JPH11244672A - 平膜エレメント及びこれを用いた平膜モジュール - Google Patents

平膜エレメント及びこれを用いた平膜モジュール

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JPH11244672A
JPH11244672A JP6622398A JP6622398A JPH11244672A JP H11244672 A JPH11244672 A JP H11244672A JP 6622398 A JP6622398 A JP 6622398A JP 6622398 A JP6622398 A JP 6622398A JP H11244672 A JPH11244672 A JP H11244672A
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JP
Japan
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membrane
flat
flat membrane
plate
liquid
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JP6622398A
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Inventor
Kazuhisa Kumami
和久 熊見
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DAISEN MEMBRANE SYSTEMS KK
Original Assignee
DAISEN MEMBRANE SYSTEMS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレメントの破損等が起こらず、強度が十分
に保持でき、かつ、安価なエレメントができ、さらに、
モジュールへのエレメントの固定も構造が簡単で安価な
モジュールを得ることを目的とする。 【解決手段】 柔軟で透過液を通す透過液流路材の両面
にそって全面に平膜を設け周縁三辺が封止された袋状の
四辺形平板状膜と、該平板状膜の未封止の周縁一辺に沿
って付設され前記平膜の2枚の端部でそれぞれ両側表面
上の一部を覆って接合支持するとともに前記透過液流路
部材と連通する集液通路を有する膜支持部材と、該膜支
持部材の両端に膜支持部材よりも肉厚を厚く形成したヘ
ッドと、該ヘッドの少なくとも一方には膜支持部材の集
液通路と連通し透過液を取り出すノズルを備えることを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平膜エレメント及
びこれを用いた平膜モジュールに関し、さらに詳しく
は、懸濁物や汚泥を含む液体の分離に適し、特に異物が
付着し難くかつ、安価な平板状の平膜や半透膜を使用し
た平膜エレメント及びこれを用いた平膜モジュールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平膜エレメントは、平板状で強度
のある多孔性のろ板の表裏全面に、膜(半透膜)の周辺
部分を熱融着などでろ板に固定したものである。この平
膜エレメントを複数枚平行に重ね、内部に溝を有し上下
のみを開放した直方体状のモジュールハウジングに挿入
したものが平膜モジュールとして市販されている。これ
らと同様なモジュール形状を提案したものとして、特開
平4−281828号公報、特開平2−86893号公
報、特開平7−275668号公報、特開平6−178
919号公報がある。また、平膜エレメントを提案した
ものとして、特開平5−137974号公報、特開平6
−178920号公報、特開平6−226063号公報
などがある。これらは、主に、活性汚泥の固液分離など
に使用され、活性汚泥槽内部に膜モジュールを浸漬し
て、膜内部を吸引して濾過する方法がとられている。
【0003】また、ろ板を使用しない袋状の膜エレメン
トも提案されている。膜の周辺をシールし、一部に穴を
あけて、透過液の取り出し口を取り付けたものもがあ
る。また、これらを複数枚集合させ、取り出し口を連通
させることでモジュールにしている。たとえば特開平2
−293103号公報、特開平7−31854号公報、
特開平7−308553号公報、特開平8−15527
7号公報、特開平8−323159号公報などがある。
【0004】さらに、平膜エレメントは、内部から圧力
がかかった場合、圧力を受け止める構造が弱いため、破
損しやすい欠点があった。これらのエレメントの膜の内
部から圧力がかかったときに膜の破損を防止するため
に、膜面を部分的にシールすることが、国際公開特許9
2/09358号、特開平7−31857号公報などに
提案されている。
【0005】また、特開平9−299770号公報に
は、原水スペーサとして廉価なネット状のものを用い、
原水が集水管の長手方向と平行に直線状に流れるように
原水スペーサを配置したスパイラル型膜エレメントが提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ろ板に
膜をシールするモジュールは、ほぼろ板全体に膜をつけ
るため、ろ板が大きくエレメントが高価になるととも
に、エレメントが重くなるという問題点がある。また、
ろ板を使用しない場合は、膜が原液の流れで揺動して、
汚泥の付着がし難くなるが、エレメントの透過液の取出
し口の周辺の膜部分の強度が不足するため、液の流れに
よっては、破損しやすくなるという問題点があるととも
に、複数枚を集めてモジュールにするとき、エレメント
を固定する構造が複雑になり、結果としてコストが高く
なるという問題点がある。また、膜の内部からの圧力に
より破損を防止する膜面のシールについては、具体的で
なく、実用化は簡単でないという問題点がある。そこ
で、これらの問題を解決し、エレメントの破損等が起こ
らず、強度が十分に保持でき、かつ、安価なエレメント
ができ、さらに、モジュールへのエレメントの固定も構
造が簡単で安価なモジュールを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者らは、こ
の様な状況を鑑み、平膜エレメントや平膜モジュールの
