JPH11234589A - 画像メモリ制御装置 - Google Patents

画像メモリ制御装置

Info

Publication number
JPH11234589A
JPH11234589A JP10028010A JP2801098A JPH11234589A JP H11234589 A JPH11234589 A JP H11234589A JP 10028010 A JP10028010 A JP 10028010A JP 2801098 A JP2801098 A JP 2801098A JP H11234589 A JPH11234589 A JP H11234589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
video
ram
screen
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10028010A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuji Kimura
初司 木村
Masahito Sugiyama
雅人 杉山
Kazuo Ishikura
和夫 石倉
Mitsuo Nakajima
満雄 中嶋
Yasuhei Nakama
泰平 中間
Yasutaka Tsuru
康隆 都留
Haruki Takada
春樹 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10028010A priority Critical patent/JPH11234589A/ja
Publication of JPH11234589A publication Critical patent/JPH11234589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】2系統以上の画像メモリを使用する処理におい
て、メモリの効率的な動作を図ることができ、小型で安
価な画像メモリ制御装置を実現する。 【解決手段】RAMモジュール19は、ノイズリデュー
サ2用メモリと、スケーリング処理回路9用メモリとが
兼用化される。ノイズリデューサ2からの映像信号は、
信号振り分け回路18を介して、RAMモジュール19
の4つのRAMのうちの選択された一つのRAMへ導か
れる。選択されたRAMでは指定するアドレスにデータ
を書き込み、指定するアドレスからデータを読み出す操
作を行い、RAM部の遅延を行う。遅延された映像信号
は選択されたRAMから信号振り分け回路18に出力さ
れ、この振り分け回路18からノイズリデューサ2又は
スケーリング処理回路9へ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンやテレビ
ジョン等の多画面処理に関し、特にLSI化した映像信
号処理の画像メモリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、1つの表示画面に複数の画像
を同時に表示するテレビジョン受像機が開発されてい
る。これらは、例えば、TVを見ながらVTRを再生し
たり、また、衛星放送の映像を見ながらNTSC方式の
映像を見たりすることが出来る。
【0003】さらに、近年では、走査方式の違う映像
も、走査線を変換して同一の画面上に映し出すことが出
来る。図7は、走査方式の違う2つの映像信号を入力し
て、それぞれ別の処理を行い、1つの画面に表示可能と
したテレビジョン受像機の一部機能ブロック図である。
【0004】ここでは、ハイビジョン方式とNTSC方
式の2画面を表示する場合を、一例として説明する。図
7において、アナログ・ディジタル(以下A/Dと示
す)変換されたハイビジョン信号は、親画面用入力端子
1より入力され、ノイズリデューサ(以下NRと示す)
2に導かれる。ここでは画像のフレーム相関を利用し、
相関の無いノイズを除去するフレーム帰還型NRが施さ
れ、切り換え回路14に導かれる。
【0005】一方、子画面用入力端子4にはA/D変換
されたNTSC信号が入力され、輝度信号と色差信号と
を分離するY/C分離回路5、インターレース信号をノ
ンインターレース信号に変換する倍速変換回路6を介し
て、スケーリング処理回路9に導かれる。このスケーリ
ング処理回路9では、子画面用に拡大・縮小処理を行
う。
【0006】その後、スケーリング処理回路9の出力信
号とNR2の出力信号とは、マイコン12からの命令を
受け、タイミング発生回路13より出力した出力信号に
応じて、切り換え回路14で切り換えられ、ディジタル
/アナログ(D/A)変換15のよりディジタル/アナ
ログ変換が行われ、2画面用映像信号が作成される。図
7では省略しているが、色差信号も同様な処理が施さ
れ、RGB変換処理が施され、CRT(Cathode
