JPH11237896A - 音声認識による制御装置及び方法、制御対象ユニット、音声認識による制御を用いるシステム並びに音声認識による制御用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音声認識による制御装置及び方法、制御対象ユニット、音声認識による制御を用いるシステム並びに音声認識による制御用プログラムを記録した記録媒体

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JPH11237896A
JPH11237896A JP10041513A JP4151398A JPH11237896A JP H11237896 A JPH11237896 A JP H11237896A JP 10041513 A JP10041513 A JP 10041513A JP 4151398 A JP4151398 A JP 4151398A JP H11237896 A JPH11237896 A JP H11237896A
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功一郎 福永
Masami Maesaka
正巳 前坂
Mitsuaki Shibazaki
光陽 柴崎
Makoto Kisanuki
誠 木佐貫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象の動作状態に応じた適切な語句数で
認識を行うことによって、認識性能を向上させる。 【解決手段】 オーディオソースユニット21におい
て、電源の状態が変化したとき、どのように変化したか
に関する情報が動作状態出力部221から通信回線23
を介して送信される。辞書切り替え制御部224は、電
源の状態がどのように変化したかを受け取った情報から
判断し、オーディオソースユニット21の電源がオフに
変化した場合は、語句の認識で用いる認識辞書を、電源
がオフの時に必要な単語だけを格納した認識辞書222
に切り替え、また、オーディオソースユニット21の電
源がオンに変化した場合は、語句の認識で用いる認識辞
書を、電源がオンの時に必要な単語だけを格納した認識
辞書223に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声認識によって
各種制御対象の制御を行う技術の改良に関するもので、
より具体的には、語句を認識する際、制御対象の動作状
態に応じた必要な語句の認識用データだけを参照するよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】音声認識は、認識しようとする語句ごと
に、語句の波形や特徴を表すパラメータなどの認識用デ
ータを予めデータベースに記録しておき、発話された言
葉をこれら認識用データとパターンマッチングすること
によって、発話された語句を推定する技術である。
【0003】このような音声認識をオーディオシステム
など各種制御対象の制御に用いる場合、どの語句を発話
した場合にどのような内容の制御が行われるか、予め定
めておく。そして、語句の認識結果は、認識用データに
対応した語句IDなどの形で得られ、制御用のアプリケ
ーションプログラムがこの認識結果を受け取り、どの語
句が認識されたか、すなわちユーザの発話語句に応じて
予め決められている制御を制御対象に対して行う。
【0004】例えば、図7は、このような従来技術によ
ってオーディオシステムを制御する場合の構成例を示す
ブロック図である。このシステムは、CDプレーヤ、ラ
ジオ受信機など複数のオーディオソースユニット11,
12と、これらオーディオソースユニット11及び12
を制御するための音声認識装置13とを、通信回線14
を介して接続したものである。このうち各オーディオソ
ースユニット11,12は、通信回線14を介して外部
から送られてくる制御コマンドを受信し、制御コマンド
に基づいて各種動作を行うように構成されている。
【0005】また、音声認識装置13は、音声入力部1
31と、認識辞書132と、パターンマッチング部13
3と、コマンド出力部134と、を有する。そして、認
識辞書132には、このシステム上で発生しうるいろい
ろな結線状況や動作状態などあらゆる条件を想定し、オ
ーディオソースユニット11,12に送信するいろいろ
な制御コマンドに対応する全ての語句について、認識用
データが格納されている。
【0006】この例では、ユーザの音声は、音声入力部
131によってデジタル波形に変換され、パターンマッ
チング部133が、変換されたデジタル波形を、認識辞
書132に格納されている各語句の認識用データと比較
するパターンマッチングを行い、音声に特徴が一致する
語句を認識辞書132内の語句から選択することによっ
て認識結果とする。この認識結果はコマンド出力部13
4に受け渡され、コマンド出力部134は、認識結果に
応じた制御用コマンドを通信回線14を介して送信する
ことによって、オーディオソースユニット11や12を
制御し、ユーザの発話内容に応じた動作を実現する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
システムにおいて、音声認識装置に制御対象として接続
されているオーディオソースユニットについては、様々
な種類・型式のものや動作状態が考えられる。なお、本
出願において「動作状態」とは、制御対象ユニットにつ
いて狭義の動作状態だけでなく、接続されているかどう
かや、どのような種類や型式か、どのような機能を持っ
ているかなど、使用できる語句の範囲に影響するあらゆ
る要素を広く意味する。
【0008】例えば、 (1)オーディオソースユニットの電源の状態はオフと
オンが考えられる。 (2)また、接続されるオーディオソースユニットの種
類が同じでも、内蔵される機能が多いものが接続される
場合や、機能の少ないものが接続される場合が考えられ
る。 (3)また、オーディオソースユニットとして、ラジオ
受信機とCDプレーやのように複数の種類が接続されて
