JPH11246252A - 速硬性セメント系の注入材とコンクリート - Google Patents

速硬性セメント系の注入材とコンクリート

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JPH11246252A
JPH11246252A JP5548098A JP5548098A JPH11246252A JP H11246252 A JPH11246252 A JP H11246252A JP 5548098 A JP5548098 A JP 5548098A JP 5548098 A JP5548098 A JP 5548098A JP H11246252 A JPH11246252 A JP H11246252A
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行宏 木幡
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Tomohiko Kamo
智彦 鴨
Sumio Yazaki
澄雄 矢崎
Koshiro Ushijima
幸司郎 牛島
Kenji Kobayashi
建次 小林
Morihito Sekiguchi
守人 関口
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真二 岡崎
Takeshi Hasegawa
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Koichi Suzuki
孝一 鈴木
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光芳 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速硬性セメント系の注入材とコンクリートに
関し、変形能力、靱性、弾性、制振性の向上、及び低価
格化に寄与する鉄道用並びに舗装用の材料を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 速硬性セメント、水、凝結遅延剤、消泡剤、
発泡剤を混合し、さらに必要に応じてアスファルト乳剤
と高分子乳剤を1種または2種以上および短期強度促進
剤を添加する速硬性セメント系の注入材において、切断
して粗面化した発泡ウレタンを主体とする廃材チップ、
細骨材、高性能減水材および増粘剤を添加し、これらを
一括混合してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道用および舗装
用の速硬性混合物、特にセメント、骨材、必要に応じて
添加するアスファルト乳剤を主成分とする速硬性セメン
ト系の注入材とコンクリートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道分野では既設軌道の道床バラ
スト部を安定化させて保線作業の省力化を図る舗装軌道
や填充道床軌道等に変更する改軌工事並びにスラブ軌道
の版下てん充層を補修する工事等の填充材として、超速
硬セメント、細骨材、およびアスファルト乳剤等よりな
る速硬性セメント系の注入材が使用されている。また、
舗装分野では道路舗装ならびに橋りょう床版の増厚施工
や打換えの緊急工事、並びにガス管その他各種埋設物の
埋め戻しやマンホール回りの補修工事等の舗装材料とし
て、超速硬セメント、細骨材、粗骨材等よりなる速硬性
セメント系のコンクリートが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、鉄道用の速硬
性セメント系の注入材は、適用対象が道床バラスト等の
狭い空間充填のために高い流動性が要求され、多くの添
加水を使用することになる。したがって、上述した構成
の従来技術によれば、可撓性に富むアスファルト乳剤を
混用した場合にも、水分の発散を主因とする乾燥収縮が
瀝青物の有する変形追従性の限界を超え、びび割れが多
発した。他方、舗装用の速硬性セメント系のコンクリー
