JPH11244441A - ゴルフパター練習機及びゴルフパター練習機のホール位置決定方法 - Google Patents

ゴルフパター練習機及びゴルフパター練習機のホール位置決定方法

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JPH11244441A
JPH11244441A JP5406698A JP5406698A JPH11244441A JP H11244441 A JPH11244441 A JP H11244441A JP 5406698 A JP5406698 A JP 5406698A JP 5406698 A JP5406698 A JP 5406698A JP H11244441 A JPH11244441 A JP H11244441A
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JP
Japan
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hole
inclined plate
golf putter
ball
cap
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JP5406698A
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Yasuaki Sugimoto
泰章 杉本
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KONO DENKI KOGYO KK
KOUNO DENKI KOGYO KK
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KONO DENKI KOGYO KK
KOUNO DENKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 距離を打ち分ける練習をすることができると
共に、ボールがホールに落ちる感覚を実感しつつパッテ
ィングの練習をすることができるようにする。 【解決手段】 一端を高くするように傾斜した平板状の
傾斜板11を備え、傾斜板11の表面にはマット12が
敷設され、この傾斜板11及びマット12には複数個の
ホール13を備え、且つ、各ホール13にはホールを塞
ぐキャップ14を備えると共に、キャップ14を作動さ
せてホールを開閉する開閉手段を備えたゴルフパター練
習機10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフの練習に用
いられる、ゴルフパター練習機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフパター練習機として、
幅を数十センチメートルとし、長さを2乃至3メートル
程度とする帯状の人工芝マットの一端の近辺にカップを
設け、このカップにボールを入れるもの等が提供されて
いる。ところで、ゴルフのプレーにおいて、パッティン
グ技術は非常に重要な技術の一つである。
【0003】即ち、グリーン上におけるパターによるパ
ットの打数と、スルーザグリーンにおけるパター以外の
クラブによるショットの打数とは、ほぼ同じ割合であ
る。そして、スルーザグリーンにおいては、多くのクラ
ブの中から、目的の距離及びボールの位置の状況によっ
てクラブを選択することが可能である。しかし、グリー
ン上では、一本のパターで、ごく短い距離から数十ヤー
ドの距離までを打ち分けなければならない。このため、
ストロークの強さによって、距離を調整する必要が生じ
ることになる。従って、一本のパターで目的の距離を打
ち分ける技術を身につける必要があり、距離感の習得を
目的としたパター練習機が提案されている。
【0004】このパッティングの練習を行うパター練習
機としては、アプローチ用ネット装置を備えたロングパ
ッティング装置とし、ボールの転がり距離を演算表示す
る円弧傾斜面を備え、円弧傾斜面の表部に距離表示の的
シートを取り付けたものがある(例えば、特開平8−2
52350号)。このパッティング装置は、的シートの
数字を標的としてボールを打つようにストロークを行っ
てボールを転がし、ボールに円弧傾斜面を昇らせること
により、省スペースでのロングパッティングの練習を可
能とし、且つ、距離感覚の習得を可能とするものであ
る。
【0005】又、他のパター練習機は、ボールの通過を
感知する2つの光センサを備え、演算装置により、ボー
ルの速度と方向から転がる方向及び転がる距離を算出
し、実際の距離を打つことなく距離感覚を習得すること
ができるパッティングシュミレーション装置とするもの
である(例えば、特開平6−142258号)。更に、
パター練習機として、目盛線及び指示数値を表示した傾
斜面を備え、傾斜面に向かってボールを打つことによ
り、省スペースでのロングパット練習を可能とし、且
つ、距離間隔の習得を可能とするロングパット練習具が
ある(例えば、実開平2−35766号)。
【0006】上述したゴルフパター練習機は、いずれ
も、ストロークの強さによって距離を打ち分けるため
に、距離感の習得を目的とし、且つ、省スペースにてロ
ングパットの練習を可能とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したホー
ルが備えられていないゴルフパター練習機においては、
