JPH11243475A - 読取記録装置 - Google Patents

読取記録装置

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JPH11243475A
JPH11243475A JP10044070A JP4407098A JPH11243475A JP H11243475 A JPH11243475 A JP H11243475A JP 10044070 A JP10044070 A JP 10044070A JP 4407098 A JP4407098 A JP 4407098A JP H11243475 A JPH11243475 A JP H11243475A
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Withdrawn
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JP10044070A
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English (en)
Inventor
Naohiro Iwata
直宏 岩田
Katsumi Obana
克己 小花
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間的省スペース化を達成し、印字された記
録シートの操作性を向上させる。 【解決手段】 原稿搬送路に原稿シート1を搬送させつ
つ画情報を読み取る読取部7と、記録シート搬送路に記
録シート14を搬送させつつ記録を行う記録部21とを
備えた読取記録装置であって、読取記録装置の本体10
0と、原稿搬送路と記録シート搬送路とを略平行な上下
位置関係で本体に配設することにより、原稿搬送路と記
録シート搬送路との間で形成される空間部30と、記録
シートの記録シート搬送方向の上流側となる空間部に配
設される読取部7と、読取部の下流側となる空間部に配
設される記録部21を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばファクシミリ
装置等のように、原稿搬送路に原稿シートを搬送させて
画情報を読み取る読取部と、記録シート搬送路に記録シ
ートを紙を搬送させて記録を行う記録部とを備えた読取
記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】読取および記録装置の一例であるファク
シミリ装置の従来例を図4に示す。本図において、51
は原稿シートで、この原稿シート51は装置本体後部上
方に配置された原稿挿入口52から原稿搬送路53にセ
ットされる。54は載置台55にセットされた記録シー
ト束で、この記録シート束54は装置本体後部上方に配
置された記録シート挿入口56から挿入され、一枚ずつ
分離された記録シート57が記録シート搬送路58に搬
送される。
【0003】これら原稿搬送路53と記録シート搬送路
58は略平行に構成されている。原稿搬送路53を搬送
した原稿シート51は装置本体前方に配置された原稿シ
ート排出口59から排出される。また記録シート搬送路
58を搬送した記録シート57は、装置前面より一定距
離L1だけ後方に配置された第1の記録シート排出口6
0から装置外に排出されて、さらに装置を載せた床面6
1の上をL1だけ搬送されたのち、装置本体前方に配置
された第2の記録シート排出口62から装置載置面外に
排出される。
【0004】また、読取部63は原稿搬送路53に対し
て下方に配置され、インクジェット記録部64は記録シ
ート搬送路58に対して上方に配置されている。すなわ
ち読取部63とインクジェット記録部64は略平行であ
る原稿搬送路53と記録シート搬送路58とに挟まれた
位置の空間部65に配置されている。
【0005】したがって、読取部63とインクジェット
記録部64は空間部65の両側に配置されており、読取
部63が原稿及び記録シート搬送方向の下流側に、また
インクジェット記録部64が原稿及び記録シート搬送方
向の上流側に夫々配置されている。この構成により読取
及び記録部の厚さ方向の寸法を小さくすることができ、
装置全体のコンパクト化に貢献している。
【0006】また、図5に示すように、記録部64のイ
ンクカートリッジ66の交換を行う時には、まず操作パ
ネル67を、操作パネル回転中心68を中心として図5
において時計まわりに回転させて適当な角度まで開放す
る。この時、図示しない支持部材により操作パネル67
は所定の角度で開放された状態で保持される。さらにカ
ートリッジカバー69を、カートリッジカバー回転中心
70を中心として、図5において時計まわりに回転させ
