JPH1123486A - 欠陥検査装置及びその方法 - Google Patents
欠陥検査装置及びその方法Info
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- JPH1123486A JPH1123486A JP17417497A JP17417497A JPH1123486A JP H1123486 A JPH1123486 A JP H1123486A JP 17417497 A JP17417497 A JP 17417497A JP 17417497 A JP17417497 A JP 17417497A JP H1123486 A JPH1123486 A JP H1123486A
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- magneto
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検査コストが安価であって検査時間が短い欠
陥検査装置及びその方法を提供すること。 【解決手段】 検査対象物1に対して光LBを照射する
光照射手段102と、前記光照射手段からの光が前記検
査対象物に存在する欠陥に照射された際の散乱光LSを
検出する光検出手段103とを備える。
陥検査装置及びその方法を提供すること。 【解決手段】 検査対象物1に対して光LBを照射する
光照射手段102と、前記光照射手段からの光が前記検
査対象物に存在する欠陥に照射された際の散乱光LSを
検出する光検出手段103とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば情報を記
録するディスクの欠陥を検査するための装置及びその方
法に関するものである。
録するディスクの欠陥を検査するための装置及びその方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報を記録するディスクとしては、例え
ば光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディスク等があ
る。図9は、光磁気ディスクの一例を示す断面側面図で
ある。この光磁気ディスク1は、透明樹脂で成る円板状
の基板2の一表面に情報の記録に必要なピット・グルー
ブ3が形成され、その一表面上に磁性膜で成る記録層
4、金属膜で成る反射層5、透明樹脂膜で成る保護膜6
がこの順に成膜されている。
ば光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディスク等があ
る。図9は、光磁気ディスクの一例を示す断面側面図で
ある。この光磁気ディスク1は、透明樹脂で成る円板状
の基板2の一表面に情報の記録に必要なピット・グルー
ブ3が形成され、その一表面上に磁性膜で成る記録層
4、金属膜で成る反射層5、透明樹脂膜で成る保護膜6
がこの順に成膜されている。
【0003】このような構成の光磁気ディスク1の検査
では、光磁気ディスク1自体の耐久性を保証するため
に、基板2自体に割れや傷等の欠陥が存在していない
か、保護膜6が正常に塗布されているかを検査する必要
がある。さらに、情報の記録・再生がスムーズに行える
ことを保証するために、記録層4中に異物あるいは傷や
ピンホール等の欠陥が存在していないか、記録層4が正
常に塗布されているかを検査する必要がある。
では、光磁気ディスク1自体の耐久性を保証するため
に、基板2自体に割れや傷等の欠陥が存在していない
か、保護膜6が正常に塗布されているかを検査する必要
がある。さらに、情報の記録・再生がスムーズに行える
ことを保証するために、記録層4中に異物あるいは傷や
ピンホール等の欠陥が存在していないか、記録層4が正
常に塗布されているかを検査する必要がある。
【0004】このような光磁気ディスク1の検査のう
ち、欠陥検査においては、光磁気ディスク1を回転駆動
し、光磁気ディスク1の情報読み取り面(記録層4を有
している面と反対側の面)にレーザ光を照射しつつ走査
して、光磁気ディスク1の全面を欠陥検査する方法が一
般的に知られている。
ち、欠陥検査においては、光磁気ディスク1を回転駆動
し、光磁気ディスク1の情報読み取り面(記録層4を有
している面と反対側の面)にレーザ光を照射しつつ走査
して、光磁気ディスク1の全面を欠陥検査する方法が一
般的に知られている。
【0005】即ち、記録層4からの反射光もしくは透過
光をフォトディテクタで受光して電気信号に変換し、そ
の電気信号よりも若干低いレベルもしくは若干高いレベ
ルのスライスレベルを設定し、変換した電気信号と設定
したスライスレベルを比較することにより欠陥を認識す
る方法である。
光をフォトディテクタで受光して電気信号に変換し、そ
