JPH11242424A - ホログラフィック光学素子を用いたホログラフィック記憶装置のためのシステムと方法 - Google Patents

ホログラフィック光学素子を用いたホログラフィック記憶装置のためのシステムと方法

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JPH11242424A
JPH11242424A JP10321172A JP32117298A JPH11242424A JP H11242424 A JPH11242424 A JP H11242424A JP 10321172 A JP10321172 A JP 10321172A JP 32117298 A JP32117298 A JP 32117298A JP H11242424 A JPH11242424 A JP H11242424A
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hmc
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holographic
holographic optical
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Kevin Richard Curtis
リチャード カーティス ケヴィン
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ホログラフィック記憶装置に関し、特に位相相
関多重化(PCM)ホログラフィック記憶システムのよ
うなホログラフィック記憶システム内に光ビームを生成
する装置および方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つのHOE基準ビームを生
成する発生源264と、少なくとも1つのHMCオブジ
ェクト・ビームを生成する発生源と、少なくとも1つの
データ記憶装置とからなり、HOE基準ビームによるホ
ログラフィック光学素子の照射に応動して、ホログラフ
ィック光学素子(HOE)がHMC基準ビームを再構築
してHMC基準ビームをそこから投影し、そしてデータ
記憶装置内の場所におけるデータコード化されたHMC
オブジェクト・ビームとの干渉に応動して、HMC基準
ビームがデータコード化されたHMCオブジェクト・ビ
ームの少なくとも1つのホログラムを位相相関多重化技
術に従ってデータ記憶装置内に保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、ホログラフィック記憶装置に
関する。より詳細には、本発明は、位相相関多重化(P
hase Correlation Multiplexing:PCM)ホログラ
フィック記憶システムのようなホログラフィック記憶シ
ステム内に光ビームを生成するための装置および方法に
関する。
【0002】
【従来技術の説明】ホログラフィック記憶システムは、
ニオブ酸リチウム結晶(crystal of lithium niobate)の
ような記憶媒体に刻印(imprinted)された屈折率または
吸収率あるいはその両者の変化のパターンとしてのデー
タ素子のホログラフィー像(ホログラム)の三次元記憶
に関係する。ホログラフィック記憶システムは、その高
密度記憶性能および記憶されたデータをランダムにアク
セスし転送する際の高速性能を特徴とする。
【0003】一般に、ホログラフィック記憶装置の記憶
システムは、データ符号化オブジェクト・ビームを基準
ビームと結合しホログラフィック記憶セル(Holograph
icMemory Cell:HMC)のような感光性の記憶媒体
を通じて干渉パターンを作りだすことによって操作す
る。干渉パターンには、ホログラムを生成するHMC中
の材料の変質を含む。記憶媒体中でのホログラムの形成
は、オブジェクト・ビームと基準ビームとの相対的な振
幅と偏光状態、および両者間の位相差の機能である。こ
れはまた、入射ビームの波長およびオブジェクト・ビー
ムと基準ビームが記憶媒体中へ投影される角度にも大き
く依存する。
【0004】ホログラフィー状に保存されたデータは、
そのデータをHMC中へ保存する際に使用された基準ビ
ームに類似した基準ビームを、ホログラムを生成するた
めに使用されたのと同じ角度、波長、位相および位置で
投影することによって再構築される。そのホログラムと
基準ビームは、保存されたオブジェクト・ビームの再構
築のために相互作用する。再構築されたオブジェクト・
ビームは、次に、例えば、光検知器アレーを用いて検知
される。復元されたデータは、次に出力装置への受渡し
用に事後処理される。
【0005】通常、ホログラフィック記憶媒体のダイナ
ミック・レンジは、受容可能な信号対雑音比を備えた単
一のホログラムを保存するのに必要な分より大きい。こ
のため、より大きい記憶密度を達成するには、多くの場
合、複数のホログラムを一つの場所に多重化することが
望ましい。多重化の手法の一つに位相相関多重化があ
り、そこでは記憶媒体内の重複するホログラムの区別に
相関選択度とブラッグ選択度(Bragg selectivity)が利
用される。相関選択度は、基準ビームに対する記憶媒体
の相対移動(どちらの方向でも)によって作りだされる
振幅、位相、および基準ビームの角度に依存する。
【0006】しかし、位相相関多重化(Phase Correl
ation Muptiplexsing:PCM)のような多重化スキー
ムは、それを作りだすために、例えば、複雑な位相マス
ク、高品質レンズ、およびフーリエ平面空間フィルタリ
ングが関わる、比較的複雑な基準ビームを必要とする。
残念ながら、位相マスクは構造が精巧であり、レンズは
高価で嵩だかく、必要なフーリエ平面空間フィルタリン
グは流入する光エネルギの多くをブロックするためシス
テムのエネルギ所要量を大きく増大させる。しかも、位
相相関多重化(PCM)ホログラフィック記憶システム
のようなシステムにとっては、これらの要素のミクロン
(μm)のレベルまでの調整が重要であり、また通常
は、システムが相互に一貫している必要がある。このよ
うな一貫性の水準を従来の構成部品および技術を用いて
達成することは、不可能ではないにしても困難な場合が
多い。
【0007】このため、位相相関多重化(PCM)ホロ
グラフィック記憶システムのようなホログラフィック・
システムの基準アームのうち一つまたは複数の要素につ
いて、比較的安価で単純、および再現可能な一貫性のあ
る代替品の供給が求められる。
【0008】
