JPH11246343A - 美白用皮膚外用剤 - Google Patents

美白用皮膚外用剤

Info

Publication number
JPH11246343A
JPH11246343A JP10064008A JP6400898A JPH11246343A JP H11246343 A JPH11246343 A JP H11246343A JP 10064008 A JP10064008 A JP 10064008A JP 6400898 A JP6400898 A JP 6400898A JP H11246343 A JPH11246343 A JP H11246343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
preparation
plant
phase
external use
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10064008A
Other languages
English (en)
Inventor
Rikako Suzuki
理香子 鈴木
Eiichiro Yagi
栄一郎 八木
Masahiro Ota
正弘 大田
Masako Naganuma
雅子 長沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP10064008A priority Critical patent/JPH11246343A/ja
Publication of JPH11246343A publication Critical patent/JPH11246343A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたメラニン生成抑制作用およびチロシナ
ーゼ阻害作用を有し、安全性の高い美白用皮膚外用剤を
提供すること。 【解決手段】 キク科(Asteraceae)ブリケリア(Brickel
lia)属植物の抽出物を配合することを特徴とする美白用
皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キク科(Asteracea
e)ブリケリア(Brickellia)属植物の抽出物を配合するこ
とにより、メラニンの生成を抑制し、日焼け後の色素沈
着・しみ・そばかす・肝斑等の予防および改善に有効な
美白用皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚のしみなどの発生機序については一
部不明な点もあるが、一般には、ホルモンの異常や日光
からの紫外線の刺激が原因となってメラニン色素が形成
され、これが皮膚内に異常沈着するものと考えられてい
る。
【0003】皮膚の着色の原因となるこのメラニン色素
は、表皮と真皮との間にあるメラニン細胞(メラノサイ
ト)内のメラニン生成顆粒(メラノソーム)において生
産され、生成したメラニンは、浸透作用により隣接細胞
へ拡散する。このメラノサイト内における生化学反応
は、次のようなものと推定されている。
【0004】すなわち、必須アミノ酸であるチロシンが
酵素チロシナーゼの作用によりドーパキノンとなり、こ
れが酵素的または非酵素的酸化作用により赤色色素およ
び無色色素を経て黒色のメラニンへ変化する過程がメラ
ニン色素の生成過程である。
【0005】したがって、反応の第1段階であるチロシ
ナーゼの作用を抑制することが、メラニン生成の抑制に
重要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チロシ
ナーゼ作用を抑制する化合物はハイドロキノンを除いて
はその効果の発現がきわめて緩慢であるため、皮膚色素
沈着の改善効果が十分でない。
【0007】一方、ハイドロキノンは効果は一応認めら
れているが、感作性があるため、一般は使用が制限され
ている。そこで、その安全性を向上させるため、高級脂
肪酸のモノエステルやアルキルモノエーテルなどにする
試み(特開昭58−154507号公報)がなされてい
るが、エステル類は体内の加水分解酵素によって分解さ
れるため必ずしも安全とはいいがたく、また、エーテル
類も安全性の面で充分に満足するものが得られていな
い。
【0008】そこで、本発明者らはこれらの問題を解決
するものとして広く種々の物質についてメラニン生成抑
制効果を鋭意研究した結果、 キク科(Asteraceae)ブリ
ケリア(Brickellia)属植物の抽出物がメラニン生成抑制
作用およびチロシナーゼ阻害作用を有していることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0009】本発明は、優れたメラニン生成抑制作用お
よびチロシナーゼ阻害作用を有し、安全性の高い美白用
皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、キ
ク科(Asteraceae)ブリケリア(Brickellia)属植物の抽出
物を配合することを特徴とする美白用皮膚外用剤を提供
するものである。
【0011】また、本発明は、前記キク科(Asteraceae)
ブリケリア(Brickellia)属植物がココヒュイテ(Cocohu
ite、学名:Gliricidia sepium)であることを特徴とす
る前記の美白用皮膚外用剤を提供するものである。
【0012】さらに、本発明は、前記キク科(Asteracea
e)ブリケリア(Brickellia)属植物の抽出物の配合量が、
美白用皮膚外用剤全量に対して0.0005〜10.0
重量%であることを特徴とする前記の美白用皮膚外用剤
を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0014】本発明に用いるキク科(Asteraceae)ブリケ
リア(Brickellia)属植物としては、ハミュラ(Hamula、
学名:Brickellia cavanillesy)が好適であるが、イア
ーリーフブリケルブッシュ(Earleaf brickellbush、学
名:Brickellia amplexicaulis)、ベトニリーフブリケ
ルブッシュ(Betonyleaf brickellbush、学名:Brickell
ia betonicifolia)等も有効であり、ハミュラに限定す
るものではない。ブリケリア(Brickellia)属植物は特に
メキシコ、アメリカの暖かい地方に生える低木である。
【0015】キク科(Asteraceae)ブリケリア(Brickelli
a)属植物の抽出物のメラニン生成抑制作用及びチロシナ
ーゼ阻害作用は、本発明者によって初めて見出された効
果であり、美白剤への応用はもちろん、皮膚外用剤への
応用としても全く知られていない。
【0016】本発明に用いる抽出物は、上記植物の枝、
根、葉、地下茎を含む茎、果実、花等、もしくは植物全
