JPH11247605A - タ―ボマシ―ンコンポ―ネントの振動緩衝方法及び装置 - Google Patents

タ―ボマシ―ンコンポ―ネントの振動緩衝方法及び装置

Info

Publication number
JPH11247605A
JPH11247605A JP10357073A JP35707398A JPH11247605A JP H11247605 A JPH11247605 A JP H11247605A JP 10357073 A JP10357073 A JP 10357073A JP 35707398 A JP35707398 A JP 35707398A JP H11247605 A JPH11247605 A JP H11247605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mechanical
electromagnetic energy
vibration damping
energy conversion
conversion device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10357073A
Other languages
English (en)
Inventor
R Hilbart Gary
アール.ヒルバート ギャリー
D Peason David
ディー.ペアソン デイヴィド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Technologies Corp
Original Assignee
United Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by United Technologies Corp filed Critical United Technologies Corp
Publication of JPH11247605A publication Critical patent/JPH11247605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/16Form or construction for counteracting blade vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/005Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion using electro- or magnetostrictive actuation means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S416/00Fluid reaction surfaces, i.e. impellers
    • Y10S416/50Vibration damping features

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 能動的な制御システム無しに力学的−電磁気
学的エネルギ変換を用いて、高定常状態歪みを被るター
ボ機械構成体への振動歪みの受動的な減衰にある。 【解決手段】 受動的な実施形態の場合においては、力
学的−電磁気学的エネルギ変換装置110を前記構成体
の内側及び/又は外側へ結合することによって低減さ
れ、及び/又は構成体内部の埋め込みエネルギ変換装置
110によって低減される。能動的な実施形態において
は、力学的−電磁気学的エネルギ変換装置110を前記
構成体の内側及び/又は外側へ結合することにより低減
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボ機械構成体
の振動を減衰させる装置及びその方法に関し、より詳細
には、前記減衰のための力学−電磁気学的なエネルギ変
換装置に使用する装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】運転時において、ターボ機械構成体、例
えばガスタービン翼型、には、さまざまな力が与えられ
る。ある力、例えば遠心力、は、ロータ速度に依存し、
翼型に定常状態またはゆっくりと変動する歪み(寸法の
変化、例えば伸張や短縮)を生じる。他の力は、よりダ
イナミックに変動する歪み(すなわち振動歪みと称され
る)と、翼型振動、例えば力学的な振動(共鳴やバフェ
ッティング)、と、空気力学的弾性不安定度(フラッ
タ)と、を生じる。これら力と合成歪みの大きさは、エ
ンジンの運転状況や航空機の構造や航空動力学的な特性
に依存する。
【0003】翼型への損傷を避けるために、定常状態と
振動歪みの大きさは、翼型の構造的な容量(限界)を超
えてはならない。翼型の振動歪みを限界内に留めるため
に、エンジンは最適条件以下にてしばしば運転され、エ
ンジンの運転効率を減少させる結果となる。
【0004】翼型の振動を減少させる既存の解決方法
は、いくつもある。これらの解決方法のいくつかは、翼
型の構造体を硬くすることを含む。硬くすることの効果
は、翼型の共鳴周波数を振動力の周波数と異なるものに
調整することである。硬さを増すことは、フラッタ−タ
イプの振動歪みを避けることになる。例えば、より堅固
に翼型を製造することは、振動をより低減することにな
る。しかしながら、より堅固な翼型は、しばしばより重
量を増すことになり(欠点をともなって)、最適な堅さ
は、翼型を最初に設計する時点においては正確にはわか
らないことが多い。別の解決方法はシュラウドを用いる
ことであり、これは翼型の径間に設けられる。径間シュ
ラウドは翼型を堅くする効果を有する。それに加えて、
シュラウドは多数の隣接するブレードの振動を低減する
ようにシュラウドどうし互いに干渉し合う。しかしなが
ら、径間シュラウドはエアーの流れの障害になりがち
で、これによりターボ機械の効率を損ねることになる。
【0005】受動的な振動減衰は、翼型の振動の大きさ
を低減するための別の解決方法である。受動的な振動減
衰は、エネルギの放散を包含する構造的な減衰の一形態
である。受動的な減衰のための1つの解決方法はスライ
ドする摩擦部材を使用することであり、これらはブレー
ドのプラットホームの下に使用される。この解決方法は
振動運動を減衰させる摩擦に関係する。しかしながら、
ほとんどのブレード振動運動はプラットホームの上で発
生し、そのためプラットホーム下部の部材は効果を制限
される。
【0006】能動的な振動制御機構はアクトン(Act
on)らによって米国特許第4,967,550号に提
案されている。この機構はブレード振動を打ち消すよう
な作動機を備える制御システムを用いる。アクトンらは
ブレードへの直接接触を包含する2つの範疇の作動機を
開示する。すなわち、以下の通りである。
【0007】(1)ブレードに力を誘導するためブレー
ドへ設けられた電磁気的に作動する振動機、および (2)関連する性質を変更することによってブレードを
変形するためのブレード内部の圧電または磁わい手段で
あり、例えばブレードを歪ませることが可能な埋め込み
圧電結晶であり、これによってブレードの局部的な構造
特性に影響を及ぼし、例えば構造的な減衰を増すことに
よってである。
【0008】圧電物質は電気エネルギを力学的なエネル
ギおよびその他に変換する。受動的な方法とは異なり、
能動的な制御システムは、フィードバックシステムとし
て時おり言及されるのだが、複雑であり、センサ、信号
プロセス回路、作動機、および電源が必要である。ブレ
ード内に埋め込み圧電結晶には、複雑な製造プロセスが
必要である。能動的な制御システムと埋め込み圧電結晶
との結合は、コストと複雑さに関して実用的ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの態様の
目的は、能動的な制御システム無しに力学的−電磁気学
的エネルギ変換を用いて、高定常状態歪みを被るターボ
機械構成体への振動歪みの受動的な減衰を行なうための
装置と方法の提供にある。
【0010】本発明の別の態様の目的は、埋め込み作動
機無しに力学的−電磁気学的エネルギ変換を用いる翼型
振動減衰の装置および方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、高定常状態歪
みを被るターボ機械構成体の振動歪みの大きさを低減す
る。受動的な実施形態の場合においては、前記低減は、
力学的−電磁気学的エネルギ変換装置を、前記構成体の
内側及び/又は外側へ結合することによってなされ、及
び/又は構成体内部の埋め込みエネルギ変換装置によっ
てなされる。また、能動的な実施形態においては、前記
低減は、力学的−電磁気学的エネルギ変換装置を前記構
成体の内側及び/又は外側へ結合することによってなさ
れる。従って、本発明は、埋め込み圧電結晶を備える能
動的な形態を不用とする。ここで述べるような減衰は構
成体における振動歪みの低減の意味で定義され、このこ
とは放散によってか、堅くすることによって成し遂げら
れる。
【0012】力学的−電磁気学的エネルギ変換を使用す
る受動的な振動低減装置は知られているが、現在までに
振動低減装置は高定常状態ストレスを被るターボ機械構
成体の振動を低減させるように使用されていない。例え
ば、回転翼型に関して、受動的な低減に用いるための一
般的な物質、例えば圧電物質、は、確実な減衰、すなわ
ちエネルギの放散、を受動的な減衰振動についての実用
的な評価であるように提供する可能性は考えられない。
しかしながら、本発明によれば、ある種のターボ機械翼
型振動、例えばフラッタ、高周波数振動モード、に関し
ては、少量の減衰量だけが必要であることとなってい
る。さらに、力学的−電磁気学的エネルギ変換を用いる
受動的な振動低減は、しばしば効果的であるような振動
低減を充分に提供することとなっている。いくつかの実
施形態においては、例えば翼型上の歪みの大きさの確実
な減少を提供するこのような低減によりほぼ最適な状況
にてエンジンを運転することが可能となり、それによっ
てより大きなターボ機械効率を達成する。
【0013】力学的−電磁気学的エネルギ変換を使用す
るシステムは知られているが、現在までにそのようなシ
ステムにおける力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は
高定常状態ストレスを被るターボ機械構成体の表面に固
定されていない。例えば、回転翼型に関して、そのよう
なシステムが示唆する力学的−電磁気学的エネルギ変換
装置は、ブレードの内側の圧電又は磁わい性手段、例え
ば埋め込み圧電結晶、を含む。ブレード表面に力学的−
電磁気学エネルギ変換装置を固定しないのには、いくつ
かの理由がある。例えば、ブレードは、エネルギ運転中
に大変高い定常状態張力歪みを被る。圧電物質は、セラ
ミックタイプの物質を典型的に含み、従ってダメージ、
すなわちクラック(破壊)、又はブレードからの分離
(はがれ)、に対してそのような高定常状態張力歪みの
下で感受性となる。さらに、ブレードの外側表面上の振
動歪みの大きさは、圧電のためにとりわけ考えられる。
別の理由は、ブレードの航空動力学的形状を無効にしな
いように、力学的−電磁気学的エネルギ変換装置を空気
の流れの外部に保持するためである。埋め込み結晶も効
果的な減衰を達成するために必要であると考えてもよ
い。しかしながら、そのような物質は、効果的な減衰を
達成するように、埋め込み無しに、結晶の形状にて、ブ
レードの構造体の中にターボ機械翼型に適切に配置され
設けられることになっている。さらに、振動ストレスは
ブレードの外側においてより大きいので、力学的−電気
的エネルギ変換装置がブレードの外側表面へ接続される
ときに、ブレード内に埋め込まれるよりも、より効果的
な振動低減がしばしば可能となる。
【0014】本発明は、翼型のフラッタ(空気静力学的
不安定)、共振、バフェッティングに限定されることな
く、さまざまな種類(モード)の構成体の振動を低減す
るために用いられる。例えばフラッタを減少させること
によって、翼型は高圧において信頼性高く作動し、これ
によってターボ機械の性能が向上することになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、ターボ機械、とりわけ
その使用の分野、たとえば、ターボ機械のブレードやベ
ーンのような翼形についての振動の解決に関する。この
課題を解決するために、本発明は力学エネルギを電磁気
エネルギ(すなわち、電気的及び/又は磁気的を意味す
る)等に変換するタイプの物質を用いる。これらの物質
は本明細書においてエネルギ変換物質として記載され
る。ターボ機械の翼形における振動の減衰に関係する圧
電物質のいくつかの属性は、図1に示される一般的な圧
電構成体に関して説明される。
【0016】図1に示すように、構成体40は圧電物質
のブロック42を含む。圧電物質は、(本質的に歪みの
範疇に入る)力学エネルギを、(本質的に荷電の範疇に
入る)電気エネルギ等に変換する。この特性は、しばし
ば“圧電効果”と称される。ブロック42は、電気軸4
4と、電気軸44の反対側の端部の位置に一対の物理的
かつ電気的に反対のサイド46、48と、を接続する。
構成体40が適度な歪み(変形)、例えば伸長や圧縮な
ど、を与えられるならば、荷電の差が反対サイド46、
48の間に誘導される。同様に反対サイド46、48の
間に荷電の差が形成されるとき、構成体40に力学的歪
みが誘導される。電気的導体の電極50、51は、構成
体40に外部電気接続が可能となるようにそれぞれの反
対サイド46、48に設けられる。
【0017】与えられる歪みと電気軸44との相対的な
方向性を特性化することは通例である。圧電によって誘
導される荷電の差(又は歪み)の大きさは、電気力学的
な結合係数Kに関する加えられた歪み(又は荷電)の大
きさに連関し、この大きさもまた、歪みの方向と電気軸
44との間のそれぞれの方向性に依存する。例えば、形
成される歪みは、電気軸の方向と直交52して向いてお
り(場合により、横ケースとして記載される)、又は、
電気軸の方向と平行53して向いている(場合により縦
ケースとして記載される)。
【0018】剪断ケースや全てのケースの複雑な組合せ
もまた可能である。横ケースと縦ケースは、それぞれd
31とd33として別個に特性付けることができ、軸1、
2、3を備える任意の直交座標に連関する。Eで示され
る矢印方向は、座標軸に関して電気軸44の方向性を示
す(電気軸を軸「3」方向に向くように構成体を方位付
けるのが一般である。)。Sで示される矢印方向は、座
標軸に関して与えられる歪みの方向52、53を示す。
縦ケース(d33、歪み方向53)に関する結合係数の大
きさは横ケース(d33、歪み方向52)に関する結合係
数の大きさよりも一般に大きい。
