JPH1123310A - 電磁ログセンサ - Google Patents

電磁ログセンサ

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JPH1123310A
JPH1123310A JP18156197A JP18156197A JPH1123310A JP H1123310 A JPH1123310 A JP H1123310A JP 18156197 A JP18156197 A JP 18156197A JP 18156197 A JP18156197 A JP 18156197A JP H1123310 A JPH1123310 A JP H1123310A
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JP
Japan
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electrode
log sensor
electromagnetic log
generated
coil
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Application number
JP18156197A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Takahashi
和文 高橋
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁ログセンサの電極が水(海水)と直接接
する構造であるため、電極を含む電磁ログセンサの先端
部の外皮表面が汚損され、出力の変動が生じる。 【解決手段】 水中に磁界を発生させるコイル40と、
このコイル40に供給する励磁電流を生成する励磁回路
と、水中の磁界中に発生する起電力を検出する電極部5
0とを備えた電磁ログセンサに対し、この電極部を覆う
絶縁体を設ける。これにより、電極部が直接流体に触れ
ることがなくなり、電極部50の汚損を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶の航行速度を
測定する電磁ログセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶の航行速度計(船速計)として、電
磁ログセンサと呼ばれるものがある。図4は、従来の電
磁ログセンサの構成例を示した図であり、図4(a)は
正断面図、また図4(b)は底面図である。一般に電磁
ログセンサ1は、船底2を貫通させ、その先端部1aを
水中に突出させて使用する。この電磁ログセンサ1の先
端部には、コア3に巻かれたコイル4と、船舶の進行方
向に対して左右に一対の電極5とが配されている。この
コイル4に励磁電流ioを流すと、水中に磁界Фが発生
する。水中に磁界Фが存在する時に、船舶(図示せず)
が図4中の矢印で示す進行方向に沿って移動すると、電
極5からは起電力eoが検出される。これは、水(海
水)を導体と考えた場合、磁界中を移動する導体中に起
電力が発生することを示した、ファラデーの電磁誘導の
法則を応用したものである。こうして、磁界Фの強度が
一定である場合には電極5からは、船底2と水との相対
速度に比例した大きさの速度信号(起電力)が検出され
る。
【0003】図5は、従来の電磁ログセンサの使用例お
よび船舶への取り付け例を示した図である。図5に示す
ように、電磁ログセンサ1を使用するためにプリアンプ
6、ならびマスタユニット7が用いられる。図5に示す
例では、コイル4に供給する励磁電流ioを生成する励
磁回路8を電磁ログセンサ1の内部に有しており、先端
部1aが水中に突出するように船体9に取り付けられて
いる。
【0004】この電磁ログセンサ1が有する電極5によ
り検出された起電力eoは、ブリッジ(操舵室)等に取
り付けられたマスタユニット7によって処理され、船速
として表示される。ところで、電極5に検出された起電
力eoは、一例として200[μV/A・kt](k
t:ノット、時速1浬)ときわめて微弱である。そこ
で、電磁ログセンサ1とマスタユニット7との間に、船
体9の底部等に取付られたプリアンプ6を接続し、検出
された起電力eoを増幅して速度信号evとしてマスタ
ユニット7に供給する。なお、図5においては、プリア
ンプ6は、電磁ログセンサ1外に設けられているが、こ
れを電磁ログセンサ1の内部に有する場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の電磁ロ
グセンサ1は、先端部1aに電極5があり、この電極5
が水(海水)と直接接するため、電極5を含む先端部1
a外皮表面に付着物等による汚損が生じ、出力の変動が
生じるという問題がある。また、このような出力の変動
が生じるのを防ぐために、電極5を含む先端部1aの付
着物等を除くメンテナンス作業を定期的に行わなければ
ならなかった。さらに、電極5が水(海水)と直接接す
るため、この電極5が汚損されていなくても、流体浮遊
物との接触によりノイズが発生するという問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、 1)電極の汚損による出力の変動が生じることのなく、 2)定期的なメンテナンス作業を必要とすることのな
く、 3)流体浮遊物との接触によるノイズの発生のない、 電磁ログセンサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、水中に磁界
を発生させるコイルと、前記コイルに供給する励磁電流
を生成する励磁回路と、前記水中の磁界中に発生する起
電力を検出する電極部と、前記電極部を覆う絶縁体と、
とを備えたことを特徴とする電磁ログセンサである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の電磁ログセンサにおいて、前記電極部が、起電
力を検出する信号電極と、ノイズの影響を防止するため
に前記信号電極の周囲に配置されたガード電極と、を備
えたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
電磁ログセンサを図面を参照して説明する。図1は、本
発明の一実施形態による電磁ログセンサの正断面図であ
る。図において、符号30はコアを、符号40はコイル
を、符号50は電極部を、符号60はプリアンプを、符
