JPH11237680A - レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

レンズ付きフィルムユニット

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JPH11237680A
JPH11237680A JP4044298A JP4044298A JPH11237680A JP H11237680 A JPH11237680 A JP H11237680A JP 4044298 A JP4044298 A JP 4044298A JP 4044298 A JP4044298 A JP 4044298A JP H11237680 A JPH11237680 A JP H11237680A
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JP
Japan
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film
lens
brownie
unexposed
storage chamber
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JP4044298A
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Inventor
Kenji Kubo
憲治 久保
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側
に未露光フィルムが収納される未露光フィルム収納室
が、他方の側に露光済フィルムが収納される露光済フィ
ルム収納室が配置され、製造段階において前記未露光フ
ィルム収納室に予め未露光フィルムが内蔵され、少なく
とも撮影レンズを含む撮影機構を有するレンズ付きフィ
ルムユニットにおいて、撮像面の長辺方向の像面湾曲を
補正する。 【解決手段】 フィルムの給送方向が露光枠の短辺と平
行になるように未露光フィルム収納室と露光済フィルム
収納室を配置すると共に、フィルムの少なくとも一部分
を、フィルムの給送方向と直交する方向について、撮影
レンズ側に凹面を向けた湾曲をさせて支持するための支
持手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造段階において
予め未露光の幅約6cmのブローニフィルム(以下、単
にフィルムともいう)が内蔵されたレンズ付きフィルム
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より製造段階で予め未露光のフィル
ムが、簡易な露光機能を備えたレンズ付きフィルムユニ
ットが幅広いユーザーに使用されているが、近年このレ
ンズ付きフィルムユニットに更なる画質の向上が求めら
れている。しかしながらレンズ付きフィルムユニット
は、その性質上、安価に製造される必要があり、通常の
カメラのように自動焦点機構や自動露出調整機構等が搭
載することは難しい。従って、現在市販されているレン
ズ付きフィルムユニットのようにJ135タイプのフィ
ルムを用いる以上、画質の向上には限界があった。
【0003】このような市場からの高画質の要望に答え
るために、撮影フィルムの画面サイズを大きくすること
が考えられ、この観点から、レンズ付きフィルムユニッ
トに幅約6cmの所謂ブローニフィルムを内蔵すること
が提案されている。ブローニフィルムを用いれば、例え
ば6×4.5cmの所謂セミ判サイズで撮影した場合、
J135フィルムの画面サイズに比べて、約2.7倍の
面積を有することになる。従ってプリント時の引き伸ば
し率を下げることが出来、従来のレンズ付きフィルムユ
ニットに比べて画質を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のレン
ズ付きフィルムユニットにおいては、低価格にするため
撮影レンズに1枚か多くとも2枚のプラスチックレンズ
を用いているので、撮像面が平面にならず湾曲した撮像
面に結像する収差である像面湾曲が発生し易い。従っ
て、この対策のためにフィルムをフィルム給送方向と平
行な方向に湾曲させている。また、一方、ブローニフィ
ルムは、J135フィルムに比べてフィルムの幅方向の
カーリングが非常に強いため、従来のようにフィルムと
給送方向を平行な方向に湾曲させると、上述の強いカー
リングのためにフィルム面が安定しないことが分かっ
た。
【0005】しかし、ブローニフィルムを内蔵し、セミ
判サイズで撮影しようとする場合、従来技術の如くフィ
ルム給送方向にフィルムを湾曲させると、短辺方向では
像面湾曲の補正が可能になるが、長辺方向には像面湾曲
の補正が行われないことになる。
【0006】本発明においては、かかる問題に鑑み、ブ
ローニフィルムが内蔵されたレンズ付きフィルムユニッ
トにおいて、短辺方向より発生し易い長辺方向の像面湾
曲を補正することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、(1)長辺
と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側に未露光フィル
ムが収納される未露光フィルム収納室が、他方の側に露
光済フィルムが収納される露光済フィルム収納室が配置
され、製造段階において前記未露光フィルム収納室に予
め未露光フィルムが内蔵され、少なくとも撮影レンズを
含む撮影機構を有するレンズ付きフィルムユニットにお
いて、フィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行に
なるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済フィ
ルム収納室を配置すると共に、フィルムの少なくとも一
部分を、フィルムの給送方向と直交する方向について、
前記撮影レンズ側に凹面を向けた湾曲をさせて支持する
ための支持手段を有すること、(2)少なくとも、撮影
