JPH11238377A - 不揮発性磁気抵抗メモリのための浮遊磁気遮へい - Google Patents

不揮発性磁気抵抗メモリのための浮遊磁気遮へい

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JPH11238377A
JPH11238377A JP10058843A JP5884398A JPH11238377A JP H11238377 A JPH11238377 A JP H11238377A JP 10058843 A JP10058843 A JP 10058843A JP 5884398 A JP5884398 A JP 5884398A JP H11238377 A JPH11238377 A JP H11238377A
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memory
magnetic
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Clarence J Tracy
クラレンス・ジェイ・トレイシー
Eugene Chen
ユージン・チェン
Mark Durlam
マーク・ダーラム
Zu Theodore
セオドア・ズ
Saied N Tehrani
サイード・エヌ・テラニ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリの実質的なコストの付加なしに、浮遊
磁場から遮へいする不揮発性磁気抵抗メモリを提供す
る。 【解決手段】 半導体基板上に位置づけられる不揮発性
磁気抵抗メモリ(10)が、不揮発性磁気抵抗メモリ
(10)を部分的に、または完全に囲むパッシベーショ
ン層(18)によって浮遊磁場から遮へいせられる。そ
のパッシベーション層(18)は、非導電性フェライト
材料(例えば、Mn-Zn-Ferrite,Ni-Zn-Ferrte,MnFeO,CuF
eO,FeOまたはNiFeO)を含み、それによって、不揮発性
磁気抵抗メモリ(10)を浮遊磁場から遮へいする。非
導電性フェライト材料はまた、電力要求を減少させるた
めに、不揮発性磁気抵抗メモリ(10)上に内部で発生
する磁場を集束させる層(18)の形態でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に不揮発性磁気抵抗
メモリに関し、特に不揮発性磁気抵抗型メモリのパッシ
ベーションに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】CMOS
デバイスまたは回路を用いて集積したメモリ要素として
の大規模磁気抵抗(Giant Magneto-Resistive)(GMR)
材料を利用した、超高密度不揮発性メモリが提案されて
きた。これらのメモリは、GMRメモリ要素に磁化ベクト
ル(magnetization vectors)の配向(orientation)と
して保存される情報によって動作する。その磁化ベクト
ルは、適用される磁場(H)によって、配向される。磁
化ベクトルの配向を読出しおよび書込みのために使用さ
れるその磁場は、集積CMOS回路によって生成される。十
分な大きさの浮遊磁場(stray magnetic field)(メモ
リの外部で生成される)が、メモリの保持にエラーを引
き起こす原因になり得る。
【0003】浮遊または外部的に生成される磁場は、ほ
とんど無限に近い数の源から発生する。十分な大きさの
浮遊磁場は、制御不能なチャージをするような、磁気メ
モリに保存される磁化ベクトルを生じさせる原因にな
る。高密度不揮発性磁気抵抗メモリ(high density non
-valatile magneto-resistive memory)は、そのセルが
非常に小さくできるので、浮遊磁場に、特に敏感であ
る。したがって、読出しおよび書込み(磁気ベクトルの
スイッチングまたはセンシング)のために比較的低い磁
場しか必要としない。また、高密度化によってその隣り
合うセル間の距離が減小するに従い、隣り合うセルから
の浮遊磁場が大きくなる。
【0004】浮遊磁場の敏感性を防止する方法の一つと
しては、民間または軍事での使用において遭遇するであ