号10は絶縁体を表す。この電磁ログセンサにおいて、
コア30にはコイル40が巻かれ、船舶の進行方向に対
して左右に一対の電極部50が配されている。そして、
このコイル40に励磁回路(図示せず)による励磁電流
を流すこよにとり、水中に磁界Фが発生する。このとき
に、矢印で示す方向に流体が流れると、電極部50から
は流速Vに比例した起電力が検出される。ここで、この
電磁ログセンサの先端部にある電極部50は絶縁体10
により覆われている。なお、この絶縁体10の材料とし
ては、例えばセラミックが用いられる。このように、電
極部50は絶縁体10に覆われていることから水(海
水)等の流体と直接接することがなくなり、電極部50
が付着物等により汚損されることがなくなる。
【0010】図2は、図1の一点鎖線Aで示す一対の電
極部50の一方を詳細に示した図である。図より電極部
50は、起電力を検出する信号電極51と、信号電極5
1へのノイズの影響を防止するためのガード電極52に
より構成されている。ガード電極52は信号電極51の
周辺に同心円状に設けられている。また、信号電極51
は、絶縁体10に埋め込まれ、ガード電極52は絶縁体
10の表面に設けられている。なお、「ノイズ」とは、
外来ノイズ、リーク電流、浮遊容量等を示す。ところ
で、電極部50は直接流体に接しないことから、起電力
は流体と電極部50の電極面との間の静電容量を介して
信号電極51により検出されることになる。
【0011】図3は、本実施の形態の電磁ログセンサの
原理ブロック図である。図において、符号80は励磁回
路であり、この励磁回路80によりコイル40に供給す
る励磁電流が生成される。ここで、起電力は流体と電極
面の間の静電容量を介して検出されるため、励磁回路8
0は、コイル40を数十ヘルツという単位で励磁する励
磁電流を生成・供給する必要がある。また図より、ガー
ド電極52はアースに接続されている。これにより、信
号電極51周辺の電位変化をなくすることができ、信号
電極51のノイズの影響を防止している。また、信号電
極51により検出される起電力は微弱であるため、信号
がプリアンプ60に入力され増幅される。
【0012】なお、上記実施形態における電磁ログセン
サは、航行速度計としての利応用以外に、湖、ダム等に
おける微流速速度計、地熱、原子力等の高温流体速度
計、科学プラント等の特殊流体速度計などへの応用も可
能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電磁
ログセンサによれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明は、電極部を覆う絶縁体を備えた
ことにより、電極部が水(海水)と直接接することがな
くなる。よって、電極部が付着物等により汚損されるこ
とがなくなり、電極部の汚損による出力の変動が生じる
ことがなくなる。また、電極部が汚損されることがない
ので、定期的なメンテナンス作業が必要でなくなり、メ
ンテナンスフリーの電磁ログセンサを供給できるように
なる。さらに、電極部が絶縁体で覆われているので流体
浮遊物との接触によるノイズの発生がなくなる。
【0014】請求項2に記載の発明は、電極部が、起電
力を検出する信号電極と、記信号電極の周囲にノイズの
影響を防止するためのガード電極とにより構成されてい
る。これにより、信号電極に対し、外来ノイズ、リーク
電流、浮遊容量等によるノイズの影響を防止でき、より
精度の高い電磁ログセンサを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による電磁ログセンサの
正断面図である。
【図2】 図1の電磁ログセンサの電極部を詳細に示し
た図である。
【図3】 電磁ログセンサの原理ブロック図である。
【図4】 電磁ログセンサの一従来例の正断面図および
底面図である。
【図5】 電磁ログセンサの使用例および取り付け例を
示した図である。
【符号の説明】
10 絶縁体 30 コア 40 コイル 50 電極部 60 プリアンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に磁界を発生させるコイルと、 前記コイルに供給する励磁電流を生成する励磁回路と、 前記水中の磁界中に発生する起電力を検出する電極部
    と、 前記電極部を覆う絶縁体と、とを備えたことを特徴とす
    る電磁ログセンサ。
  2. 【請求項2】 前記電極部は、 起電力を検出する信号電極と、 ノイズの影響を防止するために前記信号電極の周囲に配
    置されたガード電極と、を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の電磁ログセンサ。
JP18156197A 1997-07-07 1997-07-07 電磁ログセンサ Pending JPH1123310A (ja)

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JP18156197A JPH1123310A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 電磁ログセンサ

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JP18156197A JPH1123310A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 電磁ログセンサ

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Publication Number Publication Date
JPH1123310A true JPH1123310A (ja) 1999-01-29

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ID=16102957

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JP18156197A Pending JPH1123310A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 電磁ログセンサ

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Effective date: 20030819