構成や部材、構造を検討した結果、柔軟性を有する平膜
部分とこの平膜部分を支持する支持板構造とし、また、
柔軟な平膜部分の構造を種々検討し、さらに、モジュー
ルの構造を種々検討して上記問題を解決できることを見
出した。
【0008】すなわち、本発明の平膜エレメントは、柔
軟で透過液を通す透過液流路材の両面に沿って全面に平
膜を設け周縁三辺が封止された袋状の四辺形平板状膜
と、該平板状膜の未封止の周縁一辺に沿って付設され前
記平膜の2枚の端部でそれぞれ両側表面上の一部を覆っ
て接合支持するとともに前記透過液流路部材と連通する
集液通路を有する膜支持部材と、該膜支持部材の両端に
膜支持部材よりも肉厚を厚く形成したヘッドと、該ヘッ
ドの少なくとも一方には膜支持部材の集液通路と連通し
透過液を取り出すノズルを備えることを特徴とするもの
である。また、平板状膜に、膜支持部材を設けた平板状
膜の一辺と平行をなす一箇所以上に線状シール部を部分
的に設けたことを特徴とするものである。また、膜支持
部材の長手方向に、平板状膜を複数枚直列に併設したこ
とを特徴とするものである。また、平板状膜に、膜支持
部材を設けた平板状膜の一辺に直角で、この辺の反対側
の辺より伸びる1個所以上のスリットを設けたことを特
徴とするものである。
【0009】また、本発明の平膜モジュールは、本発明
の平膜エレメントの複数枚を、ヘッドを相互に当接して
平行に集積し、膜支持部材の相互間に空間を形成して、
6方向に液が自由に出入り可能な直方体状の枠体に装着
したことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の平膜モジュールは、本発明
の平膜エレメントの複数枚を内部に装着した直方体状の
箱体からなる平膜モジュールであって、前記箱体の上下
の面にそれぞれ設けた液の出入り口と、前記箱体のいず
れか一面に設けられ前記平膜エレメントのノズルに連結
する透過液の取出し口と、箱体の側面に設けられ平膜エ
レメントの出し入れ可能な窓とを備え、箱体のいずれか
の面でのみで平膜エレメントの一部を支持して装着した
ことを特徴とするものである。また、平膜エレメントの
装着が、ヘッドを桟により支持するようにしたことを特
徴とするものである。また、箱体の下面に気体の供給口
を設けたことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明のスパイラル型の平膜モジュ
ールは、柔軟で透過液を通す透過液流路材の両面に沿っ
て全面に四辺形の平膜を設け、一辺側の端から対抗する
辺側の他端部の近傍まで縦方向に延びる複数のスリット
で分割してその周縁を封止した袋状の短冊型平板状膜と
し、該短冊型平板状膜の横方向の端末に透過液流路材に
連通した集液管を設け、この集液管を中心に、短冊型平
板状膜の前記他端部上にコルゲートスペーサを重ねて短
冊型平板状膜をスパイラル状に巻き回し、円筒状ケース
に収納し、前記ケースの両端に被処理液の入口と出口を
それぞれ設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の平膜エレメントは、概略
四辺を有する四角形状であり、この一辺を支持部とし、
残りを比較的柔軟な膜部にすることで、エレメントに汚
泥が付着しにくくし、かつ、安価に製作できる柔軟な膜
部と強度のある支持部を合わせもつことで、安価でかつ
強度を保持できる構造にすることができる。
【0013】本発明に使用する柔軟な透過液流路材に
は、透過液が通過できればどのようなものを使用しても
よい。例えば、メッシュ状の織物、不織布、フェルト、
多孔質部材などが挙げられる。このうち、メッシュ状の
織物は、圧力による形状変化が少なく本発明に適してい
る。メッシュの開口径は液体が通過できるサイズであれ
ばどのようなものでもよい。メッシュサイズは200メ
ッシュ〜1メッシュが望ましく、好ましくは100メッ
シュ〜5メッシュである。これは、200メッシュを超
えると、開口径が細かくなり過ぎ、透過液が通過しにく
くなる。また、1メッシュ未満では、開口径が大きくな
り過ぎ、目が粗すぎ、圧力がかかったとき、平膜がメッ
シュに押し付けられて損傷を起こしやすくなったり、寿
命が短くなるからである。このようなメッシュは、2枚
以上重ねて使用してもよいし、平膜をいためない程度の
細かいメッシュと液が通過しやすい粗いメッシュなどを
複合して使用してもよいし、メッシュ以外のものと複合
して使用してもよい。また、透過液流路材の厚みは、透
過液が圧力低下が少なくて通過できればどのような厚み
でもよいが、好ましくは、0.5mm〜3mm程度であ
る。3mmを超えると膜部分が厚くなりすぎ、柔軟性が
損なわれ、0.5mm未満では透過液が流れた時の圧力
損失が大きくなり、エネルギーロスになるからである。
【0014】本発明の膜支持部材は、平板状膜の一辺の
端部に接合され平板状膜を支持している。形状は、前記
一辺部分を支持できる形態であればどのようなものでも
よい。例えば、平板状やパイプ状のものが上げられる。
特に、本発明では平板状膜の平膜が薄い膜であることか
ら、平板状の支持部材が好ましい。さらに、膜支持部材
と平板状膜の端部との重なり部分は、膜支持部材を内部
側にして平膜の端部が膜支持部材の両方の外側表面上の
一部を覆って重なり接合する。重なり幅は、少ないほう
が好ましい。しかし、支持部材と平板状膜の端部との接
合のために、溶着や接着を行うことから強度上、ある程
度の重なりが必要である。重なり部分の距離は0.5c
m〜10cm程度が望ましく、好ましくは、1cm〜5
cmである。0.5cm未満では接着強度が不足し、1
0cmを超えるのは実際的ではない。
【0015】また、膜支持部材は、内部に透過液流路材
に連通する集液流路が形成されていてもよいし、透過液
流路材に連通できれば多孔体のように多数の微細孔から
なる集液流路でもよいし、一つの大きい口を有する開口
流路が無くてもよい。しかし、膜の透過能力が大きい場
合は、内部に開口流路が形成されているほうが、流れの
抵抗が少なくて好ましい。本発明の平膜エレメントの膜
支持部材の両端部には、膜支持部材より肉厚の厚いヘッ
ドが設けられている。また、少なくとも一方のヘッドに
は透過液を外部に取出すノズルが設けられている。この
ヘッドで、隣り合う平膜エレメントのヘッドと接続した
