JPH11242551A - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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JPH11242551A
JPH11242551A JP9367996A JP36799697A JPH11242551A JP H11242551 A JPH11242551 A JP H11242551A JP 9367996 A JP9367996 A JP 9367996A JP 36799697 A JP36799697 A JP 36799697A JP H11242551 A JPH11242551 A JP H11242551A
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は表示装置として支障なく使用できると
共に、文字などのデータ入力のときには「キーストロー
ク(キーの押し下げ感覚)」のある「プッシュ式キーボ
ード」として使用できるキー入力装置を提供する。 【解決手段】 表示パネルと、この表示パネルの上に備
えられ、ユーザーの指先による押し下げによりデータ入
力ができる透明キーボードと、から成り、前記透明キー
ボードは、不使用時にはキー入力部とそれ以外の部分が
ほぼ同一の平面上に位置するように形成され、使用時に
は前記キー入力部が他の部分よりも突出するように形成
されている、ことを特徴とするキー入力装置である。ま
た、前記透明キーボードの上には、ユーザーの指先又は
ペンなどの入力用器具の接触によりデータ入力が可能な
透明タッチパネルが備えられているのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字などのデータ
入力をしないときは表示装置として使用できると共に、
データ入力を行うときはブラインドタッチが可能なキー
ボードとして使用することができるキー入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、LCD(液晶表示装置)パネ
ルなどの表示パネルの上に透明のタッチパネルを備え
て、表示と入力を一つの装置で行うことを可能にしたも
のが提案されている(例えば、特開平8−272532
号公報(タブレット付き表示装置)、特開平7−366
23号公報(タッチパネル))。しかしながら、これら
の公報には、キー入力部が盛り上がるように構成する技
術思想は、開示されていない。また、従来より、タッチ
パネルにより構成される「タッチ式キーボード(コンピ
ュータ・ソフトウェアにより表示画面上に表示されるソ
フトキーボード)」は、「キーストローク」がないた
め、ブラインドタッチができず、また、キーの押し間違
えや操作の疲れなどの原因となることから、平面状のタ
ッチパネルの上に、外付け式の「キーパネル」を備える
ことにより、「プッシュ式キーボード」と同様のキーの
確実な押し下げ感覚を得られるようにした装置も提案さ
れている(例えば、特開平4−205614号公報(情
報処理装置の入力装置))。しかしながら、この方式で
は、ユーザーの立場からは、キーボードとして使用する
毎に、前記の「外付け式のキーパネル」をいちいち取り
付けるのは面倒であるという問題がある。また、特開平
8−171447号公報は(情報入力装置)は、最初か
ら、各キーに相当する部分のみが盛り上げられた(凹凸
のある)タッチパネルを形成し、通常のタッチパネルと
しても使用できると共に、切り換えスイッチの操作によ
り、キーボードとしても使用できるようにした入力装置
を提案している。しかしながら、この方式では、ユーザ
ーの立場からは、最初からタッチパネルが平面ではない
(凹凸がある)ので、キーボードとして使用する場合は
便利だが、通常のタッチパネルとして使用する場合は不
便である(凹凸があり平坦面でないため)という問題が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
タッチパネル又はキーボードにおいては、通常は表示パ
ネルとして支障なく使用でき、データ入力のときには
「キーストローク(キーの押し下げ感覚)」のある「プ
ッシュ式キーボード」として使用できるようなキー入力
装置は、まだ全く提案されていない。本発明はこのよう
な従来技術の現状に鑑み、通常は平坦面で表示パネルと
して支障なく使用できると共に、文字などのデータ入力
のときには「キーストローク(キーの押し下げ感覚)」
のある「プッシュ式キーボード」として使用できるキー
入力装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】1.ユーザーの指先によ
る押し下げによりデータ入力が可能なキーボードを含
み、前記キーボードは、キー入力を行わないときは、キ
ー入力部(各キーに相当する部分)と他の部分がほぼ同
一の平面上に位置するように形成されると共にデータ表
示機能を発揮できるように構成され、キー入力を行うと
きは、前記キー入力部(各キーに相当する部分)が他の
部分よりも突出するように形成されている、ことを特徴
とするキー入力装置。 2.表示パネルと、この表示パネルの上に備えられ、ユ
ーザーの指先による押し下げによりデータ入力が可能な
透明キーボードと、から成り、前記透明キーボードは、
キー入力を行わないときは、キー入力部(各キーに相当
する部分)と他の部分がほぼ同一の平面上に位置するよ
うに形成され、キー入力を行うときは、前記キー入力部
(各キーに相当する部分)が他の部分よりも突出するよ
うに形成されている、ことを特徴とするキー入力装置。 3.上記1のキー入力装置において、さらに、前記透明
キーボードの上には、ユーザーの指先又はペンなどの入
力用器具の接触によりデータ入力が可能な透明タッチパ
ネルが備えられている、ことを特徴とするキー入力装
置。
【0005】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1〜図5を参照し
て本発明の実施形態1を説明する。図1は本実施形態を
携帯型電話機として使用する場合を示す斜視図、図2は
本実施形態を表示装置として使用する場合を示す斜視
図、図3は本実施形態をタッチパネルによるデータ入力
が可能なキー入力装置として使用する場合を示す斜視
図、図4は本実施形態をプッシュ式のキー入力が可能な
キー入力装置として使用する場合を示す斜視図、図5は
本実施形態を「プッシュ式のキーボード」として使用す
