JPH11248307A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JPH11248307A
JPH11248307A JP4698398A JP4698398A JPH11248307A JP H11248307 A JPH11248307 A JP H11248307A JP 4698398 A JP4698398 A JP 4698398A JP 4698398 A JP4698398 A JP 4698398A JP H11248307 A JPH11248307 A JP H11248307A
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JP
Japan
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ice
plate
evaporator
ice making
water
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JP4698398A
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English (en)
Inventor
Masahito Megata
雅人 目片
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷板の構造を改良し、製氷段階で細長い板
状氷を生成し、カッターグリッドでの切断時間を低減
し、異形氷を減少させることを課題とする。 【解決手段】 蒸発器11を水の流れる面を水の流れに
対して平行方向に仕切り板28を設けた製氷板16、上
下方向に蛇行させて製氷板16の水の流れない側の面に
ハンダ付けされて配設される冷却パイプ17、製氷板1
6の裏面に配設される加熱手段18(この場合、ホット
ガスパイプ)によって構成する。この作用により、製氷
板16上で細長い板状氷が生成できるため、カッターグ
リッドでの切断時間を半減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレート式製氷機に
関し、特に製氷氷の高品質化と、製氷能力向上のための
製氷部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−248745号公報には水の
流れに対して垂直方向に凸凹部を形成し、凹部に氷を形
成するような構造を有する流下式製氷機が示されてい
る。また特開平9−126607号公報には、平らな製
氷板を傾斜させ、その下部に水を流す背面プレート式製
氷機が示されている。 ここで、背面プレート式製氷機
の構造について、図5と図6を用いて説明する。
【0003】1は製氷機の本体であり、この本体1は、
外箱2と内箱3および断熱材4よりなり、この本体1内
には製氷兼貯氷室5と機械室6とに区画されている。機
械室6内には冷却サイクルを構成する圧縮機7、凝縮器
8、ファンモータ9および電磁弁10などが収容されて
いる。
【0004】また、製氷兼貯氷室5内には室内に傾斜し
て設けられ、かつ板状氷を生成する蒸発器11、この蒸
発器11に循環水を流下せしめる散水器12、循環水を
貯留する庫内タンク13、庫内タンク13内の循環水を
散水器12に循環せしめるポンプモーター14、板状氷
を裁断するカッターグリッド15などがそれぞれ収容さ
れている。
【0005】このうち、前記蒸発器11は製氷板16、
冷却パイプ17、加熱手段18によって構成されてお
り、前記散水器12から流れ出た水は前記製氷板16の
下面に沿って流れる構造となっている。 また、前記ポ
ンプモーター14と前記散水器12はホース19、T字
型の分岐管20、ホース21、ホース22で接続されて
いる。給水弁23は庫内タンク13へ所定量の水を給水
し、接続ホース(図示せず)によって水道と給水弁23
が接続されている。
【0006】次に背面プレート式製氷機の動作について
図5と図6を用いて説明する。前記製氷兼貯氷室5内に
は、前記庫内タンク13が備え付けられており、取水口
24から取水された水は前記ポンプモーター14により
前記ホース19と前記T字型の分岐管20と前記ホース
21と前記ホース22を通じて前記散水器12に送ら
