JPH1124211A - レンズ付きフイルムユニット用プレ露光方法及び装置 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット用プレ露光方法及び装置

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Publication number
JPH1124211A
JPH1124211A JP17569697A JP17569697A JPH1124211A JP H1124211 A JPH1124211 A JP H1124211A JP 17569697 A JP17569697 A JP 17569697A JP 17569697 A JP17569697 A JP 17569697A JP H1124211 A JPH1124211 A JP H1124211A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
exposure
film
unit
shutter
Prior art date
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Application number
JP17569697A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sakata
弘 坂田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ付きフイルムユニットに装填される写
真フイルムに鮮明な画像をプレ露光する。 【解決手段】 プレ露光装置45の露光部48に、レン
ズ付きフイルムユニット2のシャッタ羽根34を外部か
ら開放するシャッタ開放手段であるシャッタ開放部61
を設け、露光部48内部の透明陽画原稿54と拡大レン
ズ51との間に露光感調節手段であるシャッタ部52を
設け、プレ露光の際の露光時間を長くして透明陽画原稿
54の画像を鮮明に写真フイルム12に写し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フイルムにプ
レ露光を行うプレ露光方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構が組み込まれ、写真フイ
ルムとパトローネとが予め装填されたレンズ付きフイル
ムユニットが本出願人より製造・販売されている。ま
た、レンズ付きフイルムユニットは、企業や各種団体等
のPRに使用されることがある。このPR用のレンズ付
きフイルムユニットでは、包装袋や外装ラベルに企業名
や団体名等を印刷する他、装填している写真フイルムの
数コマにPR用の画像をプレ露光することもある。これ
によれば、レンズ付きフイルムユニットを使用したユー
ザーにPR用のプリント写真を確実に渡すことができ、
高い宣伝効果が得られる。
【0003】レンズ付きフイルムユニットに装填された
写真フイルムにプレ露光を行う装置としては、本出願人
により発明された特開平8−292480号公報に記載
のプレ露光装置がある。このプレ露光装置は、写真フイ
ルムに写し込むための画像が印刷された陽画原稿である
透明ポジ原稿と、この透明ポジ原稿を背後から照明する
照明手段である光源と、透明ポジ原稿の画像を拡大して
レンズ付きフイルムユニットの撮影レンズに入射させる
拡大レンズと、写し込まれる画像の周辺減光を補正する
周辺部減光補正フィルター等から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記プレ露光装置で
は、レンズ付きフイルムユニットのシャッタ機構を用い
て写真フイルムへの露光を行っていたため、常に露出時
間が一定であった。そのため、露光量を少なくする場合
には光源を暗くしたり、NDフィルターを装着してい
た。また、逆に露光量を多くする場合には光源を明るく
するしかないが、これには限度があり、鮮明な画像が得
られなかった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、より鮮明にプレ露光を行い、高い宣伝効果や付加
価値が得られるプレ露光方法及び装置を提供することを
特徴とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のレンズ付きフイルムユニット用プレ露光
方法及び装置は、レンズ付きフイルムユニットのシャッ
タ機構をシャッタ開放手段で開放させ、写真フイルムへ
の露光量を露光量調節手段で調節することにより、陽画
原稿の画像を鮮明に写真フイルムに写し込めるようにす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に従って、本
発明の第1の実施の形態について説明する。図2に示す
ように、レンズ付きフイルムユニット2は、予めフイル
ムカートリッジが装填され各種撮影機構が組み込まれた
ユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆う