トには、セメント硬化時の体積減少や余剰水の散逸に伴
う乾燥収縮等が主因となり、ひび割れ発生の事例が数多
く派生している。そして、上記した両系材料は、いずれ
もひび割れの進展と過酷な供用条件の競合等によって破
損に至り、構造部材としての機能を喪失するという問題
があった。
【0004】また、両系材料は強度の面においてはそれ
ぞれ十分な耐力を確保されていているが、弾性の面にお
いては充分な柔らかさを具備していないため、振動や騒
音の増大を招き、環境上好ましくない影響を与える等の
問題があった。本発明は、以上の問題点に鑑み、上記し
た速硬性セメント系の注入材とコンクリートにおいて変
形能力や靱性を向上させる構成を得て、ひび割れの発生
・破損を防止して、構造部材の信頼性及び長寿命化を向
上させることを目的とする。
【0005】さらに、本発明は、上記した速硬性セメン
ト系の注入材とコンクリートにおいてクッション性を増
加する構成を得て、振動や騒音を低減し、環境にやさし
い構造部材を提供することを目的とする。さらに、本発
明は、上記特性を有する速硬性セメント系の注入材とコ
ンクリートを安価な材料により構成し、構造部材の低価
格化に寄与することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、速硬性セメント系の注入材とコンクリー
トにゴム的性状をもたせるようにする。さらに、本発明
は、産業廃棄物を利用してこのゴム的性状を得るように
する。すなわち、本発明における速硬性セメント系の注
入材は、速硬性セメント、細骨材、水、凝結遅延剤、消
泡剤、発泡剤、切断して粗面化した発泡ウレタンを主体
とする廃材チップ、高性能減水剤、増粘剤を必須成分と
し、供用条件や要求性能に応じてアスファルト乳剤と高
分子系乳剤の1種または2種以上、および短期強度促進
剤を添加し、各材料を一括混合して製造することを特徴
とする材料である。
【0007】つぎに、速硬性セメント系のコンクリート
は、上記した速硬性セメント系の注入材を粗骨材の間隙
内に填充してなる、または当該速硬性セメント系の注入
材と粗骨材を同時混合した後、打設してなることを特徴
とする材料である。本発明の特徴と主な作用は、以下の
通りである。第1に、切断して粗面化した発泡ウレタン
を主体とする廃材チップと細骨材を適量使用することで
ある。
【0008】まず、使用する発泡ウレタンを主体とする
廃材チップは、切断して粗面化しているので、粗面化し
たチップ表面にセメントミルクやアスファルト乳剤等が
良く付着して硬化し、一体性の高い硬化体組織を形成す
る。それゆえ、上記の硬化体は発泡ウレタンのゴム的性
状を存分に反映することとなる。すなわち、破壊時の歪
みや靱性を格段に増大させることにより耐ひび割れ性が
向上すると共に、クッション性の増加により衝撃緩和
性、騒音や振動の吸収性等を顕著に改善する作用が得ら
れた。
【0009】また、発泡ウレタンを主体とする廃材チッ
プを使用することは、産業廃棄物の有効利用に寄与する
と共に、材料費の低減化に役立つ。つぎに、細骨材を使
用することは、混練り時において廃材の発泡ウレタンチ
ップが凝集化する、すなわち団子状になることを制御
し、その分散性を高める働きをするため、混合物の均質
性を向上させると共に注入材料のコストダウンにも寄与
する効果が得られた。
【0010】第2に、本発明に記載した各構成材料のい
ずれに対しても相性のよいアスファルト乳剤や高分子系
乳剤の1種または2種以上を、必要に応じて適量使用す
ることである。アスファルト乳剤と高分子系乳剤は、い
ずれもその使用量を増減することにより、強度発現性、
撓み性、変形能力、弾性等の諸特性を広範囲に調節また
は選択することができる。加えて、防水性、耐凍害性、
耐薬品性等の性能を著しく向上する作用が得られる。た
だし、高分子系乳剤のうち、ゴムラテックスはゴム的性
質の付加、樹脂エマルジョンは圧縮・曲げ・せん断等の
各強度増加に対して有効であるが、いずれも高価なた
め、特殊な用途に限定使用することが望まれる。
【0011】第3に、凝固遅延剤、消泡剤、発泡剤の併
用と共に高性能減水剤と増粘剤を適量添加することであ
