JPH11244812A - 都市ゴミの無公害化処理プラント - Google Patents

都市ゴミの無公害化処理プラント

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JPH11244812A
JPH11244812A JP4782298A JP4782298A JPH11244812A JP H11244812 A JPH11244812 A JP H11244812A JP 4782298 A JP4782298 A JP 4782298A JP 4782298 A JP4782298 A JP 4782298A JP H11244812 A JPH11244812 A JP H11244812A
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waste
crushed
furnace
carbonization
gas
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Miike Tekkosho KK
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 都市ゴミのプラスチック等の有機質系廃棄物
からの固形物や、廃棄木材片や廃棄タイヤ等から無公害
裏に燃料やそれ以外に多くの用途の有る炭を得る。 【解決手段】 都市ゴミの無公害化処理プラントは、プ
ラスチックを含む有機質系廃棄物を破砕する破砕装置1
0と、破砕物W1から有価物を選別する選別装置20、
25と、有価物の除去後にプラスチックとそれ以外の破
砕屑を前者が70〜30重量%、後者が残りとなるよう
に供給され、螺旋体によって送りをかけて撹拌混合しな
がら圧縮して120〜300℃に加熱し、練り合わせて
流動可能状態にし、この中間生成物から多孔板を通して
押し出し成形して固形物を形成する固形化装置80と、
容器中の固形物の上部に着火させ、下部にかけて酸欠状
態で蒸し焼きする炭化装置100とから構成されてい
る。炭化炉120からの排気ガスを燃焼炉140で80
0℃以上で完全燃焼させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、事業所やオフィ
ス、家庭等から廃棄される各種の廃棄木材や竹、廃棄タ
イヤ等の固形有機質系廃棄物や、各種のプラスチック屑
や紙屑を含む軽量有機質系廃棄物、糞尿汚泥等の粘ちょ
う性有機質系廃棄物を混練、圧密化して得られた固形再
生燃料等の有機質系廃棄物を炭や活性炭に転換して無公
害裏に処理する都市ゴミの無公害化処理プラントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般の可燃廃棄物は、大部分
多くの自治体の焼却場で焼却処理されるか、埋立処理さ
れていた。しかし、近年廃棄物の処理に関する状況も変
わって来ており、資源再利用の観点からも、1995年
6月には「容器包装に係わる分別収集及び再商品化の促
進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」が制定、
公布された。
【0003】これに伴い、従来安定型とされていた廃棄
物も管理型に変更されて安易に埋立ができなくなって来
た。これと同時に、廃棄プラスチックも分別収集されて
再利用し易くなって来ており、この傾向に沿って、再生
繊維の他、プラスチックを含む廃棄物が高い発熱量を有
していることを考慮したリサイクル方法が研究されるよ
うに成ってきた。また森林破壊を防止して地表の砂漠化
を防いだり、石油枯渇に対策する上で、有機質系廃棄物
を燃料として再生する技術も開発されて来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのような主として都
市ゴミを対象としたプラスチックを含む廃棄物のリサイ
クルとしては、本発明の出願人も既に幾つか提案したよ
うに固形燃料の原料として活用することが多かった。こ
のプラスチックからの再生固形燃料は、染色や晒しの工
場やクリーニング所、銭湯やヘルスセンター等のボイラ
ーの燃料として、また石灰やセメント工場、製鉄所等の
燃料として広く利用されている。
【0005】しかし、広く利用されている塩化ビニル等
の塩化物は、必ず廃棄プラスチックに含まれており、従
って再生固形燃料にも含まれている為に燃焼条件によっ
てはダイオキシンが発生する。また可燃廃棄物として、
時には建築廃棄木材、間伐材、竹が大量に出されること
がある。
【0006】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、土壌改良や、河川水浄化や、脱臭等多方面に広い
用途があり、炭酸ガス発生の抑制に寄与できる炭を固形
有機質系廃棄物から効率的に産出できるもので、蒸し焼
きで使用酸素量が少なく、余分な空間が無く正味被処理
物を収容できる比較的コンパクトな構造を有し、都市ゴ
ミの排出量に対して規模を柔軟に対応させることがで
き、更にダイオキシンの発生防止等の無公害化について
容易に対策のできる都市ゴミの無公害化処理プラントを
提供することを目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の請求項1記載の都市ゴミの無公害化処理プラント
は、各種のプラスチックを含む有機質系廃棄物を破砕す
る破砕装置と、破砕された破砕物から有価物を選別する
選別装置と、有価物の除去後の破砕物の内プラスチック
とそれ以外の破砕屑、生ゴミ、糞尿汚泥等の粘ちょう性
有機質系廃棄物とを前者が70〜30重量%、後者が3
0〜70重量%となるように供給され、螺旋体によって
送りをかけて撹拌混合しながら圧縮して120〜300
℃に加熱し、練り合わせて流動可能状態にし、この流動
状態の中間生成物から多孔板を通して押し出し成形して
棒状や粒状の固形物を形成する固形化装置と、該固形化
装置から得られた固形物や、廃棄木材片や廃棄タイヤ等
の固形有機質系廃棄物片を乾留して炭化する炭化装置と
から構成されており、上記炭化装置は、上記固形物を積
層状態で収容するようにガス通過可能な側壁で形成され
た搬送可能容器と、該容器の外形にほぼ一致した横断面
形状でやや大きい炉内部が耐火材で形成され、上記容器
の出し入れ用の開閉可能な開口部と、上方部の着火手段
と、該着火手段の反対側に設けられた下方部の排気通路
とを備えた炭化炉と、上記排気通路に接続されて上記炭
化炉から導入した可燃ガスを燃焼させるバーナを入口部
に備え、炉内にガス流迂回壁を備えると共に、排気を出
口部から大気中に排出する燃焼炉と、上記炭化炉の炉内
部に上記開口部を経て敷設されたレール上で移動可能で
且つ上記容器の搭載可能な低い台車とから構成されてお
り、上記台車上に搭載された上記搬送可能容器に木片や
竹片の固形有機物片を積層状態で入れ、上記炭化炉の炉
内部に余分な空間が生じない状態で上記台車ごと入れて
開口部を密閉し、上記上方部の着火手段によって上記容
器内の固形有機物片の上部に着火させ、その上部から下
部にかけて酸欠状態で蒸し焼きしながら下部まで炭化を
進行させて炭化物を得ると共に、その間にガス化した可
燃ガスを上記燃焼炉内に導入して800℃以上で完全燃
焼させて排気ガス1m3 中のダイオキシン含有量を0.