ラベル4とから構成されている。
【0008】ユニット本体3の上面には、シャッタボタ
ン5,残り撮影可能枚数を表示するカウンタ窓6が、前
面には対物側ファインダ窓8,撮影レンズ9等が設けら
れている。また、背面側からは1コマの撮影毎に回転操
作される巻上げノブ10が露呈されている。ラベル4
は、ユニット本体3の中央部分に巻かれるように貼付さ
れて、撮影レンズ9やファインダ8,カウンタ窓6等を
外部に露呈させる開口が形成されている。また、ラベル
4にはレンズ付きフイルムユニット2の使用方法や、特
徴に関する説明が記されている。
【0009】図3に示すように、レンズ付きフイルムユ
ニット2は、防湿性と遮光性とを備えたガセット袋11
に包装された状態で販売される。このガセット袋11の
表面には、商品名とともに内包するレンズ付きフイルム
ユニット2の使用方法や特徴等に関する説明が記されて
いる。
【0010】図4に示すように、ユニット本体3は、未
露光の写真フイルム12と略円柱形状のカートリッジ本
体13とからなるフイルムカートリッジ14が装填され
る本体部15と、この本体部15の前面に組み付けられ
る露光ユニット16と、本体部15の前面側及び背面側
を覆うように組み付けられる前カバー17及び後カバー
18とから構成されており、これらは爪係合によって組
み立てられる。
【0011】本体部15の中央部には、前面側に組み付
けられた露光ユニット16から写真フイルム12までの
間の撮影光路を遮光する遮光筒20が設けられている。
この遮光筒20の前面側には露光開口20aが形成され
ており、背面側には写真フイルム12への露光範囲を規
定するアパーチャー23が形成されている。また、遮光
筒20を挟む両側には、カートリッジ本体13とロール
状に巻かれた写真フイルム12とが、それぞれ製造段階
で収納されるカートリッジ室21とフイルムロール室2
2とが一体に形成されている。
【0012】後カバー18のアパーチャー23に対面す
る位置には、写真フイルム12の背面を支持するフイル
ム支持面18aが形成されている。このフイルム支持面
18aの上方には、接眼側ファインダ窓26が形成され
ている。
【0013】カートリッジ室21及びフイルムロール室
22は、本体部15の背面側に後カバー18が組み付け
られ、後カバー18に一体に形成されたカートリッジ室
用の底蓋24と、フイルムロール室用の底蓋25とが閉
じられることにより適正な遮光能が得られる。なお、底
蓋24,25は、後カバー18に対して屈曲自在な薄肉
部を介して連結されており、底蓋24は使用後のレンズ
付きフイルムユニット2からフイルムカートリッジ14
を取り出す際に開放される。
【0014】前カバー17は、本体部15の前面,上
面,側面を覆うように本体部15の前面に取り付けられ
る。この前カバー17には、シャッタボタン5やカウン
タ窓6,対物側ファインダ窓8等が形成されている。
【0015】カートリッジ本体13は、プラスチックを
用いて形成されており、内部には写真フイルム12が巻
き付けられるスプール13aが回転自在に収納されてお
り、写真フイルム12が出入りするフイルム出入り口
(図示せず)には、フイルム出入り口を開閉する棒状の
遮光蓋13bが回動自在に組み込まれている。また、こ
のフイルムカートリッジ14は、カートリッジ本体13
のスプール13aの回転によって写真フイルム12をフ
イルム出入り口から送り出すことができる。写真フイル
ム12は、撮影コマ27のフイルム給送方向の先頭側と
後部側とに、大小のパーフォレーション28a,28b
が1個ずつ設けられている。
【0016】図5に示すように、露光ユニット16は、
遮光筒20の前面に着脱自在に組み付けられるベース部
材30に各種部品が組み付けられてユニット化されたも
のとなっている。ベース部材30の上面には、撮影後の
写真フイルム12の巻き上げに連動してシャッタチャー
ジを行うシャッタチャージ機構、及び残り撮影枚数の表
示を行う撮影枚数カウンタ、シャッタボタン5の押圧に
連動してレリーズ動作するシャッタレリーズ機構等を構
成する複数の部品とともに、逆ガリレオタイプのファイ
ンダを構成する対物レンズ31a,接眼レンズ(図示せ
ず)が保持されている。
【0017】ベース部材30の前面には、撮影レンズ9
を保持するレンズ保持板33が組み付けられており、こ
のレンズ保持板33とベース部材30との間には、シャ
ッタレリーズ機構のレリーズ動作によって駆動されるシ
ャッタ羽根34が取り付けられている。
【0018】シャッタ羽根34は、上部に形成された取
付穴34aによりベース部材30の前面に立設されたピ
ン36に取り付けられ、ベース部材30の前面に形成さ
れた撮影開口37を開放する位置と閉鎖する位置との間
で揺動自在とされている。シャッタ羽根34の取付穴3
4aの上方には、シャッタレリーズ機構によって蹴飛ば
されることによりシャッタ羽根34を揺動させる突起3
4bが形成されている。また、取付穴34aの側方に
は、ベース部材30の前面に立設されたピン38に一端