る場合の動作を示す部分断面図である。
【0006】図1〜3において、1及び2はLCD(液
晶表示装置)から成る表示装置である。これらの表示装
置1及び2は、互いに隣り合う端部が、蝶番(又はヒン
ジ)3(図2及び図3参照)により、互いに折り畳み・
折り曲げ自在に連結されている。また、図1において、
4aは電話の相手先からの音声を出力するためのスピー
カ、4は電話をかける相手先の氏名や電話番号などを表
示するための画面表示部、5は電話番号や氏名やメッセ
ージを入力するためのキー入力部(テンキー)、6はユ
ーザーが発する音声を収集するためのマイクである。図
1に示すように、本実施形態では、前記表示装置1及び
2を互いに折り畳んだ状態では、携帯型電話機として使
用できるようになっている。
【0007】次に、本実施形態を表示専用の装置として
使用する場合を図2に基づいて説明する。この場合は、
図2に示すように、前記表示装置1及び2を折り畳んだ
状態から開いて、前記表示装置1及び2の各表示面1a
及び2aを「見開き」の状態にして使用する。すなわ
ち、図2に示すように、各表示面1a及び2aの各画面
が互いに合わさって「一つの大きな画面」として統一的
に一つのコンテンツ(情報の内容)を表示できるよう
に、使用する。例えば、図2に示すように、「ニュース
速報」や「今日の天気」などの情報が、前記の表示面1
aと表示面2aとが合わさった一つの画面の全体で大き
く表示して、使用できる。
【0008】また、本実施形態では、前記表示装置1及
び2は、前記蝶番(又はヒンジ)3は、図示しない固定
手段(例えば摩擦又はフックなどにより、前記表示装置
1及び2を、互いに所定の折り曲げ角度で、一時的に固
定するための手段)を備えている。そして、ユーザー
は、この固定手段により、前記表示装置1及び2を、ユ
ーザーが表示装置1及び2を「見開き」の状態で使用す
るときに使用しやすい任意の角度(表示装置1及び2の
両方の表示画面を同時に見やすい任意の角度、又は、表
示装置1及び2を一緒に片手で持ちやすい任意の角度)
で、例えば170度から110度までの角度の範囲内の
任意の角度で、固定して(図2に示す状態)使用できる
ようになっている。この場合は、ユーザーは、例えば、
図2の3つの蝶番3の図示の一番下の蝶番3の近傍に片
手の親指を付けて、残りの4本の指で前記表示装置1及
び2の表示面の裏面を支持することにより、あたかも
「本(書籍)を片手で読んでいるような状態」で、本実
施形態をデータ表示装置として使用することができる。
【0009】次に、本実施形態を、タッチパネル方式に
よるデータ入力を行うための装置として使用する場合
を、図3に基づいて説明する。この場合は、図3に示す
ように、一方の表示装置1の表示面1aをデータ表示用
の画面に使用すると共に、他方の表示装置2の表示面2
aを、「表示専用」から「タッチパネル用」に切り換え
るための操作した上で、使用する。この「LCDなどの
表示パネルの上にタッチパネルを備えるようにする技
術」は、従来から製品化されている。例えば、特開平8
−272532号公報などには、そのための技術内容の
一例が開示されている。すなわち、例えば、LCDの表
示パネルの上に、2つの透明電極膜とその間に挿入され
た透明のゲル状の絶縁体とから成るタッチパネルを備え
ること(例えば、特開平2−12517号公報、特開平
8−171447号公報、特開平5−119902号公
報、特許第2616353号公報などを参照)により、
LCDにソフトウェアによりキーボードのキー配列を表
示させ、その表示された各キーをユーザーの指先で接触
することにより文字入力などを可能にする装置を実現す
ることができる。
【0010】次に、本実施形態を「プッシュ式のキーボ
ード」として使用する場合の動作を、図4及び図5に基
づいて説明する。この場合は、まず、図4(a)に示す
ように、従来の「ノート型パソコン(パーソナル・コン
ピュータ)」のように、表示装置2をテーブル(事務用
机)の上に置き、表示装置1を斜め上方向に立てさせ
て、使用する。そして、後述のキー浮上装置により、前
記の表示面2aのタッチパネルの部分を、配列された各
キーが浮き上がる(盛り上がる)ようにすることによ
り、図4(b)に示すような、各キー(文字や数字を示
すキー)が他の部分よりも盛り上がって突出するような
状態(「プッシュ式キーボード」の状態)として使用す
る。
【0011】次に、前記のキー浮上装置の構成及び動作
を、図5に基づいて説明する。図5(a)は、図4の表
示装置2の内部構造を示す部分断面図である。図5
(a)において、11は従来のLCD(液晶表示装置)
から成るLCDパネル、12はこのLCDパネル11の
上にこれと平行(図の水平方向)に備えられた第1の透
明導電膜、15はこの第1の透明導電膜12と所定の距
離を介してこれと平行に備えられた第2の透明導電膜、
17はこの第2の透明導電膜15と所定の距離を介して
これと平行に備えられた第3の透明導電膜、である。
【0012】本実施形態では、前記第1の透明導電膜1
2の上面と第3の透明導電膜17の下面には、X方向に
伸びる多数の細い帯状の透明電極(図示せず)が形成さ
れている。また、前記第2の透明導電膜15の上面と下
面には、前記X方向と直行するY方向に伸びる多数の細
い帯状の透明電極(図示せず)が形成されている。した
がって、本実施形態では、前記第1の透明導電膜12と
第2の透明導電膜15とが接触することにより、その接
触位置のX−Y座標データが得られるようになってい
る。また、前記第2の透明導電膜15と第3の透明導電
膜17とが接触することにより、その接触位置のX−Y
座標データが得られるようになっている(なお、この実
施形態では、上記のように、2つの平行な導電膜の接触
位置を感圧式により検出する例を示したが、これ以外
に、例えば、縦・横方向にかけた電圧の抵抗分圧により
接触位置を検出する方法や静電容量の変化により検出す
る方法など、座標位置検出のための様々な公知の方法が
利用できる。これらの公知の方法については、例えば、
特開平2−12517号公報や特開平8−171447
号公報などに記載されている)。また、本実施形態で
は、前記第2の透明導電膜15及び第3の透明導電膜1
7は、ゴムなどの伸縮自在の(伸縮性の有る)素材から
構成されている。
【0013】次に、図5(a)において、16は前記第
2の透明導電膜15と第3の透明導電膜17との間に介
在された透明のゲル状絶縁層(その素材については、例
