これらのblk_id及びblk_infoをユーザ領
域のブロック内のIDS領域に記録する。
【0245】また、暗号化部19は、鍵情報生成部f’
()によって、disk_keyとblk_idとblk_infoとを用いて
blk_keyを生成する。
【0246】そして、暗号化部19は、必要に応じて、
暗号化/復号化部e’()によりblk_keyを用いてuser_
dataを暗号化し、blk_dataとしてユーザ領域のブロック
内のUDS領域に記録する。
【0247】暗号化部19は、ディスク状記録媒体30
に対するユーザデータの記録時には、このように動作す
る。なお、暗号化部19は、blk_id及びblk_infoをユー
ザ領域のブロック内のIDS領域に記録するのではな
く、blk_dataとともにユーザ領域のブロック内のUDS
領域に記録するようにしてもよい。
【0248】さらに、暗号化部19は、ディスク状記録
媒体30に記録されているユーザデータの再生時には、
上述した第2の実施の形態と同様に動作する。
【0249】このように、データ記録再生装置10は、
バッファメモリ16をデータ処理部内にチップ化して構
成することによって、disk_idやblk_idをコントロール
領域又はユーザ領域のブロック内のIDS領域に記録す
ることができ、図13又は図14に示したように暗号化
部19が動作することによって、disk_key,blk_keyを用
いてデータを暗号化することができ、データの解読やデ
ィスクコピーを困難とすることができる。
【0250】なお、ここでは、第7及び第8の実施の形
態として、バッファメモリ16をデータ処理部内にチッ
プ化して構成することにより上述した第1及び第2の実
施の形態を変化させたデータ記録再生装置10について
説明したが、上述した第3乃至第6の実施の形態につい
ても同様に適用できることはいうまでもない。
【0251】また、データ記録再生装置10において
は、定められた暗号フォーマットに対して、一意に構成
が定まるのは勿論である。例えば、第8の実施の形態と
して示した方法を用いる場合には、データ記録再生装置
10は、バッファメモリ16と暗号化部19とがデータ
処理部内に構成されている必要がある。
【0252】さらに、データ記録再生装置10は、暗号
化部19の内部に図示しないメモリを設け、又は、デー
タ処理部内にバッファメモリ16を構成し、例えば、di
sk_infoやblk_infoとして、当該データ記録再生装置1
0を製造するメーカの情報(maker_info)や当該データ
記録再生装置10を示す情報(device_info)をディス
ク状記録媒体30に記録すべく、各メーカ毎、データ処
理部を構成する各IC(Integrated Circuit)の種類又
は世代毎に固有の情報を予めメモリ又はバッファメモリ
16に保持させておくこともできる。これらのmaker_in
foやdevice_info等の情報は、例えば、商品化されるデ
ータ記録再生装置におけるデータ処理部によっては出力
されないようにしたり、ライセンスを管理するベンダが
有するデータ記録再生装置におけるデータ処理部によっ
てのみ出力可能とされる。
【0253】このようにすることによって、不当な第三
者により違法なデータの解読やディスクコピーがされた
場合にも、ディスク状記録媒体30の初期化やデータの
記録がどのような装置や環境により行われたかを示す情
報等を得ることができる。
【0254】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態として示すデータ記録再生装置10は、暗号化され
た後のデータやデータを暗号化するための各種情報を第
三者に知られることを防止することができ、データや鍵
情報の解読を困難とすることができる。
【0255】また、データ記録再生装置10は、暗号化
及び復号化の方法が公になった場合又は仮にディスク状
記録媒体30に固有の鍵情報が第三者に知られた場合で
も、ブロックに固有の鍵情報を用いてデータをブロック
毎に暗号化することによって、データの解読を困難とす
ることができる。
【0256】データ記録再生装置10は、データや鍵情
報の解読を困難とすることによって、データの違法なコ
ピーやディスクコピーを防止することができる。さら
に、仮に不当な第三者によりデータの違法なコピーやデ
ィスクコピーがされた場合であっても、どのような装置
や環境によりディスク状記録媒体30の初期化やデータ
の記録が行われたかを示す情報を得ることができ、デー
タの違法なコピーやディスクコピーの防止の一助とな
る。
【0257】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、いわゆる光ディスクの
ようなディスク状記録媒体に対するデータの記録及び/
又は再生を行うものとして説明したが、データをストレ
ージする記録媒体であれば光ディスク以外の記録媒体に
も応用できるものである。
【0258】また、上述した実施の形態では、図3に示
したデータ記録再生装置10について説明したが、上述
したように、「アプリケーション側との入出力方向」と
「暗号化方向」と「ECC方向」とが同一であれば、図
15に示すデータ記録再生装置40であってもよい。
【0259】このデータ記録再生装置40は、上述した
スピンドルモータ11、光学ピックアップ12、レーザ
ドライバ13、信号検出部14、変復調部15及びバッ
ファメモリ16の他に、バッファメモリ16と、変復調
部15、後述するECC部48との間で行われるデータ
の入出力を調停する調停部47と、データに対する誤り
訂正及び/又は誤り検出を行うECC部48と、後述す
る入出力部50から供給される記録すべきデータを暗号
化するとともに、ECC部48から供給される再生すべ
きデータを復号化する暗号化部49と、外部とのデータ
の入出力を行うためのインターフェースである入出力部
50と、データに対する暗号化及び復号化に必要となる
各種情報を保持するレジスタ51,52とを備える。
【0260】すなわち、データ記録再生装置40は、デ
ータ記録再生装置10と比較して、調停部47によりデ
ータの入出力を調停する必要がある各部が少ない。その
ため、データ記録再生装置40は、調停部47によるデ
ータの入出力の調停を容易に行うことができる。なお、
データ記録再生装置40によるディスク状記録媒体30
の初期化、ディスク状記録媒体30に対するユーザデー
タの記録及びディスク状記録媒体30に記録されている
データの再生動作は、上述したデータ記録再生装置10
における第1乃至第8の実施の形態と同様であるため、
ここでは説明を省略する。
【0261】このように、本発明は、その趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0262】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるデータ記録再生方法は、ディスク状記録媒体に対す
るブロック単位でのデータの記録及び/又は再生を行う
データ記録再生方法であって、ディスク状記録媒体の初
期化時に、ディスク状記録媒体に固有の記録媒体識別情
報をディスク状記録媒体のコントロール領域における所
定領域に記録し、ディスク状記録媒体に対するユーザデ
ータの記録時に、記録媒体識別情報を用いてユーザデー
タを暗号化する。
【0263】したがって、本発明にかかるデータ記録再
生方法は、ディスク状記録媒体のコントロール領域にお
ける所定領域に記録されているディスク状記録媒体に固
有の記録媒体識別情報を用いてユーザデータを暗号化す
ることによって、ディスク状記録媒体に記録されている
データの解読やディスクコピーを困難とすることができ
る。
【0264】また、本発明にかかるデータ記録再生装置
は、ディスク状記録媒体に対するブロック単位でのデー
タの記録及び/又は再生を行うデータ記録再生装置であ
って、ディスク状記録媒体に対して記録すべきデータを
暗号化するとともに、ディスク状記録媒体に記録されて
いる再生すべきデータを復号化する暗号化手段を少なく
とも有してデータ処理を行うデータ処理手段を備え、暗
号化手段は、ディスク状記録媒体の初期化時に、ディス
ク状記録媒体に固有の記録媒体識別情報をディスク状記
録媒体のコントロール領域における所定領域に記録し、
ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時に、
記録媒体識別情報を用いてユーザデータを暗号化する。
【0265】したがって、本発明にかかるデータ記録再
生装置は、暗号化手段によって、ディスク状記録媒体の
コントロール領域における所定領域に記録されているデ
ィスク状記録媒体に固有の記録媒体識別情報を用いてユ
ーザデータを暗号化することによって、ディスク状記録
媒体に記録されているデータの解読やディスクコピーを
困難とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すデータ記録再生
装置に適用されるディスク状記録媒体におけるフォーマ
ットを説明する図であって、1ブロック分を示す図であ
る。
【図2】ディスク状記録媒体におけるフォーマットを説
明する図であって、ディスク状記録媒体上に並べられる
パリティ以外のデータを示す図である。
【図3】同データ記録再生装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図4】同データ記録再生装置がディスク状記録媒体を
初期化する際の一連の工程を説明するフローチャートで
ある。
【図5】同データ記録再生装置がディスク状記録媒体に
対してユーザデータを記録する際の一連の工程を説明す
るフローチャートである。
【図6】同データ記録再生装置がディスク状記録媒体に
記録されているユーザデータを再生する際の一連の工程
を説明するフローチャートである。
【図7】同データ記録再生装置における暗号化部の動作
内容を説明する図であって、本発明の第1の実施の形態
として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動作
内容を説明する図である。
【図8】同データ記録再生装置における暗号化部の動作
内容を説明する図であって、本発明の第2の実施の形態
として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動作
内容を説明する図である。
【図9】同データ記録再生装置における暗号化部の動作