Ray Tube)等の表示装置に出力される。
【0007】このうち倍速変換回路6では、メモリにフ
ィールドメモリ7とラインメモリ8との2つのFIFO
メモリを使用している。この倍速変換回路の動作を図8
を用いて説明する。ここでは補間信号を静止画と動画と
に分けて作成し、画像の動きの程度に応じて切り換える
動き適応倍速変換処理を行っている。まず、静止画の場
合、フィールド間では動きが生じないため、フィールド
メモリ803で遅延した1フィールド前の信号をそのま
ま補間信号として使用する。
【0008】動画の場合は、フィールド間で動いている
ため前フィールドの信号は使わず、同一フィールド内で
補間信号を作成する。ここではラインメモリ802の前
後の信号を加算器804で加算し、乗算器805にて1
/2倍することで上下の平均補間を実現している。これ
ら静止画、動画用補間信号は、画像の動きに応じて混合
器806にて切り換えられ、動き適応型補間信号とな
る。この補間信号は、元の入力した信号と変換器807
にて2倍の水平周波数で切り換えられ、倍速変換処理が
行われる。
【0009】一方、スケーリング処理では、メモリを使
用した拡大/縮小処理の他にハイビジョン信号相当に走
査線変換するアップコンバート処理も行っている。ま
ず、縮小は、入力した映像信号にプリフィルタが施さ
れ、間引きながらFIFOに記録され実現される。その
後、メモリからの読み出し時に、親画面と走査線数を合
わせるための走査線補間が行われる。
【0010】例えば、水平周波数31.5Hzの倍速信
号をメモリに書き込み、読み出し側では、水平周波数3
3.75Hzの疑似ハイビジョン信号として読み出す。
しかし、この際、走査線数がハイビジョン信号の56
2.5本に対し、倍速信号は525本と足りないため、
14ラインに一度、同じラインを読み出し、その後垂直
フィルタをかけ、重心を合わせる15/14倍処理を行
う。
【0011】更に、出力側の垂直同期信号を、フィール
ド毎に1/2水平期間ずらすことで、1125本のイン
ターレース信号に変換することができる。これら親画
面、子画面の信号フォーマットを合わせることにより、
単一偏向のCRTに出力が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな多画面処理を行うことのできる装置を低コストで実
現することが望まれている。そのためには、フレームメ
モリやフィールドメモリとして、安価な汎用DRAMの
使用が考えられる。
【0013】しかし、映像データのためのバッファメモ
リとして使用するには、汎用DRAMは、動作スピード
が不足しているため使用できず、高価な画像専用メモリ
を使用せざるを得なかった。また、NR2、倍速変換回
路6、スケーリング処理回路9のそれぞれに、画像専用
のメモリを使用しなければならず、低コスト化が困難で
あった。
【0014】さらに、上述した画像専用メモリは、LS
I等に内蔵することができず、外付け構成とならざるを
えなかった。このため、インターフェースピンを必要と
し、このピン増大による大パッケージ化、入出力バッフ
ァの増加による消費電力アップという問題点もあった。
【0015】本発明の目的は、上記課題を解決し、2系
統以上の画像メモリを使用する画像メモリ制御装置にお
いて、LSIに内蔵したRAMを幾つかに分割し、TV
画面に表示する比率に応じてRAMの使用容量を可変
し、メモリの効率的な動作を図ることができ、小型で安
価な画像メモリ制御装置を実現することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成される。 (1)画像メモリ制御装置において、現在到来している
第1の映像信号とこの映像信号を遅延した信号間で処理
を行う第1の映像処理手段と、現在到来している第2映
像信号とこの映像信号を遅延した信号間で処理を行う第
2の映像処理手段と、出力画像の約1画面分の記憶容量
を備え、且つ予め設定した値に上記1画面を分割し記憶
する記憶手段と、上記予め設定した値に分割された画面
を記憶する記憶手段のそれぞれの入出力を制御するメモ
リ制御手段と、上記第1及び第2の映像信号処理手段か
らの映像データを入力し、上記メモリ制御手段に振り分
け、上記メモリ制御手段から出力された信号を上記第1
及び第2の映像信号処理手段に出力する信号振り分け手
段と、1画面に表示する複数の画面の表示比率に応じ
て、上記第1の映像処理手段からの映像信号を画面表示
するか、上記第2の映像処理手段からの映像処理手段か
らの映像信号を画面表示するかの切り換え命令を出すモ
ード制御手段と、を備え、上記モード制御手段からの出
力信号により上記信号振り分け手段が上記メモリ制御手
段から出力された信号を上記第1及び第2の映像信号処
理手段に出力する。
【0017】1画面を分割し記憶する記憶手段に、信号
振り分け手段により、第1の映像処理手段と第2の映像
処理手段からの映像信号が振り分けられ、記憶される。