の電気信号よりも若干低いレベルもしくは若干高いレベ
ルのスライスレベルを設定し、変換した電気信号と設定
したスライスレベルを比較することにより欠陥を認識す
る方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した光磁気ディス
ク1の欠陥のうち、基板2自体の割れは、光磁気ディス
ク1のセンターホール部1aを吸着した際、そのハンド
位置ずれ等によりセンターホール部1aに過度の力が掛
かることにより発生することが多い。従って、図10に
示すように、基板2自体の割れCは、センターホール部
1aから内周透明部1bにかけて放射状に存在し、記録
層4まで達していない場合が多い。
ク1の欠陥のうち、基板2自体の割れは、光磁気ディス
ク1のセンターホール部1aを吸着した際、そのハンド
位置ずれ等によりセンターホール部1aに過度の力が掛
かることにより発生することが多い。従って、図10に
示すように、基板2自体の割れCは、センターホール部
1aから内周透明部1bにかけて放射状に存在し、記録
層4まで達していない場合が多い。
【0007】よって、上述した従来の欠陥検査方法で
は、基板2自体の割れを検出することができないという
欠点があった。そこで、従来は、目視や画像処理等によ
り基板2自体の割れを検出するようにしているが、人件
費やシステム構築費等でコストが嵩み、また検査時間も
比較的長くなるという問題があった。
は、基板2自体の割れを検出することができないという
欠点があった。そこで、従来は、目視や画像処理等によ
り基板2自体の割れを検出するようにしているが、人件
費やシステム構築費等でコストが嵩み、また検査時間も
比較的長くなるという問題があった。
【0008】この発明は、上述した事情から成されたも
のであり、検査コストが安価であって検査時間が短い欠
陥検査装置及びその方法を提供することを目的とする。
のであり、検査コストが安価であって検査時間が短い欠
陥検査装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、この発明に
あっては、検査対象物に対して光を照射する光照射手段
と、前記光照射手段からの光が前記検査対象物に存在す
る欠陥に照射された際の散乱光を検出する光検出手段と
を備えることにより達成される。
あっては、検査対象物に対して光を照射する光照射手段
と、前記光照射手段からの光が前記検査対象物に存在す
る欠陥に照射された際の散乱光を検出する光検出手段と
を備えることにより達成される。
【0010】上記構成によれば、欠陥によって照射光が
散乱するので、その散乱光を検出するのみで、欠陥を検
出することができ、検査コストを低減させることができ
ると共に、検査時間を短縮させることができる。
散乱するので、その散乱光を検出するのみで、欠陥を検
出することができ、検査コストを低減させることができ
ると共に、検査時間を短縮させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施形態は、この発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発
明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるもの
ではない。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施形態は、この発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発
明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるもの
ではない。
【0012】図1は、この発明の欠陥検査装置の実施形
態を示す概略構成図であり、情報を記録するディスクの
欠陥を検査する装置である。この欠陥検査装置100
は、光磁気ディスク1を吸着して回転駆動するスピンド
ル101並びにこのスピンドル101の上方に配置さ
れ、スピンドル101に吸着されている光磁気ディスク
1に光LBを照射する光照射部102及び光照射部10
2からの照射光LBが光磁気ディスク1に存在する欠陥
に照射された際の散乱光LSを検出する光検出部103
を備えている。尚、光検出部103は、増幅器104に
接続されている。
態を示す概略構成図であり、情報を記録するディスクの
欠陥を検査する装置である。この欠陥検査装置100
は、光磁気ディスク1を吸着して回転駆動するスピンド
ル101並びにこのスピンドル101の上方に配置さ
れ、スピンドル101に吸着されている光磁気ディスク
1に光LBを照射する光照射部102及び光照射部10
2からの照射光LBが光磁気ディスク1に存在する欠陥
に照射された際の散乱光LSを検出する光検出部103
を備えている。尚、光検出部103は、増幅器104に