レンズを含む撮影機構を有する本体部と裏蓋部とを有す
るユニット本体に、長辺と短辺を有する露光枠を挟んで
一方の側に未露光フィルムが収納される未露光フィルム
収納室が、他方の側に露光済フィルムが収納される露光
済フィルム収納室が配置され、製造段階において前記未
露光フィルム収納室に予め未露光フィルムが内蔵された
レンズ付きフィルムユニットにおいて、フィルムの給送
方向が前記露光枠の短辺と平行になるように前記未露光
フィルム収納室と前記露光済フィルム収納室を配置する
と共に、前記裏蓋部は、フィルムの撮像面と反対の側か
らフィルムを支持する圧面を有し、該圧面は、少なくと
も一部分が、フィルムの給送方向と直交する方向につい
て、前記撮影レンズ側に凹面を向けた湾曲をしているこ
と、(3)少なくとも、撮影レンズを含む撮影機構を有
する本体部と裏蓋部とを有し、長辺と短辺を有する露光
枠を挟んで一方の側に未露光フィルムが収納される未露
光フィルム収納室が、他方の側に露光済フィルムが収納
される露光済フィルム収納室が配置され、製造段階にお
いて前記未露光フィルム収納室に予め未露光フィルムが
内蔵されたレンズ付きフィルムユニットにおいて、フィ
ルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行になるように
前記未露光フィルム収納室と前記露光済フィルム収納室
を配置すると共に、前記本体部又は前記裏蓋部に、フィ
ルムの幅方向の端部に当接する当接面を有する少なくと
も2つのフィルム規制部を、該フィルムの幅方向の長さ
よりも短い距離を隔てて配置すること、(4)少なくと
も、撮影レンズを含む撮影機構を有する本体部と裏蓋部
とを有するユニット本体に、長辺と短辺を有する露光枠
を挟んで一方の側に未露光フィルムが収納される未露光
フィルム収納室が、他方の側に露光済フィルムが収納さ
れる露光済フィルム収納室が配置され、製造段階におい
て前記未露光フィルム収納室に予め未露光のフィルムが
内蔵されたレンズ付きフィルムユニットにおいて、フィ
ルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行になるように
前記未露光フィルム収納室と前記露光済フィルム収納室
を配置すると共に、前記本体部に、フィルムの撮像面側
に当接する第一の規制部材を、前記露光枠の長辺方向に
ついて、前記露光枠から外れた位置に配置し、前記裏蓋
部に、前記露光枠との間で前記第一の規制部材を挟む位
置に、フィルムの撮像面と反対側に当接する第二の規制
部材を配置すること、(5)長辺と短辺を有する露光枠
を挟んで一方の側に未露光フィルムが収納される未露光
フィルム収納室が、他方の側に露光済みフィルムが収納
される露光済フィルム収納室が配置され、製造段階にお
いて前記未露光フィルム収納室に予め未露光の幅約6c
mのブローニフィルムが内蔵され、少なくとも撮影レン
ズを含む撮影機構を有するレンズ付きフィルムユニット
において、該ブローニフィルムは、裏面全体を覆うよう
に該ブローニフィルムよりも幅広の遮光紙が張付けされ
たものであって、前記フィルムの給送方向が前記露光枠
の短辺と平行になるように前記未露光フィルム収納室と
前記露光済みフィルム収納室を配置すると共に、前記フ
ィルムおよび前記遮光紙の少なくとも一部分を、フィル
ムの給送方向と直交する方向について、前記撮影レンズ
側に凹面を向けた湾曲をさせて支持するための支持手段
を有すること、(6)少なくとも、撮影レンズを含む撮
影機構を有する本体部と裏蓋部とを有するユニット本体
に、長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側に未露
光フィルムが収納される未露光フィルム収納室が、他方
の側に露光済みフィルムが収納される露光済フィルム収
納室が配置され、製造段階において前記未露光フィルム
収納室に予め未露光の幅約6cmのブローニフィルムが
内蔵されたレンズ付きフィルムユニットにおいて、該ブ
ローニフィルムは、裏面全体を覆うように該ブローニフ
ィルムよりも幅広の遮光紙が張付けされたものであっ
て、フィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行にな
るように前記未露光フィルム収納室と前記露光済みフィ
ルム収納室を配置すると共に、前記裏蓋は、前記遮光紙
が設けられた面側から該遮光紙を介して該フィルムを支
持する圧面を有し、該圧面は、少なくとも一部分が、フ
ィルムの給送方向と直交する方向について、前記撮影レ
ンズ側に凹面を向けた湾曲をしていること、(7)少な
くとも、撮影レンズを含む撮影機構を有する本体部を裏
蓋部とを有するユニット本体に、長辺と短辺を有する露
光枠を挟んで一方の側に未露光フィルムが収納される未
露光フィルム収納室が、他方の側に露光済みフィルムが
収納される露光済フィルム収納室が配置され、製造段階
において前記未露光フィルム収納室に予め未露光の幅約
6cmのブローニフィルムが内蔵されたレンズ付きフィ
ルムユニットにおいて、該ブローニフィルムは、裏面全
体を覆うように該ブローニフィルムよりも幅広の遮光紙
が張付けされたものであって、フィルムの給送方向が前
記露光枠の短辺と平行になるように前記未露光フィルム
収納室と前記露光済みフィルム収納室を配置すると共
に、前記本体部又は前記裏蓋部に、前記遮光紙を介して
フィルムの幅方向の端部に当接する当接面を有する少な
くとも2つのフィルム規制部を、該フィルムの幅方向の
長さよりも短い距離を隔てて配置すること、又は、
(8)少なくとも、撮影レンズを含む撮影機構を有する
本体部を裏蓋部とを有するユニット本体に、長辺と短辺
を有する露光枠を挟んで一方の側に未露光フィルムが収
納される未露光フィルム収納室が、他方の側に露光済み
フィルムが収納される露光済フィルム収納室が配置さ
れ、製造段階において前記未露光フィルム収納室に予め
未露光の幅約6cmブローニフィルムが内蔵されたレン
ズ付きフィルムユニットにおいて、該ブローニフィルム
は、裏面全体を覆うように該ブローニフィルムよりも幅
広の遮光紙が張付けされたものであって、フィルムの給