1ナノグラム未満とすることを特徴としている。
【0008】従って、上記の構成を有した請求項1記載
の都市ゴミ無公害化処理プラントでは、事業所や家庭か
ら廃棄されるPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチ
レン)、PS(ポリスチレン)、PET(ポリエチレン
テレフタレート)、PA(ポリアミド)、ABS(アク
リロニトリルブタジエンスチレン)、PVC(ポリ塩化
ビニル)等の各種のプラスチックを含む有機質系廃棄物
は、破砕装置で破片に破砕されて後工程での金属等の有
価物の選別作業が楽に出来るようになる。
【0009】有価物の除去後の破砕物は、固形化装置に
おいて螺旋体によって送りがかけられて70〜30重量
%のプラスチックと30〜70重量%のプラスチック以
外の破砕物、生ゴミ、糞尿汚泥等の粘ちょう性有機質系
廃棄物とが撹拌混合されながら圧縮され、圧縮熱で12
0〜300℃に加熱される。
【0010】プラスチックは、この範囲の温度で塩素分
を含んでいてもダイオキシンを発生させずに溶融し、練
り合わされて流動可能状態のバインダーとしての働きを
して他の破砕物や乾燥した生ゴミ、糞尿汚泥等の粘ちょ
う性有機質系廃棄物を結合する。従って、多孔板を通し
て押し出し成形されると棒状や粒状の固形物が生成さ
れ、それらは、廃棄木材片や廃棄タイヤ等の固形有機質
系廃棄物片があればこれらと共に炭化装置で乾留され有
機質は炭化されて用途の多い炭に転換される。
【0011】また炭化装置では、木片や竹片の固形有機
物片を積層状態で入れた搬送可能容器は、台車に搭載さ
れて炭化炉内にその開閉可能な開口部から導入され、開
口部は密閉される。その後、上方部の着火手段によって
容器内部の固形有機物片は上部から着火されて、着火手
段の反対側に設けられた下方部の排気通路から排気され
ながら下方部へ燃えて行くが、炉内部に余分な空間が生
じない状態で搬送可能容器は台車ごと入れられている為
に酸欠状態で蒸し焼きにされて炭に転換される。
【0012】従って、炭化には空気使用量が少なく、温
度も低く、窒素酸化物の発生量も少ない。炭は、炭素の
塊として固定されており、燃料として、また土壌改良
や、河川水浄化や、脱臭等多方面に広い用途の有る活性
炭として利用される。木片や竹片だけの固形有機物片
は、塩素分を含んでおらず、ダイオキシンの発生を心配
せずに炭化できる。
【0013】この炭化装置は、廃棄物の排出量が多くな
れば、長手方向に長く構成したり、複数並設して炭化処
理能力を柔軟に対応させることができる。得られた炭
は、活性炭にして脱臭や河川水の浄化や廃ガス処理に利
用され、またボイラーやキルンの燃料として、コンポス
トに混入したり単独で土壌改良に、またゴルフ場や農
地、道路の融雪材等として利用される。
【0014】上述のようにダイオキシンの発生の心配の
無い木片や竹片の固形有機物片を炭の原料とする場合
は、燃焼炉を使用せずに炭化炉のみで炭化装置を使用で
きる。ダイオキシンの発生の原因になる塩素系プラスチ
ックを含む固形再生燃料を炭の原料とする場合は、炭化
炉で蒸し焼き中に発生する可燃ガスを炭化炉の排気通路
から燃焼炉内に導入し、炉内のガス流迂回壁で迂回させ
ている間に入口部のバーナによって、また自己燃焼によ
って800℃以上で完全燃焼させて、排気ガス1m3
のダイオキシン含有量を0.1ナノグラム未満とするこ
とができる。
【0015】その場合、炭化時に発生するガス量は、燃
焼と違って大量の空気を必要としない為に、たとえ炭化
中にダイオキシンが発生しても処理ガス量が少なく、コ
ンパクトな燃焼炉でも上記完全燃焼でダイオキシンの発
生を効果的に抑制することができ、また酸化窒素の発生
も大幅に削減できる。
【0016】請求項2に記載のように、上記排気通路
は、切換弁を介して上記炭化炉の煙突と上記燃焼炉に接
続されており、該煙突は排気から木酢やタールを凝縮す
る凝縮器を備えることができ、木片や竹片の固形有機物
片を炭の原料とする場合は、切換弁によって煙突へ排気
を導いて凝縮器から野菜の害虫駆除や消毒に利用可能な
防虫、殺菌剤やハム、ソーセージの防腐剤や消臭剤とし
て利用可能な木酢液と、燃料として利用可能なタールと
が得られる。塩素系プラスチックを含む固形再生燃料を
炭の原料とする場合は、切換弁によって燃焼炉へ排気を
導き、燃焼炉において上記完全燃焼でダイオキシンの発
生を効果的に抑制することができる。
【0017】請求項3に記載のように、廃棄物に含まれ
る生ごみは、廃タイヤ等から生成された廃活性炭と混合
後に破砕装置に送られ、破砕物は、炭化装置からの高温
ガスを利用した乾燥装置に送られると、生ごみの悪臭は
炭によって吸着されて作業環境を良好に維持すると共に
水分が一旦炭に吸収されて高温ガスによる蒸発が効率的
に促進される。また、炭化装置からの排気ガスを有効に
利用出来る。
【0018】請求項4に記載のように、廃棄物に含まれ
る粗大ごみや廃木材は、破砕装置で破砕され、手選別コ
ンベヤ上で破砕物から磁選機で磁性物を、人手で有価金
属、ビン、危険物を選別し、残り破砕物は選別装置で土
砂等の微小物が除去され、残りの大中破砕物は二次破砕
装置で粉砕後にアルミセパレータでアルミが除去され、
分別装置で木屑チップと廃プラスチックとがそれぞれ分
別されてそれぞれ一旦定量供給機付きサイロへ供給され
た後で上記固形化装置へ供給されるようにすると、金属
や土砂、更にビン、危険物が除去されて炭の原料に好適
な良質な有機質木屑チップを大量に確保出来る。また木
屑チップと廃プラスチックとを分別し一旦サイロに貯蔵
してから定量供給機で固形化装置へ供給すると、バイン
ダーとして使用するプラスチックの混合量を正確に管理
することが出来るようになる。
【0019】請求項5に記載のように、廃棄物に含まれ
る廃プラスチック、故紙及び若しくは紙屑は、破砕装置
で破砕され、磁選機で磁性物を選別後に二次破砕装置で
粉砕され、風力選別装置でダストが除去されてから廃プ
ラ・紙屑用定量供給機付きサイロへ一旦供給された後で
上記固形化装置へ供給されると、バインダーとして使用
するプラスチックを多く含む廃プラ・紙屑が鉄等の磁性
物やダストが除去された粉砕片状態で定量供給機付きサ
イロに貯蔵でき、定量供給によってバインダーとして使
用するプラスチックの混合量を正確に管理することが出
来るようになる。
【0020】請求項6に記載のように、廃棄物に含まれ
る下水汚泥やし尿汚泥、糞尿汚泥は、脱水装置で脱水後
に破砕済み紙屑や廃タイヤ等から生成された廃活性炭と
