JPH11234241A - スペクトル拡散多重伝送装置 - Google Patents

スペクトル拡散多重伝送装置

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JPH11234241A
JPH11234241A JP10041002A JP4100298A JPH11234241A JP H11234241 A JPH11234241 A JP H11234241A JP 10041002 A JP10041002 A JP 10041002A JP 4100298 A JP4100298 A JP 4100298A JP H11234241 A JPH11234241 A JP H11234241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い伝送品質を必要とする多種のサ−ビスや
メディアのデ−タ、および大きな伝送容量を必要とする
デ−タなど、伝送条件の異なる複数の情報デ−タ信号
を、同一ユ−ザが複数チャネルについて多重化し、同一
帯域の伝送路で効率的に伝送できるようにする。 【解決手段】 送信チャネル識別回路113および送信
チャネル制御回路115により、要求される伝送条件や
必要とする伝送容量に応じて、送信のパケット単位で、
多重伝送する複数の各チャネル毎のデ−タ多値変調器1
17a,bとスペクトル拡散多値変調器119a,bの
変調多値数、拡散多値変調信号の出力振幅、およびチャ
ネル多重数を可変するようにし、複数の送信情報デ−タ
を同一ユ−ザのデ−タチャネルとして多重伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多種のサ−ビスあ
るいは多種のメディアに属する伝送条件の異なる複数の
情報デ−タを、同一帯域の伝送路で、同一ユ−ザが複数
チャネルを用いて多重化し、効率良く伝送することので
きるスペクトル拡散伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気信号にディジタル情報信号を乗せる
変調方法としては、搬送波の振幅、位相、周波数、それ
ぞれを変化させる変調方式、さらに、これらを組合わせ
て変化させる変調方式がある。ディジタル情報信号を、
これらの変調方式で変調する場合の変調信号への変換に
おいて、2進のディジタル情報1ビットを1シンボルの
変調信号に対応させる場合は、2種類の変調信号が必要
であり、変調多値数は2となり、2ビットの場合は4種
類の変調信号が必要であり、変調多値数は4となる。す
なわち、情報Nビットを1変調信号に対応させるには、
N種類の変調信号が必要であり、変調多値数は2Nとな
る。
【0003】スペクトル拡散伝送では、デ−タ変調の変
調多値数が多いほど、同じ周波数帯域で多くの情報信号
を伝送でき、周波数を有効に利用できる。しかし、デ−
タ変調、拡散変調とも変調多値数が多いほど、伝送路の
影響やチャネル間干渉を受け易くなり、伝送デ−タの誤
り率が悪化し伝送の信頼度は低下するようになる。そこ
で、情報デ−タを複数のチャネルに分配し、各チャネル
の信号を異なる拡散符号列で拡散変調し多重化すること
で、デ−タ変調の変調速度を低下させ、伝送デ−タの誤
り率を悪化させること無く多くの情報デ−タを伝送でき
るチャネル多重伝送方式が用いられている。
【0004】図5および図6を用いて、2つの送信情報
デ−タを複数のチャネルを用いて多重伝送する、従来の
スペクトル拡散多重伝送装置におけるデ−タの送受信動
作について説明する。図5は、従来のスペクトル拡散多
重伝送装置の送信部の構成を示すブロック図、図6は、
従来のスペクトル拡散多重伝送装置の受信部の構成を示
すブロック図である。図5に示すように、この例は、2
つの送信情報データ[A]および[B]をそれぞれの伝
送条件あるいは伝送容量に対応してチャネル多重して伝
送する場合を示しており、この例においては、送信情報
データ[A]および[B]にそれぞれ対応して送信部
[A]310aおよび送信部[B]310bが設けられ
ている。これらの送信部310aおよび310bは同一
の構成とされており、送信部310aは複数の送信チャ
ネルa1〜aN、送信部310bは複数の送信チャネルb
1〜bNを有している。そして、各送信チャネルa1〜aN
およびb1〜bNには、それぞれ、データ多値変調器31
4a、314b、および、スペクトル拡散多値変調器3
15a、315bが設けられている。
【0005】図5において、2つの送信情報デ−タ
[A]312aおよび送信情報データ[B]312bは
デ−タ分配器313に入力され、該データ分配器313
においてそれぞれの送信情報データに要求される伝送条
件あるいは必要とする伝送容量に応じ、前記各送信部の
複数チャネルに対応する並列データに分配され、前記送
信部310a,bの対応する送信チャネルに入力され
る。例えば、送信情報データ[A]が高速伝送を必要と
するデータであるときには、前記データ分配器313
は、該送信情報データ312aを複数に分配して、前記
送信部310aにおける対応する数の送信チャネルに並
列に供給する。また、送信情報データ[B]が低速の伝
送速度しか要求しないデータであるときには、前記デー
タ分配器313は該送信情報データ312bを分配する
ことなく前記送信部310bの1つのチャネル、例え
ば、送信チャネルb1に供給する。
【0006】前記送信部310a,bでは、前記送信情
報デ−タ[A]および[B]の分配された並列デ−タ
が、対応する送信チャネル311a,bのデ−タ多値変
調器314a,bに入力されてデ−タの多値変調が行わ
れ、該各送信チャネルからのデ−タ多値変調出力がスペ
クトル拡散多値変調器315a,bに供給される。ここ
で、デ−タ多値変調としては、例えば、BPSK(Bina
ry Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phas
e Shift Keying)等の位相変調方式、周波数変調方式、
あるいは16QAM(16 Quadrature Amplitude Modu
lation)等の振幅位相変調方式がある。なお、この明細
書においては、BPSKなどの2値変調も多値変調のう
ちの特別な一つであるとして取り扱うこととする。
【0007】スペクトル拡散多値変調器315a,bで
は、前記各送信チャネルにおけるデ−タ多値変調器31
4a,bの出力が、拡散符号器316から発生される拡
散符号の多値信号と乗算され、送信部310a,bの各
送信チャネル311a,bから送信チャネル多値信号3
17a,bが出力される。ここで、上述した拡散符号
は、PN符号にウォルシュ符号を乗積した符号、あるい
は直交ゴ−ルド符号等の符号であり、それぞれの送信チ
ャネル毎に異なる符号列が用いられる。また、前記スペ
クトル拡散多値変調としては、上述したデ−タ多値変調
と同様に、例えば、BPSK、QPSK等の位相変調方
式、周波数変調方式、あるいは16QAM等の振幅位相
変調方式がある。このようにして出力された送信チャネ
ル多値信号317a,bは、多重化回路318において
加算され、同一ユ−ザのチャネル信号として送信多重信
号319が送信される。
【0008】図6は、従来のスペクトル拡散多重伝送装
置の受信部の構成を示すブロック図である。この図に示
すように、この例では、前記送信情報データ[A]およ
び[B]に対応して、同一構成の受信部[A]410a
および受信部[B]410bが設けられている。そし
て、各受信部410a,bは、それぞれ、複数の受信チ
ャネルa1〜aNおよびb1〜bNが設けられており、各受
信チャネルに対応して、スペクトル逆拡散多値復調器4
16aおよび416b、データ多値復調器415aおよ
び415bが設けられている。
【0009】前記受信部410aおよび410bでは、
受信多重信号418が、受信チャネル411a,bそれ
ぞれのスペクトル逆拡散多値復調器416a,bに入力
されて、拡散符号器417から出力されたチャネル毎に
異なる拡散符号列の多値信号と乗算され、デ−タ変調さ
れた信号に戻される。次に、これらの信号は、各受信チ
ャネル411a,bのデ−タ多値復調器415a,bに