れ、前記蒸発器11で循環水を冷やすことにより板状氷
を生成する。ここで、フロート25とコントローラー
(図示せず)を用いて所定の厚みを有する板状氷が前記
蒸発器11に生成されると製氷動作が終了し、離氷動作
を行う。
【0007】離氷動作にはいると、前記電磁弁10が開
き、吐出管26から前記加熱手段18、前記冷却パイプ
17を通じて前記蒸発器11に熱源としてホットガスを
流し、前記蒸発器11から板状氷を強制的に離氷させ
る。前記電磁弁10が切り替わると同時に前記ファンモ
ータ9は停止し、前記給水弁23が開き、前記庫内タン
ク13へ所定時間、水を給水する。前記給水弁23は所
定時間の給水を終えると閉じる。板状氷が前記蒸発器1
1から離氷し、前記蒸発器11表面に備え付けられてい
る離氷検知センサー27が所定温度を検知すると、前記
電磁弁10が閉じ、前記ファンモータ9が動作し、再び
製氷動作を行う。
【0008】板状氷は、前記蒸発器11の下方に設置し
てある前記カッターグリッド15に送られ、所定の大き
さにカットされ、前記製氷兼貯氷室5に貯める構造とな
っている。
【0009】次に上面プレート式製氷機の構造及び動作
について、図7を用いて説明する。基本的な構造は背面
プレート式製氷機と同一である。異なる点は前記散水器
12から流れ出た水は前記製氷板16上面に沿って流れ
る構造となっている点と、前記カッターグリッド15は
前記蒸発器11の下方に設置していたのが、前記蒸発器
11に隣接して設置されている点である。 基本的な動
作についても、背面プレート式製氷機と同一である。異
なる点は離氷動作の際、板状氷は下方に送られていたの
が横方向に送られる点である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の蒸発器では大きな板状氷を生成・切断するため、異
形氷が発生したり、切断時間が長いため、板状氷のカッ
ターグリッド上での重なりの生じることがあった。 本
発明は上記従来の課題を解決するように製氷部分の構成
の改良を図ったプレート式製氷機を提供することを課題
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表面を水が流れる製氷板と、前記製氷板
上に水の流れに対して平行方向に所定の間隔で複数設け
られている仕切り板と、前記仕切り板が設けられていな
い側の前記製氷板の面に接触して配設されている冷却パ
イプと、前記冷却パイプに並んで設けられている加熱手
段とによって構成された蒸発器と、前記蒸発器の上方に
配設された散水器とを備えた製氷機としたのである。
【0012】これにより、水は仕切り板と仕切り板の間
を流れて細長い板状氷を生成し、カッターグリッドでの
切断時間を半減させることができる。
【0013】また、表面を水が流れる製氷板と、前記製
氷板上に水の流れに対して平行方向に所定の間隔で形成
されている凸部と、前記凸部と凸部との間に形成される
凹部と、前記製氷板の水の流れない側に前記凸部と前記
凹部に接触して配設されている冷却パイプと、前記冷却
パイプに並んで設けられている加熱手段とによって構成
された蒸発器と、前記蒸発器の上方に配設された散水器
とを備えた製氷機としたのである。
【0014】これにより、カッターグリッドでの切断時
間を半減させるとともに、製氷時間・離氷時間を短縮さ
せることができる。
【0015】また、製氷兼貯氷室の上部に傾斜して設置
され、下面に水を流す蒸発器と、前記蒸発器の下部に設
置されたカッターグリッドと、前記蒸発器と前記カッタ
ーグリッドとの間に前記蒸発器に設けられた仕切り板、
または凸部の頂点の間隔と同間隔に設置された板状氷ガ
イドを備えた請求項1または請求項2記載の製氷機とし
たのである。
【0016】これにより、背面アイスバーン式製氷機に
おいて、蒸発器からカッターグリッドまで正確に板状氷
を導くことができ、異形氷の発生を押さえることができ
る。
【0017】また、製氷兼貯氷室の上部に傾斜して設置
され、上面に水を流す蒸発器と、前記蒸発器に隣接して
設置し、前記蒸発器に近い方を上方に傾斜して設置され
たカッターグリッドと、前記カッターグリッドを支持す
るカッターグリッド支持手段と、前記カッターグリッド
と前記カッターグリッド支持手段とを接続する懸架手段
と前記蒸発器と前記カッターグリッドとの間に前記蒸発
器に設けられた仕切り板、または凸部の頂点の間隔と同
