JPH11244539A - スキー遊技装置 - Google Patents

スキー遊技装置

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JPH11244539A
JPH11244539A JP10045645A JP4564598A JPH11244539A JP H11244539 A JPH11244539 A JP H11244539A JP 10045645 A JP10045645 A JP 10045645A JP 4564598 A JP4564598 A JP 4564598A JP H11244539 A JPH11244539 A JP H11244539A
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ski
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game
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Katsunori Okita
勝典 沖田
Satoshi Uchiyama
聡志 内山
Hirobumi Mamitsu
博文 磨樒
Masato Nagatomi
正人 永冨
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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    • A63F2300/10Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game characterized by input arrangements for converting player-generated signals into game device control signals
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • A63F2300/80Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game specially adapted for executing a specific type of game
    • A63F2300/8041Skating using skis, skates or board

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキー滑降の擬似体験をより実際に則した状
態で味わうことができるようにする。 【解決手段】 操作部2の幅方向に配設された案内レー
ル26と、この案内レール26に沿ってスライド可能な
可動架台6と、この可動架台6の上部に取付けられた一
対の擬似スキー24と、上記可動架台6をスライド範囲
の中央位置に向けて付勢するコイルばね27とを備え、
上記コイルばね27は、上記可動架台6と上記操作部2
との間に介設され、上記操作部2との取付け位置は、上
記中央位置から幅方向に直交する方向位置に設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実際のスキーやス
キー競技を模擬的に体感できるスキー遊技装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6−98958号公報に開
示されているようなスキー練習装置が知られている。こ
のスキー練習装置は、一対の模擬スキー板を幅方向に移
動可能に支持する足場台を備えて形成され、擬似スキー
板が足場台の中央部に向かうようにコイルばねで付勢さ
れている。コイルばねは、擬似スキー板の下部の足場台
内で、擬似スキー板の移動方向に延びるように設けられ
ている。そして、練習者が擬似スキー板に乗ってスキー
板に幅方向に向かう力を加えると、コイルばねが伸長し
てスキー板の幅方向への移動量に比例した反作用が擬似
スキー板に付与されるため、練習者はこの反作用の力に
抗して足を踏ん張る必要があり、これによってスキー滑
降時に必要な足腰の粘りが鍛錬される。
【0003】また、特開平9−742号公報にはスキー
遊技装置が開示されている。このスキー遊技装置は、ス
キー板に見立てた幅方向一対の入力ボードと、この入力
ボードの前方に配設されたモニタ装置とを備えて形成さ
れている。モニタ装置は、入力ボードに乗った遊技者に
前面で対向するように設けられたモニタ画面を有し、こ
のモニタ画面には、スキーヤーが滑降している動画映像
が映し出されるようになっている。
【0004】そして、このスキー遊技装置では、入力ボ
ードが前方に立設された垂直軸回りに正逆回動可能に支
持されているとともに、付勢手段の付勢力で普段は正面
を向くように方向設定されている。かかるスキー遊技装
置によれば、遊技者が入力ボードに乗ってスキー板に幅
方向に向かう力を加えると、入力ボードが垂直軸回りに
正逆回動するため、前面のモニター映像から得られる視
覚とも相俟って実際にスキー技術を駆使して滑降してい
るような気分を味わうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
6−98958号公報に記載のスキー練習機にあって
は、足腰を鍛えるためには有効ではあるが、前面にモニ
ター画面が存在しないため、実際のスキー滑降の臨場感
を得ることができず、遊技機としての利用には不向きで
ある。また、擬似スキー板の移動方向に沿うように設け
たコイルばねの張設構造では、スキー板が一方側に勢い
よく振られると、圧縮される側のコイルばねは隣接する
巻成片同士が当接し、これにより金属的な衝撃音が発生
するという問題があった。
【0006】また、実際のスキー滑降においては、横滑
りを行うに際して横滑り方向のスキー板のエッジを上げ
るとともに、反対側のエッジを雪面に食い込ませる、い
わゆるエッジを立てるという滑降テクニックが採用され
る。このような滑降テクニックを実行した場合、横滑り
の当初はスキー板に対して雪面からの反力は大きくない
が横滑り量の増加に応じて雪面からの反力が2次曲線的
に大きくなるという特性を有している。この反力によっ
てスキーは横滑りの方向と反対側の方向に旋回すること
になるのであるが、上記練習機においては、横滑りに対