内容を説明する図であって、本発明の第3の実施の形態
として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動作
内容を説明する図である。
【図10】同データ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図であって、本発明の第4の実施の形
態として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図である。
【図11】同データ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図であって、本発明の第5の実施の形
態として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図である。
【図12】同データ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図であって、本発明の第6の実施の形
態として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図である。
【図13】同データ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図であって、本発明の第7の実施の形
態として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図である。
【図14】同データ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図であって、本発明の第8の実施の形
態として示すデータ記録再生装置における暗号化部の動
作内容を説明する図である。
【図15】同データ記録再生装置の他の構成を説明する
ブロック図である。
【図16】DVDのフォーマットを説明する図であっ
て、1ブロック分を示す図である。
【図17】DVDのフォーマットを説明する図であっ
て、ディスク状記録媒体上に並べられるパリティ以外の
データを示す図である。
【図18】従来のデータ記録再生装置の構成を説明する
ブロック図である。
【符号の説明】
10 データ記録再生装置、 11 スピンドルモー
タ、 12 光学ピックアップ、 13 レーザドライ
バ、 14 信号検出部、 15 変復調部、16 バ
ッファメモリ、 17 調停部、 18 ECC部、
19 暗号化部、 20 入出力部、 21,22 レ
ジスタ、 30 ディスク状記録媒体、r(),
r’() ランダムデータ発生部、 d(),d’()
鍵情報分割部、 f(),f’() 鍵情報生成部、
b(),b’(),g(),g’(),e(),e’
() 暗号化/復号化部

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に対するブロック単
    位でのデータの記録及び/又は再生を行うデータ記録再
    生方法であって、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記ディスク状
    記録媒体に固有の記録媒体識別情報を上記ディスク状記
    録媒体のコントロール領域における所定領域に記録し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報を用いて上記ユーザデータを
    暗号化することを特徴とするデータ記録再生方法。
  2. 【請求項2】 上記所定領域は、データを記録するため
    のデータ記録領域以外の領域であることを特徴とする請
    求項1記載のデータ記録再生方法。
  3. 【請求項3】 上記所定領域は、フレーム同期信号を記
    録するためのフレーム同期信号記録領域であることを特
    徴とする請求項2記載のデータ記録再生方法。
  4. 【請求項4】 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記記
    録媒体識別情報として上記コントロール領域における上
    記所定領域に記録し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時における上記ディス
    ク状記録媒体に関する情報である初期化時情報の全部又
    は一部の情報である記録媒体情報を、上記コントロール
    領域における付加情報を記録するための付加情報記録領
    域に記録し、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを用いて記
    録媒体鍵情報を生成し、 上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得
    られた暗号化制御データを上記コントロール領域におけ
    るデータ記録領域に記録することを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録再生方法。
  5. 【請求項5】 上記ディスク状記録媒体に対するユーザ
    データの記録時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    における上記ディスク状記録媒体に関する情報である記
    録時情報の全部又は一部の情報であるブロック情報を、
    ユーザ領域における上記付加情報記録領域に記録し、 上記記録媒体鍵情報と上記ブロック情報とを用いてブロ
    ック鍵情報を生成し、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項4記載のデータ記録再生方法。
  6. 【請求項6】 上記ディスク状記録媒体に記録されてい
    るユーザデータの再生時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 上記ユーザ領域を再生して上記ブロック情報を取り出し
    て、上記記録媒体鍵情報と上記ブロック情報とを用いて
    上記ブロック鍵情報を生成し、 上記暗号化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて
    復号化し、得られた上記ユーザデータを出力することを
    特徴とする請求項5記載のデータ記録再生方法。
  7. 【請求項7】 上記ディスク状記録媒体に対するユーザ
    データの記録時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記デ
    ィスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロック識
    別情報として上記ディスク状記録媒体のユーザ領域にお
    ける上記所定領域に記録し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    における上記ディスク状記録媒体に関する情報である記
    録時情報の全部又は一部の情報であるブロック情報を、
    上記ユーザ領域における上記付加情報記録領域に記録
    し、 上記記録媒体鍵情報と上記ブロック識別情報と上記ブロ
    ック情報とを用いてブロック鍵情報を生成し、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項4記載のデータ記録再生方法。
  8. 【請求項8】 上記ディスク状記録媒体に記録されてい
    るユーザデータの再生時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 上記ユーザ領域を再生して上記ブロック識別情報と上記
    ブロック情報とを取り出して、上記記録媒体鍵情報と上
    記ブロック識別情報と上記ブロック情報とを用いて上記
    ブロック鍵情報を生成し、 上記暗号化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて
    復号化し、得られた上記ユーザデータを出力することを
    特徴とする請求項7記載のデータ記録再生方法。
  9. 【請求項9】 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記記
    録媒体識別情報として上記コントロール領域における上
    記所定領域に記録し、 上記記録媒体識別情報と、上記ディスク状記録媒体の初
    期化時における上記ディスク状記録媒体に関する情報で
    ある初期化時情報の全部又は一部の情報である記録媒体
    情報とを用いて記録媒体鍵情報を生成し、 上記記録媒体鍵情報を、上記記録媒体情報として上記コ
    ントロール領域における付加情報を記録するための付加
    情報記録領域に記録し、 上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得
    られた暗号化制御データを上記コントロール領域におけ
    るデータ記録領域に記録することを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録再生方法。
  10. 【請求項10】 上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時に、 上記記録媒体情報を再生して取り出して、上記記録媒体
    鍵情報を生成し、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記デ
    ィスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロック識
    別情報として上記ディスク状記録媒体のユーザ領域にお
    ける上記所定領域に記録し、 上記記録媒体鍵情報と、上記ブロック識別情報と、上記
    ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時にお
    ける上記ディスク状記録媒体に関する情報である記録時
    情報の全部又は一部の情報であるブロック情報とを用い
    てブロック鍵情報を生成し、 上記ブロック鍵情報を、上記ブロック情報として上記ユ
    ーザ領域における上記付加情報記録領域に記録し、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項9記載のデータ記録再生方法。