供給されてデ−タ復調が行われ、複数の受信チャネルデ
−タ414a,bが受信部[A]410aおよび受信部
[B]410bから出力される。各受信部の複数の受信
チャネルデ−タ414a,bはデ−タ収集器413に入
力され、複数チャネルに分配されていた並列デ−タが直
列デ−タに変換され、受信情報デ−タ[A]412a,
[B]412bが出力される。
【0010】このようにして、複数の送信情報データを
チャネル多重して伝送することができる。ただし、上述
した従来の伝送装置では、デ−タ変調とスペクトル拡散
変調、および、対応するデ−タ復調とスペクトル逆拡散
復調の変調多値数は、固定の多値数に決められていた。
また、全てのチャネルについて同一の固定された変調多
値数に決められていた。これは、一般に、伝送装置はフ
ェ−ジング時にも一定の品質を満足することを最大目標
として検討されており、上述の固定された変調多値数
は、フェ−ジングが無い場合に実現可能な値よりも小さ
な値に設計されているためである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年、研究が盛んに行
われているマルチメディア通信においては、高い伝送品
質が要求される多種のサ−ビスやメディアのデ−タ、大
きな伝送容量を必要とする伝送信号を、同一帯域の伝送
路で効率良く伝送できる技術が要望されている。しか
し、従来のスペクトル拡散伝送装置においては、上述し
たように、変調多値数はフェ−ジングが無い場合に実現
可能な値よりも小さな値に設計されているため、トラヒ
ックが大きくなった場合は呼損を発生し易くなるという
問題があった。
【0012】多種のサ−ビスあるいはメディアによって
要求される伝送品質が異なるため、同一のフェ−ジング
の影響を受けた場合、あるサ−ビスにおいて伝送品質が
満たされていても、他のサ−ビスに対しては伝送品質を
満たすことができなくなるという欠点もある。また、異
なる伝送条件の複数の情報デ−タ信号、例えば音声と画
像のデ−タ信号のような組合せで、同一ユ−ザが多重伝
送する場合などは、チャネル数を多く使用しなければ伝
送できなくなり、周波数利用効率の低下を発生させてし
まう問題点もある。
【0013】そこで、本発明は、マルチメディア通信に
おいて上述した従来の問題点を解決し、高い伝送品質を
必要とする多種のサ−ビスやメディアのデ−タ、および
大きな伝送容量を必要とするデ−タなど、伝送条件の異
なる複数の情報デ−タ信号を、同一ユ−ザが複数チャネ
ルについて多重化し、同一帯域の伝送路で効率的に伝送
できるスペクトル拡散多重伝送装置を提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のスペクトル拡散多重伝送装置は、複数チ
ャネルを多重化した拡散変調信号を出力する送信部を用
い、要求される伝送条件あるいは必要とする伝送容量の
異なる複数の送信情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャ
ネルを用いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行う
スペクトル拡散多重伝送装置であって、前記送信部は、
前記複数の送信情報データについて、当該各送信情報デ
−タを分配し多重するチャネル数、各チャネルにおける
データ変調の変調多値数および拡散変調の変調多値数を
識別しそれらの設定を行う多値多重数設定手段と、該多
値多重数設定手段により設定されたチャネル多重数に従
い、前記各送信情報デ−タを1または複数チャネルのデ
−タに並列分配するデ−タ分配器と、各チャネル毎に前
記多値多重数設定手段により設定されたデータ変調の変
調多値数でデ−タ変調を行うデ−タ多値変調器と、各チ
ャネル毎に前記多値多重数設定手段により設定された拡
散変調の変調多値数で拡散変調速度が同一で位相が同期
した異なる拡散符号列の拡散符号データを用いてスペク
トル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、各チャネ
ル毎の拡散多値変調信号の振幅を可変する振幅可変器
と、各チャネルからの拡散多値変調信号の出力を多重化
する多重化回路とを備え、前記多値多重数設定手段は、
前記送信情報デ−タに要求される伝送条件あるいは必要
とする伝送容量に応じて、前記チャネル多重数、前記各
チャネルにおけるデ−タ変調および拡散変調の変調多値
数ならびに前記各チャネルの拡散多値変調信号の出力振
幅を、複数の送信デ−タで構成されるスロットあるいは
複数のスロットで構成されるフレ−ムなどのパケット単
位で設定できるようになっている。
【0015】また、本発明のスペクトル拡散多重伝送装
置は、送信された多重信号の複数の送信情報デ−タに対
応する複数の受信部を備え、該各受信部が複数チャネル
の多重信号を復調するようにしたスペクトル拡散多重伝
送装置であって、受信したスペクトル拡散多値変調信号
のチャネル多重数と変調多値数を、前記各受信部の多重
伝送された複数の各チャネルに対応して識別しそれらの
設定を行う多値多重数設定手段と、該多値多重数設定手
段により前記各受信部における各チャネル毎に設定され
た変調多値数に従って、前記各チャネル毎にスペクトル
逆拡散およびデータ復調を行うスペクトル逆拡散多値復
調器およびデ−タ多値復調器と、前記多値多重数設定手
段により設定されたチャネル多重数に従い、前記各受信
部の複数チャネルの復調出力デ−タを直列デ−タに変換
するデ−タ収集器とを備え、複数の送信デ−タで構成さ
れるスロットあるいは複数のスロットで構成されるフレ
−ムなどのパケット単位で、複数の受信情報デ−タを同
一ユ−ザの復調デ−タとして出力するようにしている。
【0016】さらに、本発明のスペクトル拡散多重伝送
装置は、複数チャネルを多重化した拡散変調信号を出力
する送信部を用い、大容量の伝送路を必要とする複数の
送信情報デ−タと大容量の伝送路を必要としない複数の
送信情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャネルを用いて
多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペクトル拡
散多重伝送装置であって、前記送信部は、前記複数の送
信情報デ−タについて、当該送信情報データを分配し多
重するチャネル数、各チャネルにおけるデータ変調の変
調多値数および拡散変調の変調多値数を識別しそれらの
設定を行う多値多重数設定手段と、該多値多重数設定手
段により設定されたチャネル多重数に従い、前記各送信
情報デ−タを1または複数チャネルのデ−タに並列分配
するデ−タ分配器と、各チャネル毎に前記多値多重数設
定手段により設定されたデータ変調の変調多値数でデ−
タ変調を行うデ−タ多値変調器と、前記多値多重数設定
手段により設定された拡散変調の変調多値数で、拡散変
調速度が同一で位相が同期し、各チャネル毎に異なる拡
散符号列の拡散符号デ−タでスペクトル拡散を行うスペ
クトル拡散多値変調器と、各チャネル毎の拡散多値変調
信号の振幅を可変する振幅可変器と、各チャネルからの
拡散多値変調信号の出力を多重化する多重化回路とを備
え、前記多値多重数設定手段は、より大容量の伝送路を
必要とする送信情報デ−タについては、より多いチャネ
ル数にデ−タを分配して、より大きなデータ変調および
拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器および前
記スペクトル拡散多値変調器に設定し、より大容量の伝
送路を必要としない送信情報デ−タについては、より少
ないチャネル数にデ−タを分配して、より小さなデータ
変調および拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調
器と前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、複数の送
信デ−タで構成されるスロットあるいは複数のスロット
で構成されるフレ−ムなどのパケット単位で、前記チャ
ネル多重数、前記各チャネルにおけるデ−タ変調および