応した擬似スキー板の幅方向への移動動作を行った場
合、コイルばねの付勢力で移動量に比例した反力しか戻
ってこないため、実際のスキー滑降を行っているような
臨場感が得られないという問題点を有している。
【0007】また、特開平9−742号公報に記載のス
キー遊技装置にあっては、遊技者の操作で入力ボードが
垂直軸回りに正逆回動するが、実際のスキー滑降では、
スキー板の若干前方部分を中心にしてスキー板が円運動
を行うような挙動が生じるものではなく、結局、上記ス
キー遊技装置は入力ボードが実際のスキー滑降とは程遠
い動きをするものであり、臨場感を体感することができ
ないという決定的な欠点を有している。
【0008】本発明は、上記のような二つの従来技術の
問題点を解決するためになされたものであり、スキー滑
降の擬似体験をより実際に則した状態で味わうことがで
きるスキー遊技装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
足場台の幅方向に配設されたガイド部と、このガイド部
に沿ってスライド可能なスライド部と、このスライド部
の上部に取付けられた一対のスキー板と、上記スライド
部をスライド範囲の中央位置に向けて付勢する付勢手段
とを備え、上記付勢手段は、上記スライド部と上記足場
台との間に介設され、上記足場台との取付け位置は、上
記中央位置から幅方向に直交する方向位置であることを
特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、スキー板を履き、スキ
ー滑降テクニックに沿うようにスキー板を幅方向に移動
させると、スキー板は、ガイド部にガイドされつつ幅方
向に移動し、このときスキー板にスライド部を介して移
動量に応じた付勢手段による付勢力が加わるため、この
付勢力により実際のスキー滑降時のエッジを立てたとき
の感覚が得られる。
【0011】そして、付勢手段は、スキー板が中央位置
に位置した状態でスキー板の移動方向に直交する方向に
延びるように、スキー支持部材と足場台内の適所との間
に介設されているため、スキー板が中央位置にあるとき
は、スキー板の幅方向への移動量に対する付勢手段の付
勢力の変化率は小さく、従って、スキー板を幅方向に容
易に移動させることが可能であるが、上記移動量が大き
くなるに従って2次曲線的に上記変化率が増大し、これ
によって実際のスキー滑降時にエッジを立てて横滑りを
行ったときと略同等の状態が再現され、本発明のスキー
遊技装置は、従来の付勢力の変化率が一定のものに比べ
てより臨場感に優れたものになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るスキー遊技
装置の一実施形態を示す斜視図である。なお、図1にお
いて、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向とい
い、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を
前方、+Y方向を後方という。図1に示すように、スキ
ー遊技装置1は、擬似スキーを履いてスキー滑降の擬似
動作を行う足場台としての操作部2と、この操作部2で
の擬似滑降動作による滑降体験を画面表示する映像装置
としての本体部3と、この本体部3と上記操作部2との
間に介設された接続部4とを備えた基本構成を有してい
る。そして、これら操作部2、接続部4および本体部3
がフロアF上に直列に配設されることにより、スキー遊
技装置1が形成されている。
【0013】上記操作部2、本体部3および接続部4の
四隅部分には底部にそれぞれアジャスタ11が設けら
れ、このアジャスタ11の突出量調節によって各部2,
4,3のフロアF上への据付け状態が安定するようにし
ている。また、各部2,4,3の底部のアジャスタ11
近傍にはそれぞれに4個のキャスター12が取り付けら
れ、これによって各部2,4,3を容易に移動させ得る
ようにしている。
【0014】上記操作部2は、幅方向の中央部が円弧状
に膨出した操作部本体21と、この操作部本体21の幅
方向両側部に立設された前後方向に延びる一対の手摺り
部材22と、上記操作部本体21の上面を覆う上面カバ
ー23と、この上面カバー23上で幅方向に向けて正逆
平行移動するように設けられた幅方向一対の擬似スキー
24とを備えて形成されている。
【0015】上記手摺り部材22は、操作部本体21の
幅方向両側部に立設された前後方向一対のポール22a
と、これらポール22aの頂部間に架橋された手摺り2
2bとからなっている。上記手摺り22bは、前上がり
の傾斜が形成されるように斜めに設けられ、この傾斜に
した手摺り22bを遊技者が掴むことによって操作部本
体21の頂部のホームポジションに位置した擬似スキー
24が履き易くなっている。
【0016】上記上面カバー23には、幅方向に延びた
前後方向一対の開口23aが穿設されている。各開口2
3aは、上面カバー23の内面側において幅方向の側部
同士が重なり合うように積層された複数枚のスライド式
の覆い板からなる積層覆い部材5で覆われて開口が塞が
れた状態になっている。また、上記擬似スキー24は、
幅方向一対のスキー板24aと、各スキー板24aの上
面に固定され足載せ金具24bとを備えている。上記足
載せ金具24bは、スキー靴を締結する締結金具を模し
た外観に形成され、中央上面に足を載せる足載せ用の足
載せ凹部24cが設けられている。
【0017】かかる擬似スキー24は、スキー板24a
の底部に上記複数枚の覆い板の内の中央部のものを貫通
して下端部が操作部本体21内に位置するように突設さ
れた可動架台(スライド部)6(図2)に、後述するス
キー板支持部材24dを介して接続されている。上記可
動架台(スキー板支持部)6は、操作部本体21内にお
いて幅方向に延びるガイド部材(後述する案内レール
(円弧ガイド部)26)に支持かつ案内されて幅方向に
正逆移動し得るようになっており、擬似スキー24を履
いた遊技者が脚を左右にずらせることにより、擬似スキ
ー24が左右に移動するようになっている。
【0018】そして、上記各覆い板は、擬似スキー24
の移動に伴って幅方向の一方の側のもの同士の相互の積
層度合いが大きくなるとともに、同他方の側のもの同士
の相互の重なり度合いが小さくなるようにそれぞれの覆
い板が相互にスライドし合い、これによって開口23a
