JPH11246308A - 抗菌防ダニ剤組成物 - Google Patents

抗菌防ダニ剤組成物

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JPH11246308A
JPH11246308A JP10047975A JP4797598A JPH11246308A JP H11246308 A JPH11246308 A JP H11246308A JP 10047975 A JP10047975 A JP 10047975A JP 4797598 A JP4797598 A JP 4797598A JP H11246308 A JPH11246308 A JP H11246308A
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JP
Japan
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mite
carbon atoms
antibacterial
general formula
alkyl group
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JP10047975A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawamura
義裕 川村
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Nicca Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nicca Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】屋内塵性ダニ類が生育しやすい寝装具、カーテ
ン、ぬいぐるみなどを処理することにより、抗菌性を付
与しダニ類を防除することができ、カチオン性のソフタ
ーや布団用洗剤との併用又は漬け込み加工が可能な抗菌
防ダニ剤組成物を提供する。 【解決手段】(a)防ダニ性を有する化合物5〜80重
量%、(b)非イオン界面活性剤1〜30重量%、
(c)カチオン界面活性剤系抗菌剤1〜30重量%及び
(d)有機溶剤を含有する抗菌防ダニ剤組成物であっ
て、非イオン界面活性剤がポリスチレン化フェノール又
はポリスチレン化フェノールのエチレンオキサイド付加
物を含むものであることを特徴とする抗菌防ダニ剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌防ダニ剤組成
物に関する。さらに詳しくは、本発明は、屋内塵性ダニ
類が生育しやすい寝装具、カーテンなどの室内インテリ
アや、ぬいぐるみなどを処理することにより、抗菌性を
付与しダニ類を防除することができる、特にクリーニン
グ後の被洗物に容易に加工することが可能な抗菌防ダニ
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅環境が快適化したことにより
ダニ類の生育環境も向上し、屋内塵性ダニ類が発生する
事例が多くなっている。屋内塵性ダニ類は、不快感を与
えるばかりでなく、吸引性アレルゲンでもあり、アレル
ギー性喘息やアトピー性皮膚炎の原因となっている。屋
内塵性ダニ類の防除策としては、畳、カーペット、寝具
などを天日干しにする日光処理や、住居の清掃などの方
法が可能であるが、ダニ類の完全な駆除や再侵入防止ま
でには至らず、化学薬品を用いた防除が主体となってい
る。従来より、防疫用殺虫剤や、忌避効果を有する化合
物を用いたダニ防除剤が提案されている。例えば、特開
平4−89405号公報には、ジアルキルフタレート、
ジアルキルアジペート又はジアルキルフマレートを有効
成分として含有する屋内塵性ダニ類に対する殺ダニ剤が
提案されているが、この殺ダニ剤は、仕上剤として一般
に用いられているカチオン性のソフターや布団用洗剤と
併用することができず、洗濯時に添加して防ダニ剤とし
て使用することもできない。このために、カチオン性の
ソフターや布団用洗剤と併用することができ、屋内塵性