拡散変調の変調多値数ならびに前記各チャネルの拡散多
値変調信号の出力振幅を変更できるようにしている。
【0017】さらにまた、本発明のスペクトル拡散多重
伝送装置は、複数チャネルを多重化した拡散変調信号を
出力する送信部を用い、高品質の伝送路を必要とする複
数の送信情報デ−タと高品質の伝送路を必要としない複
数の送信情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャネルを用
いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペクト
ル拡散多重伝送装置であって、前記送信部は、前記複数
の送信情報データについて、当該送信情報デ−タを分配
し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデータ変調
の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識別しそれ
らの設定を行う多値多重数設定手段と、該多値多重数設
定手段により設定されたチャネル多重数に従い、前記各
送信情報デ−タを1または複数チャネルのデ−タに並列
分配するデ−タ分配器と、各チャネル毎に前記多値多重
数設定手段により設定されたデータ変調の変調多値数で
デ−タ変調を行うデ−タ多値変調器と、前記多値多重数
設定手段により設定された拡散変調の変調多値数で、拡
散変調速度が同一で位相が同期し、各チャネル毎に異な
る拡散符号列の拡散符号デ−タでスペクトル拡散を行う
スペクトル拡散多値変調器と、各チャネル毎の拡散多値
変調信号の振幅を可変する振幅可変器と、各チャネルか
らの拡散多値変調信号の出力を多重化する多重化回路と
を備え、前記多値多重数設定手段は、より高品質の伝送
路を必要とする送信情報デ−タについては、より多いチ
ャネル数にデ−タを分配して、より小さなデータ変調お
よび拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器およ
び前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、より高品質
の伝送路を必要としない送信情報デ−タについては、よ
り少ないチャネル数にデ−タを分配して、より大きなデ
ータ変調および拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値
変調器と前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、複数
の送信デ−タで構成されるスロットあるいは複数のスロ
ットで構成されるフレ−ムなどのパケット単位で、前記
チャネル多重数、前記各チャネルにおけるデ−タ多値お
よび拡散変調の変調多値数ならびに前記各チャネルの拡
散多値変調信号の出力振幅を変更できるようにしてい
る。
【0018】さらにまた、本発明のスペクトル拡散多重
伝送装置は、複数チャネルを多重化した拡散変調信号を
出力する送信部を用い、リアルタイム性を要求される複
数の送信情報デ−タとリアルタイム性を要求されない複
数の送信情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャネルを用
いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペクト
ル拡散多重伝送装置であって、前記送信部は、前記複数
の送信情報データについて、当該送信情報デ−タを分配
し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデータ変調
の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識別しそれ
らの設定を行う多値多重数設定手段と、該多値多重数設
定手段により設定されたチャネル多重数に従い、前記各
送信情報デ−タを1または複数チャネルのデ−タに並列
分配するデ−タ分配器と、各チャネル毎に前記多値多重
数設定手段により設定されたデータ変調の変調多値数で
デ−タ変調を行うデ−タ多値変調器と、前記多値多重数
設定手段により設定された拡散変調の変調多値数で、拡
散変調速度が同一で位相が同期し、各チャネル毎に異な
る拡散符号列の拡散符号デ−タでスペクトル拡散を行う
スペクトル拡散多値変調器と、各チャネル毎の拡散多値
変調信号の振幅を可変する振幅可変器と、各チャネルか
らの拡散多値変調信号の出力を多重化する多重化回路と
を備え、前記多値多重数設定手段は、よりリアルタイム
性を要求される送信情報デ−タについては、より多いチ
ャネル数にデ−タを分配して、より小さなデータ変調お
よび拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器およ
び前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、よりリアル
タイム性を要求されない送信情報デ−タについては、よ
り少ないチャネル数にデ−タを分配して、より大きなデ
ータ変調および拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値
変調器と前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、複数
の送信デ−タで構成されるスロットあるいは複数のスロ
ットで構成されるフレ−ムなどのパケット単位で、前記
チャネル多重数、前記各チャネルにおけるデ−タ変調お
よび拡散変調の変調多値数ならびに前記各チャネルの拡
散多値変調信号の出力振幅を設定できるようにしてい
る。
【0019】さらにまた、本発明のスペクトル拡散多重
伝送装置は、複数チャネルを多重化した拡散変調信号を
出力する送信部を用い、画像信号、デ−タ転送信号およ
び音声信号のうちの少なくとも2種類のデータを含む複
数の送信情報データを、同一ユ−ザが複数チャネルを用
いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペクト
ル拡散多重伝送装置であって、前記送信部は、前記複数
の送信情報デ−タについて、当該送信情報データを分配
し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデータ変調
の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識別しそれ
らの設定を行う多値多重数設定手段と、該多値多重数設
定手段により設定されたチャネル多重数に従い、前記各
送信情報デ−タを1または複数チャネルのデ−タに並列
分配するデ−タ分配器と、各チャネル毎に前記多値多重
数設定手段により設定されたデータ変調の変調多値数で
デ−タ変調を行うデ−タ多値変調器と、前記多値多重数
設定手段により設定された拡散変調の変調多値数で、拡
散変調速度が同一で位相が同期し、各チャネル毎に異な
る拡散符号列の拡散符号デ−タでスペクトル拡散を行う
スペクトル拡散多値変調器と、各チャネル毎の拡散多値
変調信号の振幅を可変する振幅可変器と、各チャネルか
らの拡散多値変調信号の出力を多重化する多重化回路を
備え、前記多値多重数設定手段は、前記複数の送信情報
データに対して、画像信号よりもデ−タ転送信号、さら
に音声信号の順序で、より少ないチャネル数にデ−タを
分配して、より大きなデータ変調および拡散変調の変調
多値数を前記デ−タ多値変調器および前記スペクトル拡
散多値変調器に設定し、複数の送信デ−タで構成される
スロットあるいは複数のスロットで構成されるフレ−ム
などのパケット単位で、前記チャネル多重数、前記各チ
ャネルにおけるデータ変調および拡散変調の変調多値数
ならびに前記各チャネルの拡散多値変調信号の出力振幅
を変更できるようにしている。
【0020】このような本発明のスペクトル拡散多重伝
送装置において、送信部では、拡散変調速度が同一で位
相が同期し、複数の各チャネル毎に異なる符号列の拡散
符号出力でスペクトル拡散変調を行うため、チャネル間
干渉を減少させることができる。したがって、複数のチ
ャネルを同一ユ−ザのチャネルとして使用し、伝送デ−
