JPH11231916A - 工作機械の数値制御装置 - Google Patents

工作機械の数値制御装置

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JPH11231916A
JPH11231916A JP5021098A JP5021098A JPH11231916A JP H11231916 A JPH11231916 A JP H11231916A JP 5021098 A JP5021098 A JP 5021098A JP 5021098 A JP5021098 A JP 5021098A JP H11231916 A JPH11231916 A JP H11231916A
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Yoshinari Ota
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】工作機械の補助機能に関するデータをユーザサ
イドで編集することができるようにし、また、ユーザサ
イドが補助機能に関するデータを編集する際に、工作機
械の基本機能を損なうことのないようにした数値制御装
置を提供する。 【解決手段】数値制御部41,基本機能制御部21及び
補助機能制御部50をそれぞれ別個に並設し、且つ数値
制御部41,基本機能制御部21及び補助機能制御部5
0並びに入出力部7を相互に接続する。入力された入出
力要求信号を確認し、入出力要求信号に対応したデータ
のみについて入出力可能とする要求信号確認手段42を
設ける。メーカサイドの入出力要求信号が入力された場
合には数値制御装置40内で扱う全てのデータについて
入出力可能となるように制御され、ユーザサイドの入出
力要求信号が入力された場合には、補助機能制御部50
におけるデータのみについて入出力可能となるように制
御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械の数値制御
装置に関し、特に、工作機械の補助機能に関する制御プ
ログラムデータやパラメータデータ等のデータをユーザ
サイドにおいて入出力可能にした数値制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の数値制御装置の一例を図3に示
す、尚、図3は当該数値制御装置の概略構成を示したブ
ロック図である。
【0003】同図に示すように、この数値制御装置1
は、工作機械の送り駆動系等、数値制御の対象となる駆
動(機能)部分を制御する数値制御部2と、オペレータ
の安全或いは機械保護等のための各種インターロックに
関する制御や主軸,マガジン,自動工具交換装置(AT
C),自動パレット交換装置(APC),刃物台の制御
等、工作機械の基本的な機能部分の制御、並びに、被加
工物(以下、「ワーク」という)や加工工程に応じて工
作機械に装備される治具,切削油供給装置,切粉処理装
置,ワークの供給排出装置等、工作機械の補助的な機能
部分の制御を行うPMCシステム部10と、加工プログ
ラム等のデータを入出力する入出力手段7と、前記数値
制御部2,PMCシステム部10及び入出力手段7をそ
れぞれ相互に接続せしめるバスシステム8とからなる。
尚、前記入出力手段7は、CRT,MDI及び外部入出
力機器などからなるものであり、入出力インターフェー
ス9を介して前記バスシステム8に接続している。而し
て、前記数値制御部2及びPMCシステム部10に格納
されたデータがCRTに表示され、MDIにより数値制
御部2及びPMCシステム部10に格納されたデータを
変更することができ、また、外部入出力機器から数値制
御部2及びPMCシステム部10に所定のデータを一括
して入力でき、逆に数値制御部2及びPMCシステム部
10に格納されたデータを外部入出力機器に一括して出
力できるようになっている。
【0004】また、前記数値制御部2は、加工プログラ
ムを格納する加工プログラムメモリ部6と、マシンセッ
トアップデータ,システムパラメータ等のデータを格納
するデータメモリ部5と、加工プログラムに従って処理
を実行し、サーボデータ等を算出するCPU4と、前記
加工プログラムメモリ部6及びデータメモリ部5へのデ
ータの入出力、並びに前記CPU4における処理をコン
トロールするNCシステムコントロール部3とからな
る。そして、前記バスシステム8及び入出力インターフ
ェース9を介して数値制御部2からの制御信号が工作機
械19に出力され、逆に工作機械19からの信号が同じ
く前記バスシステム8及び入出力インターフェース9を
介して数値制御部2に入力される。
【0005】また、前記PMCシステム部10は、シー
ケンスプログラムが格納されたプログラムメモリ部12
と、工具本数,切削油供給時間等のデータが格納された
データメモリ部13と、シーケンスプログラムに従って
処理を実行するCPU14と、前記プログラムメモリ部
12及びデータメモリ部13へのデータの入出力、並び
に前記CPU14における処理をコントロールするシス
テムコントロール部11と、これらプログラムメモリ部
