JPH11244278A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
- Publication number
- JPH11244278A JPH11244278A JP11003929A JP392999A JPH11244278A JP H11244278 A JPH11244278 A JP H11244278A JP 11003929 A JP11003929 A JP 11003929A JP 392999 A JP392999 A JP 392999A JP H11244278 A JPH11244278 A JP H11244278A
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- JP
- Japan
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- temperature
- detector
- ray
- ray tube
- unit
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- 238000013480 data collection Methods 0.000 claims description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 X線CT装置を大型化させず、検出器および
データ収集部の温度を安定させることにより、アーティ
ファクトを弱めることができるX線CT装置を提供す
る。 【解決手段】 検出器およびデータ収集部7の少なくと
も一方の周囲温度を感知する温度センサー11a〜11
d、この温度センサーによって感知された温度が所定の
温度であるか否かを判定し、所定の温度でないと判定さ
れた場合、X線管、検出器およびデータ収集部を回転駆
動させる架台駆動部15とを備える。
データ収集部の温度を安定させることにより、アーティ
ファクトを弱めることができるX線CT装置を提供す
る。 【解決手段】 検出器およびデータ収集部7の少なくと
も一方の周囲温度を感知する温度センサー11a〜11
d、この温度センサーによって感知された温度が所定の
温度であるか否かを判定し、所定の温度でないと判定さ
れた場合、X線管、検出器およびデータ収集部を回転駆
動させる架台駆動部15とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線管、検出器お
よびデータ収集部が、連続的に回転走査しながらX線撮
影を行うX線CT装置に関する。
よびデータ収集部が、連続的に回転走査しながらX線撮
影を行うX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第3世代X線CT装置に代表されるよう
な、連続的回転走査型X線CT装置にあっては、スリッ
プリングによってX線管、検出器およびデータ収集部を
連続的に回転走査させながら被検体にX線を照射してい
る。また、X線を照射させないときには、X線管、検出
器およびデータ収集部の回転走査を停止させている。
な、連続的回転走査型X線CT装置にあっては、スリッ
プリングによってX線管、検出器およびデータ収集部を
連続的に回転走査させながら被検体にX線を照射してい
る。また、X線を照射させないときには、X線管、検出
器およびデータ収集部の回転走査を停止させている。
【0003】本来、回転時と停止時とでは、検出器およ
びデータ収集部の温度に差があり、回転走査開始直後と
回転走査中におけるこれらの温度には、相違が見られ
る。この状態のままでX線撮影をし、再構成された断層
像には、検出器およびデータ収集部の温度変化により、
アーティファクトが発生してしまう。
びデータ収集部の温度に差があり、回転走査開始直後と
回転走査中におけるこれらの温度には、相違が見られ
る。この状態のままでX線撮影をし、再構成された断層
像には、検出器およびデータ収集部の温度変化により、
アーティファクトが発生してしまう。
【0004】従来、これを防ぐため、検出器にはヒータ
ーと温度センサーからなる温度調整装置を取り付け、設
定された温度に達していない場合には、加熱して検出器
の温度を一定に保っていた。
ーと温度センサーからなる温度調整装置を取り付け、設
定された温度に達していない場合には、加熱して検出器
の温度を一定に保っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この温
度調整装置は、電子部品などから構成されるデータ収集
部には取り付けることはできず、このため、データ収集
部の温度調整は、従来行われていなかった。また、デー
タ収集部の温度調整を行うには、大掛かりな装置が必要
であり、これを設けることにより、X線CT装置が大型
化してしまうという問題があった。
度調整装置は、電子部品などから構成されるデータ収集
部には取り付けることはできず、このため、データ収集
部の温度調整は、従来行われていなかった。また、デー
タ収集部の温度調整を行うには、大掛かりな装置が必要
であり、これを設けることにより、X線CT装置が大型
化してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、X線CT装置を大型化させず、検出器および
データ収集部の温度を安定させることにより、アーティ
ファクトを弱めることができるX線CT装置を提供する
ことを目的とする。
のであり、X線CT装置を大型化させず、検出器および
データ収集部の温度を安定させることにより、アーティ
ファクトを弱めることができるX線CT装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、X線管、検出器およびデータ収集部が連続的に回転
走査するX線CT装置において、前記検出器および前記
データ収集部の少なくとも一方の周囲温度を感知する感
知手段と、この感知手段によって感知された温度が所定
の温度であるか否かを判定する判定手段と、この判定手
段によって所定の温度でないと判定された場合、前記X
線管、検出器およびデータ収集部を回転駆動させる駆動
手段とを備えたことを特徴とする。
め、X線管、検出器およびデータ収集部が連続的に回転
走査するX線CT装置において、前記検出器および前記
データ収集部の少なくとも一方の周囲温度を感知する感
知手段と、この感知手段によって感知された温度が所定
の温度であるか否かを判定する判定手段と、この判定手
段によって所定の温度でないと判定された場合、前記X
線管、検出器およびデータ収集部を回転駆動させる駆動
手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、検出器およびデータ収集
部の少なくとも一方の周囲温度を感知手段によって感知
し、その温度が所定の温度であるか否かを判定手段によ
って判定する。そして、所定の温度になっていないと判
定された場合、X線管、検出器およびデータ収集部を駆
動手段によって回転駆動させる。
部の少なくとも一方の周囲温度を感知手段によって感知
し、その温度が所定の温度であるか否かを判定手段によ
って判定する。そして、所定の温度になっていないと判
定された場合、X線管、検出器およびデータ収集部を駆
動手段によって回転駆動させる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施形態を説明する。図1は、この発明のX線CT装置に
係わる一実施形態を示す構成図である。同図において、
ガントリー1は、スリップリング3、X線管5、検出器
およびデータ収集部7を備えた架台であり、その中央部
には、被検体(図示せず)を挿入する挿入口9が設けら