タの誤り率を悪化させずに多くの情報信号を伝送でき、
デ−タ伝送の周波数利用効率を向上することができる。
また、送信する情報デ−タの伝送条件に応じて、同一ユ
−ザが、複数の情報デ−タに対応する多重チャネル数、
複数のチャネル毎のデ−タ多値変調器とスペクトル拡散
多値変調器の変調多値数を、送信パケット等の単位で変
更するようにし、受信部では、伝送された情報デ−タの
多重チャネル数と変調多値数を識別して、同一ユ−ザか
ら多重伝送される複数のチャネル毎に、デ−タ多値復調
器とスペクトル逆拡散多値復調器の変調多値数を個別に
送信パケット等の単位で変更するようにしたので、多種
のサ−ビスやメディアの情報デ−タ、要求される伝送条
件の異なる情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャネルを
用いて、同一帯域でより効率的に伝送することができる
ようになる。したがって、各情報デ−タとも十分な品質
で伝送することができるようになり、全体の伝送容量あ
るいはスル−プットを向上することができ、同一帯域の
伝送路で効率的に伝送することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、複数の送信情報デ−タにつ
いて、それぞれ複数のチャネルを多重化して伝送する本
発明のスペクトル拡散多重伝送装置において、2つの送
信情報デ−タを複数のチャネルを用いて多重伝送する場
合のデータ送受信動作について、図1および図2を用い
て説明する。図1は、本発明のスペクトル拡散多重伝送
装置の一実施の形態における送信部の一構成例を示すブ
ロック図である。上述したように、ここでは、前述した
図5の場合と同様に、2つの送信情報データ[A]と
[B]を送信するものとし、また、各送信情報データ
[A]、[B]にそれぞれ対応した送信部[A]110
aおよび送信部[B]110bが設けられているものと
する。すなわち、送信情報データ[A]は、その要求す
る伝送条件あるいは必要とする伝送容量に対応する数の
並列信号に変換され、送信部[A]に設けられた複数個
の送信チャネルa1〜aNの内の対応する数の送信チャネ
ルを用いてチャネル多重されて送信され、送信情報デー
タ[B]は、同様に、送信部[B]に設けられた送信チ
ャネルb1〜bNの内の対応する数の送信チャネルを用い
て伝送されるものとする。
【0022】図1に示すように、この送信部は、入力さ
れた送信情報デ−タ[A]、[B]112a,bの変調
多値数と多重チャネル数を識別する送信チャネル識別回
路113と、該送信チャネル識別回路113で識別され
た多値多重数識別信号114に従い各送信部110a,
bのチャネル制御を行う送信チャネル制御回路115
と、送信情報デ−タ[A]、[B]112a,bを対応
する送信部[A]、[B]110a,bの複数チャネル
の並列デ−タに分配するデ−タ分配器116と、前記送
信チャネル制御回路115によりデ−タ変調多値数が可
変されるデ−タ多値変調器117a,bと、前記送信チ
ャネル制御回路115が設定する変調多値数や多重チャ
ネル数などの送信チャネル識別情報を送信デ−タに付加
する送信チャネル識別情報付加回路118a,bと、前
記送信チャネル制御回路115により拡散符号出力の変
調多値数が可変される拡散符号器121と、拡散符号器
121より出力される拡散符号の多値出力信号とデ−タ
多値変調信号とを乗算しスペクトル拡散多値変調を行う
スペクトル拡散多値変調器119a,bと、各チャネル
の拡散変調出力の振幅を可変するチャネル振幅可変器1
20a,bと、複数チャネルの拡散多値信号122a,
bを加算し多重化する多重化回路123とから構成され
る。
【0023】ここで、前記デ−タ多値変調器117a,
bとスペクトル拡散多値変調器119a,bとチャネル
振幅可変器120a,bは、送信部[A]、[B]11
0a,bの各送信チャネル111a,b(送信チャネル
1〜aN,b1〜bN)毎に必要となるが、前記送信チャ
ネル識別情報付加回路118a,bは、多重化する複数
チャネルの送信チャネル識別情報を、一括して指定する
1チャネル、あるいは、複数チャネルに付加する場合、
それらの指定するチャネルだけに備えられる構成とな
る。
【0024】このように構成された送信部に、多種のサ
−ビスやメディアのデ−タ、要求される伝送条件の異な
る送信情報デ−タ[A]、[B]112a,bが各端子
から入力され、前記送信チャネル識別回路113に供給
される。送信チャネル識別回路113では、入力された
各送信情報デ−タのデ−タ速度、デ−タ容量、情報デ−
タに含まれる変調多値数やチャネル多重数の指定情報な
どにより、それらの伝送に最適な変調多値数、チャネル
多重数を識別して多値多重数識別信号114が出力さ
れ、前記送信チャネル制御回路115に供給される。こ
のとき、前記多値多重数識別信号114は、複数の送信
デ−タで構成されるスロットあるいは複数のスロットで
構成されるフレ−ムなどのパケット単位で設定を変更す
ることができるようにしている。
【0025】また、前記変調多値数については、複数の
送信チャネル111a、111b毎の設定条件を識別す
ることができるだけでなく、前記デ−タ多値変調器11
7a,bの変調多値数と、前記拡散符号器121および
前記スペクトル拡散多値変調器119a,bの変調多値
数を個別に識別できるようになっている。ここで、前記
送信チャネル識別回路113は、後述する受信部に設け
られている、伝送されてきたデ−タの変調多値数やチャ
ネル多重数を識別する受信チャネル識別回路216a,
bからの多値多重数識別信号を受けて、多値多重数識別
信号114を出力するようにしても良い。さらに、図示
を省略したが、フェ−ジングなどの伝送路の伝送品質状
態を監視する手段を設け、現在の伝送路状態を考慮して
変調多値数とチャネル多重数を変更するようにしても良
い。
【0026】前記送信チャネル制御回路115では、送
信情報デ−タ[A],[B]112a,bをそれぞれ複
数チャネルに対応させてデ−タを分配するデ−タ分配器
116を制御し、複数のチャネルそれぞれについてデ−
タ多値変調器117a,b、拡散符号器121とスペク
トル拡散多値変調器119a,bの変調多値数が、前記
多値多重数識別信号114に従い最適な値になるよう制
御を行い、さらに送信チャネル識別情報付加回路118
a,bに対しては、チャネル多重数と変調多値数などの
送信チャネル識別情報を送信信号に付加させる制御を行
う。例えば、信号をパケットで伝送する場合には、パケ
ットの先頭にチャネル識別情報を付加したり、あるい
は、1つ前のパケットに後続するパケットのチャネル識
別情報を付加したりするための制御を行う。また、送信
チャネル識別情報を一括して指定する1チャネルあるい
は複数チャネルに付加する場合は、それらの指定チャネ
ルに備えた送信チャネル識別情報付加回路118a,b
に対して制御を行う。このように、前記送信チャネル識
別回路113と前記送信チャネル制御回路115によ
り、送信部における多値多重数設定手段が構成されてい
る。
【0027】上述した制御に従い、送信情報デ−タ
[A],[B]112a,bはデ−タ分配器116で送
信部の複数チャネルに対応させたデ−タに並列分配さ
れ、各チャネルのデ−タ多値変調器117a,bに転送
されて、選択設定された変調多値数に従ってデ−タ変調
され、チャネル多重数と変調多値数などを示す送信チャ
ネル識別情報が送信チャネル識別情報付加回路118
a,bにおいて付加される。次に、スペクトル拡散多値
変調器119a,bで、拡散符号器121からの符号出
力が選択設定された変調多値数に従って乗算され、スペ
クトル拡散された拡散多値信号となる。
【0028】拡散符号器121から出力される拡散符号
出力は、図示の複数の送信チャネル110a,bのそれ
ぞれに異なる符号列が用いられ、各チャネルの拡散符号
出力は、拡散変調速度が同一で符号位相が同期したもの
を用いる。なお、この拡散符号列には、前述した従来の
場合と同様の直交符号を使用するため、拡散符号列の符
号位相が同期していれば、これら複数チャネルの間には
干渉が発生しない。これら複数チャネルの拡散多値信号