ダニ類に対して防除効果を有する抗菌防ダニ剤が求めら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、屋内塵性ダ
ニ類が生育しやすい寝装具、カーテン、ぬいぐるみなど
を処理することにより、抗菌性を付与しダニ類を防除す
ることができ、カチオン性のソフターや布団用洗剤との
併用又は漬け込み加工が可能な抗菌防ダニ剤組成物を提
供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、防ダニ性を有する
化合物、スチレン化フェノール又はスチレン化クレゾー
ルのアルキレンオキサイド付加物を含む非イオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤系抗菌剤及び有機溶剤を特定
の比率で組み合わせることにより目的を達成し得ること
を見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は、(1)(a)防ダニ性を有
する化合物5〜80重量%、(b)非イオン界面活性剤
1〜30重量%、(c)カチオン界面活性剤系抗菌剤1
〜30重量%及び(d)有機溶剤を含有する抗菌防ダニ
剤組成物であって、非イオン界面活性剤が一般式[1]
で表される化合物又は一般式[2]で表される化合物を
含むものであることを特徴とする抗菌防ダニ剤組成物、
【化10】 (ただし、式中、R1は炭素数2〜3のアルキレン基で
あり、mは1〜5であり、pは1〜200である。)
【化11】 (ただし、式中、R2は炭素数2〜3のアルキレン基で
あり、nは1〜3であり、qは1〜150である。)、
(2)防ダニ性を有する化合物が、一般式[3]で表さ
れるフタル酸ジアルキル、式[4]で表されるイソボル
ニルチオシアノアセテート、一般式[5]で表されるジ
エチルトルアミド、有機リン系殺虫剤又はピレスロイド
系殺虫剤である第(1)項記載の抗菌防ダニ剤組成物、
【化12】 (ただし、式中、R3及びR4は炭素数1〜8のアルキル
基であり、R3とR4は同一であっても異なっていてもよ
い。)
【化13】
【化14】 及び、(3)カチオン界面活性剤系抗菌剤が、一般式
[6]で表される化合物、一般式[7]で表される化合
物、一般式[8]で表される化合物又は一般式[9]で
表される化合物である第(1)項又は第(2)項記載の抗菌
防ダニ剤組成物、
【化15】 (ただし、式中、R5は炭素数12〜14のアルキル基
であり、R6は炭素数12〜14のアルキル基であり、
rは0〜10である。)
【化16】 (ただし、式中、R7は炭素数12〜14のアルキル基
であり、Aはフェニル基又は炭素数1〜12のアルキル
基で置換されたフェニル基である。)
【化17】 (ただし、式中、R8は炭素数12〜14のアルキル基
であり、R9及びR10は炭素数4〜12のアルキル基で
あり、R9とR10は同一であっても異なっていてもよ
い。)
【化18】 (ただし、式中、R11は炭素数12〜14のアルキル基
であり、R12は炭素数4〜12のアルキル基であ
る。)、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の抗菌防ダニ剤組成物は、
(a)防ダニ性を有する化合物5〜80重量%、(b)
非イオン界面活性剤1〜30重量%、(c)カチオン界
面活性剤系抗菌剤1〜30重量%及び(d)有機溶剤を
含有する。本発明組成物に用いる防ダニ性を有する化合
物には特に制限はなく、例えば、フタル酸ジアルキル、
イソボルニルチオシアノアセテート(IBTA)、N,
N−ジアルキルトルアミドや、アセフェート、イソキサ
チオン、イソチオエート、イソフェンホス、エチオン、
エチルチオメトン、エトリムホス、キナルホス、クロル
ピリホス、クロルピリホスメチル、クロルフェンビンホ
ス、サイアノックス、サリチオン、シアノフェンホス、
シアノホス、ジアリホール、ジクロルボス、ジクロフェ
ンチオン、ジメトエート、ジメチルビンホス、スルプロ
ホス、ダイアジノン、チオメトン、テトラクロルビンホ
ス、トリクロルホン、バミドチオン、ピラクロホス、ピ
リダフェンチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、
フェントエート、プロチオホス、プロパホス、プロフェ