が掛けられたバネ40の他端が掛けられるアーム部39
が一体に形成されている。このバネ40は、シャッタ羽
根34を撮影開口37を閉鎖する位置に向けて付勢す
る。
【0019】レンズ保持板33及び前カバー17には、
シャッタ羽根34のアーム部39に対面する位置にスリ
ット42,43が形成されており、ラベル4が貼付され
る前のユニット本体3の状態でスリット43からアーム
部39を操作することにより、外部からシャッタ羽根3
9を開放させることができる。なお、前カバー17のス
リット43は、レンズ付きフイルムユニット2の完成時
にはラベル4が貼付されて隠されててるので、不用意に
シャッタ羽根34が開放されるようなことはない。
【0020】図1は、レンズ付きフイルムユニット2内
の写真フイルム12にプレ露光を行うプレ露光装置45
の構成を示す概略図である。プレ露光装置45は、図示
しないが暗室内に設置されており、ユニット本体3を立
てた状態で保持するユニット保持部46が形成された基
台47と、この基台47上に設けられた露光部48とか
ら構成されている。露光部48は、ユニット本体3の撮
影レンズ9の光軸50に沿って順に拡大レンズ51,シ
ャッタ部52,周辺部減光補正フィルター53,透明陽
画原稿54,周辺部減光補正フィルター55,反射板5
6,拡散板57,及び照明部58を配置し、これらを暗
箱60によってユニット本体3から遮光している。ま
た、暗箱60の外側には、ユニット本体3のシャッタ羽
根34を開放するシャッタ開放部61が取り付けられて
いる。
【0021】透明陽画原稿54は、画像中心が撮影レン
ズ9の光軸50上となるようにセットされており、必要
に応じて取り替えることができる。拡大レンズ51は、
光軸が撮影レンズ9の光軸50に一致するように配置さ
れており、原稿54の画像を拡大してユニット本体3の
アパーチャー23にセットされた写真フイルム12に結
像させる。
【0022】露光時間調節手段であるシャッタ部52
と、シャッタ開放手段であるシャッタ開放部61とは、
露光量調節手段を構成する。シャッタ部52は、例えば
電子シャッタ装置によって構成されており、開放時に
は、照明部58による透明陽画原稿54の光が拡大レン
ズ51に入射しないように遮断し、開放時には拡大レン
ズ51に入射させる。
【0023】シャッタ開放部61は、ソレノイド63
と、このソレノイド63のプランジャー64に一端が連
係された開放レバー65とからなる。ソレノイド63
は、オンされた際にプランジャー64を下方に押し出
す。ソレノイド63がオフされている際には、図示しな
いバネによってプランジャー64はソレノイド63内に
引き込まれている。開放レバー65は、中間よりもやや
端部寄りの位置で回動自在に支持されており、ユニット
保持部46にユニット本体3が載置された際に、図中2
点鎖線で示すように、前カバー17の前面に形成された
スリット43に先端部が挿入される。
【0024】開放レバー65の先端がスリット43に挿
入された状態でソレノイド63がオンされると、プラン
ジャー64は下方に突き出されることにより、開放レバ
ー65は図中2点鎖線で示す位置から反時計方向に回動
し、図5に示すように、シャッタ羽根34のアーム部3
9をスリット43,42内で上方に移動させる。これに
より、シャッタ羽根34はバネ40の付勢に抗して揺動
して、露光ユニット16のベース部材30の前面に形成
された露光開口37を開放する。このように、ユニット
本体3のシャッタ羽根34を開放し、露光部48のシャ
ッタ部52の開放時間を調節することにより、ユニット
本体3の撮影レンズ9が暗い場合でも、写真フイルム1
2に鮮明な画像をプレ露光することができる。
【0025】照明部58は、白熱電灯と比較して発熱の
少ないカラー写真用の蛍光灯58aを2本用い、これら
を断面コの字状のボックス58bに収納した構成として
いる。ボックス58bの内面は反射面とされており、蛍
光灯58aから放射された光は、ボックス58bの内面
で反射し、拡散板57で拡散されて面光源となる。
【0026】照明部58の前方に配置された反射板56
は、拡散板57の面光源のうちアパーチャー23にセッ
トされた写真フイルム12に入射する範囲の光を通過さ
せる開口56aと、これ以外、すなわち、写真フイルム
12に入射する拡散板57の面光源範囲以外の光を拡散
板57に向けて反射する反射面56bとを備えており、
写真フイルム12に入射する面光源の範囲に集光させて
原稿54の面の照度を全体的に高めている。なお、カラ
ー写真用の蛍光灯58aの代わりに、一般照明用の蛍光
灯を用いてもよい。この場合には、色温度が高いため、
補正用のフィルターを用いるのが望ましい。
【0027】透明陽画原稿54の前後には、それぞれ周
辺部減光補正フィルター53,55が配置されている。
これらのフィルター53,55は、シェーディング補正
用のフィルターであり、原稿54の画像範囲に入射する
光、及び透過する光のうち周辺部から中心部に向けて光
を連続的に低下させ、減光してしまう周辺部に光量を合
わせる。
