JPH11248971A - 光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

光モジュールおよびその製造方法

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JPH11248971A
JPH11248971A JP5163198A JP5163198A JPH11248971A JP H11248971 A JPH11248971 A JP H11248971A JP 5163198 A JP5163198 A JP 5163198A JP 5163198 A JP5163198 A JP 5163198A JP H11248971 A JPH11248971 A JP H11248971A
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JP
Japan
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case
resin
optical fiber
support plate
leads
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Application number
JP5163198A
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English (en)
Inventor
Yasushi Takizawa
泰 滝沢
正一 ▲高▼橋
Shoichi Takahashi
Hiroshi Naka
弘 仲
Yasuhisa Senba
靖久 仙庭
Norihiro Yazaki
憲弘 矢崎
Hideo Taguchi
英夫 田口
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光モジュールを構成するリード付き樹脂ケー
スのクラック防止。 【解決手段】 周壁を有するケースと、前記ケースの一
端側に設けられる光ファイバをガイドする光ファイバガ
イド部と、前記ケースの周壁を貫通してケース内外に亘
って延在する複数のリードと、前記所定のリードに連な
るとともに前記ケースの内底上に位置しかつ上面に部品
(シリコンプラットフォーム)を固定する支持板とから
なり、前記ケースおよび前記光ファイバガイド部は樹脂
モールドによって一体的に形成されてなるリード付き樹
脂ケースと、前記リード付き樹脂ケースを塞ぐように取
り付けられる蓋とを有する光モジュールであって、前記
支持板の下面中央部分が前記リード付き樹脂ケースの形
成の際の樹脂注入部になっている。シリコンプラットフ
ォームには半導体レーザ素子と光ファイバが固定されて
いる。光ファイバは溝に案内されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光モジュールおよび
その製造方法に関し、特に、パッケージがリード付き樹
脂ケースと、このリード付き樹脂ケースに取り付けられ
る蓋とによって構成される光モジュールの製造技術に適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ伝送システムに使用される送
受信用の光モジュールは高性能かつ低廉なものが要請さ
れている。
【0003】光モジュールの一つとして、表面に半導体
レーザ素子(半導体レーザチップ)を固定する光素子搭
載部や、前記光素子搭載部に向かって形成されたV字状
断面のガイド溝を有するシリコンからなる基板(実装基
板:シリコンプラットフォーム)を利用して組立を行う
パッシブアライメント形光モジュールが知られている。
【0004】この光モジュールは、基板の光素子搭載部
に半導体レーザ素子(光半導体素子)を固定するととも
に、前記ガイド溝に光ファイバを挿入し、光ファイバと
半導体レーザ素子との光軸合わせを行うことなく(パッ
シブアライメント)光結合を行う構成になっている。
【0005】光ファイバはV字状断面のガイド溝に挿入
されるだけで光軸が決まるため、光ファイバを光軸方向
に移動調整して最も光の取り込み量の高い位置部分で基
板に固定される。
【0006】また、前記半導体レーザ素子等はリード付
き樹脂ケースと、この樹脂ケースに取り付けられる蓋
(キャップ)によって構成されるパッケージ内に封止さ
れる構造になっている。また、前記樹脂ケースおよびキ
ャップには、前記光ファイバを案内する光ファイバガイ
ド部分が設けられている。
【0007】この種の光モジュールについては、たとえ
ば、オプトロニクス社発行「オプトロニクス」1996年7
月号、P133〜P138に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本出願人においても、
光ファイバガイド部分が細い構造のリード付き樹脂ケー
スを有する光モジュールを開発している。
【0009】図13および図14は、本出願人において
採用しているリード付き樹脂ケースに係わる図である。
図13は樹脂ケースを成形(樹脂モールド)で形成する
状態を示す模式的断面図であり、図14は樹脂モールド
時の樹脂の流れ状態を示す模式的平面図である。
【0010】本発明者による検討によれば、前記リード
付き樹脂ケースの樹脂モールドによる形成時、樹脂を注
入するゲートの位置や樹脂の種類によっては、クラック
が発生し易いウエルドラインが発生することがわかっ
た。
【0011】すなわち、リード付き樹脂ケースの製造に
おいて、モールド金型1の下型2と上型3との間にリー
ドフレーム4を型締めした後、モールド金型1によって
形成されたキャビティ5にゲート6から溶けた樹脂7を
注入し、かつ溶けた樹脂7を硬化させて、ケース10と
このケース10に連なる光ファイバガイド部11からな
るリード付き樹脂ケース12を形成する。
【0012】リードフレーム4は、実装基板を固定する
ための支持板15や、この支持板15の周囲に先端(内
端)を位置させる細長の複数のリード16等を有する。
なお、図13および図14において、リードフレーム4
は一部が模式的に示されている。図14ではリード16
間を接続するダムや枠部分は省略してある。
【0013】前記各リード16の途中部分はリード付き
樹脂ケース12のケース10を形成する樹脂7で被われ
ている。
【0014】前記支持板15はその上にシリコンプラッ
トフォーム等の実装基板が固定されることから、実装基
板が固定される搭載面17はリード付き樹脂ケース12
の内側に露出するように樹脂モールドが行われる。
【0015】この際、溶けた樹脂7が前記搭載面17と
上型3との間に回り込まないように、図13に示すよう
に、下型2に設けられた加圧ピン20で前記支持板15
を上型3に弾力的に押し付けながら樹脂モールドが行わ
れる。
【0016】溶けた樹脂7は前記支持板15の下面側と
その周囲全周部分に充填され、リード付き樹脂ケース1
2が成形されることになる。
【0017】一方、前記モールド金型1によって形成さ
れるキャビティ5に溶けた樹脂7を注入するゲート6
を、図13および図14に示すように、光ファイバガイ
ドを形成するキャビティ5の端部分(図中右端部分)に
