JPH11248840A - 放射線測定器及びトレンドグラフ表示方法 - Google Patents
放射線測定器及びトレンドグラフ表示方法Info
- Publication number
- JPH11248840A JPH11248840A JP5316398A JP5316398A JPH11248840A JP H11248840 A JPH11248840 A JP H11248840A JP 5316398 A JP5316398 A JP 5316398A JP 5316398 A JP5316398 A JP 5316398A JP H11248840 A JPH11248840 A JP H11248840A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trend
- horizontal axis
- trend graph
- radiation
- displayed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放射線測定結果を表すトレンドグラフを表示
する場合において、複数の種類のトレンドグラフを同時
表示できるようにする。 【解決手段】 表示画面100内にはリアルタイムトレ
ンドグラフ102と過去トレンドグラフ104とが表示
される。また、過去トレンドグラフ104内には拡大ト
レンドグラフ106が表示される。それらのトレンドグ
ラフの縦軸は同一スケールとされており、それらのトレ
ンドグラフの横軸スケールは互いに異なっている。ただ
し、各トレンドグラフにおける連結点108,110,
112においては時間的な連続性が保たれている。した
がって、過去の推移を基準として現在の線量変化を予測
することなどが可能となる。また、過去の任意の区間に
ついて線量の変化を拡大して把握することができる。
する場合において、複数の種類のトレンドグラフを同時
表示できるようにする。 【解決手段】 表示画面100内にはリアルタイムトレ
ンドグラフ102と過去トレンドグラフ104とが表示
される。また、過去トレンドグラフ104内には拡大ト
レンドグラフ106が表示される。それらのトレンドグ
ラフの縦軸は同一スケールとされており、それらのトレ
ンドグラフの横軸スケールは互いに異なっている。ただ
し、各トレンドグラフにおける連結点108,110,
112においては時間的な連続性が保たれている。した
がって、過去の推移を基準として現在の線量変化を予測
することなどが可能となる。また、過去の任意の区間に
ついて線量の変化を拡大して把握することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線測定器及びト
レンドグラフ表示方法に関し、特に放射線の経時的な測
定結果をトレンドグラフとして表示する方式に関する。
レンドグラフ表示方法に関し、特に放射線の経時的な測
定結果をトレンドグラフとして表示する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線測定器は、複数のトレンド
グラフ表示モードを有しており、いずれかの表示モード
を選択して、所望のトレンドグラフを表示させることが
できる。ここで、トレンドグラフは、放射線の測定結果
(計数値、線量、線量率、線量等量、それらの平均値・
最大値・最小値、など)を時間軸上に表したグラフであ
る。
グラフ表示モードを有しており、いずれかの表示モード
を選択して、所望のトレンドグラフを表示させることが
できる。ここで、トレンドグラフは、放射線の測定結果
(計数値、線量、線量率、線量等量、それらの平均値・
最大値・最小値、など)を時間軸上に表したグラフであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放射線測定器では、選択された1つのトレンドグラフし
か一度に表示できなかった。従って、例えば過去の傾向
から現在の測定値の推移を予測したり、過去のグラフと
現在のグラフを対比したり、あるいは、過去の平均値の
推移を参照しながら現在の測定値を評価するといったこ
とを行うのが困難であった。なお、他の測定結果をトレ
ンドグラフとして表示する場合においても上記同様の問
題があった。
放射線測定器では、選択された1つのトレンドグラフし
か一度に表示できなかった。従って、例えば過去の傾向
から現在の測定値の推移を予測したり、過去のグラフと
現在のグラフを対比したり、あるいは、過去の平均値の
推移を参照しながら現在の測定値を評価するといったこ
とを行うのが困難であった。なお、他の測定結果をトレ
ンドグラフとして表示する場合においても上記同様の問
題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、トレンドグラフをより視覚的
に理解しやすい形態で表示することにある。
ものであり、その目的は、トレンドグラフをより視覚的