  11. 【請求項11】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いるユーザデータの再生時に、 上記記録媒体情報を再生して取り出して、上記記録媒体
    鍵情報を生成し、 上記ユーザ領域を再生して上記ブロック識別情報と上記
    ブロック情報とを取り出して、上記記録媒体鍵情報と上
    記ブロック識別情報と上記ブロック情報とを用いて上記
    ブロック鍵情報を生成し、 上記暗号化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて
    復号化し、得られた上記ユーザデータを出力することを
    特徴とする請求項10記載のデータ記録再生方法。
  12. 【請求項12】 上記ディスク状記録媒体の初期化時
    に、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記記
    録媒体識別情報として上記コントロール領域における上
    記所定領域に記録し、 上記記録媒体識別情報を用いて、上記ディスク状記録媒
    体の初期化時における上記ディスク状記録媒体に関する
    情報である初期化時情報の全部又は一部の情報を暗号化
    して、記録媒体情報を生成し、 上記記録媒体情報を上記コントロール領域における付加
    情報を記録するための付加情報記録領域に記録し、 上記記録媒体情報を記録媒体鍵情報とし、 上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得
    られた暗号化制御データを上記コントロール領域におけ
    るデータ記録領域に記録することを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録再生方法。
  13. 【請求項13】 上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時に、 上記記録媒体情報を再生して取り出して、上記記録媒体
    鍵情報を生成し、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記デ
    ィスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロック識
    別情報として上記ディスク状記録媒体のユーザ領域にお
    ける上記所定領域に記録し、 上記記録媒体鍵情報と上記ブロック識別情報とを用い
    て、上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記
    録時における上記ディスク状記録媒体に関する情報であ
    る記録時情報の全部又は一部の情報を暗号化して、ブロ
    ック情報を生成し、 上記ブロック情報を上記ユーザ領域における上記付加情
    報記録領域に記録し、 上記ブロック情報をブロック鍵情報とし、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項12記載のデータ記録再生方法。
  14. 【請求項14】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いるユーザデータの再生時に、 上記記録媒体情報を再生して取り出して、上記記録媒体
    鍵情報を生成し、 上記ユーザ領域を再生して上記ブロック情報を取り出し
    て、上記記録媒体鍵情報と上記ブロック情報とを用いて
    上記ブロック鍵情報を生成し、 上記暗号化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて
    復号化し、得られた上記ユーザデータを出力することを
    特徴とする請求項13記載のデータ記録再生方法。
  15. 【請求項15】 上記ディスク状記録媒体の初期化時
    に、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記記
    録媒体識別情報として上記コントロール領域における上
    記所定領域に記録し、 上記ランダムデータを分割し、 上記ランダムデータを分割して得られた一方のランダム
    データを用いて、上記ディスク状記録媒体の初期化時に
    おける上記ディスク状記録媒体に関する情報である初期
    化時情報の全部又は一部の情報を暗号化して、記録媒体
    情報を生成し、 上記記録媒体情報を上記コントロール領域における付加
    情報を記録するための付加情報記録領域に記録し、 上記ランダムデータを分割して得られた他方のランダム
    データと上記記録媒体情報とを用いて記録媒体鍵情報を
    生成し、 上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得
    られた暗号化制御データを上記コントロール領域におけ
    るデータ記録領域に記録することを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録再生方法。
  16. 【請求項16】 上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記デ
    ィスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロック識
    別情報として上記ディスク状記録媒体のユーザ領域にお
    ける上記所定領域に記録し、 上記ランダムデータを分割し、 上記ランダムデータを分割して得られた一方のランダム
    データを用いて、上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時における上記ディスク状記録媒体に関
    する情報である記録時情報の全部又は一部の情報を暗号
    化して、ブロック情報を生成し、 上記ブロック情報を上記ユーザ領域における上記付加情
    報記録領域に記録し、 上記ランダムデータを分割して得られた他方のランダム
    データと上記ブロック情報と上記記録媒体鍵情報とを用
    いてブロック鍵情報生成し、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項15記載のデータ記録再生方法。
  17. 【請求項17】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いるユーザデータの再生時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 上記ユーザ領域を再生して上記ブロック識別情報と上記
    ブロック情報とを取り出して、上記ブロック識別情報と
    上記ブロック情報と上記記録媒体鍵情報とを用いて上記
    ブロック鍵情報を生成し、 上記暗号化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて
    復号化し、得られた上記ユーザデータを出力することを
    特徴とする請求項16記載のデータ記録再生方法。
  18. 【請求項18】 上記ディスク状記録媒体の初期化時
    に、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを物理ブ
    ロック番号を用いて暗号化して、上記ディスク状記録媒
    体における各ブロック毎に固有の上記記録媒体識別情報
    を生成し、 上記ランダムデータを分割し、 上記ランダムデータを分割して得られた一方のランダム
    データを用いて、上記ディスク状記録媒体の初期化時に
    おける上記ディスク状記録媒体に関する情報である初期
    化時情報の全部又は一部の情報を暗号化して、記録媒体
    情報を生成し、 上記記録媒体情報を上記コントロール領域における付加
    情報を記録するための付加情報記録領域に記録し、 上記ランダムデータを分割して得られた他方のランダム
    データと上記記録媒体情報とを用いて記録媒体鍵情報を
    生成し、 上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得
    られた暗号化制御データを上記コントロール領域におけ
    るデータ記録領域に記録することを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録再生方法。
  19. 【請求項19】 上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記物
    理ブロック番号を用いて暗号化して、上記各ブロック毎
    に固有のブロック識別情報を生成し、 上記ブロック識別情報を上記ディスク状記録媒体のユー
    ザ領域における上記所定領域に記録し、 上記ランダムデータを分割し、 上記ランダムデータを分割して得られた一方のランダム
    データを用いて、上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時における上記ディスク状記録媒体に関
    する情報である記録時情報の全部又は一部の情報を暗号
    化して、ブロック情報を生成し、 上記ブロック情報を上記ユーザ領域における上記付加情
    報記録領域に記録し、 上記ランダムデータを分割して得られた他方のランダム
    データと上記ブロック情報と上記記録媒体鍵情報とを用
    いてブロック鍵情報生成し、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項18記載のデータ記録再生方法。
  20. 【請求項20】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いるユーザデータの再生時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 上記ユーザ領域を再生して上記ブロック識別情報と上記
    ブロック情報とを取り出して、上記ブロック識別情報と
    上記ブロック情報と上記記録媒体鍵情報とを用いて上記
    ブロック鍵情報を生成し、 上記暗号化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて
    復号化し、得られた上記ユーザデータを出力することを
    特徴とする請求項19記載のデータ記録再生方法。
  21. 【請求項21】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いる制御データ又はユーザデータの再生時に、再生され
    たブロックからの上記記録媒体識別情報又は上記暗号化
    制御データ若しくは上記暗号化ユーザデータ又は上記記
    録媒体情報若しくは上記ブロック情報が暗号化されてい
    ることを示していた場合には、 復号化して出力すべき旨のコマンドを受けた場合にの
    み、上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデ
    ータを復号化して出力し、 復号化しないで出力すべき旨のコマンドを受けた場合に
    は、上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデ
    ータを出力しないことを特徴とする請求項6記載のデー
    タ記録再生方法。
  22. 【請求項22】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いる制御データ又はユーザデータの再生時に、再生され
    たブロックからの上記記録媒体識別情報又は上記暗号化
    制御データ若しくは上記暗号化ユーザデータ又は上記記
    録媒体情報若しくは上記ブロック情報が暗号化されてい
    ないことを示していた場合には、 復号化して出力すべき旨のコマンドを受けた場合には、
    上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデータ
    を出力せず、 復号化しないで出力すべき旨のコマンドを受けた場合に
    は、上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデ
    ータを復号化して出力することを特徴とする請求項21
    記載のデータ記録再生方法。
  23. 【請求項23】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いる制御データ又はユーザデータの再生時に、再生され
    たブロックからの上記記録媒体識別情報若しくは上記ブ
    ロック識別情報又は上記暗号化制御データ若しくは上記
    暗号化ユーザデータ又は上記記録媒体情報若しくは上記
    ブロック情報が暗号化されていることを示していた場合
    には、 復号化して出力すべき旨の正しいコマンドを受けた場合
    にのみ、上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユー
    ザデータを復号化して出力し、 復号化しないでそのまま出力すべき旨のコマンドを受け
    た場合には、上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化
    ユーザデータを出力しないことを特徴とする請求項8記
    載のデータ記録再生方法。
  24. 【請求項24】 上記ディスク状記録媒体に記録されて
    いる制御データ又はユーザデータの再生時に、再生され
    たブロックからの上記記録媒体識別情報若しくは上記ブ
    ロック識別情報又は上記暗号化制御データ若しくは上記
    暗号化ユーザデータ又は上記記録媒体情報若しくは上記
    ブロック情報が暗号化されていないことを示していた場
    合には、 復号化して出力すべき旨のコマンドを受けた場合には、
    上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデータ
    を出力せず、 復号化しないで出力すべき旨のコマンドを受けた場合に
    は、上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデ
    ータを復号化して出力することを特徴とする請求項23
    記載のデータ記録再生方法。
  25. 【請求項25】 上記ディスク状記録媒体の初期化時
    に、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記記
    録媒体識別情報とし、この記録媒体識別情報を上記コン
    トロール領域における上記所定領域としての付加情報を
    記録するための付加情報記録領域に記録し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時における上記ディス
    ク状記録媒体に関する情報である初期化時情報の全部又
    は一部の情報である記録媒体情報を上記コントロール領
    域における上記付加情報記録領域に記録し、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを用いて記
    録媒体鍵情報を生成し、 上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得
    られた暗号化制御データを上記コントロール領域におけ
    るデータ記録領域に記録することを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録再生方法。
  26. 【請求項26】 上記ディスク状記録媒体の初期化時
    に、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記記
    録媒体識別情報とし、 上記記録媒体識別情報と、上記ディスク状記録媒体の初
    期化時における上記ディスク状記録媒体に関する情報で
    ある初期化時情報の全部又は一部の情報である記録媒体
    情報とを用いて記録媒体鍵情報を生成し、 上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得
    られた暗号化制御データとともに、上記記録媒体識別情
    報と上記記録媒体情報とを、上記記録媒体識別情報を上
    記コントロール領域における上記所定領域としてのデー
    タ記録領域に記録することを特徴とする請求項1記載の
    データ記録再生方法。
  27. 【請求項27】 上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記デ
    ィスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロック識
    別情報とし、このブロック識別情報をユーザ領域におけ
    る付加情報を記録するための付加情報記録領域に記録
    し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    における上記ディスク状記録媒体に関する情報である記
    録時情報の全部又は一部の情報であるブロック情報を、
    上記ユーザ領域における上記付加情報記録領域に記録
    し、 上記記録媒体鍵情報と上記ブロック識別情報と上記ブロ
    ック情報とを用いてブロック鍵情報を生成し、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項25記載のデータ記録再生方法。
  28. 【請求項28】 上記ディスク状記録媒体に対するユー
    ザデータの記録時に、 上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して
    取り出して、上記記録媒体鍵情報を生成し、 ランダムデータを発生し、このランダムデータを上記デ
    ィスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロック識
    別情報とし、 上記記録媒体鍵情報と、上記ブロック識別情報と、上記
    ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時にお
    ける上記ディスク状記録媒体に関する情報である記録時
    情報の全部又は一部の情報であるブロック情報とを用い
    てブロック鍵情報を生成し、 上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化
    し、得られた暗号化ユーザデータとともに、上記ブロッ
    ク識別情報と上記ブロック情報とを上記ユーザ領域にお
    ける上記データ記録領域に記録することを特徴とする請
    求項26記載のデータ記録再生方法。
  29. 【請求項29】 上記ディスク状記録媒体の初期化時に
    おける上記ディスク状記録媒体に関する情報である初期
    化時情報の全部又は一部の情報である記録媒体情報及び
    /又は上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの
    記録時における上記ディスク状記録媒体に関する情報で
    ある記録時情報の全部又は一部の情報であるブロック情
    報を予め記憶していることを特徴とする請求項1記載の
    データ記録再生方法。
  30. 【請求項30】 ディスク状記録媒体に対するブロック
    単位でのデータの記録及び/又は再生を行うデータ記録
    再生装置であって、 上記ディスク状記録媒体に対して記録すべきデータを暗
    号化するとともに、上記ディスク状記録媒体に記録され
    ている再生すべきデータを復号化する暗号化手段を少な
    くとも有してデータ処理を行うデータ処理手段を備え、 上記暗号化手段は、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記ディスク状
    記録媒体に固有の記録媒体識別情報を上記ディスク状記
    録媒体のコントロール領域における所定領域に記録し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報を用いて上記ユーザデータを
    暗号化することを特徴とするデータ記録再生装置。
  31. 【請求項31】 上記所定領域は、データを記録するた
    めのデータ記録領域以外の領域であることを特徴とする
    請求項30記載のデータ記録再生装置。
