JPH11239187A - 信号伝送装置及び信号伝送方法 - Google Patents

信号伝送装置及び信号伝送方法

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JPH11239187A
JPH11239187A JP3908298A JP3908298A JPH11239187A JP H11239187 A JPH11239187 A JP H11239187A JP 3908298 A JP3908298 A JP 3908298A JP 3908298 A JP3908298 A JP 3908298A JP H11239187 A JPH11239187 A JP H11239187A
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JP
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signal
waveform
transmission
transmission line
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JP3908298A
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English (en)
Inventor
Satoshi Takahashi
学志 高橋
Hiroyuki Yamauchi
寛行 山内
Hironori Akamatsu
寛範 赤松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号が伝送中に反射等で歪んでも、信号受信
側から後段の回路へは、正規の波形の信号を出力して、
前記後段の回路の誤動作を防止する。 【解決手段】 出力波形記憶手段22は伝送線路8に伝
送する正規波形の信号を予め記憶する。初期化時には、
コンフィギュレーション信号20が伝送線路8を経て伝
送され、データ入力手段5で受信された後、その受信波
形が入力波形記憶手段19に記憶される。通常の伝送時
には、データ出力手段3のデータ信号7が伝送線路8に
伝送され、データ入力手段5で受信された後、その受信
波形が波形比較手段15に入力される。前記伝送された
信号に対応して前記入力波形記憶手段19に記憶された
信号の波形が波形比較手段15に入力される。波形比較
手段15は、入力された2つの波形を比較し、一致する
とき、出力波形記憶手段24から、対応する正規波形の
信号を後段の回路に出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送線路を介して
データを高速に送受信する信号伝送装置及び信号伝送方
法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ伝送方式は、ディジタルデ
ータを送受信する場合、伝送線路の終端にターミネータ
を接続して伝送信号の反射を抑えたり、伝送線路の始端
にダンピング抵抗を設けて伝送信号の波形を鈍らせて伝
送波形のリンギングを抑えたり、又は、伝送線路のイン
ピーダンスを整合させる抵抗を挿入して伝送線路におけ
るインピーダンス整合を行って、伝送信号の反射を抑
え、これ等により伝送信号を高速に且つ正確に送受信し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、伝送線路に配置するターミネータ用の抵
抗、又はインピーダンス整合用の抵抗としては、予め伝
送線路のインピーダンス等を計算した場合の固有抵抗が
使用される。従って、新規の回路が伝送線路に追加され
た場合等では、伝送線路のインピーダンス整合等が取れ
なくなって、伝送線路の終端で反射が起って伝送波形の
リンギングが生じる。その結果、伝送波形は、HI,L
OW判断用のスレッシュホールド値を越え又は下回っ
て、オーバーシュートやアンダーシュートが生じ易く、
伝送データを受けた回路で誤動作を招く可能性がある。
【0004】本発明は前記問題点に着目し、その目的
は、伝送線路上での特性変化があっても、この変化に良
好に対処して、伝送信号を受信した回路の誤動作を確実
に防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、信号受信側において、予め、送信すべ
き複数の伝送波形(正規伝送波形)を記憶すると共に、
これ等信号を実際に伝送線路を経て試験的に伝送し、こ
の伝送された信号を受信した実際の各伝送波形(受信伝
