JPH11242401A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JPH11242401A
JPH11242401A JP13700098A JP13700098A JPH11242401A JP H11242401 A JPH11242401 A JP H11242401A JP 13700098 A JP13700098 A JP 13700098A JP 13700098 A JP13700098 A JP 13700098A JP H11242401 A JPH11242401 A JP H11242401A
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
cleaning
fixing
cleaning roller
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP13700098A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yoshimura
昌 吉村
Hirotsugu Kadota
洋次 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11242401A publication Critical patent/JPH11242401A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で充分なクリーニング効果と耐久性
を同時に保った定着装置を提供することを目的とする。 【解決手段】定着部と、クリーニング部とを具備し、ク
リーニングローラ3の表面硬度を上ローラ100の表面
硬度よりも低くしてニップ部3Bを形成すると共に、ニ
ップ部と上ローラ100の表面を摺擦させることでクリ
ーニングを行うよう構成した定着装置に関し、クリーニ
ングローラ3の回転を常時停止させた状態で定着ローラ
表面13を摺擦させてクリーニングする。また、所定の
時期又は状態によってはクリーニングローラ3を回転さ
せて上ローラ100と接触していたクリーニングローラ
3のニップ部3Bが接触する位置を変更するよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザビー
ムプリンタ等の画像記録装置の定着装置に関し、特に定
着ローラをクリーニングする定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりクリーニングローラを定着ロー
ラ表面に圧接し、連続的に回転させて定着ローラの表面
に付着した残留トナーや紙粉を除去するクリーニングロ
ーラ方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、カラー電
子写真技術を用いた複写機、レーザビームプリンタ等の
画像記録装置が開発されてきているが、かかるカラー画
像のトナーは、溶融性が高いため定着ローラの表面にト
ナーが付着しやすく、定着ローラの表面のクリーニング
が重要になる。ところが、クリーニングローラ方式で
は、クリーニングローラを連続的に回転させている為、
充分なクリーニング効果を確保できず、且つクリーニン
グローラの寿命が短かいという問題がある。本発明は前
述の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で充
分なクリーニング効果と耐久性を同時に保った定着装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明は、二本の定着ローラ対の間にトナー像を保
持した記録媒体を通過させてトナー像の定着を行う定着
部と、前記定着ローラの表面に接触させたクリーニング
ローラを有したクリーニング部と、を具備し、前記クリ
ーニングローラの表面硬度を前記定着ローラの表面硬度
よりも低くしてニップ部を形成すると共に、該ニップ部
と前記定着ローラの表面を摺擦させることでクリーニン
グを行うよう構成した定着装置において、前記クリーニ
ングローラの回転を常時停止させた状態で前記定着ロー
ラ表面を摺擦させてクリーニングするとともに、所定の
時期又は状態によって前記クリーニングローラを回転さ
せて前記定着ローラと接触していた前記クリーニングロ
ーラのニップ部接触位置を変更するよう構成したことを
特徴とする。
【0005】本発明によれば、表面の硬度が定着ローラ
よりも低いクリーニングローラを定着ローラに圧接させ
てニップ部を形成しているために、クリーニングローラ
のクリーニング部材と定着ローラとの密着性が高まり、
小径のクリーニングローラであっても充分なクリーニン
グ効果を得ることができる。しかも所定の時期又は状態
によってクリーニングローラを回転させて新しいクリー
ニング面でクリーニングさせるためにクリーニング効果
があって、且つクリーニングローラの耐久性も増加させ
ることが可能となる。
【0006】また、以下の構成にしても良い。 前記クリーニングローラのニップ部接触位置を変更す
る場合は、変更前の接触位置と同じ位置でクリーニング
させないように構成する。つまり、前記クリーニングロ
ーラの一回の変更距離は、前記クリーニングローラと前
記定着ローラで形成されたニップ幅よりも大きいか、又
は略等しくする。 クリーニングローラは、ローラ基体表面弾性体から成
る弾性体層と、該弾性体層の表面にフェルトから成るク
リーニング層を積層すると共に、前記クリーニング層は
シート状で前記弾性層の表面に巻回させてつなぎ目がク
リーニングローラの軸方向と平行に一本となるように接
着させた構成とする。 前記クリーニング層にフッ素の樹脂をフェルト状に形