ろう浮遊磁場よりも高いスイッチング磁場を必要とする
ようなメモリ要素またはメモリセルを設計することであ
る。この方法は、これらの適用において遭遇するであろ
う浮遊磁場の徹底的な特徴化(characterization)を必
要とする。この方法は、また、高い内部電力がより多く
の電力を必要とし、高い内部磁場を生成し、それによっ
て高電力デバイスにするため望ましくないので、メモリ
を動作させるために要求される内部電力に、上限を設定
する。高密度メモリの市場は極端に競争が激しい。ビッ
トあたりミリセント(milli-cents perbit)の間でのコ
スト格差が、市場では勝敗を意味する。製造工程の追加
またはパッケージングの複雑さの高度化が、市場におけ
る製品の競争力を決定するであろう製造コストを増加さ
せる。
【0005】したがって、メモリの実質的なコストの付
加なしに、浮遊磁場から遮へいする不揮発性磁気抵抗メ
モリを提供することが、非常に望まれる。
【0006】浮遊磁気遮へい構造を有する新規であり、
改善された不揮発性磁気抵抗メモリを提供することが、
本発明の目的の1つである。
【0007】メモリの実質的なコストの付加なしに、浮
遊磁気遮へい構造を有する新規であり、改善された不揮
発性磁気抵抗メモリを提供することも、本発明の目的の
1つである。
【0008】標準的なパッシベーション技術に組み込ま
れる、浮遊磁気遮へい構造を有する新規であり、改善さ
れた不揮発性磁気抵抗メモリを提供することも、本発明
の目的の1つである。
【0009】内部で発生する磁場を集束(focus)させ
る、浮遊磁気遮へい構造を有する新規であり、改善され
た不揮発性磁気抵抗メモリを提供することも、本発明の
目的の1つである。
【0010】内部で発生する磁場を集束させ、それによ
って、そのメモリを動作させるのに必要とされる電力量
を削減する、浮遊磁気遮へい構造を有する新規であり、
改善された不揮発性磁気抵抗メモリを提供することも、
本発明の目的の1つである。
【0011】内部で発生する磁場を集束させる、新規で
あり、改善された不揮発性磁気抵抗メモリを提供するこ
とも、本発明の目的の1つである。
【0012】
【好適実施例の詳細な説明】上記問題等は少なくとも部
分的に解決され、上記の目的等は、基板上に、および少
なくとも部分的に不揮発性磁気メモリを囲むパッシベー
ション層上に、位置づけられる不揮発性磁気抵抗メモリ
を含む浮遊磁場を有する不揮発性磁気抵抗メモリ内で実
現される。そのパッシベーション層は、浮遊磁場から不
揮発性磁気メモリを遮へいするためにフェライト材料を
含み、フェライト材料の例としては:Mn-Zn-Ferrite,Ni
-Zn-Ferrite,MnFeO,CuFeO,FeOおよびNiFeOを含む。
【0013】フェライト遮へいの様々な詳細な適用が、
パッシベーション材料の層内に混合した粉状フェライト
を含み、それによって浮遊磁場に対して遮へいを提供
し、並びに不揮発性磁気抵抗メモリの上に亘って、フェ
ライト材料の層を形成し、それによって、浮遊磁場に対
する不揮発性磁気抵抗メモリを遮へいすることと同様
に、内部で発生する磁場を集束させる。内部で発生する
磁場を集束させることは、スイッチングおよびセンシン
グに必要とされる内部で発生する磁場の量を減少させ、
次いで、その不揮発性磁気抵抗メモリによって使用され
る動作電力の量を減少させる。
【0014】図1は、強磁性的に結合される複数の層を
有する大規模磁気抵抗GMRセル10の例の拡大断面図で
ある。不揮発性磁気抵抗メモリセル10は、単に例とし
て本明細書に使用され、様々な任意の不揮発性磁気抵抗
メモリセルがその構造と関連して使用され得ることが、
当業者には理解されるであろう。セル10が、第1磁性
体層11および第2磁性体層13を含む複数の磁性体層
を有する。層11、13は、第1導電スペーサ層12に
よって離間せられる。磁性体層11、13のそれぞれ
は、磁性体材料の単一層であり得る、または、替りに合
成磁性体層でもあり得る。さらに、層11は、第1の厚
さまたは厚さ23を有し、並びに層13は、厚さ23よ
りの厚い第2の厚さまたは厚さ24を有する。
【0015】この実施例においては、層11、13は、
長方形であり、幅26の方向ではなく、長手方向27に