り、モジュールハウジングに固定したりすることができ
る。したがって、ヘッドと膜支持部材とにより柔軟な平
膜エレメントを効率的に信頼性が高く支えることができ
る。また、ヘッドと膜支持部材は、一体的に成形されて
いてもよいし、別々の部材から構成されていて、接着や
融着などによって、液密にシール固着されていてもよ
い。
【0016】また、膜支持部材やヘッドの材質は、どの
ようなものでもよく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、AS,ABS,アクリル樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリ
イミド樹脂、フッ素基含有樹脂などのあらゆるプラスチ
ックが使用できる。また、ステンレスやセラミックなど
の無機材料も使用できる。
【0017】また、本発明の平膜はどのような膜でもよ
い。たとえば、不織布、織布、またそれらの表面や内部
に膜を塗布したり含浸させたものでもよい。これらのう
ち、不織布が特に好ましい。強度があり本発明の使用方
法に適している。また、膜の材質は、半透膜であり、そ
の素材は、例えばポリエーテルスルホン、ポリスルホ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリイミド、
セルロースエステル等であってもよい。また、膜の厚み
は、0.1〜5mm程度が好ましい。ここに、膜の厚み
5mmを超えると膜の柔軟性が不足するようになり、
0.1mm未満では一般的に膜の強度が弱くなり、で不
具合があるからである。また、膜の材質としてはポリエ
ステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リサルホン等が例示されるが、ポリエステルが一般的で
接着などの加工がし易く好ましい。
【0018】また、本発明の平膜においては、周辺部以
外の膜面部で透過液流路材の両側の2枚の平膜を密着さ
せシールしたシール部を設けてもよい。特に、シール部
は、膜支持部材を設けた一辺と平行にシール部を設ける
ことで、平膜エレメントの強度が向上する。即ち、2枚
の平膜の間から圧力をかけたとき、平膜が膨らもうとす
るが、これを密着したシール部が阻止し、強さが強化さ
れる。また、本発明の膜部は比較的柔軟なため、膜面が
膨らむことによって膜全体が変形し歪みを生じるが、膜
支持部材と平行にシール部分を1個所以上設けること
で、変形時の歪みを緩和することができる。さらに、シ
ール部により平膜の強度を保持することができる。シー
ル部は1個所以上であれば何個所でもよい。シール部の
個所の数やシールの大きさは、平膜の大きさと圧力の大
きさに関係して決定すればよい。
【0019】また、一つの膜支持部材がその長手方向に
複数枚の平板状膜を有するように分割してもよい。複数
枚の平板状膜は、膜支持部材から短冊状に直角方向に、
かつ互いに長手方向に直列に設けられていることが好ま
しい。平板状膜の枚数は、2〜10枚程度が特に好まし
い。枚数が10枚を超えると、一つの膜支持部材に対し
1枚あたりの膜面積が減って製作コストが高くつくため
経済的ではない。平板状膜が複数枚に分割されているこ
とによって、平膜の強度が向上し、平膜の内部からの圧
力によって膜面が膨らんだ時に破損し難くなる。また、
平膜の柔軟性が良好になり、濾過する液中の汚泥などが
膜面に付着しにくくなる。また、分割された隙間が液の
流路になり、原液が自由に行き来できることでさらに汚
泥の付着を防ぐことができる。分割された隣り合う平板
状膜の隙間の大きさは、1mm〜50mmが望ましく、
さらには、2mm〜20mmが好ましい。隙間が50m
mを超えると膜面積が小さくなり、経済的でなく、一
方、1mm未満では、平板状膜が揺動した時、擦れ合う
ため膜損傷の原因となる。
【0020】前記の分割と同様の効果を得ることができ
る本発明として、膜面にスリットを設けてもよい。スリ
ットは、膜支持部材に接合した平板状膜の一辺と直角方
向に、この一辺の反対側の辺より設けることが効果的で
ある。スリットの数はいくつでもよいが、好ましくは、
1〜9個である。スリットの幅は、前記の分割された平
板状膜と同様の理由により、1mm〜50mmが望まし
く、さらには、2mm〜20mmが好ましい。
【0021】また、本発明では、さらに、平膜エレメン
トを複数枚集合させた平膜モジュールについても提案す
るが、平膜エレメントを複数枚平行に一定の隙間を有す
るように重ね、枠のみに固定したモジュールも提案す
る。枠のみに固定することで、平膜エレメントの集合体
は立方体の6方向すべてが開放されることになるので、
原液の出入りが良好になり、膜面への汚泥の付着を少な
くすることができる。平膜エレメントの間隙の間隔は、
1mm〜20mmが望ましく、好ましくは、3mm〜1
0mmである。1mm未満では原液中の汚泥が膜に付着
し易くなり、一方、20mmを超えると、モジュールが
大きくなり過ぎ、効率的でなくなる。
【0022】この様な平膜エレメントの枠への取り付け
方法は、膜支持部材の両端に連結するヘッドを隣合うエ
レメントのヘッドと重ね、平膜エレメントを集合させ、
枠に設けた桟にヘッドをのせる。さらに、ヘッドの上側
から桟状の押さえ板によって枠にヘッドを固定すること
で形成することができる。枠の材質はどのようなもので
もよい。プラスチックでもよいし、ステンレスでもよ
い。後者の場合、強度があり特に良好である。ここに使
用する平膜エレメントは、どのような平膜エレメントで
も可能である。例えば、ろ板に膜を固定したものでもよ
いし、柔軟な平膜エレメントでもよい。特に、本発明で
提案している一辺に膜支持部材を有した平膜エレメント
などが有効である。
【0023】また、本発明では、直方体のケースに平膜
エレメントの複数枚の集合体を収納した平膜モジュール
を提案した。これは、直方体のケースであって、側部に
平膜エレメントを出し入れできる窓を有し、前記側部及
び対向する反対側部で平膜エレメントの構成の一部、例
えば、ヘッドのみを支えた構造のモジュールである。窓
を平膜エレメントの側部に設けることでエレメントの出
し入れを容易にし、エレメントの一部のみを支えること
で出し入れの作業を簡単にすることができる。また、平
膜エレメントの枚数を少なくすることで、側部の面積を
