JPH11235522A - 液体噴出装置および液体噴出方法 - Google Patents

液体噴出装置および液体噴出方法

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JPH11235522A
JPH11235522A JP33648998A JP33648998A JPH11235522A JP H11235522 A JPH11235522 A JP H11235522A JP 33648998 A JP33648998 A JP 33648998A JP 33648998 A JP33648998 A JP 33648998A JP H11235522 A JPH11235522 A JP H11235522A
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gutter
opening
upper opening
stirring shaft
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秀夫 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 攪拌槽およびフラスコなどの槽類の内面を洗
浄し、伝熱面積を保持し、さらに液面の泡層を消泡し、
槽内の液体の蒸発を促進し、かつ、流体を混合する装置
および方法を提供する。 【解決手段】 所定の傾斜角で攪拌軸に固定せしめられ
た樋状体、傾斜角の大きさを調節可能に攪拌軸に取付け
られた樋状体および管体ならびに攪拌軸と同心の中空筒
体をそれぞれ有する液体噴出装置であり、該液体噴出装
置の樋状体もしくは管体または中空筒体を攪拌軸を中心
として回転せしめて該樋状体もしくは管体または中空筒
体の上部開口から液体を噴出せしめ、この液を槽類の内
面および/または液面上の空間に散布せしめて、槽類の
内面を洗浄し、伝熱面積を保持し、さらに液面の泡層を
消泡し、槽類内の液体の蒸発を促進し、かつ、流体を混
合する装置および方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体噴出装置およ
びこの液体噴出装置を使用する液体噴出方法に関わり、
さらに詳細には槽内の液体を該液体表面上の空間に、乃
至は周壁に向けて噴出せしめるための液体噴出装置およ
び液体噴出方法、さらには前記の液体噴出装置を転用す
る液体混合方法に係わる。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】醗酵およ
び培養などにおいて、醗酵液および培養液は発泡性が大
きく、作業中の攪拌によって著しく発泡し作業性を低下
させることが多い。この様な発泡を防止したり、一旦生
成された泡を消すために、シリコンなどの消泡剤が添加
されている。しかしながら、この消泡剤の添加には多額
の費用を要するのみならず、消泡剤自体は異物であるの
で、醗酵および培養などに悪影響を及ぼす危険性が有
り、かつ、製品中に不純物として混入して製品の品質を
低下させ、製品から除去する手間がかかり、また、廃液
中に混入して廃液処理作業を妨害するので、消泡剤の添
加は好ましくない手段であり、極力避けなけらばならな
い手段とされている。
【0003】また、液表面の泡層中で円盤を回転させ、
および、その大きい径の下部開口を液表面の泡層に臨ま
せて円錐台状の中空筒体を回転させるなどのような機械
的手段によって、剪断力で泡を潰して消泡する試みがな
されている。しかしながら、このような手段では、多大
な動力が必要であるのみならず、泡は細分化されるだけ
であって、結局は消泡されないことが多いとの欠点があ
る。
【0004】さらに、攪拌槽の周壁の内周面が、この内
周面に微生物菌体ならびにそれぞれ固体の原料および生
成物などが付着して汚染され、反応収率を低下せしめた
り、攪拌槽周壁の伝熱係数を低下させることが多い。こ
のような場合には、このような付着物を攪拌槽の内周面
から落とすために、攪拌槽内での操作を中止することな
しに攪拌槽の周壁の内周面を洗浄することは実質的に不
可能である。
【0005】また、攪拌槽内の液体の加熱・冷却装置と
して、たとえば、ジャケットならびに蛇管および多管束
が、それぞれ攪拌槽の周壁の外周面および攪拌槽内に設
けられている場合には、攪拌槽内の液体が、たとえば、
蒸発などによって減少し時間の経過に伴って攪拌槽内の
液面が低下し、これらの加熱・冷却装置の伝熱面積を有
効に使用できないことが多い。
【0006】この減少した伝熱面積を増加、回復させる
ためには、槽内に新しい液体を供給して液面を上昇せし
めるとの手段または槽外に設置されたポンプで槽内の残
留液を循環せしめて槽の周壁の内周面に散布する方法が
ある。前者においては、このような槽内への新しい液体
の供給は、これにより、槽内の液体の組成の急激な変化
をもたらし、このような変化に対応して、操作条件の変
更が必要であり、また、製品の品質が変化するなどの欠
点がある。また、後者においては、残留液を循環せしめ
るポンプおよび配管が必要であり、運転停止後には槽内
および配管内に残留液が残るなどの欠点がある。従っ
て、これらは現実には採用し得ない手段である。このよ
うに、この伝熱面積を有効に使用できないとの欠点を解
消するための実用されるべき手段は未だ見出されていな
い。
【0007】さらにまた、攪拌槽内の液体を蒸発せしめ
るには、加熱手段を該液体中に浸漬するか、または、攪
拌槽周壁の外側に装着せしめて、液体を攪拌しつつ、ま
たは攪拌しないで、加熱し該液面から蒸発せしめる方法
があるが、この方法では、加熱手段で加熱された液面上
の空間の熱は有効に利用されず、液体の加熱は加熱手段
との接触面積に限定され、加熱手段の熱は有効に利用さ
れず液体の蒸発速度が遅いとの欠点がある。さらに、2
種類の液体同士を構造が単純な装置で効率よく混合でき
ることが好ましい。
【0008】本発明者らは、従来の攪拌による消泡、攪
拌槽の周壁の内周面および加熱・冷却装置の表面の汚染
および伝熱面積の減少ならびに比重が異なる液体同士お
よび懸濁液などの混合における低い混合率などのような
欠点を、機械的な攪拌のみによって克服して、効率よ
く、かつ、確実に消泡し、攪拌槽の周壁の内周面および
加熱・冷却装置の表面を洗浄し、攪拌槽の周壁の内周面
および加熱・攪拌装置の伝熱面積の減少を防止し、か
つ、比重が異なる液体同士および懸濁液を効率よく混合
し得るべく攪拌翼および攪拌方法について、鋭意研鑚を
重ねた結果、攪拌翼および攪拌方法に関する発明に到達
して特許出願した(特開平6−335627号)。
【0009】この先願発明の攪拌翼は、攪拌軸に装着せ
しめられる取付具に1乃至複数の、管体、樋状体および
板体のような送液体が、好ましくは、斜に固着され、該
送液体はその両端で上部開口および下部開口が開口せし
められている攪拌翼である。しかして、本発明者らは前
記の諸課題を解決すべく、引続き、検討を重ねた結果、
前記の特許出願に係わる発明において次のような課題を
発見し、この課題を解決すべくさらに研鑚を重ねた。す
なわち、前記の先願発明において送液体は、好ましく
は、斜めに固着されているものであって、その傾斜角の
大きさは固定され、可変とされていなかったので、該攪
拌翼の使用目的および条件を変更するには、該攪拌翼の
使用を中止して該攪拌翼を槽外に取り出して傾斜角の大
きさを変更しなければならなかった。
【0010】また、送液体とされる管体は、通常は、腐
食性の大きい液体と接触せしめられることが多いので、
その耐食性を完全なものとするためにその表面には、た
とえば、ポリテトラフルオロエチレンのような合成樹脂
ならびにガラスおよびセラミックスなどの耐食性の大き
い物質でコーティング乃至はライニングされる。しかし
て、このコーティング乃至はライニングにおいてその技
術は、近来、著しく向上せしめられてはいるが、依然と
してピンホールの発生の危険性があり、従って、このピ
ンホール発生の危険性によってコーティング乃至はライ
ニングされた管体の耐食性の確実性は保証し難い。
【0011】この管体の耐食性の確実性を高めるため
に、この管体の使用に先立って、この管体のコーティン
グ層乃至はライニング層(これらの層を総称して以下
ライニング層など と記すこともある)におけるピンホ
ールの有無をこの管体の外周面のみならず、内周面につ
いても検査することが必要である。しかしながら、管体
の内周面におけるピンホールの存在を検査することは極
めて困難であり、また、仮にピンホールを発見しても、
このピンホールを補修することが困難である。ライニン
グ層などにおけるピンホールの存在の検査が容易であ
り、従って、ピンホールの補修が容易であることから、
送液体として樋状体を使用することが好ましい。
【0012】さらに、前記先願特許出願の明細書には送
液体として樋状体を使用する場合について、単に、液体
が該樋状体を上昇し上部開口から排出される旨が記載さ
れてはいるが、樋状体の装着面および装着方向などにつ
いては全く記載されてはいない。
【0013】しかしながら、樋状体の上部開口から排出
された液体を、たとえば、液面の泡層に散布して消泡す
る場合、槽周壁の内周面に散布せしめて該槽周壁の内周
面を洗浄する場合、伝熱面に散布せしめて伝熱面積を確
保し、および/または、洗浄する場合ならびに液面の空
間に散布せしめて蒸発せしめる場合などに使用するに
は、樋状体の上部開口から液体が噴出される距離および
量(以下それぞれ 噴出距離 および 噴出量 と記
す)が大きいことが好ましいことは言うまでもない。
【0014】本発明者らは、噴出液の噴出距離および噴
出量を増大せしめるには、送液体の傾斜角の大きさ、さ
らには、所望によっては偏向角の大きさ選択し、さらに
また、送液体が樋状体の場合には、樋状体の上部開口か
らの液体の噴出距離および噴出量は樋状体の装着面およ
び装着方向などを選択しなければならないことおよびこ
のように改良された液体噴出装置を攪拌槽内の二液の混
合に転用することにより二液を効率よく混合し得るとの
知見を得、この知見に基づいて本発明に到達した。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、本第一発明
は、下端部および上端部のそれぞれに下部開口および上
部開口を有する1乃至複数の樋状体が送液体として取付
具によって攪拌軸に固着せしめられ、該樋状体は、その
傾斜角の大きさが0°より大乃至90°以下に固定さ
れ、かつ、凹面が攪拌軸乃至回転方向に対面せしめられ
てなり、該樋状体の下部開口を液面下に沈め該樋状体の
上部開口を液面から露出せしめて該樋状体を攪拌軸を中
心として回転せしめ、該樋状体の液体浸漬部での液体を