は、チャネル振幅可変器120a,bで出力振幅を調整
され、各送信部の複数チャネルの送信多値信号122
a,bとなり、多重化回路123で加算し多重化され送
信多重信号124が出力される。
【0029】ここで、チャネル出力信号の振幅可変は、
1つの情報デ−タを異なる変調多値数の複数チャネルを
多重化して伝送する場合や、送信電力制御などに用いら
れる。図3は、1つの情報データを異なる変調多値数の
複数チャネルを多重化して伝送する場合の例を示す図で
あり、拡散変調は同じ変調多値数で、デ−タ変調が図3
の(1)に示すように、例えば、BPSK変調チャネル
510の3チャネル多重で伝送していたパケットについ
て、図3の(2)に示すように、BPSK変調チャネル
510のBPSK[1]とBPSK[2]の合成チャネ
ルをQPSK変調チャネル511のQPSK[1]の1
チャネルとし、BPSK[3]はそのままの1チャネル
で2チャネルの多重に変更して伝送する場合に、この2
チャネルの伝送誤りを等しくする目的のために、BPS
K変調チャネル510のBPSK[3]チャネルの振幅
を振幅可変器120a,bで1/2にすることで対応す
ることができる。
【0030】また、送信電力制御により送信出力の全体
を変化させる場合は、各チャネルの振幅可変器120
a,bにより同じ増減の振幅可変を行わせることで対応
することができる。なお、この送信電力制御は、図1に
は図示していないが、振幅可変器を前記多重化回路12
3の出力に備え、送信多重信号124において振幅可変
を行うことでも対応可能である。上述したようにして出
力された送信多重信号124は送信され、受信部で受信
される。
【0031】なお、図1に示した送信部においては、前
記送信情報データ[A]および[B]にそれぞれ対応す
る送信部[A]および[B]を設けていたが、これに限
られることはなく、任意の個数(例えば1個)の送信部
内に設けられた複数の送信チャネルに前記送信情報デー
タ[A]および[B]の分配されたデータを割り振っ
て、処理するようにしてもよい。また、上述した例にお
いては、2つの送信情報データ[A]および[B]を送
信する場合について、説明したが、これに限られること
はなく、3以上の送信データを送信する場合にも、同様
に構成することができる。
【0032】図2は、本発明のスペクトル拡散多重伝送
装置の一実施の形態における受信部の一構成例を示すブ
ロック図である。図示するように、この受信部には、前
記2つの送信情報データ[A]および[B]にそれぞれ
対応した2つの受信部[A]210aおよび受信部
[B]210bが設けられている。そして、各受信部
[A]および受信部[B]には、それぞれ複数のチャネ
ルa1〜aNからなる受信チャネル211aおよび複数の
チャネルb1〜bNからなる受信チャネル211bが設け
られている。
【0033】そして、各受信チャネル211aおよび2
11bの各チャネルa1〜aNおよびb1〜bNには、入力
された受信多重信号221を拡散符号器220から供給
される拡散符号の多値信号を使用してスペクトル逆拡散
するスペクトル逆拡散多値復調器217a,bと、スペ
クトル逆拡散された受信信号から信号の変調多値数やチ
ャネル多重数などの受信チャネル識別情報を識別する受
信チャネル識別回路216a,bと、該受信チャネル制
御回路218によりデ−タ復調する変調多値数が制御さ
れるデ−タ多値復調器215a,bとが設けられてい
る。
【0034】また、後述する受信チャネル制御回路21
8により符号出力の変調多値数が可変される拡散符号器
220、前記受信チャネル識別回路216a,bから出
力される多値多重数識別信号219a,bに応じて、受
信部[A],[B]210a,bのチャネル多重数と変
調多重数を制御する受信チャネル制御回路218、前記
各受信部210a,bにおける各受信チャネルa1〜aN
およびb1〜bNからの受信チャネルデ−タ214a,b
を直列デ−タに収集し受信情報デ−タ[A],[B]2
12a,bを出力するデ−タ収集器213が、備えられ
ている。
【0035】ここで、スペクトル逆拡散多値復調器21
7a,bとデ−タ多値復調器215a,bは、図示の一
例では、受信部[A],[B]210a,bの複数の受
信チャネル211a,bにそれぞれ必要となるが、受信
チャネル識別回路216a,bは、前記送信部におい
て、多重する複数チャネルの送信チャネル識別情報を一
括して指定する1チャネルに、あるいは複数チャネルに
付加する場合、それらの指定する受信チャネルにだけ備
える構成となる。
【0036】このように構成された受信部では、受信部
[A],[B]210a,bの複数チャネルにそれぞれ
受信多重信号221が入力され、前記スペクトル逆拡散
多値復調器217a,bにおいて、入力された受信多重
信号221に拡散符号器220からの符号出力を選択設
定された変調多値数に対応させて乗算することにより逆
拡散が行われ、受信された信号がデ−タ変調された信号
に戻される。このデ−タ変調された信号は、前記受信チ
ャネル識別回路216a,bに供給され、各チャネルの
変調多値数やチャネル多重数が識別されて多値多重数識
別信号219a,bが出力される。この多値多重数識別
信号219a,bは受信チャネル制御回路218に供給
される。受信チャネル制御回路218では、デ−タ多値
復調器215a,b、拡散符号器220およびスペクト
ル逆拡散多値復調器217a,bの変調多値数を、多値
多重数識別信号219a,bに従い、前記送信部で多重
伝送した複数の各チャネルに対応した変調多値数と一致
するように制御を行う。このように、受信チャネル識別
回路216a,bおよび受信チャネル制御回路218
は、受信部における多値多重数設定手段を構成してい
る。
【0037】上述した送信部において、各チャネルの変
調多値数やチャネル多重数の受信チャネル識別情報を、
一括して指定する1チャネルに、あるいは複数チャネル
に付加して伝送した場合は、それらの指定された受信チ
ャネル211a,bの受信チャネル識別回路216a,
bで、多重伝送されたチャネル多重数や複数チャネル全
ての変調多値数を識別し、多値多重数識別信号219
a,bを受信チャネル制御回路218に供給する。
【0038】さて、前記スペクトル逆拡散多値復調器2
17a,bから出力されたデ−タ多値変調信号は、さら
に、デ−タ多値復調器215a,bに転送されて、選択
設定された変調多値数に従ってデ−タ復調され、多重伝
送された複数チャネルの送信デ−タに対応した受信チャ
ネルデ−タ214a,bが、受信部[A],[B]21
0a,bより出力される。この複数チャネルからの受信
チャネルデ−タ214a,bは、それぞれの送信情報デ
−タに対応させてデ−タ収集器213で直列デ−タに変
換され、受信情報デ−タ[A],[B]212a,bが
再生されることとなる。
【0039】ところで、チャネルの多重数や、拡散符号
器220およびスペクトル拡散多値復調器217a,
b、デ−タ多値復調器215a,bに設定される変調多
値数などのチャネル識別情報は、多重化された複数チャ
ネルの各々のチャネル、あるいは指定された1チャネル
または複数チャネルの受信チャネル識別回路216a,
bにおいて識別されるが、これらのチャネル識別情報を
取得するには次のような方法がある。第1の方法は、多
重化して伝送するデ−タチャネルとは個別のパイロット
チャネル等を設け、上記のチャネル識別情報を伝送し、
パイロットチャネルの信号からチャネル多重数や変調多
値数を識別する方法であり、第2の方法は、信号がパケ
ットで伝送される場合に、パケットの先頭(ヘッダ)に
予め決められたチャネル識別情報を付加して伝送し、受
信パケットの先頭からチャネル識別情報を取得する方法
であり、さらに他の方法としては、1パケット前のパケ
ットデ−タでチャネル識別情報を伝送する方法などであ
る。このような方法のいずれかにより、受信部において
チャネル多重数や変調多重数などのチャネル識別情報を
逆拡散して復調することが可能となる。
【0040】したがって、受信チャネル識別回路216
a,bで受信信号から読み取った多値多重数識別信号2
19a,bに従い、受信チャネル制御回路218がチャ
ネル多重数や各チャネルの変調多値数を制御することに