記憶手段は、第1及び第2の映像処理手段に共用するこ
とができるるとともに、信号遅延手段として、動作する
ことができる。
【0018】したがって、動作スピードが不足している
RAMであっても、遅延手段として用いられるととも
に、第1及び第2の映像処理処理手段に兼用する記憶手
段として用いることにより、メモリの容量を削減し得る
とともに、RAMは記記憶手段として安価でLSIに内
蔵可能であるので、小型で安価な画像メモリ制御装置を
実現することができる。
【0019】(2)好ましくは、上記(1)において、
上記記憶手段の出力を制御するメモリ制御手段を2つ以
上備え、上記記憶手段から同時に違う遅延量の信号を出
力する。
【0020】(3)また、好ましくは、上記(1)にお
いて、上記第2の映像処理手段は、上記第2の映像信号
を画面に表示する比率を変更するスケーリング処理手段
である。
【0021】(4)また、好ましくは、上記(1)にお
いて、上記第2の映像処理手段は、上記第2の映像信号
をインターレース信号からノンインターレース信号に変
換する倍速変換手段である。
【0022】そして、具体的には上記目的を達成するた
めに、映像信号の遅延手段としてRAMを使用し、その
アドレス制御等の制御回路を内蔵したLSI構成とした
ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
である画像メモリ制御装置の概略構成図であり、上述し
た従来例におけるNR用メモリと、スケーリング処理回
路用メモリとを兼用化させた場合の例である。
【0024】この第1の実施形態の特徴は、画像メモリ
に、アドレスカウンタ、シフトレジスタ等の制御回路を
含むRAMを4つのブロックに分割し、また、2つの映
像出力の表示比率に応じて、分割したRAMの使用率を
切り換える点である。
【0025】図1において、18は信号振り分け処理、
17、19はRAMモジュールであり、従来例である図
7の例におけるフレームメモリ3及びフィールドメモリ
10が、信号振り分け回路18及びRAMモジュール1
9に対応し、図7のフィールドメモリ7及びラインメモ
リ8が、RAM17に対応する。図1の他の部分は、図
7のその他の部分と同様である。
【0026】なお、各RAMは、それぞれ、アドレスを
制御するRAM制御部を有しているが、RAM制御部と
RAMとの配線は、図の簡単化のために省略してある。
【0027】図1において、ディジタル信号に変換され
たハイビジョン信号は、親画面用入力端子1から入力さ
れ、ノイズリデューサ2に導かれる。そして、このノイ
ズリデューサ2では画像のフレーム相関を利用したフレ
ーム帰還型ノイズリデュース処理が施される。一方、子
画面用入力端子4には、ディジタル信号に変換されたN
TSC信号が入力され、Y/C分離処理部5にて輝度信
号と色差信号とに分離される。
【0028】分離された輝度信号は、倍速変換回路6に
より、RAM17が使用されて、インターレース信号を
ノンインターレース信号に変換する倍速変換処理が行わ
れる。そして、倍速変換処理された輝度信号は、スケー
リング処理回路9に供給される。このスケーリング処理
回路9は、LSIの外部に構成したマイコン12から1
/4への縮小命令を受け、ディジタルフィルタによるフ
ィルタリング後、メモリに記録し、4つのデータから1
つのみを抽出するデータ間引き処理を行う。このデータ
間引き処理により1/4の縮小処理が行われる。
【0029】このように、通常は、NR2、スケーリン
グ処理回路9共に1画面分ずつメモリを必要とするが、
モニタに表示しているのは1画面のみである。そこで、
マイコン12は、描画している比率に応じて、各メモリ
の配分を命令する。例えば、親画面3、子画面1の描画
比率の場合、データレートが同じことより、メモリの使
用比率も親画面用が3、子画面用が1となる。
【0030】図2は、第1の実施形態におけるRAMモ
デュール19の分割RAMの切り換えを行う第1の例の
図である。図2において、18は信号振り分け回路で、
タイミング発生回路409からの出力信号以外はデータ
の流れを示すものである。なお、RAMを制御するアド
レス制御等の制御線は、図が見にくくなるため省略して
ある。
【0031】まず、NR2からの映像信号はマルチプレ
クサ401に入力され、このマルチプレクサ401によ
り選択された映像信号がデマルチプレクサ402へと導
かれる。このデマルチプレクサ402では、タイミング
発生回路409からの切換信号により、RAM403〜
406のうちの、現在書き込むRAMへの配線が選択さ
れ、その選択されたRAM(図の例ではRAM403)
へと映像信号が導かれる。RAMモジュールではデマル
チプレクサ402を選択した切換信号と同じ信号が、R
AM制御部のイネーブル信号として使用される。
【0032】このイネーブルされている期間は、指定す