【0019】特定の圧電構成体についての電気軸の方向
性は、ポーリング(Polling)と呼ばれる処理プ
ロセスの結果として、通常に、その一部が最初に確立さ
れる。従来より、ポーリングは電気的に反対サイドのよ
うな両サイド間における選択的電圧差を1度かけること
を必要とする。互いのサイドに関して、一方のサイドが
プラスに荷電され、他方のサイドはマイナスに荷電され
る。このことがその結晶体レベル(再方位付けの領域)
における圧電を変更し、これにより電気軸を確立する。
図2は、図1の構成体40に較べて、同一形状を有し、
異なる電気軸56方向、すなわち異なるポーリング、を
備える構成体55を示す。図1の構成体40と同様に、
構成体55に形成される歪みは、電気軸の方向と直交5
2して向いており(横ケース)、又は、電気軸の方向と
平行53して向いている(縦ケース)。
【0020】ポーリング処理は、圧電構成体の物理的寸
法に変化もまた生じさせる。例えば、図1のポーリング
構成体では、この構成体は電気軸の方向に拡がり、他の
方向には縮減する。本発明のいくつかの実施形態では、
本明細書に記載の、この現象を効果的に利用する。
【0021】平行(縦ケース、d33)方向は、単一の構
成体(図1、図2に示されているような)としてより
も、電気的に相互接続される構成体58のスタック57
(図3参照)として、従来より実施されていることは注
目に値する。スタックは構成体が互いに分離しないよう
に端から端までをおおよそ圧縮する。このことは、スタ
ックの周囲の調整クランプを配置し、締め付けることに
よって従来より行なっていた。d33の方向性は、従来は
駆動用(例えば、小さなミラーの変形用やクラムシェル
タイプのスピーカの内部用)として従来より用いられて
いるが、振動減衰のためには用いられていない。異なる
(ただし、少なくとも効果を備えて)種類のd33方向性
を有する構成体60は、米国特許(特許番号4,49
1,761)に記載されており、また図4に示される。
【0022】本発明の減衰装置は、図5の(A)に示さ
れるガスタービンエンジンに用いられるファンブレード
タイプを使用する実施形態に関して開示される。図5の
(A)に示すように、従来のガスタービンエンジンは、
縦軸66に沿って設けられて、エンジンケース67に封
入される圧縮セクション63、可燃セクション64、及
びタービンセクション65を含む。ガス、すなわちエア
ー、68は縦軸方向にエンジン62内部を通じて流れ、
圧縮セクション63の上流端より流入し、タービンセク
ション65の下流端70から排出される。
【0023】圧縮機は、ファン71、低圧圧縮機72及
び高圧圧縮機73を含む。ファン71は複数の回転翼型
74又はブレードを含む。低圧圧縮機72及び高圧圧縮
機73は、それぞれ可変段階の回転ブレード75と固定
翼型76又はべーンを含む。
【0024】図5の(B)に示すように、ファンセクシ
ョンの部位80は、ファンブレード88の基部86を受
容するスロット84を備えた円周方向外側面83を有す
るファンディスク82を含む。ファンブレード88は、
前縁92、後縁94、負圧サイド96と正圧サイド98
を有する翼型90をさらに含む。翼型は、円周方向に離
間されるプラットホーム100の間に配置され、翼型の
一部分はプラットホーム100の外側に放射状に配置さ
れ、翼型の他の部分はプラットホーム100の内側に放
射状に配置される。放射状の外側の部位は軸方向ガス流
68の流路中にあって、ガス流68より運動エネルギを
受け取る。放射状の内側面部位は、ガス流路68内には
ない。線102は、ガス流路68内にある翼型部分とガ
ス流路68外の部分とを区分する。
【0025】図6の(A)に示すように、ブレード88
はエンジン運転中に定常状態にて振動力を被る。一組の
点線103、104は、これらの振動力によるさまざま
な効果について概略図示する。まず第1に、定常状態力
はブレードに歪みを与え、放射状方向106へ伸張させ
る。第2に、振動力はブレードを曲げ、円周方向のよう
な方向107に沿って前後に振動させ得る。図6の
(B)は、前記の曲げに関する透視図である。この振動
の結果、ブレードの側部表面は圧縮と伸張を交互に行な
う。図中の側部表面からも解るように、この振動は放射
状方向106への振動歪みと同一である。本明細書に記
載されるこの振動モードは、他の振動モードも可能であ
るのだが、典型的なフラッタ振動である。ブレードは図
6の(C)に示される通りのねじれ(よじれ)歪みも被
る。歪みの大きさは、ブレードを横切る位置によって一
般に変化する。振動が減衰されないと、振動歪みは増加
し、定常状態の歪みを超える。
【0026】図7に示すように、減衰装置108はブレ
ード880に固定されるエネルギ変換装置110と電気
回路112を含む。振動歪みの大きさがある程度大き
く、かつ、定常歪みや振動歪みがエネルギ変換装置に損
傷を与えないような大きさであるブレードの箇所に、エ
ネルギ変換装置は好ましくは配置される。この図中にお
いて、エネルギ変換装置は正圧サイドの箇所、基部の上
方だがガス流路の外側でない箇所に、固定される。この
箇所は、放射状方向106に関して、有意に定常状態か
つ、振動歪みを有することになっている。軸方向114
の歪みは、比較的小さい。しかしながら、固有の実施形
態におけるブレード振動の大きさとモード(例えば、曲
げ振動ねじれ、ブレードの各々のサイドにおけるそれぞ
れのねじれ)に応じて、ブレードの負圧サイド側にエネ
ルギ変換装置を別々に配置するか又は、ブレードの正圧
サイドと負圧サイドとの両側にエネルギ変換装置を配置
することが所望されるであろう。正圧サイド98の方
が、負圧サイドよりも一般に異物に遭遇することが少な
い。
【0027】エネルギ変換装置110は、エネルギ変換
物質をそれぞれ含む1以上のコンバータ構成体116
と、好ましくはPZT(鉛ジルコニウムチタン)又はP
ZT複合タイプの圧電セラミック物質と、を含む。コン
バータ116は、実質的にブロック形状であってもよ
い。1つの実施形態では、コンバータはおおよそ縦(放
射方向)2インチ、横(軸方向)2インチ、0.1から
0.2インチの厚み(円周方向)を有する(図8)が、
(効果の面からの)最適な形状はブレードの大きさ、形
状や負荷に応じて変化する。コンバータ構成体は、ブレ
ードの形状の輪郭に合わせるような大きさを有すること
が一般に所望される。本実施形態においては、ブレード
は40インチの長さと18インチの幅の大きさを有す
る。コンバータ構成体116は、当該構成体の両サイド
を物理的に接触する実質的にフレーム形状を備える保持
装置118の中に位置する。保持装置118は、好まし
くは高分子物質を含む。
【0028】この実施形態において、コンバータ構成体
116は、これらの電気軸の方向が円周方向に実質的に
平行であるように向く。このことは、放射状方向の歪み
と定常状態の主軸の力学的な歪み(主要ブレードの伸張
する方向)との両方に関するd31(直交軸、横方向ケー
ス)方向を示す。
【0029】コンバータ116は、エネルギ変換装置1
10の内部の電導体120を介して互いに電気的に接続
され得る。上記の場合には、多重の冗長性の銅電導体1
20又は延性の電導性のシートが、より大きな耐久性の
ために推奨される。コンバータ構成体は保持装置118
よりも典型的に硬直であるため、コンバータ構成体11
6と保持装置118との間の電導体120の隙間121
は、エネルギ変換装置110が力学的に歪みを受けてい
るときに電導体120への損傷を避けるために歪みが小
さくなる方向(例えば、軸方向)に好ましくは向かせ
る。コンバータ構成体116は、電導体112a、11
2bを介して電気回路112へ電気的に接続され、両者
は互いに近接して配置しても良いし、または、エネルギ
変換装置110から遠隔操作(リモート)されても良
い。ブレード88は振動歪みを被るので、力学エネルギ
はエネルギ変換装置110に接続され、コンバータ構成
体116へ伝達する。コンバータ構成体116は力学エ
ネルギを電気エネルギに変換し、この電気エネルギは後
述のように、電気回路122に放散される。
【0030】図8に示すように、前述のような実施形態
であり、コンバータ構成体116は好ましくは約0.1
から0.2インチの厚み123を有する。電動性の電極
124(例えば、金属メッキ面)は、コンバータ構成体
116の反対面に設けられ、これによって構成体116
に電気的に接続できる。コンバータ116はエネルギ変
換装置のアッセンブリに先立って典型的にポーリングさ
れ、それぞれのコンバータ構成体116の電極124の
うちのひとつが正極にポーリングされ、他の電極124
は負極にポーリングされる。電導体120はコンバータ
構成体116のポーリング電極を相互接続し、内側及び
外側の高分子層126、128を固定する電導体ストリ
ップ(プリント回路基板における電導体ストリップのよ
うな)を好ましくは含む。電導体120は、これとは別
に、高分子層に固定される連続状の電気スクリーンを含
むこともできる。高分子層126、128は好ましくは
絶縁材、例えば軽量の耐熱性プラッスティックのカプト
ン(kapton)等、を含み、ブレード88からエネ
ルギ変換装置を電気的に絶縁する。高分子層126、1
28は、エネルギ変換装置110の外部の環境からコン
バータ構成体116を保護するようにシールもまた設け
る。エネルギ変換装置は好ましくは単一構成体の結合で
ある。このことは、高分子層126、128とコンバー
タ構成体116との間の固着手段130、131によっ
て為される。エネルギ変換装置は、これとは別に、一体
成形内部に特有の位置関係になるように全てのエレメン
トを配置し、高分子材又は接着材をその内部に加圧注入
することによって共に結合することが可能である。さら
に別の例としては、高分子層はエネルギ変換装置を共に
保持するように成形及び硬化され得る物質を含むことも
できる。
【0031】エネルギ変換装置110は、コンバータ構
成体116への力学的歪みエネルギ伝達を最大にするよ
うにブレード88へ好ましくは固定される。このこと
は、力学的歪みエネルギを伝達することが可能な接着手
段、例えばエポキシ、の層132の利用を典型的に包含
する。ブレードに一致させ、かつシートのように切断可
能な薄膜接着が推奨される。ブレード上に接着層が配置
されることを含むブレードへエネルギ変換装置を結合す
るための好ましいプロセスは、接着層の極近傍にエネル
ギ変換装置を配置し、所望の結合が得られるように適切
な圧力と温度(例えば、オートクレイブの内部にて)に
形成することである。クランプの使用なども他の適切な
プロセスに含まれる。
【0032】歪みエネルギ伝達を最大化するためのこの
実施形態において、コンバータ構成体116とファンブ
レードとの間の距離は可能な限り小さい。従って、コン
バータ構成体116とブレード118との間に置かれた
層は必要以上に厚くならない。それに加えて、エネルギ
構成体110は、最大の実用上の範囲にブレード88へ
好ましくは一致する。数ミル(mil)のギャップでさ
え、効果的な歪み伝達をかなり妨げる。整合(形状合わ
せ)を行なうことによって、それぞれのコンバータ構成
体をブレードの局部的な曲面に合わせるように接地する
ことができる。これとは別に、エネルギ変換装置を配置
するのに適する1以上のおおよそ平面箇所を有するよう
にブレード表面は、成形或いは加工される。
【0033】しかしながら、いつかの実施形態において
は、コンバータ構成体とブレードとの間の微小なギャッ
プは所望される。ギャップがあることが利点なのか否か
は、ブレードの厚みとコンバータ構成体の厚みとに依存
する。コンバータ構成体が減衰装置として充分に作動す
るには厚すぎるときは、ギャップはさらに悪影響を及ぼ
す。薄いコンバータ構成体は、ギャップが設けられて
も、場合によっては充分に作動する。ギャップはコンバ
ータ構成体の性能を容易に増加させる材料によって好ま
しくは満たされる。すなわち、ギャップがブレードと同
程度の硬度の材料によって満たされるときは、コンバー
タ構成体の性能の増加はないであろう。
【0034】フィレット134は、エンジン作動中に張
力ストレスのためにエネルギ変換装置のエッジ部が層剥
離しないようにエネルギ構成体のエッジ部沿いに好まし
くは形成される。フィレットは接着手段又は他の適切な
材料を含んでもよい。フィレットによって形成される曲
面は、エネルギ構成体のエッジ部におけるストレスの蓄
積を低減する。大きなフィレットが所望されるときは、
フィレットはシリコンラバー、例えばRTV、のような
適切な材料によって補充されてもよい。フィレットは、
電導体122a、122bが内部を貫通するような通路
を有してもよい。図示してないが、エネルギ変換装置1
10のエッジ部それ自体は、その角部分にストレスの蓄
積を緩和するような輪郭をなし得る。凹面輪郭が一般に
最善であるが、他の適切な輪郭、例えば、凸面、直線な
ど、も用いられ得る。
【0035】エネルギ構成体の大きさと重量は、所望の
振動減衰量と減衰装置の性能とに典型的に依存する。こ
のことは、次に、システム全体の目的とパラメータ、例
えばブレードの特性など、に依存する。ブレード上のエ
ネルギ変換装置の配置にも依存する。一般に、微小な減
衰量はフラッタ限界における大きな改善をもたらすこと
ができる。例えば、充分な減衰は、ブレード重量の僅か
2、3%の重量のエネルギ変換装置によってもたらすこ
とができる。コンバータ構成体の充分に使用するため
に、歪みの大きさが最大である場所に重量の大きな割合
をもつことが所望される。しかしながら、コンバータ構
成体があまりにも厚い及び/又は硬いときには、ブレー
ドから構成体への確実な力学的歪みの伝達は、妨げられ
るであろう。
【0036】電気的概略図である図9に示すように、エ
ネルギ変換装置110内のそれぞれのコンバータ構成体
116は、コンバータ構成体内に誘導される電気エネル
ギを有するコンデンサ138を、コンデンサ138に亘
る異なる荷電として示す振動に相似させる。エネルギ変
換装置110に接続される電気回路112は、抵抗体1
14又は他の適切なエレメントを含み、電気エネルギの
誘導を放散する。このような解決方法は、広範囲なブレ
ード振動周波数の減衰を提供する。
【0037】PZTコンバータ構成体を使用する実施形
態において、電気回路112はコンバータ構成体116
のコンデンサ138と共に共振回路を創り出す電導体構
成体を含むことができる。共振回路はチューニングされ
る帯域フィルタである。このような実施形態において、
エネルギ変換装置は周波数依存減衰と硬化を示す。周波
数依存性は回路内の構成体の値による。さらに、共振回
路の割付けによって、全ての電気エネルギは抵抗体に放
散されない。その代わりに、多少の電気エネルギはコン
バータ構成体に戻り、ブレードの振動歪みに関する位相
ずれになる。戻りエネルギはコンバータ構成体の歪みを
誘導し、ブレードの振動歪みに対抗する。この結果、特