いて、それらが切り替えられたり選択されることによっ
て動作を行う場合も考えられる。なお、この場合は、例
えば現在あるソース(音源)が選択されている場合はそ
のソースは、動作中でかつ外部からの制御コマンドを受
け付け可能な状態となり、一方、他のソースは動作オフ
の状態で外部からの制御コマンドは受け付け不可能な状
態となる。
【0009】これに対して、従来の音声認識装置は上記
のようなオーディオソースユニットの動作状態を判断す
る手段を有していない。このため、従来技術では、シス
テムに生じうるあらゆる状態を予め予測し、用いられる
可能性がある全ての語句を認識用データとして単一の認
識辞書に登録し、パターンマッチングの対象としてい
た。
【0010】この結果、従来技術における音声認識装置
は、各時点で、そのときのシステムの動作状態では使用
することのない不必要な語句についても認識用データを
参照して認識動作を行い、認識結果に応じた制御コマン
ドをオーディオソースユニットに送信していた。しか
し、受信するオーディオソースユニットの側では、受信
した制御コマンドに対応する動作ができない状態である
ため、認識動作も制御コマンドの送受信も無駄な処理と
なっていた。
【0011】具体的には、例えば、前記(1)の例に関
して、CDプレーヤユニットでは「再生」といった語句
に対応した再生開始の制御コマンドは、電源がオンの状
態でなければ有効でない。にもかかわらず、電源がオフ
のときにも「再生」といった語句が認識の対象となり、
再生開始の制御コマンドが送信されることは無駄であ
る。同様に、「電源オン」といった語句は電源がオフの
時に認識されれば十分で、電源がオンの時には認識対象
とする必要はない。
【0012】また、前記(2)の例に関して、ラジオチ
ューナーユニット(ラジオ受信機)としては、AM(波
受信)の機能のみを持つ機種と、AMとFM両方の機能
を持つ機種とが考えられ、どちらの機種も制御対象とし
て音声認識装置に接続される可能性がある。しかし、A
Mの機能だけの機種が接続されている場合は、音声認識
装置の認識辞書には、FMの機能の操作に関する語句は
不必要である。
【0013】また、前記(3)の例に関して、CDプレ
ーヤユニットとラジオチューナーユニットが音声認識装
置に接続されていて、CDプレーヤユニットがCDを再
生中に、ユーザが「シークアップ」といったラジオのチ
ューニングに関する語句を発話した場合を考える。この
場合でも、音声認識装置は認識辞書に基づいてこの語句
を認識し、「シークアップ」という語句に対応した制御
コマンドを通信回線経由でラジオチューナーユニットに
送信する。しかし、CDの再生中にオンになっているの
はCDプレーヤユニットであり、ラジオチューナーユニ
ットはオフの状態になっているため、「シークアップ」
の制御コマンドは受付不可の状態になる。したがって、
この場合も認識や制御コマンドの送信の処理は無駄とな
る。
【0014】なお、CDを再生している状態から、ラジ
オのチューニングに関するシークアップなどの動作を可
能にするには、予め音声による操作やキー操作などによ
ってソースをラジオに切り替えることによって、ラジオ
チューナーユニットをオンの状態にする必要がある。
【0015】一方、音声認識の特徴として、認識辞書中
の語句数が少ないほど、入力された音声とパターンマッ
チングで比較対象とする候補が減るため、認識率と認識
応答時間などの性能が向上する。逆に、上記のように、
不必要な語句も常に認識対象とすると、マッチングの対
象とする語句数が増え、結果的に認識性能が悪化する。
このため、不必要な単語はなるべく認識対象から外し、
必要最小限の語句数で認識辞書を構成することが望まれ
ていた。
【0016】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、制御
対象の動作状態に応じた適切な語句数で認識を行うこと
によって、認識性能を向上させることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、認識しようとする語句ごとの特
徴を表す認識用データを格納した認識辞書を用いて、入
力される音声から語句を認識して制御対象を制御する音
声認識による制御装置において、制御対象がどのような
動作状態であるかに対応した複数の認識辞書と、制御対
象の動作状態に応じて、認識に用いる認識辞書を前記複
数の認識辞書の中から選択する手段と、入力される音声
から、選択されている認識辞書を用いて語句を認識する
手段と、認識された語句に応じて制御対象を制御する手
段と、を備えたことを特徴とする。請求項2の発明は、
制御装置に接続して前記制御装置からの制御コマンドに
よって動作させるための制御対象ユニットにおいて、当
該制御対象ユニットの動作状態に関する情報を前記制御
装置に送る手段を備えたことを特徴とする。請求項3の
発明は、認識しようとする語句ごとの特徴を表す認識用
データを格納した認識辞書を用いて、入力される音声か
ら語句を認識して制御対象を制御する音声認識による制
御装置と、前記制御装置に接続され、前記制御装置から
制御コマンドを受信することによって動作する1又は2
以上の制御対象ユニットと、を含む音声認識による制御
を用いるシステムにおいて、前記制御対象ユニットは、
当該制御対象ユニットの動作状態に関する情報を前記制
御装置に送る手段を備え、前記制御装置は、制御対象ユ
ニットがどのような動作状態であるかに対応した複数の
認識辞書と、前記制御対象ユニットの動作状態に関する
前記情報を受け取る手段と、前記制御対象ユニットの動
作状態に応じて、認識に用いる認識辞書を前記複数の認
識辞書の中から選択する手段と、入力される音声から、
選択されている認識辞書を用いて語句を認識する手段
と、認識された語句に応じて前記制御対象ユニットを制
御する手段と、を備えたことを特徴とする。請求項6の
発明は、請求項1の発明を方法の観点から把握したもの
で、認識しようとする語句ごとの特徴を表す認識用デー
タを格納した認識辞書を用いて、入力される音声から語
句を認識して制御対象を制御する音声認識による制御方