る。従来から、凝結遅延剤は、速硬性セメントと必要に
応じて添加する短期強度促進剤とを合わせたもの(以
下、単にセメント系成分と言う)が注水と同時に凝結硬
化の課程、すなわち瞬結状態に入ることを制御し、施工
上必要な可使時間を確保するために使用する。
【0012】つぎに、消泡剤は、混練り時に抱き込んだ
大径気泡の破泡・微細化の効果により、硬化体の組成を
緻密化し均質的とするために使用する。さらに、発泡剤
は、注入材が硬化する前にセメント水和物の水酸化カル
シウムと反応して水素ガスを生成し、填充空間を注入材
で満杯の状態にするために使用されていきた。
【0013】しかし、本発明で対象とする注入材に対し
ては、上記した凝結遅延剤、消泡剤、発泡剤の併用だけ
では、可使時間の調節が不安定となり、施工不加能等の
トラブルを生じ、また甚だしい材料分離を起こし実用に
供することができなかった。そこで本発明においては、
高性能減水剤を添加することにより、その減水作用と共
に可使時間の調節が極度に安定化し、良好な施工性と填
充性が得られ、均質的な硬化体を形成することが可能と
なった。
【0014】さらに、増粘剤を添加することにより、混
練り液の粘性が適度に保持されるため、同時混合の各材
料が分離したり、沈積したりすることを制御し、ブリー
ディングの発生を防ぐと共に、均質性を高める等の働き
が得られた。第4に、必要に応じて短期強度促進剤を使
用することである。速硬性セメントは、低温時施工にお
いて、セメント単味では急硬性の発現が充分でない場合
があって供用開始時期の延伸や破損変状を招くことがあ
った。
【0015】例えば、外気温が10°C以下の条件下で
はセメントの水和反応が急激に低下して所要強度が得ら
れないので、施工の中止を余儀なくされた。ところが、
本発明においての短期強度促進剤を使用することによ
り、冬季施工(たとえば、5°C以上)においても急硬
性が十分に発現するので、施工の実現時期を拡大化でき
る効果が得られた。
【0016】第5に、上記した構成材料からなる速硬性
セメント系の注入材と粗骨材を使用し、適用の対象や条
件によって、以下に述べる2つの手法のいずれかを選
び、コンクリートを形成することである。手法の一つ
は、先詰めした粗骨材の間隙内に上記の注入材を充填
し、硬化させてなるプレパックドコンクリート方式であ
る。
【0017】たとえば、既設軌道の道床バラストを注入
材で固結して安定化する省力化軌道における道床部の築
造や舗装面に対して粗骨材を先詰め・転圧したのち、粗
骨材間隙に注入材を流し込んで路面を構築する工事等が
この方式に該当し、注入材の強度と共に先詰め粗骨材の
噛み合わせ効果が期待できること、軌匡の改変及び軌道
整正の直後、または所定径日後の、好ましい時期に注入
施工することができる等の利点と共に注入工事専門の作
業工程を長時間確保できるので、施工能率が向上し、施
工延長が伸長すること、および保守省力性、施工性、経
済性に優れる等の効果が得られた。
【0018】手法の他の一つは、上記の注入材と粗骨材
を同時混合して施工対象の空間内に打設し、硬化させて
なる通常のコンクリート方式である。たとえば、道路舗
装ならびに橋りょう床版の増厚施工や打換え、舗装欠損
部の空間補修、および既設軌道のバラスト撤去後の道床
部築造、等の工事がこれに該当する。
【0019】この方式では、粗骨材を施工時に一括して
取り扱うため、コンクリート製造時の使用材料容積が多
くなるので施工能率の低下や施工延長の短縮化を伴うこ
と、大型機械群の編成が必要となること、等の観点か
ら、前記したプレパックドコンクリート方式と比較して
大量施工では幾分不利となるが、少量施工には問題なく
適用できるので、適用する工事対象や施工条件に応じて
適宜選択することが望まれる。
【0020】すなわち、本発明における両方式による速
硬性セメント系のコンクリートは、従来コンクリートと
比較し、施工性については概ね同等であること、構成材
料と配合を選ぶことにより耐荷性や弾性に関して広範囲
に選択できること、およびひび割れ抵抗性の向上や振動
・騒音の低減化等に顕著な効果を持つこと等の優れた性