【0028】次に、上記構成の作用について説明する。
図2に示すレンズ付きフイルムユニット2に収納された
写真フイルム12へのプレ露光は、レンズ付きフイルム
ユニット2の組立ラインに組み込まれて実施される。レ
ンズ付きフイルムユニット2の組み立ては、図3に示す
本体部15を例えばベルトコンベア等によって搬送し、
その途中で露光ユニット16と前カバー17とを本体部
15に組み付け、次にカートリッジ本体13とカートリ
ッジ本体13から引き出されてロール状に巻かれた写真
フイルム12とからなるフイルムカートリッジ14を本
体部15に装填し、この本体部15の背後に後カバー1
8を取り付けてユニット本体3を完成させ、その外周に
ラベル4を貼付することにより完成する。
【0029】上記プレ露光装置45は、本体部15への
後カバー18の取り付け工程と、ラベル4の貼付工程と
の間に配置される。完成したユニット本体3は、プレ露
光装置45のユニット保持部46に保持される。ユニッ
ト保持部46に保持されたユニット本体3は、露光部4
8から所定間隔隔てた位置に一定の姿勢、すなわち、拡
大レンズ51の光軸上に撮影レンズ9の光軸50が一致
するように位置決めされ、更に、シャッタ開放部61の
開放レバー65の先端が前カバー17のスリット43に
挿入される。この露光部48には、例えば、販売する観
光地のPR用の透明陽画原稿54がセットされている。
【0030】ユニット本体3のセット完了後、蛍光灯5
8aが点灯される。蛍光灯58aから放射された光は、
ボックス58の内面で反射され、拡散板57で拡散され
て面光源となる。そして、この面光源のうち、反射板5
6の開口56aを通過した光が透明陽画原稿54を背後
から照明し、これ以外の光は反射面56bによって透明
陽画原稿54を照明する拡散板57の範囲に向けて反射
される。このため、透明陽画原稿54は、蛍光灯58a
で直接に照明した照度よりも全体的に高められる。しか
も、白熱電灯に比べて発熱量が低いため、連続した点灯
が可能となり連続的なプレ露光作業も可能となる。
【0031】蛍光灯58aの光量が安定するまでの一定
時間をおいてから、ソレノイド61がオンしてプランジ
ャー54を突き出す。プランジャー64に連係された開
放レバー65は、図1中で2点鎖線で示し位置から反時
計方向に回動し、先端でシャッタ羽根34のアーム部3
9をスリット32,34内で上方に移動させる。これに
より、シャッタ羽根34は開放位置に向けて揺動し、撮
影開口37を開放する。
【0032】ユニット本体3のシャッタ羽根34の開放
後、露光部48のシャッタ部52が作動し、透明陽画原
稿54の画像が写真フイルム12に適正に露光される時
間だけ開放される。これにより、照明部58の光は周辺
部減光補正フィルター53,55によって周辺部が減光
されて拡大レンズ51に入射し、更に撮影レンズ9を透
過して写真フイルム12に拡大して結像され、最初の撮
影コマ27に鮮明にプレ露光が行われる。
【0033】また、次の撮影コマ27にもプレ露光を行
う場合には、露光部48のシャッタ部52が閉鎖されて
いる状態で、ユニット本体3の巻上げノブ10を巻上げ
操作して次の撮影コマ27をアパーチャー23の位置に
給送し、シャッタボタン5を押圧してシャッタレリーズ
を行う。このシャッタレリーズは、暗室内で行われるの
で写真フイルム12には何も露光されない。そして、上
述したように、2コマ目にもプレ露光を行う。なお、こ
の2コマ目のプレ露光の際には、透明陽画原稿54を別
の画像のものに入れ換えることができる。
【0034】プレ露光の作業が完了したユニット本体3
は、外周にラベル4が貼付されてレンズ付きフイルムユ
ニット2となり、ガセット袋11に包装されて、例えば
観光地に向けて出荷される。前記ラベル4及びガセット
袋11には、装填している写真フイルム12に、予めそ
の観光地のPR用の画像がプレ露光されていることが記
されているので、ユーザーはプレ露光済みのレンズ付き
フイルムユニット2と、プレ露光のされていないレンズ
付きフイルムユニット2とを選択して購入することがで
きる。
【0035】プレ露光済みのレンズ付きフイルムユニッ
ト2を購入したユーザーは、従来どおりの操作を行って
撮影を行う。この操作は、図2に示す巻き上げノブ10
をフイルム巻き上げ方向に回転させる。このフイルム巻
き上げ操作によって写真フイルム12が1コマ分の長さ
だけ移送される。これにより、アパーチャー23には未
使用の撮影コマ27がセットされた状態となるので、プ
レ露光された撮影コマが2重露光されることはない。な
お、この間にフイルムカウンタ機構が枚数表示板を一目
盛り分だけ歩進させ、枚数表示窓6にその時点での残り
のコマ数を表示する。
【0036】その後、フレーミングを行ってシャッタボ
タン5を押下操作する。これにより、シャッタ機構が作
動し、この作動中に被写体光が撮影レンズ9を透過して
写真フイルム12に入射し、2番目のコマに露光が行わ
れる。以下、同様にして繰り返し撮影を行うことで露光
済みの写真フイルム12はカートリッジ本体13の内部
