JPH11234953A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH11234953A
JPH11234953A JP10033298A JP3329898A JPH11234953A JP H11234953 A JPH11234953 A JP H11234953A JP 10033298 A JP10033298 A JP 10033298A JP 3329898 A JP3329898 A JP 3329898A JP H11234953 A JPH11234953 A JP H11234953A
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JP
Japan
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output shaft
outer ring
frame
ball
surface portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10033298A
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English (en)
Inventor
Kosaku Shinoda
耕作 信田
Tsukasa Funasaka
司 舩坂
Katsushi Urushido
克志 漆戸
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH11234953A publication Critical patent/JPH11234953A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/546Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
    • F16C19/547Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C25/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
    • F16C25/06Ball or roller bearings
    • F16C25/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • F16C25/083Ball or roller bearings self-adjusting with resilient means acting axially on a race ring to preload the bearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/581Raceways; Race rings integral with other parts, e.g. with housings or machine elements such as shafts or gear wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/16Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
    • F16C19/163Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの回転出力軸の軸支部として構成する
玉軸受の構造を改良することにより、特に組み立て工程
を容易化してモータの製造コストを低減することのでき
る回転出力軸の軸支構造を提供する。 【解決手段】 回転出力軸1における枠状部6a,6’
aの内側に挿通されている外周面部分には、ロータ7に
固定されている大径部1aよりも小径であって、回転出
力軸1の端部よりも大きな径を備えた円筒外面部1b
と、この円筒外面部1bの軸線方向の内部側において外
側に湾曲し、やがて大径部1aに接続される玉受外面部
1cとを備えている。この玉受外面部1cは、玉2の表
面の曲率半径とほぼ等しいか該曲率半径よりやや大きい
曲率半径を備えている。玉2は、玉受外面部1cと外輪
20の玉受内面部22aとの間に挟持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータに係り、特
に、回転出力軸の軸受として玉軸受を構成する軸支部を
