JPH1124541A - 計算機ホログラムおよびその作成方法 - Google Patents

計算機ホログラムおよびその作成方法

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JPH1124541A
JPH1124541A JP18923197A JP18923197A JPH1124541A JP H1124541 A JPH1124541 A JP H1124541A JP 18923197 A JP18923197 A JP 18923197A JP 18923197 A JP18923197 A JP 18923197A JP H1124541 A JPH1124541 A JP H1124541A
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computer
image
original image
calculation
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JP18923197A
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Tomotsune Hamano
智恒 浜野
Mitsuru Kitamura
満 北村
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2249Holobject properties
    • G03H2001/2252Location of the holobject
    • G03H2001/2257Straddling the hologram
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
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    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2249Holobject properties
    • G03H2001/2252Location of the holobject
    • G03H2001/226Virtual or real
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
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    • G03H2210/303D object
    • G03H2210/333D/2D, i.e. the object is formed of stratified 2D planes, e.g. tomographic data

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  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 奥行きをもった像を記録した場合でも、でき
るだけ鮮明な再生像を得る。 【解決手段】 コンピュータ上で、ホログラムの記録面
20と、2つの対象物11,12を幾何学データとして
定義する。一方の対象物11は記録面20の前方に配置
し、他方の対象物12は記録面20の後方に配置する。
各対象物11,12上に定義された多数の点光源から発
せられた物体光と、所定の参照光Rとの干渉波を演算に
より求め、記録面20上の各点における干渉波強度を演
算する。この強度分布に基づいて、実際の媒体上に物理
的な干渉縞を形成しホログラムを作成する。このホログ
ラムを観測点Eから観察すると、対象物11は実像、対
象物12は虚像として観察される。対象物を記録面20
の両側に配したため、記録面20との距離を小さく抑え
ることができ、鮮明な再生像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホログラムおよびそ
の作成方法に関し、特に、計算機を用いた演算により所
定の記録面上に干渉縞を形成してなる計算機ホログラム
を作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザを利用してコヒーレント光
を容易に得ることができるようになり、ホログラムの商
業的な利用もかなり普及するに至っている。特に、金券
やクレジットカードについては、偽造防止の観点から、
媒体の一部にホログラムを形成するのが一般化してきて
いる。
【0003】現在、商業的に利用されているホログラム