より、多重数を可変して伝送される複数チャネルにおけ
る拡散符号器220とスペクトル逆拡散多値復調器21
7a,bおよびデ−タ多値復調器215a,bの変調多
値数が、送信部の各チャネルの変調多値数と一致するよ
う制御されることになる。
【0041】以上説明した本発明のスペクトル拡散多重
伝送装置においては、高品質の伝送路を必要とする送信
デ−タや、リアルタイム性を要求される送信デ−タを伝
送する場合には、多重化するチャネル数を多くし、デ−
タ多値変調器およびスペクトル拡散多値変調器における
変調多値数を小さくすることにより、伝送路の影響を受
けにくい高品質のデ−タ伝送が可能となる。また、大き
な伝送容量を必要とする送信デ−タを伝送する場合に
は、多重化するチャネル数を多くし、デ−タ多値変調器
およびスペクトル拡散多値変調器における変調多値数を
大きくすることにより、大容量のデ−タ伝送が可能とな
る。さらに、画像信号、データ転送信号、音声信号のう
ちの少なくとも2種類の送信データを伝送する場合に
は、この順に、多重化するチャネルを小さくし、データ
多値変調器およびスペクトル拡散多値変調器における変
調多値数を大きくする。このようにすることで、本発明
は、画像ディジタルデ−タや音声ディジタルデ−タ、お
よびその他の品質や伝送速度の異なるデ−タを、より効
率的に伝送できるようになる。
【0042】また、本発明においては、パケット単位
で、前記チャネル多重数および前記各チャネルにおける
デ−タ多値変調器およびスペクトル拡散多値変調器の変
調多値数を設定できるようにしているため、システム全
体としての伝送効率を向上することが可能となる。図4
を参照して、このことについて説明する。デ−タ変調の
変調多値数が多いほど、デ−タの誤り率が悪化し伝送の
信頼度は低下する。しかし、パケット伝送する場合に、
伝送路の状態が良好であるときにデ−タ変調の多値数を
多くする、例えば、BPSK変調からQPSK変調に切
り換えた場合には、伝送する変調シンボル速度が変わら
ないことを前提とすれば、同じデ−タ量を送るのにBP
SK変調の2チャネルがQPSK変調の1チャネル伝送
で良いことになる。その結果、パケットデ−タは半分の
チャネル多重数で伝送できることになり、その間、他の
ユ−ザの伝送チャネルへの干渉が減少し、伝送路の見か
け上の状態がさらに良くなる。したがって、他のユ−ザ
がBPSK変調で伝送していた他のチャネルにおいて
も、伝送路の状態が良好であると判断して、QPSK変
調に切り換えることが可能になる。あるいは、この同じ
伝送パケット時間に、同一ユ−ザが使用する他のチャネ
ルのデ−タパケットを伝送することもできる。
【0043】例えば、図4の(1)において、ユーザ1
とユーザ2がともに、拡散変調は同じ変調多値数で、デ
ータ変調が例えばBPSK変調チャネルの2チャネル多
重で伝送しているものとする。このとき、ユーザ1に図
4に示すようなフェージング変動があったとすると、ユ
ーザ1は伝送路の状態が良好であるときに、BPSK変
調からQPSK変調に切り換える。これにより、図示す
るように、使用チャネル数は3チャネルとなり、ユーザ
2への干渉が減少し、ユーザ2は、伝送路の状態が良好
であると判定して、次のパケットをQPSK変調に切り
換えて送信することが可能となる。次のパケットのタイ
ミングでは、ユーザ1が伝送路の状態が良好であると判
定して、QPSK変調でパケットを送信する。以下、同
様の制御が行われ、結局、各タイミングにおいて使用さ
れるチャネル数は3となる。一方、本発明のような変調
多値数の制御を行わない図4の(2)の場合には、各ユ
ーザ3および4が常時BPSK変調チャネルの2チャネ
ル多重で伝送しており、使用チャネル数は4となる。
【0044】このように、伝送路の状態を常時監視し、
良好であると判断したときに、デ−タ変調の変調多値数
をより大きくすることにより伝送するチャネル多重数を
減少でき、全体として同じ周波数帯域でより多くの情報
信号を伝送できるようになり、伝送効率を高めることが
できる。また、伝送路の伝送品質がフェ−ジング等によ
り劣化している場合には、デ−タ変調の変調多値数を小
さくしチャネル多重数を増加することで対応することが
できる。
【0045】また、スペクトル拡散変調の変調多値数を
大きくすると、復調時に拡散符号の同期を誤る確率が増
加するが、伝送路の状態が良好であるときに、例えば、
BPSK変調からQPSK変調に切り換えた場合には、
拡散符号長が2倍になるので、使用できるチャネル数を
2倍にすることができる。その結果、増加した空きチャ
ネルを用いて、他のユ−ザ、あるいは同一ユ−ザが、そ
の空きチャネルを利用して新たな情報デ−タ信号を伝送
できるようになる。しかも、拡散変調速度は変わらない
ため、伝送に使用される拡散帯域も変わらない。したが
って、伝送路の伝送品質を常時監視し、伝送路の状態が
良好であると判断したときに、スペクトル拡散変調の変
調多値数をより大きくすることにより、周波数を有効に
利用できる。また、伝送路の伝送品質がフェ−ジング等
により劣化している場合には、スペクトル拡散変調の変
調多値数を小さくすることで対応することができる。
【0046】なお、デ−タ多値変調器117a,bおよ
びスペクトル拡散多値変調器119a,bにおける多値
変調方式としては、BPSK、QPSK、8PSK、1
6PSK等の位相変調方式、周波数変調方式、あるいは
16QAM等の振幅位相変調方式のいずれでも用いるこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のチャネルを同一ユ−ザのチャネルとして使用し
て、伝送デ−タの誤り率を劣化させることなく多くの情
報デ−タ信号を伝送できるだけでなく、チャネル間干渉
を減少させることができ、伝送デ−タの誤り率の劣化を
軽減して周波数利用効率を向上することができる。ま
た、伝送路の状態が良好で高速にデ−タを送ることがで
きる場合は、多重チャネルのデ−タ多値変調器およびス
ペクトル拡散多値変調器の変調多値数をそれぞれ大きく
して、多重伝送するチャネル数を少なくして伝送するこ
とができるとともに、伝送路の状態が劣化した場合は、
多重チャネルのデ−タ多値変調器およびスペクトル拡散
多値変調器の変調多値数をそれぞれ小さくして、多重伝
送するチャネル数を増やすことによりデ−タを伝送する
ことができるようになる。
【0048】したがって、マルチメディア通信などにお
いて、より高い伝送品質、より大きな伝送容量に対応で
きる多種のサ−ビスやメディアの情報デ−タ信号や、要
求する伝送条件の異なる情報デ−タ信号を、同一帯域で
より効率良く伝送することができる。また、伝送品質が
フェ−ジング等により劣化している場合においても、そ
れぞれの多重チャネルについて小さな変調多値数を選択
し、多重伝送するチャネル数を増やすことにより、各種
のサ−ビス、メディアについても十分な品質で伝送可能
となり、システム全体の伝送容量、スル−プットをより
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の一実
施の形態における送信部の一構成例を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の一実
施の形態における受信部の一構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】 異なる変調多値数を用いたチャネル多重にお
ける振幅可変制御の一例を示す図である。
【図4】 本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の効果
を説明するための図である。
【図5】 従来のスペクトル拡散多重伝送装置における
送信部の構成を示すブロック図である。
【図6】 従来のスペクトル拡散多重伝送装置における
受信部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
110a,b、310a,b 送信部[A],[B] 111a,b、311a,b 送信チャネルa1N
1〜bN 112a,b、312a,b 送信情報デ−タ[A],