えば、特開平2−12517号公報に掲げられたものが
使用できる)である。また、符号13は、前記第1の透
明導電膜12と第2の透明導電膜15とを互いに所定の
距離だけ離れるようにすると共に互いに所定の距離以上
は離れないようにし、且つ、互いに平行に保持されるよ
うに支持するための、透明の軟質(弾性)素材から構成
された複数のスペーサである。これらのスペーサ13に
より互いに平行に支持された第1及び第2の透明導電膜
12と15との間の空間14には、空気が存在してい
る。この空間14は、通常は、外部に対して解放されて
おり外部との間で空気が自由に流通されるようになって
いる。
【0014】また、図5(a)において、前記空間14
の外部との導通口には、電磁弁18が設けられている。
この電磁弁18は、通常は「開」の状態となっている。
また、この電磁弁18には、外部の空気を前記空間14
に送り込むためのエアーポンプ19が接続されている。
また、前記電磁弁18とエアーポンプ19は、ユーザー
からの要求(操作)に応じて制御装置20により制御さ
れて作動するようになっている。
【0015】また、図5では図示省略しているが、前記
第3の透明導電膜17の上面には、抵抗膜が蒸着されて
おり、さらに、ユーザーの指先やペンで前記抵抗膜に接
触した場合に、その接触位置の座標を前記抵抗膜の抵抗
値の変化により検出する手段が、備えられている。した
がって、ユーザーは、前記表示装置2を「接触式のタッ
チパネル」として使用するための操作(機能切り換えス
イッチの操作)を行った上で、前記表示装置2を「接触
式のタッチパネル」として使用することができる。すな
わち、「接触式のタッチパネル」としての前記第3の透
明導電膜17及びその上に蒸着された抵抗膜の位置座標
は、表示装置1(図4(a)参照)の表示面1aに位置
座標に1対1に対応するように構成されている。したが
って、ユーザーが、指先(又はペン)を、「接触式のタ
ッチパネル」としての前記抵抗膜の上に接触させると、
前記抵抗膜上の座標位置が検出される(抵抗膜に縦・横
方向にかけた電圧の抵抗分圧により検出される)。そし
て、ユーザーが、接触させた指先を滑らか前記抵抗膜上
で移動させれば、画面上のカーソルもそれに応じて滑ら
かに移動する(以上の「接触式のタッチパネル」の構成
及び動作については、特開平8−171447号公報の
中に詳細な説明がある)。
【0016】次に、本実施形態の表示装置2を、ユーザ
ーが指先(又はペン)を接触させるだけでなく押圧する
(圧力を加える)ことにより「マウスのクリック」動作
などの入力を行うための「接触及び押圧式のタッチパネ
ル(マウスのクリック機能をも有するタッチパネルで、
タッチ式キーボードとしても使用できるもの)」として
使用する場合の動作を、図5(b)に基づいて説明する
(この「接触及び及び式のタッチパネル」についても、
前記の特開平8−171447号公報の中に詳細な説明
がある)。本実施形態では、ユーザーが所定の操作によ
り、表示装置2を「接触及び押圧式のタッチパネル」と
して使用することを要求したときは、前記第3の透明導
電膜17の下面が下方に局部的に湾曲して第2の透明導
電膜15の上面に接触することにより、ユーザーが希望
する位置座標データや文字データを入力できるようにな
っている。
【0017】すなわち、ユーザーがペン先21や指先2
2の先端で前記第3の透明導電膜17の所定部分に接触
し更に軽く押圧すると、図5(b)に示すように、第3
の透明導電膜17の前記部分がゲル状絶縁物16を押し
のけて(局部的に下方に湾曲して)図の下方の第2の透
明導電膜15に接触し、電気的に感圧により導通状態と
なる。そして、この導通により、前記のユーザーが接触
及び押圧した部分のX−Y座標上の位置データが検出さ
れる。したがって、本実施形態では、ユーザーは、予め
所定の位置にカーソル(画面上の矢印)を移動させた上
で(このカーソルの移動は、前述のように第3の透明導
電膜17の上面の抵抗膜上を指先で接触しながら移動さ
せることだけで可能)、さらに、そのカーソルを移動さ
せた場所で指先で押圧することにより、「マウスのクリ
ック(又はダブルクリック)動作の機能」をさせること
ができる(特開平8−171447号公報の段落番号0
026〜0029の記載などを参照)。
【0018】また、本実施形態では、LCDパネル11
に所定の文字(「a」「b」「c」などの文字)、数字
(「1」「2」「3」などの数字)又は記号などから成
るキー配列を表示しておき、この表示を前記透明導電膜
12,15,17を介してユーザーが視認しながら、希
望するキーの位置を、ユーザーが接触し更に軽く押圧す
ることにより、その位置に相当する文字、数字又は記号
を入力することもできる。この場合は、前記表示装置2
を、コンピュータ・ソフトウェアのみにより実現する
「ソフト・キーボード」(タッチ式キーボード。キーに
相当する部分が他の部分より盛り上がっておらず全体が
平坦面なので、キーストロークはなく、ブラインドタッ
チなどはできない)として使用することになる。
【0019】次に、本実施形態を「ブラインドタッチが
可能なプッシュ型キーボード」として使用する場合の動
作を図5に基づいて説明する。まず、図5(a)に示す
状態で、ユーザーが表示装置2を「プッシュ型キーボー
ド」として使用することを要求する操作をした場合の動
作を説明する。この場合は、制御装置20は、エアーポ
ンプ19を駆動して、外部の空気を電磁弁18(通常は
「開」となっている)を介して、前記空間14内に送り
込む。ところで、前記第2の透明導電膜15及び第3の
透明導電膜17は、前述のように、ゴムなどの弾性を有
し「伸縮自在」の性質を有する素材で形成されている。
したがって、前記空間14内に多量の空気が送り込まれ
ると、前記の伸縮性を有する第2及び第3の透明導電膜
15及び17は、局部的に図の上方に盛り上がり突出す
るようになる。すなわち、前記の伸縮性を有する第2及
び第3の透明導電膜15及び17の中の前記スペーサ1
3により前記第1の透明導電膜12(この第1の透明導
電膜12は伸縮性はない)と連結された部分は盛り上が
り・突出することはないが、それ以外の部分は、前記空
間14内の空気圧の増大により伸ばされて、図の上方に
膨らむ(盛り上がり突出する)ようになる。
【0020】その結果、図5(c)に示すように、LC
Dパネル11に表示された所定のキー配列に対応して、
各キー毎に、前記第2及び第3の透明導電膜15及び1
7が盛り上がり(浮き上がり)、各キーに相当する部分