送方向が前記露光枠の短辺と平行になるように前記未露
光フィルム収納室と前記露光済みフィルム収納室を配置
すると共に、前記本体部に、前記フィルムの撮像面側に
当接する第1の規制部材を、前記露光枠の長辺方向につ
いて、前記露光枠から外れた位置に配置し、前記裏蓋部
に、前記露光枠との間で前記第一の規制部材を挟む位置
に、前記遮光紙に当接する第二の規制部材を配置するこ
とで達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係わる実施の形態ににつ
いて図面を参照して説明する。実施の形態では幅約6c
mのブローニフィルムをパトローネに装填したフィルム
を使用したレンズ付きフィルムユニットと、遮光紙付き
の幅約6cmのブローニフィルムをリールに巻き付けた
フィルムを使用したレンズ付きフィルムユニットについ
て説明する。
【0009】先ず、幅約6cmのパーフォレーションな
しのブローニフィルムをパトローネに装填したフィルム
を使用したレンズ付きフィルムユニットについて図1か
ら図16を参照して説明する。
【0010】本発明におけるレンズ付きフィルムユニッ
トの基本構成を図1及び図2により説明する。図1はレ
ンズ付きフィルムユニットの外観斜視図、図2はレンズ
付きフィルムユニットの分解斜視図である。
【0011】図1において、ユニット本体1には、撮影
レンズ2、ファインダ3、ストロボ発光部4、ストロボ
充電釦5、レリーズ釦6がそれぞれ配置されている。な
お、本発明はフィルム給送に係わるものであり、後述す
る構成を備えておれば、撮影レンズ2を含む撮影機構の
配置は図1に限定されるものではなく、どのような配置
にしてもよい。
【0012】図2において、本体部10の背面中央に
は、撮影時に被写体光を横方向の長辺56mm、縦方向
の短辺41.4mmの所謂セミ判サイズの画面サイズで
フィルムFに露光する露光枠11が配置され、露光枠1
1の一方の側(本実施の形態においては上方)に未露光
のフィルムFを収納する未露光フィルム収納室12が配
置され、露光枠11の他方の側(本実施の形態において
は下方)に露光済のフィルムをパトローネPに巻き取っ
て収納する露光済フィルム収納室13が設けられてい
る。
【0013】製造段階で、未露光のフィルムFはリール
14に巻かれて未露光フィルム収納室12に収納され、
パトローネPは露光済フィルム収納室13に収納され
る。その後、裏蓋部7が取り付けられ。フィルムFは光
密に保持される。
【0014】撮影時には巻上げノブ8を下方に回転させ
ることにより、露光枠11で露光されたフィルムFはパ
トローネP内に巻き取られる。なお、フィルムFはフィ
ルムガイド15に沿って幅方向の位置が規制されると共
に、本体部10に設けられた支持面16によりフィルム
Fの撮像面側である乳剤面側を支持され、裏蓋部7に設
けられた図示していない圧面によりフィルムFのベース
面側を支持されており、支持面16と圧面との所定の間
隙(通称トンネルという)を給送される。
【0015】なお、未露光フィルム収納室12と露光済
フィルム収納室13とを上下逆に配置してもよい。
【0016】撮影終了後には、フィルムFが内蔵された
まま、現像及びプリントを写真店に依頼するが、写真店
ではラボに送り、ラボでは蓋7aを開けてパトローネP
と共にフィルムFを取り出す。なお、蓋7aは裏蓋部7
と薄肉で接続されて一体的に成形され、凹部7bをドラ
イバー等でこじることにより蓋7aが外れるようにして
もよいし、蓋7aを裏蓋部7とを別部材に形成して、裏
蓋部7にはめ込んでおいてもよい。
【0017】以上の如く、本レンズ付きフィルムユニッ
トにおいては、フィルムFが上下に給送されるので、セ
ミ判サイズでありながら通常は横位置撮影できるので、
ホールディングもよい。しかし、低価格にするため撮影
レンズ2を1枚又は2枚のプラスチックレンズにせざる
を得ないので、像面湾曲が発生しがちである。また、像
面湾曲は露光枠11の短辺方向より長辺方向であるフィ
ルムFの幅方向に大きく発生し易い。
【0018】次に、本発明の要旨である、露光枠11の
長辺方向の像面湾曲の補正手段について説明する。
【0019】図3はユニット本体の主要部の分解斜視図
であり、図2と同様に本体部20には、セミ判サイズで
横長画面の露光枠21、フィルムFを撮像面側から支持
する支持面22、フィルムFの幅方向を規制するフィル
ムガイド23が設けられ、裏蓋部27にはフィルムFを
撮像面と反対の側から支持する圧面28が設けられてい
る。そして、図4の支持面と圧面の横断面図に示すよう
に、支持手段である支持面22と圧面28とはフィルム
Fの厚み以上の間隙を有して対向しており、フィルムF
はその間隙を図の上方から下方に給送される。
【0020】ここで、支持面22と圧面28はフィルム
Fの給送方向と直交する方向について、撮影レンズ側に
湾曲しており、特に露光枠21の中心を通るフィルムF
の給送方向の直線を頂点として左右の周辺に湾曲してい
る。従って、支持面22と圧面28との間に保持された
フィルムFも露光枠21の長辺方向に湾曲するので、撮
像面において短辺方向より長辺方向により大きく発生す
る像面湾曲が補正できる。また、湾曲させる方向がフィ
ルムのカーリングの方向と一致しているので、フィルム
面を安定させることができる。
【0021】なお、本発明における「撮影レンズ側に湾
曲」とは、撮影レンズの光軸と直交する位置よりも他の
部分が撮影レンズの光軸方向について撮影レンズ側に近
接するように位置させることを意味するものであり、必
ずしも円弧状の面を有している必要はない。
【0022】また、図5に示す支持面と圧面の横断面図
の如く、圧面28のみ湾曲させ、支持面16に関しては
図2と同様に平面であってもよい。
【0023】また、図6に示す支持面と圧面の横断面図
の如く、圧面28に第一の突起部28aを設け、露光枠
21によるフィルムFの撮像面から外れた位置でフィル
ムFに当接させてもよいし、図7に示す支持面と圧面の
横断面図の如く、支持面22に第二の突起部22aを設
け、露光枠21によるフィルムFの撮像面から外れた位
置でフィルムFに当接させてもよいし、更に、図8に示