配置した場合、矢印に示すように溶けた樹脂7が流れ、
溶けた樹脂7は最終的にキャビティ5の中央線に沿う部
分で衝突し合う。
【0018】この樹脂の最終的に衝突し合う部分は、液
晶ポリマ等配向性が高い樹脂の場合、化学的機械的強度
が低いウエルドライン21になることが判明した。
【0019】すなわち、樹脂モールド時に発生するウエ
ルドラインは、異なった方向から流れてきた樹脂がぶつ
かった部分に発生し、相互の化学的結合や機械的結合は
しない部分であり、ぶつかった部分でお互いに接触して
いるだけである。この結果、ウエルドラインはラインに
直交する方向に沿う引っ張り強度が小さい。
【0020】したがって、樹脂モールド後、樹脂ケース
12の両側から突出するリード16を成形する際、リー
ド16には樹脂ケース12から引き抜かれるような力が
加わるため、樹脂7に引っ張り応力が働き、接触してい
るウエルドライン21は離されて隙間ができ、外観上ク
ラックになる。
【0021】クラックの発生は外観不良として処理され
ることから、製造歩留りが低下し、製造コストが高くな
る。
【0022】本発明の目的は、リード付き樹脂ケースの
強度が高い光モジュールおよびその製造方法を提供する
ことにある。本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)周壁を有するケースと、前記ケースの一端側に設
けられる光ファイバをガイドする光ファイバガイド部
と、前記ケースの周壁を貫通してケース内外に亘って延
在する複数のリードと、前記所定のリードに連なるとと
もに前記ケースの内底上に位置しかつ上面に部品を固定
する支持板とからなり、前記ケースおよび前記光ファイ
バガイド部は樹脂モールドによって一体的に形成されて
なるリード付き樹脂ケースと、前記リード付き樹脂ケー
スを塞ぐように取り付けられる蓋とを有する光モジュー
ルであって、前記支持板の下面部分(下面中央部分)が
前記リード付き樹脂ケースの形成の際の樹脂注入部にな
っている。前記支持板上には、光素子(半導体レーザ素
子)を固定する光素子搭載部と前記光素子搭載部に向か
って延在する前記光ファイバを案内するガイド溝を有す
る基板が固定され、前記光素子搭載部には光素子が搭載
され、前記ガイド溝には光ファイバが固定され、前記光
素子と光ファイは光学的に結合されている。
【0024】このような光モジュールは以下の製造方法
によって製造される。支持板および複数のリードやダム
を有するリードフレームを少なくとも前記支持板をモー
ルド金型の上型に下型の加圧ピンで弾力的に加圧しなが
ら型締めした後、前記モールド金型によって形成された
キャビティ内にゲートから溶けた樹脂を注入して、周壁
を有するケースと、前記ケースの一端側に設けられる光
ファイバをガイドする光ファイバガイド部と、前記リー
ドフレームによって形成されかつ前記ケースの周壁を貫
通してケース内外に亘って延在する複数のリードと、前
記所定のリードに連なるとともに前記ケースの内底上に
位置しかつ上面に部品を固定する支持板とからなるリー
ド付き樹脂ケースを形成する光モジュールの製造方法で
あって、前記支持板の下面中央部分に前記ゲートを設け
て樹脂モールドを行って前記リード付き樹脂ケースを製
造する。前記支持板上に、光素子(半導体レーザ素子)
を固定する光素子搭載部と前記光素子搭載部に向かって
延在する前記光ファイバを案内するガイド溝を有する基
板を固定した後、前記光素子搭載部に光素子を搭載する
とともに、前記光素子と光ファイを光学的に結合するよ
うにして前記ガイド溝に光ファイバを固定する。
【0025】(2)周壁を有するケースと、前記ケース
の一端側に設けられる光ファイバをガイドする光ファイ
バガイド部と、前記ケースの周壁を貫通してケース内外
に亘って延在する複数のリードと、前記所定のリードに
連なるとともに前記ケースの内底上に位置しかつ上面に
部品を固定する支持板とからなり、前記ケースおよび前
記光ファイバガイド部は樹脂モールドによって一体的に
形成されてなるリード付き樹脂ケースと、前記リード付
き樹脂ケースを塞ぐように取り付けられる蓋とを有する
光モジュールであって、前記支持板の下面には前記リー
ド付き樹脂ケースの形成の際の樹脂の流れ方向を規制す
る樹脂流れ規制突部が設けられている。前記支持板上に
は、光素子(半導体レーザ素子)を固定する光素子搭載
部と前記光素子搭載部に向かって延在する前記光ファイ
バを案内するガイド溝を有する基板が固定され、前記光
素子搭載部には光素子が搭載され、前記ガイド溝には光
ファイバが固定され、前記光素子と光ファイは光学的に
結合されている。
【0026】このような光モジュールは以下の製造方法
によって製造される。支持板および複数のリードやダム
を有するリードフレームを少なくとも前記支持板をモー
ルド金型の上型に下型の加圧ピンで弾力的に加圧しなが
ら型締めした後、前記モールド金型によって形成された
キャビティ内にゲートから溶けた樹脂を注入して、周壁
を有するケースと、前記ケースの一端側に設けられる光
ファイバをガイドする光ファイバガイド部と、前記リー
ドフレームによって形成されかつ前記ケースの周壁を貫
通してケース内外に亘って延在する複数のリードと、前
記所定のリードに連なるとともに前記ケースの内底上に
位置しかつ上面に部品を固定する支持板とからなるリー
ド付き樹脂ケースを形成する光モジュールの製造方法で
あって、前記リードフレームの支持板の下面に前記リー
ド付き樹脂ケースの形成の際の樹脂の流れ方向を規制す
る樹脂流れ規制突部をあらかじめ設けておき、その後樹
脂モールドを行って前記リード付き樹脂ケースを製造す
る。この際樹脂モールド時のゲート位置を支持板の下面
中央部分に位置させておく。また、前記支持板上に、光
素子(半導体レーザ素子)を固定する光素子搭載部と前
記光素子搭載部に向かって延在する前記光ファイバを案
内するガイド溝を有する基板を固定した後、前記光素子
搭載部に光素子を搭載するとともに、前記光素子と光フ
ァイを光学的に結合するようにして前記ガイド溝に光フ
ァイバを固定する。
【0027】(3)周壁を有するケースと、前記ケース
の一端側に設けられる光ファイバをガイドする光ファイ
バガイド部と、前記ケースの周壁を貫通してケース内外
に亘って延在する複数のリードと、前記所定のリードに
連なるとともに前記ケースの内底上に位置しかつ上面に
部品を固定する支持板とからなり、前記ケースおよび前
記光ファイバガイド部は樹脂モールドによって一体的に
形成されてなるリード付き樹脂ケースと、前記リード付
き樹脂ケースを塞ぐように取り付けられる蓋とを有する
光モジュールであって、前記支持板の下面の中央部分が
前記ケースを構成する樹脂が設けられない樹脂不在領域
になっている。前記支持板上には、光素子(半導体レー
ザ素子)を固定する光素子搭載部と前記光素子搭載部に
向かって延在する前記光ファイバを案内するガイド溝を
有する基板が固定され、前記光素子搭載部には光素子が
搭載され、前記ガイド溝には光ファイバが固定され、前
記光素子と光ファイバは光学的に結合されている。
【0028】このような光モジュールは以下の製造方法
によって製造される。支持板および複数のリードやダム
を有するリードフレームを少なくとも前記支持板をモー