法において、制御対象がどのような動作状態であるかに
対応した複数の認識辞書を用い、制御対象の動作状態に
応じて、認識に用いる認識辞書を前記複数の認識辞書の
中から選択するステップと、入力される音声から、選択
されている認識辞書を用いて語句を認識するステップ
と、認識された語句に応じて制御対象を制御するステッ
プと、を含むことを特徴とする。
【0018】請求項9の発明は、請求項1の発明をコン
ピュータプログラムを記録した記録媒体の観点から把握
したもので、コンピュータによって、認識しようとする
語句ごとの特徴を表す認識用データを格納した認識辞書
を用いて、入力される音声から語句を認識して制御対象
を制御する音声認識による制御用プログラムを記録した
記録媒体において、当該プログラムは前記コンピュータ
に、制御対象がどのような動作状態であるかに対応した
複数の認識辞書のなかから、制御対象の動作状態に応じ
て、認識に用いる認識辞書を選択させ、入力される音声
から、選択されている認識辞書を用いて語句を認識さ
せ、認識された語句に応じて制御対象を制御させること
を特徴とする。
【0019】請求項1,3,6,9の発明では、各認識
辞書には、動作状態に応じた各語句が、その語句を認識
するための認識用データの形で格納されていて、これら
複数の認識辞書のうち、制御対象の動作状態に応じた認
識辞書が認識での参照対象として選択される。このた
め、入力された音声は、制御対象の動作状態に応じて、
不必要な語句を含まない必要最小限の語句とだけパター
ンマッチングされる。このように音声認識で参照する語
句数が減ることによって、認識性能が向上する。なお、
本出願において「動作状態」とは、制御対象について狭
義の動作状態だけでなく、接続されているかどうか、ど
のような種類か、どのような型式か、どのような機能を
持っているかなど、使用できる語句の範囲に影響するあ
らゆる要素を広く意味する。また、制御対象に関するこ
れら種類・型式・持っている機能などの情報は、接続用
の信号線などを通じて自動的に検出してもよいし、スイ
ッチなどでユーザが入力してもよい。また、請求項2,
3の発明では、制御対象からその動作状態に関する情報
が制御装置に送られるので、制御装置では、ユーザがス
イッチなどで制御対象の種類などを入力するまでもな
く、動作状態を容易に自動検出することができ、操作が
容易になる。
【0020】請求項4の発明は、制御対象である複数の
ユニットを切り替えて制御する音声認識による制御装置
において、どのユニットを動作させるかを切り替えるた
めの各語句の特徴を表す認識用データを格納した第1の
認識辞書と、動作しているユニットの制御に用いる各語
句の特徴を表す認識用データを格納するための第2の認
識辞書と、ユニットの制御に用いる各語句の前記認識用
データを前記複数のユニットごとに記憶した記憶手段
と、動作しているユニットの制御に用いる各語句の前記
認識用データを前記記憶手段から前記第2の認識辞書に
コピーする手段と、入力される音声から前記第1の認識
辞書及び第2の認識辞書を用いて語句を認識する手段
と、認識された語句に応じてユニットを制御する手段
と、を有することを特徴とする。請求項7の発明は、請
求項4の発明を方法の観点から把握したもので、制御対
象である複数のユニットを切り替えて制御する音声認識
による制御方法において、どのユニットを動作させるか
を切り替えるための各語句の特徴を表す認識用データを
格納した第1の認識辞書と、動作しているユニットの制
御に用いる各語句の特徴を表す認識用データを格納する
ための第2の認識辞書と、ユニットの制御に用いる各語
句の特徴を表す認識用データを前記複数のユニットごと
に記憶した記憶装置とを用い、動作しているユニットの
制御に用いる各語句の前記認識用データを前記記憶装置
から前記第2の認識辞書にコピーするステップと、入力
される音声から前記第1の認識辞書及び第2の認識辞書
を用いて語句を認識するステップと、認識された語句に
応じてユニットを制御するステップと、を含むことを特
徴とする。請求項4,7の発明では、動作中のユニット
に関する語句だけが第2の認識辞書にコピーされて語句
の認識の際に参照され、動作中でないユニットに関する
語句は参照の対象とならない。このため、参照する語句
の数が減り、認識性能が向上する。一方、ユニットの切
り替えに関する語句は第1の認識辞書に固定されている
ので、どのユニットが動作中でもユニットの切り替えは
自由に行うことができる。
【0021】請求項5の発明は、認識しようとする語句
ごとの特徴を表す認識用データを格納した認識辞書を用
いて、入力される音声から語句を認識して制御対象を制
御する音声認識による制御装置と、前記制御装置に制御
対象として接続され、前記制御装置から制御コマンドを
受信することによって動作する1又は2以上のユニット
と、を含む音声認識による制御を用いるシステムにおい
て、前記ユニットは、当該ユニットがどのような機能を
持っているかに関する機能情報を前記制御装置に送る手
段を備え、前記制御装置は、ユニットが持つ可能性のあ
る機能ごとに対応した複数の認識辞書と、前記機能情報
を受け取る手段と、受け取った機能情報に基づいて、前
記ユニットが持っている機能に対応する認識辞書を前記
複数の認識辞書の中から選択する手段と、入力される音
声から、選択されている認識辞書を用いて語句を認識す
る手段と、認識された語句に応じて前記ユニットを制御
する手段と、を備えたことを特徴とする。請求項8の発
明は、請求項5の発明を方法の観点から把握したもの
で、認識しようとする語句ごとの特徴を表す認識用デー
タを格納した認識辞書を用いて、入力される音声から語
句を認識して制御対象を制御する音声認識による制御装
置によって、前記制御装置に制御対象として接続され、
前記制御装置から制御コマンドを受信することによって
動作する1又は2以上のユニットを制御する音声認識に
よる制御方法において、前記ユニットから、当該ユニッ
トがどのような機能を持っているかに関する機能情報を
前記制御装置に送るステップと、前記制御装置におい