間隔に設置された板状氷ガイドを備えた請求項1または
請求項2記載の製氷機としたのである。
【0018】これにより、上面アイスバーン式製氷機に
おいて、蒸発器からカッターグリッドまで正確に板状氷
を導くことができ、異形氷の発生を押さえることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、表面を水が流れる製氷板と、前記製氷板上に水の流
れに対して平行方向に所定の間隔で複数設けられている
仕切り板と、前記仕切り板が設けられていない側の前記
製氷板の面に接触して配設されている冷却パイプと、前
記冷却パイプに並んで設けられている加熱手段とによっ
て構成された蒸発器と、前記蒸発器の上方に配設された
散水器とを備えた製氷機としたものであり、カッターグ
リッドでの切断時間を短縮し、省エネを図るという作用
を有する。
【0020】本発明の請求項2に記載の発明は、表面を
水が流れる製氷板と、前記製氷板上に水の流れに対して
平行方向に所定の間隔で形成されている凸部と、前記凸
部と凸部との間に形成される凹部と、前記製氷板の水の
流れない側に前記凸部と前記凹部に接触して配設されて
いる冷却パイプと、前記冷却パイプに並んで設けられて
いる加熱手段とによって構成された蒸発器と、前記蒸発
器の上方に配設された散水器とを備えた製氷機としたも
のであり、カッターグリッドでの切断時間を短縮し、省
エネを図るとともに、製氷時間・離氷時間を短縮し、製
氷能力をアップするという作用を有する。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明は、製氷兼
貯氷室の上部に傾斜して設置され、下面に水を流す蒸発
器と、前記蒸発器の下部に設置されたカッターグリッド
と、前記蒸発器と前記カッターグリッドとの間に前記蒸
発器に設けられた仕切り板、または凸部の頂点の間隔と
同間隔に設置された板状氷ガイドを備えた請求項1また
は請求項2記載の製氷機としたものであり、背面アイス
バーン式製氷機において、蒸発器からカッターグリッド
まで正確に板状氷を導くことができ、異形氷の発生を押
さえるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項4に記載の発明は、製氷兼
貯氷室の上部に傾斜して設置され、上面に水を流す蒸発
器と、前記蒸発器に隣接して設置し、前記蒸発器に近い
方を上方に傾斜して設置されたカッターグリッドと、前
記カッターグリッドを支持するカッターグリッド支持手
段と、前記カッターグリッドと前記カッターグリッド支
持手段とを接続する懸架手段と前記蒸発器と前記カッタ
ーグリッドとの間に前記蒸発器に設けられた仕切り板、
または凸部の頂点の間隔と同間隔に設置された板状氷ガ
イドを備えた請求項1または請求項2記載の製氷機とし
たものであり、上面アイスバーン式製氷機において、蒸
発器からカッターグリッドまで正確に板状氷を導くこと
ができ、異形氷の発生を押さえるという作用を有する。
【0023】
【実施例】以下本発明による製氷機の実施例について、
図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成に
ついては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0024】(実施例1)図1は本発明の実施例1を示
す製氷機の外観構造斜視図である。
【0025】蒸発器11は水の流れる面を水の流れに対
して平行方向に仕切り板28を設けた製氷板16、上下
方向に蛇行させて製氷板16の水の流れない面にハンダ
付けされて配設される冷却パイプ17、製氷板16の水
の流れない面に配設される加熱手段18(この場合、ホ
ットガスパイプ)によって構成されている。蒸発器11
の上方には散水器12が設置してあり、庫内タンク13
にためられた水は、取水口24から取水され、ポンプモ
ーター14によりホース19とT字型の分岐管20とホ
ース21とホース22を通じて散水器12に送られ、蒸
発器11で循環水を冷やすことにより板状氷を生成す
る。ここで、フロート25とコントローラー(図示せ
ず)を用いて所定の厚みを有する板状氷が蒸発器11に
生成されると製氷動作が終了し、離氷動作を行う。
【0026】離氷動作にはいると、電磁弁10が開き、