送波形)を予め受信側で記憶しておき、通常のデータ伝
送時には、受信した伝送波形を前記予め記憶した受信伝
送波形と比較し、一致する場合に、これに対応する前記
正規伝送波形を後段の回路に出力して、この伝送信号を
受けて動作する回路の誤動作を防止する。
【0006】すなわち、請求項1の発明の信号伝送装置
は、信号を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段
から出力された信号が伝送される伝送線路と、前記伝送
線路を経て信号を受信する信号受信手段と、前記信号受
信手段が受信した信号を、前記信号出力手段から出力す
る正規の波形の信号に変換して後段の回路に出力する信
号変換手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の信号伝送装置において、前記信号変換手段は、前記信
号出力手段から出力する正規の波形の信号を予め記憶す
る正規信号記憶手段を有することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、前記請求項2記載
の信号伝送装置において、前記信号変換手段は、前記伝
送線路を経て受信する信号の波形を予め記憶する波形記
憶手段を有することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、前記請求項3記載
の信号伝送装置において、前記波形記憶手段は、前記伝
送線路を経て受信する信号の波形を、複数個の離散値に
より記憶することを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、前記請求項3又は
4記載の信号伝送装置において、前記信号変換手段は、
前記伝送線路を経て受信する信号の波形を、前記波形記
憶手段に予め記憶した記憶信号波形と比較する波形比較
手段を有することを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、前記請求項5記載
の信号伝送装置において、前記信号変換手段は、前記波
形比較手段の比較の結果、両波形が一致するとき、前記
伝送線路に出力された信号に対応する正規波形の信号を
前記正規信号記憶手段から読み出し、後段の回路に出力
することを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明の信号伝送方法は、信
号を伝送線路に出力する工程と、前記伝送線路を経て前
記信号を受信する工程と、前記受信した信号を、前記伝
送線路に伝送する前の正規の波形の信号に変換して後段
の回路に出力する工程とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、前記請求項7記載
の信号伝送方法において、別途、前記伝送線路に伝送す
る信号の正規波形を予め記憶する工程と、前記信号を前
記伝送線路を経て伝送し、この伝送された信号を前記伝
送線路を経て実際に受信し、この受信した信号の波形を
予め記憶する波形記憶工程とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】請求項9記載の発明は、前記請求項8記載
の信号伝送方法において、正規波形の信号に変換する工
程は、通常の信号伝送時に、前記伝送線路を経て受信し
た信号の波形を、前記予め記憶した信号の波形と比較
し、両波形が一致するとき、前記伝送された信号に対応
する正規波形の信号を出力することを特徴とする。
【0015】請求項10記載の発明は、前記請求項8記
載の信号伝送方法において、前記波形記憶工程は、動作
の開始毎に行われることを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明は、前記請求項8記
載の信号伝送方法において、前記波形記憶工程は、信号
の誤りが検出される毎に行われることを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明は、前記請求項8記
載の信号伝送方法において、前記波形記憶工程は、温度
が所定幅変化する毎に行われることを特徴とする。
【0018】以上の構成により、本発明では、伝送波形
が伝送線路を伝送中に歪んでオーバーシュート又はアン
ダーシュート等を生じる場合であっても、受信側におい
て、前記歪んだ伝送波形を、これに対応する正規の伝送
波形(送信側から伝送する伝送波形)に変換するので、
この正規の伝送波形を受けて動作する回路は誤動作する
ことがない。
【0019】しかも、伝送線路の特性の変化があれば、