該樋状体内を通過せしめ、該樋状体の上部開口から該液
体を噴出せしめることを特徴とする液体噴出装置であ
る。
【0016】本第二発明は、下端部および上端部のそれ
ぞれに下部開口および上部開口を有する1乃至複数の樋
状体が送液体として取付具によって攪拌軸に装着せしめ
られ、該樋状体は、その傾斜角の大きさが0°より大乃
至90°以下の範囲内で調節可能とされ、かつ、凹面が
攪拌軸乃至回転方向に対面せしめられてなり、該樋状体
の下部開口を液面下に沈め該樋状体の上部開口を液面か
ら露出せしめて該樋状体を攪拌軸を中心として回転せし
め、該樋状体の浸漬部での液体を該樋状体内を通過せし
め、該樋状体の上部開口から該液体を噴出せしめること
を特徴とする液体噴出装置である。
【0017】本第三発明は、下端部および上端部のそれ
ぞれに下部開口および上部開口を有する1乃至複数の管
体が送液体として取付具によって攪拌軸に装着せしめら
れ、該管体は、その傾斜角の大きさが0°より大乃至9
0°以下の範囲内で調節可能とされ、該管体の下部開口
を液面下に沈め該管体の上部開口を液面から露出せしめ
て該管体を攪拌軸を中心として回転せしめ、該管体の液
体浸漬部での液体を該管体内を通過せしめ、該管体の上
部開口から噴出せしめることを特徴とする液体噴出装置
である。
【0018】本第四発明は、前記の本第一発明、本第二
発明および本第三発明のそれぞれの液体噴出装置の送液
体を、その下部開口を液面下に沈め、その上部開口を液
面から露出せしめて、攪拌軸を中心として回転せしめ、
該送液体の液体浸漬部での液体を該送液体内を通過せし
め、該送液体の上部開口から噴出せしめることを特徴と
する液体噴出方法である。本第四発明において送液体の
上部開口から噴出せしめられた噴出液は、たとえば、液
体の表面の泡層の消泡、容器周壁の内周面の洗浄、伝熱
面積の確保および/または洗浄ならびに液体上面の空間
での液体の蒸発などのそれぞれに使用される。
【0019】本第五発明は、攪拌軸に固着せしめられた
板体の取付具に樋状体が一体にされおり、かつ、この樋
状体の上部開口および下部開口の両者が液体内に浸漬せ
しめられる液体噴出装置であり、また、この液体噴出装
置を使用する液体混合方法である。
【0020】本第六発明は、無底の中空筒体が送液体と
して取付具によって攪拌軸と同心に攪拌軸に取付けられ
てなる液体噴出装置であり、この液体噴出装置を使用し
て、中空筒体の上部開口から液体を液面の上方に噴出せ
しめる液体噴出方法および中空筒体の上部開口から下層
液を噴出せしめて二液を混合する液体混合方法である。
本発明において特に断らない限りは、「上」および
「下」は、それぞれ「液底に近い位置」および「液底か
ら遠い位置」と定義される。
【0021】
【発明の実施の態様】取付具は、1乃至複数の送液体で
ある樋状体および管体のそれぞれを攪拌軸に装着せしめ
るためのものであればよく、その形状および材質などに
特に制限はない。取付具は、棒状体、角材、形鋼および
孔が穿設された板状体(以下 穿孔板状体 と記すこと
もある)、または、穿孔されていない板状体(以下 非
穿孔板状体 と記すこともある)などである。これらの
穿孔されていない板状体および穿孔板状体は、液体中で
回転させるときに流体抵抗が過大とならないように攪拌
軸に取付けられることが好ましい。
【0022】これらの棒状体、角材、形鋼、穿孔板状体
および非穿孔板状体は、それぞれ、回転平面のほぼ半径
上または直径上に位置せしめられている。また、これら
の棒状体、角材、形鋼、多孔板、穿孔板状体および非穿
孔板状体などは、1個でもよいが、複数とすることもで
き、複数の場合には、通常は、同一な回転平面上に配設
してもよく、また、互いに異なる回転平面上に配設して
もよい。1個の取付具に1乃至複数の送液体が取付けら
れる。
【0023】1個の取付具に取付けられる送液体の数、
1個の取付具に1個の送液体が取付けられる場合の1個
の送液体の取付位置ならびに1個の取付具に複数の送液
体が取付けられる場合の送液体同士の間隔および取付位
置は、液体の粘度、送液体の種類、送液体の太さ、容器
自体の径、攪拌軸と送液体とのなす角および送液体の上
部開口から噴出せしめられた液体(以下 噴出液 と記
すこともある)の用途ならびに被混合液の種類などによ
り、適宜、選択される。
【0024】送液体である樋状体は、通常は、鉄および
ステンレスなどの金属製でその表面が、たとえば、ポリ
テトラフルオロエチレンのような合成樹脂ならびにガラ
スおよびセラミックなどの耐食性の大きい物質でコーテ
ィング乃至ライニングされているものが好ましいが、耐
食性の大きいプラスチック製および金属製などならびに
ガラス製およびセラミック製などの耐食材製であっても
よい。
【0025】樋状体は、円筒体および角筒体などの中空
体である管体が、その周壁において一部が長軸線方向に
欠除せしめられて開口(この開口を以下 上面開口 と
記すことがある)とされたものに相当し、その中間部の
横断面(長軸線に垂直な断面以下同様)ならびに上端縁
および下端縁のそれぞれにおける上部開口および下部開
口のそれぞれの形状には、特に制限はなく、左右対称の
形状および左右非対称の形状(以下それぞれ 対称形状
および非対称形状 と記すこともある)のいずれにする
ことができるが、実用上、前者が好ましい。
【0026】対称形状の代表例として、一部の円弧が欠
損せしめられた円周(以下 欠損円周 と記すこともあ
る)、半円周、半長円周、半楕円周、U字形、V字形な
らびに台形、正方形、長方形、正八角形の第1頂点と第
5頂点とを結ぶ直線で二等分された変形五角形および正
八角形の第1辺と第5辺のそれぞれの中点を結ぶ直線で
二分された変形六角形などの多角形ならびにこれらの多
角形の頂角を丸めおよび/または辺を外方に小さい曲率
で弯曲せしめた形状(以下 実質的多角形 と記すこと
もある)の一辺を欠く形状などを挙げることができる。
【0027】非対称形状の代表例として、前記の対称形
状の二つの開口周縁に相当する端(以下 開口端 と記
すこともある)の一方の周または辺を延長せしめた形状
などがある(これらの対称形状および非対称形状を以下
開放形状 と記すこともある)。また、等辺山形鋼、
H形鋼および横断面形状が正方形乃至は長方形の四角形
または円形のC形鋼などを樋状体とすることができる。
就中、C形鋼が好ましい。等辺山形鋼は頂角が直角で二
辺が互いに実質的に等しいV字形の開口を有する樋状体
とされる。H形鋼はそれぞれ一辺を欠く正方形または長
方形の開口を有する樋状体とされる。横断面形状が四角
形のC形鋼は一辺の一部を欠く四角形の開口を有する樋
状体とされ、横断面形状が円形のC形鋼は欠損円周部分
が開口とされた樋状体とされる。さらに、樋状体は、そ
れ自体公知のコーティング乃至ライニングにおけるよう
に、コーティング乃至ライニングに先立って、上面開口
縁を丸めまたは円柱状に膨出せしめることが好ましい。
【0028】樋状体の上部開口および下部開口のそれぞ
れの形状および大きさは、互いに同一でもよく、互いに
相違していてもよい。上部開口の面積が下部開口の面積
よりも小さいことが好ましい。樋状体の上部開口および
下部開口のそれぞれの開口面積は、液体が樋状体の凹面
を通過し得る面積として定義される。
【0029】樋状体の上部開口および下部開口のそれぞ
れの開口面積は、これらの上部開口および下部開口のそ
れぞれの形状が左右対称の開放形状である場合には、こ
れらの形状と両開口端を結んだ直線とで囲まれた閉鎖形
状の面積であり、これらの上部開口および下部開口のそ
れぞれの形状が非対称の開放形状である場合には、これ
らの形状とその延長部端と他の開口端とを結んだ直線と
で囲まれた非対称の閉鎖形状の面積乃至これらの形状と
延長部を除外した両開口端を結んだ直線とで囲まれた対
称な閉鎖形状の面積である。
【0030】樋状体の側面の形状(以下 側面形状 と
記すこともある)には特に制限はないが、通常は、直
線、上方向または下方向に膨出せしめるように小さい曲
率で弯曲せしめられた曲線ならびに直線および前記の曲
線の上端および/または下端がさらに水平方向に延長せ
しめられたS字状とされる。曲線としては放物線が好ま
しい。樋状体の作成が容易であることから、就中、直線
が好ましい。また、噴射距離および/または噴射量を増
大せしめ得ることからは下方向に弯曲せしめて膨出せし
められた曲線が好ましく、下方向に弯曲せしめて膨出せ
しめられた放物線が特に好ましい。
【0031】正面から見た形状(以下 正面形状 と記
すこともある)には特に制限はないが、通常は、直線、
小さい曲率で横方向(樋状体の回転平面に平行な方向
以下同様)に弯曲せしめられた曲線ならびに直線および
前記の曲線の上端および/または下端がさらに横方向に
延長せしめられたS字状とされるが、就中、直線が好ま
しい。
【0032】また、上方または下方から見た形状(以下
平面形状 と記すこともある)も、前記の側面形状お
よび正面形状のそれぞれと同様に特に制限はなく、直
線、小さい曲率で樋状体の回転方向または反回転方向に
向けて弯曲せしめられた曲線ならびに直線および前記の
曲線の上端および/または下端がさらに横方向に円周に
向けて延長せしめられたS字状とされるが、就中、直線
が好ましい。樋状体の長さには特に制限はなく、取付具
に取付けられる複数個の樋状体の長さは互いに同一でも
よく、また、互いに相違していてもよい。
【0033】樋状体の上部開口から液体を霧状に、微小
液滴または細流として噴出せしめるために、樋状体の上
部開口の全体を多数の孔が穿設された多孔板および網の
それぞれで覆うことができ、しかも好ましい。多孔板
は、多数の孔が、規則正しく、または、不規則に穿設さ
れていればよく、孔の形状および数などには特に制限は
ない。孔の形状の代表例には、円、楕円、正方形および
長方形などがある。
【0034】また、樋状体は、その上部開口が該樋状体
の内周面に沿う間隙を空けて板体で塞がれていてもよ
い。さらに、樋状体の上面開口を着脱可能で、不透明乃
至は透明な蓋で塞ぐことができる。さらにまた、樋状体
の上部開口から噴出せしめられた液の方向を急激に転換
せしめるために、上部開口から離隔せしめて反射板を設
けることができる。
【0035】また、樋状体は、液体を上昇せしめ得るこ
とを限度として捻曲され、またはその長軸線の周囲を回
動せしめられていることを妨げない。この場合に、樋状
体が捻曲または回動せしめられる角度は、樋状体の開口
形状および傾斜角の大きさ、容器内の液の粘度ならびに
樋状体の回転速度などによって適宜選択される。
【0036】後者の場合に、樋状体を取付具に回動可能
に装着することもできる。この場合には、樋状体を任意
の偏向角に向けてから固着することすることもできる