沿って、磁化容易軸を有するように、形成される。デバ
イスの他の形態においては、磁化容易軸は、幅26の方
向に沿うようにもし得る。層11、13のそれぞれは、
実質的に長さ27の方向に沿った、すなわち、実質的に
長さ27の方向に平行である、磁化ベクトル21、22
を有する。ここで、ベクトル21、22の1セットがセ
ル10に存在するが、2つの異なる状態が、便利のため
に、図1において同時に図示されていることを理解され
たい。ベクトル21、22が、外部磁場の無い状態にお
いて、同一方向に並べることを可能にする強磁性カップ
リングによって、層11、13が結合せられる。このカ
ップリングは、材料の機能であり、層12の厚さであ
る。
【0016】さらに、幅26が、磁壁の幅または層1
1、13内の移動幅(transition width)よりも小さく
なるように、形成される。その結果として、ベクトル2
1、22は、その幅26の方向と平行にすることができ
ない。典型的に、1.0〜1.2ミクロン未満の幅が、結果的
には、拘束になる。この実施例においては、幅26は、
1ミクロンより小さく、製造技術によって製造可能なか
ぎりの小ささであり、長さ27は幅26の約5倍であ
る。また、この実施例においては、厚さ23は、約3〜6
nmであり、厚さ24は約4〜10nmである。これから示す
とおり、厚さ23と24との違いは、層11、13のス
イッチング部分に影響する。ベクトル21、22は、セ
ル10内の磁化ベクトルの2つの異なる状態を示してい
る。1の状態は、論理”0”を呼ばれ、他の状態は、論
理”1”である。層11、13の両層における各状態ベ
クトルは第1方向に方向付けられ、層11、13の両層
における他の状態ベクトルは、逆方向または第2方向に
方向付けられる。
【0017】セル10の状態を書込むまたはチャージす
るために、長さ27の方向に沿った1方向から長さ27
の方向に沿った逆の方向へ層11、13の両層の磁化ベ
クトルの方向を完全に切り換えるのに、すなわち、ベク
トル21によって示されている状態からベクトル22に
よって示される状態へ(またはその逆も同様)の切り換
えるのに、十分なトータル磁場が、印加される。トータ
ル磁場を印加するために、横方向導電体またはワードラ
イン16が、メモリセル10の上に存在する誘電体層1
4の表面上に形成され、第2導電体(図示せず)が、個
別の横列状にセル10の反対側の端に接続される。セン
スラインおよびワードライン16の結合もまた、セル1
0も保存される状態を読み出す(またはセンス)ために
使用される。いくつかの場合においては、ワードライン
16に垂直方向である付加的なデジタルライン(digit
line)(図示せず)が、トータル磁場の大きさがその磁
化ベクトルが確実に転換かまたは切換えを引き起こすの
に十分であることが要求される。トータル磁場の大きさ
は、センス、ワードおよびデジタルサイン電流からの結
果の磁場の和である。
【0018】図2は、印加される磁場またはトータル磁
場に対するセル10(図1)の抵抗値または出力電圧を
図示したグラフ31である。その横座表は、磁場方向お
よびその強度、すなわち、そのセル10の磁化ベクトル
を保持(support)するまたは逆向(oppose)する強
度、を示す。その縦軸は、セル10の出力電圧を示す。
曲線32が、出力電圧を介した、磁化ベクトル(例えば
ベクトル21)の1方向の様々な磁場強度の、磁場抵抗
特性を示す。曲線33が、出力電圧を介した、磁化ベク
トル(例えばベクトル22)の他の方向の同様な磁場強
度の、磁場抵抗特性を示す。0の右側への磁場では、曲
線32、33は、曲線32のベクトルを保持し、かつ曲
線33のベクトルに逆向する磁場の出力電圧を示し、0
の左側への磁場は、曲線33のベクトルを保持し、かつ
曲線32のベクトルに逆向する。典型的に、曲線32、
33は、電圧軸の同一ポイントで交差し、同一の最小値
を有する。説明のために、曲線33は、少しだけ垂直方
向に移動させており、その曲線間の相違を示している。
【0019】印加磁場の0においては、セル10の出力
電圧は、その磁化ベクトルの方向とほぼ同様に関係な
い。0からH1まで磁場が増加するに従って、曲線33
は、トータル磁場によって逆に方向付けられるベクトル
を有するセル10の出力電圧を示し、曲線32はその磁