ルド金型の上型に下型の加圧ピンで弾力的に加圧しなが
ら型締めした後、前記モールド金型によって形成された
キャビティ内にゲートから溶けた樹脂を注入して、周壁
を有するケースと、前記ケースの一端側に設けられる光
ファイバをガイドする光ファイバガイド部と、前記リー
ドフレームによって形成されかつ前記ケースの周壁を貫
通してケース内外に亘って延在する複数のリードと、前
記所定のリードに連なるとともに前記ケースの内底上に
位置しかつ上面に部品を固定する支持板とからなるリー
ド付き樹脂ケースを形成する光モジュールの製造方法で
あって、前記加圧ピンを前記支持板の下面の中央部分に
位置させるとともに、前記支持板の長手方向に沿って延
在する形状にしておき、その後の樹脂モールドによっ
て、前記支持板の下面の中央部分が前記ケースを構成す
る樹脂が設けられない樹脂不在領域になるように前記リ
ード付き樹脂ケースを製造する。前記支持板上に、光素
子(半導体レーザ素子)を固定する光素子搭載部と前記
光素子搭載部に向かって延在する前記光ファイバを案内
するガイド溝を有する基板を固定した後、前記光素子搭
載部に光素子を搭載するとともに、前記光素子と光ファ
イバを光学的に結合するようにして前記ガイド溝に光フ
ァイバを固定する。
【0029】前記(1)の手段によれば、ケースの一端
側に光ファイバガイド部を有するとともに、ケースの周
壁を貫通する複数のリードを有し、かつ前記所定のリー
ドに連なるとともに前記ケースの内底上に位置する支持
板とを有したリード付き樹脂ケースの製造において、前
記支持板の下面中央部分から樹脂注入を行うことから、
前記支持板の下面中央部分に樹脂モールド時の樹脂の衝
突によるウエルドラインが発生しなくなり、ウエルドラ
インに起因するクラックの発生がなくなる。この結果、
リード付き樹脂ケースの製造歩留りの向上が図れる。こ
れにより、光モジュールの製造コストの低減が達成でき
る。
【0030】前記(2)の手段によれば、ケースの一端
側に光ファイバガイド部を有するとともに、ケースの周
壁を貫通する複数のリードを有し、かつ前記所定のリー
ドに連なるとともに前記ケースの内底上に位置する支持
板とを有したリード付き樹脂ケースの製造において、前
記支持板の下面に樹脂モールドの際の樹脂の流れ方向を
規制する樹脂流れ規制突部をあらかじめ設けておき、そ
の後樹脂モールドを行って前記リード付き樹脂ケースを
製造することから、前記支持板の下面中央部分に樹脂モ
ールド時の樹脂の衝突によるウエルドラインが発生しな
くなり、ウエルドラインに起因するクラックの発生がな
くなる。この結果、リード付き樹脂ケースの製造歩留り
の向上が図れる。これにより、光モジュールの製造コス
トの低減が達成できる。
【0031】前記(3)の手段によれば、ケースの一端
側に光ファイバガイド部を有するとともに、ケースの周
壁を貫通する複数のリードを有し、かつ前記所定のリー
ドに連なるとともに前記ケースの内底上に位置する支持
板とを有したリード付き樹脂ケースの製造において、前
記支持板をモールド金型の上型に下型の加圧ピンで弾力
的に加圧しながら型締めした状態で樹脂モールドを行う
際、前記加圧ピンを前記支持板の下面の中央部分に位置
させるとともに、前記支持板の長手方向に沿って延在す
る形状にしておくことによって、前記支持板の下面の中
央部分にケースを構成する樹脂が設けられない樹脂不在
領域が形成できるため、ウエルドラインの発生がなく、
ウエルドラインに起因するクラックの発生がなくなる。
これによってリード付き樹脂ケースの製造歩留りの向上
が図れ、光モジュールの製造コストの低減が達成でき
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0033】(実施形態1)図1乃至図8は本発明の一
実施形態(実施形態1)である光モジュールおよびその
製造方法に係わる図である。
【0034】本実施形態1の光モジュール30は外観的
には、図3および図4に示すように、パッケージ31
と、前記パッケージ31の一端側の光ファイバガイド3
2から突出する光ファイバケーブル33と、前記パッケ
ージ31の両側から突出する複数のリード16とを有す
る構造になっている。また、前記リード16はデュアル
インライン型になっている。
【0035】パッケージ31は、パッケージ本体35
と、このパッケージ本体35に重ねられて取り付けられ
る蓋36とで構成されている。前記パッケージ本体35
および蓋36は、いずれも絶縁性の樹脂(プラスチッ
ク)で形成されている。
【0036】樹脂としては、機械的強度を高めるために
樹脂の配向性が高い液晶ポリマ等で形成されている。
【0037】パッケージ本体35は、矩形状のケース1
0と、このケース10の一端側に連なるケース10より
も幅が狭い光ファイバガイド部11とからなっている。
ケース10と光ファイバガイド部11は、後述するよう
にトランスファモールド等の樹脂モールドによって一体
的に形成されている。
【0038】前記蓋36は、前記ケース10に重なるケ
ース蓋部37と、前記光ファイバガイド部11に重なる
光ファイバガイド蓋部38とからなっている。前記ケー
ス蓋部37および光ファイバガイド蓋部38もトランス
ファモールド等の樹脂モールドによって一体的に形成さ
れている。
【0039】前記ケース10は、その周縁に沿って周壁
39を有し、上部中央が窪んだ箱型構造になっている。
この窪んだ部分に基板(実装基板)が配置され、かつ前
記基板に半導体レーザ素子等の光素子や光ファイバが固
定される。
【0040】また、前記リード16は、前記ケース10
の両側の周壁39を貫通してケース内外に亘って延在し
ている。前記周壁39の内側に突出したリード16の先
端部分は、ケース10を構成する樹脂7と共にケース1
0の内底面を形成するようになっている。したがって、
各リード16の内端の上面はケース10内に露出するこ
とになる。
【0041】また、図1に示すように、ケース10の内
底の中央部分には、ケース10の長手方向に沿って幅広
の支持板15が延在している。この支持板15は所定の
リード16に連なっている。
【0042】前記支持板15はその上にシリコンプラッ
トフォーム等の実装基板が固定されることから、実装基
板が固定される搭載面17は、図1に示すように、ケー
ス10の内側(内底面側)に露出するようになってい
る。
【0043】後述するが、リード16および支持板15
は、一枚のリードフレームから形成される。すなわち、
ケース10および光ファイバガイド部11を形成する樹
脂モールド時、モールド金型にリードフレームを型締め
してモールドを行う結果、ケース10にリード16を組
み込むことができる。
【0044】ここで、リード16がインサートされたケ
ース10および光ファイバガイド部11、すなわちリー
ド16付きパッケージ本体35をリード付き樹脂ケース
12と呼称する。
【0045】リード付き樹脂ケース12のケース10の
底面中央部分、すなわち、支持板15の下面中央部分に
は樹脂モールド時の樹脂注入部の痕跡、すなわち樹脂モ
ールド時ゲートで硬化した樹脂を破断させた破断面が位
置している。
【0046】また、前記パッケージ本体35の上面には
