JPH11247480A - 防振支持装置 - Google Patents

防振支持装置

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JPH11247480A
JPH11247480A JP5308298A JP5308298A JPH11247480A JP H11247480 A JPH11247480 A JP H11247480A JP 5308298 A JP5308298 A JP 5308298A JP 5308298 A JP5308298 A JP 5308298A JP H11247480 A JPH11247480 A JP H11247480A
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JP
Japan
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vibration
rubber plate
vibration isolating
support
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5308298A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihide Kanba
幸秀 神庭
Manabu Honda
学 本田
Saburo Ogata
三郎 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
IHI Transport Machinery Co Ltd
INC Engineering Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
INC Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動源を有する構造物からの振動が支持構造
物に伝達するのを少くした防振支持装置を提供する。 【解決手段】 振動源を有する構造物1と支持構造物2
の間に設けられ振動が支持構造物2に伝達されるのを防
止する防振支持装置であって、支持構造物2上に設けら
れた第2防振ゴム板8と、この第2防振ゴム板8上に設
けられた金属板7と、この金属板7上に設けられた第1
防振ゴム板6と、を備え、振動源を有する構造物1は第
1防振ゴム板6上に設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動源を有する構
造物の振動が支持構造物に伝達するのを防止する防振支
持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】垂直循環式駐車装置は建屋内に装備され
ることが多く、この建屋には事務室などがあり、これら
の部屋に振動が伝わらないようにする必要がある。図5
は垂直循環式駐車装置の一例を示す。上部と下部に設け
てあり対向配置された1対の上部および下部スプロケッ
トホィールa,bに掛けられた2本のエンドレスリンク
チェーンcにアタッチメントdを介して数十個のケージ
eが取付けられている。マシンスペースf上のモータ
g,ブレーキh,減速機i,クロスシャフトjおよびギ
ヤトレインk等からなる駆動装置mにより上部スプロケ
ットホィールaを回転させ、これにより各ケージeが垂
直方向に循環する。リンクチェーンcおよびケージeの
循環中の揺動を防ぐため、チェーンガイドnおよびガイ
ドローラoが配置されている。自動車の入出庫は下部に
設けてあるターンテーブルpにより方向転換して行われ
る。なお、qは中間ステー、rは制御盤ベース、sはチ
ェーンcのゆるみを取るスラックテークアップである。
【0003】かかる垂直循環式駐車装置をビル内に設置
する場合、この駐車装置を直接ビルの柱や梁から支持す
ると駐車装置で発生する振動がビルに伝わり、振動や振
動から発生する固体音によって居住性が損なわれる。こ
のため、駐車装置とビルとの接続部には防振ゴムを入れ
駐車装置からの振動がビルに伝達されるのを防止してい
る。
【0004】図6は従来の防振支持装置の一例を示す図
である。20は支持構造物でビルの柱や梁などの支持構
造物を示し、21は振動源を有する構造物に固定された
部材で、駐車装置を支持する構造部材である。アンカー
ボルト22はコンクリートで構成された支持構造物20
に埋め込まれており、構造部材21は防振ゴム23を挟
んでアンカーボルト22で支持構造物20に固定されて
いる。アンカーボルト22と構造部材21を絶縁するた
めにT型ゴムを挟んでナット締めされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにT型ゴム2
4を挟んでも防振効果は十分ではなく、アンカーボルト
22を介して振動が支持構造物20に伝達される。
【0006】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、振動源を有する構造物からの振動が支持構造物に伝
達するのを少くした防振支持装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、振動源を有する構造物と支持
構造物の間に設けられ振動が支持構造物に伝達されるの
を防止する防振支持装置であって、支持構造物上に設け
られた第2防振ゴム板と、この第2防振ゴム板上に設け
られた金属板と、この金属板上に設けられた第1防振ゴ
ム板と、を備え、前記振動源を有する構造物は前記第1
防振ゴム板上に設置されている。
【0008】振動源を有する構造物と支持構造物を結ぶ
ものは防振ゴムしかないため、振動は防振ゴムを通過す
る際大幅に減衰される。また第1防振ゴム板と第2防振
ゴム板との間に設ける金属板は振動を分散させ防振ゴム
内を均一に伝達するようにするので、全ての防振ゴムが
有効に働くようになり防振効果が促進される。
【0009】請求項2の発明では、前記支持構造物に固
定され、前記振動源を有する構造物の側面に接しこの接
触面に防振ゴム板が設けられた横支持構造が設けられて
いる。
【0010】振動源を有する構造物は振動により横方向
にもずれる可能性もあるので、支持構造物に固定された
横支持構造により振動源を有する構造物の側面を押さえ
る。この横支持構造物と振動源を有する構造物の側面と
の接触面には防振ゴム板が設けられているので、振動は
大幅に減衰して伝達される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態の防振支持
装置を垂直循環式駐車装置を支持する建屋に用いた場合
