JPH11234673A - ビデオデ―タの圧縮方法並びに装置、及び伸張方法並びに装置 - Google Patents

ビデオデ―タの圧縮方法並びに装置、及び伸張方法並びに装置

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JPH11234673A
JPH11234673A JP10327020A JP32702098A JPH11234673A JP H11234673 A JPH11234673 A JP H11234673A JP 10327020 A JP10327020 A JP 10327020A JP 32702098 A JP32702098 A JP 32702098A JP H11234673 A JPH11234673 A JP H11234673A
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ファン チャン チン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVフォーマットのDCTを用いたデータの
圧縮及び伸張処理にかかる時間を削減する。 【解決手段】 圧縮過程に関しては、画素情報を有する
4個又は8個の入力成分を受信し、8点DCT又は、4
点DCT及び8点DCTと、重みづけとを合成した処理
を行うことにより、4個又は8個のデジタル表記の出力
成分を生成する。伸張過程に関しては、デジタル表記さ
れた4個又は8個の入力成分を受信し、逆重みづけと、
8点IDCT又は、4点IDCT及び8点IDCTとを
合成した処理を行うことにより、画素成分を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ圧縮方法並
びに装置及びデータ伸張方法並びに装置に関し、特に、
デジタルビデオ符号器の離散コサイン変換(Discrete C
osine Transformation :以下DCTという)及び重み
づけと、デジタルビデオ復号器の逆重みづけ及び逆離散
コサイン変換(Inverse Discrete Cosine Transform:
以下IDCTという)を実行するための方法並びに装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルビデオは、デジタルフォーマッ
トで表現されたビデオ信号を表すために用いられる用語
である。デジタルビデオは、いくつかの点で従来のアナ
ログ信号より優れている。例えば、デジタルビデオ信号
の記録においては、ほとんど情報を損失することなく元
のものと同一のものを得ることができる。更に、圧縮さ
れたデジタルビデオ信号は、アナログ信号の記録と同等
かそれ以上の画質を有するが、用いる記録容量は、少な
い。最後に、デジタルフォーマットにより、オーディオ
データ、ビデオデータ及びその他のデータを容易に、合
成、編集、記録及び伝送することができる。
【0003】高フレームレート、多くの色又は高い解像
度を有するアナログビデオ信号をデジタルフォーマット
にそのまま変換することにより、高いデータレートを伴
うデジタルビデオ信号は、記録又は伝送に困難を生ず
る。したがって、多くのデジタルビデオ装置は、特定の
アプリケーションのために最適化されたデータ圧縮技術
を用いてデジタルビデオデータの量を削減している。デ
ジタル圧縮装置は、通常、符号器と呼ばれ、デジタル伸
張装置は、復号器と呼ばれる。符号及び復号を行う装置
は、コーデック(codec)と呼ばれる。
【0004】DVフォーマットは、商用のビデオテープ
レコーダ(Video Tape Recorder:VTR)が実用化さ
れる以前に用いられていた産業用のデジタルビデオフォ
ーマットの規格に従っている。DVフォーマットは、大
部分の主要な製造業者の高画質デジタルビデオカセット
レコーダ(Digital Video Casette Recorder:DVC
R)及びデジタルビデオカムコーダ(digital video ca
mcorder)に適用されてきた。これについては、199
4年12月に開催されたHDデジタルビデオカセットレ
コーダに関する会議において規定された「市販のデジタ
ルビデオカセットの規格(Specifications of Consumer-
Used digital VCRs )」に見いだされる。DVフォーマ
ットは、最近では、デジタルカムコーダ等の商用の製品
に用いられている。
【0005】映像の表示においては、従来より、静止画
像列すなわちフレーム列を有し、この各フレームは走査
線を有し、例えば1秒間に30回というレートで連続的
に画面表示され、人の目に連続的な動作として認識され
る。各フレームは、インターレース走査された2つのフ
ィールドよりなる。1フィールドは、1フレームの半分
の走査線を有する。フィールドは、1つ前のフィールド
又は1つ後のフィールドの走査線とともに、インターリ
ーブされ1つのフレームを構成する。ビデオデータの記
録又は伝送に際し、フィールド内(intrafield)又はフ
ィールド間(interfield)の冗長度を利用して、データ
の一部が削減される。DVフォーマットは、フィールド
内及びフィールド間の両方でデータの削減を行う。
【0006】図1に、従来の技術のデジタルビデオコー
デック内の、符号化すなわちデータ圧縮過程のフロー図
を示す。DVフォーマットを採用したコーデックは、D
CTを用いたデータ圧縮法を用いる。ステージ100の
ブロック化において、画像フレームは、N等分されて、
例えば各画素の輝度信号及び色差信号を有する画素情報
を含むN個のブロックになる。通常、ブロックのサイズ
は、水平方向及び水平方向に各8画素成分を有する。ス
テージ110において、これらのブロックは、シャッフ
リングされ、画像上の異なる部分に属するいくつかのブ
ロックが集められる。シャッフリングは、画質の均質性
を高める。
【0007】異なるフィールドは、異なる時間における
事象を記録する。ビデオシーンが多くの動作を含む場
合、1つのフレーム内の2つのフィールドは十分異なっ
た画像情報を有し、DV符号器は、フィールド内データ
削減処理を行って、1つのフィールド内の冗長度を削減
する。
【0008】動作の少ないビデオ画像において、1つの
フレームに属する2つのフィールドは、類似した画像情
報を有し、DV符号器は、フィールド間データ削減処理
を行って、フィールド間の冗長度を削減する。ステージ
115において、動き検出器は、画素データの各ブロッ
クから、1つのフレームの2つのフィールド間の差異を
検出する。動作情報は、ステージ120へ供給されそこ
で処理される。
【0009】ステージ120において、画素情報は、D
CTを用いて変換される。DCTのモードには、少なく
とも2つの共通のモード、すなわち8−8(8点)DC
Tモード及び2−4−8DCTモードが存在する。8−
8DCTモードは、水平方向及び垂直方向にそれぞれ、
8個の入力成分を供給され8個の出力成分を送り出すD
CTである。2−4−8DCTモードにおいて、1つの
8×8ブロックは、2つの4×8フィールドに分割さ
れ、各フィールドに対し、4×8変換がなされる。各4
×8フィールドは、各線が8画素を含む、4本の水平線
よりなる。4×8変換は、垂直方向に対しては、4個の
入力成分を供給され4個の出力成分を送り出し、水平方
向に対しては、8個の入力成分を供給され8個の出力成
分を送り出す。DVフォーマットの仕様では、2つのフ
ィールド間の差異が小さい場合に8−8DCTモードを
用い、2つのフィールド間の差異が大きい場合に2−4
−8DCTモードを用いることを提唱している。
【0010】8点DCTモードにおいて、画素情報を有
する8×8ブロックは、1つの2次元DCTを用いて、
周波数係数に対応する8×8行列に変換される。以下の
数式において、P(x、y)は、x、yをDCTブロッ
クの画素座標として、画素情報を有する入力ブロックを
表し、Q’(h、v)は、DCT係数を有する出力ブロ
ックを表す。h、vを0から7までの整数として、DC
Tは、数学的に以下のように記述される。
【0011】
【数1】
【0012】ステージ124において、重み定数によ
り、DCT係数を有する各ブロックを乗算することによ
り、DCT係数は、重みづけられる。この処理過程は、
数学的には以下の式で記述される。 Q(h、v)=W(h、v)Q’(h、v) 以下の重み係数は、DVフォーマットの標準である。
【0013】
【数2】
【0014】ここで w(0)=1 w(1)=CS4/(4×CS7×CS2) w(2)=CS4/(2×CS6) w(3)=1/(2×CS5) w(4)=7/8 w(5)=CS4/CS3 w(6)=CS4/CS2 w(7)=CS4/CS1 CSm=cos(mπ/16) である。
【0015】重みづけられたDCT係数Q(h、v)
は、ステージ125のバッファに記録される。
【0016】重みづけられたDCT係数は、ステージ1
40の処理において量子化される。量子化により、ビデ
オデータ伝送の効率が上がるが、誤差伝搬を生ずる可能
性がある。誤差を小さくするために、ステージ130に
おいて、各DCTブロックは、DVフォーマットの仕様
に記されている4つのアクティビティの1つにクラス分
けされる。4つのクラスは、それぞれ異なる量子化のス
テップを有する。各量子化器で用いられる可変長符号語
のデータ量は、ステージ135において見積もられ、1
つ又は複数の連続した重みづけられたDCT係数を、シ
ンクブロックと同じサイズに圧縮する量子化器が選択さ
れる。
【0017】ステージ140の量子化において、各DC
T係数は、丸められ、ある値幅内にあるものは同じ値に
なる。量子化により、周波数行列の高い周波数要素は、
0になる場合が多く、これにより記録されるデータ量は
大幅に削減できる。人間の目は、低い周波数にもっとも
敏感なため、この処理によって人間の目に知覚できる画
質はほとんど劣化しない。