吐出管26から加熱手段18、冷却パイプ17を通じて
蒸発器11に熱源としてホットガスを流し、蒸発器11
から板状氷を強制的に離氷させる。電磁弁10が切り替
わると同時にファンモータ9は停止し、給水弁23が開
き、庫内タンク13へ所定時間、水を給水する。給水弁
23は所定時間の給水を終えると閉じる。板状氷が蒸発
器11から離氷し、蒸発器11表面に備え付けられてい
る離氷検知センサー27が所定温度を検知すると、電磁
弁10が閉じ、ファンモータ9が動作し、再び製氷動作
を行う。
【0027】板状氷はカッターグリッド15に送られ、
所定の大きさにカットされ、製氷兼貯氷室5に貯める構
造となっている。
【0028】ここで、カッターグリッド15での切断時
間を短縮しようとすると、あらかじめ製氷段階で、板状
氷をある程度の大きさに区切っておくことが必要とな
る。
【0029】製氷段階で板状氷を区切って生成するため
に、水の流れる面を水の流れに対して平行方向に仕切り
板28を設けた製氷板16を用いることにより、カッタ
ーグリッド15での切断は水の流れに対して垂直方向の
みで済み、切断時間を従来より半減させることができる
ため、その分消費電力量を削減させることができる。
【0030】同時に、板状氷切断時に庫内に流れ落ちる
カッターグリッド15からの水滴も減少し、製氷兼貯氷
室5内にためられてる貯蔵氷のくっつきを減少させるこ
とができる。
【0031】また、各製氷部分が小さくなるため、製氷
板16表面上での水分かれが生じにくくなり、異形氷の
発生を抑えることができる。
【0032】なお、本実施例では加熱手段18の熱源と
してホットガスを用いているが、製氷氷を離氷すること
のできる熱量が得られれば、ヒータ等他の熱源を用いて
もよい。
【0033】なお、本実施例では冷却パイプ17、加熱
手段18と製氷板16との接着にハンダ付けを用いてい
るが、強度が確保でき、熱伝導を妨げなければ接着剤等
他の接着手段を用いてもよい。 なお、本発明は上面プ
レート式製氷機、背面プレート式製氷機など平板に水を
流下させて、板状氷を生成するすべての製氷機に対して
有効である。
【0034】(実施例2)図2は本発明の実施例2を示
す製氷機の外観構造斜視図である。
【0035】蒸発器11は水の流れる面を水の流れに対
して平行方向に所定の間隔で形成された凸部29と、前
記凸部29と凸部29との間に形成される凹部30に板
状氷を形成する製氷板16、左右方向に蛇行させて製氷
板16の水の流れない面にハンダ付けされて配設される
冷却パイプ17、製氷板16の水の流れない面に配設さ
れる加熱手段18(この場合、ホットガスパイプ)によ
って構成されている。蒸発器11の上方には散水器12
が設置してあり、庫内タンク13にためられた水は、取
水口24から取水され、ポンプモーター14によりホー
ス19とT字型の分岐管20とホース21とホース22
を通じて散水器12に送られ、蒸発器11で循環水を冷
やすことにより板状氷を生成する。ここで、フロート2
5とコントローラー(図示せず)を用いて所定の厚みを
有する板状氷が蒸発器11に生成されると製氷動作が終
了し、離氷動作を行う。
【0036】離氷動作にはいると、電磁弁10が開き、
吐出管26から加熱手段18、冷却パイプ17を通じて
蒸発器11に熱源としてホットガスを流し、蒸発器11
から板状氷を強制的に離氷させる。電磁弁10が切り替
わると同時にファンモータ9は停止し、給水弁23が開
き、庫内タンク13へ所定時間、水を給水する。給水弁
23は所定時間の給水を終えると閉じる。板状氷が蒸発
器11から離氷し、蒸発器11表面に備え付けられてい
る離氷検知センサー27が所定温度を検知すると、電磁
弁10が閉じ、ファンモータ9が動作し、再び製氷動作
を行う。
【0037】板状氷はカッターグリッド15に送られ、
所定の大きさにカットされ、製氷兼貯氷室5に貯める構
造となっている。
【0038】ここで、カッターグリッド15での切断時
間を短縮しようとすると、あらかじめ製氷段階で、板状
氷をある程度の大きさに区切っておくことが必要とな
る。
【0039】製氷段階で板状氷を区切って生成するため
に、水の流れる面を水の流れに対して平行方向に所定の
間隔で形成された凸部29と、前記凸部29と凸部29
との間に形成される凹部30に板状氷を形成する製氷板
16を用いることにより、カッターグリッド15での切