その変化毎に、再度、正規伝送波形を伝送線路を経て試
験的に伝送し、その受信伝送波形を記憶し直せば、受信
した信号を用いる後段の回路では、常に、伝送すべき正
規の伝送波形を用いて所期通り動作することが可能であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図5までの図面を用いて説明する。
【0021】図1は本発明の信号伝送装置の全体構成を
示す。同図において、1はプロセッサ、3はデータ信号
7を出力するデータ出力手段であって信号出力手段を構
成する。4はセレクタ、8は前記データ信号7が伝送さ
れる伝送線路、5は前記データ信号7を前記伝送線路8
を経て入力するデータ入力手段であって、信号受信手段
を構成する。
【0022】また、10はコンフィギュレーションサイ
クル実施手段、16はコンフィギュレーション信号発生
手段であって、この両手段は試験的に信号を伝送して前
記伝送線路8を経て受信される信号の波形を予め確認す
るために配置される。6は伝送線路8を経て受信される
信号を取り込む波形取り込み手段、19は入力波形記憶
手段であって、前記受信された信号の波形を記憶し、波
形記憶手段を構成する。15は波形比較手段であって、
通常のデータ伝送時に、伝送線路8を経て受信した信号
の波形を、前記入力波形記憶手段19に予め記憶した波
形と比較するものである。22は出力波形記憶手段であ
って、伝送線路8に伝送される既知出力波形(正規の信
号)21の波形が前記プロセッサ1から送られて、この
正規の信号を予め記憶しており、正規信号記憶手段を構
成する。前記出力波形記憶手段22が予め記憶する既知
出力波形21は、1種類の場合と複数種類の場合とがあ
る。以上の構成により、信号変換手段30を構成する。
【0023】更に、2はコンフィギュレーション開始信
号、9は伝送線路波形、11は停止命令信号、12はセ
レクト信号、13はコンフォギュレーションサイクル信
号、14は入力波形信号、17は実施命令信号、18は
既知波形信号、20はコンフィギュレーション信号、2
3は出力波形選択信号、24は出力波形である。
【0024】本実施の形態の信号伝送装置は、通常のデ
ータ伝送を行う通常サイクルと、その前に行う初期化サ
イクルとに大別される。この初期化サイクルは、電源O
N時の動作開始毎に繰り返し行われる。
【0025】初期化時には、プロセッサ1は、コンフィ
ギュレーション開始信号2を出力し、コンフィギュレー
ションサイクル実施手段10は前記コンフィギュレーシ
ョン開始信号2を受けて、データ出力手段3に停止命令
信号11を出力し、データ出力手段3の動作を停止させ
る。
【0026】更に、前記プロセッサ1は、実施命令信号
17をコンフィギュレーション信号発生手段16に出力
する。コンフィギュレーション信号発生手段16は、実
施命令信号17を受けると、コンフィギュレーション信
号20内に同期部分を持たせて、又は別途に同期信号を
発生させて、コンフィギュレーション信号20をセレク
タ4に出力する。前記コンフィギュレーション信号20
内に持たせる同期部分は、例えば、信号波形の振幅が
“0”値と“1”値との間で変化する場合に、通常の
“1”値の状態から、“0”値の状態が所定期間(例え
ば100n秒)継続させる構成より成る。コンフィギュ
レーションサイクル実施手段10は、前記セレクタ4に
対してセレクト信号12を出力し、前記セレクタ4は、
セレクト信号12を受けると、データ出力手段3からの
データ信号7に代えて、コンフィギュレーション信号発
生手段16からのコンフィギュレーション信号20、及
び同期信号が発生している場合にはこの同期信号を選択
して、これ等信号を伝送線路8に出力する。
【0027】続いて、コンフィギュレーションサイクル
実施手段10は、データ入力手段5に対してコンフィギ
ュレーションサイクル信号13を出力して、コンフィギ
ュレーションサイクルが開始したことを伝達する。デー
タ入力手段5は、伝送線路8を介してコンフィギュレー
ション信号20及び同期信号を受信し、波形取り込み手
段6に出力する。波形取り込み手段6は、コンフィギュ
レーションサイクル信号13が伝達されているときに
は、入力波形信号14(つまり、伝送線路8を経て受け
たコンフィギュレーション信号20)を入力波形記憶手
段19に記憶させる。
【0028】次に、通常のデータ伝送について説明す
る。この通常のデータ伝送の際には、データ出力手段3
からデータ信号7が出力される。コンフィギュレーショ
ンサイクル実施手段10は、セレクタ4に対してデータ