て、前記機能情報を受け取るステップと、前記ユニット
が持つ可能性のある機能ごとに対応した複数の認識辞書
のなかから、受け取った機能情報に基づいて、前記ユニ
ットが持っている機能に対応する認識辞書を選択するス
テップと、入力される音声から、選択されている認識辞
書を用いて語句を認識するステップと、認識された語句
に応じて前記ユニットを制御するステップと、を含むこ
とを特徴とする。請求項5,8の発明では、制御対象で
あるユニットが持っている機能に関する語句だけが認識
の際に参照され、ユニットが持っていない機能に関する
語句は参照されないので、参照される語句数が減少し、
認識性能が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の複数の実施の形態
について、図面を参照して説明する。なお、本発明の各
機能は、コンピュータを、ソフトウェアで制御すること
によって実現することが一般的と考えられる。この場
合、コンピュータが備えるレジスタ、メモリ、外部記憶
装置などの記憶装置が、いろいろな形式で、情報を一時
的に保持したり永続的に保存する。そして、CPUが、
前記ソフトウェアにしたがって、これらの情報に加工及
び判断などの処理を加え、さらに、処理の順序を制御す
る。
【0023】また、コンピュータを制御するソフトウェ
アは、本出願の各請求項及び本明細書に記述する処理に
対応した命令を組み合わせることによって作成され、作
成されたソフトウェアは、コンパイルされた組み込みソ
フトウェアなどの形式で実行されることで、上記のよう
なハードウェア資源を活用する。
【0024】但し、本発明を実現するための上記のよう
な態様はいろいろ変更することができ、例えば、本発明
を実現するソフトウェアを記録したROMチップやCD
−ROMのような記録媒体は、それ単独でも本発明の一
態様である。また、本発明の機能の一部をLSIなどの
物理的な電子回路で実現することも可能である。
【0025】以上のように、コンピュータを使用して本
発明を実現する態様はいろいろ変更できるので、以下で
は、本発明の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用
いることによって、本発明の実施の形態(以下「実施形
態」という)を説明する。
【0026】なお、説明に用いるそれぞれの図につい
て、それ以前に説明した図と同一又は同種の部材に関し
ては説明を省略する。
【0027】〔1.第1実施形態〕第1実施形態は、音
声認識装置(前記音声認識による制御装置に相当する)
とオーディオソースユニット(前記制御対象、ユニット
及び前記制御対象ユニットに相当する)とを接続した音
声認識を用いるカーオーディオシステムである。
【0028】この第1実施形態は、請求項1,2,3,
6,9に対応するもので、音声認識装置が、オーディオ
ソースユニットが電源オフの状態で有効な語句を格納し
た認識辞書と、電源オンの状態で有効な語句を格納した
認識辞書とを持ち、オーディオソースユニットから音声
認識装置へ電源がオンかオフかの情報を送り、音声認識
装置ではこの情報に基づいて、これら2つの辞書を切り
替えて認識動作を行うものである。
【0029】〔1−1.構成〕まず、図1は、第1実施
形態の構成を示す機能ブロック図である。第1実施形態
は、この図に示すように、オーディオソースユニット2
1と音声認識装置22とを、通信回線23を介して接続
したものである。このうちオーディオソースユニット2
1は、通信回線23を介して外部からの制御コマンドを
受信することによって電源のオンオフなど各種動作を行
うものである。
【0030】このオーディオソースユニット21は、シ
ステム上にいくつか接続することができ、それぞれの内
部に、自身の動作状態を外部の音声認識装置22に送信
するための動作状態出力部211(前記動作状態に関す
る情報を送る手段に相当する)を持つ。この動作状態出
力部211は、オーディオソースユニット21の電源に
ついてオン/オフの状態が変化した際に、どのように変
化したかを通信回線23を介して外部に通知するように
構成された部分である。
【0031】一方、音声認識装置22は、音声入力部2
21と、認識辞書222及び223と、辞書切り替え制
御部224と、オーディオ状態受信部225と、パター
ンマッチング部226と、コマンド出力部227と、を
有する。このうち音声入力部221は、マイクロホン
(マイク)などから入力される音声をデジタル信号に変
換する部分である。また、認識辞書222は、オーディ
オソースユニット21の電源がオフの状態の時に認識対
象となる各語句について、波形や各種パラメータなどの
特徴を表した認識用データを格納したものである。一
方、認識辞書223は、オーディオソースユニット21
の電源がオンの状態の時に認識対象となる各語句につい
て認識用データを格納したものである。
【0032】また、オーディオ状態受信部225は、オ
ーディオソースユニット21の電源がオンかオフかの状
態変化に関して動作状態出力部211から送信される情
報を受信する手段である。また、辞書切り替え制御部2
24は、オーディオ状態受信部225が受信した電源の
状態変化に関する情報に応じて、語句の認識で用いる認
識辞書を、認識辞書222又は認識辞書223のいずれ
か一方に切り替えることによって選択する部分である。
【0033】また、パターンマッチング部226は、入
力された音声を選択されている認識辞書に格納されてい
る各認識用データとパターンマッチングすることによっ
て語句を認識する部分である。また、コマンド出力部2
27は、認識された語句の意味する制御内容に応じた制
御コマンドをシステムの各ユニットに出力する手段であ
る。
【0034】〔1−2.作用及び効果〕上記のような第
1実施形態では、オーディオソースユニット21におい
て、電源の状態が変化したとき、どのように変化したか
に関する情報が動作状態出力部221から通信回線23
を介して送信され、音声認識装置22のオーディオ状態
受信部225によって受信される。ここで、図2は、第