ボールがホールに落ちる感覚を実感できず、目標に合わ
せた練習を行い難いという問題点を有していた。又、傾
斜面上におけるボールの到達位置によって距離の確認を
行うゴルフパター練習機においては、到達位置の確認の
ために傾斜面上に記されている目盛りを読みとることが
必要であり、この確認のためにヘッドアップしてパッテ
ィングフォームを崩すことがあり、パットに集中できな
い等の問題点を有していた。更に、一個のみのホールを
有するゴルフパター練習機においては、練習できる距離
が限られ、距離を打ち分ける練習をするには練習する者
が工夫をしなければならない欠点があった。
【0008】このため、上述した問題点を解決するゴル
フパター練習機が要望されていた。そこで、請求項1に
記載の発明は、複数の所定の距離に対するストロークの
感覚の練習ができ、且つ、ボールが開口したホールに到
達した際にホールに落ちる感覚を実感できると共に、ボ
ールの到達位置の確認を必要としないゴルフパター練習
機を提供するものである。
【0009】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のゴルフパター練習機より更に省スペースにて、ロ
ングパットの練習ができるゴルフパター練習機を提供す
るものである。そして、請求項3に記載の発明は、開口
するホールを容易に変更して距離の異なるパッティング
練習を簡単に行える小型の開閉手段を備えたゴルフパタ
ー練習機を提供するものである。
【0010】更に、実際のグリーンは芝であるため、こ
の芝に近い感覚でパター練習ができることが望まれる。
そこで、請求項4に記載の発明は、芝に近い感覚でパタ
ー練習ができるゴルフパター練習機を提供するものであ
る。又、パターで打ち出したボールを目で追うためにヘ
ッドアップし、パッティングフォームを崩すという問題
がある。
【0011】そこで、請求項5に記載の発明は、目で追
わずにボールの転がるコースを確認できるゴルフパター
練習機を提供するものである。又、請求項6に記載の発
明も、請求項5に記載の発明とは別の方法によって、目
で追わずにボールの転がるコースを確認できるゴルフパ
ター練習機を提供するものである。
【0012】更に、請求項7に記載の発明も、目で追わ
ずにボールの到達位置を確認できるゴルフパター練習機
を提供するものである。又、ボールの転がり方は傾斜面
の角度や形状及び人工芝等の面の状況により異なる。し
かし、ストロークの強さによってボールの転がる距離感
を習得するためには、同じ条件で繰り返し練習すること
が望ましい。
【0013】そこで、請求項8に記載の発明は、複数の
ゴルフパター練習機において、同じ条件で練習するため
の方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に記載の発明は、パターでボールを打ち出し、ストロー
クの強さによってボールの転がる距離感を習得するため
のゴルフパター練習機(10)であって、一端を高くす
るように傾斜した平板状の傾斜板(11)を設け、傾斜
板(11)の表面にはマット(12)を敷設すると共
に、傾斜板(11)及びマット(12)には複数個のホ
ール(13)を設け、且つ、各ホール(13)にはホー
ル(13)を塞ぐキャップ(14)を設け、更に、キャ
ップ(14)を作動させてホール(13)を開閉する開
閉手段(20)を設けたゴルフパター練習機(10)と
するものである。
【0015】このように、一端を高くするように傾斜し
た平板状の傾斜板(11)を設けることにより、省スペ
ースでのロングパットの練習が可能となる。又、傾斜板
(11)の表面にマット(12)を敷設することによ
り、傾斜板(11)上をボールが転がる際に異音を発す
ることなくボールを滑らかに転がすことができる。そし
て、傾斜板(11)及びマット(12)に複数個のホー
ル(13)を設け、更に、各ホール(13)にホール
(13)を塞ぐキャップ(14)を設け、且つ、キャッ
プ(14)を作動させてホール(13)を開閉する開閉
手段(20)を設けたことにより、プレーヤーが選択し
た一つのホールを開口させ、複数の所定の距離に対する
練習を可能とし、且つ、ホール(13)に落ちる感覚を
実感できる。そして、目標とする一のホール(13)の
みを開口することにより、距離を任意に選択すると共
に、ボールがホール(13)に到達した際には、ボール
の到達位置の確認を必要とせず、パットに集中すること
ができる。
【0016】又、請求項2に記載の発明は、パターでボ
ールを打ち出し、ストロークの強さによってボールの転
がる距離感を習得するためのゴルフパター練習機(1
0)であって、一端を高くするように傾斜角を順次大き
くするように滑らかに湾曲した傾斜板(11)を設け、
傾斜板(11)の表面にはマット(12)を敷設する共
に、傾斜板(11)及びマット(12)には複数個のホ
ール(13)を設け、且つ、各ホール(13)にホール
(13)を塞ぐキャップ(14)を設け、更に、キャッ
プ(14)を作動させてホール(13)を開閉する開閉
手段(20)を設けたゴルフパター練習機(10)とす
る。
【0017】このように、一端を高く且つ傾斜角を順次
大きくするように滑らかに湾曲した傾斜板(11)を備
えたゴルフパター練習機(10)としたことにより、傾
斜板(11)の手前側では緩い傾斜を成し、且つ、傾斜
板(11)の奥側では急な傾斜を成すようにすることが
できる。このため、パットを行う際には平坦で違和感が
ないようにし、且つ、ボールが先に転がるに従ってボー
ルの転がる速度を急激に減少させることができる。従っ