有の範囲(帯域)の周波数にわたるエネルギ変換装置の
硬さに幅を持たせ、前記範囲にわたる振動ストレスを低
減させる。
【0038】共振回路が有用に用いられる事例として
は、以下の例である。周期的な力の周波数が構造体の本
来の又は基礎的な周波数と一致するときに、大きな振動
ストレスがファンや他の構造体に生じることができる。
これは倍振動と呼ばれる。共振におけるストレスの大き
さは、力の関数の大きさ、重量、硬さ、と構造体の構造
的な減衰によって決定される。力の関数の周波数が一定
であるならば、ストレスの減少は増大する減衰によっ
て、又は構造体の本来の周波数の変更、すなわち、重さ
か、硬さか、その両方を変更することによって為し得
る。
【0039】共振回路を用いることによって、特有の使
用における減衰をチューニング(周波数と大きさの予測
が最適になるよう)することができる。このようにし
て、所望の減衰は共振回路なしのコンバータ構成体と較
べて、極微小の、より小さい、及び/又はより多少のコ
ンバータ構成体によって為し得る。無次元の量Qは、共
振回路の特性を表わす値として、しばしば用いられる。
Qは、Q=(共振周波数/帯域幅)として定義される。
Q値が大きければ大きいほど、電気エネルギ大部分がコ
ンバータ構成体によって力学的歪みに戻るように変換さ
れることになる。共振回路はこの実施形態に用いられる
以外の回路位相によってもたらされることが可能である
ことが解っている。
【0040】誘導子146の選択において、鉄の透磁率
は力学的ストレス環境に依存することを認識することは
重要である。従って、誘導子構成体は、あるロータ速度
においては、あるインダクタンスの大きさと、別のロー
タ速度においては異なるインダクタンスを有することが
できる。それゆえに、誘導子146は、予想される力学
ストレスレベルにおける所望のインダクタンスを有する
ように設計されねばならない。ブレードに配置されるよ
りもディスクに配置されるときに、誘導子は力学ストレ
スをあまり被ることはない。環状に巻かれたトロイドは
最も安定した磁気的な誘導子を与えることができるが、
最も効果的な重量の使用を与えることはできない。Eの
値のギャップを有するフレームを用いるときは、ギャッ
プ距離を一定に保つように保護されねばならない。強磁
性体でない、例えばカプトンのような、楔は、これと共
に用いられ得る。
【0041】作動回路は、固定誘導の誘導体構成体14
6に代わって用いられ得る。そのような回路は、1以上
の信号が共振回路内のこれらの誘導子146と競合(エ
ミュレート)するように設けることができる。この作動
回路は変換される電気エネルギによって起動し、さもな
くばこの電気エネルギは抵抗体に放散されるであろう。
この回路はOPアンプを含み、あるいは、より好ましく
は効果の大きい不連続なトランジスタを含む。そのよう
な回路は鉄芯誘導体よりも軽量にできる。回路は自動チ
ューニングであってもよい。すなわち、インダクタンス
の大きさを使用に合わせるように変更できる。この操作
において、回路は変換される電気エネルギの周波数を感
知する。自動チューニングの一つの利点は、減衰特性が
どんな時でも発生する振動の大きさと周波数にチューニ
ングできることである。このことは部分的に重要であ
る。なぜならば、ブレード振動の大きさと周波数はブレ
ードの回転速度に依存し、異なる回転速度をエンジン作
動中に使用するからである。
【0042】電気回路は、相互接続する電導体の長さを
最小にするようにエネルギ構成体の近く、例えばロータ
上など、に配置される。回路がブレード上に配置するに
は大き過ぎるときは、ディスク、例えばディスクの円周
方向外側面83、の上か、又はその近くに配置すればよ
い。インダクタンスの大きさを小さく保持するように最
大限の静電容量を与えるようなエネルギ変換装置を選択
することが所望されるであろう。この選択に関する詳細
は、後述する。
【0043】本発明の実施にあたっては、用途に応じて
複数の電気回路が所望されると解すべきであろう。例え
ば、最良な実施形態においては、単数の電気回路が1又
は2の振動モードを減衰するために用いられる。しかし
ながら、複数のモード、例えば10モード、の減衰が求
められるときは、適切な放散回路の追加が求められるで
あろう。
【0044】図10に示すように、エネルギ変換装置1
50の別の実施形態は、実質的には同じ機能を有する
が、第1実施形態のエネルギ変換装置110内のコンバ
ータ構成体116とは厚みの異なるコンバータ構成体1
52を含む。これらの構成体152は、好ましくはシー
ト状形状を有し、縦方向の寸法(放射状方向)と横方向
の寸法(軸方向)は実質的に厚みの寸法(円周方向)よ
り大きいものとして以下に明らかにされる。1つの実施
形態では、構成体の寸法は縦方向(放射状方向)約2イ
ンチ、横方向(軸方向)約2インチ、さらに厚み(円周
方向)約0.02インチ程度であるのだが、コンバータ
の最適な形状(及び量)は、ブレードの大きさ、形状及
びストレスに依存して変更されるであろう。コンバータ
構成体152は保持装置154内に1以上の“層”を整
え、前記保持装置は例えば、高分子又は他の種類の物質
を含む事前成形(プリフォーム)のようなものである。
【0045】図11に示すように、隣接するコンバータ
構成体152の層は、それぞれのポーリング方向が互い
に反対向き(180度回転)になるように向けることが
でき、すなわち、1つの層において正にポーリングされ
た電極は隣接する層において正にポーリングされた電極
と向き合い、1つの層において負にポーリングされた電
極は隣接する層において負にポーリングされた電極と向
き合う。この構成体152の方向決めは、ポーリングさ
れるような電極の電気的な相互接続を容易にする。例え
ば、図12に示されるような連続的な延性電導体156
は、ポーリングされる端末が隣接層内に位置されるよう
に相互接続するために用いることができる。孔部157
は、コンバータ構成体152の層の間の互いの結合を改
善するように延性電導体と一体化してもよい。コンバー
タ構成体152は、図13に示されように、互いに整列
されるポーリング方向にそれぞれ向くことができる。し
かしながら、このような方向決めは、異なるポーリング
電極の間の電気的接続を妨げるためにコンバータ構成体
152の層の間の電気絶縁層158を必要とする。
【0046】図10に示されるように、エネルギ変換装
置150は、エネルギ変換装置110内の対応する高分
子層126、128(図8)と実質的に同一な高分子層
160、162をさらに含む。エネルギ変換装置は、エ
ネルギ変換装置110内の対応する接着層132(図
8)とフィルタ134(図8)と実質的に同一な接着層
164とフィルタ166とをさらに含む。エネルギ変換
装置150のエッジ部は、そのコーナ部分にストレスの
蓄積を緩和するような輪郭を有することもできる。第1
実施形態のエネルギ変換装置110(図8)に関して、
エネルギ変換装置150は好ましくは単一の装置内に組
み入れられる。接着層(図示せず)は上記目的のために
コンバータ構成体152の層の間に典型的に使用され
る。エネルギ変換装置の大きさと重量とは、所望の振動
減衰量に典型的に依存する。
【0047】エネルギ変換装置150をブレードへ固定
するための好ましいプロセスにおいて、コンバータ構成
体152は保持装置154中の層にまず初めに配置され
る。保持装置154は、温度設定又は化学活性のどちら
かの高分子物質を好ましくは含み、保持装置154は、
初期においては可変形状である。圧力は、関連するファ
ンブレードの箇所のような同一形状の成形によって形成
されるか、又はオートクレイブ処理中に行われるような
ブラッダ(bladder)を横切るガス圧力によって
形成される。このプロセスの間に、各々の個別のコンバ
ータ構成体152は、ファンブレード88に、より良く
一致するように多少曲げられてもよい。保持装置154
はその最終的な形状になるように固化される。パックと
ブレード88との間の接着層164は、必要に応じて加
えられる。それとは別に、保持装置はブレード無しの形
状にされてもよい。例えば、上述までのプロセスを用い
て、後にブレードに固定するようなものである。
【0048】この実施形態は、第1実施形態と較べて幾
つもの利点を有する。コンバータ構成体152のエレメ
ントは、第1実施形態の構成体116(図8)よりも薄
く、かつ商業的に得られるようなしばしば高品質であ
り、すなわち単位体積あたりに小さなサイズかつ、損傷
が少ない。このことは、単位面積あたりに、より強度を
増すことになる。これらのコンバータ構成体152は、
第1実施形態の構成体よりも、柔軟性をも有し、それゆ
えに構成体のブレードの形状に、より容易に一致する。
従って、構成体の個々の研削は必須ではなく、平面箇所
を有するブレードもまた必須ではない。さらに、より薄
いコンバータ構成体152は、より厚いコンバータ構成
体116よりも確実に力学的歪みを結合し、前記構成体
は、耐久性の高い定常状態の歪みを有し得る。しかしな
がら、この実施形態は、エネルギ変換装置110(図
8)の全体歪み伝達係数よりも低いエネルギ変換装置装
置150の全体歪み伝達係数となる。なぜならば、コン
バータ構成体152の層の間の付加的な接着剤のためで
ある。そのような層は、ブレードからコンバータ構成体
152への力学的歪みの伝達を潜在的に妨げる。第1実
施形態のように、材料物質を選択し、方向決めするとき
には注意が払われるべきである。食い違って示される
が、コンバータ構成体152は、互いに実質的に重ね合
わされて交互に方向付けることができる。
【0049】エネルギ変換装置150は、コンバータ構
成体152が平行に、一連に、又はそれらの組み合わせ
に交互に相互接続することによってさまざまな種類もの
異なる静電容量を与えるように配置できる。設定体積
量、すなわち0.01インチの厚みのコンバータ構成体
のエネルギ変換装置によって与えられる静電容量は、
0.1インチ厚みのコンバータ構成体のエネルギ変換装
置によって与えられる静電容量より100ファクタ大き
いことを理解する必要がある。(なぜならば、より薄い
構成体は構成体電極の空間を10分の1未満にできるか
らであり、所定体積量に10倍もの数多くのコンバータ
構成体をパックすることができ、そのことは累積的な電
極表面が10倍になる。) より大きな静電容量は、明きらかに重量と配置に関して
有利なより小さな誘電子146(図9)になる。
【0050】エネルギ変換装置150と同一なエネルギ
変換装置を有する減衰装置は、振動防止のための17イ
ンチのファンブレードにおいて作動された。減衰装置の
パラメータは以下の通りである。
【0051】 ブレード重量:0.305ポンド コンバータ構成体(圧電装置)重量:0.0198ポン
ド 圧電装置静電容量:165ナノファラッド ブレード振動周波数:292Hz 誘導子無しの抵抗:3000オーム 誘導子有りの抵抗:500オーム 誘導子:1.7ヘンリー 別の実施形態に関して、図14に示すように、エネルギ
変換装置170は前述のエネルギ変換装置110(図
8)、150(図10)と実質的に同一であるが、保持
装置174内にスロット(溝部)172に設けることが
できる。このようなスロット172はエネルギ変換装置
170をより柔軟にし、これによってブレード88へ容
易により良く一致する。コンバータ構成体176はコン
バータ構成体116(図8)、152(図10)よりも
大きな形状で示されているが、より大きな形状のコンバ
ータ構成体が求められる訳ではない。
【0052】前述のように、エネルギ変換装置の設計と
配置を選択するときに、定常状態の歪みの大きさが検討
されるべきである。定常状態の歪みを方位付ける高過ぎ
る高さd31は、圧電物質の電磁気学的な結合係数を劣化
させる。このような歪みは、圧電構成体にひび割れを生
じる。商業的な圧電物質は、1000ppmから150
0ppmの割合(ポーリング後)で典型的にひび割れる
ことを考慮すべきである。より高品質な圧電構成体は2
000ppm程度の頻度の歪みに典型的に耐える。しか
しながら、チタニウムのブレードの基部の近辺の箇所
は、定常状態において3000ppmから4000pp
mの頻度に増加するかもしれない。定常状態の歪みは、
このようにPZTセラミック圧電構成体の張力の大きさ
のおおよそ2.5倍になる。(チタニウムは平方インチ
あたり5万ポンド(50kpsi)に典型的に耐える一
方、PZT圧電物質は20kpsiに典型的に耐えるこ
とを考慮すべきである。) 他の解決方法は、圧電物質が過大な定常状態の歪みによ
ってひび割れないようにすることである。例えば、チタ
ニウム物質をより多く用いることは、ブレードへの定常
状態の歪みを削減することができる。しかしながら、こ
のことは明らかに重量の点で不利益をもたらす。これと
は別に、圧電構成体は定常状態の伸張力をうち消す圧縮
力によって維持され得る。このことを達成するための1
つのプロセスは、所望の定常状態の歪みと同一の方向に
ブレードを歪ませる力を形成することである。従って圧
電構成体はブレードへ固定される。その後、その力が取
り除かれブレードが元の形状に戻ることができ、エネル
ギ変換装置180とコンバータ構成体182とに作用す
る圧縮力となる。圧縮歪みの大きさは、好ましくは、圧
縮歪みの組み合わせほどに充分に大きく、定常状態の歪
みは圧電構成体の能力を超えることはない。
【0053】他の解決方法は、図8に関して前述のよう
に、コンバータ構成体とブレードとの間にギャップを設
けることである。ブレードよりも硬くない物質でギャッ
プを満たすことは、振動歪みの適切な伝達を与えるコン
バータ構成体へ送信されて、定常状態の歪みを低減する
ことになる。
【0054】本発明の減衰装置の他の実施形態について
は、図15に示されるように、エネルギ変換装置180
は複数のコンバータ構成体182を含む。コンバータ構
成体182は好ましくはブロック形状をなすが、より小
さい形状かつより薄いものである(このことはエネルギ
変換装置150(図10)に関して前述の通り、より大
きな静電容量を可能とする)。構成体182は、図3の
スタック57と部分的に同一な1以上のスタック184
に好ましくは配置される。スタック184は保持装置1
86内に位置することができる。スタック内の構成体1
82は、典型的に電気的に互いに接続される。このよう
な接続は、電導体188a、188bの一部分によって
与えられる。
【0055】スタック184はコンバータ構成体182
の電気軸の方向が放射状方向と実質的に平行になるよう
に好ましくは方向付けられる。このことは放射状方向の
振動歪みと定常状態の主要軸歪みとの両方に関連するd
33方位を示す。d33方位は、高定常状態ストレス状況下
でさえも圧電電気力学的な結合係数の低下をほとんど生
じない。d31方位によって与えられるよりも大きな結合
係数もまた生じる。2つの改善の要因については検討が