備えたモータの内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流モータ、交流モータその他の
種々の電動モータ、静電力や圧電効果を利用した超音波
モータなどの様々なモータにおいて、その回転出力軸を
支持するために玉軸受やすべり軸受などの軸支部が設け
られている。モータの回転出力軸の軸支部としては、モ
ータの発生動力の損失をなるべく抑制するために回転抵
抗を低く押さえる必要があるとともに、回転出力軸のぶ
れを防止するために軸線の位置決めを精度良く行う必要
があり、さらに軸支部の耐久性も要求される。しかも、
小型モータにおいてはコンパクト化の要請もあるため、
モータ容積の増大を抑制するために軸支部を小さくする
ことも必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のモー
タの軸支部の構造としては、回転抵抗を小さくするとと
もに回転出力軸のぶれをなくすためには高精度の玉軸受
を用いる必要があり、しかも、小型モータなどにおいて
軸支部自体のコンパクト化も要求されると、軸支部に高
精度に形成された高価な玉軸受を用いる必要があり、モ
ータの製造コストを増大させるという問題点がある。こ
のような小型で高い精度を有する玉軸受においては、構
成部品の形状精度の要求も極めて高く、また、構成部品
の精度が高いとともに各構成部品が小さいため、組立作
業も非常に難しくなることから、自動化も困難であり、
人手による組立作業に手間がかかってしまうからであ
る。
【0004】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、モータの回転出力軸の軸支部とし
て構成する玉軸受の構造を改良することにより、特に組
み立て工程を容易化してモータの製造コストを低減する
ことのできる回転出力軸の軸支構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、回転運動を発生させるための
ステータ及びロータと、該ロータに接続された回転出力
軸と、該回転出力軸を軸支するための玉軸受を構成する
軸支部とを備えたモータにおいて、前記軸支部には、円
弧状輪郭を備えた断面形状により構成される玉受内面部
を備えた外輪と、前記玉受内面部に内側から当接する玉
とを備え、前記回転出力軸の外面上には、円弧状輪郭を
備えた断面形状により構成され、前記玉に内側から当接
する玉受外面部が一体に形成されていることを特徴とす
る。
【0006】この手段によれば、回転出力軸の外面上に
玉受外面部が一体に形成されていることにより、軸支部
の部品点数が少なくなり、組立作業時の組立、調整も容
易になるため、生産性を上げることができるとともに製
造コストを低減することができる。
【0007】ここで、前記回転出力軸の前記外面には、
前記回転出力軸の軸線方向に伸びる円筒外面部と、該円
筒外面部の前記軸線方向の一側において外側に湾曲して
なる前記玉受外面部とが連続して設けられ、前記外輪の
内面には、前記軸線方向に伸びる円筒内面部と、該円筒
内面部の前記軸線方向の他側において内側に湾曲する前
記玉受内面部とが連続して設けられていることが好まし
い。
【0008】この手段によれば、回転出力軸の外面上の
玉受外面部は円筒外面部の一側において外側に湾曲して
なり、外輪の玉受内面部は円筒内面部の他側において内
側に湾曲してなるので、外輪の内側に玉を導入してから
軸線方向の一側から回転出力軸を挿入することが可能に
なり、組立作業をさらに容易にすることができる。
【0009】上記各手段においては、前記ステータ及び
前記ロータを収容し、少なくとも一方の端部に前記回転
出力軸を外部へ導き出すための開口部を有するブラケッ
トを備え、前記ブラケットの両端部に前記外輪の形状に
対応した内面形状に成形された枠状部を設け、一対の該
枠状部の内部に、前記枠状部の内面により支持された前
記外輪を含む前記軸支部がそれぞれ構成されていること
が望ましい。
【0010】この手段によれば、ブラケットに枠状部を
設け、枠状部の内面により外輪を支持するように構成し
たので、枠状部に外輪を嵌合させ、外輪の内部に玉を導
入した後、回転出力軸を挿入するという一方向からの組
立動作により組立が完了するため、さらに組立作業を容
易化することができ、組立作業の自動化も容易である。
【0011】この場合にはまた、一対の前記軸支部の少
なくとも一方における前記枠状部の前記軸線方向に向い
た支持面と前記外輪との間に圧縮状態の弾性体を介挿す