るアドレスにデータを書き込み、指定するアドレスから
データを読み出す操作を行い、RAM部の遅延を行う。
遅延された映像信号は、上記選択されたRAMからデマ
ルチプレクサ408に出力され、このデマルチプレクサ
408にて、タイミング発生回路409からの切換信号
により選択され、マルチプレクサ407に導かれる。マ
ルチプレクサ407では、同じく、タイミング発生回路
409からの切換信号により、NR2もしくはスケーリ
ング処理回路9へのパスを選択し遅延信号を返す。
【0033】このように、図2に示した例では、4分割
にしたRAM403〜406の内の1つがアクティブで
も他の3つは動作していないため、RAMモジュール部
19の消費電力を1/4に抑えることができる。また、
図には示していないが、マルチプレクサ401、40
7、デマルチプレクサ402、408の間にS/P(シ
リアル/パラレル)、P/S変換器を設け、ビット幅を
拡張し、メモリの動作スピードを低減する構成でも良
い。
【0034】次に、第1の実施形態におけるRAMモデ
ュール19の分割RAMの切り換えを行う第2の例を、
図3を用いて説明する。
【0035】図3において、マルチプレクサ、デマルチ
プレクサ、デコーダに配線されているのがデータの流れ
を示すものである。ここでも図1、図2と同様に、RA
Mを制御するアドレス制御等の制御線は、図が見にくく
なるため省略してある。
【0036】なお、親画面のNR用に3、子画面のスケ
ーリング処理用に1の比率で切り換えたものを示し動作
を説明する。図3において、NR2からの映像信号は、
マルチプレクサ201に入力され選択された映像信号が
1つ目のRAMモジュール216へと導かれる。このR
AMモジュール216では、指定するアドレスにデータ
を書き込み、指定するアドレスからデータを読み出す操
作を行い、1つ目のRAMによる遅延を図る。
【0037】この遅延した映像信号は、デマルチプレク
サ202に出力され、マルチプレクサ205へのパスが
選択される。マルチプレクサ205では、デマルチプレ
クサ202からの信号を選択し、映像信号をRAM21
7へ導く。RAMモジュール217では、RAMモジュ
ール216で遅延された信号が更に遅延され、デマルチ
プレクサ206に導かれる。
【0038】以降、同様に、マルチプレクサ209、R
AMモジュール218の順に導かれ、3つのRAM21
6、217、218を通過し遅延させる。RAMモジュ
ール218の出力信号は、デマルチプレクサ211、2
10を通過し、NR回路2へ返される。
【0039】一方、スケーリング処理部9からの映像信
号は、マルチプレクサ212、213を通り、RAMモ
ジュール219に導かれる。RAMモジュール219で
遅延された信号は、デマルチプレクサ214を経由し、
スケーリング処理部9へ返される。これら各マルチプレ
クサ201、204、205、208、209、21
2、213、デマルチプレクサ202、203、20
6、207、210、211、214は、マイコン12
からの信号をデコーダ215で変換したもので制御され
る。
【0040】要するに、3:1の画面占有比率に対し、
各遅延に必要なメモリ容量も3:1になるように動作す
る。もう一つの例として、親画面、子画面が半分ずつ表
示されている場合、図3のデマルチプレクサ206、マ
ルチプレクサ209が、図3に示したものとは反対側を
選択し、NR2ではRAM216、RAM217の遅
延、スケーリング処理回路9ではRAM218、RAM
219の遅延を行うように動作する。
【0041】RAMを4分割にした場合の構成は、上記
実施形態の他に図4に示すような5パターンがある。つ
まり、親画面と子画面との比が、1:0、3:1、1:
1、1:3、0:1の5パターンがある。
【0042】しかし、これまでの実施形態で述べたメモ
リ構成はこれに限るものではなく、LSIに内蔵したメ
モリを予め設定した数にブロック分けし、画面の比率に
対応させるもので有ればよい。例えば、9面マルチ画面
に対応させるため、RAM19を9分割にする構成や、
16面マルチ画面に対応させるため16分割にする構成
でも良い。
【0043】また、図には示していないが、RAMメモ
リをLSIに内蔵させることで、外部ピンを設ける必要
が無くなり、またビット制約を受けない分、ビット幅を
多く設定しても良い。例えば、NR2、スケーリング処
理部9からの8ビット信号にシリアル/パラレル変換回
路を設け、8ビットデータを4倍の32ビットに変換す
る。そして、メモリの入出力は32ビットで行い、NR
2、スケーリング処理部9にデータを返す前にパラレル
/シリアル変換する。
【0044】その結果、メモリの動作スピードは1/4
となり、タイミング設計が容易になる。さらに、システ
ム全体的には、メモリを内蔵することで、部品点数削減
によるコスト低減、入出力バッファメモリの削減による
消費電力の低減を図ることができる。