は、光学的な手法により、原画像を媒体上に干渉縞とし
て記録したものである。すなわち、原画像を構成する物
体を用意し、この物体からの光と参照光とを、レンズな
どの光学系を用いて感光剤が塗布された記録面上に導
き、この記録面上に干渉縞を形成させるという手法を採
っている。この光学的な手法は、鮮明な再生像を得るた
めに、かなり精度の高い光学系を必要とするが、ホログ
ラムを得るための最も直接的な手法であり、産業上では
最も広く普及している手法である。
【0004】一方、計算機を用いた演算により記録面上
に干渉縞を形成させ、ホログラムを作成する手法も知ら
れており、このような手法で作成されたホログラムは、
一般に「計算機合成ホログラム(CGH:Computer Gen
erated Hologram )」、あるいは単に「計算機ホログラ
ム」と呼ばれている。この計算機ホログラムは、いわば
光学的な干渉縞の生成プロセスをコンピュータ上でシミ
ュレーションすることにより得られるものであり、干渉
縞パターンを生成する過程は、すべてコンピュータ上の
演算として行われる。このような演算によって干渉縞パ
ターンの画像データが得られたら、この画像データに基
づいて、実際の媒体上に物理的な干渉縞が形成される。
具体的には、たとえば、コンピュータによって作成され
た干渉縞パターンの画像データを電子線描画装置に与
え、媒体上で電子線を走査することにより物理的な干渉
縞を形成する方法が実用化されている。
【0005】コンピュータグラフィックス技術の発展に
より、印刷業界では、種々の画像をコンピュータ上で取
り扱うことが一般化しつつある。したがって、ホログラ
ムに記録すべき原画像も、コンピュータを利用して得ら
れた画像データとして用意することができれば便利であ
る。このような要求に応えるためにも、計算機ホログラ
ムを作成する技術は重要な技術になってきており、将来
は光学的なホログラム作成手法に取って代わる技術にな
るであろうと期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光学的な手法によりホ
ログラムを作成する場合も、計算機を用いた演算により
ホログラムを作成する場合も、通常は、物体光および参
照光としてコヒーレントな単色光が用いられる。したが
って、本来であれば、再生像を観察する際にも、コヒー
レントな単色光を用いるべきである。しかしながら、ホ
ログラムの実社会での一般的な利用態様を考えると、コ
ヒーレントな単色光による再生は期待することはできな
い。このため、現実的には、白色光による再生を前提と
して、ホログラムを作成する必要がある。
【0007】ところが、白色光による再生を行うと、色
分散により再生像が不鮮明になるという問題が生じる。
すなわち、記録面から観察者へ向かう光は、その波長に
よって進行方向に差が生じ、各色ごとに像の再生位置が
異なり、いわゆる「ピンボケ」が生じることになる。こ
のように、不鮮明な再生像が得られる原因は、色分散に
よるものだけでなく、ホログラム自体の解像度に限界が
あることや、記録面の面積が有限であることなども影響
していると考えられる。特に、再生像が、記録面に対し
て奥行きをもった像である場合、この「ピンボケ」の程
度は大きくなる。
【0008】そこで本発明は、奥行きをもった像を記録
した場合でも、できるだけ鮮明な再生像を得ることがで
きる計算機ホログラムおよびその作成方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、計算機を用いた演算を利
用して、所定の媒体上の記録面に原画像を干渉縞として
記録した計算機ホログラムにおいて、記録面に対してそ
れぞれ異なる奥行きをもった位置に配置された複数の対
象物が原画像として記録されており、かつ、一部の対象
物は実像が形成される態様で記録され、別な一部の対象
物は虚像が形成される態様で記録されているようにした
ものである。
【0010】(2) 本発明の第2の態様は、計算機を用
いた演算を利用して、所定の媒体上の記録面に原画像を
干渉縞として記録した計算機ホログラムにおいて、記録
面に対して所定の奥行きをもった対象物が原画像として
記録されており、かつ、対象物の一部分は実像が形成さ
れる態様で記録され、別な一部分は虚像が形成される態
様で記録されているようにしたものである。
【0011】(3) 本発明の第3の態様は、計算機を用
いた演算により所定の記録面上に干渉縞を形成してなる
計算機ホログラムを作成する方法において、複数の対象
物から構成される原画像と、この原画像を記録するため
の記録面と、この記録面に対して照射する参照光とを定
義する段階と、記録面上に多数の演算点を定義し、個々