  32. 【請求項32】 上記所定領域は、フレーム同期信号を
    記録するためのフレーム同期信号記録領域であることを
    特徴とする請求項31記載のデータ記録再生装置。
  33. 【請求項33】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるコントロール領域用ランダ
    ムデータ発生手段と、 鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段
    と、 暗号化及び/又は復号化を行うコントロール領域用暗号
    化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記コントロー
    ル領域用ランダムデータ発生手段によりランダムデータ
    を発生し、このランダムデータを上記記録媒体識別情報
    として上記コントロール領域における上記所定領域に記
    録し、上記ディスク状記録媒体の初期化時における上記
    ディスク状記録媒体に関する情報である初期化時情報の
    全部又は一部の情報である記録媒体情報を、上記コント
    ロール領域における付加情報を記録するための付加情報
    記録領域に記録し、上記コントロール領域用鍵情報生成
    手段により上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報と
    を用いて記録媒体鍵情報を生成し、上記コントロール領
    域用暗号化及び/又は復号化手段により上記記録媒体鍵
    情報を用いて制御データを暗号化し、得られた暗号化制
    御データを上記コントロール領域におけるデータ記録領
    域に記録することを特徴とする請求項30記載のデータ
    記録再生装置。
  34. 【請求項34】 上記暗号化手段は、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行うユーザ領域用暗号化及び
    /又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生
    して取り出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手
    段により上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ディスク状
    記録媒体に対するユーザデータの記録時における上記デ
    ィスク状記録媒体に関する情報である記録時情報の全部
    又は一部の情報であるブロック情報を、ユーザ領域にお
    ける上記付加情報記録領域に記録し、上記ユーザ領域用
    鍵情報生成手段により上記記録媒体鍵情報と上記ブロッ
    ク情報とを用いてブロック鍵情報を生成し、上記ユーザ
    領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記ブロック
    鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化し、得られた
    暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域における上記デー
    タ記録領域に記録することを特徴とする請求項33記載
    のデータ記録再生装置。
  35. 【請求項35】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されているユーザデータの再生時に、上記
    記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して取り
    出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手段により
    上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域を再生し
    て上記ブロック情報を取り出して、上記ユーザ領域用鍵
    情報生成手段により上記記録媒体鍵情報と上記ブロック
    情報とを用いて上記ブロック鍵情報を生成し、上記ユー
    ザ領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記暗号化
    ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて復号化し、
    得られた上記ユーザデータを出力することを特徴とする
    請求項34記載のデータ記録再生装置。
  36. 【請求項36】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるユーザ領域用ランダムデー
    タ発生手段と、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行うユーザ領域用暗号化及び
    /又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生
    して取り出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手
    段により上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域
    用ランダムデータ発生手段によりランダムデータを発生
    し、このランダムデータを上記ディスク状記録媒体にお
    けるブロックに固有のブロック識別情報として上記ディ
    スク状記録媒体のユーザ領域における上記所定領域に記
    録し、上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの
    記録時における上記ディスク状記録媒体に関する情報で
    ある記録時情報の全部又は一部の情報であるブロック情
    報を、上記ユーザ領域における上記付加情報記録領域に
    記録し、上記ユーザ領域用鍵情報生成手段により上記記
    録媒体鍵情報と上記ブロック識別情報と上記ブロック情
    報とを用いてブロック鍵情報を生成し、上記ユーザ領域
    用暗号化及び/又は復号化手段により上記ブロック鍵情
    報を用いて上記ユーザデータを暗号化し、得られた暗号
    化ユーザデータを上記ユーザ領域における上記データ記
    録領域に記録することを特徴とする請求項33記載のデ
    ータ記録再生装置。
  37. 【請求項37】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されているユーザデータの再生時に、上記
    記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して取り
    出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手段により
    上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域を再生し
    て上記ブロック識別情報と上記ブロック情報とを取り出
    して、上記ユーザ領域用鍵情報生成手段により上記記録
    媒体鍵情報と上記ブロック識別情報と上記ブロック情報
    とを用いて上記ブロック鍵情報を生成し、上記ユーザ領
    域用暗号化及び/又は復号化手段により上記暗号化ユー
    ザデータを上記ブロック鍵情報を用いて復号化し、得ら
    れた上記ユーザデータを出力することを特徴とする請求
    項36記載のデータ記録再生装置。
  38. 【請求項38】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるコントロール領域用ランダ
    ムデータ発生手段と、 鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段
    と、 暗号化及び/又は復号化を行うコントロール領域用暗号
    化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記コントロー
    ル領域用ランダムデータ発生手段によりランダムデータ
    を発生し、このランダムデータを上記記録媒体識別情報
    として上記コントロール領域における上記所定領域に記
    録し、上記コントロール領域用鍵情報生成手段によっ
    て、上記記録媒体識別情報と、上記ディスク状記録媒体
    の初期化時における上記ディスク状記録媒体に関する情
    報である初期化時情報の全部又は一部の情報である記録
    媒体情報とを用いて記録媒体鍵情報を生成し、上記記録
    媒体鍵情報を、上記記録媒体情報として上記コントロー
    ル領域における付加情報を記録するための付加情報記録
    領域に記録し、上記コントロール領域用暗号化及び/又
    は復号化手段により上記記録媒体鍵情報を用いて制御デ
    ータを暗号化し、得られた暗号化制御データを上記コン
    トロール領域におけるデータ記録領域に記録することを
    特徴とする請求項30記載のデータ記録再生装置。
  39. 【請求項39】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるユーザ領域用ランダムデー
    タ発生手段と、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行うユーザ領域用暗号化及び
    /又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体情報を再生して取り出して、上記コン
    トロール領域用鍵情報生成手段により上記記録媒体鍵情
    報を生成し、上記ユーザ領域用ランダムデータ発生手段
    によりランダムデータを発生し、このランダムデータを
    上記ディスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロ
    ック識別情報として上記ディスク状記録媒体のユーザ領
    域における上記所定領域に記録し、上記ユーザ領域用鍵
    情報生成手段によって、上記記録媒体鍵情報と、上記ブ
    ロック識別情報と、上記ディスク状記録媒体に対するユ