混合後に固形化装置へ供給されると、一般に処理に困る
下水汚泥やし尿汚泥、糞尿汚泥でも悪臭を廃活性炭で吸
収して比較的良好な環境でそれらの有機質を燃料として
利用出来る炭へと転換出来る。
【0021】請求項7に記載のように、廃棄物に含まれ
る廃ゴムタイヤは、破砕装置で破砕後に鉄線等の脱酸素
材と共に炭化装置に供給されて、乾留炭化され、磁選機
で磁性物が除去されるようにすると、本プラントで生ご
みや下水汚泥、し尿汚泥、糞尿汚泥を処理するために混
入される廃活性炭を自己供給することが出来る。
【0022】請求項8に記載のように、燃焼炉の排気出
口部は、炭化炉の着火手段に開閉手段を介して接続され
ており、燃焼炉での完全燃焼によって酸素量の少なくな
った高温排気ガスを炭化炉に供給して蒸し焼きを促進さ
せることができる。
【0023】請求項9に記載のように、炭化炉の排気出
口部と燃焼炉の入口部との間には、炭化炉の可燃ガスを
誘引して燃焼炉に供給する誘引ブロワーが設けられ、誘
引ブロワーの回転速度を制御することで炭化炉内での固
形有機物の炭化速度を制御することができる。
【0024】請求項10に記載のように、炭化炉は、側
壁に開閉可能な精錬燃焼空気供給孔を備え、炭化終了時
に空気供給孔を開放して精錬も炭化炉内で行うことがで
き、炭の品質を高めることができる。また、別の精錬炉
の設置を省くことができる。
【0025】
【発明の実施の形態と実施例】図1は本発明に係る都市
ゴミ無公害化処理プラントのフローチャート、図2は同
プラントに組み込まれた破砕装置としてのスクリューク
ラッシャーの平面図、図3は同プラントに組み込まれた
ロータセパレータの正面図、図4は上記ロータセパレー
タの選別ブロックの要部の平面図、図5は同プラント用
二次破砕装置としてのカッター型粉砕機の縦断面図、図
6は他の二次破砕装置としてのスクリュークラッシャー
の断面図、図7は同アルミ選別機の側面図、図8は同プ
ラント用破砕装置としての破袋機の縦断面図、図9は同
破袋機の部分平面図、図10は同固形化装置の断面図、
図11は同固形化装置の水平断面図、図12は同炭化装
置の縦断面図、図13は同装置に搭載されている木酢液
とタールの回収用凝縮器の縦断面図、図14は大量廃棄
物処理の為に複数配列された炭化装置を示す平面図であ
る。
【0026】図1に示す様に、ソファー等の家具や冷蔵
庫等の家電製品等の粗大ごみや、家屋の解体で出る廃木
材等の大形廃棄物WAは、木材の他、PP(ポリプロピ
レン)やPE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレ
ン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PA
(ポリアミド)、ABS(アクリロニトリルブタジェン
スチレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)等の各種プラス
チックWPや鉄FやステンレスSの金具、アルミフレー
ムA、ガラスG、土砂D、ビンB等を含んでいるが、例
えば図2に示すようなスクリュークラッシャー等の粗大
ごみ用破砕機10によって破片に破砕される。破砕物W
1は、フレックスコンベヤ15によって手選別コンベヤ
20上に搬送され、コンベヤ20で移動している間に先
ず磁選装置25の電気磁石によって鉄F等の磁性物が除
去され、作業員によってビンB、銅やアルミA、ステン
レスS、ガスボンベ等の危険物Zが選別除去される。
【0027】その後、破砕物W1’は、例えば図3と図
4に示すような傾斜したロータセパレータ30の下部に
送られ、上方に送りがかけられる間にプラスチック系や
木質系の可燃軽量物W2は上端部から、煉瓦や除去忘れ
のボンベZやビンB等の反発性重量物は下端部から、土
砂Dはセパレータ30の下から分別される。可燃軽量物
W2は、コンベヤ21で図5に示すような剪断型破砕粉
砕機等の二次破砕装置35に搬送され、細片に粉砕され
る。
【0028】粉砕物W3は、フレックスコンベヤ15に
よって、図7に示すようなアルミセパレータ40に搬送
され、その入口部で再度磁選装置25の電気磁石によっ
て鉄F等の磁性物が除去された後に、アルミAが、選別
除去される。かくして金属F、S、Aや土砂Dの混入し
ていない粉砕物W4は、コンベヤ22上で手選別等でプ
ラスチック系粉砕物WPと木質系粉砕物WWとに分別さ
れてそれぞれ定量供給機付きサイロ5、6に集められ、
貯蔵される。二次破砕装置としては、他にも幾多の種類
が有るが、図6に示すような螺旋体方式のスクリューク
ラッシャー38を採用することも出来る。
【0029】家庭やレストラン等から出される生ごみの
廃棄物WBは、定量供給機付き生ごみ受け入れホッパー
45に投入され、また使用済みの物や後述の廃タイヤか
ら生成された物等の廃活性炭WCも定量供給機付き活性
炭ホッパー47に投入され、それらホッパー45、47
から1:1等の一定量ずつそれぞれの定量供給機46、
48によってフライトコンベヤ23上に送り出され、粉
砕装置50へ共に供給されて、そこで撹拌混合されなが
ら粉砕される。撹拌混合中に、生ごみの悪臭は活性炭W
Cによって吸着され、また生ごみの水分は一旦活性炭に
吸収されて、後述の乾燥装置55における高温ガスによ
る蒸発が効率的に促進される。
【0030】粉砕混合物W5は、スクリューコンベヤ及
びフライトコンベヤ23と定量供給機付き活性炭ホッパ
ー53に一時貯蔵され、そこからその定量供給機54を
介して一定量ずつ乾燥装置55に搬送される。生ごみ
が、袋に詰め込まれている場合は、図3と図4に示すよ
うな破袋機43を生ごみ受け入れホッパー45の前に配
置することが出来る。上記粉砕装置50は、竪型でギヤ
ードモータ51で回転駆動させる垂直軸周りに複数隔設
された回転刃とケーシング52の内壁から上記回転刃の
間に突設された複数の固定刃とで粉砕し、混合するもの
で、広く使用されているものである。
【0031】乾燥装置のロータリドライヤー55は、一
端部のバーナ56が発生するガスや後述の炭化装置10
0からの高温排気ガスを熱風炉57で合流させてから回
転胴体58内に送り、回転胴体58の内壁付き螺旋羽根
で送りがかけられている粉砕混合物W5を乾燥する。排
気ガスは、サイクロン61でダストを分離してから、冷
却機62を経てファン63によってバイオ脱臭装置64
を通して大気中に排出される。分離ダストD1は、乾燥
粉砕混合物W5’と共にフライトコンベヤ23によって
