JPH11245073A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH11245073A
JPH11245073A JP10067657A JP6765798A JPH11245073A JP H11245073 A JPH11245073 A JP H11245073A JP 10067657 A JP10067657 A JP 10067657A JP 6765798 A JP6765798 A JP 6765798A JP H11245073 A JPH11245073 A JP H11245073A
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JP
Japan
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laser
processing
stage
laser beams
processing apparatus
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JP10067657A
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Mitsuru Hiura
充 樋浦
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 今後の高集積化に対応するように、ヒューズ
等の被加工部位が激増した場合でも、処理能力を上げる
ことができるレーザ加工装置を提供する。 【解決手段】 ステージ11上に載置された「被加工
物」としての半導体デバイス10に複数のレーザビーム
18A,18Bを照射して被加工部位の加工を行うレー
ザ加工装置において、前記被加工部位は、ある間隔を隔
てて平行な複数の線上に配置され、前記各レーザビーム
18A,18Bは、前記複数の異なる線上を独立に制御
されて発振するように設定された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステージ上に載
置された被加工物に複数のレーザビームを照射して被加
工部位の加工を行うレーザ加工装置、特に、処理能力を
向上させることができるレーザ加工装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のレーザ加工装置とし
ては、例えば半導体デバイスのヒューズを切断するため
のレーザリペア装置がある。
【0003】このレーザリペア装置は、DRAMなどの
半導体デバイス上に形成されたメモリセル内の不良部分
を救済するため、冗長回路との切り替えヒューズを切断
することによりチップを救済し、歩留まりを上げる装置
である。
【0004】その切断すべきヒューズデータは、不良部
分を検査する別装置であるテスターからのデータとして
オンライン通信やFDなどのメディアを介してレーザリ
ペア装置に入力される。
【0005】図7に示すように、半導体デバイス1上に
は、切断すべきヒューズが存在するチップ2(図中斜線
で示す)と、切断すべきヒューズが存在しないチップ3
(図中白抜きで示す)とがランダムに配置されている。
なお、切断すべきヒューズ本数は半導体デバイス1によ
り異なるが、約数十本から数百本程度である。
【0006】各チップ2毎にヒューズの並びは同じであ
るが、切断すべきヒューズは各々のチップ2毎に異な
る。すなわち、切断すべきヒューズが存在する斜線を施
したチップ2の模式的な拡大図を図8の(a),(b)
に示すと、各チップ2,2のヒューズ2a…の配置自体
は、両図とも同じであるが、切断すべきヒューズ2aを
×印で示すと、各チップ2,2毎に切断すべきヒューズ
2aの位置は異なる。
【0007】そして、従来では、この種のレーザリペア
装置はチップ2間を図7中に示す矢印のような経路で、
レーザビームを半導体デバイス1に対して相対移動さ
せ、各チップ2内で図8の矢印に示すように切断すべき
ヒューズ2aを順次切断して行く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
メモリの高集積化に伴い、メモリセル救済用のヒューズ
2aの本数は激増し、加工すべきヒューズ2aの本数も
膨大となってきている。ところが、加工に必要なエネル
ギを維持しながらレーザビームの繰り返し周波数を上げ
ることには限界があるため、ヒューズ2a間の移動速度
をレーザビームの繰り返し周波数以上に上げることが困
難であることから、処理能力にも自ずと限界がある。
【0009】そこで、本発明では、今後の高集積化に対
応するように、ヒューズ等の被加工部位が激増した場合
でも、処理能力を上げることができるレーザ加工装置を
提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題に着目し、請
求項1に記載された発明は、ステージ上に載置された被
加工物に複数のレーザビームを照射して被加工部位の加