す支持面と圧面の横断面図の如く、圧面28に第一の突
起部28aを設けると共に、支持面22に第二の突起部
22aを設け、露光枠21によるフィルムFの撮像面か
ら外れた位置で各々フィルムFに当接させてもよい。
【0024】このように、少なくとも第一の突起部28
a若しくは第二の突起部22aの何れかを設けることに
より、フィルムFにすり傷が生ずることを防止できる。
【0025】なお、第一の突起部28a及び第二の突起
部22aは、前述の如く露光枠21の中心を通るフィル
ムFの給送方向の直線を頂点としてフィルムFの給送方
向と直交する方向にて撮影レンズ側に湾曲した当接面を
有している。
【0026】更に、図9に示す圧面の斜視図の如く、圧
面に前述の湾曲に近似した階段状の段差を形成してもよ
い。
【0027】また、図10に示す圧面の斜視図の如く、
圧面に前述の湾曲に近似した高さの異なる複数の突条を
形成してもよい。
【0028】このように構成すると、フィルムFと圧面
の接触面積を減らすことができるため、フィルムFの裏
面にすり傷が発生することを防止できる。
【0029】ここで、図2に戻り、フィルムFの幅方向
の端部が当接し、フィルムFの幅方向を規制する規制部
である2つのフィルムガイド15の幅15Wを、フィル
ムFの幅FWより短い長さに設定すると、フィルムFは
幅方向に圧縮されて自然に湾曲する。
【0030】特に、図11に示す支持面の斜視図の如
く、フィルムFの幅方向の端部が当接する当接部に、フ
ィルムFの端部が当接する凸部35と当接しない凹部3
6とを設けると、給送時におけるフィルムFの摩擦が減
少する。また、凸部35を円弧状に形成することが望ま
しい。
【0031】図12は、凸部によりフィルムが湾曲した
図である。
【0032】なお、図示していないが、フィルムFの幅
方向の端部が当接する当接部を裏蓋部7に設けてもよ
い。
【0033】次に、図13に示す規制部材の横断面図の
如く、本体部40にフィルムFの撮像面側に当接する第
一の規制部材42を露光枠41の長辺方向にて露光枠4
1から外れた位置に配置し、裏蓋部47に露光枠41と
の間で第一の規制部材42を挟む位置に、フィルムFの
撮像面と反対側に当接する第二の規制部材48を配置す
る。そして、第一の規制部材42と第二の規制部材48
により、フィルムFの端部を挟着することによってフィ
ルムFは湾曲する。
【0034】なお、図14に示す規制部材の拡大図の如
く、第一の規制部材42の先端部が第二の規制部材48
の先端部より裏蓋部側に位置していて、寸法Dだけ光軸
方向にオーバーラップさせることにより、挟着されたフ
ィルムFの端部が撮影レンズ側に移動し、フィルムFの
中央がより裏蓋部47側に移動して、フィルムFの湾曲
が強調される。
【0035】また、図15に示す規制部材の横断面図の
如く、二つの第二の規制部材48の略中央に、第二の規
制部材48より光軸方向についての高さが低い第三の規
制部材49を設けることにより、フィルムFと裏蓋部4
7との接触は部分的になり、フィルム傷を減少させるこ
とができる。
【0036】更に、図16に示す規制部材の横断面図の
如く、複数の第三の規制部材49を設けることにより、
所定の湾曲形状に規制することができる。
【0037】次に、遮光紙付きの幅約6cmのブローニ
フィルムをリールに巻き付けたフィルムを使用したレン
ズ付きフィルムユニットについて図17から図28を参
照して説明する。
【0038】本発明におけるレンズ付きフィルムユニッ
トの基本構成を図1,及び図17により説明する。な
お、図1については機能的、機構的に同一につき重複す
るので説明を省略する。
【0039】図17において、本体部101の背面中央
には、撮影時に被写体光を横方向の長辺56mm、縦方
向の短辺41.5mmの所謂セミ判サイズの画面サイズ
でフィルムFに露光する露光枠11が配置され、露光枠
11の一方の側(本実施の形態においては上方)に未露
光のフィルムFを収納する未露光フィルム収納室121
が配置され、露光枠11の他方の側(本実施の形態にお
いては下方)に露光済のフィルムを空のリール91に巻
き取って収納する露光済フィルム収納室131が設けら
れている。
【0040】製造段階で、未露光のフィルムFはリール
92に巻かれて未露光フィルム収納室121に収納さ
れ、空のリール91は露光済フィルム収納室131に収
納される。その後、裏蓋部71が取り付けられ、フィル
ムFは光密に保持される。
【0041】撮影時には巻上げノブ8を下方に回転させ
ることにより、露光枠11で露光されたフィルムFは空
のリール91内に巻き取られる。なお、フィルムFはフ
ィルムガイド15に沿って幅方向の位置が規制されると
共に、本体部101に設けられた支持面16によりフィ
ルムFの撮像面側である乳剤面側を支持され、裏蓋部7
に設けられた図示していない圧面によりフィルムFのベ
ース面側を遮光紙BPを介して支持されており、支持面
16と圧面との所定の間隙(通称トンネルという)を給
送される。
【0042】なお、未露光フィルム収納室121と露光
済フィルム収納室131とを上下逆に配置してもよい。
また、フィルムはパーフォレーションのないものを使用
したが、パーフォレーションのあるフィルムでも良い。
【0043】撮影終了後には、フィルムFが内蔵された
まま、現像及びプリントを写真店に依頼するが、写真店
ではラボに送り、ラボでは蓋71aを開けてリール91
と共にフィルムFを取り出す。なお、蓋71aは裏蓋部
71と薄肉で接続されて一体的に成形され、凹部71b
をドライバー等でこじることにより蓋71aが外れるよ
うにしてもよいし、蓋71aを裏蓋部7とを別部材に形
成して、裏蓋部7にはめ込んでおいてもよい。
【0044】以上の如く、本レンズ付きフィルムユニッ
トにおいては、フィルムFが上下に給送されるので、セ
ミ判サイズでありながら通常は横位置撮影できるので、
ホールディングもよい。しかし、低価格にするため撮影
レンズ2を1枚又は2枚のプラスチックレンズにせざる
を得ないので、像面湾曲が発生しがちである。また、像
面湾曲は露光枠11の短辺方向より長辺方向であるフィ