少なくすることができるため、比較的強度が弱くなりや
すい窓部分にかかる圧力による負荷を減らすことが可能
となる。
【0024】平膜エレメントのケースへの取り付け方法
は、平膜エレメントの一部を支える形式のものである。
具体的な方法はどのような方法でもよい。例えば、窓内
面および窓の反対側内面それぞれに、上下に一定間隔の
2本の桟を設け、この桟の間に平膜エレメントの一部
(例えば、ヘッドの端部)を差し込むことで、固定する
ことができる。また、この平膜モジュールの下部に気体
(例えば空気)の供給が可能なノズルをつけることで、
気体を供給しながら原液を気体と一緒にモジュールに導
入することができる。これにより、気体による膜面の洗
浄効果を付加することができる。
【0025】また、本発明の平膜モジュールは、短冊状
の平板状膜の一端部が集液管に接続され平板状膜をスパ
イラル状に巻き回され、円筒管内に挿入されたスパイラ
ル型の平膜モジュールも提案する。平板状膜が短冊状で
あるため、原液が短冊状の平膜の間隙を通って円筒管内
部を自由に軸方向及び径方向に行き来し、汚泥が膜面に
付着し難い。短冊の枚数は、2〜100枚が望ましく、
好ましくは、10〜50枚である。これは、2枚未満で
は原液の自由な行き来が妨害され、汚泥が膜面に付着し
やすくなるからである。また一方、短冊の枚数が100
を超えると、モジュールの加工上のコストが高くつき経
済的ではない。また、本発明に使用する円筒管はどのよ
うな材質でもよい。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、A
S,ABS,アクリル樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリ
イミド樹脂、フッ素基含有樹脂などのあらゆるプラスチ
ックが使用できる。また、ステンレスなどの金属類でも
使用できる。特に本発明では、円筒管が使用できるた
め、軽量で汎用なプラスチック管を使用することが効果
的である。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。図1〜6は本
発明の平膜エレメントを示し、図7〜12は平膜エレメ
ントを用いた平膜モジュールを示す図である。実施例1
につき説明する。図1〜3は実施例1を示す図である。
まず構成につき説明する。図1において、10は平膜エ
レメントであり、平膜エレメント10は比較的柔軟で透
過液を通す縦長の透過液流路材であるメッシュ状の織物
(メッシュサイズ50で厚み2mm)(以下、メッシュ
という)11と、メッシュ11の両面に沿って全面に設
けられた平膜12とからなり、かつ、これらの(図の)
上端及び左右両端の周縁3辺のメッシュ11及び表裏の
平膜12を密着させシール部14を形成して袋状にした
四辺形の平板状膜13を有している。ここに、平膜12
は不織布に膜形成素材として例えばアクリロニトリル重
合体を用い、常法の相転換法により濾過膜を形成させた
もので厚み2mmである。また、平板状膜13は、シー
ル部14を熱融着または接着剤等を用い密着されてい
る。平板状膜13は幅220mm、高さ600mmであ
る。
【0027】15は膜支持部材であり、膜支持部材15
は、肉厚4mm、高さ35mm長さ約240mmの平板
状のポリ塩化ビニルからなり、平板状膜13の未封止の
周縁の一辺13aに沿って付設され、平膜の2枚の下端
部12aで、図3に示すように、膜支持部材15の上部
(厚み2.5mm、高さ15mm)両側表面を高さ1.
5cmだけ覆って重なり、膜支持部材15に溶着され平
板状膜13を支持している。また、膜支持部材15は内
部にメッシュ11に連通する断面積20mm2の集液通
路である流路16が設けられている。18はヘッドであ
り、ヘッド18は膜支持部材15の両端に膜支持部材よ
り肉厚が厚く(8mm)形成され、膜支持部材15と一
体的に形成されている。ヘッド18の両方には上方に開
口するパイプ状のノズル(外径6mm,内径4mm)1
9が設けられている。ノズル19は膜支持部材15に流
路16を介して連通し、透過液を取り出し可能になされ
ている。すなわち、平膜エレメント10は平板状膜13
と膜支持部材15、ヘッド18とノズル19とから構成
されている。濾過時には、エレメントの外部から平膜1
2を透過した透過液はメッシュ11に集まり、下降して
膜支持部材内の流路16を通りノズル19より外部に集
められる。
【0028】次に作用につき説明する。本発明の平膜エ
レメント10は、四角形状であり、この一辺13aを膜
支持部材15で支持し、残りを比較的柔軟なメッシュ1
1と平膜12とから形成しているので、濾過時に、原液
の流動により柔軟な平板状膜13が変形揺動して平板状
膜13に汚泥が付着し難く、かつ一度汚泥が平板状膜1
3に付着しても変形と揺動により平板状膜から離脱す
る。さらに、安価に製作できる柔軟な平板状膜13と強
度のある膜支持部材15とが組み合わさっているので、
安価でかつ強度を保持できる構造にすることができる。
【0029】次に、図4に示す実施例2につき説明す
る。以下、構成を説明し、次に作用を説明する。図4に
おいて、20は平膜エレメントであり、平膜エレメント
20は、図4に示すように、平板状膜13上の4個所に
線状シール部22を設けたものである。線状シール部2
2は、平板状膜13上で、膜支持部材15を設けた平板
状膜13の一辺と平行に、かつ、上端から下方にほぼ等
間隔(約80mm)に、かつ図の左右のほぼ中央部の約
50mmを除いて部分的にシールし、すなわち平膜12
とメッシ11とを密着させシールした部分を設けたもの
である。濾過時、透過液は線状シール部22に沿って平
板状膜13の左右から中央に集まり、その後下降して膜
支持部材15内の流路16及びノズル19を通り外部に
集められる。平膜エレメント20は、平板状膜13上に
4個所にシール部22が設けられているので、平膜エレ
メント20の強度を向上することができ、平膜12間に
内部から圧力が加わった時にも膜間が大きく膨らむのが
阻止され、かつ平板状膜13の全体の変形やたわみが起
ろうとしても、複数のシール部のために変形量が減少
し、かつ変形が阻止され分散されて、平膜エレメント2
0の全体の強度を大幅に向上することができる。
【0030】次に、図5に示す実施例3につき説明す