ることが望ましい。この手段によれば、弾性体の弾性に
よって外輪が軸線方向に押圧されるので、外輪と回転軸
との間に玉の挟圧力を付与することができ、予圧型の軸
支構造を構成することができるから、ガタ付きなどを低
減できるとともに、工作精度の要求を緩和することがで
きる。
【0012】また、上記の請求項1又は請求項2におい
ては、前記ステータ及び前記ロータを収容し、少なくと
も一方の端部に前記回転出力軸を外部へ導き出すための
開口部を有するブラケットを備え、前記ブラケットの両
端部に前記外輪の形状に対応した内面形状に成形された
枠状部を設け、一方の該枠状部には前記枠状部の内面に
より支持された前記外輪を含む前記軸支部が構成され、
他方の前記枠状部には、前記枠状部の内面により支持さ
れた前記外輪と、前記外輪の前記玉受内面部に内側から
当接する前記玉と、円弧状輪郭を備えた断面形状により
構成され、前記玉に内側から当接する玉受外面部を備え
た内輪とを有する第2の軸支部が構成されていることが
好ましい。
【0013】この手段によれば、ブラケットの一方の枠
状部には上述と同様に回転出力軸の外面に玉受外面が形
成された軸支部を構成し、他方の枠状部には内輪を備え
た第2の軸支部を構成したので、一方の軸支部において
は部品点数が低減されるともに組立手数も削減され、他
方の第2の軸支部においては回転出力軸とは別体の内輪
が設けられているため、回転出力軸の軸線方向の配置に
余裕が生まれるから、回転出力軸を含めた軸支構造の寸
法精度の要求を緩和することができ、組立作業時の調整
作業も容易になる。
【0014】この場合において、前記第2の軸支部に含
まれた前記内輪の内面には、前記回転出力軸の外周面に
当接する内接円筒面が設けられ、前記内輪の外面には、
前記軸線方向に伸びる円筒外面部と、該円筒外面部の前
記軸線方向の一側において外側に湾曲してなる前記玉受
外面部とが連続して設けられていることが望ましい。
【0015】この手段によれば、内輪と外輪とを軸線方
向に移動させて組み合わせることができるので、たとえ
ば、外輪の内部に玉を導入し、さらに内輪と回転出力軸
とを順次を挿入するなど、一方向から順次組み立ててい
くことができるから、組立作業を容易にすることがで
き、組立作業の自動化も容易である。
【0016】この場合においてはさらに、前記内輪を前
記回転出力軸に対して前記軸線方向の他側に押圧する弾
性体を備えていることが望ましい。この手段によれば、
内輪を回転出力軸に対して他側に押圧することにより、
内輪が外輪に向けて押圧されるとともに回転出力軸は軸
支部の外輪に向けて押圧されることとなるので、軸支部
及び第2の軸支部の双方に予圧を付与することができ
る。
【0017】上記の請求項3又は請求項5において、前
記外輪の前記枠状部側の端部若しくは前記外輪の端部に
当接する前記枠状部の支持部分には、前記外輪を前記軸
線方向の一側に押圧するための弾性を備えた弾性部が一
体に設けられていることが望ましい。
【0018】この手段によれば、外輪の端部若しくは枠
状部の支持部分に弾性部が一体に設けられ、外輪を一側
に押圧するようになっているので、別体の弾性体が不要
になり、部品点数をさらに低減し、組立作業もさらに容
易にすることができる。
【0019】なお、上記各手段においては、外輪及び内
輪の断面形状を軸線方向に沿ってほぼ等幅に構成するこ
と、すなわち、外輪及び内輪をほぼ均一な肉厚を備えた
ものとすることが好ましい。これによってプレス加工な
どの塑性加工によっても容易かつ高精度に成形すること
が可能になり、さらなる生産性の向上と製造コストの低
減を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る実施形態について説明する。
【0021】(第1実施形態)図1は本発明に係るモー
タの第1実施形態の全体構造を示す概略端面図である。
この実施形態は、上下に貫通する回転出力軸1と、回転
出力軸1に固定されたロータ7と、ロータ7を取り囲む
形状に構成されたステータ8と、ロータ7及びステータ
8を収容し、相互に固定された一対のブラケット6,
6’と、ブラケット6,6’の端部に構成された軸支部
とから概略構成されている。
【0022】軸支部は、ブラケット6,6’の両端部に
ある、回転出力軸1を導出するための開口部の縁部の周
りに環状に形成された断面L字状の枠状部6a,6’a
内に構成されている。枠状部6a,6’a内には、枠状
部の内面(この内面は、枠状部が断面L字型に形成され