に理解しやすい形態で表示することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、放射線を検出する検出部と、縦軸が放射
線の検出結果に相当し横軸が時間軸に相当するトレンド
グラフが表示される表示部と、を有し、前記表示部に
は、縦軸スケールが共通で横軸スケールが異なる少なく
とも2つのトレンドグラフが横軸方向に並んで表示され
ることを特徴とする。
に、本発明は、放射線を検出する検出部と、縦軸が放射
線の検出結果に相当し横軸が時間軸に相当するトレンド
グラフが表示される表示部と、を有し、前記表示部に
は、縦軸スケールが共通で横軸スケールが異なる少なく
とも2つのトレンドグラフが横軸方向に並んで表示され
ることを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、複数種類のトレンドグ
ラフをそれらの縦軸を共通として横軸方向に並べて同時
表示できるので、過去の傾向を圧縮表示させながらその
延長線上として現在の推移を詳細に表示することなど多
様な表示を行える。よって、従来の表示よりも傾向分析
をより効率的かつ的確に行える利点がある。なお、横軸
及び縦軸はそれぞれグラフの一方軸及び他方軸を表す概
念である。各トレンドグラフにおいては単一の測定結果
のみを表示してもよいが、それに関連する他の測定結果
を同時に表示してもよい。例えば、測定値とともにその
平均値(平滑値)や単位時間ごとの最大値、最小値を表
示してもよい。
ラフをそれらの縦軸を共通として横軸方向に並べて同時
表示できるので、過去の傾向を圧縮表示させながらその
延長線上として現在の推移を詳細に表示することなど多
様な表示を行える。よって、従来の表示よりも傾向分析
をより効率的かつ的確に行える利点がある。なお、横軸
及び縦軸はそれぞれグラフの一方軸及び他方軸を表す概
念である。各トレンドグラフにおいては単一の測定結果
のみを表示してもよいが、それに関連する他の測定結果
を同時に表示してもよい。例えば、測定値とともにその
平均値(平滑値)や単位時間ごとの最大値、最小値を表
示してもよい。
【0007】本発明の好適な態様では、前記各トレンド
グラフは横軸方向に連結し、その各連結点において時間
的に連続する。すなわち、同一の画面内において互いに
時間的に連続するように各トレンドグラフが連結表示さ
れる。従って、各トレンドグラフ間においてラインは相
互に連続することになる。但し、横軸スケールの相違を
反映してそのライン連結点が滑らかに連結されず屈曲点
となる場合もある。
グラフは横軸方向に連結し、その各連結点において時間
的に連続する。すなわち、同一の画面内において互いに
時間的に連続するように各トレンドグラフが連結表示さ
れる。従って、各トレンドグラフ間においてラインは相
互に連続することになる。但し、横軸スケールの相違を
反映してそのライン連結点が滑らかに連結されず屈曲点
となる場合もある。
【0008】本発明の好適な態様では、前記各トレンド
グラフの連結点を横軸方向にシフトさせる手段を含む。
上記構成によれば、横軸のスケールの割り振りをユーザ
ーによって指定でき、より目的にかなった表示形態を実
現できる。その場合、連結点に相当する時間値(例えば
日時)をキーボードなどにより入力指定させてもよい
し、マウスなどのポインティングデバイスを利用して連
結点を画面上で実際にシフトさせる操作を行わせてもよ
い。
グラフの連結点を横軸方向にシフトさせる手段を含む。
上記構成によれば、横軸のスケールの割り振りをユーザ
ーによって指定でき、より目的にかなった表示形態を実
現できる。その場合、連結点に相当する時間値(例えば
日時)をキーボードなどにより入力指定させてもよい
し、マウスなどのポインティングデバイスを利用して連
結点を画面上で実際にシフトさせる操作を行わせてもよ
い。
【0009】本発明の好適な態様では、前記表示部に
は、第1の横軸スケールを有し測定結果をリアルタイム
で表すリアルタイムトレンドグラフと、それより過去の
測定結果を表すトレンドグラフであって前記第1の横軸
スケールよりも時間的に圧縮された第2の横軸スケール
を有する過去トレンドグラフと、が表示される。このよ
うな表示形態によれば、現在の動向の詳細な把握と過去
のおおまかな傾向の把握とを同時に行うことができ、ま
た過去の傾向を基準として現在の推移を評価できる。そ
れらのトレンドグラフの表示に当たっては、各グラフご
とに表示色を異ならせてもよい。また、各トレンドグラ
フ間における横軸スケールの相違をユーザーに明示する
ために、横軸に対して適当な目盛(日時表示など)を付
加するのが望ましい。
は、第1の横軸スケールを有し測定結果をリアルタイム
で表すリアルタイムトレンドグラフと、それより過去の
測定結果を表すトレンドグラフであって前記第1の横軸
スケールよりも時間的に圧縮された第2の横軸スケール
を有する過去トレンドグラフと、が表示される。このよ