て適当な角度まで開放する。この時、カートリッジカバ
ー69は、既に開放保持されている操作パネル67の下
面に当接してその位置で保持され、自重では閉まらない
ようになっている。この状態で本体前方からインクカー
トリッジ66の交換を行う構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示すファクシミリ装置では、インクジェット記録
部63が原稿及び記録シート搬送方向の上流側に配置さ
れているため、画像記録位置は装置全体で見ると装置前
後方向の中央部に配置されており、第1の記録シート排
出口60は装置前面より一定距離L1だけ後方に配置さ
れている。よって、インク切れや印字ずれなどの記録印
字における不良の確認を印字直後に行うことができず、
記録印字の視認性が悪い場合があった。
【0008】また、上記従来例に示すファクシミリ装置
では、図5に示すように操作パネル67とカートリッジ
カバー69を開放して記録ヘッド66の交換を行う時
に、インクジェット記録部64の前方に読取部63が配
置されているために記録ヘッド66の交換がやりにくい
場合があった。
【0009】また、同じく記録ヘッド66の交換を行う
時に、本装置の通常の操作体勢における使用者の目の位
置である仰角略35度から45度の位置からは操作パネ
ル上のLCD、LEDなどの表示部が見えず、目の位置
が装置の真上近くに来ないと表示部の表示内容が確認で
きないという不具合もあった。
【0010】したがて、本発明は上述した事情に鑑みて
なされたものであり、第1の発明の目的は、空間的省ス
ペースを達成するとともに、印字された記録シートの操
作性を向上させることである。
【0011】また、第2の発明の目的は、上記第1の発
明の目的に加えて、原稿および記録シートの操作性を良
好にすることである。
【0012】また、第3の発明の目的は、上記第1の発
明の目的に加えて、インクジェット記録装置に適した構
成にすることである。
【0013】また、第4の発明の目的は、上記第1の発
明の目的に加えて、記録部材の操作性を向上させること
である。
【0014】また、第5の発明の目的は、上記第1の発
明の目的に加えて、原稿および記録シートの安定した搬
送性を達成することである。
【0015】また、第6の発明の目的は、上記第5の発
明の目的に加えて、高さ方向、前後方向に関してバラン
スのとれた省スペース性を達成することである。
【0016】また、第7の発明の目的は、上記第6の発
明の目的に加えて、装置本体の操作性を向上させること
である。
【0017】そして、第8の発明の目的は、上記第3の
発明の目的に加えて、インクカートリッジの交換時にお
ける操作性を向上させることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば原稿搬送路に原
稿シートを搬送させつつ画情報を読み取る読取部と、記
録シート搬送路に記録シートを搬送させつつ記録を行う
記録部とを備えた読取記録装置であって、前記読取記録
装置の本体と、前記原稿搬送路と前記記録シート搬送路
とを略平行な上下位置関係で前記本体に配設することに
より、前記原稿搬送路と前記記録シート搬送路との間で
形成される空間部と、前記記録シートの記録シート搬送
方向の上流側となる前記空間部に配設される前記読取部
と、前記読取部の下流側となる前記空間部に配設される
前記記録部とを備えることを特徴としている。
【0019】また、前記原稿搬送路の原稿搬送方向と前
記記録シート搬送路の記録シート搬送方向とがそれぞれ
同方向になるように搬送する搬送手段を備えることを特
徴としている。
【0020】また、前記本体に対して、前記原稿搬送路
が上方側に配設され、前記記録シート搬送路が下方側に
配設されることを特徴としている。
【0021】また、前記記録部が、前記本体の前方側に
また前記読取部が前記本体の後方側にそれぞれ配設され
ることを特徴としている。
【0022】また、前記原稿搬送路と前記記録シート搬
送路の下流側を、前記原稿搬送路と前記記録シート搬送
路の上流側よりも下方側になるように配設することで、
原稿搬送方向および前記記録シート搬送方向が斜め下方
となるように構成することを特徴としている。
【0023】また、前記原稿搬送方向および前記記録シ
ート搬送方向の水平に対する傾き角度がそれぞれ略20
度に設定されていることを特徴としている。
【0024】また、前記記録シート搬送路の上流側の下
方部位となる前記本体内において制御基板、電源等の電
気部品を配設し、かつ前記原稿搬送路の下流側上方部位
において操作部を配設することを特徴としている。
【0025】そして、前記記録部はインクジェット記録
ヘッドであり、該インクジェット記録ヘッドのインクカ