前記蓋36が嵌まるような突条の嵌合部41が設けられ
ている。この嵌合部41は光ファイバガイド部11の先
端では不連続となって開口し、光ファイバケーブル33
の案内に支障のない構造になっている。
【0047】前記光ファイバガイド部11で案内される
光ファイバケーブル33の先端(内端)部分は、図4乃
至図6に示すように、その外装となるファイバジャケッ
トが剥がされ、コアとクラッドとからなる光ファイバ4
2を露出させている。
【0048】光ファイバガイド部11および光ファイバ
ガイド蓋部38において、図5および図6に示すよう
に、光ファイバケーブル33および光ファイバ42を案
内する部分は太い溝43aまたは細い溝43bとなって
いる。この太い溝43aおよび細い溝43bには接着剤
44が充填されて、太い溝43aおよび細い溝43bに
光ファイバケーブル33および光ファイバ42を密着固
定するようになっている。
【0049】また、図示はしないが、光ファイバガイド
部11と光ファイバガイド部11から突出する光ファイ
バケーブル33部分は、筒状の保護管で固定されてい
る。この保護管は熱収縮チューブで形成され、前記光フ
ァイバガイド部11に取り付けた後、熱を加えて収縮さ
せ、光ファイバケーブル33を光ファイバガイド部11
に固定する。
【0050】なお、前記光ファイバケーブル33は光フ
ァイバガイド部11の部分で接合材等を使用して固定す
るようにしてもよい。
【0051】一方、前記ケース10の内底部分の支持板
15上には、基板(実装基板)45が、図示しない接合
材を介して固定されている。前記基板45は、たとえば
シリコン基板からなっている。この基板45は、一般的
にシリコンプラットフォーム45と呼称されている。
【0052】前記シリコンプラットフォーム45は、図
7に示すように、長方形となるとともに、その上面の中
心線に沿って光ファイバ42の先端部分,半導体レーザ
素子(LD)46,受光素子(PD)47が順次固定さ
れている。
【0053】光素子である半導体レーザ素子46および
受光素子47は、光素子搭載部の周囲にそれぞれ設けら
れた図示しないアライメントマークと、半導体レーザ素
子46および受光素子47に設けられた同一パターンの
アライメントマークの検出によって位置決めされてシリ
コンプラットフォーム45に固定されている。
【0054】光ファイバ42は、図7に示すようにV字
状断面のガイド溝50に案内挿入され、図4,図5に示
すように固定樹脂51によってシリコンプラットフォー
ム45に固定されている。
【0055】前記ガイド溝50はシリコンプラットフォ
ーム45の一端側から前記半導体レーザ素子46を固定
する光素子搭載部の近傍に向かって一端が臨むように形
成されている。
【0056】本実施形態1の光モジュール30は、その
製造において半導体レーザ素子46と光ファイバ42の
光結合はパッシブアライメント法によって行われる。
【0057】前記半導体レーザ素子46の前方端から出
射されたレーザ光は光ファイバ42の先端に取り込まれ
る。また、半導体レーザ素子46の後方端から出射され
たレーザ光は受光素子47で受光され、光出力のモニタ
ーがなされる。
【0058】半導体レーザ素子46および受光素子47
の周囲のシリコンプラットフォーム上面には、図7に示
すように、ボンディングパッド52が設けられている。
【0059】これらボンディングパッド52において、
一部のボンディングパッド52は、シリコンプラットフ
ォーム45の表面に設けられた配線を介して半導体レー
ザ素子46の光素子搭載部または受光素子47の光素子
搭載部に接続され、半導体レーザ素子46や受光素子4
7の下部電極と電気的に接続されている。また、半導体
レーザ素子46および受光素子47の上部電極と一部の
ボンディングパッド52は導電性のワイヤ53によって
電気的に接続されている。
【0060】前記光ファイバ42の先端部分および半導
体レーザ素子46ならびに受光素子47は、図4,図5
に示すように、コーティング樹脂54によって被覆され
ている。
【0061】また、前記ケース10内に突出するリード
16の内端と、所定のボンディングパッド52は導電性
のワイヤ55で接続されている。
【0062】また、ケース10の内部の支持板15,シ
リコンプラットフォーム45,光ファイバ42の内端部
分,固定樹脂51およびコーティング樹脂54は、ゲル
状のシリコーン樹脂56で被われて保護されている。
【0063】つぎに、本実施形態1の光モジュールの製
造方法について説明する。最初に各部品(部材)が用意
される。リード付き樹脂ケース12は以下の方法で製造
する。リード付き樹脂ケース12の製造においては、図
8に示すようなリードフレーム4が使用される。
【0064】リードフレーム4は、熱伝導性の良好な薄
い金属板をパターニングすることによって形成される。
たとえば、特に限定はされないが、厚さ0.25mmの
厚さのSn−Ni−Cuからなる合金板となっている。
【0065】リードフレーム4は、図8に示すように、
相互に平行に延在する一対の外枠61と、これら外枠6
1に直交する相互に平行に延在する一対の内枠62から
なる枠構造のリードフレーム枠60を有している。
【0066】前記一対の内枠62の内側からは所定間隔
に複数本のリード16が前記外枠61に平行に延在して
いる。
【0067】また、前記リードフレーム枠60の中央の
上半分程度の部分は、前記ケース10を形成するケース
形成領域となり、下側は前記光ファイバガイド部11を
形成する光ファイバガイド部形成領域となっている。
【0068】前記ケース形成領域には、図8で上下に亘
って細長く延在する支持板15が設けられている。この
支持板15は、前記複数のリード16のうちの1本の支
持板15の内端に連なっている。本実施形態1では、リ
ード16は左右4本づつ対称に配置され、図8に示すよ
うに、右側の上から3本目のリード16が支持板15を
支持する構造になっている。このリード16はケースグ
ランドになる。
【0069】また、各リード16は内枠62に平行に延
在する細いダム63によって支持されている。前記光フ
ァイバガイド部形成領域においては、光ファイバガイド
部11の幅がケース10よりも狭いため、前記光ファイ
バガイド部形成領域のダム63部分は内側に張り出し、
幅広ダム63aを形成している。
【0070】これらダム63,幅広ダム63aおよび外
枠61の中央部は、樹脂モールド時(トランスファモー
ルド時)に樹脂の流出する防止するダムとして作用す
る。
【0071】前記支持板15に連ならない他のリード1
6の内端は、前記支持板15の周囲に近接配置されてい
る。
【0072】なお、前記リード16の内端部分には、樹
脂が上下から入り込む孔64が設けられるとともに、リ
ード16がケース(樹脂)から抜け出ないように左右に
張り出すようなパターンになっている。
【0073】また、外枠61にはリードフレーム4の位
置決め時や搬送時に利用するガイド孔65,66が設け
られている。
【0074】リード付き樹脂ケース12を製造する場
合、図2に示すように、前記リードフレーム4をモール
ド金型1の下型2と上型3との間に型締めし、その後前
記モールド金型1によって形成されたキャビティ5にゲ