    ーザデータの記録時における上記ディスク状記録媒体に
    関する情報である記録時情報の全部又は一部の情報であ
    るブロック情報とを用いてブロック鍵情報を生成し、上
    記ブロック鍵情報を、上記ブロック情報として上記ユー
    ザ領域における上記付加情報記録領域に記録し、上記ユ
    ーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記ブロ
    ック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化し、得ら
    れた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域における上記
    データ記録領域に記録することを特徴とする請求項38
    記載のデータ記録再生装置。
  40. 【請求項40】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されているユーザデータの再生時に、上記
    記録媒体情報を再生して取り出して、上記コントロール
    領域用鍵情報生成手段により上記記録媒体鍵情報を生成
    し、上記ユーザ領域を再生して上記ブロック識別情報と
    上記ブロック情報とを取り出して、上記ユーザ領域用鍵
    情報生成手段により上記記録媒体鍵情報と上記ブロック
    識別情報と上記ブロック情報とを用いて上記ブロック鍵
    情報を生成し、上記ユーザ領域用暗号化及び/又は復号
    化手段により上記暗号化ユーザデータを上記ブロック鍵
    情報を用いて復号化し、得られた上記ユーザデータを出
    力することを特徴とする請求項39記載のデータ記録再
    生装置。
  41. 【請求項41】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるコントロール領域用ランダ
    ムデータ発生手段と、 鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段
    と、 暗号化及び/又は復号化を行う第1及び第2のコントロ
    ール領域用暗号化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記コントロー
    ル領域用ランダムデータ発生手段によりランダムデータ
    を発生し、このランダムデータを上記記録媒体識別情報
    として上記コントロール領域における上記所定領域に記
    録し、上記第1のコントロール領域用暗号化及び/又は
    復号化手段によって、上記記録媒体識別情報を用いて、
    上記ディスク状記録媒体の初期化時における上記ディス
    ク状記録媒体に関する情報である初期化時情報の全部又
    は一部の情報を暗号化して、記録媒体情報を生成し、上
    記記録媒体情報を上記コントロール領域における付加情
    報を記録するための付加情報記録領域に記録し、上記コ
    ントロール領域用鍵情報生成手段により上記記録媒体情
    報を記録媒体鍵情報とし、上記第2のコントロール領域
    用暗号化及び/又は復号化手段により上記記録媒体鍵情
    報を用いて制御データを暗号化し、得られた暗号化制御
    データを上記コントロール領域におけるデータ記録領域
    に記録することを特徴とする請求項30記載のデータ記
    録再生装置。
  42. 【請求項42】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるユーザ領域用ランダムデー
    タ発生手段と、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行う第1及び第2のユーザ領
    域用暗号化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体情報を再生して取り出して、上記コン
    トロール領域用鍵情報生成手段により上記記録媒体鍵情
    報を生成し、上記ユーザ領域用ランダムデータ発生手段
    によりランダムデータを発生し、このランダムデータを
    上記ディスク状記録媒体におけるブロックに固有のブロ
    ック識別情報として上記ディスク状記録媒体のユーザ領
    域における上記所定領域に記録し、上記第1のユーザ領
    域用暗号化及び/又は復号化手段によって、上記記録媒
    体鍵情報と上記ブロック識別情報とを用いて、上記ディ
    スク状記録媒体に対するユーザデータの記録時における
    上記ディスク状記録媒体に関する情報である記録時情報
    の全部又は一部の情報を暗号化して、ブロック情報を生
    成し、上記ブロック情報を上記ユーザ領域における上記
    付加情報記録領域に記録し、上記ユーザ領域用鍵情報生
    成手段により上記ブロック情報をブロック鍵情報とし、
    上記第2のユーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段に
    より上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗
    号化し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域
    における上記データ記録領域に記録することを特徴とす
    る請求項41記載のデータ記録再生装置。
  43. 【請求項43】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されているユーザデータの再生時に、上記
    記録媒体情報を再生して取り出して、上記コントロール
    領域用鍵情報生成手段により上記記録媒体鍵情報を生成
    し、上記ユーザ領域を再生して上記ブロック情報を取り
    出して、上記ユーザ領域用鍵情報生成手段により上記記
    録媒体鍵情報と上記ブロック情報とを用いて上記ブロッ
    ク鍵情報を生成し、上記第2のユーザ領域用暗号化及び
    /又は復号化手段により上記暗号化ユーザデータを上記
    ブロック鍵情報を用いて復号化し、得られた上記ユーザ
    データを出力することを特徴とする請求項42記載のデ
    ータ記録再生装置。
  44. 【請求項44】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるコントロール領域用ランダ
    ムデータ発生手段と、 鍵情報を分割するコントロール領域用鍵情報分割手段
    と、 鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段
    と、 暗号化及び/又は復号化を行う第1及び第2のコントロ
    ール領域用暗号化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記コントロー
    ル領域用ランダムデータ発生手段によりランダムデータ
    を発生し、このランダムデータを上記記録媒体識別情報
    として上記コントロール領域における上記所定領域に記
    録し、上記コントロール領域用鍵情報分割手段により上
    記ランダムデータを分割し、上記第1のコントロール領
    域用暗号化及び/又は復号化手段によって、上記ランダ
    ムデータを分割して得られた一方のランダムデータを用
    いて、上記ディスク状記録媒体の初期化時における上記
    ディスク状記録媒体に関する情報である初期化時情報の
    全部又は一部の情報を暗号化して、記録媒体情報を生成
    し、上記記録媒体情報を上記コントロール領域における
    付加情報を記録するための付加情報記録領域に記録し、
    上記コントロール領域用鍵情報生成手段により上記ラン
    ダムデータを分割して得られた他方のランダムデータと
    上記記録媒体情報とを用いて記録媒体鍵情報を生成し、
    上記第2のコントロール領域用暗号化及び/又は復号化
    手段により上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗
    号化し、得られた暗号化制御データを上記コントロール
    領域におけるデータ記録領域に記録することを特徴とす
    る請求項30記載のデータ記録再生装置。
  45. 【請求項45】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるユーザ領域用ランダムデー
    タ発生手段と、 鍵情報を分割するユーザ領域用鍵情報分割手段と、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行う第1及び第2のユーザ領
    域用暗号化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生
    して取り出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手
    段により上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域
    用ランダムデータ発生手段によりランダムデータを発生
    し、このランダムデータを上記ディスク状記録媒体にお
    けるブロックに固有のブロック識別情報として上記ディ
    スク状記録媒体のユーザ領域における上記所定領域に記
    録し、上記ユーザ領域用鍵情報分割手段により上記ラン
    ダムデータを分割し、上記第1のユーザ領域用暗号化及
    び/又は復号化手段によって、上記ランダムデータを分
    割して得られた一方のランダムデータを用いて、上記デ
    ィスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時におけ
    る上記ディスク状記録媒体に関する情報である記録時情
    報の全部又は一部の情報を暗号化して、ブロック情報を
    生成し、上記ブロック情報を上記ユーザ領域における上
    記付加情報記録領域に記録し、上記ユーザ領域用鍵情報
    生成手段により上記ランダムデータを分割して得られた
    他方のランダムデータと上記ブロック情報と上記記録媒
