JPH11243018A - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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JPH11243018A
JPH11243018A JP4311398A JP4311398A JPH11243018A JP H11243018 A JPH11243018 A JP H11243018A JP 4311398 A JP4311398 A JP 4311398A JP 4311398 A JP4311398 A JP 4311398A JP H11243018 A JPH11243018 A JP H11243018A
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JP
Japan
Prior art keywords
main body
tank
cooling
induction device
reinforcing beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP4311398A
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English (en)
Inventor
Kenji Kawaguchi
賢二 川口
Nobuo Urata
信夫 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷却用配管を設けなくて冷却可能な静止誘導電
器を提供すること。 【解決手段】密閉タンク本体内に機器本体と絶縁性気体
を封入してなる静止誘導電器において、密閉タンク本体
の側面外側に垂直方向のタンク補強ビームを設け、この
タンク補強ビームを機器本体を冷却する冷却流路として
いるので、タンク本体と冷却器及びブロアとを接続する
冷却用配管を特に設ける必要がなくなる。このため冷却
用配管のタンクからの張り出しがなくなり、静止誘導電
器の外形面積の大幅な低減及び静止誘導電器重量も飛躍
的に軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉構造のタンク本
体内に機器本体と絶縁性気体を封入してなる静止誘導電
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のガス絶縁式静止誘導電器の
側断面図であり、図8はその上面断面図である。図にお
いて、1は静止誘導電器のタンク本体であり、7aはタ
ンク本体1の強度を固持するための垂直方向に配設した
補強ビームである。2はタンク本体1の上下に接続さ
れ、冷却流をタンク本体1に導く冷却用配管、3は冷却
用配管2の途中に設けられた冷却器、4は冷却用配管2
にの途中に設けられ冷却流を強制的にタンク本体1に流
すブロア、5は静止誘導電器のコイル、6は静止誘導電
器の鉄心である。
【0003】上記の如く構成された静止誘導電器におい
て、ブロア4によって得られた冷却流8は、冷却用配管
2からタンク本体1に導入され、静止誘導電器の主要な
発熱体であるコイル5及び鉄心6を冷却してタンク本体
1上部に設けられた冷却用配管2から冷却器3に導かれ
る。
【0004】また、図9は従来の他のガス絶縁式静止誘
導電器の斜視図であり、図10はその断面図である。図
において、1は静止誘導電器のタンク本体であり、7b
はタンク本体1の強度を固持するための水平方向に配設
した補強ビームである。2はタンク本体1の上下に接続
され、冷却流をタンク本体1に導く冷却用配管、5は静
止誘導電器のコイル、6は静止誘導電器の鉄心、9は静
止誘導電器内部の気体を放熱により冷却する放熱器であ
る。10は複数台設置された放熱器9にそれぞれ接続さ
れ、冷却流8をタンク1内に導く冷却用配管2に接続さ
れ冷却流路となる共通配管である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
ような従来の静止誘導電器では、冷却用配管2を用いて
いるため、タンク本体1に対して冷却用配管2が張り出
した格好となり、静止誘導電器全体の外形面積が増える
ばかりでなく、静止誘導電器全体の重量増加を招くとい
う問題がある。また冷却用配管2があるため、これに伴
い静止誘導電器全体の部品点数も多くなるという問題が
ある。
【0006】また、図9のような従来の静止誘導電器で
は,複数台の放熱器9をそれぞれ接続する共通配管10
やさらに共通配管10に導かれた冷却流8をタンク1内
に導く冷却用配管2が必要となるため、タンク本体1側
面に設けられた部品点数が増加し、タンク本体1側面へ
の張り出しも大きくなり、静止誘導電器も大型になると
いう問題がある。
【0007】本発明(請求項1乃至請求項4対応)は、
上記問題を解決するためになされたもので、その目的
は、冷却用配管を特に設けなくても冷却可能な静止誘導