12,データメモリ部13及びCPU14をそれぞれ相
互に接続せしめるバスシステム16と、入出力インター
フェース15とからなり、この入出力インターフェース
15を介してPMCシステム部10からの制御信号が工
作機械19に出力され、逆に工作機械19からの信号が
PMCシステム部10に入力される。
【0006】斯くして、この数値制御装置1によれば、
前記数値制御部2とPMCシステム部10とがバスシス
テム8を介して相互に信号のやりとりを行いながら、そ
れぞれ処理を実行し、工作機械19の数値制御対象機能
部,基本機能部及び補助機能部の作動がそれぞれ制御さ
れる。
【0007】この他に、図4に示した数値制御装置も従
来存在する。同図に示すように、この数値制御装置20
は、主制御装置20aと副制御装置20bとから構成さ
れるもので、上述したPMCシステム部10を基本機能
制御に係る基本機能システム部21と補助機能に係る補
助機能システム部31とに分割し、且つシステムコント
ロール部22,プログラムメモリ部23,データメモリ
部24,CPU25,バスシステム27及び入出力イン
ターフェース26からなる基本機能システム部21を前
記主制御装置20a内に設け、システムコントロール部
32,プログラムメモリ部33,データメモリ部34,
CPU35,バスシステム37及び入出力インターフェ
ース36からなる補助機能システム部31を前記副制御
装置20b内に設けた点が、上述の数値制御装置1と異
なり、他の構成、即ち、数値制御部2,入出力手段7,
バスシステム8及び入出力インターフェース9について
は上述の数値制御装置1と同様である。従って、同じ構
成部分については、図4において同じ符号を付してい
る。
【0008】尚、前記基本機能システム部21と補助機
能システム部31とは、入出力インターフェース26,
36を介して相互に接続している。また、入出力インタ
ーフェース26を介して基本機能システム部21からの
制御信号が工作機械19に出力され、同インターフェー
ス26を介して逆に工作機械19からの信号が基本機能
システム部21に入力されるようになっている。また、
入出力インターフェース36を介して補助機能システム
部31からの制御信号が工作機械19に出力され、同イ
ンターフェース36を介して逆に工作機械19からの信
号が補助機能システム部31に入力されるようになって
いる。
【0009】また、副制御装置20bには前記入出力手
段7とは別の入出力手段38が接続している。この入出
力手段38も前記入出力手段7と同様に、CRT,MD
I及び外部入出力機器などからなり、入出力インターフ
ェース9を介して補助機能システム部31に格納された
データがCRTに表示され、MDIにより補助機能シス
テム部31に格納されたデータを変更することができ、
また、外部入出力機器から補助機能システム部31に所
定のデータを一括して入力でき、逆に補助機能システム
部31に格納されたデータを外部入出力機器に一括して
出力できるようになっている。
【0010】斯くして、この数値制御装置20によって
も前記数値制御装置1におけると同様に、数値制御部2
と基本機能システム部21とが相互に信号のやりとりを
行いながら、また、基本機能システム部21と補助機能
システム部31とが相互に信号のやりとりを行いなが
ら、それぞれ処理を実行し、工作機械19の数値制御対
象機能部,基本機能部及び補助機能部の作動がそれぞれ
制御される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の数値
制御装置1において、ワークの供給排出装置を追加,変
更した場合等には、前記PMCシステム部10のプログ
ラムメモリ部12に格納したデータ(所謂、シーケンス
プログラムやパラメータデータ)及びデータメモリ部1
3に格納したデータを修正する必要を生じる。
【0012】この場合、上述したインターロックに関係
するデータや機械保護に関係するデータ等、工作機械の
基本的な機能に関するデータをもユーザが自由に修正す
ることができるとすると、その機能を有効に確保するこ
とができなくなるおそれがあるため、従来は、ユーザサ
イドにおいて当然しなければならない加工プログラム及
びデータメモリ部5に格納されたこれに関連する一部の
データの入出力についてのみユーザサイドに解放し、そ
の他のデータの入出力はメーカサイドにおいてのみ可能
となるような手段を講じていた。具体的には、入出力要
求信号(例えば、パスワード)をユーザサイドとメーカ
サイドとで区別して設定し、入出力手段7から入力され
た入出力要求信号を前記NCコントロール部3において
確認し、入出力要求信号がユーザサイドのものであれば
前記加工プログラムメモリ部6に格納されたデータ及び
データメモリ部5に格納された一部のデータについての
み入出力可能となるように、一方、入出力要求信号がメ
ーカサイドのものであれば数値制御装置1内の全てのデ
ータを入出力可能となるように、当該NCコントロール
部3により制御していた。換言すれば、従来は、数値制
御装置1内に格納されたデータの内、ユーザサイドに解
放したデータ以外のデータを修正する場合には、メーカ
サイドにおいて行うようにしていた。尚、上記「入出