ート6から溶けた樹脂7を注入し、かつ溶けた樹脂7を
硬化させて、ケース10とこのケース10に連なる光フ
ァイバガイド部11からなるリード付き樹脂ケース12
を形成する。
【0075】このトランスファモールドにおいて、リー
ドフレーム4の支持板15は、下型2に設けられた加圧
ピン20によって上型3に弾力的に押し付けられる。こ
れにより、溶けた樹脂7が支持板15の搭載面17側に
回り込まないようになる。
【0076】溶けた樹脂7は前記支持板15の下面側と
その周囲全周部分に充填され、リード付き樹脂ケース1
2が成形されることになる。
【0077】一方、これが本発明の特徴の一つである
が、前記モールド金型1によって形成されるキャビティ
5に溶けた樹脂7を注入するゲート6は、図1および図
2に示すように、支持板15の略中央位置に配置されて
いる。
【0078】したがって、このゲート6から注入された
樹脂7は、支持板15の下面に当たった後は、ゲート6
を中心にして矢印に示すように四方八方に流れる(便宜
上図1では矢印を樹脂7とする)。
【0079】支持板15の縁を外れて流れる樹脂7は、
支持板15の周囲の空間を埋めてケース10を形成する
ことになる。また、支持板15の周囲の空間を埋めなが
ら進む樹脂7は光ファイバガイド部を形成するキャビテ
ィ部分に流れ込み、光ファイバガイド部11を形成する
ことになる。
【0080】図2はトランスファモールド状態を示す模
式的断面図であり、図1はケース10および光ファイバ
ガイド部11が形成される状態を示す模式的平面図であ
る。また、図1ではリード16間を接続するダムや枠部
分は省略してある。
【0081】本実施形態1では、ゲート6の位置が支持
板15(ケース10)の下面中央部分に位置しているこ
とから、支持板15の下面側の樹脂部分にウエルドライ
ンが発生しなくなる。この部分には樹脂注入部の痕跡が
残ることになる。
【0082】また、支持板15を外れたケース10を形
成するためのキャビティ部分および光ファイバガイド部
11を形成するためのキャビティ部分は、各キャビティ
を埋めながら樹脂7が進む構造になっていることから、
これらの部分にもウエルドラインが発生しなくなる。
【0083】この結果、ウエルドラインに起因したクラ
ックの発生が無くなることになり、リード付き樹脂ケー
ス12の製造歩留りが向上する。
【0084】前記支持板15の下面側の樹脂7の厚さ
は、熱放散性を良好とするため、0.25mm程度と薄
くなっている。
【0085】なお、前記ゲート6の位置は、支持板15
の下面の中央部分以外でも良く、支持板15の縁に掛か
らない下面に対応する部分であれば良い。
【0086】すなわち、支持板15の縁に掛かる部分に
ゲート6が対応した場合、キャビティ5の側面で反射す
るようにしてキャビティ5の中央側に流れ出す樹脂の流
れが発生し、この樹脂の流れに勢いがある場合は一部に
ウエルドラインが発生することもある。そこで、ゲート
6の位置を支持板15の下面に対応させるようにすれば
ウエルドラインの発生を抑止できることになる。
【0087】また、ゲート6の位置が支持板15の中心
から大きく外れる場合には、ゲート6部分での樹脂流れ
方向を一方側に傾斜させて樹脂の流れ同士が支持板15
の下面で衝突しないようにしても良い。
【0088】つぎに、各リード16を連結するダム63
を切断除去するとともに、リード16の外端部分を切断
してリード16を内枠62から分離する。
【0089】また、前記リード16の切断分離と同時
に、または単独でパッケージ31の両側から突出するリ
ード16を成形してデュアルインライン型にする。
【0090】つぎに、リード付き樹脂ケース12の支持
板15の搭載面17に、シリコンプラットフォーム45
を位置決めするとともに図示しない接着剤で固定する。
【0091】つぎに、半導体レーザ素子46および受光
素子47を、シリコンプラットフォーム45に設けられ
た図示しないマークを使用してパッシブアライメント方
法で高精度にシリコンプラットフォーム45に位置決め
固定する。
【0092】つぎに、シリコンプラットフォーム45の
ボンディングパッド52と半導体レーザ素子46や受光
素子47の上部電極をワイヤ53で接続する。また、ボ
ンディングパッド52とリード16の内端をワイヤ55
で接続する。
【0093】つぎに、光ファイバ42の先端部分をガイ
ド溝50に入れ、光ファイバ42の先端位置を位置決め
した後、光ファイバ42をシリコンプラットフォーム4
5に固定樹脂51で固定する。
【0094】つぎに、前記シリコンプラットフォーム4
5上の光ファイバ42の内端部分,半導体レーザ素子4
6および受光素子47をコーティング樹脂54で被って
保護する。
【0095】つぎに、前記ケース10の内部の支持板1
5,シリコンプラットフォーム45,光ファイバ42の
内端部分,固定樹脂51およびコーティング樹脂54を
ゲル状のシリコーン樹脂56で被う。
【0096】つぎに、パッケージ本体35上に蓋36を
嵌合させるとともに、図示しない接着剤で固着する。ま
た、光ファイバガイド部11および光ファイバガイド蓋
部38によって形成される空間部分(太い溝43a,細
い溝43b)に樹脂からなる接着剤を充填するとともに
硬化処理して光ファイバ42や光ファイバケーブル33
を接着剤44で光ファイバガイド32に固着させる。
【0097】さらに、光ファイバガイド32および光フ
ァイバケーブル33部分に図示しない保護管を挿入して
光ファイバガイド32に挿入される光ファイバケーブル
33部分を保護する。この保護管は熱収縮チューブで形
成され、前記光ファイバガイド部11と光ファイバケー
ブル33に取り付けた後、熱を加えて収縮させ、光ファ
イバケーブル33を光ファイバガイド部11に固定す
る。これにより、図3に示すような光モジュール30を
製造する。
【0098】本実施形態1によれば以下の効果を奏す
る。 (1)リード付き樹脂ケース12の製造において、支持
板15の下面中央部分から樹脂注入を行うことから、前
記支持板15の下面中央部分に樹脂モールド時の樹脂の
衝突によるウエルドラインが発生しなくなり、ウエルド
ラインに起因するクラックの発生がなくリード付き樹脂
ケース12の製造歩留りの向上が図れる。これにより、
光モジュール30の製造コストの低減が達成できる。 (2)光モジュール30のリード付き樹脂ケース12に
おいては、ケース10の底部分にクラックもなく、機械
的強度が向上する。
【0099】(実施形態2)図9および図10は本発明
の他の実施形態(実施形態2)である光モジュールを構
成するリード付き樹脂ケースの製造に係わる図であり、
図9はリード付き樹脂ケースの樹脂モールド状態を示す
模式的断面図、図10はリード付き樹脂ケースの製造に
おける樹脂の流れ状態を示す模式的平面図である。
【0100】本実施形態2の光モジュールにおけるリー
ド付き樹脂ケース12は、前記実施形態1において、図
9および図10に示すようにリードフレーム4の支持板
15の下面に突出した樹脂流れ規制突部70を設け、リ
ード付き樹脂ケース12の形成の際の樹脂7の流れ方向
を規制するようにしたものである。
【0101】すなわち、モールド金型1の下型2と支持
板15との間には、樹脂7を充填するキャビティ部分が