重ねられ、理想的にはさらなる改善が可能であろう。さ
らに、d33方位によって与えられる係数(すなわち、力
学的な硬度)は、d31方位によって与えられる係数より
も大きい。
【0056】コンバータ構成体182のスタック184
は、端から端190までを圧縮力によって支えるであろ
う。なぜならば、スタック内の構成体は、充分な張力歪
みにさらされているときには互いに分離、すなわちひび
割れ、可能だからである。圧縮力はそれぞれのスタック
へ形成され、スタック184にひび割れをもたらす逆
(不均一な)ストレスを誘因するのを避けるように好ま
しくは施される。
【0057】スタックに圧縮力を与える1つの方法は、
まず初めに構成体をポーリングし、次いでブレードを伸
張し、構成体をそれに固定することである。このような
プロセスはd31方位に関連して上述されている。それと
は別に、構成体182のスタック184は、エネルギ変
換装置182がブレード88に結合された後にポーリン
グすることによって圧縮力を与えることもできる。図1
に関連して前述されているように、圧電物質はポーリン
グの上に典型的に拡がる。エネルギ変換装置がポーリン
グに先立ってブレードに固定されるとき、コンバータ構
成体182は拡張を制限され、圧縮状態の終了の代わり
となる。ポーリング電圧の大きさは、所望の圧電特性を
与えるように好ましく適合される。
【0058】ブレードからの力学的歪みは、スタックの
両側面よりもスタックの端部を主に介してスタックへと
好ましくは伝達される。このことはスタック上の逆曲が
り歪みを避けるためである。保持装置186はスタック
端部へ力を伝達するための手段を与えることができる。
前記の場合には、保持装置は前述の実施形態に用いられ
る保持装置118、154、174よりも幾分硬く(よ
り硬直な)、例えば黒鉛エポキシ構成体のような硬いプ
ラスティック又はチタニウムのような物質を好ましくは
含む。
【0059】図16に示されるように、構成体は、隣接
する構成体のポーリング方向が互いに反対向きになるよ
うに好ましくは方位付けられる。図15に示されるエネ
ルギ変換装置150内に隣接するコンバータ構成体にお
いても同様である。このことはスタック184内のコン
バータ構成体182間の電気的な相互接続を容易にす
る。タブ形状の電極194を備えた電導層192は、ス
タック内のそれぞれのコンバータ構成体間に設けられて
もよい。電導層192は、隣接する構成体182のポー
リングされる電極のように電気的に接続する。正にポー
リングされるコンバータ電極に接続されるタブ化電極1
94は、スタックの一方の側面部196から突出し、他
方、負にポーリングされるコンバータ電極に接続される
タブ化電極194は、スタックの他方の側面部198か
ら突出する。一方の側面部196のタブは、電導体18
8aによって電気的に相互接続される。他方の側面部1
98のタブは、電導体188bによって電気的に相互接
続される。
【0060】接着手段の薄層(図示せず)は、スタック
と共に結合する構成体間に設けられ得る。スタックは、
コンバータ構成体と電動層とそれを共に“焼却”するこ
とを固有に調整することによって別々に創り出すことも
できる。
【0061】図17、18に示すように、エネルギ変換
装置180とスタック184とのブレード側面部200
は、複雑な輪郭(例えば、他方向を向いたカーブ)を備
えるブレードと同一な輪郭を有し得る。接着層202
は、エネルギ変換装置180とブレード88との間に設
けられ得る。しかしながら、上述のように、スタック1
84内部において逆ストレスを避けるために、力学的歪
みは、スタック184のブレード側面部200を介する
よりもスタック184の端末部190(図15)を主に
介してスタック184へ好ましくは伝達される。エネル
ギ変換装置180は、変換装置180の内部の構成体の
保護を与えるように外側高分子層204をさらに含む。
エネルギ変換装置180は、単一ユニットの使用、例え
ば前述のエネルギ変換装置110、150、170に関
連して示唆される1以上の方法、として好ましくは共に
結合される。変換装置180は、エネルギ変換装置11
0(図8)内のフィレット134と実質的に同一なフィ
レット206をさらに含む。エネルギ変換装置180の
エッジ部は、その角部にストレス蓄積を緩和するように
輪郭され得る。
【0062】本発明の減衰装置の別の実施形態に関して
図19に示されるように、ブレード88は表面から円周
方向107(図6の(A))に突出する保持装置210
をさらに含む。保持装置210は、放射状方向の支持部
がエネルギ変換装置220の近傍に設けられ得る箇所を
介して1以上の内側面212を好ましくは含む。保持装
置210は、エネルギ変換装置220を完全に包囲する
保持装置186(図15、18)と同一形状を有しても
よいが、必須では無い。保持装置210は、図示のよう
にブレード上に一体形状のフランジを形成するか、それ
とは別に、ブレードに設けられて分離可能に形成され
る。
【0063】保持装置は、エネルギ変換装置180(図
15−18)と実質的に同一なエネルギ変換装置と共に
用いることができるのだが、このエネルギ変換装置22
0は保持装置無しのコンバータ構成体224の1以上の
スタック222を好ましくは含む。スタック222は、
スタック端末部のコンバータ構成体226がスタック2
22内の他の構成体と結合できないことを除いて変換装
置180(図15−18)内のスタック184と実質的
に同一であり、その結果、保持装置210からスタック
222を電気的に分離することができる。
【0064】変換装置180(図15−18)内のスタ
ック184に関して、スタック222は圧縮状態に好ま
しくは配置され、力学的な歪みは端末部232を介して
スタックに好ましくは伝達される。保持装置210はス
タック222の端末部へ力を伝達するための手段を与え
ることが可能である。シム228は保持装置210の内
側面部229とエネルギ変換装置220との間に設ける
ことができる。シム228は、振動歪みの伝達が可能で
あり、接着物質、好ましくは硬化する際に拡がる種類の
もの、を含む。
【0065】エネルギ変換装置220はブレードの放射
状方向106表面(すなわち、空洞の底部)と好ましく
は接触しない。接着層230はエネルギ変換装置180
とブレード88との間に設けられ得るのだが、エネルギ
変換装置180のスタック184に関して、力学的歪み
は、スタック184のブレード側面部234を介してよ
りもその端末部232を主に介してスタック222へ好
ましくは伝達される。エネルギ変換装置180は、その
外側高分子層204と実質的に同一な外側高分子層23
6をさらに含んでもよい。カバー238は、ブレード操
作の間にエネルギ変換装置の保護を補助するように設け
られてもよい。
【0066】別の実施形態に関して図20に示すよう
に、ブレードは、ブレード表面から突出するというより
もむしろ窪むこと以外は、保持装置210(図19)と
同一な保持装置240を含む。保持装置240は、保持
装置210(図19)の内側面212と実質的に同一な
内側面242を有する。このような窪みの保持装置24
0は、エネルギ変換装置220がガス流路68(図5の
(A)、5の(B)、7、15)から外れる箇所におい
て使用されるのにとりわけ適合している。
【0067】別の実施形態に関して図21に示すよう
に、エネルギ変換装置250は1以上のブレード88へ
固定される保持装置256内の振動伝達装置254とコ
ンバータ構成体252とを含む。コンバータ構成体は、
振動伝達装置の外側に放射状に好ましくは配置される。
両者は、保持装置内で少なくとも1方向に移動自在であ
る。保持装置256は、実質的に封じることの可能な好
ましくは容器又は器である。
【0068】コンバータ構成体252は前述のいくつも
のコンバータ構成体と同一であってもよいが、エネルギ
変換装置180(図15−18)内のコンバータ構成体
182のスタック184と実質的に同一なスタック25
8を好ましくは含む。変換装置180内のスタック18
4に関して(図15−18)、スタック258は圧縮状
態に好ましくは配置され、力学的歪みは端末部260を
介してスタックへ好ましくは伝達される。スタック25
8の各々の端末部260上に設けられる連絡機構262
は、スタック258における逆ストレス、例えば曲げな
ど、の誘発無しにスタック258へ力を伝達するための
手段を与えることができる。
【0069】振動伝達装置254は、内側構成体264
と保持装置256との間に設けられる粘弾性物質の層2
66と、内側構成体264と、を好ましくは含む。粘弾
性物質は、低周波数の歪み、例えば定常状態歪み、に対
しては、たわむが、高周波数の歪み、例えば振動歪み、
に対しては硬くなる性質を有する。内側の構造は、振動
伝達装置254の内に粘弾性物質を保持するように外側
シール270を備えるスライド遮断部268を含んでも
よい。外側シールは、Oリング又はダムのようなフレキ
シブルな金属に限定されることなくさまざまな種類のシ
ールを含むことができる。
【0070】エネルギ変換装置250は電気回路272
へ電気的に接続される。電気回路272は電気回路11
2(図7)と実質的に同一であり、エネルギ変換装置2
50、例えば図示されるような内部構造体264の内側
部分を部分的に中空にしたもの、の上に、又はその中
に、又はこれとは別に、からは遠隔に配置することがで
きる。
【0071】運転中において、ブレードからの振動と定
常歪みは、保持装置に伝達される。これらの歪みは、振
動歪みのみを内部構造体へ順番に伝達する粘弾性層へ伝
達される。遠心力は、内部構造体がスタック258と接
触しながら放射状方向外側へ動くようにする。一度接触
すると、内部構造体は、スタック上に遠心荷重効果を生
じ、それによってスタックを圧縮状態にする。内部構造
体の重量は、所望の圧縮量になるように好ましくは予め
設定される。振動歪みは内部構造体264からコンバー
タ構成体252へ伝達される。前述の実施形態のよう
に、コンバータ構成体252は、力学的な歪みを電気回
路272にて放散され得る電気エネルギに変換する。
【0072】今までの実施形態と較べてこの実施形態に
は少なくとも2つの効果がある。まず第1に、ブレード
の主要な定常状態の歪みは、コンバータ構成体252へ
(断続して)伝達しない。従って、張力歪みは、ブレー
ドの主要な定常状態歪みの結果、コンバータ構成体にほ
とんど伝えられない。第2に、遠心荷重はコンバータ構
成体上に圧縮力を与えるように用いることができる。こ
のことは、コンバータ構成体に関する張力歪みのネット
の大きさがゼロを求められる状況において、とりわけ有
用である。
【0073】本発明の減衰装置の別の実施形態に関して
図22に示すように、シュラウド(導風板)280(結
合)は、一対の隣接するファンブレード282、284
と(組になって)相互接続する。シュラウドは、ブレー
ド振動、例えば図6の(A)に記載と同一の円周方向1
07の振動、の緩和を補助するようにブレードに構造的
な硬さを与えるために一般に用いられる。しかしなが
ら、この実施形態のようなシュラウド280ではない場
合、シュラウドは隣接するブレードに相互接続されずに
現在、一般に用いられ、むしろ、それぞれのブレードは
それぞれのシュラウドを有し、隣接するブレード上のそ
のシュラウドは、ブレード間のそれぞれの中間点に接触
する。この接触するシュラウドの適用は、ブレード振動
を減衰させる摩擦になる。シュラウドを設けることによ
り、ブレード振動の周波数はシュラウドを設けない場合
より周波数が高くなる。より高い周波数の振動は、より
低い周波数の振動よりも問題を少なくする。しかしなが
ら、シュラウドの使用は、エンジン性能を一般に低下さ
せることになる。シュラウドがブレードの基部に隣接す
る位置286に配置されるとき、この性能の低減は典型
的に低下するが、位置286のシュラウドはシュラウド
280よりも振動に関して典型的に充分ではない。
【0074】図23に示されるように、シュラウド28
0は、1以上のエネルギ変換装置292を受容するよう
にそれぞれ適合する1以上の窪みをもつ保持装置290
を備える放射状の内側表面を有する。保持装置290
は、ブレード表面内よりもシュラウド280表面288
内の方に窪みを有すること以外は保持装置240(図2
0)と実質的に類似である。保持装置290は、保持装
置240(図20)の内側面部242と実質的に同一な
内側面部294を有する。
【0075】それぞれのエネルギ変換装置292は、コ
ンバータ構成体224のスタック222と実質的に類似
するコンバータ構成体298のスタック296を含むエ
ネルギ変換装置220(図19)と好ましくは実質的に
同一である。スタック296の端末部302におけるコ
ンバータ構成体300は、スタック296内の他の構成
体と電気的に接続されなく、その結果コンバータ構成体
300はスタック296を保持装置290から電気的に
分離することができる。
【0076】変換装置220(図19)内のスタック2
22に関して、スタック296は圧縮状態に好ましくは
配置され、力学的歪みは端末部302を介してスタック
へ好ましくは伝達される。保持装置290はスタック2
96の端末部302へ力を伝達するための手段を与える
ことができる。シム228(図19)と実質的に類似で
あるシム304はエネルギ変換装置292と保持装置2
90の内側面部294との間に設けられ得る。
【0077】エネルギ構成体292は、放射状方向に向
くブレード表面(すなわち、空洞部の底)に好ましくは
接触しない。エネルギ変換装置180(図15−18)
内の層202と類似の層306は、ブレード88とエネ
ルギ変換装置292との間に設けることができるが、力
学的歪みはスタック296のブレード側面308を介す
るよりもスタックの端末部302を主に介してスタック
296へ好ましくは伝達される。エネルギ変換装置29
2は、エネルギ変換装置180(図15−18)の外側
高分子層204と実質的に類似する外側高分子層310
をさらに含み得る。
【0078】図24に示すように、ファン運転中におい
て、ブレード282、284の円周方向のように向く振
動は、シュラウド280上の円周方向のように向く歪み
を伝達する。次に、この歪みは、d33方位のコンバータ
構成体298へ伝達される。上述の実施形態に関して、
コンバータ構成体298は、力学的歪みエネルギを電気
的エネルギに変換する。
【0079】求心力はシュラウド280を放射状方向1
06外側へ曲げるように作用する。シュラウド280は
隣接ブレードを相互連結するので、放射状方向外側へ曲
がるシュラウドは、円周方向117、すなわちシュラウ
ドの縦軸方向、の内側表面288にシュラウドへの放射
状方向の圧縮となり、それによってエネルギ変換装置2
92内のコンバータ構成体298のスタック296上へ
の圧縮力となる。
【0080】関連する技術は、他の実施形態におけるコ