ルムFの幅方向に大きく発生し易い。
【0045】次に、本発明の要旨である、露光枠11の
長辺方向の像面湾曲の補正手段について説明する。
【0046】図18はユニット本体の主要部の分解斜視
図であり、図17と同様に本体部201には、セミ判サ
イズで横長画面の露光枠211、フィルムFを撮像面側
から支持する支持面221、フィルムFの幅方向を規制
するフィルムガイド231が設けられ、裏蓋部27には
フィルムFを撮像面と反対の側から支持する圧面281
が設けられている。そして、図19の支持面と圧面の横
断面図に示すように、支持手段である支持面221と圧
面281とはフィルムFと遮光紙BPの厚み以上の間隙
を有して対向しており、フィルムFと遮光紙BPはその
間隙を図の上方から下方に給送される。
【0047】ここで、支持面221と圧面281はフィ
ルムFの給送方向と直交する方向について、撮影レンズ
側に湾曲しており、特に露光枠211の中心を通るフィ
ルムFの給送方向の直線を頂点として左右の周辺に湾曲
している。従って、支持面221と圧面281との間に
保持されたフィルムFも露光枠211の長辺方向に湾曲
するので、撮像面において短辺方向より長辺方向により
大きく発生する像面湾曲が補正できる。また、湾曲させ
る方向がフィルムのカーリング方向と一致しているので
フィルム面を安定させることができる。
【0048】なお、本発明における「撮影レンズ側に湾
曲」とは、撮影レンズの光軸と直交する位置よりも他の
部分が撮影レンズの光軸方向について撮影レンズ側に近
接するように位置させることを意味するものであり、必
ずしも円弧状の面を有している必要なない。
【0049】また、図20に示す支持面と圧面の横断面
図の如く、圧面281のみ湾曲させ、支持面161に関
しては図17と同様に平面であってもよい。
【0050】また、図21に示す支持面と圧面の横断面
図の如く、圧面281に第一の突起部281aを設け、
露光枠211によるフィルムFの撮像面から外れた位置
で遮光紙BPを介してフィルムFに当接させてもよい
し、図22に示す支持面と圧面の横断面図の如く、支持
面221に第二の突起部221aを設け、露光枠211
によるフィルムFの撮像面から外れた位置でフィルムF
に当接させてもよいし、更に、図23に示す支持面と圧
面の横断面図の如く、圧面281に第一の突起部281
aを設けると共に、支持面221に第二の突起部221
aを設け、露光枠21によるフィルムFの撮像面から外
れた位置で遮光紙BPを介して各々フィルムFに当接さ
せてもよい。
【0051】このように、少なくとも第一の突起部28
a若しくは第二の突起部22aの何れかを設けることに
より、フィルムFにすり傷が生ずることを防止できる。
【0052】なお、第一の突起部28a及び第二の突起
部22aは、前述の如く露光枠21の中心を通るフィル
ムFの給送方向の直線を頂点としてフィルムFの給送方
向と直交する方向にて撮影レンズ側に湾曲した当接面を
有している。
【0053】ここで、図17に戻り、フィルムFの幅方
向の端部が当接し、フィルムFの幅方向を規制する規制
部である2つのフィルムガイド15の幅15Wを、フィ
ルムFの幅FWより短い長さに設定すると、フィルムF
は幅方向に圧縮されて自然に湾曲する。
【0054】すでに図9,図10で、遮光紙なしのフィ
ルムについて説明したが、遮光紙付きにフィルムついて
も同様に、圧面に前述の湾曲に近似した階段状の段差を
形成してもよい。また、圧面に前述の湾曲に近似した高
さの異なる複数の突条を形成してもよい。
【0055】特に、図24に示す支持面の斜視図の如
く、フィルムFの幅方向の端部が当接する当接部に、フ
ィルムFの端部が当接する凸部351と当接しない凹部
361とを設けると、給送時におけるフィルムFの摩擦
が減少する。また、凸部3510を円弧状に形成するこ
とが望ましい。
【0056】図25は、凸部によりフィルムが湾曲した
図である。
【0057】なお、図示していないが、フィルムFの幅
方向の端部が当接する当接部を裏蓋部71に設けてもよ
い。
【0058】次に、図26に示す規制部材の横断面図の
如く、本体部401にフィルムFの撮像面側に当接する
第一の規制部材421を露光枠411の長辺方向にて露
光枠411から外れた位置に配置し、裏蓋部471に露
光枠411との間で第一の規制部材421を挟む位置
に、フィルムFの撮像面と反対側に当接する第二の規制
部材481を配置する。そして、第一の規制部材421
と第二の規制部材481により、フィルムFの端部を挟
着することによってフィルムFは湾曲する。
【0059】なお、図27に示す規制部材の拡大図の如
く、第一の規制部材421の先端部が第二の規制部材4
81の先端部より裏蓋部側に位置していて、寸法D1だ
け光軸方向にオーバーラップさせることにより、挟着さ
れたフィルムFの端部が撮影レンズ側に移動し、フィル
ムFの中央がより裏蓋部471(図27)側に移動し
て、フィルムFの湾曲が強調される。
【0060】また、図28に示す規制部材の横断面図の
如く、複数の第三の規制部材491を設けることによ
り、所定の湾曲形状に規制することができる。
【0061】
【発明の効果】請求項1〜26のレンズ付きフィルムユ
ニットによれば、フィルム給送方向と直交する方向にお
ける撮像面の長辺方向において発生する像面湾曲を、フ
ィルムを湾曲させることにより補正することができ、ま
たフィルム面を安定させることが出来るので、ブローニ
フィルムを内蔵したレンズ付きフィルムユニットにおい
ても、撮影レンズとして1枚若しくは2枚構成の安価な
プラスチックレンズを用いても画質低下のないレンズ付
きフィルムユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフィルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図2】レンズ付きフィルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図3】ユニット本体の主要部の分解斜視図である。
【図4】支持面と圧面の横断面図である。