て、請求項1に記載した発明のゴルフパター練習機(1
0)よりも、更に、省スペースとしつつ同様のロングパ
ットの練習ができる。
【0018】又、請求項3に記載の発明は、キャップ
(14)を作動させる開閉手段(20)としては、キャ
ップ(14)を上下に移動させるシリンダー装置(2
1)及びシリンダー装置(21)を収納する円筒型のケ
ース(24)で構成するゴルフパター練習機(10)と
するものである。このように、開閉手段(20)を、キ
ャップ(14)を上下に移動させるシリンダー装置(2
1)及びシリンダー装置(21)を収納する円筒型のケ
ース(24)で構成したことにより、小型で、且つ、キ
ャップ(14)の開閉が容易であり、開口するホールを
簡単に選択することが可能なゴルフパター練習機(1
0)とすることができる。
【0019】又、請求項4に記載の発明は、傾斜板(1
1)に敷設するマット(12)としては、表面が人工芝
で形成されたマット(12)を用い、同じマット(1
2)をキャップ(14)の表面にも敷設したゴルフパタ
ー練習機(10)とするものである。このように、傾斜
板(11)に敷設するマット(12)を、表面が人工芝
で形成されたマット(12)とし、同じマット(12)
をキャップ(14)の表面にも敷設したことにより、実
際の芝の感覚に近い感覚でパター練習ができることにな
る。
【0020】又、請求項5に記載の発明は、傾斜板(1
1)の全景を撮影するビデオカメラ(41)及びビデオ
カメラ(41)で撮影した映像を映し出すモニター装置
(42)を設け、モニター装置(42)は、パッティン
グポジション(50)の床面(60)に設置したゴルフ
パター練習機(10)とするものである。このように、
傾斜板(11)の全景を撮影するビデオカメラ(41)
及びビデオカメラ(41)で撮影した映像を映し出すモ
ニター装置(42)を設け、且つ、モニター装置(4
2)を、パッティングポジション(50)の床面(6
0)に設置したことにより、ボールの転がるコースを目
で追わなくても確認することができる。
【0021】又、請求項6に記載の発明は、傾斜板(1
1)の全景を映し出す鏡をパッティングポジション(5
0)の床面(60)に設けたゴルフパター練習機(1
0)とするものである。このように、傾斜板(11)の
全景を映し出す鏡をパッティングポジション(50)の
床面(60)に設置したことにより、請求項5に記載の
発明とは別の方法によって、ボールの転がるコースを目
で追わなくても確認することができる。
【0022】又、請求項7に記載の発明は、センサー
(45)を傾斜板(11)の側方に設け、このセンサー
(45)によりボールの位置を検出し、ボールの位置に
応じて順次異なる音を発する発音装置(46)を設けた
ゴルフパター練習機(10)とするものである。このよ
うに、センサー(45)を傾斜板(11)の側方に設
け、センサー(45)によりボールの位置を検出し、ボ
ールの位置に応じて順次異なる音を発する発音装置(4
6)を設けたことにより、ボールの到達位置を目で追わ
なくても確認することができる。
【0023】又、請求項8に記載の発明は、一定の傾斜
角と所定間隔の目盛りとを有するガイドレール(31)
を備えたボール転がり原器(30)を用いることとし、
一端を高した傾斜板(11)を備え、この傾斜板(1
1)には複数個のホール(13)を備え、且つ、各ホー
ル(13)にはホール(13)を塞ぐキャップ(14)
とホール(13)を開閉する開閉手段(20)とを備え
たゴルフパター練習機(10)の各ホール(13)の位
置を決定するに際し、ガイドレール(31)の目盛り
(33)位置からボールを転がし、傾斜板(11)上で
停止した位置にホール(13)を形成するゴルフパター
練習機(10)のホール位置決定方法とした。
【0024】このような方法を用いてゴルフパター練習
機(10)のホール(13)の位置を決定することによ
り、傾斜板(11)の形状や、マット(12)の材質な
どが異なるゴルフパター練習機(10)においても、同
じストロークの条件でパター練習ができるゴルフパター
練習機(10)とすることが容易に可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係るゴルフパター練習機
の第一の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明に係るゴルフパター練習機10の第一の実施
の形態を示す斜視図である。
【0026】図2は、本発明に係るゴルフパター練習機
10の第一の実施の形態を示す側面断面図である。図3
は、本発明に係るゴルフパター練習機10の第一の実施
の形態を示す正面断面図である。このゴルフパター練習
機10は、ストロークの強さによってボールの転がる距
離感を習得するためのゴルフパター練習機10であっ
て、主にゴルフ練習場等の室内に設置するものである。
【0027】このゴルフパター練習機10は、複数のホ
ール13を形成した傾斜板11、この傾斜板11の表面
を覆うマット12、更に各ホール13を各々塞ぐキャッ
プ14とキャップ14を作動させてホール13を開閉す
ることができる開閉手段20により形成するものであ
る。この傾斜板11は平板形状とし、傾斜板11を下方
から支持している支柱15によって先端側の端部が高く
され、又、反対側の端部は床面60に接し、傾斜板11
の上面と床面60との接続部は段差を生じさせないよう
にして床面60へ滑らかに接続して傾斜させるものとし
ている。