ていることにより互いに直交する内側面と内底面とから
構成される。)上に支持された環状の外輪20と、この
外輪20の内側に当接する複数の玉2と、玉2を支持す
る保持器30とが配置されている。
【0023】外輪20には、2つの軸支部を拡大して示
す図4に描かれているように、回転出力軸1の軸線方向
に伸びる直線状の断面を備えた外側平坦部21と、この
外側平坦部21の軸線方向の内部側(ブラケット6,
6’の内部寄り)において内側に湾曲する外側湾曲部2
2とが連続して形成されており、全体として軸線方向に
伸びる均一な肉厚を備えた形状を有する、すなわち、均
一な幅を備えた断面形状を有する。外側平坦部21の外
面は外接円筒面21aとなっており、この外接円筒面2
1aは枠状部6a,6’aの内側面に当接している。外
側湾曲部22の内面には、円弧状輪郭を備えた断面形状
によって構成される玉受内面部22aが形成され、この
玉受内面部22aは、玉2の表面の曲率半径とほぼ同じ
か或いは該曲率半径よりやや大きい曲率半径を備えてい
る。
【0024】また、回転出力軸1における枠状部6a,
6’aの内側に挿通されている外周面部分には、ロータ
7に固定されている大径部1aよりも小径であって、回
転出力軸1の端部よりも大きな径を備えた円筒外面部1
bと、この円筒外面部1bの軸線方向の内部側において
外側に湾曲し、やがて大径部1aに接続される玉受外面
部1cとを備えている。この玉受外面部1cは、玉2の
表面の曲率半径とほぼ等しいか該曲率半径よりやや大き
い曲率半径を備えている。この回転出力軸1の形状は、
切削加工の他、鍛造、転造などの塑性加工によって容易
かつ安価に成形することができる。玉2は、玉受外面部
1cと外輪20の玉受内面部22aとの間に挟持されて
いる。
【0025】保持器30は、回転出力軸1の円筒外面部
1bと外輪20との間に配置された合成樹脂などからな
る環状体であり、周回方向に沿って軸線方向の内部側に
開いた形状の複数の玉収容凹部31を備えており、これ
らの玉収容凹部31に玉2が一つずつ収容され、グリス
などの潤滑剤を塗布された状態で配置されている。
【0026】枠状部6aにおいては、外輪20における
軸線方向の外部側(ブラケット6の外部寄り)の端部が
枠状部6aの内底面に当接しており、外輪20は枠状部
6aの内側面及び内底面によって位置決めされている。
一方、枠状部6’aの内部においては、外輪20の軸線
方向の外部側の端部と枠状部6’aの内底面との間に、
リング状の座金部9aを備えたコイルバネ9が圧縮状態
にて収容されている。このため、枠状部6’aの内部の
外輪20は軸線方向に移動可能に収容されており、常に
軸線方向の内部側に押圧され、玉受外面部1cと玉受内
面部22aとによって玉2を挟圧している。また、回転
出力軸1は一体に構成されていることから、コイルバネ
9の弾性力によって反対側にある枠状部6a内の玉受外
面部1cもまた玉2を軸線方向の外部側に押圧してい
る。
【0027】この実施形態においては、枠状部6a,
6’aの内部の外輪20、玉2及び回転出力軸1の玉受
内面部1cによって玉軸受が構成されており、コイルバ
ネ9によって付与された圧力によって保持された予圧型
のベアリングを構成している。この例においてはコイル
バネ9は枠状部6’a内にのみ存在しているが、代わり
に枠状部6aの内部にのみ収容してもよく、或いはま
た、枠状部6aと6’aの双方に収容してもよい。ま
た、保持器30は必ずしも必要ではない。ただし、玉2
を均等に分散配置する必要のある場合には保持器30を
用いるか、或いは、玉受内面部22a若しくは玉受外面
部1cに周回方向に凹凸構造を設けて玉2を保持するよ
うにすることができる。凹凸構造を用いる場合には、玉
2を保持する凹部の形状を玉2の表面の曲率半径よりや
や大きい曲率半径の曲面に形成することが好ましい。
【0028】本実施形態によれば、回転出力軸1に玉受
外面部1cを設けたので、内輪を用いる必要がなく、ま
た、内輪を保持する構造も不要となるため、モータの部
品点数の低減及び組立の容易化を図ることができ、製造
コストを低減することができる。特に、本実施形態で
は、ケース6,6’に外輪20を支持するための枠状部
を一体に設けているため、部品点数がさらに低減されて
いる。しかも、上述のように玉受外面部1cと玉受内面
部22aは回転出力軸1の軸線方向に直線状に伸びる円
筒外面部1b及び外側平坦部21からそれぞれ外側及び
内側に湾曲した形状に形成されているので、玉2を挟圧
する回転出力軸1と外輪20とは回転出力軸1の軸線方