は常に積層覆い部材5によって閉止された状態になるよ
うにしている。
【0019】上記本体部3は、架台31と、この架台3
1に支持された遊技装置本体32とからなっている。上
記架台31は、図略の底板と、この底板の幅方向両続部
から立設された一対の側板31aと、各側板31aの前
方縁部が互いに対向する方向に押し起こされて形成した
押起し部31bとを有している。そして、上記遊技装置
本体32は、上記各側板31aに挟持され、かつ、上記
各押起し部31bによって前方に傾いた状態で支持され
て固定され、これによって遊技装置本体32の遊技者に
対する対向面が上向きに傾斜し、前屈みになった遊技者
が上記対向面を見易くなるようにしている。
【0020】上記遊技装置本体32の後面の上半分には
スクリーン33が設けられているとともに、同下半分に
は幅方向一対のスピーカ34が設けられている。また、
スピーカ34間にはパネル面を遊技者側に向けた操作パ
ネル35が設けられている一方、遊技装置本体32には
制御手段と画像出力装置30(図10)とが内装され、
操作パネル35からの所定の入力信号と、擬似スキー2
4を履いた遊技者の擬似滑降動作を検出した所定のセン
サからの検出信号が上記制御手段によって解析され、上
記擬似滑降動作に対応した映像が上記映写機からスクリ
ーン33に映写されるとともにスピーカ34から音声が
出力されるようになっている。
【0021】上記接続部4は、操作部2と本体部3との
間に所定の空間を確保するためのものであり、平板状の
底板41と、この底板41の幅方向両側部に立設された
側壁42と、各側壁42後方の底板41上に立設された
幅方向一対の擬似ストック43と、右方の側壁42上に
配設された料金ボックス44とを備えて形成されてい
る。
【0022】上記側壁42は、上記架台31の側板31
aとの接続部分が同一高さ寸法に設定され、これによっ
て本体部3と接続部4とが互いに接続された状態で両者
の外観視が一体感を与え得るものになるように工夫され
ている。上記各擬似ストック43の把手の下部からは支
持ロット43aが前方に向かってそれぞれ分岐されてい
るとともに、これら支持ロット43aの前端部は、それ
ぞれ上記操作パネル35に接続され、これによって操作
パネル35および擬似ストック43の配設状態が互いに
安定するようになっている。また、上記料金ボックス4
4は、遊技者が所定枚数のコインを投入するためのもの
であり、この料金ボックス44からのコイン投入の検出
信号が本体部3内の制御手段に入力されることにより、
スキー遊技装置1が遊技可能の状態に設定されるように
なっている。
【0023】図2は、操作部2の内部構造を示す一部切
欠き斜視図である。なお、図2において、X−X方向を
幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を
左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後
方という。図2に示すように、操作部本体21は、前後
方向に延びる幅方向一対の側部フレーム21aと、これ
ら側部フレーム21aの前端部および後端部間の下部に
架橋された前後方向一対の幅フレーム21bと、同上部
に架橋され、かつ、中央部が上方に円弧状に膨出した円
弧フレーム21cとからなっている。上記上面カバー2
3は、円弧フレーム21cの円弧に沿うように側部フレ
ーム21a間に張設されている。
【0024】上記前後の幅フレーム21b間には、側部
フレーム21aに当接した状態で幅方向一対の支持板2
1dが差し渡されているとともに、これら支持板21d
間に前後方向一対の上に凸の円弧状案内レール26が架
橋されている。これら円弧状案内レール26は、上記擬
似スキー24を支持して幅方向の正逆移動を案内するも
のであり、上記各開口23aに対応して互いに平行に設
けられている。
【0025】そして、上記擬似スキー24は、かかる一
対の円弧状案内レール26に案内されつつ幅方向に正逆
移動する可動架台6に支持されている。上記可動架台6
は、前後寸法が上記円弧状案内レール26間の間隔寸法
より若干短めに設定されているとともに、幅寸法が上記
各スキー板24aの幅方向の外側縁部間の距離よりも若
干長めに設定された平面視で矩形状の平板61と、この
平板61の前後縁部から下方に向けて延設された垂直板
62とからなっている。
【0026】上記各垂直板62には、前後方向に延びる
上下で対向した幅方向各一対の水平軸63が設けられて
いるとともに、これらの水平軸63回りに回転自在にロ
ーラ64が軸支されている。そして、円弧状案内レール
26は、これら各一対の上下のローラ64によって挟持
され、これによって可動架台6は円弧状案内レール26
に案内されながら幅方向に正逆移動が可能になってい
る。
【0027】かかる可動架台6の平板61上面には、各
擬似スキー24に対応し、かつ、側面視で逆U字形状を
呈した前後方向一対の連結部材65が溶接止め等で固定
されている。これら連結部材65は、前方のもの一対が
上面カバー23の前方の開口23aから外方に向けて突
出されているとともに、後方のものが後方の開口23a
から外部に突出され、これら突出した左右の各一対の連
結部材65の頂部にスキー板支持部材24dを介して擬
似スキー24が取り付けられている。
【0028】そして、このような連結部材65は、上面
カバー23の下面側で各開口23aに対応して配設され
た複数枚の覆い板が積層されてなる積層覆い部材5を貫
通し、これによって連結部材65が積層覆い部材5に係
止された状態になるようにしている。
【0029】また、上記後方の幅フレーム21bの中央
部と上記可動架台6の下部に設けられた後述する移動板
68(図7)との間には幅方向一対のコイルばね(引張
りばね)27が張設され、可動架台6は、これらコイル
ばね27によって常に操作部本体21の中央部に向かう
ように付勢されている。なお、コイルばね27を可動架
台6の移動方向と交差する方向に張設することにより、
可動架台6が操作部本体21の幅方向の中央付近に位置
している状態で可動架台6の幅方向への付勢力を非常に
弱いものにするとともに、中央部からの離間量が大きく
なるに従って付勢力が2次関数的に大きくなるようなさ
れている。
【0030】こうすることによって擬似スキー24の遊
技者による横滑り動作が操作部本体21の中央部で容易