【0018】ステージ140の量子化の過程において、
量子化係数の2次元行列は、1次元のデータ列に変換さ
れる。これは、行列要素をジグザグスキャンにより読み
込み、こうして読み込まれた1次元の量子化係数の列
を、0係数列とそれに続く0でない量子化係数を1つの
単位とした部分に分割することによりなされる。ステー
ジ140の可変長符号化(Variable Length Coding:V
LC)は、各部分を変換して、0係数の数と0でない係
数の数の組とし、可変長符号語を割り当てる。最後のス
テージ150のフレーミング処理において、可変長符号
化された量子化係数の各30のブロックは、5つの固定
長シンクブロックにパッキングされる。
【0019】図2は、従来のDVコーデックによる復号
化の過程を示すフロー図である。復号化は、本質的には
前述した符号化の逆である。第1のステージ200にお
いて、デジタルデータ列はデフレーミングされる。ステ
ージ210の可変長復号化(Variable Length Decodin
g:VLD)において、デフレーミングされたデータ
は、アンパックされ各係数が得られる。
【0020】ステージ220の逆量子化された係数は、
ステージ230において逆重みづけされ、ステージ23
5においてIDCTにかけられる。逆重みづけ関数W’
(h、v)は、符号化の過程で適用された重みW(h、
v)の逆数である。逆重みづけは、Q(h、v)を入力
係数として数学的に以下の式で表される。 Q’(h、v)=W’(h、v)Q(h、v) 以下に、DVフォーマットの標準となっている逆重みづ
け係数を示す。
【0021】
【数3】
【0022】ここで w(0)=1 w(1)=CS4/(4×CS7×CS2) w(2)=CS4/(2×CS6) w(3)=1/(2×CS5) w(4)=7/8 w(5)=CS4/CS3 w(6)=CS4/CS2 w(7)=CS4/CS1 CSm=cos(mπ/16) である。
【0023】逆重みづけ関数の出力Q’(h、v)は、
次にIDCTによる処理にかけられる。IDCTは、
x、yを0,1...7として、数学的には、以下の数
式で表される。
【0024】
【数4】
【0025】IDCT処理されたデータは、ステージ2
40においてデシャッフリングされ、ステージ250に
おいてフレームを形成するためにデブロックされる。
【0026】DCTを用いたデータの圧縮及び伸張を効
果的に実行することが強調されてきた。例えば、ウィダ
ーグレンら(Widergren et al)は、米国特許登録番号
第4385363において、16×16の画素ブロック
を変換するDCTプロセッサを発表した。この中で記述
されている5段階の処理過程は、16個の入力を扱うハ
ードウェアにとっては最適なものであるが、8個の入力
に対しては容易に適用できず、またソフトウェアを用い
て実行する場合、効果的でない。
【0027】シスマス(Cismas)は、米国特許登録番号
第5574661において、IDCTを計算する装置及
び方法を示した。この中で、8個の入力のIDCTの処
理にただ1つの乗算器しか必要としないハードウェア
が、最初に発表された。上述した2つの特許において
は、重みづけ及び変換を合成することは指摘されていな
い。更に、これらの特許では、DVフォーマットに合わ
せる拡張が容易でない。
【0028】重みづけとDCTを合成することにより、
必要とされる計算量を削減することができ、符号器及び
復号器の大抵のソフトウェアの実行及びハードウェアの
実行のスピードを増加させることを提案している研究者
がいる。例えば、山光らは、「家庭用デジタルVTRの
実験的研究」(C.Yamamitsu et al."An ExperimentalSt
udy for Home-Use Digital VTR",IEEE Transaction on
Consumer Electronics,Vol.35,No.3,August 1989,pp.45
0-456)の中で、DCT及びIDCTをサンプルとして
用いた重みづけ関数と合成し、修正されたDCT及び修
正されたIDCTを作ることにより、2つの関数を連続
的に用いた場合より、各変換を少ない計算量で行うこと
ができることを示した。しかしながら、山光らの発表し
た修正されたDCT及び修正されたIDCTは、DVフ
ォーマットの標準の重みを用いてない。
【0029】2−4−8DCT及び重みづけと、逆重み
づけ及び2−4−8IDCTを実行する従来の方法は、
2つの処理過程を必要とし、合計17又は21の処理を
行う。重みづけ及び逆重みづけにおいては、それぞれ垂
直方向に3つの乗算、水平方向に7つの乗算を行う必要
がある。4点DCT及び4点IDCTは、それぞれ3つ
の乗算を行う必要がある。8点DCT及び8点IDCT
は、それぞれ11の乗算を行う必要がある。8点DCT
及び重みづけ又は逆重みづけ及び8点IDCTを行う従
来の方法は、合計18の乗算を要求する2つの処理を行
う必要がある。ここでは、重みづけ及び逆重みづけにそ
れぞれ7つの乗算を要求し、8点DCT及び8点IDC
Tにそれぞれ11個の乗算を要求する。これについて
は、例えば、ロエフレールらの「11個の乗算を伴う実
用高速1次元DCTのアルゴリズム」(C.Loeffler et
al.,"Practical Fast 1-D DCT Algorithms with 11 Mul
tiplication,"Proceedings of the IEEE Internationa
l Conference on Acoustics,Speech,and Signal Proces
sing,ICASSP-89,pp.988-991,1989)の中で、詳細が述べ
られている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、DV復号器
の重みづけ及びIDCTとDV符号器の重みづけ及びD
CTとを合成して、必要な乗算の数を最小にする方法並
びに装置を提供し、DCTを用いた圧縮時間及び伸張時
間を削減する。
【0031】
【発明を解決するための手段】本発明に係るデータ圧縮
方法は、画像の画素情報を表す複数の入力成分を受信す
るステップと、これらの入力成分をDCT/重みづけを
用いて処理して画像のデジタル表記である出力成分を生
成するステップとを有する。本発明に係るデータ伸張方
法は、画像のデジタル表記である入力成分を受信するス
テップと、これらの入力成分を逆重みづけ/IDCTを
用いて処理して画像の画素情報を表す出力成分を生成す
るステップとを有する。
【0032】更に特定するなら、プロセッサにより実行
されるデータ圧縮方法は、画像の画素情報を表す複数の
入力成分を受信するステップを有する。第1の中間値の
グループは、入力成分の一部を用いて生成される。第2
の中間値のグループは、入力成分の第1のグループ及び
上述した中間値のグループを用いて生成される。第3の
中間値のグループは、入力成分の第2のグループ、前ス
テップまでに生成した中間値のグループの一部及び設定
された定数を用いて生成される。第4の中間値のグルー
プは、入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに
生成した中間値のグループの一部を用いて生成される。
ある実施例においては、入力成分の第4のグループ、前
ステップまでに生成した中間値のグループの一部及び設
定された定数を用いて出力成分が生成される。別の実施
例においては、入力成分の第4のグループ、前ステップ
までに生成した中間値のグループの一部及び設定された
定数を用いて第5の中間値のグループが生成される。第
6の中間値のグループは、入力成分の第5のグループ及
び前ステップまでに生成した中間値のグループの一部を
用いて生成される。第7の中間値のグループは、入力成
分の第6のグループ、前ステップまでに生成した中間値
のグループの一部及び設定された定数を用いて生成され
る。第8の中間値のグループは、入力成分の第7のグル
ープ及び前ステップまでに生成した中間値のグループの
一部を用いて生成される。出力成分は、入力成分の第8
のグループ、前ステップまでに生成した中間値のグルー
プの一部及び設定された定数を用いて生成される。
【0033】5個又は9個のプロセッサを備えたデータ
圧縮装置は、画像の画素情報を表す複数の入力成分を受
信する入力装置を備え、画像のデジタル表記である出力
成分を定める。第1のプロセッサは、入力成分の一部を
用いて第1の中間値のグループを生成する。第2のプロ
セッサは、入力成分の第1のグループ及び上記中間値の
グループを用いて第2の中間値のグループを生成する。
第3のプロセッサは、入力成分の第2のグループ、前ス
テップまでに生成した中間値のグループの一部及び設定
された定数を用いて第3の中間値のグループを生成す
る。第4のプロセッサは、入力成分の第3のグループ及
び前ステップまでに生成した中間値のグループの一部を
用いて第4の中間値のグループを生成する。本発明のあ
る実施例においては、第5のプロセッサは、入力成分の
第4のグループ、前ステップまでに生成した中間値のグ
ループの一部及び設定された定数を用いて出力成分を決
定する。本発明の別の実施例においては、第5のプロセ
ッサは、入力成分の第4のグループ、前ステップまでに
生成した中間値のグループの一部及び設定された定数を
用いて第5の中間値のグループを生成する。第6のプロ
セッサは、入力成分の第5のグループ及び前ステップま
でに生成した中間値のグループの一部を用いて第6の中
間値のグループを生成する。第7のプロセッサは、入力
成分の第6のグループ、前ステップまでに生成した中間
値のグループの一部及び設定された定数を用いて第7の
中間値のグループを生成する。第8のプロセッサは、入
力成分の第7のグループ及び前ステップまでに生成した
中間値のグループの一部を用いて第8の中間値のグルー
プを生成する。第9のプロセッサは、入力成分の第8の
グループ、前ステップまでに生成した中間値のグループ