    体鍵情報とを用いてブロック鍵情報生成し、上記第2の
    ユーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記ブ
    ロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化し、得
    られた暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域における上
    記データ記録領域に記録することを特徴とする請求項4
    4記載のデータ記録再生装置。
  46. 【請求項46】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されているユーザデータの再生時に、上記
    記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して取り
    出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手段により
    上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域を再生し
    て上記ブロック識別情報と上記ブロック情報とを取り出
    して、上記ユーザ領域用鍵情報生成手段により上記ブロ
    ック識別情報と上記ブロック情報と上記記録媒体鍵情報
    とを用いて上記ブロック鍵情報を生成し、上記第2のユ
    ーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記暗号
    化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて復号化
    し、得られた上記ユーザデータを出力することを特徴と
    する請求項45記載のデータ記録再生装置。
  47. 【請求項47】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるコントロール領域用ランダ
    ムデータ発生手段と、 鍵情報を分割するコントロール領域用鍵情報分割手段
    と、 鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段
    と、 暗号化及び/又は復号化を行う第1、第2及び第3のコ
    ントロール領域用暗号化及び/又は復号化手段とを有
    し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記コントロー
    ル領域用ランダムデータ発生手段によりランダムデータ
    を発生し、上記第1のコントロール領域用暗号化及び/
    又は復号化手段によりこのランダムデータを物理ブロッ
    ク番号を用いて暗号化して、上記ディスク状記録媒体に
    おける各ブロック毎に固有の上記記録媒体識別情報を生
    成し、上記コントロール領域用鍵情報分割手段により上
    記ランダムデータを分割し、上記第2のコントロール領
    域用暗号化及び/又は復号化手段によって、上記ランダ
    ムデータを分割して得られた一方のランダムデータを用
    いて、上記ディスク状記録媒体の初期化時における上記
    ディスク状記録媒体に関する情報である初期化時情報の
    全部又は一部の情報を暗号化して、記録媒体情報を生成
    し、上記記録媒体情報を上記コントロール領域における
    付加情報を記録するための付加情報記録領域に記録し、
    上記コントロール領域用鍵情報生成手段により上記ラン
    ダムデータを分割して得られた他方のランダムデータと
    上記記録媒体情報とを用いて記録媒体鍵情報を生成し、
    上記第3のコントロール領域用暗号化及び/又は復号化
    手段により上記記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗
    号化し、得られた暗号化制御データを上記コントロール
    領域におけるデータ記録領域に記録することを特徴とす
    る請求項30記載のデータ記録再生装置。
  48. 【請求項48】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるユーザ領域用ランダムデー
    タ発生手段と、 鍵情報を分割するユーザ領域用鍵情報分割手段と、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行う第1、第2及び第3のユ
    ーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生
    して取り出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手
    段により上記記録媒体鍵情報を生成し、ユーザ領域用ラ
    ンダムデータ発生手段によりランダムデータを発生し、
    上記第1のユーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段に
    よりこのランダムデータを上記物理ブロック番号を用い
    て暗号化して、上記各ブロック毎に固有のブロック識別
    情報を生成し、上記ブロック識別情報を上記ディスク状
    記録媒体のユーザ領域における上記所定領域に記録し、
    上記ユーザ領域用鍵情報分割手段により上記ランダムデ
    ータを分割し、上記第2のユーザ領域用暗号化及び/又
    は復号化手段によって、上記ランダムデータを分割して
    得られた一方のランダムデータを用いて、上記ディスク
    状記録媒体に対するユーザデータの記録時における上記
    ディスク状記録媒体に関する情報である記録時情報の全
    部又は一部の情報を暗号化して、ブロック情報を生成
    し、上記ブロック情報を上記ユーザ領域における上記付
    加情報記録領域に記録し、上記ユーザ領域用鍵情報生成
    手段により上記ランダムデータを分割して得られた他方
    のランダムデータと上記ブロック情報と上記記録媒体鍵
    情報とを用いてブロック鍵情報生成し、上記第3のユー
    ザ領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記ブロッ
    ク鍵情報を用いて上記ユーザデータを暗号化し、得られ
    た暗号化ユーザデータを上記ユーザ領域における上記デ
    ータ記録領域に記録することを特徴とする請求項47記
    載のデータ記録再生装置。
  49. 【請求項49】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されているユーザデータの再生時に、上記
    記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生して取り
    出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手段により
    上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域を再生し
    て上記ブロック識別情報と上記ブロック情報とを取り出
    して、上記ユーザ領域用鍵情報生成手段により上記ブロ
    ック識別情報と上記ブロック情報と上記記録媒体鍵情報
    とを用いて上記ブロック鍵情報を生成し、上記第3のユ
    ーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記暗号
    化ユーザデータを上記ブロック鍵情報を用いて復号化
    し、得られた上記ユーザデータを出力することを特徴と
    する請求項48記載のデータ記録再生装置。
  50. 【請求項50】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されている制御データ又はユーザデータの
    再生時に、再生されたブロックからの上記記録媒体識別
    情報又は上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユー
    ザデータ又は上記記録媒体情報若しくは上記ブロック情
    報が暗号化されていることを示していた場合には、復号
    化して出力すべき旨のコマンドを受けた場合にのみ、上
    記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデータを
    復号化して出力し、復号化しないで出力すべき旨のコマ
    ンドを受けた場合には、上記暗号化制御データ若しくは
    上記暗号化ユーザデータを出力しないことを特徴とする
    請求項35記載のデータ記録再生装置。
  51. 【請求項51】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されている制御データ又はユーザデータの
    再生時に、再生されたブロックからの上記記録媒体識別
    情報又は上記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユー
    ザデータ又は上記記録媒体情報若しくは上記ブロック情
    報が暗号化されていないことを示していた場合には、復
    号化して出力すべき旨のコマンドを受けた場合には、上
    記暗号化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデータを
    出力せず、復号化しないで出力すべき旨のコマンドを受
    けた場合には、上記暗号化制御データ若しくは上記暗号
    化ユーザデータを復号化して出力することを特徴とする
    請求項50記載のデータ記録再生装置。
  52. 【請求項52】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されている制御データ又はユーザデータの
    再生時に、再生されたブロックからの上記記録媒体識別
    情報若しくは上記ブロック識別情報又は上記暗号化制御
    データ若しくは上記暗号化ユーザデータ又は上記記録媒
    体情報若しくは上記ブロック情報が暗号化されているこ
    とを示していた場合には、復号化して出力すべき旨の正