場によって保持方向ににされるベクトルを有するセル1
0の電圧を示す。磁場強度H1において、層11のベク
トルは、出力電圧を転向し、並びに上昇させる。トータ
ル磁場強度がH1とH3との間で増加するにつれ、層1
1の磁化ベクトルが、H3の磁場強度付近で他の方向に
転向、すばやく切り換わるように持続される。H4付近
では、より厚い層13のベクトルが、逆方向に切り換わ
り、ならびにその抵抗はH4の値およびそれより大きい
値では、抵抗値が減少する。同様に、逆方向トータル磁
場での出力電圧が、0とH5〜H8との間に示される。
【0020】その抵抗値は、通常、セル10の出力電圧
をセンシングすることによって決定される。その出力電
圧は、セル10の長さの方向に沿って印加される定電圧
をセル10の長さ方向に亘っての電圧降下であり、一方
で磁場が印加される。セル10の状態を決定する方法の
1つは、層11の切換えしきい値よりも高く(すなわち
H3)であって、しかし層13の切換えしきい値と同じ
高さ(すなわちH4)ではないトータル磁場を印加する
ことである。トータル磁場が、その磁気ベクトルを保持
する方向、すなわち磁化ベクトルと同じ長さ27の方向
である場合、その磁気ベクトルは、実質的に転向しない
ので、セル10の抵抗は実質的に変化しない。それに対
応して、その出力電圧のまた実質的に変化しない。
【0021】しかし、トータル磁場がベクトルを逆方向
にする場合、磁気ベクトルは転向する。磁場が上昇する
につれ、層11のベクトルは、層11の反対側の端に向
かって転向し始める(層13のベクトルはわずかに転向
する)。さらに磁場が増加するにつれ、層11のベクト
ルは、転向し続け、抵抗値は、そのベクトルが逆方向に
切り換わるまで上昇する。されに磁場が上昇すると、層
13のベクトルも切り換わるまで、抵抗値は実質的に一
定になり、それが保存されている情報における変化をも
たらす。それから、その抵抗値は磁場の上昇とともに減
小する。
【0022】トータル磁場の値が、センス、ワードおよ
びデジタルラインの電流から結果として生ずる磁場の和
であるという前提のもとセル10が動作するので、トー
タル磁場と結合する浮遊磁場が、通常の保存の間にセル
10に影響するのと同様に、書込みまたは読出し動作の
いずれかにおける実質的なエラーを生じ得るこたがわか
る。例えば、読出し動作の間、トータル磁場が層11の
切換えしきい値よりも高く、かつ層13の磁気ベクトル
を切換えるには十分でない場合、浮遊磁場は、H8をじ
のぎ、実質的にそのセル内の情報を切換えるような、十
分なトータル磁場を簡単に印加することができる。さら
に、メモリセルの多くが非常に小さく、互いに非常に接
近して詰め込まれているので、特に大規模アレイにおい
ては、比較的小さい量の浮遊磁場がメモリセルに実質的
に影響し得る。浮遊磁場の問題を緩和するために、パッ
シベーション層18が、メモリセル10を少なくとも部
分的に囲むように形成される。好適には、層18は、フ
ェライト材料のような不揮発性高透磁率(permeabilit
y)材料の層から形成される。前期目的に適するいくつ
かのフェライト材料は少なくとも:Mn-Zn-Ferrite,Ni-Z
n-Frrite,MnFeO,CuFeO,FeOおよびNiFeO のうちの1つ
である。層18は非導電性であるので、セル10の表面
上に直接にデポジションすることができ、若しくは層1
8が動作に影響を与えるほど十分に導電的である場合、
誘電体材料の薄膜17がセル10と層18との間に使用
され得る。層18が高透磁率材料から形成されるので、
任意の浮遊磁場は、セル10から遮へいされる。さら
に、ワードライン16に供給される電流によって生成さ
れる任意の磁場が、層18によってセル10上に向かっ
て方向付けられて、若しくは集束し、それによって、電
流のより少ない量が、読出しおよび/または書込みに必
要とされるのと同じ量のトータル磁場を達成するため
に、ワードライン16に供給され得る。
【0023】このように、層18は、浮遊磁場に対する
セル10を遮へいすること、並びにセル10内に内部で
発生する磁場を集束することの2つの機能を実行する。
遮へい機能のみが所望される場合、層18は、混合され
た多量の高透磁率材料を有する典型的なパッシベーショ