うな表示形態によれば、現在の動向の詳細な把握と過去
のおおまかな傾向の把握とを同時に行うことができ、ま
た過去の傾向を基準として現在の推移を評価できる。そ
れらのトレンドグラフの表示に当たっては、各グラフご
とに表示色を異ならせてもよい。また、各トレンドグラ
フ間における横軸スケールの相違をユーザーに明示する
ために、横軸に対して適当な目盛(日時表示など)を付
加するのが望ましい。
【0010】本発明の好適な態様では、前記過去トレン
ドグラフ中の任意の期間をユーザー指定させる手段を含
み、前記指定された期間について前記第2の横軸スケー
ルよりも時間的に拡大された第3の横軸スケールを有す
る拡大トレンドグラフが表示される。この構成によれ
ば、時間的に圧縮された過去トレンドグラフの内で詳細
観察が必要となった特定期間だけ拡大表示可能である。
ドグラフ中の任意の期間をユーザー指定させる手段を含
み、前記指定された期間について前記第2の横軸スケー
ルよりも時間的に拡大された第3の横軸スケールを有す
る拡大トレンドグラフが表示される。この構成によれ
ば、時間的に圧縮された過去トレンドグラフの内で詳細
観察が必要となった特定期間だけ拡大表示可能である。
【0011】望ましくは、いずれかのトレンドグラフに
は放射線の測定結果の平均値、最大値及び最小値の内の
少なくとも1つが表される。
は放射線の測定結果の平均値、最大値及び最小値の内の
少なくとも1つが表される。
【0012】上記目的を達成するために、本発明は、縦
軸が測定結果に相当し横軸が時間軸に相当するトレンド
グラフの表示方法において、縦軸スケールが共通で横軸
スケールが異なる少なくとも2つのトレンドグラフを横
軸方向に並べて連結表示し、前記各トレンドグラフ間に
おける横軸上の連結点で時間的に連続させることを特徴
とする。
軸が測定結果に相当し横軸が時間軸に相当するトレンド
グラフの表示方法において、縦軸スケールが共通で横軸
スケールが異なる少なくとも2つのトレンドグラフを横
軸方向に並べて連結表示し、前記各トレンドグラフ間に
おける横軸上の連結点で時間的に連続させることを特徴
とする。
【0013】上記測定結果には、放射線測定結果、温度
測定結果、圧力測定結果、光量測定結果、電気量測定結
果、などの各種の変量が含まれる。特に、環境放射線サ
ーベイや個人被曝線量の監視などを目的とした放射線測
定に本発明を適用するのが望ましい。なお、本発明に係
る放射線測定器において、従来同様の表示モードと本発
明に係る表示モードとを切替可能に構成するのが望まし
い。
測定結果、圧力測定結果、光量測定結果、電気量測定結
果、などの各種の変量が含まれる。特に、環境放射線サ
ーベイや個人被曝線量の監視などを目的とした放射線測
定に本発明を適用するのが望ましい。なお、本発明に係
る放射線測定器において、従来同様の表示モードと本発
明に係る表示モードとを切替可能に構成するのが望まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0015】図1には、本発明に係る放射線測定器の好
適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を示
すブロック図である。この放射線測定器は、例えば放射
線取扱施設内における経時的な線量変化を測定するサー
ベイメータである。
適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を示
すブロック図である。この放射線測定器は、例えば放射
線取扱施設内における経時的な線量変化を測定するサー
ベイメータである。
【0016】検出器10は例えば半導体型の放射線検出
器であり、検出器10にて放射線が検出されると、検出
パルスが計測回路12に入力される。計測回路12は波
高弁別器やカウンタなどを有しており、リアルタイムで
放射線の線量、その平均値、最大値および最小値などの
各種の測定結果を演算する機能を有している。そのよう
な各種の演算結果は表示処理部14に入力されている。
器であり、検出器10にて放射線が検出されると、検出
パルスが計測回路12に入力される。計測回路12は波
高弁別器やカウンタなどを有しており、リアルタイムで
放射線の線量、その平均値、最大値および最小値などの
各種の測定結果を演算する機能を有している。そのよう
な各種の演算結果は表示処理部14に入力されている。
【0017】表示処理部14は、後述するような複数の
トレンドグラフを作成する機能を有しており、そのよう
に作成された複数のトレンドグラフは表示器16に送ら
れる。表示処理部14にはデータメモリ18が接続され
ており、そのデータメモリ18内には過去に演算された
線量、その平均値、最大値および最小値などの各種の計
測結果が格納される。表示処理部14は、そのようなデ
ータメモリ18に格納されたデータに基づき上述したト
レンドグラフの作成を行っている。
トレンドグラフを作成する機能を有しており、そのよう