[B] 113 送信チャネル識別回路 114 送信部の多値多重数識別信号 115 送信チャネル制御回路 116、313 デ−タ分配器 117a,b デ−タ多値変調器(多値可変) 314a,b デ−タ多値変調器 118a,b 送信チャネル識別情報付加回路 119a,b スペクトル拡散多値変調器(多値可変) 315a,b スペクトル拡散多値変調器 120a,b チャネル振幅可変器 121 送信部の拡散符号器(多値可変) 316 送信部の拡散符号器 122a,b、317a,b 送信チャネル多値信号 123、318 多重化回路 124、319 送信多重信号 210a,b、410a,b 受信部[A],[B] 211a,b、411a,b 受信チャネルa1〜aN
1〜bN 212a,b、412a,b 受信情報デ−タ[A],
[B] 213、413 デ−タ収集器 214a,b、414a,b 受信チャネルデ−タ 215a,b デ−タ多値復調器(多値可変) 415a,b デ−タ多値復調器 216a,b 受信チャネル識別回路 217a,b スペクトル逆拡散多値復調器(多値可
変) 416a,b スペクトル逆拡散多値復調器 218 受信チャネル制御回路 219a,b 受信部の多値多重数識別信号 220 受信部の拡散符号器(多値可変) 417 受信部の拡散符号器 221、418 受信多重信号 510 BPSK変調チャネル 511 QPSK変調チャネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルを多重化した拡散変調信
    号を出力する送信部を用い、要求される伝送条件あるい
    は必要とする伝送容量の異なる複数の送信情報デ−タ
    を、同一ユ−ザが複数チャネルを用いて多重化し、同一
    帯域の伝送路で伝送を行うスペクトル拡散多重伝送装置
    であって、 前記送信部は、 前記複数の送信情報データについて、当該送信情報デ−
    タを分配し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデ
    ータ変調の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識
    別しそれらの設定を行う多値多重数設定手段と、 該多値多重数設定手段により設定されたチャネル多重数
    に従い、前記各送信情報デ−タを1または複数チャネル
    のデ−タに並列分配するデ−タ分配器と、 各チャネル毎に前記多値多重数設定手段により設定され
    たデータ変調の変調多値数でデ−タ変調を行うデ−タ多
    値変調器と、 前記多値多重数設定手段により設定された拡散変調の変
    調多値数で、拡散変調速度が同一で位相が同期し、各チ
    ャネル毎に異なる拡散符号列の拡散符号データを用いて
    スペクトル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、 各チャネル毎の拡散多値変調信号の振幅を可変する振幅
    可変器と、 各チャネルからの拡散多値変調信号の出力を多重化する
    多重化回路とを備え、 前記多値多重数設定手段は、前記送信情報デ−タに要求
    される伝送条件あるいは必要とする伝送容量に応じて、
    前記チャネル多重数、前記各チャネルにおけるデ−タ変
    調および拡散変調の変調多値数ならびに前記各チャネル
    の拡散多値変調信号の出力振幅を、複数の送信デ−タで
    構成されるスロットあるいは複数のスロットで構成され
    るフレ−ムなどのパケット単位で設定できることを特徴
    とするスペクトル拡散多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 送信された多重信号の複数の送信情報
    デ−タに対応する複数の受信部を備え、該各受信部が複
    数チャネルの多重信号を復調するスペクトル拡散多重伝
    送装置であって、 受信したスペクトル拡散多値変調信号のチャネル多重数
    と変調多値数を、前記各受信部の多重伝送された複数の
    各チャネルに対応して識別しそれらの設定を行う多値多
    重数設定手段と、 該多値多重数設定手段により前記各受信部における各チ
    ャネル毎に設定された変調多値数に従って、前記各チャ
    ネル毎にスペクトル逆拡散およびデータ復調を行うスペ
    クトル逆拡散多値復調器およびデ−タ多値復調器と、 前記多値多重数設定手段により設定されたチャネル多重
    数に従い、前記各受信部の複数チャネルの復調出力デ−
    タを直列デ−タに変換するデ−タ収集器とを備え、 複数の送信デ−タで構成されるスロットあるいは複数の
    スロットで構成されるフレ−ムなどのパケット単位で、
    複数の受信情報デ−タを同一ユ−ザの復調デ−タとして
    出力することを特徴とするスペクトル拡散多重伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 複数チャネルを多重化した拡散変調信
    号を出力する送信部を用い、大容量の伝送路を必要とす
    る複数の送信情報デ−タと大容量の伝送路を必要としな
    い複数の送信情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャネル
    を用いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペ
    クトル拡散多重伝送装置であって、 前記送信部は、 前記複数の送信情報デ−タについて、当該送信情報デー
    タを分配し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデ
    ータ変調の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識
    別しそれらの設定を行う多値多重数設定手段と、 該多値多重数設定手段により設定されたチャネル多重数
    に従い、前記各送信情報デ−タを1または複数チャネル
    のデ−タに並列分配するデ−タ分配器と、 各チャネル毎に前記多値多重数設定手段により設定され
    たデータ変調の変調多値数でデ−タ変調を行うデ−タ多
    値変調器と、 前記多値多重数設定手段により設定された拡散変調の変
    調多値数で、拡散変調速度が同一で位相が同期し、各チ
    ャネル毎に異なる拡散符号列の拡散符号デ−タでスペク
    トル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、 各チャネル毎の拡散多値変調信号の振幅を可変する振幅
    可変器と、 各チャネルからの拡散多値変調信号の出力を多重化する
    多重化回路とを備え、 前記多値多重数設定手段は、より大容量の伝送路を必要
    とする送信情報デ−タについては、より多いチャネル数
    にデ−タを分配して、より大きなデータ変調および拡散
    変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器および前記ス
    ペクトル拡散多値変調器に設定し、より大容量の伝送路
    を必要としない送信情報デ−タについては、より少ない
    チャネル数にデ−タを分配して、より小さなデータ変調
    および拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器と
    前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、複数の送信デ
    −タで構成されるスロットあるいは複数のスロットで構
    成されるフレ−ムなどのパケット単位で、前記チャネル
    多重数、前記各チャネルにおけるデ−タ変調および拡散
    変調の変調多値数ならびに前記各チャネルの拡散多値変
    調信号の出力振幅を変更できることを特徴とするスペク
    トル拡散多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 複数チャネルを多重化した拡散変調信