であるが、側部に向かうに従って大きな力が必要になる
ようにし、遊技者の手摺り部材22への衝突の防止を図
るとともに、スキー遊技の興趣を向上させるようにして
いる。
【0031】図3は、積層覆い部材5の一実施形態を示
す斜視図であり、(イ)は各覆い板を積層する前の状
態、(ロ)は各覆い板が積層された上面カバー23に装
着された状態をそれぞれ示している。なお、図3におい
ては、紙面の都合上、各覆い板の長さ寸法は図1および
図2に示すものより短く示している。図3の(イ)に示
すように、本実施形態においては、積層覆い部材5は、
5枚の覆い板51が積層されることによって形成される
ようにしている。
【0032】すなわち、上記覆い板51としては、最下
層に配設される第1段目覆い板51a、この上に積層さ
れる第2段目覆い板51b、さらに順次積層される第3
段目覆い板51c、第4段目覆い板51d、および第5
段目覆い板51eの5枚が存在し、第1〜第5段目覆い
板51aは上段に向かうに従って長さ寸法が短くなるよ
うにしている。
【0033】かかる覆い板51は、それぞれ中央部分に
長手方向に延びるように穿設された長孔52を有してい
る。この長孔52は、第1段目覆い板51aに穿設され
たものが第1段目長孔52aであり、第2段目覆い板5
1bに穿設されたものが第2段目長孔52bである。そ
して、第3〜第5段目覆い板51c,51d,51eに
それぞれ穿設されたものが第3段目長孔52c、第4段
目長孔52dおよび第5段目長孔52eである。そし
て、本発明においては、各長孔52a〜52eは、上段
に向かうに従って順次長さ寸法を短くしている。
【0034】また、各覆い板51の幅方向両側部には、
長孔52の穿設されていない平板状の側部53が形成さ
れている。そして、これら側部53は、長手方向の長さ
が全て一定になるように寸法設定されている。また上記
各長孔52は、上段に向かうに従い、下段のものより長
さ寸法が側部53の長さ寸法分だけ短くなるように寸法
設定されている。
【0035】また、第1段目覆い板51aの第1段目長
孔52aから第5段目覆い板51eの第5段目長孔52
eには、一対の連結部材65が差し通された状態で連結
部材65間の隙間を塞ぐ蓋板511eが嵌め込まれ、こ
れによって連結部材65間から上面カバー23内に粉塵
等が入り込むのを防止することができる。
【0036】具体的には、側部53の長さ寸法をM、第
1段目長孔52aの長さ寸法をN1とした場合、第i段
目の長孔52の長さ寸法Niは、 Ni=N1−(i−1)×M に設定されている。こうすることによって、覆い板51
を積層した後、一方の側部53が上下で過不足なく重な
り合うように上段側の覆い板51を順次ずらせた状態
で、下段側の長孔52が他方の側部53によって閉止さ
れることになる。
【0037】また、各長孔52の長手方向の縁部には、
下方に向かって切り起された切起し片54が突起として
設けられており、上段側の覆い板51の切起し片54
は、前後方向の両縁部が下段側の長孔52の縁部に当接
した状態で下段側の長孔52に嵌まり込むようにしてあ
り、これによって各覆い板51が積層された状態で、そ
れぞれの覆い板51は横ずれが起らない状態で相互に長
手方向にスライドし得るようになっている。
【0038】このような積層覆い部材5は、長孔52が
上記連結部材65に外嵌された状態で連結部材65に係
止されている一方、上記上面カバー23の下面には、図
3の(ロ)に示すように、開口23aの長手方向に沿う
ように断面視でL字形状の一対のガイド部材(支持部
材)28が設けられ、上記積層覆い部材5はこれら一対
のガイド部材28に支持された状態で、各覆い板51が
開口23aの長手方向に移動し得るようになっている。
【0039】図4は、積層覆い部材5の作用を説明する
ための説明図であり、(イ)は、擬似スキー24が操作
部本体21の中央部に位置した状態、(ロ)は擬似スキ
ー24が左方に移動しつつある状態、(ハ)は擬似スキ
ー24が移動範囲の左端部に位置した状態をそれぞれ示
している。
【0040】まず、図4の(イ)に示す状態では、擬似
スキー24が中央部に位置した状態になっているととも
に、第1〜第5段目覆い板51a〜51eもそれぞれ中
央部に位置した状態になっている。この状態では、各覆
い板51の長孔52は、全て上側の覆い板51の側部5
3によって閉止された状態になっているため、上面カバ
ー23の開口23aはそれぞれの覆い板51によって閉
止された状態になっている。
【0041】この状態で、遊技者が擬似スキー24を左
方にずらせるように操作すると、擬似スキー24の下部
の連結部材65が左方に移動し、これによって左側の連
結部材65がまず第5段目覆い板51eの長孔52eの
左側の切起し片54に当止して第5段目覆い板51eを
左方にスライドさせ、ついで第5段目覆い板51eと第
4段目覆い板51dの双方を左方に移動させ、これによ
って例えば図4の(ロ)に示すような状態になる。この
状態では、第5段目覆い板51eの右方の側部53が第
4段目覆い板51dの第4段目長孔52dの右方開口を
閉止した状態になっており、擬似スキー24を移動させ
つつある状態でも開口23aは積層覆い部材5によって
閉止された状態になっている。
【0042】そして、擬似スキー24を移動範囲の最左
端にまで移動させると、全ての覆い板51が左方に寄せ
られた状態になり、しかもこの状態においても、各覆い
板51の右方の開口が上段側の覆い板51の側部53に
よって閉止された状態、すなわち上面カバー23の開口
23aが閉じられた状態になる。
【0043】また、擬似スキー24を左方に向かうよう
に操作しても、上記同様に各覆い板51の左方の長孔5
2は、1段上の覆い板51の左方の側部53によって閉
止されるため、結局、擬似スキー24をいずれの方向に
移動させても、開口23aは常に閉じられた状態にする
ことができる。
【0044】図5および図6は、操作部2の構造をさら
に詳細に説明するための部分構造図であり、図5は、正
面視の構造図、図6は平面視の構造図である。まず図5
に示すように、スキー板支持部材24dは、前後方向
(図5の紙面の垂直方向)に延びる水平板241dと、
この水平板241dの幅方向両側部に一体に接続された
側方板242dと、これら側方板242d間の水平板2
41d裏面側に固定された前後方向一対の仕切り板24
3dとからなっている。