ノホス、プロペタンホス、ホサロン、ホスメット、ホル
モチオン、マラソン、メカルバム、メチダチオン、モノ
クロトホス、EPBP、EPN、ESPなどの有機リン
系殺虫剤、アレスリン、エスフェンバレレート、エトフ
ェンプロックス、シクロプロトリン、シハロトリン、シ
フルトリン、シペルメトリン、テフルトリン、トラロメ
トリン、ビフェントリン、ピレトリン、フェノトリン、
フェンバレレート、フェンプロパトリン、フタルスリ
ン、フルシトリネート、フルバリネート、ペルメトリ
ン、レスメトリンなどのピレスロイド系殺虫剤などを挙
げることができる。
【0006】これらの中で、一般式[3]で表されるフ
タル酸ジアルキル、式[4]で表されるイソボルニルチ
オシアノアセテート、一般式[5]で表されるジエチル
トルアミド、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、
ジクロルボス、ダイアジノン、トリクロルホン、ピリダ
フェンチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、プロ
チオホス、ホサロン、アレスリン、エトフェンプロック
ス、ピレトリン、フェノトリン、フタルスリン、ペルメ
トリン及びレスメトリンを好適に用いることができる。
【化19】 ただし、一般式[3]において、R3及びR4は炭素数1
〜8のアルキル基であり、R3とR4は同一であっても異
なっていてもよい。さらに、これらの防ダニ性を有する
化合物の中で、フタル酸ジエチルとイソボルニルチオシ
アノアセテートは、屋内塵性ダニ類に対する効力が強
く、臭気が少なく、人体に対する安全性と効力の持続性
に優れているので、特に好適に使用することができる。
本発明組成物において、これらの防ダニ性を有する化合
物は、1種を単独で用いることができ、あるいは2種以
上を組み合わせて用いることもできる。本発明組成物に
おいて、防ダニ性を有する化合物の含有量は5〜80重
量%であり、より好ましくは10〜60重量%である。
防ダニ性を有する化合物の含有量が5重量%未満である
と、ダニに対する防除効果が十分に発現しないおそれが
ある。防ダニ性を有する化合物の含有量が80重量%を
超えると、抗菌防ダニ剤組成物の水希釈液の乳化安定性
が不良となるおそれがある。
【0007】本発明の抗菌防ダニ剤組成物は、一般式
[1]で表されるポリスチレン化フェノールのアルキレ
ンオキサイド付加物又は一般式[2]で表されるポリス
チレン化クレゾールのアルキレンオキサイド付加物を含
む非イオン界面活性剤を含有する。
【化20】 ただし、一般式[1]において、R1は炭素数2〜3の
アルキレン基であり、mは1〜5であり、pは1〜20
0である。また、一般式[2]において、R2は炭素数
2〜3のアルキレン基であり、nは1〜3であり、qは
1〜150である。一般式[1]で表されるスチレン化
フェノールのアルキレンオキサイド付加物としては、例
えば、トリスチレン化フェノールのエチレンオキサイド
付加物である日本乳化剤(株)のニューコール2614、
ニューコール2609などや、ローヌ・プーラン社のソ
フロフォアーBSUなどを挙げることができる。また、
一般式[2]で表されるスチレン化クレゾールのアルキ
レンオキサイド付加物としては、例えば、モノスチレン
化クレゾールのエチレンオキサイド付加物である日本乳
化剤(株)のニューコール723などを挙げることができ
る。一般式[1]で表される化合物又は一般式[2]で
表される化合物は、1種を単独で用いることができ、あ
るいは2種以上を組み合わせて用いることもできる。一
般式[1]で表される化合物又は一般式[2]で表され
る化合物を含有させることにより、抗菌防ダニ剤組成物
を安定に保ち、さらに抗菌防ダニ剤組成物を使用する際
に水に安定に乳化分散することができる。
【0008】本発明組成物においては、一般式[1]で
表される化合物又は一般式[2]で表される化合物とと
もに、他の非イオン界面活性剤を含有させて併用するこ
とができる。一般式[1]で表される化合物又は一般式
[2]で表される化合物と併用する非イオン活性剤に特
に制限はなく、例えば、高級アルコールアルキレンオキ
サイド付加物、アルキルフェノールアルキレンオキサイ
ド付加物、脂肪酸アルキレンオキサイド付加物、多価ア
ルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサイド付加物、
高級アルキルアミンアルキレンオキサイド付加物、脂肪
酸アミドアルキレンオキサイド付加物、油脂のアルキレ
ンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコールエチレ
ンオキサイド付加物などのポリアルキレングリコール型
界面活性剤、グリセロールの脂肪酸エステル、ペンタエ
リスリトールの脂肪酸エステル、ソルビトール及びソル
ビタンの脂肪酸エステル、ショ糖の脂肪酸エステル、多
価アルコールのアルキルエーテル、アルカノールアミン
類の脂肪酸アミドなどの多価アルコール型界面活性剤な
どを挙げることができる。本発明の抗菌防ダニ剤組成物
において、非イオン界面活性剤の含有量は1〜30重量
%であり、より好ましくは1〜20重量%である。非イ
オン界面活性剤の含有量が1重量%未満であると、抗菌
防ダニ剤組成物の安定性と、抗菌防ダニ剤組成物の水へ
の乳化分散性が低下するおそれがある。非イオン界面活
性剤の含有量が30重量%を超えると、抗菌防ダニ剤組
成物の粘度が上がり、取り扱いが困難になったり、低温
で固化するおそれがあり、防ダニ性を有する化合物の含
有量を下げなければ粘度が低下せず、防ダニ性能の低下
を招くおそれがある。
【0009】本発明の抗菌防ダニ剤組成物は、カチオン
界面活性剤系抗菌剤を含有する。本発明組成物に用いる
カチオン界面活性剤系抗菌剤に特に制限はないが、一般
式[6]、一般式[7]、一般式[8]又は一般式
[9]で表される第4級アンモニウム塩を特に好適に使
用することができる。
【化21】 ただし、一般式[6]において、R5は炭素数12〜1
4のアルキル基であり、R6は炭素数12〜14のアル
キル基であり、rは0〜10である。一般式[7]にお
いて、R7は炭素数12〜14のアルキル基であり、A
はフェニル基又は炭素数1〜12のアルキル基で置換さ
れたフェニル基である。一般式[8]において、R8
炭素数12〜14のアルキル基であり、R9及びR10
炭素数4〜12のアルキル基であり、R9とR10は同一
であっても異なっていてもよい。また、一般式[9]に
おいて、R11は炭素数12〜14のアルキル基であり、
12は炭素数4〜12のアルキル基である。
【0010】一般式[6]〜[9]で表されるカチオン
界面活性剤系抗菌剤は、炭素数12〜14のアルキル基
を有するアルキルジメチルアミン、例えば、N,N−ジ
メチルドデシルアミン、N,N−ジメチルテトラデシル
アミンなどを、硫酸エステル、スルホン酸、リン酸エス
テルの塩とし、エチレンオキサイドで4級化することに
より得ることができる。使用する硫酸エステルとして
は、例えば、ドデシル硫酸エステル、テトラデシル硫酸
エステル、ドデシルアルコールエチレンオキサイド(1
〜10モル)付加物の硫酸エステル、テトラデシルアル
コールエチレンオキサイド(1〜10モル)付加物の硫酸
エステルなどを挙げることができる。スルホン酸として
は、例えば、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン
酸、キシレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸
などを挙げることができる。リン酸エステルとしては、
例えば、リン酸モノブチルエステル、リン酸ジブチルエ
ステル、リン酸モノヘキシルエステル、リン酸ジヘキシ
ルエステル、リン酸モノオクチルエステル、リン酸ジオ
クチルエステル、リン酸モノデシルエステル、リン酸ジ
デシルエステル、リン酸モノドデシルエステル、リン酸
ジドデシルエステルなどを挙げることができ、リン酸エ
ステルは一般にはモノ体、ジ体の混合物が用いられる。
本発明組成物において、カチオン界面活性剤系抗菌剤
は、抗菌性を付与するとともに、乳化剤としての作用も
有する。本発明組成物において、カチオン界面活性剤系
抗菌剤は、1種を単独に用いることができ、あるいは2
種以上を組み合わせて用いることもできる。本発明組成
物において、カチオン界面活性剤系抗菌剤の含有量は1
〜30重量%であり、より好ましくは1〜20重量%で