ンバータ構成体上へ圧縮力を与えるために用いられても
よい。例えば、圧縮力は、定常状態下に適切な曲げを被
るブレード上の位置にコンバータ構成体を配置する構成
体ことによって与えられ得る。
【0081】監視システムは、ターボ機械の寿命を超え
て特別に運転される減衰装置を検証するように上述のい
くつもの実施形態に含むことができる。監視システム
は、例えば振動を監視できて、振動は例えばフラッタ振
動であり、振動の大きさが過大であるか否かを決定でき
る。監視システムは、コンバータ構成体の状況を決める
ためにコンバータ構成体の電気的インピーダンスもまた
監視できる。
【0082】本発明の減衰装置は、ブレードの外部表面
へ固定されるエネルギ変換装置を有するように記述され
るが、エネルギ変換装置は別々に、中空体ブレードの内
側表面に配置されるか、又はブレード内部、例えば複合
翼型のレイアップ構造の内部、に組み込まれることが可
能であるのは明らかであろう。本発明の減衰装置は何種
類ものターボ機械の翼型を用いるように適合でき、前記
ターボ装置の翼型は何種類かのブレード(回転翼型)又
はベーン(非回転翼型)を含むがこれに限定されるもの
ではない、ことは認識されるであろう。いくつかの特有
な使用に関して、振動に起因する特有な力と翼型の構造
上の動力学に対する認識は、翼型に関する振動構成体の
設計と配置を最良にするために必要であることも明らか
であろう。
【0083】コンバータ構成体と抵抗部と誘導子とに関
する量と配置とを決定するための好ましい方法は、下記
の電気回路112(図19)である。減衰されるべき振
動モードの歪みエネルギのブレードにおける分配は、決
定される。この決定、有限要素分析として通常は言われ
ている、は、コンピュータ処理による振動分析プログラ
ム、例えばNASTRAN、を典型的に求める。最大の
歪みエネルギ密度を有するブレードの箇所は特定され、
コンバータ構成体は歪みエネルギ結合を最大にするよう
にこれらの箇所へ配置される。いくつかの実施形態にお
いて、何らかの異なる配置は、振動よりも他のもの、例
えば空気力学や重量、に注意を払う必要があろう。コン
バータ構成体は前記実施形態の必要重量を満足する厚み
を有する必要がある。コンバータ構成体がそのように配
置され、減衰される振動モードについてのブレードの歪
みエネルギの分配は、決定される。これらのステップ
は、さまざまな構成体の全体の重量、長さ、幅や厚みに
ついてそれぞれ繰り返される。それぞれの反復におい
て、ブレードとコンバータ構成体とにおける歪みエネル
ギの合計のデータが集積される。集積されたデータは、
ブレード上の誘導子と抵抗部とコンバータ構成体の効果
とにとっての最適な値を予想するような、それぞれの前
記反復に関する下記計算式を演算するときに用いられ
る。PZTという言葉が以下の定義や数式に示される
が、これらの数式や定義においてコンバータ構成体をP
ZTタイプの物質に限定するものではない。
【0084】定義
【0085】
【数1】
【0086】
【数2】
【0087】但し、Zbladeは、ブレードの力学的なイ
ンピーダンスのことである。
【0088】k1は、PZTと平行なブレードの硬さの
ことである。
【0089】k2は、PZTによって相対的に影響を受
けないブレードの硬さのことである。
【0090】ZPZTは、シュンテッド(分巻き)PZT
(L系列中のR)についてのPZTの力学的インピーダ
ンスのことである。
【0091】KOC PZTは、開回路中のPZTの硬さのこ
とである。
【0092】kijは、PZTの電気力学的な結合係数の
ことである。
【0093】Cは、締め付けられたPZTの静電容量の
ことである。
【0094】Lは、回路のインダクタンス値のことであ
る。
【0095】Rは、減衰抵抗値のことである。
【0096】sは、ラプラスパラメータjωのことであ
る。
【0097】
【数3】
【0098】
【数4】
【0099】但し、x/xstは、動的増幅関数である。
【0100】ηは、ブレード減衰である。
【0101】
【数5】
【0102】
【数6】
【0103】但し、fcは、PZTの平行に対するブレ
ードの合致度の分数であり、上述の計算による有限要素
分析の結果から得られ、それぞれの有限要素分析は上述
の計算の反復である。
【0104】frは、PZTによって影響を受けるブレ
ードの硬さに対するPZTの硬さの比であり、上述の計
算による有限要素分析の結果から得られ、それぞれの有
限要素分析は上述の計算の反復である。
【0105】上述の計算による有限要素分析のそれぞれ
の反復は、fcとfrについての組み合わせの値を導き出
す。fc、frの組み合わせの各々に対して、以下のK2
ijとΨ2 ijが計算される。
【0106】
【数7】
【0107】
【数8】
【0108】K2 ijは、どの程度のシステム全体の歪み
エネルギが、電気エネルギに変換されるかを指し示す。
Ψ2 ijは、PZTがブレード部位のみを影響することに
よって、どの程度のブレード歪みが失われるのかを指し
示す。K2 ijを最大化し、同時にΨ2 ijとブレードの全重
量とを最小化することは典型的に所望されることに注目
すべきであろう。
【0109】K2 ijとΨ2 ijのそれぞれの組み合わせに対
して、最適なRとLとが以下の数式を用いて計算され
る。またγとαの最適値も以下の通りである。
【0110】
【数9】
【0111】
【数10】
【0112】
【数11】
【0113】
【数12】
【0114】但し、νは、開回路におけるPZTを伴な
うブレードの自然モード周波数(ωn)に対する被振動
周波数(ωs)の比である。
【0115】γは、振動チューニングパラメータであ
り、Rは抵抗値、CはクランプされたPZTの静電容量
値、ωnは自然モード周波数をそれぞれ示す。
【0116】αは、自然モード周波数(ωn)に対する
電気的共振周波数(ωe=1/(LC)1/2)の比であ
る。
【0117】従って、x/xstの数式、すなわち動的増
幅関数、を用いて、K2 ijとΨ2 ijの組み合わせによって
与えられる振動ストレスの減少量と、それらに連関する
最適なRとLの値とは、計算される。動的増幅関数は、
所定の過振のための周波数の関数として、ブレードにお
ける合計のストレスの示度を与える。
【0118】上述の好ましい方法は、ブレードへ結合さ
れるPZT構成体の減衰装置と実験的なファンブレード
とを含む実施形態のための最適な予測パラメータ値が得
られるように用いることである。そして、実験により最
適値は、経験的に決められ、予測値と経験的に決められ
た値は、以下の通りである。
【0119】ナストラン(NASTRAN)有限要素分
析より: fc=0.536 fr=0.633 この実施形態に用いられるPZT5Aのための適切なk
ij結合定数: k31=−0.34 上述の好ましいプロセスにて用いる最適な予測値: L=3.84ヘンリー R=825オーム η(ν=1)=0.070 経験的に決められた最適な値: R=708オーム L=3.78〜3.85ヘンリー ブレード減衰(損失係数):0.08〜0.09 予測値と経験的に決められる値との間の近接は、以下の
ことを指し示している。すなわち、減衰は、分析とコン
ピュータのモデル計算とによって精度よく予測できるこ
とと、減衰の最適化は、特有な配置手順を介した最小の
重量、大きさと厚みのPZTによって得ることができる
こととである。
【0120】予測値よりも多少大きいことの理由は、P
ZTが縦方向と、微小ながら、横方向にも伸張され続け
ているからである。それゆえに、k31結合定数を効果的
に増加し得るd31とd32との構成体がある。このこと
は、増加傾向の効果的な減衰を導く。受動的な減衰が明
らかにされる一方、本発明の減衰もまた、能動的な制御
機構に使用されることもできて、その制御機構は、例え
ば、振動センサが振動を検出し、その検出された振動に
対する歪みを誘導するように電圧をコンバータ構成体に
形成する制御回路である。能動的な制御機構はセンサ、
単一のプロセッサ、作動機と電源を一般的に求める。し
かしながら能動的な実施形態は、受動的な実施形態によ
って求められるほど多量のコンバータ構成体を必要とし
ない。
【0121】最終的に、エネルギ変換装置がコンバータ
構成体のみを含む必要があることは当業者にとって明白
であろう。
【0122】コンバータ構成体は、さまざまな適切な物
質を含んでもよい。このことは、圧電性物質、圧磁性物
質、強誘電物質や磁わい性物質として一般的に称されて
いるタイプの物質を含むが、これらに限定されるもので
はない。圧電性タイプの物質に関して特記すべきもの
は、鉛ジルコニウムチタン(PZT)と、クォーツ、有
機化合物、トーメリン(tormeline)、ポリビ
ニルインデンフロライド(PVDF)のような複合体と
を含む圧電セラミックである。
【0123】本発明はファンブレードに用いるための実
施形態に関して開示するのであるが、本発明は、振動ス
トレスを被るさまざまなターボ機械構成体への一般的な
適用性を有し、大きな定常状態ストレスに耐性を有する
必要のある構成体への使用に特有の効果を与える。大き
な定常状態ストレスを有する構成体は、回転翼型ばかり
に限定するものでなくベーンと、ナセルと、エンジンの
空気処理表面を与える他の構成体をも含み、このベーン
はガス流路の速度のための大きなストレスを有する。
【0124】固有な実施形態に言及して固有な発明を開
示してきたが、この説明は限定する意味合いでなく、例
示的な意味合いである。下記の請求の範囲に記載されて
いるような、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内にお
いて、上述の実施形態のさまざまな変更や同様に本発明
の付加的な実施形態も、当業者にとっては明白なことで
ある。それゆえに、下記の請求の範囲が本発明の技術的
思想の範囲内にあるようなさまざまな変更や実施形態を
網羅することは予期される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に用いられ得る1つの型式の圧
電構成体と電導体に関する概略図である。
【図2】図2は、本発明に用いられ得る別の型式の圧電
構成体と電導体に関する概略図である。
【図3】図3は、図2の型式の圧電構成体のスタックで
ある。
【図4】図4は、本発明に用いられ得る別の型式の圧電
構成体と電導体に関する概略図である。
【図5】図5の(A)は、本発明を用いることのできる
ガスタービンエンジンの切り開き部分を含む概略図であ
り、図5の(B)は、本発明に用いられ得る1以上の減
衰装置を備えるファンブレードを有したファンセクショ
ンの一部分の概略図である。
【図6】図6の(A)は、図5の(B)のブレードに関
する1つの可能な振動モードを表わす概略図であり、図
6の(B)は、翼型曲げを表わす概略図であり、さら
に、図6の(C)は、翼型捩れを表わす概略図である。
【図7】図7は、図5の(B)に係る本発明の減衰装置
の第1の実施形態の概略図である。
【図8】図8は、図7の減衰装置のエネルギ変換装置と
ブレードの図7の8−8線に係る断面図である。
【図9】図9は、図7の減衰装置の電導体と接続部を表
わす概念図である。
【図10】図10は、図7のエネルギ変換装置の別の実
施形態と図7のブレードの図7の8−8線に係る断面図
である。
【図11】図11は、図10のエネルギ変換装置の一部
分の断面図である。
【図12】図12は、図10のエネルギ変換装置に用い
られ得る延性の電導体の概略図である。
【図13】図13は、図7のエネルギ変換装置の別の実
施形態の一部分の断面図である。
【図14】図14は、図7のエネルギ変換装置の別の実
施形態と図5の(B)のブレードの概略図である。
【図15】図15は、図7のエネルギ変換装置の別の実
施形態と図5の(B)のブレードの概略図である。
【図16】図16は、図15のエネルギ変換装置の一部
分の概略図である。
【図17】図17は、図15のエネルギ変換装置の一部
分と図15のブレードの17−17線の係る断面図であ
る。
【図18】図18は、図15のエネルギ変換装置の一部
分と図15のブレードの18−18線の係る断面図であ
る。
【図19】図19は、図7のエネルギ変換装置の別の実
施形態と図5の(B)のブレードの別の実施形態の断面
図である。
【図20】図20は、図19のエネルギ変換装置と図5
の(B)のブレードの別の実施形態の断面図である。
【図21】図21は、図7のエネルギ変換装置と図5の
(B)のブレードの別の実施形態の断面図である。
【図22】図22は、シュラウドによって機械的に接続
する1対の隣接ファンブレードであり、本発明の減衰装
置の1以上の実施形態と共に示す概略図である。
【図23】図23は、ファンの非運転時における、図7
のエネルギ変換装置の別の実施形態と図22のシュラウ
ドとブレードの23−23線に係る断面図である。
【図24】図24は、ファンの運転時における、図23
のエネルギ変換装置とブレード、シュラウドの断面図で
ある。
【符号の説明】
68…エアー 86…基部 88…ファンブレード 92…前縁 94…後縁 98…正圧サイド 102…線 106…放射状方向 108…減衰装置 110…エネルギ変換装置 112…電気回路 114…抵抗体 116…コンバータ構成体 118…保持装置 120…電導体 121…隙間 122a…電導体 122b…電導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイヴィド ディー.ペアソン アメリカ合衆国,コネチカット,ウエスト ハートフォード,バーウィン ロード 10

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高定常状態を被るターボ機械構成体にお
    ける振動歪みを受動的に低減し、前記振動歪みが力学的
    エネルギと連関する装置であって、 前記構成体に接続された力学的−電磁気学的エネルギ変
    換装置を有し、 前記エネルギ変換装置は、前記構成体の振動歪みと連関
    する力学的エネルギを受容し、 この力学的エネルギから前記電磁気学エネルギを生成
    し、 前記エネルギ変換装置に電磁気学的に接続された電磁気
    学的回路を有し、 前記電磁気学的回路は、前記エネルギ変換装置から電磁
    気学的エネルギを受容し、 そしてそれを放散することを特徴とする振動減衰装置。
  2. 【請求項2】 前記ターボ機械のエンジンは、ガス流路
    を有し、 前記構成体は、ガス流路のための気体処理表面を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  3. 【請求項3】 前記構成体は、翼型であることを特徴と
    する請求項1記載の振動減衰装置。
  4. 【請求項4】 前記構成体は、回転翼型であることを特
    徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  5. 【請求項5】 前記電磁気学的回路は、電気回路と前記
    力学的−電磁気学的エネルギ変換装置の電磁気学的な接
    続を含み、 前記電気回路は、電気的な接続を含むことを特徴とする
    請求項1記載の振動減衰装置。
  6. 【請求項6】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装
    置は、圧電物質を含むことを特徴とする請求項1記載の
    振動減衰装置。
  7. 【請求項7】 前記電磁気学的エネルギは、電気的に放
    散されることを特徴とする請求項1記載の振動減衰装
    置。
  8. 【請求項8】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装
    置は、前記構成体へ固定するに先立って位置合わせをす
    ることを特徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  9. 【請求項9】 前記構成体は、面部分を有し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記面部
    分に固定されることを特徴とする請求項1記載の振動減
    衰装置。
  10. 【請求項10】 前記ターボ機械は、ガス流路を有し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記ガス
    流路以外の前記面部分へ固定されることを特徴とする請
    求項9記載の振動減衰装置。
  11. 【請求項11】 前記構成体は、シュラウドを有する翼
    型であり、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記シュ
    ラウドへ固定されることを特徴とする請求項1記載の振
    動減衰装置。
  12. 【請求項12】 前記構成体は、一体性の保持装置を有
    し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は前記保持装
    置内に配置されることを特徴とする請求項1記載の振動
    減衰装置。
  13. 【請求項13】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、前記構成体へ固定される端部を有する保持装置
    を含み、 前記保持装置は、前記端部を初めに介して力学的エネル
    ギを受容することを特徴とする請求項1記載の振動減衰
    装置。
  14. 【請求項14】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、シート状形状を備える変換構成体を含むことを
    特徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  15. 【請求項15】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、複数のスタックに形成される変換構成体を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  16. 【請求項16】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、粘弾性物質を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記粘弾
    性物質を介して前記構成体から力学的エネルギを受容す
    ることを特徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  17. 【請求項17】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、圧縮力を与えられて前記構成体へ固定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  18. 【請求項18】 前記圧縮力は、前記構成体を曲げるよ
    うに前記構成体へ力を形成することを含み、 このようにして、前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、前記構成体へ固定され、 さらに、前記力は取り除かれることを特徴とする請求項
    17記載の振動減衰装置。
  19. 【請求項19】 前記構成体が高定常状態ストレスにさ
    らされるときに、前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、圧縮力を与えられて前記構成体を固定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の振動減衰装置。
  20. 【請求項20】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、前記構成体へ固定されるに先立って実質的に位
    置合わせされ、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、シート状
    形状を備えた変換構成体を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、圧縮力を
    与えられて前記構成体へ固定されることを特徴とする請
    求項4記載の振動減衰装置。
  21. 【請求項21】 前記構成体は、一体性の保持装置を有
    し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記保持
    装置内に位置し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、スタック
    に形成される複数の変換構成体を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、圧縮力を
    与えられて前記構成体へ固定されることを特徴とする請
    求項4記載の振動減衰装置。
  22. 【請求項22】 前記電磁気学的回路は、電気回路と前
    記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置の電磁気学的な
    接続とを含み、 前記電気回路は、電気結合を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、圧電物質
    を含み、 前記構成体は、面部分を有し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記面部
    分に固定され、 前記構成体が高定常状態ストレスにさらされるときに、
    前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、圧縮力を
    与えられて前記構成体を固定されることを特徴とする請
    求項4記載の振動減衰装置。
  23. 【請求項23】 高定常状態を被るターボ機械構成体に
    おける振動歪みを受動的に低減し、前記振動歪みが力学
    的エネルギと連関する方法であって、 前記構成体に力学的に接続された力学的−電磁気学的エ
    ネルギ変換装置を有し、 前記エネルギ変換装置は、前記構成体の振動歪みと連関
    する力学的エネルギを受容し、 前記エネルギ変換装置は、前記力学的エネルギから前記
    電磁気学エネルギを生成し、 前記エネルギ変換装置に電磁気学的に接続された電磁気
    学的回路を有し、 前記電磁気学的回路は、前記エネルギ変換装置から電磁
    気学的エネルギを受容し、 そしてそれを放散することを特徴とする振動減衰方法。
  24. 【請求項24】 高定常状態を被るターボ機械構成体に
    おける振動歪みを低減し、前記構成体は面部分を有し、
    前記振動歪みが力学的エネルギと連関する装置であっ
    て、 前記構成体の面部分に力学的に接続された力学的−電磁
    気学的エネルギ変換装置を有し、 前記エネルギ変換装置は、前記構成体の振動歪みと連関
    する力学的エネルギを受容し、 前記エネルギ変換装置は、前記力学的エネルギから前記
    電磁気学エネルギを生成し、 前記エネルギ変換装置へ電磁気学的に接続された電磁気
    学的回路を有し、 前記電磁気学的回路は、前記エネルギ変換装置から電磁
    気学的エネルギを受容し、 そしてそれを放散することを特徴とする振動減衰装置。
  25. 【請求項25】 前記ターボ機械のエンジンは、ガス流
    路を有し、 前記構成体は、ガス流路のための気体処理表面を含むこ
    とを特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  26. 【請求項26】 前記構成体は、翼型であることを特徴
    とする請求項24記載の振動減衰装置。
  27. 【請求項27】 前記構成体は、回転翼型であることを
    特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  28. 【請求項28】 前記電磁気学的回路は、電気回路と前
    記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置の電磁気学的な
    接続を含み、前記電気回路は、電気的結合を含むことを
    特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  29. 【請求項29】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、圧電物質を含むことを特徴とする請求項24記
    載の振動減衰装置。
  30. 【請求項30】 前記電磁気学的エネルギは、電気的に
    放散されることを特徴とする請求項24記載の振動減衰
    装置。
  31. 【請求項31】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、前記構成体へ固定するに先立って位置合わせを
    することを特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  32. 【請求項32】 前記構成体は、面部分を有し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記面部
    分に固定されることを特徴とする請求項24記載の振動
    減衰装置。
  33. 【請求項33】 前記ターボ機械は、ガス流路を有し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記ガス
    流路以外の前記面部分へ固定されることを特徴とする請
    求項32記載の振動減衰装置。
  34. 【請求項34】 前記構成体は、シュラウドを有する翼
    型であり、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記シュ
    ラウドへ固定されることを特徴とする請求項24記載の
    振動減衰装置。
  35. 【請求項35】 前記構成体は、一体性の保持装置を有
    し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記保持
    装置内に配置されることを特徴とする請求項24記載の
    振動減衰装置。
  36. 【請求項36】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、前記構成体へ固定される端部を有する保持装置
    を含み、 前記保持装置は、前記端部を初めに介して力学的エネル
    ギを受容することを特徴とする請求項24記載の振動減
    衰装置。
  37. 【請求項37】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、シート状形状を備える変換構成体を含むことを
    特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  38. 【請求項38】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、複数のスタックに形成される変換構成体を含む
    ことを特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  39. 【請求項39】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、粘弾性物質を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記粘弾
    性物質を介して前記構成体から力学的エネルギを受容す
    ることを特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  40. 【請求項40】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、圧縮力を与えられて前記構成体へ固定されるこ
    とを特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  41. 【請求項41】 前記圧縮力は、前記構成体を曲げるよ
    うに前記構成体へ力を形成することを含み、 このようにして、前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、前記構成体へ固定され、 さらに、前記力は、取り除かれることを特徴とする請求
    項40記載の振動減衰装置。
  42. 【請求項42】 前記構成体が高定常状態ストレスにさ
    らされるときに、前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、圧縮力を与えられて前記構成体を固定されるこ
    とを特徴とする請求項24記載の振動減衰装置。
  43. 【請求項43】 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換
    装置は、前記構成体へ固定されるに先立って実質的に位
    置合わせされ、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、シート状
    形状を備えた変換構成体を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記エネ