の一部及び設定された定数を用いて、画像のデジタル表
記である出力成分を生成する。
【0034】本発明に係るデータ伸張方法は、、プロセ
ッサにより中間値を生成することにより、データ伸張を
行うものであり、画像の画素情報を表す複数の入力成分
を受信するステップを有する。第1の中間値のグループ
は、入力成分の一部及び設定された定数を用いて生成さ
れる。第2の中間値のグループは、入力成分の第1のグ
ループ及び上記中間値のグループを用いて生成される。
第3の中間値のグループは、入力成分の第2のグルー
プ、前ステップまでに生成した中間値のグループの一部
及び設定された定数を用いて生成される。第4の中間値
のグループは、入力成分の第3のグループ及び前ステッ
プまでに生成した中間値のグループの一部を用いて生成
される。本発明のある実施例においては、入力成分の第
4のグループ及び前ステップまでに生成した中間値のグ
ループの一部を用いて出力成分を決定する。本発明の別
の実施例においては、第5の中間値のグループは、入力
成分の第4のグループ及び前ステップまでに生成した中
間値のグループの一部を用いて生成される。第6の中間
値のグループは、入力成分の第5のグループ、前ステッ
プまでに生成した中間値のグループの一部及び設定され
た定数を用いて生成される。第7の中間値のグループ
は、入力成分の第6のグループ及び前ステップまでに生
成した中間値のグループの一部を用いて生成される。出
力成分は、入力成分の第8のグループ及び前ステップま
でに生成した中間値のグループの一部を用いて生成され
る。
【0035】本発明に係るデータ伸張装置は、5個又は
9個のプロセッサを備え、画像のデジタル表記である複
数の入力成分を受信し、画像の画素情報を表す出力成分
を決定する。第1のプロセッサは、入力成分の一部及び
設定された定数を用いて第1の中間値のグループを生成
する。第2のプロセッサは、入力成分の第1のグループ
及び上記中間値のグループを用いて第2の中間値のグル
ープを生成する。第3のプロセッサは、入力成分の第2
のグループ、前ステップまでに生成した中間値のグルー
プの一部及び設定された定数を用いて第3の中間値のグ
ループを生成する。第4のプロセッサは、入力成分の第
3のグループ及び前ステップまでに生成した中間値のグ
ループの一部を用いて第4の中間値のグループを生成す
る。本発明のある実施例においては、第5のプロセッサ
は、入力成分の第4のグループ及び前ステップまでに生
成した中間値のグループの一部を用いて出力成分を決定
する。9個のプロセッサを用いる実施例においては、第
6のプロセッサは、入力成分の第5のグループ、前ステ
ップまでに生成した中間値のグループの一部及び設定さ
れた定数を用いて第6の中間値のグループを生成する。
第7のプロセッサは、入力成分の第6のグループ及び前
ステップまでに生成した中間値のグループの一部を用い
て第7の中間値のグループを生成する。第8のプロセッ
サは、入力成分の第7のグループ及び前ステップまでに
生成した中間値のグループの一部を用いて出力成分を生
成する。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明に基づいた好ましい実施例
を添付された図に示す例とともに、詳細に説明する。
【0037】A 8点モードの圧縮 数学的に、DCTを重みづけと合成することができる。
DVフォーマットの標準的なDCTを表す式は、h、v
を0から7までの整数として、以下の数式で表される。
【0038】
【数5】
【0039】この式において、P(x、y)は、画素成
分を表し、DCTの入力となる。Q’(h、v)は、出
力されたDCT係数であり、DCT/重みづけ処理にお
いて、重みづけ関数の入力成分となる。
【0040】DVフォーマットの標準的な重みづけ関数
は、Q’(h、v)を重みづけ関数の入力成分、Q
(h、v)を重みづけられた出力係数としてQ(h、
v)=W(h、v)Q’(h、v)と定義される。重み
づけ定数は、以下に定義される。
【0041】
【数6】
【0042】ここで w(0)=1 w(1)=CS4/(4×CS7×CS2) w(2)=CS4/(2×CS6) w(3)=1/(2×CS5) w(4)=7/8 w(5)=CS4/CS3 w(6)=CS4/CS2 w(7)=CS4/CS1 CSm=cos(mπ/16) である。
【0043】所望の重みづけられたDCT係数であるQ
(h、v)を用いて、中間の表現であるQ”(h、v)
を定義すると、上式は、数学的に以下の式と等価とな
る。
【0044】
【数8】
【0045】更に、Q”(h、v)は、以下に定義され
るC’(h)、C’(v)を用いて、C(h)、C
(v)を書き換えると以下のようになる。
【0046】
【数9】
【0047】これは、2次元DCT及び標準的なDVフ
ォーマットの重みづけ関数を合成した形式である。前述
したように、2次元DCTは、2つの1次元変換として
実行することができる。上式において、8点1次元DC
T/重みづけは、初めに水平座標に対して実行される。
この出力成分は、第2のDCT/重みづけの対象となる
垂直座標成分を有する入力成分として用いられる。
【0048】Q”(h、v)は、以下のようにも表され
る。
【0049】
【数10】
【0050】この第2の式は、1次元DCT/重みづけ
が、初めに垂直座標に対して実行され、この出力成分
を、第2のDCT/重みづけの対称となる水平処理の入
力として用いた場合が、前述の場合と数学的に等価であ
ることを示す。
【0051】図3は、バタフライ図として知られる図で
ある。この図は、本発明を適用した1次元DCT/重み
づけを示し、ここでは、9個のパイプラインが、8個の
入力成分IN0−IN7を8個の出力成分OUT0−OU
7に変換する。この図において、入力成分は、左から
右へ移行する。2つの入力成分を結合する対角線は、入
力成分が足し合わされることを示す。矢線の頭部は、そ
の点における値に−1を乗算してから次の計算に進むこ
とを示す。線上の定数は、その時点における計算結果を
その定数で乗算することを示す。CSi=cos(iπ
/16)であり、例えば2CS2CS4は、2cos
(2π/16)cos(4π/16)と表される。これ
は約分することにより更に、2cos(π/8)cos
(π/4)となる。
【0052】P(x、y)として表される上述の画素値
は、プロセッサがDCT/重みづけを実行することによ
り、水平x座標の入力成分として1回、垂直y座標の入
力成分として1回の合計2回処理される。前述したよう
に、2つの変換が実行される順序は、重要ではない。1
実施例として、水平x座標の変換を最初に行うものによ
って、本発明を記述する。
【0053】変換は、水平画素成分P(x、y)として
表される8個の入力成分から始まる。ステージ1におい
て、8個の入力成分IN0−IN7が、図3に示すように
2つ1組にされ混合されることによって、第1の中間値
0−a7が生成する。混合は、加算及び、減算すなわち
符号を変えた数の加算を行う。ステージ2において、第
1の中間値の一部が混合され、第2の中間値b0−b7
生成する。ステージ3において、中間値a4,a5が定数
で乗算され、第3の中間値c0、c1が生成する。ステー
ジ4において、中間値b0−b5,c0,c1の一部が2つ
1組で混合され、第4の中間値d0−d4が生成する。ス
テージ5において、中間値b2,d0が、定数で乗算又は
シフトされ、第5の中間値e0,e1が生成する。ステー
ジ6において、第5の中間値が、2つ1組で混合され、
第6の中間値f0−f5が生成する。ステージ7におい
て、中間値が定数で乗算又はシフトされ、第7の中間値
0-g3が生成する。ステージ8において、2つ1組の混
合処理が行われ、中間値h0−h3が生成する。最後に、
ステージ9において、一部の中間値が、定数で乗算又は
シフトされ、8個の出力値OUT0−OUT7が生成す
る。これらの出力値は、図3と同じ内容の第2の1次元
DCT/重みづけの入力成分として用いられる。
【0054】第2の変換においては、画素情報を有する
入力行列は、画像の特定の部分の重みを表す係数を有す
る行列である。図3に示す処理過程においては、8回の
乗算と1つのシフトが要求されるだけである。図3のバ
タフライ図の計算は、本発明の原理を変更することなく
スケーリングすることができる。特に、スケーリング成
分は、出力データ間の数学的関係を保つ限り、任意の処
理過程において適用することができる。
【0055】B 8点モードの伸張 IDCTは、本質的に圧縮処理の逆である逆重みづけ処
理と合成することができる。第1に、係数成分は、逆重
みづけ処理をされる。Q(h、v)を重みづけられた係
数値とすると、逆重みづけ処理は、数学的に以下のよう
に表される。 Q’(h、v)=W’(h、v)Q(h、v) ここで、Q(h、v)は、逆重みづけ関数の入力成分を
表し、Q’(h、v)は、逆重みづけ関数の出力成分で
ある。DVフォーマットの逆処理に用いる重みは、前述
した圧縮処理に用いたものと同一である。
【0056】
【数11】
【0057】ここで w(0)=1 w(1)=CS4/(4×CS7×CS2) w(2)=CS4/(2×CS6) w(3)=1/(2×CS5) w(4)=7/8 w(5)=CS4/CS3 w(6)=CS4/CS2 w(7)=CS4/CS1 CSm=cos(mπ/16) である。
【0058】DVフォーマットの標準IDCTの数学的
表現は、x、yを0から7までの整数として以下のよう
に表される。
【0059】
【数12】
【0060】ここでQ’(h、v)は、IDCTの入力
成分として用いた逆重みづけ関数の出力成分である。上
式において、出力成分P(x、y)は、復号された画像
を表す画素情報を有する。ここでC(h),C(v)は
以下の式で表される。
【0061】
【数13】
【0062】逆重みづけ関数とIDCTを合成するため
に、まずIDCTの式のQ’(h、v)にW’(h、