電器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、密閉タンク本体内に機器本体
と絶縁性気体を封入してなる静止誘導電器において、前
記密閉タンク本体の側面外側に垂直方向のタンク補強ビ
ームを設け、このタンク補強ビームを前記機器本体を冷
却する冷却流路とすることを特徴とする。
【0009】この請求項1によると、タンク側面に垂直
に設けられた補強ビームを冷却流路として利用すること
によりタンクと冷却器、ブロアとを接続する冷却用配管
を特に設ける必要がなくなり、このため冷却用配管のタ
ンクからの張り出しもなくなり、静止誘導電器の外形面
積を大幅に低減することが可能で、静止誘導電器重量も
飛躍的に軽減することができる。
【0010】本発明の請求項2は、密閉タンク本体内に
機器本体と絶縁性気体を封入してなる静止誘導電器にお
いて、前記密閉タンク本体の内側側面の垂直方向にタン
ク補強ビームを設け、このタンク補強ビームを前記機器
本体を冷却する冷却流路とすることを特徴とする。
【0011】この請求項2によると、補強ビームをタン
ク内に設けて、これを冷却流路とすることによりタンク
の幅寸法を最低限にまで抑えることができ、静止誘導電
器の縮小化並びに重量低減に大きく貢献することができ
る。
【0012】本発明の請求項3は、密閉タンク本体内に
機器本体と絶縁性気体を封入してなる静止誘導電器にお
いて、前記密閉タンク本体の側面外側に設けられた水平
方向のタンク補強ビームを、前記密閉タンク本体の外側
に取り付けられた複数の放熱器と互いに接続して冷却流
路とすることを特徴とする。
【0013】この請求項3によると、複数の放熱器から
導かれる冷却流の流路として、タンク外側の水平方向に
設置された補強ビームを利用することによりタンク外側
に冷却流を導くことを目的とした共通配管を設置する必
要がなくなり、静止誘導電器外形面積を最低限にまで低
減することができ、部品点数も大幅に削減でき、放熱器
の取り付けも容易にすることができる。
【0014】本発明の請求項4は、密閉タンク本体内に
機器本体と絶縁性気体を封入してなる静止誘導電器にお
いて、前記密閉タンク本体の内側側面に設けられた水平
方向のタンク補強ビームを、前記密閉タンク本体の外側
に取り付けられた複数の放熱器と互いに接続して共通配
管とすることを特徴とする。
【0015】この請求項4によると、タンク水平方向の
補強ビームをタンク内に設けて、これを複数の放熱器か
ら導かれる冷却流の流路として利用することによって、
タンク外側に冷却流を導くことを目的とした共通配管を
設置する必要がなくなり、タンク側面に張り出す部品を
なくすことができ、静止誘導電器外形面積を極限にまで
低減することができ、部品点数も大幅に削減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1対応)の変換器用変圧器の上面断面図であり、図2は
側断面図である。
【0017】図に示すように、本実施例の変換器用変圧
器は、密閉タンク本体1内にコイル5と鉄心からなる機
器本体と図示しない絶縁性気体を封入されており、密閉
タンク本体1の側面外側には垂直方向のタンク補強ビー
ム7aを設け、このタンク補強ビーム7aを機器本体を
冷却する冷却流路としている。
【0018】本実施例によると、ブロア4によって得ら
れた冷却流8は、タンク本体1側面に垂直に設けられた
補強ビーム7aを流路としてタンク本体1の下面から内
部に送り込まれ、変圧器の主要な発熱体であるコイル5
及び鉄心6を冷却し、タンク本体1の上部から補強ビー
ム7aを流路として冷却器3に導かれる。
【0019】このように、補強ビーム7を冷却流路とし
て利用することによりタンク本体1と冷却器3、ブロア
4とを接続する冷却用配管を特に設ける必要がなくな
る。したがって、冷却用配管のタンク本体からの張り出
しもなくなり、変圧器の外形面積を大幅に低減できるの
で、変圧器重量も飛躍的に軽減することができる。
【0020】図3は本発明の第2実施例(請求項2対
応)の変換器用変圧器の上面断面図である。図に示すよ
うに、本実施例では補強ビーム7aをタンク本体1の内
側に設け、これを冷却流8を導く冷却流路として利用す
る点が、上記第1実施例と異なる。その他の構成は上記
第1実施例と同一であるので、同一部分には同一符号を
付して重複説明は省略する。本実施例によると、上記第
1実施例に比べて著しく変圧器外側面積を低減せしめる
ことができる。
【0021】図4は本発明の第3実施例(請求項3対
応)の変換器用変圧器の斜視図であり、図5はその側断
面図である。図に示すように、本実施例では、機器本体
内部に絶縁性気体を封入してなる変圧器において、機器
本体を収納する密閉タンク本体1外側側面に水平方向の
タンク補強ビーム7bを設け、これを複数の放熱器9を
互いに接続する冷却流路として利用するものである。
【0022】本実施例によると、複数の放熱器9から導