【0028】又、傾斜板11の表面にはマット12を敷
設し、このマット12は、傾斜板11の高くされている
先端側端部からゴルフパター練習機10が設置されてい
る床面60の平坦な部分まで延出して敷設している。
尚、マット12が敷設されている床面60の平坦な部分
は、パッティングポジション50とするものである。
【0029】又、傾斜板11及びマット12には、実際
のグリーン上のカップと同径とした直径約10センチメ
ートルのホール13を複数個形成している。そして、各
ホール13には、ホール13を塞ぐキャップ14を設
け、且つ、ホール13の近辺の傾斜板11の裏面には、
キャップ14を作動させてホール13を開閉する開閉手
段20を設けている。
【0030】このように、本実施の形態のゴルフパター
練習機10は、先端を高くした平板状の傾斜板11を用
いて形成しているため、傾斜板11に打ち出されたボー
ルの速度が漸減し、省スペースにてロングパットの練習
を可能としている。又、傾斜板11の表面にマット12
を敷設したことで、ボールが傾斜板11上を異音をさせ
ることなく滑らかに転がるようにしている。
【0031】又、傾斜板11及びマット12に複数個の
ホール13を形成したことにより、異なる所定の距離を
選択してパットの練習をすることができ、各ホール13
にホール13を塞ぐキャップ14を設けたことにより、
目標としない他のホール13を塞ぎ、打ち出したボール
が誤って落ちないようにしている。このように、傾斜板
11及びマット12に5個などの複数個のホール13を
形成し、且つ、各ホール13にはホール13を塞ぐキャ
ップ14を設けると共に、各ホール13にはキャップ1
4を作動させてホール13を開閉する開閉手段20を設
けたことにより、ホール13の開閉を容易に行うことが
できるようにし、目標とする一のホール13を容易に開
口できるようにしているものである。
【0032】そして、このゴルフパター練習機10は、
主に室内に設置するものとし、傾斜板11は幅2メート
ル程度とし、長さ5メートル程度としている。又、傾斜
板11の床面60に対する角度は、一般的なグリーン上
において30ヤード程度の距離を転がすストロークで打
った際に、ボールが傾斜板11の上端部の近辺にまで達
するような角度としている。
【0033】尚、先端側のホール13までの距離を30
ヤード近くのパッティングの強さで転がす距離とし、ホ
ール13を5個程度設けることにより5乃至6ヤード毎
の差をもったパッティングの練習をすることが可能とな
り、パッティングの強さの変化を明確に意識した練習が
可能となるものである。そして、図4の(A)及び
(B)は、本発明に係るゴルフパター練習機10のホー
ル13、キャップ14及び開閉手段20の側面断面図で
あって、開閉手段20の動作の様子を示している。
【0034】この開閉手段20は、キャップ14を上下
に移動させてホール13を開閉する装置とし、各ホール
13の下方に開閉手段20を設けることとし、キャップ
14を移動させるシリンダー装置21及びシリンダー装
置21を収納するケース24により開閉手段20を形成
している。このシリンダー装置21は、空気圧又は油圧
などでピストンロッド22を上下に移動させる装置であ
って、ピストンロッド22及びシリンダー本体23を備
えている。
【0035】又、ケース24は、底面を有する円筒形状
を成し、円筒の口径はホール13と同径とし、且つ、円
筒の上端部には傾斜板11の床面60に対する角度と同
角度の傾斜を設けている。そして、ケース24の内側に
はシリンダー装置21を配置し、シリンダー本体23は
ケース24の底面に固定している。又、各キャップ14
は、各ホール13の径より僅かに小さい円柱形状とし、
且つ、キャップ14の表面には傾斜板11の床面60に
対する角度と同角度の傾斜を設けている。更に、キャッ
プ14の表面には傾斜板11の表面と同じマット12を
敷設している。そして、このキャップ14をシリンダー
装置21のピストンロッド22の上端部に取り付けるも
のである。
【0036】更に、この開閉手段20は、各ホール13
に、ケース24の開口部を傾斜板11の傾斜に合わせて
取り付けられている。図4の(A)は、ホール13を開
けたときの状態を示している。開閉手段20のピストン
ロッド22は下方に移動し、これに伴ってキャップ14
も下方に移動してホール13を開口している。
【0037】図4の(B)は、ホール13を閉じたとき
の状態を示している。開閉手段20のピストンロッド2
2は上方に伸び、キャップ14の表面と傾斜板11の表
面とが一致するように設けられている。このように、開
閉手段20をキャップ14を上下に移動させるシリンダ
ー装置21及びシリンダー装置21を収納する円筒型ケ
ース24としたことにより、開閉手段20を小型の装置
とすることができ、且つ、ホール13の開閉を容易に行
うことができる。
【0038】又、キャップ14の表面には傾斜板11の
表面と同じマット12を敷設し、且つ、傾斜板11の表
面と高さを一致させて閉じるようにしているため、ピス
トンロッド22を延ばしてキャップ14によりホール1
3を閉鎖した際、ボールが塞がれているホール13の上
方を通過しても方向や転がり方が変化しない。更に、開
口しているホール13にボールが到達した際には、ボー
ルがホール13に落ちる感覚を実感できる。又、ボール
がホール13に到達すれば、ボールの到達の確認を必要
とせず、ボールの位置を目で追わずに確認できることと
なり、パットに神経を集中することができる。
【0039】尚、ピストンロッド22やケース24の軸