v)Q(h、v)を代入する。逆重みづけ/IDCTを
表す式を以下に示す。
【0063】
【数14】
【0064】逆重みづけ/IDCTの入力成分であるQ
(h、v)を用いて中間値Q”(h、v)を定義し、Q
(h、v)の代わりにこれを用いると、上式は以下の式
になる。
【0065】
【数15】
【0066】更に、h=0,1...7、C’(h)=
2 2C(h)として、本発明の原理に従った逆重みづ
け/IDCTの式は、以下の式で表される。ここでP
(x、y)は、所望の画素値、Q”(h、v)は、中間
値である。
【0067】
【数16】
【0068】前述したように、2次元逆重みづけ/ID
CTは、以下に示すように、2つの1次元変換に分割で
きる。
【0069】
【数17】
【0070】上式において、8点1次元逆重みづけ/I
DCTは、まず水平座標に用いられる。この出力成分
は、第2の1次元逆重みづけ/IDCTを適用する垂直
座標である入力成分として用いられる。
【0071】Q”(h、v)に、以下の変換をすること
もできる。
【0072】
【数18】
【0073】上式は、前述した逆重みづけ/IDCT
が、垂直座標に1次元逆重みづけ/IDCTを適用し、
この出力成分を、第2の変換を適用する水平座標である
入力成分として用いた場合と数学的に同等であることを
示す。
【0074】図4に、本発明の原理に従った1次元逆重
みづけ/IDCTを示す。逆重みづけ/IDCTは、図
4のバタフライ図に示すように、8個のパイプラインの
処理過程を有する。
【0075】逆処理の過程において、Q”(h、v)で
記述される前述の重みづけされた係数は、逆重みづけ/
IDCTプロセッサにより、水平h座標の入力成分とし
て1回、垂直v座標の入力成分として1回の合計2回処
理される。2つの変換が行われる順序は、重要ではな
い。本発明の説明として、ここでは、水平h座標を先に
変換する場合について記述する。
【0076】この変換は、水平成分Q”(h、v)で表
される8つの入力成分I0−I7を用いて行われる。ステ
ージ1において、8個の入力成分が、定数で乗算又はシ
フトされ、第1の中間値a0−a1が生成する。ステージ
2において、加算及び、減算すなわち符号を変えた数の
加算を用いた混合により、中間値b0−b7が生成する。
ステージ3において、中間値b2,b4,b6が、いくつ
かの定数で乗算又はシフトされ、第3の中間値c0−c2
が生成する。ステージ4において、中間値を2つ1組に
して混合することにより、第4の中間値d0−d2が生成
する。ステージ5において、第4の中間値の2つ1組の
混合により、第5の中間値e0−e7が生成する。第6の
ステージにおいて、中間値e4,e5に、定数を乗算して
第6の中間値f0,f1が生成する。ステージ7におい
て、2つの2つ1組の混合によって、第7の中間値
0,g1が生成される。最後に、ステージ8において、
それ以前に得られた中間値を2つ1組にして混合するこ
とにより、8個の出力成分OUT0−OUT7が生成す
る。この出力成分は、第2の1次元逆重みづけ/IDC
Tの入力成分として用いられる。
【0077】第2の変換の出力成分は、画素情報を有す
る行列である。図4に示す逆重みづけ/IDCTは、8
個の乗算及び1個のシフトを要求するのみである。図4
のバタフライ図の計算は、本発明の原理を変更すること
なくスケーリングすることができる。特に、出力データ
間の数学的関係を保持する限り、スケーリング成分を任
意の処理過程において適用することができる。
【0078】C 2−4−8DCTモードの圧縮 2−4−8DCTモードにおいては、画素情報を有する
8×8ブロックは、まず2つの4×8ブロックに分割さ
れる。次に4×8DCTが、各4×8ブロックに適用さ
れる。数学的に、DCTを重みづけと合成することがで
きる。DVフォーマットの標準的な2−4−8DCT
は、hを0から7,vを0から3の整数として以下の数
式で表される。
【0079】
【数19】
【0080】このDCTの数式において、P(x、y)
は、画素値を表し、DCTの入力成分である。特に、P
(x、2m)+P(x、2m+1)は、第1のDCTの
入力が4×8行列であり、これらの各行が、画素情報を
有する8×8行列の2つの行の和であることを示す。同
様に、第2の式において、P(x、2m)−P(x、2
m+1)は、第2のDCTの入力は、4×8行列であ
り、これらの各行が、画素情報を有する8×8行列の2
つの行の差であることを示す。Q’(h、v)は、出力
されたDCT係数を表し、これは、逆重みづけ/IDC
Tにおいて、重みづけ関数の入力成分となる。
【0081】DVフォーマットの標準的な重みづけ関数
は、以下で定義される。 Q(h、v)=W(h、v)Q’(h、v) ここで、Q’(h、v)は、重み関数の入力であり、Q
(h、v)は、出力された重みづけされた係数である。
重み定数は、以下で定義される。
【0082】
【数20】
【0083】ここで w(0)=1 w(1)=CS4/(4×CS7×CS2) w(2)=CS4/(2×CS6) w(3)=1/(2×CS5) w(4)=7/8 w(5)=CS4/CS3 w(6)=CS4/CS2 w(7)=CS4/CS1 CSm=cos(mπ/16) である。
【0084】中間値Q”(h、v)を、所望の重みづけ
られたDCT係数を表すQ(h、v)を用いて定義する
と、数学的に以下の式と等価となる。
【0085】
【数21】
【0086】C(h)、C(v)を用いて、C’
(h)、C’(v)を定義し、これを用いてQ”(h、
v)、Q”(h、v+4)を表すと以下のようになる。
【0087】
【数22】
【0088】上式は、2次元DCT及び標準的なDVフ
ォーマットの重みを用いた2次元重みづけ関数を合成し
た式である。前述したように、2次元DCTは、2つの
1次元処理として行うことができる。上述の第1の式に
おいて、8点1次元DCT/重みづけは、まず和の情報
を有する水平座標に適用される。この出力成分は、4点
1次元DCT/重みづけを適用する、和の情報を有する
垂直座標となる入力成分として用いられる。上述の第2
の式において、8点1次元DCT/重みづけは、まず差
の情報を有する水平座標に適用される。この出力成分
は、4点1次元DCT/重みづけを適用する、差の情報
を有する垂直座標となる入力成分として用いられる。
【0089】Q”(h、v)及びQ”(h、v+4)
を、以下のように変換することもできる。
【0090】
【数23】
【0091】この第2の1組の数式は、4点1次元DC
T/重みづけをまず垂直座標に適用し、この出力成分
を、8点1次元DCT/重みづけを適用する水平座標と
なる入力成分として用いたものと、前述のものとが数学
的に等価であることを示す。
【0092】2−4−8DCTにおける前述したすべて
の8点1次元DCT/重みづけは、セクションAで示し
たものと同じタイプのものである。本発明の原理に従っ
た4点1次元DCT/重みづけを以下に述べる。
【0093】2−4−8DCTにおいて、DCT/重み
づけも、和の情報を有する4×8ブロックに対して1
回、差の情報を有する4×8ブロックに対して1回の合
計2回適用される。各ブロックにおいて、P(x、y)
で記述される画素値成分は、プロセッサがDCT/重み
づけを実行することによって、4点DCT/重みづけを
垂直y座標に対して1回、8点DCT/重みづけを水平
y座標に対して1回の合計2回処理される。前述したよ
うに、2つの変換を行う順序は、重要ではない。本発明
の説明として、和の情報を有するブロックに対して、4
点DCT/重みづけを8点DCT/重みづけに先行して
適用する例を記述する。
【0094】図5も、バタフライ図として知られる図で
ある。図5に、本発明の原理を適用した4点1次元DC
T/重みづけを示す。ここで、5個のパイプラインによ
り、4個の入力成分IN0−IN3は、4個の出力成分O
UT0−OUT3に変換される。この図において、入力デ
ータは、左から右へ移行する。2つの入力成分を結合す
る対角線は、これらの入力成分が加算されることを示
す。矢線の頭部は、その点における数値の符号を変えて
から次の計算過程へ進めることを意味する。線上に配置
された定数は、その点における数値をその定数で乗算す
ることを示す。
【0095】変換は、画素成分P(h、v)の和の情報
を有する垂直成分を表す4つの入力成分を用いて行われ
る。ステージ1において、4個の入力I0−I3が、図5
に示すように2つ1組にして混合され、第1の中間値a
0−a3が生成する。混合は、加算及び、減算すなわち符
号を変えた数の加算を用いて行われる。ステージ2にお
いて、第1の中間値の一部が、混合され、第2の中間値
0が生成する。ステージ3において、中間値a2に定数
が乗算され、第3の中間値c0が生成する。ステージ4
において、それ以前に生成した第1,第2,第3の中間
値を、2つ1組にされ混合することにより、第4の中間
値d0−d3が生成する。第5のステージにおいて、中間
値d1,d2は定数を乗算又はシフトされ、4個の出力値
OUT0-OUT3が生成する。この出力値は、8点1次元D
CT/重みづけを適用する水平成分となる入力成分とし
て用いられる。8点1次元DCT/重みづけは、前述し
た特許文書において、より完全に記述されている。
【0096】8点DCT/重みづけの実行後、和の情報
を有する入力4×8行列は、画像の一部の重みを表した
係数を有する行列である。8点DCT/重みづけに続い
て行われる4点DCT/重みづけは、差の情報を有する
4×8行列に対して適用され、第2の4×8行列を生成
する。
【0097】図5に示す4点1次元DCT/重みづけ
は、2回の乗算と1回のシフトを要求するだけである。
更に、図5のバタフライ図の計算は、本発明の原理を変
更せずにスケーリングすることができる。特に、出力デ
ータ間の数学的関係を保持する限り、スケーリング成分
を任意の処理過程において適用することができる。
【0098】D 伸張伸張の過程において、IDCT