【発明の概要】本発明は、請求項で規定されるとおりで
ある。本発明の実施例は、ホログラフィック記憶システ
ム(Holographic Memory System:HMS)、および
位相相関多重化(PCM)ホログラフィック記憶システ
ムのようなホログラフィック記憶システム中の基準ビー
ムのアームの再構築にホログラフィック光学素子(Hol
ographic Optical Element:HOE)の利点を利用し
た装置を含む。ホログラフィック記憶システムは、ホロ
グラフィック記憶セル(HMC)、HMC基準ビーム
(HOEオブジェクト・ビーム)の生成用ホログラフィ
ック光学素子(HOE)、HMC基準ビームの生成用H
OEを明らかにするHOE基準ビーム、および究極的に
HMS中への保存が望まれる情報を含むHMCオブジェ
クト・ビームのようなデータ記憶装置を含む。ホログラ
フィック光学素子(HOE)は、フォトポリマ、フォト
レジスト、耐熱プラスチック材料、光屈折性材料、光互
変性材料のような、ホログラフィック記憶材料中に形成
される。ホログラフィック光学素子(HOE)は、HO
E基準ビームによって明らかにされる保存されたHOE
オブジェクト・ビームを再構築する。再構築されたHO
Eオブジェクト・ビームは、次にデータ符号化HMCオ
ブジェクト・ビーム中の情報のホログラフィック記憶装
置のための基準ビームとして使用される。ホログラフィ
ック記憶セル(HMC)は、HMC基準ビーム(HOE
オブジェクト・ビーム)およびHMCオブジェクト・ビ
ームの経路に、それによって形成される干渉パターンの
ホログラフィック記憶装置用の共通ボリューム中でそれ
らと交差するように設置される。
【0009】ホログラフィック光学素子(HOE)は、
干渉パターンがそのホログラフィック記憶材料中に保存
可能になるような方法でHOEオブジェクト・ビームを
HOE基準ビームで干渉することによって、ホログラフ
ィック記憶材料中に生成または形成される。干渉ビーム
の方向角は、ホログラフィック光学素子(HOE)が伝
達装置か反射装置か、およびそのホログラフィック光学
素子(HOE)の生成に使用された光学装置内の最終レ
ンズの焦点距離と比較したホログラフィック光学素子
(HOE)とそのホログラフィック光学素子(HOE)
の生成に使用された光学装置との距離(D)に依存す
る。一度生成されると、そのホログラフィック光学素子
(HOE)はホログラフィック記憶システム内の基準ア
ーム光学装置と置き換わるため、多くのホログラフィッ
ク記憶システムで基準ビームの生成に必要とされる複雑
な基準マスク、レンズ、およびフィルタ装置が不要とな
る。このような省略化はホログラフィック光学素子(H
OE)から読み出す際のフィルタリング操作に起因する
光損失をなくすため、基準アームのスループットが大幅
に改善される。その結果、本発明の実施例にしたがった
システムは必要エネルギが少なく、またより速いスピー
ドで操作できる。
【0010】
【発明の詳細な記述】以下の説明においては、図の順序
を単純化し、図の説明を通じて本発明の理解を促進する
ために、類似の構成部品は同一の参照番号で参照され
る。
【0011】以下では具体的な特性、構成、および装置
を説明するが、それは説明の目的でそうしているだけで
あることを理解されたい。当該技術に熟練した人なら理
解できるように、本発明の精神および範囲を逸脱するこ
となく他のステップ、構成、および装置が利用できる。
【0012】前述のとおり、複数のホログラムを一カ所
に多重化して記憶密度を高める技術のひとつに位相相関
多重化(PCM)がある。位相相関多重化においては、
記憶媒体内の重なり合うホログラムを区別するために相
関選択度およびブラッグ選択度が用いられる。本稿の議
論の中では、「位相相関多重化」という用語には単一方
向または二方向あるいはその両方の位相選択度の利用が
含まれる。また、位相相関多重化は、単独でも、あるい
は他のブラッグ法、すなわち直角方向での移動多重化の
他の手法との組み合わせでも有効であることを理解され
たい。
【0013】図1には、従来の位相相関多重化(PC
M)ホログラフィック記憶システム(HMS)の通常の
基準ビーム経路100を示す。例えば、平面波のレーザ
光のコヒーレント・ビーム(105として表示)が、例
えば、空間帯域幅の広い製品を平面波上へ誘導すること
によって光線105を符号化する高度に構造化された基
準マスク110(例えば、位相マスクまたは振幅マスク
あるいはその両者)を照射する。
【0014】符号化されたビームは、焦点距離がf1の
最初のレンズ115へ向かって距離f1を進む。最初の
レンズ115の通過は、最初のレンズ115を越えてさ
らに距離f1の地点での基準位相マスク110のフーリ
エ変換を生じる。透過性の高い空間フィルタ120がフ
ーリエ変換平面に用意される。フィルタ120は、通
常、基準マスク110から放射された空間周波数の低い
もののほとんどをブロックする。
【0015】透過性の高いフィルタ120を通過した
後、符号化されたビームは、焦点距離がf2の2番目の
レンズ125へ向かって距離f2を進む。符号化された
ビームは2番目のレンズ125を通過し、その写像平面
(130と表示)に達するまでさらに距離f2を進む。
写像平面130を通過する符号化されたビーム(140
と表示されAのラベルが付されたもの)が、ホログラフ
ィック記憶システム(HMS)のための基準ビームであ
る。
【0016】写像平面130は、通常、例えば、PCM
ホログラフィック記憶システム内への、デジタル・ホロ
グラムの記憶のためにホログラフィック記憶セル(HM
C)またはその他の適当なデータ記憶装置を設置する場
所の候補の一つである。しかし、以下の説明から明らか
になるとおり、本発明の実施例によれば、ホログラフィ
ック記憶セル(HMC)またはその他の適当なデータ記
憶装置は、該当のいずれの平面に設置しても記憶能力を
有し、必ずしも写像平面130である必要はない。
【0017】図2は、本発明の実施例によるホログラフ
ィック光学素子(HOE)200の生成または形成を示
す。とくに図2は、送信モードのホログラフィック光学
素子(HOE)の生成を示す。マスク210、第1レン
ズ215、フィルタ220、および第2レンズ225で
形成される光経路装置(235と表示され点線で示され
る)、ならびにそれぞれの相互間の距離は、図1に示
し、上述したものと同様である。第2レンズ225を通
過しているのは第1のビーム(240と表示されAのラ
ベルが付されたもの)である。ビーム240は、ホログ
ラフィック記憶材料250へ向かって距離Dを進むか、
またはその方向へ向けられる。本稿の議論の中では、ま