定量供給機付き乾燥生ごみ用サイロ7に搬送され、貯蔵
される。
【0032】関連事業所から大量に出される廃プラスチ
ック、故紙及び若しくは紙屑の廃棄物WDは、上記破砕
装置10とほぼ同じ構造の廃プラ・故紙用破砕装置70
で破砕され、ベルトコンベヤ24で二次破砕装置73へ
搬送中に磁選機25で磁性物Fが選別される。その後に
上記粉砕装置35又は38と同じ構造の二次破砕装置7
5で粉砕され、粉砕物W6は、ベルトコンベヤ24で風
力選別装置80へ搬送されてダストが除去される。風力
選別装置75は、バイブロフィーダを備えた水平供給部
76と直交する略垂直な選別部77の上端において上記
ファン67に接続されいる。
【0033】従って、選別部77には、上方への空気流
が存在してその屈曲部78をゆっくりと落下して行く粉
砕物W6の内軽い物はその上方への空気流によってサイ
クロン61へ搬送され、重いダストD2は落下除去され
る。サイクロン61内の廃プラ・故紙の粉砕物W7は、
大部分廃プラ・紙屑用定量供給機付きサイロ8へコンベ
ヤ22で搬送され、貯蔵される。一部分は、手選別等で
上記定量供給機付き乾燥生ごみ用サイロ7に搬送され、
貯蔵される。
【0034】図1に図示していないが、下水汚泥やし尿
汚泥、糞尿汚泥は、遠心式脱水装置で脱水後に破砕済み
紙屑や、廃タイヤ等から生成された廃活性炭WCと混合
後に生ごみWBと同様に乾燥装置55を経て上記定量供
給機付き乾燥生ごみ用サイロ7に搬送され、貯蔵され
る。廃棄物に含まれる廃ゴムタイヤWEは、そのまま破
砕装置10で破砕後に鉄線等の脱酸素材と共に炭化装置
100に供給されて、乾留炭化され、磁選機で磁性物が
除去されるようにすると、本プラントで生ごみWBや下
水汚泥、し尿汚泥、糞尿汚泥を処理するために混入され
る廃活性炭を自己供給することが出来る。
【0035】各廃プラスチック用サイロ5、木屑チップ
用サイロ6、乾燥生ごみ用サイロ7、廃プラ・紙屑用定
量供給機付きサイロ8からそれぞれの定量供給機によっ
てプラスチック分が70〜30重量%、その他が30〜
70重量%となるように供給されて混合物WMが定量供
給機付きサイロ9内に一時的に貯蔵される。そこから固
形化装置80に消費量に合わせて定量供給機とコンベヤ
を介して混合物WMは供給される。固形化装置80で
は、後述するように螺旋体82A、82Bによって混合
物WMに送りをかけて撹拌混合しながら圧縮してダイオ
キシンが発生しない範囲の120〜300℃に加熱し、
プラスチックを溶融して練り合わせて流動可能状態に
し、この流動状態の中間生成物から多孔板85に通して
押し出し成形して棒状や粒状の有機物から成る固形物W
Sを形成する。プラスチック分が上記含有量であれば、
形崩れの起きない保形性の良い固形物WSが得られる。
これら固形物WSや破砕された廃タイヤ片は、炭化装置
100に送られる。
【0036】粗大ごみ用破砕機のスクリュークラッシャ
ー10は、例えば図2に示すように、ホッパー11の下
方のケーシング12内部の作業室12Aに上から下に噛
み込むようにモター14Aと減速機14Bとで等速回転
駆動される2本の破砕スクリュー13A、13Bを水平
に軸承しており、コンテナーや各種容器等大形廃棄物を
粗砕して下方から粗いスクリーン12Bを通して排出す
るようにしている。この破砕によって金属やプラスチッ
ク、木材などを複合材製品から分離して磁力選別装置2
5による選別を行い易くしている。破砕スクリュー13
A、13Bの外周縁には、被破砕物に対する噛み込みを
促進する各種形状の突出刃を適宜設けることが出来る。
【0037】他に、破砕機として従来からあるハンマー
クラッシャーやロータリプレスクラッシャーが廃棄物中
の多い混入物に応じて適宜選択使用される。スクリュー
クラッシャーは、二軸式や一軸式もあり、回転テーパ状
破砕スクリュー部やストレート破砕スクリュー部とケー
シング内面の複数の長手方向固定刃やテーパ状部とスト
レート部との間のリング状固定刃の間で破砕を行い、粉
砕を省き得る大きさまで破砕することが出来る。
【0038】ロータセパレータ30は、図3と図4に示
すように、大径輪体31Aと小径輪体31Bとが軸方向
に交互に配列された複数の回転ロータ31を隣接ロータ
同士の大径輪体31Aと小径輪体31Bとを篩目用間隔
Gをおいて傾斜フレーム30A上に配列しており、中間
部上方から供給された被処理物W1’に上方に送りを掛
けるように各ロータ31を回転駆動装置32で回転駆動
して非反発性軽量物W2を上方に搬送し、反発性重量物
を下方に転落させ、混合微小物Dをロータの大径輪体3
1A及び小径輪体31Bの間の篩目Gから落下させて選
別する。またセパレータ30は、底を開放し、中間部上
面に中小被処理物の供給開口33Aを、上端部に非反発
性軽量物の取り出し開口33Bを且つ下端部に反発性重
量物の取り出し開口33Cを各々有した筐体33で被わ
れており、防塵、防音対策がなされている。また、筐体
33の反発性重量物の取り出し開口33C近傍上方に、
ロータ上面上に上昇空気流A1を供給する空気噴出手段
33Dが設けられており、筐体33の下端部から噴き上
がる上昇空気流A1によって、混合中小被処理物W1’
の解放を促進し、非反発性軽量物W2の上方への搬送を
促進する。
【0039】ロータ31は、一端に回転駆動装置32を
成す歯車32Aを固定した六角軸30Cに大径輪体31
Aと間隔片の小径輪体31Bとを軸方向に交互に嵌合配
列している。大径輪体31Aと小径輪体31Bは、一体
物として形成される。回転駆動装置32は、ロータ付き
歯車32A間にアイドル歯車32Bを介在させ、モータ
32Mで大径輪体32A付き歯車32Aを上記のような
送りをかけるように回転駆動する様にしている。回転駆
動装置32は、上記歯車式に替えてチェーン式を採用す
ることが出来る。また大径輪体31Aの形状は、上記以
外に色々な形状をとることが出来る。ロータセパレータ
30は、伸縮手段34Bによってフレーム30Aごと傾
斜角度が調節されるようになっている。
【0040】粉砕装置35としては、図5に示すような
二軸式剪断型のものが有り、ある程度の大きさに粗砕さ
れた軽量物W2を、ケーシング35A内で左右一対の上
から下へ噛み込む回転破砕刃36Bと対応した相手軸の
突出刃36B及びスクリーン35Cをなす縦通固定刃3
5Bとで細断していき、スクリーン35Cによって所望
の大きさの破片を得る。粉砕装置としては、この図示例
の二軸式剪断型の他に一軸式カッター型のものも使用さ
れる。