の演算点について、各対象物から発せられた物体光と、
参照光とによって形成される干渉波の強度を演算する段
階と、この演算によって記録面上に得られた干渉波の強
度分布に基づいて、媒体上に物理的な干渉縞を作成する
段階と、を行い、このとき、原画像を定義する際に、一
部の対象物が記録面の一方の側に配置され、別な一部の
対象物が記録面の他方の側に配置されるようにしたもの
である。
【0012】(4) 本発明の第4の態様は、計算機を用
いた演算により所定の記録面上に干渉縞を形成してなる
計算機ホログラムを作成する方法において、立体形状を
もった対象物から構成される原画像と、この原画像を記
録するための記録面と、この記録面に対して照射する参
照光とを定義する段階と、記録面上に多数の演算点を定
義し、個々の演算点について、各対象物から発せられた
物体光と、参照光とによって形成される干渉波の強度を
演算する段階と、この演算によって記録面上に得られた
干渉波の強度分布に基づいて、媒体上に物理的な干渉縞
を作成する段階と、を行い、このとき、原画像を定義す
る際に、対象物の一部分が記録面の一方の側に配置さ
れ、別な一部分が記録面の他方の側に配置されるように
したものである。
【0013】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第3
または第4の態様に係る計算機ホログラムの作成方法に
おいて、原画像および記録面を、それぞれ分割して多数
の単位領域を定義し、原画像上の個々の単位領域と記録
面上の個々の単位領域とを対応づけ、記録面上に定義さ
れた個々の演算点について、当該演算点が所属する単位
領域に対応する原画像上の単位領域を演算対象単位領域
と定め、この演算対象単位領域から発せられた物体光
と、参照光とによって形成される干渉波の強度を演算す
るようにしたものである。
【0014】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第3
〜5の態様に係る作成方法によって計算機ホログラムを
作成するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。
【0016】§1. 計算機ホログラムの基本原理 図1は、一般的なホログラムの作成方法を示す原理図で
あり、原画像10を記録面20上に干渉縞として記録す
る方法が示されている。ここでは、説明の便宜上、図示
のとおりXYZ三次元座標系を定義し、記録面20がX
Y平面上に置かれているものとする。光学的な手法を採
る場合、記録対象となる物体が原画像10として用意さ
れることになる。この原画像10上の任意の点Pから発
せられた物体光Oは、記録面20の全面に向けて進行す
る。一方、記録面20には、参照光Rが照射されてお
り、物体光Oと参照光Rとの干渉縞が記録面20上に記
録されることになる。
【0017】記録面20の位置に計算機ホログラムを作
成するには、原画像10、記録面20、参照光Rを、コ
ンピュータ上にデータとしてそれぞれ定義し、記録面2
0上の各位置における干渉波強度を演算すればよい。具
体的には、図2に示すように、原画像10をN個の点光
源P,P,P,…,P,…,Pの集合として
取り扱い、各点光源からの物体光O,O,O
…,O,…,Oが、それぞれ演算点Q(x,y)へ
と進行するとともに、参照光Rが演算点Q(x,y)に
向けて照射されたものとし、これらN本の物体光O
と参照光Rとの干渉によって生じる干渉波の演算点
Q(x,y)の位置における振幅強度を求める演算を行
えばよい。物体光および参照光は、通常、単色光として
演算が行われる。記録面20上には、必要な解像度に応
じた多数の演算点を定義するようにし、これら各演算点
のそれぞれについて、振幅強度を求める演算を行えば、
記録面20上には干渉波の強度分布が得られることにな
る。
【0018】このような強度分布を示す画像データに基
づいて、実際の媒体上に物理的な濃淡パターンやエンボ
スパターンを形成すれば、原画像10を干渉縞として記
録したホログラムが作成できる。媒体上に高解像度の干
渉縞を形成する手法としては、電子線描画装置を用いた
描画が適している。電子線描画装置は、半導体集積回路
のマスクパターンを描画する用途などに広く利用されて
おり、電子線を高精度で走査する機能を有している。そ
こで、演算によって求めた干渉波の強度分布を示す画像
データを電子線描画装置に与えて電子線を走査すれば、
この強度分布に応じた干渉縞パターンを描画することが
できる。ただ、一般的な電子線描画装置は、描画/非描
画を制御することにより二値画像を描画する機能しか有
していない。そこで、演算によって求めた強度分布を二