接続されている。
【0013】スピンドル101は、例えばその回転数が
30rpm〜120rpm程度の範囲内で調節可能に構
成されている。これは光検出部103の検出感度と全体
的な検査時間の兼ね合いで、スピンドル101を適当な
回転数で回転させる必要があるからである。即ち、スピ
ンドル101を過度に高速回転させると、光検出部10
3が反応しなくなるおそれがあり、逆にスピンドル10
1を過度に低速回転させると、全体的な検査時間が大幅
に遅延するおそれがあるためである。
30rpm〜120rpm程度の範囲内で調節可能に構
成されている。これは光検出部103の検出感度と全体
的な検査時間の兼ね合いで、スピンドル101を適当な
回転数で回転させる必要があるからである。即ち、スピ
ンドル101を過度に高速回転させると、光検出部10
3が反応しなくなるおそれがあり、逆にスピンドル10
1を過度に低速回転させると、全体的な検査時間が大幅
に遅延するおそれがあるためである。
【0014】光照射部102には、光照射手段である例
えば赤色光を発光する発光ダイオード(LED)が用い
られる。このような光照射部102は、図1及び図2に
示すように、その光照射位置が光磁気ディスク1の半径
上であってセンターホール部1aの縁から外周側へ距離
a(例えば約2mm)離れた位置となるように、かつ上
記光磁気ディスク1の半径に対して直角であって光磁気
ディスク1の面に対して仰角θ(例えば約40度)の線
上となるように配置されている。
えば赤色光を発光する発光ダイオード(LED)が用い
られる。このような光照射部102は、図1及び図2に
示すように、その光照射位置が光磁気ディスク1の半径
上であってセンターホール部1aの縁から外周側へ距離
a(例えば約2mm)離れた位置となるように、かつ上
記光磁気ディスク1の半径に対して直角であって光磁気
ディスク1の面に対して仰角θ(例えば約40度)の線
上となるように配置されている。
【0015】このような配置とする理由は、前述したよ
うに基板2自体の割れCはセンターホール部1aから内
周透明部1bにかけて放射状に存在するので、その割れ
Cに対して約90度の角度を形成するように光照射部1
02からの光LBを照射し、確実に乱反射させて散乱光
LSを得るためである。
うに基板2自体の割れCはセンターホール部1aから内
周透明部1bにかけて放射状に存在するので、その割れ
Cに対して約90度の角度を形成するように光照射部1
02からの光LBを照射し、確実に乱反射させて散乱光
LSを得るためである。
【0016】光検出部103には、光検出手段である例
えば色・光沢センサが用いられる。ここで、色・光沢セ
ンサの反応原理について説明する。ハロゲンランプの光
がファイバを通して対象物に照射されると、対象物から
の拡散反射光はファイバを通してカラーセンサ素子上に
集光されて、R(赤)、G(緑)、B(青)の3信号に
分解される。従って、これらの信号をA/D変換してC
PUで演算することにより、拡散反射光の色や光沢を判
別することができる。
えば色・光沢センサが用いられる。ここで、色・光沢セ
ンサの反応原理について説明する。ハロゲンランプの光
がファイバを通して対象物に照射されると、対象物から
の拡散反射光はファイバを通してカラーセンサ素子上に
集光されて、R(赤)、G(緑)、B(青)の3信号に
分解される。従って、これらの信号をA/D変換してC
PUで演算することにより、拡散反射光の色や光沢を判
別することができる。
【0017】このような光検出部103は、図1に示す
ように、上記光照射部102の光照射位置のほぼ垂直上
方に距離b(例えば約20mm)離れた位置に配置され
ている。このような配置とする理由は、前述したように
基板2自体の割れCはセンターホール部1aから内周透
明部1bにかけて存在するので、その割れCで乱反射し
た散乱光LSを確実に検出するためである。
ように、上記光照射部102の光照射位置のほぼ垂直上
方に距離b(例えば約20mm)離れた位置に配置され
ている。このような配置とする理由は、前述したように
基板2自体の割れCはセンターホール部1aから内周透
明部1bにかけて存在するので、その割れCで乱反射し
た散乱光LSを確実に検出するためである。
【0018】ここで、光照射部102として、上述した
赤色光を発光する発光ダイオードの代わりに、赤色光を
投光する投光レーザとその反射光を受光する受光センサ
が一体になったレーザファイバセンサを用いることもで
きる。光検出部103である色・光沢センサを備えてい
るにも拘わらず、光照射部102に光照射・検出手段で
あるレーザファイバセンサを備える理由について以下に
説明する。
赤色光を発光する発光ダイオードの代わりに、赤色光を
投光する投光レーザとその反射光を受光する受光センサ