【0041】他に、図6に示すような粉砕装置38とし
て二軸式又は一軸式のロータリプレスクラッシャーが有
り、ケーシング39C内において、回転テーパ状破砕ス
クリュー部38A及びストレート破砕スクリュー部38
Bとケーシング内面の複数の長手方向固定刃39Aやテ
ーパ状部とストレート部との間のリング状固定刃39B
の間で粉砕することが出来る。
【0042】アルミ選別機40は、図7に示すように、
永久磁石式ドラム回転型アルミセパレータであって、投
入されたアルミニウムは良伝導体で磁力線によって電磁
誘導現象をおこしてうず電流を発生し、永久磁石41A
を備えた高速回転ドラム41によって強力な交流磁界を
受けてアルミニウム内部に発生するうず電流と反発し合
い弾き出されることになる。即ち、アルミニウムやプラ
スチックを含む廃棄物はショートストッパーを備えた周
動ループベルト42の上に供給されて、ギヤドモータ4
2Aで回転駆動される一方のベルトロータの永久磁石式
ドラム41において弾き出され、端排出口40Aからア
ルミが選別され、残りの処理物W4は内側排出口40B
から排出され、フレックスコンベヤ15へ送られる。
【0043】破袋機43としては、図8と図9に示すよ
うに、下方に狭くなった処理空間43Cを形成する傾斜
側板付きホッパー43Bを有したケーシング43A内で
矢印R1へ回転駆動されるロータ44と、ロータ44の
長手方向に複数組配列されたなぎなた状破袋刃44Aと
から成るものが使用される。ロータ44は、なぎなた状
破袋刃44A間において横断した上仕切り板43Dの中
央部上で軸受43Eで軸承されている。上仕切り板43
Dの下には、円弧面上に固定刃の縦通材43Fを複数固
定して粗いスクリーン43Gを形成した下仕切り板43
Hが設けられている。
【0044】固形化装置80では、図10と図11に示
すように、混合廃棄物WMは、螺旋体82A、82Bで
破砕混練され、圧搾部83で圧縮粉砕されて発熱し、溶
融後に多孔板成形部85で固形物の燃料WSとして押し
出し形成される。これは、カロリーが安定し、臭いやカ
ビの発生も無くボイラーの燃料としても好適である。
【0045】より具体的に説明すると、固形化装置の固
形燃料形成機80は、一端部の投入口81Aから投入さ
れたプラスチックを含む混合廃棄物WMを他端部の取り
出し口81Bに至る長手方向にかけて搬送しながら破
砕、混練、圧縮及び粉砕を行い、摩擦や圧縮の発熱で温
度を上げ、プラスチックを溶融したりするもので、細長
ケーシング81内の長手方向に並設され対向方向に回転
駆動される一対の回転軸80S、80Sと、それらの各
々に取り付けられた螺旋体82A、82B及び圧搾体8
3A、83Bと、これらに対して所定の隙間をとってケ
ーシング81内に取り外し可能に付設された耐摩耗性内
張体81Cと、取り出し口81Bの固形化用ノズル付き
多孔板85とから構成されている。
【0046】圧搾体は、特に粉砕と溶解を促進する臼状
圧搾部83を構成している。固形燃料成形機80で、発
熱量が大きくて塩素ガスが発生するおそれがある時、適
宜給水して温度上昇を抑制するように給水ラインを付設
することが出来る。
【0047】図12から図14において、炭化装置10
0は、廃棄木材片や廃棄タイヤ等の固形有機質系廃棄物
片や、各種のプラスチック屑や紙屑を含む軽量有機質系
廃棄物や糞尿汚泥等の粘ちょう性有機質系廃棄物を混
練、圧密化して得られた固形再生燃料等の有機質系廃棄
物片を積層状態で満載するようにガス通過可能な周囲壁
111で形成された搬送可能容器110と、容器110
の外形にほぼ一致した横断面形状でやや大きい炉内部が
耐火材で形成された炭化炉120と、この炭化炉内部に
開口部121を経て敷設されたレールR1上で移動可能
で且つ容器110を、例えば3個搭載可能な低い台車1
15と、炭化炉120から炭化中に発生するガスを選択
的に供給を受けて燃焼する燃焼炉140とから構成され
ている。
【0048】搬送可能容器110は、ガスを通すように
周囲壁111をパンチングメタルや金網で形成した略直
方体形状を成しており、低い台車115の耐火材製の台
116上に互いに若干隙間をおいて載置される。底は、
平板でもよいが、火の回りを良くする為に火格子にして
もよい。容器110は、後述の固形化装置からの固形有
機物の投入や、製造された炭の空け渡しにバッチ管理で
きるようにクレーンやフォークリフトで搬送可能となっ
ている。台車115は、車輪の軸受部を熱から保護する
為に炭化炉120の内部床にレールR1に並行して設け
られた溝(図示は省略)の砂に下端が入ったスカートを
台116から垂れ下げることができる。
【0049】炭化炉120は、容器111の出し入れ用
の開口部21に耐火材を内張した扉122を上下に開閉
可能に搭載している。扉122は、炭化作業中はジャッ
キ等で炭化炉本体123に密閉される構造であり、灯油
バーナ126を備えた上部着火部25を有している。バ
ーナ126からの着火用火炎と高温ガスは、着火部12
5の火口から天井に沿って炉内の容器110の固形有機
物片の上部に着火の為に供給される。天井に数条の火炎
案内溝Gが形成されている。着火部125の反対側の奥
の端壁1Wの下部には、炭化中に発生するガスを排出す
る排気通路24が形成されている。また両側壁2W、3
Wには、炭化具合を点検したり最終的に精錬燃焼させる
際に空ける上、中、下の小さい窓129が形成されてお
り、開閉蓋で被われている。
【0050】排気通路124には煙突130が接続され
ており、煙突130の基部には差込み板式開閉弁V1
が、また中間部には図13に示すような木酢液とタール
の回収用凝縮器132がそれぞれ設けられている。この
凝縮器132は、建築廃棄木材、間伐材、竹から固形有
機物片が作られている場合に、燃焼炉140を休止させ
た状態で、炭化炉120からの排気ガスから野菜の害虫
駆除や消毒に利用可能な防虫、殺菌剤やハム、ソーセー
ジの防腐剤や消臭剤として利用できる木酢液と、燃料と
して利用可能なタールとを凝縮回収するもので、傘付き
通路134を複数上方に突設した回収溜め部133と、
複数のガス通路管136を囲んだ冷却水ジャケット13
5とから構成されている。溜め部133には溜った木酢
液やタールを抜く蛇口が、また冷却水ジャケット135
には冷却水の出入り口がそれぞれ設けられている。燃焼
炉140を消煙用に兼用せずに煙突130に消煙切換弁
を設けて初期の煙を消煙専用バーナ部へ導くようにして
もよい。
【0051】また炭化炉120の排気通路124は、燃