値化して二値画像を作成し、この二値画像データを電子
線描画装置に与えるようにすればよい。
【0019】§2. 本発明に係る計算機ホログラムの
作成原理 上述した図2に示す手法によって記録面20上に作成さ
れたホログラムは、本来は、干渉縞の演算時に用いた参
照光Rと同じ単色光を用いて観察すべきものである。し
かしながら、このホログラムをクレジットカードなどの
偽造防止用に利用した場合、単色光による再生は困難で
あり、実際には、白色光による再生が行われると考えて
よい。
【0020】図3は、記録面20上に形成されたホログ
ラムを、白色光により再生した場合に、色分散が生じる
原理を説明する図であり、図2に示す記録面20を上方
から見た図に相当する。図示の例は、透過型ホログラム
の例であり、記録面20の表側に観測点E(肉眼)を置
く場合、記録面20の裏側から再生光Rを照射すること
になる。この再生光Rは、記録面20を透過する際に、
ホログラムとして記録されている干渉縞により進路を変
えるが、その進行方向は波長ごとにそれぞれ異なる。図
3では、波長λ1の光と波長λ2の光の進行方向が例示
されている。
【0021】図3において、再生像は、記録面20の裏
側に虚像として形成されることになるが、像の位置は波
長ごとに異なってくる。たとえば、記録面20に対し
て、奥行きLaの位置に形成される像(ここでは、黒点
で示す)に着目すると、波長λ1に関しては再生像Ia
1が得られ、波長λ2に関しては再生像Ia2が得られ
ることになる。したがって、λ1〜λ2が可視波長域で
あるとすれば、奥行きLaの位置に形成される像は、再
生像Ia1〜Ia2の広がりをもった像として観察され
ることになる。これが色分散の生じる基本的な原因であ
る。ここで注目すべき点は、記録面20からの奥行きが
増すほど、色分散の程度が大きくなる点である。たとえ
ば、記録面20に対して、奥行きLbの位置に形成され
る像(ここでは、黒点で示す)の広がりは、再生像Ib
1〜Ib2の範囲となり、奥行きLaの位置の像に比べ
て分散が大きくなっている。
【0022】不鮮明な再生像が生じる原因としては、上
述の色分散のほか、記録面20の解像度や面積が有限で
あるという事由も影響しているが、いずれにせよ、記録
面20に対する奥行きが増すほど、再生像は不鮮明にな
らざるを得ない。ところが、ホログラムを産業上利用す
る立場からは、ある程度の奥行きをもった像を記録した
いという要望が強い。特に、偽造防止用シールなどの用
途では、記録面に対してそれぞれ異なる奥行きをもった
位置に複数の対象物を配置したモチーフが好んで用いら
れている。たとえば、図4に示す例では、英文字「A」
を表現した第1の対象物11と、英文字「B」を表現し
た第2の対象物12とが用意されている。このような英
文字は、会社のロゴマークを表現したモチーフを構成す
るために広く利用されているが、いわゆる「立体画像の
記録」というホログラム本来の特性を生かすために、個
々の文字ごとに異なる奥行きをもった位置に配置するこ
とが多い。
【0023】図5は、図4に示す2つの対象物11,1
2を、記録面20に対して、それぞれ異なる奥行きをも
った位置に配置した状態を示す上面図である。すなわ
ち、英文字「A」を表現した第1の対象物11は、記録
面20に対して奥行きLaの位置に配置され、英文字
「B」を表現した第2の対象物12は、記録面20に対
して奥行きLbの位置に配置されている。このような2
つの対象物11,12を原画像とした計算機ホログラム
を作成するには、所定の参照光Rを定義し、対象物1
1,12上に定義した多数の点光源から発せられる物体
光と参照光Rとの干渉によって、記録面20上に形成さ
れる干渉縞を演算によって求めればよい。このようにし
て作成された計算機ホログラムに対して、参照光Rを照
射して、図のように観測点Eから観察すれば、記録面2
0の裏側の対象物11,12と同じ位置に、再生像が虚
像として得られることになる。
【0024】ところが、再生時に照射する参照光Rは、
実際には白色光に近いものになり、上述したように、色
分散によって再生像が不鮮明になる現象が生じる。図示
の例の場合、記録面20に対する奥行きLaに比べて、
奥行きLbはかなり大きいため、第1の対象物11に比
べて、第2の対象物12の不鮮明度は著しくなる。この
ため、観測点Eから観察した場合、英文字「A」に比
べ、英文字「B」は著しくボケた画像として認識される
ことになる。
【0025】本願発明者は、このように複数の対象物か
らなる原画像をホログラムとして記録する場合、一部の
対象物は実像として、別な一部の対象物は虚像として記
録することにより、再生像の全体的な鮮明度を向上させ