し、または、樋状体の回転速度に応じて自動的に回動せ
しめることもできる。この場合には、樋状体は回動自在
に攪拌軸に装着される。
【0037】樋状体は、その長軸線が、取付具の取付け
方向に相当する回転平面の半径方向と一致して取付具に
取付けられていてもよく、また、前記の半径方向とは異
なる方向で偏心せしめられて装着されていてもよい。樋
状体が偏心せしめられて取付けられる場合には、樋状体
の長軸線は取付具の取付け方向に相当する回転平面上の
半径方向と平行とされていてもよく、または、斜めとさ
れていてもよい。また、斜に取付けられた複数の樋状体
はその下端部が攪拌軸近辺で互いに交叉せしめられてい
てもよい。
【0038】さらに、樋状体は、その凹面は攪拌軸乃至
回転方向に対面せしめてられて攪拌軸に取付具を介して
取付けられる。攪拌軸に対する樋状体の凹面の向きの程
度は偏向角の大きさによって示される。偏向角は力学に
おける偏角と同様に定義される。樋状体の開口または樋
状体の回転平面での断面において回転方向に従って先行
順に任意に選択された三点をそれぞれA、BおよびCと
し、前記の樋状体の開口または断面と同一平面上の回転
軸(攪拌軸の中心 以下同様)をDとした場合に、これ
らの点A、BおよびCならびにDは次の条件を満足する
ものである。すなわち、(1) B〜D間の距離≧C〜D間
の距離であり、かつ、(2) 線分ABと線分BDとのなす
角ABDおよび線分BCと線分BDとのなす角CBDを
それぞれθ1およびθ2とすれば、θ1およびθ2のそれぞ
れは、点Bを中心として樋状体を時計回転方向(右廻
り)に回転せしめた場合には正号(+)が付され、他
方、反時計回転方向(左廻り)に回転せしめた場合には
負号(−)が付され、樋状体が回転軸Dを中心として時
計回転方向に回転せしめられる場合には、−75°≦θ
1≦10°および−75°≦θ2≦110°とされ、ま
た、樋状体が回転軸Dを中心として反時計回転方向に回
転せしめられる場合には、−110°≦θ1≦75°お
よび−110°≦θ2≦75°とされる。しかして、偏
向角の大きさは(θ1+θ2)/2で表わされる。従っ
て、θ1とθ2とのそれぞれの絶対値が互いに等しい場合
には偏向角が零となる。
【0039】偏向角の大きさは、樋状体自体の形状およ
び開口形状、上部開口と下部開口との開口面積比ならび
に噴出液の用途などによって前記の範囲内で適宜選択さ
れる。なお、樋状体の取付具への取付けに際しては、取
付具が樋状体の凹面内での液体の上昇を妨げてはならな
い。
【0040】樋状体は取付具に所定の大きさの傾斜角で
固着され、または傾斜角(樋状体の長軸線と樋状体の回
転平面とのなす角 以下同様)の大きさを任意に調節で
きるように装着されるが、後者が好ましい。この固着
は、嵌着、溶接、接着などの常法によることができる。
【0041】しかして、樋状体は、その傾斜角の大きさ
が0°よりも大乃至90°以下とされ、その下部開口が
上部開口よりも攪拌軸に接近せしめられているか乃至は
攪拌軸から下部開口および上部開口までの距離は互いに
等しくされるが、実用上、前者が好ましい。後者の場合
には、樋状体の下部開口を閉塞することが好ましい。こ
の場合にも該樋状体の液体浸漬部での液体は該樋状体内
を上昇せしめられる。樋状体の傾斜角の大きさは、樋状
体自体の形状および開口形状、上部開口と下部開口との
開口面積比、液の種類、送液体の回転速度、噴出液の所
望の噴出距離および噴出量ならびに噴出液の用途などに
応じて適宜選択されるが、通常は、15〜80°程度が
好適である。
【0042】傾斜角の大きさを調節できるように樋状体
を攪拌軸に装着するためには、たとえば、樋状体の下端
部を攪拌軸に蝶着し、縦方向(攪拌軸の軸線方向 以下
同様)移動手段または横方向(回転平面と平行な方向)
移動手段によって、樋状体の上部開口を回転平面の半径
に沿って移動せしめ得るように装着すればよい。前記に
おいて、樋状体の上部開口の移動が縦方向移動手段によ
るものおよび横方向移動手段によるものを、以下では、
それぞれ縦方式および横方式と記すこともある。
【0043】さらに、樋状体は折曲自在および/または
伸縮自在とされていてもよい。樋状体を折曲自在とする
には、たとえば、可撓性の材料で樋状体を作成してもよ
く、または、その長軸線について複数に分割された複数
の樋状体(分割された樋状体を以下 樋片 と記すこと
もある)を関節材で連設せしめてもよい。また、樋状体
を伸縮自在とするには、たとえば、複数の樋片を、互い
に摺動可能に連設せしめることによって可能とされる。
【0044】前記の樋状体は、複数が取付具に固着され
る場合には、これらの複数の樋状体は互いに独立とされ
ていてもよく、また、互いに一体とされていてもよい。
取付具に一体とされた樋状体の代表例として、たとえ
ば、板体を取付具とし、取付具とされた板体の水平では
ない相対する辺部が、辺に沿って辺と実質的に平行に折
曲げられ、または、下部頂角部を折込んで辺に沿って折
曲げられ、板体の水平ではない相対する辺の端縁に樋状
体がその上面開口側縁を衝き合わせて接続せしめられ、
または、板体の水平ではない相対する辺の端縁に任意な
角度で三角形または四角形の平板体または小さな曲率で
外方に弯曲せしめられて弯曲板体が接合せしめられて形
成された樋状体などを挙げることができる。
【0045】また、この場合に、取付具とされる板体
は、通常は、好適には、三角形ならびに逆台形、長方形
および正方形などの四角形の平板とされるが、それ以外
の形状の板体とすることを妨げない。このようにして形
成せしめられた樋状体において、上部開口および下部開
口のそれぞれの形状は非対称形状である。取付具とされ
た板体は攪拌翼として作用する。この板体における流体
抵抗が過大とならないように板体に孔を穿設してここで
の流体抵抗を低減せしめることができ、かつ、好まし
い。
【0046】なお、容器内の液の腐食性がないか乃至は
小さい場合には、前記の傾斜角の大きさを任意に調節で
きるように装着される樋状体の替りに、管体を装着する
ことがもできる。この管体は、前記の樋状体と同様にコ
ーティング乃至はライニングされていることが好ましい
が、強いてコーティング乃至はライニングされている必
要はない。また、管体の上部開口には、前記の樋状体の
上部開口におけると同様に、網もしくは多孔板、内周面
に沿う間隙を空ける板体および/または反射板を設ける
ことができる。
【0047】その開口および横断面のそれぞれの形状に
は特に制限はないが、円、楕円および長円の円類、正方
形、長方形、五角形および六角形などの多角形ならびに
これらの多角形の頂角が丸められおよび/または辺が外
方に小さい曲率で弯曲せしめられた形状(以下 実質的
な多角形 と記すこともある)などが好ましい。管体の
上部開口および下部開口は、それぞれ、管体の底面であ
ってもよく、また、底面を底板で塞いで管体周壁の端部
に孔を穿設して形成せしめることができる。
【0048】送液体が取付けられた取付具は、攪拌軸に
固着され、または、摺動可能に装着されて、該送液体を
その下部開口を液面下に沈め、その上部開口を液面から
露出せしめて、攪拌軸を回転せしめて送液体を回転せし
めることにより、送液体の液体浸漬部での液体は、遠心
力により、送液体内を上昇せしめられ、上部開口から噴
出せしめられ、これとともに送液体の液面下にある部分
で液体は攪拌される。また、送液体内の液体の流路に相
当する部分の任意の中間部に穿孔し、この孔から液体を
噴出せしめることもできる。さらにまた、穿設された孔
の外側に回転平面の円周に向けて噴出管を設けることも
できる。噴出管の先端にノズルさらには網および多孔板
などを設けることもできる。
【0049】本発明の液体噴出装置において、送液体
は、取付具によって攪拌軸に固着せしめられ、または、
摺動可能に装着せしめられる。この固着の手段には特に
制限はなく、たとえば、嵌着、螺着、溶着および接着な
どのいずれでもよい。
【0050】固着せしめる場合には、攪拌軸に1個乃至
は攪拌軸の長軸線方向に複数の取付具を装着せしめるこ
とができる。また、後者の場合には上段の送液体の下部
開口とその下段の送液体の上部開口とは、攪拌軸の長軸
線方向について互いに重複せしめられていることが好ま
しい。さらに、同一回転平面に複数の取付具を取付ける
こともできる。
【0051】また、摺動可能に装着するには、たとえ
ば、攪拌軸の表面に、その長軸線に沿って条溝または突
起もしくは突条を設け、取付具には、この攪拌軸の表面
の条溝または突起もしくは突条と嵌合・摺動せしめられ
る突起もしくは突条または条溝を設けることによって可
能である。
【0052】さらに、攪拌軸に摺動可能に装着された取
付具は、自動的に、または、手動によって移動させるこ
とが可能である。たとえば、取付具に浮子を配設して液
面上に浮上させて、槽内の液面の上下動に対応して自動
的に移動させることができるし、また、槽外からの遠隔
操作によって上下動させ、かつ、所定の位置に停止させ
ることもできる。また、この取付具を槽の外部に連絡す
るワイヤで吊り下げて、槽外のワイヤーを緊張、弛緩さ
せることにより手動で上下動させることもできる。
【0053】前記の浮子は、取付具として兼用すること
もできる。また、浮子は、攪拌時において、流体抵抗を
極力小さくするような形状および構造とされることが好
ましい。本発明の液体噴出装置において、送液体の液体
浸漬部分は攪拌翼として作用するが、該送液体ととも
に、たとえば、タービン翼、プロペラ、ピッチ付平羽
根、平羽根ディスクタービン、平羽根、弯曲羽根、ファ
ウドラー型羽根およびブルマージン型羽根などの他の攪
拌翼が併設されていてもよい。また、取付具自体も攪拌
翼として作用する。
【0054】本発明の液体噴出装置はその大きさには特
に制限はなく、たとえば、フラスコ内などで使用される
実験室的な小規模のもの乃至工場の製造装置での大型の
タンク内などで使用される大規模のものなど任意な大き
さとすることができる。フラスコ内に装着される本発明
の液体噴出装置は縦方式で傾斜角の大きさが調節可能と
されたものであることが好ましい。
【0055】送液体の上部開口から噴出せしめられた噴
出液は次のような種々の用途に使用される。すなわち、
たとえば、(イ) 液面の泡層に散布せしめて消泡する。
(ロ) 槽周壁の内周面に散布せしめて該槽周壁の内周面を
洗浄する。(ハ) 槽内の液面が低下した場合に、槽周壁の
外周面にジャケットが設けられている槽では伝熱面であ
る槽周壁の内周面ならびに槽内に蛇管および多管束など
が設けられている槽では伝熱面である該蛇管および多管
束などのそれぞれの表面に散布して伝熱面積を確保し、
および/または洗浄する。(ニ) 液面上の空間に散布せし
めて液体を蒸発せしめる。 などがある。