1実施形態の音声認識装置22が、このように送信され
た情報に基づいて認識辞書を切り替える処理手順を示す
フローチャートである。
【0035】すなわち、オーディオ状態受信部225
は、電源の状態変化に関する情報を待ち受け(ステップ
11)、情報を受信すると(ステップ12)このように
受信した情報を辞書切り替え制御部224に渡す。
【0036】電源の状態に関する情報を受け取った辞書
切り替え制御部224は、電源の状態がどのように変化
したかを受け取った情報から判断し(ステップ13)、
オーディオソースユニット21の電源がオフに変化した
場合は、語句の認識で用いる認識辞書を、電源がオフの
時に必要な単語だけを格納した認識辞書222に切り替
え(ステップ14)、また、オーディオソースユニット
21の電源がオンに変化した場合は、語句の認識で用い
る認識辞書を、電源がオンの時に必要な単語だけを格納
した認識辞書223に切り替える(ステップ15)。
【0037】そして、パターンマッチング部226は
(図1)、入力される音声の波形を、このように切り替
えられた認識辞書222又は223に含まれている各語
句の認識用データとマッチングし、音声の波形やその特
徴が一致した語句を認識結果として選択する。例えば、
オーディオソースユニット21の電源がオフの場合、マ
ッチングの対象としては認識辞書222が用いられ、こ
の認識辞書222には例えば「電源オン」という語句は
登録されているが、電源がオフの状態では使用しない例
えば「電源オフ」といった語句は登録されていない。
【0038】逆に、オーディオソースユニット21の電
源がオンの場合は、マッチングの対象としては認識辞書
223が用いられ、この認識辞書223には例えば「電
源オフ」という語句は登録されているが、電源がオンの
状態では使用しない例えば「電源オン」といった語句は
登録されていない。
【0039】このため、オーディオソースユニット21
の電源がオフのときもオンのときも、その状態で必要の
ない語句はマッチングの対象から外れ、マッチングの対
象としなければならない語句数が従来よりも減少するの
で、認識性能が向上する。なお、パターンマッチング部
226は、上記のように認識された認識結果を、語句の
IDなどの形でコマンド出力部227に渡し、コマンド
出力部227は渡された認識結果に応じた制御用のコマ
ンドを、通信回線23を介してオーディオソースユニッ
ト21に出力することによって、ユーザの発話内容に対
応した動作を実現する。
【0040】以上のように、第1実施形態では、各認識
辞書には、動作状態に応じた各語句が、その語句を認識
するための認識用データの形で格納されていて、これら
複数の認識辞書のうち、制御対象の動作状態に応じた認
識辞書が認識での参照対象として選択される。このた
め、入力された音声は、制御対象の動作状態に応じて、
不必要な語句を含まない必要最小限の語句とだけパター
ンマッチングされる。このように音声認識で参照する語
句数が減ることによって、認識性能が向上する。
【0041】特に、第1実施形態では、制御対象である
オーディオソースユニットからその動作状態に関する情
報が制御装置に送られるので、制御装置では、ユーザが
スイッチなどで制御対象の種類などを入力するまでもな
く、動作状態を容易に自動検出することができ、操作が
容易になる。
【0042】〔2.第2実施形態〕第2実施形態は、請
求項5,8に対応するもので、システムに接続されうる
各ユニットが持つ可能性のある個々の機能ごとに、その
機能に対応する語句を格納した認識辞書をそれぞれ用意
し、どのような機能を持つかについてユニットから送ら
れる情報に応じて、必要な認識辞書を選択して語句の認
識に用いるものである。
【0043】〔2−1.構成〕この第2実施形態では、
図3に示すように、オーディオソースユニット31が機
能情報出力部311を持ち、この機能情報出力部311
は、オーディオソースユニット31がシステムに接続さ
れた初期状態の際に、当該オーディオソースユニット3
1がどのような機能を持っているかに関する機能情報を
音声認識装置32に送信するように構成されている。
【0044】また、音声認識装置32は、音声入力部3
21、オーディオ状態受信部324、パターンマッチン
グ部325、コマンド出力部326の他、複数の認識辞
書3221〜322nを持ち、認識辞書群3221〜3
22nはそれぞれ、システムに接続される可能性のある
オーディオソースユニットの各機能に対応し、その機能
に関する各語句を格納したものである。
【0045】例えば、システムに接続される可能性のあ
るユニットが3種類あって、1種類のユニットが3つの
機能を持つ可能性があり、1つの機能を利用するのに3
つの語句を使用するとする。この場合は、3種類×3機
能=9つの認識辞書があり、1つの認識辞書あたり3つ
の語句が格納されているので、全体として27の語句の
認識用データが存在することになる。
【0046】また、音声認識装置32は、辞書選択制御
部323と、オーディオ状態受信部324とを持ち、こ
のオーディオ状態受信部324は、機能情報出力部31
1から送信される機能情報を受信する部分である。ま
た、辞書選択制御部323は、オーディオ状態受信部3
24が受信した機能情報に基づいて、認識辞書群322
1〜322nから、システムに接続されているオーディ
オソースユニットの持つ機能に対応する認識辞書を、パ
ターンマッチング部325が語句認識で参照する対象と
して選択する部分である。
【0047】〔2−2.作用及び効果〕上記のような構
成を有する第2実施形態では、オーディオソースユニッ
ト31がシステムに新たに接続され、最初に起動された
ときに、当該オーディオソースユニット31の機能情報
出力部311は、オーディオソースユニット31がどの
ような機能を持つかという機能情報を、通信回線33を
介して音声認識装置32のオーディオ状態受信部324
に送信する。ここで、図4は、音声認識装置32におい
て、認識辞書群3221〜322nから、オーディオソ
ースユニット31の持つ機能に対応する認識辞書を、語