ることが可能なことを見出だした。具体的には、計算機
ホログラムの作成時に、図6に示すような配置を行えば
よい。この例では、第1の対象物11を記録面20の表
側に配置し、第2の対象物12を記録面20の裏側に配
置し、記録面20の裏側に参照光Rを照射して干渉縞の
記録を行っている。もちろん、実際には、干渉縞の記録
はすべて演算によって行われる。すなわち、記録面20
上の個々の演算点Qについて、第1の対象物11上の多
数の点光源から発せられた物体光と、第2の対象物12
上の多数の点光源から発せられた物体光と、参照光R
と、の干渉波の強度を演算すればよい。
【0026】図6に示す本発明の方法を、図5に示す従
来の方法と比較すると、第1の対象物11と記録面20
との距離(奥行き)Laは変わりないものの、第2の対
象物12と記録面20との距離(奥行き)は、Lbから
Lbへと大幅に減少していることがわかる。このた
め、第2の対象物12の再生像の鮮明度が大幅に向上す
ることになる。しかも、両対象物11,12間の距離L
には変化はないため、再生像として得られる立体的なモ
チーフには変わりはない(図5の場合も、図6の場合
も、観測点Eから観察した場合、英文字「A」が英文字
「B」よりも前方に距離Lだけ浮き出して見える)。
【0027】図5に示す従来の記録方法と、図6に示す
本発明の記録方法との本質的な違いは、前者では全対象
物が虚像として記録されていたのに対し、後者では、第
1の対象物11は実像として記録され、第2の対象物1
2は虚像として記録されている点にある。このように、
複数の対象物を記録する際、実像と虚像とを混在させる
手法を採れば、全体的に、再生像の鮮明度を向上させる
ことができる。もちろん、本発明に係る手法では、色分
散を皆無にすることはできない。ただ、複数の対象物を
相互に奥行きLをもって配置してなる原画像を記録する
際には、本発明に係る手法を取り入れることにより、再
生像の全体としての鮮明度を向上させることができ、ま
た、個々の対象物ごとの鮮明度の差を緩和することがで
きる。
【0028】本願発明者は、上述の手法で、2つの英文
字からなるモチーフを原画像とした計算機ホログラムを
実際に作成してみた。具体的には、10mm四方の正方
形状の記録面を定義し、この記録面の前方1mmの位置
に第1の英文字を配置し、後方1mmの位置に第2の英
文字を配置し、各英文字からの物体光および参照光とし
て、いずれも波長500nmの光を定義して、記録面上
の干渉波の強度分布を演算により求めた。この強度分布
を二値化して二値画像を作成し、この二値画像に基づい
てエンボス加工を行い、実際のホログラムを作成した。
その結果、2つの英文字ともに、かなり鮮明な再生像が
得られ、一方がホログラム記録面から1mmほど浮き出
た位置で観察され、もう一方がホログラム記録面から1
mmほど沈んだ位置で観察された。
【0029】本願発明者が行った実験によると、偽造防
止シールなどに利用されている10mm四方の程度の大
きさの記録面を用いた場合、記録面と原画像との距離が
5mm以上になると、色分散によりかなり不鮮明な再生
像が形成されることになるが、記録面と原画像との距離
を1mm程度に維持すると、肉眼で観察した限り十分鮮
明な再生像が得られることが判明した。
【0030】なお、本発明は、複数の対象物からなる原
画像を記録する場合に限らず、単一の対象物からなる原
画像を記録する場合にも有効である。すなわち、記録面
に対して所定の奥行きをもった立体的な対象物を原画像
として記録する場合、この対象物の一部分を実像が形成
される態様で記録し、別な一部分を虚像が形成される態
様で記録すればよい。
【0031】たとえば、図7は、Z軸方向に奥行きをも
った立体的な対象物からなる原画像15を、記録面20
上に記録する従来の方法を示す上面図である。原画像1
5上の白丸は、それぞれ点光源を示している(実際に
は、原画像15上には多数の点光源が定義されるが、こ
こでは図示の便宜上、その一部のみを示す)。第i番目
の点光源Pから発せられた多数の物体光Oix(x=
1,2,…)が記録面20の全面へと照射されるととも
に、所定の参照光Rが記録面20の全面へと照射され
る。そして、これらの干渉波の振幅強度が、記録面20
上の各演算点Qの位置において演算され、記録面20上
に強度分布としての干渉縞が得られることになる。
【0032】これに対し、本発明により原画像15を記
録する場合は、図8の上面図に示すような配置を行えば
よい。原画像15は、記録面20の表裏両面にわたるよ
うに配置されている。光学的な手法によってホログラム
を作成する場合には、原画像15となる物体そのものを
記録面20上に配置することは物理的に不可能である