能が得られる特徴がある。
【0021】本発明の速硬性セメント系の注入材とコン
クリートにおいて使用する材料を以下に示す。速硬性セ
メントとは、カルシウムサルホアルミネートを主成分と
するクリンカー20〜60重量%、ポルトランドセメン
トクリンカー20〜70重量%、II型無水石膏0.5
〜30重量%、ブレーン値5000cm2 /gの炭酸リ
チウム0.1〜3.0重量%、クエン酸等オキシカルボ
ン酸0.05〜2重量%から成り、前記II型無水石膏
の一部は前記クリンカーの粉砕時に混合して微粉化し、
残部はブレーン値3000cm2 /g以下の粗粉状態で
後添加且つセメントの化学成分SO3 /AL2 3 をモ
ル比で1.4〜1.0としたものである。
【0022】凝結遅延剤とは、グルコン酸、酒石酸、ク
エン酸等のカルボン酸またはその塩、ホウ酸、ホウ酸カ
ルシウム等のホウ酸またはその塩、およびナトリウム、
カリウム、リチュウム等アルカリ金属の炭酸塩、硫酸
塩、水酸化物等の1種または2種以上である。セメント
系成分に対して0.1〜3重量%(外割%)を使用す
る。
【0023】消泡剤とは、シリコーン系、アルコール
系、脂肪酸系、アミン系、アミド系、エーテル系、金属
石鹸等である。そのうち、シリコーン系が好ましくセメ
ント系成分に対して0.03〜0.3重量%(外割%)
の範囲を添加する。発泡剤とは、金属アルミニュウム粉
末に植物油、鉱物油あるいはステアリン酸等を添加して
表面コーティングしたものである。フレーク状、粒径5
0μm以下、比表面積は大きいものが好ましく、セメン
ト系成分に対して0.0003〜0.001重量%(外
割%)の範囲を添加する。
【0024】アスファルト乳剤とは、瀝青物例えばスト
レートアスファルト(針入度40/60〜200/50
0範囲)を主材とし、これに界面活性剤と多価金属塩を
加え、さらに乳化助剤、分散剤、安定剤等を適宜使用し
てアスファルト微粒子を水中に分散させ乳状としたもの
である。また、ストレートアスファルトにゴム、樹脂等
を添加・混合して改質し、これを乳化したものを使用す
ることができる。なお、これら乳剤中のストレートアス
ファルト含有量は50〜70重量%、特には55〜65
重量%が好ましい。
【0025】この時、界面活性剤にはアニオン系、ノニ
オン系、カチオン系のもの1種以上を乳剤中に0.4〜
70重量%、好ましくは1〜5重量%含有させる。多価
金属塩にはCaCl2 、AlCl3 、FeCl3 、およ
びMgCl2 等の塩化物を0.04〜4重量%、好まし
くは0.3〜2重量%含有させる。通常、ノニオン系の
混合用乳剤に属するものを使用する。
【0026】アスファルト乳剤の使用量は、適用対象ご
とに要求される性能が異なるので、それぞれに応じて使
用量を変える。例えば、鉄道用の速硬性セメント系注入
材の場合、セメント系成分に対するアスファルト乳剤の
配合割合は、填充道床軌道が50〜150重量%(外割
%)、舗装軌道が100〜200重量%(外割%)であ
る。
【0027】ここで、アスファルト乳剤の使用量が少な
い配合は、諸強度は大きいが、耐ひびわれ性、弾性が劣
る傾向の硬化体を形成する。他方、道路用の橋梁床版増
厚工事、ジャンカや打ち継ぎ部の補修工事等の場合、ア
スファルト乳剤を全く使用せずに強度、耐久性に重点を
置いた速硬性セメントコンクリートを使用する場合があ
る。
【0028】つぎに、必要に応じてアスファルト乳剤と
併用また単独使用する高分子乳剤とは、ゴムラテック
ス、水溶性高分子重合体、合成高分子重合体エマルジョ
ン、および合成樹脂エマルジョン等である。ここで、高
分子乳剤と、アスファルト乳剤を併用する場合はポリマ
ー入りセメント瀝青系混合物、前者を単味使用する場合
はポリマーセメント混合物と称呼されるものである。
【0029】本発明に使用する高分子乳剤は、その他の
各構成材料との混合性に優れ、耐ひびわれ性や強度等の
改善効果が大きい性能を有する。例えば、SBR系ラテ
ックス、アクリル樹脂系エマルジョンの1種以上が好ま
しく、通常、セメント系成分に対して10〜40重量%
(外割%)の範囲を使用する。