のみが他の部分よりも上方に突出するようになる。この
状態になったら、制御装置20は前記エアーポンプ19
の駆動を停止し、電磁弁18を「閉」に切り換える。こ
れにより、LCDパネル11に表示されたキー配列のと
おりに、各キーが他の部分よりも盛り上がり突出した
「プッシュ型キーボード」が形成される。
【0021】この「プッシュ型キーボード」では、LC
Dパネル11に所定のキー配列の文字・数字・記号が表
示され、それらが各透明導電膜12,15,17を介し
てユーザーに視認される。ユーザーは、これらの各キー
の文字等を視認しながら、各キーの位置に対応する各
「盛り上がり突出した部分」を上から指先で押圧するこ
とにより、その押圧部分のキーのデータ(文字等)を入
力することができる。すなわち、図5(d)に示すよう
に、ユーザーが指先23であるキー(突出部)を押圧す
ると、前記第2の透明導電膜15の前記押圧部分が、前
記空間14内を局部的に下方に湾曲して、第1の透明導
電膜12に接触し、その接触位置のX−Y座標データが
検出される。これにより、その接触位置に相当する文字
等のデータ(入力されるべき文字等のデータ)が特定さ
れる。
【0022】以上のように、本実施形態1では、表示装
置2を、データ出力用としての「表示用パネル」、デー
タ入力用としての「接触式タッチパネル」、データ入力
用としての「接触及び押圧式タッチパネル(マウスのク
リック機能をも有するタッチパネルで、タッチ式キーボ
ード(ソフト・キーボード)としての機能もある)」、
及びデータ入力用としての「プッシュ型キーボード」
の、計4つの機能を有するものとして、使用することが
できる。
【0023】実施形態2.次に、本発明の実施形態2を
図6に基づいて説明する。この実施形態2は、装置全体
の構成は、図1〜図4を参照して説明した実施形態1と
同様であるが、その表示装置2(図4(b)参照)の内
部構造が実施形態1と異なっている。図6はこの実施形
態2に含まれる表示装置2(図1〜4参照)の内部構造
及び動作を説明するための図である。図6において、1
1はLCDパネル、31は第1の透明導電膜、32はこ
の第1の透明導電膜31の上方にこれと所定の距離を介
して平行に保持される第2の透明導電膜、33は前記第
1の透明導電膜31と第2の透明導電膜32とを所定の
距離を介して平行に保持するための透明のスペーサ、3
4は前記の第1の透明導電膜31と第2の透明導電膜3
2との間に充填された透明のゲル状絶縁物質である。
【0024】なお、前記第1の透明導電膜31の上面に
はX方向の多数の細い帯状電極が形成され、前記第2の
透明導電膜32下面にはY方向の多数の細い帯状電極が
形成されているのは、実施形態1と同様である。また本
実施形態では、前記第1の透明導電膜31はほとんど伸
縮性のない素材で形成され、前記第2の透明導電膜32
はゴムなどの伸縮自在の素材で形成されている。また、
本実施形態では、前記ゲル状絶縁物質34は、比較的低
い温度で2倍近く又は2倍以上に熱膨張する素材で構成
されている。
【0025】また、この図6には図示省略しているが、
前記第2の透明導電膜32の上面にも抵抗膜が蒸着され
て、縦・横方向にかけた電圧の抵抗分圧に基づいてユー
ザーが指先で接触した位置座標を検出できるようになっ
ている(実施形態1で説明した「接触式のタッチパネ
ル」の構成及び機能と同一である)。
【0026】本実施形態では、前記ゲル状絶縁物質34
が充填された空間には、空間内部のゲル状絶縁物質34
を外部に流出させるための流出口と、外部からゲル状絶
縁物質34を前記空間内に流入させるための流入口と
が、形成されている。これらの流出口及び流入口には、
それぞれ、流出用電磁弁35及び流入用電磁弁38が接
続されている。これらの2つの電磁弁35,38は、通
常は、「閉」の状態に保たれている。また、本実施形態
では、前記流出用電磁弁35の後側にポンプ36が接続
され、このポンプ36の後側にヒーター等の加熱装置3
7が接続され、この加熱装置37の後側に前記流入用電
磁弁38が接続されている。また、本実施形態では、前
記2つの電磁弁35,38、ポンプ36、及び加熱装置
37は、図示しない制御装置により、制御されるように
なっている。
【0027】次に、本実施形態2において、表示装置2
を平坦な「接触及び押圧式のタッチパネル」(マウスの
クリック機能をも有するタッチパネル)として使用する
場合の動作を説明する。この場合は、図6(b)に示す
ように、ユーザーが、ペン先21又は指先22で前記第
2の透明導電膜32の所定部分に、その上方から接触し
軽く押圧することにより、第2の透明導電膜32が第1
の透明導電膜31に接触するので、感圧により、ユーザ
ーが前記の接触・押圧した位置の座標データが検出され
る。
【0028】次に、本実施形態2の表示装置2を凹凸の
ある「プッシュ型キーボード」として使用する場合の動
作を説明する。この場合は、まず、図6(a)の状態
で、ユーザーが、表示装置2を「プッシュ型キーボー
ド」として使用したいという要求を入力する。すると、
前記の制御装置は、前記2つの電磁弁35及び38を
「開」に切り換え、ポンプ36及び加熱装置37の駆動
を開始させる。これにより、図6(a)の状態では前記
空間内に封じ込められていたゲル状絶縁物質34は、流
出用電磁弁35から、ポンプ36を経て、加熱装置37
により所定の温度(前記のゲル状絶縁物質34が例えば
約1.5〜2倍の容積に熱膨張する温度)まで加熱さ
れ、その後、流入用電磁弁38を介して前記空間内に流
入する。以上のゲル状絶縁物質34の循環(図6(a)
の矢印A,B,C,D,及びEを参照)は、ゲル状絶縁
物質34を前記の所定の温度に保持するために、一定の
速度で継続して又は間欠的に行われる。
【0029】この動作の結果、前記ゲル状絶縁物質34
は、前記空間内でほぼ1.5〜2倍の容積に膨張する。
その結果、前記の伸縮性のある第2の透明導電膜32
は、前記の膨張したゲル状絶縁物質34により、前記ス
ペーサ33から離れた部分が部分的に上方に押し上げら
れる(前記スペーサ33の近傍部分はスペーサ33によ
り引っ張られるので、上昇しない)。その結果、図6
(c)に示すように、各キーに相当する部分だけが浮き
上がり(盛り上がり)、上方に突出した状態になる。こ
れらの、それぞれが浮き上がった部分(突出部)は、L
CDパネル11に表示されたキー配列の各キーの位置と
それぞれ対応する。そして、ユーザーは、前記の透明の
導電膜31及び32を通して、前記LCDパネル11に