線を傾斜板11の平面と直交させるように設けることも
有る。この場合は、ホール13の軸線が垂直から傾くこ
とになるも、キャップ14を平板形状とし開閉手段20
やキャップ14を備えたホール13の形成が容易とな
る。又、傾斜板11の表面に敷設されているマット12
の表面は、人工芝で形成することが好ましい。
【0040】このように、マット12の表面を人工芝と
することにより、実際のグリーン上の感覚に近い感覚で
練習でき、違和感のないパッティング練習を行うことが
できる。又、傾斜板11の両側の端部及び上端部の近辺
には、傾斜板11から上方に突出する突出縁16を設け
る。
【0041】このような突出縁16を設けることによ
り、ボールが傾斜板11の外に転がり出ることが防止で
きる。次に、上述のゴルフパター練習機10の使用方法
を説明する。まず、5個のホール13のうち、一のホー
ル13を開口する。このとき、他のホール13はキャッ
プ14によって塞いでいる。そして、パッティングポジ
ション50とされるマット12が敷設されている床面6
0上の平坦な部分にボールを置き、ここから開口したホ
ール13を目標としてボールを打ち出す。そして、開口
したホール13にボールが到達した際には、ボールはホ
ール13に落ちる。このとき、そのホール13のピスト
ンロッド22を上方に移動させることで、ホール13に
落ちたボールを上方に押し出すことができる。このた
め、押し出されたボールは傾斜板11上を転がり、パッ
ティングポジション50に戻すことができる。又、開口
したホール13にボールが到達しなかった場合には、ボ
ールは傾斜板11上を転がり落ちてパッティングポジシ
ョン50の近くに戻ってくる。更に、開口していない他
のホール13は、キャップ14で塞がれているため、ボ
ールが誤って落ちることがなく、且つ、これらのキャッ
プ14の表面は傾斜板11の表面と一致しており、ボー
ルが衝突する等して練習の妨げとなることがない。
【0042】従って、パットを行ったボールがマット1
2の上に残ってパッティングコースを遮ることがなく、
集中したパットの練習を繰り返すことができる。そし
て、他のホール13に関しても、特定の一つのホール1
3を選択して開口させ、同様のパットを繰り返すことに
より、5つの所定の距離に対するパットの練習を行うこ
とがことができる。
【0043】尚、開閉手段20の操作盤は、パッティン
グポジション50の近くに設けておき、プレーヤーが操
作盤のスイッチを操作することによりホール13を選択
して開口するホール13を決定できるようにすることが
好ましい。又、操作盤のスイッチを操作することにより
キャップ14を上下に移動させてホール13を開閉する
のみでなく、ケース24の内部にセンサーを設け、開口
しているホール13にボールが入ったとき、一旦キャッ
プ14をピストンロッド22により上方へ移動させ、短
時間だけホール13を閉じてボールを押し出し、自動的
にホール13からボールを押し出してパッティングポジ
ション50に戻すようにすることもある。
【0044】このように、開閉手段20にシリンダー装
置21及びケース24を用いたことにより、開閉手段2
0を小型にすることができ、且つ、操作を容易にするこ
とができた。そして、この操作は、例えば、手動又は自
動のスイッチ操作によって行うことができ、目標とする
ホール13を簡単に開閉することができる。このよう
に、ホール13にカップインしたボールもパッティング
ポジション50に戻すことができるようにしておけば、
一つのボールで繰り返して集中したパットの練習を行う
ことができる。
【0045】更に、開閉手段20は、本実施の形態で示
したシリンダー装置21に限るものでなく、キャップ1
4を下方に向かって分割して開口する蓋とすることもで
きる。 このように分割開口するキャップ14を作動さ
せる開閉手段20を設ける場合は、ホール13に落ちた
ボールを戻すための手段を別に設ける必要がある。即
ち、ホール13に落ちたボールを戻すためのガイドパイ
プをホール13下方に取り付けることとし、ガイドパイ
プを通過したボールの取り出し口をショットポジション
50の近辺に設けるものである。尚、ボールの取り出し
口はショットポジション50の近辺に設ける場合に限る
ものではない。
【0046】そして、本実施の形態においては、ホール
13の数は5個としたが、4個又は6個とすることもあ
り、5個に限られるものではない。又、傾斜板11の幅
を3乃至4メートル程度とし、目標とするホール13の
最大傾斜線からパットを行う位置を左右にずらした位置
とすることにより、スライスショットの練習も可能なゴ
ルフパター練習機10とすることができる。
【0047】そして、傾斜板11の長さも、5メートル
程度に限られず、設置場所に合わせ、長く又は短くする
ことができる。又、傾斜板11の床面60に対する角度
は、傾斜板11の長さや、マット12の摩擦に応じて設
定すれば足りる。更に、以下に、第一の実施の形態で示
したゴルフパター練習機10よりも省スペースにて、ロ
ングパットの練習ができるようにした、本発明の係るゴ
ルフパター練習機10の第二の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0048】図5は、本発明に係るゴルフパター練習機
10の第二の実施の形態の斜視図である。このゴルフパ
ター練習機10は、ホール13を備えた傾斜板11、傾
斜板11の表面を覆うマット12、ホール13を塞ぐキ
ャップ14及びキャップ14を移動させてホール13を