に作成された複数のトレンドグラフは表示器16に送ら
れる。表示処理部14にはデータメモリ18が接続され
ており、そのデータメモリ18内には過去に演算された
線量、その平均値、最大値および最小値などの各種の計
測結果が格納される。表示処理部14は、そのようなデ
ータメモリ18に格納されたデータに基づき上述したト
レンドグラフの作成を行っている。
【0018】操作部20は、例えばキーボードなどを含
む操作パネルで構成され、この操作部20を用いてユー
ザーによってトレンドグラフの表示範囲(期間)や表示
モードなどを選択可能である。
む操作パネルで構成され、この操作部20を用いてユー
ザーによってトレンドグラフの表示範囲(期間)や表示
モードなどを選択可能である。
【0019】本実施形態における放射線測定器は複数用
意されたトレンドグラフの中から任意の位置のトレンド
グラフをユーザー選択させそれを表示する機能と、その
ような複数のトレンドグラフを互いに横軸を連結させて
表示する機能と、を有している。そのような表示モード
は操作部20においてユーザー選択可能である。
意されたトレンドグラフの中から任意の位置のトレンド
グラフをユーザー選択させそれを表示する機能と、その
ような複数のトレンドグラフを互いに横軸を連結させて
表示する機能と、を有している。そのような表示モード
は操作部20においてユーザー選択可能である。
【0020】図2には、複数のトレンドグラフを同時表
示させた場合の一例が示されている。表示画面100内
には、大別してリアルタイムトレンドグラフ102と過
去トレンドグラフ104とが表示されている。さらに、
過去トレンドグラフ104内においては一部分の区間に
ついて拡大トレンドグラフ106が表示されている。
示させた場合の一例が示されている。表示画面100内
には、大別してリアルタイムトレンドグラフ102と過
去トレンドグラフ104とが表示されている。さらに、
過去トレンドグラフ104内においては一部分の区間に
ついて拡大トレンドグラフ106が表示されている。
【0021】これらのトレンドグラフにおける縦軸(線
量等の測定結果)は互いに共通しており、すなわちそれ
らのトレンドグラフ間における縦軸スケールは一致して
いる。一方、時間軸である横軸に関しては、それらのト
レンドグラフ間における連結点108,110,112
における時間的な連続性は保たれているものの、リアル
タイムトレンドグラフ102と過去トレンドグラフ10
4における横軸スケールは互いに異なっている。ここ
で、過去トレンドグラフ104と拡大トレンドグラフ1
06のそれぞれの横軸スケールも異なっている。すなわ
ち、リアルタイムトレンドグラフ102は、現在および
現在直前の線量の推移を詳細に観察するために比較的拡
大された時間軸スケールを有しており、過去トレンドグ
ラフ104はリアルタイムトレンドグラフ102の時間
軸スケールよりも圧縮された時間軸スケールを有してい
る。すなわち、たとえば過去数日間に渡って線量変化の
動向を観察するために前記のように時間軸の圧縮が行わ
れている。ただし、特定の区間においてより詳細に線量
変化の観察を行いたいような場合は、図1、2に示され
るように一定の期間を指定してその期間について拡大ト
レンドグラフ106を表示させることができる。この場
合において、拡大トレンドグラフ106の時間軸スケー
ルは過去トレンドグラフ104の時間軸スケールよりも
拡大されている。なお、拡大トレンドグラフ106とリ
アルタイムトレンドグラフ102のそれぞれの時間軸ス
ケールを一致させてもよいが、両者が不一致であっても
構わない。例えば、その拡大や圧縮率をユーザーによっ
て任意に指定させるように構成してもよい。
量等の測定結果)は互いに共通しており、すなわちそれ
らのトレンドグラフ間における縦軸スケールは一致して
いる。一方、時間軸である横軸に関しては、それらのト
レンドグラフ間における連結点108,110,112
における時間的な連続性は保たれているものの、リアル
タイムトレンドグラフ102と過去トレンドグラフ10
4における横軸スケールは互いに異なっている。ここ
で、過去トレンドグラフ104と拡大トレンドグラフ1
06のそれぞれの横軸スケールも異なっている。すなわ
ち、リアルタイムトレンドグラフ102は、現在および
現在直前の線量の推移を詳細に観察するために比較的拡
大された時間軸スケールを有しており、過去トレンドグ
ラフ104はリアルタイムトレンドグラフ102の時間
軸スケールよりも圧縮された時間軸スケールを有してい
る。すなわち、たとえば過去数日間に渡って線量変化の
動向を観察するために前記のように時間軸の圧縮が行わ
れている。ただし、特定の区間においてより詳細に線量
変化の観察を行いたいような場合は、図1、2に示され
るように一定の期間を指定してその期間について拡大ト
レンドグラフ106を表示させることができる。この場
合において、拡大トレンドグラフ106の時間軸スケー
ルは過去トレンドグラフ104の時間軸スケールよりも