ートリッジは前記記録シート搬送路に沿うように前記空
間部に配置されることを特徴としている。
【0026】上記構成において、読取部および記録部を
含む装置全体の厚みを薄くすると共に、記録動作が終了
したあとすぐに記録シートを排出することが可能とな
る。また、装置への挿入方向および排出方向が、原稿と
記録シートで同一とすることが可能となる。また、記録
デバイスが記録紙に対して上方に配置され、インクジェ
ット記録装置の場合のインク吐出方向を下方とすること
が可能となる。また、記録部より手前に装置の他の部分
が存在しない構成にすると共に、記録部材交換時に本体
操作部の開放角度を小さくすることが可能となる。ま
た、原稿および記録紙の搬送に重力を利用することが可
能となる。また、原稿および記録紙の安定した搬送性
と、装置全体の厚さを薄くするということの両方をバラ
ンス良く達成することが可能となる。また、ユーザが操
作する操作部を装置本体の手前側上面に配置し、ユーザ
が触れることがほとんどないシステム制御基板、電話回
線制御基板、電源等の電気部品を装置本体の後方下面に
配置することが可能となる。また、インクジェットによ
る記録部より手前に装置の他の部分が存在しない構成に
すると共に、インクカートリッジ交換時に本体操作部の
開放角度を小さくすることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面を参照して説明する。
【0028】図1は、本発明に係る読取記録装置として
ファクシミリ装置の要部断面図を示すものであり、本図
において、ファクシミリ装置の本体100は図示のよう
な破断形状となるように射出成形される。1は原稿シー
トで、この原稿シート1は装置本体後部上方に配置され
た原稿挿入口2から原稿搬送路3にセットされる。10
は記録シート束で、この記録シート束10は、装置本体
後部上方に配置された記録シート挿入口11から記録シ
ート載置台12にセットされる。記録シート載置台12
にセットされた記録シート束10は記録シート分離ロー
ラ13により分離される。分離された記録シート14
は、記録シート搬送路16に搬送される。
【0029】これら原稿搬送路3と記録シート搬送路1
6は図示のように略平行となる上下関係となるように構
成されている。原稿搬送路3には、原稿挿入口2から原
稿排出口9に向かって原稿有無検知センサ4、原稿給紙
ローラ5aおよびローラ5b、読取センサの読取部7、
原稿排紙ローラ8aおよびローラ8bが設けられてい
る。記録シート搬送路16には記録シート挿入口11か
ら記録シート排出口20に向かって記録シート分離ロー
ラ13、記録シート搬送ローラ15aおよびローラ15
b、インクジェット記録部18、記録シート排出ローラ
19aおよびローラ19bが図示のように夫々設けられ
ている。
【0030】ここで、読取部7は原稿搬送路3に対して
下方に配置され、インクジェット記録部18は記録シー
ト搬送路16に対して上方に配置されている。すなわ
ち、読取部7とインクジェット記録部18は、上記のよ
うに略平行に配設される原稿搬送路3と記録シート搬送
路16とに挟まれた空間部30に配置されている。
【0031】したがって、読取部7とインクジェット記
録部18は空間部30の両側に配置されることになり、
記録部18のインクカートリッジ21は記録シート搬送
路16に沿うように空間部30に配置されることにな
る。また、図示のように読取部7が記録シート搬送方向
の上流側に、またインクジェット記録部18が記録シー
ト搬送方向の下流側に近接するように無駄な空間を介す
ることなくそれぞれ配置されている。このため、読取部
および記録部の厚さ方向(装置前後方向)の寸法を小さ
くすることができ、装置全体のコンパクト化に大きく貢
献できるようにしている。
【0032】また、インクジェット記録部18が記録シ
ート搬送方向の下流側に配置されているため、インクジ
ェット記録部18において印字された記録シートは、印
字後すぐに装置外に排出されることになる。このため、
インク切れや印字ずれなど印字された画像の視認性が良
好であるとともに、必要部分までの印字を確認した後で
印字の停止動作へ移るなどの自由度の高い印字動作が可
能となる。
【0033】また、原稿挿入口2および記録シート挿入
口11は、共に装置本体後部上方に配置され、原稿排出
口9および記録シート排出口20が装置本体前方に配置
されている。このため原稿シート1および記録シート1
4の操作性が良好となる構成となっている。
【0034】また、図示のように原稿搬送路3は机上の
水平面に対して略20度の傾きを持っており、原稿搬送
上流側が下流側に対して上方に配置され、原稿シート1
は原稿擬送路3に沿ってほぼ直進するようにしている。