焼炉140の入口部141に誘引ブロワー145及びそ
の配管146を介して接続されている。誘引ブロワー1
45は、可変速インバーターモータで回転駆動され、回
転速度を制御して炭化炉120からの可燃ガスの誘引量
を制御することで炭化速度を制御するようになってい
る。配管146には開閉弁V2が設けられている。
【0052】燃焼炉140の炉内部も耐火材で形成され
ており、その入口部141にはガスに点火する灯油バー
ナ147が搭載されている。また、炉内部の天井中間部
からはガス流迂回壁142が垂下されており、誘引した
可燃ガスを3〜4秒に渡って迂回させている間に800
℃以上で完全燃焼させて排気ガス1m3 中のダイオキシ
ン含有量を0.1ナノグラム未満とするようにしてい
る。ガス流迂回壁142の垂下長さは、耐火材の追加や
除去で調節可能になっている。ガス流迂回壁142の後
ろには排気出口部143を成す煙突が設けられている。
この燃焼炉140の排気ガスは、適宜再度入口部141
に導入して再循環させることができる。
【0053】また、燃焼炉140の煙突143は、その
分岐部144から配管148と開閉弁V3を介して炭化
炉120の着火部125に接続されており、燃焼炉14
0での完全燃焼によって酸素量の少なくなった高温排気
ガスを炭化炉120に供給して蒸し焼きを促進させるよ
うになっている。煙突143の分岐部144の上には、
高温排気ガスの戻しを制御する差込み板式開閉弁V4が
設けられている。
【0054】この高温排気ガスの戻し循環を行っている
間に、循環ガス中の残存酸素量を計測して炭化炉側壁2
Wの小さい窓129を開閉して適宜酸素量を制御するよ
うにしている。一番下の小さい窓129から炭化作業の
完了が確認された後は、小さい窓129を開放したり、
炭化炉120から出して精錬燃焼させて揮発分を燃や
す。炭化装置100からの高温ガスは、乾燥装置55に
送られ、乾燥に利用できる。この燃焼炉140の排気ガ
スは、煙突143の基部のダイオキシン計測器の計測値
に応じて、適宜入口部141に導入して再循環させるこ
とができる。
【0055】炭化炉120は、コンパクトな構造のわり
には大量に廃棄物処理ができるが、これは嵩高い一般ゴ
ミを固形化して固形有機物片とするためである。廃棄物
の排出量に対応して上記炭化装置100を図14に示す
ように消火炉150と向かい合わせて複数並設すること
ができる。消火炉150は、炭化炉120の稼働率を高
める為に、出来上がった炭の火を消す為に使用され、扉
151は気密に閉鎖される。それら炭化炉120と消火
炉150との間にはそれらの長手軸線に直交する方向の
ピット161内にレールR2上で移動可能で両炉12
0、150に渡って橋渡しする折り畳みレールR3を両
端に備えた容器配給台車165が設けられ、アイドリン
グの無いように固形有機物片の分配や消火炉150への
台車移動を制御するようにしている。勿論、容器配給台
車165もレールR4を備えている。
【0056】上記固形有機物の炭化装置100に代え
て、基本的な構想は同じであるが、炭化炉が、灯油バー
ナを備えた上部着火部を一方の側壁に設け、また排気通
路を他方の側壁に形成して、燃焼炉の設置向きを変えた
炭化装置も設置場所に応じて適宜選択される。また、ダ
イオキシンの発生の心配の無い木材や竹を原料にする場
合は、燃焼炉や誘引ブロワーを止めて運転したり、更に
は省いた構成とすることができる。更に上記灯油バーナ
126、147は、ガスバーナに代えることもできる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の都市ゴミの無公害化処理プラントによ
れば、都市ゴミとして事業所や家庭から廃棄されるPP
(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)、PS(ポ
リスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、PA(ポリアミド)、ABS(アクリロニトリル
ブタジエンスチレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)等の
各種のプラスチックを含む有機質系廃棄物は、破砕装置
で破片に破砕されて後工程での金属等の有価物の選別作
業が楽に出来るようになる。
【0058】有価物の除去後の破砕物は、固形化装置に
おいて螺旋体によって送りがかけられて70〜30重量
%のプラスチックと30〜70重量%のプラスチック以
外の破砕物、生ゴミ、糞尿汚泥等の粘ちょう性有機質系
廃棄物とが撹拌混合されながら圧縮され、圧縮熱で12
0〜300℃に加熱される。プラスチックは、この範囲
の温度で塩素分を含んでいてもダイオキシンを発生させ
ずに溶融し、練り合わされて流動可能状態のバインダー
としての働きをして他の破砕物や乾燥した生ゴミ、糞尿
汚泥等の粘ちょう性有機質系廃棄物を結合する。従っ
て、多孔板を通して押し出し成形されると棒状や粒状の
固形物が生成され、それらは、廃棄木材片や廃棄タイヤ
等の固形有機質系廃棄物片があればこれらと共に炭化装
置で乾留され有機質は炭化されて用途の多い炭に転換さ
れる。
【0059】また炭化装置では、木片や竹片の固形有機
物片を積層状態で入れた搬送可能容器は、台車に搭載さ
れて炭化炉内にその開閉可能な開口部から導入され、開
口部は密閉される。その後、上方部の着火手段によって
容器内部の固形有機物片は上部から着火されて、着火手
段の反対側に設けられた下方部の排気通路から排気され
ながら下方部へ燃えて行くが、炉内部に余分な空間が生
じない状態で搬送可能容器は台車ごと入れられている為
に酸欠状態で蒸し焼きにされて炭に転換される。従っ
て、炭化には空気使用量が少なく、温度も低く、窒素酸
化物の発生量も少ない。
【0060】炭は、炭素の塊として固定されており、燃
料として、また土壌改良や、河川水浄化や、脱臭等多方
面に広い用途の有る活性炭として利用される。木片や竹
片だけの固形有機物片は、塩素分を含んでおらず、ダイ
オキシンの発生を心配せずに炭化できる。この炭化装置
は、廃棄物の排出量が多くなれば、長手方向に長く構成
したり、複数並設して炭化処理能力を柔軟に対応させる
ことができる。得られた炭は、活性炭にして脱臭や河川
水の浄化や廃ガス処理に利用され、またボイラーやキル
ンの燃料として、コンポストに混入したり単独で土壌改
良に、またゴルフ場や農地、道路の融雪材等として利用
される。
【0061】上述のようにダイオキシンの発生の心配の