草を抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、濾過
し、濃縮して得られる。抽出溶媒は、通常、抽出に用い
られる溶媒であれば特に制限はないが、例えば、メタノ
ール、エタノール等のアルコール類、含水アルコール
類、アセトン、酢酸エチルエステル等の有機溶媒を単独
あるいは組み合わせて用いることが好ましい。
【0017】キク科(Asteraceae)ブリケリア(Brickelli
a)属植物の抽出物の配合量は、外用剤全量中、乾燥物と
して、0.0005〜10.0重量%、好ましくは、
0.001〜5.0重量%である。0.0005重量%
未満であると、本発明でいう効果が十分に発揮されず、
10.0重量%を超えると製剤化が難しいので好ましく
ない。また、5.0重量%以上配合してもさほど大きな
効果の向上はみられない。
【0018】本発明の美白用皮膚外用剤には、上記必須
成分以外に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用い
られる成分、例えば、その他の美白剤、保湿剤、酸化防
止剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、
アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮
膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0019】本発明の美白用皮膚外用剤とは、例えば軟
膏、クリーム、乳液、ローション、パック、浴用剤等、
従来皮膚外用剤に用いるものであればいずれでもよく、
剤型は特に問わない。
【0020】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明の
植物抽出物のメラニン抑制効果、チロシナーゼ活性阻害
効果および美白効果に関する試験方法とその結果につい
て説明する。
【0021】「試験方法およびその結果」 1.試料の調製 ハミュラ(Hamula、学名:Brickellia cavanillesy)の
全草部分100gを、室温で1週間エタノールに浸漬
し、抽出液を濃縮し、エタノール抽出物2.1gを得
た。この抽出物をDMSOに1%溶かし、この溶液を希
釈して濃度を調整し、これを用いて以下の実験を行っ
た。
【0022】2.細胞培養法 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。1
0%FBSおよびテオフィリン(0.09mg/ml)
を含むイーグルMEM培地中でCO2インキュベーター
(95%空気、5%二酸化炭素)内、37℃の条件下で
培養した。培養24時間後に試料溶液を終濃度(抽出乾
燥物換算濃度)で10-2〜10-4重量%になるように添
加し、さらに3日間培養を続け、以下の方法でメラニン
生成量の視感判定およびチロシナーゼ活性阻害効果を測
定した。
【0023】3.メラニン量の視感測定 ウエルのプレートの蓋の上に拡散板を置き、倒立顕微鏡
で細胞内のメラニン量を観察し、ブリケリア(Brickelli
a)属植物の抽出物を添加していない試料(基準)の場合
と比較した。その結果を、以下の判定基準で「表1」に
表示した。また、参考例として、すでにメラニン生成抑
制作用のあることが知られているケイガイ(シソ科オド
リコソウ亜科)抽出物についても上記と同様の試験を行
った。その結果を併せて「表1」に示す。
【0024】<判定基準> ○:基準と比較して白い(基準と比較してメラニン量が
少ない) △:基準と比較してやや白い(基準と比較してメラニン
量がやや少ない) ×:基準と同程度
【0025】4.チロシナーゼ活性の測定 測定前にウエル中の培地は除去し、PBS100μlで
2回洗う。各ウエルに45μlの1%トライトン−X
(ローム・アンド・ハース社製商品名、界面活性剤)を
含むPBSを加える。1分間プレートを振動させ、よく
細胞膜を破壊し、マイクロプレートリーダーで475n
mの吸光度を測定してこれを0分時の吸光度とした。そ
の後、すばやく5μlの10mMのL−DOPA溶液を
加えて、37℃のインキュベーターに移し、60分間反
応させた。1分間プレートを振動させ、60分時の吸光
度(475nm)を測定した。植物抽出物を添加してい
ない試料(コントロール)の場合の0分時と60分時の
吸光度差に対する植物抽出物添加試料の前記吸光度差の
割合をチロシナーゼ活性率(%)とした。その結果を
「表1」に示す。また、参考例として、すでにチロシナ
ーゼ活性阻害作用のあることが知られているケイガイの
エタノール抽出物についても上記と同様の試験を行っ
た。その結果を併せて「表1」に示す。なお、表中、−
は、コントロールに比べて、危険率5%以内で有意な差
が認められなかったことを意味する。
【0026】
【表1】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 試験 メラニン生成視感評価 チロシナーゼ活性率(%)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 濃度(重量%) 10-4 10-3 10-2 10-4 10-3 10-2ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハミュラ抽出物 × ○ ○ 76 0 0ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ケイカ゛イ抽出物 × × × − − 55ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【0027】5.美白効果試験 [試験方法]人工光(UV−A+UV−B)で30分
(1日10分で3日間)照射された被験者40名の上腕
内側部皮膚を対象として太陽光に晒された日の5日後よ
り各試料を朝夕1回ずつ4週間塗布した。パネルを一群
8名に分けて、5群とし下記に示す処方の皮膚外用剤を
用いて試験を行った。
【0028】 (アルコール相) 95%エチルアルコール 55.0重量% ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 酸化防止剤・防腐剤 適量 香料 適量 薬剤(「表2」記載) 「表2」記載量 (水相) グリセリン 5.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量 イオン交換水 残余 <製法>水相、アルコール相をそれぞれ調製し、その後
両者を混合して可溶化する。
【0029】[評価方法]使用後の淡色化効果を下記の
判定基準に基づいて判定した。 <判定基準> ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50%〜
80%未満の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%〜