表示されたキー配列を視認できる。よって、ユーザー
は、前記のキー配列を見ながら、所定のキーの対応する
場所を押圧することにより、各キーに対応して表示され
た文字・数字・記号などを入力することができる。すな
わち、図6(d)に示すように、ユーザーの指先23が
あるキー(図の突出した部分)を押圧すると、第2の透
明導電膜32が押し下げられて(図の下方に湾曲させら
れて)第1の透明導電膜31に接触するので、前記第1
の透明導電膜31と第2の透明導電膜32とが局部的・
選択的に導通され、前記のユーザーが押圧した位置のX
−Y座標データが得られ(位置座標が検出され)、その
座標データに対応する文字・数字・記号などのデータ
が、入力される(以上の押圧位置の座標の検出の動作の
詳細については、特開平8−272532号公報などを
参照)。
【0030】以上のように、本実施形態2でも、実施形
態1と同様に、表示装置2を、データ出力用としての
「表示専用」、データ入力用としての「接触式のタッチ
パネル」、データ入力用としての「接触及び押圧式のタ
ッチパネル(マウスのクリックの機能をも有するタッチ
パネルであり、タッチ式キーボードとしても機能でき
る。)」、及びデータ入力用としての「プッシュ型キー
ボード」の、計4つの機能を有するものとして、使用す
ることができる。
【0031】実施形態3.次に、本発明の実施形態3を
図7に基づいて説明する。この実施形態3は、装置全体
の構成は、図1〜図4を参照して説明した実施形態1と
同様であるが、その表示装置2の内部構造が実施形態1
と異なっている。図7はこの実施形態3における表示装
置2(図1〜4参照)の内部構造及び動作を説明するた
めの図である。図7において、11はLCDパネル、4
1は第1の透明導電膜、42はこの第1の透明導電膜4
1の上方にこれと所定の距離(空間)を介して平行に保
持される第2の透明導電膜、43はこの第2の透明導電
膜42の上方にこれと所定の距離(空間)を介して平行
に保持される第3の透明導電膜、44は前記第1の透明
導電膜41と第2の透明導電膜42とを所定の距離(空
間)を介して平行に保持するための透明のスペーサであ
る。
【0032】また、図7において、45は、前記の第1
の透明導電膜41と第2の透明導電膜42との間の空間
に充填された透明のゲル状絶縁物質、及び、前記の第2
の透明導電膜42と第3の透明導電膜43との間に充填
された透明のゲル状絶縁物質、である。すなわち、本実
施形態では、前記の第1の透明導電膜41と第2の透明
導電膜42との間の空間と、前記の第2の透明導電膜4
2と第3の透明導電膜43との間の空間とには、それぞ
れ共通の透明のゲル状絶縁物質45が充填されている。
【0033】なお、前記第1の透明導電膜41の上面及
び第3の透明導電膜43の下面にはX方向の多数の細い
帯状電極が形成され、前記第2の透明導電膜42の上面
及び下面にはY方向の多数の細い帯状電極が形成されて
いるのは、実施形態1と同様である。また本実施形態で
は、前記第1の透明導電膜41はほとんど伸縮性のない
素材で形成され、前記第2及び第3の透明導電膜42及
び43はゴムなどの伸縮自在の素材(伸縮性の大きい素
材)で形成されている。また、本実施形態では、前記透
明のゲル状絶縁物質45及び46は、比較的低い温度で
例えば1.5倍から2倍近く又は2倍以上に熱膨張する
素材で構成されている。
【0034】また、本実施形態では、前記第3の透明導
電膜43の上面には抵抗膜が蒸着され、そこに縦・横方
向にかけられた電圧の抵抗分圧に基づいて、指先やペン
が接触した位置の座標が検出できるようになっている
(実施形態1の中で説明した「接触式のタッチパネル」
の構成及び機能である)。
【0035】本実施形態では、前記第3の透明導電膜4
3と第2の透明導電膜42との間にゲル状絶縁物質45
が充填された空間には、この空間内部のゲル状絶縁物質
45を外部に流出させるための流出口が備えられ、この
流出口には、流出用電磁弁47(この電磁弁47は通常
は「閉」に設定されている)が接続されている。また、
前記第2の透明導電膜42と第1の透明導電膜41との
間にゲル状絶縁物質45が充填された空間には、外部か
らこの空間内にゲル状絶縁物質を流入させるための流入
口が備えられ、この流入口には、流入用電磁弁49(こ
の電磁弁49は通常は「閉」に設定されている)が接続
されている。また、前記流出用電磁弁47と流入用電磁
弁49との間にはポンプ48が介設されている。また、
前記の2つの電磁弁47,49とポンプ48は、制御装
置50により制御されるようになっている。
【0036】次に、この実施形態3の表示装置2の平坦
な表面を「接触及び押圧式のタッチパネル(マウスのク
リック機能をも有するタッチパネル)」として使用する
場合の動作を説明する。この場合は、LCDパネル11
に表示される内容(キー配列など)は、透明の各導電膜
41,42,43などを介して、ユーザーが視認できる
ことは、実施形態1と同様である。そして、ユーザーが
第3の透明導電膜43の上面を、指先等で接触させ軽く
押圧すると、第3の透明導電膜43の前記接触・押圧部
分のみが下降する(局部的に下方に湾曲する)。そし
て、この湾曲した第3の透明導電膜43がその下方の第
2の透明導電膜42に接触し、感圧により、前記の指先
による接触位置の座標データが検出される。この押圧
は、マウスのクリックの機能として使用できる。
【0037】次に、この実施形態3の表示装置2を「プ
ッシュ型キーボード」として使用する場合を説明する。
ユーザーが「プッシュ型キーボード」としての使用を要
求する操作を行うと、前記制御装置50は、前記2つの
電磁弁47及び49を「開」に切り換えて、ポンプ48
の駆動を開始する。すると、前記第2の透明導電膜42
及び第3の透明導電膜43との間に充填されていたゲル
状絶縁物質45は、前記流出用電磁弁47から、ポンプ
48及び流入用電磁弁49を介して、前記前記第1の透
明導電膜41及び第2の透明導電膜42との間に、その
ほぼ全てが、流入される(図7(a)の矢印F,G,
H,及びIを参照)。
【0038】その結果、前記の伸縮性を有する第2の透
明導電膜42の中のスペーサ44から離れた部分(LC
Dパネル11に表示されたキー配列の各キーに対応する
部分)のみが、前記の流入したゲル状絶縁物質45によ
り上方に押されて他の部分よりも盛り上がり、突出す
る。この状態になったとき、制御装置50はポンプ48
の駆動を停止し、2つの電磁弁47,49を「閉」に切
り換える。以上により、表示装置2を、図7(b)に示