が一体になったレーザファイバセンサを用いることもで
きる。光検出部103である色・光沢センサを備えてい
るにも拘わらず、光照射部102に光照射・検出手段で
あるレーザファイバセンサを備える理由について以下に
説明する。
【0019】色・光沢センサは、僅かな散乱光に対して
反応するため、小さな割れから大きな割れまでおよそ全
ての割れを検出することが可能である。これに対し、レ
ーザファイバセンサは、照射光とほぼ同方向に戻る反射
光を入射したときのみ反応するため、小さな割れに対し
ては上記反射光が十分に入射しないので、小さな割れを
検出することは不可能である可能性が極めて高いが、基
板が完全に割れているような大きな割れに対しては上記
反射光が十分に入射するので、大きな割れを確実に検出
することは可能である。
反応するため、小さな割れから大きな割れまでおよそ全
ての割れを検出することが可能である。これに対し、レ
ーザファイバセンサは、照射光とほぼ同方向に戻る反射
光を入射したときのみ反応するため、小さな割れに対し
ては上記反射光が十分に入射しないので、小さな割れを
検出することは不可能である可能性が極めて高いが、基
板が完全に割れているような大きな割れに対しては上記
反射光が十分に入射するので、大きな割れを確実に検出
することは可能である。
【0020】このような特性の異なるセンサを備えるこ
とにより、例えば光磁気ディスク1の1つであるミニデ
ィスク(MD)に対して有効な欠陥検査装置とすること
ができる。図3は、MDの製造工程の概略を示すフロー
チャートである。
とにより、例えば光磁気ディスク1の1つであるミニデ
ィスク(MD)に対して有効な欠陥検査装置とすること
ができる。図3は、MDの製造工程の概略を示すフロー
チャートである。
【0021】射出成形機によりMDの基板を成形したら
(ステップSTP1)、搬送ロボットであるDLU(D
isc Loader Unloader)により基板
を射出成形機から成膜機へ搬送する(ステップSTP
2)。成膜機により基板上に記録層及び反射層を成膜し
たら(ステップSTP3)、DLUにより基板を成膜機
から塗布機へ搬送する(ステップSTP4)。
(ステップSTP1)、搬送ロボットであるDLU(D
isc Loader Unloader)により基板
を射出成形機から成膜機へ搬送する(ステップSTP
2)。成膜機により基板上に記録層及び反射層を成膜し
たら(ステップSTP3)、DLUにより基板を成膜機
から塗布機へ搬送する(ステップSTP4)。
【0022】塗布機により基板上に保護層を塗布したら
(ステップSTP5)、スタンプ機により基板上に滑剤
をスタンプして最終的なMDとする(ステップSTP
6)。そして、欠陥検査装置によりMDを検査し(ステ
ップSTP7)、集積機により検査合格したMDを集積
する(ステップSTP8)。
(ステップSTP5)、スタンプ機により基板上に滑剤
をスタンプして最終的なMDとする(ステップSTP
6)。そして、欠陥検査装置によりMDを検査し(ステ
ップSTP7)、集積機により検査合格したMDを集積
する(ステップSTP8)。
【0023】このような製造工程において、基板に割れ
が発生するおそれのある工程は、DLUによる搬送時と
スタンプ機による滑剤スタンプ時である。DLUは、基
板の内周部を真空チャックするが、このときの基板の位
置決めがずれていると、例えば基板を成膜機に取り付け
る際に基板に無理な力が加わり、基板に割れが発生す
る。但し、この割れは、上記力がそれ程強くないため
に、長さは短く、深さも浅い小さなものとなる。
が発生するおそれのある工程は、DLUによる搬送時と
スタンプ機による滑剤スタンプ時である。DLUは、基
板の内周部を真空チャックするが、このときの基板の位
置決めがずれていると、例えば基板を成膜機に取り付け
る際に基板に無理な力が加わり、基板に割れが発生す
る。但し、この割れは、上記力がそれ程強くないため
に、長さは短く、深さも浅い小さなものとなる。
【0024】スタンプ機は、滑剤を染み込ませたシート
の下に基板をセットし、基板の下側から金属の台座を上
昇させて基板を押し上げることにより滑剤をスタンプす
るが、このときの基板の位置決めがずれていると、基板
を押し上げたときに基板に無理な力が加わり、基板に割
れが発生する。但し、この割れは、上記力が強いため
に、長さは長く、深さも深い大きなものとなる。
の下に基板をセットし、基板の下側から金属の台座を上
昇させて基板を押し上げることにより滑剤をスタンプす
るが、このときの基板の位置決めがずれていると、基板
を押し上げたときに基板に無理な力が加わり、基板に割
れが発生する。但し、この割れは、上記力が強いため
に、長さは長く、深さも深い大きなものとなる。
【0025】以上のことから、光検出部103に色・光
沢センサを備え、光照射部102にレーザファイバセン