開閉する開閉手段20を設けることは前述のゴルフパタ
ー練習機10と同様である。
【0049】そして傾斜板11には、滑らかに湾曲した
湾曲板形状を用い、下方を支柱15によって支持し、傾
斜板11の先端側の端部を高くすると共に、先端側の傾
斜角を順次大きくしている。又、反対側の端部は床面6
0へ滑らかに接続している。又、第一の実施の形態のゴ
ルフパター練習機10と同様に、傾斜板11の表面には
マット12を敷設し、又、傾斜板11及びマット12に
は、実際のグリーン上のカップと同径のホール13を形
成している。そして、各ホール13には、ホール13を
塞ぐキャップ14を設け、且つ、ホール13の下方に
は、キャップ14を移動させてホール13を開閉する開
閉手段20を設けている。
【0050】このように、傾斜板11の先端を高く且つ
傾斜角を順次大きくするように滑らかに湾曲した湾曲板
形状とした傾斜板11を用いることにより、傾斜板11
の手前側では緩い傾斜とし、且つ、傾斜板11の奥側で
は急な傾斜を形成することができる。従って、パットを
する際には違和感を感じさせないようにし、且つ、ボー
ルが先に転がるに従いボールの転がる速度を急激に減少
させることができる。このため、第一の実施の形態で示
した平板形状の傾斜板11を用いたゴルフパター練習機
10よりも、更に省スペースにて、より長いロングパッ
トの練習ができる。
【0051】又、第一及び第二の実施の形態で示したよ
うに、ゴルフパター練習機10の傾斜板11の形状が異
なれば、ボールの転がり方は異なる。しかし、ストロー
クの強さによってボールの転がる距離感を習得するため
には、傾斜板11の形状等の異なるゴルフパター練習機
10においても、同じストロークの条件で繰り返し練習
することが望ましい。
【0052】このため、図6に示す、ボール転がり原器
30を用いてゴルフパター練習機10のホール13の位
置を決定することとし、同じストロークの条件でパター
練習ができるようにした。このボール転がり原器30
は、ホール13の位置を決定するためのものであって、
一定の傾斜角と所定間隔の目盛り33とを有するガイド
レール31を備えている。
【0053】ガイドレール31は、下方に備えられてい
る支柱35によって一端が高くされ、又、反対側の端部
は床面60と滑らかに接している。又、ガイドレール3
1の側面には所定間隔の目盛り33を設けている。図7
に、ボール転がり原器30の使用方法を示す。このボー
ル転がり原器30を用いてゴルフパター練習機10の各
ホール13の位置を決定するに際し、先ず、ボール転が
り原器30の接地端部をパッティングポジション50の
位置に合わせ、且つ、ゴルフパター練習機10と向かい
合わせて設置する。
【0054】そして、ボール転がり原器30のガイドレ
ール31の一の目盛り33の位置からボールを転がし、
ゴルフパター練習機10の傾斜板11上で停止した位置
にホール13を形成する。そして、同様に、ガイドレー
ル31の他の目盛り33位置からボールを転がし、傾斜
板11上で停止した各位置にホール13を形成するもの
である。
【0055】尚、所定の目盛り33から転がしたボール
が特定のホール13位置で停止するように、マット12
の材質や厚みを調整して傾斜板11に張り付けることも
ある。このように、ボール転がり原器30を用いて、ゴ
ルフパター練習機10の各ホール13の位置を決定する
ことにより、傾斜板11の形状や角度、更にマット12
の材質などが異なるゴルフパター練習機10において
も、同じ条件でショットした場合にボールが到達する位
置にホール13の位置を決めることができる。
【0056】従って、傾斜板11の形状等が異なるゴル
フパター練習機10においても、同じストロークの条件
でパッティングの練習をすることができる。又、図8に
示すように、ゴルフパター練習機10にビデオカメラ4
1及びモニター装置42を設ける場合がある。この場
合、ゴルフパター練習機10の上方に、傾斜板11の全
景を撮影するビデオカメラ41を設け、且つ、パッティ
ングポジション50の近辺にこのビデオカメラ41で撮
影した映像を映し出すモニター装置42を設けるもので
ある。
【0057】このように、傾斜板11の全景を撮影する
ビデオカメラ41及びビデオカメラ41の映像を映し出
すモニター装置42を設けることとし、モニター装置4
2をパッティングポジション50の床面60に設置する
ことにより、傾斜板11上を転がるボールをモニター装
置42に視線を移すだけで確認することができる。従っ
て、パターで打ち出したボールの転がるコースを目で追
うためにパッティングフォームを崩す場合があったのに
対し、ビデオカメラ41等を設けることにより、ボール
の転がるコースを目で追わなくても確認することがで
き、ヘッドアップを防止してパッティングフォームを安
定させ、正しいフォームでの練習することができる。
【0058】又、図9に示すように、ゴルフパター練習
機10に鏡を設ける場合もある。この場合は、ゴルフパ
ター練習機10の上方に、傾斜板11の全景を映すため
の凸面鏡43を備え、且つ、パッティングポジション5
0の近辺に、この凸面鏡43を映すための平面鏡44を
設けるものである。このように、二枚の鏡を組み合わせ
て設けることにより、傾斜板11上を転がるボールを平
面鏡44に写し出すことができ、ヘッドアップをするこ
となく平面鏡44に視線を移すだけボールの転がりを確
認することができる。
【0059】尚、ゴルフパター練習機10の上方に備え
る鏡は凸面鏡43に限られず、平面鏡44等をすること