    号を出力する送信部を用い、高品質の伝送路を必要とす
    る複数の送信情報デ−タと高品質の伝送路を必要としな
    い複数の送信情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャネル
    を用いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペ
    クトル拡散多重伝送装置であって、 前記送信部は、 前記複数の送信情報データについて、当該送信情報デ−
    タを分配し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデ
    ータ変調の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識
    別しそれらの設定を行う多値多重数設定手段と、 該多値多重数設定手段により設定されたチャネル多重数
    に従い、前記各送信情報デ−タを1または複数チャネル
    のデ−タに並列分配するデ−タ分配器と、 各チャネル毎に前記多値多重数設定手段により設定され
    たデータ変調の変調多値数でデ−タ変調を行うデ−タ多
    値変調器と、 前記多値多重数設定手段により設定された拡散変調の変
    調多値数で、拡散変調速度が同一で位相が同期し、各チ
    ャネル毎に異なる拡散符号列の拡散符号デ−タでスペク
    トル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、 各チャネル毎の拡散多値変調信号の振幅を可変する振幅
    可変器と、 各チャネルからの拡散多値変調信号の出力を多重化する
    多重化回路とを備え、 前記多値多重数設定手段は、より高品質の伝送路を必要
    とする送信情報デ−タについては、より多いチャネル数
    にデ−タを分配して、より小さなデータ変調および拡散
    変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器および前記ス
    ペクトル拡散多値変調器に設定し、より高品質の伝送路
    を必要としない送信情報デ−タについては、より少ない
    チャネル数にデ−タを分配して、より大きなデータ変調
    および拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器と
    前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、複数の送信デ
    −タで構成されるスロットあるいは複数のスロットで構
    成されるフレ−ムなどのパケット単位で、前記チャネル
    多重数、前記各チャネルにおけるデ−タ多値および拡散
    変調の変調多値数ならびに前記各チャネルの拡散多値変
    調信号の出力振幅を変更できることを特徴とするスペク
    トル拡散多重伝送装置。
  5. 【請求項5】 複数チャネルを多重化した拡散変調信
    号を出力する送信部を用い、リアルタイム性を要求され
    る複数の送信情報デ−タとリアルタイム性を要求されな
    い複数の送信情報デ−タを、同一ユ−ザが複数チャネル
    を用いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペ
    クトル拡散多重伝送装置であって、 前記送信部は、 前記複数の送信情報データについて、当該送信情報デ−
    タを分配し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデ
    ータ変調の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識
    別しそれらの設定を行う多値多重数設定手段と、 該多値多重数設定手段により設定されたチャネル多重数
    に従い、前記各送信情報デ−タを1または複数チャネル
    のデ−タに並列分配するデ−タ分配器と、 各チャネル毎に前記多値多重数設定手段により設定され
    たデータ変調の変調多値数でデ−タ変調を行うデ−タ多
    値変調器と、 前記多値多重数設定手段により設定された拡散変調の変
    調多値数で、拡散変調速度が同一で位相が同期し、各チ
    ャネル毎に異なる拡散符号列の拡散符号デ−タでスペク
    トル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、 各チャネル毎の拡散多値変調信号の振幅を可変する振幅
    可変器と、 各チャネルからの拡散多値変調信号の出力を多重化する
    多重化回路とを備え、 前記多値多重数設定手段は、よりリアルタイム性を要求
    される送信情報デ−タについては、より多いチャネル数
    にデ−タを分配して、より小さなデータ変調および拡散
    変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器および前記ス
    ペクトル拡散多値変調器に設定し、よりリアルタイム性
    を要求されない送信情報デ−タについては、より少ない
    チャネル数にデ−タを分配して、より大きなデータ変調
    および拡散変調の変調多値数を前記デ−タ多値変調器と
    前記スペクトル拡散多値変調器に設定し、複数の送信デ
    −タで構成されるスロットあるいは複数のスロットで構
    成されるフレ−ムなどのパケット単位で、前記チャネル
    多重数、前記各チャネルにおけるデ−タ変調および拡散
    変調の変調多値数ならびに前記各チャネルの拡散多値変
    調信号の出力振幅を設定できることを特徴とするスペク
    トル拡散多重伝送装置。
  6. 【請求項6】 複数チャネルを多重化した拡散変調信
    号を出力する送信部を用い、画像信号、デ−タ転送信号
    および音声信号のうちの少なくとも2種類のデータを含
    む複数の送信情報データを、同一ユ−ザが複数チャネル
    を用いて多重化し、同一帯域の伝送路で伝送を行うスペ
    クトル拡散多重伝送装置であって、 前記送信部は、 前記複数の送信情報デ−タについて、当該送信情報デー
    タを分配し多重するチャネル数、各チャネルにおけるデ
    ータ変調の変調多値数および拡散変調の変調多値数を識
    別しそれらの設定を行う多値多重数設定手段と、 該多値多重数設定手段により設定されたチャネル多重数
    に従い、前記各送信情報デ−タを1または複数チャネル
    のデ−タに並列分配するデ−タ分配器と、 各チャネル毎に前記多値多重数設定手段により設定され
    たデータ変調の変調多値数でデ−タ変調を行うデ−タ多
    値変調器と、 前記多値多重数設定手段により設定された拡散変調の変
    調多値数で、拡散変調速度が同一で位相が同期し、各チ
    ャネル毎に異なる拡散符号列の拡散符号デ−タでスペク
    トル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、 各チャネル毎の拡散多値変調信号の振幅を可変する振幅
    可変器と、 各チャネルからの拡散多値変調信号の出力を多重化する
    多重化回路を備え、 前記多値多重数設定手段は、前記複数の送信情報データ
    に対して、画像信号よりもデ−タ転送信号、さらに音声
    信号の順序で、より少ないチャネル数にデ−タを分配し
    て、より大きなデータ変調および拡散変調の変調多値数
    を前記デ−タ多値変調器および前記スペクトル拡散多値
    変調器に設定し、複数の送信デ−タで構成されるスロッ
    トあるいは複数のスロットで構成されるフレ−ムなどの
    パケット単位で、前記チャネル多重数、前記各チャネル
    におけるデータ変調および拡散変調の変調多値数ならび
    に前記各チャネルの拡散多値変調信号の出力振幅を変更
    できることを特徴とするスペクトル拡散多重伝送装置。
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