サを備えた欠陥検査装置100により、MDを検査した
場合、色・光沢センサのみが反応した割れは、DLUに
よる搬送時に発生した小さな割れと予想することがで
き、色・光沢センサ及びレーザファイバセンサが反応し
た割れは、スタンプ機による滑剤スタンプ時に発生した
大きな割れと予想することができる。
沢センサを備え、光照射部102にレーザファイバセン
サを備えた欠陥検査装置100により、MDを検査した
場合、色・光沢センサのみが反応した割れは、DLUに
よる搬送時に発生した小さな割れと予想することがで
き、色・光沢センサ及びレーザファイバセンサが反応し
た割れは、スタンプ機による滑剤スタンプ時に発生した
大きな割れと予想することができる。
【0026】従って、オペレータは、前者の場合はDL
Uにおける基板の位置決めをチェックして対応すること
ができ、後者の場合はスタンプ機における基板の位置決
めをチェックして対応することができる。このように、
センサを併用することにより、割れの程度に重み付けを
することができ、MDの製造工程における不具合発生箇
所の予測を容易にし、そのフィードバックを迅速に行う
ことができるようになる。
Uにおける基板の位置決めをチェックして対応すること
ができ、後者の場合はスタンプ機における基板の位置決
めをチェックして対応することができる。このように、
センサを併用することにより、割れの程度に重み付けを
することができ、MDの製造工程における不具合発生箇
所の予測を容易にし、そのフィードバックを迅速に行う
ことができるようになる。
【0027】図4は、この発明の欠陥検査方法の実施形
態を示すフローチャートである。この欠陥検査方法で
は、上述した欠陥検査装置100が用いられ、その光照
射部102としては、赤色光を投光する投光レーザとそ
の反射光を受光する受光センサが一体になったレーザフ
ァイバセンサが備えられ、光検出部103としては、色
・光沢センサが備えられていることとする。
態を示すフローチャートである。この欠陥検査方法で
は、上述した欠陥検査装置100が用いられ、その光照
射部102としては、赤色光を投光する投光レーザとそ
の反射光を受光する受光センサが一体になったレーザフ
ァイバセンサが備えられ、光検出部103としては、色
・光沢センサが備えられていることとする。
【0028】先ず、被検査ディスクである光磁気ディス
ク1を、搬送機械により搬送してスピンドル101に載
置し、真空チャッキングして固定する。そして、スピン
ドル101を駆動して光磁気ディスク1を最適なセンサ
検出感度と検査時間を考慮した回転数で回転させる。
ク1を、搬送機械により搬送してスピンドル101に載
置し、真空チャッキングして固定する。そして、スピン
ドル101を駆動して光磁気ディスク1を最適なセンサ
検出感度と検査時間を考慮した回転数で回転させる。
【0029】この状態で、図5に示すように、光磁気デ
ィスク1に対して光照射部102から光LBを照射す
る。このときの照射時間は、割れCを確実に検出するた
めに、少なくとも光磁気ディスク1が1回転する時間と
する。光磁気ディスク1が割れCの無い良品である場合
は、図6に示すように、光磁気ディスク1の面に対して
入射角が40度で入射した照射光LBは、内周透明部1
bを抜けてスピンドル101の水平面で反射角が40度
で反射する。この場合は乱反射等は起こらないので、光
照射部102及び光検出部103の各センサは反応しな
い(ステップSTP11、12)。
ィスク1に対して光照射部102から光LBを照射す
る。このときの照射時間は、割れCを確実に検出するた
めに、少なくとも光磁気ディスク1が1回転する時間と
する。光磁気ディスク1が割れCの無い良品である場合
は、図6に示すように、光磁気ディスク1の面に対して
入射角が40度で入射した照射光LBは、内周透明部1
bを抜けてスピンドル101の水平面で反射角が40度
で反射する。この場合は乱反射等は起こらないので、光
照射部102及び光検出部103の各センサは反応しな
い(ステップSTP11、12)。
【0030】光磁気ディスク1が小さい割れCの有る不
良品である場合は、図7に示すように、光磁気ディスク
1の面に対して入射角が40度で入射した照射光LB
は、小さい割れCの部分で乱反射し、その散乱光LS
が、光照射部102のレーザファイバセンサには入射せ
ずに、光検出部103の色・光沢センサにのみ入射す
る。この場合は色・光沢センサのみが反応するので、光
磁気ディスク1には小さい割れCが存在することをオペ
レータは確認することができる(ステップSTP11、
13、14)。
良品である場合は、図7に示すように、光磁気ディスク
1の面に対して入射角が40度で入射した照射光LB
は、小さい割れCの部分で乱反射し、その散乱光LS
が、光照射部102のレーザファイバセンサには入射せ