【0030】短期強度促進剤とは、12CaO・7Al
2 3 、3CaO・3Al2 3 ・CaF、CaO・2
Al2 3 、CaO・Al2 3 等である。その添加量
は、速硬性セメントと短期強度促進剤とをあわせたもの
(本発明ではセメント系成分と称呼)に対して5〜30
重量%(内割%)を使用する。発泡ウレタンを主体とす
る廃材チップとは、廃材である独立気泡の発泡ウレタン
を裁断して粗面化し、チップ状にした分級回収したもの
である。
【0031】例えば、1)廃車、廃マットレス、廃ソフ
ァー等を解体・選別して取り出した発泡ウレタン、2)
工場廃材の発泡ウレタン、3)廃車等をシュレッダにか
けた切断片から金属材を取り除き分別回収した発泡ウレ
タン等のいずれかを切断・粗面化し、所定寸法に分級・
回収したものを使用する。その使用量は、セメント系成
分に対して3〜100重量%(外割%)、好ましくは5
〜50重量%(外割%)の範囲である。
【0032】細骨材とは、川砂、海砂、山砂、砕砂等で
ある。特に、石質が堅硬で吸水率が小さくかつ粒度が良
く管理されている砕砂が好ましい。ちなみに、鉄道用速
硬セメント系注入材における細骨材の使用量は、セメン
ト系成分に対して填充道床軌道や舗装軌道には50〜2
00重量%(外割%)配合すれば十分である。
【0033】高性能減水剤とは、ナフタリンスルホン酸
塩縮合物、メラニン樹脂系スルホン酸塩、変性リグニン
スルホン酸塩およびカルボン酸塩等を主成分とする凝結
遅延型高性能減水剤である。通常、セメント系主成分に
対して0.1〜4重量%(外割%)の範囲を添加する。
増粘剤とは、水溶性のセルローズエーテル系、アクリル
系等である。その成分は、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルローズ、ヒドロキシエチルメチルセルローズ、シドロ
キシエチルセルローズ等、後者が、アクリルアミドを主
体とした重合体である。その使用量は、セメント系主成
分に対して0.03〜3重量%(外割%)の範囲を添加
する。
【0034】粗骨材とは、砕石、王砕、砂利、鉄鋼スラ
グ等である。特には、清浄、強硬、耐久的で適当な粒度
をもち、細長いまたは偏平な石片、ごみ、泥、有機物等
を有害量含んでいないもの。例えば、鉄道用速硬性セメ
ント系コンクリートの粗骨材としては、道床バラスト
(砕石)の石質試験基準に規定される粒度範囲と物理的
性質を満足するもの。
【0035】舗装用速硬性セメント系コンクリートの粗
骨材としては、アスファルト舗装用綱に示されている砕
石の粒度と品質規格を満足するものが好ましい。砕石の
粒度とその使用量は、その用途に応じて選択することが
望ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。まず、本発明の実施の形態に使用した各材料の銘
柄を一括して表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】図1は、本発明の実施の形態の注入材の標
準的な練りまぜ工程を示すフローチャートである。ま
ず、ミキサに液体の構成要素である水・凝結遅延剤・高
性能減水剤・消泡剤を投入し(S1)、続いてセメント
・短期強度促進剤を投入して(S2)30秒低速かくは
んする。これに、珪砂・増粘剤を投入して(S3)20
秒低速かくはんし、さらに廃材チップを投入して(S
4)20秒低速かくはんする。最後に、アスファルト乳
剤を投入して(S5)2分間高速かくはんし、ミキサよ
り排出して注入剤を得る。
【0039】以下、本発明の実施の形態の作用を実験結
果に沿って説明する。 <実験1>まず、廃材チップを混入した注入材が未だ固
まらない時の性状と硬化後の物性に関する実験結果を表
2に示す。表2において、配合5,6および10は本発
明の実施の形態、1,2,3,4,7,8および9は比
較例である。
【0040】
【表2】
【0041】表2で明らかなように、 (1)廃材チップの混入量が多くなるに従い、所要の流
動性を得るために必要な添加水量が増加し、材料分離も
多くなる。また、圧縮強度と静的変形係数は小さくなる