【0056】噴出液を液面での消泡および液面上の空間
での液体の蒸発のそれぞれに使用する場合には、1個の
取付具に1乃至複数の送液体が回転平面の半径方向に、
噴出液が高く噴出せしめられるように、傾斜角は送液体
の回転速度(回転平面における周速度)に応じて選択さ
れる。なお、噴出液を液面での消泡に使用する場合に
は、送液体の上部開口から離隔して設けられた反射板に
よって該上部開口からの噴出液の方向を液面上へ急激に
転換せしめることができる。
【0057】また、噴出液が液面に満遍なく散布される
ように、1個の取付具に複数の送液体を取付けることが
好ましい。なお、液面での消泡に使用する場合には、直
径上の取付具において、各取付具に取付けられる送液体
は、それらの軌跡が互いに重複しないように取付けられ
ることが好ましい。
【0058】噴出液を、槽周壁の内周面の洗浄および/
または伝熱面とされている槽周壁の伝熱面積の確保に使
用する場合には、1個の取付具に、その先端で、送液体
の上部開口が該内周面から噴出液の噴出距離以内に接近
せしめられて送液体を1個設けるだけでよい。
【0059】また、槽内に設けられた蛇管および多管束
などの加熱・冷却装置の伝熱面の伝熱面積の確保および
/または洗浄に使用する場合には、1個の取付具に、送
液体の上部開口が該伝熱面から噴出液の噴出距離以内に
接近せしめられて送液体を1個設けるだけでよい。
【0060】攪拌軸に固着せしめられた板体の取付具と
一体にされた樋状体を有する本発明の液体噴出装置(以
下 一体型液体噴出装置 と記すこともある)は、取付
具である板体それ自体はこれを回転せしめた場合の攪拌
作用が大きいので、この一体型液体噴出装置を攪拌槽内
の二液の混合に好適に使用することができる。
【0061】すなわち、この一体液体噴出装置の樋状体
を攪拌槽内の液体に浸漬せしめ、樋状体または管体の下
部開口および上部開口のそれぞれを下層液および上層液
に開口せしめ、攪拌軸を中心として樋状体または管体を
回転せしめ、下層液を樋状体内または管体内を上昇せし
めて該上部開口から下層液を噴出せしめるとともに、板
体である取付具により液体を攪拌することにより攪拌槽
内の二液は効率よく混合される。ここで混合される下層
液および上層液は、比重が互いに異なる液体および固体
含有率が互いに異なる懸濁液などである。
【0062】本発明において、取付具によって攪拌軸に
攪拌軸と同心に取付けられた中空筒体を送液体とするこ
とができる。中空筒体の好適な代表例として中空円筒お
よび中空逆円錐台体を挙げることができるが、それ以外
の中空多角形筒体および周壁が小さい曲率で外方に膨出
せしめられ、または、内方に陥入せしめられた中空円錐
台体とすることもできる。中空筒体の下端および上端の
それぞれの周壁内周面が、それぞれ下部開口および上部
開口とされる。
【0063】中空筒体の周壁と回転平面とのなす角が傾
斜角とされる。傾斜角の大きさは前記の樋状体および管
体のそれぞれが送液体とされた液体噴出装置におけると
同様であり、中空逆円錐台体においては、通常は15〜
80°程度が好適である。中空筒体の周壁に孔を穿設
し、この孔から液体を噴出せしめることができる。ま
た、この孔の外側に回転面の円周に向けて、その先端に
ノズルが設けられまたはノズルが設けられていない噴出
管を付設することができる。
【0064】この中空筒体の下部開口を液面下に沈め、
上部開口を液面から露出せしめ、該中空筒体を攪拌軸を
中心として回転せしめることにより、液体は中空筒体の
周壁内面を旋回しつつ上昇せしめられて上部開口および
所望により穿設された孔のそれぞれから、液面上方の空
間に噴出せしめられる。
【0065】また、中空筒体を液体中に浸漬せしめ、該
中空筒体の下部開口および上部開口のをそれぞれ下層液
および上層液に開口せしめ、該中空筒体を攪拌軸を中心
として回転せしめることにより、下層液は中空筒体の周
壁内面を旋回しつつ上昇せしめられて上部開口および所
望により穿設された孔のそれぞれから噴出せしめられ、
上層液と混合される。
【0066】本発明の液体噴出方法および液体混合方法
のそれぞれにおいて、送液体の回転速度は、液の種類、
送液体の形状および太さおよび噴出液の用途ならびに被
混合液の種類などによって、適宜、選択され得る。
【0067】
【実施例】本発明を、図面で示された実施例によって、
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。これらの図面は本発明の原理
を示すための模式図であって、相対的な大きさなどは正
確に表わされていない。
【0068】図1は、各樋状体が取付具によって攪拌軸
に固着して装着せしめられた液体噴出装置を示してい
る。図1において、aは平面図であり、bはaに示され
た液体噴出装置のB−B切断部断面図である。但し、a
では攪拌軸は横断部端面が示されている。この液体噴出
装置において、樋状体 1が取付具 2によって攪拌軸 3に
固着せしめて装着せしめられている。
【0069】樋状体 1はその中間部ならびに上部開口お
よび下部開口のそれぞれの横断面の形状は半円周であっ
て、円筒をその底面の中心を含む面で縦断した形状(底
面の中心を含み長軸線方向に切断することを以下 半截
と記す)に相当する。この切断面が上面開口である。
また、樋状体 1はその上方がほぼ水平に円周に向けて延
長せしめられている。取付具 2は、中心角90°で放射
状に中心環21に固着された板体22,…,22であり、その先
端には樋状体 1を保持するための保持具23が設けられて
いる。しかして、中心環21には攪拌軸3が挿通せしめら
れ、取付具 2は攪拌軸 3に固着されている。
【0070】板体22は、その先端が斜めとされた細長い
台形の平板であり、その表面が攪拌軸の長軸線方向に平
行とされている。保持具23は、前記の樋状体 1の外周半
径と等しい内周半径を有する円筒である。樋状体 1は取
付具 2の保持具23に挿入されて固着され、下部開口11が
上部開口12よりも攪拌軸 3に接近せしめられ、かつ、凹
面および上面開口を攪拌軸に向けて内面せしめられてお
り、該取付具2の保持具23は該凹面内での液の上昇を妨
げることはない。しかして、樋状体の傾斜角は、約60
°とされている。
【0071】この液体噴出装置は、樋状体 1の下部開口
11を液面下に沈め、上部開口12を液面から露出せしめ
て、攪拌軸 3を回転せしめて樋状体 1を回転せしめるこ
とにより、液体は遠心力により、樋状体 1の液体浸漬部
での液は樋状体 1の上部開口12に向けて凹面内を上昇せ
しめられ、上部開口12から噴出せしめられ、これととも
に、樋状体の液面下にある部分によって、液体は攪拌さ
れる。
【0072】図2は、樋状体の代表例を示している。図
2において、a、bおよびcは、それぞれ樋状体の側面
図、斜め上方(aにおける矢印方向)から見た正面図お
よび斜視図である。図2で示された樋状体 1は、ほぼ、
縦長の無底の半截中空円錐台状であり、中間部ならびに
下部開口11および上部開口12のそれぞれにおける横断面
形状は、いずれも、半円周状である。また、側面形状は
中間部が直線状であり、かつ、下端および上端がそれぞ
れ回転平面の中心方向および円周方向にほぼ水平に延長
せしめられて、全体として縦長のS字状とされている。
【0073】図3は、樋状体の他の例を示している。図
3において、aおよびbはそれぞれ樋状体の側面図およ
び斜め上方(aにおける矢印方向)から見た正面図であ
る。図3で示された樋状体 1は、ほぼ、縦長の無底の半
截円筒状であり、中間部ならびに下部開口11および上部
開口12のそれぞれにおける横断面の形状は、いずれも、
半円周状である。また、側面形状は小さい曲率で下方向
に膨出せしめて弯曲せしめられた放物線状である。
【0074】図4は樋状体の開口部における横断面の形
状を示し、これらは全て対称形状である。なお、中間部
の横断面形状においても同様である。イは半円周、ロは
長軸で二等分された半楕円、ハはU字形、ニは頂角が鈍
角であるV字形、ホは逆台形(上底−短辺−および下底
−長辺−をそれぞれ下および上にした台形 以下同
様)、ヘは長方形、トは正八角形の第1頂点と第5頂点
とを結ぶ直線で二等分された変形五角形およびチは正八
角形の第1辺と第5辺のそれぞれの中点を結ぶ直線で二
等分された変形六角形である。
【0075】リ、ヌ、ルおよびオは、樋状体とされた等
辺山形鋼、横断面形状が長方形のC形鋼、横断面形状が
円形のC形鋼およびH形鋼のそれぞれの横断面形状を示
している。しかして、これらの樋状体において開口端1
3,14の間が開口端縁15であり、また、開口面積は、これ
らの樋状体の周面と開口端縁15とで囲まれた形状の面積
である。
【0076】図5は樋状体の開口部における横断面形状
を示し、これらは全て非対称形状である。なお、中間部
の横断面形状においても同様である。これらの非対称形
状は、前記図4に示された対称形状における一方の開口
端の周または辺を延長せしめた形状であって、図5にお
けるイ乃至チは、図4におけるイ乃至チのそれぞれ対応
する。
【0077】すなわち、たとえば、図5イは、図4イの
半円周の開口端14が上方に、開口端14における接線方向
に延長部端16まで延長せしめられた形状とされている。
また、図5トは、図4トの変形五角形の開口端14を上方
に、開口端14における辺がそのまま延長部端16まで延長
せしめられた形状とされている。また、図5において、
ワおよびカは、イおよびリにそれぞれ対応し、上面開口
縁が円柱状に膨出せしめられた樋状体の横断面形状をそ
れぞれ示している。
【0078】しかして、これらの樋状体において開口端
13と延長部端16との間が開口端縁17である。また、開口
面積は、樋状体の周面の対称形状とその前記の開口端15
とで囲まれた面積乃至樋状体の非対称形状の周面と該上
面開口端17とで囲まれた面積である。
【0079】図6は、多孔板で覆われた樋状体の上部開
口を示している。すなわち、図6イに示された樋状体 1
の半円形の上部開口12を覆う多孔板 4は、該上部開口12
に相当する半円形であって、複数の円形の小孔41,…,41
が不規則に穿設されている。また、図6ロに示された樋
状体 1の2個の頂角が丸められた実質的な長方形の上部
開口12を覆う多孔板 4は、該上部開口12に相当する頂角
が丸められた実質的な長方形であって、複数の細長い長
方形の孔42,…,42がその長軸線を互いに平行に規則正し
く穿設されている。
【0080】図7は、上部開口の内周面に沿う間隙を空
けて板体で覆われた樋状体の上部開口を示している。す
なわち、図7イにおいて、樋状体 1の上部開口12は半円
形で、板体 5の形状は、該樋状体 1の上部開口12の半円