【図5】支持面と圧面の横断面図である。
【図6】支持面と圧面の横断面図である。
【図7】支持面と圧面の横断面図である。
【図8】支持面と圧面の横断面図である。
【図9】圧面の斜視図である。
【図10】圧面の斜視図である。
【図11】支持面の斜視図である。
【図12】凸部によりフィルムが湾曲した図である。
【図13】規制部材の横断面図である。
【図14】規制部材の拡大図である。
【図15】規制部材の横断面図である。
【図16】規制部材の横断面図である。
【図17】レンズ付きフィルムユニットの分解斜視図で
ある。
【図18】ユニット本体の主要部の分解斜視図である。
【図19】支持面と圧面の横断面図である。
【図20】支持面と圧面の横断面図である。
【図21】支持面と圧面の横断面図である。
【図22】支持面と圧面の横断面図である。
【図23】支持面と圧面の横断面図である。
【図24】支持面の斜視図である。
【図25】凸部によりフィルムが湾曲した図である。
【図26】規制部材の横断面図である。
【図27】規制部材の拡大図である。
【図28】規制部材の横断面図である。
【符号の説明】
F フィルム BP 遮光紙 7,71,27,271,47,471 裏蓋部 10,101,20,201,40,401 本体部 11,111,21,211,41,411 露光枠 15,151,23,231 フィルムガイド 16,161,22,221 支持面 22a,221a 第二の突起部 28,281 圧面 28a,281a 第一の突起部 35,351 凸部 42,421 第一の規制部材 48,481 第二の規制部材 49,491 第三の規制部材

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方
    の側に未露光フィルムが収納される未露光フィルム収納
    室が、他方の側に露光済フィルムが収納される露光済フ
    ィルム収納室が配置され、製造段階において前記未露光
    フィルム収納室に予め未露光の幅約6cmのブローニフ
    ィルムが内蔵され、少なくとも撮影レンズを含む撮影機
    構を有するレンズ付きフィルムユニットにおいて、 ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行
    になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済フ
    ィルム収納室を配置すると共に、ブローニフィルムの少
    なくとも一部分を、ブローニフィルムの給送方向と直交
    する方向について、前記撮影レンズ側に凹面を向けた湾
    曲をさせて支持するための支持手段を有することを特徴
    とするレンズ付きフィルムユニット。
  2. 【請求項2】 少なくとも、撮影レンズを含む撮影機構
    を有する本体部と裏蓋部とを有するユニット本体に、長
    辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側に未露光フィ
    ルムが収納される未露光フィルム収納室が、他方の側に
    露光済フィルムが収納される露光済フィルム収納室が配
    置され、製造段階において前記未露光フィルム収納室に
    予め未露光の幅約6cmのブローニフィルムが内蔵され
    たレンズ付きフィルムユニットにおいて、 ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行
    になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済フ
    ィルム収納室を配置すると共に、前記裏蓋部は、ブロー
    ニフィルムの撮像面と反対の側からブローニフィルムを
    支持する圧面を有し、該圧面は、少なくとも一部分が、
    ブローニフィルムの給送方向と直交する方向について、
    前記撮影レンズ側に凹面を向けた湾曲をしていることを
    特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記圧面は、ブローニフィルムの給送方
    向と直交する方向について、ブローニフィルムの撮像面
    の中心から周辺に向かうに従い前記撮影レンズ側に凹面
    を向けた湾曲をしていることを特徴とする請求項2に記
    載のレンズ付きフィルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記本体部はブローニフィルムを撮像面
    側から支持する支持面を有し、該支持面は、ブローニフ
    ィルムの給送方向と直交する方向について、ブローニフ
    ィルムの撮像面の中心から周辺に向かうに従い前記撮影
    レンズ側に凹面を向けた湾曲をしていることを特徴とす
    る請求項2又は請求項3に記載のレンズ付きフィルムユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記圧面は、ブローニフィルムの撮像面
    と反対側に当接する第一の突起部を有し、該第一の突起
    部は、ブローニフィルムの撮像面から外れた位置でブロ
    ーニフィルムに当接することを特徴とする請求項2〜4
    の何れか1項に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記本体部は、ブローニフィルムを撮像
    面側から支持する支持面を有し、該支持面は、ブローニ
    フィルムの撮像面側に当接する第二の突起部を有すると
    共に、該第二の突起部は、ブローニフィルムの撮像面か
    ら外れた位置でブローニフィルムと当接することを特徴
    とする請求項2〜5の何れか1項に記載のレンズ付きフ
    ィルムユニット。
  7. 【請求項7】 前記第一の突起部及び/又は前記第二の
    突起部は、ブローニフィルムの給送方向と直交する方向
    について、ブローニフィルムの撮影画面の中心から周辺
    に向かうに従い前記撮影レンズ側に凹面を向けた湾曲を