信号7を選択するセレクト信号12を出力し、前記セレ
クタ4は、前記セレクト信号12を受けて、データ出力
手段3からのデータ信号7を選択して、このデータ信号
7を伝送線路8に出力する。
【0029】更に、データ入力手段5は、伝送線路8を
介してデータ信号7を受信する。波形取り込み手段6
は、コンフィギュレーションサイクル信号13が伝達さ
れていないときには、入力波形信号14(つまり、デー
タ信号7)を波形比較手段15に出力する。一方、入力
波形記憶手段19は、入力波形信号14に対応した既知
波形信号18を波形比較手段15に出力する。波形比較
手段15は、入力波形信号14と既知波形信号18とを
比較し、その結果を出力波形選択信号23として出力す
る。出力波形記憶手段22は、プロセッサ1から予め記
憶された既知出力波形21のうち、出力波形選択信号2
3に対応した所定の既知出力波形を、出力波形24とし
て、後段の回路(図示せず)に出力する。
【0030】図2は、図1に示した波形取り込み手段6
及び波形比較手段15の内部構成を示す。
【0031】同図の波形取り込み手段6において、10
5は入力信号であって、符号101で示す入力波形を持
つ。102はA/D変換手段、106はA/D変換され
て離散値となった入力波形、103は前記離散値となっ
た入力波形を8段階で示した離散値が入力されるバッフ
ァ、107は離散化された入力波形に対するアドレス、
108は離散化された入力波形の値を3ビットで出力す
る信号である。
【0032】また、同図の波形比較手段15において、
109は比較器、110は出力波形選択信号、111
は、入力された波形と既知の波形とを比較するために、
離散化された入力波形106のアドレス、及び入力波形
記憶手段19に記憶された既知波形のアドレスを発生す
るアドレス発生手段、112は離散化された既知波形に
対するアドレス、113は離散化された既知波形の値を
3ビットで出力する信号である。
【0033】前記波形取り込み手段6は、1サイクルの
信号を8回サンプリングし、各サンプリング値をA/D
変換器102により8段階の離散値に変換して、2進数
の3ビットの値にし、この3ビットの入力波形信号10
8をアドレス発生手段111からのアドレス107を元
に波形比較手段15に出力する。また、入力波形記憶手
段19では、アドレス発生手段111からのアドレス1
12を元に、対応する3ビットの既知波形データ113
を前記波形比較手段15に出力する。波形比較手段15
は、前記入力された3ビットのデータ(入力伝送波形)
108と、既知波形データ113とを比較器109で比
較し、同一の場合には、”HI”の出力波形選択信号1
10を出力波形記憶手段22に出力する。
【0034】図3は、前記出力波形記憶手段22の内部
構成を示す。同図において、201は前記波形取り込み
手段6の比較器109からの出力波形選択信号、202
は、前記出力波形選択信号201をアドレス変換すると
共に新たにアドレスを発生すし、アドレス203を出力
するアドレス部、204は図1のプロセッサ1からの既
知出力波形(離散値で表現される)、205は前記既知
出力波形204の離散値を記憶する記憶領域であって、
前記アドレス部202のアドレス203を受け、このア
ドレスに対応する既知出力波形206を出力する。20
7は既知出力波形(離散値)206をアナログデータに
変換するD/A変換部、208はD/A変換部207か
ら出力されるアナログ出力波形である。
【0035】具体的に、前記波形取り込み手段6は、初
期化時に、同期信号又はコンフィギュレーション信号2
0に含まれる同期部分を受けた後に、コンフィギュレー
ション信号20を取り込み、サンプル毎に離散値を入力
波形記憶手段19に出力する。入力波形記憶手段19
は、8個のサンプル値を1つの信号波形として記憶す
る。アドレス発生手段111は、0、1…7の8個のア
ドレス107を順次発生することを繰り返し、これ等を
順次バッファ103に出力し、バッファ103は入力さ
れたアドレスに対応する離散値を出力する。
【0036】初期化時に、入力波形記憶手段19が複数
種類の入力信号波形を記憶する場合には、アドレス発生
手段111は、入力波形記憶手段19に出力するアドレ
ス112として、既に入力波形記憶手段19に記憶され
た信号波形のアドレス数の合計値をオフセットアドレス
とし、そのオフセットアドレスに今回の信号波形のアド
レスを加算したアドレスを生成する。従って、通常のデ
ータ伝送時に、波形取り込み手段6で取り込まれる信号
波形が最初又は2番目以降の波形であっても、その波形
