JPH11235545A - ペースト吐出容器 - Google Patents

ペースト吐出容器

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Publication number
JPH11235545A
JPH11235545A JP5754598A JP5754598A JPH11235545A JP H11235545 A JPH11235545 A JP H11235545A JP 5754598 A JP5754598 A JP 5754598A JP 5754598 A JP5754598 A JP 5754598A JP H11235545 A JPH11235545 A JP H11235545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paste
piston
peripheral wall
container
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5754598A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Nakayoshi
和己 中吉
Kimio Yamakawa
君男 山川
Katsutoshi Mine
勝利 峰
Osamu Mitani
修 三谷
Minoru Isshiki
実 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Silicone Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP5754598A priority Critical patent/JPH11235545A/ja
Publication of JPH11235545A publication Critical patent/JPH11235545A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵中のペーストの液漏れ、および貯蔵中の
温度変化によるペーストとピストンとの界面での気泡の
形成が抑制されたペースト吐出容器を提供する。 【解決手段】 一端に吐出口を有し、他端に圧力流体供
給源との接続部を有するシリンダー容器の内部に、該容
器内周壁に沿って該シリンダー軸方向へ摺動自在なピス
トンを挿入してなるペースト吐出容器において、該ピス
トンは相互に非連結である2個のピストンからなり、該
吐出口側のピストンは該容器内周壁に平行な外周壁を有
しており、該接続部側のピストンは該容器内周壁に先端
部と後端部のみが密接する外周壁を有することを特徴と
するペースト吐出容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はペースト吐出容器に
関し、詳しくは、貯蔵中のペーストの液漏れ、および貯
蔵中の温度変化によるペーストとピストンとの界面での
気泡の形成が抑制されたペースト吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一端に吐出口を有し、他端に圧力流体供
給源との接続部を有するシリンダー容器の内部に、該容
器内周壁に平行な外周壁を有し、該容器内周壁に沿って
該シリンダー軸方向に摺動自在なピストンを挿入してな
るペースト吐出容器は、この吐出口とピストンとの間に
ペーストを収容した後、これを圧力流体供給源と接続す
ることにより、ペースト状の接着剤、ポッティング剤、
あるいはコーティング剤の塗布に利用されている。
【0003】このようなペースト吐出容器は、ペースト
が比較的低粘度である場合に、これを横置きしたりする
と、貯蔵中にピストンと吐出容器内周壁の隙間からペー
ストが液漏れするという問題があった。このため、シリ
ンダー容器内周壁とピストンとの密接性を向上させ、該
容器内周壁に沿って該シリンダー軸方向へ摺動自在とす
るために、該吐出容器内周壁に先端部と後端部のみが密
接する外周壁を有するピストンを挿入してなるペースト
吐出容器が利用されている。
【0004】しかし、このようなペースト吐出容器にペ
ーストを収容した後、該容器が温度変化を受けた場合に
は、ペーストの収縮により、ペーストとピストンとの界
面に気泡が形成されるという問題があった。このため、
このようなペースト吐出容器によると、気泡がペースト
内部に移動して、ペーストを空打ちしたりして、ペース
トを定量吐出できないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達
した。すなわち、本発明の目的は、貯蔵中のペーストの
液漏れ、および温度変化によるペーストとピストンとの
界面での気泡の形成が抑制されたペースト吐出容器を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端に吐出口
を有し、他端に圧力流体供給源との接続部を有するシリ
ンダー容器の内部に、該容器内周壁に沿って該シリンダ
ー軸方向へ摺動自在なピストンを挿入してなるペースト
吐出容器において、該ピストンは相互に非連結である2
個のピストンからなり、該吐出口側のピストンは該容器
内周壁に平行な外周壁を有しており、該接続部側のピス
トンは該容器内周壁に先端部と後端部のみが密接する外
周壁を有することを特徴とするペースト吐出容器に関す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のペースト吐出容器を詳細
に説明する。本発明のペースト吐出容器において、シリ