向に相互に出し入れできるように構成されている。した
がって、本実施形態の軸支部は、枠状部に外輪20を挿
入し、玉2を導入してから、回転出力軸1を挿入すると
いうように、一方向から極めて容易に組み立てていくこ
とができるから、組立作業が容易になり、組立作業の自
動化も簡単にできる。
【0029】また、外輪20は図示の断面形状にて判る
ようにほぼ均一な肉厚を有する形状に成形されている。
このため、板材や管材などからプレス加工などの塑性加
工によって容易に成形でき、また、大きな肉厚の変化が
ないことから寸法精度も高くすることができる。
【0030】(第2実施形態)次に、図2を参照して本
発明に係るモータの第2実施形態について説明する。こ
の実施形態において、上記第1実施形態と同様の部分に
は同符号を付し、その説明は省略する。本実施形態にお
いては、ブラケット6における回転出力軸1’の端部
1’dの側に形成された枠状部6a内に、回転出力軸
1’の外周面に接触するように形成された環状の内輪1
0が配置され、内輪10との間に複数の玉2を挟んで外
輪20が配置されている。玉2は保持器30によって保
持されている。これらの玉2及び外輪20は上記第1実
施形態と同様のものである。
【0031】内輪10は、図5に拡大して示すように、
回転出力軸1’の軸線方向に直線状に伸びる断面形状を
備えた内側平坦部11と、この内側平坦部11の軸線方
向の内部側において外側に湾曲した内側湾曲部12とか
ら構成される。内側平坦部11の内面は、回転出力軸
1’の外周面に当接する内接円筒面11aとなってお
り、内側湾曲部12の外面には玉2に当接する玉受外面
部12aが形成されている。内輪10の内側湾曲部12
の軸線方向の内部側の端部には、リング状に形成された
押圧板5が当接しており、この押圧板5とロータ7の端
面との間に圧縮状態のコイルバネ9’が収容されてい
る。なお、内輪10の断面形状は軸線方向に沿ってほぼ
等しい幅で伸びており、全体として内輪10の肉厚はほ
ぼ均一に形成されている。
【0032】一方、ブラケット6’の端部に形成された
枠状部6’a内には、上記第1実施形態と同様の軸支部
が構成されている。すなわち、回転出力軸1’には、上
記の端部1’dから伸びる棒状の軸体部1’aに対して
やや拡径した形状部分が枠状部6’の内部に形成され、
この部分に、上記第1実施形態と全く同様の円筒外面部
1’bと、玉受外面部1’cとが連続して設けられてい
る。この枠状部6’aの内部においては、外輪20の外
接円筒面21a及び軸線方向の外部側の端部とが枠状部
6’aの内側面及び内底面に当接して位置決めされてい
る。
【0033】この実施形態では、コイルバネ9’の弾性
力によって枠状部6a内の内輪10が図示下方に、回転
出力軸1’が図示上方に押圧されているため、枠状部6
a内の玉2は内輪10と外輪20の間にて挟圧され、枠
状部6’a内の玉2は回転出力軸1’と外輪20との間
にて挟圧された状態になっていて、これら2つの軸支部
は上記第1実施形態と同様の予圧型の玉軸受となってい
る。
【0034】この実施形態は第1実施形態と同様の効果
を奏する上に、回転駆動軸1’が軸線方向にコイルバネ
9’の変形量に対応した自由度を有するため、組立時に
おいて回転出力軸1’と2つの軸支部との相互調整が可
能であるため、組立作業が容易になるとともに製品の歩
留まりが向上する。
【0035】また、内輪10は図示の断面形状にて判る
ようにほぼ均一な肉厚を有する形状に成形されている。
このため、板材や管材などからプレス加工などの塑性加
工によって容易に成形でき、また、大きな肉厚の変化が
ないことから寸法精度も高くすることができる。
【0036】(第3実施形態)次に、図3を参照して本
発明に係る第3実施形態について説明する。この実施形
態においても、上記第1実施形態と同様の部分には同符
号を付し、その説明は省略する。本実施形態では、外輪
20’の構造のみが相違するが、他は第1実施形態と同
様である。外輪20’は、回転出力軸1の軸線方向に伸
びる外側平坦部21’と、この外側平坦部21’の軸線
方向の外部側にて内側に湾曲する外側湾曲部22’とが
連続して形成されて成るが、図6にも示すように、外側
湾曲部22’の端部にさらに軸線方向の外部側へ伸びな
がら内側に湾曲する弾性片部23’を備えている。
【0037】この弾性片部23’は外輪20’に一体に
形成されているが、たとえば、鋼材で形成された外輪2
0’において弾性片部23’のみに焼き入れ処理などを
施すなど、弾性片部23’と他の部分との処理方法を変