すなわち、原稿搬送において屈曲部などを持たない構成
となっており、安定した原稿搬送性を実現することがで
きるように配慮されている。さらに原稿搬送方向は重力
を利用した方向となっているため、より安定した原稿搬
送性を実現することができる。
【0035】また、記録シート搬送路16は原稿搬送路
3に対して下方に配置されており、原稿搬送路3と略平
行であり、水平に対して略20度の傾きを持っており、
記録シート搬送上流側が下流側に対して上方に配置さ
れ、記録シート14は記録シート搬送路16に沿ってほ
ぼ直進するようにしている。すなわち記録シート搬送動
作において屈曲部などを持たない構成となっており、安
定した記録シート搬送性を実現することができるように
している。また記録シート搬送方向は重力を利用した方
向となっているため、より安定した記録シート搬送性を
実現することができるようにしている。
【0036】なお、原稿搬送路3および記録シート搬送
路16の傾きを図示のように略20度とすることによ
り、原稿および記録シートの直進搬送性を達成して、か
つ重力を利用した原稿および記録シートの安定した搬送
性と、装置全体の厚さを薄くするということの両方をバ
ランス良く達成する構成となっている。
【0037】また、インクジェット記録部18が記録シ
ート搬送路16に対して上方に配置されているため、イ
ンクはインクジェット記録部18から記録シート14に
向けて、上から下に吐出するため印字精度などが良好な
状態となり、インクジェット記録装置に最適のレイアウ
トとなっている。
【0038】また、記録シート搬送路16の上流側下方
にシステム制御基板23、電話回線制御基板24、電源
ユニット25などの電気部品を配置している。また、原
稿搬送路3の上流側上方に装置本体の操作部6を配置し
ている。このように配設することにより、ユーザが操作
する操作部6を装置本体の手前側上面に配置し、ユーザ
が触れることがほとんどないシステム制御基板23、電
話回線制御基板24、電源ユニット25などの電気部品
を装置本体の後方下面に配置する構成とでき、装置全体
として、操作性とコンパクト性の両方を実現したレイア
ウトが実現できるようにしている。
【0039】次に、原稿および記録シートの搬送につい
て説明する。
【0040】図1において、原稿シート1は、装置本体
後部上方に配置された原稿挿入口2から原稿搬送路3に
セットされ、模式的に示した原稿有無検知センサ4より
装置の制御部に信号が送られ、装置は原稿有りの状態で
あることを認識する。その後、一定の時間T1を経た
後、原稿給紙ローラ5aが一定の回転数S1で回転す
る。ここで一定の時間T1とは装置ユーザが操作する原
稿シート1が原稿検知有無センサ4から、原稿給紙ロー
ラ5aと原稿給紙コロ5bからなる原稿給紙ローラ部5
に到達するのに要する時間とほぼ同一になるように調整
されている。また、原稿給紙ローラ5aが回転するのと
ほぼ同時に装置よりセット音が鳴動し、原稿が正常にセ
ットされたことをユーザに知らせる構成になっている。
【0041】また、原稿給紙ローラ5aが回転する一定
の回転数S1は、原稿が装置に正常にセットされ、原稿
給紙ローラ部に正常に挟時されたことをユーザが違和感
なく認識できる回転数に調整されている。ここで、操作
部6上のキーを押下することにより原稿給紙ローラ5a
および原稿排紙ローラ8aが回転して原稿シート1を搬
送する。原稿シート1は原稿給紙ローラ部5および原稿
排紙ローラ8aと原稿排紙コロ8bからなる原稿排紙ロ
ーラ部8により搬送されつつ原稿搬送路3に対して下方
に配置された読取部7により画情報を読み取られ、原稿
排紙ローラ部8により原稿排出口9から装置外に排出さ
れる。
【0042】一方、記録シート束10は装置本体後部上
方に配置された記録シート挿入口11から記録シート載
置台12にセットされる。このようにセットされた記録
シート束10は、記録シート分離ローラ13により1枚
ずつ分離される。記録シート分離ローラ13により分離
された記録シート14は、記録シート搬送路に対して互
いに対向した位置に配置された記録シート搬送ローラ対
15a,15bまで搬送され、さらに記録シート14は
記録シート搬送ローラ対15a,15bにより記録シー
ト搬送路16を画像記録位置17まで搬送され、この位
置で記録シート14の搬送は一旦停止され、画像記録位
置17に保持される。画像記録位置17において記録シ
ート搬送路16に対して上方に配置されたインクジェッ
ト記録部18の吐出口からインクが吐出され、記録シー
ト14の画像記録面にインク滴が付着することにより画
像が形成される。
【0043】1ライン分の画像記録が終了すると、記録
シート搬送ローラ対15a,15bが再び回転し記録シ