【0045】なお、この第1の実施形態において、RA
Mモジュール17、19を他の回路等と共に、一体的に
LSIに内蔵させることができる他、RAMモジュール
19を他の回路等と共に一体的にLSIに内蔵させ、R
AMモジュール17は、LSIの外付け回路としてもよ
い。
【0046】本発明の第2の実施形態を図5を用いて説
明する。第1の実施形態においては、NR用メモリと、
スケーリング処理回路用メモリとを兼用化させた場合の
例であるが、第2の実施形態においては、倍速変換用メ
モリとNR用メモリとを兼用化させた場合の例である。
【0047】倍速変換用メモリとNR用メモリとを兼用
化させた場合、倍速変換用のメモリには1フィールド遅
延のデータと同時に、1ライン遅延のデータが要求され
る。そこで、この第2の実施形態の特徴は、メモリモジ
ュールに読み出し制御回路を2つ内蔵させ、RAMを追
加させることなく、倍速変換処理を実現している点であ
る。
【0048】図5において、20はRAM制御回路、2
1,22はRAMモジュール、従来例である図7の例に
おけるフレームメモリ3、フィールドメモリ7及びライ
ンメモリ8が、信号振り分け回路18及びRAMモジュ
ール19に対応し、図7のフィールドメモリ10が、R
AM20に対応する。図5の他の部分は、図7のその他
の部分と同様である。また、アドレスを制御するRAM
制御部とRAMとの配線は、図が見にくくなるため省略
してある。
【0049】図5において、子画面用入力端子4には、
ディジタル信号に変換されたNTSC信号が入力され、
Y/C分離処理部5にて輝度信号と色差信号とに分離さ
れる。分離された輝度信号は、倍速変換変換回路6によ
り、インターレース信号をノンインターレース信号に変
換する倍速変換処理が行われる。
【0050】このとき、遅延する信号は、信号振り分け
回路18に送られ、分割されたRAMメモリモジュール
19を経由して1フィールド遅延した信号が返される。
この際、1フィールド遅延と同時に1ライン分の遅延信
号をRAMから読み出すため、RAMモジュール19の
うちの、一つのRAMに、RAM制御部を2つ設けてい
る。
【0051】さらに、信号振り分け回路18の動作を説
明するため、信号振り分け回路18とRAMメモリモジ
ュール19とを共に図6に示す。ここでは第1の実施形
態との違いを分かりやすくするため、RAMメモリモジ
ュールの分割比を、第1の実施形態と同じ3:1に設定
してある。
【0052】また、501、504、505、508、
509、512、513はマルチプレクサであり、50
2、503、506、507、510、511、514
はデマルチプレクサである。
【0053】図6において、まず、NR2からの信号
は、マルチプレクサ501、RAMモジュール516、
デマルチプレクサ502、マルチプレクサ505、RA
Mモジュール517、デマルチプレクサ506、マルチ
プレクサ509、RAMモジュール518、デマルチプ
レクサ511、510を通過し、3つのRAMモジュー
ル516、517、518による遅延を行いNR2へ出
力される。
【0054】一方、倍速変換回路6からの映像信号は、
マルチプレクサ512、513で選択され、RAMモジ
ュール520へ導かれる。RAMモジュール520では
RAM制御部521を2つ持ち、同時に2つの違うデー
タを読み出すことができる。RAMモジュール520か
らは、デマルチプレクサ514に子画面1フィールド分
の遅延信号を出力し、出力信号522として、子画面1
ライン分の遅延信号を出力している。このように、RA
M制御部521のみを設けることで、新たなRAMセル
の増加が生じることはない。
【0055】なお、第2の実施形態で述べたメモリ構成
はこれに限るものではなく、分割したRAMメモリモジ
ュール全てに制御部を2つ以上持ち、倍速変換回路6の
ような、同時に2つのデータを必要とする処理に対応す
る構成でも良い。
【0056】また、信号振り分け回路18の構成も、図
2の例の構成で示したように、時分割でデータを配信す
る構成でも良い。
【0057】また、上述したRAM520のような、出
力を2系統有するメモリ構成については、例えばMUS
Eデコーダ用として、既に市販されている製品があるの
で、ここでは、詳細な説明は省略する。
【0058】なお、この第2の実施形態において、RA
Mモジュール19、20を他の回路等と共に、一体的に
LSIに内蔵させることができる他、RAMモジュール
19を他の回路等と共に一体的にLSIに内蔵させ、R
AMモジュール20は、LSIの外付け回路としてもよ
い。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。したがって、2系
統以上の画像メモリを使用する画像メモリ制御装置にお
いて、動作スピードが不足しているRAMであっても、
遅延手段として用いられるとともに、第1及び第2の映