ンダー容器は、例えば、図1に示されるように一端に吐
出口を有し、他端に圧力流体供給源との接続部を有する
ものである。この吐出口にはノズル取り付け用の接続機
構を有していてもよく、この接続機構としてはネジ溝が
一般的である。このようなシリンダー容器の材質として
は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アルミニ
ウム、ステンレススチールが例示され、収容されたペー
ストの残量等を確認できることから、ポリエチレン樹脂
やポリプロピレン樹脂であることが好ましい。
【0008】このシリンダー容器の内部には、該容器内
周壁に沿って該シリンダー軸方向へ摺動自在なピストン
が挿入されており、圧力流体供給源からの圧力流体、一
般には、エアーによりペーストを吐出することができ
る。本発明のペースト吐出容器においては、このピスト
ンとして、相互に非連結である2個のピストンを用いて
いることを特徴としている。
【0009】本発明のペースト吐出容器において、吐出
口側のピストンは、ペースト吐出容器内周壁に平行な外
周壁を有するピストンであり、円柱状のピストン、圧力
流体供給源との接続部側が開口した円柱状のピストン、
吐出口側が円錐形状である円柱状のピストンが例示さ
れ、例えば、図2で示されるようなピストンである。こ
のようなピストンは、これのみでは貯蔵中のペーストの
液漏れを防止できないが、貯蔵中の温度変化によるペー
ストの熱収縮に追随してペースト吐出容器内周壁に沿っ
て該シリンダー軸方向へ摺動することができ、ペースト
とピストンとの界面での気泡の形成を抑制することがで
きる。このようなピストンは一般に中高粘度のペースト
を吐出する際に好適に用いられるものである。このピス
トンの材質は限定されず、ポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂、アルミニウム、ステンレススチールが例示
され、シリンダー容器の熱膨張率と近い材質であること
が好ましく、また、ペーストより比重が軽い方が好まし
いことから、ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン
樹脂であることが好ましい。
【0010】また、圧力流体供給源との接続部側のピス
トンは、ペースト吐出容器内周壁に先端部と後端部のみ
で密接する外周壁を有するものであり、鼓状のピスト
ン、ボビン状のピストン、吐出口側が円錐形状である鼓
状のピストン、吐出口側が円錐形状であるボビン状のピ
ストンが例示され、例えば、図3で示されるようなピス
トンである。このピストンは、これのみでは貯蔵中の温
度変化によるペーストの熱収縮に追随してペースト吐出
容器内周壁に沿って該シリンダー軸方向へ摺動すること
ができず、ペーストとピストンとの界面での気泡の形成
を抑制することができないが、貯蔵中のペーストの液漏
れを防止することができる。このようなピストンは一般
に低粘度のペーストを吐出する際に好適に用いられるも
のである。このピストンの材質は限定されず、上記吐出
口側のピストンと同様の材質が例示される。
【0011】本発明のペースト吐出容器において、この
ペーストの種類は限定されず、硬化性のもの、あるいは
非硬化性のものが例示され、硬化性のペーストとして
は、シリコーンゴム系のもの、シリコーン樹脂系のも
の、ウレタン樹脂系のもの、エポキシ樹脂系のもの、ポ
リイミド樹脂系のものが例示される。また、非硬化性の
ペーストとしては、グリース状のもの、糊状のものが例
示される。また、本発明のペースト吐出容器に適用され
るペーストの粘度は限定されず、例えば、25℃におい
て1,000Pa・s以下の粘度のペーストにも適用するこ
とができ、さらに、25℃において100Pa・s以下の粘
度のペーストにも適用することができる。
【0012】本発明のペースト吐出容器は、これを圧力
流体供給装置に接続することにより、ペーストを吐出す
ることができる。このため、本発明のペースト吐出容器
は、例えば、低温で貯蔵したりする必要がある、ダイボ
ンディング剤、ポッティング剤、あるいはジャンクショ
ンコーティング剤を収容するための吐出容器として使用
することができる。
【0013】
【実施例】本発明のペースト吐出容器を実施例により詳
細に説明する。図1で示されるペースト吐出容器におい
て、シリンダー容器1として米国EFD社製のUltr
aシリンジ(容量:30cc、容器の材質:ポリプロピレ
ン樹脂)、吐出口側のピストン2として同社製のフラッ
トウォールピストン30cc用(ピストン材質:ポリエチ
レン樹脂)、圧力流体供給源の接続部側のピストン3と
して同社製のSmooth Flowピストン30cc用
(ピストン材質:ポリエチレン樹脂)を用いた。
【0014】[実施例1]図1で示されるペースト吐出
容器において、ペーストとして、25℃において10Pa
・sのシリコーンゴム系ポッティング剤をシリンダー容器
に室温で30cc程充填した。この際、シリンダー容器内
に空気を抱き込まないように注意して充填した。このペ
ースト吐出容器を、縦置きおよび横置きにしたものをそ
れぞれ−20℃±5℃の冷凍庫内で5ヶ月間静置した
後、室温に戻したが、ピストン2とピストン3の間に隙
間を生じていたものの、ピストン2とポッティング剤と
の界面に気泡は形成されておらず、ピストン3からのポ
ッティング剤の液漏れも生じていなかった。また、この
ペースト吐出容器をエアー式加圧装置に接続してポッテ
ィング剤を吐出したところ、空打ちもなく、一定量のポ
ッティング剤を吐出することができた。
【0015】[比較例1]実施例1において、ピストン
3を用いない以外は同様のペースト吐出容器にシリコー