力」はデータの変更を含む概念であり、以下、「入出
力」というときは、データの入出力及びデータの変更の
双方を含むものとしてこれを使用している。
【0013】ところが、修正が必要となるデータの中に
は、必ずしもメーカサイドで修正する必要のない、工作
機械の補助的な機能に関するものもあり、これらを含め
て全てのデータの修正をメーカサイドにおいて行うもの
とすると、タイムリーな修正を行うことができず、ま
た、そのコストが高いものとなるという問題があった。
特に、上述した数値制御装置1におけるように、工作機
械の基本機能と補助機能とを1つのシーケンスプログラ
ムにより制御するようにすると、当該シーケンスプログ
ラムを修正するに当たり、膨大な制御図面を修正する必
要があり、その修正作業に膨大な時間を要する。また、
メーカサイドとユーザサイドとでその修正可能なデータ
を明確に区分けすることができないため、ユーザサイド
に解放可能な前記補助機能に関するデータであってもこ
れをユーザサイドに解放できないという問題もあった。
【0014】一方、図4に示した数値制御装置20にお
いては、前記補助機能に関する制御を行う補助機能シス
テム部31を、前記基本機能に関する制御を行う基本機
能システム部21とは別個に設けるとともに、専用の入
出力手段38により前記システム部31内のデータを修
正可能に設けているので、補助機能に関するデータの修
正をユーザサイドで行うことができるが、専用の入出力
手段38が必要となることから設備的にコストが高くな
るという問題がある。
【0015】また、例え、補助機能に関するデータの修
正であっても、これをユーザサイドにおいて全くの自由
とすると、例えば、自動運転起動信号等の基本機能に属
する信号を補助機能システム部31において取り扱うこ
とが可能となり、この場合に、入力された自動運転起動
信号が基本機能システム部21において無条件で有効に
なると、所定の起動可能条件が整うまで自動運転を起動
させないように制御していた基本機能システム部21の
制御が全く機能しなくなって極めて不都合な事態とな
る。従って、補助機能に関するデータについての編集で
あっても、ユーザサイドの取り扱えるデータに一定の制
限を設けるのが望ましい。
【0016】本発明は以上の実情に鑑みなされたもので
あって、低コストで補助機能に関するデータをユーザサ
イドで編集することができるようにし、また、ユーザサ
イドが補助機能に関するデータを編集する際に、工作機
械の基本機能を損なうことのないようにした数値制御装
置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するための本発明の請求項1に係る発明は、工作機
械における数値制御の対象となる機能部分を制御する数
値制御部と、基本的な機能部分を制御する基本機能制御
部と、補助的な機能部分を制御する補助機能制御部と、
加工プログラム等のデータを入出力する入出力部とを備
えた数値制御装置において、前記数値制御部,基本機能
制御部及び補助機能制御部をそれぞれ別個に並設し、且
つ該数値制御部,基本機能制御部及び補助機能制御部並
びに前記入出力部をバスシステムを介してそれぞれ相互
に接続するとともに、前記入出力部から入力された入出
力要求信号を確認し、該入出力要求信号に対応したデー
タのみについて入出力可能とする要求信号確認手段を、
前記バスシステムに接続して構成したことを特徴とする
ものである。尚、この発明において、前記数値制御の対
象となる機能部分とは、例えば工作機械の送り駆動系等
をいい、前記基本的な機能部分とは、オペレータの安全
或いは機械保護等のための各種インターロックに関する
部分や主軸,マガジン,自動工具交換装置(ATC),
自動パレット交換装置(APC),刃物台等の工作機械
の基本的な機能部分をいい、前記補助的な機能部分と
は、ワークや加工工程に応じて工作機械に装備される治
具,切削油供給装置,切粉処理装置,ワークの供給排出
装置等の工作機械の補助的な機能部分をいう。
【0018】この発明によれば、加工プログラム,パラ
メータデータ及びシーケンスプログラム等の諸データを
入出力部から数値制御装置に入出力するに際し、当該デ
ータの入出力が前記要求信号確認手段により制御され
る。即ち、要求信号確認手段は、前記入出力部から入力
された入出力要求信号を確認し、該入出力要求信号に対
応したデータについてのみ入出力が可能となるように制
御する。
【0019】従って、例えば、メーカサイドとユーザサ
イドとで入出力要求信号を異なったものに設定し、メー
カサイドの入出力要求信号が入力された場合には数値制
御装置内で扱う全てのデータについて入出力可能となる
ように制御する一方、ユーザサイドの入出力要求信号が
入力された場合には、数値制御装置内の特定のデータに
ついて入出力可能となるように制御することができる。
そしてこの場合に、本発明においては前記基本機能制御
部と補助機能制御部とを別個に設けるとともに、これら
をバスシステムを介して入出力部と接続しているので、
ユーザサイドに基本機能制御部に係わるデータの入出力
を認めないで、補助機能制御部に係わるデータのみにつ
いて入出力可能となるようにすることができる。