形成され、このキャビティ部分を溶けた樹脂7が流れ
る。
【0102】本実施形態2の場合も下型2に設けられた
ゲート6は、支持板15の下面中央部分に位置する。し
たがって、このゲート6から注入された樹脂7は、支持
板15の下面に当たった後は、ゲート6を中心にして矢
印に示すように四方八方に流れる(便宜上図10では矢
印を樹脂7とする)。
【0103】また、前記樹脂流れ規制突部70を要所に
それぞれ配置することによって、図10に示すように、
樹脂7の流れる方向を制御することができる。
【0104】たとえば、ケース10を形成するキャビテ
ィ部分10aと光ファイバガイド部11を形成するキャ
ビティ部分11aは、その幅が大きく異なり、キャビテ
ィ部分10aからキャビティ部分11aに移る部分では
流路が絞られることになる。そこで、この部分の中央に
幅広の樹脂流れ規制突部70を配置して、キャビティ部
分10aの全幅域に樹脂7が回り込むようにするととも
に、幅の狭いキャビティ部分11aに乱れることなく樹
脂7を流入させるようにしている。この結果、この部分
ではウエルドラインが発生しなくなる。
【0105】また、各部でウエルドラインを発生させる
ことなく、キャビティ部分10a全域に均一に樹脂7が
流れ込むように、各位置に幅や長さが最も好ましい樹脂
流れ規制突部70を配置している。
【0106】前記樹脂流れ規制突部70は、リードフレ
ーム4の形成時、プレスで所定部分をコイニングするこ
とによって容易に形成することができる。
【0107】本実施形態2による光モジュールは、実施
形態1の光モジュール30において、支持板15の構造
と支持板15の下面の樹脂7の部分の形状が異なるだけ
であるので図示はしないが、以下の製造方法によって製
造される。なお、符号は実施形態1のものをそのまま使
用することにする。
【0108】最初に、支持板15および複数のリード1
6やダム63等を有するリードフレーム4を少なくとも
前記支持板15をモールド金型1の上型3に下型2の加
圧ピン20で弾力的に加圧しながら型締めする。
【0109】つぎに、前記モールド金型1によって形成
されたキャビティ5内にゲート6から溶けた樹脂7を注
入して、周壁39を有するケース10と、前記ケース1
0の一端側に設けられる光ファイバガイド部11と、前
記リードフレーム4によって形成されかつ前記ケース1
0の周壁39を貫通してケース内外に亘って延在する複
数のリード16と、前記所定のリード16に連なるとと
もに前記ケース10の内底上に位置しかつ上面に部品を
固定する支持板15とからなるリード付き樹脂ケース1
2を形成する。
【0110】この際、リードフレーム4の支持板15の
下面にリード付き樹脂ケースの形成の際の樹脂7の流れ
方向を規制する樹脂流れ規制突部70をあらかじめ設け
ておき、その後樹脂モールドを行って前記リード付き樹
脂ケース12を製造する。また、ゲート6の位置を支持
板15の下面中央部分に位置させておく。
【0111】つぎに、前記支持板15上に、光素子とし
ての半導体レーザ素子46を固定する光素子搭載部と前
記光素子搭載部に向かって延在する前記光ファイバ42
を案内するガイド溝50を有するシリコンプラットフォ
ーム45を固定した後、前記光素子搭載部に半導体レー
ザ素子46を搭載するとともに、前記半導体レーザ素子
46と光ファイバ42を光学的に結合するようにして前
記ガイド溝50に光ファイバ42を固定する。その後の
製造については、前記実施形態1と同様であることから
省略する。
【0112】本実施形態2によれば、リード付き樹脂ケ
ース12の製造において、リードフレーム4の支持板1
5の下面に樹脂モールドの際の樹脂の流れ方向を規制す
る突出した樹脂流れ規制突部70をあらかじめ設けてお
き、その後樹脂モールドを行って前記リード付き樹脂ケ
ースを製造することから、前記支持板の下面中央部分は
勿論のこと、樹脂モールド全域でウエルドラインが発生
しなくなり、ウエルドラインに起因するクラックが発生
しなくなる。この結果、リード付き樹脂ケース12の製
造歩留りの向上が図れ、光モジュール30の製造コスト
の低減が達成できる。
【0113】(実施形態3)図11および図12は本発
明の他の実施形態(実施形態3)である光モジュールを
構成するリード付き樹脂ケースの製造に係わる図であ
り、図11はリード付き樹脂ケースの樹脂モールド状態
を示す模式的断面図、図12はリード付き樹脂ケースの
製造における樹脂の流れ状態を示す模式的平面図であ
る。
【0114】本実施形態3では、支持板15の下面中央
部分に沿ってウエルドラインを発生させないように、樹
脂7が設けられない樹脂不在領域80(図12参照)を
支持板15の下面中央部分に形成するものである。
【0115】すなわち、図11および図12に示すよう
に、支持板15を上型3に押し付ける加圧ピン20を、
支持板15の下面中央部分に沿って長く配置するような
板構造とし、光ファイバガイド部11を形成するための
キャビティ部分11aの端(図右端)に位置させたゲー
ト6から樹脂7を注入した場合、前記加圧ピン20が邪
魔をして樹脂7は支持板15の下面中央部分に至ること
なく、加圧ピン20の両側に沿って流れるため、支持板
15の中央線での樹脂7の衝突は起きなくなり、支持板
15の下面中央部分には樹脂不在領域80が形成され
る。
【0116】本実施形態3による光モジュールは、実施
形態1の光モジュール30において、支持板15の下面
の樹脂7の部分の形状が異なるだけであるので図示はし
ないが、以下の製造方法によって製造される。なお、符
号は実施形態1のものをそのまま使用することにする。
【0117】最初に、支持板15および複数のリード1
6やダム63等を有するリードフレーム4を少なくとも
前記支持板15をモールド金型1の上型3に下型2の加
圧ピン20で弾力的に加圧しながら型締めする。
【0118】つぎに、前記モールド金型1によって形成
されたキャビティ5内にゲート6から溶けた樹脂7を注
入して、周壁39を有するケース10と、前記ケース1
0の一端側に設けられる光ファイバガイド部11と、前
記リードフレーム4によって形成されかつ前記ケース1
0の周壁39を貫通してケース内外に亘って延在する複
数のリード16と、前記所定のリード16に連なるとと
もに前記ケース10の内底上に位置しかつ上面に部品を
固定する支持板15とからなるリード付き樹脂ケース1
2を形成する。
【0119】この際、前記加圧ピン20を前記支持板1
5の下面の中央部分に位置させるとともに、前記支持板
15の長手方向に沿って延在する形状にしておき、その
後の樹脂モールドによって、前記支持板15の下面の中
央部分が前記ケース10を構成する樹脂7が設けられな
い樹脂不在領域80になるように前記リード付き樹脂ケ
ース12を製造する。
【0120】つぎに、前記支持板15上に、光素子とし
ての半導体レーザ素子46を固定する光素子搭載部と前
記光素子搭載部に向かって延在する前記光ファイバ42
を案内するガイド溝50を有するシリコンプラットフォ
ーム45を固定した後、前記光素子搭載部に半導体レー
ザ素子46を搭載するとともに、前記半導体レーザ素子
46と光ファイバ42を光学的に結合するようにして前
記ガイド溝50に光ファイバ42を固定する。その後の