形の直径と等しい長さの長軸を有する半楕円形であり、
間隙18の形状は三日月状である。また、図7ロにおい
て、樋状体 1の上部開口12は2個の頂角が丸められた実
質的な長方形で、板体 5の形状は、長辺が該樋状体 1の
上部開口12の実質的な長方形の長辺の長さと等しく、短
辺が樋状体 1の上部開口12の実質的な長方形の短辺の長
さよりも短くされた長方形であり、間隙18の形状は2個
の頂角が丸められた細長い実質的な長方形である。
【0081】図8は、上部開口から離隔せしめて反射板
が設けられた樋状体を示している。図8において、aは
この樋状体の平面図、bはaで示された樋状体のB−B
切断部断面図である。すなわち、樋状体 1の上部開口12
から離隔せしめて該樋状体 1の長軸線方向に対して垂直
に長方形の反射板 6が設けられている。しかして、反射
板 6は連絡杆61を介して樋状体 1を取付具 2に取付ける
ための保持具23に装着されている。
【0082】図9によって偏向角を説明する。すなわ
ち、樋状体 1の開口または樋状体 1の回転平面での断面
において回転方向に従って先行順に任意に選択された三
点をそれぞれA、BおよびCとし、前記の樋状体の開口
または断面と同一平面上の回転軸(攪拌軸の中心 以下
同様)をDとした場合に、これらの点A、BおよびCな
らびにDは次の条件を満足するものである。すなわち、
(1) B〜D間の距離≧C〜D間の距離であり、かつ、
(2)線分ABと線分BDとのなす角ABDおよび線分B
Cと線分BDとのなす角CBDをそれぞれθ1およびθ2
とすれば、θ1およびθ2のそれぞれは、点Bを中心とし
て樋状体を時計回転方向(右廻り)に回転せしめた場合
には正号(+)が付され、他方、反時計回転方向(左廻
り)に回転せしめた場合には負号(−)が付され、樋状
体が回転軸Dを中心として時計回転方向に回転せしめら
れる場合には、−75°≦θ1≦10°および−75°
≦θ2≦110°とされ、また、樋状体が回転軸Dを中
心として反時計回転方向に回転せしめられる場合には、
−110°≦θ1≦75°および−110°≦θ2≦75
°とされる。しかして、偏向角の大きさは(θ1+θ2
/2で表わされる。従って、θ1とθ2とのそれぞれの絶
対値が互いに等しい場合には偏向角が零である。
【0083】図10は、回動自在に攪拌軸に装着された
樋状体の斜視図である。すなわち、樋状体 1の下部開口
11にはその開口端 111と 112とを結ぶ下部支持体 113が
設けられており、また、上部開口12にもその開口端 121
と 122とを結ぶ上部支持体 123が設けられている。下部
支持体 113および上部支持体 123には、それぞれその中
央に丸棒が下部支持棒 114および上部支持棒 124として
樋状体 1の長軸線方向に固着されている。
【0084】攪拌軸 3に下部取付具 221および上部取付
具 222が攪拌軸 3に対して垂直に半径方向に固着されて
いる。しかして下部取付具 221および上部取付具 222は
いずれも細長い長方形の板体であり下部取付具 221の長
さは上部取付具 222の長さよりも短くされている。ま
た、下部取付具 221と上部取付具 222との間隔は斜めと
された樋状体 1の攪拌軸 3と平行な長さ(樋状体の長さ
×sin 傾斜角)と等しくされている。下部取付具 221お
よび上部取付具222には先端部に円孔2211,2221がそれぞ
れ穿設されている。
【0085】樋状体 1の下部支持棒 114および上部支持
棒 124は、下部取付具 221の円孔2211および上部取付具
222の円孔2221をそれぞれ挿通せしめられている。上部
支持棒 124には上部取付具 222の上面に接して蝶螺子 1
25が螺着されている。この樋状体 1は、この樋状体を攪
拌軸の周囲を回転せしめた際に、その回転速度に応じて
自動的に回動せしめられる。
【0086】他方、この樋状体 1は所望の偏向角となる
ように回動せしめてかてから固着することもできる。こ
の固着は、上部支持棒 124にナットを螺着し、このナッ
トと前記の蝶螺子 125とで上部取付具 222を挟んで締め
付けるか、および/または下部支持棒 114に2個のナッ
トを螺着し、これらのナットで下部取付具 221を挟んで
締め付けるかなどによって行われる。
【0087】図11は、縦方式によって傾斜角の大きさ
が調節可能とされた管体を有する液体噴出装置を示して
いる。図11においてa、b、cおよびdは、それぞれ
斜視図、平面図、正面図および側面図である。但し、b
において攪拌軸は横断部端面が示されている。すなわ
ち、管体 7は、下端部が蝶着板71によって攪拌軸 3に固
定されており、他方、上端部が連結杆72を介して摺動環
31に接続せしめれられている。該摺動環31は攪拌軸 3に
摺動可能に装着されている。また該摺動環31には任意の
位置で固定するための蝶螺子 311が設けられている。連
結杆72および摺動環31が縦方向移動手段である。
【0088】しかして、この管体 7は、摺動環31を攪拌
軸 3に沿って回転平面に対して垂直方向に移動せしめる
ことにより、その傾斜角の大きさを調節することができ
る。管体 7の傾斜角が所定の大きさになったときに、摺
動環31は蝶螺子 311によって攪拌軸 3に固定せしめられ
る。
【0089】図12は、横方式によって傾斜角の大きさ
が調節可能とされた管体を有する液体噴出装置を示して
いる。図12においてa、b、cおよびdは、それぞれ
斜視図、平面図、正面図および側面図である。但し、b
において攪拌軸は横断部端面が示されている。すなわ
ち、管体 7は、下端部が蝶着板71によって攪拌軸 3に固
定されており、他方、上端部が連結棒73を介して回動環
32に接続せしめられている。回動環32は攪拌軸 3と平行
に縦方向に回動するように回動軸 321に軸支されてい
る。また、回動環32の中心部にはその長軸線に沿って前
記の連結棒73を挿通せしめるための孔 322が穿設されて
いる。さらに、回動環32には連結棒73を固定するための
蝶螺子 323が設けられている。回動環32の孔 322には連
結棒73が挿通せしめられている。連結棒73および回動環
32が横方向移動手段である。
【0090】しかして、この管体 7は、回動環32の孔 3
22を挿通せしめられた連結棒73を管体 7の回転平面に実
質的に沿って移動せしめることにより、その傾斜角の大
きさを調節することができる。管体 7の傾斜角が所望の
大きさになったときに蝶螺子323によって連結棒73は回
動環32を介して攪拌軸 3に固定せしめられる。
【0091】図13は折曲自在とされた樋状体を示して
いる。図13において、aは折り曲げられた樋状体なら
びにb乃至dは伸ばされた樋状体を示しており、aおよ
びbはいずれも側面図、cおよびdはそれぞれbで示さ
れた樋状体の平面図および正面図である。また、e乃至
gは中間樋片を示し、e、fおよびgはそれぞれ斜視
図、側面図および背面図である。
【0092】すなわち、樋状体 8は下端から順次、下部
樋片81、中間樋片82および上部樋片83の3個の樋片から
なっている。しかして、下部樋片81、中間樋片82および
上部樋片83は、いずれも横断形状が互いに実質的に等し
い半円周状である。但し、中間樋片82および上部樋片83
は、それぞれの下端部が下部樋片81および中間樋片82の
それぞれの上端部を嵌入せしめ得るように膨出せしめら
れ膨出部821,831 とされている。また、下部樋片81およ
び中間樋片82は、それぞれの上端部が、側面からみて四
分円とされている。この四分円はその中心が下部樋片81
および中間樋片82のそれぞれの上面開口近辺にある。こ
の四分円の中心にノックピン812,812 および822,822が
それぞれ螺着されている。中間樋片82および上部樋片83
のそれぞれの下端部の上面開口近辺には前記の樋片上端
部のノックピン812,812および822,822を挿通せしめるノ
ックピン孔823,823および833,833がそれぞれ穿設されて
いる。この樋状体 8においてノックピン812,822および
ノックピン孔823,833が関節材である。
【0093】下部樋片81の上端部を中間樋片82の下端部
の膨出部 821に嵌入せしめ下部樋片81のノックピン812,
812を中間樋片82のノックピン孔823,823に挿通せしめて
下部樋片81と中間樋片82とが接続され、同様にして、中
間樋片82と上部樋片83とが接続され、以て、1本の樋状
体 8が形成せしめられる。この樋状体 8は上端を攪拌軸
に沿って移動せしめることにより、樋状体を任意に折曲
げたり、伸ばしたりすることができる。
【0094】図14は伸縮自在とされた樋状体を示して
いる。図14においてaおよびbは伸ばされた樋状体を
示し、cおよびdは縮められた樋状体を示している。ま
た、aおよびcはいずれも側面図であり、bおよびdは
いずれも平面図である。すなわち、樋状体 9は下端から
順次、下部樋片91、中間樋片92および上部樋片93の3個
の樋片からなっている。しかして、下部樋片91、中間樋
片92および上部樋片93は順次細くされ、横断形状は互い
に実質的に相似の半円周状である。中間樋片92には、そ
の下端部外側および上端部内側のそれぞれの上面開口近
辺にノックピン921,921および922,922がそれぞれ螺着さ
れている。下部樋片91および上部樋片93には、上面開口
近辺で前記のノックピン921,921および922,922のそれぞ
れと対応する位置に上面開口の周縁と平行に、両端縁を
除いて細長い溝孔912,912および932,932がそれぞれ穿設
されている。
【0095】下部樋片91内に中間樋片92を収納せしめ、
中間樋片92のノックピン921,921 を下部樋片の溝孔912,
912 にそれぞれ挿通せしめて下部樋片91と中間樋片92と
が接続され、同様にして、中間樋片92と下部樋片93とが
接続され、以て、1本の樋状体 9が形成せしめられる。
この樋状体 9は、その先端を該樋状体の長軸線に沿って
移動せしめ、樋片同士を互いに摺動せしめることによっ
て伸縮せしめることができる。
【0096】図15乃至図18は、いずれも取付具とさ
れた板体と一体にされた2個の相対する樋状体を有する
液体噴出装置を示している。図15においてaおよびb
は、それぞれ正面図および平面図である。但し、bにお
いて攪拌軸は横断部端面が示されている。すなわち、逆
台形の板体10が攪拌軸 3に取付けられ、該逆台形の板体
10の斜辺部が、斜辺と平行に折り曲げられて樋状体 101
が形成せしめられている。反対側にもこれと同様にして
樋状体102が形成せしめられている。該樋状体101,102の
下部開口1011,1021および上部開口1012,1022のそれぞれ