た以下のさらなる説明から明らかになるように、ビーム
240はHOEオブジェクト・ビーム(ビームA)、す
なわちホログラフィック光学素子(HOE)の生成また
は形成に使用されるオブジェクト・ビームである。
【0018】HOEオブジェクト・ビーム240はホロ
グラフィック記憶材料250を通過し、そこでHOEの
基準ビームである第2のビーム(260と表示されBの
ラベルが付されたもの)と交差する。HOE基準ビーム
240に可干渉性のビーム260は、発生源264で生
成され、ホログラフィック記憶材料250を照射し、お
よびホログラフィック記憶材料250内の希望の位置で
HOEオブジェクト・ビーム240と交差するのに適切
な方向へ発射される。その結果生じるビーム260とH
OEオブジェクト・ビーム240との間の干渉パターン
は、重要なホログラフィック記憶材料250内にホログ
ラムとして捕捉され、こうして本発明の実施例によって
ホログラフィック記憶材料250をホログラフィック光
学素子(HOE)へ変換する。
【0019】従って、このような方法で、ビーム260
はHOE基準ビーム、すなわちHOEオブジェクト・ビ
ーム240のホログラムをホログラフィック記憶材料2
50中に生成するための「基準」ビームになる。HOE
基準ビーム260は適当であればどんなビームでもよい
が、通常は再現の容易な平面波またはその他のビームで
ある。ホログラフィーの分野に熟練した人なら周知のよ
うに、HOEオブジェクト・ビーム240およびHOE
基準ビーム260は、通常は同一または類似のレーザ光
源からの干渉光により生成される。
【0020】ホログラフィック記憶材料250は、表面
または体積ホログラムのいずれかの記録能力、または回
折光を創出する能力を有する、何らかの適当な材料また
は材料の構成または配置である。例えば、ホログラフィ
ック記憶材料250は、フォトポリマ、フォトレジス
ト、耐熱プラスチック材料、光屈折性材料、または光互
変性材料である。ホログラフィック記憶材料250は、
第1面(265と表示)および反対側の第2面(270
と表示)を有し、全体として十分に平らかまたは1セン
チメートル(cm)あたり約2個の光の波長を再現でき
る品質を持つ。
【0021】図3は、図2に表示した上述の送信モード
のホログラフィック光学素子(HOE)とは異なる幾何
学を有するホログラフィック光学素子(HOE)であ
る、本発明の実施例による反射モードのホログラフィッ
ク光学素子(HOE)300を示す。マスク310、第
1レンズ315、フィルタ320、および第2レンズ3
25、ならびにそれぞれの相互間の距離は、図1及び図
2に示し、上述したものと同様である。図のとおり、H
OEオブジェクト・ビーム340は第2レンズ325を
通過し、ホログラフィック記憶材料350へ向かって距
離Dを進むか、またはその方向へ向けられる。
【0022】しかし、このもう一つの実施例によると、
HOEの基準ビーム360(ビームB)は、発生源36
4で生成され、ホログラフィック記憶材料350内の希
望の位置でHOEオブジェクト・ビーム340と交差す
るようにホログラフィック記憶材料350の第2面37
0の方向へ発射される。その結果生じる干渉パターン
は、ホログラフィック記憶材料350内にホログラムと
して捕捉され、こうしてホログラフィック光学素子(H
OE)を形成する。反射モードのホログラフィック光学
素子は、とくに反射モードのホログラフィック光学素子
がホログラフィック記憶材料の反対側の面に向けられた
ビームをつかって生成されるのに対して送信モードのホ
ログラフィック光学素子はホログラフィック記憶材料の
同じ面へ向けられたビームをつかって生成される点で、
送信モードのホログラフィック光学素子とは異なる。
【0023】図4で一般的に示されるように、ホログラ
フィック光学素子をホログラフィック記憶システム(H
MS)内に生成または形成する方法400には、図2お
よび図3に示すような光経路装置から距離Dの位置にホ
ログラフィック記憶材料をおく最初のステップ410、
その光経路を通過する第1のビーム(HOEオブジェク
ト・ビーム)をホログラフィック記憶材料の方へ向ける
ステップ420、およびステップ420と同時に第2ビ
ーム(HOE基準ビーム)をホログラフィック記憶材料
内の希望の位置でHOEオブジェクト・ビームと交差す
るようにホログラフィック記憶材料の方へ向けて発射す
るステップ430を含む。図2および図3に示されるよ
うに、HOE基準ビームはホログラフィック記憶材料の
どちらの側からも適当な角度で方向づけされる。干渉パ
ターンは、ホログラフィック記憶材料内の希望の位置に
捕捉され、こうしてホログラフィック光学素子(HO
E)を形成する。
【0024】送信モードおよび反射モードの両方のホロ
グラフィック光学素子(HOE)とも、多重化によって
その内部に複数のHOEオブジェクト・ビームを記憶す
る能力を有する。例えば、ホログラフィック光学素子
(HOE)が比較的厚く、例えば、1ミリメートル(m
m)の場合、複数のHOEオブジェクト・ビームは、例
えば、HOEオブジェクト・ビームの性格を変化させる
一方HOE基準ビームの角度、波長、または位置を変化
させることによって、ホログラフィック光学素子(HO
E)に多重化される。HOEオブジェクト・ビームの変
化には、例えば、異なるマスク、フィルタ、またはレン
ズの組み合わせの利用が含まれる。
【0025】図5A及びBは、送信モードのホログラフ
ィック光学素子(HOE)550の使用例を示す。ホロ
グラフィック光学素子(HOE)550に記憶されたH
OEオブジェクト・ビーム(ビームA)を再構築するに
は、HOE基準ビーム(ビームB)と同一または類似の
ビーム560を発生源564で生成し、ホログラフィッ
ク光学素子(HOE)550の方向へ向けてホログラフ
ィック光学素子(HOE)550に照射する。照射され
たときにホログラフィック光学素子(HOE)550か
ら放射されるビームは、HOEオブジェクト・ビーム5
40(ビームA)を再構築したもので、もともとは上述
のホログラフィック光学素子(HOE)550で捕捉さ
れたビームAだったものである。ホログラフィック光学
素子(HOE)550に関するHOE基準ビーム560
の内容と方向は、例えば、ホログラフィック光学素子5
50の生成の間の第2レンズの焦点距離f2と比較した
第2レンズ(光経路装置535内に525として表示、
図2も参照)とホログラフィック記憶材料との間の距離
Dに依存する(例えば、図2に表示した前述の例)。
【0026】図5Aに示すとおり、距離Dが第2レンズ