に対応する信号波形が入力波形記憶手段19から読み出
され、波形比較手段15に出力される。
【0037】出力波形記憶手段22は、プロセッサ1か
ら既知出力波形21を受ける。1つの既知出力波形21
は、8個の離散値より成る。既知出力波形21が複数種
類の場合には、次の波形を記憶するために、オフセット
アドレスが与えられる。即ち、本実施の形態では、8ア
ドレス分のオフセットアドレスを足して、次の既知出力
波形を出力波形記憶手段22に記憶する。
【0038】出力波形記憶手段22のアドレス部203
は、前記波形比較手段15からの出力波形選択信号11
0を受け、この信号(=“1”値)110を変換して、
前記波形比較手段15のアドレス発生手段111と同様
に“0”〜“7”までの対応するアドレス203を生成
し、このアドレス203に対応する離散値206が記憶
領域25から出力される。記憶領域25が複数種類の信
号波形を記憶する場合には、入力波形記憶手段19での
オフセットアドレスが前記波形比較手段15からの出力
波形選択信号と共に出力波形記憶手段22のアドレス部
202に出力される。このアドレス部202は、その出
力するアドレス203に前記オフセットアドレスを含め
る。従って、入力信号105が入力波形記憶手段19内
の所定番目の入力伝送波形と比較されて一致した際に
は、記憶領域205からは、その所定番目の既知波形が
対応して出力される。
【0039】図3の既知出力波形の記憶領域205に
は、予め、図5(a)及び(b)に示す離散的な正規の
信号218、219が記憶されている。動作開始当初の
初期化時には、伝送線路8を経て波形取り込み手段6で
取り込まれた信号が離散的な値に変換され、これが図5
(a)及び(b)に示す入力波形209、215として
入力波形記憶手段19に予め記憶される。尚、入力波形
209は長いサイクルのデータ信号波形を示し、入力波
形215は短いサイクルのデータ信号波形を示す。尚、
図5において、212はHI領域におけるスレッシュホ
ールド、213は中間電位のリファレンス値、214は
LOW領域におけるスレッシュホールドを示す。
【0040】その後の通常のデータ伝送時には、伝送線
路8を経て入力されてきた信号波形9と、前記予め記憶
された入力波形209、215とが波形比較手段15で
比較され、一致すれば、出力波形記憶手段22において
対応する正規波形の出力信号218又は219が出力さ
れる。
【0041】ここで、通常のデータ伝送時において、伝
送線路8を経て入力された信号波形が波形209の場合
には、図4(a)に示すように、誤ってスレッシュホル
ド212、214を越えて低下又は上昇してしまった部
分210が存在し、このため、正規信号ではHI又はL
OWレベルであるべき部分211において、従来では一
時的にLOW又はHI信号となり、後段の回路で誤動作
を招く。同様に、伝送線路8を経て入力された信号波形
が波形215の場合には、図4(b)に示すように、誤
ってスレッシュホルド212、214を越えて低下又は
上昇してしまった部分216が存在し、このため、正規
信号ではHI又はLOWレベルであるべき部分211に
おいて、従来では一時的にLOW又はHI信号となり、
後段の回路で誤動作を招く。
【0042】しかし、本実施の形態では、既述のよう
に、出力波形記憶手段22に記憶された正規信号に変換
して、後段の回路に出力するので、この回路での誤動作
を確実に防止することができる。
【0043】尚、前記実施の形態では、動作の開始毎に
初期化サイクルを行ったが、その他、データ入力手段5
が入力したデータの誤りを検出し、この検出時毎に初期
化サイクルを実行してもよく、また、伝送線路8の所定
箇所の温度を検出し、この温度が所定幅以上変化する毎
に初期化サイクルを実行してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号伝送
装置及び信号伝送方法によれば、伝送波形が伝送線路を
伝送中に反射等で歪んでオーバーシュート又はアンダー
シュート等を生じる場合であっても、受信側において、
前記歪んだ伝送波形を、これに対応する正規の伝送波形
(送信側から伝送する伝送波形)に変換したので、この
正規の伝送波形を受けて動作する回路は誤動作すること
がない。
【0045】しかも、伝送線路の特性の変化があれば、
その変化毎に、再度、信号を伝送線路を経て試験的に伝
送して、その受信伝送波形を記憶し直せば、常に、受信
信号を正規波形の信号に変換できて、後段の回路の動作
を所期通り確保でき、誤動作を確実に防止できる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の信号伝送装置の全体構成