る。以下、構成を説明する。図5において、25は平膜
エレメントであり、平膜エレメント25は、膜支持部材
15Aの長手方向に幅100mm、高さ600mmの縦
長の平板状膜13Aを3枚10mmの間隙Dを明けて短
冊状に直列に設けた場合である。膜支持部材15Aに
は、3枚の平板状膜13Aを挟むように膜支持部材15
Aと肉厚4mmの部分15aが設けてある。次に作用を
説明する。濾過時、透過液は縦長の各平板状膜13Aの
それぞれのメッシュ11を通り、ともに膜支持部材15
A及びヘッド18内の流路16を通りノズル19から外
部に集められる。平膜エレメント25は、一つの膜支持
部材15Aに3枚の平板状膜13Aが間隔を明けて直列
に設けられているので、1枚当たりの面積が減り、膜の
強度が向上し膜内部からの圧力により膨らんだときにも
破損し難くなる。また、平板状膜の柔軟性がよくなり、
よく変形揺動して、原液中の汚濁などが膜面に付着し難
くなる。また、間隙Dが液の流路になり原液が自由に行
き来し汚泥の付着をさらに防ぐことができる。
【0031】次に、図6に示す実施例4につき説明す
る。以下、構成を説明する。図6において、30は平膜
エレメントであり、平膜エレメント30は、平板状膜1
3に、膜支持部材15を有する辺13aに直角に、この
辺13aとは、反対側の辺13b、すなわち、図6の上
端の辺13bから膜支持部材15の近傍まで伸びる2個
の幅8mmのスリット33を設け、平板状膜13の周縁
を密封したものである。また、膜支持部材15には一端
側のヘッドにのみノズルが設けられたものである。次
に、作用につき説明する。濾過時、透過液は、縦長の平
板状膜13のスリット33間のそれぞれのメッシュ11
を通り、ともに膜支持部材15及びその一端のヘッド1
8内の流路16を通りノズル19から外部に集められ
る。平膜エレメント30は、平板状膜13に、2個のス
リットが設けられているので、平板状膜13はスリット
33に区画され区画間のそれぞれの面積が減り実施例3
の平膜エレメント25と同じように、膜の強度が向上し
膜内部からの圧力により膨らんだとき破損し難くなる。
また、平板状膜13の柔軟性がよくなり濾過する原液中
の汚濁などが膜面に付着し難くなる。また、スリット3
3の隙間が原液の流路になり原液が自由に行き来して平
板状膜13が揺動し、汚泥の付着を防ぐことができる。
【0032】図7〜図11は、本発明の平膜モジュール
の実施例を示す。次に、図7に示す実施例5につき説明
する。以下、構成につき説明する。図7において、平膜
モジュール35は、実施例2(図4)に示した平膜エレ
メント20で、平板状膜13に線状シール部22を7個
所に設けた平膜エレメント20Aを5枚、ヘッド18を
互いに当接して平行に集積し、膜支持部材15の相互間
に、ヘッド18との肉厚の差(4mm)分だけ空間(間
隙幅4mm)を形成するようにして、脚36を有し直方
体状の6方向が開放したステンレス製の枠体37に装着
したものである。枠体37の下側の対向する2つの枠3
7Aの内面には、突出した桟38を設け、桟38上にヘ
ッド18の端部を載せ、ヘッド18の上側に桟状の押さ
え板39を設けてヘッド18を固定したものである。次
に、作用につき説明する。平膜モジュール35は、原液
中に入れると6方向が開放しているので、原液は枠体3
7の6方向に流れ、特に膜支持部材15間も前記空間を
通して流れ、原液の出入りが良い。原液は、5枚の平板
状膜13間を平板状膜13を互いに不規則に揺動させな
がら流れるので、平板状膜13への汚濁の付着を小さく
することができる。平板状膜13を透過した透過液は、
線状シール部22の間にある膜内を通り、平板状膜13
の中央部に流れ、さらに降下して、膜支持部材15内の
図示していない流路16、各ノズル19及び図示してい
ない集液パイプで集められ外部に取り出される。さら
に、実施例2と同様な平板状膜13の変形阻止や強度の
向上の効果も得ることができる。
【0033】次に、図8に示す実施例6につき説明す
る。以下、構成につき説明する。図8において、平膜モ
ジュール45は、実施例4(図6)に示した平膜エレメ
ント30において、スリット33を3個設けた平膜エレ
メント30Aを用いた場合であり、平膜エレメント30
Aを5枚ヘッド18を互いに当接して平行に集積し、脚
46を有し、直方体状の6方向が開放したステンレス製
の枠体47に装着したものである。この場合、膜支持部
材15の相互間には、膜支持部材15のヘッド18との
肉厚の差(4mm)分だけ空間(間隙幅4mm)を形成
し、6方向が開放した状態である。また、枠体47の下
側の対向する2つの枠47Aの内面には、突出した桟4
8を設け、桟48上にヘッド18の端部を載せ、ヘッド
18の上側に桟状の押さえ板49を設けてヘッド18を
固定したものである。次に、作用につき説明する。平膜
モジュール45は、原液中に入れると6方向が開放して
いるので、原液は枠体47内を6方向に流れ、特に膜支
持部材15間の空間を通して流れ、また、スリット33
の間隙を通る原液の流れが生じ、平板状膜13間への原
液の出入りが良いので、平板状膜13が変形揺動し、平
板状膜13への汚濁の付着を小さくすることができる。
平板状膜13を透過した透過液は、スリット33の間に
ある膜内を降下し、膜支持部材15内の図示していない
流路16、各ノズル19及び図示していない集液パイプ
で集められ外部に取り出される。さらに、実施例4と同
様な平板状膜13の変形阻止や強度の向上の効果も得る
ことができる。
【0034】次に、図9及び10に示す実施例7につき
説明する。以下、構成につき説明する。図9において、
平膜モジュール50は、実施例2(図4)に示した平膜
エレメント20において、線状シール部22を6個設け
た平膜エレメント20Bを4枚、ヘッド18を互いに当
接して平行に集積し、脚52を有するプラスチック製の
箱体であるケース(幅60mm、奥行き250mm、高
さ800mm)53に出し入れ自在に装着したものであ
る。膜支持部材15の相互間には、ヘッド18との肉厚
の差(4mm)分だけ空間(間隙幅4mm)が形成され
ている。ケース53は1つの側面に開閉可能な窓54が
設けられ、平膜エレメント20Bの出し入れが自在にな
されている。窓54は窓開閉板54Aによりボルト締め
されている。図10に示すように、ケース53の下側の