ート14は搬送され、記録シート14が一定量搬送され
ると、再び記録シート14の搬送が停止され、次ライン
の画像記録が行われる。
【0044】以上の行程を繰り返すことにより1ページ
分の画像記録が終了すると、記録シート14は記録シー
ト搬送路に対して互いに対向した位置に配置された記録
シート排出ローラ対19a,19bにより記録シート排
出口20より装置外に排出される。
【0045】次に、インクカートリッジの交換について
説明する。
【0046】図2に示すようにインクジェット記録部1
8のインクカートリッジ21の交換を行う時には、まず
操作パネル26を操作パネル回転中心27を中心として
図2において時計まわりに回転させて操作パネルを閉じ
た状態から略30度開放する。この時、図示しない支持
部材により操作パネル26は閉じた状態から略30度で
開放された状態で保持される。ここで操作パネルの水平
に対する仰角は略10度であり、本装置の通常の操作体
勢における目の位置である仰角略35度から45度の位
置から、繰作パネル上のLCD、LEDなどの表示部の
表示内容を容易に確認できるようになる。
【0047】さらに、カートリッジカバー28を、カー
トリッジカバー回転中心29を中心として図2において
時計まわりに回転させて適当な角度まで開放する。カー
トリッジカバー28を開放させた時、カートリッジカバ
ー28は操作パネル26の一部に当接してその位置で保
持され、自重では閉まらないようになっている。この状
態で、本体前方からインクカートリッジ21の交換を行
う。このときインクジェット記録部18が装置本体前方
にあるため、装置本体の他の部分が障害とならずに、イ
ンクカートリッジ21の交換を容易に行えることにな
る。
【0048】また、図1に示すように原稿シート1また
は記録シート束10の搬送時、原稿および記録シートの
給紙補助を行うトレイ22を装置本体後方上部に配置し
ている。そして原稿および記録シートを使わないとき、
すなわちファクシミリを電話機として使用するときに
は、図3に示すように補助トレイ22を操作部6にかぶ
せることによりコンパクト性に優れた構成としている。
【0049】以上説明したように、本発明によれば、読
取部および記録部を含む装置全体の厚みを薄くすること
により、空間的省スペースを達成すると共に、記録シー
トに印字後すぐに印字状態を確認することが可能とな
り、記録シートの視認性、操作性に優れた読取および記
録装置が可能となる。また、原稿と記録シートで装置へ
の挿入方向および装置からの排出方向を同一にすること
により、煩雑さのない原稿および記録シートの操作性の
実現が可能となる。また、インクジェット記録装置の場
合のインク吐出方向を下方とすることにより、記録装置
の構成をインクジェット記録装置に適したものにするこ
とが可能となる。また、記録部材の交換が容易であると
共に、記録部材交換時の装置本体の操作性に優れた、読
取および記録装置の提供が可能となる。また、原稿およ
び記録シートの搬送に重力を利用することにより、原稿
および記録シートの安定した搬送性の達成が可能とな
る。また、原稿および記録シートの安定した搬送性と、
高さ方向、前後方向の省スペース性に関して、両性能の
バランスよい実現が可能となる。また、装置本体の操作
性と省スペース性をバランスよく実現した装置の提供が
可能となる。そして、インクカートリッジの交換が容易
であると共に、インクカートリッジ交換時の装置本体の
授作性に優れた、読取および記録装置の提供が可能とな
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空間的省スペースを達成するとともに、印字された記録
シートの操作性を向上させることができる読取記録装置
を提供できる。加えて、原稿および記録シートの操作性
を良好にすることができる。加えて、インクジェット記
録装置に適した構成にすることができる。加えて、記録
部材の操作性を向上させることができる。加えて、原稿
および記録シートの安定した搬送性を達成することがで
きる。加えて、高さ方向、前後方向に関してバランスの
とれた省スペース性を達成することができる。加えて、
装置本体の操作性を向上させることができる。そして、
インクカートリッジの交換時における操作性を向上させ
ることができる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のファクシミリ装置の概略断
面図である。
【図2】図1のファクシミリ装置の、インクカートリッ
ジ交換時の概略断面図である。
【図3】ファクシミリ装置の、補助トレイを収納したと
きの概略断面図である。
【図4】従来の読取記録装置であるファクシミリ装置の
概略断面図である。