えることにより弾性その他の機械的性質を変え、より好
ましい弾性体としての特性が付与されたものであっても
よい。
【0038】弾性片部23’の端部は枠状部6a,6’
aの内底面に当接し、その弾性によって外輪20’を玉
2に向けて押し付けている。本実施形態においては、枠
状部6aと6’aの双方にそれぞれ上述の弾性片部2
3’を備えた外輪20’を配置しており、両枠状部6
a,6’aに支持された外輪20’は玉2を回転出力軸
1の玉受内面部1cに向けて押し付けることによって、
予圧型のベアリングを構成している。
【0039】本実施形態では、先の2つの実施形態のコ
イルバネ9,9’などのような別部品の弾性体を用いる
必要がないため、さらに部品点数が減少し、組立工程も
簡略化される。
【0040】ここで、弾性片部23’の形状は図3及び
図6に示すものに限らず、外輪20’を玉2に押圧する
機能を有するものであれば任意の形状でよい。また、弾
性片部23’を備えた外輪20’を2つの枠状部6a,
6’aに構成された2つの軸支部のうちいずれか一方の
みに採用し、他の軸支部においては第1及び第2実施形
態に示す外輪20を用いても、一方の外輪20’の弾性
片部23’のみで予圧をかけることが可能である。ま
た、本実施形態は、基本的に第1実施形態をベースとし
て構成しているが、第2実施形態においてコイルバネ
9’を設ける代わりに、枠状部6a,6’aの少なくと
もいずれか一方に内蔵される軸支部に外輪20’を採用
してもよい。この場合、内輪10を回転出力軸1’若し
くは回転出力軸1’に固定されたロータ7に対して直接
若しくは間接的に軸線方向から当接させることによっ
て、本実施形態と同機能を奏するモータが形成されう
る。
【0041】なお、本実施形態と同様の効果を得るに
は、外輪20’に弾性片部23’を設ける代わりに、外
輪に当接する枠状部6a,6’aの開口縁Aを図6に点
線で示すように薄肉化したり、特殊処理により機械的特
性を変えたりすることによって弾性を付与し、この開口
縁Aによって外輪を押圧するようにしてもよい。また、
同様の弾性片部を第2実施形態の内輪10又は回転出力
軸1’若しくは回転出力軸1’に固定された部材に設
け、内輪10と回転出力軸1’若しくはロータ7又との
間に弾性力を作用させてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転出力軸の外面上に玉受外面部が一体に形成されている
ことにより、軸支部の部品点数が少なくなり、組立作業
時の組立、調整も容易になるため、生産性を上げること
ができるとともに製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの第1実施形態の全体構成
を示す概略端面図である。
【図2】本発明に係るモータの第2実施形態の全体構成
を示す概略端面図である。
【図3】本発明に係るモータの第3実施形態の全体構成
を示す概略端面図である。
【図4】第1実施形態における軸支部の拡大端面図であ
る。
【図5】第2実施形態における軸支部の拡大端面図であ
る。
【図6】第3実施形態における軸支部の拡大端面図であ
る。
【符号の説明】
1,1’ 回転出力軸 2 玉 5 押圧板 6,6’ ブラケット 6a,6’a 枠状部 7 ロータ 8 ステータ 9,9’ コイルバネ 10 内輪 11 内側平坦部 11a 内接円筒面 12 内側湾曲部 12a 玉受外面 20,20’ 外輪 21,21’ 外側平坦部 21a,21’a 外接円筒面 22,22’ 外側湾曲部 22a,22’a 玉受内面部 23’ 弾性片部 30 保持器 31 玉収容凹部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転運動を発生させるためのステータ及
    びロータと、該ロータに接続された回転出力軸と、該回
    転出力軸を軸支するための玉軸受を構成する軸支部とを
    備えたモータにおいて、前記軸支部には、円弧状輪郭を
    備えた断面形状により構成される玉受内面部を備えた外
    輪と、前記玉受内面部に内側から当接する玉とを備え、
    前記回転出力軸の外面上には、円弧状輪郭を備えた断面
    形状により構成され、前記玉に内側から当接する玉受外
    面部が一体に形成されていることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転出力軸の前
    記外面には、前記回転出力軸の軸線方向に伸びる円筒外