像処理処理手段に兼用する記憶手段として用いることに
より、メモリの容量を削減し得るとともに、RAMは記
記憶手段として安価でLSIに内蔵可能であるので、小
型で安価な画像メモリ制御装置を実現することができ
る。メモリ遅延を必要とした2種類以上の映像信号処理
回路において、LSIに内蔵したRAMを幾つかのブロ
ック分けした構成とし、出力される画像の表示比率によ
って、メモリ分割の比率を切り換えることで、約1画面
分のメモリ容量で多画面処理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である画像メモリ制御
装置を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における分割RAMの
切り換えを行う第1の例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における分割RAMの
切り換えを行う第2の例を示す図である。
【図4】第1の実施形態における親画面と子画面との比
のパターンを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態である画像メモリ制御
装置を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における分割RAMの
切り換えを行う例を示す図である。
【図7】従来技術における画像メモリ制御装置の一例を
示す図である。
【図8】図7に示した従来例の一部詳細を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 映像信号入力端子 2 ノイズリデューサ 4 映像信号入力端子 5 Y/C分離回路 6 倍速変換回路 9 スケーリンング処理回路 12 マイコン 13 タイミング発生回路 14 切換器 15 ディジタル・アナログ変換器 16 映像信号出力端子 17、19 RAMメモリモジュール 18 信号振り分け回路 20 RAMメモリモジュール 201、204、205 マルチプレクサ 208、209、212、213 マルチプレクサ 202、203、206 デマルチプレクサ 207、210、211、214 デマルチプレクサ 215 デコーダ 216、217、218、219 RAMメモリモジュ
ール 401、407 マルチプレクサ 402、408 デマルチプレクサ 409 タイミング発生回路 403、404、405、406 メモリモジュール 501、504、505 マルチプレクサ 508、509、512、513 マルチプレクサ 502、503、506 デマルチプレクサ 507、510、511、514 デマルチプレクサ 515 デコーダ 516、517、518、520 RAMメモリモジュ
ール 521 RAM制御部 522 映像信号出力端子
フロントページの続き (72)発明者 石倉 和夫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中嶋 満雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 中間 泰平 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 都留 康隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 高田 春樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現在到来している第1の映像信号とこの映
    像信号を遅延した信号間で処理を行う第1の映像処理手
    段と、 現在到来している第2映像信号とこの映像信号を遅延し
    た信号間で処理を行う第2の映像処理手段と、 出力画像の約1画面分の記憶容量を備え、且つ予め設定
    した値に上記1画面を分割し記憶する記憶手段と、 上記予め設定した値に分割された画面を記憶する記憶手
    段のそれぞれの入出力を制御するメモリ制御手段と、 上記第1及び第2の映像信号処理手段からの映像データ
    を入力し、上記メモリ制御手段に振り分け、上記メモリ
    制御手段から出力された信号を上記第1及び第2の映像
    信号処理手段に出力する信号振り分け手段と、 1画面に表示する複数の画面の表示比率に応じて、上記
    第1の映像処理手段からの映像信号を画面表示するか、
    上記第2の映像処理手段からの映像処理手段からの映像
    信号を画面表示するかの切り換え命令を出すモード制御
    手段と、 を備え、上記モード制御手段からの出力信号により上記
    信号振り分け手段が上記メモリ制御手段から出力された
    信号を上記第1及び第2の映像信号処理手段に出力する
    ことを特徴とする画像メモリ制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像メモリ制御装置におい