断は水の流れに対して垂直方向のみで済み、切断時間を
従来より半減させることができるため、その分消費電力
量を削減させることができる。
【0040】同時に、板状氷切断時に庫内に流れ落ちる
カッターグリッド15からの水滴も減少し、製氷兼貯氷
室5内にためられてる貯蔵氷のくっつきを減少させるこ
とができる。
【0041】また、各製氷部分が小さくなるため、製氷
板16表面上での水分かれが生じにくくなり、異形氷の
発生を抑えることができる。
【0042】また、凸部29の背面に沿って、冷却パイ
プ17を這わせているため、3方向から同時に製氷及び
離氷を行うことができ、製氷時間の短縮及び離氷時間の
短縮につながり、製氷能力をアップさせることができ
る。
【0043】なお、本実施例では加熱手段18の熱源と
してホットガスを用いているが、製氷氷を離氷すること
のできる熱量が得られれば、ヒータ等他の熱源を用いて
もよい。
【0044】なお、本実施例では冷却パイプ17、加熱
手段18と製氷板16との接着にハンダ付けを用いてい
るが、強度が確保でき、熱伝導を妨げなければ接着剤等
他の接着手段を用いてもよい。 なお、本発明は上面プ
レート式製氷機、背面プレート式製氷機など平板に水を
流下させて、板状氷を生成するすべての製氷機に対して
有効である。
【0045】(実施例3)図3は本発明の実施例3を示
す製氷機の外観構造斜視図である。
【0046】蒸発器11は水の流れる面を水の流れに対
して平行方向に仕切り板28を設けた製氷板16、上下
方向に蛇行させて製氷板16の水の流れない面にハンダ
付けされて配設される冷却パイプ17、製氷板16の水
の流れない面に配設される加熱手段18(この場合、ホ
ットガスパイプ)によって構成されている。蒸発器11
の上方には散水器12が設置してあり、庫内タンク13
にためられた水は、取水口24から取水され、ポンプモ
ーター14によりホース19とT字型の分岐管20とホ
ース21とホース22を通じて散水器12に送られ、蒸
発器11で循環水を冷やすことにより板状氷を生成す
る。ここで、フロート25とコントローラー(図示せ
ず)を用いて所定の厚みを有する板状氷が蒸発器11に
生成されると製氷動作が終了し、離氷動作を行う。
【0047】離氷動作にはいると、電磁弁10が開き、
吐出管26から加熱手段18、冷却パイプ17を通じて
蒸発器11に熱源としてホットガスを流し、蒸発器11
から板状氷を強制的に離氷させる。電磁弁10が切り替
わると同時にファンモータ9は停止し、給水弁23が開
き、庫内タンク13へ所定時間、水を給水する。給水弁
23は所定時間の給水を終えると閉じる。板状氷が蒸発
器11から離氷し、蒸発器11表面に備え付けられてい
る離氷検知センサー27が所定温度を検知すると、電磁
弁10が閉じ、ファンモータ9が動作し、再び製氷動作
を行う。
【0048】板状氷は板状氷ガイド31を通じてカッタ
ーグリッド15に送られ、所定の大きさにカットされ、
製氷兼貯氷室5に貯める構造となっている。
【0049】ここで、背面プレート式製氷機において、
蒸発器11からカッターグリッド15まで正確に板状氷
を落下させるためには、板状氷がカッターグリッド15
まで正確に導かれるような構造にする必要がある。
【0050】板状氷をカッターグリッド15まで正確に
導く構造とするために、蒸発器11とカッターグリッド
15の間に、三角形状の板状氷ガイド31を製氷板16
上に一定の間隔で設置してある仕切り板28と同間隔に
同数設置することにより、カッターグリッド15での氷
重なりを防止し、製氷兼貯氷室5内での異形氷の発生を
抑えることができる。
【0051】なお、本実施例では三角形状の板状氷ガイ
ドを用いているが、同様の効果が得られるものであれば
この限りではない。
【0052】(実施例4)図4は本発明の実施例4を示
す製氷機の外観構造斜視図である。
【0053】蒸発器11は水の流れる面を水の流れに対
して平行方向に仕切り板28を設けた製氷板16、上下
方向に蛇行させて製氷板16の水の流れない面にハンダ
付けされて配設される冷却パイプ17、製氷板16の水
の流れない面に配設される加熱手段18(この場合、ホ
ットガスパイプ)によって構成されている。蒸発器11
の上方には散水器12が設置してあり、庫内タンク13
にためられた水は、取水口24から取水され、ポンプモ