すように、各キー毎に盛り上がり突出した「プッシュ型
キーボード」として使用できるようになる。
【0039】以上のように、本実施形態3でも、実施形
態1又は2と同様に、表示装置2を、データ出力用とし
ての「表示専用」、データ入力用としての「接触式のタ
ッチパネル」、データ入力用としての「接触及び押圧式
のタッチパネル(マウスのクリックの機能をも有するタ
ッチパネルであり、タッチ式キーボードとしても機能で
きる。)」、及びデータ入力用としての「プッシュ型キ
ーボード」の、計4つの機能を有するものとして、使用
することができる。
【0040】実施形態4.次に、図8を参照して本発明
の実施形態4を説明する。この実施形態4では、実施形
態1のように2つの表示装置を折り曲げ・折り畳み自在
に連結するのではなく、一つのLCDを備えた表示装置
51の表示面を画面表示部52と「プッシュ型キーボー
ド部」53とに分けて使用できるようにしている。図8
(a)は、表示装置51の表示面の全体を、画面表示部
52として使用する場合、を示している。この場合、ユ
ーザーは、画面表示部52の全体にインターネットのホ
ームページやテレビ放送からの情報を表示させることが
できる。
【0041】次に、図8(b)は、前記の表示装置51
の表示面の全体の中の上半分(図の破線で囲んだ部分)
52aのみを、画面表示部として使用すると共に、前記
表示面の全体の下半分52bのみを、「プッシュ型キー
ボード部」として使用する場合を示すものである。前記
表示面の下半分は、通常は、図8(a)に示すような平
坦面であるが、ユーザーがプッシュ型キーボードとして
の使用を要求した場合には、前記表示装置51に表示さ
れた(LCDにより表示された)所定のキー配列の各キ
ーに対応する部分のみが、他の部分よりも突出して、各
突部53aが形成される。したがって、ユーザーは、こ
の各突部53aを指先などで押圧することにより、各キ
ーに対応する文字などのデータの入力を行うことができ
る。なお、この場合に行うデータ入力の内容は、ほぼリ
アルタイムに前記上半分52aの画面表示部に表示され
るので、ユーザーは、この表示を見ながらワープロ入力
などを行うことができる。また、上記の表示装置51の
表示面の図示下半分52bの各キーに対応する部分のみ
を他の部分よりも突出させるための構成(キー浮上装
置)は、実施形態1〜3に関して図5〜7を参照して説
明したものとほぼ同様なので説明を省略する。
【0042】なお、以上の実施形態1〜3では、LCD
パネル(表示用パネル)の上に透明のタッチパネル及び
透明キーボードを備えるようにしているが、本発明はこ
れに限られるものではなく、表示用パネルそのものを部
分的に盛り上げて突出させる(表示用パネルそのものを
伸縮性のある素材により形成し、表示用パネルの各キー
に対応する部分のみを他の部分よりも盛り上げて突出さ
せることにより、突出部である「キー」を形成する)よ
うにしてもよい。すなわち、前記の本実施形態1〜3に
おいては、LCDパネル11(表示用パネル)の上に、
伸縮性の大きい透明導電膜及び透明のゲル状絶縁物質を
備えるようにしているが、本発明では、LCDパネル1
1(あるいは、有機EL(エレクトロルミネッセンス)
パネルなど)そのものを伸縮性のある素材で形成して、
それを凹凸状に変形させる(各キーに対応する部分のみ
を部分的・局部的・選択的に盛り上げて突出させて、突
出部としての「キー」を形成する)ようにしてもよい。
このようにすれば、各突出部(「キー」)の表面に、
「a」「b」「c」などの文字や「1」「2」「3」な
どの数字を表示させることができるので、ユーザーのキ
ー配列をより容易に且つ鮮明に視認できるようになる。
【0043】また、前記の実施形態1〜3では、文字・
数字及び記号などを含むキー配列(フルキーボード)の
各キーを盛り上げて突出させるようにしているが、本発
明はこれに限られるものではなく、数字のみ(テン・キ
ー)に対応するキーのみを盛り上げて突出させるように
してもよい。
【0044】また、前記の実施形態1〜3では、伸縮性
の有る透明導電膜を使用して各キーに対応する部分を盛
り上げ・突出させるようにしているが、本発明では、
「ある温度で所定の形状(所定のキー配列に対応する凹
凸形状)に変形するように記憶させた形状記憶樹脂」を
使用して、通常は平坦面にして表示用パネルやタッチパ
ネルとして使用し、プッシュ式キーボードとして使用し
たい場合だけ、その樹脂をある温度にして、所定の形状
(所定のキー配列に対応する凹凸形状)に変形させるよ
うにしてもよい。
【0045】また、前記の実施形態2(図6参照)で
は、透明のゲル状絶縁物質34を熱膨張させることによ
り、伸縮性の有る透明導電膜32を選択的・局部的に盛
り上げ、突出させるようにしているが、本発明では、例
えば、前記透明のゲル状絶縁物質34の替わりに、液体
フロン(液体フロンはセ氏70度ほどで気化するので、
瞬時に膨らむ)などを使用するようにしてもよい。
【0046】また、前記の実施形態2(図6参照)で
は、透明のゲル状絶縁物質34を熱膨張させるために、
ポンプ36により加熱装置37まで移動、循環させるよ
うにしているが、本発明では、例えば、前記ゲル状絶縁
物質34を各キーにそれぞれ対応する透明の袋の中に封
入して、その各袋の中に予め備えられた超小型ヒーター
を駆動させることにより、前記ゲル状絶縁物質を熱膨張
させて、突出部を形成するようにしてもよい。
【0047】実施形態5.次に、図9に基づいて本発明
の実施形態5を説明する。この実施形態5では、「変形
させても温度制御で元通りの形状に戻る形状記憶ゲル」
を使用する。このような形状記憶ゲルは、1995年
に、長田義仁氏(現在、北海道大学教授)により発明さ
れたものである(1997年12月24日付け日経産業
新聞の記事「日本のオリジナリティ/ゲルで柔らかい機
械/長田義仁氏」を参照)。
【0048】図9(a)及び(b)は本実施形態5で使
用する形状記憶ゲル61を示すものである。この形状記
憶ゲル61は、透明で、室温では、図9(a)に示すよ
うに平板状の形状を有しており、所定の温度下では図9
(b)に示すような波状(望ましくは、略パルス波の形
状)の形状を記憶している。つまり、この形状記憶ゲル
61は、温度制御により、図9(a)の形状と図9
(b)の形状とのいずれかの形状を選択的に取り得るよ
うになっている。
【0049】次に本実施形態5の全体構成を説明する。
図9(c)において、符号71は表面がタッチパネルに