50%未満の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%未
満の場合
【0030】「表2」記載の薬剤を用いて、上記配合組
成からなる美白用皮膚外用剤を調製し、美白効果を比較
した。結果を「表2」に示す。
【0031】
【表2】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 薬 剤 配合量(重量%) 効 果ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 無添加 − ×ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハイドロキノン 1.0 △ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハミュラ抽出物 0.1 ○ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハミュラ抽出物 1.0 ○ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハミュラ抽出物 5.0 ◎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【0032】なお、「表2」のハミュラ抽出物は、ココ
ヒュイテの全草をエタノール中で加熱還元した後、濾
過、濃縮乾燥して得たものである。
【0033】「表2」より明らかな様に、太陽光に晒さ
れた後の効果はハミュラ抽出物を添加した方が過剰のメ
ラニン色素の沈着を防ぎ、色黒になることを予防するこ
とが認められた。
【0034】以下に本発明の美白用皮膚外用剤の実施例
を示す。各抽出物は、全草を各抽出溶媒中で加熱還元し
た後、濾過、濃縮乾燥して得たものである。
【0035】 実施例1 クリーム (処方) ステアリン酸 5.0 重量% ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 ハミュラメタノール抽出物 0.01 苛性カリ 0.2 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとハミュ
ラメタノール抽出物と苛性カリを加え溶解し、加熱して
70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部
加え終わってからしばらくその温度に保ち反応を起こさ
せる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかき
まぜながら30℃まで冷却する。
【0036】 実施例2 クリーム (処方) ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 イアーリーフブリケルブッシュエタノール抽出物 0.05 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0037】 実施例3 クリーム (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 1.5 硼砂 0.2 ハミュラアセトン抽出物 0.05 アスコルビン酸2グルコシド 2.0 ハミュラエタノール抽出物 0.05 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0038】 実施例4 乳液 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941 ,B.F.Goodrich Chemical company ) ハミュラ30%エタノール抽出物 1.5 胎盤抽出物 1.0 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0039】 実施例5 乳液 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 ハミュラアセトン抽出物 5.0 コウジ酸 1.0 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0040】 実施例6 ゼリー (処方) 95% エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940 ,B.F.Goodrich Chemical company ) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 ベトニリーフブリケルブッシュ50%エタノール抽出物 1.5 2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、一方、95%エタノールにベトニリーフブリケル
ブッシュ50%エタノール水溶液抽出物、ポリオキシエ
チレン(50モル)オレイルアルコールエーテルを溶解
し、水相に添加する。次いで、その他の成分を加えたの
ち苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。
【0041】 実施例7 美容液 (処方) (A相) エチルアルコール(95% ) 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 ハミュラメタノール抽出物 1.5 アスコルビン酸グルコシド 1.5 アルブチン 3.0 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940 ,B.F.Goodrich Chemical company ) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
【0042】 実施例8 パック (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) ハミュラメタノール抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) アスコルビン酸2グルコシド 2.0 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
【0043】 実施例9 固形ファンデーション (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 ハミュラエタノール抽出物 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、ハミュラエタノール抽出物、防腐剤、香料
を加え良く混練した後、容器に充填、成型する。
【0044】 実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 4.5 ハミュラエタノール抽出物 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)水相を加熱撹拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の美白用皮