製造については、前記実施形態1と同様であることから
省略する。
【0121】本実施形態3によれば、支持板15の下面
中央部分にケース10を構成する樹脂7が設けられない
樹脂不在領域80が形成できるため、ウエルドラインの
発生がなく、ウエルドラインに起因するクラックの発生
もない。これによってリード付き樹脂ケース12の製造
歩留りの向上が図れ、光モジュール30の製造コストの
低減が達成できる。
【0122】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
レーザ素子を組み込んだ光モジュール製造技術に適用し
た場合について説明したが、それに限定されるものでは
ない。
【0123】本発明は少なくとも発光光モジュール、受
光光モジュール等の光モジュールの製造技術には適用で
きる。
【0124】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)光モジュールの製造におけるリード付き樹脂ケー
スの製造において、ケースの内底面を構成する支持板の
下面中央部分から樹脂注入を行うことから、前記支持板
の下面中央部分に樹脂モールド時の樹脂の衝突によるウ
エルドラインが発生しなくなり、ウエルドラインに起因
するクラックの発生がなくリード付き樹脂ケースの製造
歩留りの向上が図れる。これにより、光モジュールの製
造コストの低減が達成できる。 (2)光モジュールのリード付き樹脂ケースにおいて
は、ケースの底部分にクラックもなく、機械的強度が向
上する。 (3)光モジュールの製造におけるリード付き樹脂ケー
スの製造において、ケースの内底面を構成する支持板の
下面に樹脂モールドの際の樹脂の流れ方向を規制する突
出した樹脂流れ規制突部をあらかじめ設けておくことか
ら、樹脂モールド時前記支持板の下面中央部分は勿論の
こと、樹脂モールド全域でウエルドラインが発生しなく
なり、ウエルドラインに起因するクラックが発生しなく
なる。この結果、リード付き樹脂ケースの製造歩留りの
向上が図れ、光モジュールの製造コストの低減が達成で
きる。 (4)光モジュールの製造におけるリード付き樹脂ケー
スの製造において、ケースの内底面を構成する支持板の
下面中央部分にケースを構成する樹脂が設けられない樹
脂不在領域を形成できるため、樹脂モールド時前記支持
板の下面中央部分は勿論のこと、樹脂モールド全域でウ
エルドラインが発生しなくなり、ウエルドラインに起因
するクラックが発生しなくなる。この結果、リード付き
樹脂ケースの製造歩留りの向上が図れ光モジュールの製
造コストの低減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である光モ
ジュールを構成するリード付き樹脂ケースの製造におけ
る樹脂の流れ状態を示す模式的平面図である。
【図2】本実施形態1の光モジュールにおけるリード付
き樹脂ケースの製造状態を示す模式的断面図である。
【図3】本実施形態1の光モジュールの外観を示す斜視
図である。
【図4】本実施形態1の光モジュールの分解斜視図であ
る。
【図5】本実施形態1の光モジュールの断面図である。
【図6】本実施形態1の光モジュールのリード付き樹脂
ケース等の一部を示す平面図である。
【図7】本実施形態1の光モジュールにおけるシリコン
プラットフォーム等を示す拡大斜視図である。
【図8】本実施形態1の光モジュールの製造に使用する
リードフレームの平面図である。
【図9】本発明の他の実施形態(実施形態2)である光
モジュールを構成するリード付き樹脂ケースの製造状態
を示す模式的断面図である。
【図10】本実施形態2の光モジュールのリード付き樹
脂ケースの製造における樹脂の流れ状態を示す模式的平
面図である。
【図11】本発明の他の実施形態(実施形態3)である
光モジュールを構成するリード付き樹脂ケースの製造状
態を示す模式的断面図である。
【図12】本実施形態3の光モジュールのリード付き樹
脂ケースの製造における樹脂の流れ状態を示す模式的平
面図である。
【図13】本出願人が採用している光モジュールを構成
するリード付き樹脂ケースの製造状態を示す模式的断面
図である。
【図14】本出願人が採用している光モジュールのリー
ド付き樹脂ケースの製造における樹脂の流れ状態を示す
模式的平面図である。
【符号の説明】
1…モールド金型、2…下型、3…上型、4…リードフ
レーム、5…キャビティ、6…ゲート、7…樹脂、10
…ケース、10a…キャビティ部分、11…光ファイバ
ガイド部、11a…キャビティ部分、12…リード付き
樹脂ケース、15…支持板、16…リード、17…搭載
面、20…加圧ピン、21…ウエルドライン、30…光
モジュール、31…パッケージ、32…光ファイバガイ
ド、33…光ファイバケーブル、35…パッケージ本
体、36…蓋、37…ケース蓋部、38…光ファイバガ
イド蓋部、39…周壁、41…嵌合部、42…光ファイ
バ、45…基板(実装基板:シリコンプラットフォー
ム)、46…半導体レーザ素子(LD)、47…受光素
子(PD)、50…ガイド溝、51…固定樹脂、52…
ボンディングパッド、53…ワイヤ、54…コーティン
グ樹脂、55…ワイヤ、56…シリコーン樹脂、60…
リードフレーム枠、61…外枠、62…内枠、63…ダ
ム、64…孔、65,66…ガイド孔、70…樹脂流れ
規制突部、80…樹脂不在領域。
フロントページの続き (72)発明者 仲 弘 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 仙庭 靖久 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 矢崎 憲弘 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 田口 英夫 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁を有するケースと、前記ケースの一
    端側に設けられる光ファイバをガイドする光ファイバガ
    イド部と、前記ケースの周壁を貫通してケース内外に亘
    って延在する複数のリードと、前記所定のリードに連な
    るとともに前記ケースの内底上に位置しかつ上面に部品
    を固定する支持板とからなり、前記ケースおよび前記光
    ファイバガイド部は樹脂モールドによって一体的に形成
    されてなるリード付き樹脂ケースと、前記リード付き樹
    脂ケースを塞ぐように取り付けられる蓋とを有する光モ
    ジュールであって、前記支持板の下面部分が前記リード
    付き樹脂ケースの形成の際の樹脂注入部になっているこ
    とを特徴とする光モジュール。
  2. 【請求項2】 周壁を有するケースと、前記ケースの一
    端側に設けられる光ファイバをガイドする光ファイバガ
    イド部と、前記ケースの周壁を貫通してケース内外に亘
    って延在する複数のリードと、前記所定のリードに連な
    るとともに前記ケースの内底上に位置しかつ上面に部品
    を固定する支持板とからなり、前記ケースおよび前記光
    ファイバガイド部は樹脂モールドによって一体的に形成