工を行うレーザ加工装置において、前記被加工部位は、
ある間隔を隔てて平行な複数の線上に配置され、前記各
レーザビームは、前記複数の異なる線上を独立に制御さ
れて発振するように設定されたレーザ加工装置としたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載の構成に加え、前記各レーザビームは、前記複数の
線に直交する方向の間隔が間隔調整手段により調整可能
とされたことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2に記載の構成に加え、前記被加工部位が配置された
平行な複数の線の各線毎に、対物レンズが独立して制御
されて、当該線にほぼ沿って移動可能に配置される一
方、前記ステージは、前記対物レンズの移動方向と直交
する面内で移動可能としたことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載された発明は、請求項1又
は2に記載の構成に加え、前記被加工部位が配置された
平行な複数の線の各線毎に、対物レンズが設けられ、該
複数の対物レンズ間隔は加工中に固定され、前記ステー
ジがXY2軸方向に移動可能に設けられたことを特徴と
する。
【0014】請求項5に記載された発明は、請求項3又
は4に記載の構成に加え、前記各対物レンズのそれぞれ
に複数のレーザビームが入射され、且つ、当該一つの対
物レンズに入射された複数のレーザビームの間隔を調整
可能としたことを特徴とする。
【0015】請求項6に記載された発明は、請求項1乃
至5の何れか一つに記載の構成に加え、前記被加工部位
は、半導体デバイス上に配置されているヒューズである
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態1に
ついて説明する。
【0017】[発明の実施の形態1]図1乃至図4に
は、この発明の実施の形態を示す。
【0018】まず構成を説明すると、この実施の形態1
では、「レーザ加工装置」としてレーザリペア装置にこ
の発明が適用されている。
【0019】このレーザリペア装置は、図1に示すよう
に、半導体デバイス10が載置されるステージ11が紙
面に垂直方向(Y軸方向)に移動自在に配置され、移動
距離が半導体デバイス10の直径より大きく設定されて
いる。このステージ11の位置は干渉計12でカウント
されて制御部13に信号として入力されるようになって
いる。
【0020】また、ステージ11の上側には、2個の対
物レンズ15A,15Bが配設され、加工レーザ光源1
7A,17Bから発振されたレーザビーム18A,18
Bは全反射ミラー19A,19Bで反射されて、それぞ
れ独立の対物レンズ15A,15Bを通ってステージ1
1上に配置されている半導体デバイス10にそれぞれ集
光されるように構成されている。
【0021】それら加工レーザ光源17A,17Bは、
制御部13に接続され、この制御部13により、各加工
レーザ光源17A,17Bからのレーザビーム18A,
18Bの発振が、それぞれ独立に制御されるようになっ
ている。
【0022】また、前記対物レンズ15A,15Bは、
それぞれレンズステージ21A,21Bに固定されてお
り、これらレンズステージ21A,21Bが、それぞれ
図中左右方向(X軸方向)に沿うX軸方向ガイド23
A,23Bによりスライド自在に支持されている。これ
ら各対物レンズ15A,15Bの移動距離は、半導体デ
バイス10の直径より大きく設定されている。さらに、
その一方のX軸方向ガイド23Aは、図中紙面に垂直な
方向(Y軸方向)に沿う一対のY軸方向ガイド25Aに
より、Y軸方向にスライド可能に支持されている。
【0023】さらにまた、それら対物レンズ15A,1
5Bには、それぞれ検出器27A,27Bが配設される
と共に、それら対物レンズ15A,15Bは、それぞれ
前記干渉計12及び制御部13に接続されている。
【0024】そして、ステージ11上にフィデュシャル
マーク26が配設され、前記ステージ11及びレンズス
テージ21A,21Bを移動させることにより、そのフ
ィデュシャルマーク26を加工レーザ光18A,18B
でスキャンさせて、その時の反射光を検出器27A,2
7Bで検出する。これら検出器27A,27Bからの検
出結果と前記干渉計12からの検出値が制御部13に入
力されることにより、各対物レンズ15A,15Bから
射出される加工レーザ光18A,18Bの位置が求めら
れる。
【0025】このようにして各対物レンズ15A,15
Bからの加工レーザ光18A,18Bの位置を求めるこ
とができるため、図2に示すように、両対物レンズ15
A,15Bの間隔Lを所定の値に設定できると共に、各
対物レンズ15A,15BのX方向の位置を独自に制御
することができる。
【0026】次に実際のヒューズ加工の方法について説
明する。
【0027】まず、「被加工物」としての半導体デバイ
ス10は、図3に示すように、切断すべきヒューズが存
在するチップ31(図中斜線で示す)と、切断すべきヒ