【図5】従来のファクシミリ装置の、インクカートリッ
ジ交換時の概略断面図である。
【符号の説明】
2 原稿挿入口 3 原稿搬送路 6 操作部 7 読取部 9 原稿排出口 11 記録紙挿入口 16 記録紙搬送路 17 画像記録位置 18 インクジェット記録部 20 記録紙排出口 21 インクカートリッジ 26 操作パネル 27 操作パネルの回転中心 28 カートリッジカバー 29 カートリッジカバーの回転中心 100 本体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿搬送路に原稿シートを搬送させつつ
    画情報を読み取る読取部と、記録シート搬送路に記録シ
    ートを搬送させつつ記録を行う記録部とを備えた読取記
    録装置であって、 前記読取記録装置の本体と、 前記原稿搬送路と前記記録シート搬送路とを略平行な上
    下位置関係で前記本体に配設することにより、前記原稿
    搬送路と前記記録シート搬送路との間で形成される空間
    部と、 前記記録シートの記録シート搬送方向の上流側となる前
    記空間部に配設される前記読取部と、 前記読取部の下流側となる前記空間部に配設される前記
    記録部とを備えることを特徴とする読取記録装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿搬送路の原稿搬送方向と前記記
    録シート搬送路の記録シート搬送方向とがそれぞれ同方
    向になるように搬送する搬送手段を備えることを特徴と
    する請求項1に記載の読取記録装置。
  3. 【請求項3】 前記本体に対して、前記原稿搬送路が上
    方側に配設され、前記記録シート搬送路が下方側に配設
    されることを特徴とする請求項1に記載の読取記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録部が、前記本体の前方側にまた
    前記読取部が前記本体の後方側にそれぞれ配設されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の読取記録装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿搬送路と前記記録シート搬送路
    の下流側を、前記原稿搬送路と前記記録シート搬送路の
    上流側よりも下方側になるように配設することで、原稿
    搬送方向および前記記録シート搬送方向が斜め下方とな
    るように構成することを特徴とする請求項2に記載の読
    取記録装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿搬送方向および前記記録シート
    搬送方向の水平に対する傾き角度がそれぞれ略20度に
    設定されていることを特徴とする請求項5に記載の読取
    記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録シート搬送路の上流側の下方部
    位となる前記本体内において制御基板、電源等の電気部
    品を配設し、かつ前記原稿搬送路の下流側上方部位にお
    いて操作部を配設することを特徴とする請求項6に記載
    の読取記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録部はインクジェット記録ヘッド
    であり、該インクジェット記録ヘッドのインクカートリ
    ッジは前記記録シート搬送路に沿うように前記空間部に
    配置されることを特徴とする請求項1に記載の読取記録
    装置。
JP10044070A 1998-02-25 1998-02-25 読取記録装置 Withdrawn JPH11243475A (ja)

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JP2006311250A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Canon Inc 画像読取記録装置

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JP2006311250A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Canon Inc 画像読取記録装置
JP4500727B2 (ja) * 2005-04-28 2010-07-14 キヤノン株式会社 画像読取記録装置

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