ンゴム系ポッティング剤を収容した。このペースト吐出
容器を実施例1と同様にして−20℃±5℃の冷凍庫内
で静置したことろ、横置きしたペースト吐出容器では、
1日後にピストン2とシリンジの隙間からポッティング
剤が液漏れしていた。また、ピストン2とポッティング
剤との界面に気泡は形成されていなかった。このペース
ト吐出容器をエアー式加圧装置に接続してポッティング
剤を吐出したところ、空打ちすることはなかったが、ポ
ッティング剤の全量を吐出できなかった。
【0016】[比較例2]実施例1において、ピストン
2を用いない以外は同様のペースト吐出容器にシリコー
ンゴム系ポッティング剤を収容した。このペースト吐出
容器を実施例1と同様にして−20℃±5℃の冷凍庫内
で静置したところ、縦置きおよび横置きしたもの全てに
おいて、冷凍状態では、ポッティング剤とピストン3と
の界面に隙間を生じており、1日後に、これを室温に戻
してもこの隙間は消失せず、気泡となり、ペースト内部
にも混入した。このペースト吐出容器をエアー式加圧装
置に接続してポッティング剤を吐出したところ、空打ち
を頻繁に繰り返した。
【0017】
【発明の効果】本発明のペースト吐出容器は、貯蔵中の
ペーストの液漏れ、および貯蔵中の温度変化によるペー
ストとピストンとの界面での気泡の形成が抑制され、精
度良くペーストを吐出できるという特徴がある。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例である、ペースト吐出容器の一
部破断部を有する斜視図である。
【図2】 本発明のペースト吐出容器における吐出口側
のピストンの一例である、ピストンの斜視図である。
【図3】 本発明のペースト吐出容器における圧力流体
供給源の接続部側のピストンの一例である、ピストンの
斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンダー容器 2 吐出口側のピストン 3 圧力流体供給源の接続部側のピストン 4 ペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峰 勝利 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 三谷 修 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 一色 実 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に吐出口を有し、他端に圧力流体供
    給源との接続部を有するシリンダー容器の内部に、該容
    器内周壁に沿って該シリンダー軸方向へ摺動自在なピス
    トンを挿入してなるペースト吐出容器において、該ピス
    トンは相互に非連結である2個のピストンからなり、該
    吐出口側のピストンは該容器内周壁に平行な外周壁を有
    しており、該接続部側のピストンは該容器内周壁に先端
    部と後端部のみが密接する外周壁を有することを特徴と
    するペースト吐出容器。
JP5754598A 1998-02-23 1998-02-23 ペースト吐出容器 Pending JPH11235545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5754598A JPH11235545A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 ペースト吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP5754598A JPH11235545A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 ペースト吐出容器

Publications (1)

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JPH11235545A true JPH11235545A (ja) 1999-08-31

Family

ID=13058756

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5754598A Pending JPH11235545A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 ペースト吐出容器

Country Status (1)

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JP (1) JPH11235545A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015177908A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社トクヤマデンタル 注出器及び注出器へのペーストの充填方法
KR20190125293A (ko) * 2017-03-13 2019-11-06 나믹스 가부시끼가이샤 충전된 시린지 및 수지 조성물의 보존 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015177908A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社トクヤマデンタル 注出器及び注出器へのペーストの充填方法
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