対向する奥側及び窓側の2つの側板53A、53Bに
は、それぞれの内側に上下2個の高さ3mmの突出した
桟55A、55Bが設けられ、この奥側、窓側の桟55
A、55Bのそれぞれの上下2個の桟の間に、平膜エレ
メント20Aの一部であるヘッド18が挿入固定されて
いる。
【0035】また、ケース53は、底板53Cが平膜エ
レメント20Bの下端と50mmの空間を有し、天板5
3Dが平膜エレメント20Bの上端と50mmの空間を
有するように設けられている。また、ケース53の底板
53Cの下面には原液供給のための径16mmの供給パ
イプ56を、天板53Dの上面には、濃縮液を排出のた
めの径16mmの排出パイプ57が設けられている。5
8は透過液の取出し口であり、内径4mmの取出し口5
8は4個のノズル19から透過液を集液する集液パイプ
59に連通している。
【0036】次に、作用につき説明する。本発明の平膜
モジュール50は、ケース53の側部に平膜エレメント
20Bが出し入れ可能な窓54を設け、平膜エレメント
20Bの一部のヘッドのみを桟55で支えるようにして
いるので、平膜エレメント20Bの出し入れが容易で簡
単にでき、また、平膜エレメント20Bの枚数が4枚と
少ないので、窓54の面積が小さくでき。比較的強度が
弱くなり易い窓54に加わる圧力の負荷を小さくするこ
とができる。本発明の平膜モジュール50では、原液が
供給パイプ56よりケースの底板53Cと平膜エレメン
ト20Bの下端との間の空間を通り底板上の全面に広が
り、膜支持部材15間の空間を通って上方に流れ、排出
パイプ57より濃縮液が排出されるので、原液はケース
の底面及び側面に当たり渦流を起こし、柔軟な平板状膜
13に揺動を起こしながら流れ、平板状膜への汚濁の付
着を少なくすることができる。さらに、実施例2と同様
な平板状膜13の変形阻止や強度の向上の効果も得るこ
とができる。
【0037】次に、図11に示す実施例8につき説明す
る。以下、構成及び作用につき説明する。図11におい
て、平膜モジュール60は、図9に示す平膜モジュール
50の原液の供給パイプ56に、気体である空気を供給
する空気供給パイプ62が接続できるようにしたもので
ある。平膜モジュール60には、供給パイプ56からの
原液とともに空気供給パイプ62から空気が一緒に供給
されるので、原液は空気に攪拌されながら気泡を伴って
平膜エレメント20Bの表面を流れる。平膜エレメント
20Bの平板状膜13は揺動するとともに平板状膜の表
面は原液と空気の気泡の潰れ等で物理的にも攪拌され
て、平板状膜13に汚濁が付着するのを防ぐことができ
る。さらに、実施例2と同様な平板状膜13の変形阻止
や強度の向上の効果も得ることができる。
【0038】次に、図12に示す実施例9につき説明す
る。以下、構成につき説明する。図12において、平膜
モジュール70は、袋状の短冊型平板状膜72を集液管
73を中心にスパイラル状に巻き回し、円筒状のケース
77に収納したものである。短冊状平板状膜72は、柔
軟で透過液を通す透過液流路材であるメッシュ(実施例
1と同様なもの)の両面に沿って全面に四辺形の平膜1
2を設け、この四辺形(縦1000mm、横1000m
m)の上辺72a側の端から対向する下辺側の下端部7
2bの近郊まで縦方向に伸びる30本のスリット33で
短冊状に分割して下端部72bで横方向に連結してい
る。平板状膜72は、横方向の端末部72c以外は、す
べての周縁72dを封止して袋状体を形成している。
【0039】また、平板状膜72は、下端部72bでは
内部のメッシュにより全体的に連通し、透過液の流路を
形成している。集液管73は、径20mmで外表面には
集液のための管内に連通する図示していない多数の集液
孔を有している。平板状膜72は、横方向の端末部72
c内のメッシュが集液管73の集液孔に連通し、平膜1
2が集液管73のまわりを囲み封止し、前記袋状体と一
体的袋状体を形成している。そして、平板状膜72は、
その下端部72bの外表面に幅4mmのコルゲートスペ
ーサを重ねて集液管73のまわりにスパイラル状に巻か
れ円筒形をなし、外径130mmの円筒状ケース77内
に収納されるようになされている。ケース77は下端部
に円盤状底板78を有し、上端部に円盤状天板79を有
している。そして集液管73の上端が天板79の中心に
支持封止されるとともに、底板78の中心部を貫通して
外部に開口するようになされている。また、底板78に
は被処理液である原液の供給用の入口である供給口81
が設けられ、天板79には濃縮液を排出する出口である
排出口82が設けられている。底板78及び天板79と
ケース77との間及び集液管73との間にはそれぞれ図
示していないシール用のニトリルゴム(NBRゴム)か
らなるOリングが設けられ、密封するようになされてい
る。
【0040】次に、作用につき説明する。本発明の平膜
モジュール70は、原液が供給口81からケース77内
に導入され、コルゲートスペーサ75の間隙を通り、平
板状膜72の短冊状の平膜12の外側を軸方向に流れ、
また、スリット間を通り径方向に流れて、上部の排出口
82から外部に排出される。平膜12を透過した透過液
は内部のメッシュを通り、下端部72bに降下した後ス
パイラル状に中心方向に流れ、集液管73に集められ下
方から外部に取り出される。平膜モジュール70は、平
板状膜72が短冊状に形成されているので、コルゲート
スペーサ75の間隙を通った原液は、平板状膜72の平
膜12に沿って上方の軸方向に、またはスリット33の
間隙を通り径方向に自由に流動する。また、平板状膜7
2が短冊状で柔軟性がさらに良くなっているので、個々
の平板状膜72が揺動し、平板状膜への汚濁の付着が少
ない。また、平板状膜72は、スリット33により分割
されているので、短冊状の各部の面積が小さく、変形や
歪みも小さくなり、平板状膜72の強度は大きく、信頼
性を高くすることができる。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の平膜エ
レメントによれば、平板状膜が柔軟であるので、原液の
流れによって平板状膜が揺動し、汚泥が付着し難く、か
つ、柔軟な平板状膜が揺動して無理な力が加わらず、破
損し難く、また、シール部やスリットを設けることによ
り、変形を阻止して強度を増加させるとともに揺動可能