の焦点距離f2より小さい場合のホログラフィック光学
素子(HOE)550に保存されたホログラフィー情報
については(図2で前述)、HOEオブジェクト・ビー
ム540の写像平面(575と表示されPのラベルが付
されたもの)はホログラフィック光学素子(HOE)5
50を越えたところに形成される。このような場合に
は、ホログラフィック光学素子(HOE)550が、ホ
ログラフィック光学素子(HOE)550の生成に使用
された同じ側の面(面565)からのHOE基準ビーム
560で照射される。次にHOEオブジェクト・ビーム
540はHOE基準ビーム560とホログラフィック光
学素子(HOE)550の相互作用によって再構築さ
れ、ホログラフィック光学素子(HOE)550を越え
たところにHOEオブジェクト・ビーム540の写像平
面575(またはその他の該当する平面)を形成する。
【0027】適切な記憶装置、例えば、ホログラフィッ
ク記憶セル580(HMC)が、適切なデータ検索のた
めに当該平面(575と表示されPのラベルが付された
もの)と相関させて設置される。多数の応用例において
当該平面は光線の写像平面またはHOE基準ビームの焦
点を含む平面であるが、そうでなければならないわけで
はないことを理解されたい。例えば、図1の光学システ
ムが出力としてフーリエ平面を作成するものである場
合、平面Pをそのフーリエ平面にすることができる。こ
うして、平面Pは、関係するホログラフィック記憶シス
テム(HMS)のいずれの当該平面にもなりうる。
【0028】図5Bに示すとおり、距離Dが第2レンズ
の焦点距離f2より長いホログラフィック光学素子(H
OE)550に保存されたホログラフィー情報にとっ
て、HOEオブジェクト・ビーム540の写像平面(5
75と表示されPのラベルが付されたもの)はホログラ
フィック光学素子(HOE)550の手前または前面に
形成される。このような場合、発生源563で生成され
たHOE基準ビーム560の複素共役(562と表示さ
れB*のラベルが付されたもの)が、第2の面側570
から、すなわちホログラフィック光学素子(HOE)5
50の生成に使用された面とは反対側の面からホログラ
フィック光学素子(HOE)550を照射するために使
用される。HOEオブジェクト・ビーム540の複素共
役(542と表示されA*のラベルが付されたもの)
は、次にビーム562(B*)とホログラフィック光学
素子(HOE)550との相互作用によって再構築さ
れ、ビームA*の当該平面(575と表示)をホログラ
フィック光学素子(HOE)550の手前または前面に
形成する。適切なデータ検索のために、適切なデータ記
憶装置を当該平面に設置する。例えば、PCMホログラ
フィック記憶システムにおいては、HMCを当該平面に
設置する。
【0029】同様に、図6A−Bは反射モードのホログ
ラフィック光学素子(HOE)650を示す。通常、H
OEオブジェクト・ビーム(ビームA)は、HOE基準
ビーム660(またはこれに類似するビーム)を発生源
664からホログラフィック光学素子(HOE)650
の方向へ、これを照射しながら発射することによって再
構築される。ホログラフィック光学素子(HOE)65
0に関するHOE基準ビーム660(ビームB)の内容
と方向は、例えば、ホログラフィック光学素子650の
生成の間の第2レンズの焦点距離f2と比較した第2レ
ンズ(光経路の配置635内に625として表示、図3
も参照)とホログラフィック記憶材料との間の距離Dに
依存する(例えば、図3に表示した前述の例)。
【0030】図6Aに示すとおり、ホログラフィック光
学素子(HOE)650の生成の間の距離Dが第2レン
ズの焦点距離f2より小さい場合、HOEオブジェクト
・ビーム640の写像平面(675と表示されPのラベ
ルが付されたもの)はホログラフィック光学素子(HO
E)650を越えたところに形成される。このような場
合には、ホログラフィック光学素子(HOE)650
が、第2の面側670からのHOE基準ビーム660で
照射される。次に、前述の説明と同様、HOEオブジェ
クト・ビーム640はHOE基準ビーム660とホログ
ラフィック光学素子(HOE)650の相互作用によっ
て再構築され、ホログラフィック光学素子(HOE)6
50を越えたところにHOEオブジェクト・ビーム64
0の写像平面675(またはその他の当該平面)を形成
する。適切なデータ検索のために、ホログラフィック記
憶セル680(HMC)のような適切なデータ記憶装置
を当該平面に設置する。図5A−Bに関して前述したよ
うに、関係するホログラフィック記憶システム(HM
S)のためのいずれの当該平面が平面Pになることも可
能である。
【0031】図6Bに示すとおり、ホログラフィック光
学素子(HOE)650の生成の間の距離Dが第2レン
ズの焦点距離f2より大きい場合、距離Dが第2レンズ
の焦点距離f2より長いホログラフィック光学素子(H
OE)650にとって、HOEオブジェクト・ビーム6
42の複素共役の写像平面675(Pのラベルが付され
たもの)はホログラフィック光学素子(HOE)650
の手前または前面に形成される。このような場合、ホロ
グラフィック光学素子(HOE)650は、発生源66
3で生成されたHOE基準ビームの複素共役(662と
表示されB*のラベルが付されたもの)によって照射さ
れる。ビームB*は、ホログラフィック光学素子(HO
E)650内にデータを記録する間に使用された面とは
反対の第1面665からのホログラフィック光学素子
(HOE)650を照射する。HOEオブジェクト・ビ
ームの複素共役(642と表示されA*のラベルが付さ
れたもの)は、ビーム662(B*)とホログラフィッ
ク光学素子(HOE)650の相互作用によって再構築
され、ホログラフィック光学素子(HOE)650の手
前または前面に写像平面675またはその他のビームA
*の当該平面を形成する。通常、適切なデータ検索のた
めに、ホログラフィック記憶セル(HMC)のようなデ
ータ記憶装置を当該平面に設置する。
【0032】従って、図7に一般的に示すとおり、本発
明の実施例によるホログラフィック光学素子を使用する
方法700は、符号化されたデータ・ビーム(例えば、
HOEオブジェクト・ビーム)のホログラフィー的表現
形態を有するホログラフィック光学素子を供給する第1
のステップ710と、ビーム(例えば、HOEオブジェ
クト・ビーム)をホログラフィック光学素子の方へ向
け、ホログラフィック光学素子を照射しその中に保存さ
れたホログラフィー情報と相互作用する第2のステップ
720と、再構築されたビーム(例えば、HOEオブジ