が、計算機ホログラムを作成する場合には、原画像15
も記録面20も、三次元座標系における幾何学データと
して定義されるだけであるから、座標系上で重なりあっ
ていても何ら支障はない。ここでは、記録面20の裏側
に位置する第i番目の点光源Pから発せられた多数の
物体光Oixは図示のように記録面20の全面へと照射
され、同様に、記録面20の表側に位置する第j番目の
点光源Pから発せられた多数の物体光Ojxも図示の
ように記録面20の全面へと照射される。そして、これ
ら物体光と参照光Rとの干渉によって得られる干渉波の
振幅強度が、記録面20上の各演算点Qの位置において
演算され、記録面20上に強度分布としての干渉縞が得
られることになる。
【0033】図9は、図8に示す手法により作成された
計算機ホログラムの再生状態を示す上面図である。記録
面20の裏側から参照光R(実際には、記録時に用いた
単色光ではなく、白色光になる)を照射し、記録面20
の表側の観測点Eから観察すれば、図示のように、実像
(図の黒丸で示す点)と虚像(図の白丸で示す点)とか
らなる再生像16が得られることになる。図7に示す従
来の記録方法と、図8に示す本発明の記録方法とを比較
すれば、原画像15の各点と記録面20との距離は、全
体的に後者の方が減少しており、本発明の適用により、
色分散の少ない、より鮮明な画像が得られることがわか
る。
【0034】§3. 演算負担を軽減させる手法 ここでは、記録面20上に干渉波の強度分布を求めるた
めに利用できる具体的な演算手法を述べておく。演算に
より、記録面20上に干渉波の強度分布を求める基本原
理は、図2を用いて既に説明した。ただ、高い品質をも
った再生像を得るためには、記録面20に記録される干
渉縞の解像度を高めるとともに、原画像10自体の解像
度を高める必要がある。別言すれば、記録面20上に定
義する演算点Qの数を増やすとともに、原画像10を構
成する点光源Pの数を増やす必要があり、コンピュータ
の演算負担は両者の積に応じて増大することになる。こ
のため、現在の一般的なコンピュータの処理能力を考慮
すると、このような手法によって作成された計算機ホロ
グラムを商業的に利用するのは困難である。
【0035】そこで、ここでは、演算負担を軽減させる
ための一手法を述べておく。図10は、この手法を説明
するための原理図である。まず、原画像10上の任意の
点光源Pから発せられた物体光Oが、図示のとおり
水平方向(XZ平面に平行な平面内)にのみ広がると仮
定する。すると、物体光Oは、記録面20上の線状領
域Bだけに到達することになり、記録面20の他の領域
には、物体光Oは一切届かないことになる。原画像1
0を構成するすべての点光源から発せられる物体光につ
いて、同様の限定(物体光はXZ平面に平行な平面内に
のみ広がるという限定)を付すようにすれば、記録面2
0上の各演算点における干渉波強度の演算負担は大幅に
軽減される。
【0036】図11は、この演算負担を軽減させる手法
の具体的な適用例を示す図である。この例では、原画像
10および記録面20を、それぞれ多数の平行線によっ
て水平方向に分割し、多数の線状の単位領域を定義して
いる。すなわち、図示のとおり、原画像10は、合計M
個の単位領域A,A,A,…,A,…Aに分
割されており、記録面20は、同じく合計M個の単位領
域B,B,B,…,B,…Bに分割されてい
る。原画像10が立体画像の場合、各単位領域A,A
,A,…,A,…Aは、この立体の表面部分を
分割することによって得られる領域になる。ここで、原
画像10上のM個の単位領域と記録面20上のM個の単
位領域とは、それぞれが1対1の対応関係にある。たと
えば、原画像10上の第m番目の単位領域Aは、記録
面20上の第m番目の単位領域Bに対応している。
【0037】なお、この図11に示す例では、各単位領
域A,A,A,…,A,…Aの幅は、原画像
10上に定義された点光源のピッチに等しく設定されて
おり、個々の単位領域には、点光源が一列に並んだ線状
の領域になっている。たとえば、図示の例では、第m番
目の単位領域Aには、N個の点光源Pm1〜PmN
一列に並んでいる。また、各単位領域B,B
,…,B,…Bの幅は、記録面20上に定義さ
れた演算点のピッチに等しく設定されており、個々の単
位領域には、演算点が一列に並んだ線状の領域になって
いる。図示の演算点Q(x,y)は、第m番目の単位
領域B内に位置する演算点を示しており、XY座標系
において座標値(x,y)で示される位置にある。
【0038】この例の場合、演算点Q(x,y)につ
いての干渉波強度は、次のようにして求められる。ま
ず、この演算点Q(x,y)が所属する単位領域B