を示す図で、(A)は側面図、(B)は(A)のX−X
断面図である。支持フレーム1は、図5で説明した垂直
循環式駐車装置のスプロケットホィールa,bと駆動装
置mを支持するフレームである。2は建屋支持構造で、
建屋の壁や梁などに設けられた鉄筋コンクリートのブラ
ケットである。この建屋支持構造物2の上に垂直防振構
造3が、ボルトなどの締結具を用いないで置かれてい
る。この垂直防振構造3の上に支持フレーム1の四隅の
1つが乗せられている。横防振構造4は支持フレーム1
の四隅の側面を押さえる部材で、一隅当たり2個設けら
れ、左右の横移動を押さえる。
【0012】図2は垂直防振構造と横防振構造を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図を示す。垂直防振構造
3において、5は頂板で第1防振ゴム板6の上に設けら
れ、第1防振ゴム板6を支持フレーム1の変位に対して
保護する。第1防振ゴム板6と第2防振ゴム板8は硬質
のゴムで、支持フレーム1からの荷重を支持するととも
に、支持フレーム1からの振動を減衰させる。金属板7
は通常鋼板が用いられ、第1および第2防振ゴム6,8
より大きな剛性を有し、第1防振ゴム板6から伝達され
る振動を均一にして全面にわたって第2防振ゴム板8に
伝達する。下部板9は第2防振ゴム板8の下面を保護す
る。横防振構造4において、ブラケット10が下部板9
に固定され、ブラケット10の垂直面に横防振ゴム板1
1が取付けられている。図2は垂直防振構造の両側に横
防振構造が設けられた場合を示し、図3は片側に設けら
れた場合を示す。
【0013】図4は垂直防振構造と横防振構造の取付け
図を示す。建屋支持構造2の上面にはモルタル層12を
設け水平レベルが出されている。モルタル層12の上面
にはモルタル保護板13が設けられ、この上に図2,3
に示す下部板9が設定され、垂直防振構造3が置かれ、
横防振構造4が取付けられる。横防振構造4は左側の図
に示すように垂直防振構造3の両側に設ける場合と、右
側の図に示すように垂直防振構造3の横には1個設け、
他の1個は支持フレーム1に設け、対向する建屋壁に横
防振ゴム板11を接する構造にする場合がある。いずれ
の場合も機能的には同じである。
【0014】次に本実施形態の効果について説明する。
本実施形態で説明した垂直循環式駐車装置は建屋内で図
6に示し防振支持装置で支持されていたが、この駐車装
置の近傍の部屋の騒音が大きいため、本実施形態の防振
支持装置に交換した。この駐車装置の直上の事務室で
は、交換前は48〜49dB(A)の騒音が計測された
が、交換後は40〜41dB(A)に減少した。
【0015】図5は垂直防振構造3を用いて駆動装置m
を支持する他の例を示す図で、(A)は側面図、(B)
は平面図である。建屋に受梁14を二条設け、この受梁
14に垂直防振構造3をそれぞれ2個づづ配置して駆動
装置mの両端を支持する。この場合も図1に示した支持
構造と同等の機能及び性能を満足する。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、支持構造物の上に防振ゴム板を積層し、この上に振
動源を有する構造物を乗せ、ボルト等の締結具は用い
ず、振動は必ず防振ゴム板を伝達して支持構造物に伝わ
るようにしたので、振動は防振ゴム板を伝達中に大幅に
減衰される。また防振ゴム板間に金属板を挟むことによ
り振動を均一に拡散して減衰を大きくすることができ
る。また横方向のずれを横防振構造により押さえること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の防振支持装置を垂直循環式駐車装
置を支持する建屋に用いた場合を示す図で、(A)は側
面図、(B)は(A)のX−X断面図である。
【図2】垂直防振構造と横防振構造を示し、(A)は平
面図、(B)は側面図を示す。
【図3】横防振構造が垂直防振構造の片側にある場合を
示し、(A)は平面図、(B)は側面図を示す。
【図4】垂直防振構造と横防振構造の取付け図である。
【図5】他の実施形態で駆動装置を垂直防振構造で直接
支持する場合を示す。
【図6】垂直循環式駐車装置の一例を示す図である。
【図7】従来の防振支持構造を示す図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム 2 建屋支持構造 3 垂直防振構造 4 横防振構造 5 頂板 6 第1防振ゴム板 7 金属板 8 第2防振ゴム板 9 下部板 10 ブラケット 11 横防振ゴム板 12 モルタル層 13 モルタル保護板 14 受梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神庭 幸秀 東京都中央区明石町6番4号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 本田 学 東京都中央区明石町6番4号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 緒方 三郎 東京都新宿区百人町1丁目15番18号 株式 会社アイ・エヌ・シー・エンジニアリング 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動源を有する構造物と支持構造物の間
    に設けられ振動が支持構造物に伝達されるのを防止する
    防振支持装置であって、支持構造物上に設けられた第2
    防振ゴム板と、この第2防振ゴム板上に設けられた金属
    板と、この金属板上に設けられた第1防振ゴム板と、を
    備え、前記振動源を有する構造物は前記第1防振ゴム板
    上に設置されていることを特徴とする防振支持装置。
  2. 【請求項2】 前記支持構造物に固定され、前記振動源
    を有する構造物の側面に接しこの接触面に防振ゴム板が
    設けられた横支持構造が設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の防振支持装置。
JP5308298A 1998-03-05 1998-03-05 防振支持装置 Pending JPH11247480A (ja)

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JP5308298A JPH11247480A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 防振支持装置

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