を、本質的に圧縮の逆操作である逆重みづけと結合する
ことができる。まず初めに、係数を逆重みづけ処理す
る。Q(h、v)が重みづけられた係数を表すとする
と、逆重みづけは、数学的には以下の式で記述される。 Q’(h、v)=W’(h、v)Q(h、v) ここでQ(h、v)は、逆重みづけ関数の入力成分であ
り、Q’(h、v)は、逆重みづけ関数の出力成分であ
る。
【0099】DVフォーマットの逆処理において用いら
れる重みは、前述した圧縮過程で用いたものと同じであ
る。
【0100】
【数24】
【0101】ここで w(0)=1 w(1)=CS4/(4×CS7×CS2) w(2)=CS4/(2×CS6) w(3)=1/(2×CS5) w(4)=7/8 w(5)=CS4/CS3 w(6)=CS4/CS2 w(7)=CS4/CS1 CSm=cos(mπ/16) である。
【0102】DVフォーマットの標準2−4−8IDC
Tの数学的表現は、y=2m又はy=2m+1、m=
0,1,2,3、x=0,1,...,7として、以下
の数式で記述される。
【0103】
【数25】
【0104】ここで、Q’(h、v)は、逆重みづけ関
数の出力成分であり、IDCTの入力成分として用いら
れる。上式において、出力P(x、y)は、復号された
画像情報を表す画素情報を有する。更に上式において、
以下のコメントを付け加えておく。
【0105】
【数26】
【0106】逆重みづけ関数とIDCTを結合するため
に、上述したIDCTの式のQ’(h、v)にW’
(h、v)Q(h、v)を代入する。その結果以下に記
述するように、逆重みづけ/IDCTの数式を得る。
【0107】
【数27】
【0108】逆重みづけ/IDCTの入力成分であるQ
(h、v)を用いて、中間値Q”(h、v)を定義し、
Q(h、v)の代わりにこれを用いて以下の数式を得
る。
【0109】
【数28】
【0110】C(h)、C(v)の代わりに、以下に定
義するC’(h)、C’(v)を用いると、Q”(h、
v)を中間値、P(h、v)を所望の画素値として、本
発明の原理を適用した逆重みづけ/IDCTの数式を得
る。
【0111】
【数29】
【0112】前述したように、2次元逆重みづけ/ID
CTは、2つの1次元逆重みづけ/IDCTに分割でき
る。上式において、8点1次元逆重みづけ/IDCT
は、まず水平座標に適用される。この出力成分は、4点
1次元逆重みづけ/IDCTを適用する垂直座標となる
入力成分として用いられる。
【0113】Q”(h、v)は、y=2m又はy=2m
+1、m=0,1,...3、x=0,1,...7と
して以下のようにも記述できる。
【0114】
【数30】
【0115】上式は、4点1次元逆重みづけ/IDCT
を初めに垂直座標に適用し、この出力成分を8点1次元
変換を適用する水平座標となる入力成分として用いるこ
とが、前述の処理過程と数学的に等価であることを示
す。2−4−8DCTモードにおける前述のすべての8
点1次元逆重みづけ/IDCTは、セクションBで示し
たものと等しい。本発明の原理を適用した4点1次元逆
重みづけ/IDCTを以下に示す。
【0116】2−4−8DCTモードにおいて、逆重み
づけ/IDCTは、偶数列の情報を有する4×8ブロッ
クの生成及び奇数列の情報を有する4×8ブロックの生
成のために各1回づつ、合計2回行われる。各逆重みづ
け/IDCTは、4点1次元逆重みづけ/IDCT及び
8点1次元逆重みづけ/IDCTを含む。各ブロックに
おいて2つの変換が行われる順序は、重要ではない。本
発明の説明のために、ここでは、4点1次元逆重みづけ
/IDCTが8点1次元逆重みづけ/IDCTに先行す
る場合を記述する。
【0117】図6に、本発明の原理を適用した4点1次
元逆重みづけ/IDCTを示す。逆重みづけ/IDCT
は、図6のバタフライ図に示すように、5つのパイプラ
インによって行われる。
【0118】変換は、偶数列の情報を表す4個の入力成
分I0−I3を用いて行われる。これら4個の入力成分I
0−I3は、和係数Q”(h、v)と差係数Q”(h、v
+4)を加算することによって得られる。ステージ1に
おいて、4つの入力成分は、定数で乗算又はシフトさ
れ、第1の中間値a0,a1が生成する。ステージ2にお
いて、入力成分の一部及び第1の中間値を混合、つま
り、加算及び、減算すなわち符号を変えた数の加算を用
いて変換し、中間値b0−b3が生成する。ステージ3に
おいて、中間値b2は、定数で乗算され、第3の中間値
0が生成する。ステージ4において、それ以前に生成
した1組の中間値を混合して、第4の中間値d0が生成
する。ステージ5において、それ以前に生成した中間値
を2つ1組にして混合し、4個の出力成分OUT0−O
UT3が生成する。これらの出力成分は、8点1次元逆
重みづけ/IDCTの入力成分として用いられる。
【0119】8点変換を行うことにより、偶数列の画素
情報を有する4×8行列が、出力として生成する。Q”
(h、v)−Q”(h、v+4)を入力成分として用
い、同様な処理を行うことにより、奇数列の画素値を有
する4×8行列が得られる。図4に示す逆重みづけ/I
DCTは、2つの乗算及び1つのシフトを要求するのみ
である。図4のバタフライ図の計算は、本発明の原理を
変更することなくスケーリングすることができる。出力
データ間の数学的関係を保持する限り、スケーリング成
分を任意の処理過程において適用できる。
【0120】図7に、本発明の原理を適用した装置を示
す。図7に示すように、プロセッサ710は、任意の適
切なインターフェースを介して、少なくとも1つの入力
/出力(input/output:I/O)装置720に接続され
る。I/O装置720は、プロセッサ710に情報を提
供又はプロセッサ710から情報を供給されることので
きる任意の装置を用いることができる。例として、I/
O装置720は、IEEE1394インターフェースを
介して接続されるデジタルカムコーダを用いることがで
きる。プロセッサ710として、ペンティアム等の任意
のプロセッサを用いることができる。しかしながら、処
理速度の速いプロセッサを用いれば、本発明を実行する
時間を削減することができる。
【0121】本発明の装置は、更にメモリ730及びグ
ラフィックカード740を備える。メモリ730は、プ
ロセッサ710で処理されたデータ及び、I/O装置7
20から供給又はI/O装置720に供給するデータを
記録する。グラフィックカード740は、画像情報をモ
ニタ750が受信できる信号に変換する。プロセッサ7
10,I/O装置720,メモリ730,グラフィック
カード740及びモニタ750は、標準的な装置のバス
760を介して接続される。図7は、各ハードウェア
が、市販のコンピュータの部品として実行される典型的
なネットワークを示す図である。
【0122】更に、本発明の原理を適用したデータ圧縮
は、図8に示す9個の専用のハードウェアである高速プ
ロセッサ又は、図10に示す5個の専用のハードウェア
である高速プロセッサにより、実行することができる。
【0123】図8において、各プロセッサ810−85
0は、図3に示す処理の1つに対応する処理を行う。プ
ロセッサ810,820,840は、少なくとも1つの
計算論理ユニット(Arithmetic Logic Unit:ALU)
を含む。ALU815,825,845は、計算及び論
理演算を行うことのできるプロセッサである。プロセッ
サ830,850は、それぞれ少なくとも1つの乗算器
832,852及び少なくとも1つのシフトレジスタ8
34,854を備える。各プロセッサ810−890
は、図3に示す処理の1つに対応する処理を行う。図8
の装置は、更に入力装置800及び出力装置895を備
える。
【0124】図9に示すように、本発明の原理を適用し
たデータ伸張は、入力装置900,出力装置995及び
8個の専用のハードウェアである高速プロセッサ91
0,920,...990を用いて実行される。プロセ
ッサ920,940,950は、少なくとも1つの計算
論理ユニット(ALU)を含む。ALU925,94
5,955は、計算及び論理演算を行うことのできるプ
ロセッサである。プロセッサ910,930は、それぞ
れ少なくとも1つの乗算器912,932及び少なくと
も1つのシフトレジスタ914,934を備える。各プ
ロセッサ910−990は、図4に示す処理の1つに対
応する処理を行う。
【0125】図10に5個のプロセッサ1010−10
50を示す。各プロセッサ1010−1050は、図5
に示す処理の1つに対応する処理を行う。プロセッサ1
010,1020,1040は、少なくとも1つの計算
論理ユニット(ALU)を含む。ALU1015,10
25,1045は、計算及び論理演算を行うことのでき
るプロセッサである。プロセッサ1030,1050
は、それぞれ少なくとも1つの乗算器1032,105
2及び少なくとも1つのシフトレジスタ1034,10
54を備える。図10の装置は、更に入力装置1000
及び出力装置1090を備える。
【0126】図11に示すように、本発明の原理を適用
したデータ伸張は、入力装置1100,出力装置119
0及び5個の専用のハードウェアである高速プロセッサ
1010,1020,...1050を用いて実行され
る。プロセッサ1120,1140,1150は、少な
くとも1つの計算論理ユニット(ALU)を含む。AL
U1125,1145,1155は、計算及び論理演算
を行うことのできるプロセッサである。プロセッサ11
10,1130は、それぞれ少なくとも1つの乗算器1
112,1132及び少なくとも1つのシフトレジスタ
1114,1134を備える。各プロセッサ1110−
1190は、図6に示す処理の1つに対応する処理を行
う。
【0127】本発明の原理を適用した方法及び装置は、
ソフトウェア又はハードウェア又はソフトウェアとハー
ドウェアの組み合わせにより実現することができる。本
発明の原理を実行するソフトウェアは、磁気ディスク等