    ルギ変換装置自身へ圧縮力を与えるような方策によって
    前記構成体へ固定されることを特徴とする請求項27記
    載の振動減衰装置。
  44. 【請求項44】 前記構成体は、一体性の保持装置を有
    し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記保持
    装置内に位置し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、スタック
    に形成される複数の変換構成体を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、圧縮力を
    与えられて前記構成体へ固定されることを特徴とする請
    求項27記載の振動減衰装置。
  45. 【請求項45】 前記電磁気学的回路は、電気回路と前
    記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置の電磁気学的な
    接続とを含み、 前記電気回路は、電気結合を含み、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、圧電物質
    を含み、 前記構成体は、面部分を有し、 前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、前記面部
    分に固定され、 前記構成体が高定常状態ストレスにさらされるときに、
    前記力学的−電磁気学的エネルギ変換装置は、圧縮力を
    与えられて前記構成体を固定されることを特徴とする請
    求項27記載の振動減衰装置。
  46. 【請求項46】 高定常状態を被るターボ機械構成体に
    おける振動歪みを低減し、前記振動歪みが力学的エネル
    ギと連関する方法であって、 前記構成体に力学的に接続された力学的−電磁気学的エ
    ネルギ変換装置を有し、 前記エネルギ変換装置は、前記構成体の振動歪みと連関
    する力学的エネルギを受容し、 前記エネルギ変換装置は、前記力学的エネルギから前記
    電磁気学エネルギを生成し、 前記エネルギ変換装置に電磁気学的に接続された電磁気
    学的回路は、 前記電磁気学的回路は、前記エネルギ変換装置から電磁
    気学的エネルギを受容し、 そしてそれを放散することを特徴とする振動減衰方法。
JP10357073A 1997-12-26 1998-12-16 タ―ボマシ―ンコンポ―ネントの振動緩衝方法及び装置 Pending JPH11247605A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99844697A 1997-12-26 1997-12-26
US08/998446 1997-12-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11247605A true JPH11247605A (ja) 1999-09-14

Family

ID=25545215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10357073A Pending JPH11247605A (ja) 1997-12-26 1998-12-16 タ―ボマシ―ンコンポ―ネントの振動緩衝方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6299410B1 (ja)
EP (1) EP0926387B1 (ja)
JP (1) JPH11247605A (ja)
DE (1) DE69830891T2 (ja)
RU (1) RU2222701C2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009521104A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 エーアーデーエス・ドイッチュラント・ゲーエムベーハー 三次元積層型圧電素子およびこのような積層型圧電素子を有する圧電アクチュエータ
JP2012112383A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Alstom Technology Ltd ターボ機械翼において運転中に発生する機械的な振動に対して影響を及ぼす方法、該方法を実施するためのターボ機械翼、及び該ターボ機械翼に組み付けるための圧電式の減衰部材

Families Citing this family (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000070509A1 (en) * 1999-05-13 2000-11-23 Rolls- Royce Corporation Method for designing a cyclic symmetric structure
US6409465B1 (en) * 1999-08-31 2002-06-25 Hood Technology Corporation Blade vibration control in turbo-machinery
GB2363864B (en) * 2000-06-23 2004-08-18 Rolls Royce Plc A control arrangement
EP1170524A1 (en) * 2000-07-07 2002-01-09 ABB Research Ltd. Piezoelectric device for reducing the vibrations of a structural element
DE10139686B4 (de) * 2000-10-05 2007-02-01 Eads Deutschland Gmbh Piezoelektrischer Dehnungsaktuator
US6471484B1 (en) * 2001-04-27 2002-10-29 General Electric Company Methods and apparatus for damping rotor assembly vibrations
FR2828256B1 (fr) * 2001-08-02 2004-02-13 Insa Lgef Dispositif pour amortir une structure vibrante en utilisant un amortisseur piezoelectrique semi-passif
US20030047395A1 (en) * 2001-09-11 2003-03-13 Patton Mark E. Control system for vibration employing piezoelectric strain actuators
US6851930B2 (en) * 2002-09-19 2005-02-08 Motorola, Inc. Noise reduction in an air moving apparatus
US7572524B2 (en) * 2002-09-23 2009-08-11 Siemens Energy, Inc. Method of instrumenting a component
US6920794B2 (en) 2002-10-07 2005-07-26 General Electric Company Method and apparatus for rotary machine vibration control
DE10255009A1 (de) * 2002-11-25 2004-06-03 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Schwingungsdämpfungsvorrichtung sowie Verfahren zur Schwingungsdämpfung zur aktiven Dämpfung von Schwingungen eines Bauteils
DE102005007985A1 (de) * 2005-02-22 2006-08-31 Schaeffler Kg Verfahren und Vorrichtung zur Schwingungsdämpfung
DE102005022097A1 (de) * 2005-05-12 2006-11-16 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung und Verfahren zur Schwingungstilgung einer mechanischen Struktur
US7270517B2 (en) * 2005-10-06 2007-09-18 Siemens Power Generation, Inc. Turbine blade with vibration damper
US7506839B2 (en) * 2005-11-30 2009-03-24 United Technologies Corporation Engine airframe J-seal damper
US7360996B2 (en) * 2005-12-07 2008-04-22 General Electric Company Wind blade assembly and method for damping load or strain
FR2895775B1 (fr) * 2006-01-03 2008-02-29 Alcatel Sa Dispositif d'amortissement actif des vibrations subies par un element fragile d'un equipement en mouvement, a auto-alimentation
US7778797B2 (en) * 2006-09-28 2010-08-17 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and system for detecting abnormal operation in a stirred vessel
DE102006046593B4 (de) * 2006-09-30 2009-12-10 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Vorrichtung zur Reduktion von Schwingungen einer Struktur
FR2913074B1 (fr) * 2007-02-27 2009-05-22 Snecma Sa Methode de reduction des niveaux vibratoires d'une roue aubagee de turbomachine.
US20080218026A1 (en) * 2007-02-27 2008-09-11 Iptrade, Inc. Piezoelectric package with enlarged conductive layers
US20090097976A1 (en) * 2007-10-15 2009-04-16 General Electric Company Active damping of wind turbine blades
US20090210103A1 (en) * 2007-12-03 2009-08-20 Mr. Michael Cook Controlling aircraft aerial movements, defeating icing on aircraft surfaces, aiding decontamination, and damping turbulence effects on aircraft by the method of micro-perforated airfoil coordinated precision flow management
US7792600B2 (en) * 2007-12-31 2010-09-07 General Electric Company System and a method for assembling a rotor stack
DE102008006296A1 (de) * 2008-01-28 2009-07-30 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Schubaktuator und mit einem solchen Schubaktuator versehener Träger
US20090301055A1 (en) * 2008-06-04 2009-12-10 United Technologies Corp. Gas Turbine Engine Systems and Methods Involving Vibration Monitoring
US7705522B2 (en) * 2008-06-06 2010-04-27 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Adjustable sound panel with electroactive actuators
EP2297776B1 (en) * 2008-06-26 2017-03-08 MICHELIN Recherche et Technique S.A. Sandwich piezoelectric device with solid copper electrode
WO2010008381A1 (en) * 2008-07-15 2010-01-21 Iptrade, Inc. Unimorph/bimorph piezoelectric package
US7629728B1 (en) 2008-07-15 2009-12-08 Iptrade, Inc. Scalable piezoelectric package
US7656076B1 (en) 2008-07-15 2010-02-02 Iptrade, Inc. Unimorph/bimorph piezoelectric package
US8113768B2 (en) * 2008-07-23 2012-02-14 United Technologies Corporation Actuated variable geometry mid-turbine frame design
FR2935350B1 (fr) * 2008-08-27 2011-05-20 Snecma Methode de reduction des niveaux vibratoires d'une helice de turbomoteur.