に巻き取られてゆく。
【0037】撮影完了済みのレンズ付きフイルムユニッ
ト2は、そのまま現像所に提出される。現像所では、底
蓋24を開けてフイルムカートリッジ14を取り出す。
取り出したフイルムカートリッジ14からは、写真フイ
ルム12が引き出されて現像及びプリント処理が行われ
る。そして、ユーザーにプリント写真とネガフイルムが
収納されたカートリッジ本体13とが返却される。返却
されたプリント写真の中には、ユーザーが撮影したもの
以外に、プレ露光されていた画像のプリント写真が混入
する。
【0038】なお、上記実施形態では、露光部48のシ
ャッタ部52を拡大レンズ51と透明透過原稿54との
間に配置したが、拡大レンズ51とユニット本体3との
間や、拡大レンズ51の中、照明部58と透明陽画原稿
54との間に配置してもよい。また、露光時間調節手段
としてシャッタ部52を用いたが、照明部58のオン・
オフ時間の制御や、絞り等を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ付
きフイルムユニット用プレ露光方法及び装置によれば、
レンズ付きフイルムユニットのシャッタ機構をシャッタ
開放手段で開放させ、写真フイルムへの露光量を露光量
調節手段で調節することにより、レンズ付きフイルムユ
ニット内の写真フイルムに陽画原稿の画像を鮮明に写し
込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレ露光装置の構成を示す要部断面図
である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットが収められたガセ
ット袋の外観を示す斜視図である。
【図4】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図5】シャッタ羽根に関する露光ユニット及び前カバ
ーの関係性を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 4 ラベル 11 ガセット袋 12 写真フイルム 13 カートリッジ本体 14 フイルムカートリッジ 16 露光ユニット 17 前カバー 23 アパーチャー 27 撮影コマ 34 シャッタ羽根 42,43 スリット 45 プレ露光装置 48 露光部 51 拡大レンズ 52 シャッタ部 54 透明陽画原稿 58 照明部 61 シャッタ開放部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 17/24 G03B 17/24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽画原稿を照明し、撮影レンズやシャッ
    タ機構等を備えたレンズ付きフイルムユニットに装填さ
    れた写真フイルムに、予め陽画原稿の画像を写し込むレ
    ンズ付きフイルムユニット用プレ露光方法において、 前記レンズ付きフイルムユニットのシャッタ機構を開放
    させ、写真フイルムへの露光時間を変えて、露光量の調
    節を行うことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット
    用プレ露光方法。
  2. 【請求項2】 陽画原稿を照明する照明手段を備え、撮
    影レンズやシャッタ機構を有するレンズ付きフイルムユ
    ニットに装填された写真フイルムに、予め陽画原稿の画
    像を写し込むレンズ付きフイルムユニット用プレ露光装
    置において、 前記写真フイルムへの露光量の調節を行う露光量調節手
    段を設けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト用プレ露光装置。
  3. 【請求項3】 前記露光量調節手段は、レンズ付きフイ
    ルムユニットのシャッタ機構を外部から開放させるシャ
    ッタ開放手段と、撮影レンズへの光の入射時間を調節す
    る露光時間調節手段とからなることを特徴とする請求項
    2記載のレンズ付きフイルムユニット用プレ露光装置。
  4. 【請求項4】 前記露光時間調節手段は、照明手段と陽
    画原稿の間、あるいは陽画原稿とレンズ付きフイルムユ
    ニットとの間に配置されたシャッタ装置であることを特
    徴とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユニット用
    プレ露光装置。
  5. 【請求項5】 前記露光時間調節手段は、照明手段のオ
    ン,オフによって露光時間の調節を行うことを特徴とす
    る請求項3記載のレンズ付きフイルムユニット用プレ露
    光装置。
JP17569697A 1997-07-01 1997-07-01 レンズ付きフイルムユニット用プレ露光方法及び装置 Pending JPH1124211A (ja)

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