ューズが存在しないチップ32(図中白抜きで示す)と
を有し、半導体デバイス10上には、一般的に切断すべ
きヒューズが存在するチップ31がランダムに配列され
ている。この実施の形態では、その切断すべきヒューズ
が「被加工部位」であり、当該ヒューズを有するチップ
31が、ある間隔を隔てて平行な複数の線P上に配置さ
れている。
【0028】そして、同一半導体デバイス10上では、
チップ31,32毎にヒューズの並びは同じであるが、
切断すべきヒューズは各々のチップ31毎に異なる。す
なわち、切断すべきヒューズが存在する斜線を施したチ
ップ31の模式的な拡大図を図4の(a),(b)に示
すと、各チップ31,31のヒューズ31a…の配置自
体は、両図とも同じであるが、切断すべきヒューズ31
aを×印で示せば、各チップ31,31毎に切断すべき
ヒューズ31aの位置は異なる。但し、チップ31毎の
切断すべきヒューズ31a本数は一般的に概略同じであ
る。
【0029】ここで、図2に示す対物レンズ15A,1
5Bの間隔Lは、チップ間隔の整数倍、この実施の形態
では、チップ間隔の4倍に設定されており、これら対物
レンズ15A,15Bにより集光される各レーザビーム
18A,18Bは、複数の異なる線P上に配置されたチ
ップ31に対して、独立に制御されて発振される。
【0030】そのチップ間隔は半導体デバイス10毎に
一定であるので、その間隔Lは加工開始に先立ち1回設
定すれば良い。
【0031】加工の順序は、図3に示すように、対物レ
ンズ15Aが経路34A、対物レンズ15Bが経路34
Bに沿って移動し、ヒューズ加工が行われる。この時、
X方向については対物レンズ15A,15Bは独立して
駆動するようになっている。しかし、Y方向については
ステージ11が駆動するため、両加工レーザ光18A,
18BによるX方向の各ブロックA−1…,B−1…内
のすべてのヒューズ加工が終了してから次のブロックA
−1…,B−1…へ対物レンズ15A,15Bが同時に
相対移動されることとなる。
【0032】具体的には、ブロックA−2には、切断す
べきヒューズが存在するチップ31の数は3つである
が、ブロックB−2は4つである。従って、ブロックA
−2を処理する対物レンズ15Aの方がより早く処理が
終了するが、Y方向への移動は対物レンズ15Bの処理
が終了するのを待ってから相対移動することとなる。
【0033】一方、ブロックA−3とブロックB−3は
切断すべきヒューズが存在するチップ31の数はどちら
も4つと同一である。各チップ31内でのヒューズ31
aの加工量は概略同一であるため、切断すべきチップ間
の移動時間に差異は生ずるが、対物レンズ15A,15
Bが独立に駆動することが可能なためブロックA−3と
B−3の処理時間を概略同じにすることができる。
【0034】いずれにせよ対物レンズ15A,15B
は、異なる線P上に配置されて、処理すべきチップ31
を分担して処理するため、処理能力を増大させることが
できる。
【0035】なお、レンズステージ21A,21Bの走
りが完全に平行ではないため、加工位置が所望の位置と
ずれる場合が生じうるが、Y軸方向ガイド25Aにて対
物レンズ15A,15Bの間隔Lを逐次補正をして加工
を行えばよい。あるいは対物レンズ15Aまたは15B
のみをY軸方向に微動することができる機構を取り付け
て、逐次位置を補正して加工を行えうこともできる。こ
の方が駆動部が小さくなるので高速に補正が行える利点
がある。
【0036】[発明の実施の形態2]図5及び図6に
は、この発明の実施の形態2を示す。
【0037】この実施の形態2は、各対物レンズ15
A,15Bにそれぞれ2本づつ加工レーザ光が入射され
るようになっている点で、実施の形態1と異なってい
る。
【0038】すなわち、2つの加工レーザ光源101
A,102Aから発振されたレーザビーム201A,2
02Aは、全反射ミラー301A,302Aで反射し、
対物レンズ15Aを通ってステージ11上に配置されて
いる半導体デバイス10にそれぞれ集光される。
【0039】同様に2つの加工レーザ光源101B,1
02Bから発振されたレーザビーム201B,202B
は全反射ミラー301B,302Bで反射し、対物レン
ズ15Bを通って、ステージ11上に配置されている半
導体デバイス10にそれぞれ集光される。
【0040】各々の加工レーザ光源101A,102
A,101B,102Bは制御部13に接続され、この
制御部13からの指令により、加工レーザ光源101
A,102A,101B,102Bがそれぞれ独立に制
御、発振されるようになっている。
【0041】このステージ11は、実施の形態1と異な
り、XY軸方向に移動可能であり、このステージ11の
位置は、干渉計12でカウントされて制御部13に送ら
れて検知されるようになっている。
【0042】また、この対物レンズ15Aは、微小スト
ローク移動できるガイド40に取り付けられており、対
物レンズ15Bとの間隔を調整することができる。ま
た、全反射ミラー302A,302Bはそれぞれ光軸間
