JPH1124784A - デジタル回路 - Google Patents

デジタル回路

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Publication number
JPH1124784A
JPH1124784A JP9176990A JP17699097A JPH1124784A JP H1124784 A JPH1124784 A JP H1124784A JP 9176990 A JP9176990 A JP 9176990A JP 17699097 A JP17699097 A JP 17699097A JP H1124784 A JPH1124784 A JP H1124784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
clock driver
digital circuit
inductor
termination circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9176990A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshinaga
孝司 吉永
Masaharu Imazato
雅治 今里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH1124784A publication Critical patent/JPH1124784A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックドライバにおいて余剰ラインが生じ
た場合においても電磁界放出を抑制すること。 【解決手段】 クロックドライバ1の余剰ラインを終端
回路7を介して接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロックドライバ
の終端回路に関し、特に、空きピンの接地に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、デジタル回路において、複数のI
Cを同期させて動作させるためには、同期させる必要の
ある全てのICに入力されるクロック信号の位相を同タ
イミングで発生させなければならない。
【0003】このため、クロックが用いられるデジタル
回路においては、一つの発振器から出力される一つのク
ロック信号が入力され、入力されたクロック信号に基づ
いて、複数の位相同期がとれたクロックを発生させるこ
とができるIC(以下、クロックドライバと称する)が
使われている。
【0004】図3は、従来のクロックドライバが用いら
れたデジタル回路の一構成例を示す図である。
【0005】本従来例は図3に示すように、IC2a〜
2cがクロック出力ライン3a〜3cをそれぞれ介して
クロックドライバ1に接続されて構成されており、クロ
ックドライバ1から出力されるクロックがクロック出力
ライン3a〜3cをそれぞれ介してIC2a〜2cに入
力され、IC2a〜2cにおいて、入力されたクロック
に基づいた動作が行われている。
【0006】なお、クロックドライバを使用する場合、
クロックドライバが有するクロック出力ライン本数がそ
れに接続されるICの数より多くなり、クロックドライ
バのクロック出力ラインの本数に余剰が生ずることがあ
るが、その場合、図3に示すように、この余剰ライン
(以下、空きピンと称する)は開放して放置されてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにクロッ
クドライバの余剰ラインが開放された場合、その空きピ
ンにおいては、クロックドライバに接続されていること
となるため、内部のクロック信号の干渉を受けて高周波
電流が流れる。ここで、空きピンの片端は開放された状
態であるため、片端開放の微少ダイポールアンテナとし
て空きピンの開放端から電磁界が放出されてしまう。
【0008】この電磁界放出は、EMI(Electromagne
tic interference)と呼ばれ、他の無線機器に対して電
磁影響を与える虞れがある。
【0009】また、このような干渉を抑制する目的でE
MI規格と呼ばれる電界放出の制限規格が制定されてい
るが、この電磁界放出が原因で、EMI規格に適合でき
ない機器があった。
【0010】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、クロックド
ライバにおいて余剰ラインが生じた場合においても電磁
界放出を抑制することができるデジタル回路を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のICと、該ICに接続され、外部か
ら入力されるクロック信号に基づいて、互いに同期がと
れた複数のクロックを発生させるクロックドライバとを
有し、該クロックドライバにて発生したクロックに基づ
いて前記ICが動作するデジタル回路において、前記ク
ロックドライバは、前記ICと接続されない余剰ライン
が生じた場合に該余剰ラインが接地されていることを特
徴とする。
【0012】また、前記余剰ラインと接地間に、直流に
対しては高インピーダンス、高周波に対しては低インピ
ーダンスをそれぞれ有する終端回路を有することを特徴
とする。
【0013】また、前記終端回路は、周波数特性を有す
ることを特徴とする。
【0014】また、前記終端回路は、コンデンサにより
構成されていることを特徴とする。
【0015】また、前記前記終端回路は、前記コンデン
サに直列に接続されたインダクタを有することを特徴と
する。
【0016】また、前記前記インダクタは、個別部品で
あることを特徴とする。
【0017】また、前記インダクタは、前記コンデンサ
の寄生インダクタであることを特徴とする。
【0018】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、クロックドライバの余剰ラインが終端回路を
介して接地されているので、余剰ラインにおける高周波
電位が下がり、微少ダイポールアンテナとしての電磁界
放射効率が低減し、それにより、クロックドライバにお
いて余剰ラインが生じた場合においても電磁界放出が抑
制される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の、クロックドライバが用
いられたデジタル回路の実施の一形態を示す図である。
【0021】図1に示すように本形態においては、IC