ずに、光検出部103の色・光沢センサにのみ入射す
る。この場合は色・光沢センサのみが反応するので、光
磁気ディスク1には小さい割れCが存在することをオペ
レータは確認することができる(ステップSTP11、
13、14)。
【0031】また、光磁気ディスク1が大きい割れCの
有る不良品である場合は、図8に示すように、光磁気デ
ィスク1の面に対して入射角が40度で入射した照射光
LBは、大きい割れCの部分で乱反射し、その散乱光L
Sが光検出部103の色・光沢センサに入射すると共
に、大きい割れCの部分で照射光LBの方向に反射角が
ほぼ40度で反射し、その反射光LRが光照射部102
のレーザファイバセンサに入射する。この場合は色・光
沢センサ及びレーザファイバセンサが反応するので、光
磁気ディスク1には大きい割れCが存在することをオペ
レータは確認することができる(ステップSTP11、
13、15)。
有る不良品である場合は、図8に示すように、光磁気デ
ィスク1の面に対して入射角が40度で入射した照射光
LBは、大きい割れCの部分で乱反射し、その散乱光L
Sが光検出部103の色・光沢センサに入射すると共
に、大きい割れCの部分で照射光LBの方向に反射角が
ほぼ40度で反射し、その反射光LRが光照射部102
のレーザファイバセンサに入射する。この場合は色・光
沢センサ及びレーザファイバセンサが反応するので、光
磁気ディスク1には大きい割れCが存在することをオペ
レータは確認することができる(ステップSTP11、
13、15)。
【0032】このような構成により、光磁気ディスク等
の基板の割れを、その状態別に高速に検出することがで
きる。尚、上述した実施形態では、光磁気ディスク等の
基板の割れを検出する場合について説明したが、これに
限られるものではなく、例えばプラスチックやガラス等
で成る製品の割れや傷等の欠陥を検査することも可能で
ある。
の基板の割れを、その状態別に高速に検出することがで
きる。尚、上述した実施形態では、光磁気ディスク等の
基板の割れを検出する場合について説明したが、これに
限られるものではなく、例えばプラスチックやガラス等
で成る製品の割れや傷等の欠陥を検査することも可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、検査
コストを低減させることができると共に、検査時間を短
縮させることができる。
コストを低減させることができると共に、検査時間を短
縮させることができる。
【図1】この発明の欠陥検査装置の実施形態を示す概略
構成図。
構成図。
【図2】図1の欠陥検査装置の主要部を示す平面図。
【図3】MDの製造工程の概略を示すフローチャート。
【図4】この発明の欠陥検査方法の実施形態を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図5】図4の欠陥検査方法における図1の欠陥検査装
置の動作を示す第1の図。
置の動作を示す第1の図。
【図6】図4の欠陥検査方法における図1の欠陥検査装
置の動作を示す第2の図。
置の動作を示す第2の図。
【図7】図4の欠陥検査方法における図1の欠陥検査装
置の動作を示す第3の図。
置の動作を示す第3の図。
【図8】図4の欠陥検査方法における図1の欠陥検査装
置の動作を示す第4の図。
置の動作を示す第4の図。
【図9】一般的な光磁気ディスクの一例を示す断面側面
図。
図。
【図10】図9の光磁気ディスクの欠陥を示す平面図。
1・・・光磁気ディスク、1a・・・センターホール
部、1b・・・内周透明部、100・・・欠陥検査装
置、101・・・スピンドル、102・・・光照射部、
103・・・光検出部、C・・・割れ、LB・・・照射
光、LS・・・散乱光、LR・・・反射光
部、1b・・・内周透明部、100・・・欠陥検査装
置、101・・・スピンドル、102・・・光照射部、
103・・・光検出部、C・・・割れ、LB・・・照射
光、LS・・・散乱光、LR・・・反射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 11/10 581 G11B 11/10 581E
Claims (4)
- 【請求項1】 検査対象物に対して光を照射する光照射
手段と、 前記光照射手段からの光が前記検査対象物に存在する欠
陥に照射された際の散乱光を検出する光検出手段とを備
えたことを特徴とする欠陥検査装置。 - 【請求項2】 検査対象物に対して光を照射すると共
に、前記光が前記検査対象物に存在する欠陥に照射され
た際の反射光を検出する光照射・検出手段と、 前記光照射手段からの光が前記欠陥に照射された際の散
乱光を検出する光検出手段とを備えたことを特徴とする
欠陥検査装置。 - 【請求項3】 検査対象物に対して光を照射し、 前記検査対象物からの散乱光を検出した場合には、前記