句認識で参照する対象として機能情報に基づいて選択す
る処理手順を示すフローチャートである。
【0048】すなわち、受信待ちの状態のオーディオ状
態受信部324が(ステップ21)機能情報を受信する
と(ステップ22)、オーディオソースユニット31が
各機能を持っているかどうか1つずつ判断され(ステッ
プ23,25…28)、持っている機能に対応した認識
辞書が語句認識で参照する対象に加えられる(ステップ
24,26…29)。
【0049】なお、機能情報の一例として、例えばある
ユニットが持っている可能性のある機能が8つある場
合、1バイトの8ビットそれぞれを1つずつの機能に対
応させ、1番目の機能がある場合は1ビット目を1、な
い場合は0とし、2番目の機能については同様に2ビッ
ト目を1又は0とする。このように作成した機能情報を
1バイト長のデータとして通信回線33経由で送信し、
このデータを渡された辞書選択制御部323は、1ビッ
ト目から値を参照し、値が1になっている場合に対応す
る認識辞書を参照の対象に加えればよい。
【0050】そして、パターンマッチング部325は、
音声から語句を認識するとき、認識辞書群3221〜3
22nのなかで、上記のように選択された認識辞書のみ
を音声と比較するための参照対象とする。そして、認識
結果としては、選択されている各認識辞書に含まれる全
ての語句のなかから、語句の認識用データと音声とがも
っともよく一致するものを選び、その語句のIDなどを
コマンド出力部326に渡す。このような認識結果を受
け取ったコマンド出力部326は、ユーザの音声から認
識された語句(発話内容)に応じて、制御コマンドを送
信することによってオーディオソースユニット31を制
御する。
【0051】以上のように、第2実施形態では、制御対
象であるユニットが持っている機能に関する語句だけが
認識の際に参照され、ユニットが持っていない機能に関
する語句は参照されないので、参照される語句数が減少
し、認識性能が向上する。
【0052】〔3.第3実施形態〕第3実施形態は、請
求項4,7に対応するもので、第1と第2の二つの認識
辞書を用い、第1の辞書はオーディオソースのユニット
を切り替えるための語句を格納した内容固定のものと
し、第2の辞書は、どのソースが動作しているかに応じ
て、動作しているソースについて用いる語句を格納する
内容可変のものとする例である。
【0053】〔3−1.構成〕この第3実施形態では、
図5に示すように、複数のオーディオソースユニット4
1,42がそれぞれ動作状態出力部411,421を持
つ。このうち動作状態出力部411は、オーディオソー
スユニット41が動作を開始したときに、そのことを通
信回線44を介して音声認識装置43に通知するように
構成されている。同様に、動作状態出力部421は、オ
ーディオソースユニット43が動作を開始したときに、
そのことを通信回線44を介して音声認識装置43に通
知するように構成されている。
【0054】また、音声認識装置43は、音声入力部4
31、オーディオ状態受信部436、パターンマッチン
グ部437、コマンド出力部438の他、第1の認識辞
書432と、第2の認識辞書433と、認識単語情報群
記憶部434と、辞書切り替え制御部435と、を持
つ。このうち第1の認識辞書432は、ROMなどを用
いた内容固定の認識辞書で、どのオーディオソースユニ
ットをスピーカの音源にするかというオーディオソース
の切り替えに用いる語句(認識単語)を格納している。
【0055】一方、第2の認識辞書433は、前記コピ
ーする手段に相当するもので、書き換え可能なRAMな
どを用いた内容可変の認識辞書であり、認識単語情報群
記憶部434は第2の認識辞書433にコピーする語句
(認識単語)の認識用データの候補(認識単語情報群)
を記憶している部分である。すなわち、認識単語情報群
記憶部434内の語句の情報は、それぞれ1つのオーデ
ィオソースに対応するいくつかのグループに分けてあ
り、1つのグループは、対応するオーディオソースが動
作しているときに用いる各語句を認識するための認識用
データの集合である。
【0056】そして、辞書切り替え制御部435は、各
オーディオソースユニット41又は42からオーディオ
状態受信部436が動作開始の通知を受け取ったとき
に、動作を開始したオーディオソースに対応する語句す
なわちその語句の認識用データのグループを認識単語情
報群記憶部434から第2の認識辞書433にコピーす
る部分である。
【0057】〔3−2.作用及び効果〕上記のような構
成を有する第3実施形態では、第1の認識辞書432の
内容はオーディオソースの切り替えに用いる語句に固定
されていて、ユーザがオーディオソースの切り替えを語
句で指定するとパターンマッチング部437は、ユーザ
の発話した語句を第1の認識辞書432から発見し、こ
の認識結果をコマンド出力部438に送る。この場合、
コマンド出力部438は、例えばそれまで動作していた
ユニットに電源をオフにする制御コマンドを送り、一
方、新たに動作させるユニットに電源をオンにする制御
コマンドを送ることによって、オーディオソースを切り
替える。
【0058】この切り替えによって、例えばCDプレー
ヤであるオーディオソースユニット41が動作を開始し
た場合、オーディオソースユニット41の動作状態出力
部411は、動作を開始したことを音声認識装置43の
オーディオ状態受信部436に通知し、辞書切り替え制
御部435はオーディオ状態受信部436からこの通知
を受け取る。ここで、図6は、オーディオソースユニッ
トから受け取る動作開始の情報に基づいて第2の認識辞
書433の内容が書き換えられる処理手順を示すフロー
チャートである。
【0059】すなわち、辞書切り替え制御部435は、
受信待ちの状態で(ステップ31)オーディオソースユ
ニットから動作開始の情報を受け取ると(ステップ3
2)、例えば、どのユニットが動作を開始したかに応じ
て(ステップ33,35…38)、動作を開始したその
ユニットについて用いる語句の情報すなわち認識用デー
タのグループを、認識単語情報群記憶部434から選択