傾向があらわれる(配合1〜4)。 (2)高性能減水剤を使用しない場合は、添加水量が過
多となり、材料分離が発生、強度と弾性が低下する(配
合7を配合3と比較)。 (3)砂を使用しない場合は、混合不能であるが(配合
8)、砂を使用することにより混合性が良好となる(配
合2〜6)。 (4)増粘剤を適量添加する場合は、材料分離が皆無と
なって均質的な硬化体を形成し、圧縮強度の発現性も良
好となる。(配合6を配合5と比較)。 (5)低温時においては、短期強度促進剤を添加するこ
とにより、急硬化性が著しく向上する(配合10を配合
9と比較)。
【0042】すなわち、本発明による廃材チップを混入
する注入材においては、高性能減水剤、砂、および増粘
剤を添加することが性能向上のために不可欠である。ま
た、低温時の施工(約5°C)では短期強度促進剤の添
加が耐荷性確保のために重要である。 <実験2>次に、廃材チップの混入量が注入材の圧縮強
度、圧縮破壊ひずみ、および圧縮残留強度率に及ぼす影
響を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】図2は、注入材のアスファルト乳剤/セメ
ントを変えた場合の短期圧縮強度と静的変形係数の関係
に関する実験結果を示すグラフ、図3はこの注入材とそ
れを用いたプレパックドコンクリートの圧縮強度および
静的変形係数の関係に関する実験結果を示すグラフであ
る。ここで、表3は、廃材チップの混入量を増加するに
従い、a)硬化体内部の空気量が多くなる。b)圧縮強
度が小さくなる。他方、c)圧縮破壊時のひずみが増大
する(変形能力が大)。d)圧縮残留強度率が大きくな
る(靱性が向上)等を示している。
【0045】図2は、アスファルト乳剤/セメントの増
加に伴い、圧縮強度と静的変形係数が減少することを示
している。図3は、注入材とプレパックドコンクリート
の圧縮強度と静的変形係数は、両材料の間に直線的な関
係があり、注入材の力学的注入材とプレパックドコンク
リートの性質にそのまま反映することを示している。す
なわち、プレパックド方式のコンクリートおよび同時混
合方式の一般コンクリートは、粗骨材を結合するマトリ
ックスがいずれも本発明の注入材であることから得られ
るコンクリートの性質は、注入材と同類に属することが
わかる。
【0046】上記した表3、図2および図3から、本発
明の注入材とコンクリートについて、 (1)廃材チップの混入により、変形能力や靱性を著し
く改善し、耐ひびわれ性を格段に向上することができ
る; (2)アスファルト乳剤/セメントを量変することによ
り、圧縮強度や弾性等の力学特性を広範囲に選択できる
ので、適用対象の所要性能に応じた配合が併用でき、適
用範囲の拡大化が可能となる; (3)注入材の力学特性は、プレパックドコンクリート
にそのまま反映するので、コンクリートの性質改善に活
用できる;等が確かめられた。 <実験3>図4は、廃材チップの混入量が注入材硬化体
の振動特性に及ぼす影響に関する実験結果の一部を示す
グラフである。
【0047】図4は注入材硬化体が廃材チップの混入量
の増加に伴い、各温度において、 (1)共振周波数は低周波側に移行する; (2)動的変形係数は小さくなる(弾性に富む); (3)損失係数は低温側で大きい(この値が大きいほど
粘性減衰が大、制振性が増加する);ことを示してい
る。
【0048】すなわち、本発明の注入材は、動的加振に
おいてクッション性が増加することにより、衝撃の緩和
や騒音・振動の吸収等の作用があらわれ、環境保全に貢
献する。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明によれ
ば、速硬性セメント、細骨材、水、凝結遅延剤、消泡
剤、発泡剤、切断して粗面化した発泡ウレタンを主体と
する廃材チップ、高性能減水剤、増粘剤を必須成分と
し、条件や要求性能に応じてアスファルト乳剤と高分子
系乳剤の1種または2種以上、および短期強度促進剤を
添加し、これらを一括混合して速硬性セメント系の注入
材とコンクリートを構成するので、速硬性セメント系の
注入材とコンクリートにゴム的性状をもたせることがで