のコンピュータ読み込み媒体に記録されるか、インター
ネット等のコンピュータ読み込み媒体を介して転送され
るのが好ましい。
【0128】本発明の精神又は本発明の範囲から逸脱す
ることなく、本発明の原理を適用した装置及び方法に、
様々な修正及び変更を加えることが可能であることは、
同業者にとって明らかである。例えば、上述の定数を、
同一の定数で乗算すれば、スケーリングされた本発明の
実施例を得るが、これは、機能としては、スケーリング
しなかったものと等価である。本発明の範囲は請求項に
より定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術を適用したデジタルビデオ符号器の
フロー図である。
【図2】従来の技術を適用したデジタルビデオ復号器の
フロー図である。
【図3】本発明の原理を適用した1次元DCT/重みづ
けの詳細を記述したフロー図である。
【図4】本発明の原理を適用した1次元逆重みづけ/I
DCTの詳細を記述したフロー図である。
【図5】本発明の原理を適用した、9個のプロセッサの
データ圧縮過程を示した図である。
【図6】本発明の原理を適用した、9個のプロセッサの
データ伸張過程を示した図である。
【図7】本発明の原理を適用した1次DCT/重みづけ
の詳細を記述したフロー図である。
【図8】本発明の原理を適用した1次元逆重みづけ/I
DCTの詳細を記述したフロー図である。
【図9】本発明の原理を適用した、5個のプロセッサの
データ圧縮過程を示した図である。
【図10】本発明の原理を適用した、5個のプロセッサ
のデータ伸張過程を示した図である。
【図11】本発明の原理を適用した装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
800 入力装置、810 プロセッサ、815 計算
論理ユニット、820プロセッサ、825 計算論理ユ
ニット、830 プロセッサ、832 乗算器、834
シフトレジスタ、840 プロセッサ、845 計算
論理ユニット、850 プロセッサ、852 乗算器、
854 シフトレジスタ、860 プロセッサ、865
計算論理ユニット、870 プロセッサ、872 乗
算器、874 シフトレジスタ、880 プロセッサ、
885 計算論理ユニット、890 プロセッサ、89
2 乗算器、894 シフトレジスタ、896 出力装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シー.シー.リー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94539 フレモント サン セバスチャン プレイス 40200 (72)発明者 柳原 尚史 日本国東京都大田区鵜の木3−16−1− 407

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間値を生成するプロセッサにより、デ
    ータ圧縮を行うデータ圧縮方法であって、 画像の画素情報を表す複数の入力成分を受信するステッ
    プと、 上記入力成分の一部を用いて第1の中間値のグループを
    生成するステップと、 上記入力成分の第1のグループ及び上記第1の中間値の
    グループを用いて第2の中間値のグループを生成するス
    テップと、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第4のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    5の中間値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第5のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第6の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第6のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    7の中間値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第7のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第8の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第8のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて出
    力成分を生成するステップと、 上記画像のデジタル表記である出力成分を出力するステ
    ップとを有するデータ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 中間値を生成するプロセッサにより、デ
    ータ圧縮を行うデータ圧縮方法であって、 画像の画素情報を表す8個の入力値IN0−IN7を受信
    するステップと、 第1の中間値a0をIN0+IN7と定めるステップと、 第1の中間値a1をIN1+IN6と定めるステップと、 第1の中間値a2をIN2+IN5と定めるステップと、 第1の中間値a3をIN3+IN4と定めるステップと、 第1の中間値a4をIN0−IN7と定めるステップと、 第1の中間値a5をIN1−IN6と定めるステップと、 第1の中間値a6をIN2−IN5と定めるステップと、 第1の中間値a7をIN3−IN4と定めるステップと、 第2の中間値b0をa0+a3と定めるステップと、 第2の中間値b1をa1+a2と定めるステップと、 第2の中間値b2をa0−a3と定めるステップと、 第2の中間値b3をa1−a2と定めるステップと、 第2の中間値b4をa5+a6と定めるステップと、 第2の中間値b5をa4+a7と定めるステップと、 上記第1の中間値a4に定数2cos(π/4)を乗算
    して、第3の中間値c0を生成するステップと、 上記第1の中間値a5に定数2cos(π/4)を乗算
    して、第3の中間値c1を生成するステップと、 第4の中間値d0をb2+b3と定めるステップと、 第4の中間値d1をc0+b4と定めるステップと、 第4の中間値d2をc1+b5と定めるステップと、 第4の中間値d3をc0−b4と定めるステップと、 第4の中間値d4をc1−b5と定めるステップと、 上記第2の中間値b2に定数2cos(π/4)を乗算
    して、第5の中間値e0を生成するステップと、 第6の中間値f0をb0+b1と定めるステップと、 第6の中間値f1をb0−b1と定めるステップと、 第6の中間値f2をe0+d0と定めるステップと、 第6の中間値f3をe0−d0と定めるステップと、 第6の中間値f4をd1+d2と定めるステップと、 第6の中間値f5をd3+d4と定めるステップと、 上記第4の中間値d1に定数2cos(π/8)を乗算
    して、第7の中間値g0を生成するステップと、 上記第4の中間値d3に定数2cos(3π/8)を乗
    算して、第7の中間値g1を生成するステップと、 第8の中間値h0をg0+f4と定めるステップと、 第8の中間値h1をg0−f4と定めるステップと、 第8の中間値h2をg1+f5と定めるステップと、 第8の中間値h3をg1−f5と定めるステップと、 上記第6の中間値f1に定数7/8を乗算して出力成分
    OUT4を生成するステップと、 上記第6の中間値f2をシフトして出力成分OUT2を生
    成するステップと、 上記第8の中間値h0に定数1/4cos(π/8)を
    乗算して、出力成分OUT1を生成するステップと、 上記第8の中間値h2に定数1/2cos(π/4)を
    乗算して、出力成分OUT3を生成するステップと、 上記画像のデジタル表記である出力成分として、上記出
    力成分OUT1−OUT4、上記第6の中間値f0,f3
    び上記第8の中間値h1,h3を出力するステップとを有
    するデータ圧縮方法。
  3. 【請求項3】 画像の画素情報を表す複数の入力成分を
    受信する入力手段と、 上記入力成分の一部を用いて第1の中間値のグループを
    生成する第1のプロセッサと、 上記入力成分の第1の中間値のグループ及び上記中間値
    のグループを用いて第2の中間値のグループを生成する
    第2のプロセッサと、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成する第3のプロセッサと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成する第4のプロセッサと、 上記入力成分の第4のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    5の中間値のグループを生成する第5のプロセッサと、 上記入力成分の第5のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第6の中間値の
    グループを生成する第6のプロセッサと、 上記入力成分の第6のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    7の中間値のグループを生成する第7のプロセッサと、 上記入力成分の第7のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第8の中間値の
    グループを生成する第8のプロセッサと、 上記入力成分の第8のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて出
    力成分を生成する第9のプロセッサと、 上記画像のデジタル表記である出力成分を出力する出力
    手段とを備えた、中間値を生成するデータ圧縮方法。
  4. 【請求項4】 画像の画素情報を表す8個の入力値IN