して第2の認識辞書433にコピーする。
【0060】そして、パターンマッチング部437は、
語句の認識の際、第1の認識辞書432と第2の認識辞
書433とを参照する。すなわち、CDプレーヤである
オーディオソースユニット41が動作しているときは、
第2の認識辞書433にはCDプレーヤの操作に必要な
語句だけが格納されていて、ユーザがCDプレーヤの操
作に用いる語句を発話すると、音声を第2の認識辞書4
33の内容と照合したときに一致する語句が認識され
る。
【0061】また、第1の認識辞書432には常に、オ
ーディオソースの切り替えに用いる語句が格納されてい
るので、ユーザがオーディオソースを現在とは違ったオ
ーディオソースに切り替える語句を発話すると、音声を
第1の認識辞書432の内容と照合したときに一致する
語句が認識される。このときは、オーディオソースが切
り替えられると共に、前記と同様の処理手順によって、
新たなオーディオソースの操作に用いる語句だけが第2
の認識辞書433に格納された状態となる。
【0062】以上のように、第3実施形態では、動作中
のユニットに関する語句だけが第2の認識辞書にコピー
されて語句の認識の際に参照され、動作中でないユニッ
トに関する語句は参照の対象とならない。このため、参
照する語句の数が減り、認識性能が向上する。一方、ユ
ニットの切り替えに関する語句は第1の認識辞書に固定
されているので、どのユニットが動作中でもユニットの
切り替えは自由に行うことができる。
【0063】〔4.他の実施の形態〕なお、本発明は上
記各実施形態に限定されるものではなく、次に例示する
ような他の実施の形態も含むものである。例えば、図
1,図3,図5に示した構成は一例に過ぎず、本発明
は、カーオーディオシステム以外の他の種類のシステム
を制御するのに用いることもできる。
【0064】例えば、本発明は、周辺機器を持つ一般的
なコンピュータ自体を制御するために、当該コンピュー
タの機能として実現することもできる。具体的には、例
えば、接続する周辺機器の種類、機能、動作状態などに
応じて認識する単語を必要なものに限定することもでき
る。
【0065】また、カーオーディオシステムと組み合わ
せる場合も、例えば、CDプレーヤやラジオチューナー
ユニット(ラジオ受信機)など具体的なユニットの種類
は例示に過ぎず、他の種類の音源や他の機能を持つユニ
ットに自由に置き換えることができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御対
象の動作状態に応じて、語句の認識の際に参照する認識
用データの語句数が限定されるので、認識性能が改善さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図2】本発明の第1実施形態において、認識辞書を変
更する処理手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図4】本発明の第2実施形態において、認識辞書を変
更する処理手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の第3実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図6】本発明の第3実施形態において、認識辞書を変
更する処理手順を示すフローチャート。
【図7】従来の音声認識装置によってカーオーディオシ
ステムを制御する場合の構成例を示す図。
【符号の説明】
21,31,41,…オーディオソースユニット 211,411,421…動作状態出力部 22,32,43…音声認識装置 221,321,431…音声入力部 222,223,3221〜322n,432,433
…認識辞書 224,435…辞書切り替え制御部 225,324,436…オーディオ状態受信部 226,325,437…パターンマッチング部 227,326,438…コマンド出力部 23,33,44…通信回線 323…辞書選択制御部
フロントページの続き (72)発明者 木佐貫 誠 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識しようとする語句ごとの特徴を表す
    認識用データを格納した認識辞書を用いて、入力される
    音声から語句を認識して制御対象を制御する音声認識に
    よる制御装置において、 制御対象がどのような動作状態であるかに対応した複数
    の認識辞書と、 制御対象の動作状態に応じて、認識に用いる認識辞書を
    前記複数の認識辞書の中から選択する手段と、 入力される音声から、選択されている認識辞書を用いて
    語句を認識する手段と、 認識された語句に応じて制御対象を制御する手段と、 を備えたことを特徴とする音声認識による制御装置。
  2. 【請求項2】 制御装置に接続して前記制御装置からの
    制御コマンドによって動作させるための制御対象ユニッ
    トにおいて、 当該制御対象ユニットの動作状態に関する情報を前記制
    御装置に送る手段を備えたことを特徴とする制御対象ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 認識しようとする語句ごとの特徴を表す
    認識用データを格納した認識辞書を用いて、入力される
    音声から語句を認識して制御対象を制御する音声認識に
    よる制御装置と、 前記制御装置に接続され、前記制御装置から制御コマン
    ドを受信することによって動作する1又は2以上の制御
    対象ユニットと、 を含む音声認識による制御を用いるシステムにおいて、 前記制御対象ユニットは、当該制御対象ユニットの動作
    状態に関する情報を前記制御装置に送る手段を備え、 前記制御装置は、 制御対象ユニットがどのような動作状態であるかに対応
    した複数の認識辞書と、 前記制御対象ユニットの動作状態に関する前記情報を受
    け取る手段と、 前記制御対象ユニットの動作状態に応じて、認識に用い
    る認識辞書を前記複数の認識辞書の中から選択する手段