に対応する原画像10上の単位領域Aを演算対象単位
領域として定める。そして、この演算対象単位領域A
内の点光源Pm1〜PmNから発せられた物体光Om1
〜OmNと、参照光Rとによって形成される干渉波につ
いての演算点Q(x,y)の位置における振幅強度を
求めれば、この振幅強度が、目的とする演算点Q(x,
)についての干渉波強度である。図12は、このよ
うな演算処理の概念を説明するための上面図であり、図
11に示す原画像10および記録面20を、図の上方か
ら見た状態を示している。図示のとおり、演算点Q
(x,y)における干渉波強度を求めるのに必要な物
体光は、演算対象単位領域A内のN個の点光源
m1,…,Pmi,…,PmNから発せられた物体光
m1,…,Omi,…,OmNのみに限定され、原画
像10を構成する全点光源からの物体光を考慮する必要
はない。このため、演算負担は大幅に軽減されることに
なる。
【0039】なお、このような演算負担を軽減させる手
法で作成された計算機ホログラムは、厳密な意味では、
本来のホログラムにはなっていない。すなわち、本来の
ホログラムであれば、たとえば、図2に示すように、記
録面20上の任意の1点Q(x,y)に記録された干渉
縞には、原画像10を構成する全点光源からの物体光の
情報が反映されていなければならない。ところが、上述
の手法で作成された計算機ホログラムでは、たとえば、
図11に示すように、記録面20上の任意の1点Q
(x,y)に記録された干渉縞には、原画像10の単
位領域A内の点光源からの物体光の情報しか反映され
ていない。このため、このホログラムの再生像は、図の
水平方向に関しては本来のホログラム像として観察され
るが、図の垂直方向に関しては本来のホログラム像とし
ては観察されなくなる。より具体的に説明すれば、図1
1に示す記録面20を、図のY軸を枢軸として回転させ
ながら観察した場合には、本来の立体像としての観察が
可能であるが、図のX軸を枢軸として回転させながら観
察した場合には、本来の立体像としての観察はできなく
なる。ただ、このように本来のホログラム再生像が得ら
れなくても、クレジットカードや金券の偽造防止マーク
としての機能は十分に果たすことができるため、実用上
は大きな支障は生じない。
【0040】以上、本発明を図示する実施形態に基づい
て説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定される
ものではなく、この他にも種々の態様で実施可能であ
る。たとえば、これまで述べた例では、いずれも記録面
20の裏面から再生光(参照光)を照射し、これを記録
面20の表面から観察する透過型ホログラムであるが、
記録面20の表側から再生光(参照光)を照射し、その
反射光を記録面20の表側から観察する反射型のホログ
ラムについても本発明を同様に適用することが可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る計算機ホログ
ラムによれば、奥行きをもった像を記録した場合でも、
より鮮明な再生像を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なホログラムの作成方法を示す原理図で
あり、原画像10を記録面20上に干渉縞として記録す
る方法が示されている。
【図2】図1に示す原理に基づいて、記録面上の任意の
点Q(x,y)における干渉波の強度を演算する方法を
示す図である。
【図3】記録面20上に形成されたホログラムを、白色
光により再生した場合に、色分散が生じる原理を説明す
る図であり、図2に示す記録面20を上方から見た図に
相当する。
【図4】原画像として用意された2つの対象物を示す平
面図である。
【図5】図4に示す2つの対象物11,12を、記録面
20に対して、それぞれ異なる奥行きをもった位置に配
置した従来の配置方法を示す上面図である。
【図6】図4に示す2つの対象物11,12を、記録面
20に対して、それぞれ異なる奥行きをもった位置に配
置した本発明の配置方法を示す上面図である。
【図7】奥行きをもった立体原画像15を従来の方法で
記録面20に対して配置した状態を示す上面図である。
【図8】奥行きをもった立体原画像15を本発明の方法
で記録面20に対して配置した状態を示す上面図であ
る。
【図9】図8に示す配置によって作成された計算機ホロ
グラムを観察したときに得られる再生像を示す上面図で
ある。
【図10】干渉波の強度分布を求める演算負担を軽減さ
せるための原理を示す図である。
【図11】図10に示す原理に基づいて、記録面上の任
意の点Q(x,y)における干渉波の強度を演算する
方法を示す図である。
