JPH11246121A - 光ファイバケーブル用ボビン及び光ファイバケーブル送出装置 - Google Patents

光ファイバケーブル用ボビン及び光ファイバケーブル送出装置

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Publication number
JPH11246121A
JPH11246121A JP10053040A JP5304098A JPH11246121A JP H11246121 A JPH11246121 A JP H11246121A JP 10053040 A JP10053040 A JP 10053040A JP 5304098 A JP5304098 A JP 5304098A JP H11246121 A JPH11246121 A JP H11246121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
bobbin
fiber cable
shaft
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10053040A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Odaka
義史 小高
Yoshinori Kurosawa
芳宣 黒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧送される光ファイバケーブルに発生する静電
気を容易に除去できる光ファイバケーブル用ボビン及び
光ファイバケーブル送出装置を提供する。 【解決手段】ボビンは、導電性材料にて形成された円筒
状の胴部と、鍔部からなり、胴部の内部には、導電線及
び導電リングが設けられており、ボビン、シャフト、シ
ャフト支持棒及びボビンスタンドとが、電気的に接する
ように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ル用ボビン、特に、空気圧送工法により光ファイバケー
ブルを布設する際に用いられる光ファイバケーブル用ボ
ビン及び光ファイバケーブル送出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバネットワークを構築する場
合、一旦構築した後からでもネットワークを追加するこ
とができるように、将来、回線が必要になると思われる
ルートにチューブを集合したケーブルを予め布設してお
き、光回線が必要になった際に空気の圧力を用いてチュ
ーブの中に光ファイバを圧送する、いわゆる「空気圧送
方式」が広く用いられている。
【0003】図3は、光ファイバケーブル空気圧送装置
の平面概略図である。この装置は、ボビンスタンド23
と、圧送ヘッド22と、エアドライヤ付きコンプレッサ
19とから構成される。ボビンスタンド23には、光フ
ァイバケーブル21を巻回したボビン20がシャフト2
5とシャフト支持棒24を介して設置される。圧送ヘッ
ド22には、チューブケーブル13が接続される。
【0004】エアドライヤ付きコンプレッサ19により
乾燥され、かつ圧縮された空気は、圧送ヘッド22にお
いてチューブケーブル13内に放出される。その際に、
光ファイバケーブル21がチューブケーブル13の内部
に送出され、光ファイバケーブル21が布設される。
【0005】図4は、図3で使用されるチューブケーブ
ルの横断面図である。チューブケーブルは、テンション
メンバ14の回りに6本のチューブ13が設置され、そ
れらの上から押え巻きテープ12が巻かれ、シース11
が施されている。チューブ13は内径6mm、外径8mmで
ある。
【0006】図5は、図3で使用される光ファイバケー
ブルの横断面図である。光ファイバケーブルは、6本の
光ファイバ素線18と、1本の引裂き紐17の合計7本
を撚り、その上からジャケット16とシース15を施し
た構造になっている。引裂き紐17は、6本の光ファイ
バ素線が分離し易くするために設けられている。
【0007】本方式は、チューブケーブルの分岐点にお
いて、光ファイバの接続が不要であり、またチューブ内
の光ファイバケーブルの撤去・再布設も空気により簡単
に行なうことが可能であることから、施工性・拡張性・
経済性等に富んだ方式と言える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ファ
イバケーブルがチューブ内に圧送される際、チューブ内
においてケーブルは完全に浮いた状態ではなく、ある程
度チューブ内壁面を擦りながら圧送されており、特に曲
がりの多いチューブルートにおいては、チューブ内壁面
を擦る比率が非常に大きくなる。そのため、本願発明者
等は、チューブ内壁面と光ファイバケーブルとの摩擦係
数を低減させることを検討した。
【0009】しかしながら、擦るということは、摩擦に
よる抵抗が発生し圧送特性を悪くすることに加え、静電
気を発生させるという問題をも引き起こす。静電気は、
光ファイバケーブルをチューブ内壁面に引き寄せ、さら
に圧送特性を悪くするだけでなく、光ファイバケーブル
に蓄積し、その放電によりケーブルの品質劣化を引き起
こす恐れもある。
【0010】従って、本発明の目的は、前記した従来技
術の欠点を解消し、圧送される光ファイバケーブルに発
生する静電気を容易に除去できる光ファイバケーブル用
ボビン及び光ファイバケーブル送出装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を実現するた
め、本発明の光ファイバケーブル用ボビンは、光ファイ
バケーブルを巻き付けておく円筒状の胴部と、鍔部から
なる光ファイバケーブル用ボビンにおいて、前記胴部が
導電性材料にて形成されたものであることを特徴とす
る。
【0012】前記胴部は、導電性材料にてめっきされた
ものでも良い。
【0013】また、本発明の光ファイバケーブル用圧送
装置は、光ファイバケーブル用ボビンと、該ボビンを支
持し導電性を有するシャフトと、該シャフトを支持し導
電性を有するシャフト支持棒及びボビンスタンドからな
る光ファイバケーブル送出装置において、前記ボビン
は、導電性材料にて形成された円筒状の胴部と、鍔部か
らなり、前記胴部の内部には、導電線及び導電リングが
設けられており、前記ボビン、前記シャフト、前記シャ
フト支持棒及び前記ボビンスタンドとが、電気的に接す
るように構成されたものであることを特徴とする。
【0014】前記ボビンの胴部は、導電性材料にてめっ
きされた円筒状のものでも良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ファイバケー
ブル用ボビンの一実施例を示した横断面図である。ボビ
ン胴部には、厚さ0.5mmの銅製の導電板1が巻かれて