DE102008046457B4 (de) * 2008-09-09 2010-11-11 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Schwingungsgedämpftes Bauteil
GB0907009D0 (en) * 2009-04-23 2009-06-03 Vestas Wind Sys As Improvements in or relating to composite structures
US8337090B2 (en) 2009-09-10 2012-12-25 Pratt & Whitney Canada Corp. Bearing support flexible ring
US7955054B2 (en) * 2009-09-21 2011-06-07 Pratt & Whitney Rocketdyne, Inc. Internally damped blade
FR2951222B1 (fr) * 2009-10-09 2013-01-11 Snecma Amortissement d'une piece tournante par dispositif piezoelectrique dissipatif passif ou semi-passif.
FR2951223B1 (fr) * 2009-10-09 2011-12-23 Snecma Amortissement d'une piece tournante par dispositif piezoelectrique dissipatif semi-actif commute.
US8066479B2 (en) 2010-04-05 2011-11-29 Pratt & Whitney Rocketdyne, Inc. Non-integral platform and damper for an airfoil
JP2012215089A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Toyota Industries Corp 電動圧縮機
US10287897B2 (en) 2011-09-08 2019-05-14 General Electric Company Turbine rotor blade assembly and method of assembling same
US9388875B2 (en) * 2011-10-18 2016-07-12 The Boeing Company Aeroelastic tuned mass damper
US8840750B2 (en) 2012-02-29 2014-09-23 United Technologies Corporation Method of bonding a leading edge sheath to a blade body of a fan blade
US8984940B2 (en) 2012-04-04 2015-03-24 Elliot Company Passive dynamic inertial rotor balance system for turbomachinery
WO2014004098A1 (en) 2012-06-30 2014-01-03 General Electric Company A turbine blade sealing structure
US10465531B2 (en) 2013-02-21 2019-11-05 General Electric Company Turbine blade tip shroud and mid-span snubber with compound contact angle
EP2816200B1 (en) * 2013-06-18 2017-02-01 General Electric Technology GmbH Method and device for suppressing the formation of ice on structures at the air intake of a turbomachine
JP6240786B2 (ja) 2013-09-11 2017-11-29 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ Cmcタービンブレードの一体のプラットフォーム及びダンパ保持特徴のためのプライ構造
EP2860405B1 (fr) * 2013-10-14 2016-05-25 Techspace Aero S.A. Système amortisseur piézoélectrique pour rotor de turbomachine axiale
US10557352B2 (en) * 2014-09-09 2020-02-11 Rolls-Royce Corporation Piezoelectric damping rings
US10077669B2 (en) 2014-11-26 2018-09-18 United Technologies Corporation Non-metallic engine case inlet compression seal for a gas turbine engine
US10697320B2 (en) 2017-01-20 2020-06-30 Rolls-Royce Corporation Piezoelectric vibratory control for static engine components
US10653002B2 (en) 2018-07-30 2020-05-12 Honeywell International Inc. Actively sensing and cancelling vibration in a printed circuit board or other platform
US11136888B2 (en) * 2018-10-18 2021-10-05 Raytheon Technologies Corporation Rotor assembly with active damping for gas turbine engines
US11125248B2 (en) 2019-04-04 2021-09-21 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Fan performance tuning
CN110688795A (zh) * 2019-09-25 2020-01-14 国网湖南省电力有限公司 基于拓扑优化的变压器箱体阻尼减振方法、系统及介质
US11242756B2 (en) * 2020-05-04 2022-02-08 General Electric Company Damping coating with a constraint layer
CN112099544A (zh) * 2020-09-04 2020-12-18 上海交通大学 汽轮机末级涡轮叶片振动控制系统
CN114412953B (zh) * 2021-12-24 2022-11-25 南京航空航天大学 基于被动控制的直升机旋翼压电薄膜抑振结构及方法

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3398535A (en) 1966-05-25 1968-08-27 Gen Electric Engine supporting structure
US3477231A (en) 1967-12-26 1969-11-11 Gen Electric Noise reduction
DE1925172B2 (de) 1969-05-17 1977-07-14 Daimler Benz Ag, 7000 Stuttgart Nachleitgitter eines axialverdichters, insbesondere eines ueberschall- axialverdichters
US3611724A (en) 1970-01-07 1971-10-12 Gen Electric Choked inlet noise suppression device for a turbofan engine
US3991849A (en) 1974-06-19 1976-11-16 United Technologies Corporation Sound absorption with variable acoustic resistance means
US5054938A (en) 1987-05-29 1991-10-08 Ide Russell D Hydrodynamic bearings having beam mounted bearing pads and sealed bearing assemblies including the same
US4155221A (en) 1976-12-27 1979-05-22 The Boeing Company Turbofan engine having variable geometry fan duct
US4491761A (en) * 1981-12-28 1985-01-01 United Technologies Corporation Planar piezoelectric deflector with arrays of alternate piezoelectric effect
US4518888A (en) 1982-12-27 1985-05-21 Nl Industries, Inc. Downhole apparatus for absorbing vibratory energy to generate electrical power
US4759513A (en) 1986-09-26 1988-07-26 Quiet Nacelle Corporation Noise reduction nacelle
US4967550A (en) * 1987-04-28 1990-11-06 Rolls-Royce Plc Active control of unsteady motion phenomena in turbomachinery
US4849668A (en) 1987-05-19 1989-07-18 Massachusetts Institute Of Technology Embedded piezoelectric structure and control
US4836469A (en) 1987-05-29 1989-06-06 Valsan Partners Limited Partnership System for reducing aircraft noise and hush kit
JP2522812B2 (ja) * 1988-01-22 1996-08-07 研二 内野 防振装置
US5195046A (en) 1989-01-10 1993-03-16 Gerardi Joseph J Method and apparatus for structural integrity monitoring
US5348124A (en) 1989-03-16 1994-09-20 Active Noise And Vibration Technologies, Inc. Active control of vibration
DE4007443A1 (de) 1989-03-16 1991-09-12 Topexpress Ltd Aktive vibrationssteuerung
US5025888A (en) 1989-06-26 1991-06-25 Grumman Aerospace Corporation Acoustic liner
EP0417433B1 (de) 1989-09-12 1993-06-09 Asea Brown Boveri Ag Axialdurchströmte Turbine
SE464318B (sv) 1990-02-28 1991-04-08 Flygt Ab Axelkonstruktion foer en med pumphjulet roterande omroerare
JPH04312236A (ja) * 1991-04-05 1992-11-04 Brother Ind Ltd 防振装置
EP0517259B1 (en) * 1991-06-07 1996-05-15 Akai Electric Co., Ltd. Vibration control apparatus
FR2678578B1 (fr) 1991-07-02 1993-10-22 Aerospatiale Ste Nationale Indle Procede et dispositif pour la reduction des oscillations a caractere divergent du fuselage d'un helicoptere.
US5169288A (en) 1991-09-06 1992-12-08 General Electric Company Low noise fan assembly
US5370340A (en) 1991-11-04 1994-12-06 General Electric Company Active control of aircraft engine noise using vibrational inputs
US5374011A (en) 1991-11-13 1994-12-20 Massachusetts Institute Of Technology Multivariable adaptive surface control
US5315203A (en) * 1992-04-07 1994-05-24 Mcdonnell Douglas Corporation Apparatus for passive damping of a structure
US5741696A (en) 1992-08-07 1998-04-21 Syntro Corporation Recombinant equine herpesviruses
KR100304466B1 (ko) 1992-08-10 2001-11-22 스티븐에스. 그레이스 축류압축기의진동들뜸을모니터하기위한프로세스및장치
US5485053A (en) * 1993-10-15 1996-01-16 Univ America Catholic Method and device for active constrained layer damping for vibration and sound control
US5423658A (en) 1993-11-01 1995-06-13 General Electric Company Active noise control using noise source having adaptive resonant frequency tuning through variable ring loading
US5411370A (en) 1994-08-01 1995-05-02 United Technologies Corporation Vibration damping shroud for a turbomachine vane
US5478199A (en) 1994-11-28 1995-12-26 General Electric Company Active low noise fan assembly
US5558477A (en) * 1994-12-02 1996-09-24 Lucent Technologies Inc. Vibration damping system using active negative capacitance shunt circuit with piezoelectric reaction mass actuator
JPH08159212A (ja) * 1994-12-06 1996-06-21 Res Dev Corp Of Japan 圧電素子を使用した振動吸収装置
US6102426A (en) * 1997-02-07 2000-08-15 Active Control Experts, Inc. Adaptive sports implement with tuned damping
DE19712034A1 (de) * 1997-03-21 1998-09-24 Deutsch Zentr Luft & Raumfahrt Profilkante eines aerodynamischen Profils

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009521104A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 エーアーデーエス・ドイッチュラント・ゲーエムベーハー 三次元積層型圧電素子およびこのような積層型圧電素子を有する圧電アクチュエータ
JP2012112383A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Alstom Technology Ltd ターボ機械翼において運転中に発生する機械的な振動に対して影響を及ぼす方法、該方法を実施するためのターボ機械翼、及び該ターボ機械翼に組み付けるための圧電式の減衰部材

Also Published As

Publication number Publication date
US6299410B1 (en) 2001-10-09
EP0926387A2 (en) 1999-06-30
EP0926387A3 (en) 2001-04-18
RU2222701C2 (ru) 2004-01-27
DE69830891T2 (de) 2006-05-24
DE69830891D1 (de) 2005-08-25
EP0926387B1 (en) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11247605A (ja) タ―ボマシ―ンコンポ―ネントの振動緩衝方法及び装置
Gripp et al. Vibration and noise control using shunted piezoelectric transducers: A review
US5423658A (en) Active noise control using noise source having adaptive resonant frequency tuning through variable ring loading
Zippo et al. Active vibration control of a composite sandwich plate
Sunar et al. Recent advances in sensing and control of flexible structures via piezoelectric materials technology
Kim et al. Finite-element modeling of a smart cantilever plate and comparison with experiments
US5382134A (en) Active noise control using noise source having adaptive resonant frequency tuning through stiffness variation
US6781285B1 (en) Packaged strain actuator
US6162313A (en) Method for producing a composite structure including a piezoelectric element
Heyliger et al. Free vibration of laminated circular piezoelectric plates and discs
CA2242214C (en) Structural component haivng means for actively varying its stiffness to control vibrations
JP2003527046A (ja) パッケージングされたひずみアクチュエータ
EP2445025A1 (en) Active/passive absorber for vibration and sound radiation control
Cross et al. Shunted piezoelectrics for passive control of turbomachine blading flow-induced vibrations
Jiang et al. Folding beam-type piezoelectric phononic crystal with low-frequency and broad band gap
Livet et al. Structural multi-modal damping by optimizing shunted piezoelectric transducers
Kelley et al. Optimizing piezoelectric material location and size for multiple-mode vibration reduction of turbomachinery blades
Shivashankar et al. Design, modeling and testing of d33-mode surface-bondable multilayer piezoelectric actuator
US5391053A (en) Active noise control using noise source having adaptive resonant frequency tuning through variable panel loading
Duan et al. A novel ring type ultrasonic motor with multiple wavenumbers: design, fabrication and characterization
Moskalik et al. Analytical dynamic performance modeling for individual C-block actuators
Ray et al. Vertically reinforced 1-3 piezoelectric composites for active damping of functionally graded plates
Gardonio et al. A panel with matched polyvinylidene fluoride volume velocity sensor and uniform force actuator for the active control of sound transmission
Lim et al. Vibration control of an HDD disk-spindle system using piezoelectric bimorph shunt damping: II. Optimal design and shunt damping implementation
Nakasone et al. Design of piezoelectric sensors, actuators, and energy harvesting devices using topology optimization

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303