成したものを用いた構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の定着装置1が組
み込まれたカラープリンタの構成を示す概略図であり、
カラープリンタ24には各色のトナーを搭載した複数の
現像器25が感光体5にトナーを転移させた後、中間転
写体6の表面に複数のトナー13を重畳し、転写器7で
記録紙14に転移させる。 トナー13が転移された記録
紙14は定着ローラ2を通過して加熱溶融定着をするこ
とになる。 図2は、定着装置1の断面図である。 以下、図に従って
説明する。 100は上ローラ、200は下ローラであり、これらが
定着ローラ2として構成されている。本発明の定着装置
は、カラーの定着性を向上させるために上ローラ100
と下ローラ200の双方にハロゲンランプであるヒータ
4A、4Bを内蔵している。 上ローラ100は、特に加熱ローラとしての機能を備え
てなり、肉厚2mm前後の鉄やアルミ等の基体111を中
心にし、その上にシリコンゴム等の弾性体層12を被服
し、さらにその上に耐熱の樹脂等による被服層13を設
けている。 被服層13の材料としてはPFA,PTF
E,FLC等の耐熱離型性樹脂が選択される。下ローラ
200は特に加圧ローラとしての機能を備えてなり、肉
厚2mm前後の鉄やアルミ等の基体21を中心にして、そ
の上にシリコンゴム等の弾性体22を被せ、さらにその
上面には耐熱の樹脂等による被服層23を設けている。
被服層23は被服層13と同様の材料が選択される。
【0008】上ローラ100と下ローラ200とで形成
されるニップ部は図示していないが、上ローラ100側
に幅4mm程度の物でよい。 本発明の実施の例では、ポリ
エステル系のバインダー樹脂を主成分とする各色Y(イ
エロー)M(マゼンタ)C(シアン)K(ブラック)の
顔料を添加したトナー14を記録紙15上に重畳させ
て、ニップ部を通過させている。 3は本発明のクリーニングローラであり、上ローラ10
0の被服層13の表面の定着ローラ排紙側に配置させ
る。クリーニングローラ3の軸にはバネ3Aで加圧付勢
することによりニップ3Bを形成している。クリーニン
グローラ3は常時は停止させており、定着ローラの上ロ
ーラ100が右方向に回転することで、クリーニングロ
ーラ表面と上ローラ100の被服層13とがニップ部3
Bで摺擦されてクリーニングされる。
【0009】図3は、クリーニングローラ3の断面図で
ある。 以下、図に従って説明すると、クリーニングローラ3の
ローラ基体31の周囲にはゴムまたは発泡体層等から構
成された弾性体層32で構成している。硬度が40°
(JIS A)以下が適当であり、好ましくは20°以下の
ものが用いられる。ゴム材料としてはシリコンゴム,フ
ッ素ゴムが用いられ、発泡体層としては、シリコンスポ
ンジを用いると良い。これによりニップ部3Bの密着力
が増すことになる また、弾性体層32の周囲にはクリーニング層33が形
成され、クリーニングローラ3の表面となり、定着ロー
ラの上ローラ100の被服層12とが接触可能に構成さ
れている。クリーニング層33の材質としてはフッ素樹
脂をフェルト状に形成したものが用いられる。その理由
は、フッ素をフェルト状に形成したものは、表面の摩擦
力が軽減されて、上ローラ100の表面損傷を防止で
き、さらに、以下に示すようにクリーニング効果が向上
するため良い。しかし、これに限定されず、ナイロンフ
ェルト等を用いても良い。クリーニング層33の構成と
しては、フェルトの微小空洞が全体に渡って形成されて
おり、この目にトナーが入り込んで上ローラ100の表
面に付着した残留トナーや紙粉をキャッチする。この材
質に於けるこの微小空洞の規定についてはフェルトの目
付量で決定される。
【0010】クリーニングローラ3の硬度は上述のニッ
プ部3Bを形成するためにも上ローラ100の硬度より
も低く構成されている。従って、クリーニング層33の
肉厚は、弾性体層の肉厚よりも薄く構成しても良い。な
お、フッソ樹脂のフェルトは現在は比較的高価である
が、クリーニングローラ3のローラ基体31とクリーニ
ング層33との間に弾性体層31を設けることにより、
フッ素樹脂のフェルトの厚さを薄くすることができ、材
料の少量化を計ることができる。
【0011】図3のように34はクリーニング層33の
つなぎ目であり、クリーニングローラ3の軸方向と平行
に成るようにシート状のクリーニング層を弾性体層32
に回巻して接着させて成る。このつなぎ目を1本とする
理由は、従来のクリーニング層はクリーニング中は常時
回転させるため、つなぎ目によって、その部分がクリー
ニング不良にならないようにスパイラル状につなぎ目を
入れたものであるが、本発明は、クリーニングローラ3
を常時停止させてクリーニング力が低下したニップ部3
Bの位置を回転させて変更するため、クリーニング層3
3のつなぎ目34を避けて使用することができるからで
ある。
【0012】次にクリーニングローラ3の動作について
説明する。図3に示すようにクリーニングローラ3は、
通常は停止した状態であり、上ローラ100が回転する
ことで摺擦されてクリーニングされる。次に、以下に説
明する所定の時期又は状態によって制御装置300はス
テッピングモータ301に微小回転させるように指示し
て、クリーニングローラ3は微小回転する。この場合、
変更前の接触位置と同じ位置でクリーニングさせないよ
うにクリーニングローラが回転するように設定されてい
る。つまり、クリーニングローラの一回の変更距離は、
前記クリーニングローラと前記定着ローラで形成された
ニップ幅よりも大きいか、又は略等しいように設定する
と良い。このような構成にした理由はクリーニング済の
面と同一面でニップを形成するとクリーニング力が低下