にさせ、信頼性の高いエレメントとすることができる。
また、破損を防止する複雑な構造を有していないので、
安価に製作することができ、経済的にメリットが高い。
さらに、平膜エレメントの平板状膜内部から圧力をかけ
て膜面に付着した汚泥をとることができる有効な構造と
なっているとともに、高い透過性能を維持できるので、
使用しやすい経済的な平膜エレメントを得ることができ
る。
【0042】また、本発明の平膜モジュールによれば、
効果的に平膜エレメントの性能を引き出すことができ、
かつシンプルな構造のためコストを安くすることができ
る。また、平膜エレメントの着脱が容易であるので、多
数のモジュールを使用する場合などは、着脱の時間が少
なくて済み経済的である。また、スパイラル型のモジュ
ールにおいては、汚濁の付着も少なく、強度も大で信頼
性が高くでき、さらに、円筒状管を使用しているので、
軽量で汎用な管が使用でき、安価で取り扱いが容易なモ
ジュールとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の平膜エレメントの実施例1を示す一
部を除いた正面図
【図2】 図1の平膜エレメントの側面図
【図3】 図1のAA断面図
【図4】 本発明の平膜エレメントの実施例2を示し、
シール部を有するものの正面図
【図5】 本発明の平膜エレメントの実施例3を示し、
併設した平板状膜を有するものの正面図
【図6】 本発明の平膜エレメントの実施例4を示し、
スリットを有するものの正面図
【図7】 本発明の平膜モジュールの実施例5を示し、
シール部を有する平膜エレメントを枠体に装着したもの
の斜視図
【図8】 本発明の平膜モジュールの実施例6を示し、
スリットを有する平膜エレメントを枠体に装着したもの
の斜視図
【図9】 本発明の平膜モジュールの実施例7で、シー
ル部を有する平膜エレメントをケースに収納したものを
示す図で、(a)はその斜視図、(b)は窓を除いた斜
視図
【図10】 図9に示す平膜モジュールの断面図
【図11】 本発明の平膜モジュールの実施例8で、シ
ール部を有する平膜エレメントをケースに収納し、下部
に空気の供給口を設けたものを示す図で、(a)はその
斜視図、(b)は窓を除いた斜視図
【図12】 本発明の平膜モジュールの実施例9で、短
冊状の平膜エレメントをスパイラル状に巻き、円筒状ケ
ースに収納したスパイラル型の平膜モジュールを示す透
視図である。
【符号の説明】
10、20、20A、25、30、30A 平膜エレメ
ント 11 メッシュ(透過液流路部材) 12 平膜 13、72 平板状膜 14 シール部 15、15A 膜支持部材 16 流路 (集液通路) 18 ヘッド 19 ノズル 22 線状シール部 33 スリット 35、45、50、60、70 平膜モジュール 37、47 枠体 38、48 桟 39、49 押さえ板(桟) 53 ケース、箱体 54 窓 55A 桟(奥側) 55B 桟(窓側) 56 供給パイプ(出入り口) 57 排出パイプ(出入り口) 58 取出し口 59 集液パイプ 62 空気供給パイプ(供給口) 73 集液管 75 コルゲートスペーサ 77 ケース 81 供給口(入口) 82 排出口(出口)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】すなわち、本発明の平膜エレメントは、柔
軟で透過液を通す透過液流路材の両面に沿って全面に平
膜を設け周縁三辺が封止された袋状の四辺形平板状膜
と、該平板状膜の未封止の周縁一辺に沿って付設され前
記平膜の2枚の端部でそれぞれ両側表面上の一部を覆っ
て接合支持するとともに前記透過液流路部材と連通する
集液通路を有する膜支持部材と、該膜支持部材の両端に
膜支持部材よりも肉厚を厚く形成したヘッドと、該ヘッ
ドの少なくとも一方には膜支持部材の集液通路と連通し
透過液を取り出すノズルを備えることを特徴とするもの
である。また、平板状膜に、膜支持部材を設けた平板状
膜の一辺と平行をなす一箇所以上に線状シール部を部分
的に設けたことを特徴とするものである。また、膜支持
部材の長手方向に、平板状膜を複数枚直列に併設したこ
とを特徴とするものである。また、平板状膜に、膜支持
部材を設けた平板状膜の一辺に直角で、この辺の反対側
の辺より伸びる一箇所以上のスリットを設けたことを特
徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、本発明のスパイラル型の平膜モジュ
ールは、柔軟で透過液を通す透過液流路材の両面に沿っ
て全面に四辺形の平膜を設け、一辺側の端から対向する
辺側の他端部の近傍まで縦方向に延びる複数のスリット
で分割してその周縁を封止した袋状の短冊型平板状膜と
し、該短冊型平板状膜の横方向の端末に透過液流路材に
連通した集液管を設け、この集液管を中心に、短冊型平
板状膜の前記他端部上にコルゲートスペーサを重ねて短
冊型平板状膜をスパイラル状に巻き回し、円筒状ケース
に収納し、ケースの両端に被処理液の入口と出口をそ
れぞれ設けたことを特徴とするものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、本発明の平膜においては、周辺部以
外の膜面部で透過液流路材の両側の2枚の平膜を密着さ
せシールしたシール部を設けてもよい。特に、シール部
は、膜支持部材を設けた一辺と平行にシール部を設ける
ことで、平膜エレメントの強度が向上する。即ち、2枚
の平膜の間から圧力をかけたとき、平膜が膨らもうとす
るが、これを密着したシール部が阻止し、強さが強化さ
れる。また、本発明の膜部は比較的柔軟なため、膜面が
膨らむことによって膜全体が変形し歪みを生じるが、膜
支持部材と平行にシール部分を一箇所以上設けること
で、変形時の歪みを緩和することができる。さらに、シ
ール部により平膜の強度を保持することができる。シー
ル部は一箇所以上であれば何所でもよい。シール部の
所の数やシールの大きさは、平膜の大きさと圧力の大
きさに関係して決定すればよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】次に、図4に示す実施例2につき説明す
る。以下、構成を説明し、次に作用を説明する。図4に
おいて、20は平膜エレメントであり、平膜エレメント