ェクト・ビーム)をその再構築されたビームの当該平面
に保存する第3のステップ730とを含む。図5A−B
および図6A−Bに図示し上述したとおり、HOE基準
ビーム(例えば、ビームB)とHOE基準ビームの複素
共役(例えば、ビームB*)は、ホログラフィック光学
素子の適当な側から適当な角度で発射される。
【0033】例えば、上述の説明から、ホログラフィッ
ク光学素子(HOE)は大量生産規模で自己複製できる
ことがわかる。例えば、マスターとなるホログラフィッ
ク光学素子(HOE)が最初に1回生成されると、打印
およびエンボスなどの従来の技術を用いてその複製を作
成することが可能である。また、ホログラフィック光学
素子(HOE)の大量複製が可能なこともわかる。すな
わち、最初に生成されたホログラフィック光学素子(H
OE)は2番目の同一のホログラフィック光学素子(H
OE)の生成に使用される。より具体的には、最初に生
成されたホログラフィック光学素子(HOE)のデータ
が読み出され、2番目のホログラフィック光学素子(H
OE)の生成に使用される。この方法で、同一の情報を
含むホログラフィック光学素子(HOE)の連続複製が
可能になる。
【0034】本発明の実施例によると、前述したフィー
ルド中央またはフレネル領域(Fresnel region)へのビー
ムの記憶とは反対に、ホログラフィック光学素子はその
近くのフィールドにあるHOEオブジェクト・ビームを
保存することも可能である。図8A−Bに示すとおり、
HOEオブジェクト・ビームの当該平面(例えば、写像
平面)はホログラフィック光学素子の形成中はホログラ
フィック記憶材料の直前または直後に形成される(例え
ば、通常のホログラフィック記憶システムでは数個の画
素または約2mm未満の範囲)。この方法で、再構築さ
れたHOEオブジェクト・ビームがHMCのような記憶
装置の近くに設置されると、再構築されたHOEオブジ
ェクト・ビームがHMCまたは他のデータ記憶装置内に
投影される。
【0035】図8Aを見ると、HOEオブジェクト・ビ
ーム840(ビームA)がホログラフィック記憶材料8
50中に保存され、例えば、前述したような方法でホロ
グラフィック光学素子(HOE)を形成する。より具体
的には、発生源864で生成されたHOEオブジェクト
・ビーム840とHOE基準ビーム860(ビームB)
が、この二つのビームの干渉パターンがホログラフィッ
ク記憶材料850の感光部分に保存されるような方法で
ホログラフィック記憶材料850に向かって進む。HO
Eオブジェクト・ビーム840の当該平面(875と表
示されPのラベルが付されたもの)がホログラフィック
記憶材料の直後に形成されていることがわかる。
【0036】こうして、図8Bに示すとおり、ホログラ
フィック光学素子(HOE)850がHMC880の近
く、つまり、例えば、約2mm以内に設置されている場
合に、ホログラフィック光学素子(HOE)850から
のHOEオブジェクト・ビーム840(ビームA)の再
構築を受けて、該当の平面875がHMC880(また
は他の適当なデータ記憶装置)内へ投影される。ホログ
ラフィック光学素子(HOE)850とHMC880と
を一つまたは複数のホログラフィック記憶システム内で
使用するための可搬型の対として1組にまとめることが
実用的である場合に、ホログラフィック光学素子(HO
E)850とHMC880との間隔が比較的狭いほうが
有利である。こうして、ホログラフィック記憶システム
の「読み出しヘッド」(HOE850)と「記憶媒体」
(HMC880)の両方が一緒に、効率的に可搬型にな
る。
【0037】また、図8A−Bに示された実施例は、ホ
ログラフィック光学素子(HOE)850がHOEオブ
ジェクト・ビーム840の再構築に使用されるのでHM
Cオブジェクト・ビーム(885と表示されCのラベル
が付されたもの)がホログラフィック光学素子(HO
E)850を支障なく通過できるため、有利である。H
MCオブジェクト・ビーム885は、ホログラフィック
光学素子(HOE)850が(再構築されたHOEオブ
ジェクト・ビーム840の)ブラッグ整合回折に依存し
ており、HMCオブジェクト・ビーム885はそれに整
合していないため、ホログラフィック光学素子(HO
E)850を支障なく通過する。
【0038】本議論では、HMCオブジェクト・ビーム
885(ビームC)はホログラフィー情報をHMC88
0に保存する際に使用されたオブジェクト・ビームを表
すことに留意されたい。本稿のHOEオブジェクト・ビ
ーム840(ビームA)の説明の際に前述したとおり、
ホログラフィック光学素子(HOE)850の生成また
は形成の間、HOEオブジェクト・ビーム840はその
オブジェクト・ビームとして作用する。しかし、ホログ
ラフィー情報のHMC880への保存の間、HOEオブ
ジェクト・ビーム840はHMC880への基準ビーム
として作用し、一方HMCオブジェクト・ビーム885
はHMC880へのオブジェクト・ビームとして作用す
る。
【0039】前述のとおり、ホログラフィック光学素子
(HOE)は、多重化によってその内部に複数のオブジ
ェクト・ビーム(この事例ではHMC基準ビーム)を記
憶する能力を持つ。すなわち、例えば、一方でHMC基
準ビームの性質を変えながらHOE基準ビームの角度、
波長、または位置を変えることによって、複数のHMC
基準ビームがホログラフィック光学素子(HOE)の中
に多重化される。HMC基準ビームの変化には、例え
ば、異なるマスク、フィルタ、またはレンズの組み合わ
せの利用が含まれる。
【0040】図9A−Bには、ホログラフィック光学素
子の調節を補助する調節情報をホログラフィック記憶材
料中に保存されのちにホログラフィック光学素子から再
構築される情報の一部として含む、本発明のもう一つの
実施例を示す。図9Aに示すとおり、ホログラフィック
記憶材料950の周辺フィールドに情報を保存する間
(ホログラフィック光学素子の生成の間)、HOEオブ
ジェクト・ビーム940は、例えば、前述したような方
法で保存される。すなわち、HOEオブジェクト・ビー
ム940およびHOE基準ビーム960(発生源964
で生成されたもの)は、この2つのビームの干渉パター
ンがホログラフィック記憶材料950の感光部分に保存
されるという方法でホログラフィック記憶材料950へ
伝達される。HOEオブジェクト・ビーム940の当該
平面(975と表示されPのラベルが付されたもの)
は、ホログラフィック記憶材料の直後に形成されること
が示される。
【0041】しかしこの実施例では、内部に調節情報を
含む調節ビーム(990と表示されEのラベルが付され