【0045】上記水平板241dの上面と上記一対の側
方板242dとによって形成された凹部にスキー板24
aを嵌め込んでねじ止め等を行うことにより、スキー板
24aがスキー板支持部材24dに固定されるようにな
っている。また、上記一対の側方板242dは、それら
の下部が互いに接近する方向に湾曲され、これによって
スキー板支持部材24dは正面視で下窄み形状になって
いる。これら一対の側方板242dの下端縁部間の距離
は、上記連結部材65の幅寸法より若干大きく寸法設定
され、これによってスキー板支持部材24dを連結部材
65に上方から遊びのある状態で外嵌し得るようになっ
ている。
【0046】また、水平板241dの裏面には、側方板
242d間に架橋された前後方向一対の仕切り板243
dが設けられている(図5には後方の仕切り板243d
しか示されていない)。これら前後で対向した仕切り板
243d間の外寸法は、前後で対向した連結部材65間
の内寸法より若干小さく寸法設定され、これによって一
対の仕切り板243dを前後の連結部材65間に嵌め込
み得るようになっている。
【0047】一方、上記連結部材65は、その頂部に上
方に向けて突設された円弧形状のブラケット65aを有
している。そして、一対の仕切り板243dが前後の連
結部材65のブラケット65a間に挟持された状態で、
前後方向に延びる連結軸65bが各ブラケット65aの
頂部近傍、および仕切り板243dの略中央部に差し通
されてかしめ止め等が施されることにより、スキー板支
持部材24dが、図5に矢印で示すように、連結軸65
b回りに正逆回動可能に連結部材65を介して可動架台
6に接続されている。
【0048】そして、スキー板支持部材24dは、連結
軸65bより内側の部分が同外側の部分より幅寸法が大
きくなるように連結軸65bに軸支されている。こうす
ることで擬似スキー24は、連結軸65bより内側の部
分の連結軸65b回りのモーメントが、同外側の部分の
モーメントより大きくなり、内股によるエッジを立てる
動作を行い易くしている。
【0049】かかる連結部材65とスキー板支持部材2
4dとの接続構造によれば、遊技者が擬似スキー24を
履いた状態で、踵を左右にひねることにより擬似スキー
24は連結軸65b回りに正逆回動するため、この回動
によって実際のスキー滑降を行っている場合と同様のエ
ッジを立てるという動作を行うことが可能であり、ゲー
ムがより臨場感に富んだものになる。さらに擬似スキー
24の回動中心を外側に偏心させていることにより擬似
スキー24のエッジ操作が容易になる。
【0050】また、上記可動架台6には、可動架台6の
スライド位置を検出するスライド位置検出手段66と、
可動架台6の移動を制動する制動手段67とが設けられ
ている。図7は、スライド位置検出手段66および制動
手段67を説明するための可動架台6の側面視の部分断
面図である。この図に示すように、可動架台6の前方
(図7の左方)には、平板61の裏面にボルト止めで垂
下された側面視で逆U字形状(正面視で図5に示すよう
に逆三角形状)の平板側接続部材61aが設けられてい
る。この平板側接続部材61aは、中央下縁部に凹設さ
れた接続溝61bを有している。
【0051】一方、可動架台6の下部には、操作部本体
21(図2)の側部フレーム21a間に架橋されたガイ
ドレール(直線ガイド部)25にガイドされつつ幅方向
に移動可能に構成された移動板(基部)68が設けられ
ている。この移動板68は、下面部に上記ガイドレール
25に摺接状態で外嵌する被ガイド片68aを有してお
り、移動板68は、被ガイド片68aがガイドレール2
5に嵌まり込むことによって前後方向への移動が規制さ
れた状態幅方向に正逆移動可能になっている。本発明の
スライド部は、この移動板68と、上記可動架台6とに
よって構成されている。。
【0052】また、移動板68は、その上面側に上記被
ガイド片68aに対応して立設された移動板側接続部材
68bを有している。この移動板側接続部材68bは、
図5に示すように、幅方向一対の支柱と、支柱間の隙間
に配設されたコイルばね68cと、このコイルばね68
cにより上方に向かって付勢された前後方向に延びる円
柱体68dとによって形成されている。
【0053】そして、円柱体68dは、移動板側接続部
材68bから前後に若干突出するように長さ設定され、
この外部突出部分に上記接続溝61bが摺接状態で外嵌
されることによって可動架台6が平板側接続部材61a
および移動板側接続部材68bを介して移動板68に接
続されている。
【0054】かかる可動架台6と移動板68との接続構
造によれば、可動架台6の案内レール26に沿った移動
が円柱体68dを介して移動板68に伝達されるととも
に、可動架台6の円弧状の移動による高さレベルの変動
が、コイルばね68cで付勢されている円柱体68dの
上下動により吸収されるため、可動架台6と移動板68
との共動が円滑に行われることになる。
【0055】そして、上記スライド位置検出手段66お
よび制動手段67は、上記のような移動板68に形成さ
れている。スライド位置検出手段66は、移動板68の
前方位置に設けられたロータリエンコーダ66aと、こ
のロータリエンコーダ66aに回転を付与するラック6
6bとからなっている。ロータリエンコーダ66aは、
移動板68の前端部(図7の左方)に固定されたL字ブ
ラケット68eの水平板に、回転軸66cを垂下させた
状態で固定されているとともに、回転軸66cの下端部
には同心で固定されたピニオン66dが設けられてい
る。
【0056】このピニオン66dは、上記ラック66b
に噛合するように歯数および径寸法が設定されている。
従って、可動架台6が正逆移動したとき回転軸66cが
ラック66bに噛合しているピニオン66dを介して正
逆回転し、これによってロータリエンコーダ66aが回
転軸66cの回転数(すなわち可動架台6のスライド位
置)を検出するようになっている。
【0057】上記制動手段67は、本実施形態において
は、電磁クラッチが採用されている。この電磁クラッチ
は、回転軸66cに同心で固定された制動円板67a
と、この制動円板67aを挟持する上下一対の環状キャ
リパ67bと、環状キャリパ67bの下部で環状に形成
された電磁コイル67eとからなっている。上記一対の
環状キャリパ67bは、上部のものとして鉄等の磁性材
料からなる磁性体キャリパ67cが採用されている一