    されてなるリード付き樹脂ケースと、前記リード付き樹
    脂ケースを塞ぐように取り付けられる蓋とを有する光モ
    ジュールであって、前記支持板の下面には前記リード付
    き樹脂ケースの形成の際の樹脂の流れ方向を規制する樹
    脂流れ規制突部が設けられていることを特徴とする光モ
    ジュール。
  3. 【請求項3】 前記リード付き樹脂ケースの形成の際の
    樹脂注入部は前記支持板の下面中央部分になっているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光モジ
    ュール。
  4. 【請求項4】 周壁を有するケースと、前記ケースの一
    端側に設けられる光ファイバをガイドする光ファイバガ
    イド部と、前記ケースの周壁を貫通してケース内外に亘
    って延在する複数のリードと、前記所定のリードに連な
    るとともに前記ケースの内底上に位置しかつ上面に部品
    を固定する支持板とからなり、前記ケースおよび前記光
    ファイバガイド部は樹脂モールドによって一体的に形成
    されてなるリード付き樹脂ケースと、前記リード付き樹
    脂ケースを塞ぐように取り付けられる蓋とを有する光モ
    ジュールであって、前記支持板の下面の中央部分が前記
    ケースを構成する樹脂が設けられない樹脂不在領域にな
    っていることを特徴とする光モジュール。
  5. 【請求項5】 前記支持板上には、光素子を固定する光
    素子搭載部と前記光素子搭載部に向かって延在する前記
    光ファイバを案内するガイド溝を有する基板が固定さ
    れ、前記光素子搭載部には光素子が搭載され、前記ガイ
    ド溝には光ファイバが固定され、前記光素子と光ファイ
    は光学的に結合されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項に記載の光モジュール。
  6. 【請求項6】 前記光素子は半導体レーザ素子であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の光モジュール。
  7. 【請求項7】 支持板および複数のリードやダムを有す
    るリードフレームを少なくとも前記支持板をモールド金
    型の上型に下型の加圧ピンで弾力的に加圧しながら型締
    めした後、前記モールド金型によって形成されたキャビ
    ティ内にゲートから溶けた樹脂を注入して、周壁を有す
    るケースと、前記ケースの一端側に設けられる光ファイ
    バをガイドする光ファイバガイド部と、前記リードフレ
    ームによって形成されかつ前記ケースの周壁を貫通して
    ケース内外に亘って延在する複数のリードと、前記所定
    のリードに連なるとともに前記ケースの内底上に位置し
    かつ上面に部品を固定する支持板とからなるリード付き
    樹脂ケースを形成する光モジュールの製造方法であっ
    て、前記支持板の下面部分に前記ゲートを設けて樹脂モ
    ールドを行って前記リード付き樹脂ケースを製造するこ
    とを特徴とする光モジュールの製造方法。
  8. 【請求項8】 支持板および複数のリードやダムを有す
    るリードフレームを少なくとも前記支持板をモールド金
    型の上型に下型の加圧ピンで弾力的に加圧しながら型締
    めした後、前記モールド金型によって形成されたキャビ
    ティ内にゲートから溶けた樹脂を注入して、周壁を有す
    るケースと、前記ケースの一端側に設けられる光ファイ
    バをガイドする光ファイバガイド部と、前記リードフレ
    ームによって形成されかつ前記ケースの周壁を貫通して
    ケース内外に亘って延在する複数のリードと、前記所定
    のリードに連なるとともに前記ケースの内底上に位置し
    かつ上面に部品を固定する支持板とからなるリード付き
    樹脂ケースを形成する光モジュールの製造方法であっ
    て、前記リードフレームの支持板の下面に前記リード付
    き樹脂ケースの形成の際の樹脂の流れ方向を規制する樹
    脂流れ規制突部をあらかじめ設けておき、その後樹脂モ
    ールドを行って前記リード付き樹脂ケースを製造するこ
    とを特徴とする光モジュールの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ゲートは前記支持板の下面中央部分
    に位置させて樹脂モールドを行うことを特徴とする請求
    項7または請求項8に記載の光モジュールの製造方法。
  10. 【請求項10】 支持板および複数のリードやダムを有
    するリードフレームを少なくとも前記支持板をモールド
    金型の上型に下型の加圧ピンで弾力的に加圧しながら型
    締めした後、前記モールド金型によって形成されたキャ
    ビティ内にゲートから溶けた樹脂を注入して、周壁を有
    するケースと、前記ケースの一端側に設けられる光ファ
    イバをガイドする光ファイバガイド部と、前記リードフ
    レームによって形成されかつ前記ケースの周壁を貫通し
    てケース内外に亘って延在する複数のリードと、前記所
    定のリードに連なるとともに前記ケースの内底上に位置
    しかつ上面に部品を固定する支持板とからなるリード付
    き樹脂ケースを形成する光モジュールの製造方法であっ
    て、前記加圧ピンを前記支持板の下面の中央部分に位置
    させるとともに、前記支持板の長手方向に沿って延在す
    る形状にしておき、その後の樹脂モールドによって、前
    記支持板の下面の中央部分が前記ケースを構成する樹脂
    が設けられない樹脂不在領域になるように前記リード付
    き樹脂ケースを製造することを特徴とする光モジュール
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記支持板上に、光素子を固定する光
    素子搭載部と前記光素子搭載部に向かって延在する前記
    光ファイバを案内するガイド溝を有する基板を固定した
    後、前記光素子搭載部に光素子を搭載するとともに、前
    記光素子と光ファイバを光学的に結合するようにして前
    記ガイド溝に光ファイバを固定することを特徴とする請
    求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の光モジュ
    ールの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記基板の光素子搭載部に半導体レー
    ザ素子を搭載することを特徴とする請求項11に記載の
    光モジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008129274A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバ位置決め部品の製造方法および光ファイバ位置決め部品

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