ある。カチオン界面活性剤系抗菌剤の含有量が1重量%
未満であると、抗菌性が不足するおそれがある。カチオ
ン界面活性剤系抗菌剤の含有量が30重量%を超える
と、非イオン界面活性剤との合計量が増加し、抗菌防ダ
ニ剤組成物中に占める防ダニ性を有する成分の比率が低
くなり、防ダニ性能の低下を招くおそれがある。また、
本発明の抗菌防ダニ剤組成物は、非イオン界面活性剤1
〜30重量%及びカチオン界面活性剤系抗菌剤1〜30
重量%を含有することにより、水に安定に乳化し得るの
であって、非イオン界面活性剤又はカチオン界面活性剤
系抗菌剤のいずれかの含有量が1重量%未満であって
も、非イオン界面活性剤又はカチオン界面活性剤系抗菌
剤のいずれかを含有しない場合も、水に安定に乳化する
ことができない。
【0011】本発明の抗菌防ダニ剤組成物は、有機溶剤
を含有する。本発明組成物に用いる有機溶剤には特に制
限はなく、例えば、キシレン、ケロシンなどの石油系溶
剤、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メ
トキシブタノールなどのグリコール系溶剤などを挙げる
ことができる。これらの中で、3−メチル−3−メトキ
シブタノールを特に好適に使用することができる。これ
らの有機溶剤は、1種を単独に用いることができ、ある
いは2種以上を組み合わせて用いることもできる。本発
明の抗菌防ダニ剤組成物においては、必要に応じて抗菌
防ダニ剤組成物に配合される公知の添加剤を含有させる
ことができる。このような添加剤としては、例えば、香
料、色素、酸化防止剤、防腐剤、防錆剤、防黴剤などを
挙げることができる。本発明の抗菌防ダニ剤組成物の使
用方法に特に制限はないが、通常は最終濯ぎ工程又は仕
上げ工程時に、被洗物1kgあたり3〜10g添加するこ
とにより、その抗菌防ダニ効果を発揮することができ
る。
【0012】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例1〜5及び比較例
1〜4は下記の評価試験Aにより評価し、実施例6は下
記の評価試験Bにより評価した。 評価試験A (1)乳化状態 蒸留水、3度硬水及び8度硬水を用いて抗菌防ダニ剤組
成物の10容量倍希釈液を調製し、常温で放置して、そ
の乳化状態の安定性を観察し、次の基準により評価す
る。 ○:3日間安定、△:1日間安定、×:乳化しない。 (2)試料の調製 抗菌防ダニ剤組成物の蒸留水10容量倍希釈液を、20
cm×20cmの綿金巾布に30%o.w.f.スプレー塗布
し乾燥して、防ダニ加工を行った試料を得る。 (3)防ダニ性(侵入阻止法による忌避効果の判定) 図1に示す器具を用いて、侵入阻止法による忌避試験を
行う。直径4cmのプラスチックシャーレ1に、防ダニ加
工を行った試料2を敷き、この上にダニを含まない培地
3を0.05g置く。この直径4cmのシャーレを、直径
9cmのプラスチックシャーレ4の中央に置き、直径4cm
のシャーレと直径9cmのシャーレの間に、ダニ培地5を
均一に広げる。供試ダニ数は、1万頭とする。このよう
に準備したシャーレを這い出し防止用の粘着シート6上
に置き、25℃、75%RHにて、全暗状態で24時間
放置する。24時間後に防ダニ加工を行った試料及び直
径4cmのシャーレ内の生存するダニを、飽和食塩水分離
法により集めてカウントする。同時に、防ダニ加工を行
わない綿金巾布を用いて、同じ操作により対照試験を行
い、24時間後に防ダニ加工を行わない試料及び直径4
cmのシャーレ内の生存するダニ数をカウントする。対照
試験の生存するダニ数が1,000頭以下の場合は再試
験を行う。忌避試験の生存するダニ数及び対照試験の生
存するダニ数から、次式にしたがって、忌避率を算出す
る。
【数1】 この試験法においては、忌避率が85%以上であれば、
防ダニ効果が認められるとされ、忌避率が90%以上で
あれば、安定な防ダニ効果が得られるとされている。 (4)防ダニ性(増殖抑制効果の判定) 図2に示す器具を用いて、増殖抑制試験を行う。直径4
cmのプラスチックシャーレ7に、防ダニ加工を行った試
料8を敷き、この上にダニ培地9を均一に広げる。供試
ダニ数は、200頭とする。このように準備したシャー
レを這い出し防止用の粘着シート10上に置き、25