ン材料(外部の湿気からの良い障壁を提供する任意の便
利な誘電体材料など)から形成される。一般に、高透磁
率材料は、粉末状態にされ、液状態または準液状態のパ
ッシベーション材料と混合せられ得る。そして次に、高
透磁率材料は、そのセルまたはアレイに適用され、若し
くはセルの周りにモールドさられる。また、高透磁率材
料は、パッシベーション材料に沿ってスパッタリングさ
れるか、若しくはスピンオンされ得る。他の適用技術に
おいては、非常に低コストのデポジション方法として、
フェライト材料のパウダが、パッシベーション層上に、
または基板の裏面上に、またはパッケージに、スプレイ
コーティングされ得る。
【0024】図3において、セル10に類似するセルの
アレイ50の簡単化した拡大断面図が示されている。ア
レイ50のほんの一部分が、便利のために図示され、セ
ル51、52を含む。代表的には、セル10に類似した
複数のセル(例えば51、52)が、各個別のセル5
1、52などの間にスペースを有する共通の基板55上
に形成される。次に、導電体56が、個別の横列(セン
スライン)の相互接続セル51、52などに適用され
る。複数の横方向導電体またはワードライン57が、メ
モリセルの各縦列とその1つ1つが関係して、そのメモ
リセルの上に重畳する。
【0025】パッシベーション層60が、アレイ全体の
上に亘って形成され、それによって、完全に、そのアレ
イ全体およびそのアレイに伴う集積回路(61でブロッ
クの形態として示される)を不活性化する。好適には、
パッシベーション層60は、任意の従来技術を使用した
スピンオンまたはスパッタリングされるフェライト材料
の層から形成される。一旦、パッシベーション層60の
全体が形成されると、開口65が、パッシベーション層
60を介して形成され、それによってボンディングパッ
ドなどへの接続を可能にする。この好適実施例において
は、パッシベーション層60は、アレイの遮へいおよび
不活性化のみならず、関連するセル上に、内部で発生す
る磁場(すなわち、ワードライン57内の電流によって
発生する磁場)を集束し、方向付ける。前記の様に、遮
へいおよび不活性化の機能のみが所望されているなら
ば、パッシベーション層60は、混合せられる高透磁率
材料の粉状態物または小さいパーティクルから形成され
る。
【0026】このように、新規であり、改善された浮遊
磁気遮へい構造を有する不揮発性磁気抵抗メモリが、開
示された。この浮遊磁気遮へい構造は、提供するのが、
単純かつ簡単であり、一般に、例えば標準的なパッシベ
ーション技術として既に位置づけられている手法に組み
込まれるので、実質的にメモリのコストを増加させな
い。好適には、新規であり、改善された不揮発性磁気抵
抗メモリもための浮遊磁気遮へい構造もまた、そのメモ
リの内部で発生する磁場を集束する。浮遊磁気の除去に
伴う、磁場の集束は、内部で発生する磁場が、実質的に
減少することを可能にし、そのことは、メモリを起動さ
せるのに必要な量の電力を削減する。さらに、その集束
は、セルの消費電力を削減し、金属電流密度を減少さ
せ、関連する金属の信頼性を改善する。その集束はま
た、駆動トランジスタのサイズを削減し、それによっ
て、セルの実体占有効率(real estate efficiency)を
向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った、不揮発性磁気抵抗メモリの一
部分の簡単化した拡大断面図。
【図2】図1の不揮発性磁気抵抗メモリにおけるスイッ
チング状態に必要とされる磁場をグラフに表した図。
【図3】本発明に従った、高密度不揮発性磁気抵抗メモ
リの簡単化した断面図。
【符号の説明】
10、50 不揮発性磁気抵抗メモリセル 11、13 磁気抵抗材料層 12 非磁性材料層 14 誘電体層 16 ワードライン 17 誘電体材料の薄膜 18 パッシベーション層 21、22 ベクトル 23、24 厚さ 26 幅 27 長さ 31 グラフ 32、33 曲線 51、52 セル 55 基板 56 導電体 57 ワードライン 60 パッシベーション層 61 集積回路 65 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・ダーラム アメリカ合衆国アリゾナ州チャンドラー、 ウエスト・オーチャイド・レーン4076 (72)発明者 セオドア・ズ アメリカ合衆国アリゾナ州チャンドラー、 ノース・コングレス・ドライブ1351 (72)発明者 サイード・エヌ・テラニ アメリカ合衆国アリゾナ州テンピ、イース ト・パロミノ・ドライブ1917