20は、図4に示すように、平板状膜13上の四箇所に
線状シール部22を設けたものである。線状シール部2
2は、平板状膜13上で、膜支持部材15を設けた平板
状膜13の一辺と平行に、かつ、上端から下方にほぼ等
間隔(約80mm)に、かつ図の左右のほぼ中央部の約
50mmを除いて部分的にシールし、すなわち平膜12
とメッシ11とを密着させシールした部分を設けたもの
である。濾過時、透過液は線状シール部22に沿って平
板状膜13の左右から中央に集まり、その後下降して膜
支持部材15内の流路16及びノズル19を通り外部に
集められる。平膜エレメント20は、平板状膜13上に
四箇所にシール部22が設けられているので、平膜エレ
メント20の強度を向上することができ、平膜12間に
内部から圧力が加わった時にも膜間が大きく膨らむのが
阻止され、かつ平板状膜13の全体の変形やたわみが起
ろうとしても、複数のシール部のために変形量が減少
し、かつ変形が阻止され分散されて、平膜エレメント2
0の全体の強度を大幅に向上することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図7〜図11は、本発明の平膜モジュール
の実施例を示す。次に、図7に示す実施例5につき説明
する。以下、構成につき説明する。図7において、平膜
モジュール35は、実施例2(図4)に示した平膜エレ
メント20で、平板状膜13に線状シール部22を七箇
所に設けた平膜エレメント20Aを5枚、ヘッド18を
互いに当接して平行に集積し、膜支持部材15の相互間
に、ヘッド18との肉厚の差(4mm)分だけ空間(間
隙幅4mm)を形成するようにして、脚36を有し直方
体状の6方向が開放したステンレス製の枠体37に装着
したものである。枠体37の下側の対向する2つの枠3
7Aの内面には、突出した桟38を設け、桟38上にヘ
ッド18の端部を載せ、ヘッド18の上側に桟状の押さ
え板39を設けてヘッド18を固定したものである。次
に、作用につき説明する。平膜モジュール35は、原液
中に入れると6方向が開放しているので、原液は枠体3
7の6方向に流れ、特に膜支持部材15間も前記空間を
通して流れ、原液の出入りが良い。原液は、5枚の平板
状膜13間を平板状膜13を互いに不規則に揺動させな
がら流れるので、平板状膜13への汚濁の付着を小さく
することができる。平板状膜13を透過した透過液は、
線状シール部22の間にある膜内を通り、平板状膜13
の中央部に流れ、さらに降下して、膜支持部材15内の
図示していない流路16、各ノズル19及び図示してい
ない集液パイプで集められ外部に取り出される。さら
に、実施例2と同様な平板状膜13の変形阻止や強度の
向上の効果も得ることができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟で透過液を通す透過液流路材の両面
    に沿って全面に平膜を設け周縁三辺が封止された袋状の
    四辺形平板状膜と、 該平板状膜の未封止の周縁一辺に沿って付設され前記平
    膜の2枚の端部でそれぞれ両側表面上の一部を覆って接
    合支持するとともに前記透過液流路部材と連通する集液
    通路を有する膜支持部材と、 該膜支持部材の両端に膜支持部材よりも肉厚を厚く形成
    したヘッドと、 該ヘッドの少なくとも一方には膜支持部材の集液通路と
    連通し透過液を取り出すノズルを備えることを特徴とす
    る平膜エレメント。
  2. 【請求項2】 平板状膜に、膜支持部材を設けた平板状
    膜の一辺と平行をなす一箇所以上に線状シール部を部分
    的に設けたことを特徴とする請求項1記載の平膜エレメ
    ント。
  3. 【請求項3】 膜支持部材の長手方向に、平板状膜を複
    数枚直列に併設したことを特徴とする請求項1記載の平
    膜エレメント。
  4. 【請求項4】 平板状膜に、膜支持部材を設けた平板状
    膜の一辺に直角で、この辺の反対側の辺より伸びる1個
    所以上のスリットを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の平膜エレメント。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の平
    膜エレメントの複数枚を、ヘッドを相互に当接して平行
    に集積し、膜支持部材の相互間に空間を形成して、6方
    向に液が自由に出入り可能な直方体状の枠体に装着した
    ことを特徴とする平膜モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の平
    膜エレメントの複数枚を内部に装着した直方体状の箱体
    からなる平膜モジュールであって、 前記箱体の上下の面にそれぞれ設けた液の出入り口と、 前記箱体のいずれか一面に設けられ前記平膜エレメント
    のノズルに連結する透過液の取出し口と、 箱体の側面に設けられ平膜エレメントの出し入れ可能な
    窓とを備え、 箱体のいずれかの面でのみで平膜エレメントの一部を支
    持して装着したことを特徴とする平膜モジュール。
  7. 【請求項7】 平膜エレメントの装着が、ヘッドを桟に
    より支持するようにしたことを特徴とする請求項5及び
    6記載の平膜モジュール。
  8. 【請求項8】 箱体の下面に気体の供給口を設けたこと
    を特徴とする請求項6記載の平膜モジュール。
  9. 【請求項9】柔軟で透過液を通す透過液流路材の両面に
    沿って全面に四辺形の平膜を設け、一辺側の端から対抗
    する辺側の他端部の近傍まで縦方向に延びる複数のスリ
    ットで分割してその周縁を封止した袋状の短冊型平板状
    膜とし、 該短冊型平板状膜の横方向の端末に透過液流路材に連通
    した集液管を設け、この集液管を中心に、短冊型平板状
    膜の前記他端部にコルゲートスペーサを重ねて短冊型平
    板状膜をスパイラル状に巻き回し、円筒状ケースに収納
    し、該ケースの両端に被処理液の入口と出口をそれぞれ
    設けたことを特徴とするスパイラル型の平膜モジュー
    ル。
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