いる。導電板1の4個所からは、ボビン胴部を貫通して
銅製の導電線3が取り付けられている。さらに、これら
導電線3は、ボビンのシャフトよりわずかに大きな内径
を有する銅製の導電リング4に圧着されている。導電リ
ング4はボビンのシャフトと接するようになっている。
なお、導電線3と導電リング4、それにボビン胴部に巻
いた導電板1は全て銅製としたが、銅製に限らず導電性
の金属であれば何れでも良い。そして、上記の銅板の導
電板1の替わりに、ボビン胴部に導電性のめっきを施し
ても良い。また、ボビンそのものを導電性の材料、例え
ば銅や硬質アルミニウムで構成しても良い。
【0016】図2は、図1のボビンの使用状況を示した
斜視図である。ボビンは、シャフト5とシャフト支持棒
6を介してボビンスタンド7に設置されている。シャフ
ト5とシャフト支持棒6、およびボビンスタンド7は金
属製であり、ボビンスタンド7は地面に接地されてい
る。
【0017】光ファイバケーブル空気圧送工法そのもの
は、図3で説明した方法と同様であるが、光ファイバケ
ーブルを送り出すボビンとボビンスタンドが異なってい
る。光ファイバケーブルがチューブを擦ることにより発
生した静電気は、光ファイバケーブルを通してボビンへ
と到達する。導電して来た静電気は、ボビン胴部の導電
板1、導電線3、導電リング4、シャフト5、シャフト
支持棒6、ボビンスタンド7の順番に導電し、最後に地
面に接地されて除去される。従って、光ファイバケーブ
ルがチューブ内壁に貼り付くことが無くなり、圧送距離
を伸ばすことができる。さらに、蓄積された静電気の放
電による光ファイバケーブルの品質劣化の問題も解決で
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、圧送される光ファイバ
ケーブルに発生する静電気を容易に除去することがで
き、これにより圧送特性を高めることができる。
【0019】また、光ファイバケーブルへの静電気の蓄
積が防げるため、静電気の放電による品質劣化の問題も
解決できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブル用ボビンの一実施
例を示した横断面図である。
【図2】図1のボビンの使用状況を示した斜視図であ
る。
【図3】従来の光ファイバケーブル用ボビンを用いた空
気圧送装置の平面概略図である。
【図4】図3に示したチューブケーブルの横断面図であ
る。
【図5】図3に示した光ファイバケーブルの横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 導電板 2 ボビンつば部 3 導電線 4 導電リング 5、25 シャフト 6、24 シャフト支持棒 7、23 ボビンスタンド 11、15 シース 12 押え巻きテープ 13 チューブケーブル 14 テンションメンバ 16 ジャケット 17 引裂き紐 18 光ファイバ素線 19 エアドライヤ付きコンプレッサ 20 ボビン 21 光ファイバケーブル 22 圧送ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバケーブルを巻き付けておく円筒
    状の胴部と、鍔部からなる光ファイバケーブル用ボビン
    において、前記胴部が導電性材料にて形成されたもので
    あることを特徴とする光ファイバケーブル用ボビン。
  2. 【請求項2】前記胴部が導電性材料にてめっきされたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケ
    ーブル用ボビン。
  3. 【請求項3】光ファイバケーブル用ボビンと、該ボビン
    を支持し導電性を有するシャフトと、該シャフトを支持
    し導電性を有するシャフト支持棒及びボビンスタンドか
    らなる光ファイバケーブル送出装置において、前記ボビ
    ンは、導電性材料にて形成された円筒状の胴部と、鍔部
    からなり、前記胴部の内部には、導電線及び導電リング
    が設けられており、前記ボビン、前記シャフト、前記シ
    ャフト支持棒及び前記ボビンスタンドとが、電気的に接
    するように構成されたものであることを特徴とする光フ
    ァイバケーブル送出装置。
  4. 【請求項4】前記ボビンの胴部は、導電性材料にてめっ
    きされた円筒状のものであることを特徴とする請求項3
    記載の光ファイバケーブル送出装置。
JP10053040A 1998-03-05 1998-03-05 光ファイバケーブル用ボビン及び光ファイバケーブル送出装置 Pending JPH11246121A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10053040A JPH11246121A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 光ファイバケーブル用ボビン及び光ファイバケーブル送出装置

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ID=12931786

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10053040A Pending JPH11246121A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 光ファイバケーブル用ボビン及び光ファイバケーブル送出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100961589B1 (ko) 2007-05-23 2010-06-04 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 접착재 릴 및 이를 이용한 회로 접속체의 제조 방법
CN103832893A (zh) * 2014-03-13 2014-06-04 湖州润源丝织有限公司 防静电纱管

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100961589B1 (ko) 2007-05-23 2010-06-04 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 접착재 릴 및 이를 이용한 회로 접속체의 제조 방법
CN103832893A (zh) * 2014-03-13 2014-06-04 湖州润源丝织有限公司 防静电纱管
CN103832893B (zh) * 2014-03-13 2015-11-18 湖州润源丝织有限公司 防静电纱管

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