【図12】図11に示す原画像10および記録面20
を、図の上方から見た状態を示す上面図である。
【符号の説明】
10,15…原画像 16…再生像 20…記録面 A,A,A,A,Am+1,A…原画像上の
線状単位領域 B,B,B,B,B,bm+1,B…記録面
上の線状単位領域 E…観測点 Ia1,Ia2…第1の対象物の再生像 Ib1,Ib2…第2の対象物の再生像 L…2つの対象物のZ軸方向の距離 La…第1の対象物と記録面との距離 Lb,Lb…第2の対象物と記録面との距離 O,O,O,Oix,Ojx,O,Om1,O
mN…物体光 P,P,P,P,P,Pm1,PmN…点光源 Q(x,y),Q(x,y)…演算点 R…参照光(再生光) λ1,λ2…参照光Rに含まれる光の波長

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機を用いた演算を利用して、所定の
    媒体上の記録面に原画像を干渉縞として記録した計算機
    ホログラムにおいて、 記録面に対してそれぞれ異なる奥行きをもった位置に配
    置された複数の対象物が原画像として記録されており、
    かつ、一部の対象物は実像が形成される態様で記録さ
    れ、別な一部の対象物は虚像が形成される態様で記録さ
    れていることを特徴とする計算機ホログラム。
  2. 【請求項2】 計算機を用いた演算を利用して、所定の
    媒体上の記録面に原画像を干渉縞として記録した計算機
    ホログラムにおいて、 記録面に対して所定の奥行きをもった対象物が原画像と
    して記録されており、かつ、前記対象物の一部分は実像
    が形成される態様で記録され、別な一部分は虚像が形成
    される態様で記録されていることを特徴とする計算機ホ
    ログラム。
  3. 【請求項3】 計算機を用いた演算により所定の記録面
    上に干渉縞を形成してなる計算機ホログラムを作成する
    方法であって、 複数の対象物から構成される原画像と、この原画像を記
    録するための記録面と、この記録面に対して照射する参
    照光とを定義する段階と、 前記記録面上に多数の演算点を定義し、個々の演算点に
    ついて、各対象物から発せられた物体光と、前記参照光
    とによって形成される干渉波の強度を演算する段階と、 この演算によって前記記録面上に得られた干渉波の強度
    分布に基づいて、媒体上に物理的な干渉縞を作成する段
    階と、 を有し、前記原画像を定義する際に、一部の対象物が前
    記記録面の一方の側に配置され、別な一部の対象物が前
    記記録面の他方の側に配置されるようにすることを特徴
    とする計算機ホログラムの作成方法。
  4. 【請求項4】 計算機を用いた演算により所定の記録面
    上に干渉縞を形成してなる計算機ホログラムを作成する
    方法であって、 立体形状をもった対象物から構成される原画像と、この
    原画像を記録するための記録面と、この記録面に対して
    照射する参照光とを定義する段階と、 前記記録面上に多数の演算点を定義し、個々の演算点に
    ついて、各対象物から発せられた物体光と、前記参照光
    とによって形成される干渉波の強度を演算する段階と、 この演算によって前記記録面上に得られた干渉波の強度
    分布に基づいて、媒体上に物理的な干渉縞を作成する段
    階と、 を有し、前記原画像を定義する際に、前記対象物の一部
    分が前記記録面の一方の側に配置され、別な一部分が前
    記記録面の他方の側に配置されるようにすることを特徴
    とする計算機ホログラムの作成方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の計算機ホログ
    ラムの作成方法において、 原画像および記録面を、それぞれ分割して多数の単位領
    域を定義し、前記原画像上の個々の単位領域と前記記録
    面上の個々の単位領域とを対応づけ、前記記録面上に定
    義された個々の演算点について、当該演算点が所属する
    単位領域に対応する前記原画像上の単位領域を演算対象
    単位領域と定め、この演算対象単位領域から発せられた
    物体光と、前記参照光とによって形成される干渉波の強
    度を演算するようにしたことを特徴とする計算機ホログ
    ラムの作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかの作成方法によ
    って作成された計算機ホログラム。
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