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性磁気抵抗メモリのための浮遊磁
    気遮へい構造であって:基板上に位置づけられ、上側表
    面を決定する不揮発性磁気抵抗メモリ(10、50);
    および前記不揮発性磁気抵抗メモリ(10、50)を少
    なくとも部分的に囲むパッシベーション層(18、6
    0)であって、当該パッシベーション層(18、60)
    は、フェライト材料を含み、それによって、前記不揮発
    性磁気抵抗メモリ(10、50)を浮遊磁気から遮へい
    する、ところのパッシベーション層;から構成されるこ
    とを特徴とする浮遊磁気遮へい構造。
  2. 【請求項2】 不揮発性磁気抵抗メモリのための浮遊磁
    気遮へい構造であって:基板上に位置づけられ、上側表
    面を決定する不揮発性磁気抵抗メモリ(10)であっ
    て、当該不揮発性磁気抵抗メモリ(10)は、非磁性材
    料の層(12)によって離間せられる磁気抵抗材料の少
    なくとも第1および第2層(11、13)を含む、とこ
    ろの不揮発性磁気抵抗メモリ(10);高透磁率材料で
    あり、かつ非導電性磁気材料の層(18)であって、当
    該層(18)は、前記不揮発性磁気抵抗メモリ(10)
    の上側表面の近くに位置づけられ、それによって、内部
    で発生する磁場を前記磁気抵抗材料の第1および第2層
    (11、13)のうち少なくとも1つの層に集束し、か
    つ浮遊磁気から前記不揮発性磁気抵抗メモリ(10)を
    遮へいする、ところの層(18);および高透磁率であ
    り、かつ非導電性磁気材料(18)および前記不揮発性
    磁気抵抗メモリ(10)から成る前記層を少なくとも部
    分的に囲むパッシベーション層(18);から構成され
    ることを特徴とする浮遊磁気遮へい構造。
  3. 【請求項3】 不揮発性磁気抵抗メモリのための浮遊磁
    気遮へい構造であって:半導体基板(55)上に位置づ
    けられる不揮発性磁気抵抗メモリ(50)であって、当
    該不揮発性磁気抵抗メモリ(50)は、非磁性材料の層
    によって離間せられる磁気抵抗材料の少なくとも第1層
    および第2層を含む各セルを有する個別セル(51、5
    2)のアレイを含み、さらに、当該不揮発性磁気抵抗メ
    モリ(50)は、入力/出力端子を有する個別セル(5
    1、52)を指定し制御する集積回路(61)を含む、
    ところの不揮発性磁気抵抗メモリ(50);および高透
    磁率であり、かつ非導電性磁気材料の層(60)であっ
    て、当該層(60)は、前記不揮発性磁気抵抗メモリ
    (50)の少なくとも上側表面をコーティングし、それ
    によって、内部で発生する磁場を、各個別のセル(5
    1、52)内の磁気抵抗材料の第1および第2層の少な
    くとも1つの層上に集束させる、ところの層(60);
    から構成されることを特徴とする浮遊磁気遮へい構造。
  4. 【請求項4】 浮遊磁場から不揮発性磁気抵抗メモリを
    遮へいする方法であって:基板上に位置づけられ、上側
    表面を決定する不揮発性磁気抵抗メモリを準備する段
    階;およびフェライト材料を含むパッシベーション材料
    の層を有する前記不揮発性磁気抵抗メモリの少なくとも
    部分的に囲むことによって、前記不揮発性磁気抵抗メモ
    リを、浮遊磁場から、遮へいし、かつ不活性化する段
    階;から構成されることを特徴とする方法。
JP10058843A 1998-02-24 1998-02-24 不揮発性磁気抵抗メモリのための浮遊磁気遮へい Pending JPH11238377A (ja)

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