無い木片や竹片の固形有機物片を炭の原料とする場合
は、燃焼炉を使用せずに炭化炉のみで炭化装置を使用で
きる。ダイオキシンの発生の原因になる塩素系プラスチ
ックを含む固形再生燃料を炭の原料とする場合は、炭化
炉で蒸し焼き中に発生する可燃ガスを炭化炉の排気通路
から燃焼炉内に導入し、炉内のガス流迂回壁で迂回させ
ている間に入口部のバーナによって、また自己燃焼によ
って800℃以上で完全燃焼させて、排気ガス1m3
のダイオキシン含有量を0.1ナノグラム未満とするこ
とができる。その場合、炭化時に発生するガス量は、燃
焼と違って大量の空気を必要としない為に、たとえ炭化
中にダイオキシンが発生しても処理ガス量が少なく、コ
ンパクトな燃焼炉でも上記完全燃焼でダイオキシンの発
生を効果的に抑制することができ、また酸化窒素の発生
も大幅に削減できる。
【0062】請求項2に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、上記排気通路は、切換弁を介して上
記炭化炉の煙突と上記燃焼炉に接続されており、該煙突
は排気から木酢やタールを凝縮する凝縮器を備えること
ができ、木片や竹片の固形有機物片を炭の原料とする場
合は、切換弁によって煙突へ排気を導いて凝縮器から野
菜の害虫駆除や消毒に利用可能な防虫、殺菌剤やハム、
ソーセージの防腐剤や消臭剤として利用可能な木酢液
と、燃料として利用可能なタールとが得られる。塩素系
プラスチックを含む固形再生燃料を炭の原料とする場合
は、切換弁によって燃焼炉へ排気を導き、燃焼炉におい
て上記完全燃焼でダイオキシンの発生を効果的に抑制す
ることができる。
【0063】請求項3に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、廃棄物に含まれる生ごみは、廃タイ
ヤ等から生成された廃活性炭と混合後に破砕装置に送ら
れ、破砕物は、炭化装置からの高温ガスを利用した乾燥
装置に送られると、生ごみの悪臭は炭によって吸着され
て作業環境を良好に維持すると共に水分が一旦炭に吸収
されて高温ガスによる蒸発が効率的に促進される。ま
た、炭化装置からの排気ガスを有効利用出来る。
【0064】請求項4に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、廃棄物に含まれる粗大ごみや廃木材
は、破砕装置で破砕され、手選別コンベヤ上で破砕物か
ら磁選機で磁性物を、人手で有価金属、ビン、危険物を
選別し、残り破砕物は選別装置で土砂等の微小物が除去
され、残りの大中破砕物は二次破砕装置で粉砕後にアル
ミセパレータでアルミが除去され、分別装置で木屑チッ
プと廃プラスチックとがそれぞれ分別されてそれぞれ一
旦定量供給機付きサイロへ供給された後で上記固形化装
置へ供給されるようにすると、金属や土砂、更にビン、
危険物が除去されて炭の原料に好適な良質な有機質木屑
チップを大量に確保出来る。また木屑チップと廃プラス
チックとを分別し一旦サイロに貯蔵してから定量供給機
で固形化装置へ供給すると、バインダーとして使用する
プラスチックの混合量を正確に管理することが出来るよ
うになる。
【0065】請求項5に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、廃棄物に含まれる廃プラスチック、
故紙及び若しくは紙屑は、破砕装置で破砕され、磁選機
で磁性物を選別後に二次破砕装置で粉砕され、風力選別
装置でダストが除去されてから廃プラ・紙屑用定量供給
機付きサイロへ一旦供給された後で上記固形化装置へ供
給されると、バインダーとして使用するプラスチックを
多く含む廃プラ・紙屑が鉄等の磁性物やダストが除去さ
れた粉砕片状態で定量供給機付きサイロに貯蔵でき、定
量供給によってバインダーとして使用するプラスチック
の混合量を正確に管理することが出来るようになる。
【0066】請求項6に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、廃棄物に含まれる下水汚泥やし尿汚
泥、糞尿汚泥は、脱水装置で脱水後に破砕済み紙屑や廃
タイヤ等から生成された廃活性炭と混合後に固形化装置
へ供給されると、一般に処理に困る下水汚泥やし尿汚
泥、糞尿汚泥でも悪臭を廃活性炭で吸収して比較的良好
な環境でそれらの有機質を燃料として利用出来る炭へと
転換出来る。
【0067】請求項7に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、廃棄物に含まれる廃ゴムタイヤは、
破砕装置で破砕後に鉄線等の脱酸素材と共に炭化装置に
供給されて、乾留炭化され、磁選機で磁性物が除去され
るようにすると、本プラントで生ごみや下水汚泥、し尿
汚泥、糞尿汚泥を処理するために混入される廃活性炭を
自己供給することが出来る。
【0068】請求項8に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、燃焼炉の排気出口部は、炭化炉の着
火手段に開閉手段を介して接続されており、燃焼炉での
完全燃焼によって酸素量の少なくなった高温排気ガスを
炭化炉に供給して蒸し焼きを促進させることができる。
【0069】請求項9に記載の都市ゴミの無公害化処理
プラントによれば、炭化炉の排気出口部と燃焼炉の入口
部との間には、炭化炉の可燃ガスを誘引して燃焼炉に供
給する誘引ブロワーが設けられ、誘引ブロワーの回転速
度を制御することで炭化炉内での固形有機物の炭化速度
を制御することができる。
【0070】請求項10に記載の都市ゴミの無公害化処
理プラントによれば、炭化炉は、側壁に開閉可能な精錬
燃焼空気供給孔を備え、炭化終了時に空気供給孔を開放
して精錬も炭化炉内で行うことができ、炭の品質を高め
ることができる。また、別の精錬炉の設置を省くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物の無公害化再生処理プラン
トの再生処理工程のフローチャートである。
【図2】同プラントに組み込まれた破砕装置としてのス
クリュークラッシャーの平面図である。
【図3】同プラントに組み込まれたロータセパレータの
正面図である。
【図4】上記ロータセパレータの選別ブロックの要部の
平面図である。
【図5】同プラント用二次破砕装置としてのカッター型
粉砕機の縦断面図である。
【図6】他の二次破砕装置としてのスクリュークラッシ
ャーの断面図である。