たもの)も、ホログラフィック記憶材料950へ向けて
伝達され、HOEオブジェクト・ビーム940とともに
その内部に保存される。最終的な光学システムでは、調
節ビーム990は、HMCオブジェクト・ビーム985
(ビームC)と共同伝達するように設定してもしなくて
もよい。
【0042】図9Bに示すとおり、ホログラフィック光
学素子(HOE)950の使用中、調節ビーム990お
よびHMC基準ビーム940は、図9aのHOE基準ビ
ームと類似または同一の一つのHOE基準ビーム960
によって同時に再構築される。HMC基準ビーム940
を使用して、HMCオブジェクト.ビーム985および
再構築された調節ビーム990は、HMC980または
その他の適当な記憶装置に記憶され、またこれを通過す
る。HMC980を通過した後、調節ビーム990は、
例えば、光検知器(図示せず)に当たり、その反応がホ
ログラフィック光学素子(HOE)950の調節状態に
関する情報をもたらす。このような情報は、ホログラフ
ィック光学素子(HOE)950のダイナミック調節を
可能にする。また、調節ビーム990はHMCオブジェ
クト・ビーム985とともにHMC980に保存され、
HMCオブジェクト・ビーム985が再構築されると調
節ビーム990も再構築される。
【0043】再構築された調節ビームは、HMC980
の調節について、ホログラフィック光学素子(HOE)
950の場合と類似した方法で情報を提供する。また、
このような実施例は、ホログラフィック光学素子(HO
E)950から再構築された調節ビーム990とHMC
980から再構築された調節ビームとの間のコヒーレン
ト干渉効果を可能にし、それがホログラフィック光学素
子(HOE)950とHMC980との間の相対的調節
に関する情報をもたらす。
【0044】前述したとおり、多数のHOEオブジェク
ト・ビームをのちに再構築するために一つのホログラフ
ィック光学素子(HOE)内に保存するための複数の多
重化技術が存在する。このような技術には、例えば、ブ
ラッグ法(重複ホログラム)による角度、波長、または
位相の多重化、またはホログラムをHOEの異なる(重
複しない)位置に保存することによる空間的多重化など
がある。
【0045】例として、HOEオブジェクト・ビームの
再構築の一般的なブラッグ多重化の2つの例を示す図1
0A−Bを考察する。図10Aは、ホログラフィック光
学素子(HOE)1050の同一の位置からおよび同一
の発射方向への、2つのHOEオブジェクト・ビーム
(1040と表示しA1およびA2のラベルが付されたも
の)のそれぞれのHOE基準ビーム(1060と表示し
1およびB2のラベルが付されたもの)を用いた再構築
を一般的に示す。この方法では、HOEオブジェクト・
ビームA1およびA2はHMC(図示せず)の同一の不特
定の位置に向けて発射される。しかし、相互の区別を可
能にするために、HOEオブジェクト・ビームA1およ
びA2は異なる波長または位相構造、あるいはその両方
を持つ。
【0046】HOEオブジェクト・ビームA1およびA2
は、やはりHOE1050の同一の不特定の位置(相互
に関してであり、必ずしもビームA1またはA2あるいは
その両方に関してではない)に向けて方向づけられたH
OE基準ビームB1およびB2に同一の不特定の角度で干
渉しながらHOE1050の同一の不特定の位置に向け
て方向づけられることによって、同一の不特定の位置に
保存された。基準ビームB1およびB2は、相互に対して
同一または異なる角度でHOE1050の位置に向けて
発射される。
【0047】図10Bは、ホログラフィック光学素子
(HOE)1050の同一の位置からの、ただし発射角
度の異なる(一般にHMCの別の位置へ向けた)、それ
ぞれのHOE基準ビームB1およびB2を用いたHOEオ
ブジェクト・ビームA1およびA2の再構築を一般的に示
す。従って、HOEオブジェクト・ビームA1およびA2
は、HOE1050内の同一の不特定の位置から、ただ
し異なる発射角度で、HOE1050内に保存される
(およびこうして再構築される)。また、ビームA1
よびA2は必ずしも同一の波長または位相構造あるいは
その両方を有する必要はない。
【0048】HOEオブジェクト・ビームの再構築の一
般的な空間的多重化の2つの例を示す図11A−Bは、
もう一つの可能性を示す。図11Aは、同一の発射方向
の、しかしホログラフィック光学素子(HOE)115
0の異なる位置からの、2つのHOEオブジェクト・ビ
ームA1およびA2の再構築を一般的に示す。この例で
は、再構築されたビームA1およびA2は一般的にHMC
(図示せず)の別の位置に向けて発射され、同一の波長
または位相構造、あるいはその両方を有しても有さなく
てもよい。図のとおり、HOE基準ビームB1およびB2
は、同一の角度で、または代替的に異なる角度で、HO
E1150の異なる位置に向けて発射される。
【0049】図11Bは、発射角度の異なる、ただしホ
ログラフィック光学素子(HOE)1150の同一の位
置からの、2つのHOEオブジェクト・ビーム(114
0と表示されA1およびA2のラベルが付されたもの)の
再構築を一般的に示す。この方法では、再構築されたビ
ームA1およびA2は、一般的にHMC(図示せず)の同
一の不特定の位置へ向けて発射されるが、入射角は同一
ではない。再構築されたビームA1およびA2は、同一の
波長または位相構造あるいはその両方を有しても、有さ
なくてもよい。図のとおり、HOE基準ビーム(116
0と表示されB1およびB2のラベルが付されたもの)
は、同一の角度で、または代替的に異なる角度で、HO
E1150の異なる位置に向けて発射される。
【0050】ホログラフィック光学素子(HOE)から
発射されるHOEオブジェクト・ビーム(HMC基準ビ
ーム)の使用についてもう一つ考慮すべき点は、ビーム
が時間順に再構築されるか、時間並列的にか、またはそ
れぞれのさまざまな組み合わせによってかという点であ
る。一つのHOEから再構築されたA1およびA2などの
HMC基準ビームの順序だった使用は、それぞれのHM
C多重化ステップの中でのHMCの多重読み込みを可能
にする。これに合わせて、HMC基準ビームの一つが決
められた時間にHMCからそれぞれのデータ・ページ、
例えば、HMCオブジェクト・ビーム(ビームC)を再
構築するためにHMCを照射する。前述のHMC基準ビ
ーム再構築技術の一つを利用すると、一例としてこのよ
うなことが可能である(図10A−Bおよび図11A−
B)。
【0051】一つのHOEから再構築されたA1および
2などのHMC基準ビームの並列使用は、それぞれの