ーター14によりホース19とT字型の分岐管20とホ
ース21とホース22を通じて散水器12に送られ、蒸
発器11で循環水を冷やすことにより板状氷を生成す
る。ここで、フロート25とコントローラー(図示せ
ず)を用いて所定の厚みを有する板状氷が蒸発器11に
生成されると製氷動作が終了し、離氷動作を行う。
【0054】離氷動作にはいると、電磁弁10が開き、
吐出管26から加熱手段18、冷却パイプ17を通じて
蒸発器11に熱源としてホットガスを流し、蒸発器11
から板状氷を強制的に離氷させる。電磁弁10が切り替
わると同時にファンモータ9は停止し、給水弁23が開
き、庫内タンク13へ所定時間、水を給水する。給水弁
23は所定時間の給水を終えると閉じる。板状氷が蒸発
器11から離氷し、蒸発器11表面に備え付けられてい
る離氷検知センサー27が所定温度を検知すると、電磁
弁10が閉じ、ファンモータ9が動作し、再び製氷動作
を行う。
【0055】板状氷は板状氷ガイド31を通じてカッタ
ーグリッド15に送られ、所定の大きさにカットされ、
製氷兼貯氷室5に貯める構造となっている。
【0056】ここで、上面プレート式製氷機において、
蒸発器11からカッターグリッド15まで正確に板状氷
を落下させるためには、板状氷がカッターグリッド15
まで正確に導かれるような構造にする必要がある。
【0057】板状氷をカッターグリッド15まで正確に
導く構造とするために、まずカッターグリッド15の下
部にカッターグリッド支持手段32を設置し、カッター
グリッド15とカッターグリッド支持手段32を減衰力
の小さい懸架手段33(ここではバネ)と減衰力の大き
い懸架手段34(ここではバネ)で接続し、懸架手段3
4側を上方に傾斜してカッターグリッド15を設置し、
蒸発器11とカッターグリッド15の間に、四角形状の
板状氷ガイド31を製氷板16上に一定の間隔で設置し
てある仕切り板28と同間隔に同数設置する。
【0058】このようにすることにより、蒸発器11か
ら滑り落ちた板状氷はカッターグリッド電熱線35に引
っかかることなく、カッターグリッド15に導かれ、カ
ッターグリッド15での氷重なりを防止することができ
る。
【0059】また氷切断時には懸架手段33及び懸架手
段34の作用でカッターグリッド15は水平に復帰する
ため、板状氷の斜め切りなどによる異形氷の発生を防止
することができる。
【0060】なお、本実施例では四角形状の板状氷ガイ
ドを用いているが、同様の効果が得られるものであれば
この限りではない。
【0061】なお、本実施例では、カッターグリッド支
持手段をカッターグリッド下部に設置しているが、同様
の効果が得られる場合、この限りでない。
【0062】なお、本実施例では懸架手段を4つ用いて
いるが、同様の効果が得られる場合、数はこれに限定し
ない。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明は、製氷板を水の流
れる面を水の流れに対して平行方向に所定の間隔で仕切
り板を設けた蒸発器を用いることによって、製氷を行う
際に細長い板状氷を生成することができ、カッターグリ
ッドでの板状氷切断時間を半減させることができるた
め、カッターグリッド上での板状氷重なりを防ぐことが
でき、消費電力量の低減にもつながるという優れた利点
を有する。 また、製氷板を水の流れる面を水の流れに
対して平行方向に所定の間隔で凹凸を設け、製氷板の水
の流れない面の凸部と凹部に冷却パイプを接触して配設
された蒸発器を用いることによって、カッターグリッド
での氷切断時間を半減させると共に、製氷時間・離氷時
間を短縮させることができるため、カッターグリッド上
での板状氷重なりを防ぐことができると共に、製氷能力
をアップさせることができるという優れた利点を有す
る。
【0064】また、仕切り板もしくは凹凸の設けられた
背面プレート式製氷機において、蒸発器の下部に設置さ
れたカッターグリッドまで板状氷ガイドを設けることに
よって、背面プレート式製氷機の蒸発器からカッターグ
リッドまで正確に板状氷を落下させることができ、カッ
ターグリッド上での板状氷重なりを防止し、異形氷の発
生を減少させることができるという優れた利点を有す
る。
【0065】また、仕切り板もしくは凹凸の設けられた
上面プレート式製氷機において、蒸発器に隣接して設置