もできる。もっとも、凸面鏡43にしておけば、小型の
ものを用いて傾斜板11の全景を映し出すことができ
る。又、ショットポジションの近辺に備える鏡は平面鏡
44に限られず、凸面鏡43とすることもある。又、図
10に示すように、ゴルフパター練習機10に、ボール
の位置を検出するための多数のセンサー45傾斜板11
の側方に設け、センサー45によりボールの位置を検出
し、ボールの位置に応じて順次異なる音を発する発音装
置46を設けることがある。
【0060】このように、センサー45及び発音装置4
6を設けることにより、パッティングポジション50か
ら視線をずらすことなく、ボールの傾斜板11上の到達
位置を確認することができる。従って、頭の位置を固定
した状態でボールの到達位置を確認でき、パッティング
に集中しつつヘッドアップをしない正しいフォームで練
習することが可能となり、パッティングフォームを安定
させることができる。
【0061】尚、異なる音を発する発音装置46として
は、単に周波数が順次異なり、音程が変化する音を発音
する発音装置46に限ることなく、例えば、一定周波数
の音色であっても、断続音として中断時間の間隔が順次
異なる音を発音させる発音装置46とすることもある。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、平板状の傾斜板の一端を高くしたことにより、
傾斜板上でボールの速度を漸減させ、省スペースでのロ
ングパットの練習が可能となる。又、傾斜板の表面にマ
ットを敷設したことにより、傾斜板上をボールが転がる
際に異音をたてることなく滑らかに転がすことができ
る。又、傾斜板及びマットに複数個のホールを備え、更
に、各ホールにキャップを備え、且つ、開閉手段を備え
たゴルフパター練習機であるから、複数の所定の距離に
対する練習が可能であり、且つ、ボールがホールに落ち
る感覚を実感できる。そして、目標とする一のホールの
みを開口し、ホールインした場合には、ボールの位置確
認を必要とせず、パットに集中できるものである。そし
て、パットを行ったボールを傾斜板によりパッティング
ポジションに戻すことができるため、数少ないボールで
繰り返してパットの練習を行うことができる。更に、目
標とするホールの最大傾斜線からパットを行う位置をず
らすときは、スライスラインやフックラインの練習もで
きる場合がある。
【0063】又、請求項2に記載の発明は、一端を高く
するように傾斜角を順次大きくするように滑らかに湾曲
した傾斜板を備えたゴルフパター練習機であるから、請
求項1に記載の発明のゴルフパター練習機より更に省ス
ペースにて、同様のロングパットの練習ができる。又、
請求項3に記載の発明は、開閉手段を、シリンダー装置
及びケースで構成している故、開閉手段を小型にするこ
とができ、更に、開口するホールを一つだけ選択して取
り扱うことを容易とすることができる。
【0064】又、請求項4に記載の発明は、傾斜板に表
面が人工芝で形成されたマットを敷設し、同じマットを
キャップの表面にも敷設したゴルフパター練習機とする
ものであるから、実際のグリーン上の芝に近い感覚でパ
ター練習ができ、更に、ボールがキャップの上を通過し
た際にも、ボールの方向や転がり方が変化しないもので
ある。
【0065】又、請求項5に記載の発明は、傾斜板の全
景を撮影するビデオカメラ及びビデオカメラの映像を映
し出すモニター装置を備えたゴルフパター練習機である
から、ボールの転がるコースを目で追わなくても確認で
き、パッティングフォームを安定させることができる。
又、請求項6に記載の発明は、傾斜板の全景を映し出す
鏡をショットポジションの近辺に備えたゴルフパター練
習機であるから、ボールの転がるコースを目で追わなく
ても確認でき、パッティングフォームを安定させること
ができる。
【0066】又、請求項7に記載の発明は、傾斜板の側
方に設置したセンサーによりボール位置を検出し、ボー
ル位置に応じて順次異なる音を発する発音装置を備えた
ゴルフパター練習機であるから、ボールの到達位置を目
視せず音によって確認でき、パッティングに集中してパ
ッティングフォームを安定させることができる。又、請
求項8に記載の発明は、ゴルフパター練習機のホール位
置を決定するに際し、一定の傾斜角と所定間隔の目盛り
とを有するガイドレールを備えたボール転がり原器を用
いてホール位置を決定する故、傾斜板の形状等の異なる
複数のゴルフパター練習機において、同じ条件でホール
の位置を決定することができる。
【0067】このため、ゴルフパター練習機が異なり、
ゴルフパター練習機の形状やマットの材質が異なる場合
であっても、常に同じ距離に設定された各ホールへの複
数の距離のパッティング練習をすることが可能となり、
更に、練習場が異なる場合にも同じ距離の条件とした複
数距離のパッティング練習をすることができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフパター練習機の第一の実施
の形態を示す斜視図。
【図2】本発明に係るゴルフパター練習機の第一の実施
の形態を示す側面断面図。
【図3】本発明に係るゴルフパター練習機の第一の実施
の形態を示す正面断面図。
【図4】本発明に係るゴルフパター練習機に備えられる
開閉手段の側面断面図。
【図5】本発明に係るゴルフパター練習機の第二の実施
の形態を示す斜視図。
【図6】ボール転がり原器の斜視図。
【図7】ゴルフパター練習機及びボール転がり原器の使
用状態を示す斜視図。