2a〜2cがクロック出力ライン3a〜3cをそれぞれ
介してクロックドライバ1に接続されており、また、ク
ロックドライバ1の余剰ラインが、コンデンサ5とイン
ダクタ6とが直列に接続された終端回路7を介して接地
されている。
【0022】上記のように構成されたデジタル回路にお
いては、クロックドライバ1から出力されるクロックが
クロック出力ライン3a〜3cをそれぞれ介してIC2
a〜2cに入力され、IC2a〜2cにおいて、入力さ
れたクロックに基づいた動作が行われている。
【0023】以下に、上記のように構成されたデジタル
回路における終端回路7の作用について説明する。
【0024】図2は、図1に示した終端回路7の周波数
対インピーダンス特性を示す図である。
【0025】図2に示すように、終端回路のインピーダ
ンスは周波数によって変化し、所定の周波数領域におい
てインピーダンスが低い低インピーダンス領域が存在す
る。
【0026】図1に示した空きピンにおける電磁界放出
を抑制するためには、終端回路が直流成分に対しては高
インピーダンス、高周波に対しては低インピーダンスを
それぞれ有するようにする必要があり、そのために、コ
ンデンサ5及びインダクタ6の回路定数を選択し、終端
回路7の周波数特性を制御する。
【0027】ここで、終端回路7の周波数特性は次式で
表される。
【0028】f=1/(2π・(L・C)1/2) このようにして、不要輻射を抑制する対象の周波数fの
近傍でインピーダンスが低くなるように回路定数を選定
すれば、抑制を期待する(あるいは複数の)周波数fに
対して低インピーダンスの終端回路を提供することがで
き、それにより、空きピンにおける電磁界放出が抑制さ
れる。
【0029】なお、インダクタ6においては、個別部品
である場合以外にコンデンサ5の配線長等による寄生イ
ンダクタである場合もある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
クロックドライバの余剰ラインが終端回路を介して接地
されているため、余剰ラインにおける高周波電位を下げ
ることができ、それにより、クロックドライバにおいて
余剰ラインが生じた場合においてもEMIを抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、クロックドライバが用いられたデジ
タル回路の実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した終端回路の周波数対インピーダン
ス特性を示す図である。
【図3】従来のクロックドライバが用いられたデジタル
回路の一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 クロックドライバ 2a〜2c IC 3a〜3b クロック出力ライン 4 空きピン 5 コンデンサ 6 インダクタ 7 終端回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のICと、 該ICに接続され、外部から入力されるクロック信号に
    基づいて、互いに同期がとれた複数のクロックを発生さ
    せるクロックドライバとを有し、 該クロックドライバにて発生したクロックに基づいて前
    記ICが動作するデジタル回路において、 前記クロックドライバは、前記ICと接続されない余剰
    ラインが生じた場合に該余剰ラインが接地されているこ
    とを特徴とするデジタル回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル回路におい
    て、 前記余剰ラインと接地間に、直流に対しては高インピー
    ダンス、高周波に対しては低インピーダンスをそれぞれ
    有する終端回路を有することを特徴とするデジタル回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタル回路におい
    て、 前記終端回路は、周波数特性を有することを特徴とする
    デジタル回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデジタル回路におい
    て、 前記終端回路は、コンデンサにより構成されていること
    を特徴とするデジタル回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデジタル回路におい
    て、 前記終端回路は、前記コンデンサに直列に接続されたイ
    ンダクタを有することを特徴とするデジタル回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデジタル回路におい
    て、 前記インダクタは、個別部品であることを特徴とするデ
    ジタル回路。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のデジタル回路におい
    て、 前記インダクタは、前記コンデンサの寄生インダクタで
    あることを特徴とするデジタル回路。
JP9176990A 1997-07-02 1997-07-02 デジタル回路 Pending JPH1124784A (ja)

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JP9176990A JPH1124784A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 デジタル回路

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JP9176990A JPH1124784A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 デジタル回路

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JPH1124784A true JPH1124784A (ja) 1999-01-29

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JP9176990A Pending JPH1124784A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 デジタル回路

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