の形状はいずれも、頂角が丸められ、その1辺が長いV
字形とされた非対称形状である。しかして、この逆台形
の板体10において折曲げられていない平板部 103が取付
具とされており、また、攪拌翼として作用する。平板部
103には3個の長方形の孔1031,…,1031が横長に穿設さ
れ、ここでの流体抵抗を低減せしめている。これらの樋
状体101,102 はそれぞれ、偏心せしめられずに取付具に
取付けられている樋状体に相当し、それぞれの偏向角は
約35°とされている。
【0097】図16においてaは正面図、bはaで示さ
れた液体噴出装置のB−B切断部断面図である。すなわ
ち、逆台形の板体10が攪拌軸 3に取付けられ、該逆台形
の板体10の斜辺部が、斜辺と平行に円弧状に折り曲げら
れて樋状体 101が形成せしめられている。反対側にも同
様にして樋状体102が形成せしめられている。該樋状体1
01,102の下部開口1011,1021および上部開口1012,1022の
それぞれの形状はいずれも、ほぼ、半円周状でその周の
一端が延長せしめられた非対称形状である。しかして、
この逆台形の板体10において折曲げられていない平板部
103が取付具とされており、また、攪拌翼として作用す
る。平板部 103には板体10の形状とほぼ相似な逆台形の
孔1031が穿設され、ここでの流体抵抗を低減せしめてい
る。
【0098】これらの樋状体101,102はそれぞれ、それ
らの長軸線が平板部103の表面と平行とされ、偏心せし
められて取付具に取付けられている樋状体に相当し、そ
れぞれの偏向角は約22.5°とされている。
【0099】図17においてaは斜視図、bは平面図で
ある。但し、bにおいて攪拌軸は横断部端面が示されて
いる。すなわち、長方形の板体10が攪拌軸 3に取付けら
れ、該長方形の板体10の水平でない辺部が、該板体10の
下部の頂角を包含する台形の折曲部 104を折込んで前記
の辺に沿って折り曲げられて樋状体101が形成せしめら
れている。折曲部104の中央には該折曲部 104の上底以
外の三辺と平行な辺を三辺とする三角形の孔1041が穿設
されている。反対側にも同様にして樋状体 102が形成せ
しめられている。該樋状体101,102の下部開口1011,1021
および上部開口1012,1022 のそれぞれの形状はいずれ
も、頂角が丸められ、その1辺が長いV字形とされた非
対称形状に相当する。しかして、この長方形の板体10に
おいて折曲げられていない平板部 103が取付具とされて
おり、また、攪拌翼として作用する。平板部103には平
板部103の形状とほぼ相似な逆台形の孔1031が穿設さ
れ、ここでの流体抵抗を低減せしめている。
【0100】これらの樋状体101,102 はそれぞれ、偏心
せしめられて取付具に取付けられている樋状体に相当
し、それぞれの偏向角は約52.5°とされている。
【0101】図18においてaは斜視図、bは平面図で
ある。但し、bにおいて攪拌軸は横断部端面が示されて
いる。すなわち、逆台形の斜辺が外方に折曲せしめられ
た変形逆台形の板体10が攪拌軸 3に取付けられ、該変形
逆台形の板体10の斜辺の端縁に、前記の変形逆台形の斜
辺に合わせて折曲線1051から折曲げられた長方形の板体
105が衝き合わされて接続せしめられて樋状体 101が形
成せしめられている。反対側にも同様にして樋状体 102
が形成せしめられている。該樋状体101,102の下部開口1
011,1021および上部開口1012,1022 のそれぞれの形状は
いずれも、頂角が直角で、その1辺が長いV字形とされ
た非対称形状である。しかして、この長方形の板体10に
おいて折曲げられていない平板部103が取付具とされて
おり、また、攪拌翼として作用する。平板部 103には逆
台形の孔1031が穿設され、ここでの流体抵抗を低減せし
めている。
【0102】これらの樋状体101,102 はそれぞれ、偏心
せしめられずに取付具に取付けられている樋状体に相当
し、それぞれの偏向角は約45°とされている。
【0103】図15乃至図18のそれぞれに示された取
付具とされた板体10と一体にされた2個の相対する樋状
体101,102を有する液体噴出装置は、その樋状体101,102
の下部開口1011,1021を液面下に沈め、上部開口1012,10
22を液面から露出せしめて、攪拌軸 3を中心として回転
せしめることにより液体は上部開口1012,1022から液面
上の空間に噴出せしめられ、他方、その樋状体101,102
を液体中に浸漬し、下部開口1011,1021および上部開口1
012,1022を下層液および上層液のそれぞれに開口せし
め、攪拌軸 3を中心として回転せしめることにより下層
液を樋状体の上部開口1012,1022から噴出せしめ、これ
とともに板体である取付具により液体を攪拌して攪拌槽
内の二液を混合することができる。なお、図15乃至図
18のそれぞれに示された液体噴出装置においては、樋
状体101,102を先行せしめ、平板部103を後行せしめて回
転(図面で時計回転方向)せしめられる。
【0104】図19および図20は、いずれも偏心して
取付けられた樋状体を有する液体噴出装置を示してい
る。図19においてaおよびbはそれぞれ平面図および
正面図である。但し、aにおいて攪拌軸は横断部端面が
示されている。cは、bに示された液体噴出装置のC−
C切断部断面図である。すなわち、図19において、2
個の樋状体1,1 が、その上部を細長い長方形の板体であ
る取付具24によって、また下部を台形状の板体である取
付具25によって、攪拌軸 3に傾斜角約20°で下部開口
を上部開口よりも攪拌軸 3に接近せしめて取付けられて
いる。取付具24,25は、互いに実質的に同一な直径上に
ある。
【0105】樋状体 1は、その上部開口11および下部開
口12のそれぞれの形状がいずれも頂角が直角のV字形で
あり、一辺が取付具24,25 に固着されており、他の一辺
の先端が膨出せしめられている。なお、2個の樋状体
1, 1は、取付具24,25の反対側の表面に固着され、樋状
体1,1 のそれぞれの長軸線は取付具の取付け方向に相当
する回転平面上の半径と平行とされて、攪拌軸 3に対し
て偏心せしめられている。また、樋状体1,1 のそれぞれ
の偏向角は約45°とされている。この樋状体 1, 1
は、取付具24,25よりも先行せしめるように(図面では
時計回転方向に)回転せしめられる。
【0106】図20において、aおよびbは、それぞれ
平面図および(aにおける矢印B方向からの)正面図で
ある。但し、aにおいて攪拌軸は横断部端面が示されて
いる。すなわち、断面形状が長方形の棒体である取付具
2, 2 が回転平面の同一直径上に位置せしめられて攪拌
軸 3に固着されている。該取付具 2, 2 の長さは互いに
実質的に等しい。横断面形状が長方形であるC形鋼が樋
状体 1, 1 として、上面の開口が内面せしめられ、上部
が該取付具の 2, 2 の先端に、また、下端部が攪拌軸 3
の反対側の周面にそれぞれ固着せしめられ、攪拌軸 3の
位置で互いに交叉せしめられて、樋状体1,1 のそれぞれ
の長軸線は取付具の取付け方向に相当する回転平面上の
半径に対して斜めとされており、樋状体 1, 1の下部開
口11,11は攪拌軸 3に対して偏心せしめられている。こ
れらの樋状体1,1 の偏向角は実質的に0°とされてい
る。さらに、下部開口11が上部開口12よりも攪拌軸 3に
接近せしめられ、樋状体 1はその傾斜角が約40°とさ
れている。
【0107】この樋状体 1は下部開口11を先行せしめ上
部開口12を後行せしめて(図面で時計回転方向に)回転
せしめられることが好ましいが、逆方向に回転せしめら
れてもよい。
【0108】図21および図22のそれぞれに液体の流
路に相当する部分の任意の中間部に穿孔された送液体を
示す。図21においてaおよびbはそれぞれ穿孔された
樋状体の正面図および側面図である。図21に示された
送液体である樋状体 1において、その周壁106,106 の接
続部で形成される稜線107が液体の流路とされるが、こ
の稜線107に孔1071が穿設されている。図22は穿孔さ
れた管体の斜視図である。図22に示された送液体であ
る管体7において、その外方周壁の中間部に孔74が穿設
され、この孔74の外側に回転平面の円周に向けて噴出管
741が設けられている。
【0109】図23は、内部に液体噴出装置が装着され
た攪拌槽の縦断面図である。すなわち、樋状体 1を攪拌
軸 3に取付けるために2個で1組の取付具2,2 が使用さ
れている他は図1に示されたと同様な液体噴出装置が攪
拌槽Tの中心部に装着されている。しかして、攪拌軸 3
の上端は攪拌槽Tの上底板の電動機Mに接続されてい
る。攪拌槽Tの周壁および底板の外周にはジャケットJ
が配設されている。なお、樋状体 1は攪拌槽Tの底部乃
至ジャケットJの頂部までの長さとされている。
【0110】樋状体 1の下部開口11は攪拌槽T内の液面
L下に沈められ、他方、上部開口12は攪拌槽内の液面L
上の空間に露出せしめられている。しかして、この液体
噴出装置は、攪拌槽Tの上底板の電動機Mを駆動するこ
とにより攪拌軸 3を回転せしめて、樋状体 1を回転せし
めることにより、攪拌槽T内の液体は樋状体 1の下部開
口11から樋状体 1内を経由して、上部開口12から噴出液
として噴出せしめられ、該噴出液は攪拌槽Tの周壁の内
周面上および/または液面L上の空間に散布せしめられ
る。また、樋状体 1の液面L下の部分および液面L下の
取付具2,2はいずれも攪拌翼として作用する。
【0111】図24は、内部に液体噴出装置が装着され
たフラスコの縦断面図である。すなわち、蝶螺子 311を
欠いており、攪拌軸 3の下部にストッパー34が固着され
ている他は図11に示されていると同様な縦方式によっ
て傾斜角の大きさが調節可能とされた管体 7を有する液
体噴出装置がフラスコFの中央部に装着されている。
【0112】しかして、フラスコF外から、この液体噴
出装置の摺動環31を上方に攪拌軸 3の表面を摺動せしめ
て樋状体 7の傾斜角を拡大せしめて該樋状体 7の上端を
攪拌軸 3に接近せしめ該樋状体 7を窄めてフラスコFの
口から液体噴出装置を挿入し、次いで摺動環31を開放し
てストッパー34に当接するまで攪拌軸 3に沿って下降せ
しめて傾斜角を縮小せしめて所定の大きさとする。な
お、ストッパー34を省略することができる。この場合に
は、樋状体 1, 1 の傾斜角は回転速度および/または連
結杆72の長さに応じた大きさとなる。
【0113】図25は、浮子兼用の取付具が攪拌軸に摺
動可能に装着せしめられた液体噴出装置を示している。
図25において、aはこの液体噴出装置の平面図であ
り、bはaに示された液体噴出装置のB−B切断部断面