方、下部のものとして合成樹脂等からなる非磁性体キャ
リパ67dが採用されている。
【0058】上記電磁コイル67eは、移動板68上で
回転軸66cに遊嵌された環状のブッシュ67fの環状
溝に嵌装され、上面が上記非磁性体キャリパ67d下面
に当接した状態になっている。また、非磁性体キャリパ
67dの上部に制動円板67aの下面が対向配置されて
いるとともに、この制動円板67aの上部に磁性体キャ
リパ67cが配されている。
【0059】また、上記制動円板67aおよび磁性体キ
ャリパ67cの外周には環状のヨーク67gが配され、
電磁コイル67eが励磁された状態で電磁コイル67e
からヨーク67gおよび磁性体キャリパ67cを通って
電磁コイル67eに戻る磁路が形成され、これによる磁
性体キャリパ67cの電磁コイル67eへの吸着によっ
て制動円板67aが磁性体キャリパ67cと非磁性体キ
ャリパ67dとの間に押圧挟持され、回転軸66cの回
転が制動されるようになっている。
【0060】そして、本実施形態においては、制動手段
67は、遊技者が擬似スキー24を履いて遊技を開始す
るまでの間、および遊技が終了して遊技者が擬似スキー
24をホームポジションに戻した直後に作動させられ、
これによって遊技者の擬似スキー24履脱動作が容易に
なるようにしている。
【0061】また、移動板68の後端部には、コイルば
ね27の前端側を係止する一対の係止突片68fが突設
されているとともに、後方の幅フレーム21b(図6)
には各係止突片68fに対応した係止突片21eが突設
されている。各係止突片68f,21eは、互いに対応
した係止突片68f,21e間にコイルばね27を張設
した状態で、各コイルばね27が互いに平行になるよう
に設置位置が設定されている。そして、各コイルばね2
7は、伸長状態で係止突片68f,21e間に張設さ
れ、これによって各コイルばね27の付勢力で可動架台
6がホームポジションに向かうようにしている。また、
伸長状態でコイルばね27を張設したことにより、コイ
ルばね27の伸縮時に隣接する巻成片同士が当接に起因
した異音の発生を防止することができる。また、コイル
ばね27は、それぞれが平行四辺形の対向辺を形成する
ように2本採用されているため、1本の場合に比べて可
動架台6の可動範囲での伸長量を小さくして弾性変形量
を小さくすることが可能であり、その分耐用期間を長く
することができる。
【0062】図8は、コイルばね27を、可動架台6の
移動方向に直交する方向に向けて張設することによる作
用を説明するための説明図である。なお、図8において
は、説明を簡素化するためにコイルばね27は1本にし
ている。この図に示すように、擬似スキー24が操作部
本体21の幅方向中央部(ホームポジション)に位置し
たときのコイルばね27の長さ寸法を「a」、伸長され
る前のコイルばね27の長さ寸法を「b」、可動架台6
の中央部からの移動量を「x」、コイルばね27の後方
端と移動した後の可動架台6との間の距離を「L」、コ
イルばね27のばね定数の値を「E」、ばねの付勢力を
「F」とした場合、F=E×(L−b)となる。また、
L=√(x2+a2)であるから、F=E×(√(x2
2)−b)となる。ここで、xの変化に対するFの変
化の割合(dF/dx)を計算すると、(dF/dx)
=(E×x)/√(x2+a2)となる。この式によれ
ば、図9にグラフで示したように、xの変化に対するF
の変化の割合(Fの変化率、dF/dx)はxが「0」
のときは「0」であり、xの増加に応じて順次増加する
ことが判る。これに対して、コイルばねを可動架台6の
移動方向に延びるように張設する従来のコイルばね張設
方式においては、Fの変化率は一定であるため、擬似ス
キー24をホームポジションから移動させる当初から所
定の力を擬似スキー24に加えなければならず、実際の
スキー滑降時の挙動に比べて不自然である。因に、xが
十分に大きな値になると擬似スキー24の移動方向にコ
イルばねを張設した場合に近づいていく。
【0063】そして、本発明においては、擬似スキー2
4が中央位置にあるときは、擬似スキー24の幅方向へ
の移動量に対するコイルばね27の付勢力の変化率(d
F/dx)は「0」であり、従って、ホームポジション
からは擬似スキー24を幅方向に極めて容易に移動させ
ることが可能であるが、上記移動量が大きくなるに従っ
て2次曲線的に上記変化率が増大し、これによって実際
のスキー滑降時にエッジを立てて横滑りを行ったときと
略同等の状態が再現され、従来の付勢力の変化率が一定
のものに比べてより臨場感に優れたものになる。
【0064】図10は、制御手段による制動制御の一実
施形態を示すブロック図である。この図に示すように、
制御手段7は、スキー遊技装置1によるスキー遊技を制
御するものであり、遊技者が擬似スキー24を履いて料
金ボックス44に所定のコインを投入することにより制
御がスタートする。そして、制御手段7の制御によっ
て、スクリーン33にスキー場のゲレンデが遊技者の視
点で映し出され、遊技者はこの映像を見ながらスキーテ
クニックを駆使して擬似スキー24を操作することにな
る。そして、この操作が所定の検出手段を介して制御手
段7に入力され、この検出信号に基づいてスクリーン3
3の映像があたかもスキー滑降を行っているように変化
する。かかる映像の変化は、ROM71に記憶されたプ
ログラムに基づいて制御手段7により行われるようにな
っている。
【0065】かかる制御手段7は、遊技終了検出手段7
2を有している。この遊技終了検出手段72は、料金ボ
ックス44へのコイン投入後、あらかじめ遊技時間が設
定されたタイマーのタイムアップによって、あるいは遊
技者がスクリーン33中で転倒した状態になったこと、
または所定のゴールラインに到達したことを検出するこ
と等によって遊技の終了を検出するものである。そし
て、遊技終了検出手段72が遊技の終了を検出すると、
スライド位置検出手段66からの検出信号が制御手段7
に入力され、擬似スキー24が制動手段67により制動
されるようになっている。
【0066】図11は、制動制御動作を説明するフロー
チャートである。まず、スキー滑降遊技が終了したか否
かが判別され(ST1)、終了したときは擬似スキー2
4がホームポジションに位置しているか否かが判別され
る(ST2)。そして、擬似スキー24がホームポジシ
ョンに位置しているときには、制動手段67がオンされ