HMC多重化ステップの中でのHMCの多重読み込みを
可能にする。この方法では、複数のHMC基準ビームが
決められた時間にHMCまたはHMCの一つのデータ・
ページ(ビームC)からいずれかの多重データ・ペー
ジ、例えば、HMCオブジェクト・ビーム(ビームC)
を再構築するためにHMCを照射する。前述のHMC基
準ビーム再構築技術の一つを利用すると、一例としてこ
のようなことが可能である(図10A−Bおよび図11
A−B)。
【0052】所与の時間内に複数のデータ・ページ(H
MCオブジェクト・ビーム)を再構築する場合、一つの
データ・ページは、例えば、それ自身の検知器アレーへ
向けられ、こうしてデータ・スループットの平行度を高
める。所与の時間内に一つのデータ・ページ(HMCオ
ブジェクト・ビーム)を再構築する場合は、複数のHO
Eオブジェクト・ビームが一つのデータ・ページを再構
築するために協調して作用し、こうしてHMCの多重化
密度を高める。HMCの同一の空間的位置からの分割さ
れたHMCオブジェクト・ビーム(ビームC)を結合す
る(すべてが同一の検知器アレーへ向けられている)
か、またはHMCの別の空間的位置からの分割されたH
MCオブジェクト・ビーム(ビームC)を結合する(す
べてが同一の検知器アレーへ向けられている)かのいず
れかによって、一例としてこのようなことが可能であ
る。例えば、3つのHOEオブジェクト・ビーム(それ
ぞれが「オン」または「オフ」のいずれかの状態)を使
うことで、従来の技術では3個のHMCオブジェクト・
ビームしか再構築されないところ、この方法では、8個
(23)の異なるHMCオブジェクト・ビームが再構築
される。
【0053】例えば、図12A−Cは、平行ビーム再構
築のさまざまな使用例を図示する。図12Aは、HOE
基準ビーム1260(B1およびB3)によるホログラフ
ィック光学素子(HOE)1250の照射と、それによ
るHOEオブジェクト/HMC基準ビーム(A1および
3)の生成、その内部の一つの空間的位置でのHMC
1280またはその他の適当なデータ記憶装置へのそれ
による問い合わせ、その問い合わせによる少なくとも一
つのHMCオブジェクト・ビーム1285(ビームCj
と表示)の生成を、一般的に図示する。これは、図12
Bに示した、HOE基準ビーム(B2およびB3)がホロ
グラフィック光学素子(HOE)1250を照射し、そ
れによるHOEオブジェクト/HMC基準ビーム(A2
およびA3)の生成、それによるその内部の一つの空間
的位置でのHMC1280への問い合わせ、その問い合
わせによる少なくとも一つのHMCオブジェクト・ビー
ム1285(ビームCkと表示)の生成の例と比較され
る。こうして、同じビームの異なる組み合わせで異なる
データ・ページ・ビームの生成が可能になる。
【0054】図12Cの別の例では、HOE基準ビーム
1260(B2およびB3)がホログラフィック光学素子
(HOE)1250を照射し、それによりHOEオブジ
ェクト/HMC基準ビーム(A2およびA3)を生成し、
それによりHMC1280内部の別の空間的位置でのH
MC1280へ問い合わせが行われ、それらが総合して
HMCオブジェクト・ビーム1285(ビームCmと表
示)が生成される。
【0055】図13A−Bは、従来のホログラフィック
記憶システムと本発明の実施例によるホログラフィック
光学素子(HOE)を使用したホログラフィック記憶シ
ステムとの比較例を図示する。一般に、PCMホログラ
フィーにとっては複雑な基準アームのあるホログラムの
記録が重要であり、通常は極めて狭い選択関数が生じ
る。このため、位相相関多重化(PCM)ホログラフィ
ーを用いると、非常に高い密度(例えば、約300チャ
ネル・ビット/μm2以上)が可能になる。例えば、基
準ビームとホログラムの間の相関が最大値の半分のと
き、幅は全体で約5μm未満である。このピークは、H
MCの位置の関数としての保存されたホログラムの回折
強度を表す。
【0056】図13Aは、複雑な光列を用いてホログラ
フィック記憶セル(HMC)またはHMC基準ビームの
相互の相対的な移動の関数としての記録された、ホログ
ラムの総合回折効率のプロットである。この装置では、
使用された基準アームは位相0またはπをランダムに選
んだチャープ位相マスクで、x次元が一方の側は約15
μm下から中間のおよそ5μmまで、さらにその画素の
逆側へ約15μm戻るように直線的に変化する(15−
5−15μm)長方形の画素の列を含む。このマスクに
はフーリエ・フィルタ(フーリエ平面に高透過度フィル
タがおかれたもの)がかけられ、例えば、図1に示すよ
うな4f光学システムを用いてホログラフィック記憶セ
ル(HMC)上へ投影された。直径約5ミリメートル
(mm)のホログラムがミクロン単位で移動され、合計
の回折強度が相対位置の関数として測定された。その結
果を図13Aにプロットする。
【0057】図13Bは、本発明の実施例によるホログ
ラフィック光学素子(HOE)を用いてホログラフィッ
ク記憶セル(HMC)またはHMC基準ビームの相互の
相対的な移動の関数としての記録された、ホログラムの
総合回折効率のプロットである。図からわかるとおり、
本発明の実施例により図13Bにプロットされた最大値
の半分における全幅は、従来の光学(4f光学システ
ム)で記録されたもの、すなわち図13Aでプロットさ
れた総合回折強度と類似している。同じ経過が繰り返さ
れ、ホログラムの物理サイズは同じである(5mm)。
この事例におけるHOEオブジェクト・ビームは、図1
3Aでプロットされたデータの生成に使用されたものと
同一である。
【0058】この分野に精通した人ならわかるとおり、
ここに説明したホログラフィック記憶システム、装置、
および方法の実施例は、添付の請求項および同等のもの
全部によって定義された本発明の核心および範囲から逸
脱することなく、さまざまに変更したり代替したりする
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】位相相関多重化(PCM)ホログラフィック記
憶システムのようなホログラフィック・システムにおけ
る従来の基準ビームの光経路および関連する要素を示す
図である。
【図2】本発明の実施例による送信モードのホログラフ
ィック光学素子の生成または形成を示す図である。
【図3】本発明の実施例による反射モードのホログラフ
ィック光学素子の生成または形成を示す図である。
【図4】本発明の実施例によるホログラフィック光学素
子の形成方法を示すブロック図である。
【図5A】本発明の実施例による図2のホログラフィッ
ク光学素子の利用を示す図である。