℃、75%RHにて、全暗状態で3週間放置する。3週
間後に、防ダニ加工を行った試料及び直径4cmのシャー
レ内の生存するダニを、飽和食塩水分離法により集めて
カウントする。同時に、防ダニ加工を行わない綿金巾布
を用いて、同じ操作により対照試験を行い、3週間後に
防ダニ加工を行わない試料及び直径4cmのシャーレ内の
生存するダニ数をカウントする。増殖抑制試験の生存す
るダニ数及び対照試験の生存するダニ数から、次式にし
たがって、増殖抑制率を算出する。
【数2】 この試験法においては、増殖抑制率が85%以上であれ
ば、防ダニ効果が認められるとされ、増殖抑制率が90
%以上であれば、安定な防ダニ効果が得られるとされて
いる。 (5)抗菌性 防ダニ加工を行った試料について、黄色ブドウ状球菌
(Sa.菌)を使用したハローテストによる抗菌試験を
行う。評価結果は、殺菌効果による試料の周りに現れる
ハローの大きさ(mm)で表し、0-はテスト試料の周り
にはハローは現れず菌が繁殖しているが、試料の下には
菌が繁殖していないことを、0はテスト試料の周りと試
料の下ともに菌が繁殖していることを表す。 (6)臭気判定 防ダニ加工を行った試料について、臭いを嗅ぎ、薬剤臭
が残留しているか、いないかを次の基準により評価す
る。 ○:臭いがしない、△:僅かに臭いがする、×:臭いが
する。 (7)ソフター相溶性 カチオンソフター[日華化学(株)、エルモア]との相溶
性を観察し、次の基準により評価する。 ○:安定に混ざる、×:分離する。 評価試験B 下記の条件で、綿製布団とともに20cm×20cmの綿金
布を選択機に投入し、洗濯、濯ぎを行ったのち、仕上げ
段階において抗菌防ダニ剤組成物を添加する。 洗濯機:稲本製作所製自動洗濯脱水機 200FLA、
負荷量90kg。 使用洗剤:シロックFR−100[日華化学(株)製、ソ
ーダ灰30重量%、トリポリ燐酸ソーダ10重量%、無
水芒硝45重量%、界面活性剤15重量%]800g。 洗濯条件:45℃×10分(中水位)。 濯ぎ条件:3〜5分×3回。 抗菌防ダニ剤組成物添加時期:濯ぎ3回目(高水位)。 抗菌防ダニ剤組成物添加量:100g、300g又は5
00g。 (1)防ダニ性(侵入阻止法による忌避効果の判定) 綿製布団とともに処理した20cm×20cmの綿金布につ
いて、評価試験Aと同様にして評価する。 (2)防ダニ性(増殖抑制効果の判定) 綿製布団とともに処理した20cm×20cmの綿金布につ
いて、評価試験Aと同様にして評価する。 (3)抗菌性 綿製布団とともに処理した20cm×20cmの綿金布につ
いて、評価試験Aと同様にして評価する。 (4)臭気判定 乾燥後の綿製布団の臭いを嗅ぎ、薬剤臭が残留している
か、いないかを次の基準により評価する。 ○:臭いがしない、△:僅かに臭いがする、×:臭いが
する。 実施例及び比較例においては、抗菌剤として、下記のカ
チオン界面活性剤系抗菌剤3種類を用いた。
【化22】 実施例1 フタル酸ジエチル40重量部、イソボルニルチオシアノ
アセテート(IBTA)20重量部、トリスチレン化フ
ェノールのエチレンオキサイド付加物[日本乳化剤
(株)、ニューコール2614]10重量部、抗菌剤B1
0重量部及び3−メチル−3−メトキシブタノール20
重量部を配合して、抗菌防ダニ剤組成物を調製した。こ
の抗菌防ダニ剤組成物を用いて、評価試験Aを行った。
この抗菌防ダニ剤組成物の蒸留水、3度硬水及び5度硬
水の10容量倍希釈液は、いずれも1日間安定な乳化状
態を保ったが、3日目には分離を生じていた。この組成
物は、防ダニ性試験において、忌避率98.6%、増殖
抑制率100%であった。抗菌性試験において、ハロー
の大きさは12mmであった。臭気判定試験では、僅かに
臭いが感じられた。ソフター相溶性は良好で、カチオン
ソフターと安定に混合することができた。 実施例2〜5 第1表に示す組成の抗菌防ダニ剤組成物を調製し、評価
試験Aを行った。結果を第3表に示す。 比較例1〜7 第2表に示す組成の抗菌防ダニ剤組成物を調製し、評価
試験Aを行った。結果を第4表に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】[注]1)イソボルニルチオシアノアセテ