【0020】斯くして本発明によれば、工作機械の基本
的な機能に係わるデータの入出力についてはユーザサイ
ドに禁止する一方、工作機械の補助的な機能に係わるデ
ータの入出力についてはユーザサイドにおいてこれを独
自に行うことができるようにすることができるので、工
作機械の基本的な機能を損なうことなく補助機能の追加
や修正をユーザサイドで行うことができ、この追加,修
正をタイムリーにしかも短期間に、また、低コストで行
うことができる。
【0021】また、基本機能制御部と補助機能制御部と
を別個に設けているので、それぞれに対応した制御図面
を明確に区分けすることができ、その管理を容易に行う
ことができる。また、これらを修正する場合には、基本
機能制御部と補助機能制御部とをそれぞれ個別に修正す
れば足り、これらを併合して設けていた従来に比べてそ
の修正量が少なく、修正時間も短くて足りるため、修正
に要する費用を従来に比べて安価なものとすることがで
きる。
【0022】また、別個に設けた基本機能制御部と補助
機能制御部とを一つのバスシステムを介して前記要求信
号確認手段及び入出力部に接続しているので、基本機能
制御部及び補助機能制御部に対するデータの入出力を一
つの入出力部により行うことができ、補助機能制御部に
対する専用の入出力部は特に必要なく、設備面で低コス
ト化を図ることができる。
【0023】本発明の請求項2に係る発明は、上記請求
項1に係る発明において、前記入出力部から入力される
データに取扱不可データが存在するか否かを確認し、取
扱不可データが存在する場合には入力を禁止する入力デ
ータ確認手段を、前記バスシステムに接続せしめたこと
を特徴とするものである。
【0024】上述したように、例え、補助機能に関する
データの修正であっても、これをユーザサイドにおいて
全くの自由とすると、例えば、自動運転起動信号等の基
本機能に属する信号を補助機能制御部において取り扱う
ことが可能となり、この場合に、入力された自動運転起
動信号が基本機能制御部において無条件で有効になる
と、所定の起動可能条件が整うまで自動運転を起動させ
ないように制御していた基本機能制御部の制御が全く機
能しなくなって極めて不都合な事態となる。
【0025】本発明によれば、入力データ確認手段によ
り入出力部から入力されるデータに取扱不可データが存
在するか否かを確認し、取扱不可データが存在する場合
には入力を禁止するようにしているので、上述した自動
運転起動信号のような工作機械の基本機能を阻害するよ
うな信号が、本来の制御部以外の部分で取り扱われるの
を有効に防止することができ、補助機能制御部における
データの入出力をユーザサイドに解放することに伴って
工作機械の基本的機能が阻害されるのを有効に防止する
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。
【0027】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態について図1に基づき説明する。図1は本実施
形態に係る数値制御装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0028】図1に示すように、この実施形態に係る数
値制御装置40は上述の図3に示した数値制御装置1及
び図4に示した数値制御装置20を改良したものであ
り、数値制御部41と、基本機能システム部21と、補
助機能システム部50と、入出力手段7と、前記数値制
御部2,基本機能システム部21,補助機能システム部
50及び入出力手段7をそれぞれ相互に接続せしめるバ
スシステム8と、前記入出力手段7とバスシステム8と
の間に設けた入出力インターフェース9とからなるもの
である。
【0029】尚、前記入出力手段7,バスシステム8及
び入出力インターフェース9は上述の数値制御装置1及
び数値制御装置20におけるものと同じ構成であり、ま
た、基本機能制御部21は上述の数値制御装置20にお
けるものと同じ構成であるので、同一の符号を付してそ
の詳しい説明を省略する。
【0030】また、数値制御部41はNCシステムコン
トロール部42,CPU4,データメモリ部5及び加工
プログラムメモリ部6とからなるが、CPU4,データ
メモリ部5及び加工プログラムメモリ部6については上
述の数値制御装置1及び数値制御装置20におけるもの
と同じ構成であり、従ってこれについても同一の符号を
付してその詳しい説明を省略する。
【0031】また、補助機能システム部50はシステム
コントロール部51,プログラムメモリ部33,データ
メモリ部34,CPU35,バスシステム37及び入出
力インターフェース36からなるが、プログラムメモリ
部33,データメモリ部34,CPU35,バスシステ
ム37及び入出力インターフェース36は上述の数値制
御装置20の補助機能システム部31におけるものと同
じ構成である。従ってこれらの構成についても同一の符
号を付してその詳しい説明を省略する。
【0032】上述したように、前記数値制御部41は、
従来の数値制御部2におけるNCシステムコントロール
部3に代えて、これと機能の異なるNCシステムコント