    しいコマンドを受けた場合にのみ、上記暗号化制御デー
    タ若しくは上記暗号化ユーザデータを復号化して出力
    し、復号化しないでそのまま出力すべき旨のコマンドを
    受けた場合には、上記暗号化制御データ若しくは上記暗
    号化ユーザデータを出力しないことを特徴とする請求項
    37記載のデータ記録再生装置。
  53. 【請求項53】 上記暗号化手段は、上記ディスク状記
    録媒体に記録されている制御データ又はユーザデータの
    再生時に、再生されたブロックからの上記記録媒体識別
    情報若しくは上記ブロック識別情報又は上記暗号化制御
    データ若しくは上記暗号化ユーザデータ又は上記記録媒
    体情報若しくは上記ブロック情報が暗号化されていない
    ことを示していた場合には、復号化して出力すべき旨の
    コマンドを受けた場合には、上記暗号化制御データ若し
    くは上記暗号化ユーザデータを出力せず、復号化しない
    で出力すべき旨のコマンドを受けた場合には、上記暗号
    化制御データ若しくは上記暗号化ユーザデータを復号化
    して出力することを特徴とする請求項52記載のデータ
    記録再生装置。
  54. 【請求項54】 上記データ処理手段は、上記データ処
    理を行うためにデータを一時記憶する一時記憶手段を有
    することを特徴とする請求項30記載のデータ記録再生
    装置。
  55. 【請求項55】 上記データ処理手段は、上記ディスク
    状記録媒体に対してレーザ光を照射するとともにその戻
    り光を受光する光学ピックアップ手段から出力された信
    号を電流−電圧変換して得られた信号からデータを検出
    する信号検出手段を有することを特徴とする請求項54
    記載のデータ記録再生装置。
  56. 【請求項56】 上記データ処理手段は、データの変調
    及び/又は復調を行う変復調手段と、データに対する誤
    り訂正及び/又は誤り検出を行う誤り訂正及び/又は誤
    り検出手段と、外部とのデータの入出力を行うための入
    出力手段と、データに対する暗号化及び復号化に必要と
    なる情報を保持する記憶手段と、上記変復調手段、上記
    誤り訂正及び/又は誤り検出手段、上記暗号化手段又は
    上記入出力手段と上記データ処理を行うためにデータを
    一時記憶する一時記憶手段との間で行われるデータの入
    出力を調停する調停手段とを少なくとも有することを特
    徴とする請求項30記載のデータ記録再生装置。
  57. 【請求項57】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるコントロール領域用ランダ
    ムデータ発生手段と、 鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段
    と、 暗号化及び/又は復号化を行うコントロール領域用暗号
    化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、コントロール領
    域用ランダムデータ発生手段によりランダムデータを発
    生させ、このランダムデータを上記記録媒体識別情報と
    し、この記録媒体識別情報を上記コントロール領域にお
    ける上記所定領域としての付加情報を記録するための付
    加情報記録領域に記録し、上記ディスク状記録媒体の初
    期化時における上記ディスク状記録媒体に関する情報で
    ある初期化時情報の全部又は一部の情報である記録媒体
    情報を上記コントロール領域における上記付加情報記録
    領域に記録し、上記コントロール領域用鍵情報生成手段
    により上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを用
    いて記録媒体鍵情報を生成し、上記コントロール領域用
    暗号化及び/又は復号化手段により上記記録媒体鍵情報
    を用いて制御データを暗号化し、得られた暗号化制御デ
    ータを上記コントロール領域におけるデータ記録領域に
    記録することを特徴とする請求項54記載のデータ記録
    再生装置。
  58. 【請求項58】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるコントロール領域用ランダ
    ムデータ発生手段と、 鍵情報を生成するコントロール領域用鍵情報生成手段
    と、 暗号化及び/又は復号化を行うコントロール領域用暗号
    化及び/又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時に、上記コントロー
    ル領域用ランダムデータ発生手段によりランダムデータ
    を発生させ、このランダムデータを上記記録媒体識別情
    報とし、上記コントロール領域用鍵情報生成手段によっ
    て、上記記録媒体識別情報と、上記ディスク状記録媒体
    の初期化時における上記ディスク状記録媒体に関する情
    報である初期化時情報の全部又は一部の情報である記録
    媒体情報とを用いて記録媒体鍵情報を生成し、上記コン
    トロール領域用暗号化及び/又は復号化手段により上記
    記録媒体鍵情報を用いて制御データを暗号化し、得られ
    た暗号化制御データとともに、上記記録媒体識別情報と
    上記記録媒体情報とを、上記コントロール領域における
    上記所定領域としてのデータ記録領域に記録することを
    特徴とする請求項54記載のデータ記録再生装置。
  59. 【請求項59】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるユーザ領域用ランダムデー
    タ発生手段と、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行うユーザ領域用暗号化及び
    /又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生
    して取り出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手
    段により上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域
    用ランダムデータ発生手段によりランダムデータを発生
    し、このランダムデータを上記ディスク状記録媒体にお
    けるブロックに固有のブロック識別情報とし、このブロ
    ック識別情報をユーザ領域における付加情報を記録する
    ための付加情報記録領域に記録し、上記ディスク状記録
    媒体に対するユーザデータの記録時における上記ディス
    ク状記録媒体に関する情報である記録時情報の全部又は
    一部の情報であるブロック情報を、上記ユーザ領域にお
    ける上記付加情報記録領域に記録し、上記ユーザ領域用
    鍵情報生成手段により上記記録媒体鍵情報と上記ブロッ
    ク識別情報と上記ブロック情報とを用いてブロック鍵情
    報を生成し、上記ユーザ領域用暗号化及び/又は復号化
    手段により上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデー
    タを暗号化し、得られた暗号化ユーザデータを上記ユー
    ザ領域における上記データ記録領域に記録することを特
    徴とする請求項57記載のデータ記録再生装置。
  60. 【請求項60】 上記暗号化手段は、 ランダムデータを発生させるユーザ領域用ランダムデー
    タ発生手段と、 鍵情報を生成するユーザ領域用鍵情報生成手段と、 暗号化及び/又は復号化を行うユーザ領域用暗号化及び
    /又は復号化手段とを有し、 上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの記録時
    に、上記記録媒体識別情報と上記記録媒体情報とを再生
    して取り出して、上記コントロール領域用鍵情報生成手
    段により上記記録媒体鍵情報を生成し、上記ユーザ領域
    用ランダムデータ発生手段によりランダムデータを発生
    し、このランダムデータを上記ディスク状記録媒体にお
    けるブロックに固有のブロック識別情報とし、上記ユー
    ザ領域用鍵情報生成手段によって、上記記録媒体鍵情報
    と、上記ブロック識別情報と、上記ディスク状記録媒体
    に対するユーザデータの記録時における上記ディスク状
    記録媒体に関する情報である記録時情報の全部又は一部
    の情報であるブロック情報とを用いてブロック鍵情報を
    生成し、上記ユーザ領域用暗号化及び/又は復号化手段
    により上記ブロック鍵情報を用いて上記ユーザデータを
    暗号化し、得られた暗号化ユーザデータとともに、上記
    ブロック識別情報と上記ブロック情報とを上記ユーザ領
    域における上記データ記録領域に記録することを特徴と
    する請求項58記載のデータ記録再生装置。
  61. 【請求項61】 上記暗号化手段は、情報を記憶する記
    憶手段を有し、 上記ディスク状記録媒体の初期化時における上記ディス
    ク状記録媒体に関する情報である初期化時情報の全部又
    は一部の情報である記録媒体情報及び/又は上記ディス
    ク状記録媒体に対するユーザデータの記録時における上
    記ディスク状記録媒体に関する情報である記録時情報の
    全部又は一部の情報であるブロック情報を上記記憶手段
    に予め記憶していることを特徴とする請求項30記載の
    データ記録再生装置。
  62. 【請求項62】 上記ディスク状記録媒体の初期化時に
    おける上記ディスク状記録媒体に関する情報である初期
    化時情報の全部又は一部の情報である記録媒体情報及び
    /又は上記ディスク状記録媒体に対するユーザデータの
    記録時における上記ディスク状記録媒体に関する情報で
    ある記録時情報の全部又は一部の情報であるブロック情
    報を上記一時記憶手段に予め記憶していることを特徴と
    する請求項54記載のデータ記録再生装置。
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