するからである。なお、クリーニングローラ3はソレノ
イドで微小回転させる構成をとっても良い。
【0013】また、上ローラ100の回転方向とは同一
の方向に設定している。この構成により、たまった残留
トナーや紙粉は定着ローラ側に移行しないので結果的に
装置の寿命を延ばすことが出来る。クリーニングローラ
3を回転させるタイミングとして、予め制御装置300
に設定した時間により回転させても良く、また、クリー
ニングローラの表面状態によって回転させても良く、さ
らに、定着ローラの回転数によりクリーニングローラを
回転させても良く、プリント枚数で回転させても良い。
これらのタイミングは問わない。
【0014】
【発明の効果】本発明の構成によれば、表面の硬度が定
着ローラよりも小さいクリーニングローラを定着ローラ
にニップを形成させて圧接でき、クリーニングローラの
回転を常時停止させた状態で定着ローラ表面を摺擦さ
せ、所定の時期又は状態によってクリーニングローラの
接触位置を変化させるために回転することにより、簡単
な構成で充分なクリーニング効果と耐久性を保った定着
ローラのクリーニング装置が同時に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置が組み込まれたカラープリン
タの概略図
【図2】本発明の定着装置の断面図
【図3】クリーニングローラの断面図
【符号の説明】
1:定着装置 11:ローラ基体 12:被服層 2:定着ローラ 3:クリーニングローラ 31:ローラ基体 32:弾性体層 33:クリーニング層 34:つなぎ目 100:上ローラ 200:下ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二本の定着ローラ対の間にトナー像を保持
    した記録媒体を通過させてトナー像の定着を行う定着部
    と、前記定着ローラの表面に接触させたクリーニングロ
    ーラを有したクリーニング部と、を具備し、前記クリー
    ニングローラの表面硬度を前記定着ローラの表面硬度よ
    りも低くしてニップ部を形成すると共に、該ニップ部と
    前記定着ローラの表面を摺擦させることでクリーニング
    を行うよう構成した定着装置において、 前記クリーニングローラの回転を常時停止させた状態で
    前記定着ローラ表面を摺擦させてクリーニングするとと
    もに、所定の時期又は状態によって前記クリーニングロ
    ーラを回転させて前記定着ローラと接触していた前記ク
    リーニングローラのニップ部接触位置を変更するよう構
    成したことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】前記クリーニングローラのニップ部接触位
    置を変更する場合は、変更前の接触位置と同じ位置でク
    リーニングさせないように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】前記クリーニングローラは、ローラ基体表
    面弾性体から成る弾性体層と、該弾性体層の表面にフェ
    ルトから成るクリーニング層を積層すると共に、前記ク
    リーニング層はシート状で前記弾性層の表面に巻回させ
    てつなぎ目が前記クリーニングローラの軸方向と平行に
    一本となるように接着させたことを特徴とする請求項1
    記載の定着装置。
  4. 【請求項4】前記クリーニング層にフッ素樹脂をフェル
    ト状に形成したものを用いたことを特徴とする請求項3
    記載の定着装置。
JP13700098A 1997-12-24 1998-05-19 定着装置 Pending JPH11242401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13700098A JPH11242401A (ja) 1997-12-24 1998-05-19 定着装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35457997 1997-12-24
JP9-354580 1997-12-24
JP35458097 1997-12-24
JP9-354579 1997-12-24
JP13700098A JPH11242401A (ja) 1997-12-24 1998-05-19 定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11242401A true JPH11242401A (ja) 1999-09-07

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ID=27317383

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JP13700098A Pending JPH11242401A (ja) 1997-12-24 1998-05-19 定着装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150277316A1 (en) * 2014-04-01 2015-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150277316A1 (en) * 2014-04-01 2015-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus
US9274468B2 (en) * 2014-04-01 2016-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02