膚外用剤は、メラニン生成抑制作用およびチロシナーゼ
活性阻害作用を有しており、日焼け後の色素沈着・しみ
・そばかす・肝斑等の淡色化、美白に優れた効果を有す
ると共に、安全性にも優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 雅子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キク科(Asteraceae)ブリケリア(Brickel
    lia)属植物の抽出物を配合することを特徴とする美白用
    皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 前記キク科(Asteraceae)ブリケリア(Bri
    ckellia)属植物がハミュラ(Hamula、学名:Brickellia
    cavanillesy)であることを特徴とする請求項1記載の
    美白用皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 前記キク科(Asteraceae)ブリケリア(Bri
    ckellia)属植物の抽出物の配合量が、美白用皮膚外用剤
    全量に対して0.0005〜10.0重量%であること
    を特徴とする請求項1または2記載の美白用皮膚外用
    剤。
JP10064008A 1998-02-27 1998-02-27 美白用皮膚外用剤 Withdrawn JPH11246343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064008A JPH11246343A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 美白用皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064008A JPH11246343A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 美白用皮膚外用剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11246343A true JPH11246343A (ja) 1999-09-14

Family

ID=13245736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10064008A Withdrawn JPH11246343A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 美白用皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11246343A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0919218A1 (en) * 1997-03-19 1999-06-02 Shiseido Company Limited Dermatologic preparations for beautifying
US9227090B2 (en) 2008-06-18 2016-01-05 Conopco, Inc. Method for lightening skin
JP2016041667A (ja) * 2014-08-19 2016-03-31 株式会社山田養蜂場本社 美白用組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0919218A1 (en) * 1997-03-19 1999-06-02 Shiseido Company Limited Dermatologic preparations for beautifying
EP0919218A4 (en) * 1997-03-19 2000-08-02 Shiseido Co Ltd EMBELLISHING DERMATOLOGICAL PREPARATIONS
US9227090B2 (en) 2008-06-18 2016-01-05 Conopco, Inc. Method for lightening skin
JP2016041667A (ja) * 2014-08-19 2016-03-31 株式会社山田養蜂場本社 美白用組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0930946A (ja) 美白用皮膚外用剤
JP3481386B2 (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH11246347A (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH0812561A (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH0812566A (ja) チロシナーゼ活性阻害剤
JPH08310939A (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH0930945A (ja) 皮膚外用剤
JP3140357B2 (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH0812549A (ja) 皮膚外用剤
JPH11246344A (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH0930949A (ja) 美白用皮膚外用剤
JP2000159626A (ja) 皮膚外用剤
JPH11246343A (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH08301758A (ja) 皮膚外用剤
JPH0812552A (ja) 皮膚外用剤
JP3527406B2 (ja) 美白用皮膚外用剤
JP3354031B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH11139952A (ja) 美白用皮膚外用剤
JP3263246B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH10265363A (ja) チロシナーゼ阻害剤
JPH0812557A (ja) 皮膚外用剤
JPH0812550A (ja) 皮膚外用剤
JPH0812564A (ja) 皮膚外用剤
JPH0920636A (ja) 皮膚外用剤
JP3388950B2 (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510