もなり得る透明板で、可とう性、柔軟性、及び伸縮性を
有する樹脂により形成されている。前記透明板71の上
面には抵抗膜が形成され、ユーザーが指先などで接触し
たとき、その接触した位置の座標データを検出できるよ
うになっている。また、図9(c)の符号12は感圧性
の透明板で、例えば圧電素子などで構成され、ユーザー
の指先などで上方から押圧したときにその押圧された位
置座標データを検出できるようになっている。
【0050】以上のように、本実施形態5では、前記形
状記憶ゲル61、透明板71、及び透明板12のいずれ
もが透明であるので、ユーザーは、これらを通して、表
示パネル11により表示された情報を見ることができる
ようになっている。また、本実施形態5では、図示して
いないが、前記形状記憶ゲル61を温度制御するための
装置、例えばヒーターなどが備えられている。このヒー
ターなどの温度制御装置は、少なくとも前記表示パネル
11に対向する部分は、透明な素材で形成することが望
ましい。
【0051】次に本実施形態の動作を説明する。通常の
使用では、前記形状記憶ゲル61は平板状(図9(a)
の状態)なので、図9(c)に示すように、表示パネル
11の上方の部分、すなわち、形状記憶ゲル61及び透
明板71は、平坦状に保たれている。この場合は、ユー
ザーは、この平坦状に保たれた表面部分を、データ出力
用の画面表示部として使用したり、データ入力用のタッ
チパネルとして使用することができる。
【0052】次に、ユーザーが本実施形態5を「プッシ
ュ型キーボード」として使用したいと欲するときは、ユ
ーザーが所定の操作をして、前記温度制御装置を作動さ
せて、前記形状記憶ゲル61を所定の温度に加熱又は冷
却する。すると、形状記憶ゲル61は、図9(a)の状
態から図9(b)の形状に変化してその形状を保持す
る。そのため、図9(c)の状態から、図9(d)に示
すような表面が凹凸状の表示装置が得られる。前記表示
パネル11には、前記凹凸状の各凸部(図9(d)の符
号72を参照)に対応する位置に、それぞれ、「a」
「b」「c」などのキー配列の文字や記号が表示され
る。よって、ユーザーは、この凹凸の各凸部72を「プ
ッシュ型キーボード」の各キー(各キーに対応する文字
や記号が表示されている)として扱うことができる。そ
して、ユーザーがあるキーを選択してそれを押圧する
と、その押圧された部分の位置座標データが、前記透明
板12により検出されるので、キーによるデータ入力が
行えるようになる。
【0053】実施形態6.次に、本発明の実施形態6を
図10を参照して説明する。図10においては、図9と
共通する部分には図9と同一の符号を付している。この
実施形態6では、「電気制御で伸縮するゲル」を使用し
ている。この「電気制御で伸縮するゲル」は、1985
年に、長田義仁氏(現在、北海道大学教授)により発明
されたもので、長田義仁氏は、「電気制御によりゲルが
5〜10分で3分の1程度に小さくなる(縮む)ゲル」
を発明し、「ゆっくりだが優しく動く機械」にゲルを利
用できる可能性を見いだした(1997年12月24日
付け日経産業新聞の記事「日本のオリジナリティ/ゲル
で柔らかい機械/長田義仁氏」を参照)。この実施形態
6では、電気制御により、図10(a)の形状(伸びた
状態)と図10(b)の形状(縮んだ状態)とのいずれ
をも選択的に取り得るゲル62を使用している。
【0054】次に、本実施形態6の全体構成を説明す
る。図10(c)において、71及び12は透明板、1
1は表示パネルであり、図9で説明したものと同一であ
る。また、13は、前記透明板71と透明板12との間
に所定のスペースを介在させると共にこの図10(c)
に示す距離以上には両者が離れないようにお互いを引っ
張っておくためのスペーサである。本実施形態6では、
図10(c)に示すように、前記透明板71と透明板1
2との間のスペーサ13で仕切られた各スペースに、そ
れぞれ、ゲル62が備えられている。また、この実施形
態6では、図示していないが、前記の各ゲル62を電気
制御するための透明電極が備えられている。また、本実
施形態6では、前記の透明板12、透明のゲル62、及
び透明板71を介して、前記表示パネル11の表示内容
が容易に見えるようになっている。
【0055】次に本実施形態6の動作を説明する。この
実施形態6では、通常は、前記ゲル62は図10(a)
に示す状態に保たれている。よって、この実施形態6
も、通常は、図9(c)のように、その表面が平坦に形
成されている。よって、ユーザーは、この平坦な表面
を、データ出力用の表示画面部として使用したり、デー
タ入力用のタッチパネルとして使用することができる。
次に、ユーザーが、この実施形態6を「プッシュ型キー
ボード」として使用することを欲するときは、所定の操
作をすることにより、前記各ゲル62が電気制御によ
り、図10(a)から図10(b)に示す形状になる
(縮む)ように制御する。すると、前記ゲル62が図の
上方に突出するので、実施形態6は図10(d)に示す
ように、その表面が凹凸状となる。この凹凸状の各凸部
(図10(d)の符号72を参照)が「プッシュ型キー
ボード」の各キーとして使用できるようになる。よっ
て、ユーザーが、あるキーに対応する凸部72を押圧す
ると、前記透明板12により、その押圧位置座標データ
が検出されるようになる。
【0056】実施形態7.次に、本発明の実施形態7を
図11に基づいて説明する。この実施形態7では、図1
1(a)に示すようなプレート65を使用する。このプ
レート65は、その外周部に備えられた剛性(硬質)の
枠体65cと、この枠体65cの内部に形成された多数
の凸部65aと、それ以外の部分(凹部)65bと、か
ら構成されている。前記凸部65aと凹部65bは、可
とう性と柔軟性とある程度の伸縮性とを有する透明の樹
脂により、形成されている。また、図11(b)はこの
プレート65の部分拡大図である。図11(b)に示す
ように、前記凹部65bには、開口穴67が複数箇所に
形成されている。
【0057】次に、本実施形態7の全体構成を図11
(c)に基づいて説明する。図11(c)において、1
1は表示パネル、12は透明板、71は透明板で、実施
形態5の図9で説明したものと同一である。本実施形態
7では、前記透明板12と透明板71との間には、前記
プレート65が介設されると共に、透明の絶縁性ゲル6
8が充填されている。この透明の絶縁性ゲル68は、前
記開口穴67を通じて、プレート65の下方から上方へ
又はその逆方向へと自在に移動できるようになってい