    した当接面を有することを特徴とする請求項4〜6の何
    れか1項に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  8. 【請求項8】 前記圧面は、ブローニフィルムの給送方
    向と平行な方向について湾曲していないことを特徴とす
    る請求項2〜7の何れか1項に記載のレンズ付きフィル
    ムユニット。
  9. 【請求項9】 前記圧面に、階段状の段差が形成されて
    いることを特徴とする請求項2〜8の何れか1項に記載
    のレンズ付きフィルムユニット。
  10. 【請求項10】 前記圧面に、高さの異なる複数の突条
    が形成されていることを特徴とする請求項2〜8の何れ
    か1項に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  11. 【請求項11】 少なくとも、撮影レンズを含む撮影機
    構を有する本体部と裏蓋部とを有し、長辺と短辺を有す
    る露光枠を挟んで一方の側に未露光フィルムが収納され
    る未露光フィルム収納室が、他方の側に露光済フィルム
    が収納される露光済フィルム収納室が配置され、製造段
    階において前記未露光フィルム収納室に予め未露光の幅
    約6cmのブローニフィルムが内蔵されたレンズ付きフ
    ィルムユニットにおいて、 ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行
    になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済フ
    ィルム収納室を配置すると共に、前記本体部又は前記裏
    蓋部に、ブローニフィルムの幅方向の端部に当接する当
    接面を有する少なくとも2つのフィルム規制部を、該ブ
    ローニフィルムの幅方向の長さよりも短い距離を隔てて
    配置することを特徴とするレンズ付きフィルムユニッ
    ト。
  12. 【請求項12】 前記当接面は、ブローニフィルムの端
    部に当接する凸部と、ブローニフィルムの端部に当接し
    ない凹部とを有することを特徴とする請求項11に記載
    のレンズ付きフィルムユニット。
  13. 【請求項13】 前記凸部は円弧状の断面を有すること
    を特徴とする請求項12に記載のレンズ付きフィルムユ
    ニット。
  14. 【請求項14】 少なくとも、撮影レンズを含む撮影機
    構を有する本体部と裏蓋部とを有するユニット本体に、
    長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側に未露光フ
    ィルムが収納される未露光フィルム収納室が、他方の側
    に露光済フィルムが収納される露光済フィルム収納室が
    配置され、製造段階において前記未露光フィルム収納室
    に予め未露光の幅約6cmのブローニフィルムが内蔵さ
    れたレンズ付きフィルムユニットにおいて、 ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行
    になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済フ
    ィルム収納室を配置すると共に、前記本体部に、ブロー
    ニフィルムの撮像面側に当接する第一の規制部材を、前
    記露光枠の長辺方向について、前記露光枠から外れた位
    置に配置し、前記裏蓋部に、前記露光枠との間で前記第
    一の規制部材を挟む位置に、ブローニフィルムの撮像面
    と反対側に当接する第二の規制部材を配置することを特
    徴とするレンズ付きフィルムユニット。
  15. 【請求項15】 少なくとも2つの該第一の規制部材及
    び少なくとも2つの該第二の規制部材を有し、前記少な
    くとも2つの第一の規制部材は、前記露光枠の長辺方向
    について該露光枠を挟むように配置されることを特徴と
    する請求項14に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  16. 【請求項16】 前記第一の規制部材の先端部は前記第
    二の規制部材の先端部より裏蓋側に位置していることを
    特徴とする請求項14又は請求項15に記載のレンズ付
    きフィルムユニット。
  17. 【請求項17】 前記裏蓋部は、ブローニフィルムの前
    記露光枠内の領域に、ブローニフィルムの撮像面の反対
    側から当接する第三の規制部材を有することを特徴とす
    る請求項14〜16の何れか1項に記載のレンズ付きフ
    ィルムユニット。
  18. 【請求項18】 前記裏蓋部は、前記第三の規制部材を
    複数有し、該複数の第三の規制部材は、前記撮影レンズ
    の光軸方向について高さが異なることを特徴とする請求
    項17に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  19. 【請求項19】 前記第三の規制部材は、前記第二の規
    制部材よりも、前記撮影レンズの光軸方向についての高
    さが低いことを特徴とする請求項18に記載のレンズ付
    きフィルムユニット。
  20. 【請求項20】 前記露光枠は長辺の長さが約5.6c
    m、短辺の長さが約4.15cmであることを特徴とす
    る請求項1から19のいずれか1項に記載のレンズ付き
    フィルムユニット。
  21. 【請求項21】 長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一
    方の側に未露光フィルムが収納される未露光フィルム収
    納室が、他方の側に露光済みフィルムが収納される露光
    済フィルム収納室が配置され、製造段階において前記未
    露光フィルム収納室に予め、未露光の幅約6cmのブロ
    ーニフィルムが内蔵され、少なくとも撮影レンズを含む