て擬似スキー24が移動しないようにロックされ(ST
3)、これによって遊技者は擬似スキー24が動かない
状態でスキー遊技装置1から容易に離れることが可能に
なる。ついで、上記制動手段67のロックの後、所定時
間が経過したか否かが判別され(ST4)、経過したと
きは、制動手段67による制動が解除される。ステップ
ST2でホームポジションに位置していないときは、擬
似スキー24がホームポジションに復帰するまで待って
から制動手段67がオンされ(ST3)、擬似スキー2
4が移動しないようにロックされる。
【0067】なお、制動手段67のロック動作はそのま
ま持続させてもよい。この場合、つぎの遊技者によって
コイン投入が検出されることを条件にロックが解除され
るようにすればよい。
【0068】本発明は、以上詳述したように、足場台の
幅方向に配設されたガイド部と、このガイド部に沿って
スライド可能なスライド部と、このスライド部の上部に
取付けられた一対のスキー板と、上記スライド部をスラ
イド範囲の中央位置に向けて付勢する付勢手段とを備
え、上記付勢手段は、上記スライド部と上記足場台との
間に介設され、上記足場台との取付け位置は、上記中央
位置から幅方向に直交する方向位置に設定したため、ス
キー板を履き、スキー滑降テクニックに沿うようにスキ
ー板を幅方向に移動させると、スキー板は、ガイド部に
ガイドされつつ幅方向に移動し、このときスキー板にス
ライド部を介して移動量に応じた付勢手段による付勢力
が加わるため、この付勢力により実際のスキー滑降時の
エッジを立てたときの感覚が得られる。
【0069】そして、付勢手段は、スキー板が中央位置
に位置した状態でスキー板の移動方向に直交する方向に
延びるように、スキー支持部材と足場台内の適所との間
に介設されているため、スキー板が中央位置にあるとき
は、スキー板の幅方向への移動量に対する付勢手段の付
勢力の変化率は小さく、従って、スキー板を幅方向に容
易に移動させることが可能であるが、上記移動量が大き
くなるに従って2次曲線的に上記変化率が増大し、これ
によって実際のスキー滑降時にエッジを立てて横滑りを
行ったときと略同等の状態が再現され、本発明のスキー
遊技装置は、従来の付勢力の変化率が一定のものに比べ
てより臨場感に優れたものになる。
【0070】上記付勢手段として引張りばねを用いれ
ば、スキー板に対する付勢構造を簡単なものにすること
ができる。また、引張りばねを、スライド部が中央位置
にあるとき伸長状態に設定することにより、引張りばね
の伸縮時に隣接する巻成片同士が当接に起因した異音の
発生を防止することができる。
【0071】引張りばねは、所定間隔を置いて2本並設
するようにしてもよい。こうすることによって、1本の
場合に比べてスキー板の可動範囲での伸長量を小さくし
て弾性変形量を小さくすることが可能であり、その分耐
用期間を長くすることができる。
【0072】スライド部のスライド動作に制動をかける
制動手段と、遊技動作の終了を判断する遊技終了検出手
段と、スライド部のスライド位置検出手段と、上記遊技
終了検出手段が遊技の終了を検出した後、上記制動手段
を作動させて制動を行う制御手段とを備えると、遊技終
了検出手段によって遊技の終了が判別された後、スライ
ド位置検出手段の検出に基づくスキー板の例えばホーム
ポジションへの復帰が確認された後、スキー板は制動手
段によって動かないようにロックされ、これによって遊
技者は安全にスキー板を脱ぐことができる。
【0073】ガイド部に幅方向に亘ってラックを配設
し、スライド部にはラックと噛合するピニオンを設け、
制動手段としてピニオン軸に連結された電磁クラッチを
採用することにより、スライド位置検出手段および制動
手段を簡単な構造で、しかも確実にスキー板の位置検出
および制動を行うことが可能になる。
【0074】スライド部は、基部と該基部に対して幅方
向に一体移動すると共に昇降可能なスキー板支持部とか
ら構成し、ガイド部は、中央位置(ホームポジション)
で最上位となるような円弧状に形成し、スキー板支持部
をガイドする円弧ガイド部とその下部に配設し、直線状
を有すると共に上記基部を幅方向にガイドする直線ガイ
ド部とから構成することによって、遊技者がスキーの滑
降テクニックにより、エッジを立てる動作をしたとき、
スキー板は斜めにながれるように幅方向に移動するた
め、実際のスキー滑降を行っている場合と同様の体位に
なり、これによって臨場感が向上する。しかも、この円
弧状の動きが、下部の直線ガイド部で直線運動に変換さ
れるため、この部分で容易に位置検出を行うことが可能
になり、設備コストの低減化に寄与する。
【0075】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0076】(1)上記の実施形態においては、付勢手
段として引張りばねであるコイルばね27が採用されて
いいるが、本発明は、付勢手段が引張りコイルばね27
であることに限定されるものではなく、付勢手段として
ゴムを採用してもよい。
【0077】(2)上記の実施形態においては、操作部
2の上面は円弧状に形成されているが、この円弧状は、
操作部2の表面側が円弧に沿うこと以外に、放物線や楕
円等の二次曲線、さらにはsinカーブ等の曲線に沿う
ように幅方向の中央部を膨出させることをも含むもので
ある。
【0078】(3)上記の実施形態においては、ゲーム
終了後に擬似スキー24は、それが中央部のホームポジ
ションに戻ったときに制動手段67によって制動される
ように構成されているが、本発明は、ゲーム終了後の擬
似スキーの制動位置について限定はなく、ゲーム終了時
点に遊技者がいる位置で制動してもよいし、あるいは側
部で制動する等、任意の位置で止めるようにすることが
できる。
【0079】(4)また、制動手段67を、停電等の緊
急時に動作させて擬似スキー24の移動を規制するよう
にしてもよい。こうすることによって緊急時に擬似スキ
ー24が動くことによる不都合を回避することができ
る。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、このガイド部に沿って
スライド可能なスライド部と、このスライド部の上部に
取付けられた一対のスキー板と、スライド部をスライド
範囲の中央位置に向けて付勢する付勢手段とを備えT構
成したため、スキー板を履き、スキー滑降テクニックに