されたカッターグリッドまで板状氷ガイドを設けること
によって、上面プレート式製氷機の蒸発器からカッター
グリッドまで正確に板状氷をスライドさせることがで
き、カッターグリッド上での板状氷重なりを防止し、異
形氷の発生を減少させることができるという優れた利点
を有する。また、カッターグリッドの蒸発器に近い方を
上方に傾斜して設置し、前記カッターグリッドとカッタ
ーグリッド支持手段とを懸架手段で接続することによ
り、離氷時、カッターグリッド電熱線での板状氷引っか
かりを防止し、氷切断時、板状氷の斜め切りを防止する
ことができるという優れた利点を有する。これは製氷機
において実用上きわめて有利なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す製氷機の外観構造斜視
【図2】本発明の実施例2を示す製氷機の外観構造斜視
【図3】本発明の実施例3を示す製氷機の外観構造斜視
【図4】本発明の実施例4を示す製氷機の外観構造斜視
【図5】背面プレート式製氷機の構成を示す側面断面図
【図6】製氷機の構成を示す配管図
【図7】上面プレート式製氷機の構成を示す側面断面図
【符号の説明】
5 製氷兼貯氷室 11 蒸発器 12 散水器 15 カッターグリッド 16 製氷板 17 冷却パイプ 18 加熱手段 28 仕切り板 29 凸部 30 凹部 31 板状氷ガイド 32 カッターグリッド支持手段 33 懸架手段 34 懸架手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を水が流れる製氷板と、前記製氷板
    上に水の流れに対して平行方向に所定の間隔で複数設け
    られている仕切り板と、前記仕切り板が設けられていな
    い側の前記製氷板の面に接触して配設されている冷却パ
    イプと、前記冷却パイプに並んで設けられている加熱手
    段とによって構成された蒸発器と、前記蒸発器の上方に
    配設された散水器とを備えたことを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】表面を水が流れる製氷板と、前記製氷板上
    に水の流れに対して平行方向に所定の間隔で形成されて
    いる凸部と、前記凸部と凸部との間に形成される凹部
    と、前記製氷板の水の流れない側に前記凸部と前記凹部
    に接触して配設されている冷却パイプと、前記冷却パイ
    プに並んで設けられている加熱手段とによって構成され
    た蒸発器と、前記蒸発器の上方に配設された散水器とを
    備えたことを特徴とする製氷機。
  3. 【請求項3】製氷兼貯氷室の上部に傾斜して設置され、
    下面に水を流す蒸発器と、前記蒸発器の下部に設置され
    たカッターグリッドと、前記蒸発器と前記カッターグリ
    ッドとの間に前記蒸発器に設けられた仕切り板、または
    凸部の頂点の間隔と同間隔に設置された板状氷ガイドを
    備えた請求項1または請求項2記載の製氷機。
  4. 【請求項4】製氷兼貯氷室の上部に傾斜して設置され、
    上面に水を流す蒸発器と、前記蒸発器に隣接して設置
    し、前記蒸発器に近い方を上方に傾斜して設置されたカ
    ッターグリッドと、前記カッターグリッドを支持するカ
    ッターグリッド支持手段と、前記カッターグリッドと前
    記カッターグリッド支持手段とを接続する懸架手段と、
    前記蒸発器と前記カッターグリッドとの間に前記蒸発器
    に設けられた仕切り板、または凸部の頂点の間隔と同間
    隔に設置された板状氷ガイドを備えた請求項1または請
    求項2記載の製氷機。
JP4698398A 1998-02-27 1998-02-27 製氷機 Pending JPH11248307A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100375876C (zh) * 2006-05-16 2008-03-19 宁波大学 一种热融脱落式制冰装置
CN110398090A (zh) * 2018-04-25 2019-11-01 上海浪拓制冷设备有限公司 一种流水式制冰蒸发器防冰块花斑结构

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