隔調整機構41A,41Bによりレーザビーム201
A,202Aの間隔とレーザビーム201B、202B
の間隔を調整することができるようになっている。
【0043】すなわち、レーザビーム201A,202
A,201B,202Bの位置XA1,XA2,XB
1,XB2は、ステージ11を移動させることにより、
フィデュシャルマーク29をそれぞれのレーザビーム2
01A,202A,201B,202Bに対してスキャ
ンさせたときの反射光を検出器27A,27Bで検出し
た結果と干渉計12から求めることができる。
【0044】従って、対物レンズ15A,15Bを所望
の間隔Lに設定することが可能であり、レーザビーム2
01A,202Aおよびレーザビーム201B,202
Bを所望の間隔dに設定することが可能である。
【0045】そして、図6に示すように、加工すべきヒ
ューズ31aは2列に配置されている場合が多いため、
このヒューズ31a列の間隔dに、レーザビーム201
A,202Aのレーザ間隔、およびレーザビーム201
B,202Bのレーザ間隔を設定すれば、ステージ11
の移動量が減少し、処理能力を増大させることができ
る。
【0046】この実施の形態2では、ステージ11がX
Y方向に移動することにより、ヒューズ加工が行われ、
対物レンズ15A,15Bは固定されているため、この
対物レンズ15A,15Bに2本のレーザビーム201
A,202A,201B,202Bを入れることが容易
である。また、対物レンズ15A,15Bが固定で、一
つのステージ11をXY方向に移動させるようにしてい
るため、駆動系を一つにすることができて構成を簡単に
でき、その結果、コストを低減でき、信頼性を高くする
ことができる。
【0047】ところで、上記各実施の形態においては、
ステージ11上に載置された半導体デバイス1が微少回
転していると、ヒューズ2aの配列方向がX軸方向に対
して傾くことになる。この場合、レンズステージ21
A,21BをX軸に沿って移動すると、一列に配列され
る複数のヒューズ2aの一部では対物レンズ15A,1
5Bとの位置合わせが正確に行われないことが起こり得
る。そこで、半導体デバイス1の回転量(X軸方向に対
するヒューズ2aの配列方向の傾き)に応じて対物レン
ズ15A,15BをY軸方向に微動し、その一部のヒュ
ーズ2aと対物レンズ15A,15Bとを正確に位置合
わせする。このとき、対物レンズ15A,15Bは、X
軸方向に沿って移動するのではなく、正確にはX軸方向
と交差する方向、即ち、ヒューズ2aの配列方向(ヒュ
ーズ列)に沿って移動することになる。
【0048】ここで、対物レンズ15A,15Bの代わ
りにステージ11をY軸方向に微動しても良いし、ある
いは対物レンズ15A,15Bとステージ11の両方を
Y軸方向に微動しても良い。また、対物レンズ15A,
15Bと半導体デバイス1とを相対回転させる機構、例
えばステージ11上で半導体デバイス1を保持して微少
回転する回転テーブルなどを設けても良い。さらに、半
導体デバイス1の回転量が比較的小さい時は、1つのヒ
ューズ列における両端のヒューズ2a(又は、1つのヒ
ューズ列で最も離れた、加工すべき2つのヒューズ2
a)についてY軸方向の位置をそれぞれ検出し、Y軸方
向に関しては、例えばその2つの位置の平均値に対物レ
ンズ15A,15Bを位置決めしたまま、その対物レン
ズ15A,15BをX軸方向に沿って移動するようにし
ても良い。このとき、対物レンズ15A,15Bの移動
方向(X軸方向)とヒューズ2aの配列方向とは正確に
は一致しない。なお、半導体デバイス1が微少回転して
いるときに、例えば対物レンズ15A,15Bと半導体
デバイス1とを相対的にY軸方向に微動するか否かにつ
いては、その回転量に応じて一義的に決定するようにし
ても良いし、あるいは加工すべきヒューズ2aのY軸方
向の長さまでも考慮して決定するようにしても良い。
【0049】なお、上記各実施の形態では、この発明の
レーザ加工装置を、半導体デバイスのヒューズを切断す
るレーザリペア装置に適用したが、これに限らず、被加
工物に複数のレーザビームを照射して被加工部位の加工
を行うレーザ加工装置で、且つ、被加工部位が、ある間
隔を隔てて平行な複数の線上に配置されているようなも
のであれば、他の装置に適用できることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載された発明によれば、複数の各レーザビームを、被加
工部位が配置された複数の異なる線上に対して独立に制
御されて発振するように設定したため、異なる線上にお
ける被加工部位の加工を同時に処理することができ、レ
ーザリペア装置等の処理能力を向上させることができ
る。
【0051】請求項2に記載された発明によれば、上記
効果に加え、各レーザビームは、複数の線に直交する方
向の間隔が間隔調整手段により調整可能とされているた
め、当該間隔が異なる複数種の被加工物に対して簡単に
対応できて加工を迅速に行うことができる。
【0052】請求項3に記載された発明によれば、上記