    0−IN7を受信する入力手段と、 第1の中間値a0をIN0+IN7と定め、第1の中間値
    1をIN1+IN6と定め、第1の中間値a2をIN2
    IN5と定め、第1の中間値a3をIN3+IN4と定め、
    第1の中間値a4をIN0−IN7と定め、第1の中間値
    5をIN1−IN6と定め、第1の中間値a6をIN2
    IN5と定め、第1の中間値a7をIN3−IN4と定め、
    第2の中間値b0をa0+a3と定め、第2の中間値b1
    1+a2と定め、第2の中間値b2をa0−a3と定め、
    第2の中間値b3をa1−a2と定め、第2の中間値b4
    5+a6と定め、第2の中間値b5をa4+a7と定め、
    上記第1の中間値a4に定数2cos(π/4)を乗算
    して、第3の中間値c0を生成し、上記第1の中間値a5
    に定数2cos(π/4)を乗算して、第3の中間値c
    1を生成し、第4の中間値d0をb2+b3と定め、第4の
    中間値d1をc0+b4と定め、第4の中間値d2をc1
    5と定め、第4の中間値d3をc0−b4と定め、第4の
    中間値d4をc1−b5と定め、上記第2の中間値b2に定
    数2cos(π/4)を乗算して、第5の中間値e0
    生成し、第6の中間値f0をb0+b1と定め、第6の中
    間値f1をb0−b1と定め、第6の中間値f2をe0+d0
    と定め、第6の中間値f3をe0−d0と定め、第6の中
    間値f4をd1+d2と定め、第6の中間値f5をd3+d4
    と定め、上記第4の中間値d1に定数2cos(π/
    8)を乗算して、第7の中間値g0を生成し、上記第4
    の中間値d3に定数2cos(3π/8)を乗算して、
    第7の中間値g1を生成し、第8の中間値h0をg0+f4
    と定め、第8の中間値h1をg0−f4と定め、第8の中
    間値h2をg1+f5と定め、第8の中間値h3をg1−f5
    と定め、上記第6の中間値f1に定数7/8を乗算して
    出力成分OUT4を生成し、上記第6の中間値f2をシフ
    トして出力成分OUT2を生成し、上記第8の中間値h0
    に定数1/4cos(π/8)を乗算して、出力成分O
    UT1を生成し、上記第8の中間値h2に定数1/2co
    s(π/4)を乗算して、出力成分OUT3を生成する
    プロセッサと、 上記画像のデジタル表記である出力成分として、上記出
    力成分OUT1−OUT4、上記第6の中間値f0,f3
    及び上記第8の中間値h1,h3を出力する出力手段とを
    備えるデータ圧縮装置。
  5. 【請求項5】 中間値を生成するプロセッサにより、デ
    ータ伸張を行うデータ伸張方法であって、 画像のデジタル表記である複数の入力成分を受信するス
    テップと、 上記入力成分の一部及び所定の定数を用いて第1の中間
    値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第1のグループ及び上記中間値のグルー
    プを用いて第2の中間値のグループを生成するステップ
    と、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第4のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第5の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第5のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    6の中間値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第6のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第7の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第7のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて出力成分を生成
    するステップと、 上記画像の画素情報を表す出力成分を出力するステップ
    とを有するデータ伸張方法。
  6. 【請求項6】 プロセッサによりデータ伸張を行うデー
    タ伸張方法であって、 画像のデジタル表記である8個の入力値IN0−IN7
    受信するステップと、 上記入力値IN4に定数8/7を乗算して第1の中間値
    0を生成するステップと、 上記入力値IN2をシフトして第1の中間値a1を生成す
    るステップと、 上記入力値IN1に定数4cos(π/8)を乗算して
    第1の中間値a2を生成するステップと、 上記入力値IN3に定数2cos(π/4)を乗算して
    第1の中間値a3を生成するステップと、 第2の中間値b0をIN0+a0と定めるステップと、 第2の中間値b1をIN0−a0と定めるステップと、 第2の中間値b2をa1+IN6と定めるステップと、 第2の中間値b3をa1−IN6と定めるステップと、 第2の中間値b4をa2+IN7と定めるステップと、 第2の中間値b5をa2−IN7と定めるステップと、 第2の中間値b6をa3+IN5と定めるステップと、 第2の中間値b7をa3−IN5と定めるステップと、 上記第2の中間値b4に定数2cos(3π/8)co
    s(π/4)を乗算して第3の中間値c1を生成するス
    テップと、 上記第2の中間値b6に定数2cos(π/8)cos
    (π/4)を乗算して第3の中間値c2を生成するステ
    ップと、 第4の中間値d0をb3−c0と定めるステップと、 第4の中間値d1をb6−c1と定めるステップと、 第4の中間値d2をb7−c2と定めるステップと、 第5の中間値e0をb0+c0と定めるステップと、 第5の中間値e1をb1+d0と定めるステップと、 第5の中間値e2をb0−c0と定めるステップと、 第5の中間値e3をb1−d0と定めるステップと、 第5の中間値e4をc1+c2と定めるステップと、 第5の中間値e5をd1+d2と定めるステップと、 第5の中間値e6をc1−c2と定めるステップと、 第5の中間値e7をd1−d2と定めるステップと、 上記第5の中間値e4に定数cos(π/4)を乗算し
    て第6の中間値f0を生成するステップと、 上記第5の中間値e5に定数cos(π/4)を乗算し
    て第6の中間値f1を生成するステップと、 第7の中間値g0をe6−f1と定めるステップと、 第7の中間値g1をe7−f0と定めるステップと、 出力値OUT0をe0+f0と定めるステップと、 出力値OUT1をe1+f1と定めるステップと、 出力値OUT2をe3+g0と定めるステップと、 出力値OUT3をe2+g1と定めるステップと、 出力値OUT4をe2−g1と定めるステップと、 出力値OUT5をe3−g0と定めるステップと、 出力値OUT6をe1−f1と定めるステップと、 出力値OUT7をe0−f0と定めるステップと、 上記画像の画素情報を表す上記出力値を出力するステッ
    プとを有するデータ圧縮方法。
  7. 【請求項7】 画像のデジタル表記である複数の入力成
    分を受信する入力手段と、 上記入力成分の一部及び所定の定数を用いて第1の中間
    値のグループを生成する第1のプロセッサと、 上記入力成分の第1のグループ及び上記中間値のグルー
    プを用いて第2の中間値のグループを生成する第2のプ
    ロセッサと、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成する第3のプロセッサと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成する第4のプロセッサと、 上記入力成分の第4のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第5の中間値の
    グループを生成する第5のプロセッサと、 上記入力成分の第5のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    6の中間値のグループを生成する第6のプロセッサと、 上記入力成分の第6のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第7の中間値の
    グループを生成する第7のプロセッサと、 上記入力成分の第7のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて出力成分を生成
    する第8のプロセッサと、 上記画像の画素情報を表す上記出力成分を出力する出力
    手段とを備える、中間値を生成することによりデータ伸
    張を行うデータ伸張装置。
  8. 【請求項8】 画像のデジタル表記である8個の入力値
    IN0−IN7を受信する入力手段と、 上記入力値IN4に定数8/7を乗算して第1の中間値
    0を生成し、、上記入力値IN2をシフトして第1の中
    間値a1を生成し、上記入力値IN1に定数4cos(π
    /8)を乗算して第1の中間値a2を生成し、上記入力
    値IN3に定数2cos(π/4)を乗算して第1の中
    間値a3を生成し、第2の中間値b0をIN0+a0と定
    め、第2の中間値b1をIN0−a0と定め、第2の中間
    値b2をa1+IN6と定め、第2の中間値b3をa1−I
    6と定め、第2の中間値b4をa2+IN7と定め、第2
    の中間値b5をa2−IN7と定め、第2の中間値b6をa
    3+IN5と定め、第2の中間値b7をa3−IN5と定
    め、上記第2の中間値b4に定数2cos(3π/8)