    て、上記記憶手段の出力を制御するメモリ制御手段を2
    つ以上備え、上記記憶手段から同時に違う遅延量の信号
    を出力することを特徴とする画像メモリ制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像メモリ制御装置におい
    て、上記第2の映像処理手段は、上記第2の映像信号を
    画面に表示する比率を変更するスケーリング処理手段で
    あることを特徴とする画像メモリ制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像メモリ制御装置におい
    て、上記第2の映像処理手段は、上記第2の映像信号を
    インターレース信号からノンインターレース信号に変換
    する倍速変換手段であることを特徴とする画像メモリ制
    御装置。
JP10028010A 1998-02-10 1998-02-10 画像メモリ制御装置 Pending JPH11234589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028010A JPH11234589A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 画像メモリ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028010A JPH11234589A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 画像メモリ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11234589A true JPH11234589A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12236827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10028010A Pending JPH11234589A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 画像メモリ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11234589A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5582429B2 (ja) デコーダおよび方法
CN102572360B (zh) 共享存储器多视频通道显示装置和方法
JP5008826B2 (ja) 高精細度デインタレース/フレーム倍増回路およびその方法
JP4646446B2 (ja) 映像信号処理装置
EP2016758B1 (en) Shared memory multi video channel display apparatus
JP2009534931A (ja) 共有メモリマルチビデオチャネルディスプレイ装置および方法
US20030112248A1 (en) VGA quad device and apparatuses including same
KR20020007707A (ko) 멀티 소스용 포맷 변환 장치
JP4332312B2 (ja) 映像信号処理装置、映像表示装置並びに映像信号処理方法
JPH11234589A (ja) 画像メモリ制御装置
JP2004538741A (ja) 複数セットの多重チャネルデジタル画像を組み合わせる方法及びバスインタフェース技術
CN101461233A (zh) 共享存储器多视频通道显示装置和方法
JP2001092432A (ja) 表示装置
JP2003274372A (ja) ラインメモリの容量を小さくした画像フォーマット変換装置
JPH0865639A (ja) 画像処理装置
JP4212212B2 (ja) 画像信号処理装置
Sugiyama et al. An advanced scan format converter with flexible and high quality signal processing
JPH08107547A (ja) テレビジョン信号変換装置
KR20010103339A (ko) 포맷 변환 장치
JPH09322093A (ja) キャラクタデータ発生装置
JP2002359819A (ja) 順次走査変換回路、セットトップボックス、テレビジョン受像機、及び順次走査変換方法
JPH10191196A (ja) 多信号入力処理装置
JPH07219490A (ja) マルチ画面映像表示システム
JPH01235483A (ja) 画像拡大処理回路
JPH11243509A (ja) 映像表示方法及びその装置