ート。 2)日本乳化剤(株)、ニューコール2614。 3)日本乳化剤(株)、ニューコール2609。 4)ラウリルアルコールのエチレンオキサイド(3モル)
付加物。 5)ラウリルアルコールのエチレンオキサイド(9モル)
付加物。
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】実施例1〜5の本発明の抗菌防ダニ剤組成
物は、蒸留水ないし8度硬水中にも比較的安定に乳化
し、ダニの忌避率は95%以上、増殖抑制率はすべて1
00%であって防ダニ性に優れるとともに、安定したハ
ロー効果を示して抗菌性に優れ、被洗物に臭気は全く感
じられないか、あるいは、僅かに感じられる程度で実用
上の問題はなく、カチオンソフターとの相溶性も良好で
ある。これに対して、防ダニ性を有する化合物の含有量
が4.0重量%である比較例1の抗菌防ダニ剤組成物
は、ダニの忌避率、増殖抑制率ともに防ダニ効果が認め
られるとされる85%の水準に達していない。一般式
[1]又は一般式[2]で表される非イオン界面活性剤
を含有しない比較例2及び比較例3の抗菌防ダニ剤組成
物は、いずれも水に乳化しない。カチオン界面活性剤系
抗菌剤の含有量が0.8重量%である比較例4の抗菌防
ダニ剤組成物は、水に乳化せず、抗菌性が不足する。一
般式[1]又は一般式[2]で表される非イオン界面活
性剤の含有量が0.8重量%である比較例5の抗菌防ダ
ニ剤組成物は、水に乳化しない。一般式[1]又は一般
式[2]で表される非イオン界面活性剤の含有量が4
0.0重量%である比較例6の抗菌防ダニ剤組成物は、
ダニの忌避率が85.3%であり、防ダニ効果が認めら
れるとされる85%をわずかに超える水準である。カチ
オン界面活性剤系抗菌剤の含有量が40重量%である比
較例7の抗菌防ダニ剤組成物は、ダニの忌避率が84.
8%であり、防ダニ効果が認められるとされる85%の
水準をわずかに下回っている。 実施例6 フタル酸ジエチル40重量部、イソボルニルチオシアノ
アセテート(IBTA)5重量部、トリスチレン化フェ
ノールのエチレンオキサイド付加物[日本乳化剤(株)、
ニューコール2614]10重量部、抗菌剤A10重量
部及び3−メチル−3−メトキシブタノール35重量部
を配合して、抗菌防ダニ剤組成物を調製した。この抗菌
防ダニ剤組成物を用いて、評価試験Bを行った。抗菌防
ダニ剤組成物の添加量を100gとしたとき、防ダニ性
試験において、ダニの忌避率83.2%、増殖抑制率8
8.5%であり、抗菌性試験においては、テスト試料の
周りにハローは現れず、試料の下にも菌が繁殖してい
た。また、洗濯した綿製布団には、薬剤臭は全く感じら
れなかった。組成物の添加量を300gとしたとき、防
ダニ性試験において、ダニの忌避率90.9%、増殖抑
制率95.5%であり、抗菌性試験においては、テスト
試料の周りに大きさ1mmのハローが現れた。また、洗濯
した綿製布団には、薬剤臭は全く感じられなかった。さ
らに、組成物の添加量を500gとしたとき、防ダニ性
試験において、ダニの忌避率91.8%、増殖抑制率1
00%であり、抗菌性試験においては、テスト試料の周
りに大きさ2mmのハローが現れた。また、洗濯した綿製
布団には、薬剤臭は全く感じられなかった。実施例6の
結果を、第5表に示す。
【0019】
【表5】
【0020】第5表の結果から、実機を用い、本発明の
抗菌防ダニ剤組成物を添加して洗濯した場合、良好な防
ダニ性と抗菌性が得られ、かつ、抗菌防ダニ剤組成物の
添加量を増加するにつれ、その効果も顕著になっていく
ことが分かる。また、試験した範囲では、抗菌防ダニ剤
組成物の添加量を最大にしても、被洗物である綿製布団
に臭気は全く感じられない。
【0021】
【発明の効果】本発明の抗菌防ダニ剤組成物を用いるこ
とにより、布団、室内インテリアなどのクリーニングを
行った後の抗菌防ダニ加工が可能となる。また、ソフタ
ーなどとの併用が可能となり、かつ洗濯機内での処理も
可能となる。その結果、従来の防ダニ加工剤と比較し
て、屋内塵性ダニ類を簡単に効率よく防除することがで
き、屋内塵性ダニ類に起因するアレルギー疾患の予防の
一助となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、侵入阻止法による忌避試験に用いた器