かれる冷却流の流路として、タンク本体1の外側の水平
方向に設置された補強ビーム7bを利用することにより
タンク本体1の外側に冷却流を導くことを目的とした共
通配管を設置する必要がなくなり、変圧器の外形面積を
最低限にまで低減することができ、かつ部品点数も大幅
に削減することができる。また、放熱器の取り付けも極
めて容易である。
【0023】図6は本発明の第4実施例(請求項4対
応)の変圧器の側断面図である。図に示すように、本実
施例では機器本体内部に絶縁性気体を封入してなる変圧
器において、密閉タンク本体1の内側側面に水平方向の
補強ビーム7bを設置して、密閉タンク本体1の外側側
面に取り付けた複数の放熱器9を互いに接続する共通配
管として利用するものである。
【0024】本実施例によると、タンク本体1の内側に
水平方向の補強ビーム7b設けて、これを複数の放熱器
9から導かれる冷却流8の流路として利用することによ
って、タンク本体1の外側に冷却流8を導くことを目的
とした共通配管を設置する必要がなくなり、タンク本体
1の側面に張り出す部品をなくすことができ、変圧器外
形面積を極限にまで低減することができ、かつ部品点数
も大幅に削減することができる。なお、上記各実施例で
は変圧器について説明しているが、リアクトル等の静止
誘導電器に容易に適用できることは明白であるので、そ
の説明は省略する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
乃至請求項4対応)によれば、タンクの強度を固持する
補強ビームを冷却流路として利用することにより、特に
冷却配管を設けることない静止誘導電器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である静止誘導電器の上面
断面図。
【図2】図1の側断面図。
【図3】本発明の第2実施例である静止誘導電器の上面
断面図。
【図4】本発明の第3実施例である静止誘導電器の斜視
図。
【図5】図4の側断面図。
【図6】本発明の第4実施例である静止誘導電器の側断
面図。
【図7】従来の静止誘導電器の側断面図。
【図8】図7の上面断面図。
【図9】従来の他の静止誘導電器の斜視図。
【図10】図9の上面断面図。
【符号の説明】
1…タンク本体、2…冷却用配管、3…冷却器、4…ブ
ロア、5…コイル、6…鉄心、7,7a,7b…補強ビ
ーム、8…冷却流、9…放熱器、10…共通配管。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉タンク本体内に機器本体と絶縁性気
    体を封入してなる静止誘導電器において、前記密閉タン
    ク本体の側面外側に垂直方向のタンク補強ビームを設
    け、このタンク補強ビームを前記機器本体を冷却する冷
    却流路とすることを特徴とする静止誘導電器。
  2. 【請求項2】 密閉タンク本体内に機器本体と絶縁性気
    体を封入してなる静止誘導電器において、前記密閉タン
    ク本体の内側側面の垂直方向にタンク補強ビームを設
    け、このタンク補強ビームを前記機器本体を冷却する冷
    却流路とすることを特徴とする静止誘導電器。
  3. 【請求項3】 密閉タンク本体内に機器本体と絶縁性気
    体を封入してなる静止誘導電器において、前記密閉タン
    ク本体の側面外側に設けられた水平方向のタンク補強ビ
    ームを、前記密閉タンク本体の外側に取り付けられた複
    数の放熱器と互いに接続して冷却流路とすることを特徴
    とする静止誘導電器。
  4. 【請求項4】 密閉タンク本体内に機器本体と絶縁性気
    体を封入してなる静止誘導電器において、前記密閉タン
    ク本体の内側側面に設けられた水平方向のタンク補強ビ
    ームを、前記密閉タンク本体の外側に取り付けられた複
    数の放熱器と互いに接続して共通配管とすることを特徴
    とする静止誘導電器。
JP4311398A 1998-02-25 1998-02-25 静止誘導電器 Pending JPH11243018A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210063367A (ko) * 2018-11-14 2021-06-01 에이비비 파워 그리즈 스위처랜드 아게 쉘 형태 변압기용 내부 지지부

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210063367A (ko) * 2018-11-14 2021-06-01 에이비비 파워 그리즈 스위처랜드 아게 쉘 형태 변압기용 내부 지지부
CN112970077A (zh) * 2018-11-14 2021-06-15 Abb电网瑞士股份公司 外壳式变压器的内部支撑件
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