JPH11235672A - 研摩材及びその製造方法 - Google Patents
研摩材及びその製造方法Info
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- JPH11235672A JPH11235672A JP3862398A JP3862398A JPH11235672A JP H11235672 A JPH11235672 A JP H11235672A JP 3862398 A JP3862398 A JP 3862398A JP 3862398 A JP3862398 A JP 3862398A JP H11235672 A JPH11235672 A JP H11235672A
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Abstract
的としたものである。 【解決手段】 基布の上面に、研摩粉入り発泡合成樹脂
層を層着したことを特徴とする研摩材。また、合成樹脂
を用いて低発泡又は発泡しない層の上面に、低発泡層を
層着し、その上面に高発泡層を層着し、該高発泡層の上
面に低発泡層を層着し、最上部に研摩粉入りの低発泡又
は発泡しない層を層着したことを特徴とする研摩材。基
布の上面に発泡合成樹脂液を塗布して発泡させた後、そ
の上面へ発泡合成樹脂と研摩粉との混合物を層着したこ
とを特徴とする研摩材の製造方法。
Description
強靭な研摩材を得ることを目的とした研摩材及びその製
造方法に関する。
微粒子を接着した研摩紙又は研摩布が一般に知られてい
る。
研摩紙等は各種材料の表面研摩に使用され、化粧用具と
しては爪みがき片として使用されているが、弾性および
強靭性に欠ける問題点がある。
り、伸び又は変形について抵抗が大きくなるので、研摩
面が曲面の場合には、研摩紙等を曲面に合せた曲率で成
形しなければならないとか、無理に変形させると、研摩
面の凹凸部に対して接触圧が著しく異なる問題点もあっ
た。
ース)と、研摩層との間に弾性層を介装することによ
り、前記従来の問題点を解決したのである。また彈性層
に研摩材を混入しても、目的を達成することができる。
り発泡合成樹脂層を層着したことを特徴とする研摩材で
あり、基布の上面に、発泡合成樹脂層を層着し、該発泡
合成樹脂層の上面に弾性合成樹脂と、研摩粉の混合物を
層着したことを特徴とする研摩材である。また他の発明
は、合成樹脂を用いて低発泡又は発泡しない層の上面
に、低発泡層を層着し、その上面に高発泡層を層着し、
該高発泡層の上面に低発泡層を層着し、最上部に研摩粉
入りの低発泡又は発泡しない層を層着したことを特徴と
する研摩材である。また他の発明は、高発泡の軟質合成
樹脂製芯体の外面に、少なくとも二種類の低発泡又は無
発泡の研摩層を設けたことを特徴とする研摩材であり、
研摩層は、接着剤に研摩粉を混入して層着し、又は低発
泡合成樹脂液中に研摩粉を入れて層着したものである。
樹脂液を塗布して発泡させた後、その上面へ発泡合成樹
脂と研摩粉との混合物を層着したことを特徴とする研摩
材の製造方法であり、基布の上面に発泡合成樹脂液を塗
布し、その上面に、弾性合成樹脂と研摩粉との混合物を
層着し、然る後前記発泡合成樹脂液を発泡させることを
特徴とする研摩材の製造方法である。
末)を混入する場合には、製造が容易であるが、被研摩
物の性質によっては、研摩材の強度が問題になるおそれ
があるので、被研摩物の材質、形状に対応して発泡合成
樹脂の材質と厚さ及び研摩粒子の品質を選定する必要が
ある。
しては、ダイヤモンド、エメリー、粘土類、滑石などの
粉末を用いる天然材料と、アルミナ、カーボランダム、
酸化鉄、焼成ドロマイトの粉末を用いる人造材料とがあ
るが、前記材料以外でも現に使用されている材料は総て
使用することができる。
リウレタン、ポリエチレンなどの発泡して弾性を有する
合成樹脂であって、求める弾力に応じて発泡率を調整す
る(例えば2〜10倍に発泡する)。
脂ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどが
あるが、使用目的に応じ、適宜選定する。例えば爪みが
き用の研摩材にはポリウレタンを使用する。
に着色することもできる。
材粉末を混入して基布上に塗布(層着)し、又は基布上
の発泡合成樹脂層の上面に弾性合成樹脂と、研摩材粉末
との混合物を層着した研摩材である。
塗着して発泡させた後、弾性合成樹脂と研摩粉末との混
合液を塗着する方法と、前記合成樹脂液を層に塗着した
後、発泡させる方法とがある。
いて説明する。従来ベースに使用されている基布1(布
又は紙)の上面に、ポリウレタン液2へ、等量(重量)
の研摩材粉末3を入れた混合液を塗布4する(1cc/
1m2 位)ついで加熱発泡5(例えば5倍発泡)すれ
ば、研摩シート6ができる。
5〜2mm位であるが、5mmでもできる。
て説明する。基布1上へポリウレタン液2を塗布4し、
ついで加熱発泡5する。次に弾性合成樹脂液7に研摩材
粉末3を等量(重量)投入した混合液を塗布8すれば、
研摩シート6aができる。
させた後、弾性合成樹脂液を塗布したが、発泡を弾性合
成樹脂液の塗布後にすることもできる。
合成樹脂液2aを塗布8する。ついで発泡合成樹脂液2
aの上部へ研摩材粉末3と、弾性合成樹脂液7を塗布8
aし、加熱して発泡合成樹脂の層を発泡させれば、研摩
シート6aができる。
性質に変りはない。
図4において、基布1の上面に研摩材粉末3を混入した
発泡合成樹脂層10を層着して、研摩シート6aを構成
した。また図5において、基布1の上面に、発泡ポリウ
レタン層10aを設け、該発泡ポリウレタン層10aの
上面に、弾性合成樹脂7と、研摩粉末3とを混合した研
摩層9を層着して研摩シート6aを構成した。