【図5B】本発明の実施例による図2のホログラフィッ
ク光学素子の利用を示す図である。
【図6A】本発明の実施例による図3のホログラフィッ
ク光学素子の利用を示す図である。
【図6B】本発明の実施例による図3のホログラフィッ
ク光学素子の利用を示す図である。
【図7】本発明の実施例によるホログラフィック光学素
子の利用方法を示すブロック図である。
【図8A】本発明の別の実施例によるホログラフィック
光学素子の生成または形成を示す図である。
【図8B】図8aのホログラフィック光学素子の利用を
示す図である。
【図9A】本発明のもう一つの別の実施例によるホログ
ラフィック光学素子の生成または形成を示す図である。
【図9B】図9aのホログラフィック光学素子の利用を
示す図である。
【図10A】さまざまなブラッグ多重化技術を用いたホ
ログラフィック光学素子の利用を示す図である。
【図10B】さまざまなブラッグ多重化技術を用いたホ
ログラフィック光学素子の利用を示す図である。
【図11A】さまざまな空間的多重化技術を用いたホロ
グラフィック光学素子の利用を示す図である。
【図11B】さまざまな空間的多重化技術を用いたホロ
グラフィック光学素子の利用を示す図である。
【図12A】再構築されたビームの並行使用を用いたホ
ログラフィック光学素子の利用を示す図である。
【図12B】再構築されたビームの並行使用を用いたホ
ログラフィック光学素子の利用を示す図である。
【図12C】再構築されたビームの並行使用を用いたホ
ログラフィック光学素子の利用を示す図である。
【図13A】従来の光学装置を用いた、ホログラフィッ
ク記憶セル(HMC)またはHMC基準ビームの相互の
相対的な移動の関数としての記録されたホログラムの総
合回折効率のプロットを示す図である。
【図13B】本発明の実施例によるホログラフィック光
学素子(HOE)を用いた、ホログラフィック記憶セル
(HMC)またはHMC基準ビームの相互の相対的な移
動の関数としての記録されたホログラムの総合回折効率
のプロットを示す図である。
【符号の説明】
100 基準ビーム経路 105 コヒーレントビーム 110 基準マスク 115 レンズ 120 フィルタ 125 レンズ 130 写像平面 140 ビーム 200 ホログラフィック光学素子(HOE) 210 マスク 215 レンズ 220 フィルタ 225 レンズ 235 光経路装置 240 ビーム 250 ホログラフィック記憶材料 260 ビーム 264 発生源 265 ホログラフィック記憶材料の第1面 270 同第2面 525 レンズ 535 レンズ 540 HOEオブジェクトビーム540 550 ホログラフィック光学素子(HOE) 560 HOE基準ビーム 564 発生源 575 写像平面 580 ホログラフィック記憶セル
フロントページの続き (72)発明者 ケヴィン リチャード カーティス アメリカ合衆国 07974 ニュージャーシ ィ,ニュープロヴィデンス,ヒックソン ドライヴ 193 (72)発明者 ウイリアム ラリー ウィルソン アメリカ合衆国 08876 ニュージャーシ ィ,サマーヴィル,ウエスト クリフ ス トリート 130

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相相関多重化(PCM)ホログラフィ
    ック記憶システムであって、該システムは、 その内部に少なくとも1つのHMC基準ビームの少なく
    とも1つのホログラムを保存するホログラフィック光学
    素子(HOE)からなり、該ホログラムは位相相関多重
    化基準アーム・レンズ装置に対応する光学情報を含み、
    該システムはさらに、 少なくとも1つのHOE基準ビームを生成する発生源
    と、 少なくとも1つのHMCオブジェクト・ビームを生成す
    る発生源と、 少なくとも1つのデータ記憶装置とからなり、該HOE
    基準ビームによる該ホログラフィック光学素子の照射に
    応動して、該ホログラフィック光学素子(HOE)が該
    HMC基準ビームを再構築して該HMC基準ビームをそ
    こから投影し、そして該データ記憶装置内の場所におけ
    る該データコード化されたHMCオブジェクト・ビーム
    との干渉に応動して、該HMC基準ビームが該データコ
    ード化されたHMCオブジェクト・ビームの少なくとも
    1つのホログラムを位相相関多重化技術に従って該デー
    タ記憶装置内に保存することを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、該
    ホログラフィック光学素子(HOE)がフォトポリマ、
    フォトレジスト、耐熱プラスチック材料、光屈折性材
    料、または光互変性材料を含むグループから選択された
    少なくとも一つの材料で作られることを特徴とするシス
    テム。
  3. 【請求項3】 位相相関多重化(PCM)ホログラム記
    憶システムで使用する装置であって、該装置は、 その内部に少なくとも1つのHMC基準ビームの少なく
    とも1つのホログラムを保存するホログラフィック光学
    素子(HOE)からなり、該ホログラムは位相相関多重
    化基準アーム・レンズ装置に対応する光学情報を含み、
    該HOE基準ビームによる該ホログラフィック光学素子
    の照射に応動して、該ホログラフィック光学素子(HO
    E)が該HMC基準ビームを再構築して該HMC基準ビ
    ームをそこから少なくとも1つのホログラフィック・デ
    ータ記憶装置へ向けて投影し、そして該データ記憶装置
    内の場所における少なくとも1つのデータコード化され
    たHMCオブジェクト・ビームとの干渉に応動して、該
    HMC基準ビームが該データコード化されたHMCオブ
    ジェクト・ビームの少なくとも1つのホログラムを位相
    相関多重化技術に従って該データ記憶装置内に保存する
    ホログラフィック光学素子からなることを特徴とする装
    置。
JP10321172A 1997-11-12 1998-11-12 ホログラフィック光学素子を用いたホログラフィック記憶装置のためのシステムと方法 Pending JPH11242424A (ja)

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US96802497A 1997-11-12 1997-11-12
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