検査対象物に欠陥が存在すると判断し、前記検査対象物
からの散乱光を検出しない場合には、前記検査対象物に
欠陥が存在しないと判断することを特徴とする欠陥検査
方法。 - 【請求項4】 検査対象物に対して光を照射し、 前記検査対象物からの散乱光を検出すると共に、前記検
査対象物からの前記照射光の方向とほぼ同一方向の反射
光を検出した場合には、前記検査対象物に大きい欠陥が
存在すると判断し、前記検査対象物からの散乱光のみを
検出した場合には、前記検査対象物に小さい欠陥が存在
すると判断し、前記検査対象物からの散乱光及び反射光
を検出しない場合には、前記検査対象物に欠陥が存在し
ないと判断することを特徴とする欠陥検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417497A JPH1123486A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 欠陥検査装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417497A JPH1123486A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 欠陥検査装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1123486A true JPH1123486A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15974009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17417497A Pending JPH1123486A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 欠陥検査装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1123486A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6914864B1 (en) * | 2000-04-03 | 2005-07-05 | Creative Technology Ltd. | Method and system for detecting cracks in optical discs |
EP1655572A1 (en) * | 2004-11-05 | 2006-05-10 | DaTARIUS Technologies GmbH | Device for measuring surface properties of optical media stampers |
EP1655571A1 (en) * | 2004-11-05 | 2006-05-10 | DaTARIUS Technologies GmbH | Device for measuring the thickness of optical media stampers |
CN110044294A (zh) * | 2018-01-17 | 2019-07-23 | 欧姆龙株式会社 | 图像检查装置及照明装置 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP17417497A patent/JPH1123486A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6914864B1 (en) * | 2000-04-03 | 2005-07-05 | Creative Technology Ltd. | Method and system for detecting cracks in optical discs |
EP1655572A1 (en) * | 2004-11-05 | 2006-05-10 | DaTARIUS Technologies GmbH | Device for measuring surface properties of optical media stampers |
EP1655571A1 (en) * | 2004-11-05 | 2006-05-10 | DaTARIUS Technologies GmbH | Device for measuring the thickness of optical media stampers |
CN110044294A (zh) * | 2018-01-17 | 2019-07-23 | 欧姆龙株式会社 | 图像检查装置及照明装置 |
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