拡大されている。なお、拡大トレンドグラフ106とリ
アルタイムトレンドグラフ102のそれぞれの時間軸ス
ケールを一致させてもよいが、両者が不一致であっても
構わない。例えば、その拡大や圧縮率をユーザーによっ
て任意に指定させるように構成してもよい。
【0022】図2に示されるように、リアルタイムトレ
ンドグラフ102および拡大トレンドグラフ106にお
いてはこの実施形態において線量を表す2つのライン2
01,202が表されている。これは各時点における2
つの測定結果を表すものである。例えばこれは図1に示
した検出器10が2つ設けられ、それらが互いに異なる
位置に配置されるかあるいは異なる指向性を有している
ような場合に表示されるものである。もちろん、1つの
ラインのみが表示される場合においても複数のトレンド
グラフを同時に表示させるのが望ましい。
ンドグラフ102および拡大トレンドグラフ106にお
いてはこの実施形態において線量を表す2つのライン2
01,202が表されている。これは各時点における2
つの測定結果を表すものである。例えばこれは図1に示
した検出器10が2つ設けられ、それらが互いに異なる
位置に配置されるかあるいは異なる指向性を有している
ような場合に表示されるものである。もちろん、1つの
ラインのみが表示される場合においても複数のトレンド
グラフを同時に表示させるのが望ましい。
【0023】過去トレンドグラフ104における拡大ト
レンドグラフ106を除く部分においては、単位時間当
たりの平均値103と、単位時間当たりの最大値204
および最小値205と、が表されている。もちろん、こ
れ以外に分散などを表示するようにしてもよい。
レンドグラフ106を除く部分においては、単位時間当
たりの平均値103と、単位時間当たりの最大値204
および最小値205と、が表されている。もちろん、こ
れ以外に分散などを表示するようにしてもよい。
【0024】拡大トレンドグラフ106は必要に応じて
表示させることができ、その両端の日時すなわち連結点
110および112はユーザーによって任意に時間軸方
向にシフトさせることができる。これと同様に、リアル
タイムトレンドグラフ102と過去トレンドグラフ10
4との連結点108もユーザーによって任意に時間軸方
向にシフトさせることができる。そのようなシフト操作
は操作部20を用いて行われ、たとえばカーソルなどを
利用して連結点を時間軸方向にシフトさせてもよいし、
あるいはキーボードなどを利用して直接日時を入力する
ことにより連結点のシフトを行わせてもよい。
表示させることができ、その両端の日時すなわち連結点
110および112はユーザーによって任意に時間軸方
向にシフトさせることができる。これと同様に、リアル
タイムトレンドグラフ102と過去トレンドグラフ10
4との連結点108もユーザーによって任意に時間軸方
向にシフトさせることができる。そのようなシフト操作
は操作部20を用いて行われ、たとえばカーソルなどを
利用して連結点を時間軸方向にシフトさせてもよいし、
あるいはキーボードなどを利用して直接日時を入力する
ことにより連結点のシフトを行わせてもよい。
【0025】ユーザーの視認性をより向上するために、
各トレンドグラフ102,104,106に対して異な
る色によって着色を施す処理を行ってもよい。また、図
2に示されるように時間軸に沿って適当な目盛すなわち
日時を表す表示を行うのが望ましい。この場合、特に連
結点における日時を画面表示してもよい。
各トレンドグラフ102,104,106に対して異な
る色によって着色を施す処理を行ってもよい。また、図
2に示されるように時間軸に沿って適当な目盛すなわち
日時を表す表示を行うのが望ましい。この場合、特に連
結点における日時を画面表示してもよい。
【0026】図2に示されるように、各トレンドグラフ
間において縦軸スケールが同一とされ、かつ横軸スケー
ルを異ならせつつ時間軸方向に各グラフを並べて連結さ
せたので、有限な画面上において現在の測定結果の推移
とともに過去の長期に渡る線量の測定結果の推移などを
同時に観察することができるという利点がある。したが
って、例えば過去の動向を考慮しながら現在の推移を基
準として将来の線量変化を予測するといった判断を行う
ことが可能となる。なお、図2に示されるような表示画
面は必要に応じてプリントアウトできるようにしてもよ
い。
間において縦軸スケールが同一とされ、かつ横軸スケー
ルを異ならせつつ時間軸方向に各グラフを並べて連結さ
せたので、有限な画面上において現在の測定結果の推移
とともに過去の長期に渡る線量の測定結果の推移などを
同時に観察することができるという利点がある。したが
って、例えば過去の動向を考慮しながら現在の推移を基
準として将来の線量変化を予測するといった判断を行う
ことが可能となる。なお、図2に示されるような表示画
面は必要に応じてプリントアウトできるようにしてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トレンドグラフをより視覚的に理解しやすい形態で表示
することが可能となる。
トレンドグラフをより視覚的に理解しやすい形態で表示
することが可能となる。
【図1】 本発明に係る放射線測定器の全体構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 トレンドグラフの表示形態を示す説明図であ
る。
る。
10 検出器、12 計測回路、14 表示処理部、1
6 表示器、18 データメモリ、20 操作部、10
2 リアルタイムトレンドグラフ、104 過去トレン
ドグラフ、106 拡大トレンドグラフ。
6 表示器、18 データメモリ、20 操作部、10
2 リアルタイムトレンドグラフ、104 過去トレン
ドグラフ、106 拡大トレンドグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 敦司 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 放射線を検出する検出部と、 縦軸が放射線の検出結果に相当し横軸が時間軸に相当す
るトレンドグラフが表示される表示部と、 を有し、 前記表示部には、縦軸スケールが共通で横軸スケールが
異なる少なくとも2つのトレンドグラフが横軸方向に並
んで表示されることを特徴とする放射線測定器。 - 【請求項2】 請求項1記載の測定器において、 前記各トレンドグラフは横軸方向に連結し、その各連結
点において時間的に連続した表示が行われることを特徴
とする放射線測定器。 - 【請求項3】 請求項2記載の測定器において、 前記各トレンドグラフの連結点を横軸方向にシフトさせ
る手段を含むことを特徴とする放射線測定器。 - 【請求項4】 請求項1記載の測定器において、 前記表示部には、第1の横軸スケールを有し測定結果を
リアルタイムで表すリアルタイムトレンドグラフと、そ
れより過去の測定結果を表すトレンドグラフであって前
記第1の横軸スケールよりも時間的に圧縮された第2の
横軸スケールを有する過去トレンドグラフと、が表示さ
れることを特徴とする放射線測定器。 - 【請求項5】 請求項4記載の測定器において、 前記過去トレンドグラフ中の任意の期間をユーザー指定
させる手段を含み、 前記指定された期間について前記第2の横軸スケールよ
りも時間的に拡大された第3の横軸スケールを有する拡
大トレンドグラフが表示されることを特徴とする放射線
測定器。 - 【請求項6】 請求項1記載の測定器において、 いずれかのトレンドグラフには放射線の測定結果の平均
値、最大値及び最小値の内の少なくとも1つが表される
ことを特徴とする放射線測定器。 - 【請求項7】 縦軸が測定結果に相当し横軸が時間軸に
相当するトレンドグラフの表示方法において、 縦軸スケールが共通で横軸スケールが異なる少なくとも
2つのトレンドグラフを横軸方向に並べて連結表示し、 前記各トレンドグラフ間における横軸上の連結点で時間
的に連続した表示が行われることを特徴とするトレンド
グラフ表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316398A JPH11248840A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 放射線測定器及びトレンドグラフ表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316398A JPH11248840A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 放射線測定器及びトレンドグラフ表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11248840A true JPH11248840A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12935197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5316398A Pending JPH11248840A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 放射線測定器及びトレンドグラフ表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11248840A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005139A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び解析データ表示装置 |
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