    面部と、該円筒外面部の前記軸線方向の一側において外
    側に湾曲してなる前記玉受外面部とが連続して設けら
    れ、前記外輪の内面には、前記軸線方向に伸びる円筒内
    面部と、該円筒内面部の前記軸線方向の他側において内
    側に湾曲する前記玉受内面部とが連続して設けられてい
    ることを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記ス
    テータ及び前記ロータを収容し、少なくとも一方の端部
    に前記回転出力軸を外部へ導き出すための開口部を有す
    るブラケットを備え、前記ブラケットの両端部に前記外
    輪の形状に対応した内面形状に成形された枠状部を設
    け、一対の該枠状部の内部に、前記枠状部の内面により
    支持された前記外輪を含む前記軸支部がそれぞれ構成さ
    れていることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、一対の前記軸支部の
    少なくとも一方における前記枠状部の前記軸線方向に向
    いた支持面と前記外輪との間に圧縮状態の弾性体を介挿
    したことを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2において、前記ス
    テータ及び前記ロータを収容し、少なくとも一方の端部
    に前記回転出力軸を外部へ導き出すための開口部を有す
    るブラケットを備え、前記ブラケットの両端部に前記外
    輪の形状に対応した内面形状に成形された枠状部を設
    け、一方の該枠状部には前記枠状部の内面により支持さ
    れた前記外輪を含む前記軸支部が構成され、他方の前記
    枠状部には、前記枠状部の内面により支持された前記外
    輪と、前記外輪の前記玉受内面部に内側から当接する前
    記玉と、円弧状輪郭を備えた断面形状により構成され、
    前記玉に内側から当接する玉受外面部を備えた内輪とを
    有する第2の軸支部が構成されていることを特徴とする
    モータ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第2の軸支部に
    含まれた前記内輪の内面には、前記回転出力軸の外周面
    に当接する内接円筒面が設けられ、前記内輪の外面に
    は、前記軸線方向に伸びる円筒外面部と、該円筒外面部
    の前記軸線方向の一側において外側に湾曲してなる前記
    玉受外面部とが連続して設けられていることを特徴とす
    るモータ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記内輪を前記回転
    出力軸に対して前記軸線方向の他側に押圧する弾性体を
    備えていることを特徴とするモータ。
  8. 【請求項8】 請求項3又は請求項5において、前記外
    輪の前記枠状部側の端部若しくは前記外輪の端部に当接
    する前記枠状部の支持部分には、前記外輪を前記軸線方
    向の一側に押圧するための弾性を備えた弾性部が一体に
    設けられていることを特徴とするモータ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7355629B2 (en) 2002-07-29 2008-04-08 Lang Mekra North America, Llc Internally mounted, movable camera for vehicles
JP2010057356A (ja) * 2008-08-01 2010-03-11 Sanyo Denki Co Ltd モータ
JP2011167004A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Asmo Co Ltd 回転電機
CN104518601A (zh) * 2013-09-26 2015-04-15 日本电产株式会社 内转子型马达
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JP2018019449A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 ミネベアミツミ株式会社 ロータリトランス付きモータおよびその製造方法

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