沿うようにスキー板を幅方向に移動させると、スキー板
は、ガイド部にガイドされつつ幅方向に移動し、このと
きスキー板にスライド部を介して移動量に応じた付勢手
段による付勢力が加わり、これによって実際のスキー滑
降時のエッジを立てたときの感覚を得ることができる。
【0081】そして、付勢手段を、スキー板が中央位置
に位置した状態でスキー板の移動方向に直交する方向に
延びるように、スキー支持部材と足場台内の適所との間
に介設したため、スキー板が中央位置にあるときは、ス
キー板の幅方向への移動量に対する付勢手段の付勢力の
変化率は小さく、従って、スキー板を幅方向に容易に移
動させることができるとともに、移動量が大きくなるに
従って2次曲線的に変化率が増大し、これによって実際
のスキー滑降時にエッジを立てて横滑りを行ったときと
略同等の状態を再現することができ、スキー遊技を、従
来の付勢力の変化率が一定のものに比べてより臨場感に
優れたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスキー遊技装置の一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】開口部覆い構造を説明するための操作部の内部
構造を示す一部切欠き斜視図である。
【図3】積層覆い部材の一実施形態を示す斜視図であ
り、(イ)は各覆い板を積層する前の状態、(ロ)は積
層された各覆い板が上面カバーに装着された状態をそれ
ぞれ示している。
【図4】開口部覆い構造の作用を説明するための説明図
であり、(イ)は、擬似スキーが操作部本体の中央部に
位置した状態、(ロ)は擬似スキーが左方に移動しつつ
ある状態、(ハ)は擬似スキーが移動範囲の左端部に位
置した状態をそれぞれ示している。
【図5】操作部の構造をさらに詳細に説明するための正
面視の部分構造図である。
【図6】操作部の構造をさらに詳細に説明するための平
面視の部分構成図である。
【図7】スライド位置検出手段および制動手段を説明す
るための可動架台の側面視の部分断面図である。
【図8】コイルばねを、可動架台の移動方向に直交する
方向に向けて張設することによる作用を説明するための
説明図である。
【図9】付勢力の変化率を示すグラフである。
【図10】制御手段による制動制御の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図11】制動制御動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 スキー遊技装置 11 アジャスタ 12 キャスター 2 操作部 21 操作部本体 21a 側部フレーム 21b 幅フレーム 21c 操作部本体 21d 支持板 22 手摺り部材 22a ポール 22b 手摺り 23 上面カバー 23a 開口 24 擬似スキー 24a スキー板 24b 足載せ金具 25 ガイドレール(直線ガイド部) 26 案内レール(円弧ガイド部) 27 コイルばね(引張りばね) 28 ガイド部材 3 本体部 4 接続部 5 積層覆い部材 51 覆い板 51a〜51e 第1〜第5段目覆い板 52 長孔 52a〜52e 第1〜第5段目長孔 53 側部 54 切起し片 6 可動架台(スキー板支持部) 61 平板 62 垂直板 63 水平軸 64 ローラ 65 連結部材 66 スライド位置検出手段 67 制動手段 68 移動板(基部) F フロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磨樒 博文 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (72)発明者 永冨 正人 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場台の幅方向に配設されたガイド部
    と、このガイド部に沿ってスライド可能なスライド部
    と、このスライド部の上部に取付けられた一対のスキー
    板と、上記スライド部をスライド範囲の中央位置に向け
    て付勢する付勢手段とを備え、上記付勢手段は、上記ス
    ライド部と上記足場台との間に介設され、上記足場台と
    の取付け位置は、上記中央位置から幅方向に直交する方
    向位置であることを特徴とするスキー遊技装置。
  2. 【請求項2】 上記付勢手段は、引張りばねであること
    を特徴とする請求項1記載のスキー遊技装置。
  3. 【請求項3】 上記引張りばねは、上記スライド部が中
    央位置にあるとき伸長状態にあることを特徴とする請求
    項2記載のスキー遊技装置。
  4. 【請求項4】 上記引張りばねは所定間隔を置いて2本
    並設されていることを特徴とする請求項2又は3記載の
    スキー遊技装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のスキ
    ー遊技装置において、上記スライド部のスライド動作に
    制動をかける制動手段と、遊技動作の終了を判断する遊
    技終了検出手段と、スライド部のスライド位置検出手段
    と、上記遊技終了検出手段が遊技の終了を検出した後、
    上記制動手段を作動させて制動を行う制御手段とを備え
    たことを特徴とするスキー遊技装置。
  6. 【請求項6】 上記ガイド部には幅方向に亘ってラック
    が配設され、上記スライド部には上記ラックと噛合する
    ピニオンが設けられており、上記制動手段は上記ピニオ
    ン軸に連結された電磁クラッチであることを特徴とする
    請求項5記載のスキー遊技装置。
  7. 【請求項7】 上記スライド部は、基部と該基部に対し
    て幅方向に一体移動すると共に昇降可能なスキー板支持
    部とから構成され、上記ガイド部は、上記中央位置で最
    上位となるような円弧状に形成され、上記スキー板支持
    部をガイドする円弧ガイド部とその下部に配設され、直
    線状を有すると共に上記基部を幅方向にガイドする直線
    ガイド部とから構成されていることを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載のスキー遊技装置。
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