る。さらに、本実施形態では、図示していないが、前記
プレート65の枠体65cを図11(c)の上下方向に
移動させる(これにより、プレート65の全体を図の上
下方向に移動させる)ための移動機構が備えられてい
る。また、本実施形態7では、前記の透明板12、透明
の絶縁性ゲル68、透明のプレート65、及び透明板7
1を介して、前記表示パネル11の表示内容が図示上方
から容易に見えるようになっている。
【0058】次に動作を説明する。本実施形態では、前
記プレート65は、通常は、図11(c)に示すよう
に、プレート65の凹部65bの下面が前記透明板12
にほぼ接触する位置まで下がった位置に保たれている。
この場合は、本実施形態7の表面は、図示のように平坦
状に保たれている。よって、ユーザーは、この平坦面を
情報の画面表示用に使用したり、情報入力用のタッチパ
ネルとして使用することができる。次に、ユーザーが、
本実施形態7を「プッシュ型キーボード」として使用す
ることを欲した場合は、ユーザーが所定の操作をするこ
とにより、前記駆動機構が作動して、前記プレート65
を図11(c)の図示上方に移動させ、前記プレート6
5の凸部65aが前記透明板71(前述のように、この
透明板71は可とう性と伸縮性を有している)を部分的
に上方に押し上げる位置まで、上昇させる(なお、この
過程で、前記プレート65の上方にあった絶縁性ゲル6
8は、そのほとんどが、開口穴67を介して、プレート
65の下方に移動する)。すると、実施形態7は図11
(d)に示すような状態となり、前記透明板71が前記
プレート65の凸部65aに押し上げられて、表面全体
が凹凸状となる。よって、ユーザーは、この凹凸状の各
凸部72をプッシュ型キーボードの各「キー」として使
用することができるようになる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明では、キー入力を
行わないときは、キー入力部とそれ以外の部分がほぼ同
一の平面上に位置するように形成されると共にデータ表
示機能を発揮できるように構成されており、キー入力を
行うときは、前記キー入力部が他の部分よりも突出する
ように形成されたキーボードを備えているので、ユーザ
ーは、通常は、表示面が平坦面である表示装置として支
障なく使用しながら、文字などのデータ入力が必要なと
きには、キーストローク(キーの押し下げ感覚)があ
り、ブラインドタッチが可能な「プッシュ式キーボー
ド」として使用できるようになる。また、本発明では、
キー入力を行わないときは、キー入力部とそれ以外の部
分がほぼ同一の平面上に位置するように形成されてお
り、キー入力を行うときは、前記キー入力部が他の部分
よりも突出するように形成された透明キーボードを、表
示用パネルの上に備えるようにしている。したがって、
ユーザーは、通常は、表示面が平坦面である表示装置と
して支障なく使用しながら、文字などのデータ入力が必
要なときには、キーストローク(キーの押し下げ感覚)
があり、ブラインドタッチが可能な「プッシュ式キーボ
ード」として使用できるようになる。また、本発明にお
いて、前記透明キーボードの上に、ユーザーの指先又は
ペンなどの入力用器具の接触によりデータ入力が可能な
透明タッチパネルを備えることにより、一つの表示装置
を、表示パネル、プッシュ式キーボード、及びタッチパ
ネルの3つの用途に使用できるようになり、大変便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1を携帯型電話機として使
用する場合を示す斜視図である。
【図2】 本実施形態1に含まれる表示装置2を表示専
用パネルとして使用する場合を示す斜視図である。
【図3】 本実施形態1に含まれる表示装置2を「タッ
チパネル」によるデータ入力が可能なキー入力装置とし
て使用する場合を示す斜視図である。
【図4】 本実施形態1の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図5】 本実施形態1に含まれる表示装置2を「プッ
シュ型のキーボード」として使用する場合の動作を示す
部分断面図である。
【図6】 本発明の実施形態2に含まれる表示装置2の
内部構造及び動作を説明するための図である。
【図7】 本発明の実施形態3に含まれる表示装置2の
内部構造及び動作を説明するための図である。
【図8】 本発明の実施形態4を説明するための斜視図
である。
【図9】 本発明の実施形態5を説明するための図であ
る。
【図10】 本発明の実施形態6を説明するための図で
ある。
【図11】 本発明の実施形態7を説明するための図で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーの指先による押し下げによりデ
    ータ入力が可能なキーボードを含み、 前記キーボードは、キー入力を行うときは、各キーに相
    当する部分が他の部分よりも突出するように形成されて
    おり、キー入力を行わないときは、各キーに相当する部
    分と他の部分がほぼ同一の平面上に位置するように形成
    されると共にデータ表示機能を有するように構成されて
    いる、ことを特徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 表示用パネルと、 この表示用パネルの上に備えられ、ユーザーの指先によ
    る押し下げによりデータ入力が可能な透明キーボード
    と、から成り、 前記透明キーボードは、キー入力を行うときは、各キー
    に相当する部分が他の部分よりも突出するように形成さ
    れており、キー入力を行わないときは、各キーに相当す
    る部分と他の部分がほぼ同一の平面上に位置するように
    形成されている、ことを特徴とするキー入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のキー入力装置において、さら
    に、 前記透明キーボードの上には、ユーザーの指先又はペン
    などの入力用器具の接触によりデータ入力が可能な透明
    タッチパネルが備えられている、ことを特徴とするキー
    入力装置。 【0001】
JP9367996A 1997-12-18 1997-12-31 キー入力装置 Pending JPH11242551A (ja)

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