【図7】同アルミ選別機の側面図である。
【図8】同プラント用破砕装置としての破袋機の縦断面
図である。
【図9】同破袋機の部分平面図である。
【図10】同固形化装置の断面図である。
【図11】同固形化装置の水平断面図である。
【図12】同炭化装置の縦断面図である。
【図13】同装置に搭載されている木酢液とタールの回
収用凝縮器の縦断面図である。
【図14】大量廃棄物処理の為に複数配列された炭化装
置を示す平面図である。
【符号の説明】
5〜9 量供給機付きサイロ 10 破砕装置 20 選別装置(手選別コンベヤ) 25 選別装置(磁選機) 35 二次選別装置 40 アルミセパレータ 55 乾燥装置 75 風力選別装置 80 固形化装置 82A、82B 螺旋体 85 多孔板 100 炭化装置 110 搬送可能容器 111 ガス通過可能な側壁 115 台車 120 炭化炉 121 開口部 124 排気通路 125 着火部 130 煙突 140 燃焼炉 141 入口部 142 ガス流迂回壁 143 凝縮器 145 誘引ブロワー 147 バーナ R1 レール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のプラスチックを含む有機質系廃棄
    物を破砕する破砕装置と、破砕された破砕物から有価物
    を選別する選別装置と、有価物の除去後の破砕物の内プ
    ラスチックとそれ以外の破砕屑、生ゴミ、糞尿汚泥等の
    粘ちょう性有機質系廃棄物とを前者が70〜30重量
    %、後者が30〜70重量%となるように供給され、螺
    旋体によって送りをかけて撹拌混合しながら圧縮して1
    20〜300℃に加熱し、練り合わせて流動可能状態に
    し、この流動状態の中間生成物から多孔板を通して押し
    出し成形して棒状や粒状の固形物を形成する固形化装置
    と、該固形化装置から得られた固形物や、廃棄木材片や
    廃棄タイヤ等の固形有機質系廃棄物片を乾留して炭化す
    る炭化装置とから構成されており、上記炭化装置は、上
    記固形物を積層状態で収容するようにガス通過可能な側
    壁で形成された搬送可能容器と、該容器の外形にほぼ一
    致した横断面形状でやや大きい炉内部が耐火材で形成さ
    れ、上記容器の出し入れ用の開閉可能な開口部と、上方
    部の着火手段と、該着火手段の反対側に設けられた下方
    部の排気通路とを備えた炭化炉と、上記排気通路に接続
    されて上記炭化炉から導入した可燃ガスを燃焼させるバ
    ーナを入口部に備え、炉内にガス流迂回壁を備えると共
    に、排気を出口部から大気中に排出する燃焼炉と、上記
    炭化炉の炉内部に上記開口部を経て敷設されたレール上
    で移動可能で且つ上記容器の搭載可能な低い台車とから
    構成されており、上記台車上に搭載された上記搬送可能
    容器に木片や竹片の固形有機物片を積層状態で入れ、上
    記炭化炉の炉内部に余分な空間が生じない状態で上記台
    車ごと入れて開口部を密閉し、上記上方部の着火手段に
    よって上記容器内の固形有機物片の上部に着火させ、そ
    の上部から下部にかけて酸欠状態で蒸し焼きしながら下
    部まで炭化を進行させて炭化物を得ると共に、その間に
    ガス化した可燃ガスを上記燃焼炉内に導入して800℃
    以上で完全燃焼させて排気ガス1m3 中のダイオキシン
    含有量を0.1ナノグラム未満とすることを特徴とする
    都市ゴミの無公害化処理プラント。
  2. 【請求項2】 上記排気通路は、切換弁を介して上記炭
    化炉の煙突と上記燃焼炉に接続されており、該煙突は排
    気から木酢やタールを凝縮する凝縮器を備えている請求
    項1記載の処理プラント。
  3. 【請求項3】 上記廃棄物に含まれる生ごみは、廃タイ
    ヤ等から生成された廃活性炭と混合後に上記破砕装置に
    送られ、破砕物は、上記炭化装置からの高温ガスを利用
    した乾燥装置に送られる請求項1記載の処理プラント。
  4. 【請求項4】 上記廃棄物に含まれる粗大ごみや廃木材
    は、破砕装置で破砕され、手選別コンベヤ上で破砕物か
    ら磁選機で磁性物を、人手で有価金属、ビン、危険物を
    選別し、残り破砕物は選別装置で土砂等の微小物が除去
    され、残りの大中破砕物は二次破砕装置で粉砕後にアル
    ミセパレータでアルミが除去され、分別装置で木屑チッ
    プと廃プラスチックとがそれぞれ分別されてそれぞれ一
    旦定量供給機付きサイロへ供給された後で上記固形化装
    置へ供給される請求項1記載の処理プラント。
  5. 【請求項5】 上記廃棄物に含まれる廃プラスチック、
    故紙及び若しくは紙屑は、破砕装置で破砕され、磁選機
    で磁性物を選別後に二次破砕装置で粉砕され、風力選別
    装置でダストが除去されてから廃プラ・紙屑用定量供給
    機付きサイロへ一旦供給された後上記固形化装置へ供給
    される請求項1記載の処理プラント。
  6. 【請求項6】 上記廃棄物に含まれる下水汚泥やし尿汚
    泥、糞尿汚泥は、脱水装置で脱水後に破砕済み紙屑や廃
    タイヤ等から生成された廃活性炭と混合後に上記固形化
    装置へ供給される請求項1記載の処理プラント。
  7. 【請求項7】 上記廃棄物に含まれる廃ゴムタイヤは、
    破砕装置で破砕後に脱酸素材と共に上記炭化装置に供給
    されて、乾留炭化され、破砕装置で破砕後に磁選機で磁
    性物が除去される請求項1記載の処理プラント。
  8. 【請求項8】 上記燃焼炉の排気出口部は、上記炭化炉
    の着火手段に開閉手段を介して接続されており、酸素量
    の少なくなった高温排気ガスを上記炭化炉に供給して上
    記蒸し焼きを促進させたり、再度燃焼炉の入口部に導い
    て再循環させるようになっている請求項1記載の処理プ
    ラント。
  9. 【請求項9】 上記炭化炉の排気出口部と上記燃焼炉の
    入口部との間には、上記炭化炉の可燃ガスを誘引して上
    記燃焼炉に供給する誘引ブロワーが設けられている請求
    項1記載の処理プラント。
  10. 【請求項10】 上記炭化炉は、側壁に開閉可能な精錬
    燃焼空気供給孔を備えている請求項1の処理プラント。
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