図であり、cは樋状体の浮子兼用の取付具への取付部分
の拡大斜視図である。すなわち、浮子は、いずれも環状
で、断面形状がほぼ正方形であり、同一回転平面で互い
に同心的に位置せしめられる小径の浮子26および大径の
浮子27である。浮子26,27 には、攪拌軸 3を挟んで同一
直径上に配置せしめられた2本で1組の樋状体 1, 1 の
2組が、樋状体同士の中心角を90°として取付けられ
ている。この1組の樋状体は長く、他の1組は短くされ
ている。しかして、樋状体 1,1は保持具19,…,19によっ
て浮子26および27にそれぞれ取付けられている。浮子2
6,27は、支持棒29,29 によってこれらの中心部の中心環
28と接続されている。また、支持棒29,29同士の中心角
は直角である。
【0114】中心環28の内周面には突条281が設けられ
ている。他方、攪拌軸 3には、その外周面にその長軸線
に沿って条溝33が穿設されている。しかして、攪拌軸 3
を中心環28に挿通せしめ、攪拌軸 3の条溝33に中心環28
の突条281を嵌合せしめることにより、浮子26,27は攪拌
軸 3に摺動可能に装着される。この液体噴出装置は常に
液面に浮上せしめられ、液面の高さの変化とは関係なし
に、樋状体 1の上部開口12から液体が絶えることなく連
続して噴出せしめられる。
【0115】図26は、1個の取付具に複数の樋状体が
取付けられた液体噴出装置を示している。図26におい
て、aおよびbはそれぞれ平面図および正面図である。
すなわち、取付具 2, 2 は互いに同じ長さで、攪拌軸 3
を挟んで同一直径上に位置せしめられている。一方(図
面向かって左側)の取付具には2個の樋状体1,1が取付
けられ、他方(図面向かって右側)の取付具には3個の
樋状体1,1,1が取付けられている。これらの樋状体の傾
斜角は互いに等しく、いずれも約75°とされている。
しかして、攪拌軸 3から各樋状体 1までの距離は全て相
違せしめられており、攪拌軸 3を中心にして樋状体1,
…,1を回転せしめた場合には、5個の樋状体の軌跡であ
る円周は、互いに重複しない。
【0116】図27および図28に、無底の中空筒体が
送液体として取付具によって攪拌軸に攪拌軸と同心に取
付けられてなる液体噴出装置を示す。なお、図28およ
び図29はそれぞれ前記の液体噴出装置に部分切欠斜視
図である。
【0117】図27に示された液体噴出装置において、
無底の中空円筒 108が送液体として取付具 2によって攪
拌軸 3と同心に取付けられている。しかして、中空円筒
108の下端および上端がそれぞれ下部開口1081および上
部開口1082とされている。中空円筒 108の下部開口1081
を液面下に沈め上部開口1082を液面から露出せしめて、
攪拌軸 3を中心として中空円筒 108を回転せしめること
により、中空円筒108の液体浸漬部での液体は中空円筒1
08 の周壁の内周面を旋回しつつ上昇せしめられて上部
開口1082から攪拌槽の液面上方の空間に噴出せしめられ
る。
【0118】他方、中空円筒 108を液体中に浸漬し下部
開口1081および上部開口1082をそれぞれ下層液および上
層液に開口せしめて、攪拌軸を 3を中心として中空円筒
108を回転せしめることにより、下層液は中空円筒108
の周壁の内周面を旋回しつつ上昇せしめられて上部開口
1082から上層液中に噴出せしめられ、さらにこの下層液
は上層液と混合される。中空円筒 108の周壁に孔を穿設
することにより、この孔からも液体を噴出せしめること
ができる。
【0119】図28に示された液体噴出装置において、
無底の中空逆円錐台体 109が送液体として取付具 2によ
って攪拌軸 3に攪拌軸 3と同心に取付けられている。し
かして、中空逆円錐台体 109の下端および上端がそれぞ
れ下部開口1091および上部開口1092とされている。中空
逆円錐台体 109の下部開口1091を液面下に沈め上部開口
1092を液面から露出せしめて、攪拌軸 3を中心として中
空逆円錐台体 109を回転せしめることにより、中空逆円
錐台体 109の液体浸漬部での液体は中空逆円錐台体109
の周壁の内周面を旋回しつつ上昇せしめられて、上部開
口1092から攪拌槽の液面上方の空間に噴出せしめられ
る。
【0120】他方、中空逆円錐台体 109を液体中に浸漬
し下部開口1091および上部開口1092をそれぞれ下層液お
よび上層液に開口せしめて、攪拌軸 3を中心にして中空
逆円錐台体109を回転せしめることにより、下層液は中
空逆円錐台体 109の周壁の内周面を旋回しつつ上昇せし
められて上部開口1092から上層液中に噴出せしめられ、
さらにこの下層液は上層液と混合される。中空逆円錐台
体 109の周壁に孔を穿設することにより、この孔からも
液体を噴出せしめることができる。
【1021】
【発明の効果】本発明の液体噴出装置は、構造が簡単
で、単に攪拌軸を回転せしめるだけで液体を大きい噴出
距離、噴出量で噴出せしめることが可能であり、この噴
出せしめられらた液によって、液面での泡層の消泡、槽
周壁の内周面の洗浄、伝熱面積の確保および伝熱面の洗
浄おならびに液体の蒸発が容易になる。さらには、同様
な構造の液体噴出装置を転用して、二液が効率よく混合
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】各樋状体が取付具によって攪拌軸に固着して装
着せしめられた液体噴出装置を示している。
【図2】樋状体の一例を示している。
【図3】樋状体の他の例を示している。
【図4】樋状体の開口部における対称形状の横断面を示
している。
【図5】樋状体の開口部における非対称形状の横断面形
状を示している。
【図6】多孔板で覆われた樋状体の上部開口を示してい
る。
【図7】上部開口の内周面に沿う間隙を空けて板体で覆
われた樋状体の上部開口を示している。
【図8】上部開口から離隔せしめて反射板が設けられた
樋状体を示している。
【図9】樋状体の偏向角を説明するための図面である。
【図10】回動自在に攪拌軸に装着された樋状体の斜視
図である。
【図11】縦方式によって傾斜角の大きさが調節可能と
された管体を有する液体噴出装置を示している。
【図12】横方式によって傾斜角の大きさが調節可能と
された管体を有する液体噴出装置を示している。
【図13】折曲自在とされた樋状体を示している。
【図14】伸縮自在とされた樋状体を示している。
【図15】一体化された2個の相対する樋状体を有する
液体噴出装置を示している。
【図16】一体化された2個の相対する樋状体を有する
液体噴出装置を示している。
【図17】一体化された2個の相対する樋状体を有する
液体噴出装置を示している。
【図18】一体化された2個の相対する樋状体を有する
液体噴出装置を示している。
【図19】偏心して取付けられた樋状体を有する液体噴
出装置を示している。
【図20】偏心して取付けられた樋状体を有する液体噴
出装置を示している。
【図21】液体の流路に相当する部分の任意の中間部に
穿孔された送液体を示す。
【図22】液体の流路に相当する部分の任意の中間部に
穿孔された送液体を示す。
【図23】内部に液体噴出装置が装着された攪拌槽の縦
断面図である。
【図24】内部に液体噴出装置が装着されたフラスコの
縦断面図である。
【図25】浮子兼用の取付具が攪拌軸に摺動可能に装着
せしめられた液体噴出装置を示している。
【図26】1個の取付具に複数の樋状体が取付けられた
液体噴出装置を示している。
【図27】無底の中空筒体が送液体として取付具によっ
て攪拌軸に攪拌軸と同心に取付けられてなる液体噴出装
置を示す。
【図28】無底の中空筒体が送液体として取付具によっ
て攪拌軸に攪拌軸と同心に取付けられてなる液体噴出装
置を示す。
【符号の説明】
1 樋状体 11 下部開口 111 開口端 112 開口端 113 下部支持体 114 下部支持棒 12 上部開口 121 開口端 122 開口端 123 上部支持体 124 上部支持棒 125 蝶螺子 13 開口端 14 開口端 15 開口端縁 16 延長部端 17 開口端縁 18 間隙 19 保持具 2 取付具 21 中心環 22 板体 221 下部取付具 2211 円孔 222 上部取付具 2221 円孔 23 保持具 24 取付具 25 取付具 26 浮子 27 浮子 28 中心環 281 突条 29 支持棒 3 攪拌軸 31 摺動環 311 蝶螺子 32 回動環 321 回動軸 322 孔 323 蝶螺子 33 条溝 34 ストッパー 4 多孔板 41 小孔 42 孔 5 板体 6 反射板 61 連絡杆 7 管体 71 蝶着板 72 連結杆 73 連結棒 74 孔 741 噴出管 8 樋状体 81 下部樋片 812 ノックピン 82 中間樋片 821 膨出部 822 ノックピン 823 ノックピン孔 83 上部樋片 831 膨出部 833 ノックピン孔 9 樋状体 91 下部樋片 912 溝孔 92 中間樋片 921 ノックピン 922 ノックピン 93 上部樋片 932 溝孔 10 板体 101 樋状体 1011 下部開口 1012 上部開口 102 樋状体 1021 下部開口 1022 上部開口 103 平板部 1031 孔 104 折曲部 1041 孔 105 板体 1051 折曲線 106 周壁 107 稜線 1071 孔 108 中空円筒 1081 下部開口 1082 上部開口 109 中空逆円錐台体 1091 下部開口 1092 上部開口 F フラスコ J ジャケット L 液面 M 電動機 T 攪拌槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 さらに、樋状体は、その凹面は攪拌軸乃
至回転方向に対面せしめてられて攪拌軸に取付具を介し
て取付けられる。攪拌軸に対する樋状体の凹面の向きの
程度は偏向角の大きさによって示される。偏向角は力学
における偏角と同様に定義される。樋状体の開口または
樋状体の回転平面での断面において回転方向に従って先
行順に任意に選択された三点をそれぞれA、BおよびC
とし、前記の樋状体の開口または断面と同一平面上の回
転軸(攪拌軸の中心 以下同様)をDとした場合に、こ
れらの点A、BおよびCならびにDは次の条件を満足す
るものである。すなわち、(1)B〜D間の距離≧C〜
D間の距離であり、かつ、(2)線分ABと線分BDと
のなす角ABDおよび線分BCと線分BDとのなす角C
BDをそれぞれθおよびθとすれば、θおよびθ
のそれぞれは、点Bを中心として樋状体を時計回転方
向(右廻り)に回転せしめた場合には正号(+)が付さ
れ、他方、反時計回転方向(左廻り)に回転せしめた場
合には負号(−)が付され、樋状体が回転軸Dを中心と
して時計回転方向に回転せしめられる場合には、−75