    と、 入力される音声から、選択されている認識辞書を用いて
    語句を認識する手段と、 認識された語句に応じて前記制御対象ユニットを制御す
    る手段と、 を備えたことを特徴とする音声認識による制御を用いる
    システム。
  4. 【請求項4】 制御対象である複数のユニットを切り替
    えて制御する音声認識による制御装置において、 どのユニットを動作させるかを切り替えるための各語句
    の特徴を表す認識用データを格納した第1の認識辞書
    と、 動作しているユニットの制御に用いる各語句の特徴を表
    す認識用データを格納するための第2の認識辞書と、 ユニットの制御に用いる各語句の前記認識用データを前
    記複数のユニットごとに記憶した記憶手段と、 動作しているユニットの制御に用いる各語句の前記認識
    用データを前記記憶手段から前記第2の認識辞書にコピ
    ーする手段と、 入力される音声から前記第1の認識辞書及び第2の認識
    辞書を用いて語句を認識する手段と、 認識された語句に応じてユニットを制御する手段と、 を有することを特徴とする音声認識による制御装置。
  5. 【請求項5】 認識しようとする語句ごとの特徴を表す
    認識用データを格納した認識辞書を用いて、入力される
    音声から語句を認識して制御対象を制御する音声認識に
    よる制御装置と、 前記制御装置に制御対象として接続され、前記制御装置
    から制御コマンドを受信することによって動作する1又
    は2以上のユニットと、 を含む音声認識による制御を用いるシステムにおいて、 前記ユニットは、当該ユニットがどのような機能を持っ
    ているかに関する機能情報を前記制御装置に送る手段を
    備え、 前記制御装置は、 ユニットが持つ可能性のある機能ごとに対応した複数の
    認識辞書と、 前記機能情報を受け取る手段と、 受け取った機能情報に基づいて、前記ユニットが持って
    いる機能に対応する認識辞書を前記複数の認識辞書の中
    から選択する手段と、 入力される音声から、選択されている認識辞書を用いて
    語句を認識する手段と、 認識された語句に応じて前記ユニットを制御する手段
    と、 を備えたことを特徴とする音声認識による制御を用いる
    システム。
  6. 【請求項6】 認識しようとする語句ごとの特徴を表す
    認識用データを格納した認識辞書を用いて、入力される
    音声から語句を認識して制御対象を制御する音声認識に
    よる制御方法において、 制御対象がどのような動作状態であるかに対応した複数
    の認識辞書を用い、 制御対象の動作状態に応じて、認識に用いる認識辞書を
    前記複数の認識辞書の中から選択するステップと、 入力される音声から、選択されている認識辞書を用いて
    語句を認識するステップと、 認識された語句に応じて制御対象を制御するステップ
    と、 を含むことを特徴とする音声認識による制御方法。
  7. 【請求項7】 制御対象である複数のユニットを切り替
    えて制御する音声認識による制御方法において、 どのユニットを動作させるかを切り替えるための各語句
    の特徴を表す認識用データを格納した第1の認識辞書
    と、動作しているユニットの制御に用いる各語句の特徴
    を表す認識用データを格納するための第2の認識辞書
    と、ユニットの制御に用いる各語句の特徴を表す認識用
    データを前記複数のユニットごとに記憶した記憶装置と
    を用い、 動作しているユニットの制御に用いる各語句の前記認識
    用データを前記記憶装置から前記第2の認識辞書にコピ
    ーするステップと、 入力される音声から前記第1の認識辞書及び第2の認識
    辞書を用いて語句を認識するステップと、 認識された語句に応じてユニットを制御するステップ
    と、 を含むことを特徴とする音声認識による制御方法。
  8. 【請求項8】 認識しようとする語句ごとの特徴を表す
    認識用データを格納した認識辞書を用いて、入力される
    音声から語句を認識して制御対象を制御する音声認識に
    よる制御装置によって、 前記制御装置に制御対象として接続され、前記制御装置
    から制御コマンドを受信することによって動作する1又
    は2以上のユニットを制御する音声認識による制御方法
    において、 前記ユニットから、当該ユニットがどのような機能を持
    っているかに関する機能情報を前記制御装置に送るステ
    ップと、 前記制御装置において、 前記機能情報を受け取るステップと、 前記ユニットが持つ可能性のある機能ごとに対応した複
    数の認識辞書のなかから、受け取った機能情報に基づい
    て、前記ユニットが持っている機能に対応する認識辞書
    を選択するステップと、 入力される音声から、選択されている認識辞書を用いて
    語句を認識するステップと、 認識された語句に応じて前記ユニットを制御するステッ
    プと、 を含むことを特徴とする音声認識による制御方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータによって、認識しようとす
    る語句ごとの特徴を表す認識用データを格納した認識辞
    書を用いて、入力される音声から語句を認識して制御対
    象を制御する音声認識による制御用プログラムを記録し
    た記録媒体において、 当該プログラムは前記コンピュータに、 制御対象がどのような動作状態であるかに対応した複数
    の認識辞書のなかから、制御対象の動作状態に応じて、
    認識に用いる認識辞書を選択させ、 入力される音声から、選択されている認識辞書を用いて
    語句を認識させ、 認識された語句に応じて制御対象を制御させることを特
    徴とする音声認識による制御用プログラムを記録した記
    録媒体。
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