3cm〜10cm)について説明する。
m)の上部に厚さ1cmの3〜5倍の低発泡合成樹脂層
12を層着し、その上部に厚さ2cmの10〜20倍の
高発泡合成樹脂層13を層着する。前記高発泡合成樹脂
層13の上部に厚さ1cmの低発泡合成樹脂層14を層
着し、その上部に、研摩材粉末3を含む厚さ1cmの無
発泡の合成樹脂層15を層着して大型研摩材16を構成
する。この大型研摩材16は、例えば厚さ6cm、縦2
0cm、横10cmの長方形であって、自動車の車体等
の研摩に使用する。
発泡状態のみを異にするか、発泡率と共に材質を変える
場合もあり、色彩変化によって発泡率の相違を示すこと
もできる。
れば、弾性変形を大きくとることができるので、比較的
凹凸の大きい研摩面であっても、十分均等に研摩するこ
とができる。
の実施例を説明する。直方体状で高発泡の弾性合成樹脂
芯体17の周壁に、研摩質の異なる無発泡研摩層18、
19、20、21(又は低発泡研摩層)を塗布形成した
ものである。前記無発泡研摩層としては、ポリエチレン
樹脂液に粒度の異なる研摩粉(アルミナ、酸化鉄その他
従来使用されている研摩粉)を30〜50%混入したも
のである。
に発泡剤(発泡の倍率に応じた量)と、研摩粉を混合
し、これを弾性合成樹脂芯体17の四周に塗布する。こ
の場合に、研摩粉を2種類とすれば、2種の研摩層がで
きる。4種類にすれば、4種の研摩層とすることもでき
る。
層を層着したので、適度の弾力性を保有して被研摩面と
の接触状態を改善し、凹凸面(曲面を含む)であっても
均等に研摩し得る効果がある。
力性のある研摩シートを多量生産し得る効果があり、製
品の品質管理が容易で、その精度も良好である。
一部断面拡大図。
Claims (7)
- 【請求項1】 基布の上面に、研摩粉入り発泡合成樹脂
層を層着したことを特徴とする研摩材。 - 【請求項2】 基布の上面に、発泡合成樹脂層を層着
し、該発泡合成樹脂層の上面に弾性合成樹脂と、研摩粉
の混合物を層着したことを特徴とする研摩材。 - 【請求項3】 合成樹脂を用いて低発泡又は発泡しない
層の上面に、低発泡層を層着し、その上面に高発泡層を
層着し、該高発泡層の上面に低発泡層を層着し、最上部
に研摩粉入りの低発泡又は発泡しない層を層着したこと
を特徴とする研摩材。 - 【請求項4】 高発泡の軟質合成樹脂製芯体の外面に、
少なくとも二種類の低発泡又は無発泡の研摩層を設けた
ことを特徴とする研摩材。 - 【請求項5】 研摩層は、接着剤に研摩粉を混入して層
着し、又は低発泡合成樹脂液中に研摩粉を入れて層着し
たことを特徴とする請求項4記載の研摩材。 - 【請求項6】 基布の上面に発泡合成樹脂液を塗布して
発泡させた後、その上面へ発泡合成樹脂と研摩粉との混
合物を層着したことを特徴とする研摩材の製造方法。 - 【請求項7】 基布の上面に発泡合成樹脂液を塗布し、
その上面に、弾性合成樹脂と研摩粉との混合物を層着
し、然る後前記発泡合成樹脂液を発泡させることを特徴
とする研摩材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03862398A JP4195942B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 研摩材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03862398A JP4195942B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 研摩材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11235672A true JPH11235672A (ja) | 1999-08-31 |
JP4195942B2 JP4195942B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=12530378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4195942B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002326169A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-12 | Nihon Micro Coating Co Ltd | 接触子クリーニングシート及び方法 |
JP2002346939A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-12-04 | Nihon Micro Coating Co Ltd | 接触子クリーニングシート及び方法 |
JP2008522837A (ja) * | 2004-12-06 | 2008-07-03 | クリングスポール アーゲー | 研磨剤及び研磨剤製造方法 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP03862398A patent/JP4195942B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101287501B1 (ko) * | 2004-12-06 | 2013-07-19 | 클링스포르 악티엔게젤샤프트 | 연마 제품 및 이의 제조 방법 |
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JP4195942B2 (ja) | 2008-12-17 |
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