れている。
施形態を説明する。図1は、この発明のX線CT装置に
係わる一実施形態を示す構成図である。同図において、
ガントリー1は、スリップリング3、X線管5、検出器
およびデータ収集部7を備えた架台であり、その中央部
には、被検体(図示せず)を挿入する挿入口9が設けら
れている。
【0010】スリップリング3は、X線管5、検出器お
よびデータ収集部7を回転走査させる回転部材である。
検出器およびデータ収集部7は、X線管5から、照射さ
れ、被検体を透過したX線データを検出し、検出された
データを収集するものである。
よびデータ収集部7を回転走査させる回転部材である。
検出器およびデータ収集部7は、X線管5から、照射さ
れ、被検体を透過したX線データを検出し、検出された
データを収集するものである。
【0011】温度センサー11a〜11dは、検出器お
よびデータ収集部7の周囲温度を感知し、感知した温度
情報を制御部13へ出力するものである。制御部13
は、温度センサー11a〜11dから出力された温度情
報を入力し、所定の温度であるか否かを判定するところ
である。また、制御部13は、所定の温度でないと判定
した場合、架台駆動部15にスリップリング3を回転さ
せるよう指示するものである。
よびデータ収集部7の周囲温度を感知し、感知した温度
情報を制御部13へ出力するものである。制御部13
は、温度センサー11a〜11dから出力された温度情
報を入力し、所定の温度であるか否かを判定するところ
である。また、制御部13は、所定の温度でないと判定
した場合、架台駆動部15にスリップリング3を回転さ
せるよう指示するものである。
【0012】架台駆動部15は、制御部13からの指示
により、スリップリング3を回転駆動させるものであ
る。このように構成された実施形態の作用を説明する。
により、スリップリング3を回転駆動させるものであ
る。このように構成された実施形態の作用を説明する。
【0013】スリップリング3の回転走査が停止されて
いる際、温度センサー11a〜11dによって検出器お
よびデータ収集部7の周囲温度が感知され、温度情報が
制御部13へ出力される。
いる際、温度センサー11a〜11dによって検出器お
よびデータ収集部7の周囲温度が感知され、温度情報が
制御部13へ出力される。
【0014】温度情報を入力した制御部13では、この
温度情報から検出器およびデータ収集部7の周囲温度
が、所定の温度になっているか否かが判定される。この
判定の結果において、所定の温度になっていないと判定
されると、制御部13から架台駆動部15に対して、ス
リップリング3の回転指示が出される。
温度情報から検出器およびデータ収集部7の周囲温度
が、所定の温度になっているか否かが判定される。この
判定の結果において、所定の温度になっていないと判定
されると、制御部13から架台駆動部15に対して、ス
リップリング3の回転指示が出される。
【0015】さらに、この回転指示が与えられた架台駆
動部15によって、スリップリング3が回転させられ
る。スリップリング3が回転されることにより、検出器
およびデータ収集部7の周囲温度が変化し、これによっ
て、検出器およびデータ収集部7の温度が安定化する。
動部15によって、スリップリング3が回転させられ
る。スリップリング3が回転されることにより、検出器
およびデータ収集部7の周囲温度が変化し、これによっ
て、検出器およびデータ収集部7の温度が安定化する。
【0016】このように、X線を照射しないときにおい
ても、スリップリング3をアイドリングさせることによ
って検出器およびデータ収集部7の温度を一定に保つこ
とができる。なお、今回の実施形態では、温度センサー
を4台設置したが、この発明はこれに限ること無く、温
度センサーを何台設置しても実施可能なものである。
ても、スリップリング3をアイドリングさせることによ
って検出器およびデータ収集部7の温度を一定に保つこ
とができる。なお、今回の実施形態では、温度センサー
を4台設置したが、この発明はこれに限ること無く、温
度センサーを何台設置しても実施可能なものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、装
置を大型化させることなく、検出器やデータ収集部の温
度を安定させることができる。このため、温度ドリフト
による断層像のアーティファクトを弱めることが可能で
ある。
置を大型化させることなく、検出器やデータ収集部の温
度を安定させることができる。このため、温度ドリフト
による断層像のアーティファクトを弱めることが可能で
ある。
【図1】本発明に係わるX線CT装置の一実施形態を示
す構成図。
す構成図。
3 スリップリング 7 検出器およびデータ収集部 11a〜11d 温度センサー 13 制御部 15 架台駆動部
Claims (2)
- 【請求項1】 X線管、検出器およびデータ収集部が連
続的に回転走査するX線CT装置において、 前記検出器および前記データ収集部の少なくとも一方の
周囲温度を感知する感知手段と、 この感知手段によって感知された温度が所定の温度であ
るか否かを判定する判定手段と、 この判定手段によって所定の温度でないと判定された場
合、前記X線管、検出器およびデータ収集部を回転駆動
させる駆動手段とを備えたことを特徴とするX線CT装
置。 - 【請求項2】 前記駆動手段は、前記回転走査停止時又
は前記X線管からX線を照射しないときに前記回転駆動
させることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003929A JPH11244278A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003929A JPH11244278A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | X線ct装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2056484A Division JP2966462B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | X線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11244278A true JPH11244278A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=11570838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11003929A Pending JPH11244278A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11244278A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100394891C (zh) * | 2006-01-18 | 2008-06-18 | 杭州灿维信息技术服务有限公司 | Ct球管油路温度无线监控系统 |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11003929A patent/JPH11244278A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100394891C (zh) * | 2006-01-18 | 2008-06-18 | 杭州灿维信息技术服务有限公司 | Ct球管油路温度无线监控系统 |
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