【図8】本発明に係るゴルフパター練習機の斜視図。
【図9】本発明に係るゴルフパター練習機の斜視図。
【図10】本発明に係るゴルフパター練習機の斜視図。
【符号の説明】
10 ゴルフパター練習機 11 傾斜板 12 マット 13 ホール 14 キャップ 15 支柱 16 突出縁 20 開閉手段 21 シリンダー装置 22 ピストンロ
ッド 23 シリンダー本体 24 ケース 30 ボール転がり原器 31 ガイドレー
ル 33 目盛り 35 支柱 41 ビデオカメラ 42 モニター装
置 43 凸面鏡 44 平面鏡 45 センサー 46 発音装置 50 パッティングポジション 60 床面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターでボールを打ち出し、ストローク
    の強さによってボールの転がる距離感を習得するための
    ゴルフパター練習機であって、一端を高くするように傾
    斜した平板状の傾斜板を備え、傾斜板の表面にはマット
    が敷設されており、この傾斜板及びマットには複数個の
    ホールを備え、且つ、各ホールにはホールを塞ぐキャッ
    プを備えると共に、キャップを作動させてホールを開閉
    する開閉手段を備えていることを特徴とするゴルフパタ
    ー練習機。
  2. 【請求項2】 パターでボールを打ち出し、ストローク
    の強さによってボールの転がる距離感を習得するための
    ゴルフパター練習機であって、一端を高くするように傾
    斜角を順次大きくするように滑らかに湾曲した傾斜板を
    備え、傾斜板の表面にはマットが敷設されており、この
    傾斜板及びマットには複数個のホールを備え、且つ、各
    ホールにはホールを塞ぐキャップを備えると共に、キャ
    ップを作動させてホールを開閉する開閉手段を備えてい
    ることを特徴とするゴルフパター練習機。
  3. 【請求項3】 開閉手段は、キャップを上下に移動させ
    るシリンダー装置及びシリンダー装置を収納する円筒型
    のケースで構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のゴルフパター練習機。
  4. 【請求項4】 傾斜板に敷設するマットは、表面が人工
    芝で形成されたマットであって、同じマットがキャップ
    の表面にも敷設されていることを特徴とする請求項1、
    2又は3に記載のゴルフパター練習機。
  5. 【請求項5】 傾斜板の全景を撮影するビデオカメラ及
    びビデオカメラで撮影した映像を映し出すモニター装置
    を備え、モニター装置は、ショットポジションの床面に
    設置されていることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4に記載のゴルフパター練習機。
  6. 【請求項6】 傾斜板の全景を映し出す鏡がショットポ
    ジションの床面に設置されていることを特徴とする請求
    項1、2、3又は4に記載のゴルフパター練習機。
  7. 【請求項7】 センサーを傾斜板の側方に備え、センサ
    ーによりボールの位置を検出し、ボールの位置に応じて
    順次異なる音を発する発音装置を備えていることを特徴
    とする請求項1、2、3又は4に記載のゴルフパター練
    習機。
  8. 【請求項8】 一定の傾斜角と所定間隔の目盛りとを有
    するガイドレールを備えたボール転がり原器を用いるこ
    ととし、一端を高した傾斜板を備え、傾斜板には複数個
    のホールを備え、且つ、各ホールはホールを塞ぐキャッ
    プとホールを開閉する開閉手段とを備えたゴルフパター
    練習機の各ホールの位置を決定するに際し、ガイドレー
    ルの目盛り位置からボールを転がして、傾斜板上で停止
    した位置にホールを形成したことを特徴とするゴルフパ
    ター練習機のホール位置決定方法。
JP5406698A 1998-03-06 1998-03-06 ゴルフパター練習機及びゴルフパター練習機のホール位置決定方法 Withdrawn JPH11244441A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285453A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Umb Communications Co Ltd ゴルフシミュレーションパッティングシステム
JP2010082405A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Kenji Horie ステップグリーン
US8608595B2 (en) 2009-06-01 2013-12-17 Mugen Inc. Image-capturing apparatus for putting practice and training putter having image-capturing apparatus

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JP2010082405A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Kenji Horie ステップグリーン
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