ロール部42を備えたものであり、このNCコントロー
ル部42は、前記入出力手段7から入力された入出力要
求信号が、予め設定されたユーザサイドのものであれば
前記加工プログラムメモリ部6及び補助機能システム部
50に関係するデータについてのみ入出力可能となるよ
うに、メーカサイドのものであれば数値制御部41,基
本機能システム部21及び補助機能システム部50に関
係する全てのデータについて入出力可能となるように当
該データの入出力を制御するようになっている。
【0033】また、前記補助機能システム部50は、入
力データ確認手段51aを有するシステムコントロール
部51を備えたものとして構成されており、入力データ
確認手段51aは、前記入出力手段7から入力されるデ
ータに取扱不可データが存在するか否かを確認し、取扱
不可データが存在する場合には入力を禁止するように処
理を行う。而して、システムコントロール部51は、上
述の補助機能システム部31におけるシステムコントロ
ール部32の機能に、前記入力データ確認手段51aに
係る機能が加えられた機能を備えたものとなっている。
具体的には、入力データ確認手段51aは、入力された
データ内に、自動運転起動信号のような工作機械の基本
的機能に属するデータ等、本来基本機能システム部21
や数値制御部41で扱われるべきデータが含まれるかど
うかを確認し、当該データが含まれる場合には入力を中
止し、入出力手段7にアラームを出力する。
【0034】斯くしてこの数値制御装置40によれば、
加工プログラム,パラメータデータ及びシーケンスプロ
グラム等の諸データを入出力手段7から当該数値制御装
置40に入出力するに際し、当該データの入出力が前記
NCシステムコントロール部42によって制御される。
具体的には、前記入出力手段7から入力された入出力要
求信号がユーザサイドのものであれば、前記加工プログ
ラムメモリ部6及び補助機能システム部50に関係する
データについて入出力可能となるように、入出力要求信
号がメーカサイドのものであれば数値制御部41,基本
機能システム部21及び補助機能システム部50に関係
する全てのデータについて入出力可能となるように、前
記NCシステムコントロール部42によって当該データ
の入出力が制御される。
【0035】このように、この数値制御装置40によれ
ば、基本機能システム部21と補助機能システム部50
とを別個に設け、これらをバスシステム8を介して入出
力手段7と接続するとともに、NCシステムコントロー
ル部42により入出力要求信号に対応したデータのみ入
出力可能となるように制御しているので、基本機能シス
テム部21に係わるデータを除いた、補助機能システム
部50に係わるデータのみについてその入出力をユーザ
サイドに解放することができる。これにより、補助機能
の追加や修正を、工作機械の基本的な機能を損なうこと
なくユーザサイドで自由に行うことができ、タイムリー
にしかも短期間に、また、低コストで行うことができ
る。
【0036】また、基本機能システム部21と補助機能
システム部50とを別個に設けていることから、それぞ
れに対応した制御図面を明確に区分けすることができ、
その管理が容易となるとともに、これらを修正する場合
には、基本機能システム部21と補助機能システム部5
0とについてそれぞれ個別に修正すれば足り、これらを
併合して設けていた従来に比べてその修正量が少なく、
修正時間も短くて足りるため、修正に要する費用を従来
に比べて安価なものとすることができる。
【0037】また、上述したように、例え、補助機能に
関するデータの修正であっても、これをユーザサイドに
おいて全くの自由とすると、例えば、補助機能システム
部50において自動運転起動信号等の基本機能に属する
信号を取り扱うことが可能となり、この場合に、入力さ
れた自動運転起動信号が基本機能システム部21におい
て無条件で有効になると、所定の起動可能条件が整うま
で自動運転を起動させないように制御していた基本機能
システム部21の制御が全く機能しなくなって極めて不
都合な事態となる。
【0038】この数値制御装置40によれば、補助機能
システム部50へのデータの入力に際して、入力データ
確認手段51aにより、入出力手段7から入力されるデ
ータに当該補助機能システム部50で取り扱うことので
きないデータが含まれているか否かを確認し、取扱不可
データが存在する場合には入力を中止するようにしてい
るので、上述した自動運転起動信号のような工作機械の
基本機能を阻害するような信号を、補助機能システム部
50で取り扱われるのを有効に防止することができ、補
助機能システム部50におけるデータの入出力をユーザ
サイドに解放することに伴って工作機械の基本的機能が
阻害されるのを有効に防止することができる。
【0039】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図2に基づき説明する。図2は本実施
形態に係る数値制御装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0040】図2に示すように、この実施形態に係る数
値制御装置55は上述の図1に示した数値制御装置40