°≦θ110°および−75°≦θ≦110°と
され、また、樋状体が回転軸Dを中心として反時計回転
方向に回転せしめられる場合には、−110°≦θ
75°および−110°≦θ≦75°とされる。しか
して、偏向角の大きさは(θ+θ)/2で表わされ
る。従って、θとθとのそれぞれの絶対値が互いに
等しい場合には偏向角が零となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】 図9によって偏向角を説明する。すなわ
ち、樋状体1の開口または樋状体1の回転平面での断面
において回転方向に従って先行順に任意に選択された三
点をそれぞれA、BおよびCとし、前記の樋状体の開口
または断面と同一平面上の回転軸(攪拌軸の中心 以下
同様)をDとした場合に、これらの点A、BおよびCな
らびにDは次の条件を満足するものである。すなわち、
(1)B〜D間の距離≧C〜D間の距離であり、かつ、
(2)線分ABと線分BDとのなす角ABDおよび線分
BCと線分BDとのなす角CBDをそれぞれθおよび
θとすれば、θおよびθのそれぞれは、点Bを中
心として樋状体を時計回転方向(右廻り)に回転せしめ
た場合には正号(+)が付され、他方、反時計回転方向
(左廻り)に回転せしめた場合には負号(−)が付さ
れ、樋状体が回転軸Dを中心として時計回転方向に回転
せしめられる場合、には、−75°≦θ110°お
よび−75°≦θ≦110°とされ、また、樋状体が
回転軸Dを中心として反時計回転方向に回転せしめられ
る場合には、−110°≦θ≦75°および−110
°≦θ≦75°とされる。しかして、偏向角の大きさ
は(θ+θ)/2で表わされる。従って、θとθ
とのそれぞれの絶対値が互いに等しい場合には偏向角
が零である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12M 1/00 C12M 1/00 C 1/02 1/02 A

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部および上端部のそれぞれに下部開
    口および上部開口を有する1乃至複数の樋状体が送液体
    として取付具によって攪拌軸に固着せしめられ、該樋状
    体は、その傾斜角の大きさが0°より大乃至90°以下
    に固定され、かつ、凹面が攪拌軸乃至回転方向に対面せ
    しめられてなり、該樋状体の下部開口を液面下に沈め該
    樋状体の上部開口を液面から露出せしめて該樋状体を攪
    拌軸を中心として回転せしめ、該樋状体の液体浸漬部で
    の液体を該樋状体内を通過せしめ、該樋状体の上部開口
    から該液体を液面上方に噴出せしめることを特徴とする
    液体噴出装置。
  2. 【請求項2】 下端部および上端部のそれぞれに下部開
    口および上部開口を有する1乃至複数の樋状体が送液体
    として取付具によって攪拌軸に装着せしめられ、該樋状
    体は、その傾斜角が大きさが0°より大乃至90°以下
    の範囲内で調節可能とされ、かつ、凹面が攪拌軸乃至回
    転方向に対面せしめられてなり、該樋状体の下部開口を
    液面下に沈め該樋状体の上部開口を液面から露出せしめ
    て該樋状体を攪拌軸を中心として回転せしめ、該樋状体
    の液体浸漬部での液体を該樋状体内を通過せしめ、該樋
    状体の上部開口から該液体を液面上方に噴出せしめるこ
    とを特徴とする液体噴出装置。
  3. 【請求項3】 樋状体が凹面を攪拌軸乃至回転方向に対
    面せしめるように回動可能とされた請求項1または2記
    載の液体噴出装置。
  4. 【請求項4】 樋状体がコーティング乃至ライニングさ
    れてなる請求項1乃至3のいずれか1項記載の液体噴出
    装置。
  5. 【請求項5】 樋状体の上部開口が多孔板または網で覆
    われてなる請求項1乃至4のいずれか1項記載の液体噴
    出装置。
  6. 【請求項6】 樋状体の上部開口が、該樋状体の内周面
    に沿う間隙を空けて板体で塞がれてなる請求項1乃至4
    のいずれか1項記載の液体噴出装置。
  7. 【請求項7】 樋状体の上部開口から離隔せしめて反射
    板が設けられた請求項1乃至6のいずれか1項記載の液
    体噴出装置。
  8. 【請求項8】 樋状体が折曲自在とされた請求項1乃至
    7のいずれか1項記載の液体噴出装置。
  9. 【請求項9】 樋状体が伸縮自在とされた請求項1乃至
    8のいずれか1項記載の液体噴出装置。
  10. 【請求項10】 樋状体の上面開口が着脱自在な蓋で塞
    がれてなる請求項1乃至9のいずれか1項記載の液体噴
    出装置。
  11. 【請求項11】 樋状体が板体の取付具と一体にされて
    なる請求項1乃至10の何れか1項記載の液体噴出装
    置。
  12. 【請求項12】 下端部および上端部のそれぞれに下部
    開口および上部開口を有する1乃至複数の管体が送液体
    として取付具によって攪拌軸に装着せしめられ、該管体
    は、その傾斜角の大きさが0°より大乃至90°以下の
    範囲内で調節可能とされ、該管体の下部開口を液面下に
    沈め該管体の上部開口を液面から露出せしめて該管体を
    攪拌軸を中心として回転せしめ、該管体の液体浸漬部で
    の液体を該管体内を通過せしめ、該管体の上部開口から
    該液体を液面上方に噴出せしめることを特徴とする液体
    噴出装置。
  13. 【請求項13】 管体の上部開口が多孔板または網で覆
    われてなる請求項12記載の液体噴出装置。
  14. 【請求項14】 管体の上部開口から離隔せしめて反射
    板が設けられた請求項12または請求項13記載の液体
    噴出装置。
  15. 【請求項15】 管体が伸縮自在とされた請求項12乃
    至14のいずれか1項記載の液体噴出装置。
  16. 【請求項16】 取付具が攪拌軸に摺動可能に装着され
    た請求項2乃至15のいずれか1項記載の液体噴出装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項1、請求項2または請求項1
    2記載の液体噴出装置の送液体を、その下部開口を液面
    下に沈め、その上部開口を液面から露出せしめて、攪拌
    軸を中心として回転せしめ、該送液体の液体浸漬部での
    液体を該送液体内を通過せしめ、該送液体の上部開口か
    ら噴出せしめることを特徴とする液体噴出方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の送液体の上部開口か
    ら噴出せしめられた液体を液面の泡層に散布せしめて消
    泡することを特徴とする消泡方法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の送液体の上部開口か
    ら噴出せしめられた液体を容器周壁の内周面に散布せし
    めて該容器周壁の内周面を洗浄することを特徴とする洗
    浄方法。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の送液体の上部開口か
    ら噴出せしめられた液体を伝熱面に散布せしめて伝熱面
    積を確保し、および/または、洗浄することを特徴とす
    る伝熱方法。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の送液体の上部開口か
    ら噴出せしめられた液体を液面上の空間に散布せしめて
    蒸発せしめることを特徴とする蒸発方法。
  22. 【請求項22】 下端部および上端部のそれぞれに下部
    開口および上部開口を有する1乃至複数の樋状体が送液
    体として攪拌軸に固着せしめられた板体の取付具と一体
    にされ、該樋状体は、その傾斜角の大きさが0°より大
    乃至90°以下に固定され、かつ、凹面が攪拌軸乃至回
    転方向に対面せしめられて液体内に浸漬せしめられ、該
    樋状体はその下部開口および上部開口が下層液および上
    層液にそれぞれ開口せしめられ、攪拌軸を中心として回
    転せしめられ、下層液を該樋状体内を通過せしめて該上
    部開口から下層液を噴出せしめるとともに取付具により
    液を攪拌して二液を混合することを特徴とする液体噴出
    装置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の液体噴出装置の送液
    体である樋状体を液体内に浸漬し、前記樋状体の下部開
    口および上部開口を下層液および上層液のそれぞれに開
    口せしめ、攪拌軸を中心として該樋状体を回転せしめ、
    下層液を該樋状体内を通過せしめて該上部開口から下層
    液を噴出せしめるとともに板体である取付具により液を
    攪拌して二液を混合することを特徴とする液体の混合方
    法。
  24. 【請求項24】 無底の中空筒体が送液体として取付具
    によって攪拌軸と同心に攪拌軸に取付けられてなること
    を特徴とする液体噴出装置。
  25. 【請求項25】 中空筒体が中空円筒である請求項24
    記載の液体噴出装置。
  26. 【請求項26】 中空筒体が中空円錐台体である請求項
    24記載の液体噴出装置。
  27. 【請求項27】 中空筒体が周壁に孔が穿設された中空
    筒体である請求項24乃至26のいずれか1項記載の液
    体噴出装置。
  28. 【請求項28】 請求項24乃至27のいずれか1項記
    載の液体噴出装置の中空筒体の下端および上端をそれぞ
    れ下部開口および上部開口とし、該下部開口を液面下に
    沈め、上部開口を液面から露出せしめて、該中空筒体を
    前記攪拌軸を中心として回転せしめ、中空筒体の液体浸
    漬部における液体を前記上部開口から液面の上方に噴出
    せしめることを特徴とする液体噴出方法。
  29. 【請求項29】 請求項24乃至27のいずれか1項記
    載の液体噴出装置の中空筒体の下端および上端をそれぞ
    れ下部開口および上部開口とし、該中空筒体を液体中に
    浸漬し、該下部開口および該下部開口をそれぞれ下層液
    および上層液に開口せしめ、該中空筒体を攪拌軸を中心
    として回転せしめて、上部開口から下層液を噴出せしめ
    二液を混合することを特徴とする液体噴出方法。
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