具の説明図である。
【図2】図2は、増殖抑制試験に用いた器具の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 直径4cmのプラスチックシャーレ 2 防ダニ加工を行った試料 3 ダニを含まない培地 4 直径9cmのプラスチックシャーレ 5 ダニ培地 6 這い出し防止用の粘着シート 7 直径4cmのプラスチックシャーレ 8 防ダニ加工を行った試料 9 ダニ培地 10 這い出し防止用の粘着シート
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 47:48 53:00)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)防ダニ性を有する化合物5〜80重
    量%、(b)非イオン界面活性剤1〜30重量%、
    (c)カチオン界面活性剤系抗菌剤1〜30重量%及び
    (d)有機溶剤を含有する抗菌防ダニ剤組成物であっ
    て、非イオン界面活性剤が一般式[1]で表される化合
    物又は一般式[2]で表される化合物を含むものである
    ことを特徴とする抗菌防ダニ剤組成物。 【化1】 (ただし、式中、R1は炭素数2〜3のアルキレン基で
    あり、mは1〜5であり、pは1〜200である。) 【化2】 (ただし、式中、R2は炭素数2〜3のアルキレン基で
    あり、nは1〜3であり、qは1〜150である。)
  2. 【請求項2】防ダニ性を有する化合物が、一般式[3]
    で表されるフタル酸ジアルキル、式[4]で表されるイ
    ソボルニルチオシアノアセテート、一般式[5]で表さ
    れるジエチルトルアミド、有機リン系殺虫剤又はピレス
    ロイド系殺虫剤である請求項1記載の抗菌防ダニ剤組成
    物。 【化3】 (ただし、式中、R3及びR4は炭素数1〜8のアルキル
    基であり、R3とR4は同一であっても異なっていてもよ
    い。) 【化4】 【化5】
  3. 【請求項3】カチオン界面活性剤系抗菌剤が、一般式
    [6]で表される化合物、一般式[7]で表される化合
    物、一般式[8]で表される化合物又は一般式[9]で
    表される化合物である請求項1又は請求項2記載の抗菌
    防ダニ剤組成物。 【化6】 (ただし、式中、R5は炭素数12〜14のアルキル基
    であり、R6は炭素数12〜14のアルキル基であり、
    rは0〜10である。) 【化7】 (ただし、式中、R7は炭素数12〜14のアルキル基
    であり、Aはフェニル基又は炭素数1〜12のアルキル
    基で置換されたフェニル基である。) 【化8】 (ただし、式中、R8は炭素数12〜14のアルキル基
    であり、R9及びR10は炭素数4〜12のアルキル基で
    あり、R9とR10は同一であっても異なっていてもよ
    い。) 【化9】 (ただし、式中、R11は炭素数12〜14のアルキル基
    であり、R12は炭素数4〜12のアルキル基である。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004189606A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Kao Corp アレルゲン除去剤
JP2008074834A (ja) * 2006-06-28 2008-04-03 Lion Corp ダニ駆除用水性液体組成物およびこれを使用したダニ駆除方法
JP2008133202A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Lion Corp ダニ駆除用水性液体組成物およびこれを使用したダニ駆除方法

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JP2008074834A (ja) * 2006-06-28 2008-04-03 Lion Corp ダニ駆除用水性液体組成物およびこれを使用したダニ駆除方法
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