を改良し、図4に示した数値制御装置20におけると同
様に、補助機能システム部56を副制御装置20b内に
設けて構成したものである。従って、上述の数値制御装
置40及び数値制御装置20と同じ構成について同一の
符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0041】図2に示すように、この数値制御装置55
は、前記バスシステム8に接続した入出力インターフェ
ース47を主制御装置20a内に設ける一方、バスシス
テム37に接続した入出力インターフェース57を補助
機能システム部56内に設けるとともに、前記入出力イ
ンターフェース47と入出力インターフェース57とを
接続したものとして構成され、前記NCシステムコント
ロール部42による制御の下、入出力インターフェース
9,バスシステム8,入出力インターフェース47及び
入出力インターフェース57を介して入出力手段7から
補助機能システム部56にデータが入力され、逆に補助
機能システム部56から入出力手段7にデータが出力さ
れるようになっている。
【0042】斯くして、この数値制御装置55によれ
ば、別々の装置として設けた数値制御部41及び基本機
能システム部21と補助機システム部56とを一つのバ
スシステム8を介して前記入出力手段7に接続せしめて
いるので、数値制御部41及び基本機能システム部21
と補助機システム部56に対するデータの入出力を一つ
の入出力手段7により行うことができ、別装置として設
けた補助機システム部56についても専用的な入出力装
置が特に必要なく、設備的に低コストにすることができ
る。
【0043】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の具体的な態様がこれに限られるものでない
ことは言うまでもない。特に、付言するならば、補助機
能の機能毎に副制御装置20bを複数台設けたものとし
ても良い。また、前記入力データ確認手段51aを前記
NCシステムコントロール部42又はシステムコントロ
ール部22に設けたものとして構成しても良い。このよ
うにすれば、補助機能システム部56を新しいシステム
に置き換える場合に、その都度専用の入力データ確認手
段51aを設定し直す必要がなく、また、複数台の副制
御装置20bを設けた場合に、入力データを一元管理す
ることができるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る数値制御装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る数値制御装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図3】従来の数値制御装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図4】従来の他の数値制御装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,20,40,55 数値制御装置 2,41 数値制御部 3,42 NCシステムコントロール部 4,14,25,35 CPU 5,12,13,24,34 データメモリ部 6 加工プログラムメモリ部 7,38 入出力手段 8,16,27,37 バスシステム 9,15,26,36,47,57 入出力インターフ
ェース 10 PMCシステム部 11,22,32,51 システムコントロール部 19 工作機械 20a 主制御装置 20b 副制御装置 21 基本機能システム部 31,50,56 補助機能システム部 51a 入力データ確認手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械における数値制御の対象となる
    機能部分を制御する数値制御部と、基本的な機能部分を
    制御する基本機能制御部と、補助的な機能部分を制御す
    る補助機能制御部と、加工プログラム等のデータを入出
    力する入出力部とを備えた数値制御装置において、 前記数値制御部,基本機能制御部及び補助機能制御部を
    それぞれ別個に並設し、且つ該数値制御部,基本機能制
    御部及び補助機能制御部並びに前記入出力部をバスシス
    テムを介してそれぞれ相互に接続するとともに、 前記入出力部から入力された入出力要求信号を確認し、
    該入出力要求信号に対応したデータのみについて入出力
    可能とする要求信号確認手段を、前記バスシステムに接
    続して構成したことを特徴とする工作機械の数値制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記入出力部から入力されるデータに取
    扱不可データが存在するか否かを確認し、取扱不可デー
    タが存在する場合には入力を禁止する入力データ確認手
    段を、前記バスシステムに接続せしめたことを特徴とす
    る請求項1記載の工作機械の数値制御装置。
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