を示す図である。
【図2】同信号伝送装置に備える波形取り込み手段、波
形比較手段及び入力波形記憶手段の内部構成を示す図で
ある。
【図3】同信号伝送装置に備える出力波形記憶手段の内
部構成を示す図である。
【図4】従来における誤った出力波形を示す図である。
【図5】本発明における正規の出力波形を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 プロセッサ 3 データ出力手段(信号出力手段) 5 データ入力手段(信号受信手段) 6 波形取り込み手段 8 伝送線路 15 波形比較手段 16 コンフィギュレーション信号発生手段 19 入力波形記憶手段(波形記憶手段) 22 出力波形記憶手段(正規信号記憶手段) 30 信号変換手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を出力する信号出力手段と、 前記信号出力手段から出力された信号が伝送される伝送
    線路と、 前記伝送線路を経て信号を受信する信号受信手段と、 前記信号受信手段が受信した信号を、前記信号出力手段
    から出力する正規の波形の信号に変換して後段の回路に
    出力する信号変換手段とを備えたことを特徴とする信号
    伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記信号変換手段は、 前記信号出力手段から出力する正規の波形の信号を予め
    記憶する正規信号記憶手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記信号変換手段は、 前記伝送線路を経て受信する信号の波形を予め記憶する
    波形記憶手段を有することを特徴とする請求項2記載の
    信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記波形記憶手段は、 前記伝送線路を経て受信する信号の波形を、複数個の離
    散値により記憶することを特徴とする請求項3記載の信
    号伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記信号変換手段は、 前記伝送線路を経て受信する信号の波形を、前記波形記
    憶手段に予め記憶した記憶信号波形と比較する波形比較
    手段を有することを特徴とする請求項3又は4記載の信
    号伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記信号変換手段は、 前記波形比較手段の比較の結果、両波形が一致すると
    き、前記伝送線路に出力された信号に対応する正規波形
    の信号を前記正規信号記憶手段から読み出し、後段の回
    路に出力することを特徴とする請求項5記載の信号伝送
    装置。
  7. 【請求項7】 信号を伝送線路に出力する工程と、 前記伝送線路を経て前記信号を受信する工程と、 前記受信した信号を、前記伝送線路に伝送する前の正規
    の波形の信号に変換して後段の回路に出力する工程とを
    備えたことを特徴とする信号伝送方法。
  8. 【請求項8】 別途、 前記伝送線路に伝送する信号の正規波形を予め記憶する
    工程と、 前記信号を前記伝送線路を経て伝送し、この伝送された
    信号を前記伝送線路を経て実際に受信し、この受信した
    信号の波形を予め記憶する波形記憶工程とを備えたこと
    を特徴とする請求項7記載の信号伝送方法。
  9. 【請求項9】 正規波形の信号に変換する工程は、 通常の信号伝送時に、前記伝送線路を経て受信した信号
    の波形を、前記予め記憶した信号の波形と比較し、両波
    形が一致するとき、前記伝送された信号に対応する正規
    波形の信号を出力することを特徴とする請求項8記載の
    信号伝送方法。
  10. 【請求項10】 前記波形記憶工程は、動作の開始毎に
    行われることを特徴とする請求項8記載の信号伝送方
    法。
  11. 【請求項11】 前記波形記憶工程は、信号の誤りが検
    出される毎に行われることを特徴とする請求項8記載の
    信号伝送方法。
  12. 【請求項12】 前記波形記憶工程は、温度が所定幅変
    化する毎に行われることを特徴とする請求項8記載の信
    号伝送方法。
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