    撮影機構を有するレンズ付きフィルムユニットにおい
    て、 該ブローニフィルムは、裏面全体を覆うように該ブロー
    ニフィルムよりも幅広の遮光紙が張付けされたものであ
    って、 前記ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と
    平行になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光
    済みフィルム収納室を配置すると共に、前記ブローニフ
    ィルムおよび前記遮光紙の少なくとも一部分を、ブロー
    ニフィルムの給送方向と直交する方向について、前記撮
    影レンズ側に凹面を向けた湾曲をさせて支持するための
    支持手段を有することを特徴とするレンズ付きフィルム
    ユニット。
  22. 【請求項22】 少なくとも、撮影レンズを含む撮影機
    構を有する本体部と裏蓋部とを有するユニット本体に、
    長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側に未露光フ
    ィルムが収納される未露光フィルム収納室が、他方の側
    に露光済フィルムが収納される露光済フィルム室が配置
    され、製造段階において前記未露光フィルム収納室に予
    め未露光の幅約6cmのブローニフィルムが内蔵された
    レンズ付きフィルムユニットにおいて、 該ブローニフィルムは、裏面全体を覆うように該ブロー
    ニフィルムよりも幅広の遮光紙が張付けされたものであ
    って、 ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行
    になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済み
    フィルム収納室を配置すると共に、前記裏蓋は、前記遮
    光紙が設けられた面側から該遮光紙を介して該ブローニ
    フィルムを支持する圧面を有し、該圧面は、少なくとも
    一部分が、ブローニフィルムの給送方向と直交する方向
    について、前記撮影レンズ側に凹面を向けた湾曲をして
    いることを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
  23. 【請求項23】 前記圧面は、ブローニフィルムの給送
    方向と直交する方向について、ブローニフィルムの撮像
    面の中心から周辺に向かうに従い前記撮影レンズ側に凹
    面を向けた湾曲をしていることを特徴とする請求項22
    に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  24. 【請求項24】 前記圧面はブローニフィルムの給送方
    向と平行な方向について湾曲していないことを特徴とす
    る請求項21、22又は23に記載のレンズ付きフィル
    ムユニット。
  25. 【請求項25】 少なくとも、撮影レンズを含む撮影機
    構を有する本体部を裏蓋部とを有するユニット本体に、
    長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側に未露光フ
    ィルムが収納される未露光フィルム収納室が、他方の側
    に露光済みフィルムが収納される露光済フィルム収納室
    が配置され、製造段階において前記未露光フィルム収納
    室に予め未露光の幅約6cmのブローニフィルムが内蔵
    されたレンズ付きフィルムユニットにおいて、 該ブローニフィルムは、裏面全体を覆うように該ブロー
    ニフィルムよりも幅広の遮光紙が張付けされたものであ
    って、 ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行
    になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済み
    フィルム収納室を配置すると共に、前記本体部又は前記
    裏蓋部に、前記遮光紙を介してブローニフィルムの幅方
    向の端部に当接する当接面を有する少なくとも2つのフ
    ィルム規制部を、該ブローニフィルムの幅方向の長さよ
    りも短い距離を隔てて配置することを特徴とするレンズ
    付きフィルムユニット。
  26. 【請求項26】 少なくとも、撮影レンズを含む撮影機
    構を有する本体部を裏蓋部とを有するユニット本体に、
    長辺と短辺を有する露光枠を挟んで一方の側に未露光フ
    ィルムが収納される未露光フィルム収納室が、他方の側
    に露光済みフィルムが収納される露光済フィルム収納室
    が配置され、製造段階において前記未露光フィルム収納
    室に予め未露光の幅約6cmブローニフィルムが内蔵さ
    れたレンズ付きフィルムユニットにおいて、 該ブローニフィルムは、裏面全体を覆うように該ブロー
    ニフィルムよりも幅広の遮光紙が張付けされたものであ
    って、 ブローニフィルムの給送方向が前記露光枠の短辺と平行
    になるように前記未露光フィルム収納室と前記露光済み
    フィルム収納室を配置すると共に、前記本体部に、前記
    ブローニフィルムの撮像面側に当接する第1の規制部材
    を、前記露光枠の長辺方向について、前記露光枠から外
    れた位置に配置し、前記裏蓋部に、前記露光枠との間で
    前記第一の規制部材を挟む位置に、前記遮光紙に当接す
    る第二の規制部材を配置することを特徴とするレンズ付
    きフィルムユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2524014A (en) * 2014-03-10 2015-09-16 Integrated Design Ltd Housing

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