きる。
【0050】これにより、速硬性セメント系の注入材と
コンクリートにおいて変形能力や靱性を向上させ、加え
てクッション性を増加することが可能となり、ひび割れ
の発生・破損を防止して、構造部材の信頼性及び長寿命
化を向上させるとともに、振動や騒音を低減し、環境に
やさしい構造部材を提供するという効果がある。さら
に、本発明は、廃材チップを使用しているので、産業廃
棄物を利用して上記ゴム的性状を得ることができる。
【0051】これにより、上記特性を有する速硬性セメ
ント系の注入材とコンクリートを安価な材料により構成
し、構造部材の低価格化に寄与するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の注入材の標準的な練りま
ぜ工程を示すフローチャートである。
【図2】本注入材のアスファルト乳剤/セメントを変え
た場合の短期圧縮強度と静的変形係数の関係に関する実
験結果を示すグラフである。
【図3】本注入材とそれを用いたプレパックドコンクリ
ートの圧縮強度および静的変形係数の関係に関する実験
結果を示すグラフである。
【図4】廃材チップの混入量が硬化体の振動特性に及ぼ
す影響に関する実験結果の一部を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 18:20 24:26) 111:40 (72)発明者 関根 悦夫 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 木幡 行宏 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 村本 勝巳 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 鴨 智彦 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 矢崎 澄雄 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 牛島 幸司郎 東京都港区六本木7丁目3番7号 東亜道 路工業株式会社内 (72)発明者 小林 建次 東京都港区六本木7丁目3番7号 東亜道 路工業株式会社内 (72)発明者 関口 守人 東京都港区六本木7丁目3番7号 東亜道 路工業株式会社内 (72)発明者 岡崎 真二 東京都港区六本木7丁目3番7号 東亜道 路工業株式会社内 (72)発明者 長谷川 孟 東京都台東区柳橋2丁目17番4号 小野田 ケミコ株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝一 東京都台東区柳橋2丁目17番4号 小野田 ケミコ株式会社内 (72)発明者 岡田 光芳 東京都台東区柳橋2丁目17番4号 小野田 ケミコ株式会社内 (72)発明者 大西 達人 東京都台東区柳橋2丁目17番4号 小野田 ケミコ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速硬性セメント、水、凝結遅延剤、消泡
    剤、発泡剤を混合し、さらに必要に応じてアスファルト
    乳剤と高分子乳剤を1種または2種以上および短期強度
    促進剤を添加する速硬性セメント系の注入材において、 切断して粗面化した発泡ウレタンを主体とする廃材チッ
    プ、細骨材、高性能減水材および増粘剤を添加し、 これらを一括混合してなることを特徴とする速硬性セメ
    ント系の注入材。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の速硬性セメント系の注
    入材を、粗骨材の間隙内に充填してなることを特徴とす
    る速硬性セメント系のコンクリート。
  3. 【請求項3】 請求項1項記載の速硬性セメント系の注
    入材と粗骨材を同時混合した後、打設してなることを特
    徴とする速硬性セメント系のコンクリート。
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