    cos(π/4)を乗算して第3の中間値c1を生成
    し、上記第2の中間値b6に定数2cos(π/8)c
    os(π/4)を乗算して第3の中間値c2を生成し、
    第4の中間値d0をb3−c0と定め、第4の中間値d1
    6−c1と定め、第4の中間値d2をb7−c2と定め、
    第5の中間値e0をb0+c0と定め、第5の中間値e1
    1+d0と定め、第5の中間値e2をb0−c0と定め、
    第5の中間値e3をb1−d0と定め、第5の中間値e4
    1+c2と定め、第5の中間値e5をd1+d2と定め、
    第5の中間値e6をc1−c2と定め、第5の中間値e7
    1−d2と定め、上記第5の中間値e4に定数cos
    (π/4)を乗算して第6の中間値f0を生成し、上記
    第5の中間値e5に定数cos(π/4)を乗算して第
    6の中間値f1を生成し、第7の中間値g0をe6−f1
    定め、第7の中間値g1をe7−f0と定め、出力値OU
    0をe0+f0と定め、出力値OUT1をe1+f1と定
    め、出力値OUT2をe3+g0と定め、出力値OUT3
    2+g1と定め、出力値OUT4をe2−g1と定め、出
    力値OUT5をe3−g0と定め、出力値OUT6をe1
    1と定め、出力値OUT7をe0−f0と定めるプロセッ
    サと、 上記画像の画素情報を表す上記出力値を出力する出力手
    段とを備えるデータ圧縮装置。
  9. 【請求項9】 中間値を生成するプロセッサにより、デ
    ータ圧縮を行うデータ圧縮方法であって、 画像の画素情報を表す複数の入力成分を受信するステッ
    プと、 上記入力成分の一部を用いて第1の中間値のグループを
    生成するステップと、 上記入力成分の第1のグループ及び上記中間値のグルー
    プを用いて第2の中間値のグループを生成するステップ
    と、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第4のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて出
    力成分を生成するステップと、 上記画像のデジタル表記を表す上記出力成分を出力する
    ステップとを有するデータ圧縮方法。
  10. 【請求項10】 プロセッサによりデータ圧縮を行うデ
    ータ圧縮方法であって、 画像のデジタル表記である4個の入力値IN0−IN3
    受信するステップと、 第1の中間値a0をIN0+IN3と定めるステップと、 第1の中間値a1をIN1+IN2と定めるステップと、 第1の中間値a2をIN0−IN3と定めるステップと、 第1の中間値a3をIN1−IN2と定めるステップと、 第2の中間値b0をa2+a3と定めるステップと、 上記第1の中間値a2に定数 2を乗算して第3の中間
    値c0を定めるステップと、 第4の中間値d0をa0+a1と定めるステップと、 第4の中間値d1をa0−a1と定めるステップと、 第4の中間値d2をc0+b0と定めるステップと、 第4の中間値d3をc0−b0と定めるステップと、 出力値OUT0を上記第4の中間値d0と定めるステップ
    と、 上記第4の中間値d2をシフトさせ出力値OUT1を定め
    るステップと、 上記第4の中間値d1に定数7/8を乗算して出力値O
    UT2を定めるステップと、 出力値OUT3をd3と定めるステップと、 上記画像のデジタル表記を表す上記出力値を出力するス
    テップとを有するデータ圧縮方法。
  11. 【請求項11】 画像の画素情報を表す複数の入力成分
    を受信する入力手段と、 上記入力成分の一部を用いて第1の中間値のグループを
    生成する第1のプロセッサと、 上記入力成分の第1のグループ及び上記中間値のグルー
    プを用いて第2の中間値のグループを生成する第2のプ
    ロセッサと、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成する第3のプロセッサと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成する第4のプロセッサと、 上記入力成分の第4のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて出
    力成分を生成する第5のプロセッサと、 上記画像のデジタル表記である上記出力成分を出力する
    出力手段とを備えるデータ圧縮装置。
  12. 【請求項12】 画像の画素情報を表す4個の入力値I
    0−IN3を受信する入力手段と、 第1の中間値a0をIN0+IN3と定め、第1の中間値
    1をIN1+IN2と定め、第1の中間値a2をIN0
    IN3と定め、第1の中間値a3をIN1−IN2と定め、
    第2の中間値b0をa2+a3と定め、上記第1の中間値
    2に定数 2を乗算して第3の中間値c0を定め、第4
    の中間値d0をa0+a1と定め、第4の中間値d1をa0
    −a1と定め、第4の中間値d2をc0+b0と定め、第4
    の中間値d3をc0−b0と定め、出力値OUT0を上記第
    4の中間値d0と定め、上記第4の中間値d2をシフトさ
    せ出力値OUT1を定め、上記第4の中間値d1に定数7
    /8を乗算して出力値OUT2を定め、出力値OUT3
    上記第4の中間値d3と定めるプロセッサと、 上記画像のデジタル表記である上記出力値を出力する出
    力手段とを備えるデータ圧縮装置。
  13. 【請求項13】 中間値を生成するプロセッサにより、
    データ伸張を行うデータ伸張方法であって、 画像のデジタル表記である複数の入力成分を受信するス
    テップと、 上記入力成分の一部及び所定の定数を用いて第1の中間
    値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第1のグループ及び上記中間値のグルー
    プを用いて第2の中間値のグループを生成するステップ
    と、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成するステップと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成するステップと、 上記入力成分の第4のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて出力成分を生成
    するステップと、 上記画像の画素情報を表す上記出力成分を出力するステ
    ップとを有するデータ伸張方法。
  14. 【請求項14】 プロセッサによりデータ伸張を行うデ
    ータ伸張方法であって、 画像のデジタル表記である4個の入力値IN0−IN3
    受信するステップと、 上記入力値IN1をシフトさせて第1の中間値a0を定め
    るステップと、 上記第1の中間値a0に定数8/7を乗算して第1の中
    間値a1を定めるステップと、 第2の中間値b0をIN0+a1と定めるステップと、 第2の中間値b1をa0+IN3と定めるステップと、 第2の中間値b2をIN0−a1と定めるステップと、 第2の中間値b3をa0−IN3と定めるステップと、 上記第2の中間値b2に定数1/ 2を乗算して第3の
    中間値c0を定めるステップと、 第4の中間値d0をb1−b3と定めるステップと、 出力値OUT0をb0+b1と定めるステップと、 出力値OUT1をb0−b1と定めるステップと、 出力値OUT2をc0+d0と定めるステップと、 出力値OUT3をc0−d0と定めるステップと、 画像の画素情報を表す上記出力値を出力するステップと
    を有するデータ伸張方法。
  15. 【請求項15】 画像のデジタル表記である複数の入力
    成分を受信する入力手段と、 上記入力成分の一部及び所定の定数を用いて第1の中間
    値のグループを生成する第1のプロセッサと、 上記入力成分の第1のグループ及び上記中間値のグルー
    プを用いて第2の中間値のグループを生成する第2のプ
    ロセッサと、 上記入力成分の第2のグループ、前ステップまでに生成
    した中間値のグループの一部及び所定の定数を用いて第
    3の中間値のグループを生成する第3のプロセッサと、 上記入力成分の第3のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて第4の中間値の
    グループを生成する第4のプロセッサと、 上記入力成分の第4のグループ及び前ステップまでに生
    成した中間値のグループの一部を用いて出力成分を生成
    する第5のプロセッサと、 上記画像の画素情報を表す上記出力成分を出力する出力
    手段とを備えるデータ伸張装置。
  16. 【請求項16】 画像のデジタル表記である4個の入力
    値IN0−IN3を受信する入力手段と、 IN1をシフトさせて第1の中間値a0を定め、a0に定
    数8/7を乗算して第1の中間値a1を定め、第2の中
    間値b0をIN0+a1と定め、第2の中間値b1をa0
    IN3と定め、第2の中間値b2をIN0−a1と定め、第
    2の中間値b3をa0−IN3と定め、上記第2の中間値
    2に定数1/ 2を乗算して第3の中間値c0を定め、
    第4の中間値d0をb1−b3と定め、出力値OUT0をb
    0+b1と定め、出力値OUT1をb0−b1と定め、出力
    値OUT2をc0+d0と定め、出力値OUT3をc0−d0
    と定めるプロセッサと、 画像の画素情報を表す上記出力値を出力する出力手段と
    を備えるデータ伸張装置。
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