効果に加え、被加工部位が配置された平行な複数の線の
各線毎に、対物レンズが独立して制御されて、当該線に
沿って移動可能となっているため、各線毎に被加工部位
の位置が相違しても、他方の処理を待つ必要なく、独立
して加工でき、処理能力を向上させることができる。
【0053】請求項4に記載された発明によれば、上記
効果に加え、被加工部位が配置された平行な複数の線の
各線毎に、対物レンズが設けられ、該複数の対物レンズ
間隔は加工中に固定され、ステージがXY2軸方向に移
動可能に設けられたため、ステージを駆動する駆動系を
一つとすることができて構成を簡単にでき、その結果、
コストを低減でき、信頼性を高くすることができる。
【0054】請求項5に記載された発明によれば、上記
効果に加え、各対物レンズのそれぞれに複数のレーザビ
ームが入射され、且つ、当該一つの対物レンズに入射さ
れた複数のレーザビームの間隔を調整可能とすることに
より、被加工部位が前記複数の線上において、更に複数
列に配置されている場合でも、加工を迅速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るレーザリペア装
置の概略構成図である。
【図2】同実施の形態1に係る対物レンズ等の概略平面
図である。
【図3】同実施の形態1に係る半導体デバイスを示す概
略図である。
【図4】同実施の形態1に係るチップの概略を示す図
で、(a),(b)は切断すべきヒューズが相違するチ
ップを示す。
【図5】この発明の実施の形態2を示す図1に相当する
概略図である。
【図6】同実施の形態2に係る図4に相当するチップの
概略を示す図で、(a),(b)は切断すべきヒューズ
が相違するチップを示す。
【図7】従来例を示す図3に相当する半導体デバイスの
概略平面図である。
【図8】同従来例を示す図4に相当するチップの概略を
示す図で、(a),(b)は切断すべきヒューズが相違
するチップを示す。
【符号の説明】
10 半導体デバイス(被加工物) 11 ステージ 15A,15B 対物レンズ 17A,17B,101A,102A,101B,102B 加工レーザ光源 18A,18B,201A,202A,201B,202B レーザビーム 23A,23B X軸方向ガイド 間隔調整手段 25 Y軸方向ガイド 31a ヒューズ(被加工部位) P ある間隔を隔てて平行な複数の線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ上に載置された被加工物に複数
    のレーザビームを照射して被加工部位の加工を行うレー
    ザ加工装置において、 前記被加工部位は、ある間隔を隔てて平行な複数の線上
    に配置され、前記各レーザビームは、前記複数の異なる
    線上を独立に制御されて発振するように設定されたこと
    を特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記各レーザビームは、前記複数の線に
    直交する方向の間隔が間隔調整手段により調整可能とさ
    れたことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記被加工部位が配置された平行な複数
    の線の各線毎に、対物レンズが独立して制御されて、当
    該線にほぼ沿って移動可能に配置される一方、前記ステ
    ージは、前記対物レンズの移動方向と直交する面内で移
    動可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載のレ
    ーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記被加工部位が配置された平行な複数
    の線の各線毎に、対物レンズが設けられ、該複数の対物
    レンズ間隔は加工中に固定され、前記ステージがXY2
    軸方向に移動可能に設けられたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 前記各対物レンズのそれぞれに複数のレ
    ーザビームが入射され、且つ、当該一つの対物レンズに
    入射された複数のレーザビームの間隔を調整可能とした
    ことを特徴とする請求項3又は4記載のレーザ加工装
    置。
  6. 【請求項6】 前記被加工部位は、半導体デバイス上に
    配置されているヒューズであることを特徴とする請求項
    1乃至5の何れか一つに記載のレーザ加工装置。
JP10067657A 1998-03-04 1998-03-04 レーザ加工装置 Pending JPH11245073A (ja)

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Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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